JP2002014273A - レンズ装置 - Google Patents

レンズ装置

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JP2002014273A
JP2002014273A JP2000194708A JP2000194708A JP2002014273A JP 2002014273 A JP2002014273 A JP 2002014273A JP 2000194708 A JP2000194708 A JP 2000194708A JP 2000194708 A JP2000194708 A JP 2000194708A JP 2002014273 A JP2002014273 A JP 2002014273A
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zoom
lens
focus
clutch
zoom lens
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JP2000194708A
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Tadashi Sasaki
正 佐々木
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フォーカスシングによる画角変動を防止するた
めのズーミングによる画角補正を高精度で行えるように
すると共に、画角補正を高精度で行うためのズームの位
置センサの小型化を図ることができるレンズ装置を提供
する。 【解決手段】フォーカスレンズ104が移動すると、C
PU70は、ROM114の画角補正データを参照し
て、フォーカス位置の変化による画角変動を防止するた
めのズーム位置の補正量を求め、ズーム駆動用モータ7
6を駆動してその補正量だけズームレンズ84を移動さ
せる。このとき、CPU70は、高分解能のエンコーダ
92によってズーム位置の変化量を検出しながら、ズー
ム位置の変化量が補正量となるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ装置に係り、
特にフォーカシングによる画角変動をズーミングにより
防止する画角補正機能を備えたレンズ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送用テレビカメラ等に使用されるズー
ムレンズ装置において、フォーカシングを行うと、あた
かもズーミングを行ったかのような画角変動が生じる現
象が知られている。そこで、フォーカシングを行う際に
はこれと同期してズーミングも行い、ズーミングによっ
て画角補正することでフォーカシングによる画角変動を
防止する方法が提案されている(特開平6−25007
1号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ズーミング
による画角補正を行う場合、ズーム位置に関して、フォ
ーカシングに同期した高精度の位置制御が必要である。
そのため、ズーム位置の検出には、高分解能(例えばズ
ーム作動範囲に対して1/4000)で直線性の優れた
(例えば0.1%)位置センサが不可欠である。一般
に、位置センサには、ポテンショメータが使用されてい
るが、このような条件に適合するポテンショメータを使
用した場合には、必然的にポテンショメータの外径が大
きくなる(例えばφ30)。しかしながら、ポテンショ
メータの外径が大きくなると、当然ポテンショメータの
ために大きな配置スペースを確保しなければならず、レ
ンズ装置が大型化すると共に、ハンディタイプ(肩担ぎ
型)のENGレンズのように小型のレンズ装置において
は、そのような大きなポテンショメータの配置スペース
を確保することは到底困難である。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、フォーカシングによる画角変動を防止するため
のズーミングによる画角補正を高精度で行えるようにす
ると共に、画角補正を高精度で行うためのズーム位置の
検出センサの小型化を図ることができるレンズ装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、光軸方向に移動可能な変
倍のためのズームレンズと、光軸方向に移動可能な合焦
のためのフォーカスレンズとを備え、前記ズームレンズ
を電動により移動させることができるレンズ装置におい
て、前記ズームレンズの絶対位置を検出するズーム位置
検出手段と、前記フォーカスレンズの絶対位置を検出す
るフォーカス位置検出手段と、前記ズームレンズの所望
位置からの変化量を検出する検出手段であって、前記ズ
ームレンズの2点の位置の相違を区別するために必要な
これらの2点の位置の差の限度を示す分解能が前記ズー
ム位置検出手段よりも優れたズーム変化量検出手段と、
前記フォーカスレンズの位置が変化する前に前記ズーム
位置検出手段及び前記フォーカス位置検出手段によって
検出された前記ズームレンズ及びフォーカスレンズの位
置と、前記フォーカスレンズの位置が変化した場合の該
位置の変化量とに基づいて、該フォーカスレンズの位置
の変化によって生じる画角変動を防止するための前記ズ
ームレンズの位置の補正量を導出するズーム補正量導出
手段と、前記画角変動を防止するために前記ズームレン
ズを電動により移動させ、前記ズームレンズの位置を変
化させるズーム駆動手段であって、該ズームレンズの位
置の変化により前記ズーム変化量検出手段によって検出
された変化量が前記補正量導出手段によって導出された
補正量と一致するように前記ズームレンズを移動させる
ズーム駆動手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、光軸方向
に移動可能な変倍のためのズームレンズと、光軸方向に
移動可能な合焦のためのフォーカスレンズとを備え、前
記ズームレンズと該ズームレンズを駆動するためのモー
タとを動力伝達可能に連結する動力伝達機構をクラッチ
により断続して電動又は手動のいずれでも前記ズームレ
ンズを移動させることができるレンズ装置において、前
記ズームレンズの絶対位置を検出するズーム位置検出手
段と、前記フォーカスレンズの絶対位置を検出するフォ
ーカス位置検出手段と、前記ズームレンズの所望位置か
らの変化量を検出する検出手段であって、前記ズームレ
ンズの2点の位置の相違を区別するために必要なこれら
の2点の位置の差の限度を示す分解能が前記ズーム位置
検出手段よりも優れたズーム変化量検出手段と、前記フ
ォーカスレンズの位置が変化する前に前記ズーム位置検
出手段及び前記フォーカス位置検出手段によって検出さ
れた前記ズームレンズ及びフォーカスレンズの位置と、
前記フォーカスレンズの位置が変化した場合の該位置の
変化量とに基づいて、該フォーカスレンズの位置の変化
によって生じる画角変動を防止するための前記ズームレ
ンズの位置の補正量を導出するズーム補正量導出手段
と、前記画角変動を防止するために、前記クラッチをオ
ンにし、前記動力伝達機構を接続して、前記ズームレン
ズを電動により移動可能にするクラッチ接続手段と、前
記画角変動を防止するために前記ズームレンズを電動に
より移動させ、前記ズームレンズの位置を変化させるズ
ーム駆動手段であって、該ズームレンズの位置の変化に
より前記ズーム変化量検出手段によって検出された変化
量が前記補正量導出手段によって導出された補正量と一
致するように前記ズームレンズを移動させるズーム駆動
手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の発明において、前記ズーム補正量検出手段は、
前記クラッチよりも前記モータ側に配置された前記動力
伝達機構のギアの回転量に基づいて前記ズームレンズの
位置の変化量を検出することを特徴としている。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項
1、請求項2、又は、請求項3のうちいずれか1に記載
された発明において、前記ズーム位置検出手段には、前
記ズームレンズの絶対位置に対応する電圧値を検出する
ためのポテンショメータが使用され、前記ズーム変化量
検出手段には、前記ズームレンズの位置の所定単位量の
変化毎にパルス信号を出力するエンコーダが使用される
ことを特徴としている。
【0009】本発明によれば、ズームレンズの絶対位置
を検出するポテンショメータ等のズーム位置検出手段と
は別にズームレンズの位置の変化量を検出するエンコー
ダ等のズーム変化量検出手段を設け、この変化量の検出
を高分解能で行えるようにすると共に、画角補正の際の
ズームの位置制御をズーム変化量検出手段を使用して行
うようにしたため、画角補正を高精度で行うことができ
る。また、ズーム変化量検出手段が変化量の検出である
ために高分解能によるその変化量の検出を小型のエンコ
ーダによって実現できるので、画角補正を高精度で行う
ためのズーム位置検出センサを小型化することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0011】図1は、本発明が適用されるテレビカメラ
用のレンズ装置(ENGレンズ)の一例を示した外観図
である。同図に示すレンズ装置1は、ENGカメラ等の
放送用テレビカメラに用いられるインナーフォーカス式
ズームレンズであり、レンズ鏡胴2には、フォーカスリ
ング4、ズームリング6及びアイリスリング8等の操作
リングが設けられている。レンズ鏡胴2の図示しない内
部には、周知の如く、前方から順に、合焦のために光軸
方向に移動可能なフォーカスレンズ(群)、変倍のため
に光軸方向に移動可能なズーム(変倍)レンズ(群)、
アイリス、及びリレーレンズ(群)等の光学部材が配設
されている。フォーカスリング4が回動すると、フォー
カスレンズが光軸方向に移動し、ズームリング6が回動
すると、ズームレンズが光軸方向に移動し、アイリスリ
ング8が回動すると、アイリスの絞り径が変化する。
【0012】また、レンズ鏡胴2の側部には前記フォー
カスリング4、ズームリング6及びアイリスリング8を
電動で駆動するドライブユニット12が設置されてい
る。ドライブユニット12はケース14を有し、このケ
ース14はビス16、16を介してレンズ鏡胴2の側部
に取り付けられている。ケース14内には、図示せぬフ
ォーカス駆動用モータ、ズーム駆動用モータ、アイリス
駆動用モータが配置されており、これらのモータは、そ
れぞれ図示せぬ動力伝達機構を介してフォーカスリング
4、ズームリング6、アイリスリング8に動力伝達可能
に連結される。従って、フォーカス駆動用モータが回動
するとフォーカスリング4が回動し、ズーム駆動用モー
タが回動するとズームリング6が回動し、アイリス駆動
用モータが回動するとアイリスリング8が回動する。
【0013】ドライブユニット12のケース14の上面
にはズームシーソースイッチ18と呼ばれる電動でズー
ム操作を行うための操作部材が設けられている。ズーム
シーソースイッチ18は、操作を解除したときには所定
の復帰位置に復帰し、その復帰位置に対して双方向に揺
動するように構成されている。ズームシーソースイッチ
18をテレ(T)側又はワイド(W)側に操作すると、
ズーム駆動用モータによってズームリング6がテレ側又
はワイド側に回動してズームレンズがテレ方向又はワイ
ド方向に移動し、また、ズームシーソースイッチ18の
操作角度が大きい程、ズームレンズが高速で移動する。
尚、ドライブユニット12にカメラ本体や外部コントロ
ーラ(ズームデマンド、フォーカスデマンド等)を接続
することによって、外部から与えられる制御信号により
各駆動用モータを駆動してズーム、フォーカス、絞り等
の制御を行うこともできるようになっている。
【0014】また、ドライブユニット12のケース14
の上面には、画角補正ON/OFFスイッチ20が設け
られており、このスイッチ20をオンにすると、画角補
正機能が有効になる。画角補正機能は、電動又は手動に
よってフォーカスリング4が回動してフォーカスレンズ
が移動し、フォーカス位置が変化した場合において、そ
のフォーカス位置の変化によって生じる画角変動をズー
ムレンズを移動させてズーム位置を補正することによっ
て防止する機能である。画角補正ON/OFFスイッチ
20をオフにした場合には、この画角補正機能は作動し
ない。尚、画角補正機能については後述する。
【0015】ところで、後述するようにフォーカス駆動
用モータとフォーカスリング4、ズーム駆動用モータと
ズームリング6、アイリス駆動用モータとアイリスリン
グ8のそれぞれの動力伝達機構は、それぞれクラッチに
より切断又は接続することができるようになっている。
クラッチがオンされて動力伝達機構が接続された状態と
なっている操作リングは、駆動用モータによって電動で
駆動することができ、クラッチがオフされることによっ
て動力伝達機構が切断された状態となっている操作リン
グは、操作リングを把持した手により直接手動で駆動す
ることができる。
【0016】フォーカス、ズーム、アイリスのそれぞれ
の操作に関し、ユーザはそれぞれ所定のスイッチによっ
て、例えば、『電動モード』、『手動モード』、『電動
/手動モード』の3つの操作モードのいずれかを選択す
ることができるようになっており、その選択によってフ
ォーカスリング4、ズームリング6、アイリスリング8
のそれぞれの動力伝達機構に設けられた各クラッチのオ
ン/オフの切換えが行われる。『電動モード』は、クラ
ッチがオンされて動力伝達機構が接続された状態となる
モードであり、このモードに設定された操作リングは駆
動用モータによってのみ駆動することができる。例え
ば、ズームシーソースイッチ18等のドライブユニット
12に設けられた電動用の操作部材を操作することによ
り、又は、外部コントローラやカメラ本体からドライブ
ユニット12に制御信号を与えることにより、駆動用モ
ータを駆動して操作リングを電動により駆動することが
できる。『手動モード』は、クラッチがオフされて動力
伝達機構が切断された状態となるモードであり、このモ
ードに設定された操作リングは、操作リングを把持した
手で直接手動で回動操作することができる。上述のよう
に電動で操作リングを回動操作することはできない。
『電動/手動モード』は、状況に応じてクラッチのオン
/オフが自動で切り換わり、ユーザがクラッチのオン/
オフの切換え操作を行うことなく電動と手動のいずれの
操作も行うことができるモードである。この『電動/手
動モード』では、原則としてクラッチがオフされ、動力
伝達機構が切断されて手動モードと同様の状態となり、
手動により操作リングを回動操作することができる。一
方、電動モードと同様にドライブユニット12に設けら
れた電動用の操作部材を操作すると、又は、外部コント
ローラやカメラ本体からドライブユニット12に制御信
号を与えると、自動的にクラッチがオンとなって電動モ
ードと同様の状態になり、駆動用モータを駆動して操作
リングを電動により駆動することができる。この電動に
よる駆動が終了すると、クラッチがオフされる。
【0017】また、画角補正ON/OFFスイッチ20
がオンの場合には、ズームの操作モードが『手動モー
ド』又は『電動/手動モード』となっている場合でも、
フォーカスリング4が回動してフォーカス位置が変化し
たときには、ズームリング6の動力伝達機構のクラッチ
が自動的にオンとなる。そして、ズーム駆動用モータに
よってズームリング6が電動で駆動されて画角補正が行
われる。ズームの操作モードが『電動モード』となって
いるときには、常時クラッチはオンになっているため、
クラッチのオンへの切換えが行われることなく画角補正
が行われる。
【0018】尚、上記説明では、ドライブユニット12
には、フォーカス駆動用モータ、ズーム駆動用モータ、
アイリス駆動用モータが設けられ、フォーカスリング
4、ズームリング6、アイリスリング8のいずれも電動
により駆動することができるようになっているが、本発
明は、ドライブユニット12にズーム駆動用モータのみ
が設けられ、ズームリング6のみ電動で駆動できるもの
であっても適用することができる。必ずしもフォーカス
駆動用モータやアイリス駆動用モータが設けられていな
くてもよい。
【0019】また、上記説明では、『電動モード』、
『手動モード』、『電動/手動モード』の3つの操作モ
ードが設けられているが、本発明は、これらの操作モー
ドのうち、何れか1つ又は2つの操作モードのみが設け
られているものに対しても適用できる。
【0020】図2は、上記ドライブユニット12内にお
ける、ズーム駆動用モータとズームリング6との間の動
力伝達機構の構成、及び、ズーム位置の検出に使用する
ポテンショメータ及びロータリーエンコーダの配置の一
実施の形態を示した構成図である。まず、動力伝達機構
の構成について説明すると、同図に示すようにズーム駆
動用モータ30の出力軸にはギア32が固着され、この
ギア32は、クラッチ34を介してズームリング6の一
部外周面に形成されたギア36に連結される。クラッチ
34は、軸38に回動自在に軸支された駆動板40と従
動板42とによって動力伝達を断続する機構となってお
り、駆動板40の周面に形成されたギアが上記モータ3
0のギア32と噛合され、従動板42の周面に形成され
たギアが上記ズームリング6のギア36に噛合される。
【0021】駆動板40と従動板42とは、それぞれ対
向する面が円錐面を有する凸状と凹状に形成されてお
り、クラッチ34がオンの状態では、駆動板40が従動
板42に押圧されて円錐面同士が圧接する。これによ
り、これらの円錐面に摩擦が生じて従動板42が駆動板
40に従動して回動する。このとき、ズーム駆動用モー
タ30が駆動されると、ギア32が回転して駆動板40
が回転する。そして、駆動板40に従動して従動板42
が回転し、ズームリング6が回転する。クラッチ34が
オフの状態では、駆動板40が従動板42から離間し、
ズーム駆動用モータ30とズームリング6との動力伝達
が切断される。このときには、ズーム駆動用モータ30
が駆動してもズームリング6は回転せず、また、ズーム
リング6が回転してもその動力がズーム駆動用モータ3
0には伝達せず、ズームリング6を手動により直接回転
させることができる。
【0022】クラッチ34のオン/オフの切換え機構に
ついて説明すると、上記駆動板40及び従動板42を回
動自在に軸支する軸38は、レンズ鏡胴2又はドライブ
ユニット12のケース14に固定される。この軸38の
周面において、従動板42の同図左側の面にはベアリン
グ(スラスト軸受け)44が固着され、そのベアリング
44の同図左側にバネ46が配置される。バネ46の左
端の位置は、軸38の先端の固定された固定部材48に
より規制される。このバネ46の付勢力により従動板4
2が同図右方向に付勢される。一方、従動板42がズー
ムリング6のギア36と係合する位置において、従動板
42の図中右側の面が、軸38の段差又は軸38に固定
された規制部材(図示せず)に当接するようになってお
り、従動板42はこの規制とバネ46の付勢力とによっ
て、ズームリング6のギア36と係合する一定位置に回
動自在に配置される。
【0023】また、軸38の周面において、駆動板40
の同図右側の面にはベアリング(スラスト軸受け)50
が固着され、そのベアリング50の右側にバネ52が配
置される。尚、バネ52の左端はベアリング50の同図
右側の面に固着される。バネ52の同図右側には円板状
部材54が配置され、バネ52の右端はその円板状部材
54に固着される。円板状部材54は、軸38に形成さ
れたネジ部にネジ結合により支持されており、回動する
ことによって軸方向に進退移動する。また、円板状部材
54の周面にはギアが形成されており、そのギアに、ク
ラッチモータ56の出力軸に固定されたギア58が噛合
される。従って、クラッチモータ56が駆動されると、
ギア58を介して円板状部材54が回動し、円板状部材
54が軸方向に移動する。円板状部材54が軸方向に移
動すると、バネ52及びベアリング50によって円板状
部材54に連結された駆動板40が軸方向に進退移動す
る。具体的には、クラッチ34をオンからオフに切り換
える場合、クラッチモータ56は円板状部材54を同図
右側に移動させる回転方向に駆動される。これによっ
て、駆動板40が従動板42から離間する位置まで移動
する。駆動板40が従動板42から離間すると、クラッ
チモータ56の駆動が停止する。一方、クラッチ34を
オフからオンに切り換える場合、クラッチモータ56は
円板状部材54を同図左側に移動させる回転方向に駆動
される。これによって、駆動板40が従動板42と離間
した位置から従動板42に接触する位置まで移動する。
円板状部材54は、駆動板40が従動板42に接触した
後も、更に駆動板40に近づく方向に移動する。そし
て、円板状部材54が所定位置に到達すると、クラッチ
モータ56の駆動が停止する。これによって、バネ52
が圧縮され、圧縮されたバネ52の付勢力により駆動板
40が従動板42に押圧される。駆動板40が従動板4
2に押圧されることによって、駆動板40が回動したと
きには、従動板42が駆動板40に対してすべりなく従
動して回動する。尚、円盤状部材54はその周面のギア
がクラッチモータ56のギア58から外れない範囲で軸
方向に移動する。同様に駆動板40はその周面のギアが
ズーム駆動用モータ30のギア32から外れない範囲で
移動する。
【0024】以上、説明した動力伝達機構の構成は、フ
ォーカス駆動用モータとフォーカスリング4との間の動
力伝達機構及びアイリス駆動用モータとアイリスリング
8との間の動力伝達機構の構成においても同様に適用さ
れるが、ここでは、その説明を省略する。
【0025】次に、上記動力伝達機構において、ズーム
位置を検出するポテンショメータ及びロータリーエンコ
ーダの配置について説明する。ポテンショメータ60
は、ズームの絶対位置を検出するためのセンサであり、
図2に示すようにポテンショメータ60は、その軸に取
り付けられたギア62がクラッチ34の従動板42のギ
アに噛合するように配置される。クラッチ34がオンで
あってもオフであっても、従動板42はズームリング6
が回動したときにはこれと共に回動するので、ポテンシ
ョメータ60から得られる電圧信号の値によって、ズー
ムリング6の回転位置、即ち、ズームレンズの絶対位置
が検出される。尚、フォーカスレンズ又はアイリスの絶
対位置を検出するポテンショメータについてもポテンシ
ョメータ60と同様にフォーカス又はアイリスに関する
動力伝達機構の所定のギアに係合される。
【0026】一方、ロータリーエンコーダ64は任意の
ズーム位置からのズーム位置の変化量を高精度で検出す
るためのセンサであり、例えば、2相パルス出力型のも
のが使用される。本実施の形態において、ロータリーエ
ンコーダ64は、画角補正のために電動によってズーム
リング6を駆動する場合に、その駆動によって変化した
ズーム位置の変化量を検出するために使用されるので、
常時検出を行っている必要はなく、電動によりズームリ
ング6を駆動しているときのみズーム位置の変化量が検
出できれば十分である。そのため、ロータリーエンコー
ダ64は、図2に示すように、その軸に取り付けられた
ギア66がズーム駆動用モータ30のギア32に噛合す
るように配置される。ここで、画角補正のためにズーム
位置の検出に必要な分解能はズーム作動範囲で例えば、
1/4000である。これに対して、ロータリーエンコ
ーダ64は、配置スペースの問題から小型のものを使用
しなければならないため、1回転当たりの分解能(2点
の位置の相違を区別するために必要なこれらの2点の位
置の差の限度)が例えば1/800と低い。しかしなが
ら、ズーム駆動用モータ30によってズーム位置がテレ
端からワイド端まで変化する間にロータリーエンコーダ
64の軸が多回転(例えば5回転)するように、ロータ
リーエンコーダ64の軸に固着されたギア66とズーム
駆動用モータ30のギア32のギア比が設計されている
ため、画角補正のために必要な分解能が小型のロータリ
ーエンコーダ64で得られるようになっている。また、
一般にロータリーエンコーダは直線性に優れているた
め、高精度の画角補正が実現される。
【0027】尚、ロータリーエンコーダ64のギア66
は動力伝達機構のどのギアに噛合させることも可能であ
り、ポテンショメータ60と同様に従動板42のギアに
噛合してもよいし、ズームリング6のギア36に直接噛
合してもよい。また、駆動板40のギアに噛合させても
よい。但し、手動でズームリング6を回転させる場合の
負荷等を考慮すると、クラッチ34よりもモータ30側
に配置されたギアに噛合する方が好適である。
【0028】次に、上述の如く構成されたレンズ装置に
おけるズーム制御、フォーカス制御、画角補正機能に関
する処理について図3のブロック図を用いて説明する。
尚、図3のブロック図は、上記レンズ装置の構成に限ら
ず、ズームレンズとフォーカスレンズの駆動を手動と電
動のいずれでもできるレンズ装置(EFPレンズも含
む)であって、その手動と電動の切換えをクラッチによ
り可能としたものの構成を示している。同図において、
レンズ鏡胴内に配置されるズームレンズ(群)84及び
フォーカスレンズ(群)104が示されており、ズーム
レンズ84は、ズーム駆動用モータ76に動力伝達機構
を介して連結され、フォーカスレンズ104は、フォー
カス駆動用モータ96に動力伝達機構を介して連結され
る。尚、ここで示すズーム駆動用モータ76は、図1、
図2に示したレンズ装置においてはドライブユニット1
2内に配置されるズーム駆動用モータ30に相当する。
【0029】同図に示す動力伝達機構のブロックは、ズ
ームレンズ84に関しては、ズーム駆動用モータ76側
から順に、ギア78、クラッチ(ズームクラッチ)8
0、ギア82によって構成されており、図2で示した動
力伝達機構の具体的構成に限らず、クラッチを有する動
力伝達機構の一般的構成を示している。ギア78、82
はそれぞれ1つのギアのみで構成されていることを示し
たものではなく、ズーム駆動用モータ76からズームク
ラッチ80まで、又はクラッチ80からズームレンズ8
4までに動力が伝達される全てのギアをそれぞれ1つの
ブロックで示したものである。図2で示した動力伝達機
構においては、図3のギア78はズーム駆動用モータ3
0の出力軸に固着されたギア32及びクラッチ34の駆
動板40の周面に形成されたギアに相当し、図3のズー
ムクラッチ80はクラッチ34に相当し、図3のギア8
2はクラッチ34の従動板42の周面に形成されたギア
及びズームリング6の周面に形成されたギア36に相当
する。
【0030】フォーカスレンズ104に関しても、ズー
ムレンズ84に関する動力伝達機構と同様に、フォーカ
ス駆動用モータ96側から順に、ギア98、クラッチ
(フォーカスクラッチ)100、ギア102によって構
成される。
【0031】各動力伝達機構のズームクラッチ80、フ
ォーカスクラッチ100は、それぞれクラッチモータ8
6、106によってオン/オフが切り換えられる。ここ
で示すクラッチモータ86は、図2においてはクラッチ
モータ56に相当する。クラッチモータ86、106
は、後述するようにCPU70からのクラッチ切換信号
に基づいて制御される。
【0032】また、クラッチ80よりもズームレンズ8
4側に配置されるギア82には、ズームの絶対位置を検
出するためのポテンショメータ90が設置される。ギア
82が複数のギアで構成される場合においてポテンショ
メータ90がどのギアに設置されるかは特に限定されな
いが、ここで示すポテンショメータ90は図2において
はポテンショメータ60に相当し、クラッチ34の従動
板42の周面に形成されたギアに設置される。ポテンシ
ョメータ60からは、ズームレンズ84の位置に対応す
るズーム位置を示す電圧信号が出力され、この電圧信号
は、A/D変換器111を介して後述するCPU70に
入力される。
【0033】同様にクラッチ100よりもフォーカスレ
ンズ104側のギア102には、フォーカスの絶対位置
を検出するためのポテンショメータ110が設置され
る。ポテンショメータ110からは、フォーカスレンズ
104の位置に対応するフォーカス位置を示す電圧信号
が出力され、この電圧信号は、A/D変換器111を介
して後述するCPU70に入力される。
【0034】クラッチ80よりもズーム駆動用モータ7
6側に配置されるギア78には、ズーム位置の変化量を
検出するためのエンコーダ92が設置される。ギア78
が複数のギアで構成される場合においてエンコーダ92
がどのギアに設置されるかは特に限定されないが、ここ
で示すエンコーダ92は図2においてはロータリーエン
コーダ64に相当し、ズーム駆動用モータ30の出力軸
に固着されたギア32に設置される。エンコーダ92か
らは、ズーム駆動用モータ76による電動でのズームレ
ンズ84の移動に伴い、ズーム位置が所定量変化する毎
に1パルスの信号が出力され、そのパルス信号はCPU
70に入力されてCPU70内のカウンタ(又は図示し
ないカウンタ)でカウントされる。このカウント値によ
ってズーム位置の変化量が検出される。
【0035】上記ズーム駆動用モータ76、フォーカス
駆動用モータ96、クラッチモータ86、106は、C
PU70によって制御されるようになっており、CPU
70は上記図1、図2で示したレンズ装置の場合にはド
ライブユニット12に内蔵される。CPU70からズー
ム駆動用モータ76の回転速度を指令する電圧値のデジ
タル信号が出力されると、その信号がD/A変換器72
によってアナログの電圧信号に変換された後、ズームア
ンプ74に加えられ、ズームアンプ74でその電圧信号
が増幅されて、ズーム駆動用モータ76に印加される。
これによって、ズーム駆動用モータ76がCPU70か
ら指令された回転速度で駆動される。同様にCPU70
からフォーカス駆動用モータ96の回転速度を指令する
電圧値のデジタル信号が出力されると、その信号がD/
A変換器72によってアナログの電圧信号に変換された
後、フォーカスアンプ94に加えられ、フォーカスアン
プ94でその電圧信号が増幅されて、フォーカス駆動用
モータ96に印加される。これによって、フォーカス駆
動用モータ96がCPU70から指令された回転速度で
駆動される。
【0036】また、CPU70からズームクラッチ80
をオンからオフ又はオフからオンに切り換えるクラッチ
切換信号が出力されると、このクラッチ切換信号はクラ
ッチモータ駆動回路88に与えられる。クラッチモータ
駆動回路88は、そのクラッチ切換信号に基づいてズー
ムクラッチ80をオフからオン又はオンからオフに切り
換える回転方向に一定量クラッチモータ86を駆動す
る。これによって、ズームクラッチ80がオフとなった
ときには、ズームレンズ84を手動により駆動すること
が可能となり、ズームクラッチ80がオンとなったとき
には、ズームレンズ84をズーム駆動用モータ76によ
り電動で駆動することが可能となる。
【0037】同様にCPU70からフォーカスクラッチ
100をオンからオフ又はオフからオンに切り換えるク
ラッチ切換信号が出力されると、このクラッチ切換信号
はクラッチモータ駆動回路108に与えられる。クラッ
チモータ駆動回路108は、そのクラッチ切換信号に基
づいてフォーカスクラッチ100をオフからオン又はオ
ンからオフに切り換える回転方向に一定量クラッチモー
タ106を駆動する。これによって、フォーカスクラッ
チ100がオフとなったときには、フォーカスレンズ1
04を手動により駆動することが可能となり、フォーカ
スクラッチ100がオンとなったときには、フォーカス
レンズ104をフォーカス駆動用モータ96により電動
で駆動することが可能となる。
【0038】このようなズームクラッチ80及びフォー
カスクラッチ100のオン/オフの切換えにおいて、C
PU70は所定のスイッチ(図示せず)によってユーザ
が設定したズームとフォーカスの操作モードを検出す
る。そして、操作モードに応じてズームクラッチ80及
びフォーカスクラッチ100のオン/オフを制御する。
上述のように操作モードには例えば、電動でズーム操作
又はフォーカス操作を行うことができる『電動モー
ド』、手動でズーム操作又はフォーカス操作を行うこと
ができる『手動モード』、電動と手動のいずれでもズー
ム操作又はフォーカス操作を行うことができる『電動/
手動モード』の3つの操作モードがある。
【0039】CPU70は、ズームの操作モードが『電
動モード』に設定されたことを検出した場合には、ズー
ムクラッチ80をオンにするクラッチ切換信号をクラッ
チモータ駆動回路88に出力し、クラッチモータ86に
よってズームクラッチ80をオンにする。以後、『電動
モード』に設定されている間は、ズームクラッチ80の
オン/オフの切換えは行わない。ズームの操作モードが
『手動モード』に設定されたことを検出した場合には、
ズームクラッチ80をオフにするクラッチ切換信号をク
ラッチモータ駆動回路88に出力し、クラッチモータ8
6によってズームクラッチ80をオフにする。以後、
『手動モード』に設定されている間は、ズームクラッチ
80のオン/オフの切換えは行わない。但し、後述する
ように画角補正ON/OFFスイッチ112(図1にお
いて画角補正ON/OFFスイッチ20に相当)がオン
になっている場合には、フォーカス操作に基づいてズー
ムクラッチ80のオン/オフの切換えを自動で制御す
る。スームの操作モードが『電動/手動モード』に設定
されたことを検出した場合にはズーム操作の状況に応じ
てズームクラッチ80をオン又はオフに切り換えるクラ
ッチ切換信号をクラッチモータ駆動回路88に出力し、
クラッチモータ86によってズームクラッチ80をオン
又はオフに自動で切り換える。また、後述するように画
角補正ON/OFFスイッチ112がオンになっている
場合には、フォーカス操作に基づいてズームクラッチ8
0のオン/オフの切換えを自動で制御する。
【0040】フォーカスの操作モードが『電動モー
ド』、『手動モード』、又は、『電動/手動モード』に
設定されている場合におけるCPU70のフォーカスク
ラッチ100の制御についてもズームクラッチ80の制
御内容と同様である。但し、画角補正ON/OFFスイ
ッチ112のオン又はオフの状態によってはフォーカス
クラッチ100の制御内容は影響されない。
【0041】ズームの操作モードが『電動モード』又は
『電動/手動モード』に設定されている場合において、
CPU70は電動によるズームレンズ84の制御を、A
/D変換器111を介して与えられるズーム制御信号に
基づいて行う。ズーム制御信号は、例えば、ズームシー
ソースイッチ18等のドライブユニット12等に設けら
れる電動用の操作部材の操作に基づいて与えられ、又
は、外部コントローラやカメラ本体から与えられる。一
般的に、ズーム制御信号はズーム速度を指令する信号で
あり、CPU70は、その指令された速度に応じた回転
速度を指令する駆動信号を上述のようにしてズームアン
プ74に与え、ズーム駆動用モータ76を駆動してズー
ムレンズ84を移動させる。尚、CPU70は、ズーム
駆動用モータ76を速度制御する場合において、ポテン
ショメータ90によって検出されるズーム位置がズーム
作動範囲の端に近づくと、強制的に減速させる制御等も
行う。
【0042】一方、フォーカスの操作モードが『電動モ
ード』又は『電動/手動モード』に設定されている場合
において、CPU70は電動によるフォーカスレンズ1
04の制御を、A/D変換器111を介して与えられる
フォーカス制御信号に基づいて行う。フォーカス制御信
号は、ズーム制御信号と同様に、ドライブユニット12
等に設けられる電動用の操作部材の操作に基づいて与え
られ、又は、外部コントローラやカメラ本体から与えら
れる。一般的に、フォーカス制御信号はフォーカス位置
を指令する信号であり、CPU70は、その指令された
フォーカス位置と、ポテンショメータ110から得られ
る現在のフォーカス位置との差に応じた回転速度を指令
する駆動信号を上述のようにしてフォーカスアンプ94
に与え、フォーカス駆動用モータ96を駆動する。尚、
ズーム制御信号は上記フォーカス制御信号と同様にズー
ム位置を指令する信号であってもよく、フォーカス制御
信号は上記ズーム制御信号と同様にフォーカス速度を指
令する信号であってもよい。ズーム位置とフォーカス速
度を制御する場合のCPU70の処理は上述したフォー
カス位置とズーム速度を制御する場合のCPU70の処
理と同様に行われる。
【0043】また、CPU70は、画角補正ON/OF
Fスイッチ112がオンであるかオフであるかを検出
し、画角補正ON/OFFスイッチ112がオンである
場合には、画角補正の処理を実行する。画角補正ON/
OFFスイッチ112がオフである場合にはこの画角補
正の処理は実行しない。画角補正の処理は、電動又は手
動によるフォーカス操作があると、即ち、フォーカス制
御信号によってフォーカスレンズ104の移動が指令さ
れると、又は、手動によってフォーカスレンズ104が
移動してポテンショメータ110によって検出されるフ
ォーカス位置に変化があると、フォーカス位置の変化に
伴う画角変動を防止するために、フォーカス位置が変化
する前後において画角が一定となるようにズームレンズ
84を電動で移動させズーム位置を補正する処理であ
る。ズームの操作モードが、『電動モード』、『手動モ
ード』、『電動/手動モード』のいずれの操作モードの
場合であっても画角補正ON/OFFスイッチ112が
オンである場合には、CPU70は、フォーカス位置に
変化があったときには、ズームクラッチ80をオンにし
て画角補正の処理を行う。但し、フォーカス操作と同時
に、電動用の操作部材の操作等によって与えられるズー
ム制御信号によって、又は、手動によってズーム操作が
行われている場合には、フォーカス操作があっても画角
補正の処理は行わない。
【0044】画角補正の処理において、フォーカス位置
の変化に対するズーム位置の補正量は、ROM114に
画角補正データとして予め記録されており、CPU70
はその画角補正データを参照してズーム位置の補正量を
導出する。
【0045】ここで、画角補正データについて説明す
る。図4に示すようにフォーカス位置の無限端から至近
端までの全フォーカス作動範囲に対して、画角を一定に
維持するズーム位置は、座標面上の各点を通過する曲線
(又は直線)で表される。これらの曲線(尚、この曲線
を以下、等画角曲線という)は、フォーカス位置を横
軸、ズーム位置を縦軸とした座標面上において、画角が
等しい座標点を結んだ軌跡であり、座標面上の全ての点
はいずれかの等画角曲線に属している。尚、図中では便
宜上これらの曲線を離散的に示している。ROM114
には、このような等画角曲線に関するデータが格納され
ている。
【0046】今、同図等画角曲線Um 上のE点にフォー
カス位置及びズーム位置が設定されているとする。ここ
で、フォーカス位置が至近側或いは無限遠側に変化した
とすると、このフォーカス位置の変化による画角変動を
防止するズーム位置はE点を画角補正動作の基準点とし
て等画角曲線Um に沿って同図矢印S又はS′方向に変
化する。そして、例えば、フォーカス位置が同図E′に
変化したとすると、ズーム位置の補正量は、(E′点に
おけるズーム位置)−(E点におけるズーム位置)とな
る。即ち、画角補正動作の基準点を通る等画角曲線にお
いて、(基準点から変化した後のフォーカス位置に対す
るズーム位置)−(基準点のズーム位置)がズーム位置
の補正量となる。
【0047】一方、E点において画角補正とは関係な
く、電動用の操作部材の操作等によって与えられるズー
ム制御信号、又は、手動によってズーム操作が行われ、
ズーム位置が変化した場合には、その変化後にズーム位
置が停止した点が画角補正動作の基準点となる。この
後、フォーカス位置が変化した場合にはその基準点を通
過する等画角曲線に基づいてズーム位置の補正量が求め
られる。
【0048】尚、上記画角補正動作の基準点を通過する
等画角曲線に関するデータは、ROM114に数式とし
て記録しておいてもよいし、各曲線の通過する点の座標
を具体的数値として記録しておいてもよい。また、全て
の等画角曲線についてのデータを記録しておく必要はな
く、図4のように離散的に等画角曲線のデータを数式或
いは数値として記録しておき、それ以外の等画角曲線に
ついては補完等の方法により求めてもよい。
【0049】このようにROM114に格納されている
画角補正データを参照してズーム位置の補正量を導出す
ると、CPU70は、ズーム駆動用モータ76を駆動し
てズームレンズ84を移動させ、ズーム位置をその導出
した補正量だけ変化させる。ここで、CPU70は、ズ
ーム駆動用モータ76を駆動することによって変化した
ズーム位置の変化量をポテンショメータ90からではな
く、ポテンショメータ90よりも直線性が良く、分解能
が高いエンコーダ92によって検出する。そして、その
変化量が上述のようにして導出した補正量と一致するよ
うにズームレンズ84を位置制御する。エンコーダ92
から出力される信号は、ズーム位置が所定量変化する毎
に出力されるパルス信号であり、CPU70は、ズーム
駆動用モータ76の駆動を開始すると同時に、エンコー
ダ92から出力されるパルス数のカウントを開始し、そ
のカウント数によってズーム位置の変位量を検出する。
このように画角補正の際のズーム位置の位置制御にエン
コーダ92を使用することによって、高い精度で画角補
正を行うことができる。
【0050】次に、CPU70の処理手順について図5
のフローチャートを用いて説明する。尚、ここでは、ズ
ームの操作モードが『電動/手動モード』となっている
場合において、画角補正ON/OFFスイッチ112が
オンになっている場合の処理について説明する。
【0051】まず、CPU70は初期設定を行う(ステ
ップS10)。ここでは、クラッチをオフにする処理も
含む。次いで、ズーム操作が有りか否かを判定する(ス
テップS12)。ズーム操作が有りというのは、ズーム
制御信号によってズームレンズ84の移動を指令された
場合(電動の場合)、又は、ポテンショメータ90から
の信号によって手動によりズーム位置に変化があった場
合(手動の場合)を意味する。この判定において、YE
Sと判定した場合には、そのズーム操作が電動か否かを
判定する(ステップS14)。YES、即ち、電動と判
定した場合には、ズームクラッチ80をオンにし(ステ
ップS16)、与えられたズーム制御信号に基づいてズ
ーム駆動用モータを駆動して電動によりズームレンズ8
4を移動させる(ステップS18)。一方、ステップS
14においてNO、即ち、手動と判定した場合には、ズ
ームクラッチ80をオフにし(ステップS20)、手動
によりズーム操作を行う(ステップS22)。尚、この
とき、CPU70は、ズーム操作に関して特に処理を行
わない。以上のズーム操作が終了すると、即ち、ズーム
位置が停止すると、ズーム操作があったことを示すズー
ム操作フラグをオンにする(ステップS24)。そし
て、上記ステップS12に戻る。
【0052】ステップS12において、NO、即ち、ズ
ーム操作がないと判定した場合、次にズーム操作フラグ
がオンか否かを判定する(ステップS26)。YES、
即ち、上記ステップS12でズーム操作有りと判定し、
ズーム操作により、ステップS24でズーム操作フラグ
がオンとなった場合には、そのときのズーム位置、フォ
ーカス位置を記憶する(ステップS28)。このときズ
ーム位置及びフォーカス位置の検出には、ポテンショメ
ータ90及びポテンショメータ110を使用する。次い
で、エンコーダ92のカウンタをクリアする(ステップ
S30)。そして、ズーム操作フラグをオフにし(ステ
ップS32)、以後、ズーム操作がない場合にはこの処
理を行わないようにする。
【0053】一方、ステップS26においてNO、即
ち、ズーム操作フラグがオフの場合には、上記ステップ
S28〜S32の処理を行わずに、ステップS34の処
理に移る。
【0054】ステップS34において、フォーカス操作
が有りか否かを判定する。フォーカス操作が有りという
のは、フォーカス制御信号によってフォーカスレンズ1
04の移動を指令された場合(電動の場合)、又は、ポ
テンショメータ110からの信号によって手動によりフ
ォーカス位置に変化があった場合(手動の場合)のいず
れも含む。ここで、NOと判定した場合には、ズームク
ラッチ80をオフにし(ステップS36)、手動による
ズーム操作を可能にした状態で上記ステップS12に戻
る。一方、ステップS34においてYES、即ち、フォ
ーカス操作があった場合、クラッチモータ86を駆動し
てズームクラッチ80をオンにする(ステップS3
8)。次いで、フォーカス操作量に基づいて、即ち、フ
ォーカス制御信号によってフォーカスレンズ104の移
動が指令された場合においては、その指令によって変化
させるフォーカス位置の変化量に基づいて、又は、手動
によってフォーカスレンズ104が移動した場合にはポ
テンショメータ110によって検出されたフォーカス位
置の変化量に基づいて、ズーム補正量(ズーム位置の補
正量)をROM114に記憶されている画角補正データ
から求め、ズーム駆動用モータ76を駆動してズームレ
ンズ84をそのズーム補正量だけ移動させる(ステップ
S40)。ここで、ズーム補正量分の移動の検出は、エ
ンコーダ92から出力されたパルスをカウンタでカウン
トすることによって行う。
【0055】また、ズームレンズ84の移動と共に、フ
ォーカス駆動用モータ96を駆動してフォーカスレンズ
104をフォーカス操作量だけ移動させる(ステップS
42)。但し、フォーカス操作が手動の場合にはこの処
理は行わない。以上の処理が終了すると、上記ステップ
S12に戻る。
【0056】以上、図5で説明したCPU70の処理
は、ズームの操作モードが『電動/手動モード』の場合
であったが、ズームの操作モードが『電動モード』又は
『手動モード』の場合であっても、画角補正に関する処
理は上記説明と同様に行われる。即ち、『電動モード』
の場合には、常にズームクラッチ80はオンの状態にあ
ると共に、上記ステップS14〜ステップS24におい
て電動と手動の両方のズーム操作を許容する処理が電動
のズーム操作のみを許容する処理に変わること以外は、
上記フローチャートで示した処理と同様に画角補正の処
理が行われる。また、『手動モード』の場合には、画角
補正のためのズーム操作を行うとき以外はズームクラッ
チ80はオフの状態にあると共に、上記ステップS14
〜ステップS24において電動と手動の両方のズーム操
作を許容する処理が手動のズーム操作のみを許容する処
理に変わること以外は、上記フローチャートで示した処
理と同様に画角補正の処理が行われる。
【0057】また、上記フローチャートでは、フォーカ
スの操作モードについては特に示さなかったが、フォー
カスの操作モードが『電動モード』、『手動モード』、
『電動/手動モード』のいずれの場合であっても当然、
画角補正ON/OFFスイッチ112がオンであれば画
角補正の処理は実行される。尚、上記フローチャートで
はフォーカス制御信号によってフォーカスレンズ104
の移動が指令された場合においては、その指令によって
変化させるフォーカス位置の変化量に基づいて、ズーム
位置の補正量を求めるようにし、この補正量分のズーム
レンズ84の移動と、フォーカス制御信号に基づくフォ
ーカスレンズ104の移動とを同時に行うようにした
が、フォーカス制御信号によってフォーカスレンズ10
4の移動が指令された場合においても、手動によるフォ
ーカス操作の場合と同様に、そのフォーカス制御信号に
基づいてフォーカスレンズ104を移動させた結果とし
てポテンショメータ110によって検出されるフォーカ
ス位置の変化量に基づいてズーム位置の補正量を求めて
ズーム位置を補正するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
装置によれば、ズームレンズの絶対位置を検出するポテ
ンショメータ等のズーム位置検出手段とは別にズームレ
ンズの位置の変化量を検出するエンコーダ等のズーム変
化量検出手段を設け、この変化量の検出を高分解能で行
えるようにすると共に、画角補正の際のズームの位置制
御をズーム変化量検出手段を使用して行うようにしたた
め、画角補正を高精度で行うことができる。また、ズー
ム変化量検出手段が変化量の検出であるために高分解能
によるその変化量の検出を小型のエンコーダによって実
現できるので、画角補正を高精度で行うためのズーム位
置検出センサを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されるテレビカメラ用の
レンズ装置(ENGレンズ)の一例を示した外観図であ
る。
【図2】図2は、ドライブユニット内における動力伝達
機構の構成、及び、ズーム位置の検出に使用するポテン
ショメータ及びロータリーエンコーダの配置の一実施の
形態を示した構成図である。
【図3】図3は、ズームレンズとフォーカスレンズを手
動と電動のいずれでも駆動できるレンズ装置の構成を示
したブロック図である。
【図4】図4は、画角補正データの説明に使用した説明
図である。
【図5】図5は、CPUの処理手順を示したフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1…レンズ装置、2…レンズ鏡胴、4…フォーカスリン
グ、6…ズームリング、12…ドライブユニット、18
…ズームシーソースイッチ、20、112…画角補正O
N/OFFスイッチ、30、76…ズーム駆動用モー
タ、34…クラッチ、56…クラッチモータ、60…ポ
テンショメータ、64…ロータリーエンコーダ、70…
CPU、78、82、98、102…ギア、80…ズー
ムクラッチ、84…ズームレンズ(群)、90、110
…ポテンショメータ、92…ロータリーエンコーダ、9
6…フォーカス駆動用モータ、104…フォーカスレン
ズ(群)、114…ROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸方向に移動可能な変倍のためのズー
    ムレンズと、光軸方向に移動可能な合焦のためのフォー
    カスレンズとを備え、前記ズームレンズを電動により移
    動させることができるレンズ装置において、 前記ズームレンズの絶対位置を検出するズーム位置検出
    手段と、 前記フォーカスレンズの絶対位置を検出するフォーカス
    位置検出手段と、 前記ズームレンズの所望位置からの変化量を検出する検
    出手段であって、前記ズームレンズの2点の位置の相違
    を区別するために必要なこれらの2点の位置の差の限度
    を示す分解能が前記ズーム位置検出手段よりも優れたズ
    ーム変化量検出手段と、 前記フォーカスレンズの位置が変化する前に前記ズーム
    位置検出手段及び前記フォーカス位置検出手段によって
    検出された前記ズームレンズ及びフォーカスレンズの位
    置と、前記フォーカスレンズの位置が変化した場合の該
    位置の変化量とに基づいて、該フォーカスレンズの位置
    の変化によって生じる画角変動を防止するための前記ズ
    ームレンズの位置の補正量を導出するズーム補正量導出
    手段と、 前記画角変動を防止するために前記ズームレンズを電動
    により移動させ、前記ズームレンズの位置を変化させる
    ズーム駆動手段であって、該ズームレンズの位置の変化
    により前記ズーム変化量検出手段によって検出された変
    化量が前記補正量導出手段によって導出された補正量と
    一致するように前記ズームレンズを移動させるズーム駆
    動手段と、 を備えたことを特徴とするレンズ装置。
  2. 【請求項2】 光軸方向に移動可能な変倍のためのズー
    ムレンズと、光軸方向に移動可能な合焦のためのフォー
    カスレンズとを備え、前記ズームレンズと該ズームレン
    ズを駆動するためのモータとを動力伝達可能に連結する
    動力伝達機構をクラッチにより断続して電動又は手動の
    いずれでも前記ズームレンズを移動させることができる
    レンズ装置において、 前記ズームレンズの絶対位置を検出するズーム位置検出
    手段と、 前記フォーカスレンズの絶対位置を検出するフォーカス
    位置検出手段と、 前記ズームレンズの所望位置からの変化量を検出する検
    出手段であって、前記ズームレンズの2点の位置の相違
    を区別するために必要なこれらの2点の位置の差の限度
    を示す分解能が前記ズーム位置検出手段よりも優れたズ
    ーム変化量検出手段と、 前記フォーカスレンズの位置が変化する前に前記ズーム
    位置検出手段及び前記フォーカス位置検出手段によって
    検出された前記ズームレンズ及びフォーカスレンズの位
    置と、前記フォーカスレンズの位置が変化した場合の該
    位置の変化量とに基づいて、該フォーカスレンズの位置
    の変化によって生じる画角変動を防止するための前記ズ
    ームレンズの位置の補正量を導出するズーム補正量導出
    手段と、 前記画角変動を防止するために、前記クラッチをオンに
    し、前記動力伝達機構を接続して、前記ズームレンズを
    電動により移動可能にするクラッチ接続手段と、 前記画角変動を防止するために前記ズームレンズを電動
    により移動させ、前記ズームレンズの位置を変化させる
    ズーム駆動手段であって、該ズームレンズの位置の変化
    により前記ズーム変化量検出手段によって検出された変
    化量が前記補正量導出手段によって導出された補正量と
    一致するように前記ズームレンズを移動させるズーム駆
    動手段と、 を備えたことを特徴とするレンズ装置。
  3. 【請求項3】 前記ズーム補正量検出手段は、前記クラ
    ッチよりも前記モータ側に配置された前記動力伝達機構
    のギアの回転量に基づいて前記ズームレンズの位置の変
    化量を検出することを特徴とする請求項2のレンズ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ズーム位置検出手段には、前記ズー
    ムレンズの絶対位置に対応する電圧値を検出するための
    ポテンショメータが使用され、前記ズーム変化量検出手
    段には、前記ズームレンズの位置の所定単位量の変化毎
    にパルス信号を出力するエンコーダが使用されることを
    特徴とする請求項1、請求項2、又は、請求項3のうち
    いずれか1のレンズ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7899316B2 (en) * 2006-01-24 2011-03-01 Fujinon Corporation Lens controller
JP2012145931A (ja) * 2010-12-20 2012-08-02 Canon Inc レンズ装置及びそれを有するカメラシステム
JP2015059910A (ja) * 2013-09-20 2015-03-30 富士フイルム株式会社 撮像用可動光学素子の位置検出装置、レンズ装置、撮像装置

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