JP2000086977A - フロアーポリッシュ組成物 - Google Patents

フロアーポリッシュ組成物

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JP2000086977A
JP2000086977A JP10261488A JP26148898A JP2000086977A JP 2000086977 A JP2000086977 A JP 2000086977A JP 10261488 A JP10261488 A JP 10261488A JP 26148898 A JP26148898 A JP 26148898A JP 2000086977 A JP2000086977 A JP 2000086977A
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diglycidyl ether
floor polish
epoxy
aqueous
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Tadashi Gomi
正 五味
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Hiroyuki Shibui
弘幸 渋井
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Yuho Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水性、耐洗剤性及び除去性の優れたフロア
ーポリッシュを提供すること。 【解決手段】 カルボキシル基を有する水性樹脂の中に
エポキシ基を有するエポキシ樹脂を分散するか又は架橋
させた成分を含有するフロアーポリッシュ組成物であっ
て、上記カルボキシル基に対し、0.01〜0.70化学当
量の上記エポキシ基が分散及び又は架橋していることを
特徴とするフロアーポリッシュ組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロアーポリッシ
ュ組成物に関し、更に詳細には貯蔵安定性、耐水性、耐
洗剤性及び除去性等に優れたフロアーポリッシュ組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
オフィスビル及び店舗等の近代化に伴い明るい室内の美
観を引き立てるための美しい床仕上剤としてのフロアー
ポリッシュに対する要求性能は高まりつつある。このよ
うなフロアーポリッシュとしては、一般に合成樹脂を有
効成分とする、合成樹脂エマルション系フロアーポリッ
シュが広く用いられている。このような合成樹脂エマル
ション系フロアーポリッシュは、塗布後放置乾燥するだ
けで床面に光沢が出るものであり、近年においては広く
用いられている。このようなフロアーポリッシュとして
は、例えば、特公昭50−19570号公報、特公昭4
7−14019号公報、特開昭53−39987号公報
及び特開平9−176578号公報等に開示されている
ものが挙げられる。
【0003】このような合成樹脂エマルション系フロア
ーポリッシュに最も必要とされている性能としては、艶
が良く、耐ヒールマーク性、耐洗剤性に優れている強靱
な皮膜を形成することである。しかしながら、上記合成
樹脂エマルション系フロアーポリッシュを塗布した床面
は、時間の経過とともに歩行によるすり傷や汚れがつ
き、美観が損なわれるため、洗剤を使用して表面洗浄が
なされる。しかし、この操作を何回か繰り返していくと
完全に美観を回復することができなくなるため、フロア
ーポリッシュ除去剤を用いて合成樹脂エマルション系フ
ロアーポリッシュを完全に除去して、新たに合成樹脂エ
マルション系フロアーポリッシュを塗布することが一般
に行われている。更に、傘の持ち込みや厨房、洗面所等
の水を使用する現場においては耐水性も要求される。従
って、フロアーポリッシュは、上述した耐水性及び耐洗
剤性等の性能を要求されるとともに、フロアーポリッシ
ュを床から容易に除去することのできる、除去性が要求
される。上記のフロアーポリッシュは、ある程度の耐水
性、耐洗剤性及び除去性を有するものであるが、更に一
層の耐水性、耐洗剤性及び除去性を有するフロアーポリ
ッシュが要求されている。従って、本発明の目的は、耐
水性、耐洗剤性及び除去性の優れたフロアーポリッシュ
組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
した結果、カルボキシル基を有する水性樹脂とエポキシ
基を有するエポキシ樹脂とを、カルボキシル基とエポキ
シ基とが特定の割合になるように分散及び/又は架橋さ
せた成分をフロアーポリッシュ組成物に含有させること
により上記目的を達成し得ることを知見した。本発明
は、上記知見に基づいてなされたもので、カルボキシル
基を有する水性樹脂の中にエポキシ基を有するエポキシ
樹脂を分散するか又は架橋させた成分を含有するフロア
ーポリッシュ組成物であって、上記カルボキシル基に対
し、0.01〜0.70化学当量の上記エポキシ基が分散及
び又は架橋していることを特徴とするフロアーポリッシ
ュ組成物を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフロアーポリッシ
ュ組成物について詳述する。本発明のフロアーポリッシ
ュ組成物は、カルボキシル基を有する水性樹脂とエポキ
シ基を有するエポキシ樹脂とを分散及び/又は架橋した
成分(本明細書において、以下、「架橋成分」ともい
う)を含有するフロアーポリッシュ組成物である。本発
明のフロアーポリッシュ組成物においては、上記カルボ
キシル基を有する水性樹脂とエポキシ基を有するエポキ
シ樹脂とが分散及び/又は架橋した成分を含有する。本
発明において用いられる、カルボキシル基を有する水性
樹脂とは、その分子内にカルボキシル基を有する水性樹
脂をいい、例えば、カルボン酸及び/又はカルボン酸塩
を含む酸価30〜300の水性ポリウレタン系樹脂(例
えば、水性ウレタン樹脂及び水性アクリル−ポリウレタ
ン樹脂)、アクリル系樹脂(例えば、アクリル樹脂エマ
ルション、スチレン−アクリルエマルション及びアクリ
ル−スチレンエマルション等)、アルカリソリュブルレ
ジン、水性ポリオレフィン系樹脂及びアイオノマー水性
樹脂等が挙げられる。上記の樹脂の中でも、特に、水性
ウレタン系樹脂及びアクリル系樹脂が好ましい。上記水
性樹脂の分子量としては特に制限はないが、通常は重量
平均分子量で1000〜1000000程度のものが用
いられる。また、上記水性樹脂としては、酸価が50〜
150の範囲のものが好ましく用いられるが、上記カル
ボキシル基と上記エポキシ基との割合が上記範囲となれ
ばよく、この範囲に限られない。本発明においては、上
記水性樹脂を単独で用いてもよく、2種以上を混合して
用いてもよい。
【0006】また、本発明において用いられるエポキシ
基を有するエポキシ樹脂とは、その分子内にエポキシ基
を含むエポキシ樹脂をいい、例えば、ビスフェノールA
ジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジル
エーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテル、レ
ゾルシノールジグリシジルエーテル、ヘキサヒドロビス
フェノールAジグリシジルエーテル、ネオヘプチルグリ
コールジグリシジルエーテル、フタル酸ジグリシジルエ
ーテル及びダイマー酸ジグリシジルエーテル等の二官能
性樹脂;トリグリシジルイソシアネート、テトラグリシ
ジルジアミノジフェニルメタン、テトラグリシジルメタ
キシレンジアミン及びクレゾールノボラックポリグリシ
ジルエーテル等の多官能性樹脂;テトラブロムビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル及びビスフェノールヘキ
サフロロアセトンジグリシジルエーテル等のハロゲン化
樹脂等が挙げられる。上記樹脂の中でも、特にビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル及びビスフェノールFジ
グリシジルエーテルが好ましい。上記エポキシ樹脂の分
子量としては特に制限はないが、通常は重量平均分子量
で350〜1500程度のものが用いられる。また、上
記エポキシ樹脂としては、エポキシ当量が150〜30
0g/eqの範囲のものが好ましく用いられるが、上記
カルボキシル基と上記エポキシ基との割合が上記範囲と
なればよく、この範囲に限られない。本発明において
は、上記エポキシ樹脂を単独で用いてもよく、2種以上
を混合して用いてもよい。
【0007】本発明のフロアーポリッシュ組成物におい
ては、上記カルボキシル基に対し、0.01〜0.70化学
当量の上記エポキシ基が分散及び/又は架橋している。
上記カルボキシル基に対し、上記エポキシ基が0.01化
学当量未満であると、耐水性、耐洗剤性が得られず、0.
70化学当量を越えると、除去性、貯蔵安定性が得られ
ない。また、上記エポキシ基は、カルボキシル基に対
し、0.05〜0.50化学当量の上記エポキシ基が分散及
び/又は架橋していることが好ましく、カルボキシル基
に対し、0.10〜0.30化学当量の上記エポキシ基が分
散及び/又は架橋していることが更に好ましい。上記カ
ルボキシル基に対し、0.01〜0.70化学当量のエポキ
シ基を分散及び/又は架橋5〜70個のエポキシ基を分
散及び/又は架橋させる方法に特に制限はないが、上記
カルボキシル基と上記エポキシ基との比が、上記範囲に
なるように、カルボキシル基を有する水性樹脂とエポキ
シ基を有するエポキシ樹脂とを攪拌しながら乳化するこ
とにより実施することができる。この方法については、
後述する。
【0008】本発明のフロアーポリッシュ組成物は、上
記カルボキシル基を有する水性樹脂とエポキシ基を有す
るエポキシ樹脂とを分散及び/又は架橋した成分を含有
するものである。フロアーポリッシュ中の上記架橋成分
の配合割合としては特に制限はないが、好ましくは組成
物中2〜32重量%であり、更に好ましくは組成物中3
〜26重量%である。本発明のフロアーポリッシュ組成
物は、上記架橋成分が均一な水溶液となっているのが好
ましい。また、本発明のフロアーポリッシュ組成物は、
通常のフロアーポリッシュ組成物に含有される成分を含
有してもよい。そのような成分としては、水性ウレタン
系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレンワックス、アク
リル系ワックス、アルカリソリュブルレジン、皮膜形成
剤、可塑剤、界面活性剤、消泡剤、殺菌剤、忌避剤及び
帯電防止剤等が挙げられる。
【0009】次に、本発明のフロアーポリッシュ組成物
に含有される架橋成分の製造方法について詳述する。上
記架橋成分は、上記水性樹脂に上記エポキシ樹脂を直接
添加するか、又は乳化することにより製造することがで
きる。上記水性樹脂と上記エポキシ樹脂とを乳化する方
法としては、自己乳化させる方法、及び上記エポキシ樹
脂を乳化剤の存在下に攪拌する方法等が挙げられる。上
記自己乳化させる方法としては、エポキシ樹脂にエチレ
ンオキサイド又はプロピレンオキサイド等を付加させた
自己乳化型エポキシ樹脂を用いる方法が挙げられる。上
記自己乳化型エポキシ樹脂のうち、エチレンオキサイド
を付加させたものが好ましい。また、上記乳化剤として
は、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
硫酸ナトリウム及びポリオキシエチレンアルキル硫酸塩
等のアニオン系界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル及びポリプロピレングリコールエチレンオキ
サイド付加物等のノニオン系界面活性剤;アルキルベン
ジルトリメチルアンモニウム塩及びアルキルジメチルベ
ンジルアンモニウム塩等のカチオン系界面活性剤;アミ
ノ酸型両性界面活性剤及びベタイン型両性界面活性剤等
が挙げられる。上記乳化剤のうち、ノニオン系界面活性
剤が好ましい。上記架橋成分は、カルボキシル基に対し
て0.01〜0.70化学当量のエポキシ基が分散及び/又
は架橋した範囲で製造することができる。上記架橋成分
は、樹脂の合計量が5〜50重量%の濃度になるように
実施するのが好ましい。上記架橋成分は、一般には常温
〜80℃の温度で、5分〜6時間反応させることにより
行う。
【0010】以下、本発明を実施例により更に詳細に説
明する。なお、本発明の範囲は、かかる実施例に限定さ
れないことはいうまでもない。以下の記載において、特
に断らない限り部は重量部を表す。また、以下の製造例
及び実施例において用いた樹脂は以下のものを意味する
ものとする。 (1)アクリルエマルション メタクリル酸10%、メチルメタクリレート60%、ブ
チルアクリレート30%の組成のモノマー混合物をラウ
リル硫酸ナトリウム及びポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル(EO)3 を用いて、通常の乳化重合を行って得
られたアクリルエマルション。 酸価:65.2、有効成分:40% (2)スチレン−アクリルエマルション スチレン20%、メタクリル酸15%、メチルメタクリ
レート35%、ブチルアクリレート30%の組成のモノ
マー混合物をラウリル硫酸ナトリウム及びポリオキシエ
チレンラウリルエーテル(EO)3 を用いて、通常の乳
化重合を行って得られたアクリルエマルション。 酸価:97.8、有効成分:40%
【0011】(3)水性ウレタン樹脂 水性ウレタン樹脂は、以下のようにして製造したもので
ある。ポリプロピレングリコール(分子量1000)4
9g、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート176
g、ジメチロールプロピオン酸70g及びN−メチル−
2ピロリドン196gを還流冷却器、温度計及び攪拌装
置を設けた反応器にとり、80〜100℃に保ちなが
ら、ウレタン化反応を行い、プレポリマーを得た。この
プレポリマーにトリエチルアミンを48g加え、中和し
た後、ヘキサメチレンジアミンを5.0g加え、水性ウ
レタン樹脂を得た。 酸価:98、有効成分:30% (4)アルカリソリュブルレジン 米国アーコケミカル社製 スチレン−マレイン酸共重合
樹脂(商品名:SMA2625A) 酸価:220、 分子量1900のアンモニア溶液、有
効成分:20% (5)ビスフェノールAジグリシジルエーテル 旭電化工業(株)製、アデカレジンEP−4100 固形分:100%、エポキシ当量:180〜200(g
/eq) (6)ビスフェノールAジグリシジルエーテル乳化物 ビスフェノールAジグリシジルエーテルをノニオン系界
面活性剤(ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテ
ル(EO)30)を加えて乳化した。 固形分:60%、エポキシ当量350(g/eq) (7)ビスフェノールFジグリシジルエーテル自己乳化
物 ビスフェノールFジグリシジルエーテルにエチレンオキ
サイドを40モル付加させ、自己乳化物を得た。 固形分:100%、エポキシ当量:215(g/eq)
【0012】製造例1 攪拌機付きの配合槽Aに、上記(1)のアクリルエマル
ション100部を入れ、攪拌を開始した。別の攪拌機付
きの配合槽Bに上記(7)のビスフェノールFジグリシ
ジルエーテル自己乳化物5.01部及び水5.01部を
加え攪拌して乳化させ乳化物を得た。該乳化物を、アク
リルエマルションを攪拌している配合槽Aに少しづつ加
え、10分間攪拌を続け、カルボキシル基を有する水性
樹脂とエポキシ基を有するエポキシ樹脂とを分散及び/
又は架橋させた成分を得た。得られた架橋成分の固形分
は35%であった。製造例2 攪拌機付きの配合槽Aに、上記(2)のスチレン−アク
リルエマルション100部を入れ、攪拌を開始した。別
の攪拌機付きの配合槽Bに上記(6)のビスフェノール
Aジグリシジルエーテル乳化物1.83部及び水5部を
加え攪拌した。上記(5)のビスフェノールAジグリシ
ジルエーテル(0.33部)は水に不溶のため、攪拌中
のスチレン−アクリルエマルション中に少しづつ直接滴
下した。3時間攪拌を続け、沈降物がなくなったことを
確認してから、上記別の配合槽Bで攪拌しているビスフ
ェノールAジグリシジルエーテル乳化物を、配合槽Aに
少しづつ加え、10分間攪拌を続け、カルボキシル基を
有する水性樹脂とエポキシ基を有するエポキシ樹脂とを
分散及び/又は架橋させた成分を得た。得られた架橋成
分の固形分は35%であった。製造例3 (1)のアクリルエマルションを(3)の水性ウレタン
樹脂100部に、(5)のビスフェノールFジグリシジ
ルエーテル乳化物の使用量を0.56部にした以外は、
製造例1と同様に操作を行い、カルボキシル基を有する
水性樹脂とエポキシ基を有するエポキシ樹脂とを分散及
び/又は架橋させた成分を得た。得られた架橋成分の固
形分は20%であった。
【0013】製造例4 (1)のアクリルエマルション100部を、(1)のア
クリルエマルション90部と(4)のアルカリソリュブ
ルレジン10部の混合物に代え、(7)のビスフェノー
ルFジグリシジルエーテル自己乳化物5.01部を、
(6)のビスフェノールAジグリシジルエーテル乳化物
0.87部と(7)のビスフェノールFジグリシジルエ
ーテル自己乳化物1.61部の混合物とした以外は、実
施例1と同様に操作を行い、カルボキシル基を有する水
性樹脂とエポキシ基を有するエポキシ樹脂とを分散及び
/又は架橋させた成分を得た。得られた架橋成分の固形
分は35%であった。製造例5 (7)のビスフェノールFジグリシジルエーテル自己乳
化物を用いない以外は実施例1と同様に操作を行った。製造例6 (1)のアクリルエマルション100部を、(1)のア
クリルエマルション90部と(4)のアルカリソリュブ
ルレジン10部の混合物に代え、(7)のビスフェノー
ルFジグリシジルエーテル自己乳化物の使用量を9.6
2部とした以外は、実施例1と同様に操作を行い、カル
ボキシル基を有する水性樹脂とエポキシ基を有するエポ
キシ樹脂とを分散及び/又は架橋させた成分を得た。得
られた架橋成分の固形分は35%であった。上記製造例
1〜6の樹脂の配合割合及びカルボキシル基に対するエ
ポキシ基の化学当量を表1に示す。
【0014】
【表1】 製造例 1 2 3 4 5 6 用いた樹脂 (1) 100 100 100 100 (2) 100 (3) 100 (4) 10 10 (5) 0.33 (6) 1.83 0.87 (7) 5.01 0.56 1.61 9.62 カルボキシル基に対する エポキシ基 の化学当量 0.50 0.10 0.05 0.20 0 0.09
【0015】実施例1〜5、比較例1及び2 下記表2に示す成分を、表2に示す割合で混合し、フロ
アーポリッシュ組成物を製造した。なお、表2において
用いた以下の成分は、以下のものを意味するものとす
る。 亜鉛アンモニア錯体:以下のようにして得られた炭酸亜
鉛アンモニア溶液を意味する。酸価亜鉛10%、28%
アンモニア水18%、炭酸水素アンモニア18%、水5
4%の割合で配合し、溶解するまで攪拌を続け、炭酸亜
鉛アンモニア溶液を得た。(亜鉛としての有効成分:
8.0337%) アルカリソリュブルレジン:米国ロームアンドハース社
製、プライマルB−644、固形分:42% ポリオレフィンワックス:東邦化学工業(株)製 ハイ
テックE−4B、固形分:40% アクリル系ワックス:日本触媒(株)製 CX−ST−
200、固形分:40% フッ素系界面活性剤:大日本インキ化学工業(株)製
メガファックF−812、有効成分:15% 界面活性剤:ジオクチルスルフォコハク酸ナトリウム塩
【0016】
【表2】 実施例 1 2 3 4 5 樹脂 製造例1 45.71 46.43 製造例2 25.71 製造例3 25.00 35.00 製造例4 77.14 製造例5 製造例6 亜鉛アンモニア 1.51 0.50 錯体 水酸化カルシウム 0.23 アルカリ 2.38 8.93 3.57 2.38 ソリュブルレジン ポリオレフィン 7.50 11.25 5.00 ワックス アクリル系ワックス 7.50 エチルカルビトール 5.33 6.66 4.00 8.00 2.00 トリブトキシ 1.34 3.33 1.00 4.00 エチルフォスフェート フッ素系界面活性剤 0.04 0.04 0.04 0.04 0.04 界面活性剤 0.50 水 36.19 9.61 54.2 3.32 54.58 比較例 1 2 樹脂 製造例1 製造例2 製造例3 製造例4 製造例5 45.71 製造例6 77.14 亜鉛アンモニア 1.51 錯体 アルカリ 2.38 ソリュブルレジン ポリオレフィン 7.50 ワックス アクリル系ワックス 7.50 エチルカルビトール 5.33 8.00 トリブトキシ 1.34 4.00 エチルフォスフェート フッ素系界面活性剤 0.04 0.04 界面活性剤水 36.19 3.32
【0017】得られたフロアーポリッシュ組成物につい
て、下記〔フロアーポリッシュ組成物の評価方法〕に従
って評価を行った。その結果を表3に示す。 〔フロアーポリッシュ組成物の評価方法〕 (1)貯蔵安定性 JIS k 3920の貯蔵安定性試験に準じて試験を
行い、下記評価基準に従って評価を行った。 ○:合格 ×:不良 (2)耐水性 JIS k3920の耐水性試験に準じて試験を行い、
下記評価基準に従って評価を行った。 ○:優秀 ×:不良 (3)耐洗剤性 JIS k3920の耐洗剤性試験に準じて試験を行
い、下記評価基準に従って評価を行った。 (4)除去性JIS k3920の除去性試験に準じて
試験を行い、下記評価基準に従って評価を行った。
【0018】
【表3】
【0019】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明のフロアー
ポリッシュ組成物は、カルボキシル基を有する水性樹脂
とエポキシ樹脂を有するエポキシ樹脂とを分散及び/又
は架橋させた成分を含有するフロアーポリッシュ組成物
であって、上記カルボキシル基に対する0.01〜0.70
化学当量のエポキシ基を分散及び/又は架橋させること
により、耐水性、耐洗剤性及び除去性の優れたものとな
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09G 1/04 C09G 1/04 C09K 3/18 101 C09K 3/18 101 Fターム(参考) 4H020 BA02 4J002 BC07W BG04W BG05W CD02X CD04X CD05X CD10X CD11X CD12X CD13X CD14X CK02W GH00 HA07 4J038 CC021 CC022 CG071 CG072 CG131 CG132 CH031 CH032 CJ031 CJ032 CJ131 CJ132 DB031 DB032 DB061 DB062 DB071 DB072 DB281 DB282 DG131 DG132 DG261 DG262 GA06 MA07 MA10 NA01 NA04 NA26 PB02 PC06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボキシル基を有する水性樹脂の中に
    エポキシ基を有するエポキシ樹脂を分散するか又は架橋
    させた成分を含有するフロアーポリッシュ組成物であっ
    て、上記カルボキシル基に対し、0.01〜0.70化学当
    量の上記エポキシ基が分散及び又は架橋していることを
    特徴とするフロアーポリッシュ組成物。
  2. 【請求項2】 上記水性樹脂が、カルボン酸及び/又は
    カルボン酸塩を含む酸価30〜300の水性ポリウレタ
    ン系樹脂、アクリル系樹脂、アルカリソリュブルレジ
    ン、水性ポリオレフィン系樹脂及びアイオノマー水性樹
    脂からなる群から選択される、請求項1記載のフロアー
    ポリッシュ組成物。
  3. 【請求項3】 上記エポキシ樹脂が、ビスフェノールA
    ジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジル
    エーテル、ビスフェノールSジグリシジルエーテル、レ
    ゾルシノールジグリシジルエーテル、ヘキサヒドロビス
    フェノールAジグリシジルエーテル、ネオペプチルグリ
    コールジグリシジルエーテル、フタル酸ジグリシジルエ
    ーテル、ダイマー酸ジグリシジルエーテル、トリグリシ
    ジルイソシアネート、テトラグリシジルジアミノジフェ
    ニルメタン、テトラグリシジルメタキシレンジアミン、
    クレゾールノボラックポリグリシジルエーテル、テトラ
    ブロムビスフェノールAジグリシジルエーテル及びビス
    フェノールヘキサフロロアセトンジグリシジルエーテル
    からなる群から選択される、請求項1記載のフロアーポ
    リッシュ組成物。
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