JP2000105832A - パターン検査装置、パターン検査方法およびパターン検査プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

パターン検査装置、パターン検査方法およびパターン検査プログラムを格納した記録媒体

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JP2000105832A
JP2000105832A JP27568598A JP27568598A JP2000105832A JP 2000105832 A JP2000105832 A JP 2000105832A JP 27568598 A JP27568598 A JP 27568598A JP 27568598 A JP27568598 A JP 27568598A JP 2000105832 A JP2000105832 A JP 2000105832A
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JP27568598A
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Kazuhiro Nakajima
和弘 中島
Hideo Tsuchiya
英雄 土屋
Yasunao Isomura
育直 磯村
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターン検査装置の検査処理速度の短縮化を
目的とする。 【解決手段】 本発明のパターン検査装置は、設計デー
タにもとづいて検査基準パターンデータを生成する検査
基準データと、前記設計データに基づき作製された試料
のパターンを測定して得た測定パターンデータとを比較
照合することでパターン検査を行う装置であって、検査
基準データ生成部が、順次一定領域ごとの設計データを
読み出し、各設計データを要素図形に分け、各要素図形
の形状、位置、寸法情報を含む図形情報を抽出する予備
展開手段と、前記予備展開手段で抽出された図形情報を
記憶保持する図形情報記憶手段と、前記図形情報記憶手
段に保持された図形情報を読み出し、各図形情報におけ
る複数の要素図形を合成して新たな要素図形に置換する
とともに、これに応じて発生する新たな図形情報で、前
記図形情報記憶手段中の図形情報を書き換える図形合成
置換手段と、前記新たな図形情報に基づき、要素図形情
報をビットパターンに展開する図形展開手段とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値データを画像
データに変換する情報処理技術に関し、特に半導体素子
や液晶ディスプレイ(LCD)を製作するときに使用さ
れるフォトマスク、あるいはウエハや液晶基板の上等に
形成されたパターンの検査技術に関する。
【0002】
【従来の技術】大規模集積回路(LSI)のパターンの
高精細化が進むなか、製造における歩留り低下の大きな
原因の一つとして、フォトリソグラフィ技術で製造する
際に使用するフォトマスクのパターン欠陥が挙げられて
いる。フォトマスクの欠陥は、これをもとにして露光、
現像を経て基板上に形成する全てのパターンに欠陥の連
鎖を発生させてしまうため、プロセス上の問題は大き
い。そこで、最近フォトマスクを対象とした高精細なパ
ターン検査技術の開発が進んでいる。
【0003】図9は、従来のフォトマスクパターン検査
装置の全体構成を示すブロック図である。このパターン
検査装置では、顕微鏡と同様な光学系を用いてフォトマ
スク等の被測定試料1の上に形成されているパターンを
所定の倍率に拡大して検査する。
【0004】すなわち、試料台(XYθテーブル)2上
に被測定試料(フォトマスク)1を載置し、適切な光源
3及び集光レンズ7によってフォトマスク1に形成され
ているパターンをほぼ1画素分をカバーする大きさのビ
ームで照射する。例えば図10(a)に示すように、被
測定試料1上のパターンは細長い短冊T1,T2,T3
……Tnに分割され、各短冊T1,T2,T3,……Tn
を図中矢印に示すように連続的にビーム走査することに
よってパターン欠陥が検査される。具体的には図10
(b)に示すように、1画素分の幅Pで試料台2を駆動
して、長さWをスキャンし、これを単位ストライプと
し、次々と単位ストライプを逐次移動して、短冊T1
スキャンする。同様にして図10(a)に示すように短
冊T2,T3,T4,……Tnを往復走査(スキャン)す
る。
【0005】図9に示すように、フォトマスク1を透過
した光は拡大光学系4を介して、フォトダイオードアレ
イ5に入射し、フォトダイオードアレイ5上にフォトマ
スク上のパターンの光学像を結像する。結像されたパタ
ーンの像は、フォトダイオードアレイ5によって光電変
換され、測定信号を出力する。
【0006】この測定信号はさらにセンサ回路6によっ
てA/D変換され、測定パターンデータとなる。この測
定パターンデータは、比較回路14に入力される。一
方、試料台2上におけるフォトマスク1の位置はレーザ
測長システム16によって測定され、位置回路15に入
力される。位置回路15から出力されたフォトマスク1
の位置データも、測定パターンデータと共に比較回路1
4に送られる。
【0007】一方、フォトマスク1上へのパターン形成
は、通常電子ビーム描画装置を用いて形成されるが、こ
の際描画に用いた設計データが、磁気ディスク等のデー
タメモリ21からホスト計算機であるCPU10を通し
て、検査基準データを生成するビットパターン発生回路
12に送られる。設計データは、ここでビットパターン
に展開され、図形イメージデータとして参照データ発生
回路13に送られる。参照データ発生回路13では測定
パターンデータが伴う、拡大光学系4の解像特性やフォ
トダイオードアレイ5のアパーチャ効果等の影響を考慮
し、設計データに適切なぼかし処理を加え、参照データ
である検査基準パターンデータを生成する。
【0008】比較回路14は、測定パターンデータと適
切なフィルタ処理が施された設計側データとを適切なア
ルゴリズムに従って比較し、一致しない場合には、パタ
ーン欠陥ありと判定する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述するように、従来
のパターン検査装置においては、作製したフォトマスク
試料の測定パターンデータと、フォトマスクの作製の際
に使用した描画設計データに基づいて生成した検査基準
パターンデータとを比較するデータベース比較方式によ
りパターン欠陥の判定を行っているが、この方式におい
て、検査基準パターンデータは、次のような方法で生成
されている。
【0010】ビットパターン発生回路12には、図11
(a)に示すようなフォトマスク1の描画を行う際に描
画装置で用いた描画ストライプごとの設計データ120
が、さらに描画ストライプをいくつかのエリアに分けた
形で入力される。例えば、図11(b)に示すようにエ
リア121にある設計データは、あらかじめ登録された
図12に示す要素図形に分けられ、図13(c)に示す
ように、要素図形ごとに、対応要素図形の図形コード、
図形配置位置、図形サイズ(辺の長さ)のデータを有す
る図形情報に予備展開される。さらにビットパターンに
展開される。
【0011】従来のパターン検査装置においては、ビッ
トパターンに展開する際、図形サイズの表現方法とし
て、予め1ビットあたりの寸法(量子化寸法)を定め
て、図形の原点からの座標位置や辺の長さを、ビット数
で表現する記述方式(例えば1/100μmを単位とし
て、0.3μmを“30”と表現する)が用いられてい
る。一般的に用いられる浮動小数点方式などの実数表現
での記述方法を用いたのでは、表現精度は高いものの一
つのデータを現す語長(ビットサイズ)が32または6
4ビット必要となり全体のデータ容量がかさみ展開処理
の負担が大きいからである。
【0012】しかし、量子化寸法を用いてビット数で表
現する記述方式においても、設計データに含まれる図形
のより詳細な形状を再現しようとすれば、図形表現のた
めに必要となるビット数が過大となり、展開処理に時間
がかかるようになる。例えば0.3μm角の正方形を
0.01μm単位でビットパターンに展開したとすると
パターンメモリにおいて30×30=900[bit]
分のビットを立てる処理が必要になる。
【0013】一方、ビットパターン発生回路12でビッ
トパターンを展開された設計データは、参照データ発生
回路13において、光学系のMTF(Modulation Tran
sferFunction)およびセンサの隣接画素間の非零結合な
どの特性を模擬したぼやけ関数を作用させて、ぼかし処
理(フィルター処理)がなされ、最終的な検査基準パタ
ーンデータとなる。即ち、測定パターンデータと比較す
る際には、設計パターンデータのエッジ部分は、このぼ
かし処理によりある程度ぼやけて曖昧になった状態で取
り扱われる。
【0014】このような事情を踏まえれば、必要となる
検査基準パターンデータの精度は、ある程度の精度を有
するものであれば足りる。そこで、従来のビットパター
ン発生回路12では、測定データ計測に用いるセンサの
観測画素寸法のせいぜい1/4程度の量子化寸法でビッ
トパターンに展開するよう構成している。それでも、セ
ンサの観測対象である1画素に対して16倍のビットパ
ターンを発生する必要があるため、このビットパターン
展開処理に要する時間がパターン検査装置全体の処理速
度を律速するほどの制約となる。
【0015】単純にビットパターン展開処理に要する時
間を短縮化するには、量子化寸法を大きくすればよい。
しかし、この方法では、使用された描画設計データが詳
細な形状を表現していた場合に、本来の設計パターンの
エッジ位置や穴、突起の寸法など詳細な形状を再現でき
なくなり検査精度が不十分となる。
【0016】例えば、上述例と同じ0.3μm角の正方
形を0.3μm単位でビットパターンに展開する場合、
パターンメモリ上に想定しているメッシュ位置と目的の
正方形の位置が一致している場合はパターンのエッジ位
置は正しく反映されるが、ずれた場合は、量子化寸法の
1/2に相当する0.15μmものエッジ位置ずれを生
じることになる。
【0017】このように、量子化寸法を小さくしてビッ
トパターンの発生精度を上げることと、データの発生ビ
ット数を減らして処理速度を上げることは相反する関係
にあり、両立させることは容易ではない。
【0018】本発明の目的は、上述する課題に鑑み、高
いパターン検査精度と早い検査処理速度を両立しうるパ
ターン検査装置、パターン検査方法およびパターン検査
プログラムを格納した記録媒体を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載する本発
明のパターン検査装置の特徴は、設計データにもとづい
て検査基準パターンデータを生成する検査基準データ生
成部と、前記設計データに基づき作製された試料のパタ
ーンを測定し、測定パターンデータを生成する測定デー
タ生成部と、前記検査基準データと測定データを比較照
合する比較回路とを有するパターン検査装置であって、
前記検査基準データ生成部が、順次一定領域ごとの設計
データを読み出し、各設計データを要素図形に分け、各
要素図形の形状、位置、寸法情報を含む図形情報を抽出
する予備展開手段と、前記予備展開手段で抽出された図
形情報を記憶保持する図形情報記憶手段と、前記図形情
報記憶手段に保持された図形情報を読み出し、各図形情
報における複数の要素図形を合成して新たな要素図形に
置換するとともに、これに応じて発生する新たな図形情
報で、前記図形情報記憶手段中の図形情報を書き換える
図形合成置換手段と、前記新たな図形情報に基づき、要
素図形情報をビットパターンに展開する図形展開手段と
を有することである。
【0020】上記本発明のパターン検査装置の特徴によ
れば、検査基準データ生成部において図形合成置換手段
を有しているため、予備展開手段により展開した段階で
各図形情報が有する要素図形数を図形合成置換手段を用
いることにより大幅に減らすことができる。この結果、
要素図形情報をビットパターンに展開する処理時間が、
要素図形数の減少に応じて短縮化できる。
【0021】なお、請求項2に記載するように、上記パ
ターン検査装置は、前記図形合成置換手段が、図形情報
記憶手段に保持された図形情報を読み出して各要素図形
の頂点座標を演算し隣接する要素図形を検出する隣接図
形検出手段と、隣接図形が検出された場合はその複数の
図形を合成した形状を模擬する図形に置き換える図形近
似置換手段とを有するものであってもよい。
【0022】請求項3に記載する本発明のパターン検査
方法の特徴は、設計データに基づき作製された被検査試
料のパターンを測定し、測定パターンデータを生成する
とともに、設計データに基づいて検査基準パターンデー
タを生成し、前記測定パターンデータと前記検査基準パ
ターンデータとを比較照合することにより被検査試料の
パターン検査を行うパターン検査方法において、前記検
査基準パターンデータの生成が、一定領域分の設計デー
タを要素図形に分け、各要素図形の位置と寸法情報を抽
出する予備展開ステップと、前記予備展開ステップで抽
出された図形情報を順次図形情報記憶手段に書き込むス
テップと、前記図形情報記憶手段に保持された図形情報
を順次読み出し、各図形情報における複数の要素図形を
合成して新たな要素図形に置換するとともに、これに応
じて発生する新たな図形情報で、前記図形情報記憶手段
中に記憶されていた前の図形情報を書き換える図形合成
置換ステップと、前記図形情報記憶手段より順次図形情
報を読み出し、該図形情報をビットパターンに展開する
ステップと、前記ビットパターンより、検査基準パター
ンデータに対応する図形イメージデータを合成するステ
ップとを有することである。
【0023】上記本発明のパターン検査方法の特徴によ
れば、図形合成置換ステップにおいて、図形情報記憶手
段に記憶された各図形情報の有する複数の要素図形を合
成して新たな要素図形に置換することにより、各図形情
報の有する要素図形の数を減少させることができる。要
素図形情報をビットパターンに展開する際の図形処理数
が減るため、展開処理時間を短縮化できる。
【0024】請求項4に記載する本発明のパターン検査
方法の特徴は、請求項3に記載のパターン検査方法にお
いて、前記予備展開ステップと、前記図形合成置換ステ
ップと、前記図形情報をビットパターンに展開するステ
ップとをそれぞれ並行処理することである。
【0025】上記請求項4の本発明のパターン検査方法
によれば、ビットパターン展開処理と並行して予備展開
処理と図形合成置換処理を行うため、予備展開処理や図
形合成処理に要する時間がパターン検査全体に要する処
理時間を延長することはない。また、上述するように、
ビットパターン展開処理時間が図形合成置換処理を行う
ことにより短縮化されるため、パターン検査全体に要す
る時間を短縮化できる。
【0026】請求項5に記載する本発明のパターン検査
プログラムを格納した記録媒体の特徴は、設計データに
基づき作製された被検査試料のパターンを測定し、測定
パターンデータを生成するステップと、設計データに基
づいて検査基準パターンデータを生成するステップと、
前記測定パターンデータと前記検査基準パターンデータ
とを比較照合するステップとを有するパターン検査プロ
グラムであって、前記検査基準パターンデータを生成す
るステップが、一定領域分の設計データを、要素図形に
分け、各要素図形の位置と寸法情報を抽出する予備展開
ステップと、前記予備展開ステップで抽出された図形情
報を順次図形情報記憶手段に書き込むステップと、前記
図形情報記憶手段に記憶された図形情報を順次読み出
し、各図形情報における複数の要素図形を合成して新た
な要素図形に置換するとともに、これに応じて発生する
新たな図形情報で、前記図形情報記憶手段中に記憶され
ていた前の図形情報を書き換える図形合成置換ステップ
と、前記図形情報記憶手段より順次図形情報を読み出
し、該図形情報をビットパターンに展開するステップ
と、前記ビットパターンより、検査基準パターンデータ
に対応する図形イメージデータを合成するステップとを
有するパターン検査プログラムを格納した記録媒体であ
ることである。
【0027】なお、上記記録媒体には、磁気ディスク装
置、光ディスク装置、光磁気ディスク装置、磁気ドラム
装置、磁気テープ装置等が含まれる。上記記録媒体に記
録されたプログラムによれば、上述する請求項3に記載
したパターン検査方法を実現することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。
【0029】(1、パターン検査装置の全体構成)ま
ず、本発明の実施の形態に係るパターン検査装置の全体
的な構成と動作について概説する。基本構成は、図9に
示す従来のパターン検査装置とほぼ共通する。即ち、同
図に示すように、本実施の形態に係るパターン検査装置
は、ホスト計算機(CPU)10と、被測定試料である
フォトマスク1のパターンに対応した測定パターンデー
タを生成する測定データ生成部(2、3、4、5、6、
7)と、設計データより検査基準パターンデータを生成
する検査基準データ生成部(12、13)と、測定パタ
ーンデータと検査基準パターンデータとを比較する比較
回路14とを少なくとも備えている。
【0030】測定データ生成部の基本構成は、被測定試
料(フォトマスク)1に形成されたパターンに対応する
光学像を取得する光学像取得部(3、7、2、4)、こ
の光学像を電気信号に変換する光電変換部(フォトダイ
オードアレイ)5、光電変換されたアナログ電気信号を
デジタル電気信号からなる測定パターンデータに変換す
るセンサ回路6等から構成される。
【0031】フォトマスク1を載置する試料台2は、C
PU10から指令を受けたテーブル制御回路11によ
り、各モータを介して、X方向、Y方向の移動およびθ
方向の回転が可能な3軸(X−Y−θ)マニピュレータ
である。試料台2の位置座標は、例えばレーザ測長シス
テム16により測定され、その出力が位置回路15に送
られる。位置回路15から出力された位置座標はテーブ
ル制御回路11にフィードバックされる。
【0032】試料台2の上方には、光源3および集光レ
ンズ7からなる光照射部が配置されており、光源3から
の光は集光レンズ7を介してフォトマスク1に照射され
る。フォトマスク1および試料台2を透過した光は、拡
大光学系4及び光電変換部(フォトダイオードアレイ)
5の受光面に結像照射される。
【0033】光電変換部としてのフォトダイオードアレ
イ5は、フォトマスク1の被検査パターンに対応した測
定信号を検出する。この測定信号はセンサ回路6でデジ
タルデータに変換され、さらにラインバッファで整列さ
れた後、測定パターンデータとして比較回路14に送ら
れる。測定パターンデータは、例えば8ビットの符合な
しデータであり、各画素の明るさを表現しているものと
する。なお、比較回路14には、位置回路15を経て測
定箇所の位置情報も送られる。
【0034】通常、これらの測定データは10〜30M
Hz程度のクロック周波数に同期してフォトダイオード
アレイ5から読み出し、適当なデータ並び替えを経て、
ラスター走査された2次元画像データとして取り扱う。
【0035】ビットパターン発生回路12は、CPU1
0のデータバスを介して、データメモリ21およびプロ
グラムメモリ22に接続されている。データメモリ21
内に格納されている設計データは、CPU10に制御さ
れて、ビットパターン発生回路12に順次転送される。
この設計データは、電子ビーム露光描画装置を用いてフ
ォトマスクを作製した際に使用した描画データであり、
描画装置の描画進行に適した短冊状にエリア分割された
描画ストライプデータ120(図11(a)参照)が引
用され、これを基に検査基準データとなるビットパター
ンデータが生成される。なお、本実施の形態に係るビッ
トパターン発生回路12の具体的構成は後述する。
【0036】このビットパターンデータは、イメージデ
ータとして参照データ発生回路13に送られ,データ全
体にパターン検査装置での測定誤差等を考慮したぼかし
処理等が加えられ、最終的な検査基準パターンデータと
して比較回路14に送られる。比較回路14では測定パ
ターンデータと検査基準パターンデータをレベル比較や
(隣接画素や1つ飛びの画素間の)微分値を比較するな
どの適切なアルゴリズムにより比較し、欠陥判定を行
う。
【0037】検出した欠陥の情報はCPU10に取り込
む。取り込む情報は欠陥の発生した座標やその際の測定
パターンデータと検査基準パターンデータ、比較回路で
判定した欠陥種別などがある。これらの情報は検査進行
中あるいは検査終了後にディスプレイ装置等の出力装置
24に表示したり、データメモリ21等に保存する。
【0038】なお、本実施の形態に係るパターン検査装
置は、操作者からのデータや命令などの入力を受け付け
る入力装置23、検査結果を出力する出力装置24、設
計パターンデータなどを格納したデータメモリ21、及
びパターン検査プログラムなどを格納したプログラムメ
モリ22等を有している。
【0039】(2、ビットパターン発生回路の構成と動
作)図1は、本実施の形態に係るビットパターン発生回
路12の構成を示すブロック図である。
【0040】ビットパターン発生回路12は、同図に示
すように、フォトマスクを描画作製する際に描画装置に
おいて使用された描画ストライプデータを入力し一時的
に蓄積するデータメモリ31a〜31cと、データメモ
リ31a〜31cから描画ストライプデータの一定エリ
ア121に相当する設計データを順次読み出し、予め定
義されている要素図形形状、位置、寸法などの図形情報
を描出する予備展開回路34と、一定数分の図形情報を
保持する図形情報キャッシュメモリ35と、図形情報キ
ャッシュメモリを読み出して図形の頂点座標を演算し隣
接する図形を検出する隣接図形検出回路36と、隣接図
形が検出された場合はその複数の図形を合成した形状を
模擬する図形に置き換える図形近似置換回路37と、上
記図形情報キャッシュメモリ35から図形情報を分配す
る図形データ配分回路38と、分配された図形情報を要
素図形の形状、位置、寸法などの情報に基づき予め定め
た量子化寸法M1でビットパターンに展開し一定エリア
分の図形イメージに展開し、さらにこれを一時蓄積する
パターンメモリ42a〜42cと、検査照合の進度に合
わせてパターンメモリ42a〜42cから図形イメージ
データとして読み出す読み出し制御回路42とから構成
する。
【0041】以下、上述するビットパターン発生回路1
2の動作について説明する。
【0042】なお、本実施の形態に係るパターン検査装
置における測定データ生成部における被検査試料の検査
精度は、例えばセンサ1画素当たりの観察寸法が0.2
μmであり、フォトマスクを描画する際に用いられた設
計データの寸法記述が、0.001μmを単位とする整
数データである場合において、この設計データに基づく
検査基準データ生成において、図形展開回路41でビッ
トパターンに展開する際の1ビット当たりの量子化寸法
を例えば0.005μmとする。
【0043】本実施の形態における被測定試料のパター
ン欠陥検査は、図9、図10に示すように、被測定試料
であるフォトマスク1を載置した試料台2をx方向ある
いはy方向に連続的に移動してストライプ検査を行う。
【0044】検査するフォトマスク1を作製する際に、
描画装置で使用された設計描画データである被検査パタ
ーンの描画設計データはハードディスク等のデータメモ
リ21に格納してあり、フォトマスク1の検査にあわせ
て、測定中のパターン位置に相当する部分の描画設計デ
ータを検索し、DMA転送などの手段でビットパターン
発生回路12内のデータメモリ31a〜31cに順次読
み込んでいく。各データメモリには、図11に示すよう
な描画ストライプデータ120中の一定エリア121毎
分割されたデータが順次書き込まれる。
【0045】ここでは、3つのデータメモリ31a〜3
1cを備えた場合を示しているが、このように複数バン
ク装備することにより、続く予備展開処理とCPUを介
して行われるデータ転送を並列に進行させることができ
る。
【0046】データメモリ31a〜31cの容量は、ス
トライプ検査1本〜数本分のデータが蓄積できる程度確
保して、ストライプ検査が終了する都度補充転送が必要
か判断するようにすることが好ましい。
【0047】次に、予備展開回路34で、データメモリ
31a〜31cに読み込まれた設計描画データから順
次、要素図形の形状、位置、寸法などの図形情報を抽出
する。
【0048】抽出した図形情報は、図形情報キャッシュ
メモリ35に書き込む。図形情報キャッシュメモリ35
は、一定エリア121のデータ毎に予備展開回路34か
ら出力される図形情報を保持する。それぞれの図形情報
キャッシュメモリ35は、予備展開回路34と隣接図形
検出回路36および図形近似置換回路37とビットパタ
ーン展開回路38〜40とが並列に行えるよう数十〜数
百の図形情報を保持できるようにする。
【0049】図形情報キャッシュメモリ35には、以下
の図形情報(a)〜(c)が、図3(a)に示すフォー
マットで保存される。 (a)要素図形の図形コード (b)図形の存在する座標(x,y) (c)辺の長さ(L1,L2)
【0050】例えば、描画ストライプの一定エリア12
1内に図2(a)に示すような図形パターンに対応する
設計データがある場合、予備展開された段階では、描画
条件に依存した形で分割された5つの要素図形(〜
)として把握され、図3中の「図形情報a」に相当す
るデータが図形情報キャッシュメモリ35に書き込ま
れ、保存される。
【0051】図形情報キャッシュメモリ35に一定エリ
ア121の図形情報が保存されると、隣接図形検出回路
36が動作を開始する。隣接図形検出回路36は、図形
情報から頂点座標を算出し、予め定めた図形数分の情報
を内部スタックで保持する。隣接図形検出回路36は新
たに読み込んだ図形の頂点座標と予め内部で保持してい
たそれ以前の図形頂点座標とを比較して、複数の図形を
合成近似できないか判断する。
【0052】隣接図形検出回路36が合成可能と判断し
た場合にはそれらの図形のアドレスを保持する。つま
り、すでにスタックに保持していた図形には識別情報を
追記し、新たに読み込んだ図形情報は識別情報とともに
内部スタックに保持される。内部スタックが予め定めた
図形数に達したら、順次図形近似置換回路37に送る。
この際、合成近似可能と判断された図形は連動して図形
近似置換回路37に送られる。
【0053】図形近似置換回路37は、合成可能の識別
情報がない図形群については図形情報キャッシュメモリ
35からそのままの図形情報を、図形展開回路とパター
ンメモリからなる図形展開手段40A〜40Cに出力す
るよう制御する。また、合成可能の識別情報がある図形
群に対しては、その合成図形形状を1つの図形で近似す
るよう演算し、図形情報キャッシュメモリ35上の図形
情報を書き換え、書き換えた近似図形を図形展開手段4
0A〜40Cに出力するよう制御する。
【0054】なお、上記隣接図形検出回路36と図形近
似置換回路37を用いた具体的な図形合成方法について
は後述するが、上述する処理により、各エリアの図形情
報の有する要素図形の数は多くの場合減少する。例えば
図2(b)示すように、予備展開回路34で抽出された
時点で5個であった要素図形が、上述する図形近似置換
処理により2個に縮減される。
【0055】図形展開回路41a〜41cでは予め定め
た展開量子化寸法M1で図形情報キャッシュメモリ35
から入力された図形情報をビットパターンに展開する。
展開されたビットパターンはパターンメモリ内に、図形
イメージデータとして一時的に蓄積される。
【0056】このイメージデータは、一定領域を予め定
めた量子化寸法M1でメッシュ上に区切られた各グリッ
ドに図形が存在するかどうかを1または0(1bit)
で表現する2値ビットパターンイメージでもよく、もし
くは量子化寸法M1でメッシュ上に区切られた一つのグ
リッドの図形面積などから(複数bitを使用して)中
間的なレベル(階調)も表現する多値ビットパターンイ
メージとしてもよい。
【0057】なお、2値ビットパターンで表す場合は、
図形の原点座標や辺の長さを展開量子化寸法M1で切ら
れたグリッドに当てはめるように量子化していく際、グ
リッドにうまく乗っていない場合には、四捨五入して近
似する。辺の長さが四捨五入して零になる場合(厳密に
は始点座標と終点座標が量子化した結果同じ座標になっ
てしまう場合)にはその図形はビットパターンとして発
生しないことになる。
【0058】読み出し制御回路50は、この後比較回路
において行われるフォトマスク1の測定パターンデータ
と検査基準パターンデータとの照合進度に合わせてパタ
ーンメモリ42a〜42cからイメージデータを読み出
す。
【0059】図4は、本実施の形態におけるパターン検
査装置における処理動作のタイムチャートの一例を示し
たものである。なお、参考のため、下方に従来のパター
ン検査装置における図形展開処理動作のタイムチャート
も示した。従来は、本実施の形態のパターン検査装置の
ように、ビットパターン発生回路が図形合成置換手段を
有していないため、予備展開された図形情報はそのまま
ビットパターンに展開処理されていた。よって、図2
(a)に示すような設計データは5つの要素図形(〜
)情報を展開処理する必要があった。これに対し、本
実施の形態のパターン検査装置を用いた場合は、図形合
成置換手段によりビットパターン展開処理の際の要素図
形数が図2(b)に示すように2つ(”)に減らさ
れるため展開処理時間が大幅に短縮できる。
【0060】また、図4に示すように、本実施の形態に
係るビットパターン発生処理においては、図形情報記憶
キャッシュメモリを複数バンク構造としているため、図
形展開処理と並行して予備展開処理と隣接図形検出置換
処理(図形合成置換処理)を進行することができる。よ
って、従来に比較して処理工程が増えても隣接図形展開
処理時間内に図形検出置換処理を終了できるので、処理
工程の負担は処理時間の延長にはならない。なお、図形
検出置換処理を並行して進行する図形展開処理時間の範
囲内で打ち切るように設定しておけば、ビットパターン
発生回路で要する時間は、常に図形展開処理時間に律速
されることとなり、上述するような図形展開処理時間の
短縮化を伴い、ビットパターン発生処理全体に要する時
間、引いてはパターン検査全体に要する時間が確実に短
縮できる。
【0061】なお、図形データ配分回路38は、図形展
開回路41a〜41cの空き状況をみて、図形情報キャ
ッシュメモリ35から図形情報を読みだし、図形展開回
路41a〜41cに図形情報を出力する。図形展開回路
41a〜41cで展開されたビットパターンはそれぞれ
のパターンメモリ42a〜42cに出力する。
【0062】また、読み出し制御回路50は、測定デー
タと設計データとの検査照合の進度に合わせてパターン
メモリ42a〜42cから図形イメージデータを読み出
し合成する。
【0063】パターンメモリ42a〜42cは、適当な
領域分をカバーする程度のアドレス空間を持つリングバ
ッファ構造とする。即ち、ある程度の領域の展開が済み
パターンメモリ42a〜42cにパターンが満たされた
場合には、読み出されるのを待って書き込み動作を停止
させる。そして、検査照合の進度に合わせてパターンメ
モリ44〜46が読み進められた時点で、再度書き込み
動作を再開するように制御する。
【0064】読み出し制御回路50は上述の合成読み出
し機能のほか、読み出したアドレスのデータをゼロクリ
アする機能とリングバッファ構造のパターンメモリのリ
ード/ライト動作のスタート/ストップの動作も管理す
る機能も有する。
【0065】(3、図形情報の処理についての実施例)
以下、ビットパターン発生回路13における隣接図形検
出回路36と図形近似置換回路37を用いた描画設計デ
ータの図形情報の合成置換処理方法についての具体的な
実施例1〜3について説明する。
【0066】(実施例1)実施例1では、図2(a)に
示すように、一定エリア121の設計パターンが予備展
開の際に5つの要素図形として把握されている場合に関
しての図形情報処理方法の一例について図2、図3を参
照して説明する。
【0067】予備展開回路34は、複数バンクのデータ
メモリ31a〜31cのうち現在測定中の検査ストライ
プに相当する設計データを読み出す。各データメモリに
は、描画ストライプ120の識別情報やセルと呼ばれる
図形集合の繰り返しやセルの配置が既述されており、予
備展開回路34では、これらの情報から処理すべき図形
情報を抽出する。
【0068】例えば、描画ストライプ120の一定エリ
ア121が、図2(a)に示すような設計パターンを有
する場合、一定エリア121内のパターンは〜の5
つの要素図形として抽出され、図3(b)中の「図形情
報a」に示す形式で図形情報キャッシュメモリ35に保
存される。即ち、図形情報キャッシュメモリ35には、
要素図形ごとに(1)要素図形の図形コード、(2)図
形の存在する座標(x,y)、(3)辺の長さ(L1、
L2)が書き込まれる。なお、この段階における要素図
形の抽出は、設計データが用いられたフォトマスク描画
装置の描画条件に適した形で分割されている。
【0069】隣接図形検出回路36は、図形情報キャッ
シュメモリ35に設計データの一定エリア121内の上
記図形情報が保存された状態で動作を開始する。隣接図
形検出回路36は、図形情報キャッシュメモリ35から
図形情報を読み出し、一番目の要素図形と合成可能な
図形がないか順に検索する。要素図形と要素図形は
一つの要素図形に置き換え可能であるため、図形近似置
換回路37に要素図形とを置き換えるように指示す
る。
【0070】図形近似置換回路37は、二つの要素図形
との配置位置、辺の長さ、図形コードから、置き換
え後の要素図形’を求め、図形情報キャッシュメモリ
35の内容を書き換える。この隣接図形の合成置換によ
り、図形情報キャッシュメモリ35内の図形情報は、図
3(b)中の「図形情報b」に示すように、要素図形
を新たな要素図形’で置き換え、もう一方の要素図形
は図形コードにNOPコード(展開する必要のない図
形)を上書きしたものに書き換えられる。
【0071】このような隣接図形間の検出および置換の
処理を全ての要素図形に対して予め定められた上限時間
内でかつ置き換え可能な要素図形がなくなるまで、ある
いは一定時間内にできる範囲まで繰り返す。即ち、これ
らの図形合成処理は、以下の手順(1)〜11))で行
われる(図3(b)を参照のこと)。
【0072】1)「図形情報a」において、要素図形
と合成可能な隣接要素図形がないかを検索する。(要素
図形と合成可能と判断する。) 2)要素図形と要素図形を一つの要素図形’に置
き換える。これに伴い、図形情報キャッシュメモリ中の
「図形情報a」を「図形情報b」に書き換える。 3)「図形情報b」において、要素図形’と合成可能
な隣接要素図形がないか検索する。(該当図形なしと判
断する。) 4)「図形情報b」において、要素図形と合成可能な
隣接要素図形がないか検索する。(該当図形なしと判断
する。) 5)「図形情報b」において、要素図形と合成可能な
隣接要素図形がないか検索する。(要素図形と合成可
能と判断する。) 6)要素図形と要素図形を一つの要素図形’に置
き換える。これに伴い、図形情報キャッシュメモリ中の
「図形情報b」を「図形情報c」に書き換える。 7)「図形情報c」において、要素図形’と合成可能
な隣接要素図形がないか検索する。(要素図形’と合
成可能と判断する。) 8)要素図形’と要素図形’を一つの要素図形”
に置き換える。これに伴い図形情報キャッシュメモリ中
の「図形情報c」を「図形情報d」に書き換える。 9)「図形情報c」において、要素図形と合成可能な
隣接要素図形がないか検索する。(該当図形なしと判断
する。) 10)「図形情報c」において、要素図形”と合成可
能な図形がないか検索する。(該当図形なしと判断す
る。) 11)合成可能な要素図形がなくなったため合成置換処
理を終了する。
【0073】最終的に、図2(a)に示す5つの要素図
形を図2(b)に示す2つの要素図形に置き換えること
ができる。
【0074】このように、上述した手順による要素図形
の合成置換処理により、要素図形数を縮減できたことに
より、引き続いて行う図形展開回路41a〜41cでの
ビットパターン展開処理に要する時間を短縮化できる。
【0075】(実施例2)次に、図5、図6を参照しな
がら、実施例2の図形情報の処理方法について説明す
る。実施例2は、図5(a)に示すように、一定エリア
内に存在するいずれかの要素図形の寸法が量子化寸法に
較べ、わずかなずれがある場合の要素図形の合成置換処
理方法の一例である。
【0076】上述した実施例1の場合は、隣接図形検出
回路36と図形近似置換回路37で合成置換される要素
図形は、描画時に用いられる設計データの寸法記述M0
単位で、誤差無く合成可能なものであったが、実際には
要素図形寸法が量子化寸法に対しずれている場合も多
い。この場合において、そのずれが量子化寸法の1/4
以下程度の場合は、その後に行われる「ぼかし処理」等
を考慮すれば検査の精度上特に問題にならないと考えら
れる。
【0077】そこで、実施例2では、隣接図形検出回路
36に予め許容寸法(dx,dy)を与え、ずれ、重な
り、隙間が許容寸法以下の場合は合成可能と判断して図
形近似置換回路37に指示を送る。
【0078】図形近似置換回路37は、合成可能と指示
された2つの要素図形にずれがある場合には、ずれの直
交方向の辺の長さの長い方の要素図形を優先して、新し
い要素図形に合成置換する。
【0079】例えば、データメモリ31a〜31cから
予備展開され、図形情報キャッシュメモリ35上に書き
込みがなされた段階で、図5(a)に示すような3つの
要素図形が抽出され、図形情報キャッシュメモリ35上
に図6に示す「図形情報a」に相当する情報が保存され
る場合において、隣接図形検出回路36で、要素図形
と合成可能な隣接図形がないか順に検索される。要素図
形と要素図形は、y方向にずれがあるが、ずれ量
(L2−L4)が許容寸法(dy)より小さいため一つ
の要素図形に置き換え可能と判断し、図形近似置換回路
37に要素図形とを置き換えるように指示する。
【0080】図形近似置換回路37では、2つの要素図
形との配置位置、辺の長さ、図形コードから、置き
換え後の要素図形を求める。y方向にずれがあるため、
直交するx方向の寸法の長い要素図形を優先して置き
換え後の要素図形’を求め、図形情報キャッシュメモ
リの内容を図6に示す「図形情報b」に書き換える。あ
とは、実施例1と同様に、隣接図形間の検出および置換
の処理を全ての要素図形に対して予め定められた上限時
間内でかつ置き換え可能な要素図形がなくなるまで、あ
るいは一定時間内にできる範囲で繰り返す。これらの一
連の図形合成処理は、次のような手順(1)〜5))で
行われる(図6を参照のこと)。
【0081】1)「図形情報a」において、要素図形
と合成可能な隣接要素図形がないかを検索する。(上述
する許容寸法(dy)を考慮の上、要素図形と合成可
能と判断する。) 2)要素図形と要素図形を一つの要素図形’に置
き換える。(図形情報キャッシュメモリ中の「図形情報
a」を「図形情報b」に書き換える。) 3)「図形情報b」において、要素図形と合成可能な
隣接要素図形がないか検索する。(要素図形’と合成
可能と判断する。) 4)要素図形’と要素図形を一つの要素図形”に
置き換える。(図形情報キャッシュメモリ中の「図形情
報b」を「図形情報c」に書き換える。) 5)合成可能な要素図形がなくなったため合成置換処理
を終了する。
【0082】このように、最終的に、図5(a)に示す
3つの要素図形〜を図5(b)に示す1つの要素図
形”に置き換えることができる。
【0083】上述した手順による要素図形の合成置換処
理により、要素図形数を縮減できたことにより、引き続
いて行う図形展開回路41a〜41cでのビットパター
ン展開処理に要する時間を短縮化できる。
【0084】(実施例3)図7、図8を参照しながら、
実施例3の図形情報の処理方法について説明する。実施
例3は、図7(a)に示すように、一定エリア内に存在
する複数の要素図形の合成置換方法として、要素図形同
士の重なりを許して、より少ない要素図形に合成置換す
る図形情報処理方法の一例である。
【0085】例えば、データメモリ31a〜31cから
予備展開され、図形情報キャッシュメモリ35上に書き
込みがなされた段階で、図7(a)に示すような7つの
要素図形が抽出され、図形情報キャッシュメモリ35上
に図8に示す「図形情報a」に相当する情報が保存され
る場合に対して、実施例3では、図7(b)に示すよう
に、要素図形と要素図形を要素図形の一部に重複
する要素図形’に合成置換する。このように、要素図
形同士の重なりを許した合成置換を認めることで、要素
図形の数をより少なくすることができる。
【0086】合成置換された要素図形’と要素図形
は、一部が重複することとなるが、2値ビットパターン
イメージを使用してビットパターンを展開する場合は、
パターンメモリ42a〜42cに展開する際及び読み出
し制御回路50で各パターンメモリ42a〜42cを合
成して読み出す際に各グリッドで論理和(OR)を取り
ながら合成処理するため重なり箇所の存在は問題となら
ない。
【0087】また、多値ビットパターンイメージを使用
してビットパターンを展開する場合でも、パターンメモ
リ42a〜42cに展開する際及び読み出し制御回路5
0で各パターンメモリ42a〜42cを合成して読み出
す際に各グリッドの足し算を行うため、図形が重なって
いる領域ではグリッドの上限値(階調の最大値)を越え
てしまうが、上限値を設定する処理を行えば要素図形の
重なり箇所の存在は問題とはならない。
【0088】例えば、図形情報キャッシュメモリ35上
に書き込まれた図形情報から隣接図形検出回路36で、
要素図形(主図形)を読み込み、これと合成可能な隣接
要素図形(従属図形)がないか順に検索する際に、通常
に用いられる第1の条件とは別に、第2の条件として、
主の要素図形の図形コードで両方(主図形と従属図形)
の要素図形を含むような要素図形に置き換えたときに、
新たに発生する要素図形領域に既に他の要素図形が重複
して存在するかどうかも検索する。既に他の要素図形が
存在する場合は、図形近似置換回路37に合成置換する
ように指示を出す。図形近似置換回路37は、隣接図形
検出回路36より置き換えを指示された新たな要素図形
が置き換え不可能な場合、一つ目の要素図形のコードで
双方の要素図形を含む要素図形に置き換える。
【0089】例えば、図形情報キャッシュメモリ35
に、図7(a)に示す図形情報が、図8に示す「図形情
報a」の形式で保存されているとき、隣接図形検出回路
36では、まず要素図形と合成置換可能な隣接要素図
形がないかを検索する。単純に置き換え可能な図形はな
いが、要素図形の図形コード(長方形)で、要素図形
と要素図形を含む要素図形’に置き換えたとき
に、新たに発生する要素図形領域には要素図形が存在
するため、置換可能と判断して、図形近似置換回路37
に要素図形と要素図形のアドレスを送る。図形近似
置換回路37は、要素図形との単純な置き換えは不
可能だが、要素図形の図形コードで双方を含む要素図
形’に置き換え、図形情報キャッシュメモリ上の図8
に示す「図形情報a」を「図形情報b」に書き換える。
【0090】あとは、実施例1と同様に、隣接図形間の
検出および置換の処理をすべての要素図形に対して予め
定められた上限時間内でかつ置き換え可能な要素図形が
なくなるまで、あるいは一定時間内にできる範囲で繰り
返す。これらの一連の図形合成処理は、次のような手順
(1)〜13))で行われる(図8を参照のこと)。
【0091】1)「図形情報a」において、要素図形
と合成可能な隣接要素図形がないかを検索する。(第2
の条件の下、要素図形と合成可能と判断する。) 2)要素図形と要素図形を一つの要素図形’に置
き換える。これに伴い図形情報キャッシュメモリ中の
「図形情報a」を「図形情報b」に書き換える。 3)「図形情報a」において、要素図形と合成可能な
隣接要素図形がないか検索する。(該当図形なしと判断
する。) 4)「図形情報b」において、要素図形と合成可能な
図形は無いか検索する。(第2の条件の下、要素図形
と合成可能と判断する。) 5)要素図形と要素図形を一つの要素図形’に置
き換える。これに伴い図形情報キャッシュメモリ中の
「図形情報b」を「図形情報c」に書き換える。 6)要素図形と合成可能な図形はないか検索する。
(該当図形なしと判断する。) 7)「図形情報c」において、要素図形と合成可能な
図形はないか検索する。(第2の条件の下、要素図形
と合成可能と判断する。) 8)要素図形と要素図形を一つの要素図形’に置
き換える。これに伴い図形情報キャッシュメモリ中の
「図形情報c」を「図形情報d」に書き換える。 9)「図形情報d」において、要素図形’と合成可能
な図形は無いか検索する。(該当図形なしと判断す
る。) 10)「図形情報d」において、要素図形と合成可能
な図形は無いか検索する。(該当図形なしと判断す
る。) 11)「図形情報d」において、要素図形’と合成可
能な図形は無いか検索する。(該当図形なしと判断す
る。) 12)「図形情報d」において、要素図形’と合成可
能な図形は無いか検索する。(該当図形なしと判断す
る。) 13)合成可能な要素図形が無くなったため処理を終了
する。
【0092】このように、最終的に、図7(a)に示す
7つの要素図形〜を図7(b)に示す4つの要素図
形に置き換えることができる。
【0093】上述した手順による要素図形の合成置換処
理により、要素図形数を縮減できたことにより、引き続
いて行う図形展開回路41a〜41cでのビットパター
ン展開処理に要する時間を短縮化できる。
【0094】このように本実施の形態によれば、予備展
開回路34の出力を保存する、図形キャッシュメモリ3
5を設け、隣接図形検出回路36,図形近似置換37に
よって、上述するような種々の方法で要素図形を合成し
要素図形数を減らすことにより、要素図形ごとに行われ
る図形展開処理時間を縮減し、ビットパターン発生処理
全体の時間を短縮することができる。一方、被測定試料
のセンサ観測画素寸法に対し十分に高精度の量子化寸法
で設計データを展開できるため、データベース比較方式
のパターン検査を高速にしかも高精度に行うことが可能
になる。
【0095】以上、実施の形態に沿って説明したが、本
発明のパターン検査装置は、上述の説明に限定されるも
のではない。例えば、図形展開回路41a〜41cでの
ビットパターン展開処理を軽減するため、予備展開回路
34で予備展開を行う際に、要素図形の配置座標及び辺
の長さを、展開量子化寸法M1単位に量子化することも
可能である。ただしこの場合、図形近似置換回路37で
合成処理する前に量子化されるため、辺の長さが零にな
る図形が発生し、微小図形を合成して活用することによ
るパターンエッジの精度向上の効果が得られなくなる。
【0096】図形展開回路41a〜41cの処理を軽減
しつつ、精度向上の効果を得る方法として、予備展開回
路34では、展開量子化寸法M1より十分に小さい量子
化寸法、例えばM1/2nで量子化しておき、図形展開
回路41a〜41cでの量子化演算において、ビットシ
フト演算と四捨五入の判断のみの簡潔なものにする方法
もある。
【0097】上述した実施の形態は、被測定試料として
フォトマスクを用いた場合を主に述べているが、フォト
マスク以外にもLISやLCD等、フォトリソグラフィ
プロセスでパターン形成される種々のものを被測定試料
として応用できる。
【0098】
【発明の効果】上述するように、本発明のパターン検査
装置は、設計データにもとづいて検査基準パターンデー
タを生成する検査基準データ生成部と、前記設計データ
に基づき作製された試料のパターンを測定し、測定パタ
ーンデータを生成する測定データ生成部と、前記検査基
準データと測定データを比較照合する比較回路とを有す
るパターン検査装置であって、検査基準データ生成部に
おいて図形合成置換手段を有する。
【0099】上記図形合成置換手段により、設計データ
から抽出される複数の要素図形情報を合成し、少ない要
素図形情報に置換することで、ビットパターン展開され
る処理図形の数を減らし、展開処理時間を短縮化でき
る。即ち、ビットパターン展開の際のビットあたりの量
子化寸法を粗くすることなく、ビットパターン展開処理
速度を上げることができるため、高速で精度の高いパタ
ーン検査を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るビットパターン発生回路の
概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態における実施例1の図形合成置換
方法を説明するための設計パターンイメージを示す平面
図である。
【図3】本実施の形態における実施例1の図形合成置換
方法における各段階での図形情報の内容を示す図であ
る。
【図4】本実施の形態に係るパターン検査装置における
ビットパターン発生処理に要する各処理時間のタイムチ
ャートである。
【図5】本実施の形態における実施例2の図形合成置換
方法を説明するための設計パターンイメージを示す平面
図である。
【図6】本実施の形態における実施例2の図形合成置換
方法における各段階での図形情報の内容を示す図であ
る。
【図7】本実施の形態における実施例3の図形合成置換
方法を説明するための設計パターンイメージを示す平面
図である。
【図8】本実施の形態における実施例3の図形合成置換
方法における各段階での図形情報の内容を示す図であ
る。
【図9】パターン検査装置の全体構成を示す概略ブロッ
ク図である。
【図10】被測定試料の検査方法を説明するための図で
ある。
【図11】描画設計データの構成と図形情報の関係を示
す概念図である。
【図12】要素図形の登録例を示す図である。
【符号の説明】
1 フォトマスク 2 XYθテーブル 3 光源 4 拡大光学系 5 フォトダイオードアレイ 6 センサ回路 7 位置回路 10 CPU 11 テーブル制御回路 12 ビットパターン発生回路 13 参照データ発生回路 14 比較回路 15 位置回路 16 レーザ測長システム 21 データメモリ 22 プログラムメモリ 23 入力装置 24 出力装置 31a〜31c データメモリ 34 予備展開回路 35 図形情報キャッシュメモリ 36 隣接図形検出回路 37 図形近似置換回路 38 図形データ配分回路 40A〜40C ビットパターン展開手段 41a〜41c 図形展開回路 42a〜42c パターンメモリ 50 読み出し制御回路 120 描画ストライプデータ 121 エリア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 502V (72)発明者 磯村 育直 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 2G051 AA51 AA56 AA73 AB20 CA03 CB02 DA07 DA08 EA08 EA12 EA14 EB01 EB02 ED07 FA10 2H088 FA11 FA30 HA01 HA06 MA20 2H095 BD04 BD28 5B057 AA03 CA12 CA20 CB12 CB16 CC01 CE04 CE08 CH01 CH11 DA03 DB02 DC03 DC07 DC32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計データにもとづいて検査基準パター
    ンデータを生成する検査基準データ生成部と、 前記設計データに基づき作製された試料のパターンを測
    定し、測定パターンデータを生成する測定データ生成部
    と、 前記検査基準パターンデータと測定パターンデータを比
    較照合する比較回路とを有するパターン検査装置におい
    て、 前記検査基準データ生成部が、 順次一定領域ごとの設計データを読み出し、各設計デー
    タを要素図形に分け、各要素図形の形状、位置、寸法情
    報を含む図形情報を抽出する予備展開手段と、 前記予備展開手段で抽出された図形情報を記憶保持する
    図形情報記憶手段と、 前記図形情報記憶手段に保持された図形情報を読み出
    し、各図形情報における複数の要素図形を合成して新た
    な要素図形に置換するとともに、これに応じて発生する
    新たな図形情報で、前記図形情報記憶手段中の図形情報
    を書き換える図形合成置換手段と、 前記新たな図形情報に基づき、図形情報をビットパター
    ンに展開する図形展開手段とを有することを特徴とする
    パターン検査装置。
  2. 【請求項2】 前記図形合成置換手段が、 図形情報記憶手段に保持された図形情報を読み出して各
    要素図形の頂点座標を演算し隣接する要素図形を検出す
    る隣接図形検出手段と、 隣接図形が検出された場合はその複数の図形を合成した
    形状を模擬する図形に置き換える図形近似置換手段とを
    有することを特徴とする請求項1に記載のパターン検査
    装置。
  3. 【請求項3】 設計データに基づき作製された被検査試
    料のパターンを測定し、測定パターンデータを生成する
    とともに、 設計データに基づいて検査基準パターンデータを生成
    し、 前記測定パターンデータと前記検査基準パターンデータ
    とを比較照合することにより被検査試料のパターン検査
    を行うパターン検査方法において、 前記検査基準パターンデータの生成が、 一定領域分の設計データを、要素図形に分け、各要素図
    形の位置と寸法情報を抽出する予備展開ステップと、 前記予備展開ステップで抽出された図形情報を順次図形
    情報記憶手段に書き込むステップと、 前記図形情報記憶手段に保持された図形情報を順次読み
    出し、各図形情報における複数の要素図形を合成して新
    たな要素図形に置換するとともに、これに応じて発生す
    る新たな図形情報で前記図形情報記憶手段中に記憶され
    ていた前の図形情報を書き換える図形合成置換ステップ
    と、 前記図形情報記憶手段より順次図形情報を読み出し、該
    図形情報をビットパターンに展開するステップと、 前記ビットパターンより、検査基準パターンデータに対
    応する図形イメージデータを合成するステップとを有す
    ることを特徴とするパターン検査方法。
  4. 【請求項4】 前記予備展開ステップと、前記図形合成
    置換ステップと、 前記図形情報をビットパターンに展開するステップと
    が、それぞれ並行処理されることを特徴とする請求項3
    に記載のパターン検査方法。
  5. 【請求項5】 設計データに基づき作製された被検査試
    料のパターンを測定し、測定パターンデータを生成する
    ステップと、 設計データに基づいて検査基準パターンデータを生成す
    るステップと、 前記測定パターンデータと前記検査基準パターンデータ
    とを比較照合するステップとを有するパターン検査プロ
    グラムであって、 前記検査基準パターンデータを生成するステップが、 一定領域分の設計データを、要素図形に分け、各要素図
    形の位置と寸法情報を抽出する予備展開ステップと、 前記予備展開ステップで抽出された図形情報を順次図形
    情報記憶手段に書き込むステップと、 前記図形情報記憶手段に記憶された図形情報を順次読み
    出し、各図形情報における複数の要素図形を合成して新
    たな要素図形に置換するとともに、これに応じて発生す
    る新たな図形情報で、前記図形情報記憶手段中に記憶さ
    れていた前の図形情報を書き換える図形合成置換ステッ
    プと、 前記図形情報記憶手段より順次図形情報を読み出し、該
    図形情報をビットパターンに展開するステップと、 前記ビットパターンより、検査基準パターンデータに対
    応する図形イメージデータを合成するステップとを有す
    るパターン検査プログラムを格納した記録媒体。
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