JP2000090725A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
シール部材が付着形成されてなる車両用灯具において、
該灯具を車体パネルに取り付ける際に弾性シール部材に
付与すべき圧縮荷重の低減を図るとともに、環状リブに
対する弾性シール部材の位置ずれを生じにくくする。 【解決手段】 環状リブ18においてリブ高さが低い箇
所を2重リブ18A、18Bで構成し、それ以外のリブ
高さが高い箇所を主リブ18Cおよび複数の副リブ18
D、18Eで構成し、該環状リブ18の経路全長にわた
って弾性シール部材20を安定的に保持可能とする。こ
れにより灯具10を車体パネル2に取り付ける際、弾性
シール部材20に大きな圧縮荷重をかけなくても所要の
シール性を確保可能とし、また環状リブ18に対して弾
性シール部材20の位置ずれを生じにくくして所要のシ
ール性を容易に確保可能とし、さらに環状リブ18自体
の強度を高める。
Description
するものであり、特にそのランプボディにおける車体パ
ネルとのシール構造に関するものである。
る際には、灯具と車体パネルとの間にシートパッキン等
の弾性シール部材を介装することにより、緩衝作用を得
るとともにシール性の確保を図るようになっている。
ィ14´の背面14a´に環状リブ18´を形成し、そ
の先端部に弾性シール部材20´を付着形成することに
より、灯具10´を車体パネル2´に取り付けたとき、
環状リブ18´に沿ってシール性を確保し、その内側に
水等が侵入するのを防止するように構成されたものも知
られている。
示す車両用灯具10´においては、環状リブ18´が単
に1本の閉曲線として延びるように形成されているに過
ぎないので、所要のシール性を確保するためには、灯具
10´を車体パネル2´に取り付ける際、弾性シール部
材20´に大きな圧縮荷重をかける必要がある。また、
環状リブ18´に対して弾性シール部材20´の中心位
置が左右にずれやすく、このようにずれた状態で灯具1
0´を車体パネル2´に取り付けると所要のシール性を
確保することができなくなる。
れたものであって、ランプボディの背面に環状リブが形
成されるとともに該環状リブの先端部に弾性シール部材
が付着形成されてなる車両用灯具において、該灯具を車
体パネルに取り付ける際に弾性シール部材に付与すべき
圧縮荷重の低減を図るとともに、環状リブに対する弾性
シール部材の位置ずれを生じにくくすることができる車
両用灯具を提供することを目的とするものである。
形状に工夫を施すことにより上記目的達成を図るように
したものである。
に環状リブが形成されるとともに該環状リブの先端部に
弾性シール部材が付着形成されてなる車両用灯具を前提
とした上で、本願第1の発明は、請求項1に記載したよ
うに、上記環状リブの少なくとも一部が多重リブで構成
されている、ことを特徴とするものであり、本願第2の
発明は、請求項2に記載したように、上記環状リブの少
なくとも一部が、環状方向に延びる主リブと該主リブの
複数箇所から分岐して延びる副リブとで構成されてい
る、ことを特徴とするものであり、本願第3の発明は、
請求項3記載したように、上記環状リブにおいてリブ高
さの低い箇所が多重リブで構成されるとともにリブ高さ
の高い箇所が環状方向に延びる主リブと該主リブの複数
箇所から分岐して延びる副リブとで構成されている、こ
とを特徴とするものである。
うに形成されたものであれば、その閉曲線の経路は特に
限定されるものではない。
つ環状リブの先端部に付着形成されたものであれば、そ
の断面形状、材質、環状リブの先端部への付着形成方法
等の具体的構成は特に限定されるものではない。
重リブ」とは、環状方向に略平行に延びる複数のリブを
意味するものである。
「副リブ」は、その先端面が主リブの先端面と略面一で
形成されたものであれば、主リブから延びる方向および
その配置等の具体的構成は特に限定されるものではな
い。
発明においては、環状リブの少なくとも一部が多重リブ
で構成されているので、このように構成された部分にお
いては複数のリブにより弾性シール部材を安定的に保持
することができる。
ブの少なくとも一部が環状方向に延びる主リブと該主リ
ブの複数箇所から分岐して延びる副リブとで構成されて
いるので、このように構成された部分においては主リブ
と複数の副リブとにより弾性シール部材を安定的に保持
することができる。
リブで構成された部分および本願第2の発明において主
リブと複数の副リブとで構成された部分においては、灯
具を車体パネルに取り付ける際、弾性シール部材に大き
な圧縮荷重をかけなくても所要のシール性を確保するこ
とができ、また、環状リブに対して弾性シール部材の位
置ずれが生じにくくなるので、この点においても所要の
シール性を容易に確保することができる。さらに、この
ような構成を採用することにより、環状リブ自体の強度
を高めることもできる。
場合と主リブおよび複数の副リブで構成した場合とで
は、前者の方が弾性シール部材をより安定的に保持する
ことが可能であるが、環状リブのリブ高さが高くなると
これを多重リブで構成することはランプボディの成形性
の観点から困難になる。
ブにおいてリブ高さの低い箇所を多重リブで構成すると
ともにリブ高さの高い箇所を環状方向に延びる主リブと
該主リブの複数箇所から分岐して延びる副リブとで構成
するようにすれば、ランプボディの成形性を損なうこと
なく弾性シール部材を十分安定的に保持することができ
る。
リブが主リブから延びる方向が特に限定されるものでは
ないことは上述したとおりであるが、請求項4に記載し
たように、これら各副リブを、ランプボディの背面を流
下する水を該副リブにより堰き止めてしまわない方向へ
延びるように形成することが、灯具および車体パネル間
のシール性に万全を期す上から好ましい。
断面形状が特に限定されるものではないことは上述した
とおりであるが、請求項5に記載したように、これを双
子山形状に設定すれば、一山形状にした場合に比して灯
具および車体パネル間のシール性を一層向上させること
ができる。ここで「双子山形状」とは、1対の突部が略
対称配置で形成された形状を意味するものである。
部材の材質および環状リブの先端部への付着形成方法が
特に限定されるものでないことは上述したとおりである
が、請求項6に記載したように、該弾性シール部材を、
転写治具を用いて環状リブの先端部に転写形成された熱
硬化性樹脂発泡体からなるものとすれば、従来のように
環状に成形されたシートパッキン等を環状リブの先端部
に貼着するのに比して、弾性シール部材の歩留りを大幅
に向上させることができるとともに付着形成作業を大幅
に簡素化することができ、これにより灯具のコスト低減
を図ることができる。
実施の形態について説明する。
用灯具を示す背面図であり、図2はそのII-II 線断面図
である。
る車両用灯具10は、自動車のリヤコンビネーションラ
ンプであって、前面レンズ12およびランプボディ14
で構成された複数の灯室内に各々光源バルブ16が設け
られてなっている。
記各灯室の後方に位置する部分は後方(灯具としての後
方であって車体としては前方。以下同様)へ膨出する膨
出部14a1として形成されている。
外周縁部に沿って環状リブ18が形成されている。この
環状リブ18の経路は、ランプボディ14の背面視形状
が家形の略5角形に形成されていることから、略5角形
の閉曲線として設定されている。
にわたって弾性シール部材20が付着形成されており、
灯具10を車体パネル2に取り付ける際、該弾性シール
部材20を介して環状リブ18を車体パネル2の灯具取
付面2aに当接させるようになっている。そして、ラン
プボディ14の背面14aの略中央部に形成されたボス
22の先端部に設けられた埋込みボルト24を、灯具取
付面2aに形成されたボルト挿通孔2bに挿通させてナ
ット26で締め付けることにより、灯具10を車体パネ
ル2に固定するようになっている。さらにランプボディ
14の背面14aには、上記ボス22を囲むようにして
3本のボス28が所定配置で形成されており、これら各
ボス28の先端面を、車体パネル2の灯具取付面2aに
突出形成されたボス当接面2cに当接させることによ
り、灯具10の車体パネル2に対する取付姿勢を安定化
させるとともに、環状リブ18の先端面と灯具取付面2
aとの間隔を一定に保持するようになっている。
写治具を用いて環状リブ18の先端部に転写形成された
熱硬化性樹脂発泡体からなり、灯具10を車体パネル2
に取り付けたとき灯具取付面2aとの当接により所定量
弾性圧縮変形するようになっている。そしてこれによ
り、環状リブ18に沿って灯具10および車体パネル2
間のシール性を確保して、その内側に水や塵埃等が侵入
するのを防止し、ランプボディ14の背面14aの光源
バルブ取付部等を保護するようになっている。
わたって同一平面内に形成されているので、そのリブ高
さは、膨出部14a1に近接する部位においては低く、
それ以外の部位においては高いものとなっている。そし
てこの環状リブ18は、膨出部14a1に近接する部位
では、略平行に延びる1対のリブ(2重リブ)18A、
18Bで構成されており、それ以外の部位では、環状リ
ブ18は環状方向に延びる主リブ18Cと該主リブ18
Cの複数箇所からその外周側および内周側に分岐して延
びる副リブ18D、18Eとで構成されている。
の略中央に位置して延びるように形成されている。また
各副リブ18D、18Eはいずれも互いに等間隔で形成
されている。外周側の副リブ18Dと内周側の副リブ1
8Eとは、環状リブ18の右上斜辺部位では略対向して
配置されており、それ以外の部位では半ピッチずれた千
鳥配置となっている。
ブ18Cから直角に突出するように形成されているが、
環状リブ18の右上斜辺部位および左上斜辺部位の外周
側に位置する副リブ18D1は、主リブ18Cからやや
下向きに突出するように形成されている。そしてこれに
より、図3に示すように、主リブ18Cの上面に沿って
流下する水を副リブ18D1で堰き止めてしまうことな
く該副リブ18D1の上面をそのまま流下させるように
している。
端部についても、環状リブ18の右上斜辺部位および左
上斜辺部位では、外周側のリブ18Aの上方側の端部1
8Aaは、主リブ18Cの上面に沿って流下する水を堰
き止めてしまわないようにするため斜め下向きに延びる
ように形成されている。
8の先端部への付着形成状態を示す断面図であり、同図
(a)が2重リブ18A、18Bで構成された部位、同
図(b)が主リブ18Cおよび複数の副リブ18D、1
8Eで構成された部位である。
リブ18の先端面18aから略半楕円状に突出するよう
に形成されており、該弾性シール部材20の基端部は、
同図(a)においては2重リブ18A、18Bの間に入
り込むようにして略円弧状に形成されており、また同図
(b)においては主リブ18Cおよび各副リブ18D、
18Eを両側から挟むようにして略円弧状に形成されて
いる。この弾性シール部材20は、灯具10を車体パネ
ル2に取り付けたとき、図中2点鎖線で示すように灯具
取付面2aとの当接により両側に広がるようにして弾性
圧縮変形する。その際の圧縮率(b/a)は、約40〜
90%、より好ましくは約60〜80%に設定されてい
る。
8の先端部への付着形成方法を示す工程図であり、図6
は、その際の各工程における要部断面図である。
ように、ロボットアーム先端に取り付けられたノズル1
02を、環状リブ18と同一経路で転写治具104に形
成された断面略半楕円状の凹溝104aに沿って移動さ
せ、該ノズル102から熱硬化性樹脂発泡体Aを凹溝1
04a内に塗布する。
ように、ランプボディ14を、その環状リブ18の先端
部と凹溝104aとを位置合わせするようにして転写治
具104に当接させ、これにより熱硬化性樹脂発泡体A
を環状リブ18の先端部に圧着させる。この状態で所定
時間冷却保持し、熱硬化性樹脂発泡体Aを環状リブ18
の先端部に転写させる。
すように、ランプボディ14を転写治具104から脱型
し、さらに高温高湿槽に入れて発泡硬化させる。これに
より環状リブ18の先端部に弾性シール部材20が付着
形成される。
した場合における弾性シール部材20のシール性の良否
を確認するため、従来例との比較で行った止水性実験の
結果を示す表である。
ブ18A、18Bと同様の2重リブで構成されたリブで
あり、サンプル2は、上記主リブ18Cおよび複数の副
リブ18D、18Eと同様の主リブおよび複数の副リブ
で構成されたリブであり、サンプル3は図13に従来例
として示した単一のリブ18´と同様の単一リブで構成
されたリブである。各サンプル1、2、3には、上記弾
性シール部材20と同一断面形状で突出する弾性シール
部材を付着形成した。
させ、その先端部の弾性シール部材を弾性圧縮変形させ
た状態で止水性の確認を行った。この止水性確認は、リ
ブの片側空間に300mmaquaの水圧となるように
水を充填した状態で24時間保持した後に、弾性シール
部材および平板間からリブの反対側空間への浸水があっ
たか否かを視認することにより行った。その際、各サン
プル1、2、3における弾性シール部材の圧縮率を2
0、30、40、50、60%の5種類の圧縮率に設定
して止水性確認を行った。
は、圧縮率20%では浸水が認められたが30〜60%
では浸水が認められず、サンプル2は、圧縮率20、3
0%では浸水が認められたが40〜60%では浸水が認
められず、サンプル3は、圧縮率20〜40%では浸水
が認められたが50〜60%では浸水が認められなかっ
た。
2はサンプル3よりも止水性に優れているが、これはサ
ンプル3よりもサンプル1、2の方が弾性シール部材を
安定的に保持することが可能であることによるものと考
えられる。また、サンプル1はサンプル2よりもさらに
止水性に優れているが、これはサンプル2よりもサンプ
ル1の方が弾性シール部材をさらに安定的に保持するこ
とが可能であることによるものと考えられる。
施形態のように2重リブ18A、18Bあるいは主リブ
18Cおよび複数の副リブ18D、18Eで構成された
環状リブ18を採用することにより、従来のように単一
のリブで構成された環状リブ18´に比して、弾性シー
ル部材20の圧縮率が小さくても灯具10および車体パ
ネル2間のシール性を確保することができる。また、環
状リブ18において2重リブ18A、18Bで構成され
た部分と主リブ18Cおよび複数の副リブ18D、18
Eで構成された部分とでは、前者の方がより小さい圧縮
率まで上記シール性を確保することができる。
は、ランプボディ14の背面14aに形成された環状リ
ブ18が、2重リブ18A、18Bで構成された部分
と、主リブ18Cおよび複数の副リブ18D、18Eで
構成された部分とからなっているので、環状リブ18の
経路全長にわたって弾性シール部材20を安定的に保持
することができる。
り付ける際、弾性シール部材20に大きな圧縮荷重をか
けなくても所要のシール性を確保することができる。ま
た、環状リブ18に対して弾性シール部材20の位置ず
れが生じにくくなるので、この点においても所要のシー
ル性を容易に確保することができる。さらに、このよう
な構成を採用することにより、環状リブ18自体の強度
を高めることもできる。
8においてリブ高さが低い箇所(ランプボディ14の背
面14aの膨出部14a1に近接する箇所)は、すべて
シール性に特に優れた2重リブ18A、18Bで構成さ
れており、それ以外のリブ高さが高い箇所(2重リブ1
8A、18Bで構成することがランプボディ14の成形
性の点で困難な箇所)のみが、主リブ18Cおよび複数
の副リブ18D、18Eで構成されているので、ランプ
ボディ14の成形性を損なうことなく弾性シール部材2
0を十分安定的に保持することができる。
8が、ランプボディ14の背面14aを流下する水を堰
き止めてしまうことなく、そのまま流下させることがで
きる形状に形成されているので、堰き止められた水によ
り灯具10および車体パネル2間のシール性に悪影響が
及ぶのを未然に防止することができる。
材20が、転写治具104を用いて環状リブ18の先端
部に転写形成された熱硬化性樹脂発泡体からなっている
ので、環状に成形されたシートパッキン等を環状リブの
先端部に貼着するのに比して、弾性シール部材の歩留り
を大幅に向上させることができるとともに付着形成作業
を大幅に簡素化することができ、これにより灯具のコス
ト低減を図ることができる。
20が半楕円状の断面形状を有するものについて説明し
たが、このように断面形状が一山形状の弾性シール部材
20を用いる代わりに、その断面形状が双子山形状に設
定された弾性シール部材を用いるようにしてもよい。
0bが所定の挟角で形成された双子山タイプの弾性シー
ル部材50が環状リブ18の先端部に付着形成された状
態を示す断面図である。
うに、灯具10を車体パネル2に取り付けたとき、灯具
取付面2aとの当接により各突部50a、50bが図中
2点鎖線で示すように両側に容易に広がるので、その際
の圧縮率(b/a)を上記実施形態の一山タイプの弾性
シール部材20と同じ値に設定した場合であっても、灯
具10および車体パネル2間のシール性を一層向上させ
ることができる。
種々の断面形状を有する弾性シール部材を用いることが
可能である。
である。
形の断面形状を有しており一山タイプの弾性シール部材
に属する。この弾性シール部材52は、上記弾性シール
部材20に比して同一圧縮率を得るのに必要な圧縮荷重
はやや大きくなるが、車体パネル2の灯具取付面2aと
の当接が面接触により安定的に行われる利点がある。
び(f)の弾性シール部材54、56、58、60およ
び62は、いずれも双子山タイプの弾性シール部材に属
するので上記弾性シール部材50と略同様の特性を有す
るが、各々断面形状が異なるので、当然ながらその差異
により特性が微妙に異なったものとなる。
2重リブ18A、18Bで構成された部分と、主リブ1
8Cおよび複数の副リブ18D、18Eで構成された部
分とからなっているが、環状リブ18の経路全長にわた
って2重リブ18A、18Bと主リブ18Cおよび複数
の副リブ18D、18Eとのうちいずれか一方で構成す
るようにしてもよい。このようにした場合においても、
環状リブ18の経路全長にわたって弾性シール部材20
を安定的に保持することができる。
18A、18Bで構成された部分を、3重あるいはそれ
以上の数のリブで構成することも可能である。
18Dと内周側の副リブ18Eとが、主リブ18Cのほ
とんどの箇所において半ピッチずれた千鳥配置となって
いるが、図10に示すように、外周側の副リブ18Dと
内周側の副リブ18Eとを主リブ18Cに沿って広範囲
にわたって対向配置させるようにしてもよく、このよう
にした場合にも弾性シール部材20を安定的に保持する
ことができる。
8Cが2重リブ18A、18Bの略中央に位置して(す
なわち弾性シール部材20の略中央に位置して)延びる
ように形成されているが、図11に示すように、主リブ
18Cを上記中央位置から多少オフセットさせて形成
し、このオフセット方向とは反対側(例えば図示のよう
に主リブ18Cを内周側にオフセット場合には外周側)
にのみ副リブ18Fを形成するようにしてもよい。この
ようにした場合にも弾性シール部材20を安定的に保持
することができる。
20が、転写治具104を用いて環状リブ18の先端部
に転写形成された熱硬化性樹脂発泡体からなるものとし
て説明したが、上記弾性シール部材20と略同様の断面
形状で環状に成形されたシートパッキン等を環状リブ1
8の先端部に貼着するようにすることも可能である。こ
のようにした場合には、弾性シール部材の歩留りおよび
付着形成作業性の点では上記実施形態に劣るものとなる
が、それ以外の点では上記実施形態と略同様の作用効果
を得ることができる。
車のリヤコンビネーションランプである場合について説
明したが、これ以外の各種車両用灯具においても上記実
施形態と同様の構成を採用することにより上記実施形態
と同様の作用効果を得ることができる。
背面図
ブの先端部への付着形成状態を示す断面図であって、同
図(a)は2重リブで構成された部位、同図(b)は主
リブおよび複数の副リブで構成された部位を示す図
の付着形成方法を示す工程図
止水性実験の結果を示す表
部断面図
(a)および背面図(b)
(a)および背面図(b)
ル部材 50a、50b 突部 102 ノズル 104 転写治具 104a 凹溝 A 熱硬化性樹脂発泡体
Claims (6)
- 【請求項1】 ランプボディの背面に環状リブが形成さ
れるとともに該環状リブの先端部に弾性シール部材が付
着形成されてなる車両用灯具において、 上記環状リブの少なくとも一部が多重リブで構成されて
いる、ことを特徴とする車両用灯具。 - 【請求項2】 ランプボディの背面に環状リブが形成さ
れるとともに該環状リブの先端部に弾性シール部材が付
着形成されてなる車両用灯具において、 上記環状リブの少なくとも一部が、環状方向に延びる主
リブと該主リブの複数箇所から分岐して延びる副リブと
で構成されている、ことを特徴とする車両用灯具。 - 【請求項3】 ランプボディの背面に環状リブが形成さ
れるとともに該環状リブの先端部に弾性シール部材が付
着形成されてなる車両用灯具において、 上記環状リブにおいてリブ高さの低い箇所が多重リブで
構成されるとともにリブ高さの高い箇所が環状方向に延
びる主リブと該主リブの複数箇所から分岐して延びる副
リブとで構成されている、ことを特徴とする車両用灯
具。 - 【請求項4】 上記各副リブが、上記ランプボディの背
面を流下する水を該副リブにより堰き止めてしまわない
方向へ延びるように形成されている、ことを特徴とする
請求項2または3記載の車両用灯具。 - 【請求項5】 上記弾性シール部材の断面形状が双子山
形状に設定されている、ことを特徴とする請求項1また
は3記載の車両用灯具。 - 【請求項6】 上記弾性シール部材が、転写治具を用い
て上記環状リブの先端部に転写形成された熱硬化性樹脂
発泡体からなる、ことを特徴とする請求項1〜5いずれ
か記載の車両用灯具。
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