JP2000095466A - 乗客コンベアの本体枠 - Google Patents

乗客コンベアの本体枠

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JP2000095466A JP10270918A JP27091898A JP2000095466A JP 2000095466 A JP2000095466 A JP 2000095466A JP 10270918 A JP10270918 A JP 10270918A JP 27091898 A JP27091898 A JP 27091898A JP 2000095466 A JP2000095466 A JP 2000095466A
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忠一 斎藤
Wahei Kojima
和平 小嶋
Atsushi Fujita
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本体枠内部の回転構造体が発する騒音,振動を
抑制する一方、火気による悪影響を排除した乗客コンベ
アを得る。 【解決手段】乗客コンベア1の本体枠7,14の両側部
と底部のうち、少なくともその底部の下辺材7E,14
A部分に、踏段4側と乗客コンベア1の外部側との間に
上層板7Gと下層板7Hで区画された中空部N,O(両
側部はM)を形成し、この中に吸音(制振)材10等を
挿入した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗客を乗せて移動
する乗客コンベアに係り、特に建築構造体あるいは土木
構造体(以下、構造体という)に設置されるエスカレー
ターや動く歩道など本体枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の乗客コンベアとしては、例えば特
開平5−213572 号公報に開示されたものが知られてい
る。この乗客コンベアは、L型鋼を組合せたトラスメン
バーで本体枠で構成し、その長手方向端部を構造体に載
置する構成である。また、例えば実開昭47−21385 号公
報に開示された乗客コンベア(エスカレーター)が知ら
れている。この乗客コンベアは、本体枠の両側部と底部
を一体の板材で形成し、その内面に防音材あるいは吸音
材を装着して低騒音化を図ることを提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公知例の前者は、
単に型鋼細工のトラス構造体に関するものであり、その
内部の回転構造体が発する騒音や振動を抑制せんとする
意図はなかった。また、上記従来例の後者は、防音材等
を本体枠の内周面に直接装着する構成であるために、そ
の内部の回転構造体に与えた油分が飛散して防音材等に
付着し、防音機能の低下を招く問題があった。さらに、
回転異常による機器の接触や侵入した煙草等の火気によ
り、上記油分が防音材等の発煙,燃焼を促進する不具合
が内在していた。
【0004】本発明の目的は、その内部の回転構造体が
発する騒音,振動を抑制する一方、火気による悪影響を
排除するに好適な本体枠の構成を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、一方の側の乗降口と他方の側の乗降口との間
で継ぎ目なし状に連結され、乗客を乗せて移動する複数
の踏段と、該踏段とともに移動して乗客の手を支える手
摺と、該手摺の移動を案内する欄干と、前記踏段,手摺
及び欄干を支持する本体枠とを備え、建築,土木等の構
造体に設置される乗客コンベアにおいて、前記本体枠の
両側部と底部のうち、少なくとも底部には前記踏段側と
前記乗客コンベアの外部側との間に上層板と下層板で区
画された中空部を形成したのである。また、前記中空部
は該本体枠の下辺材に型鋼を用いることにより形成した
ものである。さらに、前記中空部に吸音材や制振材を挿
入したのである。
【0006】即ち、上記本体枠において、特に該本体枠
底部の踏段側と乗客コンベア外部側との間に設けた中空
部は、それを形成する上層板と下層板とで実質的に密閉
された空気室となって回転構造体が乗客コンベアの外部
にもたらす騒音や振動を抑制する効果を発揮するもので
ある。また、この中空部は上記吸音材や制振材の収納ス
ペースとして活用される一方、上記上層板は回転構造体
に与える油分の受け皿となって油と、それに対する火気
の悪影響を遮断し、従来懸念された発煙,発火等の不具
合を解消するものである。さらに、前記下層板は、上層
板との複合による騒音等の低減効果のほかに吸音材や制
振材の支持板の役目を担う効果を発揮するものである。
なお、ここでは本体枠の底部を重点に記載したが、この
構成は、本体枠の両側部にも応用でき、この場合も上記
と同様の効果をもたらすことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る乗客コンベア
の実施形態を図面に基づき説明する。なお、図1〜図3
において同じ構造,作用部分には同じ符号を付けて示
す。図1は、本発明に係る乗客コンベアの第1実施形態
を示す全体斜視図である。第1実施形態の乗客コンベア
1は、エスカレーターに適用されるもので、一方の側の
乗降口で下階床F1に連なる下部乗降口2と他方の側の
乗降口で上階床F2に連なる上部乗降口3との間で継ぎ
目なし状に連結され、乗客を乗せて移動する複数の踏段
4(動く歩道の場合は、踏板と称する)と、この踏板4
とともに移動して乗客の手を支える手摺5と、この手摺
5の走行路を形成してその移動を案内する欄干6(踏板
4の両側に立設される)と、前記踏段4,手摺5及び欄
干6等の構造部品を支持する本体枠7とを備え、上階床
F2の構造体8と下階床F1の構造体9との間に設置さ
れる。
【0008】さらに、第1実施形態の乗客コンベア1に
おいて、本体枠7は、欄干6等の構造部品の長手方向に
延設され、踏段4が下部乗降口2から下部曲線路4A,
傾斜路4B,上部曲線部4Cを経由して上部乗降口3に
至る全長に渡って下部水平部7A,傾斜部7B及び上部
水平部7Cを連結した形で下階床F1と上階床F2をつ
ないで設置される。
【0009】図2は、図1のI−I線を沿う断面図であ
る。本体枠7は、踏段4の両側で欄干6の外側位置に上
辺材7Dと下辺材7E、この各々の上辺材7Dと下辺材
7Eを縦方向に連結する縦材7Fとで略U字の箱形状を
なし、踏段4等の構造部品を支持する。ここで、上辺材
7D,下辺材7E及び縦材7Fは、踏段4側と乗客コン
ベア1の外部側との間に、両側部には符号M,底部には
符号Nで示す中空部を形成するためのH型鋼が用いら
れ、各々が符号Y部分で溶接接合された高強度構造体と
なっている。
【0010】そして、本体枠7の底部の踏段4側には回
転構造体に適宜与える油分の受け皿となるよう縦材7F
相互間の幅いっぱいに平面7aと立上げ部7bを有する
上層板7Gが設けられ、油分とそれに対する火気の悪影
響を遮断している。
【0011】さらに、中空部N内には回転構造体が発す
る騒音を吸収する材質でなる吸音(あるいは制振)材1
0が挿入され、かつ、下辺材7Eの底部には下層板7H
がビス11により後付けで固定されて吸音材10を支え
る支持板の役目を果している。この場合、吸音材10
は、踏段4等が発する振動を抑制する性能と制振の複合
性能を備えた特殊材料を用いてもよい。
【0012】一方、本体枠7の両側部の中空部M内に
は、低騒音化,低振動化の必要性に応じて吸音(あるい
は制振)材12が縦材7Fの幅W内に挿入されている。
なお、この中空部Mの両側面を閉じるように踏段4側と
乗客コンベア1の外部(側面)側に上記上層板7G,下
層板7H相当の遮蔽板(図示省略)を設けることも可能
である。
【0013】ここで、上記において本体枠7の底部の中
空部Nの構成を詳述した反面、両側部の中空部Mへの施
策は必要に応じてと記述した理由は、一般に乗客コンベ
ア1の底部が通路や売店など人間の頭上に位置する設置
形態が多く、低騒音及び低振動の必要性が高いためであ
る。従って、本発明は本体枠7の両側部と底部に対して
有効であるが、少なくとも底部を対象とすることにより
相当な効果を奏すると考えられる。そして、この乗客コ
ンベア1は、最終姿として外装板13で両側面の底面の
3表面が化粧被覆されるものである。
【0014】上記本体枠7の構成は、この第1の実施形
態に限定されるものでなく、次に説明する図3に示すよ
うな構造でもよい。
【0015】図3は、第2実施形態を示し、図2相当の
部分断面図である。図2に示した本体枠7と同一機能を
持つ図3の本体枠14は、下辺材14Aに溝型鋼を用い
て中空部Oを形成し、このなかに吸音(あるいは制振)
材10を挿入した構成である。この場合、上記中空部N
とこの中空部Oは同一目的で形成されているもので、下
辺材7E及び14Aは、中空部NあるいはOを形成でき
ればH型鋼,溝型鋼という形状は問わず、C字鋼やL字
鋼でも特別な限定はない。なお、この図3の場合は、図
2に比較して縦材7F内の吸音(あるいは制振)材12
を省略した状態を示してあるが、これは吸音や制振の必
要に応じてその有無を決定すればよいことである。
【0016】なお、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、エスカレーターに適用する場合について説明した
が、本発明の乗客コンベアは、これに限らず、動く歩道
など他の乗客コンベアにも適用できることはもちろんで
ある。
【0017】
【発明の効果】本発明の乗客コンベアによれば、その内
部の回転構造体が発する騒音,振動を抑制できる一方、
火気による悪影響を排除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る乗客コンベアの第1実施例形態を
示す全体斜視図である。
【図2】図1のI−I線に沿う断面図である。
【図3】本発明に係る乗客コンベアの第2実施形態を示
す要部断面図である。
【符号の説明】
1…乗客コンベア、2…下部乗降口(一方の側の乗降
口)、3…上部乗降口(他方の側の乗降口)、4…踏
段、5…手摺、6…欄干、7,14…本体枠、7D…上
辺材、7E,14A…下辺材、7F…縦材、7G…上層
板、7H…下層板、8,9…構造材、10,12…吸音
(制振)材、11…ビス、13…外装板、M,N,O…
中空部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 敦史 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 Fターム(参考) 3F321 AA04 AA08 CD01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の側の乗降口と他方の側の乗降口との
    間で継ぎ目なし状に連結され、乗客を乗せて移動する複
    数の踏段と、該踏段とともに移動して乗客の手を支える
    手摺と、該手摺の移動を案内する欄干と、前記踏段,手
    摺及び欄干を支持する本体枠とを備え、建築,土木等の
    構造体に設置される乗客コンベアにおいて、前記本体枠
    の両側部と底部のうち、少なくとも底部には前記踏段側
    と前記乗客コンベアの外部側との間に上層板と下層板で
    区画された中空部を形成したことを特徴とする乗客コン
    ベアの本体枠。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記中空部は該本体枠
    の下辺材に型鋼を用いることにより形成されてなること
    を特徴とする乗客コンベアの本体枠。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記中空部に吸音材や
    制振材を挿入してなることを特徴とする乗客コンベアの
    本体枠。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107021401A (zh) * 2016-02-01 2017-08-08 通力股份公司 乘客输送机系统

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