JP2000111783A - レンズ操作装置 - Google Patents

レンズ操作装置

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JP2000111783A JP10278018A JP27801898A JP2000111783A JP 2000111783 A JP2000111783 A JP 2000111783A JP 10278018 A JP10278018 A JP 10278018A JP 27801898 A JP27801898 A JP 27801898A JP 2000111783 A JP2000111783 A JP 2000111783A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作部材の操作限界を規定する衝止部材を移動
可能な構造とし、プリセット機能などレンズ操作装置以
外の制御が働いた場合にも操作部材の操作限界とレンズ
の終端位置との対応関係を維持できるレンズ操作装置を
提供する。 【解決手段】フォーカスデマンド10のツマミ12の操
作限界を規定するストッパーピン18を歯車20の上に
設け、該歯車20をモータ22によって回転可能な構造
とする。プリセット機能などによってフォーカスレンズ
が動かされ、ツマミ12の操作限界の位置とフォーカス
レンズの作動上のエンド端との対応関係にズレが生じた
場合に、そのズレを是正すべく、現在のレンズ位置とエ
ンド端との関係に基づいて、現在のツマミ位置を起点と
するツマミ12の操作限界がレンズのエンド端に対応す
るように前記ストッパーピン18を移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ操作装置に係
り、特にテレビカメラ等に用いられる撮影用レンズ装置
のフォーカシングやズーミング等を電動制御するための
操作信号を与えるレンズ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビカメラ用レンズにおけるズーミン
グやフォーカシングなどのレンズ操作にはズームレート
デマンドやフォーカスポジションデマンドと呼ばれる操
作装置が用いられる。通常、操作装置(デマンド)は、
操作部材に相当する操作リングを有し、この操作リング
を手動で回転(又は回動)操作することにより、操作リ
ングと連動するポテンショメータやロータリーエンコー
ダ等から操作量に応じた電気信号(操作信号)が出力さ
れる。そして、この電気信号に基づいてモータ等の駆動
部を制御し、レンズ群を移動させてズーミングやフォー
カシングを行うようになっている。
【0003】また、予め記憶させておいたフォーカス位
置及びズーム位置をボタン操作で瞬時に再現するプリセ
ット機能(ショット機能)を備えたテレビレンズも広く
知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、フォーカスデマンドが接続されたレンズ装置におい
て、プリセット機能やオートフォーカス機能がONされ
た場合、デマンドから出力される信号(位置信号)が断
ち切られて、プリセット等の信号に基づいた位置にレン
ズ(例えば、フォーカスレンズ)が移動する。その後、
プリセット機能等を解除すると、フォーカスデマンドの
指令する位置にレンズが復帰するが、プリセット位置で
被写体にピントが合わせられていた場合には、プリセッ
ト機能を解除した途端に画面がボケて放送事故になる可
能性がある。
【0005】かかる不具合を防止するために、プリセッ
ト機能が解除されてもフォーカス位置等のレンズ状態が
維持されることが望ましい。この場合、デマンドの操作
リングの回転角度(回動位置)を検知する位置センサと
してインクリメンタル型ロータリーエンコーダ等を用
い、その回転終端の両端にストッパーを設けたフォーカ
スデマンドを想定すると、プリセット機能解除によるフ
ォーカス位置の変動を回避できる。
【0006】ところが、かかる構成の場合、フォーカス
デマンドのストッパー位置と、実際のフォーカスレンズ
のエンド端との関係がズレてしまい、デマンドの操作リ
ングを操作限界(端)まで回しても、フォーカスレンズ
がエンド端(至近端又は無限遠端)まで到達せず、ピン
ト調整ができない領域(範囲)が生じてしまうという問
題がある。
【0007】なお、これと類似する課題は特開平8−3
13793号公報において指摘されている。同公報では
操作リングを自由回転可能に構成し、レンズ装置に設け
たレンズの端認識手段によってレンズがエンド端に到達
したことを検知したら、操作リングの回転を強制的に阻
止する構造が提案されている。具体的には、操作リング
と一体で回転するリング部材の外周に歯車状の歯が設け
られ、レンズが端位置に到達した時にモータ等の動力源
を駆動してストッパーコマ部材を回動させ、ストッパー
コマ部材の先端をリング部材の歯と歯の谷部に係合させ
て、操作リングの回転を止めるようになっている。
【0008】しかし、この公報に示されたレンズ操作装
置では、レンズの端位置を検出する都度モータ等の動力
源を駆動してストッパーコマ部材をリング部材の回転エ
リアに進出させなければならず、消費エネルギーも比較
的大きく、制御系も複雑になる。更に、ストッパーコマ
部材が頻繁に回動するため、機械的な故障など、耐久性
にも問題がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、プリセット機能やオートフォーカス機能などレ
ンズ操作装置以外の制御が働いてその制御が解除された
時にもレンズの状態を維持できるとともに、レンズ操作
装置における操作部材の操作限界と、レンズ装置側の被
制御レンズ(例えば、フォーカスレンズ)の移動限界
(エンド端)との関係を保つことができ、被制御レンズ
の移動限界位置において操作部材の操作限界を実感でき
るレンズ操作装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、操作部材の変位に応じた信号を出力し、該
信号に基づいてレンズを制御するレンズ操作装置におい
て、操作部材を衝止して操作限界を規定する衝止部材
と、該衝止部材を移動自在に支持する支持機構と、前記
衝止部材を移動させる動力を与える動力源と、前記動力
源を制御する制御部であって、前記レンズの作動上の終
端位置と現在のレンズ位置との関係に基づいて、現在の
操作部材の位置を起点とする操作部材の操作限界が前記
レンズの終端位置に対応するように前記衝止部材を移動
させる制御部と、を備えたことを特徴としている。
【0011】本発明によれば、プリセット機能などレン
ズ操作装置以外の制御が働いてレンズが動かされ、操作
部材の操作限界の位置とレンズの終端位置との対応関係
にズレが生じた場合に、制御部において現在のレンズ位
置と該レンズの終端位置との位置関係を把握し、操作部
材の現在位置と衝止部材の位置との関係が、現在のレン
ズ位置とレンズの終端位置との関係と等しくなるように
動力源を制御して衝止部材を移動させている。これによ
り、操作部材の操作限界とレンズの終端位置とを容易に
一致させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ操作装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1には本発明をテレビレンズ用フォーカスデマン
ドに適用した例が示され、図2には図1のA−A線に沿
う概略断面図が示されている。図1に示したように、フ
ォーカスデマンド10は主として、操作部材に相当する
ツマミ12と、ツマミ12の回転を検出するロータリー
エンコーダ14と、前記ツマミ12に一体的に設けられ
たストッパー部材16と衝突してツマミ12の回動を規
制するストッパーピン(衝止部材に相当)18が植設さ
れた歯車20と、該歯車20に回転駆動力を与えるモー
タ(動力源に相当)22と、前記歯車20の回転を検出
するロータリーエンコーダ24と、から構成される。
【0013】ツマミ12はロータリーエンコーダ14を
収納するケース26から延出した円筒部27に回動自在
に支持され、セットビス28を用いて軸30に固定され
る。ツマミ12の周囲には指掛け部の役割を果たす突起
部12Aが1つ又は複数(通常は周囲等間隔に3〜4か
所程度)設けられる。ロータリーエンコーダ14はケー
ス26の内側において前記軸30の後端(図において右
端)部に配置され、固定部材32及び固定ネジ33を用
いてケース26に取り付けられる。ツマミ12が回転
(変位)するとツマミ12と一体に軸30が回転し、そ
の回転方向及び回転量パルス信号がロータリーエンコー
ダ14から出力される。
【0014】前記円筒部27には歯車20が回動自在に
支持されており、この歯車20の上面(図1において右
面)にストッパーピン18が固設されている。なお、符
号36は歯車20の軸方向の抜け止め用の止め輪であ
る。ツマミ12の裏面(図1において左面)にはストッ
パー部材16が突設されているため、図2に示すように
ツマミ12が回動してストッパー部材16がストッパー
ピン18に衝突すると、その回転方向(図2において時
計回転方向)についてツマミ12の回動が阻止される。
なお、ツマミ12が逆方向に回動操作されてストッパー
部材16がストッパーピン18に衝突する場合も同様で
ある。
【0015】モータ22はケース26の外側(図1にお
いて上面)に取り付けられており、該モータ22の回転
軸には前記歯車20と噛合する歯車38が固着される。
このモータ22の回転駆動力が歯車38を介して歯車2
0に伝達されることにより、歯車20が回転しストッパ
ーピン18が円軌道Cs に沿って位置が移動する。な
お、モータ22と歯車20との間をウォームギヤにする
ことも可能である。
【0016】こうして、ツマミ12のストッパー部材1
6がストッパーピン18に衝突する位置が変更され、ツ
マミ12の衝止位置(操作限界位置)が可変する。スト
ッパーピン18が目標の位置に到達した時点でモータ2
2の端子を短絡することにより、ストッパーピン18が
停止し、その位置が維持される。なお、ストッパーピン
18を移動させる動力源として超音波モータを用いるこ
とも可能であり、かかる場合は通電の状態で停止が維持
される。
【0017】ロータリーエンコーダ24は図1において
ケース26の下面に取り付けられており、前記歯車20
に噛合される歯車40の回転を検出し、その回転方向及
び回転量に応じたパルス信号を出力するようになってい
る。このロータリーエンコーダ24の出力信号に基づい
てストッパーピン18の位置を把握することができ、モ
ータ22の駆動が制御される。なお、ストッパーピン1
8の位置を制御する方法について詳しくは後述する。
【0018】図3はテレビレンズのフォーカス制御系の
構成を示すブロック図である。同図では説明の便宜上1
枚のフォーカスレンズのみを示すが、一般にテレビレン
ズ50は、固定フォーカスレンズ群、移動フォーカスレ
ンズ群(符号52に相当)、変倍レンズ群、補正レンズ
群、マスターレンズ群、など複数のレンズ群を有してお
り、各レンズ群は複数枚のレンズで構成される。
【0019】フォーカスレンズ52のレンズ枠53はネ
ジ棒54に螺合連結されており、フォーカス駆動用のモ
ータ56の回転駆動力が歯車57、58を介してネジ棒
54に伝達されることによってネジ棒54が回転し、フ
ォーカスレンズ52が光軸に沿って前後(図3において
左右方向)に移動する構造になっている。なお、レンズ
枠53はフォーカスレンズ52と一体に成形されていて
もよく、フォーカスレンズ52を移動させる構造(手
段)は、図3に示すものに限らず様々な形態が可能であ
り、周知の手段を適宜選択して適用することができる。
【0020】フォーカス駆動用のモータ56は、図1で
説明したフォーカスデマンド10の指令信号に基づいて
駆動されるのみならず、プリセット機能やオートフォー
カス機能を働かせた場合などには図示せぬレンズ制御装
置によって自動的に制御される。フォーカスレンズ52
は予め定められた至近側のエンド端E1 と、無限遠側の
エンド端E2 との間で移動可能であり、図示せぬ適当な
衝止部材等の規制手段によって、かかる可動範囲を超え
てフォーカスレンズ52は移動することができない構造
になっている。
【0021】また、テレビレンズ50にはフォーカスレ
ンズ52の位置(フォーカス位置)を検出するための手
段としてロータリーエンコーダ60が設けられている。
勿論、ロータリーエンコーダ60に代えてポテンショメ
ータ等の他の検出手段を用いることも可能である。ロー
タリーエンコーダ60は歯車61、58を介してネジ棒
54の回転方向及び回転量を検出し、その検出に応じた
パルス信号を出力する。かかるパルス信号のパルス数を
カウントすることによってフォーカスレンズ52の絶対
的な位置、即ち、エンド端E1 、E2 とフォーカスレン
ズ52の位置との関係を把握することができる。
【0022】ロータリーエンコーダ60から出力される
信号はフォーカスレンズ52の位置を示す信号に相当し
ており、このフォーカスレンズ位置信号64がフォーカ
スデマンド10のストッパー位置制御回路(以下、スト
ッパー制御回路と略記する。)66に加えられる。一
方、図1で説明したロータリーエンコーダ14の出力信
号はツマミ12の位置を示す信号に相当しており、この
ツマミ位置信号68はストッパー制御回路66に入力さ
れる。同様に、図1で説明したロータリーエンコーダ2
4の出力信号はストッパーピン18の位置を示す信号に
相当しており、このストッパー位置信号70はストッパ
ー制御回路66に入力される。
【0023】更に、プリセット機能のON/OFFスイ
ッチ72の操作に応じて作動するプリセット制御回路7
4からプリセット動作の開始/終了を示す信号がストッ
パー制御回路66に加えられている。なお、オートフォ
ーカス機能を有する場合には、オートフォーカス動作の
開始/終了を示す信号もストッパー制御回路66に入力
される。
【0024】ストッパー制御回路66は、受入した各位
置信号(64、68、70)及びプリセット制御回路7
4等から受入した信号に基づいて、ストッパー移動用の
モータ、即ち図1で説明したモータ22を制御する。次
に、上記の如く構成されたレンズ操作装置の作用につい
て、モータ22の制御方法と共に説明する。
【0025】図4はフォーカスレンズの位置とフォーカ
スデマンドのツマミの位置との関係を示す概念図であ
る。同図(a)〜(c)の各図において上段はフォーカ
スレンズ位置を示すもので、至近側エンド端(N)から
無限側エンド端(∞)までの可動範囲において図中黒丸
で示す位置がフォーカスレンズ52の現在の位置を表し
ている。他方、その下段はフォーカスデマンド位置を示
すもので、ストッパーピン18によって規定されるツマ
ミ12の回動限界位置をSN ,SF で表し、至近方向の
回動限界位置(SN )から無限遠方向の回動限界位置
(SF )までの回動範囲におけるツマミ12の相対的な
位置を図中黒丸で表している。
【0026】プリセット機能やオートフォーカス機能な
どフォーカスデマンド以外の制御機能を使用しない場合
には図4(a)に示すように、フォーカスレンズ52の
両エンド端とフォーカスデマンドのツマミ12の回動限
界位置とはそれぞれ一致しており、ツマミ12を回すこ
とにより至近側エンド端(N)から無限側エンド端
(∞)までの全領域においてフォーカスレンズ12を制
御できる。
【0027】ところが、図4(b)に示すように、プリ
セット機能などフォーカスデマンド以外の制御機能が働
いてフォーカスレンズ52が動かされた後、その制御が
解除された場合には、その移動量分だけフォーカスデマ
ンド10のツマミ12の回転位置がズレることになる。
同図(b)のようにプリセット機能等によってフォーカ
スレンズ52が無限遠側に移動した場合、そのフォーカ
スレンズ位置が現在のフォーカスデマンド位置に対応づ
けられることになるので、結果的にフォーカスデマンド
10のツマミ12の回動限界位置とフォーカスレンズ5
2の両エンド端との関係がズレてしまう。
【0028】このままでは、フォーカスデマンド10の
ツマミ12を至近側に回しても、フォーカスレンズ52
がエンド端(N)に到達する手前の回動限界位置SN で
ツマミ12の回動が阻止されてしまい、それ以上ツマミ
12を回すことができない。このため、図4(b)の符
号Rxで示す領域においてフォーカスレンズ52の制御
が不可能になる。
【0029】また、フォーカスデマンド10のツマミ1
2を無限遠側に回す場合を考察すると、フォーカスレン
ズ52を無限遠のエンド端(∞)まで制御することは可
能であるが、エンド端(∞)に到達した時でもフォーカ
スデマンド10のツマミ12の回動が阻止されないの
で、操作者がエンド端到達を実感できない。そこで、こ
のような不具合を解決するために、本例のフォーカスデ
マンド10においては、図4(c)に示すように、プリ
セット機能等によってずれ分だけフォーカスデマンド1
0の回動限界位置(SN ,SF )を移動させて、フォー
カスレンズ52の両エンド端とフォーカスデマンド10
の回動限界位置との関係を一致させるようにしている。
即ち、プリセット機能などフォーカスデマンド以外の制
御が働いてフォーカスレンズ52が動かされた時には、
現在のフォーカスレンズ位置と両エンド端との関係と、
フォーカスデマンド10のツマミ12の現在位置と両回
動限界位置との関係とが等しくなるように、フォーカス
デマンド10のストッパーピン18の位置を移動させ
る。このような衝止位置の変更動作を実現すべく、スト
ッパー制御回路66はモータ22を制御する。
【0030】なお、レンズ装置の電源投入時には、初期
動作としてフォーカスレンズ52を一方のエンド端まで
強制移動すると共に、エンド端に到達するまでの間フォ
ーカスデマンド10のモータ22をフリーにして(ブレ
ーキを解除して)おく。そして、フォーカスレンズ52
がエンド端に到達したらモータ22を制御して、該エン
ド端に対応するストッパーピン18の位置を設定する。
かかる初期設定によって、フォーカスレンズ52のエン
ド端と、フォーカスデマンド10の操作部材の操作限界
とが対応づけられ、以後プリセット機能等の制御を行っ
た場合にも上述の如く両者の対応関係が保持される。
【0031】本例のフォーカスデマンド10によれば、
プリセット機能などデマンド以外の制御が働いてその制
御が解除された時にもレンズの状態を維持できるととも
に、ツマミ12の操作限界と、レンズ装置側のフォーカ
スレンズ52の移動限界(エンド端)との関係を保つこ
とができ、エンド端においてツマミ12の操作限界を実
感できる。
【0032】また、ストッパーピン18の位置を一旦修
正すれば、その後は次にプリセット機能等が働くまでス
トッパーピン18の位置制御が不要になるので制御負担
も少なく、機械的な耐久性にも優れるという利点があ
る。上記実施の形態のストッパー部材16とストッパー
ピン18の関係を逆にしてストッパー部材16側を移動
させる構造とすることも可能である。
【0033】上記実施の形態では、フォーカスレンズの
制御系を例に説明したが、位置制御されるレンズであれ
ば、どのレンズを対象としてもよく、本発明を適用して
上述と同様のレンズ操作装置を実現することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
操作装置によれば、操作部材の操作限界を規定する衝止
部材を移動可能な構造とし、現在の操作部材位置を起点
とする操作部材の操作限界の位置がレンズの終端位置に
対応するように前記衝止部材を移動させるようにしたの
で、プリセット機能などレンズ操作装置以外の制御が働
いてその制御が解除された時にもレンズの状態を維持で
きるとともに、操作部材の操作限界と、レンズの終端位
置との対応関係を保つことができ、終端位置において操
作部材の操作限界を実感できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフォーカスデマンド
の断面図
【図2】図1のA−A線に沿う概略断面図
【図3】本発明が適用されるテレビレンズのフォーカス
制御系の構成を示すブロック図
【図4】フォーカスレンズの位置とフォーカスデマンド
のツマミの位置との関係を説明するために用いた概念図
【符号の説明】
10…フォーカスデマンド(レンズ操作装置) 12…ツマミ(操作部材) 14、24、60…ロータリーエンコーダ 16…ストッパー部材 18…ストッパーピン(衝止部材) 20…歯車(支持機構) 22…モータ(動力源) 26…ケース 27…円筒部(支持機構) 50…テレビレンズ 52…フォーカスレンズ 56…モータ 66…ストッパー位置制御回路(制御部) E1 、E2 …エンド端(終端位置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部材の変位に応じた信号を出力し、
    該信号に基づいてレンズを制御するレンズ操作装置にお
    いて、 操作部材を衝止して操作限界を規定する衝止部材と、 該衝止部材を移動自在に支持する支持機構と、 前記衝止部材を移動させる動力を与える動力源と、 前記動力源を制御する制御部であって、前記レンズの作
    動上の終端位置と現在のレンズ位置との関係に基づい
    て、現在の操作部材の位置を起点とする操作部材の操作
    限界が前記レンズの終端位置に対応するように前記衝止
    部材を移動させる制御部と、 を備えたことを特徴とするレンズ操作装置。
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