JP2000112064A - 熱現像画像記録材料 - Google Patents

熱現像画像記録材料

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JP2000112064A
JP2000112064A JP10292869A JP29286998A JP2000112064A JP 2000112064 A JP2000112064 A JP 2000112064A JP 10292869 A JP10292869 A JP 10292869A JP 29286998 A JP29286998 A JP 29286998A JP 2000112064 A JP2000112064 A JP 2000112064A
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Kazunobu Kato
和信 加藤
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Fuji Photo Film Co Ltd
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/494Silver salt compositions other than silver halide emulsions; Photothermographic systems ; Thermographic systems using noble metal compounds
    • G03C1/498Photothermographic systems, e.g. dry silver
    • G03C1/49836Additives
    • G03C1/49845Active additives, e.g. toners, stabilisers, sensitisers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良された熱現像画像記録材料を提供する。
より具体的には迅速な現像処理が可能な熱現像画像記録
材料を提供する。 【解決手段】 本発明の熱現像画像記録材料は、有機銀
塩、還元剤および有機バインダーとを含む熱現像画像記
録材料において、次の式(I)または(II)で表される
化合物を含むことを特徴とする。 【化15】 ここでR1は水素原子、アルキル基、アリール基、ヒド
ロキシ基、アミノ基、チオール基、アルコキシ基、チオ
エーテル基より選ばれる基である。R2とR3は、それぞ
れ同じでも異なっても良く、水素原子、もしくは1〜4
個の置換可能基である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は現像処理液を使わず
に加熱によって現像し、画像を得るいわゆる熱現像画像
記録材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱現像処理法を用いて画像を作成できる
熱現像画像記録材料は、例えば米国特許第315290
4号、3457075号、および「Imaging P
rocesses and Materials」,N
eblette’s 8thedition(196
9),page279〜291に記載され知られてい
る。ここに開示されている画像記録材料は、還元可能な
銀源(例えば有機銀塩)、触媒活性量の光触媒(例えば
ハロゲン化銀)、銀の色調を制御する色調剤および還元
剤をバインダー中に分散して含んでいる。熱現像画像記
録材料は常温では安定であるが、露光後に高温(たとえ
ば120℃)に加熱すると還元可能な銀塩と還元剤との
酸化還元反応で黒化銀を生成する。この反応は露光で発
生した潜像の触媒作用によって促進される。
【0003】別の態様として、触媒量のハロゲン化銀を
含まない場合、サーマルヘッドでイメージワイズに高温
度でトレースして黒化画像を形成することもできる。
【0004】このような画像形成方法は現像液などの処
理液体を一切必要とせず、加熱だけで画像が得られるこ
とから、亜硫酸ガスやアンモニアガスなどの発生がな
く、レーザー光による描画装置などとドッキングした記
録材料として注目を浴びてきている。レーザー描画装置
は、医療用画像装置を始め、印刷製版用画像装置、工業
用描画装置など多くの分野で用いられている。
【0005】これらの熱現像記録材料は通常110℃以
上の温度で、10秒から60秒の加熱時間を要してい
る。レーザー描画装置の進歩とともに、出力スピードが
速くなり、それに伴い記録材料の感度の向上と現像速度
の向上が望まれてきている。近年、特に印刷製版用熱現
像記録材料として、超硬調剤による伝染現像を利用した
材料の開発が進められているが、伝染現像のために加熱
時間が長くなるため、さらに現像速度を速めることが望
まれている。一般に、現像速度を速めるために現像温度
を上げるとかぶりが上昇するため、現像温度には限界が
ある。かぶりが上昇しない温度範囲で高い現像速度を有
する熱現像記録材料が望まれる。
【0006】従来、硬調画像を作成するための硬調化剤
として、米国特許第5464738号,同551241
1号,同5496695号,同5536622号に記載
のアシルヒドラジン誘導体、同5545516号,同5
635339号に記載のアクリロニトリル誘導体、同5
654130号に記載のマロンジアルデヒド類、同57
05324号に記載のイソキサゾール類などが知られて
いる。現像を促進する方法として同5545505号に
記載のアミン化合物、同5545507号に記載のヒド
ロキサム酸類、同5637449号に記載の水素原子供
与体などがある。
【0007】しかしながら、望まれている高い現像速度
を実現するにはまだ充分ではなく、さらに有効な促進手
段が望まれる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、改良
された熱現像画像記録材料を提供することである。より
具体的には迅速な現像処理が可能な熱現像画像記録材料
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(3)によって達成される。
【0010】(1)有機銀塩、還元剤および有機バイン
ダーとを含む熱現像画像記録材料において、次の式
(I)または(II)で表される化合物を含むことを特徴
とする熱現像画像記録材料。
【0011】
【化2】
【0012】ここでR1は水素原子、アルキル基、アリ
ール基、ヒドロキシ基、アミノ基、チオール基、アルコ
キシ基、チオエーテル基より選ばれる基である。R2
3は、それぞれ同じでも異なっても良く、水素原子、
もしくは1〜4個の置換可能基である。 (2)感光性ハロゲン化銀粒子を含む上記(1)の熱現
像画像記録材料。 (3)硬調化剤を含む上記(2)の熱現像画像記録材
料。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の熱現像画像記録材料は、
有機銀塩、還元剤および有機バインダーとを含む熱現像
画像記録材料において、次の一般式(I)または(I
I)で表される化合物を含むことを特徴とする。
【0014】
【化3】
【0015】ここで、R1は水素原子、アルキル基、ア
リール基、ヒドロキシ基、アミノ基、チオール基、アル
コキシ基、チオエーテル基より選ばれる基である。
【0016】R2とR3は、それぞれ同じでも異なってい
てもよく、水素原子、もしくは1〜4個の置換可能基で
ある。
【0017】R1のアルキル基は、無置換、または置換
された炭素数1〜30のアルキル基である。置換基とし
てはヒドロキシ基、置換されてもよいアリール基、置換
されてもよいアミノ基、カルボニル基、カルバモイル
基、チオール基、アルコキシ基、チオエーテル基、およ
びエチレノキシまたはプロピレノキシ基の繰り返し単位
からなる基より選ばれる。置換されてもよいアリール基
としては、1〜3個のヒドロキシ基、もしくはアミノ基
で置換されたフェニル基が好ましい。
【0018】R1として特に好ましいアルキル基は、置
換基としてヒドロキシ基を有するアルキル基、1〜3個
のヒドロキシ基、もしくはアミノ基で置換されたフェニ
ル基を置換基として有するアルキル基、およびエテレノ
キシまたはプロピレノキシ基の繰り返し単位を有するア
ルキル基である。
【0019】R1のアリール基は無置換、または置換さ
れたフェニル基、ナフチル基である。置換基としてはヒ
ドロキシ基、置換されてもよいアミノ基、炭素数1〜3
0のアルキル基、カルボニル基、カルバモイル基、チオ
ール基、アルコキシ基、チオエーテル基、およびエチレ
ノキシまたはプロピレノキシ基の繰り返し単位からなる
基より選ばれる。R1の好ましいアリール基は、置換基
としてヒドロキシ基、またはアミノ基を有するフェニル
基である。
【0020】R1として特に好ましいのは、水素原子、
置換基としてヒドロキシ基を有するアルキル基、置換基
としてヒドロキシ基を有するフェニル基である。
【0021】R2とR3は、水素原子、または置換可能基
である。置換可能基としては、置換可能な種々の置換基
から選ぶことができるが、好ましくは置換基としてはヒ
ドロキシ基置換されてもよいアミノ基、炭素数1〜30
のアルキル基、カルボニル基、カルバモイル基、チオー
ル基アルコキシ基、チオエーテル基、およびエチレノキ
シまたはプロピレノキシ基の繰り返し単位からなる基、
カルボキシル基、シアノ基、およびフェニル基から選ば
れる。好ましいR2は水素原子、炭素数1〜30のアル
キル基である。
【0022】これらの化合物は有機銀塩を含む画線形成
層、または他の層(保護層、中間層、アンチハレーショ
ン層、下塗り層など)に添加してもよい。これらの化合
物は、水あるいは有機溶剤(例えばメタノール、エタノ
ールアセトン、DMF、酢酸エチルなどに溶解して添加
される。乳化分散、あるいは固体分散して添加してもよ
いこれらの化合物の添加量は銀1モル当たり1×10-6
モル〜1×10-2モル、好ましくは5×10-6モル〜5
×10-3モル、より好ましくは1×10-5モル〜1×1
-3モルである。
【0023】本発明の一般式(I)と一般式(II)の構
造は次式で表されるように水の付加と脱離によって(I
I)の構造を呈したり(I)の構造を呈したりする。次
に具体例として(I)の構造で表すがそれぞれの(II)
構造も当然ある。また、これらは一例であって本発明は
これらの具体的化合物に限定されるものではない。
【0024】
【化4】
【0025】
【化5】
【0026】
【化6】
【0027】
【化7】
【0028】本発明の熱現像画像記録材料は、熱現像処
理法を用いて写真画像を形成するものである。このよう
な熱現像画像記録材料としては前述のとおり例えば米国
特許第3152904号、同3457075号、および
D.モーガン(Morgan)とB.シェリー(Shely) による
「熱によって処理される銀システム(Thermally Proces
sed Silver Systems)」(イメージング・プロセッシー
ズ・アンド・マテリアルズ(Imaging Processes and Mat
erials)Neblette 第8版、スタージ(Sturge)、V.ウ
ォールワース(Walworth)、A.シェップ(Shepp) 編
集、第2頁、1969年に開示されている。
【0029】本発明の熱現像画像記録材料は、熱現像処
理を用いて写真画像を形成するものであればよいが、還
元可能な銀源(有機銀塩)、触媒活性量の光触媒(例え
ばハロゲン化銀)、銀の色調を制御する色調剤、硬調化
剤および還元剤を通常バインダーマトリックス中に分散
した状態で含有している熱現像画像記録材料であること
が好ましい。本発明の熱現像画像記録材料は常温で安定
であるが、露光後処理液を供給することなく高温(例え
ば、60℃以上、好ましくは80℃以上、また好ましく
は120℃以下)に加熱することで現像される。加熱す
ることで還元可能な銀源(酸化剤として機能する)と還
元剤との間の酸化還元反応を通じて銀を生成する。この
酸化還元反応は露光で発生した潜像の触媒作用によって
促進される。露光領域中の有機銀塩の反応によって生成
した銀は黒色画像を提供し、これは非露光領域と対照を
なし、画像の形成がなされる。
【0030】本発明の熱現像画像記録材料は支持体上に
少なくとも一層の感光層を有するのが好ましい。支持体
の上に感光層のみを形成しても良いが、感光層の上に少
なくとも1層の非感光層を形成することが好ましい。
【0031】感光層に通過する光の量または波長分布を
制御するために感光層と同じ側または反対側にフィルタ
ー層を形成しても良いし、感光層に染料または顔料を含
ませても良い。染料としては特願平7−11184号の
化合物が好ましい。
【0032】感光層は複数層にしても良く、また階調の
調節のため感度を高感層/低感層または低感層/高感層
にしても良い。
【0033】各種の添加剤は感光層、非感光層またはそ
の他の形成層のいずれに添加しても良い。
【0034】本発明の熱現像画像記録材料には例えば、
界面活性剤、酸化防止剤、安定化剤、可塑剤、紫外線吸
収剤、被覆助剤等を用いても良い。
【0035】色調剤の添加は非常に望ましい。好適な色
調剤の例はResearch disclosure第17029号に開示
されており、次のものがある:イミド類(例えば、フタ
ルイミド);環状イミド類、ピラゾリン−5−オン類、
およびキナゾリノン(例えば、スクシンイミド、3−フ
ェニル−2−ピラゾリン−5−オン、1−フェニルウラ
ゾール、キナゾリンおよび2,4−チアゾリジンジオ
ン);ナフタールイミド類(例えば、N−ヒドロキシ−
1,8−ナフタールイミド);コバルト錯体(例えば、
コバルトのヘキサミントリフルオロアセテート)、メル
カプタン類(例えば、3−メルカプト−1,2,4−ト
リアゾール);N−(アミノメチル)アリールジカルボ
キシイミド類(例えば、N−(ジメチルアミノメチル)
フタルイミド);ブロックされたピラゾール類、イソチ
ウロニウム(isothiuronium) 誘導体およびある種の光漂
白剤の組み合わせ(例えば、N,N′−ヘキサメチレン
(1−カルバモイル−3,5−ジメチルピラゾール)、
1,8−(3,6−ジオキサオクタン)ビス(イソチウ
ロニウムトリフルオロアセテート)、および2−(トリ
プロモメチルスルホニル)ベンゾチアゾールの組み合わ
せ);メロシアニン染料(例えば、3−エチル−5−
((3−エチル−2−ベンゾチアゾリニリデン(benzoth
iazolinylidene))−1−メチルエチリデン)−2−チオ
−2,4−オキサゾリジンジオン(oxazolidinedione))
;フタラジノン、フタラジノン誘導体またはこれらの
誘導体の金属塩(例えば、4−(1−ナフチル)フタラ
ジノン、6−クロロフタラジノン、5,7−ジメチルオ
キシフタラジノン、および2,3−ジヒドロ−1,4−
フタラジンジオン);フタラジノンとスルフィン酸誘導
体の組み合わせ(例えば、6−クロロフタラジノン+ベ
ンゼンスルフィン酸ナトリウムまたは8−メチルフタラ
ジノン+p−トリルスルホン酸ナトリウム);フタラジ
ン+フタル酸の組み合わせ;フタラジン(フタラジンの
付加物を含む)とマレイン酸無水物、およびフタル酸、
2,3−ナフタレンジカルボン酸またはo−フェニレン
酸誘導体およびその無水物(例えば、フタル酸、4−メ
チルフタル酸、4−ニトロフタル酸およびテトラクロロ
フタル酸無水物)から選択される少なくとも1つの化合
物との組み合わせ;キナゾリンジオン類、ベンズオキサ
ジン、オルトキサジン誘導体;ベンズオキサジン−2,
4−ジオン類(例えば、1,3−ベンズオキサジン−
2,4−ジオン);ピリミジン類および不斉−トリアジ
ン類(例えば、2,4−ジヒドロキシピリミジン)、お
よびテトラアザペンタレン誘導体(例えば、3,6−ジ
メルカプト−1,4−ジフェニル−1H,4H−2,3
a,5,6a−テトラアザペンタレン。
【0036】好ましい色調剤としてはフタラジンであ
る。
【0037】触媒活性量の光触媒として有用なハロゲン
化銀は感光性のいかなるハロゲン化銀(例えば、臭化
銀、ヨウ化銀、塩化銀、塩臭化銀、ヨウ臭化銀、塩ヨウ
臭化銀等)であってもよいがヨウ素イオンを含むことが
好ましい。このハロゲン化銀はいかなる方法で画像記録
層に添加されてもよく、このときハロゲン化銀は還元可
能な銀源に近接するように配置する。一般にハロゲン化
銀は還元可能な銀源に対して0.75〜30重量%の量
を含有することが好ましい。ハロゲン化銀は、ハロゲン
イオンとの反応による銀石鹸部の変換によって調製して
もよく、予備形成して石鹸の発生時にこれを添加しても
よく、またはこれらの方法の組み合わせも可能である。
後者が好ましい。
【0038】本発明の有機銀塩について説明する。
【0039】還元可能な銀源は還元可能な銀イオン源を
含有する有機およびヘテロ有機酸の銀塩、特に長鎖(1
0〜30、好ましくは15〜25の炭素原子数)の脂肪
族カルボン酸が好ましい。配位子が4.0〜10.0の
銀イオンに対する総安定度定数を有する有機または無機
の銀塩錯体も有用である。好適な銀塩の例は、Research
Disclosure 第17029および29963に記載され
ており、次のものがある:有機酸の塩(例えば、没食子
酸、シュウ酸、ベヘン酸、ステアリン酸、パルミチン
酸、ラウリン酸等);銀のカルボキシアルキルチオ尿素
塩(例えば、1−(3−カルボキシプロピル)チオ尿
素、1−(3−カルボキシプロピル)−3,3−ジメチ
ルチオ尿素等);アルデヒドとヒドロキシ置換芳香族カ
ルボン酸とのポリマー反応生成物の銀錯体(例えば、ア
ルデヒド類(ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、ブ
チルアルデヒド)、ヒドロキシ置換酸類(例えば、サリ
チル酸、安息香酸、3,5−ジヒドロキシ安息香酸、
5,5−チオジサリチル酸)、チオエン類の銀塩または
錯体(例えば、3−(2−カルボキシエチル)−4−ヒ
ドロキシメチル−4−(チアゾリン−2−チオエン、お
よび3−カルボキシメチル−4−チアゾリン−2−チオ
エン)、イミダゾール、ピラゾール、ウラゾール、1,
2,4−チアゾールおよび1H−テトラゾール、3−ア
ミノ−5−ベンジルチオ−1,2,4−トリアゾールお
よびベンゾトリアゾールから選択される窒素酸と銀との
錯体また塩;サッカリン、5−クロロサリチルアルドキ
シム等の銀塩;およびメルカプチド類の銀塩。好ましい
銀源はベヘン酸銀である。還元可能な銀源は好ましくは
銀量として3g/m2以下である。さらに好ましくは2g/m2
以下である。
【0040】本発明の還元剤について説明する。
【0041】有機銀塩を利用した熱現像画像記録材料に
おいては広範囲の還元剤が開示されている。例えば、フ
ェニルアミドオキシム、2−チエニルアミドオキシムお
よびp−フェノキシフェニルアミドオキシムなどのアミ
ドオキシム;例えば4−ヒドロキシ−3,5−ジメトキ
シベンズアルデヒドアジンなどのアジン;2,2′−ビ
ス(ヒドロキシメチル)プロピオニル−β−フェニルヒ
ドラジンとアスコルビン酸との組合せのような脂肪族カ
ルボン酸アリールヒドラジドとアスコルビン酸との組合
せ;ポリヒドロキシベンゼンと、ヒドロキシルアミン、
レダクトンおよび/またはヒドラジンの組合せ(例えば
ハイドロキノンと、ビス(エトキシエチル)ヒドロキシ
ルアミン、ピペリジノヘキソースレダクトンまたはホル
ミル−4−メチルフェニルヒドラジンの組合せなど);
フェニルヒドロキサム酸、p−ヒドロキシフェニルヒド
ロキサム酸およびβ−アリニンヒドロキサム酸などのヒ
ドロキサム酸;アジンとスルホンアミドフェノールとの
組合せ(例えば、フェノチアジンと2,6−ジクロロ−
4−ベンゼンスルホンアミドフェノールなど);エチル
−α−シアノ−2−メチルフェニルアセテート、エチル
−α−シアノフェニルアセテートなどのα−シアノフェ
ニル酢酸誘導体;2,2′−ジヒドロキシ−1,1′−
ビナフチル、6,6′−ジブロモ−2,2′−ジヒドロ
キシ−1,1′−ビナフチルおよびビス(2−ヒドロキ
シ−1−ナフチル)メタンに例示されるようなビス−β
−ナフトール;ビス−β−ナフトールと1,3−ジヒド
ロキシベンゼン誘導体(例えば、2,4−ジヒドロキシ
ベンゾフェノンまたは2′,4′−ジヒドロキシアセト
フェノンなど)の組合せ;3−メチル−1−フェニル−
5−ピラゾロンなどの、5−ピラゾロン;ジメチルアミ
ノヘキソースレダクトン、アンヒドロジヒドロアミノヘ
キソースレダクトンおよびアンヒドロジヒドロピペリド
ンヘキソースレダクトンに例示されるようなレダクト
ン;2,6−ジクロロ−4−ベンゼンスルホンアミドフ
ェノールおよびp−ベンゼンスルホンアミドフェノール
などのスルホンアミドフェノール還元剤;2−フェニル
インダン−1,3−ジオンなど;2,2−ジメチル−7
−t−ブチル−6−ヒドロキシクロマンなどのクロマ
ン;2,6−ジメトキシ−3,5−ジカルボエトキシ−
1,4−ジヒドロピリジンなどの1,4−ジヒドロピリ
ジン;ビスフェノール(例えば、ビス(2−ヒドロキシ
−3−t−ブチル−5−メチルフェニル)メタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)プロ
パン、4,4−エチリデン−ビス(2−t−ブチル−6
−メチルフェノール)、1,1−ビス(2−ヒドロキシ
−3,5−ジメチルフェニル)−3,5,5−トリメチ
ルヘキサンおよび2,2−ビス(3,5−ジメチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロパンなど);アスコルビン
酸誘導体(例えば、パルミチン酸1−アスコルビル、ス
テアリン酸アスコルビルなど);ならびにベンジルおよ
びビアセチルなどのアルデヒドおよびケトン;3−ピラ
ゾリドンおよびある種のインダン−1,3−ジオンなど
がある。
【0042】特に好ましい還元剤は、少なくとも1つの
フェノール性水酸基を有し、そのオルト位が水素原子以
外の置換基で置換されている化合物である。フェノール
環が1つでも良いし、複数個を1分子内に含んでもよ
い。
【0043】好ましい還元剤の具体例は、特願平8−8
3566号の[0062]〜[0074]に記載されて
いる一般式(Ia)、(Ib)、(IIa)、(IIb)、
(III)、(IVa)、(IVb)などに含まれる[化2
8]〜[化32]の化合物である。
【0044】本発明の還元剤の使用量は好ましくは銀1
モル当たり1×10-2〜10モル、特に1×10-2
1.5モルである。
【0045】また本発明では還元剤と硬調化剤のモル比
を1:10-3〜1:10-1の範囲に設定することが好ま
しい。
【0046】本発明の硬調化剤について説明する。本発
明に用いられる硬調化剤は前述の各種の公知の素材から
選ぶことができる。その他、特願平8−83566号に
記載の一般式(I)の化合物、具体的にはI−1〜I−
76の化合物、[0035]に記載の資料の化合物、四
級窒素原子を含む化合物、具体的にはP−1〜P−2
6、T−1〜T−18の化合物から選ぶことができる。
【0047】特に好ましいのは特願平8−83566号
の一般式(I)の化合物、US5545515のアクリ
ロニトリル誘導体、具体的にはCN−01〜CN−13
の化合物である。硬調化剤は、銀モル当たり1×10-6
〜1×10-1モル、好ましくは1×10-5〜5×10-2
モル、特に好ましくは5×10-5〜1×10-2モル用い
るのがよい。適当な有機溶剤、例えばアルコール類(メ
タノール、エタノール、プロパノール、フッ素化アルコ
ールなど)、ケトン類(アセトン、MEK)、DMF、
DMSOなどに溶かして添加できる。また、既に知られ
ている乳化分散法あるいは固体分散法で粒子状に分散し
て添加することもできる。
【0048】本発明には硬調化促進剤として知られてい
るアミン誘導体、オニューム塩類、ジスルフィド誘導
体、ヒドロキシルアミン類などを併用してもよい。
【0049】本発明の有機バインダーについて説明す
る。
【0050】本発明における乳剤層のバインダーとして
は、よく知られている天然または合成樹脂、例えば、ゼ
ラチン、ポリビニルアセタール、ポリビニルクロリド、
ポリビニルアセテート、セルロースアセテート、ポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリカーボネートなどから任意のものを選択
することができる。当然ながら、コポリマーおよびター
ポリマーも含まれる。好ましいポリマーは、ポリビニル
ブチラール、ブチルエチルセルロース、メタクリレート
コポリマー、無水マレイン酸エステルコポリマー、ポリ
スチレンおよびブタジエン−スチレンコポリマーであ
る。必要に応じて、これらのポリマーを2種またはそれ
以上組合せて使用することができる。そのようなポリマ
ーは、成分をその中に保持するのに十分な量で使用され
る。すなわち、バインダーとして機能するのに効果的な
範囲で使用される。効果的な範囲は、当業者が適切に決
定することができる。少なくとも有機銀塩を保持する場
合の目安として、バインダー対有機銀塩の割合は、1
5:1〜1:2、特に8:1〜1:1の範囲が好まし
い。
【0051】ハロゲン化銀乳剤層およびその他の親水性
コロイド層のバインダーとしては、特開平2−1854
2号公報第3頁右下1行目から20行目に記載のバイン
ダーが用いられる。
【0052】また、特願平8−316935号や同8−
316936号に記載されている熱可塑性樹脂の水分散
物をバインダーに用いることができる。
【0053】本発明に用いられる熱可塑性樹脂の例とし
ては、ポリビニルアルコール、セルロースアセテートブ
チレート、セルロースアセテートプロピオネート、スチ
レン−ブタジエンコポリマー、ポリビニルアセタール類
(例えば、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチラー
ル)、ポリウレタン類、ポリ酢酸ビニルおよびアクリル
樹脂(アクリルゴムも含む)などが好ましい。
【0054】このようなポリマーの平均分子量は重量平
均分子量Mwで1000〜10万程度である。
【0055】本発明の熱可塑性樹脂の水性分散物は、公
知の分散法によって作成することができる。例えば、こ
れらの樹脂粉末に5〜80wt%の可塑剤(例えば、飽
和、もしくは不飽和の高級脂肪酸エステルなど)と、分
散剤としてアルキルアリールスルホン酸塩を1〜30wt
%加え、Tg以上の温度に加熱して溶解した後、乳化分
散機によって攪拌しながら、水を加えて行き、water-in
-resin型の分散体を一旦形成させた後に、さらに水を加
えて行き、相転移させ、resin-in-water型の分散物を形
成する。分散物の粒子サイズはできるだけ細かい方がよ
く、樹脂溶液相の粘度と分散機による剪断力によってコ
ントロールされる。好ましくは平均粒子サイズが1μm
以下(通常0.01μm 以上)に微細化するのがよい。
【0056】市販の水分散物として、例えば、Butvar D
ispersion FP、あるいは同BR(いずれもモンサント
(株)の商品名)などのポリビニルブチラールの水分散
物、あるいは、アデカボンタイターHUX−350,同
232,同551,同290H,同401(いずれも旭
電化工業(株)の商品名)などのアニオン系ポリウレタ
ン水分散物やKR−120、KR−134、KC−1、
KR−2060、KR−173(いずれも光洋産業
(株)製)などの水性ビニルウレタン系水分散物、マル
カUVボンド#10、#31、同#50(サイデン化学
(株)製)などの水性ビニルウレタン系水分散物を用い
ることができる。さらには、スチレン−ブタジエンコポ
リマーの業界統一品番で、#1500、#1502、#
1507、#1712、#1778などの種々の銘柄の
住友SBRラテックス(住友化学工業(株))やJSR
ラテックス(日本合成ゴム(株))やNipolラテッ
クス(日本ゼオン(株))を用いることができる。
【0057】また、アクリルゴムとして一般に知られる
アクリル系ラテックス、例えばNipol AR31、
AR32、あるいはHycar4021(いずれも日本
ゼオン(株)の商品名)を用いることができる。
【0058】上記のポリビニルブチラール水分散物に用
いられるポリビニルブチラールのホモポリマーまたはコ
ポリマーは、重量平均分子量Mwが1000〜10万程
度であることが好ましい。また、コポリマー中における
ポリビニルブチラール成分の比率は30重量%以上であ
ることが好ましい。
【0059】またポリウレタン水分散物に用いられるポ
リウレタンのホモポリマーまたはコポリマーは、重量平
均分子量Mwが1000〜10万程度であることが好ま
しい。また、コポリマー中におけるポリウレタン成分の
比率は30%重量以上であることが好ましい。
【0060】スチレン−ブタジエンコポリマーラテック
スは、スチレンとブタジエンの共重合比(重量)が10
/90〜90/10、より好ましくは20/80〜60
/40が好ましい。ハイスチレンラテックスと呼ばれる
60/40〜90/10の比率のものは、スチレン含率
の低い(10/90〜30/70)ラテックスと混合し
て用いるのが、感光層の耐傷性、物理的強度を高める上
で好ましい。混合比率(重量)は、20/80〜80/
20の範囲内が好ましい。
【0061】ハイスチレンラテックスとしては、JSR
0051や同0061(以上、日本合成ゴム(株)の商
品名)、およびNipol 2001、2057、20
07(日本ゼオン(株)の商品名)などの市販品が使え
る。またスチレン含率の低いラテックスとしては、上記
のハイスチレンラテックスとして列挙した以外の通常の
ものが挙げられ、例えばJSR#1500、#150
2、#1507、#1712、#1778等がある。
【0062】本発明の熱可塑性樹脂は、バインダーとし
て機能するのに効果的範囲内で使用される。効果的範囲
は当業者が適切に決定することができる。少なくとも有
機銀塩を膜中に保持する場合の目安として、バインダー
対有機銀塩の割合は、重量比で15:1〜1:2、特に
8:1〜1:1の範囲が好ましい。
【0063】このような本発明の熱現像画像記録材料中
にはカブリ防止剤が含まれて良い。最も有効なカブリ防
止剤は水銀イオンである。熱現像画像記録材料中にカブ
リ防止剤として水銀化合物を使用することについては、
例えば米国特許第3589903号に開示されている。
しかし、水銀化合物は環境的に好ましくない。非水銀カ
ブリ防止剤としては例えば米国特許第4546075号
および同4452885号および日本特許公開第59−
57234号に開示されているようなカブリ防止剤が好
ましい。
【0064】特に好ましい非水銀カブリ防止剤は、米国
特許第3874946号および同4756999号に開
示されているような化合物、−C(X1 )(X2 )(X
3 )(ここでX1 およびX2 はハロゲン(例えば、F,
Cl,BrおよびI)でX3は水素またはハロゲン)で
表される1以上の置換基を備えたヘテロ還状化合物であ
る。好適なカブリ防止剤の例としては次のものがある。
【0065】
【化8】
【0066】
【化9】
【0067】更により好適なカブリ防止剤は米国特許第
5028523号および英国特許出願第9222138
3.4号、同9300147.7号、同931179
0.1号に開示されている。
【0068】本発明の熱現像画像記録材料には、例えば
特開昭63−159841号、同60−140335
号、同63−231437号、同63−259651
号、同63−304242号、同63−15245号、
米国特許第4639414号、同4740455号、同
4741966号、同4751175号、同48350
96号に記載された増感色素が使用できる。
【0069】本発明に使用される有用な増感色素は例え
ばRESEARCH DISCLOSURE Item17643IV−A項(19
78年12月p.23)、同 Item 1831X項(19
78年8月p.437)に記載もしくは引用された文献
に記載されている。
【0070】特に各種スキャナー光源の分光特性に適し
た分光感度を有する増感色素を有利に選択することがで
きる。
【0071】例えば、 A)アルゴンレーザー光源に対しては、特開昭60−1
62247号、特開平2−48653号、米国特許第
2,161,331号、西独特許936,071号、特
願平3−189532号記載のシンプルメロシアニン
類、B)ヘリウム−ネオンレーザー光源に対しては、特
開昭50−62425号、同54−18726号、同5
9−102229号に示された三核シアニン色素類、特
願平6−103272号に示されたメロシアニン類、
C)LED光源および赤色半導体レーザーに対しては特
公昭48−42172号、同51−9609号、同55
−39818号へ特開昭62−284343号、特開平
2−105135号に記載されたチアカルボシアニン
類、D)赤外半導体レーザー光源に対しては特開昭59
−191032号、特開昭60−80841号に記載さ
れたトリカルボシアニン類、特開昭59−192242
号、特開平3−67242号の一般式(IIIa)、一般式
(IIIb)に記載された4−キノリン核を含有するジカル
ボシアニン類などが有利に選択される。
【0072】これらの増感色素は単独に用いてもよい
が、それらの組合せを用いてもよく、増感色素の組合せ
は特に、強色増感の目的でしばしば用いられる。増感色
素とともに、特開平5−341432号に記載されてい
るような、それ自身分光増感作用をもたない色素あるい
は可視光を実質的に吸収しない物質であって、強色増感
を示す物質を乳剤中に含んでもよい。
【0073】本発明の熱現像画像記録材料の露光は、A
rレーザー(488nm)、He−Neレーザー(633
nm)、赤色半導体レーザー(670nm)、赤外半導体レ
ーザー(780nm,830nm)などが好ましい。
【0074】本発明の熱現像画像記録材料にはハレーシ
ョン防止層として、染料を含有する層を設けることがで
きる。Arレーザー、He−Neレーザー、赤色半導体
レーザー用には400nm〜750nmの範囲で、露光波長
に少なくとも0.3以上、好ましくは0.8以上の吸収
となるように染料を添加する。赤外半導体レーザー用に
は750nm〜1500nmの範囲で、露光波長に少なくと
も0.3以上、好ましくは0.8以上の吸収となるよう
に染料を添加する。染料は1種でも数種を組み合わせて
も良い。
【0075】このような染料は画像記録層である感光層
と同じ側の支持体に近い染料層あるいは、感光層と反対
側の染料層に添加することができる。
【0076】本発明で用いられる支持体は、紙、合成
紙、合成樹脂(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン)をラミネートした紙、プラスチック
フィルム(例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
カーボネート、ポリイミド、ナイロン、セルローストリ
アセテート)、金属板(例えば、アルミニウム、アルミ
ニウム合金、亜鉛、鉄、銅)、上記のような金属がラミ
ネートあるいは蒸着された紙やプラスチックフィルムな
どが用いられる。
【0077】一方、プラスチックフィルムを熱現像機に
通すとフィルムの寸法が伸縮する。印刷感光材料として
使用する場合、この伸縮は精密多色印刷を行うときに重
大な問題となる。よって本発明では寸法変化の小さいフ
ィルムを用いることが好ましい。例えば、シンジオタク
チック構造を有するスチレン系重合体や熱緩和処理した
ポリエチレンテレフタレートなどがある。ガラス転移点
の高いものも好ましく、ポリエーテルエチルケトン、ポ
リスチレン、ポリするフォン、ポリエーテルスルフォ
ン、ポリアリレート等が使用できる。
【0078】本発明には現像を抑制あるいは促進させる
現像を制御するため、分光増感効率を向上させるため、
現像前後の保存性を向上させるためなどにメルカプト化
合物、ジスルフィド化合物、チオン化合物を含有させる
ことができる。
【0079】本発明にメルカプト化合物を使用する場
合、いかなる構造のものでも良いが、Ar−SM,Ar
−S−S−Arで表されるものが好ましい。式中、Mは
水素原子またはアルカリ金属原子であり、Arは1個以
上の窒素、イオウ、酸素、セレニウムもしくはテルリウ
ム原子を有する芳香環基または縮合芳香環基である。好
ましくは、複素芳香環はベンズイミダゾール、ナフトイ
ミダゾール、ベンゾチアゾール、ナフトチアゾール、ベ
ンズオキサゾール、ナフトオキサゾール、ベンゾセレナ
ゾール、ベンゾテルラゾール、イミダゾール、オキサゾ
ール、ピラゾール、トリアゾール、チアジアゾール、テ
トラゾール、トリアジン、ピリミジン、ピリダジン、ピ
ラジン、ピリジン、プリン、キノリンまたはキナゾリノ
ンである。この複素芳香環は、例えば、ハロゲン(例え
ば、BrおよびCl)、ヒドロキシ、アミノ、カルボキ
シ、アルキル(例えば、1個以上の炭素原子、好ましく
は1〜4個の炭素原子を有するもの)およびアルコキシ
(例えば、1個以上の炭素原子、好ましくは1〜4個の
炭素原子を有するもの)からなる置換基群から選択され
るものを有してもよい。メルカプト置換複素芳香族化合
物としては、2−メルカプトベンズイミダゾール、2−
メルカプトベンズオキサゾール、2−メルカプトベンゾ
チアゾール、2−メルカプト−5−メチルベンズイミダ
ゾール、6−エトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、2,2′−ジチオビス−ベンゾチアゾール、3−メ
ルカプト−1,2,4−トリアゾール、4,5−ジフェ
ニル−2−イミダゾールチオール、2−メルカプトイミ
ダゾール、1−エチル−2−メルカプトベンズイミダゾ
ール、2−メルカプトキノリン、8−メルカプトプリ
ン、2−メルカプト−4(3H)−キナゾリノン、7−
トリフルオロメチル−4−キノリンチオール、2,3,
5,6−テトラクロロ−4−ピリジンチオール、4−ア
ミノ−6−ヒドロキシ−2−メルカプトピリミジンモノ
ヒドレート、2−アミノ−5−メルカプト−1,3,4
−チアジアゾール、3−アミノ−5−メルカプト−1,
2,4−トリアゾール、4−ヒドロキシ−2−メルカプ
トピリミジン、2−メルカプトピリミジン、4,6−ジ
アミノ−2−メルカプトピリミジン、2−メルカプト−
4−メチルピリミジンヒドロクロリド、3−メルカプト
−5−フェニル−1,2,4−トリアゾール、2−メル
カプト−4−フェニルオキサゾールなどが挙げられる
が、本発明はこれらに限定されない。
【0080】これらのメルカプト化合物の添加量として
は画像記録層である乳剤層中に銀1モル当たり0.00
1〜1.0モルの範囲が好ましく、さらに好ましくは、
銀1モル当たり0.01〜0.3モルの量である。
【0081】本発明における感光性ハロゲン化銀の形成
方法は当業界ではよく知られており例えば、リサーチデ
ィスクロージャー1978年6月の第17029号、お
よび米国特許第3,700,458号に記載されている
方法を用いることができる。本発明で用いることのでき
る具体的な方法としては、調製された有機銀塩中にハロ
ゲン含有化合物を添加することにより有機銀塩の銀の一
部を感光性ハロゲン化銀に変換する方法、ゼラチンある
いは他のポリマー溶液の中に銀供給化合物およびハロゲ
ン供給化合物を添加することにより感光性ハロゲン化銀
粒子を調製し有機銀塩と混合する方法を用いることがで
きる。本発明において好ましくは後者の方法を用いるこ
とができる。感光性ハロゲン化銀の粒子サイズは、画像
形成後の白濁を低く抑える目的のために小さいことが好
ましく具体的には0.20μm以下、より好ましくは
0.01μm以上0.15μm以下、更に好ましくは
0.02μm以上0.12μm以下がよい。ここでいう
粒子サイズとは、ハロゲン化銀粒子が立方体あるいは八
面体のいわゆる正常晶である場合にはハロゲン化銀粒子
の稜の長さをいう。また、ハロゲン化銀粒子が平板状粒
子である場合には主表面の投影面積と同面積の円像に換
算したときの直径をいう。その他正常晶でない場合、例
えば球状粒子、棒状粒子等の場合には、ハロゲン化銀粒
子の体積と同等な球を考えたときの直径をいう。
【0082】ハロゲン化銀粒子の形状としては立方体、
八面体、平板状粒子、球状粒子、棒状粒子、ジャガイモ
状粒子等を挙げることができるが、本発明においては特
に立方体状粒子、平板状粒子が好ましい。平板状ハロゲ
ン化銀粒子を用いる場合の平均アスペクト比は好ましく
は100:1〜2:1、より好ましくは50:1〜3:
1がよい。更に、ハロゲン化銀粒子のコーナーが丸まっ
た粒子も好ましく用いることができる。感光性ハロゲン
化銀粒子の外表面の面指数(ミラー指数)については特
に制限はないが、分光増感色素が吸着した場合の分光増
感効率が高い{100}面の占める割合が高いことが好
ましい。その割合としては50%以上が好ましく、65
%以上がより好ましく、80%以上が更に好ましい。ミ
ラー指数{100}面の比率は増感色素の吸着における
{111}面と{100}面との吸着依存性を利用した
T.Tani;J.Imaging Sci.,29,165(1985年)に記載の
方法により求めることができる。感光性ハロゲン化銀の
ハロゲン組成としては特に制限はなく、前記したよう
に、塩化銀、塩臭化銀、臭化銀、ヨウ臭化銀、ヨウ塩臭
化銀、ヨウ化銀のいずれであっても良いが、本発明にお
いては臭化銀、あるいはヨウ臭化銀を好ましく用いるこ
とができる。特に好ましくはヨウ臭化銀であり、ヨウ化
銀含有率は0.1モル%以上40モル%以下が好まし
く、0.1モル%以上20モル%以下がより好ましい。
粒子内におけるハロゲン組成の分布は均一であってもよ
く、ハロゲン組成がステップ状に変化したものでもよ
く、あるいは連続的に変化したものでもよいが、好まし
い例として粒子内部のヨウ化銀含有率の高いヨウ臭化銀
粒子を使用することができる。また、好ましくはコア/
シェル構造を有するハロゲン化銀粒子を用いることがで
きる。構造としては好ましくは2〜5重構造、より好ま
しくは2〜4重構造のコア/シェル粒子を用いることが
できる。
【0083】本発明の感光性ハロゲン化銀粒子は、ロジ
ウム、レニウム、ルテニウム、オスミウム、イリジウ
ム、コバルトまたは鉄から選ばれる金属の錯体を少なく
とも一種含有することが好ましい。これら金属錯体は1
種類でもよいし、同種金属および異種金属の錯体を二種
以上併用してもよい。好ましい含有率は銀1モルに対し
1nモルから10mモルの範囲が好ましく、10nから
100μモルの範囲がより好ましい。具体的な金属錯体
の構造としては特開平7−225449号等に記載され
た構造の金属錯体を用いることができる。コバルト、鉄
の化合物については六シアノ金属錯体を好ましく用いる
ことができる。具体例としては、フェリシアン酸イオ
ン、フェロシアン酸イオン、ヘキサシアノコバルト酸イ
オンなどが挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。ハロゲン化銀中の金属錯体の含有量は均一でも、
コア部に高濃度に含有させてもよく、あるいはシェル部
に高濃度に含有させてもよく特に制限はない。
【0084】感光性ハロゲン化銀粒子はヌードル法、フ
ロキュレーション法等、当業界で知られている方法の水
洗により脱塩することができるが本発明においては脱塩
してもしなくてもよい。
【0085】本発明における感光性ハロゲン化銀粒子は
化学増感されていることが好ましい。好ましい化学増感
法としては当業界でよく知られているように硫黄増感
法、セレン増感法、テルル増感法を用いることができ
る。また金化合物や白金、パラジウム、イリジウム化合
物等の貴金属増感法や還元増感法を用いることができ
る。硫黄増感法、セレン増感法、テルル増感法に好まし
く用いられる化合物としては公知の化合物を用いること
ができるが、特開平7−128768号等に記載の化合
物を使用することができる。テルル増感剤としては例え
ばジアシルテルリド類、ビス(オキシカルボニル)テル
リド類、ビス(カルバモイル)テルリド類、ジアシルテ
ルリド類、ビス(オキシカルボニル)ジテルリド類、ビ
ス(カルバモイル)ジテルリド類、P=Te結合を有す
る化合物、テルロカルボン酸塩類、Te−オルガニルテ
ルロカルボン酸エステル類、ジ(ポリ)テルリド類、テ
ルリド類、テルロール類、テルロアセタール類、テルロ
スルホナート類、P−Te結合を有する化合物、含Te
ヘテロ環類、テルロカルボニル化合物、無機テルル化合
物、コロイド状テルルなどを用いることができる。貴金
属増感法に好ましく用いられる化合物としては例えば塩
化金酸、カリウムクロロオーレート、カリウムオーリチ
オシアネート、硫化金、金セレナイド、あるいは米国特
許第2,448,060号、英国特許第618,061
号などに記載されている化合物を好ましく用いることが
できる。還元増感法の具体的な化合物としてはアスコル
ビン酸、二酸化チオ尿素の他に例えば、塩化第一スズ、
アミノイミノメタンスルフィン酸、ヒドラジン誘導体、
ボラン化合物、シラン化合物、ポリアミン化合物等を用
いることができる。また、乳剤のpHを7以上またはp
Agを8.3以下に保持して熟成することにより還元増
感することができる。また、粒子形成中に銀イオンのシ
ングルアディション部分を導入することにより還元増感
することができる。
【0086】本発明の感光性ハロゲン化銀の使用量とし
ては有機銀塩1モルに対して感光性ハロゲン化銀0.0
1モル以上0.5モル以下が好ましく、0.02モル以
上0.3モル以下がより好ましく、0.03モル以上
0.25モル以下が特に好ましい。別々に調製した感光
性ハロゲン化銀と有機銀塩の混合方法および混合条件に
ついては、それぞれ調製終了したハロゲン化銀粒子と有
機銀塩を高速撹拌機やボールミル、サンドミル、コロイ
ドミル、振動ミル、ホモジナイザー等で混合する方法
や、あるいは有機銀塩の調製中のいずれかのタイミング
で調製終了した感光性ハロゲン化銀を混合して有機銀塩
を調製する方法等があるが、本発明の効果が十分に現れ
る限りにおいては特に制限はない。
【0087】本発明における熱現像画像記録材料は、支
持体の一方の側に少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤を
含む画像記録層を有し、他方の側にバック層(バッキン
グ層)を有する、いわゆる片面記録材料であることが好
ましい。
【0088】本発明において片面記録材料は、搬送性改
良のためにマット剤を添加しても良い。マット剤は、一
般に水に不溶性の有機または無機化合物の微粒子であ
る。マット剤としては任意のものを使用でき、例えば米
国特許第1,939,213号、同2,701,245
号、同2,322,037号、同3,262,782
号、同3,539,344号、同3,767,448号
等の各明細書に記載の有機マット剤、同1,260,7
72号、同2,192,241号、同3,257,20
6号、同3,370,951号、同3,523,022
号、同3,769,020号等の各明細書に記載の無機
マット剤など当業界で良く知られたものを用いることが
できる。例えば具体的にはマット剤として用いることの
できる有機化合物の例としては、水分散性ビニル重合体
の例としてポリメチルアクリレート、ポリメチルメタク
リレート(PMMA)、ポリアクリロニトリル、アクリ
ロニトリル−α−メチルスチレン共重合体、ポリスチレ
ン、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体、ポリビニル
アセテート、ポリエチレンカーボネート、ポリテトラフ
ルオロエチレンなど、セルロース誘導体の例としてはメ
チルセルロース、セルロースアセテート、セルロースア
セテートプロピオネートなど、澱粉誘導体の例としてカ
ルボキシ澱粉、カルボキシニトロフェニル澱粉、尿素−
ホルムアルデヒド−澱粉反応物など、公知の硬化剤で硬
化したゼラチンおよびコアセルベート硬化して微少カプ
セル中空粒体とした硬化ゼラチンなど好ましく用いるこ
とができる。無機化合物の例としては二酸化珪素、二酸
化チタン、二酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、公知の方法で減感した塩
化銀、同じく臭化銀、ガラス、珪藻土などを好ましく用
いることができる。上記のマット剤は必要に応じて異な
る種類の物質を混合して用いることができる。マット剤
の大きさ、形状に特に限定はなく、任意の粒径のものを
用いることができる。本発明の実施に際しては0.1μ
m〜30μmの粒径のものを用いるのが好ましい。ま
た、マット剤の粒径分布は狭くても広くても良い。一
方、マット剤は塗膜のヘイズ、表面光沢に大きく影響す
ることから、マット剤作製時あるいは複数のマット剤の
混合により、粒径、形状および粒径分布を必要に応じた
状態にすることが好ましい。
【0089】本発明においてバッキング層のマット度と
してはベック平滑度が3000秒以下10秒以上が好ま
しく、さらに好ましくは500秒以下100秒以上であ
る。
【0090】本発明において、マット剤は記録材料の最
外表面層もしくは最外表面層として機能する層、あるい
は外表面に近い層に含有されるのが好ましく、またいわ
ゆる保護層として作用する層に含有されることが好まし
い。
【0091】本発明においてバッキング層の好適なバイ
ンダーは透明または半透明で、一般に無色であり、天然
ポリマー合成樹脂やポリマーおよびコポリマー、その他
フィルムを形成する媒体、例えば:ゼラチン、アラビア
ゴム、ポリ(ビニルアルコール)、ヒドロキシエチルセ
ルロース、セルロースアセテート、セルロースアセテー
トブチレート、ポリ(ビニルピロリドン)、カゼイン、
デンプン、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メチルメタクリ
ル酸)、ポリ(塩化ビニル)、ポリ(メタクリル酸)、
コポリ(スチレン−無水マレイン酸)、コポリ(スチレ
ン−アクリロニトリル)、コポリ(スチレン−ブタジエ
ン)、ポリ(ビニルアセタール)類(例えば、ポリ(ビ
ニルホルマール)およびポリ(ビニルブチラール)、ポ
リ(エステル)類、ポリ(ウレタン)類、フェノキシ樹
脂、ポリ(塩化ビニリデン)、ポリ(エポキシド)類、
ポリ(カーボネート)類、ポリ(ビニルアセテート)、
セルロースエステル類、ポリ(アミド)類がある。バイ
ンダーは水または有機溶媒またはエマルジョンから被覆
形成してもよい。
【0092】本発明においてバッキング層は、所望の波
長範囲での最大吸収が0.3以上2以下であることが好
ましく、さらに好ましくは0.5以上2以下のIR吸収
であり、かつ可視領域においての吸収が0.001以上
0.5未満であることが好ましく、さらに好ましくは
0.001以上0.3未満の光学濃度を有するハレーシ
ョン防止層であることが好ましい。
【0093】本発明でハレーション防止染料を使用する
場合、この染料は所望の波長範囲で目的の吸収を有し、
可視領域での吸収が充分少なく、上記バッキング層の好
ましい吸光度スペクトルの形状が得られればいかなる化
合物でも良い。例えば、特開平7−13295号、米国
特許第5,380,635号記載の化合物、特開平2−
68539号公報第13頁左下欄1行目から同第14頁
左下欄9行目、同3−24539号公報第14頁左下欄
から同第16頁右下欄記載の化合物があげられるが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0094】米国特許第4,460,681号および同
第4,374,921号に示されるような裏面抵抗性加
熱層(backside resistive heating layer)を本発明のよ
うな感光性熱現像写真画像系に使用することもできる。
【0095】本発明における熱現像画像記録材料は画像
記録層の付着防止などの目的で表面保護層を設けること
ができる。表面保護層としては、いかなる付着防止材料
を使用してもよい。付着防止材料の例としては、ワック
ス、シリカ粒子、スチレン含有エラストマー性ブロック
コポリマー(例えば、スチレン−ブタジエン−スチレ
ン、スチレン−イソプレン−スチレン)、酢酸セルロー
ス、セルロースアセテートブチレート、セルロースプロ
ピオネートやこれらの混合物などがある。
【0096】本発明における乳剤層または乳剤層の保護
層には、米国特許第3,253,921号、同第2,2
74,782号、同第2,527,583号および同第
2,956,879号に記載されているような光吸収物
質およびフィルター染料を使用することができる。ま
た、例えば米国特許第3,282,699号に記載のよ
うに染料を媒染することができる。
【0097】本発明における画像記録層もしくは画像記
録層の保護層には、艶消剤、例えばデンプン、二酸化チ
タン、酸化亜鉛、シリカ、米国特許第2,992,10
1号および同第2,701,245号に記載された種類
のビーズを含むポリマービーズなどを含有することがで
きる。また、乳剤面のマット度は星屑故障が生じなけれ
ばいかようでも良いが、ベック平滑度が1000秒以上
10000秒以下が好ましく、特に2000秒以上10
000秒以下が好ましい。
【0098】
【実施例】実施例1 ≪有機酸銀乳剤の調製≫ベヘン酸840g、ステアリン
酸95gを12リットルの水に添加し90℃に保ちなが
ら、水酸化ナトリウム48g、炭酸ナトリウム63gを
1.5リットルの水に溶解したものを添加した。30分
攪拌した後50℃とし、N−プロモサクシイミド1%水
溶液1.1リットルを添加し、次いで硝酸銀17%水溶
液2.3リットルを攪拌しながら徐々に添加した。さら
に液温を35℃とし、攪拌しながら臭化カリウム2%水
溶液1.5リットルを2分間かけて添加した後30分間
攪拌し、N−ブナモサクシイミド1%水溶液2.4リッ
トルを添加した。この水系混合物に携超しながら1.2
重量%ポリ酢酸ビニルの酢酸プチル溶液3300gを加
えた後10分間静置し2層に分離させ水層を取り除き、
さらに残されたゲルを水で2回洗浄した。こうして得ら
れたゲル状のベヘン酸/ステアリン酸銀および臭化銀の
混合物をポリビニルプチラール(電気化学工業(株)製
デンカブテラール#3000−K)の2.6%イソプロ
ピルアルコール溶液1800gで分散し、さらにポリビ
ニルブチラール(電気化学工業(株)製デンカブチトル
♯4000−2)600g、イソプロピルアルコール3
00gと共に分散し有機酸銀塩乳剤(平均短径0.05
μm 、平均長径1.2μm 、変動係数25%の針状粒
子)を得た。
【0099】≪乳剤層塗布液の調製≫上記で得た有機酸
銀乳剤に銀1モル当たり以下の量となるように各薬品を
添加した。25℃でフェニルチオスルホン酸ナトリウム
10mg、70mgの色素a、2−メルカプト−5−メ
チルベンゾイミダゾール2g、4−クロロベンゾフェノ
ン−2−カルボン酸21.5gと2−ブタノン580
g、ジメチルホルムアミド220gを攪拌しながら添加
し3時間放置した。ついで、−5−卜トリプロモメチル
スルフォニル−2−メチルチアジアゾール8g、2−ト
リブロモメチルスルフォニルベンゾチアゾール6g、
4,6−ジトリクロロメチル−2−フェニルトリアジン
5g、ジスルフイド化合物aを2g、1,1−ビス(2
−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル−3,5,5
−トリメチルヘキサンを0.4モル、表1に記載の本発
明の一般式(I)または(II)で示される化合物を5
×10-4モル、テトラクロロフタル酸5g、メガファッ
クスF−176P(大日本インキ化学工業(株)製フッ
素系界面活性剤1.1g、2−ブタノン590g、メチ
ルイソブチルケトン10gを攪拌しながら添加した。
【0100】≪乳剤面保譲層塗布液≫CAB171−1
5S(イーストマンケミカル(株)製酢酸酪酸セルロー
ス)75g、4−メチルフタル酸5.7g、テトラクロ
ロフタル酸無水物15g、フタラジン12.5g、0.
3gのメガファックスF−176P、シルデックスH3
1(洞海化学社製真球状シリカ平均サイズ3μm )2
g、SumidurN3500(住友バイエルウレタン
社製ポリイソシアネート)7gを2−ブタノン3070
gと酢酸エチル30gに溶解したものを調製した。
【0101】≪バック面を有した支持体の作成≫両面が
塩化ビニリデンを含む防湿下塗りからなるポリエチレン
テレフタレートフィルム上に1m2当たり以下の塗布量
となるように水溶液でバック層とバック面表面保護層を
同時重層塗布した。バック層塗布量はゼラチン1.5
g、p−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム30m
g、1,2−ビス(ビニルスルホニルアセトアミド)エ
タン100mg、染料a 50mg、染料b 100m
g、染料c 30mg、染料d 50mg、プロキセル
1mgであり、バック面表面保護層はゼラチン1.5
g、平均粒径2.5μm のポリメチルメタクリレート2
0mg、p−ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1
5mg、ジヘキシル−α−スルホサクシン酸ナトリウム
15mg、酢酸ナトリウム50mg、プロキセル1mg
である。
【0102】上記のごとく調製した支持体上に乳剤層塗
布液を銀が2g/m2となるように塗布した後、乳剤面
上に乳剤面保養層塗布液を乾燥厚さ2μm となるように
塗布した。
【0103】
【化10】
【0104】≪写真性能の評価≫633nmHe−Ne
レーザー感光計で写真材料を露光した後、115℃で2
0秒および30秒間処理(現像)し、得られた画像の評
価を濃度計により行った。測定の結果は、Dmax、感
度(Dminより3.0高い濃度を与える露光量の対
数)で評価した。感度はブランクとの相対値で示した。
【0105】結果を表1に示した。
【0106】
【表1】
【0107】本発明の化合物を用いると、高感度、高D
maxが得られること、また、熱現像時間が短くできる
ことがわかる。
【0108】実施例2 実施例1において、乳剤層塗布液に硬調化剤として、1
−ホルミル−2−(0−メトキシフェニル)−ヒドラジ
ンを銀1モル当たり6.5×10-3モル添加した。その
他は実施例1と同様にしてサンプルを作成し、性能を評
価した結果を表2に示した。Dmaxと階調γとを表2
に示した。階調γは特性曲線で濃度0.3と3.0の点
を結ぶ直線の傾きである。
【0109】本発明の化合物を用いると高Dmax、高
い硬調性が短い現像時間で得られる。
【0110】
【表2】
【0111】実施例3 実施例2における硬調化剤の代わりに、次の硬調化剤を
用いたサンプル3aと3bを作成した。
【0112】
【化11】
【0113】実施例2と同様の結果を得た。
【0114】実施例4 (1)支持体の作成 テレフタル酸とエチレングリコ−ルを用い、常法に従い
IV=0.66(フェノ−ル/テトラクロルエタン=6
/4(重量比)中25℃で測定)のPETを得た。これを
ペレット化した後130℃で4時間乾燥した後、300
℃で溶融後T型ダイから押し出した後急冷し、熱固定後
の膜厚が120μmになるような厚みの未延伸フィルム
を作成した。
【0115】これを周速の異なるロ−ルを用い3.3倍
に縦延伸、ついでテンタ−で4.5倍に横延伸を実施し
た。この時の温度はそれぞれ、110℃、130℃であ
った。この後、240℃で20秒間熱固定後これと同じ
温度で横方向に4%緩和した。この後テンタ−のチャッ
ク部をスリットした後、両端にナ−ル加工を行い、4.
8kg/cm2で巻き取った。このようにして、幅2.4m、
長さ3500m、厚み120μmのロ−ルを得た。
【0116】 (2)下塗り層(a) ポリマーラテックス−1 スチレン/ブタジエン/ヒドロキシエチルメタクリレート/ジビニルベンゼン= 67/30/2.5/0.5(重量%):Tg=20℃ 160mg/m2 2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−トリアジン 4mg/m2 マット剤(ポリスチレン、平均粒径2.4μm ) 3mg/m2 下塗り層(b) アルカリ処理ゼラチン (Ca++含量30ppm、ゼリー強度230g) 50mg/m2 化合物−1(下記) 10mg/m2
【0117】
【化12】
【0118】 (3)導電層(25℃25%RHでの表面抵抗率109Ω) ジュリマーET-410(日本純薬(株)製):Tg=52℃ 38mg/m2 SnO2/Sb(9/1重量比、平均粒子径0.25μm ) 120mg/m2 マット剤(ポリメチルメタクリレート、平均粒子径5μm ) 7mg/m2 デナコールEX−614B(ナガセ化成工業(株)製) 13mg/m2
【0119】 (4)保護層(バック面) ケミパールS-120(三井石油化学(株)製):Tg=77℃ 500mg/m2 スノーテックス−C(日産化学(株)製) 40mg/m2 デナコールEX−614B(ナガセ化成工業(株)製) 30mg/m2 支持体の両面に下塗り層(a)と下塗り層(b)を順次
塗布し、それぞれ180℃、4分間乾燥した。ついで、
下塗り層(a)と下塗り層(b)を塗布した上の一方の
面に導電層と保護層を順次塗布し、それぞれ180℃、
4分間乾燥してバック層/下塗り層のついたPET支持
体を作成した。
【0120】(5)搬送熱処理 (5−1)熱処理 バック層/下塗り層のついたPET支持体を温度130
℃、張力5kg/cm3に設定した全長200mの熱処理ゾー
ンを搬送速度20m/分で搬送した。 (5−2)後熱処理 上記熱処理に引き続き、温度140℃、張力10kg/cm2
で後熱処理を行い巻き取った。
【0121】(6)画像形成層 (ハロゲン化銀粒子の調製)水700mlにフタル化ゼラ
チン11gおよび臭化カリウム30mg、チオスルホン酸
ナトリウム10mgを溶解して温度35℃にてpHを5.
0に合わせた後、硝酸銀18.6gを含む水溶液159m
lと臭化カリウムを1モル/リットルで含む水溶液をpAg
7.7に保ちながらコントロールドダブルジェット法で
6.5分間かけて添加した。ついで、硝酸銀55.4g
を含む水溶液476mlと臭化カリウムを1モル/リット
ルで含むハロゲン塩水溶液pAg7.7に保ちながらコン
トロールダブルジェット法で30分間かけて添加した
後、4−ヒドロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−
テトラザインデン1gを添加し、さらにpHを下げて凝
集沈降させ脱塩処理をした。その後、フェノキシエタノ
ール0.1gを加え、pH5.9、pAg8.2に調整し臭
化銀粒子(平均サイズ0.12μm、投影面積直径変動
係数8%、(100)面比率88%の立方体粒子)の調製
を終えた。
【0122】こうして得たハロゲン化銀粒子を60℃に
昇温して銀1モル当たりチオスルホン酸ナトリウム8.
5×10-4モルを添加し、120分間熟成した後40℃
に急冷したのち、1×10-5モルの色素S−1、5×1
-5モルの2-メルカプト-5-メチルベンゾイミダゾー
ルおよび5×10-5モルのN−メチル−N’−{3−
(メルカプトテトラゾリル)フェニル}ウレアを添加し
30℃に急冷してハロゲン化銀乳剤を得た。
【0123】
【化13】
【0124】(有機酸銀分散物の調製)ステアリン酸
4.4g、ベヘン酸39.4g、蒸留水770mlを90℃
で攪拌しながら1N-NaOH水溶液103mlを添加し240
分反応させ、75℃に降温した。次いで、硝酸銀19.
2gの水溶液112.5ml を45秒かけて添加し、その
まま20分間放置し、30℃に降温した。その後、吸引
濾過で固形分を濾別し、固形分を濾水の伝導度が30μ
S/cmになるまで水洗した。こうして得た固形分にヒドロ
キシプロピルメチルセルロース10wt%水溶液100g
を添加し、さらに総重量270gとなるように水を加え
たのち、自動乳鉢にて粗分散し有機酸銀粗分散物を得
た。この有機酸銀粗分散物をナノマイザー(ナノマイザ
(株)製)を用い衝突時の圧力1000kg/cm2で分散し
有機酸銀分散物を得た。こうして得た有機酸銀分散物に
含まれる有機酸銀粒子は平均短径0.04μm、平均長径
0.8μm、変動係数30%の針状粒子であった。
【0125】(還元剤分散物の調製)1,1-ビス(2-ヒド
ロキシ-3,5-ジメチルフェニル)-3,5,5-トリメチルヘキ
サン100gとヒドロキシプロピルセルロース50gに水
850gを添加し良く混合してスラリーとした。平均直
径0.5mmのジルコニアビーズ840gを用意してスラ
リーと一緒にベッセルに入れ、分散機(1/4Gサンド
グラインダーミル:アイメックス(株)製)にて5時間
分散し還元剤分散物を得た。
【0126】(有機ポリハロゲン化物分散物の調製)ト
リブロモメチルフェニルスルホン50gとヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース10gに水940gを添加し良く
混合してスラリーとした。平均直径0.5nmのジルコニ
アビーズ840gを用意してスラリーと一緒にベッセル
に入れ、分散機(1/4Gサンドグラインダーミル:ア
イメックス(株)製)にて5時間分散し有機ポリハロゲ
ン化物分散物を得た。
【0127】(画像形成層塗布液の調製)上記で得た有
機酸銀分散物100g、還元剤分散物20g、有機ポリハ
ロゲン化物分散物15g、LACSTAR3307B(大日本
インキ化学工業(株)製;SBRラテックス;Tg13
℃)49wt% 40g、MP−203(クラレ(株)
製;ポリビニルアルコール)10wt%水溶液20g、ハ
ロゲン化乳剤20g、1−ホルミル−2−(o−メトキ
シフェニル)−ヒドラジン1wt% メタノール溶液8ml、
さらに水100gを加えてよく混合し画像形成層塗布液
を調製した。
【0128】この塗布液を塗布銀量1.5g/m2、ポリマ
ーラテックスの固形分の塗布量が5.7g/m2になるよう
に塗布した。
【0129】(7)保護層 (保護層塗布液の調製)40wt% のポリマーラテックス
(メチルメタクリレート/スチレン/2−エチルヘキシ
ルアクリレート/2−ヒドロキシエチルメタクリレート
/メタアクリル酸=59/9/26/5/1の共重合
体;Tg47℃)500gに、H2O 262gを加
え、造膜助剤として、ベンジルアルコール14g、下記
化合物−22.5g、セロゾール524(中京油脂
(株)製)3.6g、下記化合物−312g、下記化合
物−4 1g、下記化合物−5 2g、下記化合物−6
7.5g、マット剤として、平均粒径3μm のポリメ
チルメタクリレート微粒子3.4gを順次加えて、さら
にH2Oを加えて、1000gとし、粘度5cp(25
℃)、pH=3.4(25℃)の塗布液を調製した。
【0130】この塗布液をポリマーラテックスの固形分
が2g/m2になるように塗布した。
【0131】以上を比較サンプルとして、本発明のサン
プルは、画像形成層に表3に記載したように本発明の一
般式(I)または(II)で示される化合物を銀1モル当
たり7.0×10-4モルになるように添加した。
【0132】
【化14】
【0133】このようにして塗布層を設けたのち、60
℃で2分間乾燥し、熱現像画像記録材料を得た。
【0134】(写真性能の評価)得られた試料を780
nmにピークを有する干渉フィルムおよびステップウェッ
ジを介して、発光時間10-6秒のキセノンフラッシュで
露光した後、実施例−1の熱現像機を用いて処理し、得
られた画像の最高濃度と硬調性を評価した。結果を表3
に示した。本発明の化合物を用いることによって、高い
Dmaxと高い硬調性が得られた。
【0135】
【表3】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機銀塩、還元剤および有機バインダー
    とを含む熱現像画像記録材料において、次の式(I)ま
    たは(II)で表される化合物を含むことを特徴とする熱
    現像画像記録材料。 【化1】 ここでR1は水素原子、アルキル基、アリール基、ヒド
    ロキシ基、アミノ基、チオール基、アルコキシ基、チオ
    エーテル基より選ばれる基である。R2とR3は、それぞ
    れ同じでも異なっても良く、水素原子、もしくは1〜4
    個の置換可能基である。
  2. 【請求項2】 感光性ハロゲン化銀粒子を含む請求項1
    の熱現像画像記録材料。
  3. 【請求項3】 硬調化剤を含む請求項2の熱現像画像記
    録材料。
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