JP2000086213A - 窒化アルミニウム系粉末 - Google Patents

窒化アルミニウム系粉末

Info

Publication number
JP2000086213A
JP2000086213A JP10261322A JP26132298A JP2000086213A JP 2000086213 A JP2000086213 A JP 2000086213A JP 10261322 A JP10261322 A JP 10261322A JP 26132298 A JP26132298 A JP 26132298A JP 2000086213 A JP2000086213 A JP 2000086213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
aluminum nitride
grain
peaks
particle size
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10261322A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashio Rai
高潮 頼
Yuji Nagai
裕二 永井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Aluminum KK
Original Assignee
Toyo Aluminum KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Aluminum KK filed Critical Toyo Aluminum KK
Priority to JP10261322A priority Critical patent/JP2000086213A/ja
Publication of JP2000086213A publication Critical patent/JP2000086213A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】特に、充填性に優れた窒化アルミニウム系粉末
を提供する。 【解決手段】レーザー回折法による粒度頻度分布におい
て2つのピークを有し、当該2つのピークに対応する粒
径D1及びD2が2≦D2/D1≦20(但し、D1は
小さい方の粒径を示す。)を満たすことを特徴とする窒
化アルミニウム系粉末。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窒化アルミニウム
系粉末に関する。
【0002】
【従来の技術】窒化アルミニウムは、その高い熱伝導性
と高い電気絶縁性から、半導体の基板材料を中心に各種
材料に幅広く使用されている。
【0003】これらの材料は、工業的には、窒化アルミ
ニウム粉末を焼結することにより製造される。この場
合、窒化アルミニウム焼結体の特性は、原料となる窒化
アルミニウム粉末の特性によって大きく左右される。特
に、粉末の充填性は、最終製品の特性に大きな影響を及
ぼす。窒化アルミニウム粉末から成形材料を製造する場
合、粉末の充填性が高ければ緻密な成形材料を製造でき
るので、焼結体もそれだけ寸法精度等に優れたものを作
製することが可能となる。
【0004】しかしながら、従来の窒化アルミニウム粉
末では、充填性がなお低いために、成形体密度を十分に
高めることができない。このため、焼結時における収縮
が大きくなり、それに伴ってソリ、クラック、変形等の
欠陥が頻繁に発生しやすくなる。
【0005】一方、窒化アルミニウム粉末は、高熱伝導
性樹脂、エラストマー、粘性流体等の熱伝導性を高める
ために、これら材料のフィラーとしても利用されてい
る。ところが、従来の窒化アルミニウム粉末では、その
充填性の低さから、フィラーとして高充填することが困
難であり、その結果として所望の熱放散性能を得ること
ができない。
【0006】さらに、従来の窒化アルミニウム粉末で
は、使用中に水分と反応して変質する結果、当初の充填
性が経時的に低下しやすいという問題もある。加えて、
水分との反応により、変色したり、あるいは窒化アルミ
ニウムの分解に伴うアンモニアを発生し、最終製品であ
る電子部品等の性能に悪影響を与える等の問題もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
における窒化アルミニウム粉末では、特に充填性という
点において改善する余地がある。従って、本発明は、特
に、充填性に優れた窒化アルミニウム系粉末を提供する
ことを主な目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来技術の
問題点に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、特定の粒度分布
を有する窒化アルミニウム系粉末が上記目的を達成でき
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】すなわち、本発明は、レーザー回折法によ
る粒度頻度分布において2つのピークを有し、当該2つ
のピークに対応する粒径D1及びD2が2≦D2/D1
≦20(但し、D1は小さい方の粒径を示す。)を満た
すことを特徴とする窒化アルミニウム系粉末に係るもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の窒化アルミニウム系粉末
は、レーザー回折法による粒度頻度分布(以下「粒度分
布」ともいう)において2つのピークを有し、当該2つ
のピークに対応する粒径D1及びD2が2≦D2/D1
≦20(但し、D1は小さい方の粒径を示す。)、より
好ましくは2≦D2/D1≦15を満たす。
【0011】本発明の窒化アルミニウム系粉末は、レー
ザー回折法による粒度頻度分布において2つのピークを
有していれば良いが、3つ以上のピークを有する場合で
あっても、そのうちの任意の2つのピークが上記D2/
D1値を満たしている限りは3つ以上のピークを有する
粉末も本発明に包含される。
【0012】上記D2/D1値に関し、D2/D1値が
2未満である場合には、粒度分布が狭くなり、充填性、
流動性(例えば、コンパウンドに配合したときの流動
性)等に優れた粉末が得られにくくなる。また、D2/
D1値が20を超える場合には、製造コスト、生産効率
等の点で不利となることがある。
【0013】本発明の窒化アルミニウム系粉末における
平均粒径は、上記D2/D1値を満たす限り特に制限さ
れず、最終製品の用途等に応じて適宜設定すれば良い
が、通常は1〜150μm程度、好ましくは1〜100
μmとすれば良い。
【0014】本発明の窒化アルミニウム系粉末は、本発
明の効果を妨げない範囲内で窒化アルミニウム以外の成
分が含まれていても良い。例えば、後記に示す保護層の
構成成分としてのケイ素、リン、酸素等が含まれる場合
も本発明に包含される。
【0015】本発明の窒化アルミニウム系粉末の製造方
法は、上記D2/D1値を満たす限りはいずれの方法に
よって実施しても良い。例えば、窒化アルミニウム粉末
原料の1種又は2種以上を混合する方法、上記D2/D
1値を満たすように混合粉砕して粒度調整する方法等の
いずれか又はこれらの方法を組み合わせても良い。
【0016】具体的には、粒径の異なる2種の窒化アル
ミニウム粉末原料を公知の粉砕装置(ボールミル、振動
ミル、アトライター等)に投入し、所望の粒度分布にな
るまで湿式又は乾式で混合粉砕することにより実施する
こともできる。この場合、粒径の異なる2種の窒化アル
ミニウム粉末原料の混合比率は、これらの粒径、用途等
応じて適宜設定すれば良いが、通常は重量比で1:9〜
9:1程度、好ましくは1:3〜3:1とすれば良い。
湿式で混合粉砕する場合も、イソプロピルアルコール等
の公知の有機溶媒を用いれば良い。
【0017】上記の窒化アルミニウム粉末原料として
は、公知のもの又は市販品をそのまま使用できる。ま
た、いずれの製法によって得られたものであっても良
く、例えば直接窒化法、還元窒化法等の公知の窒化アル
ミニウム合成法により調製されたものも窒化アルミニウ
ム粉末原料として使用できる。
【0018】また、本発明では、窒化アルミニウム系粉
末の粒子表面の一部又は全部に酸素とリン及び/又はケ
イ素とを含む保護層が形成されていても良い。すなわ
ち、リンと酸素とを含む保護層(P−O層)、ケイ素と
酸素とを含む保護層(Si−O層)、リンとケイ素と酸
素とを含む保護層(P−Si−O層)等の少なくとも1
種が形成されていても良い。これらは、1層又は2層以
上が積層されていても良い。
【0019】例えば、リンと酸素とを含む保護層(P−
O層)は、リン酸根(PO4)の形態で存在する場合に
は、一般に粒子表面には耐水性のアルミニウムリン酸塩
を形成し、これが耐水性(耐湿性)の向上に寄与する。
また例えば、ケイ素と酸素とを含む保護層(Si−O
層)は、酸素を媒介して粒子表面のAl−Oに結合して
窒化アルミニウムと水との反応を防ぐことができる。
【0020】これらの保護層は、本発明の窒化アルミニ
ウム系粉末の製造前及び/又は製造後に形成することが
できるが、特に製造後に保護膜を形成することが望まし
い。保護層の形成は、公知の方法に従えば良く、例えば
上記の窒化アルミニウム粉末原料をリン化合物及び/又
はケイ素化合物を含む液体(又は溶液)に接触させるこ
とにより実施することができる。
【0021】具体的には、リン酸化合物(オルトリン
酸、ポリリン酸、ピロリン酸等又はこれらの塩等)、ケ
イ素のアルコキシド(テトラエトキシシラン、テトラメ
トキシシラン等)を含む溶液中に窒化アルミニウム粉末
原料を浸漬したり、あるいはこれらの溶液を窒化アルミ
ニウム粉末原料に噴霧した後、必要に応じて脱溶媒、乾
燥(約100〜300℃程度)、熱処理(約300〜1
200℃程度)等を施すことにより保護層を形成するこ
とができる。この場合、上記溶液の濃度は、特に制限さ
れないが、通常は5〜300g/リットル程度とすれば
良い。また、保護層の形成量は、所望の耐湿性を付与で
きる限りは特に制限されないが、通常は窒化アルミニウ
ム100重量部に対して0.1〜10重量部程度とすれ
ば良い。
【0022】本発明の窒化アルミニウム系粉末は、その
まま焼結用に使用できることはもとより、樹脂、ゴム、
エラストマーその他の有機材料・無機材料(マトリック
ス材)への充填用(フィラー)としても有用である。有
機材料としては、公知のものであれば特に制限されず、
例えばフェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、キ
シレン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、エポキシ樹脂、
熱硬化性ポリブタジエン、フラン樹脂、ウレタン樹脂、
アルキルベンゼン樹脂、グアナミン樹脂、不飽和ポリエ
ステル樹脂、飽和アルキド樹脂(グリプタル樹脂、不飽
和アルコール変性フタル酸樹脂、イソフタル酸系樹脂、
テレフタル酸系樹脂、脂肪族ポリエステル樹脂、ポリカ
ーボネート樹脂)等に適用できる。無機材料としては、
非酸化物系セラミックス、酸化物系セラミックス、セメ
ント、ガラス、金属等に配合することができる。なお、
充填用として用いる場合の添加量は、マトリックス材の
種類、最終製品の用途等に応じて適宜設定すれば良い。
【0023】
【発明の効果】本発明の窒化アルミニウム系粉末によれ
ば、特定の粒度分布からなる粒子により構成されている
ので、優れた充填性、流動性等を発揮することができ
る。そのため、例えば、焼結用として用いる場合には、
優れた寸法精度を発揮できることから、精密な寸法制御
が要求される半導体の基板材料等として特に有効であ
る。また、例えば、充填用として用いる場合は、樹脂等
のマトリックス材に対して高充填することが可能であ
り、窒化アルミニウムのもつ優れた熱伝導性等を有効に
兼ね備えた複合材料を製造することができる。
【0024】また、保護層を形成した場合には、より優
れた耐湿性を発揮することができる結果、長期にわたっ
て優れた充填性、流動性、さらには熱伝導性、電気絶縁
性等を維持し続けることが可能である。
【0025】
【実施例】以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特
徴をより具体的に説明する。なお、各物性は、それぞれ
以下の方法により測定した。
【0026】(1)粒度分布 マイクロトラック粒度分布測定装置(「HRA9320
−X100」日機装(株)製)により、水を分散媒とし
て測定した。なお、本発明の粒度分布はすベて重量基準
である。
【0027】(2)粘度 25℃における粘度をE型粘度計で測定した。
【0028】(3)密度 アルキメデス法により測定した。
【0029】(4)熱伝導率 レーザ・フラッシュ法(熱定数測定装置「LFTCM−
FA8510B」理学電機社製)により測定した。
【0030】実施例1 平均粒径2μmの窒化アルミニウム粉末と平均粒径6μ
mの窒化アルミニウム粉末とを1:1(重量比)で混合
し、振動ミルで30分間かけて粉砕することにより、2
つのピークを有する粉末を得た。得られた粉末の粒度分
布を図1に示す。また、得られた粉末の平均粒径と上記
ピークにおける粒径D1及びD2の値を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】次いで、上記粉末に焼結助剤としてY23
を5重量%添加し、この混合粉末に有機溶媒(イソプロ
ピルアルコール)を混合粉末2:有機溶媒1(重量比)
の割合で配合して12時間湿式混合した後、70℃で4
時間乾燥することにより混合粉末を得た。この混合粉末
を用いて成形圧98MPaにてCIP成形した後、得ら
れた成形体(φ20mm×5mm)を窒素雰囲気下18
50℃で3時間常圧焼結を行った。上記成形体の密度、
収縮率及び焼結体の密度も併せて表1に示す。
【0033】比較例1 平均粒径6μmの窒化アルミニウム粉末を振動ミルで1
80分間かけて粉砕した。得られた粉末の粒度分布を図
2に示す。また、表1には、得られた粉末の平均粒径を
示す。
【0034】次に、上記粉末を用いて、実施例1と同様
にして焼結体を作製した。成形体密度、収縮率及び焼結
体密度を表1に示す。
【0035】実施例2 (1)平均粒径2μmの窒化アルミニウム粉末と平均粒
径10μmの窒化アルミニウム粉末とを1:1(重量
比)の割合で混合し、振動ミルで40分間粉砕し、2つ
のピークを有する粉末を得た。得られた粉末の粒度分布
を図3に示す。また、表2には、得られた粉末の平均粒
径と上記ピークにおける粒径D1及びD2の値を示す。
【0036】
【表2】
【0037】(2)上記粉末60重量部にエポキシ樹脂
(「エピコート(グレード:819)」油化シェルエポ
キシ社製、粘度4ポイズ(25℃))40重量部を混合
して樹脂コンパウンドを作製した。この樹脂コンパウン
ドの粘度(25℃)をE型粘度計で測定した。その結果
を表2に示す。
【0038】(3)上記粉末80重量部にシリコーンゲ
ル(「TSE3033(A)」東芝シリコーン社製)1
0重量部及びシリコーンゲル(「TSE3033
(B)」東芝シリコーン社製)10重量部を添加混合
し、脱泡し、成形した後、150℃で30分かけて硬化
させ、ゴムコンパウンド成形体を得た。このゴムコンパ
ウンド成形体の密度及び熱伝導率を表2に示す。
【0039】なお、上記粉末を配合しない以外は上記と
同様にして作製したゴムコンパウンド成形体の密度及び
熱伝導率はそれぞれ0.96g/cm3及び0.16W
/mKであった。
【0040】実施例3 (1)平均粒径10μmの窒化アルミニウム粉末と平均
粒径25μmの窒化アルミニウム粉末とを1:1(重量
比)で混合し、振動ミルで30分間かけて粉砕し、2つ
のピークを有する粉末を得た。得られた粉末の粒度分布
を図4に示す。また、表2には、得られた粉末の平均粒
径と上記ピークにおける粒径D1及びD2の値を示す。
【0041】(2)上記粉末を用いて、実施例2と同様
にして樹脂コンパウンドを作製した。この樹脂コンパウ
ンドの粘度(25℃)をE型粘度計で測定した。その結
果を表2に示す。
【0042】(3)上記粉末を用いて、実施例2と同様
にしてゴムコンパウンド成形体を作製した。得られた成
形体の密度及び熱伝導率を表2に示す。
【0043】実施例4 (1)平均粒径25μmの窒化アルミニウム粉末と平均
粒径250μmの窒化アルミニウム粉末とを1:1(重
量比)で混合し、ユニバーサルミルで粉砕し、2つのピ
ークを有する粉末を得た。得られた粉末の粒度分布を図
5に示す。また、表2には、得られた粉末の平均粒径と
上記ピークにおける粒径D1及びD2の値を示す。
【0044】(2)上記粉末を用いて、実施例2と同様
にして樹脂コンパウンドを作製した。この樹脂コンパウ
ンドの粘度(25℃)をE型粘度計で測定した。その結
果を表2に示す。
【0045】(3)上記粉末を用いて、実施例2と同様
にしてゴムコンパウンド成形体を作製した。得られた成
形体の密度及び熱伝導率を表2に示す。
【0046】比較例2 (1)平均粒径6μmの窒化アルミニウム粉末を振動ミ
ルで30分間かけて粉砕した。得られた粉末の粒度分布
を図6に示す。また、表2には、得られた粉末の平均粒
径を示す。
【0047】(2)上記粉末を用いて、実施例2と同様
にして樹脂コンパウンドを作製した。この樹脂コンパウ
ンドの粘度(25℃)をE型粘度計で測定した。その結
果を表2に示す。
【0048】(3)上記粉末を用いて、実施例2と同様
にしてゴムコンパウンド成形体を作製した。得られた成
形体の密度及び熱伝導率を表2に示す。
【0049】実施例5〜7 容量250mlの容器にイソプロピルアルコール30g
及び実施例2で作製した窒化アルミニウム粉末50gを
加え、さらに表3に示す量のテトラエトキシシラン(S
i(OC254)(TEOS)及び/又はオルトリン
酸(H3PO4)をそれぞれ配合した。上記容器を70℃
のオイルバスで1時間回転させた。また、テトラエトキ
シシランを添加した実施例6及び7においては、さらに
純水5gを添加して30分間混合した。次いで、脱溶媒
後の粉末を110℃で2時間乾燥させた後、さらに60
0℃で2時間熱処理を行った。
【0050】得られた各粉末について耐湿性テストを行
った。このテスト方法は、各粉末を温度60℃・湿度9
5%RHに保った恒温恒湿器に24時間保持した後、1
10℃で2時間乾燥し、乾燥後の粉末重量を測定し、耐
湿性テスト前の粉末重量との比較によりその重量増加を
求めた。その結果を表3に示す。なお、実施例2で作製
された窒化アルミニウム系粉末について同様の耐湿性テ
ストを行った結果も表3に参考例として示す。
【0051】
【表3】
【0052】以上の結果より、本発明の窒化アルミニウ
ム系粉末は、優れた充填性・流動性を発揮することがわ
かる。また、粉末の粒子表面に保護層を形成した場合に
は、より優れた耐湿性を発揮できることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた窒化アルミニウム系粉末の
粒度分布を示す図である。
【図2】比較例1で得られた窒化アルミニウム系粉末の
粒度分布を示す図である。
【図3】実施例2で得られた窒化アルミニウム系粉末の
粒度分布を示す図である。
【図4】実施例3で得られた窒化アルミニウム系粉末の
粒度分布を示す図である。
【図5】実施例4で得られた窒化アルミニウム系粉末の
粒度分布を示す図である。
【図6】比較例2で得られた窒化アルミニウム系粉末の
粒度分布を示す図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザー回折法による粒度頻度分布におい
    て2つのピークを有し、当該2つのピークに対応する粒
    径D1及びD2が2≦D2/D1≦20(但し、D1は
    小さい方の粒径を示す。)を満たすことを特徴とする窒
    化アルミニウム系粉末。
  2. 【請求項2】平均粒径が1〜150μmである請求項1
    記載の窒化アルミニウム系粉末。
  3. 【請求項3】窒化アルミニウム系粉末の粒子表面の一部
    又は全部が酸素とリン及び/又はケイ素とを含む保護層
    で被覆されている請求項1又は2に記載の窒化アルミニ
    ウム系粉末。
JP10261322A 1998-09-16 1998-09-16 窒化アルミニウム系粉末 Pending JP2000086213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10261322A JP2000086213A (ja) 1998-09-16 1998-09-16 窒化アルミニウム系粉末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10261322A JP2000086213A (ja) 1998-09-16 1998-09-16 窒化アルミニウム系粉末

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000086213A true JP2000086213A (ja) 2000-03-28

Family

ID=17360208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10261322A Pending JP2000086213A (ja) 1998-09-16 1998-09-16 窒化アルミニウム系粉末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000086213A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005092789A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 窒化アルミニウム粉末及び窒化アルミニウム焼結体
JP2006036615A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Denki Kagaku Kogyo Kk セラミックシートの製造方法、それを用いたセラミック基板及びその用途
JP2010254542A (ja) * 2009-03-31 2010-11-11 Tokuyama Corp 窒化アルミニウム焼結体およびその製造方法
WO2018074247A1 (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 信越化学工業株式会社 熱伝導性シリコーン組成物
WO2024048663A1 (ja) * 2022-08-31 2024-03-07 株式会社トクヤマ 窒化アルミニウム粉末及び樹脂組成物

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005092789A1 (ja) * 2004-03-29 2005-10-06 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha 窒化アルミニウム粉末及び窒化アルミニウム焼結体
JPWO2005092789A1 (ja) * 2004-03-29 2008-02-14 電気化学工業株式会社 窒化アルミニウム粉末及び窒化アルミニウム焼結体
US7553469B2 (en) 2004-03-29 2009-06-30 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Aluminum nitride powder and aluminum nitride sintered compact
US7737065B2 (en) 2004-03-29 2010-06-15 Denki Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Process for producing aluminum nitride sintered compacts
JP2006036615A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Denki Kagaku Kogyo Kk セラミックシートの製造方法、それを用いたセラミック基板及びその用途
JP4520243B2 (ja) * 2004-07-30 2010-08-04 電気化学工業株式会社 セラミックシートの製造方法、それを用いたセラミック基板及びその用途
JP2010254542A (ja) * 2009-03-31 2010-11-11 Tokuyama Corp 窒化アルミニウム焼結体およびその製造方法
WO2018074247A1 (ja) * 2016-10-18 2018-04-26 信越化学工業株式会社 熱伝導性シリコーン組成物
JPWO2018074247A1 (ja) * 2016-10-18 2019-01-17 信越化学工業株式会社 熱伝導性シリコーン組成物
US11248154B2 (en) 2016-10-18 2022-02-15 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Thermoconductive silicone composition
WO2024048663A1 (ja) * 2022-08-31 2024-03-07 株式会社トクヤマ 窒化アルミニウム粉末及び樹脂組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ohashi et al. Spherical aluminum nitride fillers for heat‐conducting plastic packages
KR20190017539A (ko) 구형의 질화알루미늄 분말을 제조하기 위한 방법
JP2022522311A (ja) 超純度・低放射性類球形β窒化ケイ素粉体、その製造方法と用途
JP2006290667A (ja) 窒化アルミニウム系粉末及びその製造方法ならびにそれを含む熱伝導性材料
JP3714502B2 (ja) 高熱伝導性樹脂組成物
JPS644540B2 (ja)
JPH10237311A (ja) アルミナ充填樹脂またはゴム組成物
JP2000086213A (ja) 窒化アルミニウム系粉末
CN100477016C (zh) 高导热绝缘硅脂及其制造方法
JPH11269302A (ja) 樹脂製品の熱伝導性向上用充填剤及びその製造方法
CN112912447A (zh) 氧化镁及其制备方法、高导热性氧化镁组合物及利用其的氧化镁陶瓷
KR20200081969A (ko) 질화알루미늄 소결용 조성물 및 질화알루미늄 소결체
JP3458196B2 (ja) 高熱伝導性樹脂組成物
KR101432476B1 (ko) 고열전도성 질화알루미늄-폴리머 복합소재의 제조방법
JP7142464B2 (ja) 窒化アルミニウム系粉末及びそれを含む高熱伝導材料
JP3936990B2 (ja) 高熱伝導性窒化アルミニウムとその製造方法およびこれを用いた樹脂複合物
JPH06305723A (ja) シリカ質複合粒子及びその用途
JPH0515668B2 (ja)
JP2789088B2 (ja) 粒子状無機質複合体の製造方法
KR20190108994A (ko) 세라믹 나노융복합 방열필름 제조방법
JP6854980B1 (ja) 放熱部材およびヒートシンク
JP2649054B2 (ja) 粒子状無機質複合体及びその製造方法
JPH0897335A (ja) 半導体封止用樹脂組成物およびそれを用いた半導体パッケージ
KR101442646B1 (ko) 질화알루미늄 분말의 제조방법
WO2022224368A1 (ja) 放熱部材およびヒートシンク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071024

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080312