JP2000108676A - チルトアンドアウタースライドサンルーフ装置 - Google Patents

チルトアンドアウタースライドサンルーフ装置

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JP2000108676A
JP2000108676A JP10282910A JP28291098A JP2000108676A JP 2000108676 A JP2000108676 A JP 2000108676A JP 10282910 A JP10282910 A JP 10282910A JP 28291098 A JP28291098 A JP 28291098A JP 2000108676 A JP2000108676 A JP 2000108676A
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movable panel
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tilt
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JP10282910A
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English (en)
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Yoshifumi Mori
佳史 森
Hiroki Ochiai
宏紀 落合
Katsutama Kadoike
克玲 門池
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動パネルのチルトアップ動作をゆっくりと
した動作で行い得るようにすること。 【解決手段】 リンク機構6を、ガイドレール3に対し
て摺動自在且つ揺動自在であって可動パネル2に連結さ
れ第1のシュー4の摺動動作により揺動動作するリヤリ
フトリンク61と、ガイドレール3に対して摺動自在且
つ揺動自在であって可動パネル2に連結され第2のシュ
ー5の摺動動作により揺動動作するフロントリフトリン
ク62と、リヤリフトリンク61と第2のシュー5とを
連結し前記リヤリフトリンク61の揺動動作により第2
のシュー5を摺動動作させるコネクティングロッド63
とを有して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チルトアンドアウ
タースライドサンルーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチルトアンドアウタース
ライドサンルーフ装置としては、USP4,877、2
85号公報に示されるものが知られている。
【0003】これは、ルーフパネルに形成された開口部
の側縁に沿って配置されたガイドレールと、ガイドレー
ルにリンク機構を介して支持され開口部を開閉する可動
パネルと、ガイドレールに摺動自在に支持されリンク機
構を作動させる第1のシュー及び第2のシューとを有す
る車両用チルトアンドアウタースライドサンルーフ装置
である。叉、この従来装置のリンク機構は、第1のシュ
ーに揺動自在に支持され且つ可動パネルに連結されたリ
ヤリフトリンクと、第2のシューに揺動自在に支持され
且つ可動パネルに連結されたフロントリフトリンクとを
有して構成されている。
【0004】このような構成において、フロントシュー
を摺動動作させると、第2のシューに形成されたカム長
穴とフロントリフトリンクに設けられたピンとの作用に
よりフロントリフトリンクがシーソ状に揺動動作して可
動パネルの前側を持ち上げ、その過程で、第2のシュー
に形成されたカム長穴と第1のシューに設けられたピン
との作用により第2のシューと第1のシューとが係合し
て第1のシューを摺動動作させてリヤリフトリンクを揺
動動作させ可動パネルの後端を持ち上げる。これによ
り、可動パネルがチルトアップ状態となる。この後、第
1及び第2のシューをさらに摺動させることで可動パネ
ルがチルトアップ状態を維持したままアウタースライド
して、ルーフパネルに形成された開口部を開状態とす
る。
【0005】この従来装置においては、フロントリフト
リンクの揺動動作による可動パネルの前端のチルトアッ
プは、リヤリフトリンクの揺動動作による可動パネルの
後端のリフトアップ時における可動パネルの前端とルー
フパネルの開口部周縁におけるルーフパネルと可動パネ
ルとの間のシール部材とのこじれを防止して開口部の閉
状態におけるルーフパネルと可動パネルとの間のシール
性を確保している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置であると、第2のシューとの係合による第1のシュ
ーの摺動動作でリヤリフトリンクを揺動動作させている
ので、可動パネルのチルトアップ動作は、比較的急激な
動作で過度に敏感なものとなり、可動パネルをゆっくり
とチルトアップ動作させることで得られる可動パネルの
中途チルトアップ状態の設定が困難である。
【0007】故に、本発明は、可動パネルのチルトアッ
プ動作をゆっくりとした動作で行い得るようにすること
を、その技術的課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、リンク機
構を、ガイドレールに対して摺動自在且つ揺動自在であ
って可動パネルに連結され第1のシューの摺動動作によ
り揺動動作するリヤリフトリンクと、前記ガイドレール
に対して摺動自在且つ揺動自在であって前記可動パネル
に連結され第2のシューの摺動動作により揺動動作する
フロントリフトリンクと、前記リヤリフトリンクと前記
第2のシューとを連結し前記リヤリフトリンクの揺動動
作により前記第2のシューを摺動動作させるコネクティ
ングロッドとを有して構成した、ことである。
【0009】この技術的手段によれば、第1のシューを
摺動動作させると、リヤリフトリンクが揺動動作して可
動パネルの後端を持ち上げ、その過程で、リヤリフトリ
ンクの揺動動作がコネクティングロッドを介して第2の
シューに伝わり、第2のシューを摺動動作させてフロン
トリフトリンクを揺動動作させ可動パネルの前端を持ち
上げる。これにより、可動パネルがチルトアップする。
この後、第1のシュー及び第2のシューを摺動させるこ
とで、可動パネルがチルトアップしたままアウタースラ
イドして、ルーフパネルに形成された開口部を開状態と
する。これにより、例えば、リヤリフトリンクと第1の
シューとの間に形成されたカム長穴とピンとの作用によ
りリヤリフトリンクを揺動動作させることが可能とな
り、結果、カム長穴のカム形状によって、可動パネルの
チルトアップ動作の感度を自由に設定し得る。よって、
可動パネルのチルトアップ動作をゆっくりとした動作で
行い得るようになる。
【0010】より好ましくは、前記コネクティングロッ
ドは、後端が前記リヤリフトリンクに固定され且つ前端
が前記第2のシューに固定され前記ガイドレールに摺動
自在に配設される、と良い。
【0011】より好ましくは、前記第2のシューは、前
記ガイドレールに摺動自在に支持された第1シュー部材
と、前記ガイドレールに摺動自在に支持され前記コネク
ティングロッドが連結される前記第1シュー部材とは別
の第2シュー部材とを有して構成される、と良い。
【0012】より好ましくは、前記第1シュー部材の摺
動動作を許容及び規制するチェック機構を有すると良
い。
【0013】より好ましくは、前記チェック機構は、一
端が前記第1シュー部材に摺動自在に支持され他端が前
記が前記ガイドレールと係脱自在なチェックレバーと、
前記第1のシューに固定され前記チェックレバーに連係
されたチェックプレートを有する、と良い。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図4に示されるよう
に、車両のルーフパネル1に形成された開口部11に
は、可動パネル2が配設されており、開口部11は、可
動パネル2の動作によって開閉する。開口部11の閉
時、可動パネル2の周縁は、開口部11周縁におけるル
ーフパネル1に取り付けられたシール部材12を密着し
てルーフパネル1と可動パネル11との間のシール性を
確保している。又、開口部11の開時、可動パネル2
は、一旦、チルトアップし、チルトアップしたままアウ
タースライドすることで、ルーフパネル1外上に位置す
る。
【0015】ルーフパネル1には、開口部11の側縁に
沿ってガイドレール3が固定されている。このガイドレ
ール3は、断面略U形状を呈するものであって、その内
外側壁には、互いに対向し合うように開口したシュー溝
31が夫々形成されている。又、外側壁(図4示右側)
には、シュー溝31に連続するケーブル溝32が形成さ
れており、さらに、この外側壁には、上方に開口したチ
エック溝33及び内方に開口したロック溝34が形成さ
れている。
【0016】ガイドレール3内には、リヤシュー4及び
フロントシュー5が、夫々に形成された複数の脚部分4
1、51でシュー溝31に摺動自在に両持ち支持されて
配設されている。図2ないし図3及び図7に示されるよ
うに、リヤシュー4の両側面には、レール長手方向に延
びるカム長穴42が形成されている。又、このリヤシュ
ー4には、ケーブル溝32内に摺動自在に支持されたケ
ーブル43が連結されており、このケーブル43を介し
て周知の駆動機構(図示せず)に連係されている(図2
示)。フロントシュー5は、図2ないし図3及び図5に
示されるように、所定の間隔をもって対向し合い且つ互
いに連結された外側シュー部材52及び内側シュー部材
53の2部品からなり、外側シュー部材52の内側面に
は、傾斜長穴52aが形成されており、内側シュー部材
53の外側面には、レール長手方向に延びるカム長穴5
3aが形成されている。このリヤシュー4及びフロント
シュー5は、リンク機構6を介して可動パネル2に連係
されている。
【0017】リンク機構6は、リヤリフトリンク61、
フロントリフトリンク62、対のコネクティングロッド
63及びパネル支持リンク64から構成されている。
【0018】パネル支持リンク64は、図2ないし図
4、図6及び図7に示されるように、レール長手方向に
延び且つ断面逆U字形状を呈しており、可動パネル2に
固定されている。
【0019】対のコネクティングロッド63は、図2、
図3及び図6に示されるように、夫々、レール長手方向
に延びた形状を呈しており、ガイドレール3のシュー溝
31内に摺動自在に配設されている。このコネクティン
グロッド63の前端は、フロントシュー5の内側シュー
部材53に設けられたピン53bにてフロントシュー5
に連結されている。
【0020】リヤリフトリンク61は、図2、図3、図
6及び図7に示されるように、所定の間隔をもって対向
し且つ互いに連結された外側リンク部材61a及び内側
リンク部材61bの2部品からなり、リヤシュー4を両
リンク部材61a,61b間で挟み込むように配置され
ている。尚、このリヤリフトリンク61は、一部材から
成してもよい。このリヤリフトリンク61の上端は、パ
ネル支持リンク64の両側壁間に配置されピン61cに
よりパネル支持リンク64の前端寄りのレール長手方向
略中間部位(可動パネル2の前端寄り)に回動自在に連
結されており、下端は、リヤリフトリンク61に設けら
れたピン61dによりコネクティングロッド63の後端
に回動自在に支持されている。又、このリヤリフトリン
ク61の下端寄りの略中間部位には、ピン61eが設け
られており、このピン61eは、リヤシュー4のカム長
穴42内に移動自在に挿通されている。さらに、このリ
ヤリフトリンク61の上端寄りの略中間部位には、両リ
ンク部材61a、61bにより挟まれる形でピン61f
によりローラ65が回転自在に支持されている。このロ
ーラ65は、リヤシュー5の上面上を転動するようにな
っている。リヤシュー5の上面は、ローラ65が常時圧
接するように、カム長穴54と同様なカム形状を呈して
いる(図7示)。このような構成により、リヤリフトリ
ンク61は、リヤシュー4の摺動動作によりカム長穴4
2とピン61eとの作用でピン61cを中心として揺動
動作し、これにより、可動パネル3の後端を上下動させ
る。この時、ローラは、リヤシュー4の上面上を転動し
てリヤリフトリンク61を支え、可動パネル3のバタツ
キを抑える。
【0021】フロントリフトリンク62は、図2、図3
及び図5に示されるように、フロントシュー5の両シュ
ー部材51、52間に挟み込まれるように配置されてい
る。このフロントシュー5の上端は、パネル支持リンク
64の両側壁間に配置され、ピン62aによりパネル支
持リンク64の前端(可動パネル2の前端寄りでその前
端よりも後ろで且つピン61cよりも前)に回動自在に
連結されており、下端は、フロントリフトリンク62に
設けられたピン62bによりガイドレール3のシュー溝
31に摺動自在且つ揺動自在に支持されている。又、こ
のフロントリフトリンク62には、内方に延びるピン6
2c及び外方に延びるピン62dが設けられており、ピ
ン62cは、フロントシュー5の外側シュー部材52の
傾斜長穴52aに摺動自在に支持され、ピン62dは、
フロントシューの内側シュー部材53のカム長穴53a
に摺動自在に支持されている。このような構成により、
フロントリフトリンク62は、フロントシュー5の内側
シュー部材53の摺動動作によりカム長穴53aとピン
62dの作用で傾斜長穴52aに案内されながら揺動動
作し、これにより、可動パネル3の前端を上下動させ
る。
【0022】図2ないし図7に示されるように、ガイド
レール3のチェック溝33内には、レール長手方向に延
びたチェックレバー71が摺動自在に配設されている。
ガイドレール3のチェック溝33の底壁には、切欠33
aが形成され、チェックレバー71の後端下面には、切
欠33aと係脱可能な係合突起71aが形成されてい
る。又、リヤシュー4には、チェック溝33内に配置さ
れた壁部分72aを備えたチェックプレート72が固定
されており、このチェックプレート72の壁部分72a
には、レール長手方向に延在したカム長穴72bが形成
されている。チェックレバー71の前端は、チェックレ
バー71に設けられたピン71bによりフロントシュー
5の外側シュー部材51に固定されたブラケット54に
回動自在に支持されており、後端には、チェックプレー
ト72のカム長穴72bに挿通されたピン71cが設け
られている。このような構成により、チェックレバー7
1は、係合突起71aが切欠34上に位置している際
に、リヤシュー71の摺動動作によりカム長穴72bと
ピン71cとの作用でピン71bを中心に回動動作して
その係合突起71aと切欠33aとを係脱し、これによ
り、フロントシュー5の外側シュー部材52の摺動動作
を許容及び規制する。これら、チェックレバー71及び
チェックプレート72がフロントシュー4の外側シュー
部材52の摺動動作を許容及び規制するチェック機構7
を構成している。
【0023】図1ないし図3及び図8に示されるよう
に、ガイドレール3のシュー溝31には、キャッチ81
が摺動自在に支持されている。このキャッチ81は、ガ
イドレール31の両側壁間に位置し且つパネル支持リン
ク64の両側壁間に配置可能な前方に開口したキャッチ
溝81aが形成されている。このキャッチ溝81aは、
その摺動動作によりパネル支持リンク64の後端に設け
られたピン64aを受け入れ可能となっている。ガイド
レール3のロック溝34内には、フック82が摺動自在
に配設されている。このフック82は、弾性変形可能な
連結棒83を介してキャッチ81に連結されている。ガ
イドレール3のロック溝34の底壁には、切欠34aが
形成され、フック82の側面には、切欠34aと係脱可
能な係合突起81aが形成されている。又、フック82
には、後方に傾斜開口したフック溝82bが形成されて
おり、このフック溝82bは、リヤシュー4に設けられ
たピン44を受け入れ可能となっている。フック82の
係合突起82aは、リヤシュー4の摺動動作によりフッ
ク溝82bにピン44が受け入れられることで、連結棒
83を弾性変形させて、切欠34aから係合解除され、
キャッチ81の摺動動作が可能となると共にキャッチ8
1がリヤシュー4に連結され、逆に、係合突起82aが
切欠34a上に位置している際に、ピン44がフック溝
82aの傾斜部分と当接して係合突起82aを切欠34
aへと押圧することで、切欠34aと係合して、キャッ
チ83の摺動動作を規制すると共にピン44がフック溝
82bから抜け出し、キャッチ81がリヤシュー4から
切り離される。このような構成により、キャッチ81
は、リヤシュー4の摺動動作によりフック82及び連結
棒83を介して摺動動作してキャッチ溝81aにピン6
4aを受け入れ、これにより、可動パネル2の後端を保
持する。これら、キャッチ81、フック82及び連結棒
83が可動パネル2の後端を保持するロック機構8を構
成している。
【0024】次に作動について説明する。
【0025】図3は、開口部11が可動パネル2によっ
て閉塞された閉状態を示し、図3aはその平面面図、図
3bはその側面図、図3cはこの閉状態でのチェック機
構7の側面図を示す。この状態において、リヤリフトリ
ンク61及びフロントリフトリンク62は、倒れた状態
にあって、可動パネル2の後端と前端をルーフパネル1
と水平にしている。リヤリフトリンク61のピン61e
は、リヤシュー4のカム長穴42の最下位置にある水平
部分の最後端に位置している。フロントリフトリンク6
2のピン62cは、フロントシュー5の外側シュー部材
52の傾斜長穴52aの最下端に位置しており、フロン
トリフトリンク62のピン62dは、フロントシュー5
の内側シュー部材53のカム長穴53aの最も下位置に
ある最後端に位置している。又、チェックレバー71の
係合突起71aは、ガイドレール3のチェック溝33の
切欠33aと係合してフロントシュー5の外側シュー部
材52の摺動動作を規制しており、チェックレバー71
のピン71cは、チェックプレート72のカム長穴72
aの最下位置にある水平部分の最後端に位置している。
更に、キャッチ81は、そのキャッチ溝81aにパネル
支持リンク64のピン64aを受け入れて可動パネル2
の後端を保持しており、フック82は、そのフック溝8
2bにリヤシュー4のピン44を受け入れてキャッチ8
1とリヤシュー4とをフック82及び連結棒83を介し
て連結しており、その係合突起82aは、ガイドレール
3のロック溝34の切欠34aと係合解除してキャッチ
81の摺動動作を許容している。
【0026】この状態において、駆動機構を一方向に駆
動してケーブル43を介してリヤシュー4を後方へ摺動
動作させると、先ず、図9に示されるように、ピン44
がフック溝82bの傾斜面を押圧してフック82及び連
結棒83を介してキャッチ81に力を伝える。この時、
係合突起82aが切欠34a上に位置していないので、
連結棒83が弾性変形することはなく、よって、ピン4
4がフック溝82bの傾斜面を乗り越えてフック溝82
bから抜け出すようなことはない。これにより、キャッ
チ81が後方に摺動動作して、キャッチ溝81aからピ
ン64aが抜け出して可動パネル2の後端の保持が解除
される。この時、ピン61eは、カム長穴42の最下位
置の水平部分を摺動するので、リヤリフトリンク61は
揺動動作せずに倒れたままであり、リヤリフトリンク6
1が揺動動作しないので、フロントシュー5の第2シュ
ー部材53は摺動動作せず、フロントリフトリンク62
も揺動動作せずに倒れたままである。又、ピン71a
は、カム長穴72bの最下位置の水平部分を摺動するの
で、チェックレバー71は回動動作せず、係合突起71
と切欠33aとの係合は維持されてフロントシュー5の
第1シュー部材52の摺動動作は規制されたままであ
る。
【0027】リヤシュー4がさらに後方に摺動動作する
と、図10に示されるように、ピン61eがカム長穴4
2の傾斜部分を摺動し、これにより、リヤリフトリンク
61がピン61cを中心に図10示反時計方向に揺動動
作して起き上がる(チェック機構6により第1シュー部
材52の摺動動作が規制されていることでパネル支持リ
ンク64が前後方向に動かないので相対的にピン61c
がリヤリフトリンク61の揺動中心となる)。リヤリフ
トリンク61が揺動動作すると、可動パネル2の後端が
持ち上げられる。この時、リヤリフトリンク61の揺動
動作によりピン61dが後方に移動しようとするので、
コネクティングロッド63が後方へ摺動動作し、第2シ
ュー部材53を後方へ摺動動作する。これにより、ピン
62dがカム長穴53aの傾斜部分を摺動し、フロント
リフトリンク62がピン62b中心として傾斜長穴52
aでピン62cを案内しながら図10示反時計方向に揺
動動作して起き上がり、可動パネル6の前端が持ち上げ
られる。この結果、可動パネル6は、その前端でシール
部材12を押圧することなく、チルトアップする。この
時、ピン71aは、カム長穴72bの最下位置の水平部
分を摺動するので、チェックレバー71は回動動作せ
ず、係合突起71と切欠33aとの係合は維持されてフ
ロントシュー5の第1シュー部材52の摺動動作は規制
されたままである。又、ピン44がフック溝82bに受
け入れられたままであるので、キャッチ81は、リヤシ
ュー4と共にフック82及び連結棒83を介して摺動動
作する。
【0028】可動パネル2がチルトアップした後に、リ
ヤシュー4がさらに後方に摺動動作すると、図11に示
されるように、ピン71cがカム長穴72bの傾斜部分
を摺動し、これにより、チェックレバー71がピン71
bを中心に回動動作して係合突起71aと切欠33aと
を係合解除し、第1シュー部材52がチェックレバー7
1と共に摺動可能となる。この時、ピン61eは、カム
長穴42の最上位置の水平部分を摺動して最前位置に位
置するので、リヤリフトリンク61は揺動動作せずに起
立したままであり、リヤリフトリンク61が揺動動作し
ないので、フロントシュー5の第2シュー部材53は摺
動動作せず、フロントリフトリンク62も揺動動作せず
に起立したままで、ピン62dは、カム長穴53aの前
端に位置する。よって、可動パネル6は、チルトアップ
した状態を維持する。又、ピン44がフック溝82bに
受け入れられたままであるので、キャッチ81は、リヤ
シュー4と共にフック82及び連結棒83を介して摺動
動作する。
【0029】フロントシュー5の第2シュー部材53が
摺動可能となった後に、リヤシュー4がさらに後方に摺
動動作すると、図12に示されるように、ピン61eと
カム長穴42の前端との当接及びピン62dとカム長穴
53aの前端との当接によりリヤリフトリンク61及び
フロントリフトリンク62が起立したままリヤシュー4
及びフロントシュー5と共に後方に摺動動作する。これ
により、可動パネル2がチルトアップしたままアウター
スライドし、結果、開口部11が開状態となる。尚、リ
ヤシュー4の摺動動作は、リヤシュー4がキャッチ81
と当接することで終了する。図12の状態おいて、リヤ
シュー4は、ルーフパネル1の下側にまでもぐり込み、
リヤリフトリンク4を開口部11の後端付近に位置させ
ている。これにより、開口部11の開口面積を十分に大
きく海保する。
【0030】可動パネル2がアウタースライドしている
途中で、図13に示されるように、リヤシュー4の摺動
動作によりフック82の係合突起82aが切欠34a上
に位置する。これにより、係合突起82aが切欠34a
と係合し、キャッチ81の摺動動作を規制すると共にピ
ン44がフック溝82bから抜け出し、キャッチ81が
リヤシュー4から切り離される。これにより、リヤシュ
ー4は、キャッチ81を伴うことなく単独で摺動動作す
る。尚、このキャッチ83の摺動動作を規制するタイミ
ングは、開口部11を開状態とした時のリヤシュー4の
位置よりも後方つまりリヤシュー4の摺動動作の邪魔に
ならないようにキャッチ81が位置したタイミングで、
このタイミングでは、キャッチ81はルーフパネル1の
下側に位置している。これにより、キャッチ81をガイ
ドレール3の後端ぎりぎりに位置させることができ且つ
必然的にリヤシュー4の摺動動作の終了をなるべく後方
で行わせることができ、開口部11の開口面積を十分に
大きく確保する。
【0031】尚、開状態にある開口部11を閉状態とす
るには、駆動機構を他方向に駆動し、リンク機構6、チ
ェック機構7及びロック機構8を前述とは逆の作動をさ
せればよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、コネクティングロッド
によりリヤリフトリンクの揺動動作でフロントリフトリ
ンクを揺動させるようにしたので、可動パネルのチルト
アップをカム長穴とピンの作用により行うことができ
る。よって、このカム長穴の形状を任意に設定すること
で可動パネルのチルトアップをリヤシューの大きな摺動
量で行わせることが可能で、可動パネルの中途チルトア
ップ状態の設定が容易となる。これにより、使用性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチルトアンドアウタースライドサ
ンルーフ装置の斜視図である。
【図2】図1の分解斜視図である。
【図3】本発明に係るチルトアンドアウタースライドサ
ンルーフ装置の開口部の閉状態を示す図である。
【図4】本発明に係るチルトアンドアウタースライドサ
ンルーフ装置の断面図である。
【図5】図3のA−A線断面図である。
【図6】図3のB−B線断面図である。
【図7】図3のC−C線断面図である。
【図8】図3のD−D線断面図である。
【図9】本発明に係るチルトアンドアウタースライドサ
ンルーフ装置のロック機構のロック解除状態を示す図で
ある。
【図10】本発明に係るチルトアンドアウタースライド
サンルーフ装置の可動パネルのチルトアップを示す図で
ある。
【図11】本発明に係るチルトアンドアウタースライド
サンルーフ装置のチェック機構のチェック解除状態を示
す図である。
【図12】本発明に係るチルトアンドアウタースライド
サンルーフ装置の開口部の開状態を示す図である。
【図13】本発明に係るチルトアンドアウタースライド
サンルーフ装置のロック機構の連結解除状態を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 可動パネル 3 ガイドレール 4 リヤシュー(第1のシュー) 5 フロントシュー(第2のシュー) 6 リンク機構 7 チェック機構 11 開口部 61 リヤリフトリンク 62 フロントリフトリンク 63 コネクティングロッド 52 外側シュー部材(第1シュー部材) 53 内側シュー部材(第2シュー部材) 71 チェックレバー 72 チェックプレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルに形成された開口部の側縁
    に沿って配置されたガイドレールと、該ガイドレールに
    リンク機構を介して支持され前記開口部を開閉する可動
    パネルと、前記ガイドレールに摺動自在に支持され前記
    リンク機構を作動させる第1及び第2のシューとを有す
    る車両用チルトアンドアウタースライドサンルーフ装置
    において、前記リンク機構を、前記ガイドレールに対し
    て摺動自在且つ揺動自在であって前記可動パネルに連結
    され前記第1のシューの摺動動作により揺動動作するリ
    ヤリフトリンクと、前記ガイドレールに対して摺動自在
    且つ揺動自在であって前記可動パネルに連結され前記第
    2のシューの摺動動作により揺動動作するフロントリフ
    トリンクと、前記リヤリフトリンクと前記第2のシュー
    とを連結し前記リヤリフトリンクの揺動動作により前記
    第2のシューを摺動動作させるコネクティングロッドと
    を有して構成した、チルトアンドアウタースライドサン
    ルーフ装置。
  2. 【請求項2】 前記コネクティングロッドは、後端が前
    記リヤリフトリンクに固定され且つ前端が前記第2のシ
    ューに固定され前記ガイドレールに摺動自在に配設され
    る、請求項1記載のチルトアンドアウタースライドサン
    ルーフ装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のシューは、前記ガイドレール
    に摺動自在に支持された第1シュー部材と、前記ガイド
    レールに摺動自在に支持され前記コネクティングロッド
    が連結される前記第1シュー部材とは別の第2シュー部
    材とを有して構成される、請求項1記載のチルトアンド
    アウタースライドサンルーフ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1シュー部材の摺動動作を許容及
    び規制するチェック機構を有する請求項3記載のチルト
    アンドアウタースライドサンルーフ装置。
  5. 【請求項5】 前記チェック機構は、一端が前記第1シ
    ュー部材に摺動自在に支持され他端が前記が前記ガイド
    レールと係脱自在なチェックレバーと、前記第1のシュ
    ーに固定され前記チェックレバーに連係されたチェック
    プレートを有する、請求項4記載のチルトアンドアウタ
    ースライドサンルーフ装置。
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