JP4266217B2 - パターン検査装置、パターン検査方法及びプログラム - Google Patents

パターン検査装置、パターン検査方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、パターン検査装置、パターン検査方法、或いは、かかる方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに係り、例えば、半導体製造に用いる試料となる物体のパターン欠陥を検査するパターン検査技術に関し、半導体素子や液晶ディスプレイ(LCD)を製作するときに使用されるフォトマスク、ウェハ、あるいは液晶基板などの極めて小さなパターンの欠陥を検査する装置に関する。
近年、大規模集積回路(LSI)の高集積化及び大容量化に伴い、半導体素子に要求される寸法形状はますます微細になってきている。これらの半導体素子は、回路パターンが形成された原画パターン(マスク或いはレチクルともいう。以下、マスクと総称する)を用いて、いわゆるステッパと呼ばれる縮小投影露光装置でウェハ上にパターンを露光転写して回路形成することにより製造される。例えば、LSIの製造プロセスにおいて、回路パターンを転写するステッパでは、4〜5倍に回路パターンを拡大したフォトマスクを原版として用いる。よって、かかる微細な回路パターンをウェハに転写するためのマスクの製造には、微細パターンを描画することができるパターン描画装置を用いる。かかるパターン描画装置を用いてウェハに直接パターン回路を描画することもある。電子ビーム描画装置については、文献にも記載されている(例えば、特許文献1参照)。或いは、電子ビーム以外にもレーザビームを用いて描画するレーザビーム描画装置の開発が試みられており、文献に開示されている(例えば、特許文献2参照)。
そして、このフォトマスクへの完全性(パターン精度および無欠陥など)への要求は年々極めて高くなっている。多大な製造コストのかかるLSIの製造にとって、歩留まりの向上は欠かせない。しかし、1ギガビット級のDRAM(ランダムアクセスメモリ)に代表されるように、LSIを構成するパターンは、サブミクロンからナノメータのオーダーになろうとしている。歩留まりを低下させる大きな要因の一つとして、半導体ウェハ上に超微細パターンをフォトリソグラフィ技術で露光、転写する際に使用されるマスクのパターン欠陥があげられる。上述したように、近年の超微細化・高集積化によってステッパの限界解像度近傍でパターン転写が行なわれるようになり、高精度フォトマスクがデバイス製造のキーとなってきた。これに伴い、パターン欠陥として検出しなければならない寸法も極めて小さいものとなっている。そのため、LSI製造に使用される転写用マスクの欠陥を検査するパターン検査装置の高精度化が必要とされている。すなわち、超微細パターンの欠陥を検出するマスク欠陥検査装置の性能向上が先端半導体デバイスの短期開発・製造歩留まり向上には必須である。
一方、マルチメディア化の進展に伴い、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)は、500mm×600mm、またはこれ以上への液晶基板サイズの大型化と、液晶基板上に形成されるTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)等のパターンの微細化が進んでいる。従って、極めて小さいパターン欠陥を広範囲に検査することが要求されるようになってきている。このため、このような大面積LCDのパターン及び大面積LCDを製作する時に用いられるフォトマスクの欠陥を短時間で、効率的に検査する試料検査装置の開発も急務となってきている。
ここで、従来のパターン検査装置では、拡大光学系を用いてリソグラフィマスク等の試料上に形成されているパターンを所定の倍率で撮像した光学画像と、設計データ、あるいは試料上の同一パターンを撮像した光学画像と比較することにより検査を行うことが知られている(例えば、特許文献3参照)。
例えば、パターン検査方法として、同一マスク上の異なる場所の同一パターンを撮像した光学画像データ同士を比較する「die to die検査」や、マスクパターンを描画する時に使用したCADデータを検査装置入力フォーマットに変換した設計パターンデータをビットパターンデータに展開した設計画像データをベースに参照データを生成して、それとパターンを撮像した測定データとなる光学画像データとを比較する「die to database検査」がある。かかる検査装置における検査方法では、試料はステージ上に載置され、ステージが動くことによって光束が試料上を走査し、検査が行われる。試料には、光源及び照明光学系によって光束が照射される。試料を透過あるいは反射した光は光学系を介して、センサ上に結像される。センサで撮像された画像は測定データとして比較回路へ送られる。比較回路では、画像同士の位置合わせの後、測定データと参照データとを適切なアルゴリズムに従って比較し、一致しない場合には、パターン欠陥有りと判定する。
ところで、最近の最先端マスクには、OPC(光近接効果補正)処理のためのパターン形状に代表される複雑なパターン形状や、微妙な配線形状を表現するための円弧状のパターンや任意角度の斜め配線パターンが多用され、超微細なパターン描画が行われるようになった。OPC処理とは、マスク製造プロセス上、生じてしまうパターンのコーナ丸まりやパターンの粗密で仕上がり寸法が変わってしまうことを補償するために、本来の図形のほかに補助的なパターンを配置することである。例えば、コーナの丸まりを補償するために意図的にコーナ部分に突起(OPCパターン)をつけることでウェハ転写パターン形状を整った直角にすることができる。これらのパターンを表現するには、任意角度図形を扱える装置構成やデータフォーマットを用意しない場合、四角形や三角形といった一定の微細な図形を大量に組み合わせることで対応することが考えられ、一般に用いられている。上述した任意角度図形をサポートしていないデータフォーマットで、任意角度パターンや円弧状のパターンを表現するには、例えば、細い短冊状の図形を多数組み合わせて行っていた。また、例えば、四角形状のパターンに上述したOPCパターンをつけた場合、OPCパターン無しでは四角形状の1個の図形で表現できたのに対し、OPCパターンつき図形を表現するためには、例えば7個の四角形状の図形に分割して表現することが必要になる。
以上のように、微細な図形を大量に組み合わせることで、これらのパターンを表現するとパターン記述に必要な図形数が増加し、それに伴って図形一つ一つの情報を流す所要時間および図形一つ一つをビットパターンに展開する処理時間が増加するという課題が生じるようになった。
ここで、図形数を低減するために、分割された複数の図形の図形データ群で構成される設計パターンデータが入力されると、分割された図形を1つの図形(図形データ)として合成して図形数を減少させてからビットパターンに展開するという技術が文献に開示されている(例えば、特許文献4参照)。
特開2002−237445号公報 米国特許5386221号公報 特開平8−76359号公報 特開2000−105832号公報
以上、説明したように、検査装置が読み込む設計パターンデータは、微細な形状記述のために図形数が多くなる傾向があり、検査基準の図形パターン(ビットパターンデータ)発生に必要な処理時間が延びる、あるいは図形パターン発生処理装置の回路規模を大きくして並列処理を行なうことで処理時間を短縮させる必要があるなどの課題があった。
本発明は、上述した問題点を克服し、図形データが格納された設計パターンデータからビットパターンを効率よく発生させるパターン検査方法および装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様のパターン検査装置は、
図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとを用いて定義された図形データが格納された設計パターンデータを順次第1の領域分記憶する第1の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶された設計パターンデータをビットパターンデータに変換するビットパターンデータ変換部と、
前記ビットパターンデータを順次記憶する第2の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとが一致する図形データ同士を反復する複数の図形データとして検出する第1の検出部と、
前記第1の検出部により検出された前記反復する複数の図形データの内、先にビットパターンデータに変換され、前記第2の記憶部に記憶されたビットパターンデータを記憶する第3の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶されている前記第1の領域分の設計パターンデータの中から前記第3の記憶部に記憶されたビットパターンデータに対応する図形データを検出する第2の検出部と、
前記第2の検出部により検出された図形データを前記ビットパターンデータ変換部でビットパターンデータに変換する代わりに、前記第3の記憶部に記憶されたビットパターンデータを前記第3の記憶部から読み出して前記第2の記憶部に書き込む書き込み部と、
前記設計パターンデータに基づいて描画された試料の光学画像データを取得する光学画像取得部と、
前記第2の記憶部から読み出されたビットパターンデータに基づく参照画像と前記光学画像データとを比較する比較部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様のパターン検査装置は、
図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとを用いて定義された図形データが格納された設計パターンデータを順次第1の領域分記憶する第1の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶された設計パターンデータをビットパターンデータに変換する第1のビットパターンデータ変換部と、
前記ビットパターンデータを順次記憶する第2の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとが一致する図形データ同士を反復する複数の図形データとして検出する第1の検出部と、
前記第1の検出部により検出された前記反復する複数の図形データのいずれかをビットパターンデータに変換する第2のビットパターンデータ変換部と、
前記第2のビットパターンデータ変換部により変換されたビットパターンデータを記憶する第3の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶されている前記第1の領域分の設計パターンデータの中から前記第3の記憶部に記憶されたビットパターンデータに対応する図形データを検出する第2の検出部と、
前記第2の検出部により検出された図形データを前記第1のビットパターンデータ変換部でビットパターンデータに変換する代わりに、前記第3の記憶部に記憶されたビットパターンデータを前記第3の記憶部から読み出して前記第2の記憶部に書き込む書き込み部と、
前記設計パターンデータに基づいて描画された試料の光学画像データを取得する光学画像取得部と、
前記第2の記憶部から読み出されたビットパターンデータに基づく参照画像と前記光学画像データとを比較する比較部と、
を備えたことを特徴とする。
そして、本発明の一態様のパターン検査方法は、
図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとを用いて定義された図形データが格納された設計パターンデータを順次第1の記憶装置に第1の領域分記憶させる第1の記憶工程と、
前記第1の記憶装置に記憶された設計パターンデータをビットパターンデータに変換するビットパターンデータ変換工程と、
前記ビットパターンデータを順次第2の記憶装置に記憶させる第2の記憶工程と、
前記第1の記憶装置に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとが一致する図形データ同士を反復する複数の図形データとして検出する第1の検出工程と、
検出された前記反復する複数の図形データの内、先にビットパターンデータに変換され、前記第2の記憶装置に記憶されたビットパターンデータを第3の記憶装置に記憶させる第3の記憶工程と、
前記第1の記憶装置に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から前記第3の記憶装置に記憶されたパターンデータに対応する図形データを検出する第2の検出工程と、
前記第2の検出工程により検出された図形データをビットパターンデータに変換する代わりに、前記第3の記憶装置に記憶されたビットパターンデータを前記第3の記憶装置から読み出して前記第2の記憶装置に書き込む書き込み工程と、
前記設計パターンデータに基づいて描画された試料の光学画像データを取得する光学画像取得工程と、
前記第2の記憶装置から読み出されたビットパターンデータに基づく参照画像と前記光学画像データとを比較する比較工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、かかる方法を、コンピュータを実行させるためのプログラムにより構成する場合には、
図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとを用いて定義された図形データが格納された設計パターンデータを順次第1の記憶装置に第1の領域分記憶させる第1の記憶処理と、
前記第1の記憶装置に記憶された設計パターンデータをビットパターンデータに変換するビットパターンデータ変換処理と、
前記ビットパターンデータを順次第2の記憶装置に記憶させる第2の記憶処理と、
前記第1の記憶装置に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとが一致する図形データ同士を反復する複数の図形データとして検出する第1の検出処理と、
検出された前記反復する複数の図形パターンの内、先にビットパターンデータに変換され、前記第2の記憶装置に記憶されたビットパターンデータを第3の記憶装置に記憶させる第3の記憶処理と、
前記第1の記憶装置に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から前記第3の記憶装置に記憶されたビットパターンデータに対応する図形データを検出する第2の検出処理と、
前記第2の検出処理により検出された図形データをビットパターンデータに変換する代わりに、前記第3の記憶装置に記憶されたビットパターンデータを前記第3の記憶装置から読み出して前記第2の記憶装置に書き込む書き込み処理と、
前記設計パターンデータに基づいて描画された試料の光学画像データを取得する光学画像取得処理と、
前記第2の記憶装置から読み出されたビットパターンデータに基づく参照画像と前記光学画像データとを比較する比較処理と、
を備えればよい。
本発明によれば、反復する図形データについてビットパターンデータに変換する処理時間を短縮することができる。また、第1の領域分の設計パターンデータの中に存在する反復する複数の図形データについて検出することで、むやみに第3の記憶装置に記憶させておくビットパターンデータ数を増やさないようにすることができる。その結果、効率よくビットパターンデータを読み出して第2の記憶装置に書き込むことができる。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1におけるマスク検査装置の構成を示す概念図である。
図1において、マスクのパターン欠陥を検査するパターン検査装置100は、光学画像取得部150と制御系回路160を備えている。光学画像取得部150は、XYθテーブル102、光源103、拡大光学系104、フォトダイオードアレイ105、センサ回路106、レーザ測長システム122、オートローダ130、ピエゾ素子142を備えている。制御系回路160では、コンピュータとなる制御計算機110が、バス120を介して、位置回路107、比較回路108、展開回路111、参照回路112、オートローダ制御回路113、テーブル制御回路114、磁気ディスク装置109、磁気テープ装置115、フレシキブルディスク装置(FD)116、CRT117、パターンモニタ118、プリンタ119、オートフォーカス制御回路140に接続されている。また、XYθテーブル102は、X軸モータ、Y軸モータ、θ軸モータにより駆動される。
被検査試料となるフォトマスク101は、XYθ各軸のモータによって水平方向及び回転方向に移動可能に設けられたXYθテーブル102上に載置され、フォトマスク101に形成されたパターンには適切な光源103によって光が照射される。フォトマスク101を透過した光は拡大光学系104を介して、フォトダイオードアレイ105に光学像として結像し、入射する。フォトマスク101のたわみやXYθテーブル102のZ方向への変動を吸収するため,オートフォーカス制御回路140により制御されるピエゾ素子142を用いてフォトマスク101への焦点合わせを行なう。
図2は、実施の形態1における展開回路の内部構成を示すブロック図である。
図2において、展開回路111は、記憶装置(或いは記憶部)の一例となるデータメモリ202、プリプロセッサ204、記憶装置(或いは記憶部)の一例となる近傍図形キャッシュバッファメモリ206、パターンジェネレータ208、記憶装置(或いは記憶部)の一例となるパターンメモリ210、反復パターン検出器212、記憶装置(或いは記憶部)の一例となるテンプレートバンク214、キャラクタパターン書き込み回路216、繰り返し判定器218、読み出しコントローラ220を有している。そして、繰り返し判定器218には、局所パターンジェネレータ219が配置されている。
図3は、描画データ準備および描画・検査の流れを説明する概念図である。
まず、パターンを構成する図形が設計され、設計CADデータが作成される。そして、上述したように、マスク製造プロセス上、生じてしまうパターンのコーナ丸まりやパターンの粗密で仕上がり寸法が変わってしまう場合がある。ここでは、一例として、これを補償するために、OPC(光近接効果補正)処理として、本来の図形のほかに補助的なパターン(OPCパターン)を配置する。ここでは、OPCパターンとして、長方形の基本パターンのコーナの丸まりを補償するために意図的にコーナ部分の4隅に突起(OPCパターン)をつけている。OPCパターンをつけることで仕上がりの形状を整った直角にすることができる。そして、描画装置で試料を描画するためには、CADデータを装置入力フォーマットに変換した設計パターンデータとなる描画データを作成することになる。ここで、OPCパターンが配置された上述した図形を表現するためには、上述したように任意角度図形を扱える装置構成やデータフォーマットを用意しない場合、四角形や三角形といった一定の微細な図形を大量に組み合わせることで対応する。ここでは、図形分割処理として、上述したOPCパターン付きのパターンを分割する場合、OPCパターン無しでは四角形状の1個の図形で表現できたのに対し、OPCパターンつき図形を表現するためには、例えば7個の四角形状の図形に分割して表現することが必要になる。このようにして、設計パターンデータとなる描画データが作成され、描画装置において試料となるマスクにパターンが描画される。一方、かかるマスクのパターン欠陥を検査するため、パターン検査装置100は、描画データを入力し、例えば、磁気ディスク装置109に保存しておく。そして、マスクについては、光学画像取得部150によって、光学画像となる測定データが取得される。そして、パターン検査装置100において比較検査され、検査結果が出力される。
図4は、実施の形態1におけるパターン検査方法の要部工程を示すフローチャート図である。
図4において、パターン検査方法は、光学画像取得工程(S502)、記憶工程(S602)と、図形解釈工程(S604)と、記憶工程(S606)と、検出工程の一例となるテンプレート検索工程を構成する接触パターン判定工程(S608)、グループ化処理工程(S610)、グループパターン検出工程(S612)と、ビットパターンデータ変換工程の一例となるパターン展開工程(S614)と、記憶工程(S618)と、ビットパターン読み出し工程(S622)と、ビットパターン書き込み工程(S624)と、検出工程の一例となる反復パターン検出工程を構成する反復要素図形パターン検出工程(S632)、接触パターン判定工程(S634)、グループ化処理工程(S636)、反復グループ判定工程(S638)と、テンプレートバンク記憶工程(S640)と、読み出し工程(S652)と、フィルタ処理工程(S654)と、比較工程(S656)という一連の工程を実施する。
S(ステップ)502において、光学画像取得工程として、光学画像取得部150は、設計パターンデータとなる描画データに基づいて描画された試料となるフォトマスク101における光学画像データ(測定データ)を取得する。具体的には、光学画像は、以下のように取得される。
被検査試料となるフォトマスク101は、XYθ各軸のモータによって水平方向及び回転方向に移動可能に設けられたXYθテーブル102上に載置され、フォトマスク101に形成されたパターンには、XYθテーブル102の上方に配置されている適切な光源103によって光が照射される。光源103から照射される光束は、試料となるフォトマスク101を照射する。フォトマスク101の下方には、拡大光学系104、フォトダイオードアレイ105及びセンサ回路106が配置されており、露光用マスクなどの試料となるフォトマスク101を透過した光は拡大光学系104を介して、フォトダイオードアレイ105に光学像として結像し、入射する。拡大光学系104は、オートフォーカス制御回路140に制御されたピエゾ素子142等の自動焦点機構により自動的に焦点調整がなされている。
図5は、光学画像の取得手順を説明するための図である。
被検査領域は、図5に示すように、Y方向に向かって、例えば、200μm程度のスキャン幅Wでの細い短冊状の複数の検査ストライプに仮想的に分割され、更にその分割された各検査ストライプが連続的に走査されるようにXYθテーブル102の動作が制御され、X方向に移動しながら光学画像が取得される。フォトダイオードアレイ105では、図5に示されるようなスキャン幅Wの画像を連続的に入力する。そして、第1の検査ストライプにおける画像を取得した後、第2の検査ストライプにおける画像を今度は逆方向に移動しながら同様にスキャン幅Wの画像を連続的に入力する。そして、第3の検査ストライプにおける画像を取得する場合には、第2の検査ストライプにおける画像を取得する方向とは逆方向、すなわち、第1の検査ストライプにおける画像を取得した方向に移動しながら画像を取得する。このように、反復して連続的に画像を取得していくことで、無駄な処理時間を短縮することができる。
フォトダイオードアレイ105上に結像されたパターンの像は、フォトダイオードアレイ105によって光電変換され、更にセンサ回路106によってA/D(アナログデジタル)変換される。フォトダイオードアレイ105には、TDI(タイムディレイインテグレーション)センサのようなセンサが設置されている。ステージとなるXYθテーブル102をX軸方向に連続的に移動させることにより、TDIセンサは試料となるフォトマスク101のパターンを撮像する。これらの光源103、拡大光学系104、フォトダイオードアレイ105、センサ回路106により高倍率の検査光学系が構成されている。
XYθテーブル102は、制御計算機110の制御の下にテーブル制御回路114により駆動される。X方向、Y方向、θ方向に駆動する3軸(X−Y−θ)モータの様な駆動系によって移動可能となっている。これらの、Xモータ、Yモータ、θモータは、例えばステップモータを用いることができる。そして、XYθテーブル102の移動位置はレーザ測長システム122により測定され、位置回路107に供給される。また、XYθテーブル102上のフォトマスク101はオートローダ制御回路113により駆動されるオートローダ130から自動的に搬送され、検査終了後に自動的に排出されることも可能なものとなっている。
センサ回路106から出力された測定データ(光学画像))は、位置回路107から出力されたXYθテーブル102上におけるフォトマスク101の位置を示すデータとともに比較回路108に送られる。測定データは例えば8ビットの符号なしデータであり、各画素の明るさの階調を表現している。
一方、展開工程として、展開回路111は、磁気ディスク装置109から制御計算機110を通して設計パターンデータとなる描画データを読み出し、読み出された被検査試料となるフォトマスク101の設計図形データとなる描画データを2値ないしは多値のイメージデータ(ビットパターンデータ)に変換して、このイメージデータが参照回路112に送られる。以下、具体的に説明する。
S602において、記憶工程として、フォトマスク101のパターン形成時に用いた描画データは、記憶装置(或いは記憶部)の一例である磁気ディスク装置109から制御計算機110を通して展開回路111内のデータメモリ202に記憶(格納)される。
S604において、図形解釈工程として、プリプロセッサ204は、データメモリ202から図形の情報や繰り返し表現などの制御情報を読み出す。
ここで、描画データに含まれる図形は、後述するように、長方形や三角形を基本図形としたもので、例えば、図形の基準位置における座標(x、y)、辺の長さ、長方形や三角形等の図形種を区別する識別子となる図形コードといった情報で各パターン図形の形、大きさ、位置等を定義した図形データが格納されている。プリプロセッサ204は、図形ごとのデータにまで展開し、その図形データの図形形状を示す図形コード、図形寸法などを解釈する。
S606において、記憶工程として、近傍図形キャッシュバッファメモリ206は、図形データが格納された設計パターンデータとなる描画データを順次一定領域分記憶する。言い換えれば、近傍図形キャッシュバッファメモリ206は、プリプロセッサ204で解釈した図形一つ一つの情報を一時的に一定量分記憶(格納)する。
次に、S608〜S624の各工程に先立って、S632〜S640について説明する。
反復パターン検出工程として、検出部の一例となる反復パターン検出器212は、テンプレートバンク214に格納できる繰り返し図形群が出現することを監視する。言い換えれば、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に一定量分記憶されている描画データを読み出して、描画データの中に、反復する複数の図形データの存在を検索する。そして、反復する複数の図形データが存在する場合に、この複数の図形データを検出する。
まず、S632において、反復パターン検出工程の一部となる反復要素図形パターン検出工程として、反復パターン検出器212は、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に一定量分記憶されている描画データを読み出して、描画データの中に、反復する複数の要素図形データの存在を検索する。
図6は、図形形状と図形コードとの関係の一例を示す概念図である。
描画データでは、パターンを構成する各要素図形について、図形コードで定義している。図6では、例えば、長方形の図形について、図形コードが10、正方形の図形について、図形コードが11、ある方向を向いた直角三角形の図形について、図形コードが20、上下に反転した直角三角形の図形について、図形コードが21、左右に反転した直角三角形の図形について、図形コードが22、さらに上下に反転した直角三角形の図形について、図形コードが23、平行四辺形の図形について、図形コードが50、90度回転した平行四辺形の図形について、図形コードが51、台形の図形について、図形コードが60、90度回転した台形の図形について、図形コードが61と定義している。
図7は、描画データの一例を示す図である。
図7では、長方形の図形と直角三角形の図形とを表現する場合について示している。描画データでは、セル内図形データとして、各図形が、ある原点位置からの図形配置位置(基準位置)の座標(x,y)、図形コード、辺の長さLで格納(定義)されている。例えば、長方形の図形について、図形配置位置の座標(x1,y1)、図形コード=10、辺の長さとしてx方向の寸法L1とy方向の寸法L2との各値が格納(定義)されている。直角三角形の図形について、図形配置位置の座標(x2,y2)、図形コード=20、辺の長さとしてx方向の寸法L1とy方向の寸法L2との各値が格納(定義)されている。原点位置としては、例えば、セルの原点でもよいし、近傍図形キャッシュバッファメモリ206のバンクの原点或いはパターンメモリ210のバンクの原点等でもよい。
図8は、描画データの他の一例を示す図である。
図8では、台形の図形と平行四辺形の図形とを表現する場合について示している。図7と同様、描画データでは、セル内図形データとして、ある原点位置からの図形配置位置(基準位置)の座標(x,y)、図形コード、辺の長さLが格納(定義)されている。例えば、台形の図形について、図形配置位置の座標(x1,y1)、図形コード=60、辺の長さとしてx方向の寸法L1とy方向の寸法L2とx方向の差分値dx1、dx2との各値が格納(定義)されている。平行四辺形の図形について、図形配置位置の座標(x2,y2)、図形コード=50、辺の長さL1とL2とx方向の差分値dx1、dx2との各値が格納(定義)されている。
図9は、描画データの他の一例を示す図である。
図9では、長方形の図形と上述した台形とは別の台形の図形とを表現する場合について示している。図7と同様、描画データでは、セル内図形データとして、ある原点位置からの図形配置位置(基準位置)の座標(x,y)、図形コード、辺の長さLが格納(定義)されている。例えば、長方形の図形について、図形配置位置の座標(x1,y1)、図形コード=10、辺の長さとしてx方向の寸法L1とy方向の寸法L2との各値が格納(定義)されている。台形の図形について、図形配置位置の座標(x2,y2)、図形コード=61、辺の長さとしてx方向の寸法L1とy方向の寸法L2とy方向の差分値dy1、dy2との各値が格納(定義)されている。
多くのデータフォーマットでは、これらの要素図形の集合体(セル)を定義して、この集合体を配列上に配置したり、ひとつ分の集合体の内容記述とその配置座標を複数記述するという手段でデータの記述を階層化、或いは、データ全体の容量を圧縮する工夫がなされている。さらに一定の寸法の範囲の集合体(セル)をフレームとしてまとめて管理するといった階層構造を使ってもよい。
図10は、近傍図形キャッシュバッファメモリに一時的に一定量分記憶されている描画データの一例を示す図である。
図11は、図10の各図形要素の図形コードと図形の原点座標と辺の長さとの一例を示す図である。
例えば、図10に示す4つのまとまった図形を描画データにすると、図10に示すように、図6〜図9に示した要素図形を適宜組合せて表現される。これらのパターンを記述する方法は、例えば、図11に示すことができる。例えば、図形の記述順序は(1)、(2)、・・・(10)とすることができる。図10に示す4つのまとまった図形のうち、2つの図形は、複数の要素図形が接触して構成されているが、必ずしも接している要素図形同志が連続した番号で記述される必要はない。
反復パターン検出器212は、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に記憶されている一定領域内の、ひとつの要素図形の図形コードと辺の長さデータが、別の要素図形の図形コードと辺の長さデータと一致する要素図形同士を検索し、図形コードと辺の長さデータ同士が一致する要素図形が検出された場合に繰り返し図形ありと判定する。例えば、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に図10及び図11に示す描画データが一時的に一定量分として記憶されている場合、反復パターン検出器212は、検索した結果、反復する複数の要素図形として、図形(1)と図形(2)、図形(3)と図形(4)、図形(5)と図形(6)と図形(7)と図形(8)、図形(9)と図形(11)、図形(10)と図形(12)について、一定領域内で反復する繰り返し要素図形ありと判定する。
次に、S634において、反復パターン検出工程の一部となる接触パターン判定工程として、反復パターン検出器212は、反復する複数の要素図形ペアについて、ペアを構成するそれぞれの要素図形がさらに近傍図形と接しているかを判断する。例えば、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に図10及び図11に示す描画データが一時的に一定量分として記憶されている場合、反復パターン検出器212は、図形(1)に接触する図形(3)と図形(5)が接触し、図形(5)について図形(9)が接触し、図形(9)について図形(10)が接触していると判定する。同様に、図形(2)に接触する図形(4)と図形(7)が接触し、図形(7)について図形(11)が接触し、図形(11)について図形(12)が接触していると判定する。
そして、S636において、反復パターン検出工程の一部となるグループ化処理工程として、反復パターン検出器212は、接している図形同士をグループ化する。例えば、図10及び図11に示す例では、図形(1)と図形(3)と図形(5)と図形(9)と図形(10)とが1つのグループとしてグループ化される。同様に、図形(2)と図形(4)と図形(7)と図形(11)と図形(12)とが1つのグループとしてグループ化される。もちろん、図形(6)や図形(8)は、それぞれ1つの要素図形でそれぞれグループを構成する。
そして、S638において、反復パターン検出工程の一部となる反復グループ判定工程として、反復パターン検出器212は、グループ同士で反復する繰り返し図形となるかどうかを判定する。グループ同士で反復する繰り返し図形となるかどうかは、図形コードと図形の辺の長さとグループを構成する複数の図形データの図形同士の配置位置関係とが一致するかどうかで判定する。例えば、図10及び図11に示す例では、図形(1)と図形(3)と図形(5)と図形(9)と図形(10)とのグループと、図形(2)と図形(4)と図形(7)と図形(11)と図形(12)とのグループとは、反復する繰り返し図形と判定される。そして、図形(6)のグループと図形(8)のグループとも、反復する繰り返し図形と判定される。このように反復する繰り返し図形グループと判定された図形グループが描画データの中に存在する場合に、このグループ化した図形群の図形データを検出する。そして、反復パターン検出器212は、パターンメモリ210内に記憶されたグループ化された図形群(図形グループ)のビットパターンデータをテンプレートバンク214に記憶(格納)するようにキャラクタパターン書き込み回路216に制御信号を出力する。
そして、S640において、テンプレートバンク記憶工程として、キャラクタパターン書き込み回路216は、反復パターン検出器212からの制御信号に基づき、反復する複数のグループ化された図形群の図形データの内、後述するS614において先にビットパターンデータに変換され、同じく後述するS618においてパターンメモリ210に記憶されたビットパターンデータを読み出して、テンプレートバンク214に書き込み、記憶させる(登録する)。言い換えれば、反復パターン検出器212の判定で、新規にテンプレートに書き込むべきパターンを検出した場合には、キャラクタパターン書き込み回路216が、既にパターン発生したパターンメモリ210上の所定のアドレス領域のパターンを切り出し(コピー)してこれをテンプレートバンク214に格納する。
図12は、テンプレートバンク214に登録されたグループ化された図形群の一例を示す概念図である。
図12に示すように、テンプレートバンク214には、反復パターン検出器212によって選別された一定領域内で反復されたグループ化された図形群のビットパターンデータがテンプレートとして登録される。
ここで、反復する繰り返し図形は、チップに散らばっているというよりは、ある一定の領域に固まっていることが多い。そこで、本実施の形態では、次々とデータ処理が続く中で、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に格納されている一定領域分の図形データの中から図形コードと図形の辺の長さとが一致する図形データ同士を反復された図形として検出し、検出された図形のビットパターンデータをテンプレートバンク214に登録する。さらに、反復された図形については、接している図形群を1つのグループとして、グループを構成する複数の図形データについて、図形コードと図形の辺の長さと複数の図形データの図形同士の配置位置関係とが一致するグループ同士を検出して、この接触する図形群をまとめて1つのキャラクタとしてグループ化した図形グループのビットパターンデータをテンプレートとして登録する。また、図形群については、接していない場合でも図12に示すように例えば対称な図形として1つのグループと見なし得るような図形群を1つのグループとしてテンプレートとして登録してもよい。また、例えば、アレイ配置されて場合には、1つのアレイを1つのグループとしてテンプレートとして登録してもよい。
以上のように、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に格納されている一定領域内の図形データに限定することで、むやみにテンプレートバンク214に登録する図形数(キャラクタ数)を増やさないようにすることができる。その結果、テンプレートバンク214のメモリ容量を必要以上に大きくしないようにすることができる。また、ある一定領域内の図形データに限定することで、近傍図形キャッシュバッファメモリ206自体のメモリ容量も必要以上に大きくしないようにすることができる。
続いて、S608〜S624の各工程について説明する。
テンプレート検索工程として、検出部の一例となる繰り返し判定器218は、テンプレートバンク214に存在するパターンの再出現を監視する。言い換えれば、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に一定領域分記憶されている描画データの中からテンプレートバンク214に記憶されたビットパターンデータに対応する図形データを検出する。
まず、S608において、テンプレート検索工程の一部となる接触パターン判定工程として、繰り返し判定器218は、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に一定領域分記憶されている描画データの中の各要素図形が近傍図形と接しているかを判断する。例えば、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に図10及び図11に示す描画データが一時的に一定量分として記憶されている場合、繰り返し判定器218は、図形(1)に接触する図形(3)と図形(5)が接触し、図形(5)について図形(9)が接触し、図形(9)について図形(10)が接触していると判定する。同様に、図形(2)に接触する図形(4)と図形(7)が接触し、図形(7)について図形(11)が接触し、図形(11)について図形(12)が接触していると判定する。
そして、S610において、テンプレート検索工程の一部となるグループ化処理工程として、繰り返し判定器218は、接している図形同士をグループ化する。例えば、図10及び図11に示す例では、図形(1)と図形(3)と図形(5)と図形(9)と図形(10)とが1つのグループとしてグループ化される。同様に、図形(2)と図形(4)と図形(7)と図形(11)と図形(12)とが1つのグループとしてグループ化される。もちろん、図形(6)や図形(8)は、それぞれ1つの要素図形でそれぞれグループを構成する。
そして、S612において、テンプレート検索工程の一部となるグループパターン検出工程として、繰り返し判定器218は、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に一定領域分記憶されている描画データの中の各図形グループを構成する図形データの図形コードと辺の長さデータを用いて概略の監視を行なう。すなわち、既にテンプレートバンク214にビットパターンデータとして記憶された複数の図形群(図形グループ)データのいずれかと一部でも同じ図形コードと辺の長さデータを持つ図形データを検出する。そして、繰り返し判定器218は、既にテンプレートバンク214に記録されている複数の図形群データの中に、同じ図形コードと辺の長さデータとを持つ図形群(テンプレート)が存在した場合に、さらに近傍図形キャッシュバッファメモリ206に格納されている図形グループがテンプレートバンク214に登録されたテンプレートと同様の図形群構成となっているかを判断する詳細の監視を行なう。すなわち、図形コードと辺の長さデータと要素図形同士の位置関係とが一致するかどうか判定する。
ここで、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に一定領域分記憶されている情報は図形情報であるのに対して、テンプレートバンクの情報はパターンイメージであることから、描画データとテンプレートバンク214に記憶されたビットパターンデータとはフォーマットが異なる。そのため、局所的パターンジェネレータ219を用いて描画データの中の図形データをビットパターンデータにパターン展開すると良い。例えば、局所的パターンジェネレータ219として、接している図形群(グループ)をカバーする程度の広さの領域を展開できるパターンジェネレータであればよい。小さな領域をパターン展開できる程度の規模のパターンジェネレータとすることにより回路規模を小さくすることができる。すなわち、装置の肥大化を防止することができ、回路規模を最適化することができる。
ここで、テンプレートバンク214に存在するパターンの再出現の監視は、例えば、一例として、テンプレートマッチング手法で検索すればよい。
図13は、検索対象パターンの一例を示す概念図である。
図14は、テンプレートマッチング手法を説明するための概念図である。
図15は、テンプレートマッチング手法を説明するための概念図である。
例えば、図13に示すように、四角形の4隅にOPCパターンが配置された図形群を検索対象パターンとする場合、検索対象パターンが含まれるような画素サイズにビットパターンデータを抽出する。例えば、16画素×16画素分を抽出する。そして、テンプレートバンク214のメモリ空間について、図13に示すような検索対象パターンを重ねて1画素ずつずらしながら全面をスキャンニングする。そして、例えば、各位置において、対応する画素同士を比較器310や比較器312で所定の閾値で比較して排他的論理和を演算する。一致していれば(L)を出力する。その位置での全画素について結果を比較器314に入力し負論理入力の論理積を演算する。全画素について(L)の入力であれば、出力は(H)となる。比較器314での出力が(H)となれば、その位置で検索対象パターンとテンプレートとが一致したことがわかる。図15では、比較器310と比較器312とを用いて1度に2画素ずつ演算する例を示したが、これに限るものではなく、もっと多くの比較器を用いることができる。例えば、16画素×16画素分の256画素を一度に比較するように256個の比較器を用いてもよい。多くの比較器を用いた方がより処理速度が速くなる点で好ましい。ここでは各画素は2値データとして説明したが,ひとつの画素を多値階調データで表現する場合には,比較器310や比較器312を多値データ入力の比較器で構成して,所定のしきい値以内に一致している場合に論理(L)を出力させれば良い.
そして、グループパターン検出工程において、一致するテンプレートが存在しない場合は、S614に進む。一致するテンプレートが存在する場合はS622に進む。例えば、最初は、テンプレートバンク214に何も登録されていないので、最初の一定領域内の描画データは、すべてS614に進み、パターンジェネレータ208によりパターン展開されることになる。そして、反復パターン検出器212により反復する図形群のテンプレートがテンプレートバンク214に登録されると、以降の描画データ内の図形については、S622に進む場合が生じることになる。
S614において、パターン展開工程として、ビットパターンデータ変換部の一例となるパターンジェネレータ208は、近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に一定領域分記憶されている描画データの各図形データをビットパターンデータに変換する。そして、パターンメモリ210に書き出す。パターンジェネレータ208では、所定の量子化寸法のグリッドを単位とするマス目内に配置されるパターンとして2値ないしは多値のビットパターンデータに展開する。パターンジェネレータ208では、描画データを読み込み、検査領域を所定の寸法を単位とするグリッドで仕切られたマス目として仮想分割してできた各マス目ごとに設計パターンデータにおける図形が占める占有率を演算し、nビットの占有率データをパターンメモリ210に出力する。例えば、1つのマス目を1画素として設定すると好適である。そして、1画素に1/2(=1/256)の分解能を持たせるとすると、画素内に配置されている図形の領域分だけ1/256の小領域を割り付けて画素内の占有率を演算する。そして、8ビットの占有率データとしてパターンメモリ210に出力する。
S618において、記憶工程として、展開されたビットパターンデータは、パターンメモリ210に一時的に蓄積される。ここで、パターンジェネレータ208がパターンメモリ210に書き込む際には、すでに書き込み済みのパターンを一時的に読み出して新規パターンを加算のうえ再度書き込むことにより、すでに書き込み済みのパターンを消去しないようにすることができる。
S622において、ビットパターン読み出し工程として、上述したグループパターン検出工程において一致するテンプレートが存在する場合、繰り返し判定器218は、パターンジェネレータ208で新規にパターンメモリ210に書き込む代わりに、キャラクタパターン書き込み回路216からパターンメモリ210に書き込むように切り替え指示を行なう。こうして、該図形をパターンジェネレータ208には流さないように操作する。そして、キャラクタパターン書き込み回路216は、繰り返し判定器218により検出された図形データをパターンジェネレータ208でビットパターンデータに変換する代わりに、テンプレートバンク214に記憶されたビットパターンデータをテンプレートバンク214から読み出す。
そして、S624において、ビットパターン書き込み工程として、書き込み部の一例となるキャラクタパターン書き込み回路216は、読み出したビットパターンデータをパターンメモリ210に書き込む。ここで、キャラクタパターン書き込み回路216がパターンメモリ210に書き込む際には、すでに書き込み済みのパターンを一時的に読み出して新規パターンを加算のうえ再度書き込むことにより、すでに書き込み済みのパターンを消去しないようにすることができる。
以上のように、パターンジェネレータ208でビットパターンデータに変換する代わりに、テンプレートバンク214に記憶されたビットパターンデータをパターンメモリ210に書き込むことで、パターンジェネレータ208での変換処理時間を短縮することができる。また、グループ化された図形群を置き換えるため、さらに、効果的に変換処理時間を短縮することができる。
図16は、パターンメモリの記憶動作を説明するための概念図である。
図16に示すように、パターンメモリ210は、所定領域を1バンクの長さとする複数バンクで構成するリングバッファ構造にすると好適である。図16では、例えば、バンク0〜バンク4までの5バンクで構成している。そして、x方向にデータ処理が進む場合、バンク1は、読み出し可能バンクとなっている。そして、x方向に隣接するバンク2は、書き込みが完了している。そして、x方向に隣接するバンク3とバンク4は、書き込み中となり、x方向に隣接するバンクには、既に読み出し終了バンクとなったバンク0を当てはめ待機中バンクとする。そして、書き込む図形パターンの座標に応じて書き込むバンクを切り換える。ここでは、検査ストライプとy方向に同じ幅でx方向に分割している。そして、書き込みバンクから2バンク以上隔たったバンク(ここでは、バンク1)は、書き込みを禁止して読み出し可能とし、後述する読み出しコントローラ220によるシーケンシャル読み出しを行うと同時に、読み出された各アドレスのメモリ空間は自動的にゼロクリアする構成としている。このようなリングバッファ構造にすることによりパターンメモリ210のメモリ容量を必要以上に大きくしないようにすることができる。
繰り返し判定器218の判定結果が、テンプレートバンク214の図形と一致する繰り返しパターンを検出した場合には、パターンジェネレータ208によるパターン発生をせずに、代わりにテンプレートバンク214の該当する図形パターンをパターンメモリ210に書き込むが、その場合に、パターンメモリ210の画素と図形の位相関係を考慮して、補正しながら書き込むと好適である。つまり、図形パターンの繰り返しピッチと、パターンメモリの1画素寸法とは必ずしも整数倍の関係にはなっていないため、テンプレートバンク214に格納する際の、パターンメモリ210から読み出したパターンの図形のエッジ位置と画素の関係と、テンプレートバンク214からパターンメモリ210に書き戻す時のパターンの図形のエッジ位置と画素の関係が異なることを画素単位未満の微調整で吸収する必要がある。その方法は、例えば、2×2画素の重み付け加算を行う演算処理で各画素を再サンプリング演算することが考えられる。
図17は、テンプレートバンクに格納されたテンプレートを説明するための概念図である。
図18は、パターンメモリに格納されるテンプレートを説明するための概念図である。
テンプレートバンク214では、反復する図形群のビットパターンデータを登録する場合に、図17に示すように、画素を構成するグリッド線に合わせた位置に登録することが便利である。しかしながら、実際にパターンメモリ210に格納されるデータは、図18に示すように、テンプレートバンク214に登録されたようにグリッド線に合っているとは限らない。ここでは、x方向に1/2画素ずつずれる場合について示している。
このまま、パターンジェネレータ208でビットパターンデータに変換する代わりに、テンプレートバンク214に記憶されたビットパターンデータをパターンメモリ210に書き込むと、x方向に1/2画素ずつずれてしまう。そこで、本実施の形態では、パターンメモリ210にキャラクタパターンをはめ込む際には、センサ画素由来のメッシュに対して位相がずれる(画素掛かり)現象に対処するため、適当なオフセットを加味してそれ以外の展開結果と合成する。言い換えれば、キャラクタパターン書き込み回路216において、テンプレートバンク214に記憶されたビットパターンデータをテンプレートバンク214から読み出してパターンメモリ210に書き込む場合に、オフセット寸法を加味して書き込む。以下、その手法の一例について説明する。
図19は、パターンメモリに格納されるビットパターンデータの各画素値を示す図である。
図20は、テンプレートバンクに格納されたビットパターンデータの各画素値を示す図である。
各画素を256の分解能で表現した場合、図19に示すように、1/2画素ずれた両端では、画素値が125となってしまう。そこで、図20に示すように、テンプレートバンクに格納されたビットパターンデータについて、オフセット寸法を加味して隣の画素との間で重み付け加算した値を適用する。ここでは、1/2画素分のオフセット寸法となるため、隣接する画素同士で1/2ずつの重み付けにより加算する。例えば、x方向に3/4画素ずれている場合は、隣接する外側の画素に3/4、内側の画素に1/3の重み付けにより加算すればよい。さらにy方向にずれた場合には、上述したように、2×2画素の重み付け加算を行う演算処理を行なえばよい。以上のようにオフセット寸法を加味して書き込むことで、位置ずれを防止することができる。
S652において、読み出し工程として、読み出しコントローラ220は、パターンメモリ210に格納されるビットパターンデータのシーケンシャル読み出しを行う。
S654において、フィルタ処理工程として、参照回路112は、展開回路111内のパターンメモリ210から読み出されて送られてきた図形のイメージデータであるビットパターンデータに適切なフィルタ処理を施す。
図21は、フィルタ処理を説明するための図である。
センサ回路106から得られた光学画像としての測定データは、拡大光学系104の解像特性やフォトダイオードアレイ105のアパーチャ効果等によってフィルタが作用した状態、言い換えれば連続変化するアナログ状態にあるため、画像強度(濃淡値)がデジタル値の設計側のイメージデータであるビットパターンデータにもフィルタ処理を施すことにより、測定データに合わせることができる。このようにして光学画像と比較する参照画像を作成する。
S656において、比較工程として、比較回路108は、試料となるフォトマスク101から得られる透過画像に基づいてセンサ回路106で生成された被検査パターンの測定データとなる光学画像と、展開回路111と参照回路112で生成したビットパターンデータとなる参照画像とを取り込み、所定のアルゴリズムに従って比較し、欠陥の有無を判定する。
以上のように、微細な図形を展開処理する過程で、微細図形の集合体をキャラクタパターンとして保持しておき、一定距離内で再び同じパターンが出現した場合には、再度図形データコードからパターンを発生させる代わりに、保持していたキャラクタパターンをはめ込むことで効率的に所望のパターンを発生させることが可能になる。この結果、コンタクトホールなどの単独図形のほか、パターン突端のOPC形状、パターン付属のアシスト形状などもキャラクタ化して、効率よくパターン発生することができるようになる。
ここで、テンプレートバンク214に格納されたテンプレートは、ある一定領域ごとにリセットするとなおよい。例えば、チップ領域を仮想分割したストライプごとにリセットすると好適である。ある一定領域ごとにリセットすることにより、メモリ容量を必要以上に大きくしないようにすることができると共に検索時間の長期化を抑制することができる。
実施の形態2.
図22は、実施の形態2における展開回路の内部構成を示すブロック図である。
図22において、展開回路111は、記憶装置(或いは記憶部)の一例となるデータメモリ202、プリプロセッサ204、記憶装置(或いは記憶部)の一例となる近傍図形キャッシュバッファメモリ206、パターンジェネレータ208、記憶装置(或いは記憶部)の一例となるパターンメモリ210、反復パターン検出器212、記憶装置(或いは記憶部)の一例となるテンプレートバンク214、キャラクタパターン書き込み回路216、繰り返し判定器218、読み出しコントローラ220、パターンジェネレータ222を有している。そして、繰り返し判定器218には、局所パターンジェネレータ219が配置されている。その他の装置構成は、実施の形態1と同様で構わないため説明を省略する。
上述した実施の形態1では、新たにテンプレートに格納する図形パターンをパターンメモリ210上のメモリ空間から必要な領域分を切り出し(コピー)してこれをテンプレートバンク214に格納する方法を説明したが、実施の形態2では、パターンメモリ210からコピーする代わりに、図21に示すように、テンプレートバンク214に格納すべきパターンは第2のビットパターンデータ変換部の一例となる第2のパターンジェネレータ222でパターン展開する方法について説明する。以下、実施の形態1と異なる部分について説明する。
図4における、S638において、反復パターン検出工程の一部となる反復グループ判定工程として、反復パターン検出器212は、グループ同士で反復する繰り返し図形となるかどうかを判定する。
そして、パターン展開工程として、パターンジェネレータ222は、反復パターン検出器212で繰り返し図形と判定された近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に一定領域分記憶されている描画データの各図形データをビットパターンデータに変換する。パターンジェネレータ222では、パターンジェネレータ208と同様、所定の量子化寸法のグリッドを単位とするマス目内に配置されるパターンとして2値ないしは多値のビットパターンデータに展開する。パターンジェネレータ222では、描画データを読み込み、検査領域を所定の寸法を単位とするグリッドで仕切られたマス目として仮想分割してできた各マス目ごとに設計パターンデータにおける図形が占める占有率を演算し、nビットの占有率データをテンプレートバンク214に出力する。例えば、1つのマス目を1画素として設定すると好適である。そして、1画素に1/2(=1/256)の分解能を持たせるとすると、画素内に配置されている図形の領域分だけ1/256の小領域を割り付けて画素内の占有率を演算する。そして、8ビットの占有率データとしてテンプレートバンク214に出力する。
そして、S640において、テンプレートバンク記憶工程として、パターンジェネレータ222は、テンプレートバンク214に書き出す。言い換えれば、テンプレートバンク214は、パターンジェネレータ222により変換されたビットパターンデータを記憶(格納)する。
以上のように、反復パターン検出器212において、検出された図形群については、独立したパターンジェネレータ222でパターン展開するようにしても好適である。
実施の形態3.
実施の形態3において、装置構成及びパターン検査方法は実施の形態1或いは実施の形態2と同様で構わないため説明を省略する。
描画データでは、ひとつ分の集合体の内容記述とその配置座標を複数記述するアレイ配置の記述をする場合も少なくない。かかる場合に、上述した各実施の形態では、近傍図形キャッシュバッファメモリ206にアレイ配置を構成するすべての集合体が一時的に一定領域分記憶されている場合に、アレイ配置を構成するひとつ分の集合体を1つのグループ(キャラクタ、或いは種と言ってもよい)としてテンプレートバンク214にテンプレート登録することで、アレイ配置される残りの集合体をいちいちパターンジェネレータ208でパターン展開しなくても描画データのアレイ記述から判断してテンプレートを利用することができる。キャラクタとして認識する方法は、例えば、展開中の図形を近傍図形キャッシュバッファメモリ206に一時的に保持し、(1)図形がアレイ配置されている場合のアレイピッチ、(2)各図形の始点終点を解析して図形のつながりを認識する、などの手法で行うことができる。
ここで、アレイ配置は、1回とは限らず、複数回繰り返されることもある。その場合に、近傍図形キャッシュバッファメモリ206にアレイ配置を構成するすべての集合体が一時的に一定領域分記憶されるたびにアレイ配置を構成するひとつ分の集合体を1つのグループとしてテンプレートバンク214にテンプレート登録するよりもアレイ配置を構成するすべての集合体を1つのグループとして、パターンジェネレータ208でパターン展開しなくてもパターンメモリ210に置き換えられるようにした方がより便利である。
図23は、近傍図形キャッシュバッファメモリに一時的に一定量分記憶されている描画データの一例を示す図である。
例えば、所定のピッチPで繰り返される4×2記述のアレイの次に、所定のピッチPで繰り返される4×2記述のアレイが続くような場合、図23に示すように、1番目の4×2記述のアレイが近傍図形キャッシュバッファメモリ206に格納されている間、2番目の4×2記述のアレイは、近傍図形キャッシュバッファメモリ206から溢れた位置に存在することも想定される。そして、データ処理が進み、2番目の4×2記述のアレイが近傍図形キャッシュバッファメモリ206に格納される頃には1番目の4×2記述のアレイが近傍図形キャッシュバッファメモリ206から溢れてしまう。かかる場合に、反復パターン検出器212は、1番目の4×2記述のアレイと2番目の4×2記述のアレイとが同時に近傍図形キャッシュバッファメモリ206に格納されないため、各アレイを構成するすべての集合体を1つのグループとして、繰り返し図形ありとは判断しない。そこで、2番目の4×2記述のアレイを構成する最初のひとつ分の集合体が、1番目の4×2記述のアレイを構成する最後のひとつ分の集合体から同一ピッチPで続く場合に、反復パターン検出器212は、繰り返しアレイとして判断して、テンプレートバンク214に1つのアレイをテンプレート登録する。そして、繰り返し判定器218は、2番目の4×2記述のアレイについて、繰り返しアレイとして判断して、キャラクタパターン書き込み回路216は、テンプレートバンク214にテンプレート登録された1番目の4×2記述のアレイのビットパターンデータをパターンメモリ210に書き込む。
以上のように、例えば、上述したようなキャッシュに格納される以前からの出現周期を基に外挿するなどの手法で行うことで、近傍図形キャッシュバッファメモリ206から溢れている所定ピッチで繰り返されるパターンについてもいちいちパターンジェネレータでパターン展開しなくてもパターンメモリ210に置き換え可能とすることができる。
実施の形態4.
図24は、実施の形態4における展開回路の内部構成を示すブロック図である。
図24において、展開回路111は、記憶装置(或いは記憶部)の一例となるデータメモリ202、プリプロセッサ204、記憶装置(或いは記憶部)の一例となる近傍図形キャッシュバッファメモリ206、パターンジェネレータ208、記憶装置(或いは記憶部)の一例となるパターンメモリ210、反復パターン検出器212、記憶装置(或いは記憶部)の一例となるテンプレートバンク214、キャラクタパターン書き込み回路216、繰り返し判定器218、読み出しコントローラ220、理想形状作成回路224を有している。そして、繰り返し判定器218には、局所パターンジェネレータ219が配置されている。また、テンプレートバンク214は、メモリ空間を実データ領域と理想領域とに分けて構成している。その他の装置構成は、実施の形態1と同様で構わないため説明を省略する。
図形パターンの中には、任意角度勾配の斜辺を構成するパターンも存在する。上述した任意角度パターンを表現するには、例えば、細い短冊状の図形を多数組み合わせて行っていた。
図25は、任意角度パターンの一例を示す図である。
図25(a)に示すように、任意角度パターンを表現するには、例えば、細い短冊状の図形(1)、(2)、(3)を組み合わせて行っていた。これでは、展開回路で発生したパターンに量子化誤差由来の不整段差が生じてしまう。
そこで、実施の形態4では、かかる任意角度パターンが描画データ中に出現した場合に、理想形状の任意角度図形として扱い、パターンメモリ210には理想形状をはめ込む手法について説明する。
反復パターン検出器212は、反復される図形群の他に、図25(a)に示すような任意角度パターンが表現された図形群を近傍図形キャッシュバッファメモリ206から検出した場合に、パターンジェネレータ208にパターン展開され、パターンメモリ210内に記憶されたグループ化された図形群(図形グループ)のビットパターンデータをテンプレートバンク214に記憶(格納)するようにキャラクタパターン書き込み回路216に制御信号を出力する。
そして、テンプレートバンク記憶工程として、キャラクタパターン書き込み回路216は、反復パターン検出器212からの制御信号に基づき、任意角度パターンが表現された図形群がビットパターンデータに変換され、パターンメモリ210に記憶されたビットパターンデータを読み出して、テンプレートバンク214の実データ領域に書き込み、記憶させる(登録する)。言い換えれば、反復パターン検出器212の判定で、キャラクタパターン書き込み回路216が、既にパターン発生したパターンメモリ210上の所定のアドレス領域のパターンを切り出し(コピー)してこれをテンプレートバンク214の実データ領域に格納する。
そして、理想形状作成工程として、理想形状作成回路224は、細い短冊状の図形が多数組み合わされて構成された図形群から図25(b)に示すような理想的なラインに沿った任意角度パターンの理想図形のビットパターンデータを作成する。理想図形のビットパターンデータは、画素単位或いはサブ画素(例えば、1/256の分解能)単位でなるべく理想的なラインに沿った形状に作成する。そして、作成された理想図形のビットパターンデータを、テンプレートバンク214の理想領域に書き込み、記憶させる(登録する)。
次に、繰り返し判定器218は、テンプレートバンク214の理想領域に記憶された理想図形のビットパターンデータをキャラクタパターン書き込み回路216からパターンメモリ210に書き込むように指示を行なう。そして、キャラクタパターン書き込み回路216は、繰り返し判定器218により検出された図形データをテンプレートバンク214の理想領域に記憶された理想図形のビットパターンデータをテンプレートバンク214から読み出す。
そして、ビットパターン書き込み工程として、キャラクタパターン書き込み回路216は、読み出したビットパターンデータをパターンメモリ210内に記憶されている実データのビットパターンデータと置き換える。ここで、キャラクタパターン書き込み回路216がパターンメモリ210と置き換える場合には、すでに書き込み済みのパターンを一時的に読み出して実データのビットパターンデータを理想図形のビットパターンデータと置き換えのうえ再度書き込むことにより、すでに書き込み済みのパターンを消去しないようにすることができる。
以上のように、任意角度勾配の斜辺の場合で本来の展開回路で発生したパターンに量子化誤差由来の不整段差が生じていたとしても、これを理想形状の任意角度図形として扱い、結果のパターンメモリ210には理想形状をはめ込むことで、擬似欠陥発生を防ぐことができる。
また、図24における展開回路111の内部構成において、図22のように反復パターン検出器212の後段に第2のパターンジェネレータ222を配置しても好適である。かかる場合には、反復パターン検出器212は、任意角度パターンが表現された図形群を近傍図形キャッシュバッファメモリ206から検出した場合に、パターンジェネレータ208にパターン展開させずにパターンジェネレータ222でパターン展開したビットパターンデータをテンプレートバンク214の実データ領域に記憶(格納)する。
そして、繰り返し判定器218は、パターンジェネレータ208で新規にパターンメモリ210に書き込む代わりに、キャラクタパターン書き込み回路216からパターンメモリ210に書き込むように切り替え指示を行なう。
そして、キャラクタパターン書き込み回路216は、テンプレートバンク214の理想領域から読み出したビットパターンデータをパターンメモリ210に書き込む。ここで、キャラクタパターン書き込み回路216がパターンメモリ210に書き込む場合には、パターンを一時的に読み出して新規な理想図形のビットパターンデータを書き込みのうえ再度書き込むことにより、すでに書き込み済みのパターンを消去しないようにすることができる。
ここで、図1の構成では、スキャン幅Wの画素数(例えば2048画素)を同時に入射するフォトダイオードアレイ105を用いているが、これに限るものではなく、XYθテーブル102をX方向に定速度で送りながら、レーザ干渉計で一定ピッチの移動を検出した毎にY方向に図示していないレーザスキャン光学装置でレーザビームをY方向に走査し、透過光を検出して所定の大きさのエリア毎に二次元画像を取得する手法を用いても構わない。
以上の説明において、「〜回路」或いは「〜工程」或いは「〜器」と記載したものは、コンピュータで動作可能なプログラムにより構成することができる。或いは、ソフトウェアとなるプログラムだけではなく、ハードウェアとソフトウェアとの組合せにより実施させても構わない。或いは、ファームウェアとの組合せでも構わない。また、プログラムにより構成される場合、プログラムは、磁気ディスク装置、磁気テープ装置、FD、或いはROM(リードオンリメモリ)等の記録媒体に記録される。例えば、演算制御部を構成するテーブル制御回路114、展開回路111、参照回路112、比較回路108等は、電気的回路で構成されていても良いし、制御計算機110によって処理することのできるソフトウェアとして実現してもよい。また電気的回路とソフトウェアの組み合わせで実現しても良い。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、各実施の形態では、透過光を用いているが、反射光あるいは、透過光と反射光を同時に用いてもよい。また、図2や図22や図24では、パターンジェネレータ208は、繰り返し判定器218を経由して近傍図形キャッシュバッファメモリ206から描画データを入力するような矢印が記載されているが、直接近傍図形キャッシュバッファメモリ206から描画データを入力してもよい。繰り返し判定器218によりパターンジェネレータ208の入力が制御できればよい。また、パターンメモリ210とテンプレートバンク214との間で、出入力される情報がキャラクタパターン書き込み回路216を一端経由するような矢印が記載されているが、直接パターンメモリ210とテンプレートバンク214との間で情報が出入力されてもよい。かかる場合に、キャラクタパターン書き込み回路216によりパターンメモリ210とテンプレートバンク214との間での出入力が制御できればよい。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全てのパターン検査装置或いはパターン検査方法は、本発明の範囲に包含される。
実施の形態1におけるマスク検査装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における展開回路の内部構成を示すブロック図である。 描画データ準備および描画・検査の流れを説明する概念図である。 実施の形態1におけるパターン検査方法の要部工程を示すフローチャート図である。 光学画像の取得手順を説明するための図である。 図形形状と図形コードとの関係の一例を示す概念図である。 描画データの一例を示す図である。 描画データの他の一例を示す図である。 描画データの他の一例を示す図である。 近傍図形キャッシュバッファメモリに一時的に一定量分記憶されている描画データの一例を示す図である。 図10の各図形要素の図形コードと図形の原点座標と辺の長さとの一例を示す図である。 テンプレートバンクに登録されたグループ化された図形群の一例を示す概念図である。 検索対象パターンの一例を示す概念図である。 テンプレートマッチング手法を説明するための概念図である。 テンプレートマッチング手法を説明するための概念図である。 パターンメモリの記憶動作を説明するための概念図である。 テンプレートバンクに格納されたテンプレートを説明するための概念図である。 パターンメモリに格納されるテンプレートを説明するための概念図である。 パターンメモリに格納されるビットパターンデータの各画素値を示す図である。 テンプレートバンクに格納されたビットパターンデータの各画素値を示す図である。 フィルタ処理を説明するための図である。 実施の形態2における展開回路の内部構成を示すブロック図である。 近傍図形キャッシュバッファメモリに一時的に一定量分記憶されている描画データの一例を示す図である。 実施の形態4における展開回路の内部構成を示すブロック図である。 任意角度パターンの一例を示す図である。
符号の説明
100 パターン検査装置
101 フォトマスク
102 XYθテーブル
103 光源
104 拡大光学系
105 フォトダイオードアレイ
106 センサ回路
107 位置回路
108 比較回路
109 磁気ディスク装置
110 制御計算機
111 展開回路
112 参照回路
115 磁気テープ装置
150 光学画像取得部
206 近傍図形キャッシュバッファメモリ
208,222 パターンジェネレータ
210 パターンメモリ
212 反復パターン検出器
214 テンプレートバンク
216 キャラクタパターン書き込み回路
218 繰り返し判定器

Claims (6)

  1. 図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとを用いて定義された図形データが格納された設計パターンデータを順次第1の領域分記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶された設計パターンデータをビットパターンデータに変換するビットパターンデータ変換部と、
    前記ビットパターンデータを順次記憶する第2の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとが一致する図形データ同士を反復する複数の図形データとして検出する第1の検出部と、
    前記第1の検出部により検出された前記反復する複数の図形データの内、先にビットパターンデータに変換され、前記第2の記憶部に記憶されたビットパターンデータを記憶する第3の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている前記第1の領域分の設計パターンデータの中から前記第3の記憶部に記憶されたビットパターンデータに対応する図形データを検出する第2の検出部と、
    前記第2の検出部により検出された図形データを前記ビットパターンデータ変換部でビットパターンデータに変換する代わりに、前記第3の記憶部に記憶されたビットパターンデータを前記第3の記憶部から読み出して前記第2の記憶部に書き込む書き込み部と、
    前記設計パターンデータに基づいて描画された試料の光学画像データを取得する光学画像取得部と、
    前記第2の記憶部から読み出されたビットパターンデータに基づく参照画像と前記光学画像データとを比較する比較部と、
    を備えたことを特徴とするパターン検査装置。
  2. 前記設計パターンデータに格納された図形データは、さらに、図形の配置位置を用いて定義され、
    前記第1の検出部において、接している図形群を1つのグループとして、前記グループを構成する複数の図形データについて、前記図形コードと図形の辺の長さと前記複数の図形データの図形同士の配置位置関係とが一致するグループ同士を検出し、
    前記第3の記憶部において、前記グループのビットパターンデータを記憶することを特徴とする請求項記載のパターン検査装置。
  3. 前記書き込み部において、前記第3の記憶部に記憶されたビットパターンデータを前記第3の記憶部から読み出して前記第2の記憶部に書き込む場合に、オフセット寸法を加味して書き込むことを特徴とする請求項1記載のパターン検査装置。
  4. 図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとを用いて定義された図形データが格納された設計パターンデータを順次第1の領域分記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶された設計パターンデータをビットパターンデータに変換する第1のビットパターンデータ変換部と、
    前記ビットパターンデータを順次記憶する第2の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとが一致する図形データ同士を反復する複数の図形データとして検出する第1の検出部と、
    前記第1の検出部により検出された前記反復する複数の図形データのいずれかをビットパターンデータに変換する第2のビットパターンデータ変換部と、
    前記第2のビットパターンデータ変換部により変換されたビットパターンデータを記憶する第3の記憶部と、
    前記第1の記憶部に記憶されている前記第1の領域分の設計パターンデータの中から前記第3の記憶部に記憶されたビットパターンデータに対応する図形データを検出する第2の検出部と、
    前記第2の検出部により検出された図形データを前記第1のビットパターンデータ変換部でビットパターンデータに変換する代わりに、前記第3の記憶部に記憶されたビットパターンデータを前記第3の記憶部から読み出して前記第2の記憶部に書き込む書き込み部と、
    前記設計パターンデータに基づいて描画された試料の光学画像データを取得する光学画像取得部と、
    前記第2の記憶部から読み出されたビットパターンデータに基づく参照画像と前記光学画像データとを比較する比較部と、
    を備えたことを特徴とするパターン検査装置。
  5. 図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとを用いて定義された図形データが格納された設計パターンデータを順次第1の記憶装置に第1の領域分記憶させる第1の記憶工程と、
    前記第1の記憶装置に記憶された設計パターンデータをビットパターンデータに変換するビットパターンデータ変換工程と、
    前記ビットパターンデータを順次第2の記憶装置に記憶させる第2の記憶工程と、
    前記第1の記憶装置に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとが一致する図形データ同士を反復する複数の図形データとして検出する第1の検出工程と、
    検出された前記反復する複数の図形データの内、先にビットパターンデータに変換され、前記第2の記憶装置に記憶されたビットパターンデータを第3の記憶装置に記憶させる第3の記憶工程と、
    前記第1の記憶装置に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から前記第3の記憶装置に記憶されたパターンデータに対応する図形データを検出する第2の検出工程と、
    前記第2の検出工程により検出された図形データをビットパターンデータに変換する代わりに、前記第3の記憶装置に記憶されたビットパターンデータを前記第3の記憶装置から読み出して前記第2の記憶装置に書き込む書き込み工程と、
    前記設計パターンデータに基づいて描画された試料の光学画像データを取得する光学画像取得工程と、
    前記第2の記憶装置から読み出されたビットパターンデータに基づく参照画像と前記光学画像データとを比較する比較工程と、
    を備えたことを特徴とするパターン検査方法。
  6. 図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとを用いて定義された図形データが格納された設計パターンデータを順次第1の記憶装置に第1の領域分記憶させる第1の記憶処理と、
    前記第1の記憶装置に記憶された設計パターンデータをビットパターンデータに変換するビットパターンデータ変換処理と、
    前記ビットパターンデータを順次第2の記憶装置に記憶させる第2の記憶処理と、
    前記第1の記憶装置に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から図形の形状を示す図形コードと図形の辺の長さとが一致する図形データ同士を反復する複数の図形データとして検出する第1の検出処理と、
    検出された前記反復する複数の図形パターンの内、先にビットパターンデータに変換され、前記第2の記憶装置に記憶されたビットパターンデータを第3の記憶装置に記憶させる第3の記憶処理と、
    前記第1の記憶装置に記憶されている第1の領域分の設計パターンデータの中から前記第3の記憶装置に記憶されたビットパターンデータに対応する図形データを検出する第2の検出処理と、
    前記第2の検出処理により検出された図形データをビットパターンデータに変換する代わりに、前記第3の記憶装置に記憶されたビットパターンデータを前記第3の記憶装置から読み出して前記第2の記憶装置に書き込む書き込み処理と、
    前記設計パターンデータに基づいて描画された試料の光学画像データを取得する光学画像取得処理と、
    前記第2の記憶装置から読み出されたビットパターンデータに基づく参照画像と前記光学画像データとを比較する比較処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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