JP2000086056A - シート後処理装置 - Google Patents

シート後処理装置

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JP2000086056A
JP2000086056A JP10274875A JP27487598A JP2000086056A JP 2000086056 A JP2000086056 A JP 2000086056A JP 10274875 A JP10274875 A JP 10274875A JP 27487598 A JP27487598 A JP 27487598A JP 2000086056 A JP2000086056 A JP 2000086056A
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優 辻
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高弘 福永
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    • G03G2215/00362Apparatus for electrophotographic processes relating to the copy medium handling
    • G03G2215/00789Adding properties or qualities to the copy medium
    • G03G2215/00822Binder, e.g. glueing device
    • G03G2215/00827Stapler

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートサイズに関係なく設置面積を最小限に
抑えることができ、シートの特性に関係なく後処理トレ
イに排出されるシートを正確にスタックし、確実に整合
されたシート束に対して所定の後処理を施すことのでき
るシート後処理装置を提供すること。 【解決手段】 後処理トレイ25と、ステープラ33等
の後処理手段と、後処理されたシートが排出されるオフ
セットトレイ13からなるシート後処理装置1におい
て、後処理トレイを立設させ、シートを後処理トレイ2
5下部から導入する或いは後処理が施された後にオフセ
ットトレイ13へ排出するための第3排紙ローラ24、
第4排出ローラ36を配置し、後処理トレイ25に対峙
し、スタックされるシートを略直立状態にて整合させ、
後処理トレイ25にシートが導入される際にシートの特
定部分を押圧するためのシート案内ガイド26、プッシ
ャ機構31、パドラ29を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピー、ファック
ス及びプリンタの機能を有する画像形成装置に備えら
れ、上記画像形成装置から搬入されたシート状の記録媒
体に対して、ステープル処理等の後処理を施して排出
し、特に内部に収容されるシートの整合性を高めること
のできるシート後処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の複写機に代表される画像形成装置
(以後、画像形成装置が複写機であるものとして説明を
行う)においては、画像形成作業の自動化や、画像形成
後のシート状の記録媒体(以後シートの表記で統一す
る)に対するステープル作業、或いはパンチング作業等
の後処理作業の自動化を実現するため、自動原稿送り装
置や、シート後処理装置と組み合わせて使用されるよう
になっている。
【0003】上記シート後処理装置は、原稿画像が複写
されて複写機から排出されてくるシートに対し、所定枚
数のシートによって構成される一部のシート毎にステー
プル、或いはパンチング等の後処理を行うものである。
【0004】そしてこれらのシート後処理装置について
の従来技術として、例えば、特開平9−110267号
公報、特開平9−118468号公報が挙げられる。ま
ず、特開平9−110267号公報には、高速画像形成
に対処でき、反転搬送を不要にし、機構の簡略化を図る
と共に、送られてくる画像データ順に画像形成を行って
も、頁順を狂わすことなく排出処理できることを目的と
して、排出シートをそのままの姿勢で第1排出トレイ上
に順次積載して排出させるための直進搬送路と、直進搬
送路の途中で分岐され画像形成面を第1排出トレイ上と
は逆にしてシートを受ける第2排出トレイへと順次積載
して排出させるための反転搬送路とを備え、反転搬送路
に、第2排出トレイへ反転させて排出させるためにシー
ト背面から外力を付与する反転付勢手段を備えたシート
排出処理装置が開示されている。
【0005】また、特開平9−118468号公報にお
いては、最終頁又は先頭頁より順に画像形成されたシー
トが送られてきても、シート収容部での整合順序を切り
換えてシートの頁順を揃えた状態で後処理することを目
的として、シート収容部へと最終頁又は先頭頁順に送ら
れてくるシートに対して、最終頁順であれば第1の順序
で整合し、先頭順であれば第2の順序で整合するシート
整合手段と、シート収容部に整合されたシート束に対し
て後処理を施す後処理装置を備えたシート後処理装置が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複写機から
排出されるシートをシート後処理装置内の後処理トレイ
に一旦スタックし、後処理としてのステープル処理を行
った後、シート後処理装置外の排出トレイに排出するシ
ート後処理装置においては、全ての作業が自動化される
といったメリットがあるものの、装置自身が大型になっ
てしまうことから、複写処理システムとして考えた場
合、そのシステム全体が大きくなって設置場所などに制
限が出てくるという問題点があった。
【0007】これは、複写機から排出されるシートには
様々なサイズのシートがあって、中でも最も大きなサイ
ズのシートが収容できる後処理トレイを準備しておかな
ければならず、この最大サイズのシートに対応できる後
処理トレイを斜めに配置するだけでは装置内部の構造自
身が大型になり問題となっている。
【0008】そこで、上述した特開平9−110267
号公報、特開平9−118468号公報においては、シ
ート後処理装置の設置面積を削減することを目的とし
て、後処理トレイを立設(縦方向に設置)することが提
案されている。
【0009】しかしながら、上述のこれら公報に記載の
技術内容によれば、第1搬送ローラを介してシート整合
装置へと導かれたシートは、自重により案内片を介して
落下させられ、シート整合案内部材は、収容部に収容さ
せる方向を切り換え、またシート後端を押圧し、規制切
換爪によりシート先端を揃える構造となっていることか
ら、シートの用紙サイズによって、上記整合案内部材と
シートサイズ、シート先端との適切な位置関係を変更す
る必要が生じ、機構が複雑化したり、コスト上昇を招来
するばかりでなく、特に画像形成装置が各種出力モード
を備えた複合機の場合では、各種シートサイズで出力さ
れる場合が多く、上記変更に時間を要し、速度的な問題
が発生する可能性もある。さらにシートの自重で落下さ
せることから、シートのサイズや材質、湿度、結露等に
よって、期待通りにスタックできない場合も予想され
る。
【0010】従って、これら従来技術においても、シー
トサイズに関係なくシート後処理装置が占める設置面積
を少なくすることや、シートの特性に関係なく後処理ト
レイに排出されるシートを正確にスタックしたり、確実
に整合されたシート束に対して所定の後処理を施す点に
ついて改善の余地が多分にあった。
【0011】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、シートサイズに関係
なくシート後処理装置が占める設置面積を最小限に抑え
ることのできる装置を提供することにある。さらに本発
明は、シートの特性に関係なく後処理トレイに排出され
るシートを正確にスタックすると共に、確実に整合され
たシート束に対して所定の後処理を施すことのできる装
置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のシ
ート後処理装置は、排出されるシートをスタックするた
めの後処理トレイと、スタックされたシートに後処理を
施す後処理部と、後処理されたシートが排出される排出
トレイからなるシート後処理装置において、上記後処理
トレイは立設され、シートを該後処理トレイ下部から導
入或いは後処理が施された後に上記排出トレイへ排出す
るための搬送部材を有し、上記後処理トレイに対峙して
設けられ、略直立状態にスタックされたシートを略直立
状態にて整合させると共に、上記後処理トレイにシート
が導入される際にシートの特定部分を押圧するためのシ
ート案内部材を備えたことを特徴とするシート後処理装
置である。
【0013】上記構成によれば、立設して配置された後
処理トレイに対して対峙して設けられたシート案内部材
が、画像形成装置から排出されるシートを立設した後処
理トレイに転倒させることなく確実に導くと共に、後処
理トレイ上において他のシートと整合されるように、排
出されたシートの特定部分に対して押圧作用を行う。
【0014】これにより画像形成装置から排出されるシ
ートを停滞させることなく後処理トレイ内に受け入れ、
シート束として整合させて確実にステープルなどの後処
理を施すことが可能となる。
【0015】請求項2に係る発明のシート後処理装置
は、上記シート案内部材が、上記後処理トレイに対して
該後処理トレイ上部を支点として上記後処理トレイ下部
が該後処理トレイに向かって回動すると共に、上記後処
理トレイに対してシートが導入されるときには該後処理
トレイの上方に向かって案内する一方、該後処理トレイ
に対してシートが排出されるときには後処理トレイ面側
に向かって押圧することを特徴とする請求項1に記載の
シート後処理装置である。
【0016】上記発明によれば、立設して配置された後
処理トレイに対して対峙して設けられたシート案内部材
が、画像形成装置から排出されるシートを後処理トレイ
の上方に向かって転倒させることなく確実に導くと共
に、そして後処理トレイ上において他のシートと整合さ
れるように、排出されたシートの後端部分に対して押圧
作用を行う。
【0017】これにより画像形成装置から排出されるシ
ートを停滞させることなく後処理トレイ内に受け入れ、
シート束として複数枚のシートを整合させて確実にステ
ープルなどの後処理を施すことが可能となる。
【0018】請求項3に係る発明は、上記シート案内部
材が、上記後処理トレイに対してシートが導入されると
きにはシートを上記後処理トレイの上方に向かって案内
する一方、上記後処理トレイに対してシートが排出され
るときにはシートを該後処理トレイ面側に向かって下方
から上方に向かって徐々に押圧することを特徴とする請
求項1に記載のシート後処理装置である。
【0019】上記発明によれば、立設して配置された後
処理トレイに対して対峙して設けられたシート案内部材
が、画像形成装置から排出されるシートを後処理トレイ
の上方に向かって転倒させることなく確実に導くと共
に、そして後処理トレイ上において他のシートと整合さ
れるように、排出されたシートの後端部分から徐々に上
方に向かって押圧作用を行うようになる。
【0020】これにより画像形成装置から排出されるシ
ートを停滞させることなく後処理トレイ内に受け入れ、
シート束として複数枚のシートを整合させて確実にステ
ープルなどの後処理を施すことが可能となる。
【0021】請求項4に係る発明のシート後処理装置
は、上記シート案内部材が、シートの上記後処理トレイ
面側に対する押圧動作に共動するパドラ機構を備えるこ
とを特徴とする請求項2又は3に記載のシート後処理装
置である。
【0022】上記発明によれば、立設して配置された後
処理トレイに対して対峙して設けられたシート案内部材
が、画像形成装置から排出されるシートを後処理トレイ
の上方に向かって転倒させることなく確実に導くと共
に、排出された以降は、シートの後端(下端)を基準面
に向かって確実に整合させる作用を行う。
【0023】これにより画像形成装置から排出されるシ
ートを停滞させることなく後処理トレイ内に受け入れ、
シート束として確実に整合させてステープルなどの後処
理を施すことが可能となる。
【0024】また上記パドラ機構を、後処理トレイにス
タックされるシートの幅方向に渡って少なくとも2つ設
け、シートに作用するタイミングがそれぞれ異なってい
るように構成することも可能であり、立設して配置され
た後処理トレイに対して対峙して設けられたシート案内
部材が、画像形成装置から排出されるシートを立設した
後処理トレイの上方に向かって転倒させることなく確実
に導くと共に、排出された以降は、シートの後端(下
端)を基準面に向かって確実に整合させることが可能で
ある。
【0025】またこの場合、排出されたシートを複数の
パドラ機構により後処理トレイ面、さらには整合基準面
側に向かって整合させる場合に、各パドラ機構がシート
に対して異なるタイミングで作用するように設定してい
るので、シート面を後処理トレイ面に対して一気に押圧
させるのではなく、シートの片側から徐々に押圧するこ
とにより、短時間で複数のシートを確実に整合させるこ
とが可能となる。
【0026】請求項5に係る発明のシート後処理装置
は、上記シート案内部材が、上記パドラ機構の回転部に
押圧され、上記後処理トレイ面側に向かって回動するこ
とを特徴とする請求項4に記載のシート後処理装置であ
る。
【0027】上記発明によれば、パドラ機構の回転部が
上記シート案内部材に作用して、パドラ機構の回転に同
期して後処理トレイに排出されたシートを後処理トレイ
面側、及び整合基準面側に押圧する作用を行うことがで
きる。
【0028】従って、後処理トレイに排出されたシート
を整合させるにあたり、シートを後処理トレイ面に向か
って押圧するのに同期してシートの後端(下端)を基準
面に向かって整合させることが可能となる。よって、画
像形成装置から排出されるシートを停滞させることなく
後処理トレイ内に受け入れ、シート束として確実に整合
させてステープルなどの後処理を施すことが可能とな
る。
【0029】請求項6に係る発明のシート後処理装置
は、上記パドラ機構が、上記後処理トレイにスタックさ
れるシートの特性に応じて回転作用数が切り換え可能な
回転数切換制御手段を有することを特徴とする請求項4
又は5に記載シート後処理装置である。
【0030】上記発明によれば、シートの特性に応じて
パドラ機構がシートに対して作用する回数が切り換えら
れる。これにより後処理トレイに対して排出されたシー
トの特性に左右されることなく、後処理トレイ面に向か
って押圧する一方で、シートの後端(下端)を基準面に
向かって確実に整合させることが可能となり、画像形成
装置から排出されるシートを停滞させることなく後処理
トレイ内に受け入れ、シート束として確実に整合させて
ステープルなどの後処理を施すことが可能となる。
【0031】また上記シートの特性を、後処理トレイに
スタックされるシートの長さ(高さ)情報とすることも
可能であり、この場合、シートの長さに応じてパドラ機
構がシートに対して作用する回数が切り換えられること
となる。請求項7に係る発明のシート後処理装置は、上
記後処理トレイが、該後処理トレイ下部から排出される
シートの下方端部側を支持して整合する第1後処理トレ
イ部と、該後処理トレイ内に排出されたシート全体を保
持する第2後処理トレイ部とから構成され、前記第1後
処理トレイ部は、上記パドラ機構の回動と共に上記後処
理部に向かって該後処理トレイ内に整合されたシートを
導くことを特徴とする請求項4に記載のシート後処理装
置である。
【0032】上記発明によれば、上記後処理トレイが、
該後処理トレイ下部から排出されるシートの下方端部側
を支持して整合する第1後処理トレイ部と、該後処理ト
レイ内に排出されたシート全体を保持する第2後処理ト
レイ部とから構成され、前記第1後処理トレイ部は、上
記パドラ機構の回動と共に上記後処理部に向かって該後
処理トレイ内に整合されたシートを導くようになってい
る。
【0033】これにより立設した後処理トレイ内におい
て整合されたシート束が、その整合状態を崩すことなく
ステープルなどの後処理装置に向かって導かれることと
なり、整合されたシート束として確実にステープルなど
の後処理を施すことが可能となる。
【0034】請求項8に係る発明のシート後処理装置
は、上記後処理トレイに排出されるシートに対して、排
出されたシートが上記後処理トレイ内において転倒しな
いように腰を付ける腰付与部材を有していることを特徴
とする請求項1に記載のシート後処理装置である。
【0035】上記発明によれば、立設される後処理トレ
イに排出されるシートに対して、排出されたシートが後
処理トレイ内において転倒しないように排出段階で腰を
付けるようになっている。これにより後処理トレイ内に
排出されたシートは、他のシートとの整合中に転倒した
りすることもなく、画像形成装置から排出されるシート
を停滞させずに後処理トレイ内に受け入れ、シート束と
して確実に整合させてステープルなどの後処理を施すこ
とが可能となる。
【0036】また、上記シート案内部材について、腰付
与部材がシートに対して腰を付与した付近に作用するよ
うに構成することも可能であり、これによりシートを撓
ませることなく後処理トレイ面に向かって確実にシート
束として押圧、整合させることが可能となり、画像形成
装置から排出されるシートを停滞させずに後処理トレイ
内に受け入れ、シート束として確実に整合させてステー
プルなどの後処理を施すことが可能となる。
【0037】請求項9に係る発明のシート後処理装置
は、排出されるシートを順次収容する立設されたトレイ
と、上記トレイ上においてシートを整合させるため整合
手段からなるシート後処理装置において、上記トレイ内
に順次収容されるシートに対し、シートが該トレイ内に
収容されている間、上記トレイ面上に沿って略直立状態
にて整合できる程度の腰を付与する腰付与部材を備えて
いることを特徴とするシート後処理装置である。
【0038】上記発明によれば、立設した後処理トレイ
に対して排出されたシートが、整合されステープル処理
などの後処理が施されるまでの間、転倒することがない
程度の腰がシートに対して付与されるようになってい
る。これにより少なくともシートに対してステープル処
理などの後処理が施されるまでの間は、立設した後処理
トレイ内において転倒することなく整合された姿勢を保
つこととなり、シート束としてステープルなどの後処理
が施される。さらに、後処理が施された後は、一時的に
付与された腰であるので、いつまでも後が残るといった
問題もなくなる。
【0039】請求項10に係る発明のシート後処理装置
は、上記腰付与部材が、互いに一部分が接触して弾性変
形した一対の弾性ローラからなることを特徴とする請求
項8又は9に記載のシート後処理装置である。
【0040】上記発明によれば、一対の弾性ローラの変
形といった簡単な構成により、立設した後処理トレイに
対して排出されたシートが、整合されステープル処理な
どの後処理が施されるまでの間、転倒することがない程
度の腰がシートに対して付与されるようになっている。
これにより特別複雑な機構を追加することもなく、少な
くともシートに対してステープル処理などの後処理が施
されるまでの間は、立設した後処理トレイ内において転
倒することなく整合された姿勢を保つこととなり、シー
ト束としてステープルなどの後処理が施される。さら
に、後処理が施された後は、一時的に付与された腰であ
るので、いつまでも後が残るといった問題もなくなる。
【0041】請求項11に係る発明のシート後処理装置
は、排出されるシートを順次収容する立設されたトレイ
と、上記トレイ上においてシートを整合させるための整
合手段からなるシート後処理装置において、上記トレイ
内に順次収容され、略直立状態にスタックされたシート
の上方先端部分に作用して、該シートを略直立状態にお
いて把持するシート把持手段を備えていることを特徴と
するシート後処理装置である。
【0042】上記発明によれば、略直立状態にスタック
されたシートの上方先端部分に作用して、該シートを略
直立状態において把持するようになっている。
【0043】これにより立設した後処理トレイに対して
排出されたシートが、整合されステープル処理などの後
処理が施されるまでの間、転倒することがなく、また、
画像形成装置から排出されるシートを停滞させることな
く後処理トレイ内に受け入れ、シート束として整合させ
て確実にステープルなどの後処理を施すことが可能とな
る。
【0044】請求項12に係る発明のシート後処理装置
は、上記シート把持手段が、上記トレイ内において略直
立状態にて整合されたシートの状態を維持できる程度の
力で把持するための把持部材から構成されることを特徴
とする請求項11に記載のシート後処理装置である。
【0045】上記発明によれば、上記シート把持手段
が、上記トレイ内において略直立状態にて整合されたシ
ートの状態を維持できる程度の力で把持するようになっ
ている。
【0046】これにより立設した後処理トレイに対して
排出されたシートが、整合されステープル処理などの後
処理が施されるまでの間、その整合された状態を崩すこ
となく把持されることとなり、整合されたシート束とし
て確実にステープルなどの後処理を施すことが可能とな
る。
【0047】請求項13に係る発明のシート後処理装置
は、上記後処理トレイに対峙して設けられ、上記後処理
トレイに導入された略直立状態に収容されたシートの下
側端部を押圧し、シートを略直立状態にて前記後処理ト
レイ面側に向かって整合させるためのシート整合部材を
さらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のシート
後処理装置である。従って、立設した後処理トレイ内に
収容されたシートの下側端部を奥側(トレイ面側)に向
かって押圧することにより、後処理トレイ内に収容され
たシートを奥側に押しやって、次のシートが収容しやす
くなるように準備することができる。
【0048】請求項14に係る発明のシート後処理装置
は、上記シート案内部材が、導入されたシートの下方端
部を保持して略直立状態に整合するための保持部材を有
し、前記保持部材のシート下部端面保持面には、前記シ
ート押圧方向とは逆方向への移動を抑制する移動抑制部
材が配設されることを特徴とする請求項1に記載のシー
ト後処理装置である。従って、後処理トレイ内において
整合されたシート束の下方端面を保持する支持面には、
シートの下方端部(エッジ部)が、シート押圧方向には
移動しやすく、その逆の方向には戻りにくくなるような
処理が施されていることとなり、後処理トレイ面側に向
かって押圧整合されたシートの下方エッジ部分が、シー
ト整合部材の押圧解除後に戻されることもなく、シート
の整合状態が崩されてしまうこともない。
【0049】請求項15に係る発明のシート後処理装置
は、上記後処理トレイが、上下方向に変位自在であり、
上方の第1の位置において導入されるシートを受け取
り、下方の第2の位置において導入されたシートを上記
シート整合部材が前記後処理トレイ面側に向かって押圧
することを特徴とする請求項13に記載のシート後処理
装置である。従って、上方の第1の位置から下方の第2
の位置への移動により発生する振動によりシートを整合
した後に、後処理トレイ面側に向かって整合させること
ができる。
【0050】尚、本構成において、下方の第2の位置に
おいて導入されたシートを上記シート整合部材が後処理
トレイ面側に向かって押圧する際に、上記後処理トレイ
に向かって新たなシートが導入されるとき、シート導入
に合わせて上方の第1の位置に向かって変位させるよう
にすれば、後処理トレイ面側に向かって整合されたシー
ト束における最上面のシートが、次に導入されるシート
の移動に伴い整合状態が崩されにくくなる。
【0051】さらに、本構成において、下方の第2の位
置において導入されたシートを上記シート整合部材が後
処理トレイ面側に向かって押圧する際に、上記後処理ト
レイに向かって新たなシートが導入されるとき、前記シ
ート整合部材が整合されたシート上面に押圧作用した状
態で、新たなシートの導入に合わせて上方の第1の位置
に向かって変位するように構成することも可能であり、
この場合、後処理トレイ面側に向かって整合されたシー
ト束における最上面のシートが、次に導入されるシート
の移動に伴い整合状態が崩されることがなくなる。
【0052】請求項16に係る発明のシート後処理装置
は、上記後処理トレイ内に収容されているシート枚数を
計数し計数結果を記憶する計数記憶手段と、前記計数記
憶手段の前記計数結果が所定枚数を越えると、上記シー
ト整合部材に対し、それ以降に後処理トレイ内に導入さ
れるシート及びシート束に対して整合動作が行われせる
よう制御する制御手段とを備えたことを特徴とする請求
項13に記載のシート後処理装置である。従って、後処
理トレイ内に収容されているシートが所定枚数以上にな
ると、それ以降に導入されるシート及びシート束に対し
て整合動作が行われることとなり、必要以上に可動部を
動かすこともないので、機械的な騒音もできるだけ抑え
ることができる。
【0053】請求項17に係る発明のシート後処理装置
は、上記後処理トレイに収容されるシートの下側端部を
支持して整合すると共に、支持したシート束をシートを
導入する第1位置とシートを後処理する第2位置との間
を変位自在なシート支持部材を備え、前記シート支持部
材の変位動作に合わせてシート束の背面を支持する支持
補助部材が前記後処理トレイに対し並設され且つ該後処
理トレイ面よりも突出して設けられることを特徴とする
請求項1に記載のシート後処理装置である。従って、支
持部材が上下する際に、後処理トレイ内に収容されてい
るシート束の背面側のシートがトレイ面に擦れてずれな
いようにすることができ、整合されたシート束の整合状
態を崩すことなく所定の後処理位置まで移動させること
が可能となり、整合されたシート束への後処理が確実に
行われる。
【0054】尚、本構成において、上記支持補助部材
を、シート支持部材の移動に関連して後処理トレイ面に
沿って変位するシート背面支持部材であるようにしても
よく、この場合、支持部材が上下する際に生じる後処理
トレイ内に収容されているシート束の背面と後処理トレ
イ面との擦れを極力抑え、シートのずれが発生しないよ
うにすることができ、整合されたシート束の整合状態を
崩すことなく後処理位置まで移動させることが可能とな
り、整合されたシート束への後処理がより確実に行われ
ることとなる。
【0055】さらに本構成において、上記支持補助部材
を立設した後処理トレイ面上に設けられた回転部材(コ
ロ)としてもよく、この場合、簡単な構成によりプッシ
ャが上下する際に生じる後処理トレイ内に収容されてい
るシート束の背面と後処理トレイ面との擦れによるずれ
をさらに抑えることができる。
【0056】請求項18に係る発明のシート後処理装置
は、上記支持補助部材に対向配置され、上記後処理トレ
イに導入されたシートを該後処理トレイ面側に向かって
押圧整合させるためのシート整合部材を備え、上記シー
ト支持部材が変位する際、前記シート整合部材がシート
束を把持搬送することを特徴とする請求項17に記載の
シート後処理装置である。従って、後処理トレイ内に整
合されたシート束を移動させる際に、シートがずれて整
合状態が崩れることのないように補助することができ、
整合されたシート束の整合状態を崩すことなく後処理位
置まで移動させることが可能となり、整合されたシート
束への後処理が確実に行われる。
【0057】請求項19に係る発明のシート後処理装置
は、上記支持補助部材が、上記後処理トレイ面に設けら
れ、シートが整合方向と逆方向に移動することを抑制す
る移動抑制部材から構成されることを特徴とする請求項
17に記載のシート後処理装置である。従って、後処理
トレイ内に収容されるシートが整合位置に向かってスム
ーズに導かれ、以降、整合されたシートの移動を抑えて
後処理が確実に行われる。
【0058】尚、本構成において、シート移動規制部材
を、搬送部材により後処理トレイ内に導入されてくるシ
ートの先端部分が衝突(作用)しない位置に設けらよう
にすることもでき、この場合、後処理トレイ内に収容さ
れるシートの先端がトレイ上方に向かってよりスムーズ
に導入される。
【0059】請求項20に係る発明のシート後処理装置
は、上記後処理トレイに収容されるシートの下側端部を
支持して整合すると共に、支持したシート束をシートを
導入する第1位置とシートを後処理する第2位置との間
で変位自在なシート支持部材と、前記後処理トレイに収
容されるシート形状を検出するためのシート形状検出手
段と、前記シート形状検出手段の検出結果に基づき、前
記シート支持部材がシートを導入する位置を切り換える
切換制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記
載のシート後処理装置である。
【0060】従って、立設した後処理トレイ内に向かっ
て排出される様々な形状シートをスムーズに収容すると
共に、排出されたシートを高さ方向について確実に整合
することができる。また、新たに受け入れるシートによ
り所定の状態に整合されたシート束の姿勢を崩すことな
く、スムーズに受け入れることができる。尚、本構成に
おいて、上記シート支持部材を、シートのサイズに応じ
て、シートシート導入位置)を切り換えることでも同様
の作用を奏することができる。
【0061】また、上記後処理トレイに、収容されるシ
ートの両側端部に作用して所定の状態に整合する側端規
制部材を備え、上記シート支持部材を、収容されたシー
トの両側端部分に側端規制部材が効率良く作用する位置
となるように、シートのサイズに応じてシート導入位置
を切り換えるように構成することもでき、この場合、シ
ートの幅方向についても、最も理想的な位置において側
端規制部材がシート両端部に作用することとなり、確実
に整合することができる。
【0062】さらに、シート支持部材が、立設した後処
理トレイの高さ方向において大きい(長い)サイズのシ
ートが収容されるときよりも、小さい(短い)サイズの
シートが収容されるときの方が低い位置をなるように、
シート導入位置を切り換えることもでき、この場合で
も、立設した後処理トレイ内に向かって排出されるシー
トをスムーズに収容すると共に、排出されたシートを高
さ方向について無理なく確実に整合することができる。
【0063】請求項21に係る発明のシート後処理装置
は、上記後処理トレイに収容されるシートの下側端部を
支持して整合すると共に、支持したシート束をシートを
導入する第1位置とシートを後処理する第2位置との間
で変位自在なシート支持部材と、前記後処理トレイに収
容されるシートの変形量及び又は変形方向を検出するた
めのシート変形検出手段と、前記シート変形検出手段の
検出結果に基づき、前記シート支持部材がシートを導入
する位置を切り換える切換制御手段とを備えたことを特
徴とする請求項1に記載のシート後処理装置である。従
って、新たに受け入れるシートにより例えばカール方向
やカール量に応じて、所定の状態に整合されたシート束
の姿勢を崩すことなく、スムーズに受け入れることがで
きる。
【0064】また、上記シート支持部材は、シートが導
入されてくる側に膨らんでいる場合は、上記搬送部材か
ら排出されたシートが、その他の周囲の部材の影響を受
けることなく収容することのできるような位置にシート
導入位置を切り換えるよう構成したり、膨らんでいるシ
ートの一部が搬送部材に当接するような位置にシート導
入位置を切り換えるよう構成することも可能であり、こ
の場合も立設した後処理トレイ内に向かって排出された
シートをスムーズに収容すると共に、無理なく確実に整
合することができる。
【0065】請求項22に係る発明のシート後処理装置
は、上記後処理トレイに収容されるシートの下側端部を
支持して整合すると共に、支持したシート束をシートを
導入する第1位置とシートを後処理する第2位置との間
で変位自在なシート支持部材と、前記後処理トレイに収
容されるシート量を検出するためのシート量検出手段
と、前記シート量検出手段の検出結果に基づき、前記シ
ート支持部材がシートを導入する位置を切り換える切換
制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
シート後処理装置である。従って、後処理トレイに収容
されるシート量に関わりなく、立設した後処理トレイ内
に向かって排出されるシートをスムーズに収容すると共
に、無理なく確実に整合することができる。
【0066】尚、本構成によれば、上記シート支持部材
を、該シート支持部材に支持されているシートの量に応
じて、徐々にシートを受け取る地点が高くなるようシー
ト導入位置を切り換えるように構成することもでき、こ
の場合、刻々と変化するシートの収容条件に対応した受
け入れ位置を確保することもできる。
【0067】請求項23に係る発明のシート後処理装置
は、排出されるシートをスタックするための後処理トレ
イと、スタックされたシートに後処理を施す後処理部
と、後処理されたシートが排出される排出トレイからな
るシート後処理装置において、上記後処理トレイは立設
され、シートを該後処理トレイ下部から導入或いは後処
理が施された後に上記排出トレイへ排出するための搬送
部材と、上記後処理トレイに導入されたシートを整合す
るためのシート整合部材と、上記後処理トレイ内に整合
されたシートと上記後処理部を相対的に移動させ相互に
所定の位置関係となるように上下方向に移動させる移動
部材とを有し、上記移動部材によりシートと後処理部が
相対的に上下方向に移動する際、シートを上記後処理ト
レイの基準となる面側に向かって押圧するための押圧部
材を備えていることを特徴とするシート後処理装置であ
る。
【0068】従って、立設した後処理トレイ内に向かっ
て排出されたシートをシート束として整合した後、プッ
シャ機構を後処理装置に向かって降下(導入)させる過
程で、後処理トレイの基準となる側の面に対してシート
束の下側端部を寄せてからステープルなどの後処理を施
すので、シート束の整合状態を崩すことなくシート束の
所定位置に対して後処理が行われる。
【0069】尚、本構成において、上記押圧部材を、後
処理トレイ内に整合されたシートに対して左右略対称的
に作用するように構成することも可能であり、この場
合、後処理トレイの基準となる面側に向かってシート束
を均一に押圧支持することとなり、シート束の整合状態
を崩すことなく後処理が施されるまでの間、安定した状
態で支持することもできる。
【0070】請求項24に係る発明のシート後処理装置
は、上記押圧部材が、上記後処理トレイ内に導入された
シートを整合する過程ではシート面に対して作用せず、
整合されたシートと上記後処理部が相対的に移動する過
程でシート面に対して作用することを特徴とする請求項
23に記載のシート後処理装置である。従って、後処理
トレイに向かって排出されるシートに対して負荷を与え
ることがなくシートの整合性を向上させることができ、
整合されたシート束の状態を崩すことなく後処理トレイ
の基準となる面側にシート束を寄せてからステープルな
どの後処理を施すので、整合状態を維持したままシート
束の所定位置に対して後処理を行うことができる。
【0071】請求項25に係る発明のシート後処理装置
は、排出されるシートをスタックするための後処理トレ
イと、スタックされたシートに後処理を施す後処理部
と、後処理されたシートが排出される排出トレイからな
るシート後処理装置において、上記後処理トレイは立設
され、シートを該後処理トレイ下部から導入或いは後処
理が施された後に上記排出トレイへ排出するための搬送
部材と、上記後処理トレイに排出されるシート下側端部
を支持して整合するシート支持部材とを有し、上記シー
ト支持部材には、シート下側端部を支持部の基準面側に
向かって案内するシート案内傾斜部と、案内されたシー
ト下側端部を開放するシート開放部が設けられているこ
とを特徴とするシート後処理装置である。
【0072】従って本構成により、後処理トレイ内に向
かって排出されたシートの下側端部を支持面側に向かっ
て案内すると共に、その後シートの下側端部を開放する
ことにより、端部がカールしたシートであってもシート
を受け取り、支持部において他のシートと共に整合させ
ることができる。
【0073】請求項26に係る発明のシート後処理装置
は、上記シート支持部材にはさらに、上記シート開放部
により案内されたシートを基準面側に押圧する弾性押圧
部材が設けられていることを特徴とする請求項25に記
載のシート後処理装置である。従って、後処理トレイ内
に向かって排出されたシートの下側端部を支持面側に向
かって案内すると共に、その後シートの下側端部をある
程度開放し押圧することにより、例えば端部がカールし
たシートであってもシートを受け取り、支持部の基準と
なる面側に向かって寄せた状態で他のシートと共に整合
させることができる。
【0074】尚、本構成において、上記弾性押圧部材を
シート支持部材のシート端部支持面よりも下方に向かっ
て伸びているように構成することも可能であり、この場
合、例えば下側端部がカールしたシートであってもシー
トを受け取り、支持部の基準となる面側に向かって寄せ
た状態で他のシートと共に整合させることができ、シー
トの下側端部が弾性押圧部の下側に潜り込み、シートも
しくは押圧部材のエッジを破損してしまうこともない。
【0075】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1乃至図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
本実施の形態におけるシート後処理装置1は、図1に示
すように、例えばデジタル複写機やデジタルカラー複写
機、その他の一般的な複写機等を含む画像形成装置2の
シート排紙口3側に設置され、この画像形成装置2から
排出された画像形成後の用紙やOHPシート等のシート
に対してステープル処理等の後処理や、シートの仕分け
処理等を行うものである。
【0076】尚、シート後処理装置1がシートに対して
行う後処理としては、上述のようなステープル処理の他
に、パンチング処理や、糊付け処理等が考えられるが、
本実施の形態においては、後処理としてステープル処理
が行われる場合を例にして説明する。
【0077】まずシート後処理装置1の左側には3つの
独立したトレイが設けられており、上から順に上固定ト
レイ11、下固定トレイ12、さらには昇降動作及びオ
フセット仕分け動作が可能なオフセットトレイ13が配
置されている。
【0078】即ち、本実施形態で用いられている画像形
成装置2は、コピーモードの他に、ファックスモード及
びプリンタモードなど複数の動作モードを有したデジタ
ル複合機2であって、例えば、上固定トレイ11がファ
ックスモード時の排出先トレイとして設定され、また下
固定トレイ12がプリンタモード時の排出先トレイとし
て設定され、それぞれのモードにより出力されたシート
が混在することのないように仕分け管理されている。
【0079】さらに、場合によっては、プリンターモー
ドで出力される画像が記録されたシートに対してステー
プル処理を施し、複数部数のシート物として出力させた
いといった要望も考えられるので、オフセットトレイ1
3は、コピーモード以外のモードで画像が記録されたシ
ートが排出されるようにも設定できる。
【0080】また、オフセットトレイ13がコピーモー
ド時の排出先トレイとして設定されており、画像が記録
されたシートにステープル処理が施された状態で出力さ
れたり、ステープル処理が施されることなく出力された
りと、オペレータからの指示に応じて動作するようにな
っている。
【0081】尚上記オフセットトレイ13は、昇降用モ
ータ15の駆動力が、ギヤ等で構成される駆動力伝達系
16と駆動用ワイヤ17とによって伝達されることで、
上下方向へのスムーズな昇降動作を行い、オフセットト
レイ13上に向かって排出されるシートを収容するよう
になっている。
【0082】さらに、オフセットトレイ13は、下部の
オフセットトレイ補強板13aと上部のオフセットトレ
イ板13bの二重溝造となっており、上記オフセットト
レイ板13bは、オフセットモータ14の駆動力によ
り、オフセットトレイ補強板13aに対してシートの搬
送方向に対して垂直となる方向に水平移動させることが
できる。
【0083】これにより、シート後処理装置1から排出
される複数部数のシート又はシート束をトレイ上におい
てオフセット仕分けする場合には、該シートが排出され
る度に上記オフセットトレイ板13bを左右交互に移動
させることにより、上記オフセットトレイ13上には、
排出されたシート等が左右に交互にずれた状態で蓄積さ
れる。従って、特に上記シート束に対してステープ処理
が施されない場合においても、シート束の仕分けが極め
て容易となる。
【0084】次にこのシート後処理装置1の内部に配置
された構成について説明する。シート後処理装置1の内
部には、受け入れたシートを下流側に向かって順次搬送
するメインの搬送経路19と、このメインの搬送経路1
9の途中に配置され目的とする排出先のトレイに対して
シートを誘導するための切り換えゲート20、22と、
装置の略中央に立設配置され排出されるシートを整合さ
せた後、シートに対してステープルなどの処理を施すた
めの後処理トレイ25、及びステープル処理装置33、
最終的な排出手段(排出補助ローラ)35などが配置さ
れている。
【0085】上記シート後処理装置1の構成を具体的に
説明すると、画像が形成されたシートを画像形成装置2
の排出口3から受け入れるシート受け入れ口18と、受
け入れたシートを下流側に向かって順次搬送するメイン
搬送経路19と、メイン搬送経路19の途中にあって上
固定トレイ11に向かってシートを案内する第1切り換
えゲート20と第1排出ローラ21、さらにその下流側
にあって下固定トレイ12に向かってシートを案内する
第2切り換えゲート22と第2排出ローラ23がある。
【0086】さらに、そのメイン搬送経路19の下流側
には立設した後処理トレイ25が設けられ、この後処理
トレイ25の下方より上方に向かってメイン搬送経路1
9からシートを送り込むための第3排紙ローラ24があ
る。
【0087】ここで第3排紙ローラ24により後処理ト
レイ25の下方より上方に向かって送り込まれたシート
は、この立設した状態にある後処理トレイ25に対峙し
て設けられたシート案内ガイド26、及びシート案内ロ
ーラ27によりシートのサイズ、長さに関係なく上方に
向かって導かれる。
【0088】また、シート案内ガイド26の背部には、
後処理トレイ25に向かって排出されたシートを後処理
トレイ25面側、さらには後処理トレイ25の下方に配
置され、シートの下側端部を保持すると共に、シートを
保持した状態で所定の位置まで上下させるプッシャ機構
31の整合基準面に向かって整合させるためのパドラ機
構29が配置されている。
【0089】このパドラ機構29は弾性変形する片部材
により形成され、時計方向に所定の回数だけ回転するこ
とによりシート面に作用して、該シートの背面を後処理
トレイ25面に向かって整合させると共に、シートの下
側端部を後処理トレイ25の下方に配置されているプッ
シャ機構31の基準面に向かって整合させることができ
る。
【0090】さらに、前記パドラ機構29を回転させる
回転機構には、先に説明したシート案内ガイド26を後
処理トレイ25側に向かって回動させるカム機構30が
設けられており、通常はスプリング28により後処理ト
レイ25側から退避するように支持されたシート案内ガ
イド26が、パドラ機構29の回転に合わせて後処理ト
レイ25面側に向かって回動してシート面を押圧するよ
うになっている。
【0091】さらにまた、後処理トレイ25の両サイド
には、シートの両端部を整合するためのシート両端整合
部材32が設けられていて、前記シート下側端部の整合
動作、及びシート両端部の整合動作により後処理トレイ
25内に排出されたシートは適切な状態に整合され、後
処理装置による処理が施されるまで待機することとな
る。
【0092】次に後処理トレイ25内に整合されたシー
トは、プッシャ機構31がステープル装置33の位置ま
で降下することにより、プッシャ機構31の基準面に下
方端部が支持された状態で同時に降下して、そして、そ
のシートに対してステープル処理が施される。ここまで
の状態を表したものが、図2(a)と、図2(b)であ
る。
【0093】そして、ステープル処理が施されたシート
束は、一旦プッシャ機構31により上方に持ち上げら
れ、そして第3切り換えゲート34が変位した後、再び
プッシャ機構31が降下することで、ステープル処理が
施されたシート束は、これまで退避していた排出補助ロ
ーラ35、及び第4排出ローラ36がオフセットトレイ
13上まで搬送され、排出されることとなる。ここまで
の状態を表したものが、図2(c)と図2(d)であ
る。
【0094】以上が、図1に記載されているシート後処
理装置1の全体構成、及びシートの処理方法についての
説明であり、図2に整合されたシートに対するステープ
ル処理の過程が、シート整合状態からステープル処理工
程、ステープル処理後のシート排出といった順序で表さ
れている。
【0095】次に上記構成のシート後処理装置1におい
てシートの整合性を向上させる更なる工夫について説明
する。まず、立設した状態にある後処理トレイ25に向
かってシートを整合させるためのパドラ機構29は、図
3にあるように、後処理トレイ25の幅方向に伸びた回
転シャフト29aと、この回転シャフト29a上に所定
の距離をおいて設けられた複数のパドラ29bと29c
と、これら回転シャフト29a及び複数のパドラ29b
と29cを回転させる回転駆動機構29dと29eなど
から構成されている。
【0096】そしてこの回転駆動機構29dと29eに
より、シートが後処理トレイ25の下方から上方に向か
って第3排出ローラ24より排出する毎に回転シャフト
29a及び複数のパドラ機構29bと29cを回転させ
て、シートを後処理トレイ25内において整合させてい
る。
【0097】このとき、後処理トレイ25に向かって排
出されるシートには、サイズ、厚さ、表面粗さなどそれ
ぞれに異なる特徴があって、そのために、パドラ機構2
9及びシート両端整合部材32によるシートの整合性も
様々である。
【0098】そこで、後処理トレイ25上において整合
されるシートの特徴に応じて、パドラ機構29の回転作
用回数を切り換えることで、シートの特徴に関わらず整
合性を向上させることが可能となる。
【0099】例えばシートサイズがA3、B4などの大
きなサイズである場合は、シート表面の接触面積が小サ
イズシートよりも大きくなるので、2回転半、複数のパ
ドラ29bと29cを回転させ、一方シートサイズがA
4、B5などの小さなサイズである場合は、シート表面
の接触面積が大サイズシートよりも小さくなるので、2
回転、複数のパドラ29bと29cを回転させる。尚、
このときの回転回数の切り換えは、例えば、画像形成装
置2からのシートサイズ情報などによりクラッチ29d
を制御することにより可能である。
【0100】また、複数のパドラ29bと29cのシー
トに作用するタイミングがそれぞれ異なるように設定し
ておくことでも、シートの後処理トレイ25上における
整合性を向上させることも可能である。即ち、シートを
シートの片側端部から徐々に後処理トレイ25の面に向
かって押圧していくことで、シート面間にある空気溜ま
りを徐々に押し出していくようになって、重なり合うシ
ート同士の面整合性が向上することとなる。
【0101】次に、立設した状態にある後処理トレイ2
5に向かって排出されるシートが、後処理トレイ25内
において転倒しないようにする工夫について説明する。
まず、立設した状態にある後処理トレイ25内において
シートを整合させようとした場合、シートの特性、即
ち、腰の強さによりシートの上方側が撓んだり、シート
の真ん中あたりに撓みが発生してシートの整合が行えな
い場合がある。
【0102】そこで図3にあるように、後処理トレイ2
5内に排出されるシートに対して第3排出ローラ24に
よりシート面に筋を付与して、立設した状態にある後処
理トレイ25内での整合性を向上させている。
【0103】また、シートに筋を付与する度合いとして
も、後処理トレイ25内においてステープル処理などの
後処理が施されるまでの間、整合性が保てる程度のもの
であればよく、後処理が施された以降は付与された筋が
目立たなくなるような度合いで十分である。
【0104】図4は、以上のような程度の筋をシートに
対して付与させるための機構を備えた第3排紙ローラ2
4であって、上回転軸24aに設けられたポリアセター
ル樹脂で成形されたローラ24cとスポンジ状ゴムによ
り形成されたゴムローラ24dと、下回転軸24bに設
けられたスポンジ状ゴムにより形成されたゴムローラ2
4eが対向配置されている。
【0105】そして、上側のゴムローラ24dのエッジ
領域と下側のゴムローラ24eの対向するエッジ領域と
が弾性変形することで、把持搬送されるシートの面に適
度な筋を付与するようになっている。
【0106】さらにまた、シートに付与された筋の付近
は他の部分よりもシートの撓みに対する力が強いので、
図3にあるパドラ機構29、或いはパドラ機構29の回
転に合わせて回動するシート案内ガイド26が、この筋
が付与された付近に押圧作用する構成にすることでもシ
ートに撓みを生じさせることなく確実に整合させること
が可能となる。
【0107】次に、パドラ機構29と共にシート面に作
用するシート案内ガイド26の他の実施例について説明
する。図5は、後処理トレイ25の下方から上方に向か
って排出されるシートを案内するシート案内ガイド26
を変形させたものであり、後処理トレイ25の上方に位
置する支点26cを軸として回動する回動片26aと、
この回動片26aの下端部に揺動可能に支持されたシー
ト押圧片26bからなるシート案内ガイド26は、ソレ
ノイド26eにより矢印方向に回動する。
【0108】尚、回動片26aの下端部に揺動可能に支
持されたシート押圧片26bは、通常スプリング26d
の力により所定の形を維持すると共に、図5(a)のよ
うにスプリング28により後処理トレイ25から退避し
た位置で、後処理トレイ25の下方から上方に向かって
送り込まれてくるシートを案内するようになっている。
【0109】次に、シートが後処理トレイ25内に排紙
されると、ソレノイド26eがシート案内ガイド26の
回動片26aに作用して、図5(b)にあるようにシー
ト案内ガイド26全体を回動させ、シートの下側をシー
ト案内ガイド26のシート押圧片26bが押圧する。
【0110】さらに、このままソレノイド26eがシー
ト案内ガイド26の回動片26aに作用すると、図5
(c)にあるようにシート案内ガイド26は回動片26
aの下端部にてシート押圧片26bが揺動して、シート
案内ガイド26のシート押圧片26bがシートの下側か
ら上側に向かって徐々に押圧する。
【0111】これにより、シート面の間にある空気溜ま
りを一方(下側)から他方(上側)に向かって徐々に押
し出していくこととなり、他のシート面との整合が確実
なものとなる。
【0112】図6〜図8は本発明のさらなる他の実施例
について説明するものである。上記実施形態と比較して
新たに設けられる機構は、立設された後処理トレイ25
の上方に位置し、該後処理トレイ25内に排紙されたシ
ートを把持して、シートが後処理トレイ25内において
撓むことのないようにする把持手段37である。
【0113】この把持手段37は、シート把持部37
a、リンク部37b、稼動させるためのソレノイド37
cなどから構成されており、ソレノイド37cがリンク
部37bを動作させることによりシート把持部37aが
後処理トレイ25内に排紙されたシートの上方に作用し
て、このシートは後処理トレイ25内において略直立し
た状態を維持することとなる。
【0114】シートの後処理トレイ25内に排出される
様子、並びにシートの整合と略直立した状態での支持の
様子について図示した図6から図8について順を追って
説明する。
【0115】図6(a)のように、後処理トレイ25の
下部に配置された第3排紙ローラ24からシートが後処
理トレイ25の上方に向かって導かれ排紙されると、図
6(b)のようにソレノイド26eの動作により回動片
26aと、この回動片26aの下端部に揺動可能に支持
されたシート押圧片26bからなるシート案内ガイド2
6が矢印方向に回動する。尚、このとき図示しない整合
手段が動作して、シートの両端部に作用し、当該シート
を所定の状態に整合する。
【0116】さらに、このままソレノイド26eがシー
ト案内ガイド26の回動片26aに作用すると、図6
(c)にあるようにシート案内ガイド26は回動片26
aの下端部にてシート押圧片26bが揺動して、シート
案内ガイド26のシート押圧片26bがシートの下側か
ら上側に向かって徐々に押圧する。
【0117】これにより、シート面の間にある空気溜ま
りを一方(下側)から他方(上側)に向かって徐々に押
し出していくこととなり、他のシート面との整合が確実
なものとなって、そして、シート押圧片26b全体がシ
ートを押圧した状態において、シート把持手段37のシ
ート把持部37aが後処理トレイ25内に排紙されたシ
ートの上方に付勢作用し、このシートを後処理トレイ2
5内において略直立した状態で把持する。
【0118】次に図7(a)のように、シート把持手段
37のシート把持部37aが後処理トレイ25内に排紙
されたシートの上方に作用した状態で、シート案内ガイ
ド26が略直立した状態にあるシート面から矢印方向に
退避すると、継続して搬送されてくる新たなシートを後
処理トレイ25の上方に向かって導き排紙させる。
【0119】この継続して搬送されてくる新たなシート
が後処理トレイ25に排紙されると、図7(b)のよう
に、先に説明したシート案内ガイド26により同じよう
にシートを徐々に押圧して整合させる。
【0120】これにより、シート面の間にある空気溜ま
りを一方(下側)から他方(上側)に向かって徐々に押
し出していくこととなり、他のシート面との整合が確実
なものとなる。
【0121】次いで図7(c)のように、少なくとも2
枚のシートが整合された状態で収容されると、シート把
持手段37のシート把持部37aが図8(a)のように
矢印方向に一旦回動してシートから開放させ、再び図8
(b)にあるように矢印方向にシート把持手段37のシ
ート把持部37aが回動して、シートを後処理トレイ2
5内において略直立した状態で把持する。
【0122】尚、シート把持部37aは、後処理トレイ
25内においてシートが略直立した状態、並びに、整合
された状態を維持できる程度の押圧力でもってシートに
対して作用するようになっている。
【0123】最後にこのようにして整合されたシート束
は、図8(c)にあるように、パドラ機構29とプッシ
ャ機構31の保持面により把持されながら、図2(a)
から(b)にあるようにステープル装置33の位置まで
導かれ、整合状態を崩すことなくステープル処理が施さ
れる。
【0124】(本発明の第2の実施形態)次に図9によ
り、後処理トレイ25に向かって導入されるシートの下
側端部におけるシート整合機構について説明する。今回
新たに設けた機構としては、立設された後処理トレイ2
5の下側に対向するように位置し、該後処理トレイ25
内に排紙されたシートを押圧して、シートが後処理トレ
イ25の面側に整合させるシート整合手段34である。
【0125】このシート整合手段34は、先にも述べた
ように、後処理トレイ25内において整合と後処理が施
されたシート束をオフセットトレイ13に向かって導く
ための第3切り換えゲート34でもある。シートの後処
理トレイ25内に排出される様子、並びにシート下側部
分の整合の様子について図9から図11を用いて順を追
って説明する。
【0126】図9(a)のように、後処理トレイ25の
下部に配置された第3排紙ローラ24からシートが、第
1の位置にある後処理トレイ25の上方に向かって導入
されると、図9(b)のように立設した後処理トレイ2
5上に排出されたシートに対して、ソレノイド26eの
付勢動作により回動片26aと、この回動片26aの下
端部に揺動可能に支持されたシート押圧片26bからな
るシート案内ガイド26が図中の矢印方向に回動する。
【0127】そして、図9(c)のように、回動片26
aとシート押圧片26bからなるシート案内ガイド26
がシート面から開放され、今度は、シート整合部材(第
3切り換えゲート)34が右側に向かって回動して、シ
ートの下側端部に作用して後処理トレイ25面側に向か
って整合させる。
【0128】その後、一旦シート整合部材(第3切り換
えゲート)34は、図10(a)のようにシート下側端
部の押圧を解除して元の位置に復帰すると共に、シート
下側端部を保持しているプッシャ機構31が第2の位置
まで降下して、保持されているシートに振動を与えて整
合させている。これにより1枚目のシートが後処理トレ
イ25内において所定の状態(位置)に整合される。
【0129】次に2枚目のシートが導入されてくると、
図10(b)のように、再びシート整合部材(第3切り
換えゲート)34が右側に向かって回動して、シートの
下側端部に作用して後処理トレイ25面側に向かって押
圧する。
【0130】そして、図10(c)のように、後処理ト
レイ25に向かって2枚のシートの先端部分が導入され
るのに合わせて、プッシャ機構31が、後処理トレイ2
5面側に向かって押圧されているシートを第1の位置ま
で押し上げる。
【0131】これにより、2枚目のシートとの摩擦、振
動などにより、プッシャ機構31に保持されているシー
トの整合状態を崩すことなく、2枚目のシートを受け入
れる体制が完了する。あとは、先に説明した動作を繰り
返すことにより2枚目以降のシートをシート束として整
合させることができる。
【0132】尚、このとき、図示はされないが、シート
の両端部においてもシート両端部の整合機構が所定のタ
イミングでもって作用して、シートを幅方向においても
所定の状態に整合する整合手段が動作される。
【0133】さらに本発明のシート後処理装置における
シート整合機構のさらなる工夫について説明する。ま
ず、シートの下側端部を保持するプッシャ機構31の保
持面には、図11にあるように、シートの下側端部がシ
ートの押圧方向には移動しやすく、その逆方向には戻り
にくくなるような処理が施されている。これは、一旦押
圧整合されたシートがプッシャ機構31の保持面上で移
動しないように考慮したものであり、例えば、一定の方
向(この場合、後処理トレイ25側)に傾斜させて植設
された植毛部を設ける。
【0134】尚、上記の説明では、シート整合部材(第
3切り換えゲート)34が、1枚目から押圧してシート
を後処理トレイ25面側に向かって整合させるように説
明しているが、後処理トレイ内に収容されているシート
が所定枚数以上になると、それ以降に導入されるシー
ト、及びシート束に対して整合動作が行われるようにし
てもよい。これにより、必要以上に可動部を動かすこと
もないので、機械的な騒音もできるだけ抑えることがで
きると共に、後処理トレイ内に導入されるシートを確実
に保持してシート束として整合させることができる。
【0135】(本発明の第3の実施形態)上記第1の実
施形態において、上述の通り図3を用いてシート整合装
置の構成を説明したが、シート後処理装置1における後
処理トレイ25周辺のシート整合機構について、図12
を用いてさらに詳細な内容を以下で説明する。まず、立
設した状態にある後処理トレイ25に向かってシートを
整合させるためのパドラ機構29は、図12に示してい
るように、後処理トレイ25の幅方向に伸びた回転シャ
フト29aと、この回転シャフト29a上に所定の距離
をおいて設けられた複数のパドラ29bと29cと、こ
れら回転シャフト29a及び複数のパドラ29bと29
cを回転させる回転駆動機構29dと29eなどから構
成され、さらに後処理トレイ25面には、シート支持部
材(プッシャー機構)31が上下方向に移動可能に設け
られている。
【0136】そしてこの回転駆動機構29dと29eに
より、シートが後処理トレイ25の下方から上方に向か
って第3排出ローラ24より排出する毎に、回転シャフ
ト29a及び複数のパドラ機構29bと29cを回転さ
せて、シートを後処理トレイ25面のシート支持部材3
1に向かって整合させている。
【0137】このとき、上述の通り、後処理トレイ25
に向かって排出されるシートには、サイズ、厚さ、表面
粗さなどそれぞれに異なる特徴があって、そのために、
パドラ機構29及びシート両端整合部材32によるシー
トの整合性も様々である。
【0138】そこで、後処理トレイ25上において整合
されるシートの特徴に応じて、パドラ機構29の回転作
用回数を切り換えることで、シートの特徴に関わらず整
合性を向上させることが可能となる。
【0139】例えばシートサイズがA3、B4などの大
きなサイズである場合は、シート表面の接触面積が小サ
イズシートよりも大きくなるので、2回転半、複数のパ
ドラ29bと29cを回転させ、一方シートサイズがA
4、B5などの小さなサイズである場合は、シート表面
の接触面積が大サイズシートよりも小さくなるので、2
回転、複数のパドラ29bと29cを回転させる。尚、
このときの回転回数の切り換えは、例えば、画像形成装
置2からのシートサイズ情報などによりクラッチ29d
を制御することにより可能である。
【0140】また、シートの特徴に応じてパドラ機構2
9の回転回数を切り換えているが、シート両端整合部材
32においても往復動回数を切り換えて、シートの整合
性を向上させることも可能である。
【0141】さらに図3と同様に、複数のパドラ29b
と29cのシートに作用するタイミングがそれぞれ異な
るように設定しておくことでも、シートの後処理トレイ
25上における整合性を向上させることも可能である。
即ち、シートをシートの片側端部から徐々に後処理トレ
イ25の面に向かって押圧していくことで、シート面間
にある空気溜まりを徐々に押し出していくようになっ
て、重なり合うシート同士の面整合性が向上することと
なる。
【0142】次に図12で説明したパドラ機構29とシ
ート支持部材31との関係について図13を用いてさら
に詳細な説明を行う。図13にあるように、シート支持
部材31は、シートの下側端部を支持するシート支持腕
31a、31bと、シート背面支持面31cから構成さ
れており、シート支持部材31のシート背面支持面31
cは、後処理トレイ25の面よりも突出して設けられて
いる。
【0143】そして、後処理トレイ25にシートが導入
されると、パドラ機構29が回転してシートを後処理ト
レイ25面側に向かって押圧するが、このとき、先に説
明したシート支持部材31のシート背面支持面31cに
向かって押圧して整合する。これにより、後処理トレイ
25面側に押圧整合されたシートは、後処理トレイ25
の面に密着することがなく、シート支持部材31のシー
ト背面支持面31cにより支持された状態となる。
【0144】従ってかかる構成によりシート支持部材3
1が、シートの導入、整合、さらには後処理部への導入
の際に上下したとき、整合されたシート束の中でも後処
理トレイ25の面に接しているシートが後処理トレイ2
5面との摩擦などによりずれてシートの整合状態が崩れ
るといったことがなくなる。
【0145】さらに、シート支持部材31がシート束を
支持した状態で上下する際に、このシート支持部材31
の降下に合わせてパドラ機構29を回転させ、パドラ機
構29とシート支持部材31のシート背面支持面31c
両側に形成されたシート支持面の31dと31eとの共
働によりシート束を把持して降下させることによりシー
ト束の移動がさらに安定する。
【0146】また、他の実施例として、図14にあるよ
うに、シート支持部材31と後処理トレイ25面にシー
ト面との摩擦を抑えるためのコロ(例えばシート背面支
持面上の310a〜310e、後処理トレイ25面上の
250a、250b)を適所に配置して、導入されるシ
ートをスムーズに受け入れ整合し、そして整合されたシ
ート束をステープル処理部へ導く場合もスムーズにシー
ト束全体が整合状態を保ったまま移動することができ
る。
【0147】さらに、他の実施例として、図15にある
ように、一定の方向(整合する方向)に傾斜させて植設
された植毛部がシート支持部材31と後処理トレイ25
面に施され、導入されるシートをスムーズに受け入れ整
合し、そして整合されたシート束をステープル処理部へ
導く場合もスムーズシート束全体が整合状態を保ったま
ま移動することができる。尚、この一定の方向に傾いた
植毛は、シートの整合する方向には移動しやすく、その
逆方向には戻りにくくなるようにシート面に作用する。
【0148】また、後処理トレイ25内にシートが導入
される場合、シートの先端部分が前記植毛部に衝突する
こともなくスムーズに導入されるよう、シート支持部材
31或いは後処理トレイ25面に設けられる植毛部分の
取り付け位置を考慮すれば、シートの後処理トレイ25
への導入も確実なものとすることができる。図15の例
ではシートの先端が衝突する位置よりも所定の距離だけ
下がった地点から同地点よりも下部にかけて植毛領域を
設けている。
【0149】(本発明の第4の実施形態)本実施形態を
説明するのに当たり、搬送されてくるシートの導入から
整合、そして後処理に至るまでの過程について説明す
る。 (シートの導入と整合)図16の構成は、パドラ機構2
9と共にシート面に作用して、後処理トレイ25の下方
から上方に向かって排出されるシートを案内するシート
案内ガイド26を変形させたものであり、後処理トレイ
25の上方に位置する支点26cを軸として回動する回
動片26aと、この回動片26aの下端部に揺動可能に
支持されたシート押圧片26bからなるシート案内ガイ
ド26は、ソレノイド26eにより矢印方向に回動す
る。
【0150】尚、回動片26aの下端部に揺動可能に支
持されたシート押圧片26bは、通常スプリング26d
の付勢力により所定の形に保持されると共に、図16
(a)のようにスプリング28により後処理トレイ25
から退避した位置で、後処理トレイ25の下方から上方
に向かって送り込まれてくるシートを案内するように構
成されている。
【0151】次に、シートが後処理トレイ25内に排紙
されると、ソレノイド26eがシート案内ガイド26の
回動片26aに作用して、図16(b)にあるようにシ
ート案内ガイド26全体を回動させ、シートの下側をシ
ート案内ガイド26のシート押圧片26bが押圧する。
【0152】さらに、このままソレノイド26eがシー
ト案内ガイド26の回動片26aに作用すると、図16
(c)にあるようにシート案内ガイド26は回動片26
aの下端部にてシート押圧片26bが揺動して、シート
案内ガイド26のシート押圧片26bがシートの下側か
ら上側に向かって徐々に押圧する。以上が、後処理トレ
イ25に向かって導入されるシートの案内から整合まで
の説明である。
【0153】(シートの整合と後処理)次に図17
(a)、(b)により、後処理トレイ25に向かって導
入されるシートの下側端部におけるシート整合機構につ
いて説明する。尚、シートの後処理トレイ25内に排出
される様子、並びにシート下側部分の整合の様子につい
ては、第2の実施形態の図9(a)から図10(c)の
部分ですでに説明したので、これ以上の説明を省略す
る。
【0154】本実施形態では、立設した後処理トレイ2
5内に導入されたシートを受け取るプッシャ機構31の
シート受け取り待機位置を導入されるシートの条件に応
じて切り換える点にある。以下、プッシャ機構31のシ
ート受け取り位置を切り換える条件について説明する。
【0155】(シートサイズに応じて切り換える方法
1)本実施形態は、立設した後処理トレイ25内に導入
されるシートのサイズに応じて、プッシャ機構31のシ
ート受け取り待機位置を切り換えるものである。即ち、
シートは大きいサイズになってくると、他のシート面と
の摩擦が大きくなり、シート束としての整合が難しくな
ってくる。また、小さいサイズになってくると、他のシ
ート面との摩擦など影響もなく、シート束としての整合
が簡単(容易)である。
【0156】そこで、図17に示しているように、例え
ば縦方向に長いサイズのシートを受け入れるとき(図1
7(a))は、プッシャ機構31を比較的低位置に変位
させた状態でシートを受け取り、縦方向に短いサイズの
シートを受け入れるとき(図17(b))は、プッシャ
機構31を比較的高位置に変位させた状態でシートを受
け取る。これにより、排出ローラ24から排出されたシ
ートの下側端部がプッシャ機構31に支持されるまでの
落下する距離、そして、シートを支持したプッシャ機構
31の上下方向移動量がシートのサイズに応じて切り換
えられることから、受け取ったシートをシート束として
確実に整合することができる。
【0157】(シートサイズに応じて切り換える方法
2)後処理トレイ25内に向かって排出されたシートを
プッシャ機構31により受け取り、このシートの両端部
(両サイドの縦辺部分)がシートを幅方向に整合する整
合装置32に対して所定の位置関係でもって作用するよ
うにシートの位置、即ち、プッシャ機構31のシート受
け取り位置を切り換える。
【0158】この状態を表したものが図18であり、例
えばA3、B4などの縦方向に長いサイズのシートを受
け入れるとき(図18(a))は、プッシャ機構31を
比較的低位置に変位させて受け取り、またA4、B5な
どの縦方向に短いサイズのシートを受け入れるとき(図
18(b))は、プッシャ機構31を比較的高位置に変
位させて受け取ることにより、シートの両サイドを整合
する整合装置32がシートの所定位置(中央部)に対し
て作用する位置関係とすることが可能となる。
【0159】これにより、シートのサイズに関係なく、
シート端部の中央付近をもって幅方向から整合すること
ができ、シート両端部の整合装置32が効果的にシート
束の両端部付近に作用してシートの整合性が向上する。
【0160】(シートのカール量に応じて切り換える方
法)本実施形態は、立設した後処理トレイ25内に導入
されるシートのカール量に応じて、プッシャ機構31の
シート受け取り位置を切り換えるものである。画像が記
録されるシートに対して定着部において熱を加えると、
シートに含まれている水分の蒸発によりシートにカール
(湾曲)が発生することが知られているが、当該現象は
定着装置における条件、シートの条件などの様々な条件
によりばらつき(変動)の生じる現象であり、一義的に
カールの発生量を把握することは困難である。
【0161】例えば一対の加熱定着ローラからなる定着
装置においては、上下ローラ間の温度差によりシートに
発生するカールの量が変化する。特に装置電源を投入し
た直後と、電源を投入してから一定時間以上経過してか
らでは、上下ローラ間の温度差が異なり定着条件に違い
がある。即ち、電源を投入した直後の定着可能状態で
は、例えば上ローラ(加熱ローラ)が210度、下ロー
ラ(加圧ローラ)が90度で両ローラ間における温度差
が大きいために、シートの表と裏での作用する温度が大
きく異なり結果として発生するカール量が大きい。
【0162】これに対して電源を投入してから一定時間
以上経過した状態では、例えば上ローラ(加熱ローラ)
が200度、下ローラ(加圧ローラ)が170度と両ロ
ーラ間における温度差があまりないために(上ローラ側
の熱を下ローラ側が奪う)、シートの表と裏での作用す
る温度に差があまりないために結果として発生するカー
ル量も小さくなる。
【0163】また、その他のシートに発生するカール量
の大きさの違いとしては、シートの製法(すき方、繊維
の向き)、シートの含水率(製造時の含水率は約6%で
あるが保管の環境、装置の設置環境により変化する)な
どシートの条件が常に変化していて、このシートを先程
の定着装置により定着するだけで変化、発生するもので
ある。
【0164】そこで、例えば、定着装置の状況を温度セ
ンサなどにより監視しておき、定着装置の状況に応じて
プッシャ機構31のシートを受け入れる待機位置を切り
換えるのが本実施形態の特徴である。この状態を表した
ものが図19であり、カールの量が大きくない場合(図
19(b))は通常の受け取り位置で問題はないが、カ
ールの発生量が大きい場合(図19(a))は第3排出
ローラ24の近傍で受け取り整合させるようにしてい
る。
【0165】これは、シートに発生したカールの量が大
きいと、排出ローラ24から排出されたシートがプッシ
ャ機構31の位置に落下するまでに周辺のガイドなどに
シートが引っかかり所定の位置(プッシャ機構31によ
るシート支持位置)まで落下しない恐れがあるからであ
る。そこで、排出ローラ24から排出されたシートを即
受け取り、パドラ機構29などのシート整合機構をもっ
て所定の位置(プッシャ機構31によるシート支持位
置)に整合させるようにしている。これにより、シート
に発生したカール量に左右されることなく、後処理トレ
イ25内に排出されたシートをシート束として整合させ
ることが可能となる。
【0166】(シートのカール方向に応じて切り換える
方法)上述したように、シートが定着装置を通過した段
階でシートにはカールが発生する。そして、このシート
はそのまま後処理装置1側に向かって排出搬送されるモ
ード(以下、Sモードと称する)と、画像が定着された
シートを再び画像記録部に向かって反転搬送して、画像
が記録された面とは異なる裏側の面に画像を形成して、
その後後処理装置1側に向かって排出搬送されるモード
(以下、Dモードと称する)の何れかにより搬送され
る。
【0167】そのために、後処理トレイ25内に排出さ
れたシートの状態は、例えば図20にあるように搬出搬
送モードに応じてカールの向きが互いに異なる状態で収
容されることとなる。尚、シートのカールの向きは定着
装置から後処理トレイ25までの搬送経路の経過により
互いに反転するものである。
【0168】この図20にあるシートのカール状態で後
続のシートを後処理トレイ25内に導入して排出すると
き、特にシートが導入されてくる側に膨らんでいる場合
は、後続のシートの先端部分が後処理トレイ25内にす
でに収容されているシートの膨らみの下側に衝突して、
すでに収容されているシートを上に向かって押し上げて
しまうといった問題が発生する(図20(a))。
【0169】そこで、図21に示すように、シートが導
入されてくる側に膨らんでいる(カールしている)場合
(図21(a))は、プッシャ機構31を比較的低位置
に変位させて後続のシートを順次受け取り、シートが導
入されてくる側と反対側に膨らんでいる場合(図21
(b))は、プッシャ機構31を比較的高位置に変位さ
せて後続のシートを順次受け取る。これにより、シート
に発生するカールの方向に関係なく受け取り、整合状態
を崩すことなく後続のシートを含めて整合させることが
可能となる。
【0170】また、シートが導入されてくる側に膨らん
でいる(カールしている)として、プッシャ機構31を
低い位置に変位させ、後続のシートを順次受け取る場合
に、プッシャ機構31をただ低い位置に設定するのでは
なく、排出ローラ24から後処理トレイ25内に向かっ
て排出されたシートがプッシャ機構31により支持され
るまで、途中(排出されたシートがプッシャ機構31に
より支持されるまで落下している間)、周囲の部材にカ
ールしたシートが接触(衝突)して、スムーズに収容さ
れないといった問題も発生する。
【0171】そこで、シートが導入されてくる側に膨ら
んでいる場合は、シートを後処理トレイ内に排出する排
出ローラから排出されたシートが、周囲の部材の影響を
受けることなく収容することのできるような低い位置に
切り換えればよい。
【0172】さらに、図22に示しているように、シー
トが導入されてくる側に膨らんでいる場合は、後処理ト
レイ内に収容されたシートの一部が、シートを後処理ト
レイ内に排出する排出ローラに当接するような位置とな
るように切り換えることで、新たにシートの整合性を向
上させる機構を設けることもなく、もともと存在する機
構を有効に活用してシートの整合性を向上させることも
可能である。
【0173】(収容されるシートの量に応じて切り換え
る方法)本実施形態は、立設した後処理トレイ25内に
導入されるシートの量に応じて、プッシャ機構31のシ
ート受け取り位置を切り換えるものである。これは、立
設した後処理トレイ25内に導かれプッシャ機構31に
支持されるシートの量に応じて、あらかじめプッシャ機
構31の待機位置を設定するものであり、プッシャ機構
31により支持されるシートの量が多ければ多いほどシ
ートが密となり後続のシートを受け入れる空間が少なく
なり、整合しづらくなってくる。
【0174】そこで、図23にあるように、後処理トレ
イ25内に排出されるシートの量を事前に把握しておき
(例えば装置側からの枚数情報を監視しておく)、所定
枚数以上のシートがこれから排出されるのであれば、す
べてのシート確実に受け取り整合することができるよう
に通常の位置よりも高い位置でシートを順次受け取り
(図23(b))、プッシャ機構31の移動量を大きく
確保して、プッシャ機構31が移動(降下)したときの
シートが受ける衝撃を通常よりも大きくして確実にシー
ト全体を整合させるようにする。
【0175】また、他の方法として立設した後処理トレ
イ25内に導入されているシートの量に応じて、徐々に
プッシャ機構31のシート受け取り位置を切り換えてい
く方法もある。これは、立設した後処理トレイ25内に
導かれプッシャ機構31に支持されているシートの増加
に応じて、プッシャ機構31の待機位置を変化させるも
のであり、プッシャ機構31により支持されているシー
トの量が多くなるにつれてシートが密となり後続のシー
トを受け入れる空間が徐々に少なくなって、整合しづら
くなってくる。
【0176】そこで、後処理トレイ25内に排出され整
合されているシート量の増加に応じて、すべてのシート
確実に受け取り整合することができるように通常の位置
よりも高い位置に変位させてシートを順次受け取り、プ
ッシャ機構31の移動量を大きく確保して、プッシャ機
構31が移動(降下)したときのシートが受ける衝撃を
通常よりも大きくして確実にシート全体を整合させるよ
うにしてもよい。
【0177】(本発明の第5の実施形態)本実施形態で
は、後処理トレイ25内に整合されたシートと後処理装
置33を相対的に移動させる際、シート面に作用してシ
ートを後処理トレイ25の基準となる面側に向かって押
圧するシート押圧部材38を備えている点にある。以
下、シート押圧部材38がシート面に作用する状態につ
いて説明する。
【0178】シート後処理装置1の基本的なシート処理
動作としては、これまで説明してきた通りである。この
構成において図24にあるように、後処理トレイ25と
後処理装置33との間に弾性片38を配置しておき、後
処理トレイ25内に収容されたシートがプッシャ機構3
1の移動に伴い降下すると、弾性片38の先端(自由
端)部分がシート面に作用して、プッシャ機構31のシ
ート背面支持面側に向かって押圧される。
【0179】これにより、後処理トレイ25内において
整合されたシートを、この整合された状態を崩すことな
く押圧支持して後処理装置33側に導き、ステープル処
理などの後処理がシートに対して行われるので、整合さ
れたシート物として完成させることができる。
【0180】また、図25に示しているように、シート
を押圧するシート押圧部材38(38a、38b)は、
シートに対して左右対称な位置関係でもって作用するよ
うに配置されており、さらに、シート押圧部材38は、
シートに対して後処理が施される位置近傍を押圧支持す
るような位置関係でもって作用するように配置されてい
る。
【0181】これにより、後処理装置25内に整合され
たシートを安定した状態でバランス良くプッシャ機構3
1のシート背面支持面側に向かって押圧することとなっ
て、シートの整合状態を崩すことなく保持することがで
きる。
【0182】尚、本実施形態の説明では、後処理装置3
3とシート押圧部材38に向かってシートが導かれ、こ
のときシートがプッシャ機構31のシート支持面側(基
準となる面側)に向かって押圧されるようになっている
が、後処理装置33とシート押圧部材38がシートに向
かって移動して、このときシート押圧部材38がシート
面に作用して、プッシャ機構31のシート支持面側(基
準となる面側)に向かってシートを押圧するようにする
ことも可能である。
【0183】(本発明の第6の実施形態)本実施形態
は、立設した後処理トレイ25内に排出されたシートの
下側端部を受け取り、所定の整合面側に向かってシート
を整合するために、シートの下側端部に作用してシート
を案内整合させるためのシート案内部材を備えている点
にある。以下、シート案内部材がシート面に作用する状
態(流れ)について説明する。
【0184】シート後処理装置1の基本的なシート処理
動作としては、これまで説明してきた通りである。この
構成において、図26に図示しているように、後処理ト
レイ25に排出されたシートを受け取るプッシャ機構3
1のシート支持面31d近傍には、シートの下側端部を
シート整合基準面31eに向かって案内するためのシー
ト案内傾斜面31fが形成され、さらに、このシート案
内傾斜面31fの下方には、シートの下側端部を開放す
る開放空間31gが設けられている点をポイントとして
いる。
【0185】図26(a)は、後処理トレイ25内に排
出されたシートの下側端部をシート案内傾斜面31fに
より受け取り、シート整合基準面31eに向かって傾斜
面により案内している状態を表したものであり、また、
図26(b)は、シート案内傾斜面31fにより案内さ
れてきたシートの下側端部を開放して、シートの下側端
部に対する負荷を少なくして、シート支持面31dに整
合させている状態を表したものである。
【0186】これにより、立設した後処理トレイ25内
に排出されたシートの下側端部を受け取り、所定の整合
面側に向かって案内することができる。そしてその後
は、開放部31gによりシートの下側端部が開放される
ので、シートに対する負荷もほとんどなくなりシートを
所定の整合面上において整合させることが可能となる。
また、この構成は、図26にあるようにカールしたシー
トを受け取り、所定の整合面側に向かって整合させる際
に有効である。
【0187】また、図27にあるように、シート案内傾
斜面31fの下方にて、開放部31gによりシートの下
側端部をある程度開放すると共に、整合する基準面側に
向かって押圧する弾性押圧部材31hを設けることで
も、同等の作用、効果が得られる。
【0188】即ち、図27(a)は、後処理トレイ25
内に排出されたシートの下側端部をシート案内傾斜面3
1fにより受け取り、シート整合基準面31eに向かっ
て傾斜面により案内している状態を表したものであり、
また、図27(b)は、シート案内傾斜面31fにより
案内されてきたシートの下側端部をある程度開放すると
共に、整合する基準面側31eに向かって押圧している
状態(弾性押圧部材31hによる押圧)を表したもので
ある。
【0189】これにより、シートの下側端部を所定の整
合面側に向かって案内した後、シートの下側端部を開放
して、シートに対する負荷を少なくした状態でシート整
合基準面31e側に向かっての押圧整合を行うことがで
きる。
【0190】尚、弾性押圧部材31hは、シート案内傾
斜面31fにより案内されてきたシートの端部を、整合
する基準面側31eに向かって押圧する程度の押圧力を
有すると共に、基準面側31eに向かって押圧整合され
た後は、シートがシート支持面31d上において整合の
ために移動することのできる押圧力である。
【0191】また、弾性押圧部材31hは、シート支持
面31dよりも下方に伸びて設けることにより、シート
の下側端部が弾性押圧部の下側に潜り込み、シートもし
くは弾性押圧部材31hのエッジを破損(めくれ、折れ
が発生)してしまうこともない。
【0192】
【発明の効果】以上のように、本発の構成によれば、シ
ート後処理装置が占める設置面積を最小限に抑えること
ができると共に、後処理トレイに排出されるシートを確
実に整合して、この整合されたシート束に対して所定の
後処理を施すことができる。
【0193】各請求項毎の効果を以下に記載すれば、ま
す請求項1に記載されている発明のシート後処理装置に
よれば、後処理トレイは立設され、シートを該後処理ト
レイ下部から導入或いは後処理が施された後に上記排出
トレイへ排出するための搬送部材を有し、上記後処理ト
レイに対峙して設けられ、略直立状態にスタックされた
シートを略直立状態にて整合させると共に、上記後処理
トレイにシートが導入される際にシートの特定部分を押
圧するためのシート案内部材を備えたことを特徴とする
ので、画像形成装置から排出されるシートを停滞させる
ことなく後処理トレイ内に受け入れ、シート束として整
合させて確実にステープルなどの後処理を施すことが可
能となる。
【0194】請求項2に記載されている発明のシート後
処理装置によれば、請求項1において、上記シート案内
部材が上記後処理トレイに対して該後処理トレイ上部を
支点として上記後処理トレイ下部が該後処理トレイに向
かって回動すると共に、上記後処理トレイに対してシー
トが導入されるときには該後処理トレイの上方に向かっ
て案内する一方、該後処理トレイに対してシートが排出
されるときには後処理トレイ面側に向かって押圧するこ
とを特徴とするので、画像形成装置から排出されるシー
トを停滞させることなく後処理トレイ内に受け入れ、シ
ート束として複数枚のシートを整合させて確実にステー
プルなどの後処理を施すことが可能となる。
【0195】請求項3に記載されている発明のシート後
処理装置によれば、請求項1において、上記シート案内
部材が、上記後処理トレイに対してシートが導入される
ときにはシートを上記後処理トレイの上方に向かって案
内する一方、上記後処理トレイに対してシートが排出さ
れるときにはシートを該後処理トレイ面側に向かって下
方から上方に向かって徐々に押圧することを特徴とする
ので、画像形成装置から排出されるシートを停滞させる
ことなく後処理トレイ内に受け入れ、シート束として複
数枚のシートを整合させて確実にステープルなどの後処
理を施すことが可能となる。
【0196】請求項4に記載されている発明のシート後
処理装置によれば、請求項2又は3において、上記シー
ト案内部材が、シートの上記後処理トレイ面側に対する
押圧動作に共動するパドラ機構を備えることを特徴とす
るので、後処理トレイ面側に向かってシートを押圧する
と共に、スタックされるシート端部を基準面に対して整
合させることとなり、複数のシートが短時間の間に整合
されステープルなどの後処理が確実に行われることとな
る。
【0197】また、短時間の間に整合されシート束に対
する後処理が確実に施されることにより、画像形成装置
側における画像形成動作を停滞させることもなくなるの
で、高速の画像形成処理システムとして提供することが
可能となる。
【0198】さらに上記パドラ機構を、後処理トレイに
スタックされるシートの幅方向に渡って少なくとも2つ
設け、シートに作用するタイミングがそれぞれ異なって
いるように構成することも可能であり、立設して配置さ
れた後処理トレイに対して対峙して設けられたシート案
内部材が、画像形成装置から排出されるシートを立設し
た後処理トレイの上方に向かって転倒させることなく確
実に導くと共に、排出された以降は、シートの後端(下
端)を基準面に向かって確実に整合させることが可能で
ある。
【0199】またこの場合、排出されたシートを複数の
パドラ機構により後処理トレイ面、さらには整合基準面
側に向かって整合させる場合に、各パドラ機構がシート
に対して異なるタイミングで作用するように設定してい
るので、シート面を後処理トレイ面に対して一気に押圧
させるのではなく、シートの片側から徐々に押圧するこ
とにより、短時間で複数のシートを確実に整合させるこ
とが可能となる。
【0200】請求項5に記載されている発明のシート後
処理装置によれば、請求項4において、上記シート案内
部材が、上記パドラ機構の回転部に押圧され、上記後処
理トレイ面側に向かって回動することを特徴とするの
で、パドラ機構の回転部が上記シート案内部材に作用し
て、パドラ機構の回転に同期して後処理トレイに排出さ
れたシートを後処理トレイ面側、及び整合基準面側に押
圧する作用を行うことができる。
【0201】従って、後処理トレイに排出されたシート
を整合させるにあたり、シートを後処理トレイ面に向か
って押圧するのに同期してシートの後端(下端)を基準
面に向かって整合させることが可能になる。よって、画
像形成装置から排出されるシートを停滞させることなく
後処理トレイ内に受け入れ、シート束として確実に整合
させてステープルなどの後処理を施すことが可能とな
る。
【0202】請求項6に係る発明のシート後処理装置
は、請求項4又は5において、上記パドラ機構が、上記
後処理トレイにスタックされるシートの特性に応じて回
転作用数が切り換え可能な回転数切換制御手段を有する
ことを特徴とするので、シートの特性に応じてパドラ機
構がシートに対して作用する回数が切り換えられる。従
って、後処理トレイに対して排出されたシートの特性に
左右されることなく、後処理トレイ面に向かって押圧す
る一方で、シートの後端(下端)を基準面に向かって確
実に整合させることが可能となり、画像形成装置から排
出されるシートを停滞させることなく後処理トレイ内に
受け入れ、シート束として確実に整合させてステープル
などの後処理を施すことが可能となる。
【0203】また上記シートの特性を、後処理トレイに
スタックされるシートの長さ(高さ)情報とすることも
可能であり、この場合、シートの長さに応じてパドラ機
構がシートに対して作用する回数が切り換えられること
となる。請求項7に記載されている発明のシート後処理
装置によれば、上記後処理トレイは、該後処理トレイ下
部から排出されるシートの下方端部側を支持して整合す
る第1後処理トレイ部と、該後処理トレイ内に排出され
たシート全体を保持する第2後処理トレイ部とから構成
され、前記第1後処理トレイ部は、上記パドラ機構の回
動と共に上記後処理部に向かって該後処理トレイ内に整
合されたシートを導くことを特徴としているので、立設
した後処理トレイ内において整合されたシート束が、そ
の整合状態を崩すことなくステープルなどの後処理装置
に向かって導かれることとなり、整合されたシート束と
して確実にステープルなどの後処理を施すことが可能と
なる。
【0204】請求項8に記載されている発明のシート後
処理装置によれば、請求項1において、上記後処理トレ
イに排出されるシートに対して、排出されたシートが上
記後処理トレイ内において転倒しないように腰を付ける
腰付与部材を有していることを特徴とするので、立設さ
れる後処理トレイに排出されるシートに対して、排出さ
れたシートが後処理トレイ内において転倒しないように
排出段階で腰を付けるようになっている。これにより後
処理トレイ内に排出されたシートは、他のシートとの整
合中に転倒したりすることもなく、画像形成装置から排
出されるシートを停滞させずに後処理トレイ内に受け入
れ、シート束として確実に整合させてステープルなどの
後処理を施すことが可能となる。
【0205】また、上記シート案内部材について、腰付
与部材がシートに対して腰を付与した付近に作用するよ
うに構成することも可能であり、これによりシートを撓
ませることなく後処理トレイ面に向かって確実にシート
束として押圧、整合させることが可能となり、画像形成
装置から排出されるシートを停滞させずに後処理トレイ
内に受け入れ、シート束として確実に整合させてステー
プルなどの後処理を施すことが可能となる。
【0206】請求項9に記載されている発明のシート後
処理装置によれば、排出されるシートを順次収容する立
設されたトレイと、上記トレイ上においてシートを整合
させるため整合手段からなるシート後処理装置におい
て、上記トレイ内に順次収容されるシートに対し、シー
トが該トレイ内に収容されている間、転倒することなく
上記トレイ面上に沿って略直立状態にて整合できる程度
の腰を付与する腰付与部材を備えていることを特徴とす
るので、立設した後処理トレイに対して排出されたシー
トが、整合されステープル処理などの後処理が施される
までの間、転倒することがない程度の腰がシートに対し
て付与されるようになっている。
【0207】これにより少なくともシートに対してステ
ープル処理などの後処理が施されるまでの間は、立設し
た後処理トレイ内において転倒することなく整合された
姿勢を保つこととなり、シート束としてステープルなど
の後処理が施される。さらに、後処理が施された後は、
一時的に付与された腰であるので、いつまでも後が残る
といった問題もなくなる。
【0208】請求項10に記載されている発明のシート
後処理装置によれば、請求項8又は9において、上記腰
付与部材が、互いに一部分が接触して弾性変形した一対
の弾性ローラからなることを特徴とするので、一対の弾
性ローラの変形といった簡単な構成により、立設した後
処理トレイに対して排出されたシートが、整合されステ
ープル処理などの後処理が施されるまでの間、転倒する
ことがない程度の腰がシートに対して付与されるように
なっている。これにより特別複雑な機構を追加すること
もなく、少なくともシートに対してステープル処理など
の後処理が施されるまでの間は、立設した後処理トレイ
内において転倒することなく整合された姿勢を保つこと
となり、シート束としてステープルなどの後処理が施さ
れる。さらに、後処理が施された後は、一時的に付与さ
れた腰であるので、いつまでも後が残るといった問題も
なくなる。
【0209】請求項11に記載されている発明のシート
後処理装置によれば、排出されるシートを順次収容する
立設されたトレイと、上記トレイ上においてシートを整
合させるための整合手段からなるシート後処理装置にお
いて、上記トレイ内に順次収容され、略直立状態にスタ
ックされたシートの上方先端部分に作用して、該シート
を略直立状態において把持するシート把持手段を備えて
いることを特徴としているので、立設した後処理トレイ
に対して排出されたシートが、整合されステープル処理
などの後処理が施されるまでの間、転倒することがな
く、また、画像形成装置から排出されるシートを停滞さ
せることなく後処理トレイ内に受け入れ、シート束とし
て整合させて確実にステープルなどの後処理を施すこと
が可能となる。
【0210】請求項12に記載されている発明のシート
後処理装置によれば、上記シート把持手段は、上記トレ
イ内において略直立状態にて整合されたシートの状態を
維持できる程度の力で把持するための把持部材から構成
されることを特徴としているので、立設した後処理トレ
イに対して排出されたシートが、整合されステープル処
理などの後処理が施されるまでの間、その整合された状
態を崩すことなく把持されることとなり、整合されたシ
ート束として確実にステープルなどの後処理を施すこと
が可能となる。
【0211】請求項13に記載されている発明のシート
後処理装置によれば、請求項1において、上記後処理ト
レイに対峙して設けられ、上記後処理トレイに導入され
た略直立状態に収容されたシートの下側端部を押圧し、
シートを略直立状態にて前記後処理トレイ面側に向かっ
て整合させるためのシート整合部材をさらに備えたこと
を特徴としているので、立設した後処理トレイ内に収容
されたシートの下側端部を奥側(トレイ面側)に向かっ
て押圧することにより、後処理トレイ内に収容されたシ
ートを奥側に押しやって、次のシートが収容しやすくな
るように準備することができるという効果がある。
【0212】尚、上記シート整合部材が、後処理トレイ
内から後処理が施されたシート束を上記排出トレイに向
かって排出させるよう案内する案内部材を兼ねているよ
うに構成することも可能であり、このように構成するこ
とで、専用のシート押圧機構を設けることなく、シート
の整合と排出を行うことができるという新たな効果も期
待できる。
【0213】請求項14に記載されている発明のシート
後処理装置によれば、請求項1において、上記シート案
内部材が、導入されたシートの下方端部を保持して略直
立状態に整合するための保持部材を有し、前記保持部材
のシート下部端面保持面には、前記シート押圧方向とは
逆方向への移動を抑制する移動抑制部材が配設されるこ
とを特徴としているので、後処理トレイ内において整合
されたシート束の下方端面を保持する支持面には、シー
トの下方端部(エッジ部)が、シート押圧方向には移動
しやすく、その逆の方向には戻りにくくなるような処理
が施されていることとなり、後処理トレイ面側に向かっ
て押圧整合されたシートの下方エッジ部分が、シート整
合部材の押圧解除後に戻されることもなく、シートの整
合状態が崩されてしまうことを防止できるという効果が
ある。
【0214】請求項15に記載されている発明のシート
後処理装置によれば、請求項13において、上記後処理
トレイが上下方向に変位自在であり、上方の第1の位置
において導入されるシートを受け取り、下方の第2の位
置において導入されたシートを上記シート整合部材が前
記後処理トレイ面側に向かって押圧することを特徴とす
るので、上方の第1の位置から下方の第2の位置への移
動により発生する振動によりシートを整合した後に、後
処理トレイ面側に向かって整合させることができ、簡単
な構造で効率良く整合、後処理を行うことができるとい
う効果がある。
【0215】尚、下方の第2の位置において導入された
シートを上記シート整合部材が後処理トレイ面側に向か
って押圧する際に、上記後処理トレイに向かって新たな
シートが導入されるとき、シート導入に合わせて上方の
第1の位置に向かって変位させるようすることも可能で
あり、その場合には、後処理トレイ面側に向かって整合
されたシート束における最上面のシートが、次に導入さ
れるシートの移動に伴い整合状態が崩されにくくなると
いう新たな効果も生まれる。
【0216】さらに、下方の第2の位置において導入さ
れたシートを上記シート整合部材が後処理トレイ面側に
向かって押圧する際に、上記後処理トレイに向かって新
たなシートが導入されるとき、前記シート整合部材が整
合されたシート上面に押圧作用した状態で、新たなシー
トの導入に合わせて上方の第1の位置に向かって変位す
るように構成することも可能であり、この場合、後処理
トレイ面側に向かって整合されたシート束における最上
面のシートが、次に導入されるシートの移動に伴い整合
状態が崩されることがなくなるという新たな効果が得ら
れる。
【0217】請求項16に記載された発明のシート後処
理装置によれば、請求項13において、上記後処理トレ
イ内に収容されているシート枚数を計数し計数結果を記
憶する計数記憶手段と、前記計数記憶手段の前記計数結
果が所定枚数を越えると、上記シート整合部材に対し、
それ以降に後処理トレイ内に導入されるシート及びシー
ト束に対して整合動作が行われせるよう制御する制御手
段とを備えたことを特徴とするので、必要以上に可動部
を動かすことがなく、機械的な騒音をできるだけ抑える
上で、シートを確実に保持し、整合することができると
いう効果がある。
【0218】請求項17に記載された発明のシート後処
理装置によれば、請求項1において、上記後処理トレイ
に収容されるシートの下側端部を支持して整合すると共
に、支持したシート束をシートを導入する第1位置とシ
ートを後処理する第2位置との間を変位自在なシート支
持部材を備え、前記シート支持部材の変位動作に合わせ
てシート束の背面を支持する支持補助部材が前記後処理
トレイに対し並設され且つ該後処理トレイ面よりも突出
して設けられることを特徴とするので、支持部材が上下
する際に、後処理トレイ内に収容されているシート束の
背面側のシートがトレイ面に擦れてずれないようにする
ことができ、整合されたシート束の整合状態を崩すこと
なく所定の後処理位置まで移動させることが可能とな
り、整合されたシート束への後処理が確実に行うことが
できるという効果がある。
【0219】尚、上記支持補助部材を、シート支持部材
の移動に関連して後処理トレイ面に沿って変位するシー
ト背面支持部材であるようにしてもよく、この場合に
は、支持部材が上下する際に生じる後処理トレイ内に収
容されているシート束の背面と後処理トレイ面との擦れ
を極力抑え、シートのずれが発生しないようにすること
ができ、さらに整合されたシート束の整合状態を崩すこ
となく後処理位置まで移動させることが可能となり、整
合されたシート束への後処理が確実に行うことができる
という新たな効果を奏し得る。
【0220】さらに本構成において、上記支持補助部材
を立設した後処理トレイ面上に設けられた回転部材(コ
ロ)としてもよく、この場合、簡単な構成によりプッシ
ャが上下する際に生じる後処理トレイ内に収容されてい
るシート束の背面と後処理トレイ面との擦れによるずれ
を抑えることができるという新たな効果を奏する。
【0221】請求項18に記載された発明のシート後処
理装置によれば、請求項17において、上記支持補助部
材に対向配置され、上記後処理トレイに導入されたシー
トを該後処理トレイ面側に向かって押圧整合させるため
のシート整合部材を備え、上記シート支持部材が変位す
る際、前記シート整合部材がシート束を把持搬送するこ
とを特徴とするので、後処理トレイ内に整合されたシー
ト束を移動させる際に、シートがずれて整合状態が崩れ
ることのないように補助することができ、整合されたシ
ート束の整合状態を崩すことなく後処理位置まで移動さ
せることが可能となり、整合されたシート束への後処理
が確実に行われるという効果が得られる。
【0222】請求項19に記載された発明のシート後処
理装置によれば、請求項17において、上記支持補助部
材が、上記後処理トレイ面に設けられ、シートが整合方
向と逆方向に移動することを抑制する移動抑制部材から
構成されることを特徴とするので、後処理トレイ内に収
容されるシートが整合位置に向かってスムーズに導か
れ、以降、整合されたシートの移動を抑えて後処理が確
実に行えるという効果がある。
【0223】尚、本構成において、シート移動規制部材
を、搬送部材により後処理トレイ内に導入されてくるシ
ートの先端部分が衝突(作用)しない位置に設けるよう
にすることもでき、この場合、後処理トレイ内に収容さ
れるシートの先端がトレイ上方に向かってスムーズに導
入できるという新たな効果も生まれる。
【0224】請求項20に記載された発明のシート後処
理装置によれば、請求項1において、上記後処理トレイ
に収容されるシートの下側端部を支持して整合すると共
に、支持したシート束をシートを導入する第1位置とシ
ートを後処理する第2位置との間で変位自在なシート支
持部材と、前記後処理トレイに収容されるシート形状を
検出するためのシート形状検出手段と、前記シート形状
検出手段の検出結果に基づき、前記シート支持部材がシ
ートを導入する位置を切り換える切換制御手段とを備え
たことを特徴とするので、立設した後処理トレイ内に向
かって排出される様々な形状シートをスムーズに収容す
ると共に、排出されたシートを高さ方向について確実に
整合することができ、新たに受け入れるシートにより所
定の状態に整合されたシート束の姿勢を崩すことなく、
スムーズに受け入れることができる。尚、本構成におい
て、シート支持部材を、シートのサイズに応じて、シー
トシート導入位置)を切り換えることでも同様の効果を
奏することができる。
【0225】また、上記後処理トレイに、収容されるシ
ートの両側端部に作用して所定の状態に整合する側端規
制部材を備え、上記シート支持部材を、収容されたシー
トの両側端部分に側端規制部材が効率良く作用する位置
となるように、シートのサイズに応じてシート導入位置
を切り換えるように構成することも可能であり、この場
合はさらに、シートの幅方向についても、最も理想的な
位置において側端規制部材がシート両端部に作用するこ
ととなり、確実に整合することができるという効果が得
られる。
【0226】さらに、シート支持部材が、立設した後処
理トレイの高さ方向において大きい(長い)サイズのシ
ートが収容されるときよりも、小さい(短い)サイズの
シートが収容されるときの方が低い位置をなるように、
シート導入位置を切り換えることもでき、この場合でも
同様の効果が得られる。
【0227】請求項21に記載された発明のシート後処
理装置によれば、請求項1において、上記後処理トレイ
に収容されるシートの下側端部を支持して整合すると共
に、支持したシート束をシートを導入する第1位置とシ
ートを後処理する第2位置との間で変位自在なシート支
持部材と、前記後処理トレイに収容されるシートの変形
量及び又は変形方向を検出するためのシート変形検出手
段と、前記シート変形検出手段の検出結果に基づき、例
えばカール方向やカール量に応じて、前記シート支持部
材がシートを導入する位置を切り換える切換制御手段と
を備えたことを特徴とするので、新たに受け入れるシー
トにより所定の状態に整合されたシート束の姿勢を崩す
ことなく、スムーズに受け入れることができるという効
果がある。
【0228】また、上記シート支持部材は、シートが導
入されてくる側に膨らんでいる場合は、上記搬送部材か
ら排出されたシートが、その他の周囲の部材の影響を受
けることなく収容することのできるような位置にシート
導入位置を切り換えたり、膨らんでいるシートの一部が
搬送部材に当接するような位置にシート導入位置を切り
換えるよう構成することも可能であり、この場合も立設
した後処理トレイ内に向かって排出されたシートをスム
ーズに収容すると共に、無理なく確実に整合することが
できるという効果が得られる。
【0229】請求項22に記載された発明のシート後処
理装置によれば、請求項1において、上記後処理トレイ
に収容されるシートの下側端部を支持して整合すると共
に、支持したシート束をシートを導入する第1位置とシ
ートを後処理する第2位置との間で変位自在なシート支
持部材と、前記後処理トレイに収容されるシート量を検
出するためのシート量検出手段と、前記シート量検出手
段の検出結果に基づき、前記シート支持部材がシートを
導入する位置を切り換える切換制御手段とを備えたこと
を特徴とするので、後処理トレイに収容されるシート量
に関わりなく、立設した後処理トレイ内に向かって排出
されるシートをスムーズに収容すると共に、無理なく確
実に整合することができるという効果がある。
【0230】また、本構成によれば、シート支持部材
を、該シート支持部材に支持されているシートの量に応
じて、徐々にシートを受け取る地点が高くなるようシー
ト導入位置を切り換えるように構成することもでき、こ
の場合、刻々と変化するシートの収容条件に対応した受
け入れ位置を確保することができるという新たな効果も
得られる。
【0231】請求項23に記載された発明のシート後処
理装置によれば、排出されるシートをスタックするため
の後処理トレイと、スタックされたシートに後処理を施
す後処理部と、後処理されたシートが排出される排出ト
レイからなるシート後処理装置において、上記後処理ト
レイは立設され、シートを該後処理トレイ下部から導入
或いは後処理が施された後に上記排出トレイへ排出する
ための搬送部材と、上記後処理トレイに導入されたシー
トを整合するためのシート整合部材と、上記後処理トレ
イ内に整合されたシートと上記後処理部を相対的に移動
させ相互に所定の位置関係となるように上下方向に移動
させる移動部材とを有し、上記移動部材によりシートと
後処理部が相対的に上下方向に移動する際、シートを上
記後処理トレイの基準となる面側に向かって押圧するた
めの押圧部材を備えていることを特徴とするシート後処
理装置である。
【0232】本構成によれば、立設した後処理トレイ内
に向かって排出されたシートをシート束として整合した
後、プッシャ機構を後処理装置に向かって降下(導入)
させる過程で、後処理トレイの基準となる側の面に対し
てシート束の下側端部を寄せてからステープルなどの後
処理を施すので、シート束の整合状態を崩すことなくシ
ート束の所定位置に対して後処理を行うことができると
いう効果がある。
【0233】尚、上記押圧部材を、後処理トレイ内に整
合されたシートに対して左右略対称的に作用するように
構成することも可能であり、この場合、後処理トレイの
基準となる面側に向かってシート束を均一に押圧支持す
ることとなり、シート束の整合状態を崩すことなく後処
理が施されるまでの間、安定した状態で支持することが
できるという新たな効果も期待できる。
【0234】請求項24に記載された発明のシート後処
理装置によれば、請求項23において、上記押圧部材
が、上記後処理トレイ内に導入されたシートを整合する
過程ではシート面に対して作用せず、整合されたシート
と上記後処理部が相対的に移動する過程でシート面に対
して作用することを特徴とするので、後処理トレイに向
かって排出されるシートに対して負荷を与えることがな
くシートの整合性を向上させることができ、整合された
シート束の状態を崩すことなく後処理トレイの基準とな
る面側にシート束を寄せてからステープルなどの後処理
を施すので、整合状態を維持したままシート束の所定位
置に対して後処理を行うことができるという効果を奏す
る。
【0235】請求項25に記載された発明のシート後処
理装置によれば、排出されるシートをスタックするため
の後処理トレイと、スタックされたシートに後処理を施
す後処理部と、後処理されたシートが排出される排出ト
レイからなるシート後処理装置において、上記後処理ト
レイは立設され、シートを該後処理トレイ下部から導入
或いは後処理が施された後に上記排出トレイへ排出する
ための搬送部材と、上記後処理トレイに排出されるシー
ト下側端部を支持して整合するシート支持部材とを有
し、上記シート支持部材には、シート下側端部を支持部
の基準面側に向かって案内するシート案内傾斜部と、案
内されたシート下側端部を開放するシート開放部が設け
られていることを特徴とするので、例えば端部がカール
したシートであってもシートを受け取り、支持部におい
て他のシートと共に整合させることができ、高信頼性を
図り、稼動時間低下を防止することができる。
【0236】請求項26に記載された発明のシート後処
理装置によれば、請求項25において、上記シート支持
部材にはさらに、上記シート開放部により案内されたシ
ートを基準面側に押圧する弾性押圧部材が設けられてい
ることを特徴とするので、後処理トレイ内に向かって排
出されたシートの下側端部を支持面側に向かって案内す
ると共に、その後シートの下側端部をある程度開放し押
圧することで、例えば端部がカールしたシートであって
もシートを受け取り、支持部の基準となる面側に向かっ
て寄せた状態で他のシートと共に整合させることができ
る。
【0237】また本構成において、上記弾性押圧部材を
シート支持部材のシート端部支持面よりも下方に向かっ
て伸びているように構成することも可能であり、この場
合、例えば下側端部がカールしたシートであってもシー
トを受け取り、支持部の基準となる面側に向かって寄せ
た状態で他のシートと共に整合させることができ、シー
トの下側端部が弾性押圧部の下側に潜り込み、シートも
しくは押圧部材のエッジを破損してしまうこともないと
いう格別な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシート後処理装置の概
略を示す全体断面図である。
【図2】本発明の実施形態に係るシート後処理装置のス
テープル処理過程を表した図である。
【図3】本発明の実施形態に係る後処理トレイ内のシー
ト整合装置の構成を示す全体斜視図である。
【図4】本発明の実施形態において、立設した後処理装
置に向かって排出されるシートに対し、後処理トレイ内
での転倒を防止するための適度な腰を付加する弾性変形
ローラの構成を説明するための断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る後処理トレイ内の
シート押圧整合装置を示す全体断面図である。
【図6】本発明のさらなる他の実施形態に係る後処理ト
レイ内のシート押圧整合装置を示す第1の全体断面図で
ある。
【図7】本発明のさらなる他の実施形態に係る後処理ト
レイ内のシート押圧整合装置を示す第2の全体断面図で
ある。
【図8】本発明のさらなる他の実施形態に係る後処理ト
レイ内のシート押圧整合装置を示す第3の全体断面図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る後処理トレイ内
のシート下部押圧整合装置を示す第1の全体断面図であ
る。
【図10】本発明の第2の実施形態に係る後処理トレイ
内のシート下部押圧整合装置を示す第2の全体断面図で
ある。
【図11】本発明の第2の実施形態において、立設した
後処理装置に向かって排出されたシートの下側端部を保
持するプッシャ機構のシート保持面と植毛部を示す部分
拡大断面図である。
【図12】本発明の第3の実施形態において、立設した
後処理トレイに向かって排出されたシートを押圧するパ
ドラ機構、及びシートの下側端部並びにシート背面を保
持するシート保持部材を示す全体斜視図である。
【図13】本発明の第3の実施形態におけるシート保持
部の正面図である。
【図14】本発明の第3の実施形態におけるシート保持
部とコロの位置関係を表わす断面図である。
【図15】本発明の第3の実施形態におけるシート保持
部と植毛領域の位置関係を表わす断面図である。
【図16】本発明の第4の実施形態に係る後処理トレイ
内のシート下部押圧整合装置を示す全体斜断面である。
【図17】本発明の第4の実施形態に係るシート保持部
の断面図であり、(a)はシートサイズが大きい場合、
(b)がシートサイズが小さい場合において、シート受
け取り位置が変化することを表わす。
【図18】本発明の第4の実施形態に係るシート保持部
の断面図であり、(a)はシートサイズが大きい場合、
(b)がシートサイズが小さい場合において、シート受
け取り位置が変化することを表わす。
【図19】本発明の第4の実施形態に係るシート保持部
の断面図であり、(a)はシートのカール量の大きい場
合、(b)はシートのカール量が小さい場合に、シート
受け入れ位置を切り換えることを表わす。
【図20】本発明の第4の実施形態に係るシート保持部
の断面図であり、(a)はSモードの場合、(b)はD
モードの場合で、シートカールの向きに応じてシート受
け入れ位置を切り換えることを表わす。
【図21】本発明の第4の実施形態に係るシート保持部
の断面図であり、(a)はシートが導入されてくる方向
にカールしている場合、(b)は(a)の逆方向にカー
ルしている場合に、シートカールの向きに応じてシート
受け入れ位置を切り換えることを表わす。
【図22】本発明の第4の実施形態に係るシート保持部
の断面図であり、シートが導入されてくる方向にカール
している場合にシート受け入れ位置を切り換えることを
表わす。
【図23】本発明の第4の実施形態に係るシート保持部
の断面図であり、(a)はシート量が少ない場合、
(b)はシート量の多い場合に、シート受け入れ位置を
切り換えることを表わす。
【図24】本発明の第5の実施形態に係るシート後処理
装置のステープル処理過程を表した図である。
【図25】本発明の第5の実施形態に係るシート後処理
装置のシート支持部材とシート押圧部材の位置関係を表
した正面図である。
【図26】本発明の第6の実施形態に係る後処理トレイ
内の後処理前のシート整合の流れを表す断面図であり、
(a)はシート整合面に対して傾斜面により案内してい
る状態、(b)はシートの下端部を開放してシート支持
面に整合させている状態をそれぞれ表わす。
【図27】本発明の第6の実施形態に係る後処理トレイ
内の後処理前のシート整合の流れを表す断面図であり、
(a)はシート整合面に対して傾斜面により案内してい
る状態、(b)はシートの下端部を開放してシート支持
面に整合させている状態、(c)はA矢視図をそれぞれ
表わす。
【符号の説明】
1 シート後処理装置 2 デジタル複合機(画像形成装置) 3 シート排紙口 11 上固定トレイ 12 下固定トレイ 13 オフセットトレイ 13a、b オフセットトレイ補強板 14 オフセットモータ 15 昇降用モータ 16 駆動力伝達系 17 駆動用ワイヤ 18 シート受け入れ口 19 メイン搬送経路 20 第1切り換えゲート 21 第1排出ローラ 22 第2切り換えゲート 23 第2排出ローラ 24 第3排紙ローラ 24a 上回転軸 24b 下回転軸 24c ローラ 24d、24e ゴムローラ 25 後処理トレイ 26 シート案内ガイド 26a 回動片 26b シート押圧片 26c 支点 26d スプリング 26e ソレノイド 27 シート案内ローラ 28 スプリング 29 パドラ機構 29a 回転シャフト 29b、29c パドラ 29d、29e クラッチ(回転駆動機構) 30 カム機構 31 プッシャ機構(シート支持部材) 31a、31b シート支持腕 31c シート背面支持面 31d シート支持面 31e シート整合基準面 31f シート案内傾斜面 31g 開放部 31h 弾性押圧部材 32 シート両端整合部材 33 ステープル処理装置 34 第3切り換えゲート(シート整合部材) 35 排出補助ローラ 36 第4排出ローラ 37 シート把持手段 37a シート把持部 37b リンク部 37c ソレノイド 38、38a、38b シート押圧部材(弾性片) 250a、250b、310a〜310e コロ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増田 潤也 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 福永 高弘 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 若本 宏治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 山本 昌延 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 木田 裕士 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H072 AB11 CA01 CB01 CB06 FB07 GA08 3F054 AA01 AB01 AC02 AC03 AC05 BA11 BD02 BF02 BF07 BF22 BG02 DA01 3F108 GA02 GA03 GA04 GB01 HA02 HA32

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排出されるシートをスタックするための
    後処理トレイと、スタックされたシートに後処理を施す
    後処理部と、後処理されたシートが排出される排出トレ
    イからなるシート後処理装置において、 上記後処理トレイは立設され、シートを該後処理トレイ
    下部から導入或いは後処理が施された後に上記排出トレ
    イへ排出するための搬送部材を有し、 上記後処理トレイに対峙して設けられ、略直立状態にス
    タックされたシートを略直立状態にて整合させると共
    に、上記後処理トレイにシートが導入される際にシート
    の特定部分を押圧するためのシート案内部材を備えたこ
    とを特徴とするシート後処理装置。
  2. 【請求項2】 上記シート案内部材は、上記後処理トレ
    イに対して該後処理トレイ上部を支点として上記後処理
    トレイ下部が該後処理トレイに向かって回動すると共
    に、 上記後処理トレイに対してシートが導入されるときには
    該後処理トレイの上方に向かって案内する一方、該後処
    理トレイに対してシートが排出されるときには後処理ト
    レイ面側に向かって押圧することを特徴とする請求項1
    に記載のシート後処理装置。
  3. 【請求項3】 上記シート案内部材は、上記後処理トレ
    イに対してシートが導入されるときにはシートを上記後
    処理トレイの上方に向かって案内する一方、上記後処理
    トレイに対してシートが排出されるときにはシートを該
    後処理トレイ面側に向かって下方から上方に向かって徐
    々に押圧することを特徴とする請求項1に記載のシート
    後処理装置。
  4. 【請求項4】 上記シート案内部材は、シートの上記後
    処理トレイ面側に対する押圧動作に共動するパドラ機構
    を備えることを特徴とする請求項2又は3記載のシート
    後処理装置。
  5. 【請求項5】 上記シート案内部材は、上記パドラ機構
    の回転部に押圧され、上記後処理トレイ面側に向かって
    回動することを特徴とする請求項4に記載のシート後処
    理装置。
  6. 【請求項6】 上記パドラ機構は、上記後処理トレイに
    スタックされるシートの特性に応じて回転作用数が切り
    換え可能な回転数切換制御手段を有することを特徴とす
    る請求項4又は5に記載のシート後処理装置。
  7. 【請求項7】 上記後処理トレイは、該後処理トレイ下
    部から排出されるシートの下方端部側を支持して整合す
    る第1後処理トレイ部と、該後処理トレイ内に排出され
    たシート全体を保持する第2後処理トレイ部とから構成
    され、前記第1後処理トレイ部は、上記パドラ機構の回
    動と共に上記後処理部に向かって該後処理トレイ内に整
    合されたシートを導くことを特徴とする請求項4に記載
    のシート後処理装置。
  8. 【請求項8】 上記後処理トレイに排出されるシートに
    対して、排出されたシートが上記後処理トレイ内におい
    て転倒しないように腰を付ける腰付与部材を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  9. 【請求項9】 排出されるシートを順次収容する立設さ
    れたトレイと、上記トレイ上においてシートを整合させ
    るため整合手段からなるシート後処理装置において、 上記トレイ内に順次収容されるシートに対し、シートが
    該トレイ内に収容されている間、上記トレイ面上に沿っ
    て略直立状態にて整合できる程度の腰を付与する腰付与
    部材を備えていることを特徴とするシート後処理装置。
  10. 【請求項10】 上記腰付与部材は、互いに一部分が接
    触して弾性変形した一対の弾性ローラからなることを特
    徴とする請求項8又は9に記載のシート後処理装置。
  11. 【請求項11】 排出されるシートを順次収容する立設
    されたトレイと、上記トレイ上においてシートを整合さ
    せるための整合手段からなるシート後処理装置におい
    て、 上記トレイ内に順次収容され、略直立状態にスタックさ
    れたシートの上方先端部分に作用して、該シートを略直
    立状態において把持するシート把持手段を備えているこ
    とを特徴とするシート後処理装置。
  12. 【請求項12】上記シート把持手段は、上記トレイ内に
    おいて略直立状態にて整合されたシートの状態を維持で
    きる程度の力で把持するための把持部材から構成される
    ことを特徴とする請求項11に記載のシート後処理装
    置。
  13. 【請求項13】上記シート後処理装置はさらに、上記後
    処理トレイに対峙して設けられ、上記後処理トレイに導
    入された略直立状態に収容されたシートの下側端部を押
    圧し、シートを略直立状態にて前記後処理トレイ面側に
    向かって整合させるためのシート整合部材を備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  14. 【請求項14】上記シート案内部材は、導入されたシー
    トの下方端部を保持して略直立状態に整合するための保
    持部材を有し、 前記保持部材のシート下部端面保持面には、前記シート
    押圧方向とは逆方向への移動を抑制する移動抑制部材が
    配設されることを特徴とする請求項1に記載のシート後
    処理装置。
  15. 【請求項15】上記後処理トレイは、上下方向に変位自
    在であり、上方の第1の位置において導入されるシート
    を受け取り、下方の第2の位置において導入されたシー
    トを上記シート整合部材が前記後処理トレイ面側に向か
    って押圧することを特徴とする請求項13に記載のシー
    ト後処理装置。
  16. 【請求項16】上記後処理トレイ内に収容されているシ
    ート枚数を計数し計数結果を記憶する計数記憶手段と、
    前記計数記憶手段の前記計数結果が所定枚数を越える
    と、上記シート整合部材に対し、それ以降に後処理トレ
    イ内に導入されるシート及びシート束に対して整合動作
    が行われせるよう制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする請求項13に記載のシート後処理装置。
  17. 【請求項17】上記後処理トレイに収容されるシートの
    下側端部を支持して整合すると共に、支持したシート束
    をシートを導入する第1位置とシートを後処理する第2
    位置との間を変位自在なシート支持部材を備え、 前記シート支持部材の変位動作に合わせてシート束の背
    面を支持する支持補助部材が前記後処理トレイに対し並
    設され且つ該後処理トレイ面よりも突出して設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
  18. 【請求項18】上記支持補助部材に対向配置され、上記
    後処理トレイに導入されたシートを該後処理トレイ面側
    に向かって押圧整合させるためのシート整合部材を備
    え、 上記シート支持部材が変位する際、前記シート整合部材
    がシート束を把持搬送することを特徴とする請求項17
    に記載のシート後処理装置。
  19. 【請求項19】上記支持補助部材は、上記後処理トレイ
    面に設けられ、シートが整合方向と逆方向に移動するこ
    とを抑制する移動抑制部材から構成されることを特徴と
    する請求項17に記載のシート後処理装置。
  20. 【請求項20】上記後処理トレイに収容されるシートの
    下側端部を支持して整合すると共に、支持したシート束
    をシートを導入する第1位置とシートを後処理する第2
    位置との間で変位自在なシート支持部材と、 前記後処理トレイに収容されるシート形状を検出するた
    めのシート形状検出手段と、 前記シート形状検出手段の検出結果に基づき、前記シー
    ト支持部材がシートを導入する位置を切り換える切換制
    御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシ
    ート後処理装置。
  21. 【請求項21】上記後処理トレイに収容されるシートの
    下側端部を支持して整合すると共に、支持したシート束
    をシートを導入する第1位置とシートを後処理する第2
    位置との間で変位自在なシート支持部材と、 前記後処理トレイに収容されるシートの変形量及び又は
    変形方向を検出するためのシート変形検出手段と、 前記シート変形検出手段の検出結果に基づき、前記シー
    ト支持部材がシートを導入する位置を切り換える切換制
    御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシ
    ート後処理装置。
  22. 【請求項22】上記後処理トレイに収容されるシートの
    下側端部を支持して整合すると共に、支持したシート束
    をシートを導入する第1位置とシートを後処理する第2
    位置との間で変位自在なシート支持部材と、 前記後処理トレイに収容されるシート量を検出するため
    のシート量検出手段と、 前記シート量検出手段の検出結果に基づき、前記シート
    支持部材がシートを導入する位置を切り換える切換制御
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のシー
    ト後処理装置。
  23. 【請求項23】排出されるシートをスタックするための
    後処理トレイと、スタックされたシートに後処理を施す
    後処理部と、後処理されたシートが排出される排出トレ
    イからなるシート後処理装置において、 上記後処理トレイは立設され、シートを該後処理トレイ
    下部から導入或いは後処理が施された後に上記排出トレ
    イへ排出するための搬送部材と、 上記後処理トレイに導入されたシートを整合するための
    シート整合部材と、 上記後処理トレイ内に整合されたシートと上記後処理部
    を相対的に移動させ相互に所定の位置関係となるように
    上下方向に移動させる移動部材とを有し、 上記移動部材によりシートと後処理部が相対的に上下方
    向に移動する際、シートを上記後処理トレイの基準とな
    る面側に向かって押圧するための押圧部材を備えている
    ことを特徴とするシート後処理装置。
  24. 【請求項24】上記押圧部材は、上記後処理トレイ内に
    導入されたシートを整合する過程ではシート面に対して
    作用せず、整合されたシートと上記後処理部が相対的に
    移動する過程でシート面に対して作用することを特徴と
    する請求項23に記載のシート後処理装置。
  25. 【請求項25】排出されるシートをスタックするための
    後処理トレイと、スタックされたシートに後処理を施す
    後処理部と、後処理されたシートが排出される排出トレ
    イからなるシート後処理装置において、 上記後処理トレイは立設され、シートを該後処理トレイ
    下部から導入或いは後処理が施された後に上記排出トレ
    イへ排出するための搬送部材と、 上記後処理トレイに排出されるシート下側端部を支持し
    て整合するシート支持部材とを有し、 上記シート支持部材には、シート下側端部を支持部の基
    準面側に向かって案内するシート案内傾斜部と、案内さ
    れたシート下側端部を開放するシート開放部が設けられ
    ていることを特徴とするシート後処理装置。
  26. 【請求項26】上記シート支持部材にはさらに、上記シ
    ート開放部により案内されたシートを基準面側に押圧す
    る弾性押圧部材が設けられていることを特徴とする請求
    項25に記載のシート後処理装置。
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