JP2010097136A - シュリンクラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】 各種物品の周囲に巻付収縮するシュリンクラベルにおいて、細かい階調の印刷や写真印刷の再現性向上が可能であり、ラベラー処理における開口不良を減少させることが可能なシュリンクラベルを提供することを目的とする。
【解決手段】 絵柄印刷の前に、熱収縮性樹脂基材の印刷面に対し、インキ密着性の良い透明インキまたは静電防止剤を、プライマー層として形成する事により、細かい階調の印刷や写真印刷の再現性を向上させる。また、ラベルのカット部にも前記プライマー層を設けることにより、ラベラーでラベルをカットした際に、カット断面が仮着し難くなり、結果、ラベルの開口不良が減少する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、飲料分野、調味料分野、トイレタリー分野などにおけるPET容器やガラス瓶容器をはじめとする各種物品に巻付収縮するシュリンクラベルに関するものである。
従来、各種飲料用のPETボトルやガラス瓶等の容器の胴部に装着されるラベルとしてシュリンクラベルが知られている(例えば、特許文献1)。
通常このシュリンクラベルは、ポリ塩化ビニルやポリエステル等の熱収縮性樹脂を基材としてシート状で積層形成された後に、図3に示すように、ラベル端部側同士を貼り合わせて巻き取られ、ラベル毎にカットされ、筒状に開口される(図3(a))。その後、該シュリンクラベルの筒内に各種物品が配置され、該シュリンクラベルを構成する熱収縮性樹脂に応じたシュリンク温度(例えば70℃〜90℃)にて加熱収縮されて、該物品の外周に密にシュリンクラベルが巻き付くようになる(図3(b))。
特開2004−226468号公報
ところで、シュリンクラベルの熱収縮性樹脂基材の印刷面は、一般的に、プライマー処理が施されていないため、細かい階調の印刷や写真印刷の再現性にバラつきが大きい傾向があった。また、シュリンクラベルの原反を筒状に形成し巻き取った後、シュリンク・ラベラー等でラベル毎にカット(押し切り)する際に、カット面に圧力が集中する事によりカット部で圧着が生じ易く、その結果、カット後のラベルが筒状に開かないという開口不良を引き起こす傾向があった。さらに、シュリンクラベルの絵柄が無地部の多い絵柄である場合、無地の熱収縮性樹脂基材は滑り性が悪く、仕上がり外観を悪くするという傾向があった。
本発明は上記事情に対処してなされたものであり、細かい階調の印刷や写真印刷の再現性向上が可能なシュリンクラベルを提供することを目的とする。また、ラベラー処理における開口不良を減少させることが可能なシュリンクラベルを提供することを目的とする。さらには、シュリンクラベルの印刷絵柄が無地部の多い絵柄である場合であっても、仕上がり外観の質を維持できるシュリンクラベルを提供することを目的とする。
本発明者は、シュリンクラベルについて詳細に検討した結果、
(1)絵柄印刷の前に、熱収縮性樹脂基材の印刷面に対し、インキ密着性の良い透明インキまたは静電防止剤を、プライマー層として形成する事により、細かい階調の印刷や写真印刷の再現性を向上させることができること、
(2)前記プライマー層を、シュリンクラベルを筒状に形成するための重ね合わせ部分を除いて前記熱収縮性樹脂基材層の裏面側全面に形成することで、前記シュリンクラベルの原反を筒状に形成し巻き取った後、シュリンク・ラベラー等でラベル毎にカットして筒状に開口する際に、該プライマー層は筒状ラベルのカット部(筒の上端及び下端)の透明部の内側にも形成されているため、カット(押し切り)断面部における圧着が生じ難くなり、その結果、カット後のラベルが筒状に開かないという開口不良が減少すること、
(3)また、シュリンクラベルの印刷絵柄が無地部の多い絵柄である場合であっても、当該プライマー処理によって滑り性を向上させることが出来、その結果、シュリンクラベルの仕上がり外観を向上させることが出来ることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明の請求項1に係る発明は、各種物品の周囲に巻付収縮するシュリンクラベルにおいて、外周側から、熱収縮性樹脂基材層と、透明インキまたは静電防止剤から成るプライマー層と、該プライマー層が設けられた領域の少なくとも一部に設けられた絵柄印刷層とが、順次積層されており、前記プライマー層は、前記シュリンクラベルを筒状に形成するための重ね合わせ部分を除いて、前記熱収縮性樹脂基材層の全面に設けられており、前記絵柄印刷は網点面積率が10%以下のグラビア印刷であることを特徴とする、シュリンクラベルである。
また、本発明の請求項2に係る発明は、前記熱収縮性樹脂基材層のプライマー層を設けた面のポリエチレンテレフタレートに対する静摩擦係数は0.35以下であることを特徴とする、請求項1に記載のシュリンクラベルである。
また、本発明の請求項3に係る発明は、前記熱収縮性樹脂基材層のプライマー層を設けた面のポリエチレンテレフタレートに対する動摩擦係数は0.30以下であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のシュリンクラベルである。
本発明によれば、シュリンクラベルに施される絵柄印刷を細かい階調の印刷や写真印刷とすることができる。また、ラベラー処理におけるシュリンクラベルの開口不良を減少させることができる。さらに、シュリンクラベルの絵柄印刷層のない部分の滑り性を向上させることが出来、その結果、シュリンクラベルの仕上がり外観を向上させることが出来る。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のシュリンクラベルの一実施形態を示す部分断面図である。図1において、本発明のシュリンクラベル1は、各種物品の周囲に巻付収縮して取り付けられた際に、上側が外周側となり、下側が内周側となるように図示されている。本発明のシュリンクラベル1は、熱収縮性樹脂基材層2の裏面にプライマー層3、絵柄印刷層4を備えており、絵柄印刷層4を被覆するように白インキ層5、が形成されているものである。
そして、熱収縮性樹脂基材層2の表面には、OPニス層6が形成されている。ただし、OPニス層6は、必要に応じて設けられるものであり、省略しても良い。また、OPニス層6は他にマットOPニス層、スウェードニス層等であっても良い。
また、シュリンクラベル1の端部においては、シュリンクラベル1を筒状に形成するための重ね合わせ部分として接着剤を塗布する目的で、プライマー層3及びOPニス層6の各々相当する部分が除去されている。
シュリンクラベル1を構成する熱収縮性樹脂基材層2はシュリンク基材としての作用の他に、印刷基材としての作用をなすものである。このような熱収縮性樹脂基材層2には、例えば、延伸ポリエステル系フィルム、延伸ポリスチレン系フィルム、延伸ポリオレフィン系フィルム、ポリ乳酸系フィルム、発泡ポリオレフィン系フィルム、発泡ポリスチレン系フィルム、ポリエステル−ポリスチレン多層フィルム、不織布と収縮フィルムとのラミネートフィルムおよび延伸ポリエステル−ポリスチレン共押出しフィルムからなる群から選択される1種以上のフィルムを使用することができる。本発明における熱収縮性樹脂基材層には、例えば、延伸ポリスチレン系フィルムが好ましい。
プライマー層3は、熱収縮性樹脂基材層2と絵柄印刷層4との密着性の向上に作用するものであり、また、シュリンク・ラベラーによるカット(押し切り)の際に、断面部の圧着防止に作用するものである。さらには、シュリンクラベルの絵柄印刷層のない部分の滑り性の向上に作用するものである。
その材料としては公知の透明インキまたは静電防止剤を用いることが出来る。例えば、透明インキとしては、あまに油、きり油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリルまたはメタクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴム等の中から1種または2種以上を併用した物、さらに可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、シリカ等の助剤の1種ないし2種以上を任意に添加し溶媒、希釈剤等で充分に混練、調整して得たインキ組成物を用いることが出来る。
また、静電防止剤としては、例えば、ノニオン系界面活性剤、NNビス(2ヒドロキシエチル)脂肪酸アミン、グリセリン脂肪酸エステル、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤などに、さらに可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、架橋剤、滑剤、充填剤、シリカなどの助剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練、調整して得た静電防止剤組成物を用いることが出来る。また、静電防止剤に対し透明インキを任意に調整しても良い。
本発明におけるプライマー層には、例えば、アクリル系、ポリスチレン系、ニトロセルロース系樹脂のメジウムインキを用いることが好ましい。
絵柄印刷層4は各種印刷により使用されるインキから成るものであり、例えばグラビア印刷に使用されるインキにより絵柄印刷層4を形成することができる。具体的には、樹脂と溶媒から通常のインキビヒクルの1種ないし2種以上を調製し、これに、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤等の助剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練、調整して得たインキ組成物を使用することができる。
このようなインキビヒクルとしては、公知のもの、例えば、あまに油、きり油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリルまたはメタクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴムなどの1種または2種以上を併用することができる。なお、インクビヒクルは、版から被印刷物に着色剤を運び、被膜として固着させる働きをする。
また、溶剤によってインキの乾燥性が異なるという現象がある。印刷インキに使用される主な溶剤は、トルエン、MEK、酢酸エチル、IPAであり、速く乾燥させるために沸点の低い溶剤を用いるが、乾燥が速すぎると印刷物が掠れる場合や、うまく印刷できない場合があり、沸点の高い溶剤を適宜混合することができる。これによって、細かい文字もきれいに印刷できるようになる。着色剤には、溶剤に溶ける染料と、溶剤には溶けない顔料とがあり、グラビアインキにおいては顔料を使用する。顔料は無機顔料と有機顔料に分けられ、無機顔料としては酸化チタン(白色)、カーボンブラック(黒色)、アルミ粉末(金銀色)などがあり、有機顔料としてはアゾ系のものを好適に使用することができる。
なお、上記は、グラビア印刷で説明したが、凸版印刷、スクリーン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式であってもよい。また、印刷は、裏印刷でも、表印刷でもよい。
白インキ層5はシュリンクラベルが各種物品の周囲に巻付収縮して取り付けられた際に、その物品の周囲の色を隠蔽し、絵柄印刷層4の色相を際立たせる下地層として作用するものであり、シュリンクラベル1を各種物品に巻き付けた状態において内側に白インキ層5が、外側に絵柄印刷層4が配置されることとなる。ここで白インキ層5は、絵柄印刷層4の下地層としての作用のみならず、絵柄印刷層4の保護層としての作用、並びにシュリンクラベル1の裏面と物品との滑り性の向上にも作用するものである。
ただし、白インキ層5は必要に応じて設けられるものであり、絵柄に透明感を持たせる場合等には全部若しくは一部を省いても良い。
OPニス層6は、シュリンクラベル1の片側端面部を除いて、熱収縮性樹脂基材層2全面に塗布形成され、熱収縮性樹脂基材層2の表面を保護し、さらには光沢を与えるものである。
OPニス層6には、通常のインキビヒクルの1種ないし2種以上を調製し、必要に応じて、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他の助剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練して得たインキ組成物を使用することができる。
なお、OPニス層6は、本発明において省くこともできる。この場合、熱収縮性樹脂基材層2の表面の保護性は劣ることになるが、工程短縮という効果が得られる。
次に本発明のシュリンクラベルの製造方法について説明する。
図2は、図1に示されるシュリンクラベルを例として本発明の製造方法を説明するための工程図である。
まず、基材に延伸ポリスチレン系フィルムからなる熱収縮性樹脂基材層2を用い(図2(a))、この熱収縮性樹脂基材層2の裏面側(内周側)の片側端部(接着剤を塗布する部分に相当)を除いた全面にアクリル系樹脂からなるプライマー層3を塗布形成した後(図2(b))、プライマー層3の表面(内周側)にグラビア印刷等の手法により、絵柄印刷層4を形成する(図2(c))。その後、絵柄印刷層4を被覆するように白インキ層5を塗布形成する(図2(d))。
最後に、熱収縮性樹脂基材層2の表面側(外周側)の片側端部(接着剤を塗布する部分に相当)を除いた全面にOPニス層6を塗布形成し(図2(e))、シュリンクラベル1が得られる。
なお、上述のシュリンクラベルの製造方法の実施形態は例示であり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。
次に具体的な実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
(実施例1)
熱収縮性樹脂基材層として延伸ポリスチレン系フィルム(DXL300−27S 三菱樹脂製)を用い、この熱収縮性樹脂基材層の裏面にプライマー層としてアクリル系メジウムインキ(OSM 大日精化製)を厚さ3μm程度に形成し、次に絵柄印刷層を形成するためのインキとしてアクリル系グラビアインキ(OSM 大日精化製)を用いて上記のプライマー層の表面に、網点面積率10%〜100%の階調版を用いてグラビア印刷を行い、続いて、絵柄印刷層の上に白インキ層を形成し、その後、熱収縮性樹脂基材層の反対側の表面にOPニス層を塗布形成した。
その後、従来の方法でスリット加工やミシン目加工を行い、得られたシュリンクラベルの原反の端部を貼り合わせて筒状に形成し巻き取ったものをシュリンクラベラー(SW10 日本自働精機製)によりラベル毎にカットし、筒状に開口してPETボトルに筒貼りし、このPETボトルを温度90℃のスチームトンネル(K&Uシステム製)に通すことによりシュリンクを行った。
得られたシュリンクラベルは、延伸ポリスチレン系フィルムから成る熱収縮性樹脂基材層とアクリル系グラビアインキから成る絵柄印刷層の間にアクリル系メジウムインキから成るプライマー層が設けられているため、網点面積率10%の階調印刷であっても良好に再現することができた。結果を表1に示す。
(実施例2)
実施例1で得られたシュリンクラベルの原反の端部を貼り合わせて筒状に形成し巻き取ったものを用いて、市販のシュリンクラベラー(SW10 日本自働精機製)により、10万枚のラベル毎カット及び筒状開口の評価試験を実施した。結果、本発明のシュリンクラベルでは、開口不良率は0.02%と不良率が大幅に減少した。結果を表1に示す。
得られたシュリンクラベルは、筒状のラベル上下端部であるカット部の熱収縮性樹脂基材層の内周面にもアクリル系メジウムインキから成るプライマー層が設けられているため、シュリンクラベラーでラベルをカットした際に、カット断面部が圧着し難くなっており、その結果、ラベルを筒状に開口する処理における開口不良が大幅に減少するものであった。
(実施例3)
実施例1で得られたシュリンクラベルの延伸ポリスチレン系フィルム(DXL300−27S 三菱樹脂製)のメジウムインキ(OSM 大日精化製)面とポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムとの動摩擦係数と静摩擦係数をJIS−K7125に準じて測定した。その結果、静摩擦係数は0.35、動摩擦係数は0.30であった。結果を表1に示す。
また、得られたシュリンクラベルは、絵柄印刷層及び白インキのない領域には、アクリル系メジウムインキから成るプライマー層が最内面として設けられているため、滑り性が向上し、シュリンクラベルの仕上がり外観も良好なものであった。
(比較例1)
熱収縮性樹脂基材層の裏面にプライマー層を設けないこと以外は、実施例1と同様にして網点面積率10%〜100%の階調版を用いてグラビア印刷を行い、シュリンクラベルを作製した。得られたシュリンクラベルにおける絵柄印刷は、網点面積率15%の階調が限界であった。結果を表1に示す。
(比較例2)
熱収縮性樹脂基材層の裏面にプライマー層を設けないこと以外は、実施例1と同様にして得られたシュリンクラベルを用いて、実施例2と同様にして、10万枚のラベル毎カット及び筒状開口の評価試験を実施した。結果、開口不良率は0.10%と、本発明のシュリンクラベルの5倍の不良率であった。結果を表1に示す。
(比較例3)
熱収縮性樹脂基材層の裏面にプライマー層を設けないこと以外は、実施例1と同様にして得られたシュリンクラベルの延伸ポリスチレン系フィルム(DXL300−27S 三菱樹脂製)面とポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムとの動摩擦係数と静摩擦係数を、実施例3と同様にして測定した。その結果、静摩擦係数は0.55、動摩擦係数は0.50と、本発明のシュリンクラベルに比べ見劣りするものであった。結果を表1に示す。
本発明のシュリンクラベルの一例を示す断面図である。 本発明のシュリンクラベルの製造方法の一例を説明する断面図である。 筒状加工した原反からカットしたシュリンクラベルを容器に装着させる概略例を示す図である。
符号の説明
1・・・シュリンクラベル
2・・・熱収縮性樹脂基材層
3・・・プライマー層
4・・・絵柄印刷層
5・・・白インキ層
6・・・OPニス層
7・・・筒状加工したシュリンクラベル原反
8・・・筒状に開口したシュリンクラベル
9・・・容器に巻付収縮したシュリンクラベル

Claims (3)

  1. 各種物品の周囲に巻付収縮するシュリンクラベルにおいて、
    外周側から、熱収縮性樹脂基材層と、透明インキまたは静電防止剤から成るプライマー層と、該プライマー層が設けられた領域の少なくとも一部に設けられた絵柄印刷層とが、順次積層されており、
    前記プライマー層は、前記シュリンクラベルを筒状に形成するための重ね合わせ部分を除いて、前記熱収縮性樹脂基材層の全面に設けられており、
    前記絵柄印刷は網点面積率が10%以下のグラビア印刷であることを特徴とする、シュリンクラベル。
  2. 前記熱収縮性樹脂基材層のプライマー層を設けた面のポリエチレンテレフタレートに対する静摩擦係数は0.35以下であることを特徴とする、請求項1に記載のシュリンクラベル。
  3. 前記熱収縮性樹脂基材層のプライマー層を設けた面のポリエチレンテレフタレートに対する動摩擦係数は0.30以下であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のシュリンクラベル。
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