JP2000110983A - エレクトロフュージョン継手 - Google Patents

エレクトロフュージョン継手

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JP2000110983A
JP2000110983A JP10284239A JP28423998A JP2000110983A JP 2000110983 A JP2000110983 A JP 2000110983A JP 10284239 A JP10284239 A JP 10284239A JP 28423998 A JP28423998 A JP 28423998A JP 2000110983 A JP2000110983 A JP 2000110983A
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resistance
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Kazuto Sugiyama
和人 杉山
Hiroaki Tanaka
宏明 田中
Masanari Nishimura
勝成 西村
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】継手やコネクターの構造を従前と同様にし、
融着時における電熱線の折れ曲がりによる短絡を防ぐた
め、電熱線の径を太くし、剛性を高めてもエネルギー密
度を適正にし、エネルギー密度過大による短絡や溶融樹
脂のはみ出しを生じないようにするエレクトロフュージ
ョン継手を提供する。 【解決手段】継手1の端子3に抵抗4を差込み、コネク
ターを抵抗4の端子5に差込んで抵抗4を継手1の電熱
線2と直列に繋ぎ、融着時の抵抗値を増大させてエネル
ギー密度を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、プラスチック管に
おける配管設備において、プラスチック管を接続するの
に用いられ、プラスチック管との接合面に電熱線を埋設
したエレクトロフュージョン継手に関する。
【0002】
【従来技術】エレクトロフュージョン継手には、管同士
を連結するのに用いるソケット継手、エルボ継手、チー
ズ継手、レジューサ継手、枝管を接続するのに用いるサ
ドル継手、サービスチー継手、管端部に取着されるキャ
ップ継手など様々なタイプのものがあり、いづれも管と
の接合面には電熱線が一般的にはコイル状又は渦巻状に
埋設され、管との接続は、通電により電熱線を発熱させ
て融着界面の樹脂を溶融させることにより行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】エレクトロフュージョ
ン継手は、融着時に樹脂部分が熱収縮するのに対し、電
熱線は熱膨張しようとするため、電熱線が座屈して折れ
曲がり、隣の電熱線と接触して短絡することがある。短
絡を防ぐには電熱線の線径を太くして剛性を高めるとよ
いが、線径を太くすると、抵抗が低くなり、抵抗が低く
なると、Q=0.24V2 /Rで表されるジュール熱Q
が大となって接合面のエネルギー密度が過大となる。そ
の結果、溶融樹脂が流動化し易くなって電熱線同士が接
触して短絡が生じたり、継手から溶融樹脂がはみ出たり
し易くなる。
【0004】本発明は、上記の問題を解消することがで
きるエレクトロフュージョン継手を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題の解決手段】請求項1記載の発明は、プラスチッ
ク管を接続するのに用いられ、プラスチック管との接合
面に電熱線を埋設したエレクトロフュージョン継手にお
いて、電熱線の線径を太くして剛性を高めると共に、上
記接合面のエネルギー密度を下げるため接合面以外の箇
所に上記電熱線に接続、好ましくは直列に接続される抵
抗を設けたことを特徴とする。
【0006】本発明によると、抵抗を電熱線に接続する
ことにより、接合面でのジュール熱が低下し、プラスチ
ック管との接合面に埋設される電熱線によるエネルギー
密度が低くなる。その結果、溶融樹脂の流動を適正に抑
えることができ、電熱線同士の短絡を防ぐことができ
る。本発明における抵抗は、継手内部に埋設してもよい
が、抵抗による発熱の影響を避けるため好ましくは継手
外部に、例えば継手の端子、融着機のコネクターなどに
設けられか、或いは継手の端子と該端子に接続される融
着機のコネクターとの間に介在して両者に取外し可能に
取着される。
【0007】抵抗を継手内部に設けるよりも外部に設け
る方が継手の成形が容易となり、また融着時に抵抗によ
って継手を不必要に加熱する必要がない。とくに抵抗を
融着機のコネクターに設けたり、継手の端子に取外し可
能に接続すれば、継手の構造が従前と同様で複雑となら
ず、成形も従前と同様にして行われるうえ、抵抗を各継
手に共通使用できるようになる。更にまた抵抗を継手の
端子とコネクターとの間に介在して設けるようにすれ
ば、コネクターの構造が複雑とならず、コネクターを不
必要に加熱することもない。
【0008】したがって請求項2記載の発明は、請求項
1記載の発明において、抵抗を継手外部に設けることを
特徴とし、請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明
において、抵抗を電熱線端子に設けることを特徴とす
る。更に請求項4記載の発明は、請求項2記載の発明に
おいて、抵抗を融着機のコネクターに設けることを特徴
とする。また請求項4記載の発明は、請求項2記載の発
明において、抵抗器を継手の端子と該端子に接続される
融着機のコネクターにそれぞれ着脱可能に取付けて継手
の端子と上記コネクターとの間に介在させることを特徴
とする。更に請求項6記載の発明は、請求項1ないし5
のいずれかの請求項に記載の発明において、抵抗を複数
個設けることを特徴とする。
【0009】なお上記各発明は、管同士を連結するのに
用いるソケット継手、エルボ継手、チーズ継手、レジュ
ーサ継手、枝管を接続するのに用いるサドル継手、サー
ビスチー継手、管端部に取着されるキャップ継手など電
気融着が行われる全ての継手に適用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示すエレクトロフュージョ
ン継手1は、接合面にコイル状に埋設される電熱線2の
線径を太くして剛性を高めたソケット継手を示すもの
で、端子3に取外し可能に差込まれ、電熱線2と直列に
接続される抵抗4には図示省略した融着機のコネクター
に差込まれる端子5が突設されている。
【0011】本継手を用いてプラスチック管と電気融着
する際には、継手1の一方または両方の端子3に抵抗4
を差込んで取付けたのち(図には一方の端子のみに差込
まれる抵抗4を示している)、融着機のコネクターを抵
抗4の端子5に差込み(抵抗4が取付けられない端子に
対しては融着機のコネクターの一方を継手1の端子3に
差込む)通電する。
【0012】因みに本実施形態において、融着時に発生
するジュール熱Qは、電圧をV、電熱線2の抵抗値を
R、抵抗4の抵抗値をrとすると、Q=0.24V2
(R+r)となり、抵抗4を用いない場合に比べジュー
ル熱は小さくなる。図2に示すエレクトロフュージョン
継手11は、電熱線12の一端を継手より突出して延長
させ、延長部分にコイル状に巻いて形成してなる抵抗1
3を設けてなるものである。
【0013】図3に示すエレクトロフュージョン継手2
1は、電熱線22に直列に接続される抵抗23を継手内
部に埋設した例を示すものであり、図4は同様に抵抗2
3を継手外部に直列に設けた例を示すものである。る。
図5に示すエレクトロフュージョン継手31は、抵抗と
なる電熱線32を接合面に埋設される電熱線33と直列
に接続し、コイル状に巻いた電熱線より構成したもので
ある。図5に示す電熱線(抵抗)32によれば、図3に
示す抵抗に比べ継手の局部加熱が妨げられ、継手外層部
の加熱が均一化するが、図3に示す抵抗においても、抵
抗を耐熱性のある容器に入れて成形すれば、こうした問
題は生じないし、継手の不必要な加熱を生じない。
【0014】上記各実施形態は、ソケット継手を例示し
たが、他のタイプのエレクトロフュージョン継手、例え
ばエルボ継手、チーズ継手、レジューサ継手、サドル継
手、サービスチー継手、キャップ継手なども同様に構成
することができる。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、融着時の
電熱線の折れ曲がりによる短絡を防ぐため、プラスチッ
ク管との接合面に埋設される電熱線の線径を太くし剛性
を高めてもエネルギー密度の増大を防いで適正値にする
ことができ、エネルギー密度過大による電熱線の短絡や
継手からの溶融樹脂のはみ出しを防ぐことができる。
【0016】請求項2及び3記載の発明によると、継手
の成形が容易となり、抵抗によって継手が加熱されるの
を防ぐことができる。請求項4記載の発明によると、継
手の構造や成形が従前と同様となり、抵抗によって継手
が加熱されるのを防ぐことができるうえ、抵抗を個々の
継手に設ける必要もない。
【0017】請求項5記載の発明においては、請求項4
記載の発明と同様の効果を奏するほか、更に融着機のコ
ネクターの構造も複雑とならず、コネクターを不必要に
加熱することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエレクトロフュージョン継手の断
面図。
【図2】本発明に係るエレクトロフュージョン継手の別
の態様の断面図。
【図3】本発明に係るエレクトロフュージョン継手の更
に別の態様の断面図。
【図4】本発明に係るエレクトロフュージョン継手の更
に別の態様の断面図。
【図5】本発明に係るエレクトロフュージョン継手の他
の態様の断面図。
【符号の説明】
1、11、21、31・・エレクトロフュージョン継手 2、12、22、33・・電熱線 3、5・・端子 4、13、23、32・・抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 勝成 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井化学株式会社内 Fターム(参考) 3H019 GA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック管を接続するのに用いられ、
    プラスチック管との接合面に電熱線を埋設したエレクト
    ロフュージョン継手において、電熱線の線径を太くして
    剛性を高めると共に、上記接合面のエネルギー密度を下
    げるため接合面以外の箇所に上記電熱線に接続される抵
    抗を設けたことを特徴とするエレクトロフュージョン継
    手。
  2. 【請求項2】抵抗を継手外部に設けることを特徴とする
    請求項1記載のエレクトロフュージョン継手。
  3. 【請求項3】抵抗を電熱線端子に設けることを特徴とす
    る請求項2記載のエレクトロフュージョン継手。
  4. 【請求項4】抵抗を融着機のコネクターに設けることを
    特徴とする請求項2記載のエレクトロフュージョン継
    手。
  5. 【請求項5】抵抗を継手の端子と該端子に接続される融
    着機のコネクターにそれぞれ着脱可能に取付けて継手の
    端子と上記コネクターとの間に介在させることを特徴と
    する請求項2記載のエレクトロフュージョン継手。
  6. 【請求項6】抵抗を複数個設けることを特徴とする請求
    項1ないし5のいずれかの請求項に記載のエレクトロフ
    ュージョン継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011236933A (ja) * 2010-05-06 2011-11-24 Tokyo Gas Co Ltd 電気融着継手および電気融着継手の製造方法

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