JP2000108277A - ガスバリア性食品・医療用容器およびその製造方法 - Google Patents

ガスバリア性食品・医療用容器およびその製造方法

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JP2000108277A
JP2000108277A JP10279217A JP27921798A JP2000108277A JP 2000108277 A JP2000108277 A JP 2000108277A JP 10279217 A JP10279217 A JP 10279217A JP 27921798 A JP27921798 A JP 27921798A JP 2000108277 A JP2000108277 A JP 2000108277A
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food
gas barrier
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polyolefin
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Takumi Araki
工 荒木
Osamu Miyaji
修 宮地
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Japan Polyolefins Co Ltd
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Japan Polyolefins Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各層間の接着性を充分満足できる水準に維持
しつつ、低温でのラミネート成形であっても短時間で製
造することができ、臭気が生じないガスバリア性食品・
医療用容器およびその製造方法。 【解決手段】 紙層10と樹脂層14とガスバリア性層
18とを有する積層体からなるガスバリア性食品・医療
用容器において、樹脂層は、(A)ポリオレフィン系樹
脂と、(B)分子内不飽和結合を有する化合物とを含む
ポリオレフィン系樹脂組成物からなる層を有し、該ポリ
オレフィン系樹脂組成物中における前記分子内不飽和結
合の数が103炭素当り0.5個以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は種々の飲食品・医療
品を収容するガスバリア性食品・医療用容器およびその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乾燥食品、水物食品用の食品用容器や、
医薬品等用の医療用容器として、紙とポリエチレンの積
層体からなる食品・医療用容器が利用されている。こう
した食品・医療用容器に用いられる積層体は、一般に、
押出ラミネーションにより製造されているが、近年特
に、層間の接着強度をより高めることと、より短時間で
製造することが望まれている。通常、押出ラミネーショ
ンにおいては、層間の接着強度を向上するには、ラミネ
ート時の樹脂の温度を高めればよいことが知られてお
り、上記要求に対しては主としてラミネート温度を高め
る(通常、約310℃以上)ことで対処していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂の
温度を高めることにより、発煙の発生等による作業環
境及び周辺環境への影響の増大、高温での酸化劣化に
より生じる臭気が容器に残存し、飲食品等に付着する等
の問題がある。しかも、高い接着性を確保しつつ成形速
度を上げる為に、樹脂温度をより高くしなければなら
ず、上記問題が深刻となっている。また、高速成形の為
に、オゾン処理を併用しても十分な接着性を確保するこ
とは困難であった。また、層間強度を向上させるため
に、アンカーコート剤等の接着剤を用いることも考えら
れるが、飲食品用の容器としては、これらの使用は望ま
しくない。しかも、煩雑なコーティング工程、アンカー
コート剤の調製工程、ロールに付着したアンカーコート
剤の拭取り工程等が必要となり、作業性の悪化およびコ
スト増等を招き、また、有機溶剤の使用など望ましくな
い。本発明は前記課題を解決するためになされたもの
で、各層間の接着性を充分満足できる水準に維持しつ
つ、低温でのラミネート成形であっても短時間で製造す
ることができ、臭気が生じないガスバリア性食品・医療
用容器およびその製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のガスバリア性食
品・医療用容器は、紙層と樹脂層とガスバリア性層とを
有する積層体からなるガスバリア性食品・医療用容器に
おいて、前記樹脂層は、(A)ポリオレフィン系樹脂
と、(B)分子内不飽和結合を有する化合物とを含むポ
リオレフィン系樹脂組成物からなる層を有し、該ポリオ
レフィン系樹脂組成物中における前記分子内不飽和結合
の数が103炭素当り0.5個以上であることを特徴とす
るものである。ポリオレフィン系樹脂組成物としては、
(A)ポリオレフィン系樹脂を99.9〜50重量%、
(B)分子内不飽和結合を有する化合物を0.1〜50
重量%含み、該(B)分子内不飽和結合を有する化合物
中における分子内不飽和結合の数が103炭素当り0.5
〜250個であることが望ましい。(B)分子内不飽和
結合を有する化合物としては、1,2−ポリブタジエ
ン、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体、ポリイソ
プレンから選択された少なくとも1種であることが望ま
しい。
【0005】ガスバリア性層は、ポリエステル、ポリア
ミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVO
H)、アルミニウムから選択されるいずれかからなるこ
とが望ましい。ガスバリア性層の片面に、樹脂層/紙層
/樹脂層/ポリエチレン層が積層し、同ガスバリア性層
の他面に、樹脂層を介してシーラント層が積層している
ことが望ましい。
【0006】本発明のガスバリア性食品・医療用容器の
製造方法は、ポリオレフィン系樹脂と、分子内不飽和結
合を有する化合物とを含み、その分子内不飽和結合の数
が103炭素当り0.5個以上であるポリオレフィン系樹
脂組成物からなる樹脂をオゾン処理を施した後にガスバ
リア性層上に積層し、さらにその樹脂からなる層を介し
て紙層を積層する押出ラミネーション工程を経て製造し
た積層体を用いることを特徴とするものである。ここ
で、ガスバリア性層上に積層する前に、該ガスバリア性
層に表面処理を施しておくことが望ましい。押出ラミネ
ーション工程は、樹脂温度を200〜300℃として行
うことが望ましく、また、ラミネート速度を200〜4
00m/分として行なうことが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の食品・医療用容器を構成
する積層体は、少なくとも紙層と樹脂層とガスバリア性
層とを有するもので、例えば図1に示すように、他の層
を有するものでもよい。図示例の食品・医療用容器に用
いられる積層体は、ガスバリア性層18の一方の面上に
樹脂層14を介して紙層10が積層している他、さら
に、紙層10上に樹脂層12を介してポリエチレン層1
6が積層し、ガスバリア性層18の他方の面上に、樹脂
層20を介してシーラント層22が積層しているもので
ある。紙層10としては、食品・医療用容器の基材とし
て用いられるものであれば特に制限されるものではな
く、例えば、板紙、上質紙、クラフト紙、グラシン紙、
無機繊維混抄紙、合成樹脂混抄紙等が挙げられる。樹脂
層12,14,20としては、ポリオレフィン系樹脂
と、分子内不飽和結合を有する化合物とを含むポリオレ
フィン系樹脂組成物からなり、そのポリオレフィン系樹
脂組成物中における分子内不飽和結合の数が103炭素
当り0.5個以上であるポリオレフィン系樹脂組成物か
らなるものが適用される。
【0008】ポリオレフィン系樹脂としては、より具体
的には、高圧ラジカル重合による低密度ポリエチレン
(LDPE)、エチレン・ビニルエステル共重合体、エ
チレン・α、β−不飽和カルボン酸またはその誘導体と
の共重合体等が挙げられる。他のポリオレフィン系樹脂
としては、チーグラー系触媒、フイリップス系触媒、メ
タロセン系触媒等による低・中・高圧重合によって得ら
れる密度0.86〜0.98g/cm3のエチレン単独重
合体、プロピレン単独重合体等の炭素数2〜20のα・
オレフィンの単独またはこれらの相互共重合体が挙げら
れる。
【0009】上記低密度ポリエチレン(LDPE)とし
ては、密度は0.91〜0.94g/cm3、好ましくは
0.912〜0.935g/cm3、さらに好ましくは0.
912〜0.930g/cm3である。メルトフローレー
トは0.001〜1000g/10分、好ましくは0.1〜
100g/10分であり、さらに好ましくは1.0〜50
g/10分である。溶融張力は好ましくは1.5〜25
g、より好ましくは3〜20gである。また、Mw/M
nは3.0〜10、好ましくは4.0〜8.0の範囲で選
択されることが望ましい。更に該ポリエチレンの末端ビ
ニル基は、ポリマー鎖中の炭素原子1000個当り0.
4個以上、好ましくは0.4〜0.8個の範囲であること
が好ましい。
【0010】本発明におけるエチレン・ビニルエステル
共重合体とは、エチレンを主成分とするプロピオン酸ビ
ニル、酢酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニ
ル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニル、トリフル
オル酢酸ビニルなどのビニルエステル単量体との共重合
体である。これらの中でも特に好ましいものとしては、
酢酸ビニル(EVA)を挙げることができる。すなわ
ち、エチレン50〜99.5重量%、ビニルエステル0.
5〜50重量%、他の共重合可能な不飽和単量体0〜4
9.5重量%からなる共重合体が好ましい。特にビニル
エステル含有量は3〜20重量%、好ましくは5〜15
重量%の範囲である。
【0011】本発明におけるエチレン・α、β−不飽和
カルボン酸またはその誘導体との共重合体の代表的な共
重合体としては、エチレン−(メタ)アクリル酸または
そのアルキルエステル共重合体、その金属塩等が挙げら
れ、これらのコモノマーとしては、アクリル酸、メタク
リル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、
メタクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−ブチル、
メタクリル酸−n−ブチル、アクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ラウリ
ル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、メ
タクリル酸ステアリル、アクリル酸グリシジル、メタク
リル酸グリシジル等を挙げることができる。この中でも
特に好ましいものとして(メタ)アクリル酸のメチル、
エチル(EEA)等のアルキルエステルを挙げることが
できる。特に(メタ)アクリル酸エステル含有量は3〜
20重量%、好ましくは5〜15重量%の範囲である。
【0012】上記高圧ラジカル重合法とは、圧力500
〜3500Kg/cm2Gの範囲、重合温度は100〜
400℃の範囲、チューブ状リアクター、オートクレー
ブリアクターを使用して、有機または無機のパーオキサ
イド等の遊離基発生剤の存在下で重合する方法である。
また、チーグラー系触媒、フイリップス系触媒、メタロ
セン系触媒等による低・中・高圧重合によって得られる
密度0.86〜0.98g/cm3のエチレン単独重合
体、プロピレン単独重合体または炭素数2〜20のα・
オレフィンの相互共重合体としては、密度0.86g/
cm3以上0.91g/cm3未満の超低密度ポリエチレ
ン、密度0.91g/cm3以上0.94g/cm3未満の
線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、密度0.94
g/cm3以上の高密度ポリエチレン等のエチレン系重
合体、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共
重合体等のプロピレン系重合体などが挙げられる。
【0013】上記炭素数2〜20のα−オレフィンとし
ては、具体的にはエチレン、プロピレン、1−ブテン、
4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ン、1−デセン、1−ドデセン等を挙げることができ
る。本発明での(A)成分は、目的により、非極性のポ
リオレフィン系樹脂と、例えばエチレン−酢酸ビニル共
重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等の極性
基を有するエチレン共重合体などを50重量%未満、よ
り好ましくは30重量%未満を併用することができる。
また、本発明での(A)成分の荷重2.16kgでのメ
ルトフローレートは0.001〜1000g/10分であ
ることが好ましく、より好ましくは0.1〜100g/1
0分であり、さらに好ましくは1.0〜50g/10分であ
る。該メルトフローレートが低すぎても高すぎても成形
性が劣る。また、メルトフローレートが高すぎる場合に
は容器の強度が劣る。
【0014】本発明での(B)成分は、分子内不飽和結
合を有する化合物である。その分子内不飽和結合の数
は、ポリオレフィン系樹脂組成物全体中において、10
3炭素当り0.5個以上であることが必要である。分子内
不飽和結合の数が0.5個未満であると、接着性等の向
上効果が小さい。(B)成分の化合物として、具体的に
は、分子内に複数の不飽和結合を有する化合物、ポリブ
タジエン、好ましくは1,2−ポリブタジエン、ポリイ
ソプレン、天然ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン三
元共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸アリル、エ
チレン−(メタ)アクリル酸ビニルなどから選択される
少なくとも1種の化合物、オリゴマーまたは重合体を挙
げることができる。これら中でも1,2−ポリブタジエ
ン、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPD
M)、ポリイソプレン、特に1,2−ポリブタジエンの
重合体が、取扱い、作業性等から好ましい。これらは一
種のみならず二種以上を併用できる。
【0015】(B)成分の化合物は、荷重2.16kg
でのメルトフローレートが0.001〜1000g/10
分であることが好ましく、より好ましくは0.1〜10
0g/10分であり、さらに好ましくは1.0〜50g/1
0分である。メルトフローレートが低すぎても高すぎて
も成形性が劣る。また、メルトフローレートが高すぎる
場合には容器の強度が劣る。
【0016】分子内不飽和結合の数は、(B)成分の化
合物中においても、その103炭素当り、0.5〜250
個であることが好ましく、より好ましくは103炭素中
5〜250個、さらに好ましくは103炭素中50〜2
50個である。分子内不飽和結合の数が過少であると接
着性等の改良効果が少なく、過多であると熱安定性が悪
化する場合がある。
【0017】本発明におけるポリオレフィン系樹脂組成
物は、上記の(A)成分が99.9〜50重量%及び
(B)成分が0.1〜50重量%の範囲で配合されるこ
とが望まれる。より好ましくは、(A)成分を99.5
〜60重量%、更に好ましくは99.0〜70重量%で
あり、(B)成分を0.5〜40重量%、さらに好まし
くは1.0〜30重量%である。(B)成分が過少
((A)成分が過多)であると接着性能を発現すること
ができず、(B)成分が過多((A)成分が過少)であ
ると混練時、成形時の耐熱性が低下する虞が生じる。ま
た、本発明におけるポリオレフィン系樹脂組成物は、そ
の荷重2.16kgでのメルトフローレートが0.001
〜1000g/10分であることが望ましい。より好まし
くは0.1〜100g/10分であり、さらに好ましくは
1.0〜50g/10分である。メルトフローレートが低
すぎても高すぎても成形性が劣る。また、メルトフロー
レートが高すぎる場合には容器の強度が劣る。
【0018】該組成物を得るためのブレンド方法として
は、通常の混合操作、たとえばタンブラーミキサー法、
ヘンシェルミキサー法、バンバリーミキサー法、または
押出造粒法などにより行うことができる。該組成物を得
るにあたっては、中和剤、分散剤、酸化防止剤、滑材、
耐候性改良剤、帯電防止剤、顔料、フィラーなどの他の
付加的成分を本発明の効果を阻害しない範囲で配合する
ことができる。
【0019】このポリオレフィン系樹脂組成物である
と、異種材料である紙層やガスバリア性層等との接着強
度が高く、ラミネート温度を低くしても高い接着強度を
発現し、また、ラミネート成形速度を速くしても高い接
着強度を維持できる。
【0020】ガスバリア性層18は、用途に応じて適宜
選択され、限定されるものではないが、ポリエステル、
ポリアミド、エチレンビニルアルコール(EVOH)、
ポリビニルアルコール、アクリロニトリル、塩化ビニリ
デン、ポリフッ化ビニリデン、アルミニウム、金属また
は金属酸化物を蒸着したフィルム等からなるものが挙げ
られ、なかでも、ポリエステル、ポリアミド、EVO
H、アルミニウム箔が望ましい。
【0021】シーラント層22としては公知の種々のも
のが使用され、食品・医療用容器の用途等に応じて適宜
選択されるもので、種々の樹脂からなるものが好まし
い。例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレ
ン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィンの他、PET等のポリエステル、ポリアミ
ド等が例示できる。飲食品用という点から、添加剤を含
有していない低密度ポリエチレンまたは直鎖状低密度ポ
リエチレン、高圧ラジカル法低密度ポリエチレン、チー
グラー系或いはメタロセン系線状低密度ポリエチレンが
特に適している。ポリエチレン層16としても、このシ
ーラント層22に適用できるポリエチレンから選択され
る。このようなシーラント層22ないしポリエチレン層
16を形成することにより、容器から生じる臭気をより
削減することができる。
【0022】尚、上述した食品・医療用容器用積層体
は、ポリエチレン層16/樹脂層12/紙層10/樹脂
層14/ガスバリア性層18/樹脂層20/シーラント
層22の7層構成からなる積層体について説明したが、
本発明はこれに限られるものではなく、少なくとも、紙
層/樹脂層/ガスバリア性層/の3層を有していればよ
く、本発明の作用効果を損なうことのない範囲内で、上
述例の他、他の層構成でもよい。尚、紙層、樹脂層やガ
スバリア性層等の各層の層厚は、限定されるものではな
く、各層の機能を果たす範囲内で適宜設定される。
【0023】本発明の食品・医療用容器の積層体は、各
層間の接着強度が高くなるように積層する方法であれば
特にその製造方法は限定されるものではないが、押出ラ
ミネーションにより積層して製造する方法が好適であ
る。例えば、上述した7層構成の積層体は次のようにし
て製造できる。まず、図2に示すように、紙層10を繰
出機40から所定速度で繰り出し、ニップロール34と
冷却ロール32の間に送給すると共に、樹脂層12とな
る溶融樹脂膜状態の樹脂とポリエチレン層16となる溶
融樹脂膜状態の樹脂とを押出機30からニップロール3
4と冷却ロール32との間の冷却ロール32側に共押し
出しし、樹脂層12が紙層10と接するように供給する
ことで、紙層10上に樹脂層12とポリエチレン層16
がラミネートされた積層体24が製造され、巻取機42
に巻き取られる。
【0024】また、同様にして、ガスバリア性層18を
繰出機40から所定速度で繰り出し、ニップロール34
と冷却ロール32の間に送給すると共に、樹脂層20と
なる溶融樹脂膜状態の樹脂とシーラント層22となる溶
融樹脂膜状態の樹脂とを押出機30からニップロール3
4と冷却ロール32との間の冷却ロール32側に共押し
出しし、樹脂層20が紙層ガスバリア性層18と接する
ように供給することで、ガスバリア性層18上に樹脂層
20とシーラント層22がラミネートされた積層体26
が製造され、巻取機42に巻き取られる。そして、図3
に示すように、上記製造した積層体24を主繰出機40
から繰り出し、上記積層体26をサンド繰出機44から
繰り出し、押出機30から上記ポリエチレン系樹脂組成
物を押し出し、積層体24の紙層10と、積層体26の
ガスバリア性層18がそれぞれこの溶融したポリオレフ
ィン系樹脂組成物に接するように、ニップロール34と
冷却ロール32の間で圧接してサンドラミネートしする
ことにより、図1に示す層構成の積層体が製造される。
押出成形時の樹脂温度は、一般に、280〜350℃で
あるが、本発明においては300℃未満にすることがで
きる。
【0025】本発明の積層体においては、樹脂層12,
14,20にオゾン処理を施しておくことが望ましい。
オゾン処理は、Tダイから出た溶融樹脂膜に、オゾン供
給器36からオゾンを吹きつければよく、オゾン処理条
件としては、5〜1000g/hr、より好ましくは1
00〜500g/hrの範囲である。層間強度を向上さ
せる手段としてオゾン処理は従来から利用されてきたも
のであるが、本発明においては、その樹脂層中における
不飽和結合とオゾンとが反応することによるオゾン処理
による改質効果が大きく、本発明の樹脂層とオゾン処理
の相乗効果により、接着強度が従来ないほどに飛躍的に
向上する。このオゾン処理を施すことにより、押出成形
時の樹脂温度を200〜310℃、より好ましくは、2
00〜300℃、より好ましくは、240〜280℃、
さらに好ましくは250〜280℃の低温でも接着強度
を低下させずにラミネートができる。従って、臭気の発
生を削減できる。
【0026】また、紙層10、ガスバリア性層18に対
しても、プレヒート処理、コロナ処理、火炎処理、UV
処理等の表面処理を行うことができるが、中でもコロナ
処理を施しておくことが望ましく、コロナ処理を施した
ガスバリア性層とオゾン処理を施した樹脂層との層間接
着強度はきわめて高くなる。コロナ処理としては、コロ
ナ放電器38を用いて、1〜300W分/m2が好まし
く、より好ましくは10〜100W分/m2の範囲で放
電するのが好適である。本発明によれば、高い層間強度
をもつ食品・医療用容器の積層体を低温ラミネートによ
り、また、200〜400m/minの高速成形で製造で
きる。尚、本発明においては、紙層10及び又はガスバ
リア性層20と樹脂層12,14,20の間に接着剤や
アンカーコート剤を必要とするものではないが、これら
接着剤やアンカーコート剤等を使用することも可能では
ある。
【0027】この積層体を用いて食品・医療用容器にす
るには、ヒートシール等の周知の接合技術を用いて食品
・医療用容器とすればよく、食品・医療用容器形成手段
は特に制限されるものではない。例えば、この積層体を
所定形状に打ち抜き、ヒートシールにより接合して食品
・医療用容器形状に組み立てればよい。また、食品・医
療用容器の形状も特に制限されるものではなく、例え
ば、ゲーベルタイプ容器やブリックタイプ容器、スタン
ディングパウチ容器とすることができる。本発明の食品
用容器は、乾燥食品や水物食品、例えば、水、乳製品、
ジュース、酒、コーヒー、茶、醤油、ソース類、豆腐等
の容器に好適なものである。また、本発明の医療用容器
は、血液用バッグ(容器)、輸液バッグ(容器)等に好
適である。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれらにより限定されるものではない。後述す
る各実施例、比較例においては、下記の各樹脂成分を用
いた。 LDPE:メルトフローレート(190℃)が20g/
10分、密度が0.918g/cm3の高圧ラジカル法低密
度ポリエチレン。 PB:メルトフローレート(150℃)が3.0g/10
分の1,2−ポリブタジエン樹脂。分子内不飽和結合数
は250個/103炭素
【0029】[実施例1]上記LDPEを95重量%
と、上記PBが5.0重量%となるようにポリオレフィ
ン系樹脂組成物を調製した。得られたポリオレフィン系
樹脂組成物中の103炭素当りの分子内不飽和結合の数
を赤外分析法(IR)で測定した。90mm押出機と6
5mm押出機を備えた幅1100mmの共押出ラミネー
ト成形機を使用し、図2に示すように、上記得られたポ
リオレフィン系樹脂組成物と上記LDPEを共押し出し
し、ポリオレフィン系樹脂組成物からなる溶融樹脂膜状
態の樹脂層にオゾン処理を施し、これをコロナ処理を施
した板紙(260g/m2)10上に表1中に示す条件
でラミネートして図1に示す積層体24を製造した。ま
た、同様にして、上記得られたポリオレフィン系樹脂組
成物と上記LDPEを共押し出しし、ポリオレフィン系
樹脂組成物からなる溶融樹脂膜状態の樹脂層にオゾン処
理を施し、これをコロナ処理を施した二軸延伸ナイロン
フィルム18上に表1中に示す条件でラミネートして図
1に示す積層体26を製造した。そして、図3に示すよ
うに、上記製造した積層体24を主繰出機40から繰り
出し、上記積層体26をサンド繰出機44から繰り出
し、押出機30から上記ポリエチレン系樹脂組成物を押
し出し、積層体24の紙層10と、積層体26のガスバ
リア性層18がそれぞれこの溶融したポリオレフィン系
樹脂組成物に接するように、ニップロール34と冷却ロ
ール32の間で圧接してサンドラミネートして7層構成
の積層体を製造した。得られた積層体について各層間の
各接着強度を測定した。さらに、この積層体を用いて食
品・医療用容器を製造した。また、容器から生じる臭気
を評価した。
【0030】[実施例2]上記LDPEが99.5重量
%、PBが0.5重量%になるようなポリオレフィン系
樹脂組成物を調製した。得られたポリオレフィン系樹脂
組成物を樹脂層に用いたこと以外は実施例1と同様にし
て積層体ないし食品・医療用容器を製造した。 [実施例3]二軸延伸ナイロンフィルムの代りに二軸延
伸EVOHを用いたこと以外は上記実施例1と同様にし
て積層体ないし食品・医療用容器を製造した。 [実施例4]二軸延伸ナイロンフィルムの代りにアルミ
ニウム箔を使用し、積層体24と積層体26を貼り合わ
せる際に上記LDPEを用いて320℃としたこと以外
は上記実施例1と同様にして積層体ないし食品・医療用
容器を製造した。
【0031】[比較例1]上記調製したポリオレフィン
系樹脂組成物を用いることなくLDPEを用いて、実施
例1と同様にして積層体ないし食品・医療用容器を製造
した。 [比較例2]上記LDPEが99.9重量%、上記PB
が0.1重量%になるようなポリオレフィン系樹脂組成
物を調製した。このポリオレフィン系樹脂組成物を用い
て、実施例1と同様に、積層体ないし容器を製造した。
【0032】[比較例3]上記調製したポリオレフィン
系樹脂組成物を用いることなくLDPEを用いて、実施
例1と同様にし、但し、押出ラミネートにおける成形温
度を310℃として積層体ないし食品・医療用容器を製
造した。
【0033】[評価方法] 〔紙層との接着強度〕紙層と樹脂層の間の接着強度は、
層間剥離作業を行った時の状況から以下の3段階の基準
で評価した。 ◎:紙と樹脂層が強固に一体化し、樹脂の糸引きもなし △:それほど丁寧でなくとも剥離可能 ×:容易に剥がれる 〔ガスバリア性層との接着強度〕得られた積層体につい
て、積層体の流れ方向に幅15mmの短冊状に切断し、
万能引張試験機(オリエンテック(株)製)を用いて、
ガスバリア性層と樹脂層の界面で剥離(90゜剥離、剥
離速度300mm/分)して接着強度(g/15mm)
を調べた。 〔臭気〕 パネラーによる官能テストで3段階に評価した。 A:殆ど臭気を感じない B:少し臭気を感じる C:強く臭気を感じる
【0034】
【表1】
【0035】表1から明らかなように、本実施例の食品
・医療用容器では、高い成形速度で、かつ、低い成形温
度でありながら、高い接着強度を発揮する積層体からな
り、臭気もなく、食品・医療用容器として相応しいもの
である。これに対して、樹脂層中に(B)成分を欠く比
較例1、または、分子内不飽和結合の数が少ない比較例
2では、接着強度が低い。また、(B)成分を欠く比較
例3においては、成形温度を高くすることにより、接着
強度を多少改善できているものの、発煙が生じ、臭気が
生じてしまった。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、低い成形温度で、ま
た、高速成形によっても、しかも接着剤やアンカーコー
ト剤を使用せずとも、層間の接着強度が高い積層体から
なる食品・医療用容器となる。特にオゾン処理を併用す
ることにより、より高い層間強度を発揮する。従って、
成形速度を高められることから、生産性を格段に向上さ
せることができる上に、低温で成形できることから、発
煙による作業環境及び周辺への影響や、臭気の発生を極
力抑えた食品・医療用に適した容器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 食品・医療用容器の層構成の一例を示す側断
面図である。
【図2】 ラミネート成形機の一例を示す概略構成図で
ある。
【図3】 ラミネート成形機の一例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
10 紙層 12 樹脂層 14 樹脂層 16 ポリエチレン層 18 ガスバリア性層 20 樹脂層 22 シーラント層 24 積層体 26 積層体 36 オゾン供給器 38 コロナ放電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AB01 AB26 AB83 BB01A BB14A BB15A BB25A CA04 EE03 GB15 4F100 AB10C AK01B AK01D AK02B AK02D AK03B AK03D AK03K AK04E AK06 AK28J AK29 AK29B AK29D AK41C AK46C AK48 AK64B AK64D AK64J AK69C AK80B AK80D AL01B AL01D AL05B AL05D AR00C BA03 BA05 BA07 BA10A BA10C CB03E DA01 DG10A EA021 EG002 EH112 EH232 EJ131 EJ551 EK01 EK06 GB23 GB66 JC00 JD02 JD02C JL02 JL11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙層と樹脂層とガスバリア性層とを有す
    る積層体からなるガスバリア性食品・医療用容器におい
    て、 前記樹脂層は、(A)ポリオレフィン系樹脂と、(B)
    分子内不飽和結合を有する化合物とを含むポリオレフィ
    ン系樹脂組成物からなる層を有し、該ポリオレフィン系
    樹脂組成物中における前記分子内不飽和結合の数が10
    3炭素当り0.5個以上であることを特徴とするガスバリ
    ア性食品・医療用容器。
  2. 【請求項2】 前記ポリオレフィン系樹脂組成物は、
    (A)ポリオレフィン系樹脂を99.9〜50重量%、
    (B)分子内不飽和結合を有する化合物を0.1〜50
    重量%含み、該(B)分子内不飽和結合を有する化合物
    中における分子内不飽和結合の数が103炭素当り0.5
    〜250個であることを特徴とする請求項1記載のガス
    バリア性食品・医療用容器。
  3. 【請求項3】 前記(B)分子内不飽和結合を有する化
    合物が、1,2−ポリブタジエン、エチレン−プロピレ
    ン−ジエン共重合体、ポリイソプレンから選択された少
    なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載のガ
    スバリア性食品・医療用容器。
  4. 【請求項4】 前記ガスバリア性層が、ポリエステル、
    ポリアミド、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、
    アルミニウムから選択されるいずれかからなることを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガスバリア性
    食品・医療用容器。
  5. 【請求項5】 前記ガスバリア性層の片面に、樹脂層/
    紙層/樹脂層/ポリエチレン層が積層し、同ガスバリア
    性層の他面に、樹脂層を介してシーラント層が積層して
    いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    ガスバリア性食品・医療用容器。
  6. 【請求項6】 ポリオレフィン系樹脂と、分子内不飽和
    結合を有する化合物とを含み、該分子内不飽和結合の数
    が103炭素当り0.5個以上であるポリオレフィン系樹
    脂組成物からなる樹脂をオゾン処理を施した後にガスバ
    リア性層上に積層し、さらにその樹脂からなる層を介し
    て紙層を積層する押出ラミネーション工程を経て製造し
    た積層体を用いることを特徴とするガスバリア性食品・
    医療用容器の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記ガスバリア性層上に積層する前に、
    該ガスバリア性層に表面処理を施しておくことを特徴と
    する請求項6記載の食品・医療用容器の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記押出ラミネーション工程が、樹脂温
    度を200〜300℃として行うことを特徴とする請求
    項6または7記載の食品・医療用容器の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記押出ラミネーション工程が、ラミネ
    ート速度を200〜400m/分として行なうことを特
    徴とする請求項6、7、8のいずれかに記載の食品・医
    療用容器の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002144467A (ja) * 2000-11-14 2002-05-21 Toppan Printing Co Ltd 紙容器用積層材料およびその積層材料を用いた紙容器
JP2007253615A (ja) * 2006-02-22 2007-10-04 Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The 積層構造体
JP2010253763A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Goyo Paper Working Co Ltd 食品容器用積層材料及びその製造方法
JP2012086858A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Toppan Printing Co Ltd 液体用紙容器

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