JP2006208473A - 遮光性筒状ラベル用フイルム - Google Patents

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Abstract

【課題】より優れた遮光性と高い輝度と白色度をもった画像で印刷のできる遮光性筒状ラベル用フイルムの提供
【解決手段】ポリエチレンテレフタレ−ト系、ポリスチレン系、ポリオレフィン系のいずれかの透明基体フイルム(1)の表面側には白抜け部(2a、2b)をもってなる白色遮光層(2)、裏面側には銀色遮光層(3)と黒色系遮光層(4)とが順次設けられてなる。該白色遮光層上に設けられる印刷層(9)は、白抜け部(2a、2b)の位置は例えば黄色印刷層(7)と無印刷部分(8)、他の位置は金、銀、白を除く他色による印刷層(9b)と無印刷部分(9a)をもってなる。黄色印刷層(7)は高輝度の黄味の金色画像、無印刷部分(8)は高輝度の銀色画像、無印刷部分(9a)は高白色度、他色印刷層(9b)は鮮明画像としてみることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、特により優れた遮光性と高い輝度と白色度とをもった画像で印刷のできる遮光性筒状ラベル用フイルムに関する。印刷された該フイルムによる熱収縮または非熱収縮性の筒状ラベルは、各種ボトル等の遮光ラベルとして有効に使用される。
自然光、人工光が照射されると問題になる飲料、例えばお酒、ビ−ル、乳酸飲料、各種ビタミン入り飲料等は、着色ガラス容器にまたは遮光性ラベルの被嵌されたペット容器に充填されて販売されている。
ここで特にペット容器が、遮光性ラベルによっているのは、次ぎの理由による。
それは、このペット容器自体を着色(例えば赤褐色)して遮光することは、リサイクルの点で問題になるので、現状では、業界として許されないからである。従って、ペット容器での遮光手段は、唯一この遮光性ラベルによっているのが実情である。
本発明は、この遮光性ラベルに関するものであるが、この遮光性ラベルに関しての、特許技術も公開されている。これを例示すると次ぎの通りである。
白色または乳白色のシュリンクフイルムの片面には黒色インキ層による遮光層を、その反対面には青色印刷層を設けた遮光性シュリンクフイルムを食品用容器に取り付けたもの(例えば特許文献1参照。)。透明フイルムの片面にアルミ微粉体含有インキによる遮蔽層、酸化チタン微粉体含有白色インキによる反射層、印刷絵柄層及び透明オ−バ−プリント層を順次積層して遮光性印刷ラベルとしたもの(例えば特許文献2参照。)。アルミ等を真空蒸着することで設けられた金属薄膜層付き熱収縮性合成樹脂フイルムと印
刷層の設けられた熱収縮性合成樹脂フイルムとを対向して接着剤で接合して遮光性シュリンク積層体としたもの(例えば特許文献3参照。)。熱収縮性合成樹脂フイルムの片面に印刷絵柄層、白色インキによる全面白色層及びアルミペ−スト含有の白色インキによる白色層を順次積層して遮光性シュリンクフイルムとしたもの(例えば特許文献4参照。)。
特開2003−26252号公報 特開2002−189415号公報 特開2003−200965号公報 特開2003−200966号公報
本発明は、より優れた遮光性と高輝度及び白色度とをもった画像で印刷のできる遮光性筒状ラベル用フイルムを見出すことを課題として、鋭意検討した結果得られたものである。その解決手段は次ぎの通りである。
つまり本発明は、まずポリエチレンテレフタレ−ト系若しくはポリスチレン系またはポリオレフィン系のいずれかの透明フイルムを基体フイルム(1)とし、該基体フイルムの表面側には銀色及び/または金色系のメタリック調画像表現のための白抜け部(2a、2b)をもってなる白色遮光層(2)が、そして裏面側にはまず銀色遮光層(3)が、次ぎに黒色系遮光層(4)が順次積層されてなる遮光性筒状ラベル用フイルムを特徴とする。
また、ポリエチレンテレフタレ−ト系若しくはポリスチレン系またはポリオレフィン系のいずれかの透明フイルムを基体フイルム(1)とし、該基体フイルムの表面側には銀色及び/または金色系のメタリック調画像表現のための白抜け部(2a、2b)をもってなる白色遮光層(2)が、そして裏面側にはまず該白色遮光層(2)が、次ぎに銀色遮光層(3)が、更に黒色系遮光層(4)が順次積層されてなる遮光性筒状ラベル用フイルムであることも特徴とする。
また、前記遮光性筒状ラベル用フイルムは、熱収縮性または非熱収縮性であることもあることも特徴とする。
本発明は、前記の通り構成されているので、次ぎのような効果を奏する。
紫外光領域から可視光領域に至る全波長(約300〜800nm)の自然光または人工光の略全部(例えば99%以上)が遮光できる筒状ラベル用フイルムが得られるようになった。
遮光性筒状ラベル用フイルムにカラ−印刷画像表現のために設けられた銀色及び/または金色系のメタリック調画像はより高い輝度(例えば300%以上)を有し、白色画像はより高い白色度(例えば80%以上)をもって表現することができるようになった。この結果、銀色、金色系、白色以外の他色画像もより鮮やかな画像で表現できるようになった。
以下、図1〜3を参照しながら、詳細に説明する。
尚、図1は請求項1、図2は請求項2に対応し、図3はカラ−画像表現を拡大斜視図で例示したものである。
まず遮光性筒状ラベル用フイルム(以下遮光フイルムと呼ぶ。)から説明する。
各図で1で示す基体フイルムは、ポリエチレンテレフタレ−ト系(以下PET系と呼ぶ。)若しくはポリスチレン系(以下PS系と呼ぶ。)またはポリオレフィン系(以下PO系と呼ぶ。)のいずれかで、透明性が高く、筒状ラベルの基体フイルムとして知られ、実用もされているものである。
また、該フイルムは、該ラベルとしての使用形態により、主として横方向に熱収縮する熱収縮性のフイルムであったり、実質的に非熱収縮性のフイルムであったりもする。
つまり、該熱収縮性ラベルである場合には、縦方向は実質的に無延伸で、横方向には積極的に延伸して、熱収縮性を付与し、この筒状ラベルをボトルに被嵌して熱収縮固定する、所謂熱収縮性ラベルとしての使い方である。
一方、非熱収縮性フイルムである場合には、いずれの方向にも延伸しない自己伸縮により被嵌するストレッチ筒状ラベルとしての使い方、熱収縮も、自己伸縮もなく装着する帯筒状ラベルとしての使用い方である。
このPET系若しくはPS系またはPO系の各フイルムであれば熱収縮、非熱収縮のいずれの透明フイルムでも良いが、前2者は、熱収縮性筒状ラベルとして、後者はストレッチまたは帯筒状ラベル、好ましくは帯筒状ラベルとしての使い方である。
また、前記透明フイルムでいう透明性は、全光線透過率で約85%以上であるのが好ましい。この透明性が良い程、優れたカラ−画像表現ができるからである。
尚、基体フイルム1には、透明性をはじめ他の諸特性を阻害しない範囲の添加剤(例えば1質量%以下の酸化防止剤、耐熱剤等)の添加はなされても良い。
そして、基体フイルム1の厚さは、前記3種のフイルムの強度、積層する各層の支持性、取り扱い易い腰の硬さ等を考慮して決められる。従って、該3種のフイルムは同じ厚さでもあれば、異なる厚さで設定される場合もある。該3種のフイルムの厚さを例示すると次ぎの通りである。
PET系では30〜50μm、PS系では40〜60μm、PO系では30〜60μmである。
尚、熱収縮性フイルムとして好ましい、PET系またはPS系基体フイルム1の有する熱収縮率は、主として横方向に50〜80%(90℃で10秒間加熱)、好ましくは60〜80%が例示できるが、これは主として横方向に約4.5〜6.5倍延伸されることで得られる。これで例えば既存の長い首部を有する丸瓶、角瓶の略全体を被覆することが可能になる。
PO系基体フイルム1では、このような高収縮率の付与は困難であるので、首部がないか、あっても胴部径に近い(例えば胴部径の60%以上)首部のあるボトルの被覆にこのましいということになる。
次ぎに、基体フイルム1の表面側に設ける白抜け部2a、2bをもってなる白色遮光層2について説明する。
まず白色遮光層2は、特に波長約400nm以下の光を遮光することと、白色画像としての表現では、より高白色度の鮮明画像で、そして銀色、金色系、白色以外の他色による画像もより鮮やかな画像で表現せしめるために必要なものである。従って、該層の白色度が低い(例えば80%未満)とか、設定位置が該フイルムの裏面側になっていては、このような効果は得難い。
白色遮光層2は、一般に光を反射または吸収することで遮光する性能を有する白色無機物がバインダ−樹脂と有機溶剤と共に分散混合され、これが白抜け部2a、2bには、コ−ティングされない状態で形成される。
この白色無機物は、例えば酸化チタン(アナタ−ゼ、ルチル)、アルミナホワイト、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛等であり、中でも酸化チタンが最も好ましい。これは含有率が少なくても、遮光し且つより純白な白色が得られ易いからである。より純白な白色層であることは、より高い白色度の画像とか、輝度の高い画像が得やすくもなる。
尚、酸化亜鉛は、紫外光領域の波長を吸収能力に優れているので、混合の形での使用はあっても良い。
前記白色無機物の遮光能力と白色度は、バインダ−樹脂中への分散量と層の厚さにも依存するので、事前にテストした上で適宜決めれば良い。ここでバインダ−樹脂としては、基体フイルムの種類により異なるが、一般にはウレタン樹脂系またはアクリル樹脂系で対応でき、層厚は2〜5μm、好ましくは2.5〜4μmとするのが良い。これは薄すぎると、白色画像としての白色度の低下は勿論のこと、この上に設ける印刷層(9)の輝度、鮮明さの低下をも招き、厚すぎると印刷インキが乗り難いとか、印刷色(黄色、他色)の濃度低下等を招くことによる。
白色遮光層2は、前記の通り、白抜け部(2a、2b)を有している。この白抜け部は、所望するカラ−画像の中に特に銀色及び/または金色系のメタリック調の画像で表現するのに必要なものである。
つまり、銀色の画像を所望する場合は、その画像と同じ形状の白抜け部を設け、金色系の画像を所望する場合は、その画像と同じ形状の白抜け部を設け、更に両方のメタリック調画像を所望する場合は、両者のための白抜け部を設ける。図1〜3では、白抜け部を長方形2aと三角形2bの形状で例示していが、実際には、この白抜け部は、所望する画像(文字、絵等)と同じ形状のもので形成される。
前記白抜け部2a、2bを通しての前記メタリック調の画像表現は、次ぎのようにして行われる。
つまり銀色メタリックの場合は、あえて銀色インキ自身での印刷は行わずに、この白抜け部2bそのもので画像を表現する。つまり、下からの銀色遮光層3からの銀色光がそのまま基体フイルム1から白抜け部2bを透過し、そのまま銀色画像となって表現することができる。
一方、金色系メタリックの場合は、白抜け部2aの部分を金色系画像として見ることができるインキで積極的に印刷する。このインキは、例えば黄色インキ、緑色インキ、青色インキ、赤インキが例示できる。黄色インキによる印刷層が設けられれば、黄色味の金色、緑色インキであれば緑色味の金色、青色インキであれば青色味の金色、緑色インキであれば緑色味の金色で見ることができる。
このような手段によるメタリック調画像は、直接そのインキで印刷して表現するよりも、特に輝度において極めて高く、優れた画質をもって表現することができることになる。
白色遮光層2は、基本的には、表面側にのみに設けることで、十分な白色度、例えばハンタ−白色度(JIS−P8123)で80%以上を発現できるが、前記するように、白色度をより高くしようとして、より層厚を厚くしようとすると、印刷インキが乗り難いとか、印刷色の濃度低下等を招き易くなる。そこでこの点を安全に、且つ確実に払拭することも求められる。この解決手段が、図2で例示する、裏面側にも同じ白抜き部2a、2bをもった白色遮光層2を設けることにある。
つまりこの手段は、所望する該白色遮光層の全層厚を、基体フイルム1の両サイドで分けて、1層分の厚さをできるだけ薄くして形成しようとするものである。
尚、このような手段を採る場合には、表面側の該白色遮光層の方を薄くするように形成するのが良い。
次ぎに基体フイルム1の裏面側に、直接または白色遮光層2の次ぎに設ける銀色遮光層3について説明する。
該銀色遮光層は、略全波長の光を遮光(反射)することと、前記するように金色系とか、銀色のメタリック調画像を、より高い輝度をもった鮮明画像にすると共に、白色遮光層2の有する白色度をより一層高めるために必要なものである。この白色度がより一層高くなれば、この白色遮光層の層上に設ける他色(金色系、銀色、白色を除く)による印刷画像もより鮮やかな画質を創出する。
このような効果は、該銀色遮光層の設定位置が、基体フイルム1の裏面で、且つ次ぎに説明する黒色系遮光層4の内側に設けられるからである。つまり、該黒色系遮光層からの光が該銀色遮光層に遮られ、表面側にもたらされない。その結果、濁りのある白色、メタリック調画像にはならない。更に、一般に銀色遮光層は、アルミ微粉体混合樹脂液を全面にコ−ティングして形成するが、本発明では、その形成位置が基体フイルム1の裏面にあり、層面が露出されている状態にはない。露出されていないことで、一般にアルミ微粉体による凹凸面の出易い銀色遮光層にはならず,平滑状態にある。この平滑状態にあることで、乱反射もなく、より輝度の高いメタリック調画像の発現に繋がっている。
銀色遮光層3が有する遮光能力と輝度は、バインダ−樹脂中への分散量と層の厚さにも依存するので、事前にテストした上で適宜決めれば良い。ここでバインダ−樹脂としては、基体フイルム1の種類により異なるが、一般にはウレタン系樹脂またはアクリル系樹脂で対応でき、また層厚は2〜4μmとするのが良い。
次ぎに、図中4で示す黒色系遮光層について説明する。
まず該黒色遮光層は、前記白色遮光層2、銀色遮光層3によって遮光が十分に行われなかった場合に、これを完全に遮光(吸収)補完するために必要であり設けられる。同時にその設定位置は、白色遮光層2と反対の裏面側で、且つ銀色遮光層3の外側(次ぎ)でなけねばならない。この理由は、前記するように、該層からの黒系の光透過を該銀色遮光層3で遮るためである。
黒色系遮光層4でいう黒色系とは、純粋な黒色のみではなく、これを中心として、波長全域を略90%以上で吸収し遮光できる他の有色も含む。この色領域を例えばマンセル表色系(JIS Z 8721)で例示するならば、明度4以下、彩度3以下で、これを具体的に示せば、純黒、赤黒、暗い灰色、暗い黄味の灰色、暗い灰黄赤、黄味の黒、極く暗い黄赤等が例示できる。
黒色系遮光層4の有する遮光能力と黒色度は、黒色系(有機)顔料のバインダ−樹脂中への分散量と層の厚さにも依存するので、事前にテストした上で適宜決めれば良い。
ここでバインダ−樹脂としては、基体フイルム1の種類により異なるが、一般にはウレタン樹脂系またはアクリル樹脂系で対応でき、また層厚は1〜3μmとするのが良い。
以上に説明した各層の形成手段は、前記コ−ティング液をグラビヤコ−タ−にてコ−ティングすることで、好ましく形成される。コ−ティング液としては、既に調製され、使用されているグラビヤ用インキを使用するのが良い。
使用するグラビヤコ−タ−は、写真製版またはレ−ザ−により得られるが、実際の印刷版とは異なり、均一に且つ厚くコ−ティングできるものである必要があるので、一定の深さの網点(円形または四角形)で、可能な限り深い(例えば30〜40μm)もので、これを160〜180線で製版したものが良い。
尚、銀色遮光層3、黒色系遮光層4は全面にコ−ティングするので、全面に網点を有するグラビヤコ−タ−を使用するが、白色遮光層2の場合は、白抜け部2a、2bを設ける必要があるので、その部分は網点のない(製版されない)グラビヤコ−タ−を使用する必要がある。
前記コ−ティング順序は、まず基体フイルム1の裏面側から行うのが好ましい。これは、最後に行う表面側の印刷までも連続して行うのに都合がよいからである。
つまり、裏面側から、まず銀色遮光層3を設ける。この時、更に白色遮光層2も設ける場合には、まず、白色遮光層2を、次ぎに該白色遮光層の上に該銀色遮光層を形成する。そして、銀色遮光層3の上に、黒色系遮光層4を形成する。
次ぎに、180度反転して表面側に向けたら、白色遮光層2を形成する。この場合に裏面側にも白色遮光層2が形成される場合には、両者の白抜け部2a、2bの位置は(図2で示すように)厳重なる一致が必要である。
以上の一連のコ−ティング工程は、連続して行われる。勿論1つコ−ティングが終ったら乾燥工程を得て次ぎの工程に送られる。
尚、引き続き印刷が行われない場合には、一旦ここで巻き取られる。
かくして、得られた前記遮光フイルムは、熱収縮性または非熱収縮性の筒状ラベルとして使用されるが、そのボトルへの使用に際しては、更にカラ−画像が付される。
次ぎにこのカラ−画像の形成手段について、図3を参照して説明する。
このカラ−画像は、該遮光フイルムの表面側の白色遮光層2の上に、印刷及び印刷せずに(非印刷部分)(例えば図3では9aと8が非印刷部分、7と9bが印刷部分)して形成されが、その手段には、グラビヤ印刷法が好ましく採用される。これは、前記各層のコ−ティング工程がグラビヤコ−タ−により好ましく行われるので、同じ工程の中で、問題なく迅速に、連続して行うのに有効であるからである。
まず実際に行われる該白色遮光層上への印刷は、図3の印刷層9で例示している、白抜け部2a部分に相当する7と非白抜け部の1部の9bの位置である。
該7は、金色系のメタリック印刷画像として見ることのできるグラビヤインキ(例えば前記するように、黄色、緑色、青色、赤色のインキ)でグラビヤ印刷し、該9bは金色系、銀色、白色のインキ以外の他色のグラビヤインキにて印刷をする。7に形成された黄色、緑色、青色または赤色の印刷層は、下から透過してくる銀色遮光層3からの銀色光がこの各色印刷層の色に吸収され、新たに黄色味、緑色味、青色味または赤色味をもった金色系画像として、高い輝度を持って見ることができる。
一方、9bの多色印刷層は、より高い白色度を有している該白色遮光層上に形成されるので、より一層鮮やかな色で見ることができる。
一方、9aと8の非印刷部分は、まず8は白抜け部2bに相当する位置であるが、ここはあえて、銀インキにて印刷することなく、その白抜け部のままにしておく。つまり裏面側に設けられた銀色遮光層3の有する銀色がそのまま印刷画像として表現できる。実際に銀インキにて印刷するよりもはるかに高い輝度をもった銀色画像で見ることができる。
もう1つの非印刷部分9aは、あえて白インキにて印刷することなく、下層の白色遮光層2からの白色そのものを使って、これを白色印刷画像に変えて表現する。従って、金色系画像も、銀色画像も、白色画像も、その他の色画像も、表現したい形の画像をグラビヤ版に表現しておき、この版を使って、印刷すれは自ずと、これらの各画像が高い輝度、白色度及び鮮明さをもって表現できることになる。
前記するように、グラビヤ印刷自身は、金色系メタリック調画像表現7と他色画像表現9bとの位置のみであるが、ここで使用するグラビヤ印刷版(ロ−ル状)は、この位置のみが、例えば170〜190線で製版されているコンベンショナルグラビヤ版を使用する。この画像が、ベタ絵柄であれば同じ網点深さで製版されるが、階調絵柄であれば、それに相応した深さの異なる網点が製版される。
また、金色系、銀色、白色と他色での各印刷画像の形成は、他色用グラビヤ版の中でレイアウトし、この部分の網点は形成されていない窓開き版にしておくことになる。従って、印刷の順序として、まず他色印刷画像部分9bの部分から印刷し、次ぎに金色系発現の部分7を印刷するようにするのが良い。かかる印刷は、ボトル1本分の面積を1丁分として、多丁掛けで行われる。
勿論、銀色、金色、白色、他色の中のいずれかの印刷画像が、所望されない場合には、その形成工程は必要でなくなる。
尚、この印刷層9の形成については、図2で説明する基体フイルム1の両サイドに白色遮光層2を有する遮光フイルムの場合も同様である。
次ぎに、遮光性ボトルについて説明する。
熱収縮筒状ラベルによる装着手段から説明する。
まず、前記印刷の終了した遮光フイルム(以下印刷遮光フイルムと呼ぶ。)は、装着したいボトルの胴部分の周囲長よりも若干大きい長さを横幅として、縦方向にカットされ、長尺のカットフイルムとしてロ−ル状で巻き取られる。次ぎに、このカットフイルムを引出しながら、センタ−位置で両端を重合しつつ、有機溶剤塗布手段のある位置に送り込む。該溶剤は、該手段のノズルから該両端重合部分の隙間に吐出される。重合部分の表層が膨潤ないし溶解状態になるので、圧着ロ−ルに送り込む。圧着によって接着され筒状フイルムに成形されて、フラット状筒状フイルムとして巻き取きとられる。本法は一般に行われてもいる、有機溶剤によるセンタ−シ−ル法である。
ここで、有機溶剤は、基体フイルム1がPET系であれば例えばテトラヒドロフラン(THF)、PS系であれば例えばTHFとn−ヘキサンとの混合溶媒が使用される。
尚、両端重合部分には接着シロが設けられが、この部分は前記各遮光層も、印刷層も形成されないように、1単位(1丁分)の中で予め接着シロ部分も入れてレイアウトしておく必要がある。一般にこの接着シロは両サイドに2〜4mm幅で設けられる。
そして、得られた筒状フイルムは、自動的に1本分のサイズにカットされ、一方から送られてくるボトルに嵌入されるが、その嵌入面積は、少なくとも遮光したいボトルの全面積である。つまり、ボトル底辺〜胴部分〜肩部分〜首部分(キャップ下)までの全部を遮光したい場合には、この全長に相当する長さにカットする(熱収縮性ラベルの場合は、このようなボトルの遮光に効率良く装着できる。)。
ボトルに嵌入されたら、80〜90℃の蒸気トンネル中に送って熱収縮を行う。ボトルの略全周がしわもなく迅速に被覆されて終了する。
尚、ボトルの胴部径と首部径との差と該筒状フイルムが有する熱収縮率とはバランスする必要があるので、事前に確認しておくのが良い。
一方、非熱収縮筒状ラベルによる装着手段は次ぎの通りである。
該ラベルでは、前記するように、熱によらない自己収縮によって、ボトルの遮光したい部分に装着するストレッチラベルとしての使い方と熱収縮も自己収縮も利用しない、単に遮光したい部分に巻きつけで装着する、帯筒状ラベルとしての使い方である。
いずれも、熱収縮筒状ラベルのように、ボトルの略全部を遮光することができず、主として胴部分のみの範囲に留まる。従って、対象となるボトルは、首部分から胴部分の近辺までが他の手段で遮光されている状態になっているボトルに対して好ましく使用される。
具体的にストレッチラベルとしての装着は、例えば次ぎのようにして行う。
まず印刷遮光フイルムをボトルの胴部径よりも若干小径(これはそのラベルが有する自己収縮率による)になるように、予め筒状に加工しておく。この筒状加工は、印刷遮光フイルムの両端面を接着剤等にて接着して得る。そしてこの筒状フイルムを予めボトル胴径よりも大きく伸ばして広げ、その広げた中にボトルを挿入する。広げ動作を解放すれば締着固定される。
一方、帯筒状ラベルとしての装着は、例えば次ぎのようにして行う。
まず印刷遮光フイルムを接着シロを持って、胴部周長に15mmを加えた長さにカットする。そして予め、例えばEVA系の感熱性接着剤を接着シロの幅で、予め胴部部分に塗布しておく。次ぎにカットされた該フイルムの接着シロの部分を該接着剤のある胴部分に押し当てて軽く接着し、次ぎに一端をもって捲回して他端の接着シロを重合する。他端の接着シロには、捲回する過程で事前に該接着剤が塗布されるようになっている。重合されたら、加熱しつつ押圧して装着が終了する。
以下、比較例と共に、実施例により詳述する。
尚、本例でいう遮光性、輝度及び白色度は、次ぎの方法で測定して得た値である。
<遮光度>
各例で得られたサンプルに付き、株式会社日立製作所製 分光光度計 日立−3410型にて全光線透過率(%)を測定し、100−全光線透過率(%)を遮光度とした。値が大きいほど程優れた遮光性を有している。
<輝度>
各例で得られたサンプルに付き、NIPPON DENSHOKU(日本電飾)株式会社製 光沢計 VG2000型にて45度角度での光沢度(%)の測定をもって輝度とする。大きい程輝度は高くよりメタリック調である。
<白色度>
ミノルタ株式会社製 色彩色差計 CR−321型にて測定して得たハンタ−白色度(%)であり、大きい程純白に近く優れている。
(実施例1)
まず図1に示す構成の遮光フイルムを次ぎの条件で製造した。
尚、ここでの遮光フイルムの1単位(1丁分)の大きさは、縦193mm×横226mmとし、これの多丁でもって各遮光層を形成した。そして各遮光層の実形成面積は、縦193mm×横220mmとし、左サイド2mm幅、右サイド4mm幅は接着シロとして残し形成しなかった。
基体フイルム1として、グンゼ株式会社製 熱収縮性PS系フイルム(商品名 フアンシ−ラップ タイプGMN、厚さ50μm、90℃熱水/10秒間熱での熱収縮率・横方向73%/縦方向6%、ヘイズ2.7%)(以下PSフイルムと呼ぶ。)を使用した。
●グラビヤコ−ティングによる銀色遮光層3の形成
まず、裏面側に相当するPSフイルムの面に、線数175線、角網点(深さ約35μm)のベタグラビヤロ−ルを使い、グラビヤ用銀インキ(大日精化株式会社製 品種OS−M、高輝度銀SS)にて全面コ−ティングし熱風乾燥して、厚層2.5μmの銀色遮光層3を設けた。
●グラビヤコ−ティングによる黒色系遮光層4の形成
引き続き、前記銀色遮光層3の上に、線数175線、角網点(深さ30μm)のベタグラビヤロ−ルを使い、グラビヤ用墨インキ(大日精化株式会社製 品種OS−M 795墨)にて全面コ−ティングし熱風乾燥して、厚層2μmの黒色系遮光層4を設けた。そして180度反転して表面側に相当するPSフイルム1の面を上にして、次ぎの工程に送った。
●グラビヤコ−ティングによる白抜け部2a、2bを有する白色遮光層2の形成
白抜け部2a、2bの大きさは、該2aが30×70mmの長方形、該2bが底辺50mm、高さ40mm三角形とし、この部分は製版されない線数175線、角網点(深さ約38μm)のベタグラビヤロ−ルを使って、グラビヤ用白インキ(大阪インキ製造株式会社製 品種OPS−GH白)にてコ−ティングし熱風乾燥した。該白抜け部2a、2bには形成されることなく、厚層は3.5μmであった。
次ぎに、前記得られた遮光フイルムを使って、図3で示す印刷層9を次ぎの条件で形成して、印刷遮光フイルムを製造した。
●グラビ印刷による印刷層7、9bの形成
まず、前記白抜き部2aと2bに相当する部分と無印刷部分9a(横20mm、縦193mmの長方形)に相当する部分は製版されていない、175線、コンベンショナルグラビヤベタ版を使って、9bの範囲をグラビヤ用青色インキ(大日精化株式会社製 OS−M 739藍)にてベタ印刷を行い、乾燥して青色印刷層9b形成した。
そして引き続き、白抜け部2aに相当する部分のみが製版されている175線、コンベンショナルグラビヤベタ版を使って、グラビヤ用黄色インキ(大日精化株式会社製 OS−M 723黄)にてベタ印刷を行い、乾燥して黄色印刷層7を形成し、印刷工程を終了した。ここで該青色印刷層9b及び黄色印刷層7の厚さは約1.2μmであった。
前記得られた印刷遮光PSフイルムは、黄色印刷層7の部分は高い輝度をもった黄味の金色系画像(以下金色画像7)、無印刷部分8の部分も高い輝度をもった銀色画像(以下銀色画像8)、無印刷9aの部分は、高い白色度をもった白色画像(以下白色画像9a)として見ることができた。また、青色印刷層9b部分は、濁り気のない鮮やかな青色画像として見ることもできた。
そして、この(黄味の)金色系画像7(黄色印刷層7)、銀色画像8(無印刷)の各部の輝度と遮光性、白色画像9a(無印刷)の白色度と遮光性を測定し結果を表1に記した。
(実施例2)
透明基体フイルム1として、東洋紡績株式会社製 熱収縮性PET系フイルム(商品名 スペ−スクリ−ン タイプS7062、厚さ50μm、90℃熱水/10秒間熱での熱収縮率・横方向72%/縦方向−1%、ヘイズ5.2%)(以下PETフイルムと呼ぶ。)を使用する以外は、実施例1と同じ条件にて各層の形成及び印刷を行った。以下得られたフイルムを印刷遮光PETフイルムと呼ぶ。
但し、ここで使用した各遮光層及び印刷層9に使用したインキは、大阪印刷インキ製造株式会社製のフェスタシリ−ズ グラビヤインキで、銀色遮光層3はフェスタ遮光銀、黒色系遮光層4はフェスタ墨、白色遮光層2はフェスタ白、黄色印刷層7はフェスタ黄、青色印刷層9bについては、ここでは赤色印刷層9bに変え、これをフェスタ紅インキにより形成した。
前記得られた印刷遮光PETフイルムは、実施例1と同様に高い輝度をもった黄味金色系画像7、銀色画像8及び高い白色度をもった白色画像9aとして見ることができた。
また、赤色印刷層9b部分は、濁り気のない鮮やかな赤色画像として見ることもできた。
そして、この(黄味の)金色系画像7(黄色印刷層7)、銀色画像8(無印刷)の各部の輝度及び遮光性、白色画像9a(無印刷)の白色度及び遮光性を測定し結果を表1に記した。
(実施例3)
透明基体フイルム1として、グンゼ株式会社製 非縮性PO系フイルム(OPPフイルム)(商品名 シルファン タイプA2、厚さ50μm、ヘイズ1.5%、両面コロナ放電処理済み)(以下PPフイルムと呼ぶ。)を使用し、銀色遮光層3、黒色系遮光層4及び白色遮光層2には東洋インキ株式会社製のグラビヤ用インキ NEWLPス−パ−シリ−ズの銀、墨、白の各品種を使い、そして印刷層9における黄色印刷層7、青色印刷層9bには、同ス−パ−シリ−ズの黄、青のインキを使う以外は、実施例1と同じ条件でまず遮光PPフイルムを製造し、次ぎに印刷層9を設けて、非収縮の印刷遮光PPフイルムを得た。
前記得られた印刷遮光PPフイルムは、実施例1と同様に高い輝度をもった黄味の金色系画像7、銀色画像8として見ることができ、そして白色画像9aは高い白色度をもった画像として見ることができた。また、青色印刷層9bは濁り気のない鮮やかな青色画像として見ることもできた。
そして、この(黄味の)金色系画像7(黄色印刷層7)、銀色画像8(無印刷)の各部の輝度及び遮光性、白色画像9a(無印刷)の白色度及び遮光性を測定し結果を表1に記した。
(実施例4)
実施例1における黒色系遮光層4に使用したグラビヤ用遮光墨インキに変えて、グラビヤ用黒褐色インキ(大日精化株式会社製 品種OS−M795墨にOS−M911紅を30質量%混合したもの)を使用する以外は、実施例1と同じ条件で、まず遮光PSフイルムを製造し、次ぎに印刷層9を設けて印刷遮光PSフイルムを得た。
前記得られた印刷遮光PSフイルムは、実施例1と同様に高い輝度をもった黄味金色画像7、銀色画像8及び高い白色度をもった白色画像9aで見ることができた。
また青色印刷層9b部分は、濁り気のない鮮やかな青色画像として見ることもできた。
そして、この(黄味の)金色系画像7(黄色印刷層7)、銀色画像8(無印刷)の各部の輝度及び遮光性、白色画像9a(無印刷)の白色度及び遮光性を測定し、結果を表1に記した。
(比較例1)
実施例1と同じ条件で、まず裏面側に黒色系遮光層4を、表面側に白抜け部2a、2bを有する白色遮光層2を形成し、銀色遮光層3のない遮光フイルムを得た。次ぎに、印刷層9である青色印刷層9bと黄色印刷層7とをグラビヤ印刷にて各々設け、更に白抜け部2bに相当する8の部分も次ぎの条件でグラビヤ印刷を行い、印刷による銀色印刷層8aを設け、比較用の印刷遮光PSフイルム(以下比較用PSフイルム1)を得た。
つまり、白抜け部2bの3角形部分のみが175線のコンベンショナルグラビヤでベタ製版されたグラビヤ版を使い、実施例1と同じグラビヤ用遮光銀インキにて、印刷した。
前記比較用PSフイルム1の(黄味の)金色系画像7(黄色印刷層7)、銀色画像8(印刷)の各部の輝度及び遮光性、白色画像9a(無印刷)の白色度及び遮光性を測定し、結果を表1に記した。
尚、青色印刷層9bの部分は、実施例1、3、4に比較して、濁りのある青色画像で鮮さを欠いていた。
(比較例2)
実施例1において、同じPSフイルムの裏面側に、同じ条件で、まずグラビヤ用白色インキにて白抜き部2a、2bを有する白色遮光層2、グラビヤ用銀インキによる銀色遮光層3、そしてグラビヤ用墨インキによる黒色系遮光層4を順次設け、該白色遮光層2が裏面側にある遮光フイルムを得た。
次ぎに、表面側に該例と同条件で、印刷による青色印刷層9b及び黄色印刷層7を形成して、比較用印刷遮光PSフイルム(以下比較PSフイルム2)を得た。
前記比較PSフイルム2の(黄味の)金色系画像7(黄色印刷層7)、銀色画像3(無印刷)の各部の輝度及び遮光性、白色画像9a(無印刷)の白色度及び遮光性を測定し、結果を表1に記した。
尚、青色画像9bの部分は、比較例1よりも濁りは小さいが、実施例1、3、4に比較すると鮮さに欠けていた。
(比較例3)
まず実施例1で使用したグラビヤ用白色インキを使用して、該フイルムの裏面側となる面の全面に同じグラビヤロ−ルにてコ−コ−ティング・乾燥して、白抜け部2a、2bを有しない白色遮光層2を形成した。引き続き該遮光層2の上に、実施例1で使用したグラビヤ用墨インキを使用して、同様にコ−コ−ティング・乾燥して黒色系遮光層4を設けて、銀色遮光層3のない遮光フイルムを得た。次ぎにこのフイルムの表面側に次ぎの条件でグラビヤ印刷を行った。
まずこの表面を2等分して、その1/2は実施例1と同じグラビヤ用銀インキにて、同じグラビヤ版を使ってベタ印刷して印刷による銀印刷画像8を、残る1/2はグラビヤ用金色インキ(大日精化株式会社製 OS−M 160青金)を使って、該グラビヤ版にてベタ印刷して(青味の)金色系印刷層7を設けて、比較用印刷遮光PSフイルム(以下比較PSフイルム3)を得た。
前記比較PSフイルム3の銀色画像8(印刷)と(青味の)金色画像7(印刷)の輝度及び遮光性を測定し、結果を表1に記した。
(実施例5)
まず実施例1で得た印刷遮光PSフイルムを縦193mm×横226mmにカットし、そして該フイルムの両サイドに設けられた接着シロの部分を中心に両端面を重合し、その重合部分にTHFとn−ヘキサンとの混合溶媒を塗布し圧着した。円周216mm、高さ193mmの熱収縮性筒状フイルムを得ることができた。
次ぎに、前記得た筒状フイルムを、円筒ガラス製ボトル(胴部円周198mm、口部円周82mm、高さ195mmの334mlのビ−ル瓶)に嵌入し、70(入口)〜100℃(出口)の蒸気トンネル中を13秒間要して通過した。該ボトルの側面全体が、しわもなく美麗に被覆された。
(表1)
Figure 2006208473
本発明における構成を拡大斜視図で例示した図。 本発明における他の構成を拡大斜視図で例示した図。 本発明における他の構成を拡大斜視図で例示した図。
符号の説明
1 基体フイルム
2 白抜き部2a、2bを有する白色遮光層
3 銀色遮光層
4 黒色系遮光層
7 黄色印刷層(黄味金色系画像)
8 無印刷(白色画像)
9 無印刷9bと他の印刷層9bとを有する印刷層

Claims (3)

  1. ポリエチレンテレフタレ−ト系若しくはポリスチレン系またはポリオレフィン系のいずれかの透明フイルムを基体フイルム(1)とし、該基体フイルムの表面側には銀色及び/または金色系のメタリック調画像表現のための白抜け部(2a、2b)をもってなる白色遮光層(2)が、そして裏面側にはまず銀色遮光層(3)が、次ぎに黒色系遮光層(4)が順次積層されてなることを特徴とする遮光性筒状ラベル用フイルム。
  2. ポリエチレンテレフタレ−ト系若しくはポリスチレン系またはポリオレフィン系のいずれかの透明フイルムを基体フイルム(1)とし、該基体フイルムの表面側には銀色及び/または金色系のメタリック調画像表現のための白抜け部(2a、2b)をもってなる白色遮光層(2)が、そして裏面側にはまず該白色遮光層(2)が、次ぎに銀色遮光層(3)が、更に黒色系遮光層(4)が順次積層されてなることを特徴とする遮光性筒状ラベル用フイルム。
  3. 熱収縮性または非熱収縮性である請求項1または2に記載の遮光性筒状ラベル用フイルム。
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