JP2000110833A - 潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置 - Google Patents

潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置

Info

Publication number
JP2000110833A
JP2000110833A JP10278929A JP27892998A JP2000110833A JP 2000110833 A JP2000110833 A JP 2000110833A JP 10278929 A JP10278929 A JP 10278929A JP 27892998 A JP27892998 A JP 27892998A JP 2000110833 A JP2000110833 A JP 2000110833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
occlusion
lubrication oil
oil supply
slide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10278929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4233153B2 (ja
Inventor
Mitsuaki Honma
光明 本間
Takehiko Nakamura
武彦 中村
Hideki Fujii
英樹 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THK Co Ltd
Original Assignee
THK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THK Co Ltd filed Critical THK Co Ltd
Priority to JP27892998A priority Critical patent/JP4233153B2/ja
Publication of JP2000110833A publication Critical patent/JP2000110833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4233153B2 publication Critical patent/JP4233153B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ケーシング内の潤滑油吸蔵体に対して外部から
潤滑油を補給することにより、極めて長期にわたって潤
滑油を安定的に供給することが可能な潤滑油供給装置及
びこれを用いた直線運動装置を提供する。 【解決手段】転動体を介して軌道軸1に係合するスライ
ド部材に装着され、かかるスライド部材と軌道軸の相対
的な移動に伴って該軌道軸に潤滑油を塗布する潤滑油供
給装置4であって、上記軌道軸1に当接して該軌道軸1
に対して潤滑油を塗布する塗布体41と、潤滑油を吸収
してこれを保持する一方、上記塗布体41に対して潤滑
油を供給する吸蔵体42と、上記吸蔵体42から塗布体
41ヘ供給される潤滑油の量を制御する流量制御手段4
3と、これら塗布体41、吸蔵体42及び流量制御手段
43を収容する潤滑油収容室44を有すると共に上記ス
ライド部材に固定されるケーシング40とを備え、更
に、上記ケーシング40には上記吸蔵体42に対して潤
滑油を補給するための潤滑油補給孔6を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば直線案内装
置やボールねじ、ボールスプライン等、ボール又はロー
ラ等の転動体を介して軌道軸とスライド部材とが相対的
に移動自在に係合した直線運動装置において、その軌道
軸の表面に対して潤滑油を塗布する潤滑油供給装置、更
にはこれを用いた直線運動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の直線運動装置の一つとしては、
工作機械や搬送装置等の直線案内部に使用され、ベッド
又はサドル等の固定部上でテーブル等の可動体を案内す
る直線案内装置が知られている。この直線案内装置は、
上記固定部上に配設されると共に長手方向に沿ってボー
ルの転走溝が形成された軌道レール(軌道軸)と、多数
のボールを介して上記軌道レールの転走溝と対向する負
荷転走溝を有すると共に、この負荷転走溝を転走するボ
ールの無限循環路が形成された摺動台(スライド部材)
とからなり、ボールの無限循環に伴い、上記可動体を支
持した摺動台が軌道レールに沿って連続的に直線運動す
るように構成されている。また、これとは逆に、固定し
た摺動台に対して軌道レールが運動するように構成され
ている場合もある。
【0003】このような直線案内装置を使用するに当た
っては、ボールそれ自体の摩耗やこれが転走する軌道レ
ールの転走溝あるいは摺動台の負荷転走溝の摩耗を抑
え、該摺動台の高精度の運動を長期にわたって維持する
観点から、かかるボールや上記転走溝等を使用条件に応
じて適切に潤滑してやる必要があり、従来より摺動台の
運動に合わせて軌道レールのボール転走溝等に潤滑油を
塗布する潤滑油供給装置が提案されている(特開平10
−184683号公報)。同公報に開示される装置は、
軌道レールに対して潤滑油を塗布する塗布体と、潤滑油
を吸収して保持すると共に上記塗布体に対して潤滑油を
供給する吸蔵体と、これら吸蔵体から塗布体への潤滑油
の供給量を制御する油量調整板と、これら塗布体、吸蔵
体及び油量調整板を収容する潤滑油収容室を有すると共
に上記摺動台に装着されるケーシングとから構成されて
おり、これを摺動台の移動方向の前後両端面に装着する
ことにより、塗布体から滲み出した潤滑油が摺動台の移
動に伴って軌道レールの表面に塗布され、転走溝やボー
ルに潤滑油が供給されるようになっている。また、この
装置では吸蔵体に保持された潤滑油が油量調整板によっ
て略定量ずつ塗布体に供給されるので、必要最低限の量
の潤滑油を長期にわたって安定的に軌道レールに塗布す
ることができるといった利点を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような潤
滑油を長期にわたって安定的に供給し得る従来の潤滑油
供給装置の長所を更に延ばすべくなされたものであり、
その目的とするところは、ケーシング内の潤滑油吸蔵体
に対して外部から潤滑油を補給することにより、極めて
長期にわたって潤滑油を安定的に供給することが可能な
潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、転
動体を介して軌道軸に係合するスライド部材に装着さ
れ、かかるスライド部材と軌道軸の相対的な移動に伴っ
て該軌道軸に潤滑油を塗布する潤滑油供給装置であっ
て、上記軌道軸に当接して該軌道軸に対して潤滑油を塗
布する塗布体と、潤滑油を吸収してこれを保持する一
方、上記塗布体に対して潤滑油を供給する吸蔵体と、上
記吸蔵体から塗布体ヘ供給される潤滑油の量を制御する
流量制御手段と、これら塗布体、吸蔵体及び流量制御手
段を収容する潤滑油収容室を有すると共に上記スライド
部材に固定されるケーシングとを備え、更に、上記ケー
シングには上記吸蔵体に対して潤滑油を補給するための
潤滑油補給孔が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0006】また、本発明の直線運動装置は、転動体の
転走面が形成された軌道軸と、上記転動体を介して軌道
軸に係合すると共に該軌道軸と相対的に移動するスライ
ド部材とから構成され、上記スライド部材に対して本発
明の潤滑油供給装置を装着し、かかるスライド部材と軌
道軸との相対移動に伴って上記軌道軸の表面に潤滑油を
塗布することを特徴とするものである。
【0007】このような技術的手段によれば、スライド
部材に固定されるケーシングの潤滑油収容室には潤滑油
を吸収保持した吸蔵体及びこの吸蔵体から潤滑油が供給
されると共に軌道軸に当接する塗布体が収容されている
ことから、スライド部材と軌道軸とが相対的に移動する
と、上記塗布体から軌道軸の表面に対して潤滑油が塗布
される一方、塗布された量と略同量の潤滑油が吸蔵体か
ら塗布体へと供給される。従って、スライド部材の軌道
軸に対する走行距離が累積的に増加するにつれて、上記
吸蔵体に保持されている潤滑油の量は減少していくこと
になる。
【0008】しかしながら、本発明では上記ケーシング
に潤滑油補給孔が設けられており、かかる補給孔を介し
て潤滑油収容室内の吸蔵体に対して外部から潤滑油を補
給することができるので、例えばスライド部材が所定の
距離を走行する度に吸蔵体に対して潤滑油を補給すれ
ば、半永久的に軌道軸に対して潤滑油を塗布し続けるこ
とができる。
【0009】このような本発明において、上記潤滑油補
給孔を用いた潤滑油の補給は軌道軸に対する摺動台の走
行距離等に応じて適宜行うようにしても差し支えない
が、かかる補給作業の手間や潤滑油の不足等の不慮の事
態の発生を考慮すると、上記潤滑油補給孔に補給用配管
を接続するための雌側継手部を形成し、摺動台の走行中
も補給用配管を潤滑油補給孔に接続して継続的に潤滑油
の補給を行うのが好ましい。
【0010】また、先に本願出願人が提案した特願平1
0−106104号に記載の如く、直線運動装置はベッ
ド等の固定部に対して種々の取り付け姿勢で配設される
ことから、重力の影響を排して軌道軸に対する潤滑油の
塗布を偏りなく均一に行うためには、ケーシング内の潤
滑油収容室を複数に区分形成しておくことが好ましい。
従って、このような観点から複数の潤滑油収容室をケー
シング内に設けた場合には、一つの潤滑油補給孔から複
数の潤滑油収容室の全ての吸蔵体に対して潤滑油の補給
を行い得るよう、潤滑油補給孔から補給された潤滑油を
吸収保持すると共に全ての吸蔵体に接触する潤滑油の分
配補給体をケーシング内に設け、かかる分配補給体を介
して各吸蔵体に潤滑油が補給されるように構成するのが
好ましい。
【0011】更に、このようにして全ての吸蔵体に接触
する分配補給体を設けた場合、スライド部材に装着され
たケーシングの姿勢によっては、一の吸蔵体に保持され
た潤滑油が重力の影響により分配補給体を介して他の吸
蔵体に流動してしまい、各吸蔵体に含まれる潤滑油の量
に偏りが生じてしまう懸念がある。従って、かかる観点
からすれば、上記塗布体、吸蔵体及び分配補給体をいず
れも繊維交絡体から形成すると共に、かかる繊維交絡体
の空隙率が塗布体、吸蔵体、分配補給体の順に大きくな
るように設定するのが好ましい。このように空隙率を設
定すれば、潤滑油は毛管減少によって分配補給体から吸
蔵体へ、吸蔵体から塗布体へと流動するので、吸蔵体内
の潤滑油が分配補給体を介して他の吸蔵体へ流動するの
を抑えることが可能となる。
【0012】
【発明の実施形態】以下、添付図面に基づいて本発明の
潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置を詳細に
説明する。図1乃至図3は本発明の直線運動装置の一例
としての直線案内装置に潤滑油供給装置を装着した例を
示す分解斜視図、側面図及び断面図である。この直線案
内装置は、長手方向に沿ってボールの転走面11が形成
された軌道レール(軌道軸)1と、転動体としての多数
のボール3を介してこの軌道レール1に係合すると共に
内部に該ボール3の無限循環路を備えた摺動台 (スラ
イド部材)2と、この摺動台2の移動方向の前後両端面
に装着されると共に、かかる摺動台2の移動に伴って軌
道レール1の表面に潤滑油を塗布する一対の潤滑油供給
部材4,4と、軌道レール1に密着するシールリップ部
51を備えて上記潤滑油供給部材4の外側に配置された
エンドシール5とから構成されており、かかるボール3
の循環に伴って上記摺動台2が軌道レール1上を往復運
動するように構成されている。
【0013】上記潤滑油供給部材4及びエンドシール5
は固定ボルト28によって摺動台2に固定されるが、固
定ボルト28の締結によって潤滑油供給部材4を押し潰
してしまうことがないよう、固定ボルト28の貫通孔2
9にはカラー27が装着されている。また、上記潤滑油
供給部材4には潤滑油補給孔6が設けられており、この
補給孔6には雄側継手部60aが螺合する雌側継手部6
0bが形成され、補給用配管61を常時接続して潤滑油
補給部材4の内部に適宜潤滑油を補給することができる
ようになっている。
【0014】上記軌道レール1は断面略矩形状に形成さ
れており、上記ボール転走面11は、本実施例の場合、
軌道レール1の両側面に1条ずつ、上面の両縁部に各1
条の合計4条形成されている。尚、これらの図中におい
て、符号12は軌道レール1をベッド等の固定部に取り
付ける固定ボルトの挿通孔である。
【0015】一方、上記摺動台2は、テーブル等の可動
体の取付面21及び当該可動体の固定ボルトが螺合する
タップ孔22を有する移動ブロック20と、この移動ブ
ロック20の前後両端面に対して固定される一対の蓋体
30,30とから構成されており、かかる蓋体30を移
動ブロック20に固定することで当該摺動台2内にボー
ル3の無限循環路が具備されるようになっている。
【0016】図3に示すように、上記移動ブロック20
は取付面21が形成された水平部20a及びこの水平部
20aから垂れ下がる一対のスカート部20b,20b
を備えて断面略サドル状に形成されており、これら水平
部20aの下面側及び各スカート部20bの内面側には
軌道レール1のボール転走面11に対向する4条の負荷
転走面23が形成されている。また、上記水平部20a
及び各スカート部20bには各負荷転走面23に夫々対
応したボール戻し孔24が形成されている。
【0017】ここで、軌道レール1の上面の2条列の各
ボール3の接触角はレール中心に向かって下向きに45
°に設定されており、軌道レール1の両側面の各条列の
ボール3の接触角はレール中心に向かって上向き45°
とされている。尚、ボール転走面11及び負荷転走面2
3の条数、接触角、並びに断面形状は必要に応じて適宜
変更されるものである。
【0018】図4は上記摺動台2に形成されたボール3
の無限循環路6を示す断面図である。上記蓋体30には
移動ブロック20の各負荷転走面23を転走していたボ
ール3を上記ボール戻し孔24に向けて方向転換させる
略半円形状の案内溝31が形成される一方、かかる蓋体
30が固定される移動ブロック20の前後両端面には半
円状のボール案内部25が突設されており、蓋体30を
移動ブロック20の前後両端面に固定すると、上記案内
溝31の内部にボール案内部25が嵌まり込んで略U字
形のボール3の方向転換路が形成され、かかる方向転換
路によって各負荷転走面23とこれに対応するボール戻
し孔24とが連結され、ボール3の無限循環路が形成さ
れるようになっている。尚、軌道レール1のボール転走
面11を転走していたボール3を上記方向転換路内に円
滑に導き入れるため、上記蓋体30の案内溝31の軌道
レール1側の端部には断面鋭角のボール掬い上げ部32
が形成されている。
【0019】これにより、軌道レール1のボール転走面
11と移動ブロック20の負荷転走面23との間で荷重
を負荷していたボール3は、摺動台2の移動に伴って上
記負荷転走面23を転走し終えると上記荷重から開放さ
れて一方の蓋体30の方向転換路に入り込み、そのまま
の無負荷状態で負荷転走面23における転走方向とは逆
方向へ向かって移動ブロック20のボール戻し孔24を
転走する。また、ボール戻し孔24を転走し終えたボー
ル3は他方の蓋体30の方向転換路を介して再度軌道レ
ール1と移動ブロック20との間の負荷域に入り込み、
荷重を負荷しながら上記負荷転走面23を転走する。
【0020】更に、本実施例では無限循環路内を循環す
るボール同士の接触を防止するため、これらボール3は
図4及び図5に示すように帯状のボール連結体33に所
定間隔で配列されており、ボール3の循環に伴ってこの
ボール連結体33も摺動台2の無限循環路内を循環する
ようになっている。この帯状リテーナ33は、互いに隣
接するボール3の間に配されて該ボール3を回転自在に
保持する複数の間座34と、これら間座34をその両側
で相互に連結する帯状の連結部35とから構成されてお
り、ボール3を中子とした合成樹脂の射出成形によって
作られている。従って、ボール3を保持した状態で自由
に屈曲し得る可撓性を備えており、図4に示す如くボー
ル3と共に摺動台2の無限循環路を自在に屈曲しながら
循環する。
【0021】また、図3及び図4に示すように、上記移
動ブロック20のボール戻し孔24の内径及び負荷転走
面23の両側には合成樹脂が射出成形によって肉付けさ
れると共に、これら合成樹脂の部位にはボール3の循環
方向に沿って連続する一対の誘導溝が形成されており、
上記ボール連結体33はその連結部35を該誘導溝に遊
嵌させながら摺動台2の無限循環路を循環するように構
成されている。
【0022】図6乃至図12は上記潤滑油供給部材4を
示すものである。図示のように、潤滑油供給部材4は、
上記摺動台2のエンドプレート24に装着されるケーシ
ング40と、このケーシング40内に収容されると共に
上記軌道レール1に当接して該軌道レール1に潤滑油を
塗布する塗布体41と、この塗布体41と共に上記ケー
シング40内に収容され、潤滑油を吸収して保持する一
方で上記塗布体41に対して潤滑油を供給する吸蔵体4
2と、これら塗布体41と吸蔵体42との間を隔離する
油量調整板43とを有している。
【0023】上記ケーシング40は、吸蔵体42及び塗
布体41の収容スペースとなる潤滑油収容室44を備え
たケーシング本体45と、このケーシング本体45の潤
滑油収容室44を密閉する蓋基板46とから構成されて
おり、上記蓋基板46側が摺動台2の蓋体30に当接す
るようにして装着される。
【0024】かかるケーシング本体45は例えば鋼板か
らなる基板47の輪郭に沿ってゴム、合成樹脂等からな
る側壁48を立設したものであり、かかる基板47及び
側壁48によって囲まれた凹所が上記塗布体41及び吸
蔵体42を収容する潤滑油収容室44となっている。こ
の潤滑油収容室44は上記固定ボルト28 (図1参
照)の貫通孔29及び潤滑油補給孔6を避けるようにし
て形成されると共に、軌道レール1の左右両側面に対応
する2つの潤滑油収容室44,44が夫々独立して設け
られており、軌道レール1の左側面を潤滑する塗布体4
1及び吸蔵体42と右側面を潤滑するそれとが独立して
収容されるようになっている。
【0025】かかる塗布体41は含浸する潤滑油を澱み
なく軌道レール1に塗布することができるよう、毛管現
象による潤滑油の移動が生じ易い材質、例えば空隙率の
低いフェルト等の繊維交絡体が適しており、本実施例で
は空隙率54%の羊毛フェルトを使用している。また、
上記吸蔵体42は潤滑油を多量に吸収保持することがで
きるよう、空隙率の高いフェルト等の繊維交絡体が適し
ている。この実施例では空隙率81%のレーヨン混合羊
毛フェルトを使用している。
【0026】一方、図6、図11及び図12に示すよう
に、上記ケーシング本体45の側壁48には軌道レール
1の転走面11と対向する位置に凹溝48aが形成され
ており、かかる凹溝48aからは潤滑油収容室44に収
容した塗布体41の一部である塗布片41aが突出し、
上記転走面11に当接するようになっている。すなわ
ち、上記吸蔵体42から塗布体41へ供給された潤滑油
は該塗布片41aを介して軌道レール1の転走面11に
塗布される。前述したように、この実施例の直線案内装
置ではボール3が軌道レール1のボール転走面11及び
摺動台2の負荷転走面23に対して45°の接触角で当
接していることから、図7、図10及び図12に示すよ
うに、上記塗布片41aもこの接触角線上でボール転走
面11に当接している。このように、ボール転走面11
に対するボール3の接触点及びその近傍にのみ塗布片4
1aを接触させたことにより、塗布される潤滑油の量が
必要最小限に抑えられる。
【0027】また、上記潤滑油収容室44は軌道レール
1の左側面に対応したものと、右側面に対応したものと
が夫々独立して設けられており、この実施例では軌道レ
ール1の左右には各々2条の転走面11,11が形成さ
れていることから、軌道レール1の左側に位置して互い
に隣接する二つの塗布片41a,41aと、右側に位置
して互いに隣接する二つの塗布片41a,41aに対し
ては別個の潤滑油収容室44,44から潤滑油が供給さ
れることとなる。
【0028】また、上記側壁48には潤滑油収容室44
の内周縁に沿って段部54が形成されており、かかる段
部54に上記油量調整板43が嵌合して、塗布体41と
吸蔵体42とを隔離するように構成されている。上記油
量調整板43は例えばステンレス薄板(本実施例では厚
さ0.1〜0.2m m)から形成されており、吸蔵体
42に含浸された潤滑油を塗布体41へ供給する供給孔
56が例えば1穴だけ開設されている。かかる供給穴5
6の径及び数、すなわちその開口面積に応じて吸蔵体4
2から塗布体41への潤滑油の供給量が制御される。す
なわち、油量調整板43は、吸蔵体42から塗布体41
へ供給される潤滑油の量を制御する流量制御手段として
機能する。尚、この実施例では一対の潤滑油収容室4
4,44に跨がるようにして1枚の油量調整板43を設
け、これによって夫々の潤滑油収容室44における吸蔵
体42と塗布体41との間を離隔している。
【0029】また、上記吸蔵体43から塗布体42への
潤滑油の供給を円滑に行うため、図8に示すように、上
記ケーシング本体45の側壁48には空気孔55が開設
されており、ケーシング40内の圧力が常に大気圧に保
たれるようになっている。従って、吸蔵体42から塗布
体41への潤滑油の移動は、主として繊維交絡体の内部
における潤滑油の毛管現象に依存していることになる。
もっとも、吸蔵体42に含浸された潤滑油のうち、油量
調整板43の供給孔56よりも上方に位置する潤滑油は
重力によっても塗布体41へ移動することとなる。
【0030】この潤滑油供給部材4では上記潤滑油補給
孔6からケーシング40の内部の吸蔵体42に対して潤
滑油をつぎ足すことができるが、図6、図9、図11及
び図12に示すように、各潤滑油収容室44の吸蔵体4
2の間には同じくフェルト等の繊維交絡体からなる分配
補給体7が設けられており、潤滑油補給孔6からケーシ
ング40内に補給された潤滑油はこの分配補給体7を介
して各吸蔵体42に吸収されるようになっている。これ
は、各潤滑油収容室44に個別に対応して複数の潤滑油
補給孔を設けたのでは給油工数が多くなること等に鑑
み、潤滑油補給孔6を一つとし、該分配補給体7を通じ
て各潤滑油収容室44に分割するものである。図12は
この分配補給体7と一対の吸蔵体42,42とを上記ケ
ーシング本体45に収容した状態を示す図である。分配
補給体7は潤滑油補給孔6と重なるようにしてケーシン
グ40内に収容されており、両側から突出した一対の突
片70,70のみが隣接する吸蔵体42に接触してい
る。つまり、接触面積を小さくしている。各潤滑油収容
室44には分配補給体7を介して給油されるから、各潤
滑油収容室44,44間で潤滑油が移動しようとする
と、該分配補給体7を経なければならない。各々の吸蔵
体42に対する分配補給体7の接触面積を小さくしたこ
とで、各吸蔵体42間の流路抵抗が大きくなり、各吸蔵
体42間での潤滑油の移動が抑えられる。尚、分配補給
体7と上記塗布体41との間には油量調整板43が位置
するので、分配補給体7に補給された潤滑油が吸蔵体4
2を介することなく直接に塗布体41に吸収されること
はない。
【0031】また、上記分配補給体7を形成する繊維交
絡体の空隙率は上記吸蔵体よりも大きく、例えば81.
5%に設定されており、補給された潤滑油が毛管現象に
よって分配補給体7から吸蔵体42へと容易に流動する
反面、吸蔵体42から分配補給体7へ逆流し難い構造と
なっている。このため、この実施例の潤滑油供給部材4
では、例えば図12の紙面右側に位置する吸蔵体42が
紙面左側に位置する吸蔵体42よりも鉛直下方に位置す
るような姿勢でこれを使用したとしても、上方に位置す
る吸蔵体42の潤滑油が分配補給体7を介して下方に位
置する吸蔵体42に流動してしまうのを極力防止するこ
とができ、両方の吸蔵体42,42に常に略同量の潤滑
油を保持することができるものである。すなわち、4条
全てのボール転走面11に対して均一な潤滑がなされ
る。
【0032】このように構成された潤滑油供給部材4
は、先ず上記側壁48を加硫接着によって基板47に接
合して上記ケーシング本体45を製作し、かかるケーシ
ング本体45の潤滑油収容室44に潤滑油を含浸した吸
蔵体42を収めると共に、上記分配補給体7を一対の吸
蔵体42,42の間で潤滑油補給孔6に重ねて収容した
後、かかる吸蔵体42を覆うようにして油量調整板43
をケーシング本体45の側壁48の段部54に嵌合させ
る。次いで、油量調整板43の上に一対の塗布体41を
重ねると共に、これら塗布体41,41の間を仕切り壁
8にて区画し、最後に蓋基板46を加硫接着によってケ
ーシング本体45の側壁48と接合する。これにより、
内部に塗布体41、吸蔵体42及び分配補給体7が収容
された潤滑油供給部材4が完成する。
【0033】以上のように構成された本実施例の直線案
内装置では、上記摺動台2が軌道レール1上を移動する
と、かかる摺動台2に装着された潤滑油供給部材4によ
って軌道レール1のボール転走面11に潤滑油が塗布さ
れ、このボール転走面11を転動するボール3の潤滑が
行われる。また、上記潤滑油供給部材4の外側には軌道
レール1の表面と密着するエンドシール5が装着されて
いるので、潤滑油供給部材4から軌道レール1に塗布さ
れた潤滑油が該エンドシール5よりも外側に漏れ出すこ
とがなく、上記潤滑油供給部材4から軌道レール1の転
走面11に塗布される僅かな潤滑油のみでボール3を確
実に潤滑することができるものである。
【0034】ところで、図6及び図7並びに図9乃至図
12に示すように、潤滑油供給部材4の内側面には、軌
道レール1の両側面に摺接するサイドシール48dが形
成されている。このサイドシール48dはエンドシール
5と協働して潤滑油供給部材4の内外をほぼ完全に密封
する。
【0035】潤滑状況を更に詳述する。潤滑油供給部材
4の内部では、上記塗布体41から軌道レール1に対し
て潤滑油が塗布されて該塗布体41に含まれている潤滑
油が減少してくると、上記吸蔵体42に保持されている
潤滑油が油量調整板43の供給孔56を介して塗布体4
1に移動し、かかる塗布体41は常に適度に潤滑油を保
持した状態となる。一方、摺動台2が所定距離あるいは
所定時間だけ走行すると、潤滑油が補給用配管61を介
して潤滑油供給部材4に補給され、補給孔6から内部に
補給された潤滑油は分配補給体7を介して各潤滑油収容
室44内の吸蔵体42に吸収されて保持される。
【0036】これにより、本実施例の潤滑油供給部材4
では内蔵する塗布体41に対して途切れることなく潤滑
油が吸収保持され、塗布片41aが常に軌道レール1に
対して潤滑油を塗布し続けるので、この直線案内装置で
は軌道レール1のボール転走面11を半永久的に潤滑し
続けることができ、軌道レール1に対する摺動台2の運
動を常に良好な状態に維持することができるものであ
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、潤滑油供給装置のケーシングに潤滑油補給孔が設け
られていることから、軌道軸に対するスライド部材の累
積走行距離あるいは累積走行時間が増加し、塗布体及び
吸蔵体に保持された潤滑油の消費が進んでいっても、上
記潤滑油補給孔を介して潤滑油収容室内の吸蔵体に対し
て外部から潤滑油を補給することができるので、上記塗
布体から軌道軸に対して途絶えることなく潤滑油を塗布
し続けることができ、この潤滑油供給装置を装着した直
線運動装置を半永久的に潤滑することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の潤滑油供給部材を直線案内装置に適
用した実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 実施例に係る直線案内装置を示す一部断面を
含む側面図である。
【図3】 図2のIII−III断面図である。
【図4】 実施例に係る直線案内装置の無限循環路にボ
ール連結体を組み込んだ状態を示す断面図である。
【図5】 実施例に係る直線案内装置が具備するボール
連結体の一部を示す斜視図である。
【図6】 実施例に係る潤滑油供給部材の分解斜視図で
ある。
【図7】 実施例に係る潤滑油供給部材の正面図であ
る。
【図8】 図7に示す潤滑油供給部材の右側面図であ
る。
【図9】 (a)は図7のA−A断面図、(B)は図7
のB−B断面図である。
【図10】 実施例に係る潤滑油供給部材の背面図であ
る。
【図11】 実施例に係る潤滑油供給部材のケーシング
本体に吸蔵体と分配補給体とを収容した状態を示す背面
図である。
【図12】 実施例に係る潤滑油供給部材から蓋部材を
取り外した状態を示す背面図である。
【符号の説明】
1…軌道レール(軌道軸)、2…摺動台(スライド部
材)、3…ボール(転動体)、4…潤滑油供給部材、6
…潤滑油補給孔、7…分配補給体、40…ケーシング、
41…塗布体、41a…塗布片、42…吸蔵体、43…
油量調整板(流量制御手 段)、44…潤滑油収容室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 英樹 東京都品川区西五反田3丁目11番6号、テ イエチケー株式会社内 Fターム(参考) 3J104 AA03 AA19 AA23 AA36 AA64 AA69 AA74 AA76 BA23 BA36 CA24 DA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転動体を介して軌道軸に係合するスライ
    ド部材に装着され、かかるスライド部材と軌道軸の相対
    的な移動に伴って該軌道軸に潤滑油を塗布する潤滑油供
    給装置であって、 上記軌道軸に当接して該軌道軸に対して潤滑油を塗布す
    る塗布体と、潤滑油を吸収してこれを保持する一方、上
    記塗布体に対して潤滑油を供給する吸蔵体と、上記吸蔵
    体から塗布体ヘ供給される潤滑油の量を制御する流量制
    御手段と、これら塗布体、吸蔵体及び流量制御手段を収
    容する潤滑油収容室を有すると共に上記スライド部材に
    固定されるケーシングとを備え、更に、上記ケーシング
    には上記吸蔵体に対して潤滑油を補給するための潤滑油
    補給孔が設けられていることを特徴とする潤滑油供給装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の潤滑油供給装置におい
    て、上記潤滑油補給孔には補給用配管を接続するための
    雌側継手部が形成されていることを特徴とする潤滑油供
    給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の潤滑油供給装置におい
    て、上記ケーシング内には、上記潤滑油収容室が複数形
    成される一方、上記潤滑油補給孔から補給された潤滑油
    を吸収保持すると共に全ての潤滑油収容室内の吸蔵体に
    接触する潤滑油の分配補給体が設けられ、補給潤滑油が
    上記分配補給体を介して各吸蔵体に供給されることを特
    徴とする潤滑油供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の潤滑油供給装置におい
    て、上記塗布体、吸蔵体及び分配補給体はいずれも繊維
    交絡体から形成されると共に、かかる繊維交絡体の空隙
    率が塗布体、吸蔵体、分配補給体の順に大きくなること
    を特徴とする潤滑油供給装置。
  5. 【請求項5】 転動体の転走面が形成された軌道軸と、
    上記転動体を介して軌道軸に係合すると共に該軌道軸と
    相対的に移動するスライド部材と、このスライド部材に
    装着されると共に、かかる相対移動に伴って上記軌道軸
    の表面に潤滑油を塗布する請求項1乃至4のいずれかに
    記載の潤滑油供給部材とを備えたことを特徴とする直線
    運動装置。
JP27892998A 1998-09-30 1998-09-30 潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置 Expired - Lifetime JP4233153B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27892998A JP4233153B2 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27892998A JP4233153B2 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000110833A true JP2000110833A (ja) 2000-04-18
JP4233153B2 JP4233153B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=17604051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27892998A Expired - Lifetime JP4233153B2 (ja) 1998-09-30 1998-09-30 潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4233153B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100414130C (zh) * 2005-12-16 2008-08-27 上银科技股份有限公司 可调整自润单元供油量的线性滑轨
JP2015222112A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 日本精工株式会社 転がり軸受案内装置
CN115739555A (zh) * 2022-11-24 2023-03-07 吉林大华机械制造有限公司 一种汽车零件防锈处理工艺

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0446216A (ja) * 1990-06-07 1992-02-17 Yamaha Corp 直線案内の防塵装置
JPH0651549U (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 株式会社椿本精工 直動案内軸受の防塵シール装置
JPH10184683A (ja) * 1996-11-11 1998-07-14 Thk Kk 直線運動装置及びこれに使用される潤滑油供給装置
JPH10227311A (ja) * 1996-12-09 1998-08-25 Thk Kk 転がり案内装置の潤滑油供給システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0446216A (ja) * 1990-06-07 1992-02-17 Yamaha Corp 直線案内の防塵装置
JPH0651549U (ja) * 1992-12-24 1994-07-15 株式会社椿本精工 直動案内軸受の防塵シール装置
JPH10184683A (ja) * 1996-11-11 1998-07-14 Thk Kk 直線運動装置及びこれに使用される潤滑油供給装置
JPH10227311A (ja) * 1996-12-09 1998-08-25 Thk Kk 転がり案内装置の潤滑油供給システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100414130C (zh) * 2005-12-16 2008-08-27 上银科技股份有限公司 可调整自润单元供油量的线性滑轨
JP2015222112A (ja) * 2014-05-23 2015-12-10 日本精工株式会社 転がり軸受案内装置
CN115739555A (zh) * 2022-11-24 2023-03-07 吉林大华机械制造有限公司 一种汽车零件防锈处理工艺
CN115739555B (zh) * 2022-11-24 2023-07-21 吉林大华机械制造有限公司 一种汽车零件防锈处理工艺

Also Published As

Publication number Publication date
JP4233153B2 (ja) 2009-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6024490A (en) Linear guide device
US6250804B1 (en) Self-lubricating linear guide apparatus
JP4035241B2 (ja) 潤滑装置を備えた直動案内ユニット
JP3367911B2 (ja) 潤滑油供給装置及びこれを用いた転動体ねじ装置
US6155717A (en) Linear movement device and lubricant supplying device used therefor
JP3288961B2 (ja) 直線運動装置及びこれに使用される潤滑油供給装置
US20070140602A1 (en) Linear guide device
US5139347A (en) Oil leakage preventing structure of a linear guide apparatus
JPH1182507A (ja) 直動案内ユニット
US7909512B2 (en) Lubricating member for linear motion rolling guide unit and slider for linear motion rolling guide unit using the lubricating member
JP2000346067A (ja) 直線運動装置
JP2002147453A (ja) 潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置
JP4934496B2 (ja) 潤滑剤供給装置及び潤滑剤供給装置付運動案内装置
JP2000110833A (ja) 潤滑油供給装置及びこれを用いた直線運動装置
US5593003A (en) Lubricating mechanism for a linear guide apparatus
EP1840396B1 (en) Lubricant supply apparatus
JP4413913B2 (ja) 直線案内装置
JP3945840B2 (ja) 直線案内装置
WO2011024536A1 (ja) 潤滑油供給装置及びこれを用いた運動案内装置
JP3888702B2 (ja) 直動転がり案内軸受の潤滑構造
JPH11294451A (ja) 直線運動装置の保護スクレーパ及び直線運動装置
US20220268314A1 (en) Motion guiding device and lubrication path component used in motion guiding device
JP2013019441A (ja) 潤滑剤供給装置及びこれを用いた運動案内装置
JPH11294453A (ja) 直線運動装置の防塵部材及び直線運動装置
TWI814296B (zh) 線性導件

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040526

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050830

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080619

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080822

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term