JP2000109729A - 水性防汚塗料 - Google Patents

水性防汚塗料

Info

Publication number
JP2000109729A
JP2000109729A JP10283616A JP28361698A JP2000109729A JP 2000109729 A JP2000109729 A JP 2000109729A JP 10283616 A JP10283616 A JP 10283616A JP 28361698 A JP28361698 A JP 28361698A JP 2000109729 A JP2000109729 A JP 2000109729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aqueous
metal
resin emulsion
emulsion
aqueous resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10283616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4343289B2 (ja
Inventor
Tsutomu Kawamura
力 川村
Ichiro Yoshihara
一郎 吉原
Makoto Hori
誠 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP28361698A priority Critical patent/JP4343289B2/ja
Publication of JP2000109729A publication Critical patent/JP2000109729A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4343289B2 publication Critical patent/JP4343289B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機溶剤を削減又は皆無にでき、貯蔵安定性
に優れ、しかも塗膜の溶出速度の制御が可能で長期に渡
って防汚性を発揮できる水性防汚塗料を得る。 【解決手段】 (A)樹脂分子中にカルボキシル基及び
/又は金属カルボキシレート基を有し、かつエマルショ
ン重合によって得られる樹脂酸価が10〜300KOH
mg/gの水性樹脂エマルション、及び必要に応じて
(B)カルボン酸と2価以上の価数の金属とを有する水
性金属錯体を含有する塗料であって、該塗料中におい
て、該水性樹脂エマルション(A)中の金属カルボキシ
レート基を形成している金属の当量数[W]、該水性金
属錯体(B)中の金属の当量数[X]、該水性樹脂エマ
ルション(A)中のカルボキシル基の当量数[Y]及び
該水性樹脂エマルション(A)中の金属カルボキシレー
ト基の当量数[Z]が、0.2 ≦(W+X)/(Y+
Z)≦ 4.0 の関係にある水性防汚塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属カルボキシレ
ート基を有するか又は形成できる水性樹脂エマルション
を含有する水性防汚塗料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
防汚塗料のバインダ−として錫のカルボキシレ−トを有
する樹脂が広く用いられてきたが、毒性の問題から他の
樹脂系への転換が強く求められている。この要求に対し
て、例えば、特開昭62−57464号及び特開平8−
209005号公報には、主に銅や亜鉛のカルボキシレ
−トを有する樹脂が種々提案されている。しかしなが
ら、これら金属のカルボキシレ−トを有する樹脂は溶剤
希釈型であり、近年、環境保全、作業環境の改善の面か
ら水性化が望まれていた。
【0003】金属カルボキシレ−トを有するエマルショ
ンとしては、例えば、特公昭56−466号公報には、
フロア−ポリッシュと呼ばれる床被覆用のエマルション
が開示されている。しかしながら該公報のエマルション
において、金属はアンモニア錯体を形成しており、塗布
・乾燥時にアンモニアが揮発してエマルションのカルボ
キシル基と金属との結合によりエマルション粒子間を架
橋し成膜するものである。しかしながら、該フロア−ポ
リッシュのエマルションを防汚塗料のバインダ−として
使用すると、カルボキシル基に対する金属量が少く、ま
た得られる塗膜のガラス転移温度が高くなることから、
塗膜の海水中への適度な溶解性が得られず、塗膜の摩耗
性、防汚性が不良であった。
【0004】本発明の目的は、有機溶剤量を大幅に削減
又は皆無にでき、貯蔵安定性に優れ、しかも塗膜の溶出
速度の制御が可能で長期に渡って防汚性を発揮できる防
汚塗膜を形成できる水性防汚塗料を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、エマルシ
ョン重合によって得られるカルボキシ基含有水性樹脂エ
マルションのカルボキシル基を予め金属カルボキシレー
ト基として存在させておくか、カルボキシ基含有水性樹
脂エマルションと水性金属錯体を並存させて塗膜形成時
にカルボキシ基と水性金属錯体とが反応して金属カルボ
キシレート基を形成できるようにしてなる水性防汚塗料
によって有機溶剤量を大幅に削減又は皆無にでき、貯蔵
安定性に優れ、しかも塗膜の溶出速度の制御が可能で長
期に渡って防汚性を発揮できる防汚塗膜を形成できるこ
とを見出し本発明を完成するに至った。
【0006】即ち本発明は、(A)樹脂分子中にカルボ
キシル基及び/又は金属カルボキシレート基を有し、か
つエマルション重合によって得られる樹脂酸価が10〜
300KOHmg/gの水性樹脂エマルション、及び必
要に応じて(B)カルボン酸と2価以上の価数の金属と
を有する水性金属錯体を含有する塗料であって、該塗料
中において、該水性樹脂エマルション(A)中の金属カ
ルボキシレート基を形成している金属の当量数[W]、
該水性金属錯体(B)中の金属の当量数[X]、該水性
樹脂エマルション(A)中のカルボキシル基の当量数
[Y]及び該水性樹脂エマルション(A)中の金属カル
ボキシレート基の当量数[Z]が下記式で示される関係
にあることを特徴とする水性防汚塗料を提供するもので
ある。
【0007】 0.2 ≦(W+X)/(Y+Z)≦ 4.0
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の水性防汚塗料について、
以下に詳細に説明する。
【0009】本発明の水性防汚塗料は、水性樹脂エマル
ション(A)及び必要に応じて水性金属錯体(B)を含
有する。
【0010】水性樹脂エマルション(A) 水性樹脂エマルション(A)は、エマルション重合によ
って得られる水性樹脂エマルションであり、該樹脂分子
中にカルボキシル基及び/又は金属カルボキシレート基
を有するものである。水性樹脂エマルション(A)は、
水中で乳化剤の存在化にて、モノマー成分をエマルショ
ン重合することによって好適に得ることができる。
【0011】水性樹脂エマルション(A)は、(a)樹
脂分子中に、カルボキシル基を有するが金属カルボキシ
レート基を有さない水性樹脂エマルション、(b)樹脂
分子中に金属カルボキシレート基を有する水性樹脂エマ
ルション(カルボキシル基を有していても有していなく
てもよい)のいずれであってもよい。
【0012】水性樹脂エマルション(A)が、上記
(a)樹脂分子中に、カルボキシル基を有するが金属カ
ルボキシレート基を有さない水性樹脂エマルションの場
合には、モノマー成分として、カルボキシル基含有重合
性不飽和モノマーとその他の重合性不飽和モノマーとを
使用する。
【0013】上記カルボキシル基含有重合性不飽和モノ
マーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等が挙げ
られる。
【0014】上記その他の重合性不飽和モノマーとして
は、上記カルボキシル基含有重合性不飽和モノマーと共
重合可能なモノマーで、金属カルボキシレート基を有す
る重合性不飽和モノマー以外のものであれば特に制限な
く使用でき、代表例として、例えば、メトキシエチル
(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレ−ト、メトキシポリエチレングリコ−ル(メタ)ア
クリレ−ト、ノニルフェノキシポリエチレングリコ−ル
(メタ)アクリレ−ト、メトキシポリプロピレングリコ
−ル(メタ)アクリレ−ト等の、下記一般式(1) −(Cm 2mO)n −R1 (1) (式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1〜24、好ま
しくは1〜18の直鎖、分岐又は環状のアルキル基又は
アラルキル基を、mは1〜4、好ましくは1〜3の整数
を、nは1〜500、好ましくは1〜100の整数をそ
れぞれ示す)で表される基を有する重合性不飽和モノマ
ー;スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、
α−クロルスチレン等のビニル芳香族化合物;メチル
(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、
n−プロピル(メタ)アクリレート、i−プロピル(メ
タ)アクリレート、(n−、i−、t−)ブチル(メ
タ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シ
クロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリ
レート、デシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、
イソボルニル(メタ)アクリレート等のアクリル酸又は
メタクリル酸の炭素原子数1〜24のアルキルエステル
又はシクロアルキルエステル;パーフルオロブチルエチ
ル(メタ)アクリレ−ト、パーフルオロイソノニルエチ
ル(メタ)アクリレート、パーフルオロオクチルエチル
(メタ)アクリレート等のパーフルオロアルキル(メ
タ)アクリレート、フルオロオレフィンなどが挙げられ
る。さらにこれらのモノマーの少くとも1種のモノマー
の重合体で、片末端に重合性不飽和基を有する、いわゆ
るマクロモノマーも共重合可能なモノマーとして挙げら
れる。本明細書において、「(メタ)アクリレート」
は、「アクリレート」又は「メタアクリレート」を意味
するものとする。
【0015】水性樹脂エマルション(A)が、(b)樹
脂分子中に、金属カルボキシレート基を有する場合に
は、モノマー成分として、金属カルボキシレート基を有
する重合性不飽和モノマー(以下、「金属含有モノマ
ー」と略称することがある」)と該モノマー以外の重合
性不飽和モノマーとを使用する。
【0016】上記金属含有モノマーは、前記カルボキシ
ル基含有重合性不飽和モノマーと2価以上の価数を有す
る金属との塩であり、カルボキシル基含有重合性不飽和
モノマー1分子中のカルボキシル基の少くとも1個が金
属と塩を形成しているものである。塩を形成する金属の
代表例としては、銅、亜鉛、カルシウム、マグネシウ
ム、ジルコニウム及び鉄など挙げることができる。
【0017】上記金属含有モノマーの具体例としては、
例えば、ジアクリル酸亜鉛、ジメタクリル酸亜鉛、マレ
イン酸亜鉛、ジマレイン酸ハーフエステル亜鉛、ジイタ
コン酸亜鉛、モノイタコン酸亜鉛、ジフマル酸亜鉛、モ
ノフマル酸亜鉛、ジアクリル酸銅、ジメタクリル酸銅、
ジアクリル酸カルシウム、ジメタクリル酸カルシウム、
ジアクリル酸マグネシウム、ジメタクリル酸マグネシウ
ム、ジアクリル酸ジルコニウム、ジメタクリル酸ジルコ
ニウム、ジアクリル酸鉄、ジメタクリル酸鉄及び下記式
(2)で表される化合物を挙げることができる。
【0018】
【化1】
【0019】(式中、R2 は水素原子又はメチル基を表
し、Mは銅、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、ジルコ
ニウム又は鉄を表す) 上記金属含有モノマーとしては、なかでもジアクリル酸
亜鉛、ジメタクリル酸亜鉛、上記式(2)において、M
が亜鉛でR2 が水素原子又はメチル基である化合物が好
適である。
【0020】上記金属含有モノマーと共重合できる上記
該モノマー以外の重合性不飽和モノマーとしては、前記
(a)樹脂分子中に、カルボキシル基を有するが金属カ
ルボキシレート基を有さない水性樹脂エマルションの場
合に記載の、その他の重合性不飽和モノマー及びカルボ
キシル基含有重合性不飽和モノマーを挙げることができ
る。
【0021】上記水性樹脂エマルジョンにおいて、上記
式(1)で表されるオキシアルキレン構造単位を、モノ
マー成分1000g中に0.05モル以上含むことが、
磨耗性及び防汚性向上の点から好適である。
【0022】上記モノマー成分を水中でエマルション重
合する際に使用できる乳化剤としては、エマルション重
合の分野でそれ自体既知の乳化剤を使用でき、挙げるこ
とができ、例えば、下記一般式(3)
【0023】
【化2】
【0024】(式中、R3 は炭素数8〜12の直鎖アル
キル基をR4 は水素原子、−SO3 NH4 又は−SO3
Naを、kは6〜35の整数をそれぞれ示す)又は下記
一般式(4) R3 −O−(CH2 CH2 O)k −R4 (4) (式中、R3 、R4 及びkはそれぞれ上記と同じ意味を
有する)で表される非イオン性界面活性剤又はアニオン
性界面活性剤が挙げられる。これらの具体例としては、
例えば「ノイゲンET160」、「ノイゲンET180
E」(以上、いずれも第一工業製薬社製、商品名)など
のポリオキシエチレンアルキルエ−テル系乳化剤;「エ
レミノ−ルES70」(三洋化成社製、商品名)、「ハ
イテノ−ルN#17」(第一工業製薬社製、商品名)な
どのポリオキシエチレンアルキルフェノ−ルエ−テル硫
酸塩などを挙げることができる。
【0025】上記乳化剤は、前記モノマー成分100重
量部に対して、0.01〜10重量部、好ましくは0.
1〜5重量部配合することが、均一で安定なエマルショ
ンの製造のし易さや得られる塗膜の耐水性の観点から好
適である。
【0026】エマルション重合に際しては、通常、重合
開始剤を配合することが好適であり、該重合開始剤とし
ては、エマルション重合の際に使用されるそれ自体既知
のもの、例えば、過酸化ベンゾイル、ジ−t−ブチルハ
イドロパ−オキサイド、t−ブチルハイドロパ−オキサ
イド、クミルパ−オキサイド、クメンハイドロパ−オキ
サイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパ−オキサイ
ド、t−ブチルパ−オキシベンゾエ−ト、過硫酸アンモ
ニウム、ラウリルパ−オキサイド、アセチルパ−オキサ
イド、t−ブチルパ−オキシ−2−エチルヘキサノエ−
ト等の過酸化物;α,α´−アゾビスイソブチロニトリ
ル、α,α´−アゾビス−2−メチルブチロニトリル、
アゾビスジメチルバレロニトリル、アゾビスシクロヘキ
サンカルボニトリル、アゾクメン、4,4´−アゾビス
(4−シアノ吉草酸)、2−(t−ブチルアゾ)−2−
シアノプロパン等のアゾ化合物が挙げられる。
【0027】上記重合開始剤の使用量は、特に限定され
るものではないが、通常、モノマー成分100重量部に
対して、通常、0.01〜10重量部、好ましくは0.
05〜5重量部の範囲内であることが適当である。
【0028】上記のようにして得られる樹脂エマルジョ
ンは、数平均分子量が、通常、1,000〜1,00
0,000、好ましくは1,000〜500,000、
さらに好ましくは2,000〜300,000の範囲内
であること、また、粒子径が、50〜500nm、好ま
しくは100〜300nmの範囲内であることが、樹脂
エマルジョンの安定性及び乾燥性、ならびに塗膜の仕上
り外観、耐候性、耐久性及び防汚性などの観点から好適
である。
【0029】本発明において、水性樹脂エマルション
(A)の樹脂は、酸価が10〜300mgKOH/g、
好ましくは20〜200mgKOH/g、さらに好まし
くは50〜150mgKOH/gの範囲内であり、ガラ
ス転移温度が−40〜40℃、好ましくは−20〜20
℃の範囲内であることが、エマルションの安定性、得ら
れる塗膜の磨耗性、防汚性などの点から好適である。こ
こで酸価は、樹脂エマルション中のカルボキシル基に基
づくものと金属カルボキシレート基に基づくものとの両
者の合計による酸価を意味するものとする。
【0030】水性金属錯体(B) 水性金属錯体(B)は、本発明塗料において必要に応じ
て使用されるものであり、カルボン酸と2価以上の価数
の金属とを含有する錯体である。
【0031】水性金属錯体(B)は、本発明塗料中に安
定性を低下させることなく配合でき、上記水性樹脂エマ
ルション(A)中にカルボキシル基が存在する場合に
は、塗膜形成した際に水性金属錯体(B)中の金属が水
性樹脂エマルション(A)中のカルボキシル基と金属カ
ルボキシレート結合を形成することができる。
【0032】水性金属錯体(B)としては、例えば、炭
素原子数1〜18のカルボン酸と、銅、亜鉛、カルシウ
ム、ジルコニウム、マグネシウム及び鉄のうちの少くと
も1種の金属と、アンモニア又はアミンとの錯体を好適
なものとして挙げることができる。
【0033】上記炭素原子数1〜18のカルボン酸とし
ては、例えば、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ヘキ
サン酸、オクタン酸、コハク酸、リンゴ酸、ヒドロキシ
酢酸などを挙げることができ、なかでもリンゴ酸が好適
である。水性金属錯体(B)を形成する金属のうち、な
かでも亜鉛が好適である。アミンとしては、モノメチル
アミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチ
ルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイ
ソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプ
ロピルアミン、モノブチルアミン、ジブチルアミン、ト
リブチルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、ジメチルアミノエタノ
ール、ジエチルアミノエタノールなどを挙げることがで
きる。
【0034】水性金属錯体(B)は、例えば、水中に上
記炭素原子数1〜18のカルボン酸と上記金属の酸化物
又は水酸化物に配合して発熱が収まるまで反応させ、つ
いでアンモニア又はアミンを加えて撹拌することによっ
て得ることができる。得られる金属錯体は、例えば、金
属の価数が2で、アンモニアを使用した場合には、[M
(NH3 j 2+・[(OOCR5 2 2- (ここ
で、jは1〜4の数を表し、R5 はカルボキシル基以外
のカルボン酸残基を表す)の式で表されるものと考えら
れる。
【0035】本発明塗料においては、該水性樹脂エマル
ション(A)中の金属カルボキシレート基を形成してい
る金属の当量数を[W]、該水性金属錯体(B)中の金
属の当量数を[X]、該水性樹脂エマルション(A)中
のカルボキシル基の当量数を[Y]、及び該水性樹脂エ
マルション(A)中の金属カルボキシレート基の当量数
を[Z]で表すと、これらが、 0.2 ≦(W+X)/(Y+Z)≦ 4.0、 好ましくは 0.5 <(W+X)/(Y+Z)≦
3.0 の関係にある。
【0036】上記式において、[(W+X)/(Y+
Z)]は、水性樹脂エマルション(A)中のカルボキシ
レート基及びカルボキシレート基を形成しうるカルボキ
シル基の当量数の合計に対する、水性樹脂エマルション
(A)中の金属カルボキシレート基を形成している金属
の当量数及び水性金属錯体(B)中の金属の当量数の合
計の割合を表す。上記[(W+X)/(Y+Z)]の値
が0.2未満となると、塗膜形成したときの、金属カル
ボキシレート基による架橋点が少なく塗膜強度が低くな
り、塗膜の耐水性が悪くなって塗膜が海水により膨潤し
やすくなり、一方、上記値が4.0を越えると塗膜の架
橋密度が高くなって経時での塗膜の海水による磨耗性が
低下し防汚性が十分でなくなったり、塗料の安定性が劣
化しやすくなる。
【0037】本発明の水性防汚塗料は、水性樹脂エマル
ション(A)を必須成分として含有し、上記[(W+
X)/(Y+Z)]の値を満足するために必要に応じ
て、水性金属錯体(B)を含有するものであるが、さら
に必要に応じて、他の水性樹脂、防汚剤、顔料類、分散
剤、可塑剤、その他防汚塗料・水性塗料に使用される通
常の添加剤などを含有することができる。
【0038】上記他の水性樹脂としては、従来公知のエ
マルションを特に制限なく使用でき、例えばアクリルエ
マルション、アクリル−スチレンエマルション、酢酸ビ
ニルエマルション、エチレン−酢酸ビニルエマルション
などの樹脂酸価が10KOHmg/g未満の低酸価エマ
ルションなどが挙げられる。これらは固形分で水性樹脂
エマルション(A)100重量部に対して50重量部以
下、好ましくは1〜20重量部添加することができる。
かかる添加量が50重量部を越えると、得られる防汚塗
膜の摩耗性が低下するので望ましくない。
【0039】本発明の水性防汚塗料が含有してもよい上
記防汚剤としては、例えば、亜酸化銅、チオシアン銅、
銅粉末などの銅系防汚剤;エチレンビス(ジチオカルバ
ミン酸)亜鉛、テトラメチルチウラムジスルファイドな
どの含窒素硫黄系防汚剤;ビス(トリフェニルスズ)オ
キサイド、ビス(トリブチルスズ)オキサイド、トリブ
チルスズアセテ−ト、トリブチルスズクロライド、トリ
フェニルスズハイドロオキサイド、トリフェニルスズバ
−サテ−ト、ビス(トリブチルスズ)α,α´−ジブロ
ムサクシネ−トなどの有機錫系防汚剤;ニトリル系化合
物、ベンゾチアゾ−ル系化合物、トリアジン系化合物、
尿素系化合物、イソチアゾリン系化合物、マレイミド系
化合物、N−ハロアルキルチオ系化合物、テトラサイク
リン系化合物、ジンクピリチオン、トリフェニルボロン
ピリジン塩などのピリジン系化合物などの殺菌剤及び酸
化亜鉛などが挙げられる。上記防汚剤の配合量は、樹脂
固形分100重量部に対して、400重量部以下、好ま
しくは100〜300重量部程度とすることが適当であ
る。
【0040】上記防汚剤が粉末である場合、そのまま前
記水性樹脂エマルション(A)の水分散液中に撹拌配合
することもでき、配合方法は特に限定されるものではな
いが、通常、該防汚剤を分散剤及び水を用いてペ−スト
物として配合するのが適当である。また該ペ−スト物に
さらに前記水性樹脂エマルション(A)を適宜加えて前
練りしてもよく、これによって塗料安定性を向上できる
場合がある。
【0041】本発明の水性防汚塗料を用いて防汚塗膜を
形成する方法は、特に制限されるものではなく従来公知
の方法が用いられる。具体的には、水中構造物(例え
ば、船舶、港湾施設、ブイ、パイプライン、橋梁、海底
基地、養殖網、定置網等)等の基材表面に直接、又は基
材にウォッシュプライマ−、ジンクエポキシ系ショップ
プライマ−等のプライマ−類;ビニルタ−ル系、油性サ
ビ止め、塩化ゴム系、エポキシ系等の下塗りプライマ−
類;塩化ゴム系、エポキシ系等の中塗り塗料類をそれぞ
れ塗布して形成させた単層塗膜、プライマ−及び下塗り
プライマ−の塗料を塗布して形成させた複層塗膜、及び
プライマ−、下塗りプライマ−、中塗り塗料を順次塗装
して形成させた複層塗膜を設けた基材表面に、刷毛塗
り、吹付け塗り、ロ−ラ−塗り、浸漬などの手段で塗布
することができる。その塗布量は、一般的に乾燥膜厚と
して40〜500μm、好ましくは80〜300μmの
範囲内が適当である。塗膜の乾燥は室温で行なうことが
できるが、必要に応じて約100℃までの温度で加熱乾
燥を行なってもよい。
【0042】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。尚、以下「部」及び「%」はそれぞれ「重量
部」及び「重量%」を示す。
【0043】水性樹脂エマルション(A)の製造 製造例1 還流冷却器、撹拌機、温度計、滴下ロートを具備した反
応装置に、脱イオン水450部を配合し窒素置換した
後、80℃に加熱、保持した。この中に過硫酸アンモニ
ウム1.2部を添加し、下記組成をエマルション化して
なるプレエマルションを180分間かけて滴下した。
【0044】 プレエマルションの組成 脱イオン水 450.0部 メタクリル酸 91.8部 エチルアクリレート 480.0部 メチルメタアクリレート 28.2部 Newcol 707SF (注1) 40.0部 過硫酸アンモニウム 0.60部 滴下終了後、1時間熟成を行い、不揮発分約40%の水
性樹脂エマルション液(A−1)を得た。
【0045】(注1)Newcol 707SF:日本
乳化剤(株)製、固形分30%のアニオン系乳化剤水溶
液。
【0046】製造例2〜6 製造例1において、プレエマルションの組成を後記表1
に示すとおりとする以外は製造例1と同様に行い、不揮
発分約40%の水性樹脂エマルション液(A−2)〜
(A−6)を得た。表1に各水性樹脂エマルションの性
状値を示す。
【0047】
【表1】
【0048】表1において、(註)は下記の意味を有す
る。
【0049】(注2)ブレンマーS−111:日本油脂
(株)製、前記式(2)において、MがZnでありR2
がメチル基である金属カルボキシレート基を有する重合
性不飽和モノマー。
【0050】(注3)ブレンマーS−122:日本油脂
(株)製、ジアクリル酸亜鉛。
【0051】表1において、エマルションの粒子径は、
「SUB-MICRON PARTICLE ANALYZERMODEL N4 SD 」(COUL
TER 社製)での測定によるものであり、エマルション樹
脂のガラス転移温度は、JIS K7121に準じて、
示差走査熱分析(DSC)での測定によるものである。
ガラス転移温度は、具体的には、エマルションを容器
(直径5mmのアルミニウム製サンプルパン)に乾燥後
の重量が約10mgとなるように入れ、容器ごと105
℃で1時間乾燥させて試料とし、「SSC/5200」
(Seiko Instruments社製、示差走査
熱分析装置)を用いてDSC曲線を描き、検出されるピ
ークからガラス転移温度を求めた。
【0052】水性金属錯体(B)の製造 製造例7 還流冷却器、撹拌機、温度計、滴下ロートを具備した反
応装置に脱イオン水300.5部を配合し、室温でリン
ゴ酸82.5部を加え、液が透明になるまで約10分間
撹拌し、その後、酸化亜鉛50.0部を加え、発熱が収
まるまで約30分間撹拌し、ついで濃度25%のアンモ
ニア水67.0部を加え約30分間撹拌し、透明なリン
ゴ酸亜鉛アンモニウム錯体水溶液(B−1)を得た。
【0053】製造例8 還流冷却器、撹拌機、温度計、滴下ロートを具備した反
応装置に脱イオン水170.5部を配合し、室温で濃度
70%のヒドロキシ酢酸134.5部を加え、液が透明
になるまで約10分間撹拌し、その後、酸化亜鉛50.
0部を加え、発熱が収まるまで約30分間撹拌し、つい
で濃度25%のアンモニア水145.0部を加え約30
分間撹拌し、透明なヒドロキシ酢酸亜鉛アンモニウム錯
体水溶液(B−2)を得た。
【0054】金属カルボキシレート樹脂の有機溶剤溶液
の製造(比較用) 製造例9 還流冷却器、撹拌機、温度計、滴下ロートを具備した反
応装置に酢酸ブチル564部を仕込み、窒素置換後、1
05℃に加熱、保持し、この中に下記組成のモノマー混
合物を3時間にわたって滴下した。
【0055】 モノマー混合物の組成 メタクリル酸 91.8部 エチルアクリレート 480.0部 メチルメタアクリレート 28.2部 α,α´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル) 18.0部 滴下終了後、105℃に30分間保持して撹拌を続け、
その後、α,α´−アゾビス(2−メチルブチロニトリ
ル)6部を酢酸ブチル36部に溶解させた溶液を1時間
かけて滴下し、さらに1時間同温度に保持した後、冷却
して反応を終了し固形分50%のアクリル樹脂溶液を得
た。得られた樹脂の数平均分子量は10,000であっ
た。
【0056】上記樹脂溶液100部に、酸化亜鉛8部、
ブタノール7部及び水1重量部を添加し、120℃で1
0時間撹拌を続けて透明な固形分50%の亜鉛カルボキ
シレート樹脂溶液(S−1)を得た。得られた亜鉛カル
ボキシレート樹脂は、ガラス転移温度0℃を有してい
た。
【0057】製造例10 製造例9において、モノマー混合物の組成を下記のとお
りとする以外は製造例9と同様に行い固形分50%のア
クリル樹脂溶液を得た。得られた樹脂の数平均分子量は
10,000であった。
【0058】 モノマー混合物の組成 メタクリル酸 91.8部 エチルアクリレート 420.0部 メチルメタアクリレート 88.2部 α,α´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル) 18.0部 上記樹脂溶液100部に、酸化亜鉛8部、ブタノール7
部及び水1重量部を添加し、120℃で10時間撹拌を
続けて透明な固形分50%の亜鉛カルボキシレート樹脂
溶液(S−2)を得た。得られた亜鉛カルボキシレート
樹脂は、ガラス転移温度10℃を有していた。
【0059】防汚塗料の製造 実施例1 製造例1で得た水性樹脂エマルション液(A−1)5
6.2部、製造例7で得たリンゴ酸亜鉛アンモニウム錯
体水溶液(B−1)16.3部、亜酸化銅22.5部、
顔料分散剤「BYK−190」(ビック・ケミー社製、
商品名)2.8部、「エロジル#200」(デグサ社
製、シリカ粉末)0.4部及び水1.8部をペイントコ
ンディショナーにて混合分散して水性防汚塗料を得た。
【0060】実施例2〜8及び比較例1〜4 実施例1において、塗料組成を後記表2に示す配合とす
る以外は実施例1と同様にして各防汚塗料を得た。
【0061】塗装試験 ビニルタ−ル系塗料により防食塗装を施した100×3
00×3.2mmの大きさの試験板に、上記で得られた
各防汚塗料を乾燥膜厚で100μmとなるように塗装
し、常温で乾燥して各塗板を得た。これらを駿河湾の海
水中深さ1mのところに浸漬し、6ケ月及び12ケ月後
の防汚性を生物付着面積比率(%)で評価した。生物付
着面積比率が小さいほど防汚性は良好である。その試験
結果を下記表2に示す。
【0062】
【表2】
【0063】表2中の(註)はそれぞれ下記のとおりの
意味を有する。
【0064】(注4)プリオライトS5B:グッド・イ
ヤー・インコーポレーテッド社製、商品名、スチレン・
ブタジエン共重合体のキシレン溶液、固形分40%。
【0065】
【発明の効果】本発明の水性防汚塗料によれば、塗料中
の有機溶剤量を大幅に削減又は皆無にでき、貯蔵安定性
に優れ、しかも塗膜の溶出速度の制御が可能であり長期
に渡って防汚性を発揮できる。
【0066】本発明塗料からの防汚塗膜が長期に渡って
防汚性を発揮できるのは、バインダーである水性樹脂エ
マルションが融着して塗膜形成し、しかも塗膜中におい
て、水性樹脂エマルションのカルボキシル基が金属と金
属カルボキシレ−ト基を形成しており、塗膜が海水に触
れると塗膜表面の樹脂成分中の金属カルボキシレ−ト基
中の金属イオンが水中のナトリウムイオン等とイオン交
換を起こして徐々に可溶化するためであると考えられ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 201/08 C09D 201/08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)樹脂分子中にカルボキシル基及び
    /又は金属カルボキシレート基を有し、かつエマルショ
    ン重合によって得られる樹脂酸価が10〜300KOH
    mg/gの水性樹脂エマルション、及び必要に応じて
    (B)カルボン酸と2価以上の価数の金属とを有する水
    性金属錯体を含有する塗料であって、該塗料中におい
    て、該水性樹脂エマルション(A)中の金属カルボキシ
    レート基を形成している金属の当量数[W]、該水性金
    属錯体(B)中の金属の当量数[X]、該水性樹脂エマ
    ルション(A)中のカルボキシル基の当量数[Y]及び
    該水性樹脂エマルション(A)中の金属カルボキシレー
    ト基の当量数[Z]が下記式で示される関係にあること
    を特徴とする水性防汚塗料。0.2 ≦(W+X)/
    (Y+Z)≦ 4.0
  2. 【請求項2】 水性樹脂エマルション(A)の樹脂が、
    ガラス転移温度−40〜40℃を有する請求項1記載の
    水性防汚塗料。
  3. 【請求項3】 上記水性樹脂エマルション(A)が、水
    中で乳化剤の存在化にて、カルボキシル基含有重合性不
    飽和モノマーとその他の重合性不飽和モノマーとを共重
    合してなるものである請求項1又は2記載の水性防汚塗
    料。
  4. 【請求項4】 上記水性樹脂エマルション(A)が、水
    中で乳化剤の存在化にて、金属カルボキシレート基を有
    する重合性不飽和モノマーと該モノマー以外の重合性不
    飽和モノマーとを共重合してなるものである請求項1又
    は2記載の水性防汚塗料。
  5. 【請求項5】 上記金属カルボキシレート基を有する重
    合性不飽和モノマーが、カルボキシル基含有重合性不飽
    和モノマーと銅、亜鉛、カルシウム、マグネシウム、ジ
    ルコニウム及び鉄のうちの少くとも1種の金属との塩で
    あることを特徴とする請求項4記載の水性防汚塗料。
  6. 【請求項6】 水性樹脂エマルション(A)が、下記一
    般式(1) −(Cm 2mO)n −R1 (1) (式中、R1 は水素原子又は炭素原子数1〜24の直
    鎖、分岐又は環状のアルキル基又はアラルキル基を、m
    は1〜4の整数を、nは1〜500の整数をそれぞれ示
    す)で表される基を有することを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか一項に記載の水性防汚塗料。
  7. 【請求項7】 水性金属錯体(B)が、炭素原子数1〜
    18のカルボン酸と、銅、亜鉛、カルシウム、ジルコニ
    ウム、マグネシウム及び鉄のうちの少くとも1種の金属
    と、アンモニア又はアミンとの錯体であることを特徴と
    する請求項1〜6のいずれか一項に記載の水性防汚塗
    料。
  8. 【請求項8】 さらに、防汚剤を含有することを特徴と
    する請求項1〜7のいずれか一項に記載の水性防汚塗
    料。
JP28361698A 1998-10-06 1998-10-06 水性防汚塗料 Expired - Fee Related JP4343289B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28361698A JP4343289B2 (ja) 1998-10-06 1998-10-06 水性防汚塗料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28361698A JP4343289B2 (ja) 1998-10-06 1998-10-06 水性防汚塗料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000109729A true JP2000109729A (ja) 2000-04-18
JP4343289B2 JP4343289B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=17667821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28361698A Expired - Fee Related JP4343289B2 (ja) 1998-10-06 1998-10-06 水性防汚塗料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4343289B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342432A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Nippon Paint Marine Kk 塗料組成物
JP2003049123A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Mitsubishi Rayon Co Ltd 水性防汚塗料組成物
JP2004224824A (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Mitsubishi Rayon Co Ltd 水性低汚染被覆材
JP2007023243A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Mitsubishi Rayon Co Ltd 水性防汚塗料組成物及びその製造方法
WO2007074656A1 (ja) * 2005-12-28 2007-07-05 Chugoku Marine Paints, Ltd. ハイソリッド防汚塗料組成物、防汚塗膜、塗膜付き基材、防汚性基材、基材表面への塗膜の形成方法、基材の防汚方法およびハイソリッド多液型防汚塗料組成物セット
JP2008291141A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Chugoku Marine Paints Ltd ハイソリッド型防汚塗料組成物、該組成物からなる塗膜、該塗膜で被覆された基材および防汚方法
WO2011080821A1 (ja) 2009-12-28 2011-07-07 三菱レイヨン株式会社 防汚塗料用樹脂分散体の製造方法
JP2016172875A (ja) * 2010-11-25 2016-09-29 三菱レイヨン株式会社 防汚塗料用組成物及び防汚塗料
JP2017014490A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 三菱レイヨン株式会社 防汚塗料組成物

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001342432A (ja) * 2000-05-31 2001-12-14 Nippon Paint Marine Kk 塗料組成物
JP2003049123A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Mitsubishi Rayon Co Ltd 水性防汚塗料組成物
JP2004224824A (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Mitsubishi Rayon Co Ltd 水性低汚染被覆材
JP4522656B2 (ja) * 2003-01-20 2010-08-11 三菱レイヨン株式会社 水性低汚染被覆材
JP2007023243A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Mitsubishi Rayon Co Ltd 水性防汚塗料組成物及びその製造方法
WO2007074656A1 (ja) * 2005-12-28 2007-07-05 Chugoku Marine Paints, Ltd. ハイソリッド防汚塗料組成物、防汚塗膜、塗膜付き基材、防汚性基材、基材表面への塗膜の形成方法、基材の防汚方法およびハイソリッド多液型防汚塗料組成物セット
JP5417599B2 (ja) * 2005-12-28 2014-02-19 中国塗料株式会社 ハイソリッド防汚塗料組成物、防汚塗膜、塗膜付き基材、防汚性基材、基材表面への塗膜の形成方法、基材の防汚方法およびハイソリッド多液型防汚塗料組成物セット
JP2008291141A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Chugoku Marine Paints Ltd ハイソリッド型防汚塗料組成物、該組成物からなる塗膜、該塗膜で被覆された基材および防汚方法
WO2011080821A1 (ja) 2009-12-28 2011-07-07 三菱レイヨン株式会社 防汚塗料用樹脂分散体の製造方法
JP2016172875A (ja) * 2010-11-25 2016-09-29 三菱レイヨン株式会社 防汚塗料用組成物及び防汚塗料
JP2017014490A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 三菱レイヨン株式会社 防汚塗料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4343289B2 (ja) 2009-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5290951B2 (ja) 塗料用水性樹脂組成物
EP0982324B1 (en) Antifouling coating composition
WO2001081489A1 (fr) Materiau protecteur antisalissure, film protecteur antisalissure, structure submergee et procede d'inhibition des salissures
JPS6361989B2 (ja)
JP4343289B2 (ja) 水性防汚塗料
JP4063377B2 (ja) 水性防汚樹脂組成物
JPH09286933A (ja) 防汚塗料組成物
JP6094484B2 (ja) 防汚塗料用樹脂組成物、防汚塗料および防汚塗膜
JP2008088404A (ja) 水性樹脂組成物
JP3522483B2 (ja) アクリル系共重合体水性分散液
JPH0543830A (ja) 金属コーテイング用水性共重合体分散液およびその組成物
JP3394588B2 (ja) 水性被覆材組成物
JP5048929B2 (ja) 水性船底用防汚塗料組成物
JP5089049B2 (ja) 水性防汚塗料組成物
JPS61296076A (ja) 防汚塗料組成物
JP2003165803A (ja) エマルジョンおよびエマルジョン塗料組成物
JPH0524187B2 (ja)
JP2001098030A (ja) 金属含有樹脂の製造方法及びその組成物
JP3432169B2 (ja) 水性艶有り塗料組成物
JPH10176122A (ja) 水性被覆組成物
JP2002138108A (ja) 金属含有樹脂の製造方法及びその組成物
JP2003171520A (ja) 架橋性含フッ素樹脂水性組成物
JPH10158575A (ja) 常温乾燥型水性塗料組成物
JP2004292512A (ja) 水性被覆組成物
JP3102755B2 (ja) 水性常温架橋型塗料用樹脂組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090707

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090709

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120717

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130717

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees