JP2000091071A - 蛍光変換フィルタおよび該フィルタを有するカラー表示装置 - Google Patents

蛍光変換フィルタおよび該フィルタを有するカラー表示装置

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JP2000091071A JP25731098A JP25731098A JP2000091071A JP 2000091071 A JP2000091071 A JP 2000091071A JP 25731098 A JP25731098 A JP 25731098A JP 25731098 A JP25731098 A JP 25731098A JP 2000091071 A JP2000091071 A JP 2000091071A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発光素子が発する近紫外領域から緑色領域の
光を赤色領域の光に変換することができるとともに、高
精細なパターニングが可能である蛍光変換膜を有し、優
れた表示性能を発揮する蛍光変換フィルタおよび該フィ
ルタを有してなるカラー表示装置を提供する。 【解決手段】 波長450nm〜520nmの吸光度が
1以下の蛍光変換膜の表示面側に、波長450nm〜5
20nmの吸光度が1以上の光吸収膜を積層させる。さ
らに、上記蛍光変換膜に、光硬化性または光熱併用型硬
化性樹脂である(メタ)アクリレート系重合体および共
重合体が主成分である樹脂を、用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光素子と組み合
わせることにより発光型のマルチカラーまたはフルカラ
ーディスプレイ、カラー表示パネル、単色信号光表示パ
ネル、バックライトなどの民生用や工業用の表示機器に
好適に用いられる蛍光変換フィルタおよび該フィルタを
有してなるカラー表示装置に関するもので、より具体的
には、発光素子から発する近紫外領域から緑色領域の光
を赤色領域の光に変換することができ、かつ、高精細な
パターニングが可能である蛍光変換フィルタおよび該フ
ィルタを有してなるカラー表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のブラウウン管に代わるフラットパ
ネルディスプレイの需要の増加に伴い、各種発光素子の
開発および実用化が精力的に進められている。エレクト
ロルミネッセンス素子(以下、発光素子と記す)も、こ
うしたニーズに即するものであり、特に、全固体の自発
発光素子として、他のディスプレイにはない高解像度お
よび高視認性を有しており、注目を集めている。
【0003】フラットパネルディスプレイのマルチカラ
ーまたはフルカラー化の方法としては、赤、青、緑の三
原色の発光体をマトリクス状に分離配置し、それぞれ発
光させる方法(特開昭57−157487号公報、特開
昭58−147989号公報、特開平3−214593
号公報など)がある。有機発光素子を用いてカラー化す
る場合、RGB用の3種の発光材料をマトリクス状に高
精細で配置しなくてはならないため、技術的に困難で、
安価に製造することができない。また、3種の発光材料
の寿命が異なるために、時間とともに色度がずれてしま
うなどの欠点を有している。
【0004】また、カラーフィルタに白色で発光するバ
ックライトを取り付けて、三原色を透過させる方法(特
開平1−315988号公報、特開平2−273496
号公報、特開平3−194895号公報等)が、知られ
ている。しかし、この方法では、高輝度のRGBを得る
ために高輝度の白色光が必要とされるにも拘わらず、現
在、長寿命、高輝度の白色の有機発光素子は得られてい
ない。
【0005】発光体の発光を、平面的に分離配置した蛍
光体に吸収させ、それぞれの蛍光体から多色の蛍光を発
光させる方法(特開平3−152897号公報等)も、
知られている。このように、蛍光体を用いて、ある発光
体から多色の蛍光を発光させる方法は、CRT、プラズ
マディスプレイなどにも応用されている。近年では、有
機発光素子の発光域の光を吸収し、可視光域の蛍光を発
光する蛍光材料をフィルタに用いる色変換方式が、開示
されている(特開平3−152897号公報、特開平5
−258860号公報等)。有機発光素子の発光色は、
白色に限定されないため、より輝度の高い有機発光素子
を光源として用いることができ、青色発光の有機発光素
子を用いた色変換方式(特開平3−152897号公
報、特開平8−286033号公報、特開平9−208
944号公報)では、青色光を緑色光や赤色光に波長変
換している。
【0006】このような蛍光色素を含む蛍光変換膜を高
精細にパターニングすれば、発光体の近紫外光ないし可
視光のような弱いエネルギー線を用いても、フルカラー
の発光型ディスプレイが構築できる。蛍光変換フィルタ
のパターニングの方法としては、無機蛍光体の場合と同
様に、蛍光色素を液状のレジスト(光反応性ポリマー)
中に分散させ、これをスピンコート法などで成膜した
後、フォトリソグラフィー法でパターニングする方法
(特開平5−198921号公報、特開平5−2588
60号公報)や塩基性のバインダーに蛍光色素または蛍
光顔料を分散させ、これを酸性水溶液でエッチングする
方法(特開平9−208944号公報)などがある。
【0007】フォトリソグラフィー法でパターニングす
る方法では、特に液状のレジスト中に有機蛍光色素を分
散させた場合、レジスト中に光重合剤、熱硬化剤(重合
開始剤)や反応性多官能モノマーおよびオリゴマーが含
まれているため、フォトリソグラフィープロセスにおい
て、光重合剤、熱硬化剤(重合開始剤)や反応性多官能
モノマーおよびオリゴマーから発生するラジカル種やイ
オン種によって、有機色素が脱色したり、消光すること
がしばしば起こるという問題がある。
【0008】また、酸性水溶液でエッチングする方法で
は、塩基性のバインダーからなる蛍光変換膜上にレジス
トを塗布し、これをパターニングしてエッチングするた
め、レジストの欠陥が蛍光変換膜に影響するなどの問題
が解決されるに至っていなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述の色変換方式を用
いる方法では、青色または緑色の発光素子から色純度の
高い赤色光を得るためには、450nm〜520nmの
波長の吸光度が1以上にする必要がある。450nm〜
520nmの波長の吸光度が1以下の場合、青色または
緑色光の発光素子からの光が10%以上透過してしま
う。そのため、色純度の高い赤色光は得られない。した
がって、蛍光変換フィルタ内部に添加される色素濃度を
増やすか、あるいは、膜厚を厚くし、450nm〜52
0nmの波長の吸光度が1以上にしなければならない。
【0010】しかし、一般に、蛍光色素は添加量が多い
と、自己吸収や濃度消光を起こすため、蛍光変換フィル
タの450nm〜520nmの波長の吸光度が1以上と
なるように色素濃度を高くすると、この蛍光変換フィル
タからは純度の高い赤色光は得られるが、高い変換効率
を得ることができない。これに対して、蛍光色素の添加
量を減らすとともに、蛍光変換フィルタの膜厚を厚し
て、450nm〜520nmの波長の吸光度を1以上に
することが、考えられる。しかし、蛍光変換フィルタの
膜厚を厚くすると、隣接するピクセルに発光が漏れやす
くなるため、視野角特性が悪くなってしまう。
【0011】また、色変換方式でディスプレイを製作す
る際に注意すべき点の一つとして、蛍光変換フィルタと
有機EL素子間の距離が挙げられる。この距離が長くな
ると、発光が隣接するピクセルへ漏れてしまうので、視
野角特性は悪くなる。従って、色変換フィルタと有機E
L素子間の距離が短い程、視野角特性が良好となり、こ
のことから、有機EL層を色変換フィルタの上面へ接す
るように形成することが望ましい。
【0012】特開平8−279394号公報にて開示さ
れた手法において、まず、蛍光体層に透明かつ電気絶縁
性の無機酸化物層を直接形成する方法では、蛍光変換フ
ィルタの色段差を平坦化することは困難であり、形成し
た絶縁性無機酸化物層の表面にも凹凸が残ってしまう。
従って、有機発光素子は、凹凸上に形成されることとな
り、高精細な表示性能に悪影響を及ぼす。
【0013】そこで、蛍光変換フィルタ上に保護層を塗
布して電気絶縁性無機酸化物層を形成する表面を平坦化
し、その上に電気絶縁性無機酸化物層を形成するという
方法が、行なわれる。このように、蛍光変換フィルタと
電気絶縁性無機酸化物層との間に、保護層を塗布して、
発光素子を形成してゆく方法では、保護層の膜厚が蛍光
変換膜の膜厚により変化するため、蛍光変換膜の膜厚が
厚い場合、平坦化するための保護層も厚くなり、発光素
子の視野角特性は悪くなる。
【0014】また、上記の方法では、保護層の硬化のた
めに、蛍光変換膜は繰り返し加熱される。その際、ガラ
ス転移温度の低い蛍光変換膜を用いた場合では、線膨張
係数の違いにより、パターンの変形が生じてしまう。そ
のため製造工程において、保護層の材料として、低温で
硬化する材料や、紫外光、可視光で硬化する材料などを
選定しなければならない。しかし、それら選定した材料
を用いて保護層を形成し、パターンの変形のない蛍光変
換フィルタを作製しても、ガラス転移温度の低い蛍光変
換フィルタに高温試験を行なうと、パターンの変形を生
じてしまう。
【0015】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
のであり、発光体から得られる近紫外領域から緑色領域
の光を赤色領域の光に変換することができるとともに、
高精細なパターニングが可能である蛍光変換膜を有し、
優れた表示性能を発揮する蛍光変換フィルタおよび該フ
ィルタを有してなる発光素子を提供することを課題とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題は、波長450
nm〜520nmの吸光度が1以下の蛍光変換膜の表示
面側に、波長450nm〜520nmの吸光度が1以上
の光吸収膜を積層させることにより達成できる。また、
特に、上記蛍光変換膜に、光硬化性または光熱併用型硬
化性樹脂である(メタ)アクリレート系重合体および共
重合体が主成分である樹脂を、用いることにより、高精
細なパターニングが可能な蛍光変換フィルタを得ること
ができる。
【0017】すなわち、本発明の請求項1の蛍光変換フ
ィルタは、少なくとも、近紫外領域から緑色光領域の光
を赤色光領域の光に変換することができるとともに高精
細なパターニングが可能な蛍光変換膜を有し、発光素子
と組み合わせてカラー表示を可能にする蛍光変換フィル
タであって、前記蛍光変換膜が、波長450nm〜52
0nmの吸光度が1以下であり、この蛍光変換膜の表示
面側に、波長450nm〜520nmの吸光度が1以上
の光吸収膜が積層されていることを特徴とする。
【0018】また、本発明の請求項2の蛍光変換フィル
タは、前記請求項1のフィルタにおいて、前記パターニ
ング可能な蛍光変換膜のマトリクス樹脂が光硬化性また
は光熱併用型硬化性樹脂であることを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の請求項3の蛍光変換フィ
ルタは、前記請求項2のフィルタにおいて、前記光硬化
性または光熱併用型硬化性樹脂がアクリレート系または
/およびメタクリレート系重合体および共重合体を主成
分とすることを特徴とする。また、本発明の請求項4の
カラー表示装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の蛍
光変換フィルタと発光素子とを具備することを特徴とす
る。
【0020】図1に示すように、本発明の蛍光変換フィ
ルタは、蛍光変換膜1、光吸収膜2、グリーンカラーフ
ィルタ3およびブルーカラーフィルタ4とが、表示面と
なるガラス基板5の上に、形成され、その上に保護層6
が形成されて上面を平坦にし、その平坦面上に絶縁性無
機酸化膜7が形成されてなる素子であり、前記蛍光変換
膜1は、波長450nm〜520nmの吸光度が1以下
であり、前記光吸収膜2は、波長450nm〜520n
mの吸光度が1以上であり、前記蛍光変換膜1の表示面
側に、前記光吸収膜2が積層されていることを特徴とす
る。
【0021】このように、本発明では、波長450nm
〜520nmの吸光度が1以下の蛍光変換膜1の表示面
側に、波長450nm〜520nmの吸光度が1以上の
光吸収膜2を積層することにより、450〜520nm
の光の漏れを遮断することが出来るため、蛍光変換膜の
膜厚あるいは保護層の膜厚より決定される視野角特性が
維持される蛍光変換フィルタの膜厚(好ましくは20μ
m以下)で、濃度消光等による変換効率の低下を抑制し
た蛍光変換フィルタが実現する。
【0022】なお、本発明の蛍光フィルタは、単色また
は2色信号光表示装置に適用することも可能であり、そ
の場合は、グリーンおよびブルーカラーフィルタの両方
または一方を構成要素からから外すことになる。
【0023】加えて、請求項2および3に記載されてい
るように、パターニング可能な蛍光変換膜のマトリクス
樹脂は光硬化性または光熱併用型硬化性樹脂であり、そ
の光硬化性または光熱併用型硬化性樹脂は(メタ)アク
リレート系重合体および共重合体を主成分とすることこ
とで、蛍光変換膜のパターニングが、一般的なフォトリ
ソグラフィー法により実行することが可能となるため、
高精細なパターニングが、安価で、かつ、容易に、実現
可能となる。合わせて、それらを用いた蛍光変換フィル
タは、ガラス転移温度が高いため、実用上、十分な後プ
ロセス耐性およびデバイス耐熱性を実現することができ
る。
【0024】また、本発明のカラー表示装置は、前述の
蛍光変換フィルタに発光素子を組み合わせたもので、そ
の一具体例を示すと、図2に示すように、図1に一例を
示した蛍光変換フィルタの絶縁性無機酸化膜7の上に、
発光素子を構成する複数の層を順次積層してなる。すな
わち、絶縁性無機酸化膜7の上に、正孔注入層9、パタ
ーニングされた透明電極8、正孔輸送層10、有機発光
層11、電子注入層12、そして電極13が、順次積層
されてなる。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の蛍光変換フィルタの蛍光
変換膜に用いられる蛍光色素、蛍光顔料について説明す
る。発光体から発する青色ないし青緑色領域の光を吸収
して、赤色領域の蛍光を発する蛍光色素または蛍光顔料
としては、例えば、ローダミンB、ローダミン6G、ロ
ーダミン3B、ローダミン101、ローダミン110、
スルホローダミン、ベーシックバイオレット11、ベー
シックレッド2などのローダミン系色素、4−ジシアノ
メチレン−2−メチル−6−(p−ジメチルアミノスチ
リル)−4H−ピラン(DCM)などのシアニン系色
素、1−エチル−2−〔4−(p−ジメチルアミノフェ
ニル)−1,3−ブタジエニル)−ピリジウム−パーク
ロレート(ピリジン1)などのピリジン系色素、あるい
はオキサジン系色素などが、挙げられる。さらに、各種
染料(直接染料、酸性染料、塩基性染料、分散染料な
ど)も、蛍光性があれば、使用することができる。
【0026】また、本発明において他の色の蛍光変換を
可能とする蛍光色素または蛍光顔料も後述のように使用
できる。発光体から発する青色ないし青緑色領域の光を
吸収して、緑色領域の蛍光を発する蛍光色素または蛍光
顔料としては、例えば3−(2′−ベンゾチアゾリル)
−7−ジエチルアミノクマリン(クマリン6)、3−
(2′−ベンゾイミダゾリル)−7−N,N−ジエチル
アミノクマリン(クマリン7)、3−(2′−N−メチ
ルベンゾイミダゾリル)−7−N,N−ジエチルアミノ
クマリン(クマリン30)、2,3,5,6−1H,4
H−テトラヒドロ−8−トリフルオロメチルキノリジン
(9,9a,1−gh)クマリン(クマリン153)な
どのクマリン系色素、あるいはクマリン色素系染料であ
るベーシックイエロー51、さらにはソルベントイエロ
ー11、ソルベントイエロー116などのナフタルイミ
ド系色素などが、挙げられる。さらに、各種染料(直接
染料、酸性染料、塩基性染料、分散染料など)も、蛍光
性があれば、使用することができる。
【0027】これらの色素は、少なくとも赤色領域の蛍
光を発する蛍光色素または蛍光染料を一種類以上含んで
いればよく、緑色領域の蛍光を発する蛍光色素または蛍
光顔料を一種類以上を組み合わせてもよい。緑色領域の
蛍光を発する蛍光色素と赤色領域の蛍光を発する蛍光色
素を各一種類以上含んでいるものが好ましい。
【0028】なお、上記緑色領域あるいは赤色領域の蛍
光を発する蛍光色素は、ポリメタクリル酸エステル、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ア
ルキッド樹脂、芳香族スルホンアミド樹脂、ユリア樹
脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂およびこれら
の樹脂混合物などに予め練り込んで顔料化して蛍光顔料
としたものであってもよい。また、これらの蛍光色素や
蛍光顔料は単独で用いてもよく、必要に応じ二種以上を
組み合わせて用いてもよい。
【0029】また、蛍光変換膜中の色素濃度は、濃度消
光または自己吸収が起こらない範囲の濃度であり、好ま
しくは膜厚20μm以下で、波長450nm〜520n
mの吸光度が0.1〜1の範囲である。吸光度0.1以
下の場合、発光素子の光を効率よく赤色に変換できな
い。または、吸光度1以上では、濃度消光または自己吸
収が起こり、高い変換効率が得られない。
【0030】次に、本発明の蛍光変換膜に用いられる光
硬化性または光熱併用型硬化性樹脂は、光または熱処理
を行って、ラジカル種やイオン種を発生させて重合また
は架橋させ、不溶不融化させたものである。
【0031】具体的に、前記光硬化性または光熱併用型
硬化性樹脂とは、(i) アクロイル基やメタクロイル
基を複数有するアクリル系多官能モノマーおよびオリゴ
マーと、光または熱重合開始剤からなる組成物膜を、光
または熱処理して、光ラジカルや熱ラジカルを発生させ
て重合させたもの、(ii) ポリビニル桂皮酸エステル
と増感剤からなる組成物を、光または熱処理により二量
化させて架橋したもの、(iii) 鎖状または環状オレフ
ィンとビスアジドからなる組成物膜を、光または熱処理
によりナイトレンを発生させ、オレフィンと架橋させた
もの、(iv) エポキシ基を有するモノマーと光酸発生
剤からなる組成物膜を、光または熱処理により、酸(カ
チオン)を発生させて重合させたもの、などがある。
【0032】赤色領域の蛍光を発する蛍光変換膜は、前
記蛍光色素または蛍光顔料と、光硬化性または光熱併用
型硬化性樹脂重合物から構成される。ここで、前記光硬
化性または光熱併用型硬化性樹脂のなかでは、(メタ)
アクリレート系重合体、すなわち、(i)アクロイル基
やメタクロイル基を、複数有するアクリル系多官能モノ
マーおよびオリゴマーと、光または熱重合開始剤からな
る組成物膜を光または熱処理して、光ラジカルや熱ラジ
カルを発生させて重合させたものが、高精細でパターニ
ングが可能であり、耐溶剤性、耐熱性等の信頼性の面で
も好ましい。
【0033】ここで用いられる光吸収膜としては、たと
えば、印刷法、分散法、染色法、電着法、ミセル電解法
により、透明基板上に形成したものを挙げる事ができ
る。この光吸収層に用いられる色素層としては、各種顔
料や染料等、常用されているものを挙げることができ
る。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。以下の実施例
は、本発明を好適に説明するための具体例に過ぎず、な
んら本発明を限定するものではない。
【0035】(実施例1)図2を参照しながら、本実施
例を説明する。
【0036】光吸収膜の作製 コーニングガラス(143×112×1.1mm)基板
5上に、光吸収層(富士ハントエレクトロニクステクノ
ロジー製:カラーモザイクCR−7001)をスピンコ
ート法にて塗布後、フォトリソ法によりパターニングを
実施し、赤色フィルタ層を、膜厚1μm、0.33mm
ライン、1.2mmギャップのストライプパターンに
て、得た。この光吸収膜2の吸光度は、図3に示すよう
に、波長450〜520nmにおいて吸光度1以上であ
った。
【0037】次いで、この基板5上にブルーのカラーフ
ィルタ(富士ハントエレクトロニクステクノロジー製:
カラーモザイクCB−7001)3およびグリーンのカ
ラーフィルタ(富士ハントエレクトロニクステクノロジ
ー製:カラーモザイクCG−7001)4をスピンコー
ト法にて塗布し、その後、フォトリソ法によりパターニ
ングを実施し、青色フィルタ層および緑色フィルタ層
を、膜厚1μm、0.33mmライン、1.2mmmギ
ャップのストライプパターンにて、得た。
【0038】蛍光変換膜の作製 前記光吸収膜2上に、蛍光色素として、クマリン6、ロ
ーダミン6G、ベーシックバイオレット11を含む透明
性光重合性樹脂(昭和高分子株式会社:SP−260
0)を、スピンコート法を用い成膜し、オーブンで乾燥
することにより、蛍光変換膜1を得た。次に、光吸収膜
2上の蛍光変換膜1を、0.33mmライン、1.2m
mギャップのストライプパターンが得られるマスクを介
して、高圧水銀灯を光源とする露光機にてコンタクト露
光し、さらに、アルカリ水溶液で現像処理することによ
り、ストライプパターンに形成した。次に、オーブンで
乾燥することにより、1μmの光吸収膜2と6μmの蛍
光変換膜1を積層した膜厚7μmの蛍光変換フィルタを
得た。図3に示すように、この蛍光変換膜1単独では、
膜厚6μmにおいて、450nm〜520nmの吸光度
が1以下になるように、色素濃度を調整した。
【0039】この蛍光変換フィルタを、DSC(リガク
製)でガラス転移温度を測定したところ、112℃であ
った。
【0040】この蛍光変換フィルタの上に、保護層形成
材料として、UV硬化型樹脂(エポキシ変性アクリレー
ト)をスピンコート法にて塗布し、高圧水銀灯にて照射
し、膜厚3μmの保護層6を形成した。
【0041】この時、蛍光変換フィルタのパターンは、
変形がなく、かつ、ハードコード層は平坦であった。ま
た、100℃の高温試験を行なった所、蛍光変換フィル
タおよび保護層に変形は見られなかった。
【0042】有機発光素子の作製 図2は、前述のように、今回製作したカラー表示装置の
断面概略図である。蛍光変換フィルタ上面に形成した有
機発光層11は、陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光
層/電子注入層/陰極の6層構成とした。
【0043】まず、蛍光変換フィルタ上に貼付した保護
フィルムの上面にスパッタ法にて透明電極8(ITO)
を全面成膜した。パターニングは、ITO上にレジスト
剤(東京応化製:OFRP−800)を塗布した後、フ
ォトリソグラフ法にて行い、0.33mmライン、0.
07mmギャップ、膜厚100nmのストライプパター
ンを得た。
【0044】次いで、基板を抵抗加熱蒸着装置内に装着
し、正孔注入層9、正孔輸送層10、有機発光層11、
電子注入層12を、真空を破らずに、順次成膜した。表
1は、各有機層に用いた材料の構造式である。成膜に際
して、真空槽内圧は1×10-4Paまで減圧した。正孔
注入層9は、銅フタロシアニン(CuPc)を100n
m積層した。正孔輸送層10は、4,4′−ビス[N−
(1−ナフチル)−N−フェニルアミノ]ビフェニル
(α−NPD)を20nm積層した。発光層11は、
4,4′−ビス(2,2−ジフェニルビニル)ビフェニ
ル(DPVBi)を30nm積層した。電子注入層12
は、アルミキレート(Alq)を20nm積層した。
【0045】この後、この基板を真空槽から取り出し、
ITOラインと垂直に0.33mmライン、0.07m
mギャップのストライプパターンが得られるマスクを取
り付け、新たに抵抗加熱蒸着装置内に装着した後、陰電
極13として、Mg/Ag(10:1の重量比率)を2
00nm形成した。
【0046】なお、前記透明電極8、正孔注入層9、正
孔輸送層10、有機発光層11、電子注入層12、およ
び電極13は、有機発光素子を構成している。
【0047】この蛍光変換フィルタと有機発光素子とを
具備したカラー表示装置を、グローブボックス内乾燥窒
素雰囲気下において、封止ガラスとUV硬化接着剤を用
いて封止した。
【0048】
【表1】
【0049】(実施例2)実施例1と同様に、光吸収膜
2上に、蛍光色素として、クマリン7、ローダミン6
G、ベーシックバイオレット11を含む透明性光重合性
樹脂(昭和高分子株式会社:SP−1509)をスピン
コート法を用い成膜し、オーブンで乾燥することによ
り、蛍光変換膜1を得た。次に、この蛍光変換膜1を
0.33mmライン、1.2mmギャップのストライプ
パターンが得られるマスクを介して、高圧水銀灯を光源
とする露光機にてコンタクト露光し、さらに、アルカリ
水溶液で現像処理することにより、ストライプパターン
に形成した。次に、オーブンで乾燥することにより、1
μmの光吸収膜2と6μmの蛍光変換膜1を積層してな
る膜厚7μmの蛍光変換フィルタを得た。この蛍光変換
膜単独では、膜厚6μmにおいて、450nm〜520
nmの吸光度は1以下になるように、色素濃度を調整し
た。
【0050】この蛍光変換フィルタを、DSC(リガク
製)でガラス転移温度を測定したところ、117℃であ
った。
【0051】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
上に、有機発光素子を形成した。
【0052】実施例1と同様にこの蛍光変換フィルタと
有機発光素子とからなるカラー表示装置を封止した。
【0053】(実施例3)実施例1と同様に、光吸収膜
2上に、蛍光色素として、クマリン7、ローダミン6
G、ベーシックバイオレット11を含む透明性光重合性
樹脂(新日鉄化学:V−2400PETシリーズ)をス
ピンコート法を用い、成膜し、オーブンで乾燥すること
により、蛍光変換膜1を得た。次に、この蛍光変換膜1
を、0.33mmライン、1.2mmギャップのストラ
イプパターンが得られるマスクを介して、高圧水銀灯を
光源とする露光機にてコンタクト露光し、さらに、アル
カリ水溶液で現像処理することにより、ストライプパタ
ーンに形成した。次に、加熱乾燥することにより、1μ
mの光吸収膜2と6μmの蛍光変換膜1を積層してなる
膜厚7μmの蛍光変換フィルタを得た。この蛍光変換膜
1単独では、膜厚6μmにおいて、450nm〜520
nmの吸光度は1以下になるように、色素濃度を調整し
た。
【0054】この蛍光変換フィルタを、DSC(リガク
製)でガラス転移温度を測定したところ、170℃であ
った。
【0055】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
上に、有機発光素子を形成した。
【0056】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
と有機発光素子とからなるカラー表示装置を封止した。
【0057】(実施例4)実施例1と同様に、光吸収膜
2上に、透明性光重合性樹脂(新日鉄化学:V−240
0PETシリーズ)に対して、蛍光色素として、クマリ
ン7、ローダミン6G、ベーシックバイオレット11を
含む透明性光重合性樹脂(新日鉄化学:V−2400P
ETシリーズ)を添加したものを、スピンコート法を用
い成膜し、オーブンで乾燥することにより、蛍光変換膜
1を得た。次に、この蛍光変換膜1を、0.33mmラ
イン、1.2mmギャップのストライプパターンが得ら
れるマスクを介して、高圧水銀灯を光源とする露光機に
てコンタクト露光し、さらに、アルカリ水溶液で現像処
理することにより、ストライプパターンに形成した。次
に、オーブンで加熱乾燥することにより、1μmの光吸
収膜2と6μmの蛍光変換膜1を積層してなる膜厚7μ
mの蛍光変換フィルタを得た。この蛍光変換膜1単独で
は、膜厚6μmにおいて、450nm〜520nmの吸
光度は1以下になるように、色素濃度を調整した。
【0058】この蛍光変換フィルタを、DSC(リガク
製)でガラス転移温度を測定したところ、220℃であ
った。
【0059】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
上に、有機発光素子を形成した。
【0060】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
と有機発光素子とからなるカラー表示装置を封止した。
【0061】(比較例1)コーニングガラス(143×
112×1.1mm)上に、蛍光色素として、クマリン
6、ローダミン6G、ベーシックバイオレット11を含
む透明性光重合性樹脂(昭和高分子株式会社:SP−2
600)をスピンコート法を用い成膜し、オーブンで乾
燥することにより、蛍光変換膜を得た。次に、この蛍光
変換膜を、0.33mmライン、1.2mmギャップの
ストライプパターンが得られるマスクを介して、高圧水
銀灯を光源とする露光機にてコンタクト露光し、さら
に、アルカリ水溶液で現像処理することにより、ストラ
イプパターンに形成した。次に、オーブンで乾燥するこ
とにより、膜厚25μmの蛍光変換フィルタ(蛍光変換
膜単独)を得た。この蛍光変換膜単独で、膜厚25μm
において450nm〜520nmの吸光度が2以上にな
るように、色素濃度を調整した。
【0062】この蛍光変換フィルタを削り出し、DSC
(リガク製)でガラス転移温度を測定したところ、14
0℃であった。
【0063】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
上に、有機発光素子を形成した。
【0064】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
と有機発光素子とからなるカラー表示装置を封止した。
【0065】(比較例2)コーニングガラス(143×
112×1.1mm)上に、カラーフィルタレッド(富
士ハントエレクトロニクステクノロジー製:カラーモザ
イクCR−7001)をスピンコート法にて塗布後、フ
ォトリソ法によりパターニングを実施し、赤色フィルタ
層を、膜厚0.5μm、0.33mmライン、1.2m
mギャップのストライプパターンにて、得た。この光吸
収膜の吸光度は、波長450〜520nmにおいて吸光
度1以下であった。実施例1と同様に、ブルーのカラー
フィルタおよびグリーンのカラーフィルタを形成した。
【0066】前記カラーフィルタレッド上に、蛍光色素
として、クマリン6、ローダミン6G、ベーシックバイ
オレット11を含む透明性光重合性樹脂(昭和高分子株
式会社:SP−2600)をスピンコート法を用い、成
膜し、80℃オーブンで乾燥することにより、蛍光変換
膜を得た。次に、この蛍光変換膜を、0.33mmライ
ン、1.2mmギャップのストライプパターンが得られ
るマスクを介して、高圧水銀灯を光源とする露光機にて
コンタクト露光し、さらに、アルカリ水溶液で現像処理
することによって、ストライプパターンに形成した。次
に、オーブンで乾燥することにより、膜光吸収膜0.5
μmと蛍光変換膜15μmを積層してなる膜厚15.5
μmの蛍光変換フィルタを得た。この蛍光変換膜単独
で、膜厚15μmにおいて、450nm〜520nmの
吸光度が1.5以上になるように、色素濃度を調整し
た。
【0067】この蛍光変換フィルタを、DSC(リガク
製)でガラス転移温度を測定したところ、140℃であ
った。
【0068】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
上に、有機発光素子を形成した。
【0069】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
と有機発光素子とからなるカラー表示装置を封止した。
【0070】(比較例3)コーニングガラス(143×
112×1.1mm)上に、蛍光色素として、クマリン
6、ローダミン6G、ベーシックバイオレット11を含
む透明性光重合性樹脂(昭和高分子株式会社:SP−2
600)をスピンコート法を用い、成膜し、オーブンで
乾燥することにより、蛍光変換膜を得た。次に、この蛍
光変換膜を、0.33mmライン、1.2mmギャップ
のストライプパターンが得られるマスクを介して、高圧
水銀灯を光源とする露光機にてコンタクト露光し、さら
に、アルカリ水溶液で現像処理することによって、スト
ライプパターンに形成した。次に、オーブンで乾燥する
ことにより、膜厚7μmの蛍光変換フィルタを得た。こ
の蛍光変換膜単独で、膜厚7μmにおいて、450nm
〜520nmの吸光度が2以上になるように、色素濃度
を調整した。
【0071】この蛍光変換フィルタを、DSC(リガク
製)でガラス転移温度を測定したところ、140℃であ
った。
【0072】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
上に有機発光素子を形成した。
【0073】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
と有機発光素子とからなるカラー表示装置を封止した。
【0074】(比較例4)コーニングガラス(143×
112×1.1mm)上に、カラーフィルタレッド(富
士ハントエレクトロニクステクノロジー製:カラーモザ
イクCR−7001)をスピンコート法にて塗布後、フ
ォトリソ法によりパターニングを実施し、赤色フィルタ
層を、0.33mmライン、1.2mmギャップのスト
ライプパターンにて、得た。次いで、赤色フィルタ上
に、透明性光重合性樹脂(日本化薬株式会社:SR23
5)に対して、蛍光色素として、クマリン7、ローダミ
ン6G、ベーシックバイオレット11を含む樹脂を、ス
ピンコート法を用い、成膜し、オーブンで乾燥すること
により、蛍光変換膜を得た。次に、この蛍光変換膜を、
0.33mmライン、1.2mmギャップのストライプ
パターンが得られるマスクを介して高圧水銀灯を光源と
する露光機にてコンタクト露光し、さらに、アルカリ水
溶液で現像処理することにより、ストライプパターンに
形成した。次に、オーブンで加熱乾燥することにより、
膜厚7μmの蛍光変換フィルタが得られた。この蛍光変
換膜単独で、膜厚6μmにおいて、450nm〜520
nmの吸光度が1以下であった。
【0075】この蛍光変換フィルタを、DSC(リガク
製)でガラス転移温度を測定したところ、60℃であっ
た。
【0076】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
上に、保護層を形成した。この時、蛍光色変換フィルタ
のパターンは変形があり、しかも、保護層は凹凸であっ
た。実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ上に有機
発光素子を形成した。
【0077】実施例1と同様に、この蛍光変換フィルタ
と有機発光素子とからなるカラー表示装置を封止した。
【0078】実施例1〜4および比較例1〜4の評価 実施例1〜4の評価した結果を表2にまとめた。以下
に、表2における各項目の評価方法および結果について
説明する。
【0079】
【表2】
【0080】〔CIE色度座標及び視野角特性〕CIE
色度座標は、MCPD−1000(大塚電子製)を用い
て測定し、視野角特性の測定角度は、MCPD−100
0の受光部分がガラス基板と垂直となる角度を0°とし
て、左右5°毎に±0〜80°測定した。
【0081】〔膜厚〕ガラス基板上に形成した光吸収膜
および蛍光変換膜、光吸収膜と蛍光変換膜を積層してな
る蛍光変換フィルタのガラス表面からの段差を、表面粗
さ計(日本真空技術:DEKTAK IIA)を用いて評
価した。
【0082】〔相対変換効率〕相対変換効率は、実施例
1の蛍光変換フィルタを具備した有機発光素子を点灯さ
せ、輝度が50cd/m2 となる電圧を標準電圧とし
て、有機発光素子に標準電圧をかけた時に得られる輝度
を測定し、実施例1の輝度を1として相対変換効率とし
て比較した。
【0083】〔後プロセス耐性〕後プロセス耐性は、蛍
光変換フィルタ上に、有機発光素子を作製、発光させ、
その表示性能において、断線および短絡などの欠陥を調
べた。
【0084】実施例1〜4の蛍光変換膜をフィルタを具
備した有機発光素子は、色純度の高い赤色を発光し、高
精細で広い視野角特性と後プロセス耐性を有する実用上
優れた表示素子である。
【0085】比較例1〜4の評価した結果を説明する。
【0086】比較例1の蛍光変換フィルタを具備した有
機発光素子は、蛍光変換膜の膜厚が25μmと厚いた
め、有機発光素子と蛍光変換フィルタの光路長が長くな
り、視野角特性は±30度以上でCIE色度座標が変化
し、赤色の色純度が低下した。
【0087】比較例2の蛍光変換フィルタを具備した有
機発光素子は、光吸収膜の吸光度が低いため蛍光変換膜
の膜厚が15μmと厚くなる。そのため、有機発光素子
と蛍光変換フィルタの光路長が長くなり、視野角特性も
±50度以上でCIE色度座標が変化し、赤色光の色純
度が低下した。
【0088】比較例3の蛍光変換フィルタを具備した有
機発光素子は、実施例1と同等の電圧をかけた時に得ら
れた赤色光の輝度を、実施例1の時の輝度を1とし比較
すると、赤色光の輝度は0.60しか得られなかった。
これは、蛍光変換膜内の色素濃度を、膜厚7μmにおい
て、450nm〜520nmの吸光度が2以上になるよ
うに調整したため、色素の濃度消光および自己吸収が起
こり、効率よく色変換が行われていないためである。
【0089】比較例4の蛍光変換フィルタを具備した有
機発光素子は、発光させたところ、所々に非発光部分が
生じ、不均一な発光が得られた。保護層に凹凸があるた
め、表示部内に断線が生じ、高精細な表示が実現できな
かった。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発光体から得られる近紫外領域から緑色光領域の光を赤
色領域の光に変換することができ、かつ高精細なパター
ニングが可能であり、優れた表示性能を持つ蛍光変換フ
ィルタを得ることができる。発光型のマルチカラーまた
はフルカラーディスプレイ、カラー表示パネル、単色信
号光表示パネル、バックライトなど、民生用や工業用の
表示機器に好適に用いられる蛍光変換フィルタを、安
価、かつ、容易に製造することが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる蛍光変換フィルタの一例を示す
断面概略図である。
【図2】本発明にかかるカラー表示装置子の一例を示す
断面概略図である。
【図3】本発明の実施例1の蛍光変換フィルタの光吸収
膜および蛍光変換膜の吸収曲線を示すグラフである。
【符号の説明】
1 蛍光変換膜 2 光吸収膜 3 グリーンのカラーフィルタ 4 ブルーのカラーフィルタ 5 ガラス基板 6 保護層 7 絶縁性無機酸化膜 8 透明電極 9 正孔注入層 10 正孔輸送層 11 有機発光層 12 電子注入層 13 電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 17/04 H01J 17/04 // F21V 9/08 F21V 9/08 B Fターム(参考) 2H048 AA05 AA09 AA11 AA18 AA25 BA45 BB04 BB10 BB14 BB28 BB37 BB41 3K007 AB00 AB04 AB18 BB00 BB06 CA01 DA00 DB03 EB00 FA01 5C040 GH01 GH10 MA04 MA05 5C094 AA05 AA08 AA43 AA44 BA27 ED02 ED03 FB01 HA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、近紫外領域から緑色光領域
    の光を赤色光領域の光に変換することができるとともに
    高精細なパターニングが可能な蛍光変換膜を有し、発光
    素子と組み合わせてカラー表示を可能にする蛍光変換フ
    ィルタであって、 前記蛍光変換膜が、波長450nm〜520nmの吸光
    度が1以下であり、この蛍光変換膜の表示面側に、波長
    450nm〜520nmの吸光度が1以上の光吸収膜が
    積層されていることを特徴とする蛍光変換フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記パターニング可能な蛍光変換膜のマ
    トリクス樹脂が光硬化性または光熱併用型硬化性樹脂で
    あることを特徴とする請求項1に記載の蛍光変換フィル
    タ。
  3. 【請求項3】 前記光硬化性または光熱併用型硬化性樹
    脂がアクリレート系または/およびメタクリレート系重
    合体および共重合体を主成分とすることを特徴とする請
    求項2に記載の蛍光変換フィルタ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の蛍光変
    換フィルタと発光素子とを具備することを特徴とするカ
    ラー表示装置。
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