JP2000090658A - 磁気メモリ素子 - Google Patents

磁気メモリ素子

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JP2000090658A
JP2000090658A JP10255308A JP25530898A JP2000090658A JP 2000090658 A JP2000090658 A JP 2000090658A JP 10255308 A JP10255308 A JP 10255308A JP 25530898 A JP25530898 A JP 25530898A JP 2000090658 A JP2000090658 A JP 2000090658A
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JP10255308A
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Koji Yamano
耕治 山野
Atsushi Maeda
篤志 前田
Seiichiro Takahashi
誠一郎 高橋
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ素子への情報の書き込みを効率的に行
うことができ、かつ書き込みの際の隣接セルへの影響を
低減することができ、高集積化を図ることができる磁気
メモリ素子及びそれを用いた磁気メモリアレイを得る。 【解決手段】 基板と、該基板の上方に設けられる磁気
抵抗効果膜4とを備え、磁気抵抗効果膜4が、非磁性層
2によって分離された第1の磁性層1及び第2の磁性層
3を含み、第1の磁性層1に磁界を印加して第1の磁性
層1の磁化方向を設定することにより情報を書き込み記
録する磁気メモリ素子において、印加磁界の磁束を第1
の磁性層1に集中させるための強磁性体からなる磁束制
御層6が設けれていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗効果、特
に巨大磁気抵抗効果(GMR)を示す磁気抵抗効果膜を
用いた磁気メモリ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高密度性、速応性、不揮発性を備
えた固体記憶素子として、磁気抵抗効果を利用したラン
ダム・アクセス・メモリが注目されている。このような
磁気メモリ素子によれば、磁性層の磁化方向によって情
報を記録することができ、記録情報を半永久的に保持す
る不揮発性メモリとすることができる。このため、例え
ば携帯端末やカードの情報記録素子等の各種の記録素子
としての利用が期待されている。特に、巨大磁気抵抗効
果(GMR)を用いた磁気メモリ素子は、GMRの高出
力特性を利用することができ、高速読み出しが可能であ
るため期待されている。
【0003】このようなGMRを用いた磁気メモリ素子
は、例えば、特開平6−243673号公報、特開平6
−295419号公報などに開示されている。また、具
体的なセル構造としては、例えば特開平9−91951
号公報に、書き込み線及び読み出し線などを配置した集
積素子構造が開示されている。この集積素子構造におい
ては、各メモリセルをマトリックス状に配列し、横方向
には読み出し線で直列に接続すると共に、縦方向には絶
縁材料を隔てて電気的な絶縁を確保し、各セルの上に共
通の書き込み線を配置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メモリ
セルの集積度が高まるにつれて、情報を書き込む際に書
き込み線から発生する磁界が他の隣接セルに漏洩し、誤
動作等が発生するという問題が生じる。また、メモリ素
子の動作速度を高める観点から、メモリ素子への情報の
書き込みをできるだけ効率的に行うことが望まれてい
る。
【0005】本発明の目的は、メモリ素子への情報の書
き込みを効率的に行うことができ、かつ書き込みの際の
隣接セルへの影響を低減することができ、高集積化を図
ることができる磁気メモリ素子及びそれを用いた磁気メ
モリアレイを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の磁気メモリ素子
は、基板と、該基板の上方に設けられる磁気抵抗効果膜
とを備え、該磁気抵抗効果膜は、非磁性層によって分離
された第1及び第2の磁性層を含み、該第1の磁性層に
磁界を印加して該第1の磁性層の磁化方向を設定するこ
とにより情報を書き込み記録する磁気メモリ素子であっ
て、印加磁界の磁束を第1の磁性層に集中させるための
強磁性体からなる磁束制御層が設けられていることを特
徴としている。
【0007】本発明の磁気メモリ素子における磁気抵抗
効果膜は、巨大磁気抵抗効果(GMR)を示す磁気抵抗
効果膜であることが好ましく、このような磁気抵抗効果
膜としては、保磁力差型、スピンバルブ型、人工格子型
の各種磁気抵抗効果膜を挙げることができる。
【0008】保磁力差型の磁気抵抗効果膜は、保磁力の
異なる磁性層の間に非磁性層を介在させた積層構造を有
するものであり、例えば、磁性層NiFeCo/非磁性
層Cu/磁性層CoPtや、磁性層NiFe/非磁性層
Cu/磁性層Coなどの積層構造が挙げられる。これら
の積層構造において、保磁力の大きなハード層であるC
oPt層及びCo層が情報記録層として用いられる。情
報記録層における磁化方向が、平行方向であるか反平行
方向であるかにより、“1”または“0”が記録され
る。
【0009】スピンバルブ型の磁気抵抗効果膜は、非磁
性層によって分離された2つの磁性層のうちの一方の磁
性層に反強磁性層を積層し、反強磁性層と交換結合させ
た積層構造を有する。このような磁気メモリ素子におい
ては、一方の磁性層が反強磁性層との交換結合によりピ
ン留めされており、他方の磁性層(フリー層)の磁化方
向を設定することにより情報が書き込まれる。すなわ
ち、情報が“0”であるか“1”であるかに応じて、フ
リー層の磁化方向が平行または反平行となるように設定
される。スピンバルブ型の磁気抵抗効果膜としては、例
えば、磁性層NiFe/非磁性層Cu/磁性層NiFe
/反強磁性層FeMnを積層した積層構造が挙げられ
る。このような積層構造の磁気抵抗効果膜においては、
反強磁性層FeMn層と接触していない磁性層NiFe
が情報記録層として用いられる。また、スピンバルブ型
の磁気抵抗効果膜においては、非磁性層に絶縁材料を用
いたトンネル型の磁気抵抗効果膜が知られており、この
ような磁気抵抗効果膜も本発明において用いることがで
きる。このような磁気抵抗効果膜としては、磁性層Ni
Fe/非磁性層Al−Al2 3 /磁性層NiFe/反
強磁性層FeMnなどが挙げられる。
【0010】人工格子型の磁気抵抗効果膜は、磁性層と
非磁性層とが交互に積層され、非磁性層を介して磁性層
が反強磁性的に結合した磁気抵抗効果膜であり、例え
ば、Co/Cuの積層構造が挙げられる。これらの磁気
抵抗効果膜は、外部磁界が印加されることにより、各層
の磁化が平行に整列し、反平行の場合に比べて電気抵抗
が大きく減少する。
【0011】本発明の磁気メモリ素子においては、第1
の磁性層に磁界を印加して第1の磁性層の磁化方向を所
定の方向に設定し、これによって情報を書き込む。この
ような書き込みの際印加する磁界を発生するための手段
として、磁気メモリ素子においては、一般に、書き込み
電流(ワード電流)を流すためワード電流線が設けられ
る。ワード電流線は、好ましくは、第1の磁性層の近傍
を通り第1の磁性層の膜面方向に沿いかつ磁化方向に対
しほぼ垂直に延びるように設けられる。一般に第1の磁
性層及び第2の磁性層は、長方形の形状に形成されて形
状異方性が付与されており、長方形の長手方向が磁化容
易軸となるように設定されている。従って、情報を書き
込む際に磁化される方向は、この磁化容易軸に沿う平行
または反平行となるように設定される。ワード電流線
を、この磁化方向に対しほぼ垂直に延びるように設ける
ことにより、第1の磁性層に対し平行または反平行の磁
化方向となるように磁界を印加することができる。ま
た、ワード電流線は第1の磁性層の近傍を通るように設
けることが好ましく、一般には絶縁膜を介して第1の磁
性層の近傍を通るように設ける。
【0012】本発明において、磁束制御層は、印加磁界
の磁束を第1の磁性層に集中するため設けられる。従っ
て、磁束制御層が設けられる位置は、第1の磁性層に印
加磁界の磁束を集中させることができる位置である。こ
のような磁束制御層の位置としては、ワード電流線を対
称中心として第1の磁性層に対し実質的に対称な位置が
挙げられる。第1の磁性層が第2の磁性層の上方に位置
し、ワード電流線が第1の磁性層の上方に設けられてい
る場合には、ワード電流線の上方に磁束制御層を設ける
ことにより、ワード電流線から発生する磁界を第1の磁
性層に集中することができる。また、第1の磁性層が第
2の磁性層の下方に位置し、ワード電流線が第1の磁性
層の下方に設けられてる場合には、ワード電流線の下方
に磁束制御層を設けることにより、ワード電流線から発
生する磁界を第1の磁性層に集中することができる。
【0013】また、磁束制御層を、ワード電流線の側方
に設けることにより第1の磁性層に磁束を集中させるこ
とができる。この場合、隣接するメモリ素子との間に設
けることにより、隣接するメモリ素子への書き込みの際
の印加磁界の影響を低減することができる。
【0014】また、磁束制御層を、第1の磁性層の側方
に設けてもよい。磁束制御層を、第1の磁性層の側方に
設けることにより、第1の磁性層に印加磁界の磁束を集
中させることができ、また隣接するメモリセルへの印加
磁界の影響を低減することができる。
【0015】また、本発明に従う最も好ましい実施形態
の1つにおいては、磁束制御層が、ワード電流線のまわ
りを囲み、磁束制御層の両端部が第1の磁性層の側方に
達するように設ける。このような磁束制御層を設けるこ
とにより、ワード電流線から発生する磁界の磁束を第1
の磁性層にさらに集中することができ、低電流で効率的
な書き込みを行うことができる。また、隣接するメモリ
セルへの印加磁界の影響を低減することができる。
【0016】本発明において、磁束制御層が第1の磁性
層の側方に設けられる場合、第1の磁性層の側方に設け
られる磁束制御層の部分は、第1の磁性層と同じ強磁性
体から形成することが好ましい。このように第1の磁性
層と同じ強磁性体から磁束制御層を形成する場合、第1
の磁性層を形成する工程において積層した強磁性体膜
を、磁束制御層として用いることができる。従って、製
造工程を簡略化することができ、効率的に磁気メモリ素
子を製造することができる。
【0017】本発明において形成する磁束制御層は、強
磁性体から形成される。具体的には、Co、Fe、及び
Niまたはこれらを含む合金などから形成することがで
きる。しかしながら、好ましくは磁束制御層を形成する
強磁性体は、メモリ層である第1の磁性層と同じもしく
はそれより大きな透磁率を有する強磁性体から形成され
る。さらに好ましくは、磁束制御層は、第1の磁性層と
同じ強磁性体から形成される。
【0018】本発明の磁気メモリアレイは、上記本発明
の磁気メモリ素子をマトリックス状に配列し、横方向に
は各磁気メモリ素子の磁気抵抗効果膜が電気的に直列に
接続されるように配列されており、縦方向には各磁気メ
モリ素子に対して共通のワード電流線が配置されるよう
に配列されている。
【0019】上記の磁気メモリアレイにおいて、情報を
書き込む際または情報を読み出しする際磁気メモリ素子
を選択するため、横方向に配列された磁気メモリセルに
対して共通となる第2のワード電流線を配置してもよ
い。このように第2のワード電流線を配置し、縦方向に
延びるワード電流線と横方向に延びる第2のワード電流
線の交差する磁気メモリを選択して情報の書き込み及び
読み出しを行うことができる。具体的には、ワード電流
線に相対的に大きな電流を流し磁化容易軸方向の磁界を
発生させ、第2のワード電流線に相対的に小さな電流を
流し磁化困難軸方向に磁界を発生させ、選択した磁気メ
モリ素子において、これらの合成磁界により情報記録層
である第1の磁性層の磁化方向を設定する。
【0020】第2のワード電流線を設ける代わりに、磁
気抵抗効果膜の抵抗の変化を読み取るために流すセンス
電流を用いて、磁化困難軸方向に磁界を発生させ、ワー
ド電流線からの磁界との合成磁界を用いて、選択した磁
気メモリ素子の情報記録層の磁化方向を設定してもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に従う磁気メモリ
素子の一実施例を示す断面図である。図1を参照して、
GMR膜4は、第1の磁性層1と第2の磁性層3の間に
非磁性層2を設けることにより構成されている。GMR
膜4は、例えば保磁力差型のGMR膜であり、相対的に
保磁力の大きな第1の磁性層1と相対的に保磁力の小さ
な第2の磁性層3を有しており、第1の磁性層1の磁化
方向を制御することにより、情報が書き込まれ記録され
る。
【0022】このように情報記録層として機能する第1
の磁性層1の上方に、ワード電流線5が設けられてい
る。ワード電流線5は、紙面に対し垂直方向に延びるよ
うに設けられている。第1の磁性層1及び第2の磁性層
3の磁化容易軸方向は、紙面に平行な方向であり、ワー
ド電流線5にワード電流が流れることにより、第1の磁
性層1の磁化方向を、その磁化容易軸方向に沿う平行ま
たは反平行の状態に設定することができる。
【0023】本実施例においては、ワード電流線5の上
方に磁束制御層6が設けられている。磁束制御層6は、
強磁性体から形成されており、好ましくは第1の磁性層
1と同じ強磁性体から形成されている。磁束制御層6
は、ワード電流線5と第1の磁性層1の間の距離とほぼ
同程度の距離離れるようにワード電流線5の上方に設け
られている。従って、磁束制御層6は、ワード電流線5
を対称中心として、第1の磁性層1に対し実質的に対称
な位置となるように設けられている。磁束制御層6をこ
のような位置に設けることにより、ワード電流線5から
発生した磁界の磁束を、より第1の磁性層1に集中させ
ることができる。
【0024】図2は、本発明に従う磁気メモリ素子の他
の実施例を示す断面図である。図2に示す実施例におい
ては、図1に示す実施例と同様にワード電流線5の上方
に磁束制御層6が設けられており、さらにワード電流線
5の両側の側方に磁束制御層7及び磁束制御層8が設け
られている。磁束制御層7及び8も、磁束制御層6と同
様に、強磁性体から形成されており、好ましくは第1の
磁性層1と同じ強磁性体から形成されている。本実施例
においては、ワード電流線5の上方の磁束制御層6に加
えて、さらにワード電流線5の側方に磁束制御層7及び
8を設けることにより、ワード電流線5から発生する磁
界の磁束をさらに第1の磁性層1に集中させることがで
きる。
【0025】本実施例においては、ワード電流線5の両
側の側方に磁束制御層7及び8が設けられているので、
隣接する磁気メモリ素子に対してこれらの磁束制御層を
磁気シールド層として機能させることができる。従っ
て、隣接する磁気メモリ素子への磁界の漏洩を低減する
ことができる。また、磁気メモリ素子を三次元方向に積
層して集積化する場合、ワード電流線5の上方に設けら
れている磁束制御層6も同様に磁気シールド層として用
いることができ、上方に積層される磁気メモリ素子への
磁界の漏洩を低減することができる。
【0026】図3は、本発明に従う磁気メモリ素子のさ
らに他の実施例を示す断面図である。図3に示す実施例
においては、ワード電流線5のまわりを囲むように磁束
制御層9が設けられている。磁束制御層9の両端部9a
及び9bは、第1の磁性層1の側方に達するように設け
られている。磁束制御層9も、強磁性体から形成されて
おり、好ましくは第1の磁性層1と同じ強磁性体から形
成されている。本実施例のように、ワード電流線5のま
わりを囲むように磁束制御層9を設けることにより、さ
らに磁界の磁束を第1の磁性層1に集中させることがで
きる。
【0027】また、ワード電流線5の両側の側方に強磁
性体からなる磁束制御層9が設けられているので、隣接
する磁気メモリ素子に対して磁気シールド層として機能
させることができる。従って、隣接する磁気メモリ素子
に対する磁界の漏洩を低減することができる。また、上
方にも磁束制御層9が設けられているので、磁気メモリ
素子を三次元方向に積層して集積化する場合において
も、上方の隣接セルに対し磁気シールド層として機能さ
せることができ、磁界の漏洩を低減することができる。
【0028】図4は、本発明に従う磁気メモリ素子のさ
らに他の実施例を示す断面図である。図4に示す実施例
においては、ワード電流線5の上方及び両側の側方に、
磁束制御層10が設けられている。この磁束制御層10
も、強磁性体から形成され、好ましくは第1の磁性層1
と同じ強磁性体から形成される。磁束制御層10の両端
部10a及び10bの下方には、さらに磁束制御層11
が設けられている。この磁束制御層11は、GMR膜4
の第1の磁性層1と同一の磁性膜から形成されたもので
あり、磁気メモリ素子の薄膜形成工程において、絶縁膜
を介在させることにより第1の磁性層1から分離された
磁性膜である。従って、第1の磁性層1と同じ構造を有
しており、同じ強磁性体から形成されている。磁束制御
層11の下方には、同様に薄膜形成工程において絶縁体
を介在させることにより分離された非磁性層12及び磁
性層13が設けられている。非磁性層12は非磁性層2
と同一の薄膜構造を有しており、磁性層13は第2の磁
性層3と同一の薄膜構造を有している。
【0029】本実施例においては、磁束制御層10及び
磁束制御層11から、第1の磁性層1に磁束を集中させ
るための磁束制御層が構成されている。本実施例のよう
に、第1の磁性層1の両側の側方に設けられる磁束制御
層11を、第1の磁性層1と同じ薄膜から形成すること
により、磁気メモリ素子の製造プロセスをより簡単にす
ることができる。本実施例においても、磁束制御層10
及び11を、隣接セルへの磁界の漏洩を低減するための
磁気シールド層として機能させることができる。
【0030】図5は、本発明に従う磁気メモリ素子のさ
らに他の実施例を示す断面図である。図5に示す実施例
においては、ワード電流線5の上方に磁束制御層6が設
けられると共に、第1の磁性層1の両側の側方に磁束制
御層11が設けられている。この磁束制御層11は、図
4に示す磁束制御層11と同様に、第1の磁性層1との
間に絶縁膜を介在させることにより形成される磁性層で
ある。
【0031】図6は、磁束制御層が設けられていない場
合の磁束の状態を示す模式図である。図6に示すよう
に、ワード電流線5から発生する磁界の磁束20は、第
1の磁性層1中を通ることにより、第1の磁性層1の磁
化方向を設定する。ワード電流線5中を流れる電流の方
向により、第1の磁性層1の磁化容易軸に沿う平行また
は反平行の方向に磁化方向が設定される。図6に示すよ
うに、このような磁束20は、隣接するセルのGMR膜
の情報記録層である第1の磁性層にも影響を与えるおそ
れがある。
【0032】図7は、本発明に従い磁束制御層を設けた
場合の磁束の状態を示す模式図である。図7に示す実施
例では、図3に示す実施例と同様に、ワード電流線5の
まわりを囲み、その両端部が第1の磁性層1に到達する
磁束制御層9が設けられている。
【0033】図7に示すように、ワード電流線5から発
生した磁界の磁束20は、磁束制御層9中を集中的に通
る。従って、第1の磁性層1中を集中的に通るように制
御され、第1の磁性層1に対しより大きな磁界強度を与
えることができる。従って、より低い電流でも効率的に
第1の磁性層1の磁化方向を制御することができる。従
って、より低い電流で第1の磁性層1への情報の書き込
みを行うことができる。また、磁束20を磁束制御層9
中に集中させることができるので、隣接セルへの磁界の
漏洩を低減させることができる。
【0034】図8〜図10は、GMR膜を用いた磁気メ
モリ素子における情報の書き込み及び読み出しを説明す
るための模式的断面図である。図8に示す磁気メモリ素
子において、GMR膜は、非磁性層2によって分離され
た第1の磁性層1及び第2の磁性層3を有しており、こ
のGMR膜は、保磁力差型のGMR膜である。第1の磁
性層1の上には絶縁膜24を介してワード電流線5が設
けられている。GMR膜は基板21の上に設けられてお
り、GMR膜の両側には、GMR膜にセンス電流を流す
ための電極22及び23が設けられている。
【0035】図9(a)は、第1の磁性層(情報記録
層)1に、情報“0”または“1”の一方を記録する際
の動作原理を説明するための模式的断面図である。ワー
ド電流線5を流れる電流により、矢印Aで示す方向の磁
界が発生し、この磁界により第1の磁性層1の磁化方向
が矢印で示す方向に設定される。これにより所定の情報
が第1の磁性層1に書き込まれる。
【0036】図9(b)及び(c)は、以上のようにし
て書き込まれた情報を読み出す動作原理を示す模式的断
面図である。情報を読み出すには、まずワード電流線5
に書き込みの際よりも弱い電流を流し、書き込みの際よ
りも弱い磁界を矢印A方向に発生させる。なお、この時
の磁界強度は、保磁力の小さな第2の磁性層3の磁化方
向のみが設定され、保磁力の大きな第1の磁性層1の磁
化方向は保持されたままとなるような磁界強度である。
このようにして発生した磁界は、矢印A方向の磁界であ
るので、第2の磁性層3の磁化方向が図9(b)に示す
矢印方向に設定される。この結果、第1の磁性層1の磁
化方向と第2の磁性層3の磁化方向が平行になるように
設定される。
【0037】次に、図9(c)に示すように、ワード電
流線5を流れる電流の方向を逆方向とし、図9(c)に
示す矢印B方向の磁界を発生させる。なお、この時の磁
界強度も、図9(b)の時と同様に、第2の磁性層3の
磁化方向のみを設定することができる弱い磁界とする。
これにより、第2の磁性層3の磁化方向のみが反転し、
第1の磁性層1の磁化方向と、第2の磁性層3の磁化方
向とが反平行の状態となる。
【0038】図9(b)に示す状態においては、第1の
磁性層1の磁化方向と第2の磁性層3の磁化方向は平行
方向であるので、GMR膜の抵抗値は低くなっている。
これに対し、図9(c)に示す状態においては、第1の
磁性層1の磁化方向と第2の磁性層3の磁化方向は反平
行状態であるので、GMR膜の抵抗値は高くなってい
る。従って、GMR膜を流れるセンス電流の抵抗値は、
高くなるように変化する。従って、このような抵抗値の
変化を検出することにより情報を読み出すことができ
る。
【0039】図10(a)は、情報“0”または“1”
の他方を記録する際の動作原理を示している。図10
(a)に示すように、図9(a)と逆方向の電流をワー
ド電流線5に流し、矢印B方向の磁界を発生させ、これ
によって第1の磁性層1の磁化方向を矢印で示す方向に
設定する。この第1の磁性層1の磁化方向は、図9
(a)と逆の方向となっている。なお、この際、保磁力
の小さな第2の磁性層3の磁化方向も同一の方向に設定
される。
【0040】図10(b)及び(c)は、以上のように
して書き込まれた情報を読み出す際の動作原理を示して
おり、図9(b)及び(c)と同様の動作がなされる。
すなわち、図10(b)に示すように、ワード電流線5
に矢印A方向の磁界が発生するように電流を流し、これ
によって第2の磁性層3の磁化方向を矢印で示す方向に
設定する。この状態において、第1の磁性層1の磁化方
向と第2の磁性層3の磁化方向は反平行の状態となって
いる。
【0041】次に、図10(c)に示すように、ワード
電流線5に流れる電流を逆方向にし、矢印B方向の磁界
を発生させ、この磁界により第2の磁性層3の磁化方向
のみを反転させる。これにより第1の磁性層1の磁化方
向と第2の磁性層3の磁化方向が平行な状態となる。
【0042】図10(b)に示す状態から、図10
(c)に示す状態とすることにより、GMR膜の抵抗値
が低くなるように変化する。従って、GMR膜の抵抗変
化を検出することにより、第1の磁性層1に書き込まれ
た情報を読み出すことができる。
【0043】図9及び図10を参照して説明したよう
に、第2の磁性層3の磁化方向を反転させ、抵抗値が大
きくなるかまたは小さくなるかを検出することにより、
第1の磁性層1に記録された情報を読み出すことができ
る。また、読み出しの際、第1の磁性層1の磁化方向は
そのまま保持された状態であるので、非破壊の読み出し
が可能となる。
【0044】また、上記のような磁気メモリ素子をマト
リックス状に配置したメモリアレイにおいては、選択し
た磁気メモリ素子に情報を書き込み読み出す必要があ
る。このような場合において、ワード電流線による磁界
と、これと垂直方向の磁界の合成磁界を用いて、磁気メ
モリ素子に対する書き込み及び読み出しを行う。具体的
には、ワード電流線からの縦磁界とセンス電流線による
横磁界を合成した磁界を用いる方法や、ワード電流線と
直交する方向に第2のワード電流線を設け、ワード電流
線からの縦磁界と第2のワード電流線からの横磁界を合
成した磁界を用いる方法などが挙げられる。
【0045】なお、上記の書き込み及び読み出しの動作
は、保磁力差型のGMR膜を用いた磁気メモリ素子の書
き込み及び読み出しの動作の一例であり、本発明はこの
ような書き込み及び読み出しの方法に限定されるもので
はなく、その他の動作方法で書き込み及び読み出しを行
ってもよい。また、スピンバルブ型などの他のGMR膜
を用いた磁気メモリ素子においては、他の方法で書き込
み及び読み出しを行うことができる。
【0046】図11は、本発明に従う磁気メモリ素子の
第1の実施例を示す断面図である。基板31の上には、
非磁性層2によって分離された第1の磁性層1及び第2
の磁性層3からなるGMR膜4が設けられている。この
GMR膜4は、絶縁層36によって、隣接する第1の磁
性層34、磁性層33、第2の磁性層32から分離され
ている。これらの上には、絶縁層37及び38が設けら
れており、GMR膜4の上方には、これらの絶縁層37
及び38によって分離されたワード電流線5が設けられ
ている。絶縁膜38の上には磁束制御層39が設けられ
ている。
【0047】図12及び図13は、図11に示す磁気メ
モリ素子の製造工程を示す断面図である。図12(a)
を参照して、Siなどからなる基板31の上に、NiF
eなどからなる第2の磁性層32、Cuなどからなる非
磁性層33、及びCoPtなどからなる第1の磁性層3
4をスパッタリング法などの薄膜形成方法により順次形
成する。
【0048】図12(b)を参照して、第1の磁性層3
4の上に、所定のパターンでレジスト膜35を設ける。
図12(c)を参照して、レジスト膜35をマスクとし
て第1の磁性層34、非磁性層33、及び第2の磁性層
32をエッチングし、GMR膜に相当する領域を分離す
る。
【0049】図13(d)を参照して、次に、Al2
3 などからなる絶縁層36を堆積する。次に、レジスト
膜35をリフトオフすることにより、図13(e)に示
すように、第1の強磁性層1、非磁性層2及び第2の磁
性層3と、第1の強磁性層34、非磁性層33及び第2
の磁性層32の間に絶縁層36を介在させた構造を得
る。
【0050】図13(f)を参照して、次に、Al2
3 などからなる絶縁層37を形成し、GMR膜4の上方
にCuなどからなるワード電流線5を形成した後、絶縁
層38をその上に形成する。次に、絶縁層38の上にC
oPtまたはNiFeなどの強磁性体からなる磁束制御
層39を形成し、図11に示す構造の磁気メモリ素子と
する。
【0051】図14〜図18は、本発明に従う磁気メモ
リ素子のその他の実施例を示す断面図である。なお、こ
れらの図面においては、隣接する磁気メモリ素子も併せ
て図示している。
【0052】図14は、本発明に従う磁気メモリ素子の
第2の実施例を示す断面図である。Siなどからなる基
板41の上には、Cuなどからなる第2のワード電流線
42が設けられている。第2のワード電流線42の上に
は、Al2 3 などからなる絶縁層43が設けられてお
り、絶縁層43の上には、センス電流を流すための電極
44及び45が設けられている。電極44と電極45の
間には絶縁層46が設けられている。絶縁層46の上に
は、NiFeなどからなる第2の磁性層(ソフト層)
3、Cuなどからなる非磁性層2、及びCoPtなどか
らなる第1の磁性層(ハード層)1が積層されており、
GMR膜が形成されている。GMR膜と、隣接する磁気
メモリ素子のGMR膜との間には、Al2 3 などから
なる磁性層47が形成されている。
【0053】第1の磁性層1の上には、Al2 3 など
からなる絶縁層48が形成されている。この絶縁層48
のGMR膜の上方には、Cuなどからなるワード電流線
5が形成されている。このワード電流線5及び絶縁層4
8の上には、Al2 3 などからなる絶縁層49が形成
されている。絶縁層49の上には、CoPtまたはNi
Feなどの強磁性体からなる磁束制御層50が設けられ
ている。
【0054】本実施例の磁気メモリ素子においては、ワ
ード電流線5と、ワード電流線5と直交する方向に延び
る第2のワード電流線42が設けられている。本実施例
の磁気メモリ素子は、ワード電流線5により生じる縦磁
界と、第2のワード電流線42から生じる横磁界とを合
成した磁界により、第1の磁性層1及び第2の磁性層3
の磁化方向を設定することができる。また、電極44、
GMR膜、及び電極45を流れるセンス電流により、G
MR膜の抵抗値の変化を検出することができる。本実施
例においては、ワード電流線5の上方に磁束制御層50
が設けられている。従って、図1に示す実施例と同様の
構造を有している。
【0055】図15は、本発明に従う磁気メモリ素子の
第3の実施例を示す断面図である。本実施例において
は、ワード電流線5の両側の側方に、CoPtまたはN
iFeなどの強磁性体からなる磁束制御層51及び53
が設けられている。また、ワード電流線5の上方には、
同様の強磁性体からなる磁束制御層52が設けられてい
る。その他の構成については、図14に示す実施例と同
様であるので、同一の参照番号を付して説明を省略す
る。
【0056】本実施例においては、ワード電流線5の上
方に磁束制御層52が設けられており、ワード電流線5
の両側の側方に磁束制御層51及び53が設けられてい
る。従って、図2に示す実施例と同様の構造を有してい
る。
【0057】図16は、本発明に従う磁気メモリ素子の
第4の実施例を示す断面図である。本実施例において
は、第1の磁性層1の両側の側方に絶縁膜47を介して
磁束制御層54及び58が設けられており、ワード電流
線5の両側の側方に磁束制御層55及び57が設けられ
ており、さらにワード電流線5の上方に磁束制御層56
が設けられている。これらの磁束制御層は、CoPtま
たはNiFeなどの強磁性体から形成される。これらの
磁束制御層は、ワード電流線5の周囲を囲み、その両端
部が第1の磁性層1の側方に達するように設けられてい
る。従って、図3に示す磁気メモリ素子と同様の構造を
有している。
【0058】図17は、本発明に従う磁気メモリ素子の
第5の実施例を示す断面図である。本実施例において
は、GMR膜を構成する第1の磁性層1、非磁性層2、
及び第2の磁性層3の両側の側方に絶縁層47を介し
て、第1の磁性層61、非磁性層60、及び第2の磁性
層59が設けられている。本実施例において、絶縁層4
7を介して設けられる第1の磁性層61は、磁束制御層
として機能する。従って、第1の磁性層1の両側の側方
に、絶縁層47を介して磁束制御層61が設けられてい
る。ワード電流線5の両側の側方には磁束制御層62及
び64が設けられている。また、ワード電流線5の上方
には磁束制御層63が設けられている。従って、本実施
例は図4に示す実施例と同様の構造を有している。
【0059】図18は、本発明に従う磁気メモリ素子の
第6の実施例を示す断面図である。本実施例において
は、図17に示す実施例と同様に、第1の磁性層1、非
磁性層2、及び第2の磁性層3の両側の側方に、第1の
磁性層61、非磁性層60、及び第2の磁性層59が絶
縁層47を介して設けられている。第1の磁性層61
は、本実施例において磁束制御層として機能する。従っ
て、第1の磁性層1の両側の側方には、絶縁層47を介
して磁束制御層61が設けられている。また、ワード電
流線5の上方には磁束制御層66が設けられている。従
って、本実施例は、図5に示す実施例と同様の構造を有
している。
【0060】図19〜図29は、図17に示す実施例を
製造する工程を示す断面図である。図19を参照して、
基板41の上に、第2のワード電流線42を形成し、さ
らにその上に絶縁層43を形成する。絶縁層43の上に
は、電極44及び45並びに絶縁層46を形成する。
【0061】次に、図20を参照して、電極44及び電
極45並びに絶縁層46の上に、第2の磁性層3、非磁
性層2、第1の磁性層1を順次形成する。次に、図21
に示すように、フォトリソグラフィ法によりレジスト膜
70を所定のパターンとなるように第1の磁性層1の上
に形成する。
【0062】次に、図22を参照して、レジスト膜70
をマスクとして、第1の磁性層1、非磁性層2及び第2
の磁性層3をエッチングする。次に、図23を参照し
て、絶縁層47を堆積し、エッチングにより形成された
隙間に絶縁層47を埋め込む。次に、レジスト膜70を
リフトオフすることにより、図24に示す状態とする。
次に、図25を参照して、レジスト膜71をフォトリソ
グラフィ法により所定のパターンで形成する。
【0063】次に、磁束制御層となる強磁性層を堆積
し、磁束制御層62及び磁束制御層64を形成する。次
に、レジスト膜71をリフトオフすることにより、図2
7に示す状態とし、図28に示すように、磁束制御層6
2と磁束制御層64の間に絶縁層48を形成し、GMR
膜の上方にワード電流線5を形成した後、その上に絶縁
層49を形成する。次に、図29に示すように、絶縁層
49及び磁束制御層62及び64の上に、強磁性体から
なる磁束制御層63を形成する。
【0064】図30は、以上のようにして得られた磁気
メモリ素子の第1の磁性層1の上面に沿う横断面を示す
断面図である。図30においては、4つのメモリ素子を
示している。図30に示すように、各メモリ素子におけ
る第1の磁性層1の横方向の両側には、絶縁層47を介
して磁束制御層61が設けられている。また、縦方向に
は、第1の磁性層1の間、すなわちGMR膜の間に絶縁
層47が介在するように設けられている。
【0065】図31は、ワード電流線5の配置状態を示
す図である。図31に示すように、ワード電流線5は、
マトリックス状配列の縦方向に延びるように設けられて
おり、各メモリセルにおける第1の磁性層1、すなわち
GMR膜に対し共通のワード電流線となるように設けら
れている。
【0066】図32及び図33は、図18に示す実施例
の製造工程を示す断面図である。図19〜図24に示す
製造工程の後、図32に示すように、絶縁層48を形成
した後、第1の磁性層1の上方にワード電流線5を形成
し、その上に絶縁層49を形成する。次に、図33に示
すように、絶縁層49の上に、強磁性体からなる磁束制
御層66を形成する。
【0067】以上のようにして、図18に示す磁気メモ
リ素子を製造することができる。上記の実施例において
は、情報記録層となる第1の磁性層が第2の磁性層の上
方に位置する磁気メモリ素子について説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、第1の磁性層1が
第3の磁性層3の下方に位置するGMR膜を用いた磁気
メモリ素子にも適用することができるものである。この
場合、例えば、ワード電流線は、絶縁膜を介して第1の
磁性層の下方に配置することができる。
【0068】また、上記の各実施例においては、GMR
膜として、保磁力差型のGMR膜を用いた例を説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、スピンバ
ルブ型などのその他のGMR膜を用いた磁気メモリ素子
にも適用することができるものである。スピンバルブ型
のGMR膜を用いた磁気メモリ素子においては、フリー
層を情報記録層として用いる場合、フリー層の近傍にワ
ード電流線を配置し、フリー層に磁界が集中するように
磁束制御層を設けることにより、本発明を適用すること
ができる。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、情報記録層である第1
の磁性層に磁束を集中することができ、メモリ素子への
情報の書き込みを効率的に行うことができる。また、書
き込みの際の隣接セルへの影響を低減することができ、
高集積化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う磁気メモリ素子の一実施例を示す
断面図。
【図2】本発明に従う磁気メモリ素子の他の実施例を示
す断面図。
【図3】本発明に従う磁気メモリ素子のさらに他の実施
例を示す断面図。
【図4】本発明に従う磁気メモリ素子のさらに他の実施
例を示す断面図。
【図5】本発明に従う磁気メモリ素子のさらに他の実施
例を示す断面図。
【図6】ワード電流線からの磁束の状態を示す模式的断
面図。
【図7】本発明に従う実施例における磁束の状態を示す
模式的断面図。
【図8】磁気メモリ素子への情報の書き込み及び情報の
読み出しを説明するための模式的断面図。
【図9】磁気メモリ素子への情報の書き込み及び情報の
読み出しを説明するための模式的断面図。
【図10】磁気メモリ素子への情報の書き込み及び情報
の読み出しを説明するための模式的断面図。
【図11】本発明に従う磁気メモリ素子の第1の実施例
を示す断面図。
【図12】図11に示す実施例の製造工程を示す断面
図。
【図13】図11に示す実施例の製造工程を示す断面
図。
【図14】本発明に従う磁気メモリ素子の第2の実施例
を示す断面図。
【図15】本発明に従う磁気メモリ素子の第3の実施例
を示す断面図。
【図16】本発明に従う磁気メモリ素子の第4の実施例
を示す断面図。
【図17】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
を示す断面図。
【図18】本発明に従う磁気メモリ素子の第6の実施例
を示す断面図。
【図19】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図20】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図21】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図22】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図23】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図24】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図25】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図26】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図27】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図28】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図29】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図30】本発明に従う磁気メモリ素子の第5の実施例
における第1の磁性層の上面に沿う横断面図。
【図31】図30においてワード電流線の配置状態を示
す断面図。
【図32】本発明に従う磁気メモリ素子の第6の実施例
の製造工程を示す断面図。
【図33】本発明に従う磁気メモリ素子の第6の実施例
の製造工程を示す断面図。
【符号の説明】
1…第1の磁性層 2…非磁性層 3…第2の磁性層 4…磁気抵抗効果(GMR)膜 5…ワード電流線 6,7,8,9,10,11…磁束制御層

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板の上方に設けられる磁気
    抵抗効果膜とを備え、前記磁気抵抗効果膜が、非磁性層
    によって分離された第1及び第2の磁性層を含み、前記
    第1の磁性層に磁界を印加して前記第1の磁性層の磁化
    方向を設定することにより情報を書き込み記録する磁気
    メモリ素子であって、 前記印加磁界の磁束を前記第1の磁性層に集中させるた
    めの強磁性体からなる磁束制御層が設けられている磁気
    メモリ素子。
  2. 【請求項2】 前記第1の磁性層に印加する磁界を発生
    するためのワード電流線が、前記第1の磁性層の近傍を
    通り前記第1の磁性層の膜面方向に沿いかつ磁化方向に
    対しほぼ垂直に延びるように設けられている請求項1に
    記載の磁気メモリ素子。
  3. 【請求項3】 前記磁束制御層が、前記ワード電流線を
    対称中心として前記第1の磁性層に対し実質的に対称な
    位置に設けられている請求項2に記載の磁気メモリ素
    子。
  4. 【請求項4】 前記第1の磁性層が前記第2の磁性層の
    上方に位置し、前記ワード電流線が前記第1の磁性層の
    上方に設けられており、前記ワード電流線の上方に前記
    磁束制御層が設けられている請求項2または3に記載の
    磁気メモリ素子。
  5. 【請求項5】 前記磁束制御層が前記ワード電流線の側
    方に設けられている請求項2〜4のいずれか1項に記載
    の磁気メモリ素子。
  6. 【請求項6】 前記磁束制御層が前記第1の磁性層の側
    方に設けられている請求項2〜5のいずれか1項に記載
    の磁気メモリ素子。
  7. 【請求項7】 前記磁束制御層が、前記ワード電流線の
    周りを囲み、前記磁束制御層の両端部が前記第1の磁性
    層の側方に達するように設けられている請求項2〜4の
    いずれか1項に記載の磁気メモリ素子。
  8. 【請求項8】 前記第1の磁性層の側方に設けられる前
    記磁束制御層の部分が、前記第1の磁性層と同じ強磁性
    体から形成されている請求項6または7に記載の磁気メ
    モリ素子。
  9. 【請求項9】 前記磁束制御層が前記第1の磁性層と同
    じもしくはそれより大きな透磁率を有する強磁性体から
    形成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の磁
    気メモリ素子。
  10. 【請求項10】 前記磁束制御層が前記第1の磁性層と
    同じ強磁性体から形成されている請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の磁気メモリ素子。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の磁気メモリ素子をマトリックス状に配列した磁気メモ
    リアレイであって、 横方向には各磁気メモリ素子の磁気抵抗効果膜が電気的
    に直列に接続されるように配列されており、縦方向には
    各磁気メモリ素子に対して共通のワード電流線が配置さ
    れるように配列されている磁気メモリアレイ。
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