JP2000108270A - 剥離基体、その製造方法および剥離性積層体 - Google Patents

剥離基体、その製造方法および剥離性積層体

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JP2000108270A
JP2000108270A JP27920198A JP27920198A JP2000108270A JP 2000108270 A JP2000108270 A JP 2000108270A JP 27920198 A JP27920198 A JP 27920198A JP 27920198 A JP27920198 A JP 27920198A JP 2000108270 A JP2000108270 A JP 2000108270A
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Takumi Araki
工 荒木
Osamu Miyaji
修 宮地
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Japan Polyolefins Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各層間の接着性を充分満足できる水準に維持
しつつ、低温でのラミネート成形であっても高速で製造
することのできる剥離基体およびその製造方法ないしそ
の剥離性積層体。 【解決手段】 基材層12上に、樹脂層14を介して剥
離材層16が形成された剥離基体10において、樹脂層
は、(A)ポリエチレン系樹脂と、(B)分子内不飽和
結合を有する化合物とを含むポリエチレン系樹脂組成物
からなる層を有し、該ポリエチレン系樹脂組成物中にお
ける前記分子内不飽和結合の数が103炭素当り0.5個
以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はラベル等に用いられ
る剥離基体ないし剥離性積層体およびその製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】種々のラベル、粘着シート、接着シー
ト、合成樹脂フィルム・キャスティング成膜等において
は、例えば図1に示すような剥離基体10が利用され
る。図示例の剥離基体10は、基材層12と剥離材層1
6を有している。さらに、その剥離材層16上に、被剥
離体20がその接着剤層18により接着することによ
り、剥離性積層体24が概略構成されている。この剥離
性積層体24においては、接着剤層18と剥離材層16
の間の接着強度が低くされていることから、被剥離体2
0を剥離基体10から剥がして使用に供することができ
る。
【0003】剥離基体10においては、その剥離材層1
6の塗工性、剥離性能の向上を図るため、基材層12と
剥離材層16の間に所謂、目止め層14を介在させるこ
とが行われる。そのような目止め層には、通常、安価
な、高圧ラジカル法低密度ポリエチレンを単独で、また
は、チーグラー系触媒を用いて得られるエチレンの単独
重合体である高密度ポリエチレン及びエチレンと他のα
−オレフィンとの共重合体である直鎖状低密度ポリエチ
レンとを高圧ラジカル法ポリエチレンに混合したものが
使用されている。
【0004】一般に、目止め層14は、基材層12上に
押出ラミネート成形により成膜される。このような剥離
基体においては、近年特に、剥離基体10における各層
間の接着強度をより高めることと、より短時間で製造す
ることが望まれている。通常、押出ラミネート成形にお
いては、各層間の接着強度を向上するには、ラミネート
時の樹脂の温度を高めればよいことは知られており、上
記要求に対しては主としてラミネート温度を高める(通
常、約310℃以上)ことで対処していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂の
温度を高めることにより、発煙の発生等による作業環
境及び周辺環境への影響の増大、高温での酸化劣化に
よる製品の臭気の悪化等の問題がある。しかも、高い接
着性を確保しつつ成形速度を上げる為に、樹脂温度をよ
り高くしなければならず、上記問題が深刻となってい
る。また、高速成形の為に、オゾン処理を併用しても十
分な接着性を確保することは困難であった。本発明は前
記課題を解決するためになされたもので、各層間の接着
性を充分満足できる水準に維持しつつ、低温でのラミネ
ート成形であっても高速で製造することのできる剥離基
体およびその製造方法ないしその剥離性積層体を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を進めた結果、特定の構造を有
する化合物からなる樹脂層を設けることにより上記課題
を解決し得ることを見い出し、本発明を完成させた。す
なわち、本発明の剥離基体は、基材層上に、樹脂層を介
して剥離材層が形成された剥離基体において、樹脂層
は、(A)ポリエチレン系樹脂と、(B)分子内不飽和
結合を有する化合物とを含むポリエチレン系樹脂組成物
からなる層を有し、該ポリエチレン系樹脂組成物中にお
ける前記分子内不飽和結合の数が103炭素当り0.5個
以上であることを特徴とするものである。ここで、ポリ
エチレン系樹脂組成物は、(A)ポリエチレン系樹脂を
99.9〜50重量%、(B)分子内不飽和結合を有す
る化合物を0.1〜50重量%、(C)他のポリオレフ
ィン系樹脂を0〜49.9重量%含み、該(B)分子内
不飽和結合を有する化合物中における分子内不飽和結合
の数が103炭素当り0.5〜250個であることが望ま
しい。また、(B)分子内不飽和結合を有する化合物
が、1,2−ポリブタジエン、エチレン−プロピレン−
ジエン共重合体、ポリイソプレンから選択された少なく
とも1種であることが望ましい。基材層としては紙が望
ましく、剥離材層はシリコーン樹脂からなるものが望ま
しい。本発明の剥離性積層体は、上述した剥離基体の剥
離材層上に被剥離体が接着されていることを特徴とする
ものである。
【0007】本発明の剥離基体の製造方法は、基材層を
供給する基材層供給工程と、ポリエチレン系樹脂と、分
子内不飽和結合を有する化合物とを含み、該分子内不飽
和結合の数が103炭素当り0.5個以上であるポリエチ
レン系樹脂組成物からなる溶融膜にオゾン処理を施す樹
脂表面処理工程と、前記供給された基材層の少なくとも
片面に、前記溶融膜のオゾン処理の施された面を圧接す
る積層工程と、得られた積層体の樹脂層上に剥離材層を
設ける工程とを有することを特徴とするものである。そ
の基材層供給工程においては、基材層に表面処理を施す
ことが望ましい。積層工程においては、樹脂温度を20
0〜300℃とすることが望ましい。また、積層工程
は、成形速度を200〜400m/min.とすることが望
ましい。
【0008】剥離基体の製造方法としては、基材層を供
給する基材層供給工程と、ポリエチレン系樹脂と、分子
内不飽和結合を有する化合物とを含み、該分子内不飽和
結合の数が103炭素当り0.5個以上であるポリエチレ
ン系樹脂組成物と、剥離材層となる樹脂とを共押出し
し、該ポリエチレン系樹脂組成物からなる溶融膜にオゾ
ン処理を施す樹脂表面処理工程と、前記供給された基材
層の少なくとも片面に、前記溶融膜のオゾン処理の施さ
れた面を圧接する積層工程とを有するものも望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明における剥離基体は、少な
くとも、基材層と樹脂層と剥離材層とを有するものであ
って、例えば図1に示す剥離基体10のように、基材層
12上に樹脂層14を介して剥離材層16が積層された
構成を採る。基材層は、用途に応じて適宜選択され、限
定されるものではないが、一般に、合成樹脂、紙、織
布、不織布が適用される。紙としては、上質紙、クラフ
ト紙、グラシン紙、無機繊維混抄紙、合成樹脂混抄紙等
が挙げられる。剥離材層としては公知の種々のものが使
用され、例えば、シリコーン樹脂(付加反応型、縮合反
応型)、シリコーン・アルキド共重合体、或いはそれら
とポリオレフィン系樹脂との混合物等からなるものが挙
げられる。また、熱硬化型の他、放射線硬化型の剥離性
材料が好適で、例えば、特開平3−79685号公報に
記載のものが適用できる。
【0010】樹脂層としては、ポリエチレン系樹脂と、
分子内不飽和結合を有する化合物とを含むポリエチレン
系樹脂組成物からなる層を有し、そのポリエチレン系樹
脂組成物中における分子内不飽和結合の数が103炭素
当り0.5個以上であるポリエチレン系樹脂組成物から
なるものが適用される。ポリエチレン系樹脂としては、
より具体的には、高圧ラジカル重合による低密度ポリエ
チレン(LDPE)、エチレン・ビニルエステル共重合
体、エチレン・α、β−不飽和カルボン酸またはその誘
導体との共重合体等が挙げられる。さらにまた、チーグ
ラー系触媒、フイリップス系触媒、メタロセン系触媒等
による低・中・高圧重合によって得られる密度0.86
〜0.98g/cm3のエチレン単独重合体、プロピレン
単独重合体等の炭素数2〜20のα・オレフィンの単独
またはこれらの相互共重合体であるポリエチレン樹脂が
挙げられる。
【0011】上記低密度ポリエチレン(LDPE)とし
ては、密度は0.91〜0.94g/cm3、好ましくは
0.912〜0.935g/cm3、さらに好ましくは0.
912〜0.930g/cm3である。メルトフローレー
トは0.001〜1000g/10分、好ましくは0.1〜
100g/10分であり、さらに好ましくは1.0〜50
g/10分である。溶融張力は好ましくは1.5〜25
g、より好ましくは3〜20gである。また、Mw/M
nは3.0〜10、好ましくは4.0〜8.0の範囲で選
択されることが望ましい。
【0012】上記エチレン・ビニルエステル共重合体
は、エチレンを主成分とするプロピオン酸ビニル、酢酸
ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリ
ル酸ビニル、ステアリン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビ
ニルなどのビニルエステル単量体との共重合体である。
これらの中でも特に好ましいものとしては、酢酸ビニル
(EVA)を挙げることができる。特に、エチレン50
〜99.5重量%、ビニルエステル0.5〜50重量%、
他の共重合可能な不飽和単量体0〜49.5重量%から
なる共重合体が好ましい。特にビニルエステル含有量は
3〜20重量%、好ましくは5〜15重量%の範囲であ
る。
【0013】上記エチレン・α、β−不飽和カルボン酸
またはその誘導体との共重合体の代表的な共重合体とし
ては、エチレン−(メタ)アクリル酸またはそのアルキ
ルエステル共重合体、その金属塩等が挙げられる。これ
らのコモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタ
クリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、メタクリ
ル酸イソプロピル、アクリル酸−n−ブチル、メタクリ
ル酸−n−ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、メタク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ス
テアリル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシ
ジル等を挙げることができる。この中でも特に好ましい
ものとして、(メタ)アクリル酸のメチル、エチル(E
EA)等のアルキルエステルを挙げることができる。特
に(メタ)アクリル酸エステル含有量は3〜20重量
%、好ましくは5〜15重量%の範囲である。
【0014】上記高圧ラジカル重合法とは、圧力500
〜3500Kg/cm2Gの範囲、重合温度は100〜
400℃の範囲、チューブ状リアクター、オートクレー
ブリアクターを使用して、有機または無機のパーオキサ
イド等の遊離基発生剤の存在下で重合する方法である。
また、チーグラー系触媒、フイリップス系触媒、メタロ
セン系触媒等による低・中・高圧重合によって得られる
密度0.86〜0.98g/cm3のエチレン単独重合
体、プロピレン単独重合体または炭素数2〜20のα・
オレフィンの相互共重合体としては、密度0.86g/
cm3以上0.91g/cm3未満の超低密度ポリエチレ
ン、密度0.91g/cm3以上0.94g/cm3未満の
線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、密度0.94
g/cm3以上の高密度ポリエチレン等のエチレン系重
合体などが挙げられる。上記炭素数2〜20のα−オレ
フィンとしては、具体的にはエチレン、プロピレン、1
−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、
1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン等を挙げるこ
とができる。
【0015】本発明の(A)ポリエチレン系樹脂成分に
は、目的により、非極性のポリオレフィン系樹脂と、例
えばエチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体等の極性基を有するエチレン共重合
体などを50重量%未満、より好ましくは30重量%未
満を併用することができる。また、本発明の(A)成分
の荷重2.16kgでのメルトフローレートは0.001
〜1000g/10分であることが好ましく、より好まし
くは0.1〜100g/10分であり、さらに好ましくは
1.0〜50g/10分である。該メルトフローレートが
低すぎても高すぎても成形性が劣る。また、メルトフロ
ーレートが高すぎる場合には製品の強度が劣る。
【0016】本発明の(B)成分は、分子内不飽和結合
を有する化合物である。その分子内不飽和結合の数は、
ポリエチレン系樹脂組成物全体中において、103炭素
当り0.5個以上であることが必要である。分子内不飽
和結合の数が0.5個未満であると、接着性等の向上効
果が小さい。(B)成分の化合物として、具体的には、
分子内に複数の不飽和結合を有する化合物、ポリブタジ
エン、好ましくは1,2−ポリブタジエン、ポリイソプ
レン、天然ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン三元共
重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸アリル、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸ビニルなどから選択される少な
くとも1種の化合物、オリゴマーまたは重合体を挙げる
ことができる。これら中でも1,2−ポリブタジエン、
エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPDM)、
ポリイソプレン、特に1,2−ポリブタジエンの重合体
が、取扱い、作業性等から好ましい。これらは一種のみ
ならず二種以上を併用できる。(B)成分の化合物は、
荷重2.16kgでのメルトフローレートが0.001〜
1000g/10分であることが好ましく、より好ましく
は0.1〜100g/10分であり、さらに好ましくは1.
0〜50g/10分である。メルトフローレートが低すぎ
ても高すぎても成形性が劣る。また、メルトフローレー
トが高すぎる場合には製品の強度が劣るものとなる。
【0017】分子内不飽和結合の数は、(B)成分の化
合物中においても、その103炭素当り、0.5〜250
個であることが好ましく、より好ましくは103炭素中
5〜250個、さらに好ましくは103炭素中50〜2
50個である。分子内不飽和結合の数が過少であると接
着性、塗装性等の改良効果が少なく、過多であると熱安
定性が悪化する場合がある。
【0018】本発明の樹脂層には、必須成分ではないも
のの、(C)成分として他のポリオレフィン系樹脂を含
むことが望ましい。そのような他のポリオレフィン系樹
脂としては、プロピレン系樹脂等の炭素数3〜12の単
独重合体またはそれらとエチレンとの共重合体、相互共
重合体等が挙げられる。
【0019】本発明におけるポリエチレン系樹脂組成物
は、上記の(A)成分が99.9〜50重量%、(B)
成分が0.1〜50重量%、(C)成分が0〜49.9重
量%の範囲で配合されることが望まれる。より好ましく
は、(A)成分を99.5〜60重量%、更に好ましく
は99.0〜70重量%であり、(B)成分を0.5〜4
0重量%、さらに好ましくは1.0〜30重量%であ
る。また、(C)成分は0〜39.5重量%であればよ
り好ましく、0〜29重量%であればさらに好ましい。
(B)成分が過少((A)成分が過多)であると接着性
能を発現することができず、(B)成分が過多((A)
成分が過少)であると混練時、成形時の耐熱性が低下す
る虞が生じる。また、本発明におけるポリエチレン系樹
脂組成物は、その荷重2.16kgでのメルトフローレ
ートが0.001〜1000g/10分であることが望ま
しい。より好ましくは0.1〜100g/10分であり、
さらに好ましくは1.0〜50g/10分である。メルト
フローレートが低すぎても高すぎても成形性が劣る。ま
た、メルトフローレートが高すぎる場合には製品の強度
が劣る。
【0020】該組成物を得るためのブレンド方法として
は、通常の混合操作、たとえばタンブラーミキサー法、
ヘンシェルミキサー法、バンバリーミキサー法、または
押出造粒法などにより行うことができる。該組成物を得
るにあたっては、中和剤、分散剤、酸化防止剤、滑材、
耐候性改良剤、帯電防止剤、顔料、フィラーなどの他の
付加的成分を本発明の効果を阻害しない範囲で配合する
ことができる。
【0021】このポリエチレン系樹脂組成物であると、
異種材料である基材層や剥離材層等との接着強度が高
く、ラミネート温度を低くしても高い接着強度を発現す
る。また、ラミネート成形速度を速くしても高い接着強
度を維持することができる。尚、上述した剥離基体は、
基材層、樹脂層、剥離材層の3層構成からなる積層体に
ついて説明したが、本発明はこれに限られるものではな
く、本発明の作用効果を損なうことのない範囲内で、他
の層を設けてよい。例えば、基材層の樹脂層の形成され
ていない側の面に他の任意の層を設けたり、また、基材
層の両面に、それぞれ樹脂層および剥離材層を設けて5
層構成として両表面が剥離材層となる剥離基体等とした
り、樹脂層を複数層で構成してもよい。尚、樹脂層、基
材層、剥離材層等の各層の層厚は、限定されるものでは
なく、各層の機能を果たす範囲内で適宜設定される。
【0022】本発明の剥離基体は、各層間の接着強度が
高くなるように積層する方法であれば特にその製造方法
は限定されるものではないが、押出ラミネート成形によ
り積層して製造する方法が好適である。即ち、基材層
を供給する基材層供給工程と、ポリエチレン系樹脂
と、分子内不飽和結合を有する化合物とを含み、該分子
内不飽和結合の数が103炭素当り0.5個以上であるポ
リエチレン系樹脂組成物からなる溶融膜にオゾン処理を
施す樹脂表面処理工程と、前記供給された基材層の少
なくとも片面に、前記溶融膜のオゾン処理の施された面
を圧接する積層工程と、得られた積層体の樹脂層上に
剥離材層を設ける工程とを有する方法が望ましい。
【0023】例えば、図2に示すように、基材層供給工
程として、紙等からなる基材層12を繰出機40から所
定速度で繰り出し、ニップロール34と冷却ロール32
の間に供給する。同時に、樹脂表面処理工程として、上
述したポリエチレン系樹脂組成物を押出機30のT型ダ
イからフィルム状態とした溶融膜として押し出し、その
溶融膜にオゾン処理を施す。押出ラミネート成形する際
の装置としては、通常、T型ダイ方式の装置を用いるこ
とができる。そして、積層工程として、ニップロール3
4と冷却ロール32の間にて、基材層12と溶融膜を圧
接して積層する。この際、溶融膜のオゾン処理の施され
た面を基材層12と接触するようにする。その後、得ら
れた基材層12と樹脂層14からなる積層体は、巻取工
程として、巻取機42に巻き取られる。積層工程におい
て、樹脂温度は、一般に、280〜350℃であるが、
本発明では200〜300℃の範囲で積層できる。この
ように、300℃以下にすることにより、従来のラミネ
ート時に生じていた臭いや環境汚染を防止できる。
【0024】さらに、その積層体の樹脂層14上に剥離
材層16を形成するには、例えば、シリコーン樹脂等を
塗工し、加熱して硬化させればよい。また、上述した樹
脂層14となるポリエチレン系樹脂組成物と、剥離材層
16となる樹脂とを共押出しする共押出ラミネーション
法によって同時に形成することもできる。また、剥離材
層16となる樹脂からなるフィルムを樹脂層と冷却ロー
ル32の間に供給して圧接、積層する所謂サンドラミネ
ーションによっても剥離材層16を同時に形成すること
ができる。
【0025】本発明においては、樹脂層14にオゾン処
理を施しておくことが望ましい。オゾン処理は、Tダイ
から出た溶融樹脂膜に、オゾン供給器36からオゾンを
吹きつければよく、オゾン処理条件としては、5〜10
00g/hr、好ましくは100〜500g/hrの範
囲である。層間強度を向上させる手段としてオゾン処理
は従来から利用されてきたものであるが、本発明におい
ては、その樹脂層中における不飽和結合とオゾンとが反
応することによるオゾン処理による改質効果が大きく、
本発明の樹脂層とオゾン処理の相乗効果により、他層と
の接着強度が従来ないほどに飛躍的に向上する。このオ
ゾン処理を施すことにより、押出成形時の樹脂温度を2
00〜300℃、より好ましくは240〜280℃の低
温でも接着強度を低下させずにラミネートができる。ま
た、基材層供給工程において、基材層12に対しても、
プレヒート処理、コロナ処理、火炎処理、UV処理等の
表面処理を行うことができるが、中でもコロナ処理を施
しておくことが望ましく、コロナ処理を施した基材層と
オゾン処理を施した樹脂層との層間接着強度はきわめて
高くなる。コロナ処理としては、コロナ放電器38を用
いて、1〜300W分/m2が好ましく、10〜100
W分/m2の範囲がより好適である。
【0026】本発明によれば、高い層間強度をもつ剥離
基体を低温ラミネートにより、また、200〜400m
/minの高速成形で製造することができる。また、樹脂
層の押出ラミネーション工程時のラミネート温度を調整
することにより、樹脂層の表面の濡れ性を制御すること
ができるので、剥離材層を形成するにおいて、必要に応
じて、樹脂層の表面の濡れ性を調整してもかまわない。
尚、本発明においては、基材層と樹脂層の間に接着剤や
アンカーコート剤を必要とするものではないが、これら
接着剤やアンカーコート剤等を使用することも可能では
ある。
【0027】本発明の剥離基体は、例えば図1に示すよ
うに、その剥離材層16上に被剥離体20を形成するこ
とにより剥離性積層体24となる。被剥離体20は、紙
やPETフィルムなどからなる被剥離基材22と、この
被剥離基材22を剥離材層16上に、剥離可能に接着す
る接着剤層18とからなる。被剥離基材22には目的に
応じて印刷等が施されて使用に供される。接着剤層18
には、被剥離基材22とは高い接着強度を発揮し、か
つ、剥離材層16とは低い接着強度を発揮するものが適
宜選択されて用いられる。このような剥離性積層体は、
各種のラベル等に用いられる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれらにより限定されるものではない。後述す
る各実施例、比較例においては、下記の各樹脂成分を用
いた。 LDPE(I):メルトフローレート(190℃)が
8.5g/10分、密度が0.918g/cm3の高圧ラジ
カル法低密度ポリエチレン。 LDPE(II):メルトフローレート(190℃)が2
0g/10分、密度が0.918g/cm3の高圧ラジカル
法低密度ポリエチレン。 LDPE(III):メルトフローレート(190℃)が
8.2g/10分、密度が0.918g/cm3の高圧ラジ
カル法低密度ポリエチレン。 混合PE:上記LDPE(I)が40重量%と、メルト
フローレートが20g/10分の高密度ポリエチレンが6
0重量%の混合物。 EPDM:メルトフローレート(230℃)が3.0g
/10分のエチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体。
分子内不飽和結合数は70個/103炭素 PB(I):メルトフローレート(150℃)が3.0
g/10分の1,2−ポリブタジエン樹脂。分子内不飽和
結合数は250個/103炭素 PB(II):メルトフローレート(150℃)が9.0
g/10分の1,2−ポリブタジエン樹脂。分子内不飽和
結合数は250個/103炭素
【0029】[実施例1]上記LDPE(I)が97.
5重量%、上記EPDMが2.5重量%になるようにポ
リエチレン系樹脂組成物を調製した。得られたポリエチ
レン系樹脂組成物中の103炭素当りの分子内不飽和結
合の数を赤外分析法(IR)で測定した。90mm押出
機を備えた幅1100mmのラミネート成形機を使用
し、図2に示すように、得られたポリエチレン系樹脂組
成物からなる溶融樹脂膜状態の樹脂層にオゾン処理を施
し、これをコロナ処理を施したクラフト紙12上に表1
に示す条件でラミネートして積層体を製造した。製造時
の発煙の状況の評価及び得られた積層体について層間の
接着強度の測定を行なった。評価結果を表1に示した。
さらに、樹脂層上に、シリコーン樹脂を塗工し、硬化さ
せて剥離基体を製造した。
【0030】[実施例2]上記LDPE(I)が97.
5重量%、PB(I)が2.5重量%になるようなポリ
エチレン系樹脂組成物を調製した。得られたポリエチレ
ン系樹脂組成物を用いて、90mm押出機を備えた幅1
100mmのラミネート成形機を使用し、表1に示す条
件でクラフト紙上にラミネートして積層体を製造した。
製造時の発煙の状況の評価及び得られた積層体について
層間の接着強度の測定を行なった。評価結果を表1に示
した。さらに、樹脂層上に、シリコーン樹脂を塗工し、
硬化させて剥離基体を製造した。
【0031】[実施例3]上記LDPE(I)が99.
0重量%、上記PB(I)が1.0重量%になるような
ポリエチレン系樹脂組成物を調製した。得られたポリエ
チレン系樹脂組成物を用いて、90mm押出機を備えた
幅1100mmのラミネート成形機を使用し、表1に示
す条件でクラフト紙上にラミネートして積層体を製造し
た。製造時の発煙の状況の評価及び得られた積層体につ
いて層間の接着強度の測定を行なった。評価結果を表1
に示した。さらに、樹脂層上に、シリコーン樹脂を塗工
し、硬化させて剥離基体を製造した。
【0032】[実施例4]上記混合PEを93重量%
と、上記PB(II)が7.0重量%になるようなポリエ
チレン系樹脂組成物を調製した。得られたポリエチレン
系樹脂組成物を用いて、90mm押出機を備えた幅11
00mmのラミネート成形機を使用し、表1に示す条件
でクラフト紙上にラミネートして積層体を製造した。製
造時の発煙の状況の評価及び得られた積層体について層
間の接着強度の測定を行なった。評価結果を表1に示し
た。さらに、樹脂層上に、シリコーン樹脂を塗工し、硬
化させて剥離基体を製造した。
【0033】[実施例5]上記LDPE(I)が97.
5重量%、上記PB(I)が2.5重量%になるように
ポリエチレン系樹脂組成物を調製した。得られたポリエ
チレン系樹脂組成物を基材層側に、上記LDPE(I)
を冷却ロール32側になるように表1に示す条件でクラ
フト紙上に、90mm押出機を備えた幅1100mmの
ラミネート成形機を使用して共押出ラミネートして、L
DPE(I)/LDPE(I)+PB(I)/基材層の
3層構成の積層体を製造した。製造時の発煙の状況の評
価及び得られた積層体について、樹脂層(LDPE
(I)/LDPE(I)+PB(I))と基材層との間
の接着強度の測定を行なった。評価結果を表1に示し
た。さらに、樹脂層上に、シリコーン樹脂を塗工し、硬
化させて剥離基体を製造した。
【0034】[実施例6]上記混合PEを93重量%
と、上記PB(II)が7.0重量%のポリエチレン系樹
脂組成物を基材層側に、混合PEを冷却ロール32側に
なるように、90mm押出機を備えた幅1100mmの
ラミネート成形機を使用し、表1に示す条件でクラフト
紙上に共押出ラミネートして、混合PE/混合PE+P
B(II)/基材層の3層構成の積層体を製造した。製造
時の発煙の状況の評価及び得られた積層体について、樹
脂層(混合PE/混合PE+PB(II))と基材層との
間の接着強度の測定を行なった。評価結果を表1に示し
た。さらに、樹脂層上に、シリコーン樹脂を塗工し、硬
化させて剥離基体を製造した。
【0035】[比較例1]上記LDPE(II)のみを9
0mm押出機を備えた幅1100mmのラミネート成形
機を用いて表1に示す条件でクラフト紙上にラミネート
して積層体を製造した。製造時の発煙の状況の評価及び
得られた積層体について層間の接着強度の測定を行なっ
た。評価結果を表1に示した。
【0036】[比較例2]上記LDPE(II)が99.
95重量%、上記PB(I)が0.05重量%になるよ
うなポリエチレン系樹脂組成物を調製した。得られたポ
リエチレン系樹脂組成物を用いて、90mm押出機を備
えた幅1100mmのラミネート成形機を使用し、表1
に示す条件でクラフト紙上にラミネートして積層体を製
造した。製造時の発煙の状況の評価及び得られた積層体
について層間の接着強度の測定を行なった。評価結果を
表1に示した。
【0037】[比較例3]上記LDPE(III)のみを
90mm押出機を備えた幅1100mmのラミネート成
形機を用いて表1に示す条件でクラフト紙上にラミネー
トして積層体を製造した。但し、溶融樹脂にオゾン処理
は施さなかった。製造時の発煙の状況の評価及び得られ
た積層体について層間の接着強度の測定を行なった。評
価結果を表1に示した。
【0038】[評価方法] 〔紙との接着強度〕クラフト紙製基材との接着強度は、
層間剥離作業を行った時の状況から以下の3段階の評価
基準で評価した。 ◎:クラフト紙とポリエチレン系樹脂層が強固に一体化
し、樹脂の糸引きもなし △:それほど丁寧でなくとも剥離可能 ×:容易に剥がれる 〔発煙〕 a:全く煙りが見えない b:少し煙りが見える c:非常に多い
【0039】
【表1】
【0040】以上から、本実施例の積層体では、高い成
形速度で、かつ、低い成形温度でありながら、高い接着
強度を発揮している。これに対して、(B)成分を欠く
比較例1または、(B)成分の配合量が少ない比較例2
では、接着強度が低い。また、(B)成分を欠き且つオ
ゾン処理を施していない比較例3においては、成形温度
を高くすることにより、接着強度を改善できているもの
の、発煙が生じてしまった。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、低い成形温度で、ま
た、高速成形により層間の接着強度が高い剥離基体とな
る。特にオゾン処理を併用することにより、より高い層
間強度を発揮する。従って、成形速度を高められること
から、生産性を格段に向上させることができる上に、低
温で成形できることから、発煙による作業環境及び周辺
への影響を極力抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 剥離性積層体の層構成の一例を示す側断面図
である。
【図2】 ラミネート成形機の一例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
10 剥離基体 12 基材層 14 樹脂層(目止め層) 16 剥離材層 18 接着材層 20 被剥離体 22 被剥離基材 24 剥離性積層体 36 オゾン供給器 38 コロナ放電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C08L 23/04 23:16) Fターム(参考) 4F100 AK01B AK03B AK04B AK06 AK28B AK29B AK52C AK75B AL05B AL05C AR00C AT00A AT00D BA03 BA04 BA07 BA10A BA10C BA10D BA31 CB00 DG10A EA011 EC012 EH032 EH202 EJ132 EK06 GB90 JA20B JK14C JL02 JL11 YY00B 4J002 AC042 AC062 BB021 BB031 BB061 BB071 BB072 BB081 BB121 BB123 BB143 BB152 BB153 BB161 BB163 BB171 BB173 BB181 BB183 BB191 BB193 GF00 GT00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材層上に、樹脂層を介して剥離材層が
    形成された剥離基体において、 前記樹脂層は、(A)ポリエチレン系樹脂と、(B)分
    子内不飽和結合を有する化合物とを含むポリエチレン系
    樹脂組成物からなる層を有し、該ポリエチレン系樹脂組
    成物中における前記分子内不飽和結合の数が103炭素
    当り0.5個以上であることを特徴とする剥離基体。
  2. 【請求項2】 前記ポリエチレン系樹脂組成物は、
    (A)ポリエチレン系樹脂を99.9〜50重量%、
    (B)分子内不飽和結合を有する化合物を0.1〜50
    重量%、(C)他のポリオレフィン系樹脂を0〜49.
    9重量%含み、該(B)分子内不飽和結合を有する化合
    物中における分子内不飽和結合の数が103炭素当り0.
    5〜250個であることを特徴とする請求項1記載の剥
    離基体。
  3. 【請求項3】 前記(B)分子内不飽和結合を有する化
    合物が、1,2−ポリブタジエン、エチレン−プロピレ
    ン−ジエン共重合体、ポリイソプレンから選択された少
    なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の剥
    離基体。
  4. 【請求項4】 前記基材層が紙であることを特徴とする
    請求項1、2、3のいずれかに記載の剥離基体。
  5. 【請求項5】 前記剥離材層がシリコーン樹脂または該
    シリコーン樹脂を含む組成物からなることを特徴とする
    請求項1、2、3、4のいずれかに記載の剥離基体。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の剥離基
    体の剥離材層上に被剥離体が接着されていることを特徴
    とする剥離性積層体。
  7. 【請求項7】 基材層を供給する基材層供給工程と、 ポリエチレン系樹脂と、分子内不飽和結合を有する化合
    物とを含み、該分子内不飽和結合の数が103炭素当り
    0.5個以上であるポリエチレン系樹脂組成物からなる
    溶融膜にオゾン処理を施す樹脂表面処理工程と、 前記供給された基材層の少なくとも片面に、前記溶融膜
    のオゾン処理の施された面を圧接する積層工程と、 得られた積層体の樹脂層上に剥離材層を設ける工程とを
    有することを特徴とする剥離基体の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記基材層供給工程において、基材層に
    表面処理を施すことを特徴とする請求項7記載の剥離基
    体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記積層工程において、樹脂温度を20
    0〜300℃とすることを特徴とする請求項7または8
    記載の剥離基体の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記積層工程において、成形速度を2
    00〜400m/min.とすることを特徴とする請求項
    7、8、9のいずれかに記載の剥離基体の製造方法。
  11. 【請求項11】 基材層を供給する基材層供給工程と、 ポリエチレン系樹脂と、分子内不飽和結合を有する化合
    物とを含み、該分子内不飽和結合の数が103炭素当り
    0.5個以上であるポリエチレン系樹脂組成物と、剥離
    材層となる樹脂とを共押出しし、該ポリエチレン系樹脂
    組成物からなる溶融膜にオゾン処理を施す樹脂表面処理
    工程と、 前記供給された基材層の少なくとも片面に、前記溶融膜
    のオゾン処理の施された面を圧接する積層工程とを有す
    ることを特徴とする剥離基体の製造方法。
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