JP3561600B2 - 電気融着継手 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高密度ポリエチレン管と低密度ポリエチレン管とを接続する際に好適に使用できる電気融着継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からガス管、給湯管等の配管分野では、ポリエチレン管が使用されており、その接続には継手本体をポリエチレンで形成すると共に、継手の接合面に電熱線を埋設した電気融着継手が使用されている。この一例として、高密度のポリエチレン管同志の接続には継手本体を高密度ポリエチレンで形成し、低密度のポリエチレン管同志の接続には継手本体を低密度ポリエチレンで形成した電気融着継手が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、配管の施工現場では、高密度のポリエチレン管に低密度のポリエチレン管を接続しなければならない状況が発生することがあるが、高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとは相溶性が悪いため、従来の電気融着継手ではこの異なるポリエチレン管同志を簡単、かつ確実に接続できなかった。
【0004】
本発明はかかる課題を解決したものであって、高密度ポリエチレン管と低密度ポリエチレン管とを、簡単かつ確実に接続できる電気融着継手を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、継手本体の両端に中密度ポリエチレンからなる受口部を設けると共に、それぞれの受口部の内周面に電熱線を螺旋状に埋設した電気融着継手であって、高密度ポリエチレン管が接続される一方の受口部における電熱線のピッチを、低密度ポリエチレン管が接続される他方の受口部における電熱線のピッチよりも小さくしたことを特徴とする。
【0006】
また、高密度ポリエチレン管が接続される一方の受口部における電熱線の埋設深さは、低密度ポリエチレン管が接続される他方の受口部における電熱線の埋設深さよりも浅くするのが好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示す電気融着継手の縦断面図、図2は本発明の他の実施例を示す縦断面図であって、図中の符号1は継手本体、P1 は高密度ポリエチレン管及びP2 は低密度ポリエチレン管である。
【0008】
図1に示した電気融着継手は、継手本体1を中密度ポリエチレンで一体的に射出成形したものである。継手本体1の両端には受口部11,12が設けられており、一方の受口部11の外周面には高密度ポリエチレン管が接続できる旨が表示されており、他方の受口部12の外周面には低密度ポリエチレン管が接続できる旨が表示されている。また、各受口部11,12の内周面には電熱線2が所定ピッチで螺旋状に埋設されている。受口部11と受口部12のそれぞれの内周面に埋設された電熱線2は連続しており、該電熱線2の両端部は継手本体1の端部外周に突設した端子ピン3と接続している。
【0009】
電熱線2は各受口部11,12に接続されるポリエチレン管P1 ,P2 の径サイズに応じて線径が0.2〜2.0mmのニクロム線等が使用できる。また、螺旋状に巻回した電熱線2のピッチは、各受口部11,12に接続されるポリエチレン管P1 ,P2 の種類と径サイズに応じて0.5〜5.0mmに設定することができる。
【0010】
本発明の電気融着継手は、高密度ポリエチレン管P1 が接続される一方の受口部11における電熱線2のピッチS1 を、低密度ポリエチレン管P2 が接続される他方の受口部12における電熱線2のピッチS2 よりも小さくすると共に、受口部11における電熱線2の埋設深さd1 を、受口部12における電熱線2の埋設深さd2 よりも浅くしたものである。
【0011】
通常、呼び径20Aの電気融着継手では、線径が0.4mmの電熱線2を使用し、高密度ポリエチレン管P1 が接続される一方の受口部11における電熱線2のピッチS1 を0.8mm程度、埋設深さd1 を0.4mm程度に設定すると共に、低密度ポリエチレン管P2 が接続される他方の受口部12における電熱線2のピッチS2 を1.2mm程度、埋設深さ埋設深さd2 を0.5mm程度に設定するとよい。
【0012】
また,呼び径50Aの電気融着継手では、線径が0.5mmの電熱線2を使用し、高密度ポリエチレン管P1 が接続される一方の受口部11における電熱線2のピッチS1 を1.0mm程度、埋設深さd1 を0.5mm程度に設定すると共に、低密度ポリエチレン管P2 が接続される他方の受口部12における電熱線2のピッチS2 を1.5mm程度、埋設深さd2 を0.6mm程度に設定するとよい。
【0013】
この様に、高密度ポリエチレン管P1 が接続される受口部11における電熱線2のピッチS1 及び埋設深さd1 を、低密度ポリエチレン管P2 が接続される受口部12における電熱線2のピッチS2 及び埋設深さd2 よりも小さくしておくと、各受口部11,12に埋設された電熱線2に通電して同時に発熱させたとき、各ポリエチレン管の密度に相応した融着条件が得られる。
【0014】
即ち、高密度ポリエチレンは低密度ポリエチレンよりも低温溶融時の流動性、相溶性等が悪い。また、低密度ポリエチレンは高密度ポリエチレンよりも高温溶融時の流動性がよいため、樹脂圧力の影響を受けて溶融樹脂が融着界面から流れ出す恐れがある。そこで、高密度ポリエチレンP1 が接続される受口部11の融着面を、低密度ポリエチレン管P2 が接続される受口部12の融着面よりも高温度となるように設定しておけば、両者の融着条件が最適となる。
【0015】
この実施例の電気融着継手の場合、一方の受口部11に高密度ポリエチレン管P1 を嵌挿すると共に、他方の受口部12に低密度ポリエチレン管P2 を嵌挿してから電熱線2に電流を所定時間通電する。すると、各受口部11,12の内周面とポリエチレン管P1 ,P2 の外周面とが同時に溶融して融着接合する。一般に、低密度と中密度、中密度と高密度のポリエチレン同志は相溶性があるため、中密度ポリエチレンからなる各受口部11,12と高・低密度のポリエチレン管P1 ,P2 とが融着接合する。また、各受口部11,12における融着界面の温度、圧力等の融着条件が最適となるように設定されていることと相俟って、強固な融着接合が得られる。
【0016】
図2に示した電気融着継手は、継手本体1を低密度、あるいは高密度のポリエチレンで形成すると共に、継手本体1の両端に中密度ポリエチレンからなる筒状体を埋設して受口部11,12を設けたものである。即ち、中密度ポリエチレンからなる肉薄の筒状体の外周面に電熱線2をコイル状に巻回し、これを金型内にセットしてから溶融樹脂を射出して継手本体1を一体的に成形したものである。前記実施例と同様に、受口部11の外周面には高密度ポリエチレン管が接続できる旨が表示され、受口部12の外周面には低密度ポリエチレン管が接続できる旨が表示されている。
【0017】
この実施例の場合にも、高密度ポリエチレン管P1 が接続される一方の受口部11における電熱線2のピッチS1 は、低密度ポリエチレン管P2 が接続される他方の受口部12における電熱線2のピッチS2 よりも小さくなっており、受口部11における電熱線2の埋設深さd1 は、受口部12における電熱線2の埋設深さd2 よりも浅くなっている。このため、前記実施例と同様に、各受口部11,12に高・低密度のポリエチレン管P1 ,P2 を強固に融着接合することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明の電気融着継手を使用すると、高密度ポリエチレン管と低密度ポリエチレン管とを強固に融着接合することができ、現場での配管施工が簡単、かつ確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す電気融着継手の縦断面図である。
【図2】図2は本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体
11,12 受口部
2 電熱線
P1 高密度ポリエチレン管
P2 低密度ポリエチレン管

Claims (2)

  1. 継手本体(1)の両端に中密度ポリエチレンからなる受口部(11),(12)を設けると共に、それぞれの受口部(11),(12)の内周面に電熱線(2)を螺旋状に埋設した電気融着継手であって、高密度ポリエチレン管(P1 )が接続される一方の受口部(11)における電熱線(2)のピッチを、低密度ポリエチレン管(P2 )が接続される他方の受口部(12)における電熱線(2)のピッチよりも小さくしたことを特徴とする電気融着継手。
  2. 高密度ポリエチレン管(P1 )が接続される一方の受口部(11)における電熱線(2)の埋設深さを、低密度ポリエチレン管(P2 )が接続される他方の受口部(12)における電熱線(2)の埋設深さよりも浅くしたことを特徴とする請求項1に記載の電気融着継手。
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