JP2000085502A - 小型4輪車両 - Google Patents
小型4輪車両Info
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Abstract
る。 【解決手段】 左右各一対の前輪1と後輪2を支持する
車体フレームを覆うフレームカバーを、フロアパネル
9、サイドデッキ12、フロントデッキ15、リヤデッ
キ20等で構成し、キャビン3の左右にサイドデッキ1
2を、前方にフロントデッキ15、後方にリヤデッキ2
0をそれぞれ張り出して平坦に形成し、キャビン3の周
囲で連続させて通路とする。キャビン3を構成する内装
フレーム7に、シートクッション8a、シートバック8
b、ショルダーパッド8c及びサイドサポート部8d等
からなる乗員支持装置8を設ける。これら内装フレーム
7及び乗員支持装置8は出入り口9aを狭くしないよう
車幅方向内側へ引き込んで設ける。
Description
小型4輪車両に係り、特にキャビンの左右方向を大きく
開放して乗降性を確保しつつ、乗員を安定支持できる乗
員支持装置を設けたものに関する。
アフレームと、この上にキャビンを形成するため上方へ
湾曲して取付けられるアッパーフレームとで構成し、ア
ッパーフレームの左右両側部に乗降用の開口部を設けた
小型4輪車両は公知である(一例として、特開昭61−
169373号)。
ャビンの側方を大きく開放しているため、乗降性が良好
になる反面、乗員が安定支持感を得にくくなる。そこ
で、本願発明は乗降性を犠牲にすることなく乗員を安定
支持できるようにすることを主たる目的とする。
車幅が狭いため、小さなスペースへ駐車できるメリット
がある。しかしながら、車幅ぎりぎりの駐車スペースへ
駐車するとき隣接車両があれば乗降できないことがある
ので、車幅プラス乗降スペース程度の駐車スペースが必
要になる。しかも、この車幅は、快適走行に必要な一定
のトレッド幅を確保するなどの要請があるため、狭くす
ることに限界があり、本来の居住空間としてキャビンに
要求されている以上のかなり大きなものにならざるを得
ず、このことは、例え一人乗りのような小型4輪車両で
あっても同様である。そこで、駐車スペースを可及的に
小さくできるようにすることも合わせて目的とする。
本願に係る第1の発明は、左右各一対づつ前輪と後輪を
設けるとともに、車体中央部に左右方向を開放されたキ
ャビンを有する小型4輪車両において、キャビン後部に
乗員の肩部を支持するショルダーパッドと、乗員の腰部
側方を支持するサイドサポートを有する乗員支持装置を
設けたことを特徴とする
た前輪と後輪を支持する車体フレーム上にキャビンを設
けた小型4輪車両において、キャビンの前後左右に平坦
部を設けてステップ手段にするとともに、これら各ステ
ップ手段間を連続させて通路としたことを特徴とする。
バンパ及びリヤバンパを設けるとともに、これらフロン
トバンパ及びリヤバンパにそれぞれ足掛け部を設けるこ
とができる。また、前後のステップ手段上に荷物固定部
材を係止するためのレールを設けることもできる。
してキャビンの左右が大きく開放されていても、ショル
ダーパッドとサイドサポートを備えるので、乗員は安定
支持される。
に平坦なステップ手段を形成し、これらの間を連続させ
たので、車幅程度の狭い駐車スペースに駐車した場合で
あっても、左右いずれかのステップ手段へ出てから前又
は後ろのステップ手段を通って乗降できる。このため、
車幅をある程度大きくしても、駐車スペースを可及的に
小さくできる。
ンパ及びリヤバンパにそれぞれ足掛け部を設ければ、こ
の足掛け部を使って、前後のステップ手段から容易に乗
降できる。
けることにより、ここを荷物台として利用できる。そこ
で、前後のステップ手段上にレールを設ければ、荷物固
定部材の固定具をこのレールへ係止等により固定するこ
とにより容易に荷物を固定できる。しかも、係止位置が
自由になるので、荷物の形状等に応じて的確に固定でき
る。
す。図1は車体全体の側面図であり、この図に明らかな
ように、この小型4輪車は、前輪1及び後輪2を左右一
対づつ備え、図示しないエンジンにより及び動力駆動さ
れるとともに、前輪1と後輪2の間に乗員居住空間であ
るキャビン3が設けられる。
を湾曲して覆う透明のウインドシールド4と、頭上部に
設けられるルーフパネル5と、このルーフパネル5をピ
ラー6を介して車体後部上へ支持する内装フレーム7と
を連続しエンジン側面視略ループ状をなすように構成さ
れ、左右(車体進行方向を基準とする)両側面は大きく
開放されている。
され車体中央部に取付けられて、乗員の支持とともに、
乗員の支持部を兼ね、キャビン3の一部としてその後部
側を構成する前方へ向かって開放されたバケット状の空
間を形成している。
バー組立体7aが配置され、ここにシートクッション8
a、シートバック8b、ショルダーパッド8cが設けら
れる。
内装フレーム7の前縁による張り出し部が設けられ、こ
の部分がサイドサポート部8dになっている。また、こ
のサイドサポート部8dの内側にシートベルト8eが設
けられ、車体側へ取付けられている。
ック8b、ショルダーパッド8c、サイドサポート部8
d及びシートベルト8eにより乗員支持装置8が構成さ
れている。
は図示省略の車体フレームへ(図6参照)取付けられて
いる。フロア部9のうち車幅方向両端部は前輪1及び後
輪2の間に鞍部状に形成されて、出入り口9aをなし、
その下方にはサイドデッキ12が設けられている。
両側部が出入り口9aよりも車体中央側へ引き込んでい
るため、出入り口9aは内装フレーム7の側方まで出入
りに利用可能となっている。
れ、サイドデッキ12を通って前輪1上方のフロントデ
ッキ15及び後輪2上方のリヤデッキ20の上へ出られ
るようになっている。これらフロントデッキ15及びリ
ヤデッキ20の各上面は平坦になっている。
ントデッキ15、リヤデッキ20等は、車体フレームを
覆うフレームカバーで構成し、キャビン3の左右にサイ
ドデッキ12を、前方にフロントデッキ15を、後方に
リヤデッキ20をそれぞれ張り出して平坦に形成し、キ
ャビン3の周囲で連続させて通路とする。符号10はハ
ンドルである。
ーパッド8cの構造を立体的に示す図である。まず、ロ
ールバー組立体7aはパイプ部材から構成されたアーチ
部7bを備え、その頂部でピラー6の下端部と連結する
ようになっている。
イトブラケット7eに連結し、その下端部は後脚7fを
なして車体フレームへ取付けられる。また、ロールバー
組立体7aの左右両側部とサイトブラケット7eの上下
方向中間部間に前方へ張り出したウイング内装フレーム
7cが左右一対で設けられる。
部に相当する高さに設けられ、パネル7dで補強されて
いる。ウイング内装フレーム7cの下端部は前脚7gの
上端部へ連結されている。
9へ向かって斜め前方へ長く延出し、その下端部の取付
部7hで車体フレームへ取付けられる。また、前脚7g
の中間部からサイドブラケット7eを結び、さらに、前
脚7gと上端同士が接続する補強パイプ7kが設けられ
る。
イプ7m、7nで連結され、さらに、下側のクロスパイ
プ7nに補助脚7pが設けられる。この補助脚7pはク
ロスパイプ7nから下方へ延びてから前方へ曲がり、左
右の前脚7g間を結ぶクロスパイプ(図示省略)へ前端
部か連結されている。
と、左右に分割された外側パッド8g及び内側パッド8
hで構成される。外側カバー8fは軟質スポンジ材料な
どの柔らかな接触感の得られる適宜部材で構成される中
空体である。
び、後端部にはアーチ部7bを通す開口部8mが形成さ
れ、かつこの開口部8mの縁部には割部8nが形成され
ている。外側カバー8fの後部はスリット8pをなし、
外側パッド8gと内側パッド8hを合わせた状態で内部
へ入れることができるようになっている。
もある程度の弾力性と柔らかさを備えた、緩衝部材であ
り、外側カバー8fよりも硬めのスポンジ材料等で構成
され、ウイング内装フレーム7cの形状と略同形をなす
とともに、両部材を合わせると、略外側カバー8fと同
じ形状になるように形成されている。
部には、アーチ部7bを逃げるように湾曲する取付部8
r、8sが形成され、外側パッド8g、取付部8sをウ
イング内装フレーム7cの内外両側に重ねると、取付部
8r、8sでアーチ部7bの内外両面を挟むようになっ
ている。
側パッド8g、内側パッド8hをウイング内装フレーム
7cの内外側面に重ね、取付部8r、8sをアーチ部7
bの内外に挟んだ状態で外側カバー8fを被せると、外
側パッド8g、内側パッド8hがスリット8pから外側
カバー8fの内側へ入る。
ーチ部7bを入れ、再び割部8nを戻すと、外側カバー
8f、外側パッド8g及び内側パッド8hは一体のショ
ルダーパッド8cとなって、ウイング内装フレーム7c
上へ取付けられる。
示すように、ショルダーパッド8c及びサイドサポート
部8dは乗員支持装置8を構成し、ショルダーパッド8
cは乗員の肩部を支持できる。また、乗員の腰部はサイ
ドサポート部8dにより、支持される。したがって乗員
はキャビン3が左右に大きく開放された空間をなしてい
ても、乗員は乗員支持装置8上に安定支持可能になる。
ールバー組立体7aを利用して簡単にでき、また、サイ
ドサポート部8dも内装フレーム7の一部を利用するこ
とにより容易に形成でき、かつ内装フレーム7及び乗員
支持装置8は出入り口9aよりも車体内方へ引き込んだ
位置に形成されているから、出入り口9aを狭くせず、
このため出入りの邪魔にならない。
それぞれ幅広く形成されるため、乗員はサイドデッキ1
2の前後いずれ側へも乗ることができ、ここから、フロ
ントデッキ15又はリヤデッキ20上へ移動できる。
施例に係る一人乗り小型4輪車両の全体斜視図、図4は
この小型4輪車両全体の概略平面図、図5はその概略正
面図、図6は車体フレームとそのカバー部材の取付方を
示す分解斜視図、図7は、さらに細かく各構成部材を分
解して示す斜視図、図8は図3の8−8線拡大断面図で
ある。なお、前実施例と共通する部分には共通符号を用
いるものとする。
る。この小型4輪車両は、前輪1及び後輪2を各左右一
対づつ設けてあり、これらの前輪1及び後輪2の間にキ
ャビン3が設けられている。
り、その左右両側は乗降用の開口部をなすとともに、乗
員の前方から上方までを湾曲して覆うウインドシールド
4と、乗員の頭上を覆うルーフパネル5と、このルーフ
パネル5の後端部を左右一対のピラー6を介して支持す
る内装フレーム7で構成され、内装フレーム7には乗員
支持装置8が取付けられている。この乗員支持装置8に
もショルダーパッド8c及びサイドサポート部8dが設
けられ、これらは前実施例のものと構造を異にするが同
様に機能する。またヘッドレスト8tも内装フレーム7
の上部に設けられている。
が設けられ、その前端部には乗員支持装置8に対面して
上方へ立ち上るインパネ部10が一体に形成され、この
インパネ部10の上部中央にハンドル11が配置されて
いる。
サイドデッキ12が一対で設けられ、それぞれの地上高
は前輪1及び後輪2の半径程度であり、前後両端部はフ
ロントフェンダの後部片13及びリヤフェンダの前部片
14へ接続している。サイドデッキ12もキャビン3の
左右に設けられるステップ手段の一具体例であり、全体
がほぼ平坦になっている。
上面全体が平坦部をなして前方へ張り出すフロントデッ
キ15で覆われている。フロントデッキ15の左右両端
部は前輪1の上方を覆ってフロントフェンダを兼ねるフ
ェンダ上部15aをなし、その後部はフロントフェンダ
の後部片13の上部と接続している。フロントデッキ1
5はキャビン3の前方に設けられるステップ手段の一具
体例である。
して前後方向へ延びるレール16が左右一対で形成され
ている。さらに、フロントデッキ15の前部にはフロン
トバンパ17が取付けられ、このフロントバンパ17の
左右両側部17aはフロントフェンダの一部を兼ね、前
輪1の前側上部を覆うフロントフェンダ前部をなしてい
る。
も、上面全体が平坦部をなして後方へ張り出すリヤデッ
キ20で覆われている。リヤデッキ20の左右両端も後
輪2の上方まで延びるフェンダ上部20aとなってリヤ
フェンダの一部を兼ねるとともに、その前端部はリヤフ
ェンダの前部片14の上部と接続している。リヤデッキ
20はキャビン3の後方に設けられるステップ手段の一
具体例である。
前後方向へ延びるレール21が左右一対で形成されると
ともに、リヤデッキ20の後端部にはリヤバンパ22が
取付けられている。
2の後側上部を覆うリヤフェンダ後部をなしてリヤフェ
ンダの一部を兼ねるとともに、その中央部の壁面を車体
前方へ凹入させかつ下端部を若干後方へ延出させて中央
下部に略水平な段部を形成することにより、これを足掛
け部23としている。
あり、同様の足掛け部18が形成されている(図4,図
5)。足掛け部18及び23はそれぞれ同程度の地上高
であり、かつサイドデッキ12の地上高とも同程度であ
る。
に示すように、平面視でキャビン3の前後左右に設けら
れた平坦なサイドデッキ12、フロントデッキ15、リ
ヤデッキ20で囲まれ、左右のサイドデッキ12の各前
後端部はフロントデッキ15及びリヤデッキ20の各フ
ェンダ上部15b、20bに接続し、結局これらのデッ
キはキャビン3の周囲を回廊状に連続している。
キ15とリヤデッキ20はほぼ同じ地上高に設定され、
左右の各サイドデッキ12とは段差をなすが、この段差
はフロントフェンダの後部片13及びリヤフェンダの前
部片14の各高さ程度であって、それぞれ前輪1及び後
輪2の各半径よりも若干高い程度であるから、通行に支
障のないものである。
デッキ12からフェンダ上部15へ上り、フロントデッ
キ15の中央を通って足掛け部18より地上へ降りる通
路が形成される。同様に、車体後方側にも、サイドデッ
キ12からフェンダ上部20aへ上り、リヤデッキ20
の中央を通って足掛け部23より地上へ降りる通路が形
成される。そのうえ、これらの通路はサイドデッキ12
を介して車体の前部から後部まで連続し、乗員が前後い
ずれの方向にも任意に歩行可能になっている。
サイドデッキ12の幅W2分だけ車幅Wよりも小さくな
っているが、一人乗り車両として十分な居住空間を形成
できる大きさである。一方、車幅Wは、快適走行に要求
される十分なトレッド幅等の必要諸元を与えるようにな
っている。
ついて細部を説明する。図6及び図7に示すように、車
体フレームは、前輪1を支持する部分であるフロントフ
レーム30、キャビン3を支持する部分であるセンター
フレーム31及び後輪2並びにエンジン(図示省略)を
支持する部分であるリヤフレーム32の3つの部分に予
め小組みされ(図7)、これらを互いに接続することに
より一体に構成される(図6)。
30は、左右に平行するサイドメンバ33、その前後各
端部間を連結するクロスプレート34,35、中央部へ
前上がりに傾斜して配置されるセンターメンバ36及び
左右のサイドメンバ33とクロスプレート34とが接続
する左右のコーナー部に上下方向へ長く設けられたステ
ー37を備え、ステー37の下端部間はアンダーパイプ
38で連結される。
られた太い角パイプのメインフレーム40、その各前端
部側で前方上がり斜めに形成された立ち上がり部41の
各前端部間を連結するクロスプレート42、メインフレ
ーム14の前後部間を連結する前側クロスパイプ44及
び後側クロスパイプ46、並びに左右の各メインフレー
ム40の側面に形成されたサイドデッキ支持部47、4
8、及び左右のメインフレーム40の中間部間を連結す
るクロスメンバ49を備える。
0のクロスプレート35へ連結される部材であり、中央
部で前側クロスパイプ44から前方へ延出するセンター
ビーム44aの前端部と連結されている。
のメインフレーム40から側方へ突出する突出部43を
なし、同様に後側クロスパイプ46の左右両端部も突出
部45をなしている。左右のサイドデッキ支持部47、
48は各メインフレーム40の側面から外側方へ張り出
して形成されている。
ンフレーム40の側面から側方へ突出する前後一対のデ
ッキステー50及びその先端間を連結するパイプ51に
より矩形枠状に形成されている。
クロスパイプ44の突出部43の上下とメインフレーム
40の後部側面から側方へ突出するデッキステー52の
上下部とを連結する上下一対のパイプ53,54で略矩
形枠状に形成されている。
部には、平行して上方へ突出するパイプ55が左右一対
で設けられ、各パイプ55の上下方向中間部間はクロス
パイプ56で連結され、その左右両端部はパイプ55よ
り側方へ突出した連結部57になっている。
ち上がり部41先端部までの高さ及びクロスパイプ56
までの高さは、それぞれサイドデッキ12とフロントデ
ッキ15及びリヤデッキ20との高低差とほぼ同じ程度
になっている。
前後方向へ延びるアッパーパイプ60、これらを連結す
るクロスパイプ61、アッパーパイプ60の各後端部か
ら前方へ斜め下がりに延出する左右一対のパイプステー
62、アッパーパイプ60及びパイプステー62の各後
端部から左右一対で下方へ延出するダウンパイプ63,
64を介してその各下端部に支持された左右一対のロア
ーパイプ65、これら左右のロアーパイプ65間を連結
するクロスパイプ66を備える。
の上下方向における間隔はリヤバンパ22の車体取付時
における上下方向幅と同程度である。また、アッパーパ
イプ60の左右各前端部は、センターフレーム31に設
けられたクロスパイプ56の左右両端の連結部57と重
なって相互に連結され、かつ左右のパイプステー62の
各前端部も後側クロスパイプ46へ連結されるようにな
っている。
各前後端部には、それぞれデッキ取付用ステー67が側
方へ突出して設けられている。
0(図6)は、前記フロアパネル9、サイドデッキ1
2、フロントフェンダの後部片13、フロントデッキ1
5、フロントバンパ17、リヤフェンダの後部片14、
リヤデッキ20及びリヤバンパ22で構成される。
フレーム31上へ置かれて、センタービーム44aやク
ロスメンバ49等へボルト等により締結して取付けられ
る。フロアパネル9の乗員支持装置8下方となる位置に
は、乗員支持装置8で開閉される開口部71が形成さ
れ、かつその前方にもフロアリッド72で開閉される開
口部73が形成されている。
10へつながる側壁74がそれぞれ斜めに形成されてい
る。この側壁74は乗降時に踏まれやすい部分であるた
め略L字形断面のサイドパネル75によって補強され
る。インパネ10にはハンドルポストカバー76が一体
に設けられている。
ドデッキ支持部47、48の上に置かれてボルト等によ
り締結して取付けられる。このためサイドデッキ12の
全面に複数の車体取付け用の取付穴80が形成され、前
端部には上方へめくれた接続縁81が形成され、後端部
には一段下がった段部82が形成され、この段部に内装
フレーム7の下端部7aが収容されるようになっててい
る(図3)。
83がフロントデッキ15との接続部、下端部84がサ
イドデッキ12との接続部をなし、上端部83はフロン
トデッキ15の後部中央を除く周囲に形成されている下
向きのフランジ部15bの内側へ入ってタッピングスク
リュー等で相互に連結され、下端部84は略水平に屈曲
してサイドデッキ12の接続縁81下側に重なり、同様
にして連結されるようになっている(図6)。
パ17フロントデッキ15の前面側部分にもフロントバ
ンパ17の上端部が内側へ重ねられるようになってい
る。
の上方へ重なる位置に、レール16を取付けるためのレ
ール溝85が前後方向へ左右一体で形成され、このレー
ル溝85を挟んで前端部内側及び後端部外側に車体取付
用の取付穴86,87が設けられている。
38と重なる位置の前後に車体取付用の取付穴90が設
けられ、これよりも内側にレール取付用のレール溝91
が前後方向へ左右一体で形成され、後端部左右には下方
へ突出するステー92が一体に設けられている。
を除いて下向きのフランジ20bが一体に形成され、こ
のうちの後部部分にリヤバンパ22の上端部が内側へ入
れられ、その左右に設けられた凹部93とステー92を
へ重ねて、タッピングスクリュー等で相互に連結される
ようになっている。
部23は、クロスパイプ66の上へ重なるようになって
おり、その適所に取付穴94が形成されている。
端部は、フロントフェンダの後部片13と同様であり、
上端部はリヤデッキ20に対してそのフランジ20bの
内側へ重ねて連結され、下端部はサイドデッキ12の後
端部の下側へ重ねて連結される。
ール溝85は、図8に示すように、レール16を収容可
能な大きさで上方へ開放する略コ字状断面をなし、底部
の適所にはインサート等で設けられたナット部95が設
けられ、このレール溝85内へ収容されたレール16を
ネジ96によりナット部65へ締結するようになってい
る。
と略面一もしくはそれ以下となるように収容される断面
略C字状をなす長尺部材であり、レール溝85の開放部
近くに位置する左右の張り出し部97でスリット98の
幅を小さくした形状をなし、この張り出し部97へ、ネ
ットや紐等の荷物固定部材(図示省略)の端部に設けら
れたフック99などの固定具を係止できるようになって
いる。リヤデッキ20側におけるレール21及びレール
溝91の構造も同様になっている。
のではなく、例えば、レール16内をスライド可能かつ
予め設定された前後方向の複数位置又は任意位置で移動
不能にロックできるような公知のスライド式固定具とし
てもよい。
図6に示される。まず、フロアパネル9、フロントバン
パ17及びリヤバンパ22がそれぞれ車体フレームへ取
付けられる。このときリヤバンパ22は、足掛け部23
をクロスパイプ66の上へ重ねて、取付穴94からボル
ト等を通してクロスパイプ66に予め設けられたナット
部へ締結される。なお、フロントバンパ17も同様に足
掛け部18がアンダーパイプ38へ連結される。
キ20を取付ける。フロントデッキ15を左右のサイド
メンバ33の上へ置き、前側の取付穴86をステー37
の上端面に重ね、かつ後側の取付穴87をサイドメンバ
33の後部側面に突出形成された突部39上に重ねてか
ら、それぞれがボルトにより上方から締結される。
60上に重ねて各取付穴90を対応する各デッキ取付用
ステー67と一致させてから、上方よりボルトで互いに
締結される。
サイドデッキ支持部47、48の上へ置かれて取付けら
れる。このとき、車体右側では、各取付穴80を、前後
の突出部42,45、同様に前後のデッキステー50及
びパイプ51に設けられたナット部と一致させてから上
方よりボルトで締結される。なお、車体左側も同様にし
て締結できる。
4輪車両を車幅Wとほぼ同程度の駐車スペースへ駐車す
ると、サイドデッキ12を隔てて隣接車両等の乗降障害
物Aと接する。
ェンダ15a及び20aを介してフロントデッキ15及
びリヤデッキ20へ連続し、かつサイドデッキ12と上
部フェンダ15a及び20aの段差が通常のステップ程
度であり、しかもフロントデッキ15及びリヤデッキ2
0が平坦であるから、これらの間に歩行可能な連続する
通路が形成されている。
後、連続するフロントデッキ15又はリヤデッキ20上
を通って車体の前方又は後方へ降りることができる。こ
のため、十分な居住空間を確保し、そのうえ快適な走行
性を与えることが可能な程度の大きな車幅を有するにも
かかわらず、可及的に狭い駐車スペースで足りることに
なる。
パ22にそれぞれ足掛け部18、23を設けることによ
り、フロントデッキ15又はリヤデッキ20を使って車
体の前後から乗降するときの乗降が容易になる。
ッキ20はそれぞれボンネット部分を兼ねることになる
ので、スッテップ専用部材を設ける必要がなく、部品構
造が簡単になる。そのうえさらに、フロントデッキ15
及びリヤデッキ20の各左右両端部が上部フェンダ15
a及び20aとしてフェンダを兼ねるため、フェンダ専
用部材は後部片13と前部片14のみで足り、この点で
も部品構造を簡単にできる。
20は平坦であるから、これを荷物積載スペースとして
利用できる。このとき、レール16及び21を設けるこ
とにより、例えば、フック99(図8)等の適宜固定具
を前後方向の任意位置に係止して荷物を固定できる。こ
の場合、レール16及び21がそれぞれ前後方向に長い
ので、係止位置を自由に選べる。
より、フロントデッキ15及びリヤデッキ20を補強で
きるので、これらのデッキを構成するパネル材料自体を
比較的薄肉軽量にしても、デッキ全体としては、ステッ
プとして通行するに支障のない程度の強度を維持でき
る。
ッキ20の左右両端部はキャビン3から側方へ張り出し
ているため、この前後の張り出し部間を利用して、例え
ば車体全長程度の長さがあるような長尺物B(図3)を
も支持することができる。
ず、種々に変形可能であり、例えば、フロントデッキ1
5、サイドッデッキ12及びリヤデッキ20は、適当な
合成樹脂でも金属でも形成できる。また、必ずしも全体
が平坦である必要はなく、サイドデッキ12とフロント
デッキ15及びリヤデッキ20との間で連続する通行可
能な通路を確保できれば、例えこの通路部分が全体の一
部に過ぎず、他の部分に曲面部等の通行困難な形状部が
形成されているような構造であっても構わない。
ッキ15及びリヤデッキ20間の段差を比較的大きくす
ることができ、この場合、フロントフェンダの後部片1
3及びリヤフェンダの前部片14に複数段のステップを
形成すればよい。また、後部片13及び前部片14はフ
ロントデッキ15及びリヤデッキ20もしくはサイドデ
ッキ15と一体に形成でき、この場合には、それぞれの
後部片13及び前部片14と相当する部分に前記ステッ
プを設けるようにする。
して示す斜視図
図
ム、7a:ロールバー組立体、8:乗員支持装置、8
a:シートクッション、8b:シートバック、8c:シ
ョルダーパッド、8d:サイドサポート部、9:フロア
パネル、12:サイドデッキ、15:フロントデッキ、
16:レール、17:フロントバンパ、18:足掛け
部、20:リヤデッキ、21:レール、22:リヤバン
パ、23:足掛け部
Claims (4)
- 【請求項1】左右各一対づつ前輪と後輪を設けるととも
に、車体中央部に左右方向を開放されたキャビンを有す
る小型4輪車両において、キャビン後部に乗員の肩部を
支持するショルダーパッドと、乗員の腰部側方を支持す
るサイドサポートを有する乗員支持装置を設けたことを
特徴とする小型4輪車両。 - 【請求項2】キャビンの前後左右に平坦部を設けてステ
ップ手段にするとともに、これら各ステップ手段間を連
続させて通路としたことを特徴とする請求項1に記載し
た小型4輪車両。 - 【請求項3】車体の前後にそれぞれフロントバンパ及び
リヤバンパを設けるとともに、これらフロントバンパ及
びリヤバンパにそれぞれ足掛け部を設けたことを特徴と
する請求項2に記載した小型4輪車両。 - 【請求項4】前後のステップ手段上に荷物固定部材を係
止するためのレールを設けたことを特徴とする請求項2
に記載した小型4輪車両。
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