JP2000346067A - 直線運動装置 - Google Patents
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- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/065—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with rollers
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- F16C29/0602—Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly
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- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6607—Retaining the grease in or near the bearing
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- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/66—Special parts or details in view of lubrication
- F16C33/6603—Special parts or details in view of lubrication with grease as lubricant
- F16C33/6622—Details of supply and/or removal of the grease, e.g. purging grease
Abstract
(57)【要約】
【課題】 潤滑油の吸蔵体および塗布体の各々が取り替
えが可能で、かつ、再給油ができ、さらに、コンパクト
化を図ることができる直線運動装置を提供する。 【解決手段】 転動体の転走面５を有する軌道軸２と、
軌道軸２上を移動可能なスライダブロック１０と、スラ
イダブロック１０の運動方向の両端に設けられたエンド
プレート２０と、エンドプレート２０のさらに外側に装
着されたエンドシール３０とを備えた直線運動装置にお
いて、エンドプレート２０に、潤滑油を保持する吸蔵体
２８を設け、エンドシール３０に、吸蔵体２８から供給
される潤滑油を軌道軸２に塗布する塗布体３１を設け
る。
えが可能で、かつ、再給油ができ、さらに、コンパクト
化を図ることができる直線運動装置を提供する。 【解決手段】 転動体の転走面５を有する軌道軸２と、
軌道軸２上を移動可能なスライダブロック１０と、スラ
イダブロック１０の運動方向の両端に設けられたエンド
プレート２０と、エンドプレート２０のさらに外側に装
着されたエンドシール３０とを備えた直線運動装置にお
いて、エンドプレート２０に、潤滑油を保持する吸蔵体
２８を設け、エンドシール３０に、吸蔵体２８から供給
される潤滑油を軌道軸２に塗布する塗布体３１を設け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば直線案内装
置やボールねじ、ボールスプライン等、ボール又はロー
ラ等の転動体を介して軌道軸とスライド部材とが相対的
に移動自在に係合した直線運動装置に係り、詳細には、
軌道軸の表面に潤滑油を塗布する潤滑油供給装置を備え
た直線運動装置の改良に関する。
置やボールねじ、ボールスプライン等、ボール又はロー
ラ等の転動体を介して軌道軸とスライド部材とが相対的
に移動自在に係合した直線運動装置に係り、詳細には、
軌道軸の表面に潤滑油を塗布する潤滑油供給装置を備え
た直線運動装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】工作機械のテーブルなどを精密かつ円滑
に案内する手段として、軌道軸に多数の転動体（例えば
ボール）を介してブロックを取り付けた直線運動装置が
知られている（例えば、特願平８−３０５８６１号参
照）。
に案内する手段として、軌道軸に多数の転動体（例えば
ボール）を介してブロックを取り付けた直線運動装置が
知られている（例えば、特願平８−３０５８６１号参
照）。
【０００３】この直線運動装置では、転動体（例えばボ
ール）の転走面を有する軌道軸に転動体を介してブロッ
クが移動可能な状態で取り付けられている。ブロックの
運動方向の両端にはエンドプレートが設けられ、エンド
プレートのさらに外側には潤滑油供給装置が設けられて
いる。
ール）の転走面を有する軌道軸に転動体を介してブロッ
クが移動可能な状態で取り付けられている。ブロックの
運動方向の両端にはエンドプレートが設けられ、エンド
プレートのさらに外側には潤滑油供給装置が設けられて
いる。
【０００４】潤滑油供給装置には、転動軸に塗布するた
めの潤滑油を保持する吸蔵体と、吸蔵体から供給された
潤滑油を転動軸に塗布する塗布体と、吸蔵体と塗布体と
の間に介在して吸蔵体から塗布体に供給される潤滑油の
油量を制御する油量制御手段とを有している。吸蔵体、
油量制御手段および塗布体は、一体に形成されている。
めの潤滑油を保持する吸蔵体と、吸蔵体から供給された
潤滑油を転動軸に塗布する塗布体と、吸蔵体と塗布体と
の間に介在して吸蔵体から塗布体に供給される潤滑油の
油量を制御する油量制御手段とを有している。吸蔵体、
油量制御手段および塗布体は、一体に形成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来の直線運動装置の
潤滑油供給装置は、直線運動装置の外側に箱体の潤滑油
供給装置を外付けする形で設けられている。このため、
直線運動装置のストロークが十分に確保できない場合に
は、潤滑油供給装置を設けることができなかったり、本
来なら、直線運動装置の前後両面に設けるのに対し片面
にしか設けることができないという問題点があった。ま
た、潤滑油供給装置と潤滑油塗布体とが一体に形成され
ているために、塗布体が磨耗して交換したい場合には、
たとえ吸蔵体に潤滑油が残っていても吸蔵体と共に取り
替えなければならなかった。
潤滑油供給装置は、直線運動装置の外側に箱体の潤滑油
供給装置を外付けする形で設けられている。このため、
直線運動装置のストロークが十分に確保できない場合に
は、潤滑油供給装置を設けることができなかったり、本
来なら、直線運動装置の前後両面に設けるのに対し片面
にしか設けることができないという問題点があった。ま
た、潤滑油供給装置と潤滑油塗布体とが一体に形成され
ているために、塗布体が磨耗して交換したい場合には、
たとえ吸蔵体に潤滑油が残っていても吸蔵体と共に取り
替えなければならなかった。
【０００６】そこで、本発明は潤滑油の吸蔵体および塗
布体の各々が取り替えが可能で、かつ、再給油ができ、
さらに、コンパクト化を図ることができる直線運動装置
を提供することを目的とする。
布体の各々が取り替えが可能で、かつ、再給油ができ、
さらに、コンパクト化を図ることができる直線運動装置
を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】以下、本発明について説
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図
面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本
発明が図示の形態に限定されるものではない。
【０００８】請求項１の発明は、転動体の転走面（５）
を有する軌道軸（２）と、前記軌道軸上を移動可能なブ
ロック（１０）と、前記ブロックの運動方向の両端に設
けられたエンドプレート（２０）と、前記エンドプレー
トのさらに外側に装着されたエンドシール（３０）とを
備え、前記エンドプレートに、潤滑油を保持する吸蔵体
（２８）が設けられ、前記エンドシールに、前記吸蔵体
から供給される潤滑油を前記軌道軸に塗布する塗布体
（３１）を設けたことを特徴とする。この発明によれ
ば、吸蔵体および塗布体を個別に取り替えることが可能
である。また、吸蔵体をエンドプレート内に内蔵したた
め、直線運動装置のコンパクト化を図ることができる。
を有する軌道軸（２）と、前記軌道軸上を移動可能なブ
ロック（１０）と、前記ブロックの運動方向の両端に設
けられたエンドプレート（２０）と、前記エンドプレー
トのさらに外側に装着されたエンドシール（３０）とを
備え、前記エンドプレートに、潤滑油を保持する吸蔵体
（２８）が設けられ、前記エンドシールに、前記吸蔵体
から供給される潤滑油を前記軌道軸に塗布する塗布体
（３１）を設けたことを特徴とする。この発明によれ
ば、吸蔵体および塗布体を個別に取り替えることが可能
である。また、吸蔵体をエンドプレート内に内蔵したた
め、直線運動装置のコンパクト化を図ることができる。
【０００９】請求項２の発明は、吸蔵体（２８）に潤滑
油を供給するための供給路（２７）をエンドプレート
（２０）に設けたことを特徴とする。これによれば、吸
蔵体内の潤滑油が減少した場合にも、エンドプレートを
解体することなく潤滑油の供給が容易に行える。
油を供給するための供給路（２７）をエンドプレート
（２０）に設けたことを特徴とする。これによれば、吸
蔵体内の潤滑油が減少した場合にも、エンドプレートを
解体することなく潤滑油の供給が容易に行える。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１乃至図８は、本発明が適用さ
れた直線運動装置を示す図である。図１および図２に示
すように、この直線運動装置１は、軌道軸としてのレー
ル２と、レール２に多数のローラ（転動体）３…３を介
して取り付けられてレール２の長手方向に移動可能なス
ライダ４とを有している。レール２は長手方向の全長に
亘って延びる４条の転動体転走面５…５と、レール２を
固定するためのボルト取付孔６…６とを有している。な
お、図示のレール２は直線状であるが、曲線状のレール
が使用されることもある。転動体転走面５の本数は左右
２条に限らず、左右１条あるいは左右合計で３条や４
条、直線運動装置の用途などに応じて種々変更され得
る。
れた直線運動装置を示す図である。図１および図２に示
すように、この直線運動装置１は、軌道軸としてのレー
ル２と、レール２に多数のローラ（転動体）３…３を介
して取り付けられてレール２の長手方向に移動可能なス
ライダ４とを有している。レール２は長手方向の全長に
亘って延びる４条の転動体転走面５…５と、レール２を
固定するためのボルト取付孔６…６とを有している。な
お、図示のレール２は直線状であるが、曲線状のレール
が使用されることもある。転動体転走面５の本数は左右
２条に限らず、左右１条あるいは左右合計で３条や４
条、直線運動装置の用途などに応じて種々変更され得
る。
【００１１】図１および図３に示すように、スライダ４
はスライダブロック１０と、その両端に取り付けられる
エンドプレート２０，２０およびエンドシール３０，３
０とを有している。スライダブロック１０はスライダ４
に加わる荷重を受ける十分な剛性を有しており、一般に
は鋼によって構成される。負荷が直接加わらない部分に
樹脂成型体が使用されることもある。スライダブロック
１０の下面側にはレール２を受け入れるための凹所１１
が設けられ、その凹所１１を取り囲む壁面にはレール２
の転動体転走面５…５に対応する転動体転走面１２…１
２が形成されている。
はスライダブロック１０と、その両端に取り付けられる
エンドプレート２０，２０およびエンドシール３０，３
０とを有している。スライダブロック１０はスライダ４
に加わる荷重を受ける十分な剛性を有しており、一般に
は鋼によって構成される。負荷が直接加わらない部分に
樹脂成型体が使用されることもある。スライダブロック
１０の下面側にはレール２を受け入れるための凹所１１
が設けられ、その凹所１１を取り囲む壁面にはレール２
の転動体転走面５…５に対応する転動体転走面１２…１
２が形成されている。
【００１２】図４および図５に示すように、スライダ４
がレール２に沿って移動するとローラ３が転動体転走面
５，１２の間を転走する。そして、転動体転走面１２の
一端に達したローラ３は一方のエンドプレート２０の内
部の方向転換部２１（図６参照）に導かれ、さらにスラ
イダブロック１０の戻し路１３および他方のエンドプレ
ート２０の内部の方向転換部２１，２１を経由して転動
体転走面１２の他端側に戻される。なお、一般に転動体
転走面５，１２の間をローラ３の負荷転走路、エンドプ
レート２０の方向転換部２１，２１およびスライダブロ
ック１０の戻し路１３の組み合わせを無負荷転走路、負
荷転走路および無負荷転走路の組み合わせを無限循環路
と呼んでいる。また、図６に示すように、方向転換部２
１は、方向転換路２１ａと方向転換路２１ｂとを有して
おり、エンドプレート２０の内部で立体的に交叉してい
る。方向転換路２１ａと方向転換路２１ｂとが立体的に
交叉しているため、エンドプレート２０の厚みが増し、
後述する吸蔵体２８の容量を増大させることができる。
この結果、潤滑油の供給回数が少なくて済む。
がレール２に沿って移動するとローラ３が転動体転走面
５，１２の間を転走する。そして、転動体転走面１２の
一端に達したローラ３は一方のエンドプレート２０の内
部の方向転換部２１（図６参照）に導かれ、さらにスラ
イダブロック１０の戻し路１３および他方のエンドプレ
ート２０の内部の方向転換部２１，２１を経由して転動
体転走面１２の他端側に戻される。なお、一般に転動体
転走面５，１２の間をローラ３の負荷転走路、エンドプ
レート２０の方向転換部２１，２１およびスライダブロ
ック１０の戻し路１３の組み合わせを無負荷転走路、負
荷転走路および無負荷転走路の組み合わせを無限循環路
と呼んでいる。また、図６に示すように、方向転換部２
１は、方向転換路２１ａと方向転換路２１ｂとを有して
おり、エンドプレート２０の内部で立体的に交叉してい
る。方向転換路２１ａと方向転換路２１ｂとが立体的に
交叉しているため、エンドプレート２０の厚みが増し、
後述する吸蔵体２８の容量を増大させることができる。
この結果、潤滑油の供給回数が少なくて済む。
【００１３】図６に示すように、エンドプレート２０
は、袖部２０ｂ，２０ｂと、袖部２０ｂ、２０ｂを繋ぐ
梁部２０ａとを有し、略コの字形状を呈している。エン
ドプレート２０の梁部２０ａは、その中央部にグリース
ニップル４０を取り付けるグリースニップル取付口２２
を有している。袖部２０ｂ，２０ｂは、前述の方向転換
部２１，２１を有している。エンドプレート２０は、グ
リースニップル４０から注入されたグリースを方向転換
部２１，２１に導くグリース搬送路２３，２３を有して
いる。図７に示すように、エンドプレート２０は、梁部
２０ａの下部の横方向に広がる凹部２４を有している。
凹部２４の底には、エンドプレート２０の外部に貫通し
た連絡孔２５，２５が設けられ、連絡孔２５，２５の外
側にはＯリング２６，２６が設けられている。また、図
６に示すように、梁部２０ａの上部から凹部２４につな
がる縦穴２７ａ，２７ａと、梁部２０ａの側面から縦穴
２７ａ，２７ａにつながる横穴２７ｂ、２７ｂとによっ
て、梁部２０ａの側面から凹部２４に連通する給油路２
７が形成されている。縦穴２７ａ，２７ａの上部は埋栓
２７ｃ，２７ｃにより塞がれている。給油路２７，２７
の給油口には、雌ネジ２７ｄ，２７ｄが設けられ、給油
時以外は雌ネジ２７ｄ，２７ｄと係合するプラグ２７
ｅ，２７ｅによって閉じられている。凹部２４には、高
含油ファイバーネットで形成された潤滑油の吸蔵体２８
が収められ、その一部が連絡孔２５，２５を介してエン
ドプレート２０の外部に突出している。吸蔵体２８が収
められた凹部２４の開口部には、押え板２９が適当な固
定手段で取り付けられている。
は、袖部２０ｂ，２０ｂと、袖部２０ｂ、２０ｂを繋ぐ
梁部２０ａとを有し、略コの字形状を呈している。エン
ドプレート２０の梁部２０ａは、その中央部にグリース
ニップル４０を取り付けるグリースニップル取付口２２
を有している。袖部２０ｂ，２０ｂは、前述の方向転換
部２１，２１を有している。エンドプレート２０は、グ
リースニップル４０から注入されたグリースを方向転換
部２１，２１に導くグリース搬送路２３，２３を有して
いる。図７に示すように、エンドプレート２０は、梁部
２０ａの下部の横方向に広がる凹部２４を有している。
凹部２４の底には、エンドプレート２０の外部に貫通し
た連絡孔２５，２５が設けられ、連絡孔２５，２５の外
側にはＯリング２６，２６が設けられている。また、図
６に示すように、梁部２０ａの上部から凹部２４につな
がる縦穴２７ａ，２７ａと、梁部２０ａの側面から縦穴
２７ａ，２７ａにつながる横穴２７ｂ、２７ｂとによっ
て、梁部２０ａの側面から凹部２４に連通する給油路２
７が形成されている。縦穴２７ａ，２７ａの上部は埋栓
２７ｃ，２７ｃにより塞がれている。給油路２７，２７
の給油口には、雌ネジ２７ｄ，２７ｄが設けられ、給油
時以外は雌ネジ２７ｄ，２７ｄと係合するプラグ２７
ｅ，２７ｅによって閉じられている。凹部２４には、高
含油ファイバーネットで形成された潤滑油の吸蔵体２８
が収められ、その一部が連絡孔２５，２５を介してエン
ドプレート２０の外部に突出している。吸蔵体２８が収
められた凹部２４の開口部には、押え板２９が適当な固
定手段で取り付けられている。
【００１４】図７および図８に示すように、エンドシー
ル３０は、潤滑油をレール２に塗布する塗布体３１を収
容するシール本体３２と、これに合わさる蓋部材３３と
を有している。塗布体３１は高密度ファイバーネットに
より形成されている。シール本体３２は、レール２との
係合時に転動体転走面５…５と対向する箇所に穴部３２
ａ…３２ａを有している。穴部３２ａ…３２ａから塗布
体３１の一部がシール本体３２の外部に突出している。
塗布体３１の上から蓋部材３３が被せられ、適当な固定
手段によってシール本体３２に取り付けられている。シ
ール本体３２の壁部に設けられた給油孔３２ｂ，３２ｂ
を介して、エンドプレート２０から突出した吸蔵体２８
の一部が塗布体３１に当接している。エンドシール３０
には、エンドプレート２０に設けられたグリースニップ
ル取付口２２にグリースニップル４０を取り付けるため
の貫通孔３４が設けられている。
ル３０は、潤滑油をレール２に塗布する塗布体３１を収
容するシール本体３２と、これに合わさる蓋部材３３と
を有している。塗布体３１は高密度ファイバーネットに
より形成されている。シール本体３２は、レール２との
係合時に転動体転走面５…５と対向する箇所に穴部３２
ａ…３２ａを有している。穴部３２ａ…３２ａから塗布
体３１の一部がシール本体３２の外部に突出している。
塗布体３１の上から蓋部材３３が被せられ、適当な固定
手段によってシール本体３２に取り付けられている。シ
ール本体３２の壁部に設けられた給油孔３２ｂ，３２ｂ
を介して、エンドプレート２０から突出した吸蔵体２８
の一部が塗布体３１に当接している。エンドシール３０
には、エンドプレート２０に設けられたグリースニップ
ル取付口２２にグリースニップル４０を取り付けるため
の貫通孔３４が設けられている。
【００１５】つぎに、スライダ４の組立ておよびレール
２への取付、さらに使用方法について説明する。スライ
ダブロック１０の一端にエンドプレート２０が取り付け
られ、さらにその外側にエンドシール３０が取り付けら
れる。スライダブロック１０の他端の戻し路１３からロ
ーラ３…３を充填してゆく。このローラ３は、ローラ本
体３ａと軸３ｂとを有しており、戻し路１３に設けられ
た軸受溝１３ａに軸３ｂを係合させて充填される。エン
ドプレート２０にまで達したローラ３…３は、方向転換
部２１で方向転換されて転動体転走面１２を満たしてゆ
く。さらに、スライダブロック１０の残された一端にエ
ンドプレート２０およびエンドシール３０が取り付けら
れる。
２への取付、さらに使用方法について説明する。スライ
ダブロック１０の一端にエンドプレート２０が取り付け
られ、さらにその外側にエンドシール３０が取り付けら
れる。スライダブロック１０の他端の戻し路１３からロ
ーラ３…３を充填してゆく。このローラ３は、ローラ本
体３ａと軸３ｂとを有しており、戻し路１３に設けられ
た軸受溝１３ａに軸３ｂを係合させて充填される。エン
ドプレート２０にまで達したローラ３…３は、方向転換
部２１で方向転換されて転動体転走面１２を満たしてゆ
く。さらに、スライダブロック１０の残された一端にエ
ンドプレート２０およびエンドシール３０が取り付けら
れる。
【００１６】スライダ４の凹所１１にレール２の一端を
通すことにより、スライダ４がレール２に取り付けられ
る。このとき、穴部３２ａ…３２ａから突出した塗布体
３１の一部が、レール２の転動体転走面５…５に接触す
る。
通すことにより、スライダ４がレール２に取り付けられ
る。このとき、穴部３２ａ…３２ａから突出した塗布体
３１の一部が、レール２の転動体転走面５…５に接触す
る。
【００１７】つぎに、エンドプレート２０の給油路２７
から潤滑油を注入する。注入された潤滑油は縦穴２７ａ
を下って吸蔵体２８に吸収される。連絡孔２５，２５お
よび給油孔３２ｂ，３２ｂを介して塗布体３１に当接す
る吸蔵体２８の一部により、潤滑油が塗布体３１に供給
される。
から潤滑油を注入する。注入された潤滑油は縦穴２７ａ
を下って吸蔵体２８に吸収される。連絡孔２５，２５お
よび給油孔３２ｂ，３２ｂを介して塗布体３１に当接す
る吸蔵体２８の一部により、潤滑油が塗布体３１に供給
される。
【００１８】つぎに、グリースニップル取付口２２に取
り付けられたグリースニップル４０からグリースを注入
する。注入されたグリースは、グリース搬送路２３，２
３によって方向転換部２１，２１に導かれる。さらに、
グリースは方向転換部２１，２１から無限循環路に供給
される。
り付けられたグリースニップル４０からグリースを注入
する。注入されたグリースは、グリース搬送路２３，２
３によって方向転換部２１，２１に導かれる。さらに、
グリースは方向転換部２１，２１から無限循環路に供給
される。
【００１９】スライダ４がレール２を移動すると、転動
体転走面５…５に当接した塗布体３１に含まれた潤滑油
が毛細管現象により転動体転走面５…５に移動する。塗
布体３１内の潤滑油が減少すると、毛細管現象により給
油孔３２ｂ，３２ｂを介して潤滑油が吸蔵体２８から塗
布体３１に移動する。また、ローラ３…３がスライダ４
とレール２との間に介在することによりスライダ４がレ
ール２を移動するが、ローラ３…３の運動は無限循環路
に充填されたグリースにより潤滑にされる。
体転走面５…５に当接した塗布体３１に含まれた潤滑油
が毛細管現象により転動体転走面５…５に移動する。塗
布体３１内の潤滑油が減少すると、毛細管現象により給
油孔３２ｂ，３２ｂを介して潤滑油が吸蔵体２８から塗
布体３１に移動する。また、ローラ３…３がスライダ４
とレール２との間に介在することによりスライダ４がレ
ール２を移動するが、ローラ３…３の運動は無限循環路
に充填されたグリースにより潤滑にされる。
【００２０】直線運動装置の使用を続けると、塗布体３
１が転動体転走面５…５と摩擦することにより磨耗して
交換しなければならなくなる。このような場合にも、吸
蔵体２８と塗布体３１とが別部品として形成されている
ために、塗布体３１のみを取り替えることが可能であ
り、吸蔵体２８およびこれに吸収された潤滑油を無駄に
することがない。
１が転動体転走面５…５と摩擦することにより磨耗して
交換しなければならなくなる。このような場合にも、吸
蔵体２８と塗布体３１とが別部品として形成されている
ために、塗布体３１のみを取り替えることが可能であ
り、吸蔵体２８およびこれに吸収された潤滑油を無駄に
することがない。
【００２１】本発明の実施の形態は、上述のものに限ら
ず種々変更してもよい。例えば、実施例では吸蔵体と塗
布体との接触（開放）面積を固定としたが、これに代え
て、吸蔵体と塗布体との間に接触（開放）面積の調整手
段を設けて塗布体への潤滑油の供給量を調整可能として
もよい。また、方向転換部は、方向転換路と方向転換路
がエンドプレートの内部で立体的に交叉する構成とした
が、交叉せずに並列としてもよい。本発明は直線案内装
置以外でも、ボールねじ、ボールスプラインなど、スラ
イド部材の端に潤滑油供給装置を設けて軌道軸を運動さ
せる装置であればどのようなものでも利用が可能であ
る。
ず種々変更してもよい。例えば、実施例では吸蔵体と塗
布体との接触（開放）面積を固定としたが、これに代え
て、吸蔵体と塗布体との間に接触（開放）面積の調整手
段を設けて塗布体への潤滑油の供給量を調整可能として
もよい。また、方向転換部は、方向転換路と方向転換路
がエンドプレートの内部で立体的に交叉する構成とした
が、交叉せずに並列としてもよい。本発明は直線案内装
置以外でも、ボールねじ、ボールスプラインなど、スラ
イド部材の端に潤滑油供給装置を設けて軌道軸を運動さ
せる装置であればどのようなものでも利用が可能であ
る。
【００２２】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の直線運
動装置によれば、潤滑油の吸蔵体および塗布体の各々が
取り替えが可能で、かつ、再給油ができ、さらに、コン
パクト化を図ることができる。
動装置によれば、潤滑油の吸蔵体および塗布体の各々が
取り替えが可能で、かつ、再給油ができ、さらに、コン
パクト化を図ることができる。
【図１】本発明が適用された直線運動装置の側面図。
【図２】レールの横断面図。
【図３】本発明が適用されたスライダの正面図であり、
III−III線より左側は断面図となり、スライダブロック
を示している。
III−III線より左側は断面図となり、スライダブロック
を示している。
【図４】本発明が適用された直線運動装置の正面図であ
り、IV−IV線より左側は断面図となり、スライダブロッ
クを示している。
り、IV−IV線より左側は断面図となり、スライダブロッ
クを示している。
【図５】図４におけるV部の拡大図。
【図６】本発明が適用されたエンドプレートの背面図。
【図７】本発明が適用されたエンドプレートおよびエン
ドシールの側面の縦断面図。
ドシールの側面の縦断面図。
【図８】本発明が適用されたエンドシールの正面図であ
り、VIII−VIII線より左側は断面図となり、エンドプレ
ートを示している。
り、VIII−VIII線より左側は断面図となり、エンドプレ
ートを示している。
１ 直線運動装置 ２ レール（軌道軸） ３ ローラ（ボール） ３ａ ローラ本体 ３ｂ 軸 ４ スライダ ５ 転動体転走面 ６ ボルト取付孔 １０ スライダブロック（ブロック） １１ 凹所 １２ 転動体転走面 １３ 戻り路 １３ａ 軸受溝 ２０ エンドプレート ２０ａ 梁部 ２０ｂ 袖部 ２１ 方向転換部 ２１ａ，２１ｂ 方向転換路 ２２ グリースニップル取付口 ２３ グリース搬送路 ２４ 凹部 ２５ 連絡孔 ２６ Ｏリング ２７ 給油路 ２７ａ 縦穴 ２７ｂ 横穴 ２７ｃ 埋栓 ２７ｄ 雌ネジ ２７ｅ プラグ ２８ 吸蔵体 ２９ 押え板 ３０ エンドシール ３１ 塗布体 ３２ シール本体 ３２ａ 穴部 ３２ｂ 給油孔 ３３ 蓋部材 ３４ 貫通孔 ４０ グリースニップル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3C011 FF05 3C048 AA07 CC04 DD01 3J101 AA13 AA44 AA52 AA64 CA03 CA12 CA13 CA14 CA22 FA48 FA53 FA55 GA31 3J104 AA03 AA25 AA36 BA33 CA24 DA05 EA01
Claims (2)
- 【請求項１】 転動体の転走面を有する軌道軸と、前記
軌道軸上を移動可能なブロックと、前記ブロックの運動
方向の両端に設けられたエンドプレートと、前記エンド
プレートのさらに外側に装着されたエンドシールとを備
え、 前記エンドプレートに、潤滑油を保持する吸蔵体が設け
られ、前記エンドシールに、前記吸蔵体から供給される
潤滑油を前記軌道軸に塗布する塗布体が設けられている
ことを特徴とする直線運動装置。 - 【請求項２】 前記吸蔵体に潤滑油を供給するための供
給路を前記エンドプレートに設けたことを特徴とする請
求項１記載の直線運動装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11153838A JP2000346067A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 直線運動装置 |
| DE2000126587 DE10026587A1 (de) | 1999-06-01 | 2000-05-29 | Lineare Bewegungsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11153838A JP2000346067A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 直線運動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000346067A true JP2000346067A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15571213
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11153838A Pending JP2000346067A (ja) | 1999-06-01 | 1999-06-01 | 直線運動装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000346067A (ja) |
| DE (1) | DE10026587A1 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007100951A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-04-19 | Nippon Thompson Co Ltd | 直動案内ユニット |
| JP2007113692A (ja) * | 2005-10-20 | 2007-05-10 | Nsk Ltd | リニアガイド用潤滑剤供給部材 |
| JP2007271003A (ja) * | 2006-03-31 | 2007-10-18 | Thk Co Ltd | 潤滑剤供給ユニット付運動案内装置 |
| JP2008115951A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直動装置および給油装置、電子部品実装装置 |
| JP2011080601A (ja) * | 2010-12-07 | 2011-04-21 | Nsk Ltd | リニアガイド用潤滑剤供給部材、リニアガイド |
| CN102729430A (zh) * | 2012-06-20 | 2012-10-17 | 无锡天惠塑机有限公司 | 一种注塑机十字头滑块 |
| JP2015218882A (ja) * | 2014-05-21 | 2015-12-07 | Thk株式会社 | 転がり案内装置 |
| CN105775710A (zh) * | 2016-04-12 | 2016-07-20 | 赵士立 | 一种自动收料机气动滑块 |
| JP2016156467A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受案内装置用給油装置、転がり軸受案内装置 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10126439A1 (de) * | 2001-05-31 | 2002-12-05 | Ina Schaeffler Kg | Linearwälzlagerelement |
| DE10136826A1 (de) * | 2001-07-27 | 2003-02-06 | Ina Schaeffler Kg | Linearwälzlagerelement |
| DE102005037046B4 (de) | 2004-08-05 | 2017-03-30 | Nsk Ltd. | Linearführungs-Lagervorrichtung |
| DE102006040981A1 (de) * | 2006-08-31 | 2008-03-06 | Robert Bosch Gmbh | Linearführungseinrichtung |
| DE102006055196A1 (de) | 2006-11-23 | 2008-05-29 | Schaeffler Kg | Linearführungseinheit |
| DE102007013945A1 (de) * | 2007-03-23 | 2008-09-25 | Schaeffler Kg | Schmiervorrichtung für ein Linearwälzlager |
| CN111055132B (zh) * | 2020-01-01 | 2020-12-08 | 江苏麦生源机械科技有限公司 | 一种机床导轨实时润滑设备 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0735146A (ja) * | 1993-07-22 | 1995-02-03 | Nippon Seiko Kk | リニアガイドのシール装置 |
| JPH09303392A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-25 | Nippon Seiko Kk | 潤滑剤供給装置付き直動案内軸受装置 |
| JPH10184683A (ja) * | 1996-11-11 | 1998-07-14 | Thk Kk | 直線運動装置及びこれに使用される潤滑油供給装置 |
-
1999
- 1999-06-01 JP JP11153838A patent/JP2000346067A/ja active Pending
-
2000
- 2000-05-29 DE DE2000126587 patent/DE10026587A1/de not_active Withdrawn
Patent Citations (3)
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| JPH10184683A (ja) * | 1996-11-11 | 1998-07-14 | Thk Kk | 直線運動装置及びこれに使用される潤滑油供給装置 |
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| JP2007100951A (ja) * | 2005-09-06 | 2007-04-19 | Nippon Thompson Co Ltd | 直動案内ユニット |
| JP4685723B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2011-05-18 | 日本トムソン株式会社 | 直動案内ユニット |
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| JP4710541B2 (ja) * | 2005-10-20 | 2011-06-29 | 日本精工株式会社 | リニアガイド |
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| JP2008115951A (ja) * | 2006-11-06 | 2008-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直動装置および給油装置、電子部品実装装置 |
| JP2011080601A (ja) * | 2010-12-07 | 2011-04-21 | Nsk Ltd | リニアガイド用潤滑剤供給部材、リニアガイド |
| CN102729430A (zh) * | 2012-06-20 | 2012-10-17 | 无锡天惠塑机有限公司 | 一种注塑机十字头滑块 |
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| JP2016156467A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 日本精工株式会社 | 転がり軸受案内装置用給油装置、転がり軸受案内装置 |
| CN105775710A (zh) * | 2016-04-12 | 2016-07-20 | 赵士立 | 一种自动收料机气动滑块 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE10026587A1 (de) | 2000-12-07 |
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Legal Events
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
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