JP2017144554A - 鉄筋切断機 - Google Patents
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しかし、受取り具で複数本の鉄筋を受け取った後に、受取り具の下降引退によって、受け取った鉄筋をコンベア装置により鉄筋切断機に送り込むと、受取り具の鉄筋受取り面が平坦なために、複数本の鉄筋間の間隔が一定に定まらず、コンベア装置により送られる鉄筋が、その搬送により鉄筋切断機の固定刃と可動刃との両刃夫々に形成した鉄筋切断凹部とは異なった位置にくることがある。そのために、鉄筋が固定刃と可動刃とにより綺麗な断面形状に切断されず、しかも前記両刃が痛むことがある。
従って、複数の鉄筋を確実に固定刃と可動刃の受入凹部によって切断され、切断断面の変形の少ない鉄筋を提供できる。
従って、受取り具の鉄筋受取り面が水平面であるのに比べて、複数の鉄筋が複数の複数の受入凹部に自動的に分散しながら収まりやすく、鉄筋切断機の鉄筋切断凹部によって複数の鉄筋夫々を綺麗に切断できるようになる。
図1に示すように、丸鉄筋や異径鉄筋などの鉄筋1を搬送する鉄筋搬送装置Tと、鉄筋搬送装置Tによって搬送される1本〜複数本の鉄筋1を鉄筋受止台2で受け止めて所定の寸法に鉄筋切断機3によって切断する鉄筋切断装置Cとを設けて、鉄筋加工設備を構成してある。
従って、鉄筋搬送装置Tは、平面視においては、細長形状で、長手方向に沿って鉄筋群Gが載置され、その鉄筋群Gは、径方向に沿って移動搬送される。即ち、鉄筋群Gの搬送経路は、鉄筋搬送装置Tの平面視における幅方向の一端(搬送機構T1)側から他端(整列装置T3)側にかけて設定されている。
前記チェーンコンベア4は、搬送方向に順に鉄筋群Gの束を受ける第1チェーンコンベア4Aと、第1チェーンコンベア4Aで受けた鉄筋群Gを引き継いで搬送する第2チェーンコンベア4Bと、搬送経路の後部において鉄筋群Gを更にその幅方向に搬送する第3チェーンコンベア4Cとを、個別に駆動操作自在に設けて構成してある。
また、チェーンコンベア4A、4B、4Cには、夫々個別に回転駆動する駆動モータMを設けてある。
前記固定刃7と可動刃8との夫々に、鉄筋1の外周面にほぼ沿った湾曲形状の鉄筋切断凹部9を、鉄筋1の幅方向に複数形成することで、夫々の鉄筋切断凹部9の内周面を鉄筋1の周面に対して略均等に剪断力を作用させて、鉄筋1の断面形状の変形を抑えながら切断できるように構成してある(図11、図13)。
また、受取り具12は、鉄筋受止台2における長手方向の複数箇所に配設してあり、並設する複数の受取り具12間に、駆動回転するロールコンベア10を設けてコンベア装置を構成してある。
前記ロールコンベア10の周方向に沿った第1鉄筋受入溝15を、ロールコンベア10の軸心方向に複数形成すると共に、複数の第1鉄筋受入溝15の配設ピッチを、図13に示すように、鉄筋切断凹部9の配設ピッチに合わせてあり、鉄筋切断機3の手前の鉄筋受止台2の受止面部にも、複数の第2鉄筋受入溝16を形成し、複数の第2鉄筋受入溝16の配設ピッチを、鉄筋切断凹部9の配設ピッチに合わせてある。
前記シュート17に設けたストッパー部18には、シュート本体20に着脱自在なストッパー部材21が設けてある(図10、図12)。
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記受取り具12の鉄筋受取り面は、鉄筋並列方向の中間部ほど高い山形に形成する以外に、略水平面に沿った形状であってもよいが、幅方向の一端側が他端側よりも高い傾斜面になっていて、その高い一端側に受け渡しアームによる複数本の鉄筋1の供給が行われるようになっていてもよく、この場合も、供給される複数の鉄筋1が、受取り具12の一端側から他端側に転がり移動するに伴って、複数の受入凹部14に順次嵌入させることができる。
〈2〉 前記ストッパー部材21は、鉄筋1長手方向の厚みの異なるものと取り替えることで、鉄筋1の先端部の端揃えするための長さを、変更できるように構成してあってもよい。
〈3〉 上下搖動自在な前記シュート17を設けるのに、前述の鉄筋切断装置Cに設ける以外に、次のような別形態の鉄筋切断装置に設ける例も考えられる。つまり、前記鉄筋切断装置は、固定刃と、固定刃に対して近接操作自在な可動刃とを、両刃間に配置した鉄筋の長手方向に位置ずれさせて設けてある鉄筋切断機を設け、鉄筋移送機構で移送された複数本の鉄筋を、鉄筋受止台の上方に突出して受け取る突出受取り状態と、受け取った鉄筋を下降引退によって鉄筋受止台上に受け渡す引退受渡し状態とに上下出退する鉄製板状の受取り具を設け、鉄筋受止台で受け止めた鉄筋を鉄筋切断機に送り込み搬送するコンベア装置を設けて構成してある。
前記固定刃と可動刃との夫々の刃先は、平滑な平面に形成してある。前記受取り具の鉄筋受取り面は、平滑な水平面に形成し、また、受取り具は、鉄筋受止台における長手方向の複数箇所に配設してあり、並設する複数の受取り具間に、駆動回転するロールコンベアを設けてコンベア装置を構成してある。
前記鉄筋切断機には、固定刃と可動刃の下手側に、切断鉄筋の端材を鉄筋の幅方向下方に放出案内する鉄製のシュートを設け、シュートを放出側端部に近くなるほど下方に傾斜する放出姿勢と、放出側端部を固定刃の刃先と平行になる上昇姿勢とに上下揺動自在に取り付け、シュートの上昇姿勢において鉄筋の先端部を固定刃よりも下手側で突き当てるストッパー部を、シュートに形成してあり、可動刃による切断操作前に、シュートを放出姿勢に下降搖動操作する空気圧等の流体圧シリンダーからなる操作装置を設けてある。
前記シュートに設けたストッパー部には、シュート本体に着脱自在なストッパー部材が設けてある。シュート本体には、鉄筋切断機の奥側に引張り付勢してあるスプリングを連結してあり、下降搖動操作時に手前にズリ落ちるのを防止してある。また、下降搖動操作時に、シュート本体の手前へのズリ落ちを更に防止すべく、シュート本体の下面部に、設けた係止ピンが係入する凹部を設けた係止支持部材を鉄筋切断機の本体側に設けてある。
3 鉄筋切断機
7 固定刃
8 可動刃
9 鉄筋切断凹部
10 ロールコンベア
12 受取り具
14 受入凹部
15 第1鉄筋受入溝
16 第2鉄筋受入溝
17 シュート
18 ストッパー部
19 操作装置
しかし、受取り具で複数本の鉄筋を受け取った後に、受取り具の下降引退によって、受け取った鉄筋をコンベア装置により鉄筋切断機に送り込むと、受取り具の鉄筋受取り面が平坦なために、複数本の鉄筋間の間隔が一定に定まらず、コンベア装置により送られる鉄筋が、その搬送により鉄筋切断機の固定刃と可動刃との両刃夫々に形成した鉄筋切断凹部とは異なった位置にくることがある。そのために、鉄筋が固定刃と可動刃とにより綺麗な断面形状に切断されず、しかも前記両刃が痛むことがある。
また、操作装置により可動刃による切断操作前に下降搖動操作されるシュートは、ストッパー部も鉄筋の移動経路から退避するために、可動刃により切断された鉄筋の端材の受入放出を、確実に行えるようになる。
図1に示すように、丸鉄筋や異径鉄筋などの鉄筋1を搬送する鉄筋搬送装置Tと、鉄筋搬送装置Tによって搬送される1本〜複数本の鉄筋1を鉄筋受止台2で受け止めて所定の寸法に鉄筋切断機3によって切断する鉄筋切断装置Cとを設けて、鉄筋加工設備を構成してある。
従って、鉄筋搬送装置Tは、平面視においては、細長形状で、長手方向に沿って鉄筋群Gが載置され、その鉄筋群Gは、径方向に沿って移動搬送される。即ち、鉄筋群Gの搬送経路は、鉄筋搬送装置Tの平面視における幅方向の一端(搬送機構T1)側から他端(整列装置T3)側にかけて設定されている。
前記チェーンコンベア4は、搬送方向に順に鉄筋群Gの束を受ける第1チェーンコンベア4Aと、第1チェーンコンベア4Aで受けた鉄筋群Gを引き継いで搬送する第2チェーンコンベア4Bと、搬送経路の後部において鉄筋群Gを更にその幅方向に搬送する第3チェーンコンベア4Cとを、個別に駆動操作自在に設けて構成してある。
また、チェーンコンベア4A、4B、4Cには、夫々個別に回転駆動する駆動モータMを設けてある。
前記固定刃7と可動刃8との夫々に、鉄筋1の外周面にほぼ沿った湾曲形状の鉄筋切断凹部9を、鉄筋1の幅方向に複数形成することで、夫々の鉄筋切断凹部9の内周面を鉄筋1の周面に対して略均等に剪断力を作用させて、鉄筋1の断面形状の変形を抑えながら切断できるように構成してある(図11、図13)。
また、受取り具12は、鉄筋受止台2における長手方向の複数箇所に配設してあり、並設する複数の受取り具12間に、駆動回転するロールコンベア10を設けてコンベア装置を構成してある。
前記ロールコンベア10の周方向に沿った第1鉄筋受入溝15を、ロールコンベア10の軸心方向に複数形成すると共に、複数の第1鉄筋受入溝15の配設ピッチを、図13に示すように、鉄筋切断凹部9の配設ピッチに合わせてあり、鉄筋切断機3の手前の鉄筋受止台2の受止面部にも、複数の第2鉄筋受入溝16を形成し、複数の第2鉄筋受入溝16の配設ピッチを、鉄筋切断凹部9の配設ピッチに合わせてある。
前記シュート17に設けたストッパー部18には、シュート本体20に着脱自在なストッパー部材21が設けてある(図10、図12)。
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記受取り具12の鉄筋受取り面は、鉄筋並列方向の中間部ほど高い山形に形成する以外に、略水平面に沿った形状であってもよいが、幅方向の一端側が他端側よりも高い傾斜面になっていて、その高い一端側に受け渡しアームによる複数本の鉄筋1の供給が行われるようになっていてもよく、この場合も、供給される複数の鉄筋1が、受取り具12の一端側から他端側に転がり移動するに伴って、複数の受入凹部14に順次嵌入させることができる。
〈2〉 前記ストッパー部材21は、鉄筋1長手方向の厚みの異なるものと取り替えることで、鉄筋1の先端部の端揃えするための長さを、変更できるように構成してあってもよい。
〈3〉 上下搖動自在な前記シュート17を設けるのに、前述の鉄筋切断装置Cに設ける以外に、次のような別形態の鉄筋切断装置に設ける例も考えられる。つまり、前記鉄筋切断装置は、固定刃と、固定刃に対して近接操作自在な可動刃とを、両刃間に配置した鉄筋の長手方向に位置ずれさせて設けてある鉄筋切断機を設け、鉄筋移送機構で移送された複数本の鉄筋を、鉄筋受止台の上方に突出して受け取る突出受取り状態と、受け取った鉄筋を下降引退によって鉄筋受止台上に受け渡す引退受渡し状態とに上下出退する鉄製板状の受取り具を設け、鉄筋受止台で受け止めた鉄筋を鉄筋切断機に送り込み搬送するコンベア装置を設けて構成してある。
前記固定刃と可動刃との夫々の刃先は、平滑な平面に形成してある。前記受取り具の鉄筋受取り面は、平滑な水平面に形成し、また、受取り具は、鉄筋受止台における長手方向の複数箇所に配設してあり、並設する複数の受取り具間に、駆動回転するロールコンベアを設けてコンベア装置を構成してある。
前記鉄筋切断機には、固定刃と可動刃の下手側に、切断鉄筋の端材を鉄筋の幅方向下方に放出案内する鉄製のシュートを設け、シュートを放出側端部に近くなるほど下方に傾斜する放出姿勢と、放出側端部を固定刃の刃先と平行になる上昇姿勢とに上下揺動自在に取り付け、シュートの上昇姿勢において鉄筋の先端部を固定刃よりも下手側で突き当てるストッパー部を、シュートに形成してあり、可動刃による切断操作前に、シュートを放出姿勢に下降搖動操作する空気圧等の流体圧シリンダーからなる操作装置を設けてある。
前記シュートに設けたストッパー部には、シュート本体に着脱自在なストッパー部材が設けてある。シュート本体には、鉄筋切断機の奥側に引張り付勢してあるスプリングを連結してあり、下降搖動操作時に手前にズリ落ちるのを防止してある。また、下降搖動操作時に、シュート本体の手前へのズリ落ちを更に防止すべく、シュート本体の下面部に、設けた係止ピンが係入する凹部を設けた係止支持部材を鉄筋切断機の本体側に設けてある。
3 鉄筋切断機
7 固定刃
8 可動刃
9 鉄筋切断凹部
10 ロールコンベア
12 受取り具
14 受入凹部
15 第1鉄筋受入溝
16 第2鉄筋受入溝
17 シュート
18 ストッパー部
19 操作装置
Claims (7)
- 固定刃と、前記固定刃に対して近接操作自在な可動刃とを、前記両刃間に配置した鉄筋の長手方向に位置ずれさせて設けてある鉄筋切断機を設け、
前記固定刃と前記可動刃との夫々に、鉄筋の外周面にほぼ沿った湾曲形状の鉄筋切断凹部を、鉄筋の幅方向に複数形成し、
鉄筋の搬送方向で鉄筋切断機よりも上手側に配置して複数本の鉄筋を受け止め自在な鉄筋受止台を設け、
並列状態の複数の鉄筋を、それらの鉄筋の並列方向に沿って前記鉄筋受止台の上方に移送する鉄筋移送機構を設け、
前記鉄筋移送機構で移送された複数本の鉄筋を、前記鉄筋受止台の上方に突出して受け取る突出受取り状態と、受け取った鉄筋を下降引退によって前記鉄筋受止台上に受け渡す引退受渡し状態とに上下出退する受取り具を設け、
前記鉄筋受止台で受け止めた鉄筋を前記鉄筋切断機に送り込み搬送するコンベア装置を設けてある鉄筋切断装置であって、
鉄筋を各別に受け入れる複数の受入凹部を、前記鉄筋切断凹部の配設ピッチに合わせて前記受取り具の鉄筋受取り面に形成してある鉄筋切断装置。 - 前記受取り具の鉄筋受取り面を、鉄筋並列方向の中間部ほど高い山形に形成してある請求項1に記載の鉄筋切断装置。
- 前記受取り具を、前記鉄筋受止台における長手方向の複数箇所に配設してある請求項1又は2に記載の鉄筋切断装置。
- 前記コンベア装置を駆動回転自在なロールコンベアから構成し、
前記ロールコンベアの周方向に沿った第1鉄筋受入溝を、前記ロールコンベアの軸心方向に複数形成すると共に、複数の前記第1鉄筋受入溝の配設ピッチを、前記鉄筋切断凹部の配設ピッチに合わせてある請求項1〜3のいずれか1項に記載の鉄筋切断装置。 - 前記鉄筋受止台の受止面部に、複数の第2鉄筋受入溝を形成し、
複数の前記第2鉄筋受入溝の配設ピッチを、前記鉄筋切断凹部の配設ピッチに合わせてある請求項1〜4のいずれか1項に記載の鉄筋切断装置。 - 前記鉄筋切断機において、前記固定刃と前記可動刃の下手側に、切断鉄筋の端材を鉄筋の幅方向下方に放出案内するシュートを設け、
前記シュートを放出側端部に近くなるほど下方に傾斜する放出姿勢と、放出側端部を前記固定刃の刃先と平行になる上昇姿勢とに上下揺動自在に取り付け、
前記シュートの上昇姿勢において鉄筋の先端部を前記固定刃よりも下手側で突き当てるストッパー部を、前記シュートに形成してある請求項1〜5のいずれか1項に記載の鉄筋切断装置。 - 前記可動刃による切断操作前に、前記シュートを放出姿勢に下降搖動操作する操作装置を設けてある請求項6に記載の鉄筋切断装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111468650A (zh) * | 2020-05-06 | 2020-07-31 | 桐城信邦电子有限公司 | 一种用于新能源汽车产品线束的裁剪装置 |
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2017
- 2017-04-27 JP JP2017088843A patent/JP6377202B2/ja active Active
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