JP2000102919A - ポリカーボネートの製造方法 - Google Patents

ポリカーボネートの製造方法

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JP2000102919A JP27451198A JP27451198A JP2000102919A JP 2000102919 A JP2000102919 A JP 2000102919A JP 27451198 A JP27451198 A JP 27451198A JP 27451198 A JP27451198 A JP 27451198A JP 2000102919 A JP2000102919 A JP 2000102919A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エステル交換法で得られるポリカーボネート
の品質上の問題点を解決しようとするものであって、色
相の良好なポリカーボネートを製造する方法の提供。 【解決手段】 エステル交換触媒の存在下、炭酸ジエス
テルとジヒドロキシアリール化合物との重縮合により得
られたポリカーボネートを、二軸押出機によって酸性化
合物を添加して、ペレット化する際に、該押出機の運転
条件が下記式(I)を満たすことを特徴とするポリカー
ボネートの製造方法。 (NLD2 /Q)1/2 ×T2 <15000 (I) (式中、Nは回転数(rpm)であり、Lは二軸押出機
のスクリューの長さ(m)であり、Dは一本のスクリュ
ーの外径(m)であり、Qは吐出量(kg/h)であ
り、Tは押出機内最高樹脂温度(℃)で、250℃≦T
≦330℃の範囲内にある。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるエステル
交換法ポリカーボネ一トの製造方法に関する。詳しく
は、色相に優れたポリカーボネートの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】炭酸ジエステルとジヒドロキシアリール
化合物を重縮合させポリカ一ボネ一トを製造する、いわ
ゆるエステル交換法は、ホスゲン法(界面重合法)に比
べて、工程が比較的単純であり、操作、コスト面で優位
性が発揮できるだけでなく、毒性の強いホスゲンや塩化
メチレン等のハロゲン系溶剤を使用しないという点にお
いて、環境保全の面からも最近見直されている。しかし
ながら、現在、エステル交換法の工業プロセスとしての
採用は未だ少ない。
【0003】その原因は、従来のエステル交換法で製造
されるポリカーボネートに、品質面で幾つかの欠点があ
るからであり、色相、熱安定性、加水分解安定性の不良
が大きな問題とされている。この問題を解決するため
に、これまで種々の検討がなされている。例えば、触媒
の改良(特開昭55−142025号、特開平2−12
4934号、特開平2−212518号)、反応器材質
及び表面処理の検討(米国特許第4383092号、特
開平4一7328号、特開平4−72327号)、重合
プロセス及び重合装置の検討(特開昭61−62522
号、特開平2−175723号)、末端封止の検討(特
関昭63−43924号、特開平2−175723
号)、安定剤の検討(特開平4−15223号、特開平
4−1226号、特開平4−l227号、特開平4−3
6344号、特開平4−41525号、特開平5−92
86号、特開平04−328124号)等が挙げられ
る。
【0004】しかしながら、触媒の改良、反応器材質及
び表面処理、重合ブロセス及び重合装置について改良を
行い、色相の良好なボリカーボネートが得られたとして
も、製品とするために二軸押出機を用いてペレット化す
る際、その押出条件が適切でなければ、ペレット化して
得られるポリカーボネートが、黄変してしまうという間
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、エス
テル交換法で得られるポリカーボネートの品質上の問題
点を解決しようとするものであって、色相の良好なポリ
カーボネートを製造する方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解決すべく、鋭意検討を行った結果、エステル
交換法で得られたボリカ−ボネート樹脂を二軸押出機を
用いて脱揮後ペレット化する際にその押出条件が特定の
関係式を満たすことにより上記問題点を解決可能である
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明の要旨は、エステル交換
触媒の存在下、炭酸ジエステルとジヒドロキシアリール
化合物との重縮合により得られたポリカーボネートを、
二軸押出機によって酸性化合物を添加して、ペレット化
する際に、該押出機の運転条件が下記式(I)を満たす
ことを特徴とするポリカーボネートの製造方法に関す
る。 (NLD2 /Q)1/2 ×T2 <15000 (I) (式中、Nは回転数(rpm)であり、Lは二軸押出機
のスクリューの長さ(m)であり、Dは一本のスクリュ
ーの外径(m)であり、Qは吐出量(kg/h)であ
り、Tは押出機内最高樹脂温度(℃)で、250℃≦T
≦330℃の範囲内にある。)
【0008】
【発明の実施の形態】本発明方法において、一方の原料
モノマーである炭酸ジエステルは、通常、下記式(II
I)で表される。
【0009】
【化1】
【0010】(式中、A及びA’は、置換されていても
よい、炭素数1〜18の脂肪族基又は芳香族基であり、
AとA’は、同−であっても異なっていてもよい。) 上記式(III)で表される炭酸ジエステルとしては、
例えば、ジフェニルカーボネート、ジトリルカーボネー
トに代表される置換ジフェニルカーボネート、ジメチル
カーボネート、ジエチルカーボネート及びジ−t−ブチ
ルカーボネート等が例示されるが、特に好ましくは、ジ
フェニルカーボネート及び置換ジフェニルカーボネート
が挙げられる。これらの炭酸ジエステルは、単独でも、
2種以上の混合物でもよい。
【0011】また、本発明方法において、上記の炭酸ジ
エステルの一部を、その50モル%以下、好ましくは3
0モル%以下の量のジカルボン酸又はそのエステルで置
換したものを使用してもよい。このようなジカルボン酸
又はそのエステルとしては、テレフタル酸、イソフタル
酸、テレフタル酸ジフェニル、イソフタル酸ジフェニル
等が用いられる。このような場合には、ポリエステルカ
ーボネートが得られる。
【0012】他方の原料モノマーであるジヒドロキシア
リール化合物は、通常、下記式(IV)で表される。
【0013】
【化2】
【0014】(式中、Bは単結合、炭素数1〜8のアル
キレン基、炭素数2〜8のアルキリデン基、炭素数5〜
15のシクロアルキレン基、炭素数5〜15のシクロア
ルキリデン基、−O−、−S−、−CO−、−SO−及
び−SO2 −で示される2価の基からなる群から選ばれ
るものであり、X及びYは、ハロゲン又は炭素数1〜6
の炭化水素基であり、p及びqは0〜2の整数であり、
XとY、pとqは、いづれも、同一であっても異なって
いてもよい。)
【0015】上記式(IV)で表されるジヒドロキシア
リール化合物としては、例えば、ビス(4−ヒドロキシ
ジフェニル)メタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3
−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、2,2−
ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン、4,4−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ヘプタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン等のビスフェノール;4,
4’−ジヒドロキシビフェニル、3,3’,5,5’−
テトラメチル−4,4’−ジヒドロキシビフェニル等の
ビフェノール;ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフイド、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ケトン等が例示されるが、特に好まし
くは、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(以下ビスフェノールAと略す)が挙げられる。これ
らのジビドロキシアリール化合物は、単独でも2種以上
の混合物でもよい。
【0016】エステル交換法によりポリカーボネートを
製造する際に使用される触媒種に制限はないが、一般的
には、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、
塩基性ホウ素化合物、塩基性リン化合物、塩基性アンモ
ニウム化合物及びアミン系化合物から選ばれる塩基性化
合物が使用される。これらのエステル交換触媒は、1種
類で使用してもよく、2種類以上を組み合わせて使用し
てもよい。触媒の使用量は、ジヒドロキシアリール化合
物1モルに対して、通常、1×10-9〜1×10-3
ル、好ましくは1×10-7〜1×10-4モルの範囲内に
ある。
【0017】アルカリ金属化合物としては、リチウム、
ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム等のアル
カリ金属の、水酸化物、炭酸塩、炭酸水素化合物等の無
機アルカリ金属化合物;アルコ一ル類、フェノール類、
有機カルボン酸類等との塩のような有機アルカリ金属化
合物が例示されるが、中でも、セシウム化合物が好まし
く、具体的には、炭酸セシウム、炭酸水素セシウム、水
酸化セシウム等が挙げられる。
【0018】また、アルカリ土類金属化合物としては、
ベリリウム、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウ
ム等のアルカリ土類金属の、水酸化物、炭酸塩等の無機
アルカリ土類化合物;アルコール類、フェノール類、有
機カルボン酸類等との塩のような有機アルカリ土類金属
化合物が例示される。
【0019】塩基性ホウ素化合物としては、例えば、テ
トラメチルホウ素、テトラエチルホウ素、テトラプロピ
ルホウ素、テトラブチルホウ素、トリメチルエチルホウ
素、トリメチルベンジルホウ素、トリメチルフェニルホ
ウ素、トリエチルメチルホウ素、トリエチルベンジルホ
ウ素、トリエチルフェニルホウ素、トリブチルベンジル
ホウ素、トリブチルフェニルホウ素、テトラフェニルホ
ウ素、ベンジルトリフェニルホウ素、メチルトリフェニ
ルホウ素、ブチルトリフェニルホウ素等のナトリウム
塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩、マグネシ
ウム塩、バリウム塩及びストロンチウム塩等が例示され
る。
【0020】塩基性リン化合物としては、例えば、トリ
エチルホスフイン、トリ−n−プロピルホスフィン、ト
リイソプロピルホスフィン、トリ−n−ブチルホスフィ
ン、トリフェニルホスフィン等の3価のリン化合物、又
はこれらの化合物から誘導される4級ホスホニウム塩等
が例示される。
【0021】塩基性アンモニウム化合物としては、例え
ば、テトラメチルアンモニウムヒドロキサイド、テトラ
エチルアンモニウムヒドロキサイド、テトラプロピルア
ンモニウムヒドロキサイド、テトラブチルアンモニウム
ヒドロキサイド、トリメチルエチルアンモニウムヒドロ
キサイド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキサ
イド、トリメチルフェニルアンモニウムヒドロキサイ
ド、トリエチルメチルアンモニウムヒドロキサイド、ト
リエチルベンジルアンモニウムヒドロキサイド、トリエ
チルフェニルアンモニウムヒドロキサイド、トリブチル
ベンジルアンモニウムヒドロキサイド、トリブチルフェ
ニルアンモニウムヒドロキサイド、テトラフェニルアン
モニウムヒドロキサイド、ベンジルトリフェニルアンモ
ニウムヒドロキサイド、メチルトリフェニルアンモニウ
ムヒドロキサイド、ブチルトリフェニルアンモニウムヒ
ドロキサイド等が例示される。
【0022】アミン系化合物としては、例えば、4−ア
ミノピリジン、2−アミノピリジン、N,N−ジメチル
−4−アミノピリジン、4−ジエチルアミノピリジン、
2−ヒドロキシピリジン、2−メトキシピリジン、4−
メトキシピリジン、2−ジメチルアミノイミダゾール、
2−メトキシイミダゾール、イミダゾール、2−メルカ
プトイミダゾール、2−メチルイミダゾール、アミノキ
ノリン等が例示される。
【0023】これら各種のエステル交換触媒のうち、実
用的にはアルカリ金属化合物が望ましい。
【0024】エステル交換反応は、一般的には2段階以
上の多段工程で実施される。具体的には、第1段目の反
応は、常圧又は減圧下で140〜260℃、好ましくは
l80〜240℃の温度で0.1〜5時間、好ましくは
0.5〜3時間反応させる。ついで、反応系の減圧度を
上げながら反応温度を高め、最終的には1mmHg以下
の減圧下、240〜320℃の温度で重縮合反応を行
う。反応の形式は、バッチ式、連続式、又はバッチ式と
連続式の組み合わせのいずれの方法でもよく、使用する
装置は、槽型、管型又は塔型のいずれの形式であっても
よい。
【0025】本発明で用いるポリカーボネート樹脂とし
ては、粘度平均分子量(Mv)が10000〜1000
00のものが好ましく、特に、12000〜40000
のものが好ましい。
【0026】本発明において、添加する酸性化合物には
特に制限はなく、重縮合反応に使用する塩基性エステル
交換触媒を中和する効果のあるものであればいずれも使
用できる。例えば、塩酸、硝酸、ホウ酸、硫酸、亜硫
酸、リン酸、亜リン酸、次亜リン酸、ポリリン酸、アジ
ピン酸、アスコルビン酸、アスパラギン酸、アゼライン
酸、アデノシンリン酸、安息香酸、ギ酸、吉草酸、クエ
ン酸、グリコール酸、グルタミン酸、グルタル酸、ケイ
皮酸、コハク酸、酢酸、酒石酸、シュウ酸、p−トルエ
ンスルフイン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレン
スルホン酸、ニコチン酸、ピクリン酸、ピコリン酸、フ
タル酸、テレフタル酸、プロピオン酸、ベンゼンスルフ
イン酸、ベンゼンスルホン酸、マロン酸、マレイン酸等
のブレンステッド酸及びそのエステル類が例示される
が、特に好ましくは、スルホン酸化合物又はそのエステ
ル化合物、具体的には、p−トルエンスルホン酸、p−
トルエンスルホン酸メチル、p−トルエンスルホン酸ブ
チル等が拳げられる。これらの酸性化合物は、単独で
も、2種以上の混合物でもよい。
【0027】これらの酸性化合物の添加量は、重縮合反
応に使用した塩基性エステル交換触媒の中和当量に対し
て0.1〜50倍、好ましくは0.5〜30倍の範囲内
である。また、これら酸性化合物を添加する時期として
は、重縮合反応後であれば、いつでもよい。添加方法に
も特別な制限はなく、酸性化合物の性状や所望の条件に
応じて、塩基性エステル交換触媒を含む重縮合物に、直
接添加する方法、適当な溶媒に溶解して添加する方法、
ペレットやフレーク状のマスターバッチとして添加する
方法等、いずれでもよい。
【0028】本発明で用いる二軸押出機としては、噛み
合い型二軸押出機で、回転方向は同方向回転でも異方向
回転でもよい。押出機内部は、通常、多数のバレルに分
割され、最初のバレルに樹脂供給部を設け、最後のバレ
ルに樹脂排出部を設ける。また、樹脂供給部と樹脂排出
部の間に酸性化合物添加部及びベント部を設ける。特
に、酸性化合物添加部の後に、ベント部を有するものが
好ましい。ベント数に制限は無く、通常は、2段から1
0段の多段ベントが用いられる。また、本発明におけ
る、押出機内最高樹脂温度とは、押出機の各バレルの中
心及び出口部に取り付けられた樹脂温度計が、運転中に
示した最も高い温度を意味する。使用される温度計も、
特に制限は無く、熱電対式や接触型赤外線式等の温度計
が好適に使用される。また、押出機に供給される樹脂
は、溶融状態、ペレット状態のいずれでもよい。
【0029】本発明では、押出機の運転条件として下記
式(I)を満たすことが必要である。 (NLD2 /Q)1/2 ×T2 <15000 (I) (式中、Nは回転数(rpm)であり、Lは二軸押出機
のスクリューの長さ(m)であり、Dは一本のスクリュ
ーの外径(m)であり、Qは吐出量(kg/h)であ
り、Tは押出機内最高樹脂温度(℃)で、250℃≦T
≦330℃の範囲内にある。) 更に、下記式(II)を満たす運転条件が特に好まし
い。 5000<(NLD2 /Q)1/2 ×T2 <15000 (II) (式中の記号は、式(I)と同じ意義を有する。) (NLD2 /Q)1/2 ×T2 の値が5000以下である
と、ポリカーボネートと酸性化合物との混練が不十分と
なり、分子量が低下したり、成形時に着色したりする傾
向がある。
【0030】押出機内の最高樹脂温度は、低すぎると押
出機内で樹脂が固まり運転が不可能になるし、高すぎる
と樹脂の劣化がおこり着色してしまうので、250〜3
30℃の範囲内が好ましい。また、吐出量(Q)、回転
数(N)及び二軸押出機の1本のスクリュー外径(D)
は、相互に相関があるため、式(I)に示した(NLD
2 /Q)の値が0.005〜0.025の範囲内であれ
ば、吐出量(Q)、回転数(N)、二軸押出機の1本の
スクリュー外径(D)、スクリューの長さ(L)の個々
の値における好ましい範囲についての制限は特に無い。
しかしながら、(NLD2 /Q)の値が上記範囲外であ
ると、得られるポリマーの色相が悪化するので、上記範
囲内であることが必要である。
【0031】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例になんら制限を受けるもの
ではない。なお、分析は以下の方法で行った。
【0032】(1)分子量 ウベローデ粘度計を用いて、ポリカーボネート樹脂の、
塩化メチレン中20℃の極限粘度[η]を測定し、以下
の式より粘度平均分子量Mvを求めた。[η]=1.2
3×10-4×(Mv)0.83
【0033】(2)色相 ポリカーボネート樹脂を、窒素雰囲気下、120℃で6
時間以上乾燥した後、(株)目本製鋼所製J−100射
出成形機で3mm厚の射出成型品を280℃で製作し、
スガ試験機SC−lによりYI値を測定した。このYI
値が小さい方が色相は良好である。
【0034】実施例1〜6及び比較例1〜2 [重縮合]窒素ガス雰囲気下で、ビスフェノールA(B
PA)とジフェニルカーボネート(DPC)とを、一定
のモル比(DPC/BPA=1.040)に混合調製し
た溶融混合物を88.7kg/hの流量で、原料導入管
を介して常圧、窒素雰囲気下、210℃に制御した第1
竪型攪拌重合槽に連続供給し、平均滞留時間が60分に
なるように、槽底部のポリマー排出ラインに設けられた
バルブ開度を制御しつつ、液面レベルを一定に保った。
また、上記原料混合物の供給を開始すると同時に、触媒
として0.02重量%の炭酸セシウム水溶液を、320
ml/h(ビスフェノールA1モルに対し、1×10-6
モル)の流量で、連続供給した。
【0035】第1重合槽の槽底より排出された重合液
は、引き続き、直列に配した第2、3、4の竪型重合槽
並びに第5の横型重合槽に、逐次連続供給された。各槽
では、反応の間、平均滞留時間が60分になるように液
面レベルを制御し、また同時に副生するフェノールの留
去も行った。重合条件は、それぞれ、 第2重合槽(210℃、100Torr、200rp
m)、 第3重合槽(240℃、15Torr、100rp
m)、 第4重合槽(270℃、0.5Torr、44rp
m)、 第5重合槽(280℃、0.5Torr、10rpm)
で反応の進行とともに高温、高真空、低攪拌速度に条件
を設定した。ポリカーボネートの製造速度は、50kg
/hである。こうして得られたポリカーボネートの分子
量は、Mv=22500であった。
【0036】[混練・ペレット化]得られたポリカーボ
ネートを、溶融状態のまま、図1に示す押出機に供給
し、表−1又は表−2に示す種々の運転条件下で混練
後、ペレット化を行った。使用した押出機(20)は、
11個のバレル(1〜11)で構成された、噛み合いス
クリュー型、同方向回転、二軸押出機(神戸製鋼所
(株)製:1本のスクリー径D=0.046m、L/D
=40.2)で、各バレルの中心及び押出機出口(2
6)に、熱電対式内部温度測定用の温度計を設置し、3
段のベント口(23〜25)を具備し、樹脂供給口(2
1)に最も近いベント口(23)の手前、すなわち樹脂
供給口から3番目のバレル(3)に酸性化合物圧入孔
(22)を有するものを使用した。ポリカーボネートが
この押出機を通過する間に、連続的に酸性化合物を、溶
液(酸性化合物7gを、アセトン600ml及び水50
0mlに溶解した)状態で、5ppmとなるように添加
し、脱揮しながら、混練を行った。このとき最高樹脂温
度は、すべて酸性化合物を混練するためのニーディング
ゾーンである、樹脂供給口より3番目のバレル位置で観
測された。得られたペレットの色相も、表−1及び表−
2に示した。
【0037】比較例3 実施例1において、ビスフェノールAとジフェニルカー
ボネートとの溶融混合物の流量を17.7kg/hに、
また、炭酸セシウム水溶液の流量を64ml/hに変更
した以外は、実施例1と全く同様にして、10kg/h
の製造速度で、分子量Mv=22900のポリカーボネ
ートを得た。このポリカーボネートを混練・ペレット化
した際の、二軸押出機の運転条件及び得られたペレット
の色相は、表−2に示した。
【0038】実施例7及び比較例4 実施例1において、ビスフェノールAとジフェニルカー
ボネートとの溶融混合物の流量を53.2kg/hに、
また、炭酸セシウム水溶液の流量を192ml/hに変
更した以外は、実施例1と全く同様にして、30kg/
hの製造速度で、分子量Mv=22500のポリカーボ
ネートを得た。このポリカーボネートを、条件を変えて
混練・ペレット化した際の、二軸押出機の運転条件及び
得られたペレットの色相は、表−1及び表−2に示し
た。
【0039】実施例8〜10及び比較例5〜6 [重縮合]実施例1において、第5重合槽よりギヤーポ
ンプを用いてポリマーを取り出し、ペレタイザーにより
ペレット化を行った以外は、実施例1と全く同様に重縮
合を行った。この連続重合を約48時間実施して、合計
約2400kgのポリカーボネート樹脂を製造した。得
られたポリマーの分子量Mvは、最低22200、最大
23200であった。これらのボリマーを十分にブレン
ドし、再ペレット化材料とした。この材料の分子量Mv
は22700で、色相は1.54であった。
【0040】[混練・ペレット化]こうして、得られた
ポリカーボネート樹脂材料を、実施例1と同様に、噛み
合いスクリュー型、同方向回転、二軸押出機を用いて、
表−1及び表−2に示す各種運転条件下で、酸性化合物
を5ppm添加し、脱揮しながら混練後、再ペレット化
した。
【0041】ただし、実施例1の押出機に代えて、実施
例8及び比較例5では、10個のバレルで構成された、
2ベント式二軸押出機(東芝機械(株)製、1本のスク
リュー径(D)0.048m、L/D=42)を使用
し、実施例9〜10及び比較例6では、12個のバレル
で構成された、3ベント式二軸押出機(日本製鋼所製、
1本のスクリュー径(D)0.069m、L/D=4
2)を使用した。また、同時に、酸性化合物の添加位置
は、樹脂供給口より2番目のバレルに変更し、かつ、添
加形態も、実施例8及び比較例5では、PCの粉末と混
合してサイドフィードコンパクターによるマスターバッ
チ粉末添加に変更した。
【0042】このような押出機運転に際し、機内の最高
樹脂温度は、実施例8及び比較例5では、押出機出口
部、実施例9〜10及び比較例6では、添加剤を混練す
るためのニーディングゾーンである樹脂供給口より7番
目のバレル位置で観測された。得られたペレットの色相
を表−1及び表−2に示した。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】本発明方法に従って、芳香族ボリカーボ
ネートを製造すれば、色相に優れた芳香族ポリカーボネ
ートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に使用する二軸押出機の概略図。
【符号の説明】 1〜11 バレル 20 二軸押出機 21 樹脂供給口 22 酸性化合物注入孔 23〜25 ベント 26 押出機出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 69/00 C08L 69/00 // B29K 69:00 (72)発明者 川井 道生 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学株 式会社四日市事業所内 (72)発明者 林 勝茂 三重県四日市市日永東二丁目4番16号 三 菱瓦斯化学株式会社四日市工場内 (72)発明者 武田 祐二 三重県四日市市日永東二丁目4番16号 三 菱瓦斯化学株式会社四日市工場内 Fターム(参考) 4F201 AA28 AB01 AB15 AB19 AC01 AR06 AR09 AR12 AR14 BA02 BC01 BC12 BC19 BD05 BK13 BK26 BK74 4J002 CG001 CG011 DD016 DF026 DG036 DH026 DH056 DK006 EF026 EF046 EF056 EF066 EF116 EV196 EV236 EV246 4J029 AA10 AB04 AC01 AD01 AD10 BB09B BB10A BB12A BB13A BB13B BD02 BE05A BF14A BG08X BH02 DB13 HA04A HA04B JA053 JA091 JA121 JA153 JA193 JA253 JA303 JB131 JB163 JB171 JB201 JC091 JC231 JC261 JC353 JC363 JC451 JC731 JF021 JF031 JF041 JF051 JF121 JF131 JF141 JF151 KD01 KD05 KD17 KE02 KH08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エステル交換触媒の存在下、炭酸ジエステ
    ルとジヒドロキシアリール化合物との重縮合により得ら
    れたポリカーボネートを、二軸押出機によって酸性化合
    物を添加して、ペレット化する際に、該押出機の運転条
    件が下記式(I)を満たすことを特徴とするポリカーボ
    ネートの製造方法。 (NLD2 /Q)1/2 ×T2 <15000 (I) (式中、Nは回転数(rpm)であり、Lは二軸押出機
    のスクリューの長さ(m)であり、Dは一本のスクリュ
    ーの外径(m)であり、Qは吐出量(kg/h)であ
    り、Tは押出機内最高樹脂温度(℃)で、250℃≦T
    ≦330℃の範囲内にある。)
  2. 【請求項2】押出機の運転条件が、下記式(II)を満
    たすことを特徴とする請求項1に記載のポリカーボネー
    トの製造方法。 5000<(NLD2 /Q)1/2 ×T2 <15000 (II) (式中の記号は、式(I)と同じ意義を有する。)
  3. 【請求項3】エステル交換触媒が、アルカリ金属化合
    物、アルカリ土類金属化合物、塩基性ホウ素化合物、塩
    基性リン化合物、塩基性アンモニウム化合物及びアミン
    化合物から選ばれる少なくとも1種である請求項1又は
    2に記載のポリカーボネートの製造方法。
  4. 【請求項4】酸性化合物が、無機酸、カルボン酸、スル
    ホン酸、スルフィン酸及びそれらのエステルから選ばれ
    る少なくとも1種である請求項1〜3のいずれかに記載
    のポリカーボネートの製造方法。
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