JP2000107364A - 遊戯機用表化粧板 - Google Patents

遊戯機用表化粧板

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JP2000107364A JP10301689A JP30168998A JP2000107364A JP 2000107364 A JP2000107364 A JP 2000107364A JP 10301689 A JP10301689 A JP 10301689A JP 30168998 A JP30168998 A JP 30168998A JP 2000107364 A JP2000107364 A JP 2000107364A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の遊戯機用表化粧板は、光の反射も少な
く、立体感に乏しく、華麗な表化粧板は得られなかっ
た。 【解決手段】 透明樹脂シート2、絵柄層3、台紙7と
基板8を順次積層してなる遊戯機用表化粧板1の絵柄層
3と台紙7の間に上記絵柄層3の少なくとも一部に設け
た白色層4と、少なくとも該白色層5を設けられていな
い部分に光フィルム又は箔5を設け、基板に接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊戯機用表化粧板
に関する。更に詳しくは、光フィルムや箔の面が任意に
表出するようにして、立体感に富み華麗な絵柄や図柄を
設けた遊戯機用表化粧板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機等の遊戯機の盤面に
は、意匠を有する化粧版をベニヤ板等に貼り合わせて形
成されるパチンコ用表化粧板が用いられている。このよ
うな化粧版は、透明な樹脂シートの裏面に絵柄等を印刷
して印刷層を設け、その透明樹脂シートの印刷層を設け
た側に紙部材を接着して構成されている。透明樹脂シー
トの材質には、セルロイド、セルロースアセテートブチ
レート樹脂等が用いられている。遊戯機用表化粧板とし
ては、透明樹脂シートやセルロイド板に色柄模様を印刷
した後、台紙に接合し、次いでベニヤ板に接着したもの
が広く用いられており、箔の切片や銀粉等を加えた印刷
インクを用いて印刷層を形成した遊戯機用表化粧板も知
られている。
【0003】しかしながら、従来の遊戯機用表化粧板に
おいては、模様の印刷が一面的で立体感に乏しく、色の
鮮明さや明るさが得られ難く、色の鮮明さや明るさを得
るために、複数の色層を印刷したり、蛍光色素を含むイ
ンクが使用されているが、色の鮮明さや明るさは改善さ
れるが、絵柄の立体感は得られない。また、箔の切片や
銀粉等を加えた印刷インクを用いて得られた印刷層で
は、反射光は殆ど得られず、絵柄、模様や文字等が光に
反射してきらびやかに見えるようには到底ならない。以
上のように従来の遊戯機用表化粧板は、立体感に乏し
く、光が反射してきらびやかに見える絵柄が得られない
という問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記問
題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、本発明を完成
するに到った。即ち、本発明は、反射光によりきらびや
かで立体感に富んだ絵柄、模様や文字等が得られ、光の
反射も任意な所に必要な程度に設けられた遊戯機用表化
粧板を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)透明樹
脂シート、絵柄層と台紙を基板に積層してなる遊戯機用
表化粧板において、該台紙と該絵柄層の間に上記絵柄層
の少なくとも一部を覆うように設けられた白色層と、少
なくとも該白色層が設けられていない部分に光フィルム
又は箔を設けることを特徴とする遊戯機用表化粧板、
(2)透明樹脂シート、絵柄層と台紙を基板に積層して
なる遊戯機用表化粧板において、該台紙と該絵柄層の間
に上記絵柄層に接して蛍光色素を含むインク層を設け、
その上に上記絵柄層の少なくとも一部を覆うように設け
られた白色層と、少なくとも上記該白色層が設けられて
いない部分に接合する光フィルム又は箔を台紙に貼付し
て積層することを特徴とする遊戯機用表化粧板及び
(3)上記光フィルム又は箔が台紙に貼付してある請求
項1又は2記載の遊戯機用表化粧板透明樹脂シートを要
旨とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づき詳
細に説明する。図1は、各々本発明の遊戯機用表化粧板
1の一実施例を示す断面図である。図1に示す本発明の
遊戯機用表化粧板1は、透明樹脂シート2に、絵柄層
3、白色層4を順次設け、更に白色層4の上に、光フィ
ルム又は箔5を、次いで台紙6を積層して得られた積層
体を、基板7に接着剤8を用いて接合して形成される。
【0007】また、図2に示す本発明の遊戯機用表化粧
板1は、透明樹脂シート2に、絵柄層3、蛍光色素を含
むインク層9、白色層4を順次印刷して設け、次いでそ
の上に光フィルム又は箔5、台紙6を順次積層するか、
若しくは透明樹脂シート2に、絵柄層3、白色層4を順
次設けた上に、光フィルム又は箔5を貼付した台紙6を
光フィルム又は箔5の面が白色層4に接するように積層
する。このようにして得られた積層体を、基板7に台紙
6の裏面が接するように接着剤8を用いて接合して得ら
れる。
【0008】本発明で用いる基板7としては、板状に形
成されたものが好ましく、木板、合板、合成木材、合成
木材合板等が挙げられ、反り等が少ないベニヤ板等の合
板状に形成されたものが好ましい。基板7の厚みは16
〜22mmのものが好ましく、18〜20mmのものが
より好ましい。
【0009】本発明で用いる透明樹脂シート2は、その
上に設けられる絵柄層3の絵柄、光フィルム又は箔5及
び台紙6の色(通常は白色)等が鮮明に表出するように
透明であることが望ましく、不透明であっても絵柄等の
鮮明さが失われない程度であることが望ましい。透明樹
脂シート2は、無色透明な樹脂製シートが好ましいが、
着色した透明な樹脂シートであってもよく、その場合に
は絵柄層3、白色層4、の色相や透明性に影響を与えな
い程度の着色が好ましい。透明樹脂シート2の材質とし
ては、セルロイド、アクリル樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリカーボネート、セルロースアセテートブ
チレート、アセチルセルローズ等の天然樹脂や合成樹脂
が挙げられ、セルロイド、セルロースアセテートブチレ
ート等が好ましい。
【0010】透明樹脂シート2の表面は、平滑で光沢の
ある面に仕上げられておるのが好ましく、裏面は平滑で
光沢のある必要はなく、印刷を行うのでインクののりが
良いように多少凹凸がある無光沢のほうが好ましい。透
明樹脂シート2の厚みは、特に限定はされないが、通常
190〜450μm程度が好ましく、200μm程度が
より好ましい。
【0011】台紙6には、紙製の台紙又はプラスチック
製の台紙が用いられる。まず紙製の台紙として、表面が
輝きのある光沢を有するものが好ましく、鏡面状処理紙
等が用いられる。裏面は鏡面状処理が施されていてもよ
いが、裏面は接着剤を介して基材に接合するので、鏡面
状処理を施してなくてもよい。また、表面は着色してい
てもよいが、該シート上に積層される絵柄層、白色層、
光フィルム又は箔の層等の色相を鮮明に出すには、白色
が好ましい。鏡面状処理紙の例としては、商品名「エス
プリコート」(日本製紙社製)等が挙げられる。鏡面状
処理紙として米坪110〜200g/m2 のものが好ま
しく、129〜140g/m2 のものがより好ましい。
その他ケント紙、上質紙、コート紙、キャストコート
紙、合成ゴムラテックス又は合成樹脂エマルジョンをコ
ート又は含浸させた紙等が挙げられる。プラスチック製
の台紙としては、性状が紙製の台紙と同じもので、ポリ
スチレン樹脂、ポリオレフィン系樹脂等のフィルムの表
面に白色顔料を塗工して製造した合成紙が挙げられる。
【0012】絵柄層3は、インクを用いて印刷すること
によって得られ、絵柄層3の絵柄には、絵柄、図柄、模
様、文字等が含まれ、絵柄層3の形成は、透明樹脂シー
ト2に全面ベタ状に設けてもよいが、部分的に設けても
よい。絵柄層3の印刷には、一般には着色したインクが
用いられるが、多色刷りにする場合には、必要とする色
のインクを重ね刷りして設けることができる。印刷方法
としては、UVオフセット印刷、シルク印刷、グラビア
印刷等の方法が挙げられ、これらのうち、一つの方法で
印刷することもできるが、これらの方法を任意に組み合
わせて二つ以上の印刷方法により印刷することができ
る。
【0013】絵柄層3に用いるインク材として用いられ
る各種樹脂からなるベヒクルに染料、顔料等の着色剤を
加え、必要に応じて溶剤、安定剤、硬化剤等を適宜混合
して用いることができる。
【0014】次に白色層4は、絵柄層3の絵柄の少なく
とも一部を覆うように設けられる。つまり、絵柄層3の
絵柄のうち、後の工程で設けられる光フィルム又は箔5
の層を全面に設けて該光フィルム又は箔5が表から見え
て表出する部分を多くして、派手できらびやかな遊戯用
表化粧板にすることもできるが、光の反射する面積が多
くなると眩しく目に対する影響が大きく、また、それに
よる心理的影響が生じる虞もあり、光の反射する面積は
あまり多くない方が望ましく、適宜に絵柄の間に反射光
が得られる程度に抑えるために、絵柄層3の絵柄の一部
に白色層5を設けて不透明にして光フィルム又は箔5に
よる反射光が表出しないようにする。
【0015】そのために、絵柄層3の絵柄のうち、白色
層4は、光フィルム又は箔5の反射光を通さない不透明
な絵柄の上に設けても、反射光を遮断する効果は得られ
ないので、光フィルム又は箔5の反射光が通過可能な透
明な絵柄又は半透明な絵柄の少なくとも一部に対し白色
層4を設けるのが好ましい。どの絵柄に白色層4を設け
るかは、白色層4を設けた後に設ける光フィルム又は箔
5の反射光を絵柄層3のどの部分に表出させて透明樹脂
シート2の表面から見えるようにするかを決めた設定に
基づいて設けられるのが好ましい。
【0016】白色層4は、上記のよう絵柄層3の上に部
分的に設けられるものであるが、白色層4は白色色素を
含むインクを用いて絵柄層3と同様の印刷方法によって
得られ、通常インク材に用いられると同様のベヒクルに
白色染料、白色無機顔料と、その他絵柄層3に用いたと
同様の添加剤を加えて得られる。白色色素を含むインク
には蛍光性を有する染料、顔料が含まれていてもよい。
【0017】白色無機顔料として、チタンホワイト、亜
鉛華、三酸化二アンチモン等が挙げられる。
【0018】次に、光フィルム又は箔5としては、光フ
ィルムとして、ホログラムホイル(ホログラム箔)、ホ
ログラムフィルム、ホログラムシールの商品名で販売さ
れている箔の上に種々の模様や映像を光学的エッチン
グ、腐食又は蒸着によって形成したもの、表面を光沢を
有する無地状に仕上げたもの、又はそれらを紙やプラス
チックフィルムに貼付したもの、或いは、金属製の箔を
挙げることができる。光フィルム又は箔5に用いる金属
箔としては、アルミニウム、銀、金等が挙げられる。光
フィルム又は箔5には、ホログラム箔や金属箔を紙やプ
ラスチックフィルムに貼付したものも含まれ、貼付する
プラスチックフィルムとしては、ポリエチレンテレフタ
レート、延伸ポリプロピレン(OPP)等が用いられ
る。また、光フィルム又は箔5として、金属箔の材料中
に顔料を加えて着色したもの、又は、金属箔の表面にそ
の光沢や光の反射を阻害しない程度に塗料を塗布して着
色したもの、また、表面にメッキを施して着色したもの
も用いることができる。着色した光フィルム又は箔5の
色としては、金色及びその他薄い色に着色して用いるの
が好ましい。
【0019】光フィルム又は箔5の厚みは、10〜10
0μmものが用いられるが、12〜75μmのものがよ
り好ましい。
【0020】光フィルム又は箔5は、白色層4が印刷に
よって設けられた後に、その上に設けられ、白色層4を
含む絵柄層3の上全面に設けることもできるが、少なく
とも上記白色層4が設けられていない絵柄層3の部分に
設けるのが好ましい。つまり、光フィルム又は箔5の層
は、該光フィルム又は箔5の光を反射させてキラキラ輝
く性状を利用するためには、上記光フィルム又は箔5に
よる反射光が、透明樹脂シート2の表面に表出して見え
るように設けることが必要であり、従って絵柄層3の透
明な絵柄、又は半透明であっても上記光フィルム又は箔
5による光反射が得られる絵柄の上に設けるのが好まし
い。また、光フィルム又は箔5は、透明樹脂フィルム2
の全面、又は絵柄層3の上全面にわたって設けることも
できる。つまり、絵柄層3の周囲にも光フィルム又は箔
5の層を設けて、絵柄の周囲をきらびやかに見せること
もできる。
【0021】従って、光フィルム又は箔5を設ける絵柄
について、上述した白色層4を設けた時と同様に、光フ
ィルム又は箔5を設ける絵柄を予め設定しておくことが
望ましい。光フィルム又は箔5の層を設けない絵柄には
上記のように白色層4を設けて不透明にするか、また
は、絵柄層3を設ける時に、濃色にインクを用いて印刷
したり、不透明になるようにインクを選択することによ
って、光フィルム又は箔5の反射光が表出しない絵柄が
得られる。また、後述する蛍光色素を含むインク9を用
いて同様に光フィルム又は箔5の反射光が表出しない絵
柄を得ることもできる。
【0022】白色層4を設けた上に光フィルム又は箔5
を積層するには、光フィルム又は箔5を接着剤を用いて
貼付する方法によって積層することができる。また、光
フィルム又は箔5は、予め台紙6の鏡面状に仕上げた面
に貼付して用いることもできる。その場合には、台紙6
の全面に貼付して用いることもできるが、予め設計して
光フィルム又は箔5を表出させる部分にのみ台紙上に貼
付して用いることもできる。台紙6に光フィルム又は箔
5を貼付するには、接着剤を用いて接着する、ラミネー
ト加工する等の方法が採用できる。接着剤を用いた場合
には、光フィルム又は箔5に接着剤を塗布して台紙6に
貼付するか、予め接着剤が塗布してある光フィルム又は
箔5を接着剤の塗布してある面を台紙6の光沢面に接し
て載せ、熱と圧力を加えて接着剤を溶融させて接合させ
る。
【0023】上記のように貼付した光フィルム又は箔5
の層上に台紙6を積層するには、透明樹脂フィルム側か
ら熱と圧力を加えて接着するか、台紙6上に接着剤を塗
布して貼付する。また、光フィルム又は箔5を貼付した
台紙を積層するには、台紙6の光フィルム又は箔5を貼
付した面に接着剤を塗布し、それを透明樹脂フィルムの
絵柄層等の印刷層を設けた面に接合する。
【0024】光フィルム又は箔5、又は台紙6を接合す
るのに用いる接着剤としては、ウレタン系接着剤、酢酸
ビニル系接着剤、アクリル系接着剤等が挙げられる。ま
た、基板7と上述したようにして得られた積層体を接合
する際に用いる接着剤8として、上記の接着剤を用いる
ことができる。
【0025】以上のようにして得られた積層体を上記し
た接着剤8を介して、基板7に接合することによって、
図1に示す遊戯機用表化粧板1が形成される。
【0026】また、上述した印刷して設けた絵柄層3の
上には、図2に示すように、蛍光色素を含むインク層9
を設けることができる。該蛍光色素を含むインク層9が
設けられた絵柄層3は、その絵柄に光が当たると蛍光を
発して色相が鮮明に見えるようになる。上記蛍光色素を
含むインク層9は、絵柄層3の上全面に設けることもで
きるが、部分的に設けることもできる。特に絵柄層3の
絵柄のうち、色相を鮮明に見せたい絵柄、図柄、模様や
文字等について、その上に蛍光色素を含むインク層9を
設けることによって色相が鮮明になり、絵柄が浮き上が
って見えて絵柄を強調することができる。
【0027】蛍光色素を含むインク層9は、絵柄層3と
同様の印刷方法によって得られる。原材料として絵柄層
3に用いたインクと同様のベヒクルに、蛍光染料、蛍光
顔料と、その他添加剤を加えてインクを得ることができ
る。蛍光染料として、フルオレセイン、エオシン等が、
無機蛍光顔料として、カルシウム、バリウム、マグネシ
ウム等の金属の酸化物、硫化物、珪酸塩、燐酸塩、タン
グステン酸塩等に、マンガン等の金属を活性剤として加
え、700°C以上に加熱焼成して得られるものが挙げ
られる。
【0028】図2に示すように絵柄層3の上に蛍光色素
を含むインク層9を設け、その上に白色層4を設け、更
にその上に光フィルム又は箔5を設けることにより、上
記蛍光色素を含むインク層9を設けていない例(図1)
と比較して、絵柄の色相が鮮明になると共に、蛍光色素
を含むインク層9を設けることによって絵柄が浮き上が
って見え、これに光フィルム又は箔5による反射光が加
わり、きらびやかな絵柄が形成されると共に絵柄の立体
感が更に増加する。
【0029】
【実施例】以下に具体的実施例によって本願発明を更に
詳細に説明する。
【0030】実施例1 厚さ0.2mmの透明なセルローズアセテートブチレー
ト製シートの光沢のない面(裏面)に、UVオフセット
印刷によりUV硬化型インキを用いて絵柄層3を印刷
し、次いで該絵柄層3の透明部分にUV硬化型白色イン
キを用いてオフセット印刷によって白色層4を設けた。
上記絵柄層3と白色層4を設けた全面を覆うように、ホ
ログラム箔(「コンフェティ」、厚み16μm、、クル
ツ・ハスティング社製)を貼付し、次いで台紙6(「エ
スプリコートFP」日本製紙社製、米坪138kg/m
m)の鏡面状処理面がを上記箔5を貼付した面と接する
ように酢酸ビニル系接着剤8を用いて接合し、次いでそ
の上に基材7(厚み19mm、11層のベニヤ板)を上
記と同様の酢酸ビニル系接着剤8を用いて接合して図1
に示す遊戯機用表化粧板1を得た。 得られた遊戯機用
表化粧板1は、絵柄層3の絵柄の一部に白色層4を、次
いでその上にホログラム箔5を設けたことによって、絵
柄層3の透明部分に貼付したホログラム箔5が、随所に
光線の反射によってきらびやかに輝いて見え、更に絵柄
が立体的に浮き上がって華麗な絵柄が得られた。
【0031】実施例2 厚さ0.2mmの透明なセルローズアセテートブチレー
ト製シートの光沢のない面(裏面)に、UVオフセット
印刷によりUV硬化型インキを用いて絵柄層3を印刷
し、次いで絵柄層3の上に蛍光色素を含むインク層9を
シルク印刷によって部分的に設け、更に上記印刷面の透
明部分に白色インキを用いてシルク印刷によって白色層
4を設けた。該白色層4を設けていない部分に箔5(ホ
ログラム箔「ダイアモンド」、厚み19μm、クルツ・
ハスティング社製)が表出するように台紙6(「エスプ
リコートFP」日本製紙社製、米坪138kg/mm)
に貼付し、該台紙6を上記白色層4形成面に箔5を貼付
した面が接するように酢酸ビニル系接着剤8を用いて接
合し、次いでその上に基材7(厚み19mm、11層の
ベニヤ板)を上記と同様の酢酸ビニル系接着剤8を用い
て接合して図2に示す遊戯機用表化粧板1を得た。得ら
れた遊戯機用表化粧板1は、絵柄層3の絵柄の一部に蛍
光色素を含むインク層9を設けたことにより、絵柄の色
相が鮮明になり、更に絵柄層3の透明部分に貼付したホ
ログラム箔5が、随所に光線の反射によってきらびやか
に輝いて見えると共に、鮮明な色相の絵柄が、更に立体
的に浮き上がって見えて華麗な絵柄が得られた。
【0032】比較例1 厚さ0.2mmの透明なセルローズアセテートブチレー
ト製シートの裏面側に、UVオフセット印刷でUV硬化
型インキを用いて絵柄層3を印刷し、次いで該絵柄層3
形成面に、蛍光色素を含むインク層9をシルク印刷によ
って部分的に設けた。次いで台紙6(「エスプリコート
FP」日本製紙社製、米坪138kg/mm)の表面が
上記印刷面に接するように酢酸ビニル系接着剤8を用い
て接合し、さらに、基板7(厚み19mm、11層のベ
ニヤ板)を上記と同様の酢酸ビニル系接着剤8を用いて
接合して遊戯機用表化粧板1を得た。得られた遊戯機用
表化粧板1は、絵柄層3の上に蛍光色素を含むインク層
9を設けたことによって、絵柄の一部の色相は鮮明にな
るが、きらびやかさがなく、地味な絵柄となり、立体感
のある絵柄は得られなかった。
【発明の効果】
【0033】本願発明の遊戯機用表化粧板は、透明樹脂
シート、絵柄層と台紙を基板に積層してなる遊戯機用表
化粧板において、該台紙と該絵柄層の間に上記絵柄層の
少なくとも一部を覆うように設けられた白色層と、少な
くとも該白色層が設けられていない部分に光フィルム又
は箔を設けたことにより、遊戯機用表化粧板の表面は、
反射してキラキラと輝き、立体感のある極めて華麗な遊
戯機用表化粧板が得られる。
【0034】上記遊戯機用表化粧板において、上記絵柄
層に接して蛍光色素を含むインク層を設け、その上に上
記絵柄層の少なくとも一部を覆うように設けられた白色
層と、少なくとも該白色層が設けられていない部分に光
フィルム又は箔を設けて得られる遊戯機用表化粧板は、
蛍光色素を含むインク層を設けたことにより絵柄の色彩
が鮮明になり、それに光フィルム又は箔を貼付したこと
により、反射光によってきらびやかさが加わり、色相が
鮮明で華麗な絵柄が得られると共に、色彩の鮮明さと反
射光により、絵柄が浮き上がって見え、更に立体感の有
るきらびやかな遊戯機用表化粧板が得られる。
【0035】上記のようにして得られた遊戯機用表化粧
板を用いて得られる遊戯機は、色相が鮮明になり、同時
に反射光によるきらびやかさと立体感のある絵柄を有す
ることにより、美的外観が向上するという効果が得られ
ると共に、上記遊戯機を用いて遊戯を行うことによっ
て、遊戯をする者の気分が高揚し、楽しく遊戯を続ける
ことができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一例を示す断面図である。
【図2】本願発明の他の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 遊戯機用表化粧板 2 透明樹脂シート 3 絵柄層 4 白色層 5 光フィルム又は箔 6 台紙 7 基板 8 接着剤 9 蛍光色素を含むインク層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明樹脂シート、絵柄層と台紙を基板に
    積層してなる遊戯機用表化粧板において、該台紙と該絵
    柄層の間に上記絵柄層の少なくとも一部を覆うように設
    けられた白色層と、少なくとも該白色層が設けられてい
    ない部分に光フィルム又は箔を設けることを特徴とする
    遊戯機用表化粧板。
  2. 【請求項2】 透明樹脂シート、絵柄層と台紙を基板に
    積層してなる遊戯機用表化粧板において、該台紙と該絵
    柄層の間に上記絵柄層に接して蛍光色素を含むインク層
    を設け、その上に上記絵柄層の少なくとも一部を覆うよ
    うに設けられた白色層と、少なくとも該白色層が設けら
    れていない部分に光フィルム又は箔を設けることを特徴
    とする遊戯機用表化粧板。
  3. 【請求項3】 上記光フィルム又は箔が台紙に貼付して
    ある請求項1又は2記載の遊戯機用表化粧板。
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Cited By (7)

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