JP2000108278A - 食品・医療用包装材およびその製造方法 - Google Patents

食品・医療用包装材およびその製造方法

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JP2000108278A
JP2000108278A JP10279219A JP27921998A JP2000108278A JP 2000108278 A JP2000108278 A JP 2000108278A JP 10279219 A JP10279219 A JP 10279219A JP 27921998 A JP27921998 A JP 27921998A JP 2000108278 A JP2000108278 A JP 2000108278A
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food
polyolefin
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medical packaging
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Takumi Araki
工 荒木
Osamu Miyaji
修 宮地
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Japan Polyolefins Co Ltd
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Japan Polyolefins Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各層間の接着性を充分満足できる水準に維持
しつつ、低温でのラミネート成形であっても短時間(高
速成形)で製造することができ、臭気が生じない食品・
医療用包装材およびその製造方法。 【解決手段】 基材12と樹脂層14とシーラント層1
6とを少なくとも有する積層体からなる食品・医療用包
装材において、樹脂層は、(A)ポリオレフィン系樹脂
と、(B)分子内不飽和結合を有する化合物とを含むポ
リオレフィン系樹脂組成物からなる層を有し、該ポリオ
レフィン系樹脂組成物中における前記分子内不飽和結合
の数が103炭素当り0.5個以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飲食物や医薬品等を
包装する食品・医療用包装材およびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】乾燥食品包装、水物食品包装用の食品用
包装材や、医療用カプセル等の医療用包装材として、ア
ルミニウム箔やポリエチレンテレフタレート(PET)
フィルム等のバリア性材料からなる基材に、シーラント
層として低密度ポリエチレン等からなる層を積層した包
装材が使用されている。
【0003】こうした食品・医療用包装材は、一般に、
押出ラミネーションにより製造されているが、近年特
に、層間の接着強度をより高めることと、より短時間
(高速成形)で製造することが望まれている。通常、押
出ラミネーションにおいては、層間の接着強度を向上す
るには、ラミネート時の樹脂の温度を高めればよいこと
が知られており、上記要求に対しては主としてラミネー
ト温度を高める(通常、約310℃以上)ことで対処し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂の
温度を高めることにより、発煙の発生等による作業環
境及び周辺環境への影響の増大、高温での酸化劣化に
より生じる臭気が包装材に残存し、飲食品等に付着する
等の問題がある。しかも、高い接着性を確保しつつ成形
速度を上げる為に、樹脂温度をより高くしなければなら
ず、上記問題が深刻となっている。また、高速成形の為
に、オゾン処理を併用しても十分な接着性を確保するこ
とは困難であった。また、層間強度を向上させるため
に、アンカーコート剤等の接着剤を用いることも考えら
れるが、飲食品の包装材としては、これらの使用は望ま
しくない。しかも、煩雑なコーティング工程、アンカー
コート剤の調製工程、ロールに付着したアンカーコート
剤の拭取り工程等が必要となり、作業性の悪化およびコ
スト増等を招き、また、有機溶剤の使用など望ましくな
い。本発明は前記課題を解決するためになされたもの
で、各層間の接着性を充分満足できる水準に維持しつ
つ、低温でのラミネート成形であっても短時間(高速成
形)で製造することができ、臭気が生じない食品・医療
用包装材およびその製造方法を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決すべく鋭意研究を進めた結果、特定の構造を有
する化合物からなる樹脂層を設けることにより上記課題
を解決し得ることを見い出し、本発明を完成させた。す
なわち、本発明の食品・医療用包装材は、基材と樹脂層
とシーラント層とを少なくとも有する積層体からなる食
品・医療用包装材において、樹脂層は、(A)ポリオレ
フィン系樹脂と、(B)分子内不飽和結合を有する化合
物とを含むポリオレフィン系樹脂組成物からなる層を有
し、該ポリオレフィン系樹脂組成物中における前記分子
内不飽和結合の数が103炭素当り0.5個以上であるこ
とを特徴とするものである。ここで、ポリオレフィン系
樹脂組成物は、(A)ポリオレフィン系樹脂を99.9
〜50重量%、(B)分子内不飽和結合を有する化合物
を0.1〜50重量%含み、該(B)分子内不飽和結合
を有する化合物中における分子内不飽和結合の数が10
3炭素当り0.5〜250個であるものが望ましい。ま
た、(B)分子内不飽和結合を有する化合物が、1,2
−ポリブタジエン、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体、ポリイソプレンから選択された少なくとも1種で
あることが望ましい。基材はバリア性材料からなること
が望ましく、ポリエステル、ポリアミド、エチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)、アルミニウム
から選択されるいずれかからなることが望ましい。ま
た、シーラント層はポリエチレンからなることが望まし
い。
【0006】本発明の食品・医療用包装材の製造方法
は、基材を供給する基材供給工程と、ポリオレフィン系
樹脂と、分子内不飽和結合を有する化合物とを含み、該
分子内不飽和結合の数が103炭素当り0.5個以上であ
るポリオレフィン系樹脂組成物からなる溶融膜にオゾン
処理を施す樹脂表面処理工程と、前記供給された基材の
少なくとも片面に、前記溶融膜のオゾン処理の施された
面を圧接する積層工程と、得られた積層体の樹脂層上に
シーラント層を設ける工程とを有することを特徴とする
ものである。この基材供給工程においては、基材に表面
処理を施すことが望ましい。また、積層工程は、樹脂温
度を200〜300℃とすることが望ましく、また、成
形速度を200〜400m/min.とすることが望まし
い。また、食品・医療用包装材の製造方法としては、基
材を供給する基材供給工程と、ポリオレフィン系樹脂
と、分子内不飽和結合を有する化合物とを含み、該分子
内不飽和結合の数が103炭素当り0.5個以上であるポ
リオレフィン系樹脂組成物と、シーラント層となる樹脂
とを共押出しし、該ポリオレフィン系樹脂組成物からな
る溶融膜にオゾン処理を施す樹脂表面処理工程と、前記
供給された基材の少なくとも片面に、前記溶融膜のオゾ
ン処理の施された面を圧接する積層工程とを有するもの
も望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における食品・医療用包装
材は、少なくとも、基材と樹脂層とシーラント層とを有
する積層体からなるものであって、例えば図1に示す積
層体のように、基材12上に樹脂層14を介してシーラ
ント層16が積層されて概略構成される。基材は、食品
・医療用包装材の基材として適当なものが用途に応じて
適宜選択され、特にバリア性材料からなるものが好適
で、例えば、ポリエステル、ポリアミド、エチレンビニ
ルアルコール(EVOH)、ポリビニルアルコール、ア
クリロニトリル、塩化ビニリデン、ポリフッ化ビニリデ
ン、及びこれらの延伸物、印刷物、アルミニウム、金属
または金属酸化物を蒸着したフィルム等、またはこれら
の多層構造体からなるものが良好である。シーラント層
としては公知の種々のものが使用され、例えば、低密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等、特に、高
圧ラジカル法低密度ポリエチレン、チーグラー系或いは
メタロセン系線状低密度ポリエチレンが好適である。
【0008】樹脂層としては、ポリオレフィン系樹脂
と、分子内不飽和結合を有する化合物とを含むポリオレ
フィン系樹脂組成物からなる層を有し、そのポリオレフ
ィン系樹脂組成物中における分子内不飽和結合の数が1
3炭素当り0.5個以上であるポリオレフィン系樹脂組
成物からなるものが適用される。ポリオレフィン系樹脂
としては、より具体的には、高圧ラジカル重合による低
密度ポリエチレン(LDPE)、エチレン・ビニルエス
テル共重合体、エチレン・α、β−不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体との共重合体等が挙げられる。さらにま
た、チーグラー系触媒、フイリップス系触媒、メタロセ
ン系触媒等による低・中・高圧重合によって得られる密
度0.86〜0.98g/cm3のエチレン単独重合体、
エチレンとの炭素数3〜20のα・オレフィンとの共重
合体、またはプロピレンとエチレンの共重合体等のプロ
ピレン共重合体、該αオレフィンの相互共重合体等が挙
げられる。
【0009】上記低密度ポリエチレン(LDPE)とし
ては、密度は0.91〜0.94g/cm3、好ましくは
0.912〜0.935g/cm3、さらに好ましくは0.
912〜0.930g/cm3である。メルトフローレー
トは0.001〜1000g/10分、好ましくは0.1〜
100g/10分であり、さらに好ましくは1.0〜50
g/10分である。溶融張力は好ましくは1.5〜25
g、より好ましくは3〜20gである。また、Mw/M
nは3.0〜10、好ましくは4.0〜8.0の範囲で選
択されることが望ましい。更に該ポリエチレンの末端ビ
ニル基は、ポリマー鎖中の炭素原子1000個当り0.
4個以上、好ましくは0.4〜0.8個の範囲であること
が好ましい。
【0010】上記エチレン・ビニルエステル共重合体
は、エチレンを主成分とするプロピオン酸ビニル、酢酸
ビニル、カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリ
ル酸ビニル、ステアリン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビ
ニルなどのビニルエステル単量体との共重合体である。
これらの中でも特に好ましいものとしては、酢酸ビニル
(EVA)を挙げることができる。特に、エチレン50
〜99.5重量%、ビニルエステル0.5〜50重量%、
他の共重合可能な不飽和単量体0〜49.5重量%から
なる共重合体が好ましい。特にビニルエステル含有量は
3〜20重量%、好ましくは5〜15重量%の範囲であ
る。
【0011】上記エチレン・α、β−不飽和カルボン酸
またはその誘導体との共重合体の代表的な共重合体とし
ては、エチレン−(メタ)アクリル酸またはそのアルキ
ルエステル共重合体、その金属塩等が挙げられる。これ
らのコモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、メタ
クリル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、メタクリ
ル酸イソプロピル、アクリル酸−n−ブチル、メタクリ
ル酸−n−ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、メタク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸ス
テアリル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシ
ジル等を挙げることができる。この中でも特に好ましい
ものとして、(メタ)アクリル酸のメチル、エチル(E
EA)等のアルキルエステルを挙げることができる。特
に(メタ)アクリル酸エステル含有量は3〜20重量
%、好ましくは5〜15重量%の範囲である。
【0012】上記高圧ラジカル重合法とは、圧力500
〜3500Kg/cm2Gの範囲、重合温度は100〜
400℃の範囲、チューブ状リアクター、オートクレー
ブリアクターを使用して、有機または無機のパーオキサ
イド等の遊離基発生剤の存在下で重合する方法である。
また、チーグラー系触媒、フイリップス系触媒、メタロ
セン系触媒等による低・中・高圧重合によって得られる
密度0.86〜0.98g/cm3のエチレン単独重合
体、プロピレン単独重合体または炭素数2〜20のα・
オレフィンの相互共重合体としては、密度0.86g/
cm3以上0.91g/cm3未満の超低密度ポリエチレ
ン、密度0.91g/cm3以上0.94g/cm3未満の
線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、密度0.94
g/cm3以上の高密度ポリエチレン等のエチレン系重
合体、プロピレン−エチレン共重合体等のプロピレン系
重合体などが挙げられる。上記炭素数2〜20のα−オ
レフィンとしては、具体的にはエチレン、プロピレン、
1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン等を挙げ
ることができる。
【0013】本発明の(A)ポリオレフィン系樹脂成分
においては、目的により、非極性のポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂と、例えばエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル
共重合体等の極性基を有するエチレン共重合体などを5
0重量%未満、より好ましくは30重量%未満を併用す
ることができる。また、本発明の(A)成分の荷重2.
16kgでのメルトフローレートは0.001〜1000
g/10分であることが好ましく、より好ましくは0.1
〜100g/10分であり、さらに好ましくは1.0〜5
0g/10分である。該メルトフローレートが低すぎても
高すぎても成形性が劣る。また、メルトフローレートが
高すぎる場合には製品の強度が劣る。
【0014】本発明の(B)成分は、分子内不飽和結合
を有する化合物である。その分子内不飽和結合の数は、
ポリオレフィン系樹脂組成物全体中において、103
素当り0.5個以上であることが必要である。分子内不
飽和結合の数が0.5個未満であると、接着性等の向上
効果が小さい。(B)成分の化合物として、具体的に
は、分子内に複数の不飽和結合を有する化合物、ポリブ
タジエン、好ましくは1,2−ポリブタジエン、ポリイ
ソプレン、天然ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン三
元共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸アリル、エ
チレン−(メタ)アクリル酸ビニルなどから選択される
少なくとも1種の化合物、オリゴマーまたは重合体を挙
げることができる。これら中でも1,2−ポリブタジエ
ン、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EPD
M)、ポリイソプレン、特に1,2−ポリブタジエンの
重合体が、取扱い、作業性等から好ましい。これらは一
種のみならず二種以上を併用できる。(B)成分の化合
物は、荷重2.16kgでのメルトフローレートが0.00
1〜1000g/10分であることが好ましく、より好ま
しくは0.1〜100g/10分であり、さらに好ましく
は1.0〜50g/10分である。メルトフローレートが
低すぎても高すぎても成形性が劣る。また、メルトフロ
ーレートが高すぎる場合には製品の強度が劣るものとな
る。
【0015】分子内不飽和結合の数は、(B)成分の化
合物中においても、その103炭素当り、0.5〜250
個であることが好ましく、より好ましくは103炭素中
5〜250個、さらに好ましくは103炭素中50〜2
50個である。分子内不飽和結合の数が過少であると接
着性等の改良効果が少なく、過多であると熱安定性が悪
化する場合がある。
【0016】本発明におけるポリオレフィン系樹脂組成
物は、上記の(A)成分が99.9〜50重量%及び
(B)成分が0.1〜50重量%の範囲で配合されるこ
とが望まれる。より好ましくは、(A)成分を99.5
〜60重量%、更に好ましくは99.0〜70重量%で
あり、(B)成分を0.5〜40重量%、さらに好まし
くは1.0〜30重量%である。(B)成分が過少
((A)成分が過多)であると接着性能を発現すること
ができず、(B)成分が過多((A)成分が過少)であ
ると混練時、成形時の耐熱性が低下する虞が生じる。ま
た、本発明におけるポリオレフィン系樹脂組成物は、そ
の荷重2.16kgでのメルトフローレートが0.001〜
1000g/10分であることが望ましい。より好ましく
は0.1〜100g/10分であり、さらに好ましくは1.
0〜50g/10分である。メルトフローレートが低すぎ
ても高すぎても成形性が劣る。また、メルトフローレー
トが高すぎる場合には製品の強度が劣る。
【0017】該組成物を得るためのブレンド方法として
は、通常の混合操作、たとえばタンブラーミキサー法、
ヘンシェルミキサー法、バンバリーミキサー法、または
押出造粒法などにより行うことができる。該組成物を得
るにあたっては、中和剤、分散剤、酸化防止剤、滑材、
耐候性改良剤、帯電防止剤、顔料、フィラーなどの他の
付加的成分を本発明の効果を阻害しない範囲で配合する
ことができる。
【0018】このポリオレフィン系樹脂組成物である
と、異種材料である基材やシーラント層等との接着強度
が高く、ラミネート温度を低くしても高い接着強度を発
現する。また、ラミネート成形速度を速くしても高い接
着強度を維持できる。尚、上述した積層体は、基材、樹
脂層、シーラント層の3層構成からなる積層体について
説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、本
発明の作用効果を損なうことのない範囲内で、他の層を
設けてよい。例えば、基材の樹脂層の形成されていない
側の面に他の任意の層を設けたり、また、基材の両面
に、それぞれ樹脂層およびシーラント層を設けて5層構
成としたり、樹脂層を複数層で構成してもよい。また、
基材として、紙、プラスチック層などの多層構造体を使
用し、その片面若しくは両面に樹脂層を設け、さらにシ
ーラント層を設けたものも差し支えない。尚、樹脂層、
基材、シーラント層等の各層の層厚は、限定されるもの
ではなく、各層の機能を果たす範囲内で適宜設定され
る。
【0019】本発明の食品・医療用包装材は、各層間の
接着強度が高くなるように積層する方法であれば特にそ
の製造方法は限定されるものではないが、押出ラミネー
ションにより積層して製造する方法が好適であり、基材
に対して、樹脂層とシーラント層とを共押出して積層成
形したり、また、樹脂層が間に挟まれるようにしてサン
ドイッチラミネーションしたりすることが好適である。
例えば、図2に示すように、基材供給工程として、アル
ミニウム箔やポリアミドフィルム等からなる基材12を
繰出機40から所定速度で繰出し、ニップロール34と
冷却ロール32の間に供給する。同時に、低密度ポリエ
チレンフィルム等からなるシーラント層16をサンド繰
出機44から同様に供給し、さらに、樹脂表面処理工程
として、上述した樹脂層となるポリオレフィン系樹脂組
成物を溶融膜状態として押出機30から基材12とシー
ラント層16の間に供給し、その際、溶融膜にオゾン処
理を施す。押出ラミネート成形する際の装置としては、
通常、T型ダイ方式の装置を用いることができる。そし
て、積層工程として、ニップロール34と冷却ロール3
2の間にて、基材12と樹脂層14とシーラント層16
が圧接されてラミネートされた積層体が製造される。そ
の後、得られた基材12と樹脂層14とシーラント層1
6からなる積層体は、巻取工程として、巻取機42に巻
き取られる。押出成形時の樹脂温度は、一般に、280
〜350℃であるが、300℃未満にすることができ
る。
【0020】本発明においては、樹脂層14にオゾン処
理を施しておくことが望ましい。オゾン処理は、Tダイ
から出た溶融樹脂膜に、オゾン供給器36からオゾンを
吹きつければよく、オゾン処理条件としては、5〜10
00g/hr、好ましくは100〜500g/hrの範
囲である。層間強度を向上させる手段としてオゾン処理
は従来から利用されてきたものであるが、本発明におい
ては、その樹脂層中における不飽和結合とオゾンとが反
応することによるオゾン処理による改質効果が大きく、
本発明の樹脂層とオゾン処理の相乗効果により、他層と
の接着強度が従来ないほどに飛躍的に向上する。このオ
ゾン処理を施すことにより、押出成形時の樹脂温度を2
00〜300℃、より好ましくは240〜270℃の低
温でも接着強度を低下させずにラミネートができる。ま
た、基材に対しても、プレヒート処理、コロナ処理、火
炎処理、UV処理等の表面処理を行うことができるが、
中でもコロナ処理を施しておくことが望ましく、コロナ
処理を施した基材とオゾン処理を施した樹脂層との層間
接着強度はきわめて高くなる。コロナ処理としては、コ
ロナ放電器38を用いて、1〜300W分/m2が好ま
しく、10〜100W分/m2の範囲がより好適であ
る。
【0021】本発明によれば、高い層間強度をもつ積層
体を低温ラミネートにより、また、200〜400m/
minの高速成形で製造することができる。また、樹脂層
の押出ラミネーション工程時のラミネート温度を調整す
ることにより、樹脂層の表面の濡れ性を制御できるの
で、シーラント層を形成するにおいて、必要に応じて、
樹脂層の表面の濡れ性を調整してもかまわない。尚、本
発明においては、基材と樹脂層の間に接着剤やアンカー
コート剤を必要とするものではないが、これら接着剤や
アンカーコート剤等を使用することも可能ではある。本
発明の食品・医療用包装材を用いて種々の製品の包装に
用いるには、ヒートシール等の周知の接合技術を用いて
袋状等にすればよく、包装手段は特に制限されるもので
はない。本発明の食品・医療用包装材は、乾燥食品や水
物食品等の袋材、例えば、水、乳製品、ジュース、酒、
コーヒー、茶、醤油、ソース類、豆腐等の飲食品用包装
材、医薬品等用の医療用包装材に好適なものである。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれらにより限定されるものではない。後述す
る各実施例、比較例においては、下記の各樹脂成分を用
いた。 LDPE(I):メルトフローレート(190℃)が2
0g/10分、密度が0.918g/cm3の高圧ラジカル
法低密度ポリエチレン。 LDPE(II):メルトフローレート(190℃)が
8.2g/10分、密度が0.918g/cm3の高圧ラジ
カル法低密度ポリエチレン。 1,2−ポリブタジエン樹脂:メルトフローレート(1
50℃)は3.0g/10分。分子内不飽和結合数は25
0個/103炭素
【0023】[実施例1,2]上記LDPE(I)が9
5.0重量%、上記1,2−ポリブタジエン樹脂が5.0
重量%になるようにポリエチレン系樹脂組成物を調製し
た。得られたポリエチレン系樹脂組成物中の103炭素
当りの分子内不飽和結合の数を赤外分析法(IR)で測
定した。90mm押出機を備えた幅1100mmのラミ
ネート成形機を使用し、図2に示すように、得られたポ
リエチレン系樹脂組成物からなる溶融樹脂膜状態の樹脂
層にオゾン処理を施し、これを基材12上に下記表に示
す条件でラミネートして積層体を製造した。基材12と
して、実施例1ではアルミニウム箔、実施例2ではコロ
ナ処理を施したポリアミドフィルムを用いた。製造時の
発煙の状況の評価及び得られた積層体について層間の接
着強度の測定を行なった。評価結果を表1,2に示し
た。さらに、樹脂層上にシーラント層として高圧ラジカ
ル法低密度ポリエチレンをラミネートして食品・医療用
包装材を製造し、臭気の評価を行なった。
【0024】[実施例3,4]上記LDPE(I)が9
9.0重量%、1,2−ポリブタジエン樹脂が1.0重量
%になるようなポリエチレン系樹脂組成物を調製した。
得られたポリエチレン系樹脂組成物を用いて、90mm
押出機を備えた幅1100mmのラミネート成形機を使
用し、下記表に示す条件で基材上にラミネートして積層
体を製造した。基材12として、実施例3ではアルミニ
ウム箔、実施例4ではポリアミドフィルムを用いた。製
造時の発煙の状況の評価及び得られた積層体について層
間の接着強度の測定を行なった。評価結果を表1,2に
示した。さらに、樹脂層上にシーラント層として高圧ラ
ジカル法低密度ポリエチレンをラミネートして食品・医
療用包装材を製造し、臭気の評価を行なった。
【0025】[実施例5,6]上記LDPE(I)が9
5.0重量%、上記1,2−ポリブタジエン樹脂が5.0
重量%になるようにポリエチレン系樹脂組成物を調製し
た。得られたポリエチレン系樹脂組成物を基材側に、上
記LDPE(I)を冷却ロール30側になるように下記
表に示す条件で基材上に、90mm押出機を備えた幅1
100mmのラミネート成形機を使用して共押出ラミネ
ートして、LDPE(I)/LDPE(I)+1,2−
ポリブタジエン樹脂/基材の3層構成の積層体を製造し
た。基材12として、実施例5ではアルミニウム箔、実
施例6ではポリアミドフィルムを用いた。製造時の発煙
の状況の評価及び得られた積層体について、樹脂層(L
DPE(I)/LDPE(I)+1,2−ポリブタジエ
ン樹脂)と基材との間の接着強度の測定を行なった。評
価結果を表1,2に示した。さらに、樹脂層上にシーラ
ント層として高圧ラジカル法低密度ポリエチレンをラミ
ネートして食品・医療用包装材を製造し、臭気の評価を
行なった。
【0026】[比較例1,2]上記LDPE(II)のみ
を90mm押出機を備えた幅1100mmのラミネート
成形機を用いて下記表に示す条件で基材上にラミネート
して積層体を製造した。基材12として、比較例1では
アルミニウム箔、比較例2ではポリアミドフィルムを用
いた。製造時の発煙の状況の評価及び得られた積層体に
ついて層間の接着強度の測定を行なった。評価結果を表
1,2に示した。
【0027】[比較例3,4]上記LDPE(II)が9
9.95重量%、上記1,2−ポリブタジエン樹脂が0.
05重量%になるようなポリエチレン系樹脂組成物を調
製した。得られたポリエチレン系樹脂組成物を用いて、
90mm押出機を備えた幅1100mmのラミネート成
形機を使用し、下記表に示す条件で基材上にラミネート
して積層体を製造した。基材12として、比較例3では
アルミニウム箔、比較例4ではポリアミドフィルムを用
いた。製造時の発煙の状況の評価及び得られた積層体に
ついて層間の接着強度の測定を行なった。評価結果を表
1,2に示した。
【0028】[比較例5,6]上記LDPE(II)のみ
を90mm押出機を備えた幅1100mmのラミネート
成形機を用いて下記表に示す条件で基材上にラミネート
して積層体を製造した。但し、溶融樹脂にオゾン処理は
施さなかった。基材12として、比較例5ではアルミニ
ウム箔、比較例6ではポリアミドフィルムを用いた。製
造時の発煙の状況の評価及び得られた積層体について層
間の接着強度の測定を行なった。評価結果を表1,2に
示した。
【0029】[評価方法] 〔接着強度〕得られた積層体について、積層体の流れ方
向に幅15mmの短冊状に切断し、万能引張試験機(オ
リエンテック(株)製)を用いて、基材と樹脂層の界面
で剥離(90゜剥離、剥離速度300mm/分)して接
着強度を調べた。 〔臭気〕 パネラーによる官能テストで3段階に評価した。 A:殆ど臭気を感じない B:少し臭気を感じる C:強く臭気を感じる 〔発煙〕 a:全く煙りが見えない b:少し煙りが見える c:非常に多い
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】以上から、本実施例の積層体では、基材が
アルミニウム箔であっても、または、ポリアミドフィル
ムであっても、高い成形速度で、かつ、低い成形温度で
ありながら、高い接着強度を発揮している。これに対し
て、(B)成分を欠く比較例1,2、または、分子内不
飽和結合数が少ない比較例3,4では、接着強度が低
い。また、(B)成分を欠き且つオゾン処理を施してい
ない比較例5,6においては、成形温度を高くすること
により、接着強度を改善できているものの、発煙および
臭気が生じてしまった。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、低い成形温度で、ま
た、高速成形により層間の接着強度が高い軟質な積層体
からなる食品・医療用包装材となる。特にオゾン処理を
併用することにより、より高い層間強度を発揮する。従
って、成形速度を高められることから、生産性を格段に
向上させることができる上に、低温で成形できることか
ら、発煙による作業環境及び周辺への影響を極力抑える
ことができ、また、残存臭気も殆どない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 包装材用積層体の層構成の一例を示す側断面
図である。
【図2】 ラミネート成形機の一例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
12 基材 14 樹脂層 16 シーラント層 36 オゾン供給器 38 コロナ放電器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E086 AA23 AD01 BA04 BA13 BA15 BB01 BB51 BB90 CA01 CA28 4F100 AB10A AB33 AK01B AK02B AK03B AK04C AK06 AK28B AK28J AK29B AK41A AK46A AK64B AK64J AK69A AK80B AL01B AL05B AT00A BA03 BA07 BA10A BA10C CB03C EA021 EC012 EH112 EH202 EJ131 EJ192 EJ552 EK01 EK06 GB23 GB66 JC00 JD02A JL02 JL11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と樹脂層とシーラント層とを少なく
    とも有する積層体からなる食品・医療用包装材におい
    て、 前記樹脂層は、(A)ポリオレフィン系樹脂と、(B)
    分子内不飽和結合を有する化合物とを含むポリオレフィ
    ン系樹脂組成物からなる層を有し、該ポリオレフィン系
    樹脂組成物中における前記分子内不飽和結合の数が10
    3炭素当り0.5個以上であることを特徴とする食品・医
    療用包装材。
  2. 【請求項2】 前記ポリオレフィン系樹脂組成物は、
    (A)ポリオレフィン系樹脂を99.9〜50重量%、
    (B)分子内不飽和結合を有する化合物を0.1〜50
    重量%含み、該(B)分子内不飽和結合を有する化合物
    中における分子内不飽和結合の数が103炭素当り0.5
    〜250個であることを特徴とする請求項1記載の食品
    ・医療用包装材。
  3. 【請求項3】 前記(B)分子内不飽和結合を有する化
    合物が、1,2−ポリブタジエン、エチレン−プロピレ
    ン−ジエン共重合体、ポリイソプレンから選択された少
    なくとも1種であることを特徴とする請求項1記載の食
    品・医療用包装材。
  4. 【請求項4】 前記基材が、バリア性材料からなること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食品・医
    療用包装材。
  5. 【請求項5】 前記基材が、ポリエステル、ポリアミ
    ド、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、アルミニ
    ウムから選択されるいずれかからなることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載の食品・医療用包装材。
  6. 【請求項6】 前記シーラント層がポリエチレンからな
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の食
    品・医療用包装材。
  7. 【請求項7】 基材を供給する基材供給工程と、 ポリオレフィン系樹脂と、分子内不飽和結合を有する化
    合物とを含み、該分子内不飽和結合の数が103炭素当
    り0.5個以上であるポリオレフィン系樹脂組成物から
    なる溶融膜にオゾン処理を施す樹脂表面処理工程と、 前記供給された基材の少なくとも片面に、前記溶融膜の
    オゾン処理の施された面を圧接する積層工程と、 得られた積層体の樹脂層上にシーラント層を設ける工程
    とを有することを特徴とする食品・医療用包装材の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記基材供給工程において、基材に表面
    処理を施すことを特徴とする請求項7記載の食品・医療
    用包装材の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記積層工程において、樹脂温度を20
    0〜300℃とすることを特徴とする請求項7または8
    に記載の食品・医療用包装材の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記積層工程において、成形速度を2
    00〜400m/min.とすることを特徴とする請求項
    7、8、9のいずれかに記載の食品・医療用包装材の製
    造方法。
  11. 【請求項11】 基材を供給する基材供給工程と、 ポリオレフィン系樹脂と、分子内不飽和結合を有する化
    合物とを含み、該分子内不飽和結合の数が103炭素当
    り0.5個以上であるポリオレフィン系樹脂組成物と、
    シーラント層となる樹脂とを共押出しし、該ポリオレフ
    ィン系樹脂組成物からなる溶融膜にオゾン処理を施す樹
    脂表面処理工程と、 前記供給された基材の少なくとも片面に、前記溶融膜の
    オゾン処理の施された面を圧接する積層工程とを有する
    ことを特徴とする食品・医療用包装材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004514576A (ja) * 2000-11-29 2004-05-20 エイチ・ビー・フーラー・ライセンシング・アンド・ファイナンシング・インコーポレーテッド 食品包装用ラミネート
JP2010274595A (ja) * 2009-05-29 2010-12-09 C I Kasei Co Ltd 多層フィルム及び多層フィルムの製造方法

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