JP2000102838A - 鍛造プレス機へのビレット受取り構造 - Google Patents

鍛造プレス機へのビレット受取り構造

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JP2000102838A
JP2000102838A JP10275803A JP27580398A JP2000102838A JP 2000102838 A JP2000102838 A JP 2000102838A JP 10275803 A JP10275803 A JP 10275803A JP 27580398 A JP27580398 A JP 27580398A JP 2000102838 A JP2000102838 A JP 2000102838A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビレットbの受取り時間の短縮を図る。 【解決手段】 供給アーム20の先端クランプ50を揺
動させて、受取り位置Dから鍛造プレス機Aの受渡し位
置P0 、P1 に搬送する。受取り位置のシュート1は、
下方に揺動自在で、その爪6にフック4が係止して受取
り位置Dに位置する。クランプ50の掴持動作に伴い、
フック4と爪6(シュート1)の係止が外れ、シュート
1はばね3により、鎖線のごとく退却してクランプ50
の移動に支障がない。このようにクランプ50の動きに
伴って機械的にシュート1を退却させることにより、受
取り時間の短縮を図り得る。クランプ50がシュート1
から退去すれば、エアシリンダ2によりシュート1は復
帰し、ばねにより復帰したフック4に係止する。このの
ち、シュートCからつぎのビレットbがシュート1上に
送り込まれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鍛造プレス機に
シュートで送られたビレットを供給する装置におけるそ
のビレットの受取り構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、トランスファフィード装置付鍛
造プレス機Aは、図1、図2を参照して説明すると、下
金型Q上に各プレス位置P1 、P2 、P3 、P4 、P5
を定め、トランスファフィード装置の上下左右及び前後
に動くビームFのフィンガーeで被加工物(ビレット)
bを掴む動作と離す動作を繰り返すことにより、ビレッ
トbを、各プレス位置P1 ……に順々に移行させて、プ
レス加工をする。このとき、初期位置P0 又はプレス位
置P1 にビレットbが供給され、プレス位置P5からプ
レス完了品が運び出される(払い出される)。その運び
出しは、適宜な手段によりコンベアに移されて所要位置
に移行される。
【0003】このような鍛造プレス機Aにおいて、最初
の位置P0 、P1 にビレットbを送り込む(供給する)
場合、シュートCのみの移送手段では、スペースの関係
のみならず、位置決め(セット)精度、ビレットbの各
送り込み姿勢への対応などに応じることができない。こ
のため、従来から、別置のビレット供給装置Bをプレス
機Aの傍らに設置し、例えば、シュートCにより、イン
ダクションヒータからビレットbを所定位置Dに送り込
み、この位置Dのビレットbを掴んで初期位置P0 、P
1 に移動させている(セットしている)。
【0004】このビレット供給装置Bの従来技術とし
て、特開平6−328181号公報に記載のものがあ
る。この公報に記載のビレット供給装置Bは、図12に
示すように、鍛造プレス機Aの支柱105等に固定フレ
ーム101を取付け、その固定フレーム101の先端部
に第1関節軸108を介して第1アーム102を揺動自
在に軸支し、この第1アーム102先端部に第2関節軸
109を介して、第2アーム103を揺動自在に軸支し
ている。この第2アーム103は、ビレットbを掴むク
ランプ104を有すると共に、掴んだビレットbを90
度反転することができる反転機構110を後端部に装備
している。
【0005】そして、シュートCから移送してきたビレ
ットbをクランプ104で掴んだ後、ビレット受け台1
11を鎖線のごとく反転し退避させてからクランプ10
4を矢印のごとく90度回転させ、ビレットbを縦送り
姿勢から横送り姿勢に変え(同図の受け台111上の実
線から送り状態の鎖線の状態)、そののち、モータ10
6、107の回転制御により、歯車機構を介して鎖線の
ごとく、第1アーム102、第2アーム103が揺動
し、クランプ104が鎖線矢印S1 、S2 のごとく動い
て鍛造プレス機Aの第1プレス位置P1 にビレットbを
供給する。なお、縦送り姿勢で鍛造プレス機Aの第1プ
レス位置P1 に供給する場合は、前記90度の回転をさ
せずに供給する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のビレッ
ト位置供給装置も含めて、ビレットbの供給アーム(第
1アーム102、第2アーム103)は一の軸(関節軸
108、109)を中心に回転し、その先端のクランプ
104により、受取り位置D(ビレット受け台111)
からビレットbを受取る作用を行う。このとき、上述の
ように、クランプ104の移動に支障がないように受け
台111は図鎖線のごとく退去させる。また、シュート
Cの一部を受け台としたものもあるが、このものは、そ
の受け台部のシュートCを切り離して、揺動可能とし、
その部分を下方に退去させたり(後述の実施例参照)、
その受け台部を他のシュートCに出没自在にして、没入
させることにより退去させる。
【0007】従来、その退去手段は、ビレットbをクラ
ンプしたことの確認信号により、アクチュエータを作動
して受け台111(シュートの一部)を退去させてい
る。
【0008】ところで、鍛造プレス機Aの成形荷重を減
らすためには、ヒータから排出された加熱ビレットbを
いかに早く鍛造プレス機Aに供給するかが問題となる。
このため、ビレットbの確認信号を得てから、受け台1
11等の退去をしていては、その時間が無駄であり、そ
の短縮が望まれる。
【0009】この発明は、上記要望に応えるべく、ビレ
ットのクランプ動作及びクランプの移動動作に連動して
受け台等が退去するようにして、受取り時間の短縮を図
ることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、上記シュートの受取り部(受取り位置
シュート)を切り離してその分離点でもって下方に揺動
自在にして受取り位置から退却可能にするとともに、不
動のフレームに設けた定位置のフックをその受取り位置
シュートに係止して受取り位置シュートを受取り位置に
維持し、前記クランプにそのフックと受取り位置シュー
トの係止を外す手段を設け、受取り位置シュートには、
常時下方に付勢して受取り位置シュートをクランプの移
動に支障がないように退去させるとともにクランプの移
動後には受取り位置シュートを受取り位置に復帰させる
ようにし、かつ、前記フックは前記係止位置(定位置)
に常に復帰するようにしたのである。
【0011】このようにすれば、クランプの動きに伴っ
て受取り位置シュートが退去するため、クランプの動き
は停止することのない連続なものとなり、ビレット供給
の時間短縮が図られる。クランプが受取り位置シュート
上から退去すれば、そのシュートは受取り位置に復帰
し、その復帰信号等により、つぎのビレットが受取り位
置に送り込まれる。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態としては、
供給アームの先端を、シュートによってビレットが搬送
されてくる受取り位置と鍛造プレス機のビレット受渡し
位置とに往復移動させて、その供給アーム先端のクラン
プで前記ビレットを掴持して、そのビレットを、前記受
取り位置から受渡し位置に運んで鍛造プレス機に供給す
る装置において、前記受取り位置シュートに爪を設け
て、この爪に前記フックが係止することにより、受取り
位置シュートを受取り位置に維持し、前記フックを揺動
自在にしてばねにより前記係止位置に向かって付勢し、
前記クランプには前記フックを前記ばねに抗し揺動させ
て前記係止を解除する押圧子を設け、前記受取り位置シ
ュートに引張り状態のばねを設けるとともに復帰させる
エアシリンダを設けて、上記退去・復帰手段を成した構
成を採用し得る。
【0013】この構成であると、クランプの動きにつれ
てその押圧子がフックに当接して揺動させ、この揺動に
よりフックと爪の係止が外れて受取り位置シュートはば
ねにより受取り位置から退去し、クランプの移動に支障
がないようになる。クランプが受取り位置シュート上か
ら退去すれば、エアシリンダが動いてそのシュートが上
昇し、爪がフックに係止してシュートが受取り位置にセ
ットされる。セットされれば、エアシリンダの作用は停
止する(エア供給が停止する)。
【0014】
【実施例】この実施例は、図1、図2に示すように、イ
ンダクションヒータからシュートC上をビレットbが矢
印のごとく受取り位置Dに送り込まれる。このとき、シ
ュートCの途中にマガジン(図示せず)及びエアシリン
ダ駆動のシャッタSが設けられており、インダクション
ヒータからのビレットbはマガジンに一個ずつ収納され
て、シャッタSの開閉により、そのマガジンからビレッ
トbが一個づつ受取り位置Dに送られる。ビレット供給
装置Bは、前記受取り位置Dのビレットbを掴んで(チ
ャッキングして)鍛造プレス機Aの前位置P0 又は最初
のプレス位置P1 にセットする。
【0015】シャッタSから先のシュート1は、フレー
ムFにその分離点でもって下方に揺動自在になってお
り、エアシリンダ2によって、図2実線のごとくシュー
トCに直線状となるように位置される。図10に示すよ
うに、そのシュート1の中程は欠如されて、送り込まれ
たビレットbがその欠如部1aを亘って位置される。そ
の位置決めは、シュート1内にビレットbの長さに応じ
てボルト式ストッパ7を進退することにより行う。ま
た、シュート1にはばね3が設けられており、エアシリ
ンダ2にエアーが送り込まれていないと、このばね3に
より、シュート1は後述のクランプ50の移動に支障が
ないように下方に退去する。
【0016】また、上記フレームFは受取り位置D近く
まで腕が伸びて(図示せず)、この腕に軸4aを介して
フック4が揺動自在に設けられている。このフック4は
常時ぱね5により押されて、図示しないストッパにより
図10(a)実線で示す定位置に位置する。このフック
5には受取り位置Dのシュート1の爪6が係止する。こ
の係止により、エアシリンダ2の押出力が解消されて
も、ばね3によってシュート1は揺動することなく、受
取り位置Dに維持される。
【0017】ビレット供給装置Bは、図1乃至図8に示
すように、鍛造プレス機Aのそばに据えられた基礎フレ
ームH(脚部は省略)に備えられている。基礎フレーム
Hには前後方向の穴10が形成され、この穴10に前後
動する垂直フレーム11が貫通している。穴10の両側
にはレール(リニアガイド)12が配置されて、このレ
ール12に、垂直フレーム11にブラケット11aを介
して固着された摺動子11bが嵌合しており、この嵌合
によりレール12上を垂直フレーム11が前後に垂直状
態を保って移動する。
【0018】また、穴10に沿ってボールねじ13が配
置され、このボールねじ13はサーボモータM1 により
ベルト13a及びプーリ13bを介して回転する。この
ベルト13a及びプーリ13bは歯付きとし、擬似歯車
結合として、モータM1 の回転量がねじ13に確実に伝
達されるようになっている。ボールねじ13には上記垂
直フレーム11に一体のボールねじナット14がねじ合
っており、ねじ13、すなわちモータM1 の回転によ
り、垂直フレーム11が前後に移動する。
【0019】垂直フレーム11内にはボールねじ15が
その上下端で支持されて設けられており、このねじ15
は電磁ブレーキ付のサーボモータM2 によりベルト15
a及びプーリ15bを介して回転する。ベルト15a及
びプーリ15bも歯付きのものとする。ボールねじ15
には移動体16がボールねじナット16aを介してねじ
合っている。また、垂直フレーム11の下端には揺動ア
ーム20の後端がピン21を介して回転自在に取付けら
れている。
【0020】揺動アーム20は、図9に示すように、ピ
ン21が貫通する支承部22、その支承部22の一端に
設けた第1シリンダ30、そのシリンダ30の一端に設
けた第2シリンダ40とから成る。第1シリンダ30内
にはボールねじ31がその両端で回転自在に支持されて
おり、このねじ31にピストン33の一部をなすボール
ねじナット32がねじ合っている。ピストン33に空気
aが印加されると、コイルばね34に抗して、ボールね
じナット32が図9鎖線のごとく前方に動いて、ボール
ねじ31が4分の1リード分回転する(90度回転す
る)。空気aの印加を解除すれば、ばね34によりピス
トン33は図9の状態に復帰する。このとき、ガイドピ
ン33aによりピストン33の回転が阻止され、ピスト
ン33の移動ストロークLがボールねじ31の4分の1
リードとなる。
【0021】ボールねじ31の先端は第2シリンダ40
の後端に嵌入されて、テーパ固定具41により両者3
1、40は一体となっている。第2シリンダ40は、ラ
ジアル軸受42a、スラスト軸受42bによって第1シ
リンダ30の外筒に連結された円筒状ケース43に回転
自在に支持されている。軸受42a、42bは止めリン
グ44のねじ込みにより抜け止めされている。第2シリ
ンダ40内にはピストン45が内装されて、そのロッド
46が他端から突出しており、シリンダ40内に空気a
が印加されると、コイルばね47に抗してピストン45
が前方に移動する。
【0022】第1、第2シリンダ30、40への圧縮空
気路は、まず、ピン21両端のキャップ23に流入口a
1 、a2 が形成され、この流入口a1 、a2 が、ピン2
1内及び支承部22内を通ってシリンダ30、40内に
連通している。その第2シリンダ40に通じる通路はボ
ールねじ31内を通ってシリンダ内に至っている。図中
cはOリングなどの空気漏れ阻止パッキング、21aは
ラジアル軸受、21bはスラスト軸受である。
【0023】第2シリンダ40の他端にはクランプ50
が設けられている。このクランプ50は、前後に直線的
に動くクランプ爪51aと前後に揺動するクランプ爪5
1b及びリンク機構とから成る。リンク機構は、シリン
ダ40に固定のチャックアーム52に、揺動リンク53
aの中程をピン止めし、その揺動リンク53aの後端と
チャックアーム52をリンク53bで連結したものであ
る。ピストンロッド46に一方のクランプ爪51a、揺
動リンク53aの先端に他方のクランプ爪51bがそれ
ぞれ固着されている。
【0024】このため、第2シリンダ40のピストン4
5が後退すると、両クランプ爪51a、51bが大きく
離れて、受取り位置Dのビレットbを掴み易くなる(図
10(a)参照)。この状態で、ピストン45が前進す
ると、一方のクランプ爪51aが前進するとともに、他
方のクランプ爪51bが下方に揺動してビレットbを掴
む(図11参照)。
【0025】上記第2シリンダ40のピストンロッド4
6には、図10に示すように一方のクランプ爪51aと
ともに押圧子55が設けられており、クランプ50が受
取り位置Dの上方(図2の鎖線状態)に位置すると、こ
の押圧子55がフック4に対向する。この状態を図10
に示し、この状態から、図11に示すように、クランプ
爪51a、51bを揺動して(接近して)ビレットbを
掴持すると、押圧子55がフック4の片4bに当接して
フック4をばね5に抗して矢印のごとく揺動させる。こ
の揺動により、フック4と爪6の係止が外され、ばね3
により、シュート1が下方に揺動してクランプ爪51b
などと干渉しないようになる(図11(b)一点鎖線状
態)。
【0026】この掴持動作が終了すると、揺動アーム2
0が揺動してビレットbを受渡し位置へ移動させる。そ
の揺動により、クランプ50がシュート1から退去する
と(図11(b)2点鎖線状態)、その信号によりエア
シリンダ2にエアが供給されて、シュート1は復帰し、
フック4に爪6が係止するとともに、その復帰信号によ
り、つぎのビレットbが送り込まれる。また、フック4
が爪6に係止すれば、エアシリンダ2へのエア供給は停
止される。この停止はビレットbの送り込み完了信号な
どによって行う。
【0027】このように、フック4と押圧子55の機械
的な位置関係により、シュート1とクランプ50の干渉
をなくせば、その位置関係も狂いにくく、安定したクラ
ンプ動作を行い得る。このため、スピードへの追随性も
高まり、制御も容易となる。
【0028】図4乃至図7に示すように、揺動アーム2
0の支持ピン21の中央の穴24にはスプライン軸61
が挿入固着されている(図9参照)。このスプライン軸
61にトラニオン(ボールスプラインナット)62が軸
方向に移動自在に嵌合しており、このトラニオン62は
上下動アーム63の下端に回転自在に連結されている。
上下動アーム63は、上記ボールねじ15にねじ合う移
動体16が一体となっているとともに、垂直フレーム1
1のレール(リニアガイド)64に摺動子65を介して
移動自在に嵌まっており、ボールねじ15が回転する
と、移動体16を介して上下動フレーム63が垂直フレ
ーム11に沿って上下に動く。この上下動により、トラ
ニオン62を介してスプライン軸61が上下に揺動し、
揺動アーム20が揺動する。このとき、上下動アーム6
3の移動は垂直フレーム11に固定のレール64に移動
子65が嵌合しているため安定して行われる。揺動アー
ム20の揺動角度は120度などと、受取り位置Dの位
置で適宜に決定する。
【0029】上下動アーム63の上端には、垂直フレー
ム11に固定のシリンダ70のピストンロッド71が固
定されており、このシリンダ70に圧縮空気が印加され
ていることにより、揺動アーム20を上方に向かせる力
のため、ビレットbのサイズ変更に伴う調整、又は修整
時に、揺動アーム20等が妄りに動かない利点がある。
【0030】この実施例は以上の構成であり、つぎにそ
の作用について説明をすると、図2に示すように、垂直
フレーム11が後退した状態で、ボールねじ15を回す
ことにより、揺動アーム20を実線から鎖線のごとく揺
動させてクランプ50を受取り位置Dに臨ませ、上述の
図10から図11に示した作用により、両クランプ爪5
1a、51b間にビレットbを位置させてビレットbを
掴む。このビレット供給装置Bの作用はシュート1にビ
レットbが挿入された完了信号が存在する場合に開始さ
れる。この後、ボールねじ15を逆転させて、揺動アー
ム20を鎖線から実線の状態に復帰し、つぎに、垂直フ
レーム11を前方に移動させて(図3、図8)、クラン
プするビレットbを受渡し位置P0 又はP1 に対応させ
たのち、クランプ50を開放してビレットbを受渡し位
置P0 、P1 にセットする。
【0031】セットし終われば、逆の作用により(クラ
ンプ50は開放状態)、クランプ50を受取り位置Dま
で移動させ、以後、同一作用を繰り返して、鍛造プレス
機Aにビレットbを順々に供給する。
【0032】上記実施例では、シュート1に爪6を、フ
レームFにフック4をそれぞれ設けたが、シュート1に
フック4及びばね5を設けるとともにフレームFに爪6
を設けて、同一の作用を行うようにもし得る。
【0033】
【発明の効果】この発明は、以上のようにクランプの動
作に伴って、受取り位置シュートを機械的に退去するよ
うにしたので、ビレット供給装置などの電気制御が簡単
になるとともに、ビレット受取り時間の短縮化が図られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の概略平面図
【図2】同実施例の概略正面図
【図3】同実施例のクランプが前方に動いた状態の要部
平面図
【図4】同実施例のビレット供給装置の左側面図
【図5】図4の要部拡大断面図
【図6】図2の要部拡大断面図
【図7】クランプが下方に揺動した拡大断面図
【図8】図3の正面図
【図9】クランプ部の断面図
【図10】クランプ作用図であり、(a)は(b)のX
−X断面図、(b)は部分一部切断正面図
【図11】クランプ作用図であり、(a)は(b)のX
−X断面図、(b)は部分一部切断正面図
【図12】従来例の概略作用図
【符号の説明】
A 鍛造プレス機 B ビレット供給装置 C ビレット供給シュート D ビレット受取り位置 F フレーム H 基礎フレーム P0 、P1 ビレット受渡し位置 a 圧縮空気 b ビレット 1 受取り位置シュート 2 エアシリンダ 3 シュート用ばね 4 フック 4a フック軸 4b 係止弁 5 フック用ばね 6 爪 11 前後動フレーム(垂直フレーム) 20 揺動アーム(供給アーム) 50 クランプ 51a、51b クランプ爪 55 押圧子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給アーム20の先端を、シュートCに
    よってビレットbが搬送されてくる受取り位置Dと鍛造
    プレス機Aのビレット受渡し位置P0 ,P1とに往復移
    動させて、その供給アーム20先端のクランプ50で前
    記ビレットbを掴持して、そのビレットbを、前記受取
    り位置Dから受渡し位置に運んで鍛造プレス機Aに供給
    する装置における、前記シュートCからのビレットbの
    受取り構造であって、 上記シュートCの上記受取り位置Dの部分1を切り離し
    てその分離点でもって下方に揺動自在にして、その部分
    1からなる受取り位置シュートを受取り位置Dから退却
    可能にするとともに、不動のフレームFに設けた定位置
    のフック4をその受取り位置シュート1に係止して受取
    り位置シュート1を受取り位置Dに維持し、上記クラン
    プ50にそのフック4と受取り位置シュート1の係止を
    外す手段を設け、受取り位置シュート1には、常時下方
    に付勢して受取り位置シュート1をクランプ50の移動
    に支障がないように退去させるとともにクランプ50の
    移動後には受取り位置シュート1を受取り位置Dに復帰
    させる手段を設け、かつ、前記フック4に前記係止位置
    に復帰させる手段を設けたことを特徴とする鍛造プレス
    機へのビレット受取り構造。
  2. 【請求項2】 上記受取り位置シュート1に爪6を設け
    て、この爪6に上記フック4が係止することにより、受
    取り位置シュート1を受取り位置Dに維持し、上記フッ
    ク4を揺動自在にしてばね5により上記係止位置に向か
    って付勢し、上記クランプ50には前記フック4を前記
    ばね5に抗し揺動させて前記係止を解除する押圧子55
    を設け、上記受取り位置シュート1に引張り状態のばね
    3を設けるとともに復帰させるエアシリンダ2を設け
    て、上記退去・復帰手段を成したことを特徴とする請求
    項1に記載の鍛造プレス機へのビレット受取り構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103722095A (zh) * 2012-10-10 2014-04-16 四川欧润特软件科技有限公司 自动送料及卸料装置
JP2014200839A (ja) * 2013-04-09 2014-10-27 日本電産シンポ株式会社 材料送り装置
CN106001301A (zh) * 2016-07-25 2016-10-12 苏州亘富机械科技有限公司 液压机全自动送料装置
JP2017144554A (ja) * 2017-04-27 2017-08-24 東陽建設工機株式会社 鉄筋切断機
CN110883307A (zh) * 2019-10-15 2020-03-17 济南鑫伟锻造有限公司 一种自动上料的锻造机

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