JP2000095071A - デフロスタダクトの取付構造 - Google Patents
デフロスタダクトの取付構造Info
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Abstract
タダクトの送風口のずれを無くし、且つ組付性を向上す
る。 【解決手段】 デフロスタダクト10の連結部10Bの
前端部下面には、車体への係止部10Cが形成されてお
り、係止部10Cはカウルパネル36の取付孔37に係
止されている。デフロスタダクト10の連結部10Bに
は湾曲部38が形成されており、インストルメントパネ
ル14のリブ40がデフロスタダクト10のダクト部1
0Aに当接し、これを車両前方へ押圧した場合には、湾
曲部38が弾性変形し、デフロスタダクト10の送風口
18をインストルメントパネル14の送風口16と一致
する位置に保持するようになっている。
Description
取付構造に係り、詳しくは自動車等の車体にデフロスタ
ダクトを取付け、これにインストルメントパネルを被せ
るデフロスタダクトの取付構造に関する。
トを取付け、これにインストルメントパネルを被せるデ
フロスタダクトの取付構造が既に提案されており、その
一例が特開平10−175430号公報に開示されてい
る。
トの取付構造では、デフロスタダクト100を、デフロ
スタロア102とデフロスタアッパ(デフロスタノズ
ル)104とに2分割し、デフロスタロア102を車体
側に配設された空調装置の送風口106に取付けてい
る。一方、デフロスタアッパ104をインストルメント
パネル108に取付けることによって、デフロスタアッ
パ104の送風口104Aと、インストルメントパネル
108に穿設した送風口108Aとのずれを防止し、こ
れにより、インストルメントパネル108の送風口10
8Aからの送風性能(デフロスタ性能)が低下するのを
防止している。なお、デフロスタロア102とデフロス
タアッパ104とは、インストルメントパネル108を
車体に組付ける際に連結するようになっている。
フロスタダクトの取付構造においては、デフロスタアッ
パ104に被せるインストルメントパネル108の送風
口108Aと、デフロスタアッパ104の送風口104
Aとのずれは防止できるが、デフロスタアッパ104を
インストルメントパネル108とを一体化する必要があ
るため、一体化した部材が大型化し、組付性が悪くな
る。
ントパネルの送風口とデフロスタダクトの送風口のずれ
を無くし、且つ組付性を向上できるデフロスタダクトの
取付構造を得ることが目的である。
は、車体への係止部と、空調装置からの空調空気を車室
内へ導くダクト部と、を有するデフロスタダクトを車体
に取付け、インストルメントパネルで被覆するデフロス
タダクトの取付構造であって、前記インストルメントパ
ネルに形成され、組付け状態において前記デフロスタダ
クトのダクト部と当接し、前記デフロスタダクトの送風
口を前記インストルメントパネルの送風口に一致させる
ための位置決め部と、前記デフロスタダクトに形成さ
れ、前記位置決め部が前記デフロスタダクトのダクト部
を押圧した際に変形し、前記係止部に対する前記ダクト
部の位置を変更可能とする連結部と、を備えたことを特
徴とする。
係止部を車体に係止した後に、インストルメントパネル
に設けられた位置決め部を、デフロスタダクトのダクト
部に当接させることで、デフロスタダクトの送風口をイ
ンストルメントパネルの送風口に一致させることができ
る。また、インストルメントパネルに設けられた位置決
め部がデフロスタダクトのダクト部と当接した後、イン
ストルメントパネルが固定方向へ更に移動すると、イン
ストルメントパネルに設けられた位置決め部がデフロス
タダクトのダクト部を固定方向へ押圧する。この際、デ
フロスタダクトの係止部は車体へ係止されているが、連
結部が変形し、係止部に対するダクト部の位置を変更す
るため、デフロスタダクトの送風口とインストルメント
パネルの送風口は一致したままとなり、インストルメン
トパネルの送風口とデフロスタダクトの送風口とのずれ
を無くすことができる。また、従来技術のようにデフロ
スタダクトをインストルメントパネルに予め一体化しな
いため、インストルメントパネルが大型化せず組付性が
向上する。
載のデフロスタダクトの取付構造において、前記連結部
はデフロスタダクトの係止部に対するダクト部の車両前
後方向の位置を変更可能とすることを特徴とする。
位置決め部によりデフロスタダクトのダクト部が車両前
方へ押圧された場合には、連結部が押圧された方向へ変
形することで、インストルメントパネルの移動に伴いダ
クト部が車両前方へ移動する。この結果、インストルメ
ントパネルとデフロスタダクトとの連結部の車両前後方
向の密着性が向上する。
くは請求項2に記載のデフロスタダクトの取付構造にお
いて、前記連結部はデフロスタダクトの係止部に対する
ダクト部の車両上下方向の位置を変更可能とすることを
特徴とする。
の内容に加えて、位置決め部によりデフロスタダクトの
ダクト部が車両下方へ押圧された場合には、連結部が押
圧された方向へ変形することで、インストルメントパネ
ルの移動に伴いダクト部が車両下方へ移動する。この結
果、インストルメントパネルとデフロスタダクトとの連
結部の車両上下方向の密着性が向上する。
構造の一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
し、図中矢印FRは車両前方方向を示している。
スタダクト10は、車室の前方下部に形成された空調装
置の送風口12と、インストルメントパネル14に穿設
された送風口16との間に連結されており、空調装置の
送風口12から吹き出た調整風を送風口16に導くよう
になっている。なお、デフロスタダクト10の下部には
下側連結部17が形成されており、デフロスタダクト1
0は下側連結部17において空調装置の送風口12に連
結されている。
上部にはウインドシールドガラス内面方向(車両略上
方)へ向けて開口した車幅方向に延びる長孔状の送風口
18が形成されており、送風口18内には、車幅方向に
所定の間隔を開けて複数本(本実施形態では5本)の整
流板20が形成されている。また、送風口18の外周部
には、フランジ22が形成されており、フランジ22の
車両前方側部22Aには、車幅方向に所定の間隔を開け
て複数本(本実施形態では3本)の連結部10Bが形成
されており、これらの連結部10Bは、車両前方へ向け
て延設されている。
0は、デフロスタダクト10の車両前方側を構成する部
材27と車両後方側を構成する部材29とから成り、こ
れらの部材27、29は、デフロスタダクト10の車幅
方向両端部となる接合部32で、接着、嵌合等によって
接合されている。また、フランジ22の下側には側面視
で三角形状のリブ31が車幅方向に所定の間隔を開けて
複数本(本実施形態では連結部10Bと対向する部位に
3本)形成されている。
端部下面には、車体への係止部10Cが形成されてお
り、これらの係止部10Cは、車体側の部材であるカウ
ルパネル36の後端フランジ36Aに穿設された取付孔
37に係止されている。
後方向中間部には湾曲部38が形成されており、湾曲部
38は車両下方に向けてU字状に湾曲している。従っ
て、連結部10Bに車両前後方向の力または車両上下方
向の力が作用した場合には、湾曲部38が弾性変形する
ようになっている。
Aには、送風口16の後側縁部において、位置決め部と
しての側面視で三角形状のリブ40が車幅方向に所定の
間隔を開けて複数本(本実施形態ではデフロスタダクト
10のリブ31と対向する部位に3本)形成されてい
る。リブ40の前端部40Aは、デフロスタダクト10
のフランジ22の車両後方側部22Bに当接し、これを
車両前方(図1の矢印A方向)へ押圧するようになって
いる。なお、リブ40がデフロスタダクト10のフラン
ジ22を車両前方へ押圧した場合には、連結部10Bの
湾曲部38がU字状開口部が狭く成る方向に弾性変形
し、デフロスタダクト10の送風口18をインストルメ
ントパネル14の送風口16と一致する位置に保持する
ようになっている。
側14Aには、送風口16の周縁部に沿って下方へ向け
て位置決め部としての凸部42が形成されており、凸部
42は、デフロスタダクト10のフランジ22の上面に
当接し、フランジ22を車両下方へ押圧している。な
お、凸部42がデフロスタダクト10のフランジ22を
車両下方へ押圧した場合には、連結部10Bの湾曲部3
8が弾性変形し、凸部42とフランジ22の上面とを当
接した状態に保持するようになっている。
る。
付構造では、組付け時に、デフロスタダクト10の係止
部10Cを、車体側の部材であるカウルパネル36の後
端フランジ36Aに穿設された取付孔37に係止する。
その後、インストルメントパネル14に設けられたリブ
40の前端部40Aを、デフロスタダクト10のフラン
ジ22の車両後方側部22Bに当接させることで、デフ
ロスタダクト10の送風口18をインストルメントパネ
ル14の送風口16に一致させることができる。
られたリブ40の前端部40Aが、デフロスタダクト1
0のフランジ22の車両後方側部22Bに当接した後、
インストルメントパネル14を固定方向(図1の矢印A
方向及び矢印B方向)へ更に移動すると、インストルメ
ントパネル14に設けられたリブ40がデフロスタダク
ト10のダクト部10Aを固定方向へ押圧する。この
際、デフロスタダクト10の係止部10Cは車体側の部
材であるカウルパネル36の後端フランジ36Aに穿設
された取付孔37に係止されているが、連結部10Bの
湾曲部38が弾性変形し、係止部10Cに対するダクト
部10Aの位置を変更するため、デフロスタダクト10
の送風口18とインストルメントパネル14の送風口1
6は一致したままとなり、インストルメントパネル14
の送風口16とデフロスタダクト10の送風口18との
ずれを無くすことができる。また、従来技術のようにデ
フロスタダクト10をインストルメントパネル14に予
め一体化しないため、インストルメントパネル14が大
型化せず組付性が向上する。
パネル14に設けられたリブ40によりデフロスタダク
ト10のダクト部10Aが車両前方(図1の矢印A方
向)押圧された場合には、連結部10Bの湾曲部38が
弾性変形することで、インストルメントパネル14の移
動に伴いデフロスタダクト10のダクト部10Aが車両
前方へ移動する。この結果、デフロスタダクト10とイ
ンストルメントパネル14との連結部の車両前後方向の
密着性が向上する。
パネル14に設けられた凸部42によりデフロスタダク
ト10のダクト部10Aが車両下方(図1の矢印B方
向)押圧された場合には、連結部10Bの湾曲部38が
弾性変形することで、インストルメントパネル14の移
動に伴いデフロスタダクト10のダクト部10Aが車両
下方へ移動する。この結果、デフロスタダクト10とイ
ンストルメントパネル14との連結部の車両上下方向の
密着性が向上する。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本実施形態のデフロスタダクトの取付構
造においては、デフロスタダクト10のフランジ22の
下側にリブ31を形成したが、これらのリブ31は無く
ても良い。また、本実施形態のデフロスタダクトの取付
構造においては、デフロスタダクト10の連結部10B
を3本としたが、連結部10Bの数は、3本に限定され
ず、1本でも2本、4本等の複数本でも良い。また、湾
曲部38に代えて蛇腹部等の他の変形可能部を連結部1
0Bに形成しても良い。
止部と、空調装置からの空調空気を車室内へ導くダクト
部と、を有するデフロスタダクトを車体に取付け、イン
ストルメントパネルで被覆するデフロスタダクトの取付
構造であって、インストルメントパネルに形成され、組
付け状態においてデフロスタダクトのダクト部と当接
し、デフロスタダクトの送風口をインストルメントパネ
ルの送風口に一致させるための位置決め部と、デフロス
タダクトに形成され、位置決め部がデフロスタダクトの
ダクト部を押圧した際に変形し、係止部に対するダクト
部の位置を変更可能とする連結部と、を備えたため、イ
ンストルメントパネルの送風口とデフロスタダクトの送
風口のずれを無くし、且つ組付性を向上できるという優
れた効果を有する。
載のデフロスタダクトの取付構造において、連結部はデ
フロスタダクトの係止部に対するダクト部の車両前後方
向の位置を変更可能とするため、請求項1に記載の効果
に加えて、インストルメントパネルとデフロスタダクト
との連結部の車両前後方向の密着性が向上するという優
れた効果を有する。
くは請求項2に記載のデフロスタダクトの取付構造にお
いて、連結部はデフロスタダクトの係止部に対するダク
ト部の車両上下方向の位置を変更可能とするため、請求
項1もしくは請求項2に記載の内容に加えて、インスト
ルメントパネルとデフロスタダクトとの連結部の車両上
下方向の密着性が向上するという優れた効果を有する。
取付構造を示す車両斜め後方から見た分解斜視図であ
る。
構造を示す車両斜め後方から見た分解斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 車体への係止部と、空調装置からの空調
空気を車室内へ導くダクト部と、を有するデフロスタダ
クトを車体に取付け、インストルメントパネルで被覆す
るデフロスタダクトの取付構造であって、 前記インストルメントパネルに形成され、組付け状態に
おいて前記デフロスタダクトのダクト部と当接し、前記
デフロスタダクトの送風口を前記インストルメントパネ
ルの送風口に一致させるための位置決め部と、 前記デフロスタダクトに形成され、前記位置決め部が前
記デフロスタダクトのダクト部を押圧した際に変形し、
前記係止部に対する前記ダクト部の位置を変更可能とす
る連結部と、 を備えたことを特徴とするデフロスタダクトの取付構
造。 - 【請求項2】 前記連結部はデフロスタダクトの係止部
に対するダクト部の車両前後方向の位置を変更可能とす
ることを特徴とする請求項1に記載のデフロスタダクト
の取付構造。 - 【請求項3】 前記連結部はデフロスタダクトの係止部
に対するダクト部の車両上下方向の位置を変更可能とす
ることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の
デフロスタダクトの取付構造。
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