JP2000153583A - シェードフィルム - Google Patents
シェードフィルムInfo
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- JP2000153583A JP2000153583A JP10332471A JP33247198A JP2000153583A JP 2000153583 A JP2000153583 A JP 2000153583A JP 10332471 A JP10332471 A JP 10332471A JP 33247198 A JP33247198 A JP 33247198A JP 2000153583 A JP2000153583 A JP 2000153583A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 遮光機能を有しつつ、インクジェットプリン
ター等で任意の模様が印刷でき、装飾性を高めたシェー
ドフィルムの提供を目的とするものである。 【解決手段】 親水性を有する合成樹脂を含有する表面
のインク受像層22と、合成樹脂製の基材層23と、ア
ルミニウムを蒸着したアルミニウム蒸着層26および/
または黒色インクで印刷した印刷層27等からなる光遮
蔽層と、裏面の粘着剤層28とを備えるものである。
ター等で任意の模様が印刷でき、装飾性を高めたシェー
ドフィルムの提供を目的とするものである。 【解決手段】 親水性を有する合成樹脂を含有する表面
のインク受像層22と、合成樹脂製の基材層23と、ア
ルミニウムを蒸着したアルミニウム蒸着層26および/
または黒色インクで印刷した印刷層27等からなる光遮
蔽層と、裏面の粘着剤層28とを備えるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓ガラスや自動車
のウインドーガラスなどに貼り付けて、光の透過を遮蔽
するシェードフィルムに関するものである。
のウインドーガラスなどに貼り付けて、光の透過を遮蔽
するシェードフィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】上述のように窓ガラスや自動車のウイン
ドーガラスなどに貼り付けて、屋外光の透過を遮断する
シェードフィルムとしては、従来、不透明の合成樹脂製
フィルムや、表面にアルミニウムなどの薄い層が積層さ
れた合成樹脂製フィルム、印刷によって表面に黒色等の
インク層が積層された合成樹脂製フィルムなどが用いら
れている。
ドーガラスなどに貼り付けて、屋外光の透過を遮断する
シェードフィルムとしては、従来、不透明の合成樹脂製
フィルムや、表面にアルミニウムなどの薄い層が積層さ
れた合成樹脂製フィルム、印刷によって表面に黒色等の
インク層が積層された合成樹脂製フィルムなどが用いら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシェードフ
ィルムは日除け機能(遮光機能)を主目的としているこ
とから、装飾性を考慮した既製の模様はその種類が限ら
れ、模様選択の幅に制限がある。一方、インクジェット
プリンターなどでシェードフィルムの表面に個人的に印
刷を施そうとしても、従来のシェードフィルムは上述の
ように単なる合成樹脂製のフィルムであるため、印刷で
きないという不都合がある。
ィルムは日除け機能(遮光機能)を主目的としているこ
とから、装飾性を考慮した既製の模様はその種類が限ら
れ、模様選択の幅に制限がある。一方、インクジェット
プリンターなどでシェードフィルムの表面に個人的に印
刷を施そうとしても、従来のシェードフィルムは上述の
ように単なる合成樹脂製のフィルムであるため、印刷で
きないという不都合がある。
【0004】本発明はこれらの不都合に鑑みてなされた
ものであり、遮光機能を有しつつ、インクジェット方式
等のプリンターで任意の模様が印刷でき、装飾性を高め
たシェードフィルムの提供を目的とするものである。
ものであり、遮光機能を有しつつ、インクジェット方式
等のプリンターで任意の模様が印刷でき、装飾性を高め
たシェードフィルムの提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた発明は、印刷が可能な表面のインク受像層
と、合成樹脂製の基材層と、光の透過を遮蔽する光遮蔽
層と、裏面の粘着剤層とを備えたシェードフィルムであ
る(請求項1)。
になされた発明は、印刷が可能な表面のインク受像層
と、合成樹脂製の基材層と、光の透過を遮蔽する光遮蔽
層と、裏面の粘着剤層とを備えたシェードフィルムであ
る(請求項1)。
【0006】この手段によれば、従来のシェードフィル
ムと同様に、光遮蔽層を装備することで、遮光機能を有
するシェードフィルムとすることができ、裏面の粘着剤
層によって、当該シェードフィルムを窓ガラスなどの任
意個所に貼り付けることができる。さらに本発明のシェ
ードフィルムは、表面にインク受像層を装備することか
ら、インクジェット方式等のプリンターなどによって表
面に種々の模様を任意に印刷することができる。そのた
め、室内装飾用としても有効である。
ムと同様に、光遮蔽層を装備することで、遮光機能を有
するシェードフィルムとすることができ、裏面の粘着剤
層によって、当該シェードフィルムを窓ガラスなどの任
意個所に貼り付けることができる。さらに本発明のシェ
ードフィルムは、表面にインク受像層を装備することか
ら、インクジェット方式等のプリンターなどによって表
面に種々の模様を任意に印刷することができる。そのた
め、室内装飾用としても有効である。
【0007】親水性を有する合成樹脂を含有するインク
受像層は(請求項2)、インクジェットプリンタ等から
発せられるインクを受け、このインクを吸収することが
できる。近年、インクジェット記録には安全性、記録特
性等に優れる水性インキが好んで用いらるので、インク
受像層には、この水性インクの吸収性及び初期乾燥性が
良好となるように、吸水性の高い樹脂組成物を用いるの
が好ましい。
受像層は(請求項2)、インクジェットプリンタ等から
発せられるインクを受け、このインクを吸収することが
できる。近年、インクジェット記録には安全性、記録特
性等に優れる水性インキが好んで用いらるので、インク
受像層には、この水性インクの吸収性及び初期乾燥性が
良好となるように、吸水性の高い樹脂組成物を用いるの
が好ましい。
【0008】前記光遮蔽層として、アルミニウムを蒸着
したアルミニウム蒸着層を用いるとよい(請求項3)。
蒸着によって形成されるアルミニウム薄膜は金属であ
り、遮光機能が高いので、この手段によれば遮光作用が
大きいシェードフィルムが得られる。
したアルミニウム蒸着層を用いるとよい(請求項3)。
蒸着によって形成されるアルミニウム薄膜は金属であ
り、遮光機能が高いので、この手段によれば遮光作用が
大きいシェードフィルムが得られる。
【0009】また、前記光遮蔽層として、黒色インクで
印刷した印刷層を用いるとよい(請求項4)。黒色イン
クも十分な遮光機能を有するため、当該手段によって
も、遮光作用があるシェードフィルムが得られる。
印刷した印刷層を用いるとよい(請求項4)。黒色イン
クも十分な遮光機能を有するため、当該手段によって
も、遮光作用があるシェードフィルムが得られる。
【0010】前記粘着剤層の裏面を離型シートで被覆す
ることで(請求項5)、粘着剤層の粘着力を離型シート
で抑制し、その結果、当該シェードフィルムの巻き取り
や重ね合わせを可能とし、運搬、販売等の便利性を高め
ることができる。なお、当該シェードフィルムの貼り付
け時には離型シートを剥がせばよい。
ることで(請求項5)、粘着剤層の粘着力を離型シート
で抑制し、その結果、当該シェードフィルムの巻き取り
や重ね合わせを可能とし、運搬、販売等の便利性を高め
ることができる。なお、当該シェードフィルムの貼り付
け時には離型シートを剥がせばよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しつつ本発
明の実施の形態を詳説する。図1〜図4はそれぞれ本発
明の第1〜第4実施形態に係るシェードフィルムを示す
模式的断面図である。以下、図1のシェードフィルムか
ら順に説明する。
明の実施の形態を詳説する。図1〜図4はそれぞれ本発
明の第1〜第4実施形態に係るシェードフィルムを示す
模式的断面図である。以下、図1のシェードフィルムか
ら順に説明する。
【0012】図1のシェードフィルム1は、インク受像
層2、基材層3、接着剤層4、フィルム5、アルミニウ
ム蒸着層6、粘着剤層7および離型シート8が、表面側
から裏面側へこの順に積層された構造である。従って、
当該シェードフィルム1は、アルミニウム蒸着層6によ
って遮光作用が発揮でき、かつ、インク受像層2によっ
てインクジェットプリンターなどによる表面への印刷が
可能になる。
層2、基材層3、接着剤層4、フィルム5、アルミニウ
ム蒸着層6、粘着剤層7および離型シート8が、表面側
から裏面側へこの順に積層された構造である。従って、
当該シェードフィルム1は、アルミニウム蒸着層6によ
って遮光作用が発揮でき、かつ、インク受像層2によっ
てインクジェットプリンターなどによる表面への印刷が
可能になる。
【0013】インク受像層2は、インクジェットプリン
ターなどから発せられるインクを受け、このインクを吸
収する層である。近年、インクジェット記録には安全
性、記録特性等に優れる水性インキが好んで用いらるの
で、インク受像層2には、この水性インクの吸収性及び
初期乾燥性が良好となるように、吸水性の高い樹脂組成
物を用いるのが好ましい。用いられる樹脂としては、例
えばポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポ
リプロピレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、メチルセルロース、
ポリアクリルアミド、水溶性ポリエステル系樹脂、ポリ
酢酸ビニル、水溶性ポリアミド系樹脂、ポリエチレンイ
ミン、ポリエチレンポリアミン、ポリアリルアミン等が
挙げられ、これらが単独で又は混合されて用いられる。
なかでも、水性インクの吸収性に優れるポリアクリル
酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコール、メ
チルセルロース、ポリビニルピロリドンが好適に用いら
れる。インク受像層2に用いられる樹脂組成物には、上
記の樹脂の他、例えば帯電防止剤、界面活性剤、染料固
着剤、酸化防止剤、pH調整剤等が適宜配合される。
ターなどから発せられるインクを受け、このインクを吸
収する層である。近年、インクジェット記録には安全
性、記録特性等に優れる水性インキが好んで用いらるの
で、インク受像層2には、この水性インクの吸収性及び
初期乾燥性が良好となるように、吸水性の高い樹脂組成
物を用いるのが好ましい。用いられる樹脂としては、例
えばポリビニルアルコール、ポリエチレンオキシド、ポ
リプロピレンオキシド、ポリビニルピロリドン、ポリア
クリル酸、ポリアクリル酸ソーダ、メチルセルロース、
ポリアクリルアミド、水溶性ポリエステル系樹脂、ポリ
酢酸ビニル、水溶性ポリアミド系樹脂、ポリエチレンイ
ミン、ポリエチレンポリアミン、ポリアリルアミン等が
挙げられ、これらが単独で又は混合されて用いられる。
なかでも、水性インクの吸収性に優れるポリアクリル
酸、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルアルコール、メ
チルセルロース、ポリビニルピロリドンが好適に用いら
れる。インク受像層2に用いられる樹脂組成物には、上
記の樹脂の他、例えば帯電防止剤、界面活性剤、染料固
着剤、酸化防止剤、pH調整剤等が適宜配合される。
【0014】基材層3は合成樹脂から形成され、用いら
れる樹脂としては例えばポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート、アクリル樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリスチレン、ポリオレフィン、セルロースア
セテート、耐候性塩化ビニル等が挙げられる。この基材
層3は、後述するアルミニウム蒸着層6の金属色が表面
側から見えるようにするため、光線を透過させ得る透
明、特に無色透明が好ましい。
れる樹脂としては例えばポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート、アクリル樹脂、ポリカーボ
ネート、ポリスチレン、ポリオレフィン、セルロースア
セテート、耐候性塩化ビニル等が挙げられる。この基材
層3は、後述するアルミニウム蒸着層6の金属色が表面
側から見えるようにするため、光線を透過させ得る透
明、特に無色透明が好ましい。
【0015】接着剤層4は、前記基材層3とフィルム5
とを接着するものであり、ポリウレタン系接着剤、アク
リル系接着剤などが用いられる。
とを接着するものであり、ポリウレタン系接着剤、アク
リル系接着剤などが用いられる。
【0016】フィルム5は後述するアルミニウム蒸着層
6を蒸着させるための合成樹脂製のフィルムであり、使
用可能な樹脂としては、上記基材層3と同様に、例えば
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、
ポリオレフィン、セルロースアセテート、耐候性塩化ビ
ニル等が挙げられる。
6を蒸着させるための合成樹脂製のフィルムであり、使
用可能な樹脂としては、上記基材層3と同様に、例えば
ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、アクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、
ポリオレフィン、セルロースアセテート、耐候性塩化ビ
ニル等が挙げられる。
【0017】アルミニウム蒸着層6は、上記フィルム5
の裏面にアルミニウムを蒸着することで形成される。
の裏面にアルミニウムを蒸着することで形成される。
【0018】粘着剤層7は、上記アルミニウム蒸着層6
の裏面に、粘着剤を塗布することで形成される。使用可
能な粘着剤としては、上記接着剤層4と同様に、ポリウ
レタン系接着剤、アクリル系接着剤などが用いられる。
の裏面に、粘着剤を塗布することで形成される。使用可
能な粘着剤としては、上記接着剤層4と同様に、ポリウ
レタン系接着剤、アクリル系接着剤などが用いられる。
【0019】剥離シート8は、表面に離型処理が施され
た合成樹脂製のフィルムまたは紙製のシートであり、か
かるフィルムに使用可能な合成樹脂としては、上記基材
層3やフィルム5と同様に、例えばポリエチレン、ポリ
メチルペンテン、エチレン酢酸ビニル樹脂、エチレンエ
チルアクリレート樹脂、エチレンアクリル酸樹脂、エチ
レンメタクリル酸樹脂、エチレンアクリル酸メチル樹
脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエ
ステルなどが挙げられる。また紙製のシートに使用可能
な紙素材としては、例えば未晒クラフト紙、晒クラフト
紙、片艶未晒クラフト紙、上質紙、中質紙、グラジン
紙、合成紙、和紙、トレーシングペーパー、各種コート
紙、板紙、ライナー紙、純白ロール紙などが挙げられ
る。
た合成樹脂製のフィルムまたは紙製のシートであり、か
かるフィルムに使用可能な合成樹脂としては、上記基材
層3やフィルム5と同様に、例えばポリエチレン、ポリ
メチルペンテン、エチレン酢酸ビニル樹脂、エチレンエ
チルアクリレート樹脂、エチレンアクリル酸樹脂、エチ
レンメタクリル酸樹脂、エチレンアクリル酸メチル樹
脂、アイオノマー樹脂、ポリビニルアルコール、ポリエ
ステルなどが挙げられる。また紙製のシートに使用可能
な紙素材としては、例えば未晒クラフト紙、晒クラフト
紙、片艶未晒クラフト紙、上質紙、中質紙、グラジン
紙、合成紙、和紙、トレーシングペーパー、各種コート
紙、板紙、ライナー紙、純白ロール紙などが挙げられ
る。
【0020】以下、上記シェードフィルムの製造方法を
説明する。まず、フィルム5の裏面にアルミニウムを蒸
着することによって、フィルム5とアルミニウム蒸着層
6の積層体を形成する。次に、基材層3の表面にインク
受像層2の樹脂組成物をコーティングし、乾燥・固化さ
せることにより、基材層3とインク受像層2の積層体を
形成する。かかるコーティングには、例えばバーコータ
ー、ロールコーター、ブレードコーター、キスコーター
等の既知の各種方法を採用することができる。最後に、
基材層3およびインク受像層2の積層体とフィルム5お
よびアルミニウム蒸着層6の積層体を接着剤層4で接着
し、アルミニウム蒸着層6の裏面に粘着剤層7を被覆
し、その粘着剤層7の裏面に離型シート8を貼設する。
説明する。まず、フィルム5の裏面にアルミニウムを蒸
着することによって、フィルム5とアルミニウム蒸着層
6の積層体を形成する。次に、基材層3の表面にインク
受像層2の樹脂組成物をコーティングし、乾燥・固化さ
せることにより、基材層3とインク受像層2の積層体を
形成する。かかるコーティングには、例えばバーコータ
ー、ロールコーター、ブレードコーター、キスコーター
等の既知の各種方法を採用することができる。最後に、
基材層3およびインク受像層2の積層体とフィルム5お
よびアルミニウム蒸着層6の積層体を接着剤層4で接着
し、アルミニウム蒸着層6の裏面に粘着剤層7を被覆
し、その粘着剤層7の裏面に離型シート8を貼設する。
【0021】上記シェードフィルム1を構成する各層の
厚さとしては、インク受像層2を5μm以上20μm以
下、基材層3を50μm以上150μm以下、接着剤層
4を3μm以上15μm以下、フィルム5を9μm以上
15μm以下、アルミニウム蒸着層6を100Å以上3
00Å以下、粘着剤層7を10μm以上30μm以下お
よび離型シート8を10μm以上50μm以下とする。
厚さとしては、インク受像層2を5μm以上20μm以
下、基材層3を50μm以上150μm以下、接着剤層
4を3μm以上15μm以下、フィルム5を9μm以上
15μm以下、アルミニウム蒸着層6を100Å以上3
00Å以下、粘着剤層7を10μm以上30μm以下お
よび離型シート8を10μm以上50μm以下とする。
【0022】次に、図2のシェードフィルム11は、図
1のシェードフィルム1と略同様であるが、アルミニウ
ム蒸着層6の替わりに印刷層16が用いられている点で
異なる。つまり、当該シェードフィルム11は、インク
受像層12、基材層13、接着剤層14、フィルム1
5、印刷層16、粘着剤層17及び離型シート18が、
表面側から裏面側へこの順に積層された構造である。こ
の印刷層16は、フィルム15の裏面に黒色インクで印
刷することで形成される。従って、当該シェードフィル
ム11は、印刷層16によって遮光作用を発揮するもの
である。なお、印刷層16以外の各層の材質および厚さ
は、上述の図1のシェードフィルム1と同様であり、そ
の製造方法もアルミニウムの蒸着の替わりに黒色インク
による印刷が行われる点以外は図1のシェードフィルム
1の上記製造方法と同様である。
1のシェードフィルム1と略同様であるが、アルミニウ
ム蒸着層6の替わりに印刷層16が用いられている点で
異なる。つまり、当該シェードフィルム11は、インク
受像層12、基材層13、接着剤層14、フィルム1
5、印刷層16、粘着剤層17及び離型シート18が、
表面側から裏面側へこの順に積層された構造である。こ
の印刷層16は、フィルム15の裏面に黒色インクで印
刷することで形成される。従って、当該シェードフィル
ム11は、印刷層16によって遮光作用を発揮するもの
である。なお、印刷層16以外の各層の材質および厚さ
は、上述の図1のシェードフィルム1と同様であり、そ
の製造方法もアルミニウムの蒸着の替わりに黒色インク
による印刷が行われる点以外は図1のシェードフィルム
1の上記製造方法と同様である。
【0023】図3のシェードフィルム21は、図1のシ
ェードフィルム1および図2のシェードフィルム11と
略同様であるが、アルミニウム蒸着層26と印刷層27
の双方が積層して用いられている点で異なる。具体的に
は、当該シェードフィルム21は、インク受像層22、
基材層23、接着剤層24、フィルム25、アルミニウ
ム蒸着層26、印刷層27、粘着剤層28および離型シ
ート29が、表面側から裏面側へこの順に積層された構
造である。この印刷層27は、黒色インクを一面に印刷
することで形成する以外に、ストライプ状またはマトリ
ックス状に印刷することによって形成してもよい。従っ
て、当該シェードフィルム21は、アルミニウム蒸着層
26と印刷層27の双方を用いるため、遮光効果をより
向上させることができる。なお、当該シェードフィルム
21を構成する各層の材質および厚さは、上述の図1の
シェードフィルム1と同様であり、その製造方法もアル
ミニウムの蒸着を施し、さらに黒色インクによる印刷を
行う点以外は図1のシェードフィルム1の上記製造方法
と同様である。
ェードフィルム1および図2のシェードフィルム11と
略同様であるが、アルミニウム蒸着層26と印刷層27
の双方が積層して用いられている点で異なる。具体的に
は、当該シェードフィルム21は、インク受像層22、
基材層23、接着剤層24、フィルム25、アルミニウ
ム蒸着層26、印刷層27、粘着剤層28および離型シ
ート29が、表面側から裏面側へこの順に積層された構
造である。この印刷層27は、黒色インクを一面に印刷
することで形成する以外に、ストライプ状またはマトリ
ックス状に印刷することによって形成してもよい。従っ
て、当該シェードフィルム21は、アルミニウム蒸着層
26と印刷層27の双方を用いるため、遮光効果をより
向上させることができる。なお、当該シェードフィルム
21を構成する各層の材質および厚さは、上述の図1の
シェードフィルム1と同様であり、その製造方法もアル
ミニウムの蒸着を施し、さらに黒色インクによる印刷を
行う点以外は図1のシェードフィルム1の上記製造方法
と同様である。
【0024】図4のシェードフィルム31は、フィルム
5,15,25を用いずに基材層33の裏面に直接アル
ミニウム蒸着層34が積層されている点で、上述のシェ
ードフィルム1,11,21と異なる。具体的には、当
該シェードフィルム31は、インク受像層32、基材層
33、アルミニウム蒸着層34、粘着剤層35および離
型シート36が、表面側から裏面側へこの順に積層され
た構造である。従って当該シェードフィルム31は、フ
ィルム5,15,25を用いない分、薄くすることがで
きる。なお、当該シェードフィルム31を構成する各層
の材質および厚さは、上述の図1のシェードフィルム1
と同様であり、シェードフィルム31の製造方法は、ま
ず基材層32の裏面にアルミニウムを蒸着し、次に基材
層33の表面にインク受像層32を構成する樹脂組成物
をコーティングする工程以外は図1のシェードフィルム
1の上記製造方法と同様である。
5,15,25を用いずに基材層33の裏面に直接アル
ミニウム蒸着層34が積層されている点で、上述のシェ
ードフィルム1,11,21と異なる。具体的には、当
該シェードフィルム31は、インク受像層32、基材層
33、アルミニウム蒸着層34、粘着剤層35および離
型シート36が、表面側から裏面側へこの順に積層され
た構造である。従って当該シェードフィルム31は、フ
ィルム5,15,25を用いない分、薄くすることがで
きる。なお、当該シェードフィルム31を構成する各層
の材質および厚さは、上述の図1のシェードフィルム1
と同様であり、シェードフィルム31の製造方法は、ま
ず基材層32の裏面にアルミニウムを蒸着し、次に基材
層33の表面にインク受像層32を構成する樹脂組成物
をコーティングする工程以外は図1のシェードフィルム
1の上記製造方法と同様である。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシェード
フィルムは、遮光機能を有しつつ、インクジェット方式
等のプリンターで任意の模様を印刷することができる。
そのため、従来の遮光機能のみを有するシェードフィル
ムと比較して装飾性を向上させることができる。
フィルムは、遮光機能を有しつつ、インクジェット方式
等のプリンターで任意の模様を印刷することができる。
そのため、従来の遮光機能のみを有するシェードフィル
ムと比較して装飾性を向上させることができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係るシェードフィルム
を示す模式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るシェードフィルム
を示す模式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係るシェードフィルム
を示す模式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係るシェードフィルム
を示す模式的断面図である。
を示す模式的断面図である。
1 シェードフィルム 2 インク受像層 3 基材層 4 接着剤層 5 フィルム 6 アルミニウム蒸着層 7 粘着剤層 8 離型シート 11 シェードフィルム 12 インク受像層 13 基材層 14 接着剤層 15 フィルム 16 印刷層 17 粘着剤層 18 離型シート 21 シェードフィルム 22 インク受像層 23 基材層 24 接着剤層 25 フィルム 26 アルミニウム蒸着層 27 印刷層 28 粘着剤層 29 離型シート 31 シェードフィルム 32 インク受像層 33 基材層 34 アルミニウム蒸着層 35 粘着剤層 36 離型シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB10C AJ06 AK01A AK01B AK01C AK21 AK25 AK41 AK42 AK45 AK51G AR00A AR00C AR00D AR00E BA04 BA05 BA07 BA10B BA10D BA10E CB00 EH66C GB07 GB41 HB31C JB05A JD14A JL10C JL13D JL14E JN02C JN30C
Claims (5)
- 【請求項1】 印刷が可能な表面のインク受像層、合成
樹脂製の基材層、光の透過を遮蔽する光遮蔽層および裏
面の粘着剤層を備えたシェードフィルム。 - 【請求項2】 前記インク受像層は、親水性を有する合
成樹脂を含有する請求項1に記載のシェードフィルム。 - 【請求項3】 前記光遮蔽層として、アルミニウムを蒸
着したアルミニウム蒸着層が用いられている請求項1又
は請求項2に記載のシェードフィルム。 - 【請求項4】 前記光遮蔽層として、黒色インクで印刷
した印刷層が用いられている請求項1、請求項2又は請
求項3に記載のシェードフィルム。 - 【請求項5】 前記粘着剤層の裏面が離型シートで被覆
されている請求項1から請求項4のいずれかに記載のシ
ェードフィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10332471A JP3139997B2 (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | シェードフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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