JP2000110247A - 梁省略建物ユニットとその構築方法 - Google Patents
梁省略建物ユニットとその構築方法Info
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- JP2000110247A JP2000110247A JP10282723A JP28272398A JP2000110247A JP 2000110247 A JP2000110247 A JP 2000110247A JP 10282723 A JP10282723 A JP 10282723A JP 28272398 A JP28272398 A JP 28272398A JP 2000110247 A JP2000110247 A JP 2000110247A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 梁省略建物ユニットにおいて、一部欠除梁の
梁欠除端面部に補強柱の側面部を柱勝ちで接合するに際
し、一部欠除梁の梁欠除部に仮梁を設けておきながらそ
の補強柱を設置可能とすること。 【解決手段】 一部欠除天井梁22の梁欠除端面部に補
強柱26の側面部を接合する梁省略建物ユニット20の
仮梁取着構造であって、一部欠除天井梁22と柱11の
間の梁欠除部23に互いに着脱できる第1の仮梁121
と第2の仮梁122を介装し、第2の仮梁122に設け
た継ぎ材123を第1の仮梁121が配置される梁欠除
部23に並置して一部欠除天井梁22の梁欠除端面部の
側傍に着脱可能としてなるもの。
梁欠除端面部に補強柱の側面部を柱勝ちで接合するに際
し、一部欠除梁の梁欠除部に仮梁を設けておきながらそ
の補強柱を設置可能とすること。 【解決手段】 一部欠除天井梁22の梁欠除端面部に補
強柱26の側面部を接合する梁省略建物ユニット20の
仮梁取着構造であって、一部欠除天井梁22と柱11の
間の梁欠除部23に互いに着脱できる第1の仮梁121
と第2の仮梁122を介装し、第2の仮梁122に設け
た継ぎ材123を第1の仮梁121が配置される梁欠除
部23に並置して一部欠除天井梁22の梁欠除端面部の
側傍に着脱可能としてなるもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は梁省略建物ユニット
とその構築方法に関する。
とその構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のユニット建物では、特開平6-2723
17号公報に記載の如く、上下階に渡る階段室を設けるに
際し、階段を緩傾斜とするため、その階段室を水平方向
で相隣る 2つの建物ユニットに及ぼすことがある。この
ようなユニット建物では、階段吹抜け部が水平方向で相
隣る 2つの建物ユニットに渡るものとなり、下階建物ユ
ニットの天井梁と上階建物ユニットの床梁の一部で、そ
の階段吹抜け部に位置する部分を欠除せしめるものとな
る。
17号公報に記載の如く、上下階に渡る階段室を設けるに
際し、階段を緩傾斜とするため、その階段室を水平方向
で相隣る 2つの建物ユニットに及ぼすことがある。この
ようなユニット建物では、階段吹抜け部が水平方向で相
隣る 2つの建物ユニットに渡るものとなり、下階建物ユ
ニットの天井梁と上階建物ユニットの床梁の一部で、そ
の階段吹抜け部に位置する部分を欠除せしめるものとな
る。
【0003】従来技術において、上述の如くに天井梁の
一部を欠除した梁省略建物ユニットでは、その天井梁の
欠除端に補強柱を付加し、当該建物ユニットの骨組強度
を補強することとしている。
一部を欠除した梁省略建物ユニットでは、その天井梁の
欠除端に補強柱を付加し、当該建物ユニットの骨組強度
を補強することとしている。
【0004】そして、従来技術では、梁省略建物ユニッ
トの組立製造段階で、その骨組の組立段階での剛性確保
と寸法精度を確保するため、一部欠除天井梁の梁欠除端
面部と柱の側面部との間の梁欠除部に仮梁を仮止めする
こととしている。
トの組立製造段階で、その骨組の組立段階での剛性確保
と寸法精度を確保するため、一部欠除天井梁の梁欠除端
面部と柱の側面部との間の梁欠除部に仮梁を仮止めする
こととしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、本発明者ら
は、梁省略建物ユニットの一部欠除天井梁の梁欠除端に
補強柱を接合するに際し、その仕口強度を向上するた
め、この一部欠除天井梁の梁欠除端面部に補強柱の側面
部を柱勝ちでボルト接合することを考えた。
は、梁省略建物ユニットの一部欠除天井梁の梁欠除端に
補強柱を接合するに際し、その仕口強度を向上するた
め、この一部欠除天井梁の梁欠除端面部に補強柱の側面
部を柱勝ちでボルト接合することを考えた。
【0006】然しながら、一部欠除天井梁の梁欠除端面
部に補強柱の側面部を柱勝ちでボルト接合するものにあ
っては、補強柱の施工時に、一部欠除天井梁の梁欠除端
面部に仮梁を設けておくことができない。
部に補強柱の側面部を柱勝ちでボルト接合するものにあ
っては、補強柱の施工時に、一部欠除天井梁の梁欠除端
面部に仮梁を設けておくことができない。
【0007】本発明の課題は、梁省略建物ユニットにお
いて、一部欠除梁の梁欠除端面部に補強柱の側面部を柱
勝ちで接合するに際し、一部欠除梁の梁欠除部に仮梁を
設けておきながらその補強柱を設置可能とすることにあ
る。
いて、一部欠除梁の梁欠除端面部に補強柱の側面部を柱
勝ちで接合するに際し、一部欠除梁の梁欠除部に仮梁を
設けておきながらその補強柱を設置可能とすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、建物ユニットの梁の柱に接する一部を欠除して梁欠
除部とし、この一部欠除梁の梁欠除端面部に補強柱の側
面部が接合され、一部欠除梁と柱の間の梁欠除部に互い
に着脱できる第1の仮梁と第2の仮梁を介装し、第1の
仮梁は一部欠除梁の梁欠除端面部に着脱可能とし、第2
の仮梁は柱の側面に着脱可能としてなるとともに、第2
の仮梁が備える継ぎ材を第1の仮梁が配置される梁欠除
部に並置して一部欠除梁の梁欠除端面部の側傍に着脱可
能としてなるようにしたものである。
は、建物ユニットの梁の柱に接する一部を欠除して梁欠
除部とし、この一部欠除梁の梁欠除端面部に補強柱の側
面部が接合され、一部欠除梁と柱の間の梁欠除部に互い
に着脱できる第1の仮梁と第2の仮梁を介装し、第1の
仮梁は一部欠除梁の梁欠除端面部に着脱可能とし、第2
の仮梁は柱の側面に着脱可能としてなるとともに、第2
の仮梁が備える継ぎ材を第1の仮梁が配置される梁欠除
部に並置して一部欠除梁の梁欠除端面部の側傍に着脱可
能としてなるようにしたものである。
【0009】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の本発明において更に、前記建物ユニットが柱と梁の
接合部に、柱の側面部に接続される接続ピースを用いて
なり、第2の仮梁の柱の側面部への着脱部にも上記接続
ピースを用いてなるようにしたものである。
載の本発明において更に、前記建物ユニットが柱と梁の
接合部に、柱の側面部に接続される接続ピースを用いて
なり、第2の仮梁の柱の側面部への着脱部にも上記接続
ピースを用いてなるようにしたものである。
【0010】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の本発明において更に、前記継ぎ材が第2の仮
梁に着脱可能とされてなるようにしたものである。
2に記載の本発明において更に、前記継ぎ材が第2の仮
梁に着脱可能とされてなるようにしたものである。
【0011】請求項4に記載の本発明は、建物ユニット
の梁の一部を欠除して梁欠除部とし、この一部欠除梁の
梁欠除端面部に補強柱の側面部が接合可能とされ、一部
欠除梁の梁欠除部に第1の仮梁を着脱可能に介装すると
ともに、第1の仮梁が配置される梁欠除部に並置される
第2の仮梁を一部欠除梁の側傍に着脱可能としてなるよ
うにしたものである。
の梁の一部を欠除して梁欠除部とし、この一部欠除梁の
梁欠除端面部に補強柱の側面部が接合可能とされ、一部
欠除梁の梁欠除部に第1の仮梁を着脱可能に介装すると
ともに、第1の仮梁が配置される梁欠除部に並置される
第2の仮梁を一部欠除梁の側傍に着脱可能としてなるよ
うにしたものである。
【0012】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の本発明において更に、前記一部欠除梁がその中間部
を梁欠除部としたものであるようにしたものである。
載の本発明において更に、前記一部欠除梁がその中間部
を梁欠除部としたものであるようにしたものである。
【0013】請求項6に記載の本発明は、請求項1〜5
のいずれかに記載の本発明において更に、前記第1の仮
梁及び/又は第2の仮梁が長手方向で着脱可能に分割さ
れてなるようにしたものである。
のいずれかに記載の本発明において更に、前記第1の仮
梁及び/又は第2の仮梁が長手方向で着脱可能に分割さ
れてなるようにしたものである。
【0014】請求項7に記載の本発明は、請求項1〜6
のいずれかに記載の梁省略建物ユニットの構築方法であ
って、柱と床梁と天井梁とからなる骨組構造体を、その
一部欠除梁の梁欠除部に前記第1の仮梁と第2の仮梁を
含んで組立て、上記骨組構造体の一部欠除梁の梁欠除部
から第1の仮梁を撤去し、その一部欠除梁の梁欠除端面
部に補強柱の側面部を接合して該梁省略建物ユニットを
生産し、上記梁省略建物ユニットを基礎上に据付けた後
に、第2の仮梁を撤去するようにしたものである。
のいずれかに記載の梁省略建物ユニットの構築方法であ
って、柱と床梁と天井梁とからなる骨組構造体を、その
一部欠除梁の梁欠除部に前記第1の仮梁と第2の仮梁を
含んで組立て、上記骨組構造体の一部欠除梁の梁欠除部
から第1の仮梁を撤去し、その一部欠除梁の梁欠除端面
部に補強柱の側面部を接合して該梁省略建物ユニットを
生産し、上記梁省略建物ユニットを基礎上に据付けた後
に、第2の仮梁を撤去するようにしたものである。
【0015】
【作用】請求項1の本発明によれば下記、の作用が
ある。 第1の仮梁と第2の仮梁は、梁省略建物ユニットの組
立製造段階で、一部欠除梁と柱の間の一直線上に配置さ
れ、その骨組の補強柱が設置される前の該一部欠除梁と
該柱とを結ぶ直線性を含めた寸法精度と、その骨組の組
立段階での最低限の剛性を確保可能とする。
ある。 第1の仮梁と第2の仮梁は、梁省略建物ユニットの組
立製造段階で、一部欠除梁と柱の間の一直線上に配置さ
れ、その骨組の補強柱が設置される前の該一部欠除梁と
該柱とを結ぶ直線性を含めた寸法精度と、その骨組の組
立段階での最低限の剛性を確保可能とする。
【0016】梁省略建物ユニットの一部欠除梁の梁欠
除端面部に補強柱の側面部を柱勝ちで接合するに際して
は、第1の仮梁が一部欠除梁の梁欠除端面部から撤去さ
れ、その一部欠除梁の梁欠除端面部への補強柱の設置ス
ペースを提供する。同時に、第2の仮梁は、継ぎ材とと
もに、依然として、一部欠除梁と柱の間の梁欠除部に残
存し、梁省略建物ユニットの補強柱の設置段階、補強柱
等を設置した組立完了段階から現地据付完了段階に至る
までの骨組の最低限の剛性を維持可能とする。
除端面部に補強柱の側面部を柱勝ちで接合するに際して
は、第1の仮梁が一部欠除梁の梁欠除端面部から撤去さ
れ、その一部欠除梁の梁欠除端面部への補強柱の設置ス
ペースを提供する。同時に、第2の仮梁は、継ぎ材とと
もに、依然として、一部欠除梁と柱の間の梁欠除部に残
存し、梁省略建物ユニットの補強柱の設置段階、補強柱
等を設置した組立完了段階から現地据付完了段階に至る
までの骨組の最低限の剛性を維持可能とする。
【0017】尚、継ぎ材は第1の仮梁が配置される梁欠
除部に並置され、梁省略建物ユニットの骨組の上述の剛
性を維持しつつ、補強柱の設置作業スペースを確保可能
とする。
除部に並置され、梁省略建物ユニットの骨組の上述の剛
性を維持しつつ、補強柱の設置作業スペースを確保可能
とする。
【0018】請求項2の本発明によれば下記の作用が
ある。 第2の仮梁の柱の側面部への着脱部に、建物ユニット
の梁欠除部でない一般部の柱−梁接合部で用いていると
同一の接続ピースを用いた。従って、第2の仮梁の柱へ
の接合作業を、一般部の柱−梁接合部での柱−梁の接合
作業と同一の生産設備で施工でき、建物ユニットの生産
性を向上できる。
ある。 第2の仮梁の柱の側面部への着脱部に、建物ユニット
の梁欠除部でない一般部の柱−梁接合部で用いていると
同一の接続ピースを用いた。従って、第2の仮梁の柱へ
の接合作業を、一般部の柱−梁接合部での柱−梁の接合
作業と同一の生産設備で施工でき、建物ユニットの生産
性を向上できる。
【0019】請求項3の本発明によれば下記の作用が
ある。 第2の仮梁の継ぎ材を該第2の仮梁に着脱可能とした
から、梁省略建物ユニットの梁欠除部が長スパンで第2
の仮梁と継ぎ材の全長が長くなる場合に、第2の仮梁と
継ぎ材を互いに分離して梁省略建物ユニットへの取付
け、取外しの作業性を向上可能とする。
ある。 第2の仮梁の継ぎ材を該第2の仮梁に着脱可能とした
から、梁省略建物ユニットの梁欠除部が長スパンで第2
の仮梁と継ぎ材の全長が長くなる場合に、第2の仮梁と
継ぎ材を互いに分離して梁省略建物ユニットへの取付
け、取外しの作業性を向上可能とする。
【0020】請求項4の本発明によれば下記、の作
用がある。 第1の仮梁は、梁省略建物ユニットの組立製造段階
で、一部欠除梁の一端又は中間部の梁欠除部に配置さ
れ、その骨組の補強柱が設置される前の該一部欠除天井
梁の直線性を含めた寸法精度と、その骨組の組立段階で
の最低限の剛性を確保可能とする。このとき、第2の仮
梁は、第1の仮梁に並置されて一部欠除梁の側傍に配置
され、第1の仮梁による骨組の寸法精度と剛性の確保を
補助する。
用がある。 第1の仮梁は、梁省略建物ユニットの組立製造段階
で、一部欠除梁の一端又は中間部の梁欠除部に配置さ
れ、その骨組の補強柱が設置される前の該一部欠除天井
梁の直線性を含めた寸法精度と、その骨組の組立段階で
の最低限の剛性を確保可能とする。このとき、第2の仮
梁は、第1の仮梁に並置されて一部欠除梁の側傍に配置
され、第1の仮梁による骨組の寸法精度と剛性の確保を
補助する。
【0021】梁省略建物ユニットの一部欠除梁の梁欠
除端面部に補強柱の側面部を柱勝ちで接合するに際して
は、第1の仮梁が一部欠除梁の梁欠除端面部から撤去さ
れ、その一部欠除梁の梁欠除端面部への補強柱の設置ス
ペースを提供する。このとき、第2の仮梁は、依然とし
て、一部欠除梁の側傍に残存し、梁省略建物ユニットの
補強柱の設置段階、補強柱等を設置した組立完了段階か
ら現地据付完了段階に至るまでの骨組の最低限の剛性を
維持可能とする。
除端面部に補強柱の側面部を柱勝ちで接合するに際して
は、第1の仮梁が一部欠除梁の梁欠除端面部から撤去さ
れ、その一部欠除梁の梁欠除端面部への補強柱の設置ス
ペースを提供する。このとき、第2の仮梁は、依然とし
て、一部欠除梁の側傍に残存し、梁省略建物ユニットの
補強柱の設置段階、補強柱等を設置した組立完了段階か
ら現地据付完了段階に至るまでの骨組の最低限の剛性を
維持可能とする。
【0022】請求項5の本発明によれば下記の作用が
ある。 第1の仮梁を一部欠除梁の中間部の梁欠除部に介装す
ることにより、梁の中間部を欠除した一部欠除梁を有す
る梁省略建物ユニットで、上記、を実現できる。
ある。 第1の仮梁を一部欠除梁の中間部の梁欠除部に介装す
ることにより、梁の中間部を欠除した一部欠除梁を有す
る梁省略建物ユニットで、上記、を実現できる。
【0023】請求項6の本発明によれば下記の作用が
ある。 第1の仮梁及び/又は第2の仮梁を長手方向で分割し
たから、梁省略建物ユニットの梁欠除部が長スパンで第
1の仮梁と第2の仮梁の全長が長くなる場合に、それら
第1の仮梁と第2の仮梁を長手方向で分割して梁省略建
物ユニットへの取付け、取外しの作業性を向上可能とす
る。この分割構造は、クレーン等を使用しにくい現場で
取外し作業される第2の仮梁に適用したときに一層有用
となる。
ある。 第1の仮梁及び/又は第2の仮梁を長手方向で分割し
たから、梁省略建物ユニットの梁欠除部が長スパンで第
1の仮梁と第2の仮梁の全長が長くなる場合に、それら
第1の仮梁と第2の仮梁を長手方向で分割して梁省略建
物ユニットへの取付け、取外しの作業性を向上可能とす
る。この分割構造は、クレーン等を使用しにくい現場で
取外し作業される第2の仮梁に適用したときに一層有用
となる。
【0024】請求項7の本発明によれば下記の作用が
ある。 梁省略建物ユニットの骨組の組立段階では第1の仮梁
と第2の仮梁を取付けておくことにより、その骨組の補
強柱が設置される前の該一部欠除梁の直線性を含めた寸
法精度と、その骨組の組立段階での最低限の剛性を確保
できる。そして、梁省略建物ユニットの一部欠除梁の梁
欠除端面部に補強柱の側面部を柱勝ちで接合するに際し
ては、第1の仮梁が一部欠除梁の梁欠除端面部から撤去
され、その一部欠除梁の梁欠除端面部への補強柱の設置
スペースを提供できる。更に、第2の仮梁は、第1の仮
梁の撤去後も依然として梁欠除部回りに残存し、梁省略
建物ユニットの補強柱の設置段階、補強柱等を設置した
組立完了段階から現地据付完了段階に至るまでの骨組の
最低限の剛性を維持できる。
ある。 梁省略建物ユニットの骨組の組立段階では第1の仮梁
と第2の仮梁を取付けておくことにより、その骨組の補
強柱が設置される前の該一部欠除梁の直線性を含めた寸
法精度と、その骨組の組立段階での最低限の剛性を確保
できる。そして、梁省略建物ユニットの一部欠除梁の梁
欠除端面部に補強柱の側面部を柱勝ちで接合するに際し
ては、第1の仮梁が一部欠除梁の梁欠除端面部から撤去
され、その一部欠除梁の梁欠除端面部への補強柱の設置
スペースを提供できる。更に、第2の仮梁は、第1の仮
梁の撤去後も依然として梁欠除部回りに残存し、梁省略
建物ユニットの補強柱の設置段階、補強柱等を設置した
組立完了段階から現地据付完了段階に至るまでの骨組の
最低限の剛性を維持できる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態のユニット建
物を示す模式図、図2は建物ユニットの補強構造を示す
模式図、図3は建物ユニットの天井伏せ図、図4は建物
ユニットの平面図、図5は図4の要部拡大図、図6は建
物ユニットの平面図、図7は図6の要部拡大図、図8は
仮梁取着手順を示す模式図、図9は補強柱の接合構造を
示す模式図、図10はユニット間締結構造を示す斜視
図、図11はユニット間締結構造を示す模式図、図12
はユニット建物の水平力の伝わりを示す模式図、図13
は標準建物ユニットを示す模式図、図14は第2実施形
態の仮梁取着構造を示す模式図、図15は第2実施形態
の仮梁取着手順を示す模式図、図16は第3実施形態の
ユニット建物を示す模式図、図17は第3実施形態の仮
梁取着構造を示す模式図、図18は第3実施形態の仮梁
取着手順を示す模式図である。
物を示す模式図、図2は建物ユニットの補強構造を示す
模式図、図3は建物ユニットの天井伏せ図、図4は建物
ユニットの平面図、図5は図4の要部拡大図、図6は建
物ユニットの平面図、図7は図6の要部拡大図、図8は
仮梁取着手順を示す模式図、図9は補強柱の接合構造を
示す模式図、図10はユニット間締結構造を示す斜視
図、図11はユニット間締結構造を示す模式図、図12
はユニット建物の水平力の伝わりを示す模式図、図13
は標準建物ユニットを示す模式図、図14は第2実施形
態の仮梁取着構造を示す模式図、図15は第2実施形態
の仮梁取着手順を示す模式図、図16は第3実施形態の
ユニット建物を示す模式図、図17は第3実施形態の仮
梁取着構造を示す模式図、図18は第3実施形態の仮梁
取着手順を示す模式図である。
【0026】(第1実施形態)(図1〜図13) ユニット建物1は、図1に示す如く、複数の建物ユニッ
ト(主として標準建物ユニット10)を左右上下に据え
付けて構築されるものであり、下階部分の一部に下階梁
省略建物ユニット20、30を配置し、それらの梁省略
建物ユニット20、30の上に上階梁省略建物ユニット
40、50を配置し、それらの上下階に渡る階段室60
を形成している。図2の60Aは階段吹抜け部を示す。
ト(主として標準建物ユニット10)を左右上下に据え
付けて構築されるものであり、下階部分の一部に下階梁
省略建物ユニット20、30を配置し、それらの梁省略
建物ユニット20、30の上に上階梁省略建物ユニット
40、50を配置し、それらの上下階に渡る階段室60
を形成している。図2の60Aは階段吹抜け部を示す。
【0027】(標準建物ユニット10)(図13) 標準建物ユニット10は、図13に示す如く、各 4本の
角鋼管製柱11と形鋼製床梁12と形鋼製天井梁13と
を箱形に接合した骨組構造体である。このとき、標準建
物ユニット10にあっては、柱11と天井梁13(床梁
12も同じ)の接合部に、柱11の側面部に溶接される
接続ピース13Aを用いている。
角鋼管製柱11と形鋼製床梁12と形鋼製天井梁13と
を箱形に接合した骨組構造体である。このとき、標準建
物ユニット10にあっては、柱11と天井梁13(床梁
12も同じ)の接合部に、柱11の側面部に溶接される
接続ピース13Aを用いている。
【0028】(下階梁省略建物ユニット20)(図1〜
図5、図8、図9) 下階梁省略建物ユニット20は、図1〜図3に示す如
く、標準建物ユニット10と基本的構造を同様としなが
ら、標準建物ユニット10における1つの天井梁13を
一部欠除天井梁22とし、これによって天井梁欠除部2
3を形成している。下階梁省略建物ユニット20は、そ
の梁欠除部23により階段室60の吹抜け部60Aを形
成するものである。
図5、図8、図9) 下階梁省略建物ユニット20は、図1〜図3に示す如
く、標準建物ユニット10と基本的構造を同様としなが
ら、標準建物ユニット10における1つの天井梁13を
一部欠除天井梁22とし、これによって天井梁欠除部2
3を形成している。下階梁省略建物ユニット20は、そ
の梁欠除部23により階段室60の吹抜け部60Aを形
成するものである。
【0029】また、下階梁省略建物ユニット20は、一
部欠除天井梁22の側傍で、一部欠除天井梁22とこれ
に相対する天井梁13との間に補助天井梁25を掛け渡
してある。尚、下階梁省略建物ユニット20は、一部欠
除天井梁22を補助天井梁25の接合部の側傍で、補強
柱26により支持している。補強柱26は一部切除天井
梁22とこれに相対する床梁12のそれぞれに剛接合さ
れる
部欠除天井梁22の側傍で、一部欠除天井梁22とこれ
に相対する天井梁13との間に補助天井梁25を掛け渡
してある。尚、下階梁省略建物ユニット20は、一部欠
除天井梁22を補助天井梁25の接合部の側傍で、補強
柱26により支持している。補強柱26は一部切除天井
梁22とこれに相対する床梁12のそれぞれに剛接合さ
れる
【0030】また、下階梁省略建物ユニット20は、一
部欠除天井梁22と補助天井梁25が 2本の非欠除天井
梁13、13とともに形成する天井フレーム内で、相対
するコーナー部に張り渡される水平ブレース27、27
を備えることができる。
部欠除天井梁22と補助天井梁25が 2本の非欠除天井
梁13、13とともに形成する天井フレーム内で、相対
するコーナー部に張り渡される水平ブレース27、27
を備えることができる。
【0031】また、下階梁省略建物ユニット20は、階
段室60の吹抜け部60Aを区画するための補助継ぎ梁
28を、補助天井梁25とこれに相対する天井梁13と
の間に掛け渡して設けることができる。そして、補助継
ぎ梁28と補助天井梁25が2本の天井梁13、13と
ともに形成する天井フレーム内で、相対するコーナー部
に張り渡される水平ブレース29、29を備えることが
できる。
段室60の吹抜け部60Aを区画するための補助継ぎ梁
28を、補助天井梁25とこれに相対する天井梁13と
の間に掛け渡して設けることができる。そして、補助継
ぎ梁28と補助天井梁25が2本の天井梁13、13と
ともに形成する天井フレーム内で、相対するコーナー部
に張り渡される水平ブレース29、29を備えることが
できる。
【0032】尚、下階梁省略建物ユニット20にあって
は、相対する天井梁13と一部欠除天井梁22に天井小
梁101を掛け渡し取着し、相対する天井梁13と補助
継ぎ梁28に天井小梁102を掛け渡し取着することと
している(図3)。
は、相対する天井梁13と一部欠除天井梁22に天井小
梁101を掛け渡し取着し、相対する天井梁13と補助
継ぎ梁28に天井小梁102を掛け渡し取着することと
している(図3)。
【0033】以下、梁省略建物ユニット20における、
一部欠除天井梁22に対する補強柱26の柱−梁接合仕
口部110と、一部欠除天井梁22と柱11との間の梁
欠除部23に設置される仮梁120について説明する。
一部欠除天井梁22に対する補強柱26の柱−梁接合仕
口部110と、一部欠除天井梁22と柱11との間の梁
欠除部23に設置される仮梁120について説明する。
【0034】(A) 柱−梁接合仕口部110(図9) 然るに、梁省略建物ユニット20にあっては、一部欠除
天井梁22に対する補強柱26の柱−梁接合仕口部11
0を以下の如く構成している(図9)。
天井梁22に対する補強柱26の柱−梁接合仕口部11
0を以下の如く構成している(図9)。
【0035】即ち、柱−梁接合仕口部110は、一部欠
除天井梁22の梁欠除端面部22Aに補強柱26の側面
部26Aを柱勝ちで仕分けて、両者をボルト111(高
力ボルト)で締結して剛接合する。このとき、補強柱2
6を例えば角鋼管にて形成し、補強柱26の側面部26
Aを構成する一側面の裏側に裏当て板112を溶接して
いる。また、一部欠除天井梁22を例えばC形鋼にて形
成し、一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aに端板
113を溶接している。そして、補強柱26の側面部2
6Aの裏当て板112と、一部欠除天井梁22の梁欠除
端面部22Aの端板113とをボルト締結すべく、ボル
ト111を端板113に設けためねじ部113Aに締結
して剛接合する。また、柱−梁接合仕口部110にあっ
ては、補強柱26において一部欠除天井梁22の端板1
13に接する側面部26Aに相対する外側の側面部26
Bにボルト貫通孔26Cを設け、このボルト貫通孔26
Cから挿通したボルト111の頭部111Aを補強柱2
6の裏当て板112に直接当接させている。
除天井梁22の梁欠除端面部22Aに補強柱26の側面
部26Aを柱勝ちで仕分けて、両者をボルト111(高
力ボルト)で締結して剛接合する。このとき、補強柱2
6を例えば角鋼管にて形成し、補強柱26の側面部26
Aを構成する一側面の裏側に裏当て板112を溶接して
いる。また、一部欠除天井梁22を例えばC形鋼にて形
成し、一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aに端板
113を溶接している。そして、補強柱26の側面部2
6Aの裏当て板112と、一部欠除天井梁22の梁欠除
端面部22Aの端板113とをボルト締結すべく、ボル
ト111を端板113に設けためねじ部113Aに締結
して剛接合する。また、柱−梁接合仕口部110にあっ
ては、補強柱26において一部欠除天井梁22の端板1
13に接する側面部26Aに相対する外側の側面部26
Bにボルト貫通孔26Cを設け、このボルト貫通孔26
Cから挿通したボルト111の頭部111Aを補強柱2
6の裏当て板112に直接当接させている。
【0036】(B) 仮梁120(図4、図5、図8) 更に、梁省略建物ユニット20にあっては、その骨組の
組立段階での剛性確保と寸法精度を確保するため、一部
欠除天井梁22と柱11との間の梁欠除部23に、以下
の如くの仮梁120を仮止め可能としている(図4、図
5、図8)。
組立段階での剛性確保と寸法精度を確保するため、一部
欠除天井梁22と柱11との間の梁欠除部23に、以下
の如くの仮梁120を仮止め可能としている(図4、図
5、図8)。
【0037】即ち、仮梁120は、第1の仮梁121
と、第2の仮梁122と、第2の仮梁122に付帯する
継ぎ材123とから構成される。そして、一部欠除天井
梁22と柱11との間の梁欠除部23に互いにボルト1
24で着脱できる第1の仮梁121と第2の仮梁122
を介装し、第1の仮梁121は一部欠除天井梁22の
(補強柱26が接合される前の)梁欠除端面部22Aに
ボルト125で着脱可能とされ、第2の仮梁122は柱
11の側面部にボルト126で着脱可能とされる。更
に、継ぎ材123はボルト127で第2の仮梁122に
着脱可能とされ、この継ぎ材123は第1の仮梁121
が着脱される梁欠除部23に並置されて一部欠除天井梁
22の梁欠除端面部22Aの側傍の補助天井梁25の付
け根部にボルト128で着脱可能とされる。
と、第2の仮梁122と、第2の仮梁122に付帯する
継ぎ材123とから構成される。そして、一部欠除天井
梁22と柱11との間の梁欠除部23に互いにボルト1
24で着脱できる第1の仮梁121と第2の仮梁122
を介装し、第1の仮梁121は一部欠除天井梁22の
(補強柱26が接合される前の)梁欠除端面部22Aに
ボルト125で着脱可能とされ、第2の仮梁122は柱
11の側面部にボルト126で着脱可能とされる。更
に、継ぎ材123はボルト127で第2の仮梁122に
着脱可能とされ、この継ぎ材123は第1の仮梁121
が着脱される梁欠除部23に並置されて一部欠除天井梁
22の梁欠除端面部22Aの側傍の補助天井梁25の付
け根部にボルト128で着脱可能とされる。
【0038】ここで、梁省略建物ユニット20は第2の
仮梁122の柱11の側面部への着脱部に、標準建物ユ
ニット10の接続ピース13Aと同一形態の接続ピース
122Aを用い、接続ピース122Aをボルト126で
柱11の側面部に着脱可能としている。このとき、柱1
1の側面部に接続ピース122Aをボルト接合し、その
後接続ピース122Aに梁本体122Bを溶接しても良
く、或いは、接続ピース122Aに梁本体122Bを溶
接した後、接続ピース122Aを梁11の側面部にボル
ト接合しても良い。
仮梁122の柱11の側面部への着脱部に、標準建物ユ
ニット10の接続ピース13Aと同一形態の接続ピース
122Aを用い、接続ピース122Aをボルト126で
柱11の側面部に着脱可能としている。このとき、柱1
1の側面部に接続ピース122Aをボルト接合し、その
後接続ピース122Aに梁本体122Bを溶接しても良
く、或いは、接続ピース122Aに梁本体122Bを溶
接した後、接続ピース122Aを梁11の側面部にボル
ト接合しても良い。
【0039】従って、仮梁120は梁省略建物ユニット
20の組立製造段階で以下の如くに用いられる。 (1) 梁省略建物ユニット20の柱11、床梁12、天井
梁13、一部欠除天井梁22、補助天井梁25、補助継
ぎ梁28の組立段階で、第1の仮梁121、第2の仮梁
122、継ぎ材123を上述の如くそれらの取着部に取
着する(図8(A))。
20の組立製造段階で以下の如くに用いられる。 (1) 梁省略建物ユニット20の柱11、床梁12、天井
梁13、一部欠除天井梁22、補助天井梁25、補助継
ぎ梁28の組立段階で、第1の仮梁121、第2の仮梁
122、継ぎ材123を上述の如くそれらの取着部に取
着する(図8(A))。
【0040】(2) 梁省略建物ユニット20の一部欠除天
井梁22への補強柱26の組立段階で、第1の仮梁12
1を一部欠除天井梁22と第2の仮梁122の間から取
外す(図8(B)、図4、図5)。
井梁22への補強柱26の組立段階で、第1の仮梁12
1を一部欠除天井梁22と第2の仮梁122の間から取
外す(図8(B)、図4、図5)。
【0041】(3) 補強柱26の設置後、もしくは梁省略
建物ユニット20の現地据付後に、第2の仮梁122と
継ぎ材123を取外す(図8(C))。
建物ユニット20の現地据付後に、第2の仮梁122と
継ぎ材123を取外す(図8(C))。
【0042】(下階梁省略建物ユニット30)(図1〜
図3、図6、図7) 下階梁省略建物ユニット30は、図1〜図3に示す如
く、標準建物ユニット10と基本的構成を同様としなが
ら、下階梁省略建物ユニット20と水平方向で面対称状
をなし、標準建物ユニット10における1つの天井梁1
3を一部欠除天井梁32とし、これによって天井梁欠除
部33を形成している。下階梁省略建物ユニット30
は、その天井梁欠除部33を下階梁省略建物ユニット2
0の天井梁欠除部23に並置し、天井梁欠除部23とと
もにその天井梁欠除部33により階段室60の吹抜け部
60Aを区画形成するものとした。
図3、図6、図7) 下階梁省略建物ユニット30は、図1〜図3に示す如
く、標準建物ユニット10と基本的構成を同様としなが
ら、下階梁省略建物ユニット20と水平方向で面対称状
をなし、標準建物ユニット10における1つの天井梁1
3を一部欠除天井梁32とし、これによって天井梁欠除
部33を形成している。下階梁省略建物ユニット30
は、その天井梁欠除部33を下階梁省略建物ユニット2
0の天井梁欠除部23に並置し、天井梁欠除部23とと
もにその天井梁欠除部33により階段室60の吹抜け部
60Aを区画形成するものとした。
【0043】また、下階梁省略建物ユニット30は、一
部欠除天井梁32の側傍で、一部欠除天井梁32とこれ
に相対する天井梁13との間に補助天井梁35を掛け渡
している。尚、下階梁省略建物ユニット30は、一部欠
除天井梁32を補助天井梁35の接合部の側傍で、補強
柱36により支持している。補強柱36は一部欠除天井
梁32とこれに相対する床梁12のそれぞれに剛接合さ
れる。
部欠除天井梁32の側傍で、一部欠除天井梁32とこれ
に相対する天井梁13との間に補助天井梁35を掛け渡
している。尚、下階梁省略建物ユニット30は、一部欠
除天井梁32を補助天井梁35の接合部の側傍で、補強
柱36により支持している。補強柱36は一部欠除天井
梁32とこれに相対する床梁12のそれぞれに剛接合さ
れる。
【0044】また、下階梁省略建物ユニット30は、一
部欠除天井梁32と補助天井梁35が 2本の非欠除天井
梁13、13とともに形成する天井フレーム内で、相対
するコーナー部に張り渡される水平ブレース37、37
を備えることができる。
部欠除天井梁32と補助天井梁35が 2本の非欠除天井
梁13、13とともに形成する天井フレーム内で、相対
するコーナー部に張り渡される水平ブレース37、37
を備えることができる。
【0045】尚、梁省略建物ユニット30にあっては、
相対する天井梁13と一部欠除天井梁32に天井小梁1
03を掛け渡し取着している(図3)。
相対する天井梁13と一部欠除天井梁32に天井小梁1
03を掛け渡し取着している(図3)。
【0046】然るに、梁省略建物ユニット30にあって
は、一部欠除天井梁32に対する補強柱36の柱−梁接
合仕口部130を、梁省略建物ユニット20における柱
−梁接合仕口部110と同様に備えている。柱−梁接合
仕口部130は、図9に示した柱−梁接合仕口部110
と同様な構造で、一部欠除天井梁32の梁欠除端面部3
2Aに設けた端板133に、補強柱36の側面部36A
を柱勝ちで仕分けて、補強柱36の側面部36Aの裏側
に設けた裏当て板132をその端板133にボルト13
1(高力ボルト)で締結して剛接合する(図6、図
7)。
は、一部欠除天井梁32に対する補強柱36の柱−梁接
合仕口部130を、梁省略建物ユニット20における柱
−梁接合仕口部110と同様に備えている。柱−梁接合
仕口部130は、図9に示した柱−梁接合仕口部110
と同様な構造で、一部欠除天井梁32の梁欠除端面部3
2Aに設けた端板133に、補強柱36の側面部36A
を柱勝ちで仕分けて、補強柱36の側面部36Aの裏側
に設けた裏当て板132をその端板133にボルト13
1(高力ボルト)で締結して剛接合する(図6、図
7)。
【0047】また、梁省略建物ユニット30にあって
は、その骨組の組立段階での剛性確保と寸法精度を確保
するため、一部欠除天井梁32と柱11との間の梁欠除
部33に、梁省略建物ユニット20におけると同じ仮梁
120を仮止め可能としている(図6、図7)。仮梁1
20は、梁省略建物ユニット20におけると同様に、第
1の仮梁121と第2の仮梁122と継ぎ材123とか
ら構成され、梁省略建物ユニット20におけると同様に
用いられる。尚、図6、図7の仮梁120は、一部欠除
天井梁32への補強柱36の組立段階で、第1の仮梁1
21を一部欠除天井梁32と第2の仮梁122の間から
取外した状態である。
は、その骨組の組立段階での剛性確保と寸法精度を確保
するため、一部欠除天井梁32と柱11との間の梁欠除
部33に、梁省略建物ユニット20におけると同じ仮梁
120を仮止め可能としている(図6、図7)。仮梁1
20は、梁省略建物ユニット20におけると同様に、第
1の仮梁121と第2の仮梁122と継ぎ材123とか
ら構成され、梁省略建物ユニット20におけると同様に
用いられる。尚、図6、図7の仮梁120は、一部欠除
天井梁32への補強柱36の組立段階で、第1の仮梁1
21を一部欠除天井梁32と第2の仮梁122の間から
取外した状態である。
【0048】(上階梁省略建物ユニット40)(図1) 上階梁省略建物ユニット40は、図1に示す如く、標準
建物ユニット10と基本的構造を同様としながら、標準
建物ユニット10における1つの床梁12を一部欠除床
梁42とし、これによって床梁欠除部43を形成してい
る。上階梁省略建物ユニット40は、その梁欠除部43
により階段室60の吹抜け部60Aを形成するものであ
る。
建物ユニット10と基本的構造を同様としながら、標準
建物ユニット10における1つの床梁12を一部欠除床
梁42とし、これによって床梁欠除部43を形成してい
る。上階梁省略建物ユニット40は、その梁欠除部43
により階段室60の吹抜け部60Aを形成するものであ
る。
【0049】また、上階梁省略建物ユニット40は、一
部欠除床梁42の側傍で、一部欠除床梁42とこれに相
対する床梁12との間に床小梁45を掛け渡してある。
尚、上階梁省略建物ユニット40は、一部欠除床梁42
を床小梁45の接合部の側傍で、補強柱46により支持
している。
部欠除床梁42の側傍で、一部欠除床梁42とこれに相
対する床梁12との間に床小梁45を掛け渡してある。
尚、上階梁省略建物ユニット40は、一部欠除床梁42
を床小梁45の接合部の側傍で、補強柱46により支持
している。
【0050】尚、上階梁省略建物ユニット40は、一部
欠除床梁42の梁欠除部43に隣接する床空間で、以下
の如くにより床面材を支持して床面を構築する。即ち、
上階梁省略建物ユニット40にあっては、十字状に掛け
渡し接合した補助継ぎ梁48と補助床小梁49とを用い
る。補助継ぎ梁48は、一部欠除床梁42の梁欠除部4
3を挟む一方側に位置する床梁12の中間部と、他方側
に位置する床小梁45の中間部とに交差状に掛け渡し接
合される。補助床小梁49の一端部は一部欠除床梁42
に相対する床梁12に掛け渡し接合し、補助床小梁49
の他端部は自由端とされて補助継ぎ梁48から突出して
いる。そして、補助継ぎ梁48の一端部から他端部の自
由端の全範囲おいて、床根太(不図示)を支持し、その
床根太の上に床面材(不図示)を支持して床面を構築す
る。
欠除床梁42の梁欠除部43に隣接する床空間で、以下
の如くにより床面材を支持して床面を構築する。即ち、
上階梁省略建物ユニット40にあっては、十字状に掛け
渡し接合した補助継ぎ梁48と補助床小梁49とを用い
る。補助継ぎ梁48は、一部欠除床梁42の梁欠除部4
3を挟む一方側に位置する床梁12の中間部と、他方側
に位置する床小梁45の中間部とに交差状に掛け渡し接
合される。補助床小梁49の一端部は一部欠除床梁42
に相対する床梁12に掛け渡し接合し、補助床小梁49
の他端部は自由端とされて補助継ぎ梁48から突出して
いる。そして、補助継ぎ梁48の一端部から他端部の自
由端の全範囲おいて、床根太(不図示)を支持し、その
床根太の上に床面材(不図示)を支持して床面を構築す
る。
【0051】(上階梁省略建物ユニット50)(図1) 上階梁省略建物ユニット50は、図1に示す如く、標準
建物ユニット10と基本的構成を同様としながら、上階
梁省略建物ユニット40と水平方向で略面対称状をな
し、標準建物ユニット10における1つの床梁12を一
部欠除床梁52とし、これによって床梁欠除部53を形
成している。上階梁省略建物ユニット50は、その床梁
欠除部53を上階梁省略建物ユニット40の床梁欠除部
43に並置し、床梁欠除部43とともにその床梁欠除部
53により階段室60の吹抜け部60Aを区画形成する
ものとした。
建物ユニット10と基本的構成を同様としながら、上階
梁省略建物ユニット40と水平方向で略面対称状をな
し、標準建物ユニット10における1つの床梁12を一
部欠除床梁52とし、これによって床梁欠除部53を形
成している。上階梁省略建物ユニット50は、その床梁
欠除部53を上階梁省略建物ユニット40の床梁欠除部
43に並置し、床梁欠除部43とともにその床梁欠除部
53により階段室60の吹抜け部60Aを区画形成する
ものとした。
【0052】また、上階梁省略建物ユニット50は、一
部欠除床梁52の側傍で、一部欠除床梁52とこれに相
対する床梁12との間に床小梁55を掛け渡している。
尚、上階梁省略建物ユニット50は、一部欠除床梁52
を床小梁55の接合部の側傍で補強柱56により支持し
ている。
部欠除床梁52の側傍で、一部欠除床梁52とこれに相
対する床梁12との間に床小梁55を掛け渡している。
尚、上階梁省略建物ユニット50は、一部欠除床梁52
を床小梁55の接合部の側傍で補強柱56により支持し
ている。
【0053】以下、梁省略建物ユニット20と梁省略建
物ユニット30の水平方向のユニット間締結構造(梁省
略建物ユニット40と梁省略建物ユニット50のユニッ
ト間締結構造も実質的に同じ)について説明する。
物ユニット30の水平方向のユニット間締結構造(梁省
略建物ユニット40と梁省略建物ユニット50のユニッ
ト間締結構造も実質的に同じ)について説明する。
【0054】(梁省略建物ユニット20と梁省略建物ユ
ニット30のユニット間締結構造) (図10〜図12) (A) 梁省略建物ユニット20の梁欠除部23に接する柱
11と梁省略建物ユニット30の梁欠除部33に接する
柱11との柱−梁接合仕口140 柱−梁接合仕口140にあっては、梁省略建物ユニット
20の梁欠除部23に接する柱11の側面部141と、
梁省略建物ユニット30の梁欠除部33に接する柱11
の側面部142とをボルト143により締結する。そし
て、両柱11を例えば角鋼管にて形成し、柱11の側面
部141、142を構成する一側面の裏側に裏当て板1
44、145を溶接し、一方の柱11において側面部1
41に相対する外側の側面部146にボルト貫通孔14
7を設け、このボルト貫通孔147から挿通したボルト
143の頭部143Aを該一方の柱11の裏当て板14
4に直接当接させ、該ボルト143を他方の柱11の裏
当て板145のめねじ部145Aに締結する。
ニット30のユニット間締結構造) (図10〜図12) (A) 梁省略建物ユニット20の梁欠除部23に接する柱
11と梁省略建物ユニット30の梁欠除部33に接する
柱11との柱−梁接合仕口140 柱−梁接合仕口140にあっては、梁省略建物ユニット
20の梁欠除部23に接する柱11の側面部141と、
梁省略建物ユニット30の梁欠除部33に接する柱11
の側面部142とをボルト143により締結する。そし
て、両柱11を例えば角鋼管にて形成し、柱11の側面
部141、142を構成する一側面の裏側に裏当て板1
44、145を溶接し、一方の柱11において側面部1
41に相対する外側の側面部146にボルト貫通孔14
7を設け、このボルト貫通孔147から挿通したボルト
143の頭部143Aを該一方の柱11の裏当て板14
4に直接当接させ、該ボルト143を他方の柱11の裏
当て板145のめねじ部145Aに締結する。
【0055】このとき、両柱11の間にスペーサ148
を介装している。そして、スペーサ148は柱11の柱
頭部より上方の上階梁省略建物ユニット40と上階梁省
略建物ユニット50の据付レベルまで延在され、このス
ペーサ148の延在部を梁省略建物ユニット40の柱1
1と梁省略建物ユニット50の柱11との間に介装して
いる。
を介装している。そして、スペーサ148は柱11の柱
頭部より上方の上階梁省略建物ユニット40と上階梁省
略建物ユニット50の据付レベルまで延在され、このス
ペーサ148の延在部を梁省略建物ユニット40の柱1
1と梁省略建物ユニット50の柱11との間に介装して
いる。
【0056】(B) 梁省略建物ユニット20の一部欠除天
井梁22と梁省略建物ユニット30の一部欠除天井梁3
2との梁−梁接合仕口150 ユニット建物1において、相並置されている梁省略建物
ユニット20の一部欠除天井梁22と梁省略建物ユニッ
ト30の一部欠除天井梁32とは、例えば、一部欠除天
井梁22、32をC形鋼にて形成し、一部欠除天井梁2
2の下フランジの下面と一部欠除天井梁32の下フラン
ジの下面に添設した接続板(不図示)をそれらの下フラ
ンジにボルト接合して締結することにて梁−梁接合仕口
150を構成する。もしくは、柱11と一部欠除天井梁
22との接合部に前述の接続ピース13Aを、柱11と
一部欠除天井梁32との接合部に前述の接続ピース13
Aを用いるとき、相隣るそれら接続ピース13A、13
Aの下面に添設した接続板をそれらの接続ピース13
A、13Aにボルト接合するものであっても良い。
井梁22と梁省略建物ユニット30の一部欠除天井梁3
2との梁−梁接合仕口150 ユニット建物1において、相並置されている梁省略建物
ユニット20の一部欠除天井梁22と梁省略建物ユニッ
ト30の一部欠除天井梁32とは、例えば、一部欠除天
井梁22、32をC形鋼にて形成し、一部欠除天井梁2
2の下フランジの下面と一部欠除天井梁32の下フラン
ジの下面に添設した接続板(不図示)をそれらの下フラ
ンジにボルト接合して締結することにて梁−梁接合仕口
150を構成する。もしくは、柱11と一部欠除天井梁
22との接合部に前述の接続ピース13Aを、柱11と
一部欠除天井梁32との接合部に前述の接続ピース13
Aを用いるとき、相隣るそれら接続ピース13A、13
Aの下面に添設した接続板をそれらの接続ピース13
A、13Aにボルト接合するものであっても良い。
【0057】尚、梁省略建物ユニット20と梁省略建物
ユニット40(梁省略建物ユニット30と梁省略建物ユ
ニット50も同じ)の上下方向のユニット間締結構造に
ついては、図11に示す如く、梁省略建物ユニット20
の柱11の柱頭部の端板151に設けたガイドピン15
1Aに梁省略建物ユニット30の柱11の柱脚部の端板
152に設けたガイド孔152Aを嵌合して相互の位置
合わせを行なう。そして、梁省略建物ユニット20の柱
11と天井梁13との接続ピース13Aの上フランジ
と、梁省略建物ユニット30の柱11と床梁12との接
続ピース12Aの下フランジとを、ボルト153により
締結する。
ユニット40(梁省略建物ユニット30と梁省略建物ユ
ニット50も同じ)の上下方向のユニット間締結構造に
ついては、図11に示す如く、梁省略建物ユニット20
の柱11の柱頭部の端板151に設けたガイドピン15
1Aに梁省略建物ユニット30の柱11の柱脚部の端板
152に設けたガイド孔152Aを嵌合して相互の位置
合わせを行なう。そして、梁省略建物ユニット20の柱
11と天井梁13との接続ピース13Aの上フランジ
と、梁省略建物ユニット30の柱11と床梁12との接
続ピース12Aの下フランジとを、ボルト153により
締結する。
【0058】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 (梁省略建物ユニット20、30の補助天井梁25、3
5、補助継ぎ梁28による補強構造)。 梁省略建物ユニット20の梁欠除部23回りの天井面
内に補助天井梁25と補助継ぎ梁28を設けた。従っ
て、一部欠除天井梁22と梁欠除部23を挟んで相対す
る柱11、天井梁13に作用する水平力Fは、補助継ぎ
梁28、補助天井梁25を通り、一部欠除天井梁22が
補強柱26等と形成するロ字形フレームや、一部欠除天
井梁22に相対する天井梁13が柱11等と形成するロ
字形フレームに伝わり、梁欠除部23を含む当該建物ユ
ニット20の全体の骨組の水平力に対する剛性と耐力を
大幅に向上する(図12)。
がある。 (梁省略建物ユニット20、30の補助天井梁25、3
5、補助継ぎ梁28による補強構造)。 梁省略建物ユニット20の梁欠除部23回りの天井面
内に補助天井梁25と補助継ぎ梁28を設けた。従っ
て、一部欠除天井梁22と梁欠除部23を挟んで相対す
る柱11、天井梁13に作用する水平力Fは、補助継ぎ
梁28、補助天井梁25を通り、一部欠除天井梁22が
補強柱26等と形成するロ字形フレームや、一部欠除天
井梁22に相対する天井梁13が柱11等と形成するロ
字形フレームに伝わり、梁欠除部23を含む当該建物ユ
ニット20の全体の骨組の水平力に対する剛性と耐力を
大幅に向上する(図12)。
【0059】梁省略建物ユニット20の天井面内で、
補助天井梁25と補助継ぎ梁28がそれぞれ区画する天
井フレームに水平ブレース27、29を配置した。これ
により、梁欠除部23を含む当該建物ユニット20の全
体の骨組の水平力に対する剛性と耐力をより大幅に向上
できる。
補助天井梁25と補助継ぎ梁28がそれぞれ区画する天
井フレームに水平ブレース27、29を配置した。これ
により、梁欠除部23を含む当該建物ユニット20の全
体の骨組の水平力に対する剛性と耐力をより大幅に向上
できる。
【0060】第1の梁省略建物ユニット20の梁欠除
部23を含む当該建物ユニット20の全体の骨組の水平
力に対する剛性と耐力については上記により大幅に向
上できる。これに加えて、第1の梁省略建物ユニット2
0に並置した第2の梁省略建物ユニット30について
も、第2の梁省略建物ユニット30の一部欠除天井梁3
2と梁欠除部33を挟んで相対する柱11、天井梁13
に作用する水平力Fは、両ユニット20、30のユニッ
ト間締結部を介して、(a) 第1の梁省略建物ユニット2
0の柱11、天井梁13、補助継ぎ梁28、補助天井梁
25を通り、第1の梁省略建物ユニット20の一部欠除
天井梁22と他の天井梁13がそれぞれ形成する各ロ字
形フレームに伝わり、更には(b) 第2の梁省略建物ユニ
ット30の一部欠除天井梁32が形成するロ字形フレー
ムや、該第2の梁省略建物ユニット30の補助天井梁3
5を通り、他の天井梁13が形成するロ字形フレームに
伝わり、第2の梁省略建物ユニット30の梁欠除部33
を含む当該建物ユニット30の全体の骨組の水平力に対
する剛性と耐力も大幅に向上する(図12)。
部23を含む当該建物ユニット20の全体の骨組の水平
力に対する剛性と耐力については上記により大幅に向
上できる。これに加えて、第1の梁省略建物ユニット2
0に並置した第2の梁省略建物ユニット30について
も、第2の梁省略建物ユニット30の一部欠除天井梁3
2と梁欠除部33を挟んで相対する柱11、天井梁13
に作用する水平力Fは、両ユニット20、30のユニッ
ト間締結部を介して、(a) 第1の梁省略建物ユニット2
0の柱11、天井梁13、補助継ぎ梁28、補助天井梁
25を通り、第1の梁省略建物ユニット20の一部欠除
天井梁22と他の天井梁13がそれぞれ形成する各ロ字
形フレームに伝わり、更には(b) 第2の梁省略建物ユニ
ット30の一部欠除天井梁32が形成するロ字形フレー
ムや、該第2の梁省略建物ユニット30の補助天井梁3
5を通り、他の天井梁13が形成するロ字形フレームに
伝わり、第2の梁省略建物ユニット30の梁欠除部33
を含む当該建物ユニット30の全体の骨組の水平力に対
する剛性と耐力も大幅に向上する(図12)。
【0061】第2の梁省略建物ユニット30の天井面
内でも、補助天井梁35が区画する天井フレームに水平
ブレース37を配置したことにより、梁欠除部33を含
む当該建物ユニット30の全体の骨組の水平力に対する
剛性と耐力をより大幅に向上できる。
内でも、補助天井梁35が区画する天井フレームに水平
ブレース37を配置したことにより、梁欠除部33を含
む当該建物ユニット30の全体の骨組の水平力に対する
剛性と耐力をより大幅に向上できる。
【0062】補強柱26、36の上下端部を一部欠除
天井梁22、32と床梁12、12のそれぞれに剛接合
した。これにより、補強柱26、36は、一部欠除天井
梁22、32が形成するロ字形フレームの剛性を向上
し、鉛直荷重だけでなく、水平力も負担できる。
天井梁22、32と床梁12、12のそれぞれに剛接合
した。これにより、補強柱26、36は、一部欠除天井
梁22、32が形成するロ字形フレームの剛性を向上
し、鉛直荷重だけでなく、水平力も負担できる。
【0063】(梁省略建物ユニット20の梁欠除部23
(梁省略建物ユニット30の梁欠除部33も同じ)にお
ける仮梁120) 第1の仮梁121と第2の仮梁122は、梁省略建物
ユニット20の組立製造段階で、一部欠除天井梁22と
柱11の間の一直線上に配置され、その骨組の補強柱2
6が設置される前の該一部欠除天井梁22と該柱11と
を結ぶ直線性を含めた寸法精度と、その骨組の組立段階
での最低限の剛性を確保可能とする。
(梁省略建物ユニット30の梁欠除部33も同じ)にお
ける仮梁120) 第1の仮梁121と第2の仮梁122は、梁省略建物
ユニット20の組立製造段階で、一部欠除天井梁22と
柱11の間の一直線上に配置され、その骨組の補強柱2
6が設置される前の該一部欠除天井梁22と該柱11と
を結ぶ直線性を含めた寸法精度と、その骨組の組立段階
での最低限の剛性を確保可能とする。
【0064】梁省略建物ユニット20の一部欠除天井
梁22の梁欠除端面部22Aに補強柱26の側面部26
Aを柱勝ちで接合するに際しては、第1の仮梁121が
一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aから撤去さ
れ、その一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aへの
補強柱26の設置スペースを提供する。同時に、第2の
仮梁122は、継ぎ材123とともに、依然として、一
部欠除天井梁22と柱11の間の梁欠除部23に残存
し、梁省略建物ユニット20の補強柱26の設置段階で
の骨組の最低限の剛性を維持可能とする。
梁22の梁欠除端面部22Aに補強柱26の側面部26
Aを柱勝ちで接合するに際しては、第1の仮梁121が
一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aから撤去さ
れ、その一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aへの
補強柱26の設置スペースを提供する。同時に、第2の
仮梁122は、継ぎ材123とともに、依然として、一
部欠除天井梁22と柱11の間の梁欠除部23に残存
し、梁省略建物ユニット20の補強柱26の設置段階で
の骨組の最低限の剛性を維持可能とする。
【0065】尚、継ぎ材は第1の仮梁121が配置され
る梁欠除部に並置され、梁省略建物ユニット20の骨組
の上述の剛性を維持しつつ、補強柱26の設置作業スペ
ースを確保可能とする。
る梁欠除部に並置され、梁省略建物ユニット20の骨組
の上述の剛性を維持しつつ、補強柱26の設置作業スペ
ースを確保可能とする。
【0066】第2の仮梁122の柱11の側面部26
Aへの着脱部に、建物ユニット20の梁欠除部でない一
般部の柱−梁接合部で用いていると同一の接続ピース1
22Aを用いた。従って、第2の仮梁122の柱11へ
の接合作業を、一般部の柱−梁接合部での柱−梁の接合
作業と同一の生産設備で施工でき、建物ユニットの生産
性を向上できる。
Aへの着脱部に、建物ユニット20の梁欠除部でない一
般部の柱−梁接合部で用いていると同一の接続ピース1
22Aを用いた。従って、第2の仮梁122の柱11へ
の接合作業を、一般部の柱−梁接合部での柱−梁の接合
作業と同一の生産設備で施工でき、建物ユニットの生産
性を向上できる。
【0067】第2の仮梁122に付帯する継ぎ材12
3を該第2の仮梁122に着脱可能としたから、梁省略
建物ユニット20の梁欠除部が長スパンで第2の仮梁1
22と継ぎ材123の全長が長くなる場合に、第2の仮
梁122と継ぎ材123を互いに分離して梁省略建物ユ
ニット20への取付け、取外しの作業性を向上可能とす
る。
3を該第2の仮梁122に着脱可能としたから、梁省略
建物ユニット20の梁欠除部が長スパンで第2の仮梁1
22と継ぎ材123の全長が長くなる場合に、第2の仮
梁122と継ぎ材123を互いに分離して梁省略建物ユ
ニット20への取付け、取外しの作業性を向上可能とす
る。
【0068】(梁省略建物ユニット20、30のユニッ
ト間締結構造) 梁省略建物ユニット20の梁欠除部23に接する柱1
1の側面部141と、他の建物ユニット30の柱11の
側面部142とをボルト締結した。従って、柱11に接
する梁22の一部を梁欠除部23としてなる梁省略建物
ユニット20を、他の建物ユニット30と締結できる。
ト間締結構造) 梁省略建物ユニット20の梁欠除部23に接する柱1
1の側面部141と、他の建物ユニット30の柱11の
側面部142とをボルト締結した。従って、柱11に接
する梁22の一部を梁欠除部23としてなる梁省略建物
ユニット20を、他の建物ユニット30と締結できる。
【0069】ボルト締結される柱11の側面部14
1、142に裏当て板144、145を設けた。従っ
て、柱11の板厚が薄い場合にも、柱の側面部141、
142の剛性を高め、この柱11の側面部141、14
2が、ユニット間に作用する引張軸力によりボルト締結
部回りで局部的にふくれ変形することがなく、この柱−
柱接合仕口部140の仕口強度を安定維持できる。
1、142に裏当て板144、145を設けた。従っ
て、柱11の板厚が薄い場合にも、柱の側面部141、
142の剛性を高め、この柱11の側面部141、14
2が、ユニット間に作用する引張軸力によりボルト締結
部回りで局部的にふくれ変形することがなく、この柱−
柱接合仕口部140の仕口強度を安定維持できる。
【0070】ボルト143の頭部143Aもしくはナ
ットを、柱11の裏当て板144に直接当接せしめた。
従って、ボルト143の頭部143Aもしくはナット
を、 2つの柱11の互いに接する側面部141、142
に相対する外側の側面部146に当接せしめる場合の、
その外側の側面部146のつぶれ変形を招く虞れがな
い。
ットを、柱11の裏当て板144に直接当接せしめた。
従って、ボルト143の頭部143Aもしくはナット
を、 2つの柱11の互いに接する側面部141、142
に相対する外側の側面部146に当接せしめる場合の、
その外側の側面部146のつぶれ変形を招く虞れがな
い。
【0071】ボルト締結される 2つの柱11の側面部
141、142の間にスペーサ148を介装した。従っ
て、 2つの建物ユニット20、30の相接する柱11間
に、それらの製造上の寸法公差に起因する据付隙間が存
在するとき、この据付隙間をスペーサ148により埋
め、両柱11を強固に締結できる。
141、142の間にスペーサ148を介装した。従っ
て、 2つの建物ユニット20、30の相接する柱11間
に、それらの製造上の寸法公差に起因する据付隙間が存
在するとき、この据付隙間をスペーサ148により埋
め、両柱11を強固に締結できる。
【0072】スペーサ148を上階建物ユニット4
0、50の据付レベルまで延在せしめた。従って、この
スペーサ148の延在部分を上階建物ユニット40、5
0を据付るための案内板として用いることができ、施工
性を向上できる。また、上階建物ユニット40、50の
据付後には、一方の上階建物ユニット40に作用する水
平力を、このスペーサ148を介して直ちに他方の上階
建物ユニット50に伝え、分散し易く、相隣る上階建物
ユニット40、50の一体性を確保できる。
0、50の据付レベルまで延在せしめた。従って、この
スペーサ148の延在部分を上階建物ユニット40、5
0を据付るための案内板として用いることができ、施工
性を向上できる。また、上階建物ユニット40、50の
据付後には、一方の上階建物ユニット40に作用する水
平力を、このスペーサ148を介して直ちに他方の上階
建物ユニット50に伝え、分散し易く、相隣る上階建物
ユニット40、50の一体性を確保できる。
【0073】(第2実施形態)(図14、図15) 第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、ユニット建
物1を構成する下階梁省略建物ユニット20(下階梁省
略建物ユニット30においても同じ)において第1実施
形態で用いた仮梁120を仮梁210に代えたことにあ
る。
物1を構成する下階梁省略建物ユニット20(下階梁省
略建物ユニット30においても同じ)において第1実施
形態で用いた仮梁120を仮梁210に代えたことにあ
る。
【0074】仮梁210は、図14、図15に示す如
く、第1の仮梁211と、第2の仮梁212とから構成
される。そして、一部欠除天井梁22の梁欠除部23の
全域に第1の仮梁211を着脱可能に介装するととも
に、第1の仮梁211が配置される梁欠除部23に並置
される第2の仮梁212を梁切除部23の側傍に着脱可
能とした。第1の仮梁211の一端部は一部欠除天井梁
22の(補強柱26が接合される前の)梁欠除端面部2
2Aにボルト213で着脱可能とされるとともに、第1
の仮梁211の他端部には標準建物ユニット10の接続
ピース13Aと同一形態の接続ピース211Aが設けら
れ、接続ピース211Aをボルト214で柱11の側面
部に着脱可能としている。また、第2の仮梁212の一
端部は一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aの側傍
の補助天井梁25の付根部にボルト215で着脱可能と
されるとともに、第2の仮梁212の他端部は柱11に
天井梁13を接合している接続ピース13Aにボルト2
16で着脱可能とされている。
く、第1の仮梁211と、第2の仮梁212とから構成
される。そして、一部欠除天井梁22の梁欠除部23の
全域に第1の仮梁211を着脱可能に介装するととも
に、第1の仮梁211が配置される梁欠除部23に並置
される第2の仮梁212を梁切除部23の側傍に着脱可
能とした。第1の仮梁211の一端部は一部欠除天井梁
22の(補強柱26が接合される前の)梁欠除端面部2
2Aにボルト213で着脱可能とされるとともに、第1
の仮梁211の他端部には標準建物ユニット10の接続
ピース13Aと同一形態の接続ピース211Aが設けら
れ、接続ピース211Aをボルト214で柱11の側面
部に着脱可能としている。また、第2の仮梁212の一
端部は一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aの側傍
の補助天井梁25の付根部にボルト215で着脱可能と
されるとともに、第2の仮梁212の他端部は柱11に
天井梁13を接合している接続ピース13Aにボルト2
16で着脱可能とされている。
【0075】従って、仮梁210は梁省略建物ユニット
20の組立製造段階で以下の如くに用いられる。 (1) 梁省略建物ユニット20の柱11、床梁12、天井
梁13、一部欠除天井梁22、補助天井梁25、補助継
ぎ梁28の組立段階で、第1の仮梁211、第2の仮梁
212を上述の如くそれらの取着部に取着する(図15
(A))。
20の組立製造段階で以下の如くに用いられる。 (1) 梁省略建物ユニット20の柱11、床梁12、天井
梁13、一部欠除天井梁22、補助天井梁25、補助継
ぎ梁28の組立段階で、第1の仮梁211、第2の仮梁
212を上述の如くそれらの取着部に取着する(図15
(A))。
【0076】(2) 梁省略建物ユニット20の一部欠除天
井梁22への補強柱26の組立段階で、第1の仮梁21
1を一部欠除天井梁22と柱11との間の梁欠除部23
から取外す(図15(B))。
井梁22への補強柱26の組立段階で、第1の仮梁21
1を一部欠除天井梁22と柱11との間の梁欠除部23
から取外す(図15(B))。
【0077】(3) 補強柱26の設置後、もしくは梁省略
建物ユニット20の現地据付後に、第2の仮梁212を
取外す(図15(C))。
建物ユニット20の現地据付後に、第2の仮梁212を
取外す(図15(C))。
【0078】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 第1の仮梁211は、梁省略建物ユニット20の組立
製造段階で、一部欠除天井梁22の一端又は中間部の梁
欠除部23に配置され、その骨組の補強柱26が設置さ
れる前の該一部欠除天井梁の直線性を含めた寸法精度
と、その骨組の組立段階での最低限の剛性を確保可能と
する。このとき、第2の仮梁212は、第1の仮梁21
1に並置されて一部欠除天井梁22の側傍に配置され、
第1の仮梁211による骨組の寸法精度と剛性の確保を
補助する。
ある。 第1の仮梁211は、梁省略建物ユニット20の組立
製造段階で、一部欠除天井梁22の一端又は中間部の梁
欠除部23に配置され、その骨組の補強柱26が設置さ
れる前の該一部欠除天井梁の直線性を含めた寸法精度
と、その骨組の組立段階での最低限の剛性を確保可能と
する。このとき、第2の仮梁212は、第1の仮梁21
1に並置されて一部欠除天井梁22の側傍に配置され、
第1の仮梁211による骨組の寸法精度と剛性の確保を
補助する。
【0079】梁省略建物ユニット20の一部欠除天井
梁22の梁欠除端面部22Aに補強柱26の側面部を柱
勝ちで接合するに際しては、第1の仮梁211が一部欠
除天井梁22の梁欠除端面部22Aから撤去され、その
一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aへの補強柱2
6の設置スペースを提供する。このとき、第2の仮梁2
12は、依然として、一部欠除天井梁22の側傍に残存
し、梁省略建物ユニット20の補強柱26の設置段階、
補強柱26等を設置した組立完了段階から現地据付完了
段階に至るまでの骨組の最低限の剛性を維持可能とす
る。
梁22の梁欠除端面部22Aに補強柱26の側面部を柱
勝ちで接合するに際しては、第1の仮梁211が一部欠
除天井梁22の梁欠除端面部22Aから撤去され、その
一部欠除天井梁22の梁欠除端面部22Aへの補強柱2
6の設置スペースを提供する。このとき、第2の仮梁2
12は、依然として、一部欠除天井梁22の側傍に残存
し、梁省略建物ユニット20の補強柱26の設置段階、
補強柱26等を設置した組立完了段階から現地据付完了
段階に至るまでの骨組の最低限の剛性を維持可能とす
る。
【0080】尚、仮梁210において、第1の仮梁21
1は長手方向で着脱可能に分割し、第2の仮梁212も
長手方向で着脱可能に分割することができる。これによ
り、梁省略建物ユニット20の梁欠除部23が長スパン
で第1の仮梁211と第2の仮梁212の全長が長くな
る場合に、それら第1の仮梁211と第2の仮梁212
を長手方向で分割して梁省略建物ユニット20への取付
け、取外しの作業性を向上可能とする。この分割構造
は、クレーン等を使用しにくい現場で取外し作業される
第2の仮梁212に適用したときに一層有用となる。
1は長手方向で着脱可能に分割し、第2の仮梁212も
長手方向で着脱可能に分割することができる。これによ
り、梁省略建物ユニット20の梁欠除部23が長スパン
で第1の仮梁211と第2の仮梁212の全長が長くな
る場合に、それら第1の仮梁211と第2の仮梁212
を長手方向で分割して梁省略建物ユニット20への取付
け、取外しの作業性を向上可能とする。この分割構造
は、クレーン等を使用しにくい現場で取外し作業される
第2の仮梁212に適用したときに一層有用となる。
【0081】(第3実施形態)(図16〜図18) 第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、ユニット建
物1を構成する下階梁省略建物ユニット20、30に代
え、標準建物ユニット10における 1つの天井梁13の
中間部を梁欠除部23、33とした一部欠除天井梁2
2、32を備えてなる下階梁省略建物ユニット220、
230を用いたことにある。尚、第3実施形態のユニッ
ト建物1において、下階梁省略建物ユニット220、2
30に搭載される上階梁省略建物ユニット240、25
0(不図示)は、詳述しないが、標準建物ユニット10
における 1つの床梁12の中間部を梁欠除部43、53
(不図示)とした一部欠除床梁42、52(不図示)を
備える。そして、第3実施形態のユニット建物1にあっ
ては、下階梁省略建物ユニット220、230の梁欠除
部23、33と、上階梁省略建物ユニット240、25
0の梁欠除部43、53により階段室60の階段吹抜け
部60Aを形成するものとなる。
物1を構成する下階梁省略建物ユニット20、30に代
え、標準建物ユニット10における 1つの天井梁13の
中間部を梁欠除部23、33とした一部欠除天井梁2
2、32を備えてなる下階梁省略建物ユニット220、
230を用いたことにある。尚、第3実施形態のユニッ
ト建物1において、下階梁省略建物ユニット220、2
30に搭載される上階梁省略建物ユニット240、25
0(不図示)は、詳述しないが、標準建物ユニット10
における 1つの床梁12の中間部を梁欠除部43、53
(不図示)とした一部欠除床梁42、52(不図示)を
備える。そして、第3実施形態のユニット建物1にあっ
ては、下階梁省略建物ユニット220、230の梁欠除
部23、33と、上階梁省略建物ユニット240、25
0の梁欠除部43、53により階段室60の階段吹抜け
部60Aを形成するものとなる。
【0082】(下階梁省略建物ユニット220)(図1
6) 下階梁省略建物ユニット220は、図16に示す如く、
標準建物ユニット10と基本的構造を同様としながら、
標準建物ユニット10における1つの天井梁13の中間
部を欠除した一部欠除天井梁22とし、これによって天
井梁欠除部23を形成している。下階梁省略建物ユニッ
ト220は、その梁欠除部23により階段室60の吹抜
け部60Aを形成するものである。
6) 下階梁省略建物ユニット220は、図16に示す如く、
標準建物ユニット10と基本的構造を同様としながら、
標準建物ユニット10における1つの天井梁13の中間
部を欠除した一部欠除天井梁22とし、これによって天
井梁欠除部23を形成している。下階梁省略建物ユニッ
ト220は、その梁欠除部23により階段室60の吹抜
け部60Aを形成するものである。
【0083】また、下階梁省略建物ユニット220は、
一部欠除天井梁22の梁欠除部23を挟む両側で、一部
欠除天井梁22とこれに相対する天井梁13との間に補
助天井梁25、25を掛け渡してある。尚、下階梁省略
建物ユニット220は、一部欠除天井梁22の梁欠除部
23を挟む両側における補助天井梁25の接合部の側傍
で、補強柱26、26により支持している。補強柱26
は一部切除天井梁22とこれに相対する床梁12のそれ
ぞれに剛接合される
一部欠除天井梁22の梁欠除部23を挟む両側で、一部
欠除天井梁22とこれに相対する天井梁13との間に補
助天井梁25、25を掛け渡してある。尚、下階梁省略
建物ユニット220は、一部欠除天井梁22の梁欠除部
23を挟む両側における補助天井梁25の接合部の側傍
で、補強柱26、26により支持している。補強柱26
は一部切除天井梁22とこれに相対する床梁12のそれ
ぞれに剛接合される
【0084】また、下階梁省略建物ユニット220は、
梁欠除部23を挟む両側で、一部欠除天井梁22と補助
天井梁25が 2本の非欠除天井梁13、13とともに形
成する天井フレーム内で、相対するコーナー部に張り渡
される水平ブレース27、27を備えることができる。
梁欠除部23を挟む両側で、一部欠除天井梁22と補助
天井梁25が 2本の非欠除天井梁13、13とともに形
成する天井フレーム内で、相対するコーナー部に張り渡
される水平ブレース27、27を備えることができる。
【0085】また、下階梁省略建物ユニット220は、
階段室60の吹抜け部60Aを区画するための補助継ぎ
梁28を、補助天井梁25、25の間に掛け渡して設け
ることができる。そして、補助継ぎ梁28と補助天井梁
25、25が天井梁13とともに形成する天井フレーム
内で、相対するコーナー部に張り渡される水平ブレース
29、29を備えることができる。
階段室60の吹抜け部60Aを区画するための補助継ぎ
梁28を、補助天井梁25、25の間に掛け渡して設け
ることができる。そして、補助継ぎ梁28と補助天井梁
25、25が天井梁13とともに形成する天井フレーム
内で、相対するコーナー部に張り渡される水平ブレース
29、29を備えることができる。
【0086】以下、梁省略建物ユニット220におけ
る、一部欠除天井梁22に対する補強柱26の柱−梁接
合仕口部310と、一部欠除天井梁22の梁欠除部23
に設置される仮梁320について説明する。
る、一部欠除天井梁22に対する補強柱26の柱−梁接
合仕口部310と、一部欠除天井梁22の梁欠除部23
に設置される仮梁320について説明する。
【0087】(A) 柱−梁接合仕口部310(図18) 柱−梁接合仕口部310は、第1実施形態の柱−梁接合
仕口部110と同様に、一部欠除天井梁22の梁欠除部
23を挟む両側の梁欠除端面部22A、22Bのそれぞ
れに補強柱26の側面部26Aを柱勝ちで添設し、両者
をボルト311(高力ボルト)で締結して剛接合する。
仕口部110と同様に、一部欠除天井梁22の梁欠除部
23を挟む両側の梁欠除端面部22A、22Bのそれぞ
れに補強柱26の側面部26Aを柱勝ちで添設し、両者
をボルト311(高力ボルト)で締結して剛接合する。
【0088】(B) 仮梁320(図17、図18) 更に、梁省略建物ユニット220にあっては、その骨組
の組立段階での剛性確保と寸法精度を確保するため、一
部欠除天井梁22の梁欠除部23に、以下の如くの仮梁
320を仮止め可能としている(図17、図18)。
の組立段階での剛性確保と寸法精度を確保するため、一
部欠除天井梁22の梁欠除部23に、以下の如くの仮梁
320を仮止め可能としている(図17、図18)。
【0089】仮梁320は、図17に示す如く、第1の
仮梁321と第2の仮梁322とから構成される。そし
て、一部欠除天井梁22の梁欠除部23の全域に第1の
仮梁321を着脱可能に介装するとともに、第1の仮梁
321が介装される梁欠除部23に並置される第2の仮
梁322を梁欠除部23の側傍に着脱可能とした。第1
の仮梁321の両端部はそれぞれ、一部欠除天井梁22
の梁欠除部23を挟む両側の(補強柱26が接合される
前の)梁欠除端面部22A、22Bにボルト323で着
脱可能とされる。また、第2の仮梁322の両端部はそ
れぞれ、一部欠除天井梁22の梁欠除部23を挟む両側
に溶接してあるカバープレート324に溶接した、補助
天井梁25の付根部となる接合継手325の側部にボル
ト326で着脱可能とされる。
仮梁321と第2の仮梁322とから構成される。そし
て、一部欠除天井梁22の梁欠除部23の全域に第1の
仮梁321を着脱可能に介装するとともに、第1の仮梁
321が介装される梁欠除部23に並置される第2の仮
梁322を梁欠除部23の側傍に着脱可能とした。第1
の仮梁321の両端部はそれぞれ、一部欠除天井梁22
の梁欠除部23を挟む両側の(補強柱26が接合される
前の)梁欠除端面部22A、22Bにボルト323で着
脱可能とされる。また、第2の仮梁322の両端部はそ
れぞれ、一部欠除天井梁22の梁欠除部23を挟む両側
に溶接してあるカバープレート324に溶接した、補助
天井梁25の付根部となる接合継手325の側部にボル
ト326で着脱可能とされる。
【0090】従って、仮梁310は梁省略建物ユニット
220の組立製造段階で以下の如くに用いられる。 (1) 梁省略建物ユニット220の柱11、床梁12、天
井梁13、一部欠除天井梁22、補助天井梁25、補助
継ぎ梁28の組立段階で、第1の仮梁321、第2の仮
梁322を上述の如くそれらの取着部に取着する(図1
8(A))。
220の組立製造段階で以下の如くに用いられる。 (1) 梁省略建物ユニット220の柱11、床梁12、天
井梁13、一部欠除天井梁22、補助天井梁25、補助
継ぎ梁28の組立段階で、第1の仮梁321、第2の仮
梁322を上述の如くそれらの取着部に取着する(図1
8(A))。
【0091】(2) 梁省略建物ユニット220の一部欠除
天井梁22への補強柱26の組立段階で、第1の仮梁3
21を一部欠除天井梁22の梁欠除部23から取外す
(図18(B))。
天井梁22への補強柱26の組立段階で、第1の仮梁3
21を一部欠除天井梁22の梁欠除部23から取外す
(図18(B))。
【0092】(3) 補強柱26の設置後、もしくは梁省略
建物ユニット220の現地据付後に、第2の仮梁322
を取外す(図18(C))。
建物ユニット220の現地据付後に、第2の仮梁322
を取外す(図18(C))。
【0093】(下階梁省略建物ユニット230)(図1
6) 下階梁省略建物ユニット230は、図16に示す如く、
標準建物ユニット10と基本的構成を同様としながら、
下階梁省略建物ユニット220と水平方向で面対称状を
なし、標準建物ユニット10における1つの天井梁13
の中間部を欠除した一部欠除天井梁32とし、これによ
って天井梁欠除部33を形成している。下階梁省略建物
ユニット230は、その天井梁欠除部33を下階梁省略
建物ユニット220の天井梁欠除部23に並置し、天井
梁欠除部23とともにその天井梁欠除部33により階段
室60の吹抜け部60Aを区画形成するものとした。
6) 下階梁省略建物ユニット230は、図16に示す如く、
標準建物ユニット10と基本的構成を同様としながら、
下階梁省略建物ユニット220と水平方向で面対称状を
なし、標準建物ユニット10における1つの天井梁13
の中間部を欠除した一部欠除天井梁32とし、これによ
って天井梁欠除部33を形成している。下階梁省略建物
ユニット230は、その天井梁欠除部33を下階梁省略
建物ユニット220の天井梁欠除部23に並置し、天井
梁欠除部23とともにその天井梁欠除部33により階段
室60の吹抜け部60Aを区画形成するものとした。
【0094】また、下階梁省略建物ユニット230は、
一部欠除天井梁32の梁欠除部33を挟む両側で、一部
欠除天井梁32とこれに相対する天井梁13との間に補
助天井梁35、35を掛け渡している。尚、下階梁省略
建物ユニット230は、一部欠除天井梁32の梁欠除部
33を挟む両側における補助天井梁35の接合部の側傍
で、補強柱36、36により支持している。補強柱36
は一部欠除天井梁32とこれに相対する床梁12のそれ
ぞれに剛接合される。
一部欠除天井梁32の梁欠除部33を挟む両側で、一部
欠除天井梁32とこれに相対する天井梁13との間に補
助天井梁35、35を掛け渡している。尚、下階梁省略
建物ユニット230は、一部欠除天井梁32の梁欠除部
33を挟む両側における補助天井梁35の接合部の側傍
で、補強柱36、36により支持している。補強柱36
は一部欠除天井梁32とこれに相対する床梁12のそれ
ぞれに剛接合される。
【0095】また、下階梁省略建物ユニット230は、
梁欠除部33を挟む両側で、一部欠除天井梁32と補助
天井梁35が 2本の非欠除天井梁13、13とともに形
成する天井フレーム内で、相対するコーナー部に張り渡
される水平ブレース37、37を備えることができる。
梁欠除部33を挟む両側で、一部欠除天井梁32と補助
天井梁35が 2本の非欠除天井梁13、13とともに形
成する天井フレーム内で、相対するコーナー部に張り渡
される水平ブレース37、37を備えることができる。
【0096】然るに、梁省略建物ユニット230にあっ
ては、一部欠除天井梁32に対する補強柱36の柱−梁
接合仕口部130(不図示)を、梁省略建物ユニット2
20における柱−梁接合仕口部310と同様に備えてい
る。
ては、一部欠除天井梁32に対する補強柱36の柱−梁
接合仕口部130(不図示)を、梁省略建物ユニット2
20における柱−梁接合仕口部310と同様に備えてい
る。
【0097】また、梁省略建物ユニット230にあって
は、その骨組の組立段階での剛性確保と寸法精度を確保
するため、一部欠除天井梁32の梁欠除部33に、梁省
略建物ユニット220におけると同じ仮梁320を仮止
め可能としている。
は、その骨組の組立段階での剛性確保と寸法精度を確保
するため、一部欠除天井梁32の梁欠除部33に、梁省
略建物ユニット220におけると同じ仮梁320を仮止
め可能としている。
【0098】従って、本実施形態によれば以下の作用が
ある。 第1の仮梁321は、梁省略建物ユニット220、2
30の組立製造段階で、一部欠除天井梁22、32の一
端又は中間部の梁欠除部23、33に配置され、その骨
組の補強柱26が設置される前の該一部欠除天井梁の直
線性を含めた寸法精度と、その骨組の組立段階での最低
限の剛性を確保可能とする。このとき、第2の仮梁は、
第1の仮梁321に並置されて一部欠除天井梁22、3
2の側傍に配置され、第1の仮梁321による骨組の寸
法精度と剛性の確保を補助する。
ある。 第1の仮梁321は、梁省略建物ユニット220、2
30の組立製造段階で、一部欠除天井梁22、32の一
端又は中間部の梁欠除部23、33に配置され、その骨
組の補強柱26が設置される前の該一部欠除天井梁の直
線性を含めた寸法精度と、その骨組の組立段階での最低
限の剛性を確保可能とする。このとき、第2の仮梁は、
第1の仮梁321に並置されて一部欠除天井梁22、3
2の側傍に配置され、第1の仮梁321による骨組の寸
法精度と剛性の確保を補助する。
【0099】梁省略建物ユニット220、230の一
部欠除天井梁22、32の梁欠除端面部22A、22B
に補強柱26の側面部を柱勝ちで接合するに際しては、
第1の仮梁321が一部欠除天井梁22、32の梁欠除
端面部22A、22Bから撤去され、その一部欠除天井
梁22、32の梁欠除端面部22A、22Bへの補強柱
26の設置スペースを提供する。このとき、第2の仮梁
322は、依然として、一部欠除天井梁22、32の側
傍に残存し、梁省略建物ユニット220、230の補強
柱26の設置段階、補強柱26等を設置した組立完了段
階から現地据付完了段階に至るまでの骨組の最低限の剛
性を維持可能とする。
部欠除天井梁22、32の梁欠除端面部22A、22B
に補強柱26の側面部を柱勝ちで接合するに際しては、
第1の仮梁321が一部欠除天井梁22、32の梁欠除
端面部22A、22Bから撤去され、その一部欠除天井
梁22、32の梁欠除端面部22A、22Bへの補強柱
26の設置スペースを提供する。このとき、第2の仮梁
322は、依然として、一部欠除天井梁22、32の側
傍に残存し、梁省略建物ユニット220、230の補強
柱26の設置段階、補強柱26等を設置した組立完了段
階から現地据付完了段階に至るまでの骨組の最低限の剛
性を維持可能とする。
【0100】第1の仮梁321を一部欠除天井梁2
2、32の中間部の梁欠除部23、33に介装すること
により、梁の中間部を欠除した一部欠除天井梁22、3
2を有する梁省略建物ユニット220、230で、上記
、を実現できる。
2、32の中間部の梁欠除部23、33に介装すること
により、梁の中間部を欠除した一部欠除天井梁22、3
2を有する梁省略建物ユニット220、230で、上記
、を実現できる。
【0101】尚、仮梁320において、第1の仮梁32
1は長手方向で着脱可能に分割し、第2の仮梁322も
長手方向で着脱可能に分割することができる。これによ
り、梁省略建物ユニット220、230の梁欠除部2
3、33が長スパンで第1の仮梁321と第2の仮梁3
22の全長が長くなる場合に、それら第1の仮梁321
と第2の仮梁322を長手方向で分割して梁省略建物ユ
ニット220、230への取付け、取外しの作業性を向
上可能とする。この分割構造は、クレーン等を使用しに
くい現場で取外し作業される第2の仮梁322に適用し
たときに一層有用となる。
1は長手方向で着脱可能に分割し、第2の仮梁322も
長手方向で着脱可能に分割することができる。これによ
り、梁省略建物ユニット220、230の梁欠除部2
3、33が長スパンで第1の仮梁321と第2の仮梁3
22の全長が長くなる場合に、それら第1の仮梁321
と第2の仮梁322を長手方向で分割して梁省略建物ユ
ニット220、230への取付け、取外しの作業性を向
上可能とする。この分割構造は、クレーン等を使用しに
くい現場で取外し作業される第2の仮梁322に適用し
たときに一層有用となる。
【0102】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は、一部欠除床梁を有する梁省略建物ユニットにお
いて、この一部欠除床梁の梁欠除端面部に補強柱の側面
部を接合するに際し、一部欠除床梁と柱の間の梁欠除部
に介装される仮梁においても適用できる。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は、一部欠除床梁を有する梁省略建物ユニットにお
いて、この一部欠除床梁の梁欠除端面部に補強柱の側面
部を接合するに際し、一部欠除床梁と柱の間の梁欠除部
に介装される仮梁においても適用できる。
【0103】尚、梁省略建物ユニットのための仮梁取着
構造として、下記(1) 〜(5) を採用できる。 (1) 仮梁は、一部欠除梁と柱の間の梁欠除部、梁の中間
部を欠除されて生じた1本の梁内の梁欠除部、梁の全体
が欠除されて生じた柱と柱の間の梁欠除部のそれぞれに
着脱できる。
構造として、下記(1) 〜(5) を採用できる。 (1) 仮梁は、一部欠除梁と柱の間の梁欠除部、梁の中間
部を欠除されて生じた1本の梁内の梁欠除部、梁の全体
が欠除されて生じた柱と柱の間の梁欠除部のそれぞれに
着脱できる。
【0104】(2) 仮梁が、その梁長手方向で複数個の仮
梁に分離できるもの。
梁に分離できるもの。
【0105】(3) 仮梁が、上記(1) の梁欠除部に介装さ
れる 1個もしくは複数個に分離できる仮梁Aと、この仮
梁Aに並置される、 1個もしくは複数個に分離できる仮
梁Bとを併用するもの。
れる 1個もしくは複数個に分離できる仮梁Aと、この仮
梁Aに並置される、 1個もしくは複数個に分離できる仮
梁Bとを併用するもの。
【0106】(4) 上記(3) の仮梁Bが仮梁Aに対し、枝
分れ状に接続され、及び/又は着脱できるもの。
分れ状に接続され、及び/又は着脱できるもの。
【0107】(5) 仮梁が、梁の中間部を欠除されて生じ
た 1本の梁内の梁欠除部に介装でき、両側の梁欠除端面
部に着脱できる接続部を備えるもの。
た 1本の梁内の梁欠除部に介装でき、両側の梁欠除端面
部に着脱できる接続部を備えるもの。
【0108】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、梁省略建
物ユニットにおいて、一部欠除梁の梁欠除端面部に補強
柱の側面部を柱勝ちで接合するに際し、一部欠除梁の梁
欠除部に仮梁を設けておきながらその補強柱を設置でき
る。
物ユニットにおいて、一部欠除梁の梁欠除端面部に補強
柱の側面部を柱勝ちで接合するに際し、一部欠除梁の梁
欠除部に仮梁を設けておきながらその補強柱を設置でき
る。
【図1】図1は第1実施形態のユニット建物を示す模式
図である。
図である。
【図2】図2は建物ユニットの補強構造を示す模式図で
ある。
ある。
【図3】図3は建物ユニットの天井伏せ図である。
【図4】図4は建物ユニットの平面図である。
【図5】図5は図4の要部拡大図である。
【図6】図6は建物ユニットの平面図である。
【図7】図7は図6の要部拡大図である。
【図8】図8は仮梁取着手順を示す模式図である
【図9】図9は補強柱の接合構造を示す模式図である。
【図10】図10はユニット間締結構造を示す斜視図で
ある。
ある。
【図11】図11はユニット間締結構造を示す模式図で
ある。
ある。
【図12】図12はユニット建物の水平力の伝わりを示
す模式図である。
す模式図である。
【図13】図13は標準建物ユニットを示す模式図であ
る。
る。
【図14】図14は第2実施形態の仮梁取着構造を示す
模式図である。
模式図である。
【図15】図15は第2実施形態の仮梁取着手順を示す
模式図である。
模式図である。
【図16】図16は第3実施形態のユニット建物を示す
模式図である。
模式図である。
【図17】図17は第3実施形態の仮梁取着構造を示す
模式図である。
模式図である。
【図18】図18は第3実施形態の仮梁取着手順を示す
模式図である。
模式図である。
20、220 梁省略建物ユニット 22 一部欠除天井梁 23 梁欠除部 26 補強柱 120、210、320 仮梁 121、211、321 第1の仮梁 122、212、322 第2の仮梁 122A 接続ピース 123 継ぎ材
Claims (7)
- 【請求項1】 建物ユニットの梁の柱に接する一部を欠
除して梁欠除部とし、この一部欠除梁の梁欠除端面部に
補強柱の側面部が接合され、一部欠除梁と柱の間の梁欠
除部に互いに着脱できる第1の仮梁と第2の仮梁を介装
し、第1の仮梁は一部欠除梁の梁欠除端面部に着脱可能
とし、第2の仮梁は柱の側面に着脱可能としてなるとと
もに、 第2の仮梁が備える継ぎ材を第1の仮梁が配置される梁
欠除部に並置して一部欠除梁の梁欠除端面部の側傍に着
脱可能としてなる梁省略建物ユニット。 - 【請求項2】 前記建物ユニットが柱と梁の接合部に、
柱の側面部に接続される接続ピースを用いてなり、 第2の仮梁の柱の側面部への着脱部にも上記接続ピース
を用いてなる請求項1記載の梁省略建物ユニット。 - 【請求項3】 前記継ぎ材が第2の仮梁に着脱可能とさ
れてなる請求項1又は2記載の梁省略建物ユニット。 - 【請求項4】 建物ユニットの梁の一部を欠除して梁欠
除部とし、この一部欠除梁の梁欠除端面部に補強柱の側
面部が接合可能とされ、 一部欠除梁の梁欠除部に第1の仮梁を着脱可能に介装す
るとともに、第1の仮梁が配置される梁欠除部に並置さ
れる第2の仮梁を一部欠除梁の側傍に着脱可能としてな
る梁省略建物ユニット。 - 【請求項5】 前記一部欠除梁がその中間部を梁欠除部
としたものである請求項4記載の梁省略建物ユニット。 - 【請求項6】 前記第1の仮梁及び/又は第2の仮梁が
長手方向で着脱可能に分割されてなる請求項1〜5のい
ずれかに記載の梁省略建物ユニット。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の梁省略
建物ユニットの構築方法であって、 柱と床梁と天井梁とからなる骨組構造体を、その一部欠
除梁の梁欠除部に前記第1の仮梁と第2の仮梁を含んで
組立て、 上記骨組構造体の一部欠除梁の梁欠除部から第1の仮梁
を撤去し、その一部欠除梁の梁欠除端面部に補強柱の側
面部を接合して該梁省略建物ユニットを生産し、 上記梁省略建物ユニットを基礎上に据付けた後に、第2
の仮梁を撤去する梁省略建物ユニットの構築方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10282723A JP2000110247A (ja) | 1998-08-07 | 1998-10-05 | 梁省略建物ユニットとその構築方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22458198 | 1998-08-07 | ||
JP10-224581 | 1998-08-07 | ||
JP10282723A JP2000110247A (ja) | 1998-08-07 | 1998-10-05 | 梁省略建物ユニットとその構築方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000110247A true JP2000110247A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=26526135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10282723A Pending JP2000110247A (ja) | 1998-08-07 | 1998-10-05 | 梁省略建物ユニットとその構築方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000110247A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013146209A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 文化シヤッター株式会社 | 建材用裏板及び建材用裏板構造 |
JP2017179971A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 積水化学工業株式会社 | 溶接用接続部材、輸送用接続部材及びユニット建物の構築方法 |
-
1998
- 1998-10-05 JP JP10282723A patent/JP2000110247A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013146209A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-03 | 文化シヤッター株式会社 | 建材用裏板及び建材用裏板構造 |
JPWO2013146209A1 (ja) * | 2012-03-30 | 2015-12-10 | 文化シヤッター株式会社 | 建材用裏板及び建材用裏板構造 |
JP2017179971A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 積水化学工業株式会社 | 溶接用接続部材、輸送用接続部材及びユニット建物の構築方法 |
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