JP2000112144A - 画像化要素の処理方法及び装置 - Google Patents

画像化要素の処理方法及び装置

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JP2000112144A
JP2000112144A JP11278913A JP27891399A JP2000112144A JP 2000112144 A JP2000112144 A JP 2000112144A JP 11278913 A JP11278913 A JP 11278913A JP 27891399 A JP27891399 A JP 27891399A JP 2000112144 A JP2000112144 A JP 2000112144A
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bar
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tank
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JP11278913A
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Simon John Blanchard
サイモン・ジヨン・ブランチヤード
Malcom Bryan Gwilt
マルコム・ブライアン・グウイルト
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Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 局部的現像剤消耗と関連した困難をなくし、
ばらつきのない高い画像品質が画像化要素の全区域を横
切って維持される、画像化DTR要素を現像段階で効率
的に処理する手段を提供する。 【解決手段】 支持体と、受像層と、ハロゲン化銀乳剤
層を含んで成る画像化要素を処理するための装置であっ
て、処理液を保持するためのタンクと、該画像化要素を
該タンクを通して推進させるための駆動手段と、該タン
クを通る該画像化要素の路を方向づけるための案内手段
と、該タンク内の該処理液の循環を促進するための現像
剤循環手段を具備し、該循環手段は、該画像化要素の表
面に実質的に新しい処理液を与えるため及び該画像化要
素の表面に存在する消耗した処理液を分散させるための
流れ制御手段を含むことを特徴とする装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像化要素(im
aged elements)を処理するための方法及
び装置に関するものであり、特に、本発明は、平版印刷
版を製造するためにPS版前駆体(presensit
ized plate precursors)の処理
に関する。更に詳しくは、本発明は、ハロゲン化銀乳剤
を含む感光性層がコーティングされている基材(sub
strate)を含んで成るPS版前駆体の処理方法で
あって、処理中に起こり得る局部的現像剤消耗(loc
alized developper exhaust
ion)をなくすることにより改良された画像品質と印
刷性能(press performance)を達成
することができる方法に関する。本発明は、該方法を実
行するための装置も提供する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀は多数の方法で画像形成用
途に使用される。特に好適なコーティングは銀錯体拡散
転写法又はDTR法に基づくコーティングを包含する。
その原理は米国特許第2352014号及び刊行物“P
hotographic Silver Halide
Diffusion Processes” byA
ndre Rott and Edith Weyd
e,The FocalPress, London
and New York,1972に十分に記載され
ている。
【0003】DTR法では、情報様式で露光された(i
nformation−wiseexposured)
ハロゲン化銀乳剤層の未露光ハロゲン化銀は、いわゆる
ハロゲン化銀溶媒による処理によって可溶性銀錯体化合
物に転換され、該可溶性銀錯体化合物は受像要素に拡散
し、そこで一般に物理的現像核の存在下に現像剤により
還元されて、写真材料の露光区域において得られた黒色
銀像に対して反転した像濃度値(reversed i
mage density values)を有する金
属銀像(“DTR像”)を形成する。このようにして生
成されたDTR像支持材料は、DTRハロゲン化銀区域
が水受容性、撥インキ性バックグラウンド上の撥水性、
インキ受容性画像区域を形成する平版印刷版として使用
することができる。
【0004】2つの異なるタイプのDTRシステムが利
用可能である。ツーシートDTRシステムは、写真用ハ
ロゲン化銀乳剤材料と、一般に物理的現像核層を含む別
の受像第2要素を含み、該受像要素において画像を形成
した後、該2つの要素を、アルカリ性処理液の存在下に
1種以上の現像剤及び1種以上のハロゲン化銀溶媒の存
在下に接触させ、次いで引きはがして第2要素において
金属銀層を得る。シングルシートDTRシステムは、一
般に物理的現像核層を含む受像層と一体的な且つ水透過
性関係にあるハロゲン化銀乳剤層を含む単一要素を含ん
で成る。露光に続いて、要素を、アルカリ性処理液の存
在下に1種以上の現像剤及び1種以上のハロゲン化銀溶
媒で処理して、受像層において金属銀層を得る。本発明
は後者のタイプのDTRシステムに関する。
【0005】シングルシートDTRシステムはそれ自体
2つの選択されるべき態様で与えられる。米国特許第4
722535号及び英国特許第1241661号は、支
持体の表面にハロゲン化銀乳剤層を設け、その上に物理
的現像核を含む受像層を設けたシステムであって、情報
様式の露光及びその後の現像に続いて、画像化要素を使
用済み乳剤層を除去することなく印刷版として使用する
ことができるシステムを記載している。これに替わるも
のとして、DTRシステムは、支持体と、該支持体の表
面に物理的現像核を含む受像層と、その上に設けたハロ
ゲン化銀乳剤層を具備することができ、情報様式の露光
及びその後の現像に続いて、画像化要素を水で洗浄して
使用済みの乳剤層を除去して、その後印刷版として使用
することができる銀像を担持する支持体を残す。後者の
タイプのシステムから製造した平版印刷版はヨーロッパ
特許第131462号、第278766号及び第410
500号に記載されている。
【0006】本発明は、画像化要素、特に、物理的現像
核を含む受像層が直接支持体と接触している後者のタイ
プのシングルシートDTRシステムに基づいた印刷版前
駆体(printing plate precurs
or)を処理する手段に関する。印刷用途のためには、
このようなシステムの支持体は、典型的には、その平版
特性(lithographic character
istics)を改良するために、一つの表面で粒状の
(grained)且つ陽極酸化された(anodiz
ed)アルミニウムを含んで成る。このタイプのシステ
ムは印刷用途に特に適しているが、システムの処理方法
が得られた印刷版のその後の性能にとって臨界的である
(critical)ことが見いだされる。
【0007】処理段階中、活性放射(actinic
radiation)に露光された画像化要素の区域は
化学的現像として知られたプロセスを受ける。該プロセ
スは、露光されたハロゲン化銀粒子が現像剤溶液に溶解
した還元剤の作用によりフィラメント状金属銀(fil
amentary metallic silver)
に転換されることを含む。典型的には、還元剤(現像剤
とも呼ばれる)は、水性アルカリ性溶液中に与えられる
ヒドロキノンを含んで成る。還元プロセスは下記式によ
り略式に表すことができる。
【0008】 2AgX+H2Q+2OH-=2Ag+Q+2X-+2H2O [1] 式中、H2Qはヒドロキノンであり、Xは塩化物、臭化
物又はヨウ化物又はその組み合わせである。
【0009】対照的に、未露光区域においては、ハロゲ
ン化銀結晶はハロゲン化銀溶媒により錯化される。ハロ
ゲン化銀溶媒は典型的にはチオ硫酸ナトリウムのような
単純無機塩である。得られる錯体は次いで核生成表面
(nucleation surface)に拡散す
る。該核生成表面は、受像層が支持体と直接接触してい
るシングルシートDTRシステムの場合には、核生成層
がコーティングされている基材表面(substrat
e surfaces)を含んで成る。該核生成層は典
型的にはコロイド状金属又は金属硫化物を含んで成る。
次いで還元剤の作用により還元が起こり、還元剤はやは
り典型的にはヒドロキノンのアルカリ性溶液の形態で供
給される。このプロセスは、一般に物理的現像と呼ば
れ、そして、その後の印刷用途のための平版インキを都
合良く受け取ることができる形態の銀を生成させる。物
理的現像プロセスは、下記式により略式に表すことがで
きる。
【0010】 AgX+2S23 2-=[Ag(S2323-+X- [2] 2[Ag(S2323-+H2Q+2OH-=2Ag+Q+4S23 2-+2H2O [3] 式中、記号は前記した意味を有する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】pH、温度及び還元剤
の濃度を含む処理の条件は、版の露光部分が現像剤と接
触する時間の2又は3秒以内に化学的現像プロセスが実
質的に完了するように選ばれるが、物理的現像プロセス
の完了に要する時間は30〜45秒の範囲にあることが
できる。かくして、現像プロセスの進行中、画像化要素
の小さな隔離された(isolated)画像区域が、
又は大きな露光区域もしくはバックグラウンド区域によ
り取り囲まれている未露光区域が、還元剤(現像剤)の
局部的な速い消耗及び小さな隔離された画像を取り囲ん
でいる区域における現像溶液のアルカリ度の低下を経験
することが可能である。このような現像剤の局部的枯渇
は2〜3秒の時間内に、従って物理的現像プロセスが効
果的に始まる前に起こるであろう。
【0012】現像溶液における活性成分の速い枯渇に加
えて、状況は、ハロゲン化物の蓄積が消耗された現像剤
中で起こり、これは物理的現像プロセス中銀の形成のモ
ードに対する潜在的に不利な効果を有するということに
より一層悪くなるであろう。この故に、消耗された現像
剤の濃度の速い局部的増加は小さな隔離された画像の形
成を害することがあり、結果として、印刷機の版の効果
的な操作に肝要な物理的現像プロセスがこのような悪化
なしに完了まで進行することを可能とするために、実質
的に消耗された又は過度に消耗された現像剤を迅速に除
去すること及びより新しい現像剤により代替することを
確実にすることが必要である。かくして、本発明は、処
理液の効果的な循環を確実にすることができ、それによ
り現像プロセスの完了を促進する画像化要素の処理装置
及び方法を提供しようとするものである。
【0013】平版印刷版前駆体(lithograph
ic printing plate precurs
ors)の処理装置は一般に慣用の版前駆体の処理用に
設計される。このような前駆体は、普通はジアゾ又はキ
ノンジアジド化学に基づいており、処理現像剤中へのコ
ーティングの可溶性の増加又は減少は活性放射にコーテ
ィングを暴露することにより達成される。従って、この
ような場合に、DTR版前駆体の処理と違って、現像剤
は現像工程中に化学反応を生じないが、単にバックグラ
ウンド非画像区域を可溶化し、それにより溶解除去する
ことにより有効である。かくして、慣用の版前駆体の自
動的な処理は、一般に露光された前駆体を現像剤のタン
クにおいて浸漬して、コーティングをバックグラウンド
区域に溶解させそしてクリーンなバックグラウンドを有
する画像化平版印刷版(imaged lithogr
aphic plate)を残すことにより極めて簡単
に達成される。必要ならば、非画像区域における望まな
いコーティングの溶解を助けるために、ごしごしこする
(scrubbing)手段を設けることができる。
【0014】故に、慣用の平版印刷版前駆体の処理に使
用される処理装置は、版前駆体の表面と直接接触してい
る現像剤の化学反応性の維持を必要とするDTR印刷版
前駆体の処理には適当ではないことは驚くには当たらな
い。制御された方式で画像様式で(image−wis
e)露光されたDTR印刷版前駆体の表面に現像剤の薄
い層を塗布することによりこれらの欠点を克服しようと
する種々の試みは一般に不成功であることが証明され
た。かくして、例えば、ヨーロッパ特許第593854
号は、DTR版前駆体が自動処理機を通って移動するに
つれてDTR版前駆体に現像剤の層が塗布される現像装
置のいくつかの態様を開示している。しかしながら、こ
のような技術は現像剤流量及び温度のようなパラメータ
ーの注意深い制御を必要とし、その結果として、一般に
商業的なプリプレス操作にルーチンに使用するのに十分
には耐久力がない。更に、この方法はこのような状況に
おいてしばしば遭遇する版寸法の頻繁な変更に適さな
い。
【0015】従って、本発明の目的は、局部的現像剤消
耗に関連した困難をなくし、それにより物理的現像プロ
セスの完了を促進しそして画像化要素の全体の区域を横
切って高い画像品質が維持されるように、画像品質のば
らつきが回避されることを確実にするように、画像化D
TR要素(imaged DTR element)を
現像段階で効率的に処理することができる手段を提供す
ることである。
【0016】更に、本発明の特定の目的は、該画像化さ
れたDTR要素が平版印刷版前駆体を含んで成る場合
に、上記の目的が達成できる方法及び装置を提供するこ
とである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に従
えば、支持体と、受像層(image receivi
ng layer)と、ハロゲン化銀乳剤層を含んで成
る画像化要素(imaged element)を処理
するための装置であって、処理液を保持するためのタン
クと、該画像化要素を該タンクを通して推進させるため
の駆動手段と、該タンクを通る該画像化要素の路を方向
づけるための案内手段と、該タンク内の該処理液の循環
を促進するための現像剤循環手段を具備し、該循環手段
は、該画像化要素の表面に実質的に新しい処理液を与え
るため及び該画像化要素の表面に存在する消耗した処理
液を分散させるための流れ制御手段(flow con
trol means)を含むことを特徴とする装置が
提供される。
【0018】好ましくは、該画像化要素は平版印刷版前
駆体を含んで成り、そして該支持体は粒状の(grai
ned)そして陽極酸化された(anodized)ア
ルミニウムを含んで成る。
【0019】流れ制御手段はスプレー又は複数のスプレ
ーを含んで成ることができる。適当な装置は、液体を材
料のシート又はウエブに塗布するために普通使用される
タイプの特定的に設計されたスプレーノズルの使用を含
むであろう。このようなノズルは典型的には隣接スプレ
ーノズルと重なる液体の広いスプレーを形成するであろ
う。しかしながら、最も好ましくは、流れ制御手段はス
ロットフィード又は複数のスロットフィード、特にスロ
ット付きフィードバー(slotted feed b
ar)を含んで成る。このようなフィードバーにおける
スロットの多くの異なる配列が可能である。例えば、ス
ロットはバーの中心線軸(centerline ax
is)に沿って配列することができ、又はスロットは矢
筈模様(herringbone pattern)が
形成されるように該中心線に対してある角度で回転させ
ることができ、その際スロット間の増加した程度の重な
りを達成することができ、これにより現像剤の塗布及び
版の上にある消耗した現像剤の撹拌を改良することがで
きる。本質的に、版のすぐ近くの現像剤の完全な且つ均
一な撹拌を与えることができるスロット又は穴のいかな
る配列も使用することができ、そして多くのこのような
可能性が当業者には利用可能であろう。しかしながら、
いずれにせよ、該流れ制御手段はタンク中の処理液の表
面より下に設けられる。
【0020】循環手段は、流れ制御手段によって、タン
ク中の液体の主本体からの処理液を、画像化要素が該液
体を通過する間画像化要素に常に新たに供給することを
確実にする。該液体は液体の該主本体から完全に再循環
させることができ、それにより処理液の使用量を最小に
保つことを可能とする。別法として、処理液は、該液体
の新たな供給から又は特定的に処方された補充器(re
plenisher)から部分的に又は完全に得ること
ができる。
【0021】流れ制御手段は処理液の表面より下に配置
されているので、処理液が該液体の主本体の表面より上
に位置している装置により塗布されるオープンデザイン
に関連する酸化効果は排除される。更に、先行技術処理
装置において該区域の処理液を乾燥してしまうことから
生じるスロット又はスプレーの閉塞に関連した困難は生
じず、そして現像液流れの制御は、正確な量の液体が画
像化要素に外部から塗布されることを必要とする多くの
先行技術の方法の場合よりも臨界性が少ない。
【0022】好ましい態様では、本発明の第1の観点の
装置の循環手段は、スロット付きの穴を含むフィードバ
ーと協力して作動するポンプによって与えられる。
【0023】典型的には、該装置に含まれるタンクは5
〜75リットルの容積を有し、比較的大きな容積の処理
液の使用を可能とする。かくして、温度及び濃度を多か
れ少なかれ一定の値に維持することが可能であり、そし
てスロット又はスプレーから画像化要素の表面に流れる
処理液は、反応性成分に関するこれらのパラメーターの
値の点から本質的に平衡状態にある。
【0024】好ましくは、画像化要素をタンクを通して
推進させる駆動手段は、好ましくは対で配置されている
被駆動ローラ(driven rollers)を含ん
で成り、該要素はローラの対を通して送られる。最も好
ましくは、駆動手段は2組の被駆動ローラを含んで成
り、第1の組はタンクへの入り口に位置していて、入れ
ローラ(input rollers)として働き、第
2の組はタンクの出口に配置されていて、出しローラ
(output rollers)として働く。
【0025】タンクを通る画像化要素の路を方向づける
適当な案内手段は案内ローラを含み、該案内ローラを通
って該要素は送られ、又は案内手段は、画像化要素がそ
の上又は下を通過することができる案内板を含む。最も
便利には、1個以上の案内ローラ及び案内板の組み合わ
せを使用して効果的に要素の路を方向づけることができ
る。
【0026】本発明の第2の観点に従えば、支持体と、
受像層と、ハロゲン化銀乳剤層を含んで成る画像化要素
を処理する方法であって、(i)該画像化要素を情報様
式で露光し、そして(ii)該露光された要素を、本発
明の第1の観点に従う装置に入れた処理液を通して処理
し、それにより該要素の有効な処理を確実にすることを
特徴とする方法が提供される。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の装置及び方法を添付図面
を参照してこれから説明するが、本発明はこれにより限
定されるものではない。
【0028】最初に図1を参照すると、処理装置は現像
剤タンク(8)を含んで成り、その入り口には入れ被駆
動ローラ(1)の対が配置され、その出口には出し被駆
動ローラ(2)の対が配置されている。タンクは2つの
案内ローラ(3A)及び(3B)並びに案内板(6)を
備えており、案内板(6)より上に、現像剤のトラフ
(4)があり、該トラフ(4)には流れ制御手段として
働くスロット付きフィードバー又はスプレーバー(5)
が配置されている。現像剤溶液の循環は循環ポンプ
(7)の作用により促進される。使用の際には、本発明
で前記したタイプの画像化要素は、露光された側の面を
上向きにして、被駆動入れローラ(1)の間に供給さ
れ、第1案内ローラ(3A)によって案内板(6)の上
にある現像剤のトラフ(4)に案内される。次いで該要
素は現像剤に浸漬されるまで第2案内ローラ(3B)の
下を通り、最後に被駆動出しローラ(2)の組を通って
タンク(8)を去る。該要素の通過中、循環ポンプ
(7)の使用により現像剤液体の効果的な循環が保た
れ、循環ポンプ(7)はタンク(8)の液体の本体から
現像剤を取り出し、そしてそれをスロット付きフィード
バー又はスプレーバー(5)にポンプ輸送し、従って現
像剤のトラフ(4)にポンプ輸送する。
【0029】説明を容易にするために、該フィードバー
(5)は装置の中心に位置しているものとし示されてい
るが、これは限定と見なすべきではなく、そして満足な
結果は、現像剤のトラフ(4)内のいかなる点にでもバ
ーを配置することにより得られ得る。しかしながら、有
利には、画像化要素の上にある局部的に消耗した現像剤
を撹拌する際の最大の有効性は、現像剤のトラフ(4)
の中心に又は該トラフの近くにフィードバー(5)を配
置することにより達成されうる。
【0030】現像剤が該循環ポンプ(7)によりポンプ
輸送される速度はシステムの寸法により主として支配さ
れる。この点において特に重要なものは、現像タンク
(8)の寸法及びスロット付きフィードバー又はスプレ
ーバー(5)の長さ、並びに該バーにおけるフィードス
ロット又はスプレー穴の寸法及び数であり、トラフ
(4)中の現像剤の深さも重要である。ポンプ速度は処
理の最大の効率を達成する流れを生じるように選ばれ、
そして典型的な値は5〜50リットル/分、最も典型的
には15〜30リットル/分である。
【0031】スロット付きフィードバー(5)の特定の
態様は図2を参照して見ることができる。図2では、ス
ロットはフィードバーの中心線軸の両側に沿って延びて
いて、約5mm偏倚しており、そして0〜5mmの範囲
にあることができる重なりの寸法を示す。例示されたフ
ィードバーは22mmの外幅及び19mmの内幅を有
し、スロットは100mmの長さ及び0.5mmの幅で
ある。しかしながら、前記したように、図2に示された
態様は、このようなフィードバーのフィードスロットの
設計、寸法又は配列を限定するものと見なされるべきで
はない。
【0032】説明を簡単にする目的で、フィードバーへ
の現像剤の供給は、バーの一端、特に右端からであるこ
とが図2には示されている。現像剤供給は、バーの反対
側端部で又は両端で又はバーの中心から又は実際にバー
の任意の他の区域から同等に導入されうることは理解さ
れるであろう。同様に、図1及び図2に示されたフィー
ドバーの正方形断面形状は、他の断面デザインのバー、
例えば長方形、円形又は長円形断面を有するバーの使用
を排除するものではない。
【0033】本発明の第2の観点の方法に使用するため
の本発明の第1の観点に従う装置に存在する処理液は、
少なくとも1種の現像剤と少なくとも1種のハロゲン化
銀溶媒を水性アルカリ性現像溶液との組み合わせで含有
して成る。場合により、処理液は現像促進剤、酸化保存
剤(例えば亜硫酸ナトリウム)、カルシウム封鎖剤、ス
ラッジ防止剤、防曇剤、濃稠化剤及び臭化物イオンを放
出する化合物のような他の成分も含有することができ
る。
【0034】本発明の方法に従って使用するための適当
な現像剤は第2現像剤と組み合わせたヒドロキノン誘導
体を含む。典型的には、ヒドロキノン化合物はヒドロキ
ノン、メチルヒドロキノン又はクロロヒドロキノンであ
ることができる。適当な第2現像剤はp−N−メチルア
ミノフェノール、及び特に1−フェニル−3−ピラゾリ
ドン及びその誘導体、例えば、4−メチル−1−フェニ
ル−3−ピラゾリドン、4,4−ジメチル−1−フェニ
ル−3−ピラゾリドン、4−ヒドロキシメチル−4−メ
チル1−フェニル−3−ピラゾリドン及び4−メチル−
1−トリル−3−ピラゾリドンを包含する。
【0035】ハロゲン化銀のための錯化剤として作用す
る好ましいハロゲン化銀溶媒は、5〜150g/l、好
ましくは10〜80g/lのレベルで処理液中に存在す
るチオ硫酸ナトリウム5水塩である。他の適当なハロゲ
ン化銀溶媒は、チオ硫酸アンモニウム、チオ硫酸カリウ
ム、種々のチオシアネート類、米国特許第520029
4号に開示されたようなポリチオエーテル類、米国特許
第554585号に開示されたようなメソイオン性化合
物、米国特許第4297430号及び第285726号
に開示されたような環状イミド類及びチオサリチレート
類を包含する。異なるハロゲン化銀溶媒の組み合わせを
処理液において使用することができ、そして更に、印刷
版前駆体の適当な層に少なくとも1種のハロゲン化銀溶
媒を含ませながら、処理液中に少なくとも1種のハロゲ
ン化銀溶媒を含ませることが可能である。
【0036】処理液は好ましくは、ハロゲン化銀溶媒と
して及び現像促進剤としての両方の働きをするアミン又
はアルカノールアミン誘導体を含有する。適当な化合物
は、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、2−
アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−
アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール、トリ
ス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、2−アミノ−2
−エチル−1−プロパノール、エタノールアミン、1−
アミノ−2−プロパノール、ジエタノールアミン、2−
メチルアミノエタノール、トリエタノールアミン及び
N,N−ジエチルアミノエタノールを包含する。
【0037】水性アルカリ性現像溶液は、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、リン酸及び/又はケイ酸のアル
カリ金属塩、例えばリン酸三ナトリウム又はメタケイ酸
ナトリウム、又は炭酸ナトリウムを包含する種々のアル
カリ性物質を包含することができる。現像剤溶液の再生
は、当業者には明らかなように、標準の技術の使用によ
り可能である。
【0038】本発明に関して使用される平版印刷版前駆
体のために使用される支持体材料はアルミニウムを含ん
で成り、該アルミニウムは純粋なアルミニウムであるか
又はアルミニウム含有率が少なくとも95%であるアル
ミニウム合金を含んで成ることができる。この支持体の
厚さは一般に約0.13mm〜約0.5mmの範囲にあ
る。別法として、紙又はプラスチック材料とのアルミニ
ウムのラミネートを使用することが可能である。アルミ
ニウム支持体は、当業界で知られている、例えば米国特
許第3861917号に記載の標準技術に従って粒状に
されそして陽極酸化されるのが好ましい。最も好ましく
は、粒状のそして陽極酸化されたアルミニウム支持体は
ヨーロッパ特許第278766号に開示された明細に従
って製造される。
【0039】平版印刷版前駆体の受像層は、好ましく
は、0.05〜10.0mg/m2、典型的には0.2
〜4.0mg/m2のコーテイング重量でカレイ・リー
法(Carey Lea method)に従って製造
されたコロイド状銀核を含んで成る。使用できる他のコ
ロイド状核は銀又はパラジウムのような重金属の硫化物
を包含する。コロイド状核は場合により結合剤、例えば
ゼラチン又は他の適当なポリマー、例えばポリアクリレ
ート塩中に分散させる。
【0040】印刷版前駆体のハロゲン化銀乳剤層は、親
水性コロイド結合剤を含んで成る感光性ハロゲン化銀乳
剤を含んで成ることができる。感光性ハロゲン化銀は塩
化銀、臭化銀、臭化ヨウ化銀、塩化臭化銀又は同様なも
の又はその組み合わせを含んで成ることができる。ハロ
ゲン化銀の十分に高い溶解速度及び平版目的の満足な階
調(gradation)を達成するために、主として
塩化銀を含んで成るハロゲン化銀乳剤が一般に使用され
る。しかしながら、粒状にされそして陽極酸化されたア
ルミニウムに対する十分な安定性が得られることを確実
にするために、乳剤は最小10%の臭化銀を含むべきこ
とが好ましい。ハロゲン化銀乳剤は粗い又は微細な粒状
の材料を含んで成ることができそして当業界で知られた
標準技術のいずれかにより製造される。場合により、乳
剤は化学的増感及びスペクトル増感されていてもよい。
ハロゲン化銀乳剤の組成、製造及びコーティングに関す
る詳細はProduct Licensing Ind
ex,Volume 92,December 197
1,Publication 9232から収集するこ
とができる。
【0041】ハロゲン化銀乳剤は必ず結合剤を含み、該
結合剤は親水性コロイド、一般にタンパク質、好ましく
はゼラチンである。しかしながら、ゼラチンは適当な合
成、半合成又は天然ポリマーの範囲のいずれかにより部
分的に置き換えることができる。更に、乳剤は、種々の
他の成分、例えば防曇剤、現像剤、現像促進剤、湿潤
剤、安定剤、アキュータンス染料(acutance
dyes)及び顔料、及びつや消し剤(matting
agents)も含有することができる。
【0042】高い感光性の点から、ネガテイブ作用(n
egative working)ハロゲン化銀乳剤の
使用が好ましいが、乳剤層にポジ銀像を生じさせそして
アルミニウム支持体上にネガ銀像を生じさせる直接ポジ
ハロゲン化銀乳剤を使用することもできる。
【0043】場合により、受像層とハロゲン化銀乳剤層
との間に中間の水に膨潤性の層を存在させることができ
る。この目的に適当な材料はヨーロッパ特許第4834
15号に開示されている。
【0044】該現像段階を通過した後、銀像が基材上の
物理的現像核の層に形成される。しかしながら、過剰の
処理液が版上にまだ存在していることがある。この過剰
の液体の除去は、版を1対の絞りローラを通して案内す
ることにより便利に行うことができる。得られた銀像は
物理的現像核を含有する層の上のすべての層を洗い去る
ことにより露出される。これは水の使用により最も簡単
に達成でき、その温度は臨界的ではないが、好ましくは
30〜40℃である。有利には、洗浄水はゼラチンを分
解することができる酵素を含む。この洗浄段階のために
ごしごしこする作用(scrubbing actio
n)の使用も望ましい。
【0045】得られる要素がアルミニウム基材上の銀像
を含んで成る印刷版である場合には、それは、その後
に、バックグラウンド区域の親水性を増加させると共に
銀像の親油性も増加させるようにデザインされた化学的
後処理に付すことができる。この化学的処理は好ましく
は平版定着剤(lithographic fixe
r)又は仕上げ剤(finisher)の使用を伴う。
このような組成物の典型的な例はヨーロッパ特許第13
1462号に開示されている。
【0046】定着剤又は仕上げ剤により処理した後は、
アルミニウム支持体上に銀像を含んで成る版は印刷機上
の印刷版として使用する準備が整っている。
【0047】
【実施例】本発明を下記の実験を参照して更に説明する
が、本発明を限定するものではない。
【0048】実施例1 アグファ・ゲバエルトにより製造されそして供給された
SLT−N処理装置は図1に示されたとおり図2に示さ
れたタイプのスロット付きフィードバーを備えていた。
650mm×550mmの寸法を有する商業的に入手可
能な粒状のそして陽極酸化されたDTR印刷版[アグフ
ァ・ゲバエルトからのシルバーリス SDB(Silv
erlith SDB)]を印刷枠(print−do
wn frame)上のフイルムポジ(film po
sitive)を通してタングステン光源と接触させて
露光させた。フイルムポジは、版の幅を横切って4cm
の規則的間隔でそしてフイルムポジの長さに沿って7c
mの規則的間隔で間隔を置いて配置された直径3mmの
円形ドットの像を含んでいた。露光の後、版を、製造者
の推奨する操作条件下に且つ未使用の現像剤を使用し
て、より短い縁先導(edge leading)で処
理装置を通して処理した。これは対照版であった。第2
に、他の版を同じようにして露光し、そして同じ条件下
に処理したが、今回処理装置は図1及び2に示されたと
おりスロット付きフィードバーを備えており、流速は約
18リットル/分であった。現像段階後の洗浄及び仕上
げ剤塗布の工程を含むSLT−N自動処理装置を通して
の処理の後、版を新しい水で洗浄しそして脱脂綿棒(c
otton wool swab)で拭き取って、画像
化された3mmドットから残留くず(residual
debris)又はゆるく結合した銀を除去した。次
いで各3mmドットにおける銀の量を校正されたXRF
カウンターを使用して決定して、g/m2として表した
銀重量の結果を与えた。処理装置に最初に入った側(前
縁)に関して、版の前縁から後縁(trailing
edge)への各版の長さ方向中間区域からの3mmド
ットは、現像剤フィードバーを作動させている版及び本
発明のフィードバーなしの版について下表に示される。
【0049】
【表1】
【0050】見られるとおり、フィードバーなしで処理
された同等な版の場合よりも、本発明のフィードバーを
有する装置を通して処理された版の方が、銀重量はより
高くそしてよりばらつきがない。より高い銀重量はより
長い印刷操業を与えそしてフィードバーを有する版はよ
りばらつきがないので、該版は平版印刷機で使用する際
によりばらつきのない印刷操業を与えるであろう。
【0051】版が現像剤のトラフを通って移動するにつ
れての銀像の重量の低下は、版表面にある消耗された現
像剤の蓄積を示し、それにより付着される銀像の量を制
限する。かくして、版の前縁におけるドットは実質的に
未使用の現像剤と接触するが、版の後縁付近のドットは
漸次に(progressively)より消耗された
現像剤と接触し、その結果として、画像重量の漸次の損
失を被る。表面に実質的に未使用の現像剤を補給するこ
とにより及びフィードバーによって現像剤の本体(bu
lk)に局部的に消耗された現像剤を分散させて戻すこ
とにより、銀の付着量は版の長さに沿って高く且つばら
つきがない。
【0052】実施例2 コンボリックス・プレートジェット・レーザプレートセ
ッター(Cymbolics PlateJet la
ser platesetter)への露光によって7
24×615mmの寸法の商業的に入手可能なシルバー
リス SDB(Silverlith SDB)版の全
体表面にわたり40%175lpi色相画像(tint
image)を生成させた。このようにして露光した
版を、現像剤フィードバーを使用して及び使用しない
で、未使用の現像剤により及び現像剤1リットル当たり
6m2版の当量を処理するために使用された現像剤によ
り、上記のように処理した。製造者の推奨する化学薬品
による処理及び仕上げの後、版を、ハイデルベルグSO
RM−Zシート供給オフセット印刷機に(Heider
berg SORM−Z sheet fed off
set press)に別々に装着し、版上の色相画像
から印刷物を作った。いくつかの刷り(impress
ions)の後、印刷物を画像摩損(image we
ar)の証拠及び色相パターン(tint patte
rn)の損失について印刷物を検査した。下記の結果が
記録された。
【0053】
【表2】
【0054】*これらの区域における色相パターンは影
響を受けない。本発明の装置及び方法による改良が証明
されたものとして、この点で印刷操作を停止した。
【0055】版#1は、版の前縁は良好な印刷性能を示
すが、後縁は画像損失の兆候を示す。フィードバーを有
する版#2ははるかに良好な版印刷性能を示す。これ
は、版が現像剤のトラフを通過するにつれて版の表面に
殆ど新しい現像剤を与えるフィードバーにより及び版表
面から局部的に消耗された現像剤を分散させることによ
り説明することができる。
【0056】同様に、印刷版を製造するのに適当ではな
い現像剤を使用したと考えられるものでは、印刷性能の
劇的な改良はフィードバーが使用される場合に観察され
る。
【0057】両方の例は画像強度及び/又は付着重量の
改良を示しそして本発明の装置及び方法の特に好ましい
態様に従って現像剤フィードバーが使用される場合に、
改良された印刷性能を示す。
【0058】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0059】1.支持体と、受像層と、ハロゲン化銀乳
剤層を含んで成る画像化要素を処理するための装置であ
って、処理液を保持するためのタンクと、該画像化要素
を該タンクを通して推進させるための駆動手段と、該タ
ンクを通る該画像化要素の路を方向づけるための案内手
段と、該タンク内の該処理液の循環を促進するための現
像剤循環手段を具備し、該循環手段は、該画像化要素の
表面に実質的に新しい処理液を与えるため及び該画像化
要素の表面に存在する消耗した処理液を分散させるため
の流れ制御手段を含むことを特徴とする装置。
【0060】2.該画像化要素が平版印刷版前駆体を含
んで成り、該支持体が粒状のそして陽極酸化されたアル
ミニウムを含んで成る上記1に記載の装置。
【0061】3.該流れ制御手段が該タンク内の処理液
の表面より下に設けられている上記1又は2に記載の装
置。
【0062】4.該流れ制御手段がスロットフィード又
は複数のスロットフィードを含んで成る上記1〜3のい
ずれかに記載の装置。
【0063】5.該流れ制御手段がスロット付きフィー
ドバーを含んで成る上記4に記載の装置。
【0064】6.該流れ制御手段がスプレー又は複数の
スプレーを含んで成る上記1〜3のいずれかに記載の装
置。
【0065】7.該循環手段がポンプを含んで成る上記
態様のいずれかに記載の装置。
【0066】8.該駆動手段が対で配置された被駆動ロ
ーラを含んで成る上記態様のいずれかに記載の装置。
【0067】9.該駆動手段が該タンクへの入り口及び
該タンクからの出口に位置した2組の被駆動ローラを含
んで成る上記8に記載の装置。
【0068】10.該案内手段が案内ローラ又は案板を
含む上記態様のいずれかに記載の装置。
【0069】11.該案内手段が少なくとも1つの案内
ローラと案内プレートの組み合わせを含んで成る上記1
0に記載の装置。
【0070】12.アルミニウム支持体と、受像層と、
ハロゲン化銀乳剤層を含んで成る画像化要素平版印刷版
前駆体(imaged element lithog
raphic printing plate pre
cursor)を処理する方法であって、(i)該版前
駆体を情報様式で露光し(image−wise ex
pose)、そして(ii)該露光された要素を、前記
態様のいずれかに記載の装置に入れた処理液を通して処
理し、それにより該要素の十分な処理を確実にすること
を特徴とする方法。
【0071】13.該画像化要素が平版印刷版前駆体を
含んで成り、該支持体が粒状のそして陽極酸化されたア
ルミニウムを含んで成る上記12に記載の方法。
【0072】14.該処理液が少なくとも1種の現像剤
と少なくとも1種のハロゲン化銀溶媒を含む水性アルカ
リ溶液を含んで成る上記12又は13に記載の方法。
【0073】15.該現像剤が第2現像剤と組み合わせ
たヒドロキノン誘導体を含んで成る上記14に記載の方
法。
【0074】16.該第2現像剤が1−フェニル−3−
ピラゾリドン又はその誘導体を含んで成る上記15に記
載の方法。
【0075】17.該ハロゲン化銀溶媒がチオ硫酸ナト
リウム5水塩を含んで成る上記14〜16のいずれかに
記載の方法。
【0076】18.該処理液が更にアミン又はアルカノ
ールアミン誘導体を含む上記12〜17のいずれかに記
載の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う版処理装置の略図である。
【図2】本発明に従う流れ制御手段として使用すること
ができるスロット付きフィードバーの略図である。
【符号の説明】
1 入れ被駆動ローラ 2 出し被駆動ローラ 3 案内ローラ 4 現像剤溶液のトラフ 5 スロット付きフィードバー又はスプレーバー 6 案内板 7 循環ポンプ 8 現像剤タンクの主本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルコム・ブライアン・グウイルト イギリス・ノースヨークシヤー エイチジ ー2 8エイエイチ・ハロゲイト・ウエン スリーグリーン3

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体と、受像層と、ハロゲン化銀乳剤
    層を含んで成る画像化要素を処理するための装置であっ
    て、処理液を保持するためのタンクと、該画像化要素を
    該タンクを通して推進させるための駆動手段と、該タン
    クを通る該画像化要素の路を方向づけるための案内手段
    と、該タンク内の該処理液の循環を促進するための現像
    剤循環手段を具備し、該循環手段は、該画像化要素の表
    面に実質的に新しい処理液を与えるため及び該画像化要
    素の表面に存在する消耗した処理液を分散させるための
    流れ制御手段を含むことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 アルミニウム支持体と、受像層と、ハロ
    ゲン化銀乳剤層を含んで成る画像化要素平版印刷版前駆
    体を処理する方法であって、 (i)該版前駆体を情報様式で露光し、そして(ii)
    該露光された要素を、請求項1に記載の装置に入れた処
    理液を通して処理し、それにより該要素の十分な処理を
    確実にすることを特徴とする方法。
JP11278913A 1998-09-30 1999-09-30 画像化要素の処理方法及び装置 Pending JP2000112144A (ja)

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