JPS6039342Y2 - 車両騒音低減装置 - Google Patents
車両騒音低減装置Info
- Publication number
- JPS6039342Y2 JPS6039342Y2 JP1977095688U JP9568877U JPS6039342Y2 JP S6039342 Y2 JPS6039342 Y2 JP S6039342Y2 JP 1977095688 U JP1977095688 U JP 1977095688U JP 9568877 U JP9568877 U JP 9568877U JP S6039342 Y2 JPS6039342 Y2 JP S6039342Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound
- absorbing material
- material layer
- noise
- loading platform
- Prior art date
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- Expired
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両騒音の低減装置に関する。
車両騒音はエンジン或いはトランスミッション等から主
として発生されるものである。
として発生されるものである。
この騒音を低減させる従来手段としては、実開昭51−
7823号及び実開昭51−39933号にみられる如
く、これら発音体を遮音板によって覆い、その内面に吸
音材を貼着する等している。
7823号及び実開昭51−39933号にみられる如
く、これら発音体を遮音板によって覆い、その内面に吸
音材を貼着する等している。
即ち従来のものは発音源個々から発生する騒音を発音源
付近に封じ込めようとする技術思想であった。
付近に封じ込めようとする技術思想であった。
しかし、車両騒音はエンジン、トランスミッション、冷
冷ファン、排気、走行中のタイヤ等積々の発音源の総合
的な騒音として車輛外に放射されるものである。
冷ファン、排気、走行中のタイヤ等積々の発音源の総合
的な騒音として車輛外に放射されるものである。
そしてこれら騒音は、例えばフレームを有するトラック
等にあってはフレーム相互と荷台或いはこれに類するフ
ロアとに囲まれた空間が共鳴体として機能することによ
り増幅されて車外に放射される。
等にあってはフレーム相互と荷台或いはこれに類するフ
ロアとに囲まれた空間が共鳴体として機能することによ
り増幅されて車外に放射される。
従って発音源個々に騒音低減手段を施こしても仲々所望
の効果的な騒音低減が図れなかった。
の効果的な騒音低減が図れなかった。
本考案は上記に鑑み、車両騒音を、エンジン、トランス
ミッション、冷却ファン、排気、走行タイヤ等積々の発
音源の総合として捉え、これら総合的な騒音放散を防止
することを目的とするものであり、トラック等車両の荷
台或いはこれに類するフロア下方部分であって、相互に
相対面して開口する断面コ字形の一対のフレームに囲ま
れた空間を吸音材で大略包むことにより該空間による騒
音の増幅度を低減する。
ミッション、冷却ファン、排気、走行タイヤ等積々の発
音源の総合として捉え、これら総合的な騒音放散を防止
することを目的とするものであり、トラック等車両の荷
台或いはこれに類するフロア下方部分であって、相互に
相対面して開口する断面コ字形の一対のフレームに囲ま
れた空間を吸音材で大略包むことにより該空間による騒
音の増幅度を低減する。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図において示す車両はキャブオーバ型ト
ラックでフレーム1上にキャブ2及び荷台3が塔載され
ている。
ラックでフレーム1上にキャブ2及び荷台3が塔載され
ている。
荷台3の部分を第2図で詳しくみると前後に平行に配設
された相互に相対面して開口する断面コ字形の一対のフ
レーム1上に縦桁4がボルドーナツト(図示せず)によ
り固定載置され、該縦桁4上にこれと直交するよう横桁
6が縦桁の長手方向等間隔に配設され同様にボルドーナ
ツト或いはブラケットによりフレーム1又は縦桁4に固
定されている。
された相互に相対面して開口する断面コ字形の一対のフ
レーム1上に縦桁4がボルドーナツト(図示せず)によ
り固定載置され、該縦桁4上にこれと直交するよう横桁
6が縦桁の長手方向等間隔に配設され同様にボルドーナ
ツト或いはブラケットによりフレーム1又は縦桁4に固
定されている。
荷台3は横桁6に固定取付される。
かかる状態でフレーム1相互及び荷台3下面に囲まれた
空間7が各発音体からの騒音の共鳴体となりこれを増幅
して車外へ放射することは上述の通りである。
空間7が各発音体からの騒音の共鳴体となりこれを増幅
して車外へ放射することは上述の通りである。
この場合エンジン等の発音体を包み込む防音機構の有無
は本考案の対象外である。
は本考案の対象外である。
本考案ではこの空間7を吸音材層で包み込むようにして
上記不都合を低減する。
上記不都合を低減する。
即ちグラスウール、セラミックウール、ロックウール、
ウレタンフオーム等公知の吸音材からなる層10をフレ
ーム1内面、縦桁4内面、横桁6下及び側面、荷台3下
面に配設し、これを夫々接着剤により又は取付具により
各接触面に固定する。
ウレタンフオーム等公知の吸音材からなる層10をフレ
ーム1内面、縦桁4内面、横桁6下及び側面、荷台3下
面に配設し、これを夫々接着剤により又は取付具により
各接触面に固定する。
従って空間7はフレーム1下端相互の間を除いて大略吸
音材層10によって包み込まれ、該空間7内の騒音が吸
音されて騒音増幅を低減する。
音材層10によって包み込まれ、該空間7内の騒音が吸
音されて騒音増幅を低減する。
尚、吸音材層10は上記の如く空間7を形成する内面全
てに接触固定する必要はない。
てに接触固定する必要はない。
例えば吸音材層10を荷台3下面に平行にし横桁6下面
に固定取付することにより荷台3から離間させてもよく
、更に第3図に示すようにフレーム1上端相互間に荷台
3下面と平行に吸音材層を張設し、これを横桁6から垂
下した支持部材11により吊り下げるように支持しても
よい。
に固定取付することにより荷台3から離間させてもよく
、更に第3図に示すようにフレーム1上端相互間に荷台
3下面と平行に吸音材層を張設し、これを横桁6から垂
下した支持部材11により吊り下げるように支持しても
よい。
吸音材層10の取付具の具体例としては第2図に示すよ
うに押え板12をビス9により横桁6等にねじ込み、横
桁6等と押え板12間に吸音材層10をはさみ込むよう
にしてもよ(、又は第4図に示すように弾性的に拡開す
る傾向を有するピン13或いは合成樹脂性の膨大部14
をフレーム1に設けた取付孔1aに圧入し、これらピン
13又は膨大部14の基部の押え板部15.16で吸音
材層10をフレーム1内面に押し付けるようにする等種
々存在し、これらを特定して使用するものではないこと
はいうまでもないことである。
うに押え板12をビス9により横桁6等にねじ込み、横
桁6等と押え板12間に吸音材層10をはさみ込むよう
にしてもよ(、又は第4図に示すように弾性的に拡開す
る傾向を有するピン13或いは合成樹脂性の膨大部14
をフレーム1に設けた取付孔1aに圧入し、これらピン
13又は膨大部14の基部の押え板部15.16で吸音
材層10をフレーム1内面に押し付けるようにする等種
々存在し、これらを特定して使用するものではないこと
はいうまでもないことである。
又吸音材層10を取り付けるフレーム内面とは上記空間
7を形成する内面であればよい。
7を形成する内面であればよい。
又吸音材層を配設するフレームは、荷台の他に荷台に類
するフロアも騒音に関してこれと同様作用を行うから、
かかるフロア下方のフレームをも含むものであることは
勿論のことである。
するフロアも騒音に関してこれと同様作用を行うから、
かかるフロア下方のフレームをも含むものであることは
勿論のことである。
吸音材としては本考案者らの実験によると500Hz以
上の範囲の騒音を約50%以上の吸音率で吸音する材質
を用いるのが車両騒音低減に有効であることがわかった
。
上の範囲の騒音を約50%以上の吸音率で吸音する材質
を用いるのが車両騒音低減に有効であることがわかった
。
以上述べたように本考案によると、トラック等車両の荷
台若しくはこれに類するフロアの下方であって、相対面
して開口する断面コ字形の一対のフレーム間に形成され
る空間のうち下方を除いた大部分を吸音材層で包み込む
ようにしたので車両騒音が該空間で増幅して車外に放射
されるのを低減できる。
台若しくはこれに類するフロアの下方であって、相対面
して開口する断面コ字形の一対のフレーム間に形成され
る空間のうち下方を除いた大部分を吸音材層で包み込む
ようにしたので車両騒音が該空間で増幅して車外に放射
されるのを低減できる。
従って従来からエンジン等発音体個々に防音装置を備え
ている車両であっても、これに加えてエンジン、トラン
スミッション、冷却ファン、排気、走行タイヤ等の総合
的な騒音レベルを抑制でき、これが車両騒音低減に相乗
的に作用して著しい効果をもたらす。
ている車両であっても、これに加えてエンジン、トラン
スミッション、冷却ファン、排気、走行タイヤ等の総合
的な騒音レベルを抑制でき、これが車両騒音低減に相乗
的に作用して著しい効果をもたらす。
第1図は本考案が適用されたキャブオーバ型トラックの
側面図、第2図は本考案の1実施例を示しAは第1図の
A−A断面図、Bは第1図のB−B断面図を示す、第3
図は同上の変形態様を示す断面図、第4図A、 Bは吸
音材層の取付具の例を示す拡大断面図である。 1・・・・・・フレーム、10・・・・・・吸音材層。
側面図、第2図は本考案の1実施例を示しAは第1図の
A−A断面図、Bは第1図のB−B断面図を示す、第3
図は同上の変形態様を示す断面図、第4図A、 Bは吸
音材層の取付具の例を示す拡大断面図である。 1・・・・・・フレーム、10・・・・・・吸音材層。
Claims (2)
- (1)トラック等車両において、相互に相対面して開口
する断面コ字形の一対のフレーム内面に吸音材層を配設
すると共に荷台若しくはこれに類するフロア下方のフレ
ーム上端部相互間を吸音材層で閉鎖してなる車両騒音低
減装置。 - (2)フレーム上端部相互間の吸音材層を荷台、横桁、
縦桁等のフレーム上方部材に固定してなる実用新案登録
請求の範囲第1項記載の車両騒音低減装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977095688U JPS6039342Y2 (ja) | 1977-07-20 | 1977-07-20 | 車両騒音低減装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1977095688U JPS6039342Y2 (ja) | 1977-07-20 | 1977-07-20 | 車両騒音低減装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5423413U JPS5423413U (ja) | 1979-02-15 |
JPS6039342Y2 true JPS6039342Y2 (ja) | 1985-11-25 |
Family
ID=29028865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1977095688U Expired JPS6039342Y2 (ja) | 1977-07-20 | 1977-07-20 | 車両騒音低減装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039342Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58192175U (ja) * | 1982-06-18 | 1983-12-21 | 日産ディーゼル工業株式会社 | トラツクの遮音装置 |
US9504178B2 (en) * | 2013-04-18 | 2016-11-22 | Mitsubishi Electric Corporation | Vehicle control device for electric rolling stock |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS517823B2 (ja) * | 1972-07-28 | 1976-03-11 | ||
JPS5139933B2 (ja) * | 1973-08-18 | 1976-10-30 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5426566Y2 (ja) * | 1974-07-05 | 1979-09-01 | ||
JPS531695Y2 (ja) * | 1974-09-18 | 1978-01-18 | ||
JPS5214634U (ja) * | 1975-07-18 | 1977-02-02 |
-
1977
- 1977-07-20 JP JP1977095688U patent/JPS6039342Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS517823B2 (ja) * | 1972-07-28 | 1976-03-11 | ||
JPS5139933B2 (ja) * | 1973-08-18 | 1976-10-30 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5423413U (ja) | 1979-02-15 |
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