JPH10227384A - 電気融着継手 - Google Patents
電気融着継手Info
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- JPH10227384A JPH10227384A JP9031729A JP3172997A JPH10227384A JP H10227384 A JPH10227384 A JP H10227384A JP 9031729 A JP9031729 A JP 9031729A JP 3172997 A JP3172997 A JP 3172997A JP H10227384 A JPH10227384 A JP H10227384A
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- Japan
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- density polyethylene
- heating wire
- polyethylene pipe
- low
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Abstract
ン管を接続できる電気融着継手を提供する。 【解決手段】 継手本体1の両端に中密度ポリエチレン
からなる受口部11,12を設けると共に、それぞれの
受口部11,12の内周面に電熱線2を螺旋状に埋設す
る。そして、高密度ポリエチレン管P1 が接続される一
方の受口部11に埋設した電熱線2のピッチを、低密度
ポリエチレン管P2 が接続される他方の受口部12に埋
設した電熱線2のピッチよりも小さくする。
Description
ン管と低密度ポリエチレン管とを接続する際に好適に使
用できる電気融着継手に関する。
は、ポリエチレン管が使用されており、その接続には継
手本体をポリエチレンで形成すると共に、継手の接合面
に電熱線を埋設した電気融着継手が使用されている。こ
の一例として、高密度のポリエチレン管同志の接続には
継手本体を高密度ポリエチレンで形成し、低密度のポリ
エチレン管同志の接続には継手本体を低密度ポリエチレ
ンで形成した電気融着継手が使用されている。
現場では、高密度のポリエチレン管に低密度のポリエチ
レン管を接続しなければならない状況が発生することが
あるが、高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンとは
相溶性が悪いため、従来の電気融着継手ではこの異なる
ポリエチレン管同志を簡単、かつ確実に接続できなかっ
た。
て、高密度ポリエチレン管と低密度ポリエチレン管と
を、簡単かつ確実に接続できる電気融着継手を提供する
ものである。
端に中密度ポリエチレンからなる受口部を設けると共
に、それぞれの受口部の内周面に電熱線を螺旋状に埋設
した電気融着継手であって、高密度ポリエチレン管が接
続される一方の受口部における電熱線のピッチを、低密
度ポリエチレン管が接続される他方の受口部における電
熱線のピッチよりも小さくしたことを特徴とする。
一方の受口部における電熱線の埋設深さは、低密度ポリ
エチレン管が接続される他方の受口部における電熱線の
埋設深さよりも浅くするのが好ましい。
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す電気融
着継手の縦断面図、図2は本発明の他の実施例を示す縦
断面図であって、図中の符号1は継手本体、P1 は高密
度ポリエチレン管及びP2 は低密度ポリエチレン管であ
る。
を中密度ポリエチレンで一体的に射出成形したものであ
る。継手本体1の両端には受口部11,12が設けられ
ており、一方の受口部11の外周面には高密度ポリエチ
レン管が接続できる旨が表示されており、他方の受口部
12の外周面には低密度ポリエチレン管が接続できる旨
が表示されている。また、各受口部11,12の内周面
には電熱線2が所定ピッチで螺旋状に埋設されている。
受口部11と受口部12のそれぞれの内周面に埋設され
た電熱線2は連続しており、該電熱線2の両端部は継手
本体1の端部外周に突設した端子ピン3と接続してい
る。
るポリエチレン管P1 ,P2 の径サイズに応じて線径が
0.2〜2.0mmのニクロム線等が使用できる。ま
た、螺旋状に巻回した電熱線2のピッチは、各受口部1
1,12に接続されるポリエチレン管P1 ,P2 の種類
と径サイズに応じて0.5〜5.0mmに設定すること
ができる。
レン管P1 が接続される一方の受口部11における電熱
線2のピッチS1 を、低密度ポリエチレン管P2 が接続
される他方の受口部12における電熱線2のピッチS2
よりも小さくすると共に、受口部11における電熱線2
の埋設深さd1 を、受口部12における電熱線2の埋設
深さd2 よりも浅くしたものである。
線径が0.4mmの電熱線2を使用し、高密度ポリエチ
レン管P1 が接続される一方の受口部11における電熱
線2のピッチS1 を0.8mm程度、埋設深さd1 を
0.4mm程度に設定すると共に、低密度ポリエチレン
管P2 が接続される他方の受口部12における電熱線2
のピッチS2 を1.2mm程度、埋設深さ埋設深さd2
を0.5mm程度に設定するとよい。
線径が0.5mmの電熱線2を使用し、高密度ポリエチ
レン管P1 が接続される一方の受口部11における電熱
線2のピッチS1 を1.0mm程度、埋設深さd1 を
0.5mm程度に設定すると共に、低密度ポリエチレン
管P2 が接続される他方の受口部12における電熱線2
のピッチS2 を1.5mm程度、埋設深さd2 を0.6
mm程度に設定するとよい。
続される受口部11における電熱線2のピッチS1 及び
埋設深さd1 を、低密度ポリエチレン管P2 が接続され
る受口部12における電熱線2のピッチS2 及び埋設深
さd2 よりも小さくしておくと、各受口部11,12に
埋設された電熱線2に通電して同時に発熱させたとき、
各ポリエチレン管の密度に相応した融着条件が得られ
る。
チレンよりも低温溶融時の流動性、相溶性等が悪い。ま
た、低密度ポリエチレンは高密度ポリエチレンよりも高
温溶融時の流動性がよいため、樹脂圧力の影響を受けて
溶融樹脂が融着界面から流れ出す恐れがある。そこで、
高密度ポリエチレンP1 が接続される受口部11の融着
面を、低密度ポリエチレン管P2 が接続される受口部1
2の融着面よりも高温度となるように設定しておけば、
両者の融着条件が最適となる。
受口部11に高密度ポリエチレン管P1 を嵌挿すると共
に、他方の受口部12に低密度ポリエチレン管P2 を嵌
挿してから電熱線2に電流を所定時間通電する。する
と、各受口部11,12の内周面とポリエチレン管P1
,P2 の外周面とが同時に溶融して融着接合する。一
般に、低密度と中密度、中密度と高密度のポリエチレン
同志は相溶性があるため、中密度ポリエチレンからなる
各受口部11,12と高・低密度のポリエチレン管P1
,P2 とが融着接合する。また、各受口部11,12
における融着界面の温度、圧力等の融着条件が最適とな
るように設定されていることと相俟って、強固な融着接
合が得られる。
を低密度、あるいは高密度のポリエチレンで形成すると
共に、継手本体1の両端に中密度ポリエチレンからなる
筒状体を埋設して受口部11,12を設けたものであ
る。即ち、中密度ポリエチレンからなる肉薄の筒状体の
外周面に電熱線2をコイル状に巻回し、これを金型内に
セットしてから溶融樹脂を射出して継手本体1を一体的
に成形したものである。前記実施例と同様に、受口部1
1の外周面には高密度ポリエチレン管が接続できる旨が
表示され、受口部12の外周面には低密度ポリエチレン
管が接続できる旨が表示されている。
ン管P1 が接続される一方の受口部11における電熱線
2のピッチS1 は、低密度ポリエチレン管P2 が接続さ
れる他方の受口部12における電熱線2のピッチS2 よ
りも小さくなっており、受口部11における電熱線2の
埋設深さd1 は、受口部12における電熱線2の埋設深
さd2 よりも浅くなっている。このため、前記実施例と
同様に、各受口部11,12に高・低密度のポリエチレ
ン管P1 ,P2 を強固に融着接合することができる。
手を使用すると、高密度ポリエチレン管と低密度ポリエ
チレン管とを強固に融着接合することができ、現場での
配管施工が簡単、かつ確実に行える。
縦断面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 継手本体(1)の両端に中密度ポリエチ
レンからなる受口部(11),(12)を設けると共
に、それぞれの受口部(11),(12)の内周面に電
熱線(2)を螺旋状に埋設した電気融着継手であって、
高密度ポリエチレン管(P1 )が接続される一方の受口
部(11)における電熱線(2)のピッチを、低密度ポ
リエチレン管(P2 )が接続される他方の受口部(1
2)における電熱線(2)のピッチよりも小さくしたこ
とを特徴とする電気融着継手。 - 【請求項2】 高密度ポリエチレン管(P1 )が接続さ
れる一方の受口部(11)における電熱線(2)の埋設
深さを、低密度ポリエチレン管(P2 )が接続される他
方の受口部(12)における電熱線(2)の埋設深さよ
りも浅くしたことを特徴とする請求項1に記載の電気融
着継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03172997A JP3561600B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 電気融着継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03172997A JP3561600B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 電気融着継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10227384A true JPH10227384A (ja) | 1998-08-25 |
JP3561600B2 JP3561600B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=12339141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03172997A Expired - Fee Related JP3561600B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 電気融着継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3561600B2 (ja) |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP03172997A patent/JP3561600B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3561600B2 (ja) | 2004-09-02 |
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