JP2000085210A - プリンタ及び印刷方法 - Google Patents

プリンタ及び印刷方法

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JP2000085210A JP10254365A JP25436598A JP2000085210A JP 2000085210 A JP2000085210 A JP 2000085210A JP 10254365 A JP10254365 A JP 10254365A JP 25436598 A JP25436598 A JP 25436598A JP 2000085210 A JP2000085210 A JP 2000085210A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でコレート印刷を実現すること。 【解決手段】 解釈部13が発行した印刷要求は、印刷
要求受付部22を介して記憶部21の実行キューまたは
待機キューに蓄積される。実行キューに蓄積された印刷
要求は、エンジン制御部15に入力される。エンジン制
御部15から印刷終了報告がなされると、印刷済みの印
刷要求は実行キューから削除される。コレート印刷が指
定されている場合は、印刷済みの印刷要求は実行キュー
からコレートキューに移し替えられて保存される。一部
の印刷を終了する度に、コレートキューに保存された印
刷要求が再び実行キューに移される。実行キューとコレ
ートキューとの間で印刷要求を移動させることにより、
コレート印刷を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるコレート
印刷を行うことができるプリンタ及び印刷方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、ページプリンタ等の従来のプリ
ンタでは、ホストコンピュータから入力された印刷デー
タを解釈してページ毎の印刷用イメージデータを生成
し、ページ単位の印刷要求をエンジン制御部に入力す
る。エンジン制御部は、入力された印刷要求に基づいて
プリントエンジンを駆動させることにより印刷を行うよ
うになっている。
【0003】より具体的に述べると、印刷要求は、発行
順に印刷キューに蓄積され、先に蓄積された印刷要求か
ら順番にエンジン制御部に渡される。1ページの印刷を
終了すると、エンジン制御部は、印刷終了報告を行う。
エンジン制御部から印刷終了報告が行われると、印刷済
みの印刷要求は印刷キューから削除され、メモリ領域が
解放される。解放されたメモリ領域には、後続する他の
ページの印刷要求や別の印刷ジョブに係る印刷要求等が
格納される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術によ
るプリンタでは、ホストコンピュータから到着した順番
に印刷要求を発行して印刷し、印刷済みの印刷要求を直
ちに破棄してメモリ領域を次々に解放するため、多量の
データを有する印刷ジョブでも比較的少ないメモリ量で
印刷することができる。しかし、印刷済みの印刷要求を
直ちに破棄することによって空きメモリの量を確保して
いるため、いわゆるコピー印刷(スタック印刷)を行う
ことはできるが、いわゆるコレート印刷(丁合印刷)を
行うことができず、使い勝手が悪いという問題がある。
【0005】P1,P2,P3の合計3ページからなる
印刷ジョブを2部印刷する場合を例に挙げると、コピー
印刷では、P1−P1,P2−P2,P3−P3のよう
に、各ページが部数分だけ連続して印刷される。これに
対し、コレート印刷の場合は、P1−P2−P3,P1
−P2−P3のように、ページを揃えて部数分だけ印刷
される。従って、コピー印刷の場合は、あるページを部
数分だけ印刷した直後に、該ページの印刷要求は不要と
なるため、この印刷済みのページの印刷要求を直ちに破
棄してメモリ領域を解放できる。しかし、コレート印刷
の場合は、全部数の印刷を終了するまで全ページの印刷
要求を保持しておく必要がある。
【0006】このように、コレート印刷を行う場合は、
メモリ消費量が大きくなるため、従来のプリンタでは殆
ど実現されておらず、印刷済みの用紙を揃え直したり、
あるいは、印刷ジョブを部数分だけ繰り返してプリンタ
に入力させる等の手間がかかり、使い勝手が低い。ユー
ザーからは見えないようにして印刷ジョブを部数分だけ
繰返し送信し、擬似的なコレート印刷を行う場合は、必
要なメモリ量は少なくて済むが、印刷データの送信時間
がかかる上に、全ページの印刷要求を部数分だけ繰返し
生成しなければならず、印刷時間が著しく増大する。
【0007】ここで、プリンタの搭載メモリ量を増大
し、コレート印刷時には、所定量のメモリ領域を予めコ
レート印刷用に確保して、コレート印刷を行う方法も考
えられるが、この場合は、プリンタ側でコレート印刷で
あるか否かを判定し、コレート印刷時には所定のメモリ
領域を確保する等の特別な処理を行う必要があり、メモ
リ制御等が複雑化し、製造コストも増大する。
【0008】また、一般的に、プリンタ側では、コレー
ト印刷に必要なメモリ量を予め知ることができないた
め、コレート印刷用に確保したメモリ領域が足りなかっ
たり、必要以上に大きくなったりする可能性がある。印
刷ジョブの全ページ数が予め通知されたとしても、個々
のページの印刷要求に必要なメモリ量は印刷解像度や階
調、構成内容(例えば、図形データの量)等の各種印刷
条件によってそれぞれ異なる。従って、実際に全ページ
の印刷要求を作成するまでは、コレート印刷に必要なメ
モリ量を知ることはできない。確保したメモリ領域が少
ない場合は、コレート印刷に失敗し、ユーザーの不満が
増大する。一方、確保したメモリ領域が必要以上に大き
い場合は、無駄に遊んでいるメモリ量が増大し、他の印
刷ジョブの受付機会が減少する。従って、特に、複数の
ユーザーが共同で使用するネットワークプリンタの場合
は、あるユーザーがコレート印刷を行って必要以上にメ
モリ領域を確保すると、他のユーザーからの印刷ジョブ
を格納するためのメモリ領域が不足し、ネットワーク印
刷システム全体としての印刷効率が低下する可能性があ
る。
【0009】メモリの使用効率を向上させるべく、例え
ば、予めホストコンピュータから全ページ数、各ページ
の解像度及び階調等の情報をプリンタに通知し、プリン
タ側でコレート印刷に必要なメモリ量を予測して確保す
る等の特別の処理を行うことも考えられるが、上述の通
り、このような特別な処理を追加すると、制御構造が複
雑化して製造コストも増大する。また、実際に印刷要求
を作成するのはプリンタである以上、ホストコンピュー
タ側の情報だけでコレート印刷に必要なメモリ量を適切
に確保するのは難しく、十分な余裕をとってメモリ領域
を確保しなければならない。
【0010】なお、複写機の一部では、コレート印刷が
実現されている可能性がある。複写機とプリンタとは、
共に画像データを取り扱うものであり、印刷記録媒体に
印刷を行う点で共通する。しかし、複写機では、まず最
初にコレート印刷する全ページのイメージデータを読み
取ってからコレート印刷を開始するため、紙詰まり等の
障害が発生しない限り、一旦開始されたコレート印刷が
メモリ不足等によって途中で失敗することはない。複写
機の場合は、コレート印刷の時点で、コレート印刷を行
う全ページのイメージデータ量が確定しているからであ
る。
【0011】これに対し、プリンタでは、コレート印刷
する全ページの印刷要求を生成してからコレート印刷を
行うのではなく、到着したページから順番にコレート印
刷を開始する必要がある。即ち、プリンタでは、ホスト
コンピュータから印刷データを受信し、印刷データを解
釈して印刷要求を生成する必要があるため、全ページの
印刷要求が生成されるまで待つと、印刷待ち時間が著し
く増大する。しかも、搭載メモリ量によっては、各ペー
ジの印刷要求を蓄積する途中でメモリ不足が生じるた
め、長時間待たされた挙げ句に、コレート印刷開始前に
印刷に失敗する可能性がある。また、上述した通り、プ
リンタは、複写機とは異なり、コレート印刷に必要なメ
モリ量を予め知ることができないため、大容量のメモリ
を搭載している場合でも適切なメモリ管理が難しいとい
う特徴がある。
【0012】一方、複数の排紙ビンを備えたプリンタの
場合は、ページ順に印刷し、各印刷済み用紙を各排紙ビ
ンに順番に振り分けて排紙させることにより、見かけ上
のコレート印刷を行うことができる。例えば、3個の排
紙ビンを備えている場合は、P1−P1−P1,P2−
P2−P2,P3−P3−P3のように各ページを部数
分だけコピー印刷しながら、排出先を排紙ビン1→排紙
ビン2→排紙ビン3へと順次切り換えることにより、各
ビン内にページの揃った印刷物を排出させることができ
る。しかし、印刷部数の方が排紙ビンを上回った場合に
は、印刷済み用紙の振り分け排紙によってページを揃え
ることができなくなる。
【0013】本発明は、上記のような種々の課題に鑑み
なされたものであり、その目的は、全ページの印刷要求
を生成する前にコレート印刷を開始することができ、高
速なコレート印刷を実現して使い勝手を向上できるよう
にしたプリンタ及び印刷方法を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、利用可能な記憶領域が少ない
場合でも、比較的簡易な制御構造でコレート印刷を実現
できるようにしたプリンタ及び印刷方法を提供すること
にある。本発明の更なる目的は、別体の追加メモリや補
助記憶装置等を予め設けることなく、簡易にコレート印
刷を実現することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るプリンタ及び印刷方法では、コレート
印刷が指定されている場合は、指定された部数分の印刷
が終了するまでコレート印刷に係る印刷要求を保持して
繰返し使用するようにしている。
【0015】請求項1に係る発明では、入力される印刷
データに基づいて印刷手段を駆動させることにより所定
の印刷を行うプリンタにおいて、印刷データを受信する
受信手段と、受信された前記印刷データを解釈して印刷
要求を発行する解釈手段と、前記解釈手段から発行され
た印刷要求を一時的に蓄積し、蓄積された前記印刷要求
を前記印刷手段に入力して印刷させると共に、前記印刷
手段からの印刷終了報告に基づいて、前記解釈手段に前
記印刷要求の印刷終了報告を行う印刷要求管理手段と、
を備え、前記印刷要求管理手段は、コレート印刷が指定
されている場合には、指示された印刷部数分の印刷が終
了するまでコレート印刷に係る各印刷要求を繰り返し前
記印刷手段に入力させることを特徴とする。
【0016】ここで、「コレート印刷」とは、ページの
順番を揃えて部数分だけ印刷させるモードを意味する。
「印刷要求」とは、印刷手段に対して印刷を要求する情
報を意味し、印刷要求構造体とも呼ぶことができる。よ
り具体的には、印刷すべき各ページ毎に印刷要求はそれ
ぞれ生成され、各印刷要求は、例えば、用紙サイズ、該
ページのコピー部数、表面/裏面の指定、該ページの印
刷データ等のように、そのページを印刷するために必要
な情報を含んで構成されている。なお、印刷要求に含ま
れる印刷データは、例えば、ホストコンピュータから入
力された印刷データのイメージ展開に必要なデータの格
納場所等を指示する中間コードとして構成することもで
きるし、あるいは、ビットイメージデータとして構成す
ることもできる。「印刷要求を一時的に蓄積」とは、印
刷要求を必要な期間だけ保存することを意味する。具体
的には、通常の印刷の場合は、印刷手段から印刷終了報
告が行われて印刷済みとなるまで印刷要求は保存され
る。また、コレート印刷の場合は、指示された印刷部数
分の印刷が終了するまでの期間、あるいは、指示された
印刷部数のうち最後の一部の印刷を開始するまでの期間
だけ印刷要求が保存される。解釈手段への「印刷終了報
告」とは、解釈手段に対して、あるページの印刷が終了
したことを通知する意味であり、この印刷終了報告によ
ってあるページの印刷終了が確定し、メモリ領域が解放
される。
【0017】通常の印刷の場合を先に述べると、解釈手
段は、受信手段により受信された印刷データに基づいて
印刷用イメージデータを生成し、印刷要求を発行する。
この印刷要求は、印刷要求管理手段を介して印刷手段に
入力される。印刷手段は、入力された印刷要求に従って
印刷を行い、印刷を終了すると、印刷要求管理手段に印
刷終了を報告する。印刷要求管理手段は、印刷手段から
の印刷終了報告を受領すると、解釈手段に対して印刷要
求の印刷が終了したことを報告し、蓄積されていた印刷
済みの印刷要求を削除してメモリ領域を解放する。これ
によって空いたメモリ領域には、後続する次のページの
印刷要求や他の印刷ジョブに係る印刷要求等が格納され
る。
【0018】一方、コレート印刷の場合は、解釈手段が
コレート印刷に係る印刷要求を発行すると、この印刷要
求は印刷要求管理手段を介して印刷手段に入力される。
次に、印刷手段から印刷終了報告がなされるが、印刷要
求管理手段は、この印刷済みの印刷要求について解釈手
段への印刷終了報告を行わず、2部目の印刷に備えて印
刷要求を保存する。そして、印刷要求管理手段は、指定
された部数分の印刷が終了するまで、コレート印刷に係
る印刷要求を繰返し印刷手段に入力する。ここで、既に
作成された印刷要求を再使用しているため、改めて印刷
要求を生成する必要がなく、2部目以降の印刷時間は最
初の一部目よりも短くなる。そして、コレート印刷が終
了すると、印刷要求管理手段は、コレート印刷に用いら
れた各印刷要求について解釈手段に印刷終了を報告し、
メモリ領域を開放する。なお、印刷終了報告のタイミン
グについては、請求項2に係る発明のように好ましい態
様が存在する。
【0019】このように、本発明では、コレート印刷用
に特別なメモリ領域を確保することなく、コレート印刷
を実現することができる。従って、メモリ資源を効率的
に利用することができ、メモリ制御等を複雑化すること
なく、簡素な構成でコレート印刷を行うことができる。
【0020】請求項2に係る発明のように、前記印刷要
求管理手段は、前記コレート印刷に係る最後の一部の印
刷を開始するまでの間は、前記解釈手段への前記印刷終
了報告を行わずに前記印刷要求を保持し、前記最後の一
部の印刷が開始された場合は、前記印刷手段からの前記
印刷終了報告に基づいて前記解釈手段への前記印刷終了
報告を行うこともできる。
【0021】コレート印刷が指定された最後の一部(最
終部)の最終ページを印刷するまで全ての印刷要求を破
棄せずに保存しておくこともできる。しかし、コレート
印刷に係る各印刷要求が使用されるのは、最終部の印刷
までであり、その次まで使用されることはない。つま
り、最初の一部の印刷を開始してから最終部の印刷を開
始するまでの期間だけ各印刷要求を保存しておけば足り
る。従って、最終部の印刷を開始するまでの間だけ各印
刷要求を保存しておき、最終部の印刷が開始された場合
は、印刷手段からの印刷終了報告に応じて、解釈手段に
印刷終了報告を行い、印刷済みの印刷要求を破棄してメ
モリ領域を解放する。これにより、最終部の印刷では、
印刷済みの印刷要求を破棄しながら印刷を行うため、空
きメモリの量を増大させながらコレート印刷を完了する
ことができ、他の印刷ジョブの受付機会を早期に増大さ
せることができる。
【0022】請求項3に係る発明のように、前記印刷要
求管理手段は、蓄積された印刷要求を所定の順序で処理
するための第1のキューと、前記第1のキューに蓄積さ
れた前記印刷要求について前記印刷手段から前記印刷終
了報告がされた場合に、該印刷済みの印刷要求を前記第
1のキューから移し替えて蓄積するための第2のキュー
とを含んでなり、コレート印刷に係る一部の印刷が終了
した場合には、前記第2のキューに蓄積された前記印刷
要求を前記第1のキューに移し替えることにより、指示
された印刷部数分の印刷が終了するまでコレート印刷に
係る各印刷要求を繰り返し前記印刷手段に入力させるこ
ともできる。
【0023】第1のキューに蓄積された印刷要求は、所
定の順序で印刷手段に入力され、印刷される。ここで、
「所定の順序」とは、代表的には、先に蓄積された印刷
要求から一つずつ順番に処理されることを意味するが、
印刷モードによっては、蓄積順とは異なる順序で処理さ
れることもある。例えば、高速な両面印刷を行う場合
は、裏面印刷を所定枚数だけ連続して行い、先に印刷さ
れた裏面印刷済みの用紙が再給紙経路を通って印字部入
り口まで戻ったときに、裏面印刷済みの用紙の表面への
印刷と新たな用紙の裏面印刷とを交互に行い、最後に所
定枚数だけ表面印刷を行うことがある。この場合は、第
1のキューの先頭から順番に印刷要求を処理するのでは
なく、高速両面印刷に適した順番で処理されることにな
る。
【0024】コレート印刷時において、印刷手段から印
刷要求管理手段に印刷終了報告がなされると、印刷済み
の印刷要求が第1のキューから第2のキューへ移し替え
られ、この印刷済みの印刷要求は第2のキューに蓄積さ
せて保存される。従って、第1のキューに蓄積されたコ
レート印刷に係る各印刷要求は、その印刷が終了する度
に、第2のキューに移し替えられていき、一部目の印刷
を完了した時点では、第1のキューは空となり、第2の
キューにはコレート印刷に係る全ての印刷要求が蓄積さ
れることになる。従って、一部の印刷を完了する度に、
第2のキューに保存された各印刷要求を再び第1のキュ
ーに移し替えることにより、コレート印刷に係る各印刷
要求を再び印刷手段に入力させることができる。このよ
うに、2個のキューを導入することによって、簡易な構
成でコレート印刷を実現することができる。なお、一部
目の印刷を終了した時点で、印刷処理に使用するキュー
を第1のキューから第2のキューに切り換えることも可
能である。印刷処理に用いるキューを再定義等によって
切り換える構成も本発明の範囲に含まれる。
【0025】請求項4に係る発明のように、前記印刷要
求管理手段は、前記コレート印刷に係る最後の一部の印
刷を開始するまでの間は、前記解釈手段への前記印刷終
了報告を行わずに、前記第1のキューと前記第2のキュ
ーとの間で前記印刷要求の移し替えを行い、前記最後の
一部の印刷が開始された場合は、前記印刷済みの印刷要
求について前記解釈手段への前記印刷終了報告を行い、
前記第2のキューへ移し替えずに前記第1のキューから
削除することもできる。
【0026】これにより、前記請求項2に係る発明と同
様に、最終部の印刷では、印刷済みの印刷要求を破棄し
てメモリ領域を解放しながら印刷することができる。
【0027】請求項5に係る発明のように、次に印刷さ
れるべき印刷要求の先頭アドレスを指定するポインタ
と、前記各印刷要求にそれぞれ設けられ後続する次の印
刷要求の先頭アドレスを指定する次アドレス指定部とを
更に備え、前記印刷要求管理手段は、前記ポインタ及び
前記各次アドレス指定部のデータをそれぞれ書き換える
ことにより、前記第1のキューと前記第2のキューとの
間で前記印刷要求の移し替えを行うこともできる。
【0028】ポインタで示されたアドレスに基づいて次
に処理すべき印刷要求を読み出すことができる。また、
各印刷要求には、後続する次の印刷要求の先頭アドレス
を指定する次アドレス指定部が設けられており、各印刷
要求は処理順にリンクを張られている。従って、データ
コピー等の処理によって各印刷要求の記憶先を変更する
ことなく、ポインタ及び次アドレス指定部のデータを書
き換えるだけで第1のキューと第2のキューとの間で印
刷要求の移し替えを行うことができる。
【0029】請求項6に係る発明のように、前記印刷要
求管理手段は、前記印刷要求を蓄積するための記憶領域
に不足が生じたか否かを監視し、記憶領域不足が生じた
場合には、前記指示された印刷部数を「1」に再設定す
ることもできる。
【0030】本発明では、コレート印刷時に、コレート
印刷用の特別な記憶領域を確保したり、コレート印刷に
必要な記憶容量を予め検査したりせずに、コレート印刷
を行うものである。従って、印刷ジョブの総ページ数、
印刷解像度、階調等によっては、プリンタ側の利用可能
な記憶容量では足りない可能性もある。そこで、印刷要
求管理手段は、記憶領域不足が生じたか否かを監視し、
記憶領域が不足した場合には、指示された印刷部数を強
制的に「1」に再設定する。これにより、いわゆるメモ
リ不足の場合には通常の印刷モードに切り換えて、一部
目だけを印刷することができる。
【0031】請求項7に係る発明では、前記印刷要求管
理手段は、現在の印刷に係る先行印刷ジョブの印刷要求
を蓄積する間に前記記憶領域不足が発生した場合には、
前記指示された印刷部数を「1」に再設定し、前記先行
印刷ジョブとは別の他の印刷ジョブの印刷要求を蓄積す
る間に前記記憶領域不足が生じた場合には、前記先行印
刷ジョブの印刷を終了するまでの間、前記他の印刷ジョ
ブに係る印刷要求の発行を中断させることもできる。
【0032】ここで、「現在の印刷に係る先行印刷ジョ
ブ」とは、現在印刷中の印刷ジョブ、または、これから
印刷しようとする印刷ジョブのことを意味する。先行印
刷ジョブの印刷要求を蓄積している間に記憶領域が不足
した場合は、この印刷ジョブをコレート印刷できないの
は明らかである。そこで、この場合は、印刷部数を
「1」に再設定して通常印刷に切り換える。一方、別の
印刷ジョブに係る印刷要求を蓄積している間に、記憶領
域が不足した場合は、先行印刷ジョブのコレート印刷に
は直接関係がなく、先行印刷ジョブの印刷が完了して記
憶領域が解放されると、記憶領域不足が解消する可能性
がある。そこで、この場合は、印刷モードを切り換え
ず、先行印刷ジョブの印刷が完了するまでの間、他の印
刷ジョブに係る印刷要求の発行を一時中断させる。
【0033】請求項8に係る発明のように、前記指示さ
れる印刷部数が2部以上の場合には、前記コレート印刷
が指定されたものと判断することもできる。
【0034】コレート印刷は、印刷部数が複数の場合に
のみ発生する。従って、印刷部数が2以上の場合に、コ
レート印刷が指定されたものとみなすことにより、ユー
ザーに意識させずにコレート印刷を行うことができる。
即ち、ユーザーは、ホストコンピュータ上で印刷部数を
2以上に設定するだけでよい。従って、プリンタドライ
バやプリンタユーティリティ等のソフトウエアに変更を
加えることなく、コレート印刷を実現することができ
る。なお、例えば、ホストコンピュータ上の印刷指定画
面にコレート印刷を指示するためのボタンを設け、該ボ
タンの入力によってコレート印刷を指定する構成も本発
明の範囲に含まれる。
【0035】請求項9に係る発明では、入力される印刷
データに基づいて印刷手段を駆動させることにより所定
の印刷を行う印刷方法において、前記入力される印刷デ
ータに基づいて解釈手段から印刷要求が発行されたか否
かを監視するステップと、前記印刷要求が発行された場
合には、該印刷要求を一時的に蓄積させるステップと、
前記蓄積された印刷要求について印刷手段から印刷終了
報告がされたか否かを監視するステップと、前記印刷終
了報告がされた場合には、該印刷終了報告に係る印刷要
求についてコレート印刷が指示されているか否かを判定
するステップと、コレート印刷が指示されている場合に
は、前記印刷終了報告に係る印刷要求が指示された印刷
部数の最後の一部に属するか否かを判定するステップ
と、前記印刷終了報告に係る印刷要求が前記最後の一部
に属すると判定されるまでの間は、前記解釈手段への印
刷終了報告を行わずに前記コレート印刷に係る印刷要求
を保持するステップと、前記保持されたコレート印刷に
係る各印刷要求を前記印刷部数に応じて繰り返し前記印
刷手段に入力させるステップと、前記印刷終了報告に係
る印刷要求が前記最後の一部に属したと判定された後
は、前記印刷手段からの前記印刷終了報告に基づいて前
記解釈手段への前記印刷終了報告を行うステップとを含
んでなることを特徴としている。
【0036】これにより、前記請求項2に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0037】請求項10に係る発明では、入力される印
刷データに基づいて印刷手段を駆動させることにより所
定の印刷を行う印刷方法において、印刷要求受付プロセ
スと印刷終了報告管理プロセスとを備え、前記印刷要求
受付プロセスは、前記入力される印刷データに基づいて
解釈手段から印刷要求が発行されたか否かを監視するス
テップと、前記印刷要求が発行された場合には、該印刷
要求を第1のキューに一時的に蓄積させるステップとを
含んでなり、前記印刷終了報告管理プロセスは、前記第
1のキューに蓄積された印刷要求について印刷手段から
印刷終了報告がされたか否かを監視するステップと、前
記印刷終了報告がされた場合には、該印刷終了報告に係
る印刷要求についてコレート印刷が指示されているか否
かを判定するステップと、コレート印刷が指示されてい
る場合には、前記印刷終了報告に係る印刷要求が指示さ
れた印刷部数の最後の一部に属するか否かを判定するス
テップと、前記印刷終了報告に係る印刷要求が前記最後
の一部に属すると判定されるまでの間は、前記解釈手段
への印刷終了報告を行わずに、前記第1のキューに蓄積
された印刷済みの印刷要求を第2のキューに移し替えて
保持するステップと、コレート印刷に係る一部の印刷が
終了したか否かを判定するステップと、コレート印刷に
係る一部の印刷が終了した場合には、前記第2のキュー
に保持された前記印刷要求を前記第1のキューに移し替
えることにより、前記コレート印刷に係る各印刷要求を
前記印刷部数に応じて繰り返し前記印刷手段に入力させ
るステップと、前記印刷終了報告に係る印刷要求が前記
最後の一部に属したと判定された後は、前記印刷手段か
らの前記印刷終了報告に基づいて前記解釈手段への前記
印刷終了報告を行い、印刷済みの印刷要求を前記第1の
キューから削除するステップとを含んでなることを特徴
としている。
【0038】これにより、前記請求項4に係る発明と同
様の作用を得ることができる。また、印刷要求受付プロ
セスと印刷終了報告管理プロセスとを備えているため、
新たに発行された印刷要求の蓄積処理と、既に発行され
た印刷要求の終了処理とを独立させた状態で稼働させる
ことができる。
【0039】請求項11に係る発明のように、前記印刷
要求を蓄積するための記憶領域に不足が生じたか否かを
監視するステップと、記憶領域不足が生じた場合には、
前記指示された印刷部数を「1」に再設定するステップ
とを更に備えてもよい。
【0040】これにより、前記請求項6に係る発明と同
様の作用を得ることができる。
【0041】請求項12に係る発明は、プリンタを制御
するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体
において、受信された印刷データを解釈して印刷要求を
発行する解釈機能と、前記解釈機能により発行された印
刷要求を一時的に蓄積し、蓄積された前記印刷要求を印
刷手段に入力して印刷させると共に、前記印刷手段から
の印刷終了報告に基づいて、前記解釈機能に前記印刷要
求の印刷終了報告を行う印刷要求管理機能とを備え、前
記印刷要求管理機能は、コレート印刷が指定されている
場合には、指示された印刷部数分の印刷が終了するまで
コレート印刷に係る各印刷要求を繰り返し前記印刷手段
に入力させるためのプログラムを記録している。
【0042】ここで、「記録媒体」としては、例えば、
フロッピーディスク(FD)、コンパクトディスク(CD-R
OM,CD-R)、ハードディスク(HD)、メモリ等の種々の
記録媒体を採用することができる。また、これに限ら
ず、例えば、通信回線を介してプログラムをリモートダ
ウンロードする等のように、通信媒体を利用することも
できる。前記所定のプログラムを記録した記録媒体をコ
ンピュータに読み込ませることにより、前記請求項1に
係る発明と同様に、コレート印刷を行わせることができ
る。
【0043】請求項13に係る発明は、印刷データに基
づいて発行される印刷要求を管理するためのコンピュー
タプログラムを記録した記録媒体において、発行された
印刷要求を第1のキューに蓄積させる機能と、前記第1
のキューに蓄積された印刷要求についてコレート印刷が
指定されているか否かを判定する機能と、印刷手段から
印刷終了報告がされたか否かを監視する機能と、コレー
ト印刷が指示されている場合には、前記印刷終了報告に
係る印刷要求が指示された印刷部数の最後の一部に属す
るか否かを判定する機能と、前記印刷終了報告に係る印
刷要求が前記最後の一部に属すると判定されるまでの間
は、前記第1のキューに蓄積された印刷済みの印刷要求
を第2のキューに移し替えて保持する機能と、コレート
印刷に係る一部の印刷が終了した場合には、前記第2の
キューに保持された前記印刷要求を前記第1のキューに
移し替えることにより、前記コレート印刷に係る各印刷
要求を前記印刷部数に応じて繰り返し前記印刷手段に入
力させる機能と、前記印刷終了報告に係る印刷要求が前
記最後の一部に属したと判定された後は、前記印刷終了
報告に基づいて、印刷済みの印刷要求を前記第1のキュ
ーから削除する機能とを記録した記録媒体である。
【0044】このプログラムをプリンタのコンピュータ
に読み取らせることにより、2個のキューを用いて印刷
要求を管理する印刷要求管理手段を実現することがで
き、前記請求項4に係る発明と同様の作用を得ることが
できる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0046】1.第1の実施の形態 図1〜図6に基づいて、本発明の第1の実施の形態を説
明する。図1は、本実施の形態に係るプリンタを用いた
印刷システムの機能を概略的に示すブロック図である。
例えば、パーソナルコンピュータ、ワークステーショ
ン、ワードプロセッサ、デジタルカメラ等として実現可
能なホストコンピュータ1は、アプリケーションプログ
ラムから入力された文書や図形等のドキュメントデータ
を後述するプリンタ11が解釈可能な印刷データに変換
する印刷データ生成部2と、印刷データを通信回線等を
介してプリンタ11側に送信するためのインターフェー
ス(以下「I/F」)3とを備えている。
【0047】例えば、レーザ式ページプリンタとして実
現可能なプリンタ11は、それぞれ後述するように、I
/F12と、解釈部13と、印刷要求管理部14と、エ
ンジン制御部15と、プリントエンジン16とを備えて
いる。
【0048】I/F12は、ホストコンピュータ1から
の印刷データを受信するものであり、「受信手段」に該
当する。「解釈手段」としての解釈部13は、受信され
た印刷データに基づいて各ページ毎の印刷用イメージデ
ータをそれぞれ生成し、印刷要求を発行する。例えば、
ホストコンピュータ1からの印刷データが文字コードで
ある場合、この文字コードを印刷するためには、文字コ
ードに応じたフォントデータを読み出して必要な加工処
理を行い、印刷出力用の最終イメージデータに変換する
必要がある。従って、あるページを印刷するためには、
該ページを構成する全ての文字のビットイメージデータ
を生成すればよいが、ページ全体のビットイメージデー
タを生成するのでは、メモリを多量に消費する。
【0049】そこで、解釈部13は、ビットイメージデ
ータそのものを保持して印刷要求を生成するのではな
く、ビットイメージデータの生成に必要なフォントデー
タの格納先や文字の印字位置、大きさ等を示す中間コー
ドの状態で保持するようになっている。従って、解釈部
13が各ページ毎に生成する印刷要求(印刷要求構造体
とも呼ぶ)は、例えば、用紙サイズ、各ページの印刷枚
数、表面/裏面指定の別、該ページの構成内容を示す中
間コードデータ等を含んで構成されている。このように
中間コードで記述された印刷要求の場合、中間コードに
基づいてビットイメージデータが生成され、このビット
イメージデータがイメージバッファに書き込まれること
により印刷される。なお、本実施の形態では、好ましい
一例として、印刷要求を中間コードで記述する場合を例
示したが、これに限らず、ビットイメージデータの状態
で印刷要求を生成するようにしてもよい。但し、中間コ
ードを用いる場合は、印刷内容等によっても相違する
が、印刷要求の生成に必要なメモリ量を低減することが
できる点で有利である。
【0050】「印刷要求管理手段」としての印刷要求管
理部14は、解釈部13から発行された印刷要求を蓄積
して管理するものであり、蓄積された印刷要求は、「印
刷手段」の一部としてのエンジン制御部15に入力され
る。エンジン制御部15は、入力された印刷要求に従っ
てプリントエンジン16を駆動させることにより所定の
印刷を行わせ、各ページの印刷が終了すると、各ページ
毎の印刷の終了を印刷要求管理部14に報告するように
なっている。エンジン制御部15及びプリントエンジン
16が「印刷手段」に相当する。
【0051】印刷要求管理部14は、例えば、印刷要求
記憶手段として表現可能な印刷要求記憶部21と、「印
刷要求受付プロセス」としての印刷要求受付部22と、
「印刷終了報告管理プロセス」としての終了報告管理部
23と、例えば、印刷部数管理手段として表現可能な部
数カウンタ24とを備えている。ここで、記憶部21
は、例えば、RAM(Random Access Memory)等のメモ
リから構成することもできるし、あるいは、ハードディ
スク装置等の大容量記憶装置として構成することもでき
る。
【0052】また、記憶部21には、3個のキューが設
けられている。実行キューは、「第1のキュー」に該当
するものであり、実行キューに蓄積された印刷要求は、
原則として蓄積順にエンジン制御部15に送信され、印
刷される。即ち、実行キューに蓄積されない限り、印刷
要求の印刷処理は行われない。待機キューは、現在実行
中の印刷ジョブとは別の印刷ジョブに係る印刷要求を保
存し、現在印刷中の先行印刷ジョブが完了するまで待機
させるためのものである。先行印刷ジョブの印刷が完了
すると、待機キューに蓄積された各印刷要求は、実行キ
ューに移されて印刷される。「第2のキュー」としての
コレートキューは、コレート印刷時に使用されるもので
あり、印刷済みの印刷要求は実行キューからコレートキ
ューに移し替えられて保存されるようになっている。
【0053】印刷要求受付部22は、解釈部13から印
刷要求が入力されると、この印刷要求を実行キューまた
は待機キューのいずれかに蓄積する。終了報告管理部2
3は、エンジン制御部15からの印刷終了報告を受領す
ると、印刷済みの印刷要求について解釈部13に印刷終
了を報告し、この印刷済みの印刷要求を破棄して記憶部
21のメモリ領域を解放する。また、終了報告管理部2
3は、コレート印刷時に、実行キューとコレートキュー
との間で印刷要求を移動させることにより、コレート印
刷を行わせるようになっている。部数カウンタ24は、
印刷済みの部数をカウントするものである。
【0054】次に、図2〜図6に基づいて本実施の形態
の作用を説明する。以下、ステップを「S」と略記す
る。
【0055】図2は、印刷要求受付部22による印刷要
求の受付処理を示すフローチャートである。まず、印刷
要求受付部22は、解釈部13から印刷要求が入力され
たか否かを監視しており(S1)、印刷要求が入力され
た場合には、最初の印刷ジョブの印刷要求であるか否
か、即ち、未だ実行キューが空であるか否かを判定する
(S2)。最初の印刷ジョブの印刷要求である場合は、
この印刷要求を実行キューに蓄積する(S4)。
【0056】初めての印刷要求ではない場合は、現在印
刷中または印刷しようとしている印刷ジョブの続きの印
刷要求であるか否かを判定し(S3)、続きの印刷要求
である場合は、実行キューに蓄積する。現在印刷中のジ
ョブと無関係な印刷ジョブの印刷要求である場合は、該
ジョブに関する全ての印刷要求を待機キューに蓄積する
(S5)。ここで、印刷要求受付処理では、コレート印
刷であるか否かについて判定していない点に注意すべき
である。印刷要求受付処理では、最初に到着した印刷ジ
ョブの印刷要求を実行キューに順番に蓄積し、遅れた到
着した他の印刷ジョブに関する印刷要求を待機キューに
蓄積させる。
【0057】次に、図3は、終了報告管理部23による
印刷終了報告の管理処理を示すフローチャートである。
まず、新たな印刷ジョブの印刷開始時には、印刷済み部
数をカウントするための部数カウント値mを1にセット
する(S11)。部数カウント値mの初期化は、印刷ジ
ョブの印刷開始時のみに行われる。
【0058】次に、エンジン制御部15から印刷終了報
告が到着したか否かを監視する(S12)。ここで、エ
ンジン制御部15は、本処理とは別個の処理により、実
行キューから渡された印刷要求を順番に印刷し、印刷を
正常に終了した場合に、入力された印刷要求の印刷を終
了した旨を印刷要求管理部14に報告するようになって
いる。エンジン制御部15から印刷終了報告が到着した
場合は、この印刷終了報告に係る印刷要求(印刷済みの
印刷要求)についてコレート印刷が指示されているか否
か、即ち、コレート印刷中の印刷ジョブに属する印刷要
求であるか否かを判定する(S13)。
【0059】ここで、コレート印刷指定の有無について
は、少なくとも2種類の方法を挙げることができる。第
1の方法は、印刷部数が2部以上の場合は、全てコレー
ト印刷するものとして取り扱う方法である。第2の方法
は、ホストコンピュータ1からのコレート印刷指示コマ
ンドによって明示された場合にのみコレート印刷するも
のとして扱う方法である。いずれの方法も採用できる
が、本実施の形態では、第1の方法を採用している。従
って、S13では、ホストコンピュータ1から指示され
た印刷部数Cnが2部以上である場合に、コレート印刷
が指定されているものと判定する。これにより、ホスト
コンピュータ1上のプリンタドライバ等の内容を変更す
ることなく、コレート印刷が可能となる。
【0060】コレート印刷が指定されていない印刷要求
である場合は(S13:NO)、既にこの印刷要求に係るペー
ジは印刷されており、再使用する必要がないため、不要
な印刷要求である。従って、エンジン制御部15から報
告された印刷要求について解釈部13に印刷終了を報告
し、この印刷済みの印刷要求を実行キューから削除して
メモリ領域を解放する(S14)。
【0061】次に、現在印刷中の印刷ジョブについて印
刷を完了したか否かを判定し(S15)、まだ印刷を完
了していない場合は、S12に戻る。そして、全ての印
刷要求を処理して印刷を完了すると(S15:YES)、待機
キューに蓄積されて待機中の1個または複数個の印刷ジ
ョブの中から先頭の印刷ジョブを選択し、この印刷ジョ
ブの全ての印刷要求を実行キューに移す(S16)。待
機中の印刷ジョブが待機キューから実行キューに移され
ると、S11で初期化が行われ、上述した処理が繰り返
される。
【0062】以上の処理の流れは、コレート印刷を行わ
ない通常印刷の場合である。次に、コレート印刷の場合
を説明する。印刷部数Cnが2部以上の場合は、コレー
ト印刷が指定されていると判定され(S13:YES)、次
に、コレート印刷が指定された最後の一部を印刷中であ
るか否かを判定する(S17)。最後の一部を印刷中で
はない場合は、エンジン制御部15から印刷終了が報告
されて印刷済みとなった印刷要求を実行キューからコレ
ートキューに移して保存する(S18)。次に、m部目
の印刷を完了したか否か、即ち、コレート印刷が指定さ
れている一部単位の印刷を完了したか否かを判定し(S
19)、一部単位の印刷を完了していない場合は(S19:
NO)、S12に戻る。
【0063】このように、コレート印刷が指定されてい
る場合は、印刷終了が報告される度に、印刷済みの印刷
要求が実行キューからコレートキューに順番に移し替え
られいき、解釈部13への印刷終了報告は行われない。
そして、一部単位の印刷を完了した場合は(S19:YE
S)、実行キューは空になり、コレート印刷に係る全て
の印刷要求はコレートキューに移されている状態とな
る。そこで、コレートキューに保存された全ての印刷要
求を再び実行キューに移し替え(S20)、部数カウン
ト値mを1だけ増加させてS12に戻る(S21)。一
部単位で印刷を終了する毎に、コレートキューから実行
キューに印刷要求を移し替えることにより、各印刷要求
をエンジン制御部15に繰返し入力することができ、ペ
ージ順の揃った印刷を行うことができる。
【0064】そして、印刷が進んで、コレート印刷が指
定された最後の一部の印刷を開始すると、即ち、部数カ
ウント値mが印刷部数Cnに一致すると、S17では
「YES」と判定されて、S14に移り、印刷済みの印
刷要求について解釈部13に印刷終了報告を行い、印刷
済みの印刷要求を破棄してメモリ領域を解放する。
【0065】つまり、最後の一部の印刷が開始された場
合は、通常、印刷済みの印刷要求を再使用することがな
いため、コレートキューに移し替えることなく、実行キ
ューから印刷済みの印刷要求を破棄するのである。換言
すれば、最後の一部の印刷は、通常印刷と同様に処理さ
れる。これにより、早期にメモリを解放して空きメモリ
量を増加させることができ、他の印刷ジョブの受付機会
を増大させることができる。
【0066】但し、本発明はこれに限らず、最後の一部
の印刷を完了するまで印刷済みの印刷要求を保持するよ
うにしてもよい。即ち、S17を廃止し、S13で「Y
ES」の場合は、S18に移行するように構成すること
もできる。
【0067】次に、図4は、各キューの状態変化の概略
を示す説明図である。図4(a)に示すように、ホスト
コンピュータ1から2個の印刷ジョブA,Bが入力され
る場合を例に挙げて説明する。印刷ジョブAは、ページ
A1〜A3の合計3枚からなり、印刷部数Cnが2以上
に設定されている。印刷ジョブBは、ページB1〜B4
の4枚から構成されている。
【0068】さて、先に送信された印刷ジョブAがプリ
ンタ11に受信されると、図4(b)に示すように、該
印刷ジョブAの各ページA1〜A3の印刷要求が生成さ
れ、これらの印刷要求は実行キューに蓄積される。次
に、遅れて到着した印刷ジョブBの各ページB1〜B4
の印刷要求は、図4(c)に示すように、待機キューに
蓄積される。なお、解釈部13の処理速度やエンジン速
度等によっては、印刷要求が生成されるとほぼ同時に印
刷が開始されるため、初期状態として図4(b),
(c)に示す状態が成立しない可能性があるが、説明の
便宜上、初期状態では、各印刷ジョブA,Bの印刷要求
が蓄積されているものとする。
【0069】次に、コレート印刷が指定された印刷ジョ
ブAの最初のページA1が印刷されてエンジン制御部1
5から印刷終了報告が届くと、図4(d)に示すよう
に、ページA1の印刷要求は、実行キューからコレート
キューに移される。同様に、次のページA2の印刷が終
了すると、図4(e)に示すように、ページA2の各印
刷要求は、実行キューからコレートキューに移される。
そして、最終ページA3の印刷が終了して印刷要求がコ
レートキューに移されると、図5(f)に示すように、
コレート印刷に係る全ての印刷要求はコレートキューに
蓄積され、実行キューの内容は空となる。
【0070】そこで、図5(g)に示すように、コレー
トキューに蓄積された全ての印刷要求を再び実行キュー
に移し替える。これにより、各ページA1〜A3の印刷
要求がエンジン制御部15に供給されて2部目の印刷が
開始される。以下同様に、図4(c)〜図5(g)を印
刷部数に応じて繰り返す。そして、印刷ジョブAの印刷
を完了すると、図5(h)に示すように、実行キュー及
びコレートキューは共に空となる。
【0071】従って、図5(i)に示すように、待機キ
ューで待機状態に置かれていた後続の印刷ジョブBの各
印刷要求を実行キューに移動させる。もし、印刷ジョブ
Bの印刷部数Cnが2以上に設定されている場合は、印
刷ジョブAの場合と同様の処理が行われる。一方、印刷
ジョブBの印刷部数Cnが1の場合は、通常印刷となる
ため、印刷済みの印刷要求は直ちに実行キューから削除
され、メモリが解放される。なお、特に図示はしない
が、コレート印刷中は、印刷部数及びページ数に応じた
時間だけ実行キューが占有されるため、この期間中に他
のクライアントから別の印刷ジョブが入力された場合
は、これらの印刷ジョブは、記憶部21の記憶容量が許
す限りにおいて待機キューに蓄積される。
【0072】次に、図6は、印刷要求をキュー間で移動
させる具体的一例を示す説明図であり、図6の左側には
実行キューの状態が示され((a)〜(d))、図6の右側に
はコレートキューの状態が示されている((p)〜(s))。
【0073】記憶部21には、A1〜A3の各ページの
印刷要求が記憶されている。ページA1の印刷要求はア
ドレスAD1を先頭に記憶され、ページA2の印刷要求
はアドレスAD2を先頭に記憶され、ページA3の印刷
要求はアドレスAD3を先頭に記憶されている。また、
各ページの印刷要求には、次ページの印刷要求の先頭ア
ドレスを記憶する次アドレス指定部31が設けられてい
る。即ち、図6(a)に示すように、ページA1の印刷
要求に設けられた次アドレス指定部31には、次ページ
A2の印刷要求の先頭アドレスAD2が記憶されてお
り、ページA2の印刷要求に設けられた次アドレス指定
部31には、次ページA3の印刷要求の先頭アドレスA
D3が記憶されている。最終ページA3の次アドレス指
定部31には、印刷ジョブの終了を示す情報(End)が
記憶されている。このように、各印刷要求は、次アドレ
ス指定部31を介してリンクされている。
【0074】そして、ポインタ1には、最初のページA
1の先頭アドレスAD1がセットされる。従って、ポイ
ンタ1が示すアドレスに基づいて最初の印刷要求を読み
出すと、最初の印刷要求の次アドレス指定部31には、
次ページの印刷要求の先頭アドレスが格納されているた
め、ポインタ1の内容を次ページの先頭アドレスに更新
させることにより、発行順に印刷要求を読み出すことが
できる。例えば、図6(b)に示すように、最初のペー
ジA1の印刷要求を読み出してエンジン制御部15に送
信すると、ポインタ1の内容はAD2に書き換えられ
る。また、図6(c)に示すように、ページA2の印刷
要求をエンジン制御部15に送った後は、ポインタ1の
内容はAD3に書き換えられる。最終ページA3の印刷
要求を処理すると、図6(d)に示すように、ポインタ
1の内容は印刷ジョブの終了を示す情報(End)に更新
され、印刷ジョブの終了を知ることができる。
【0075】一方、コレートキューに着目すると、図6
(p)に示すコレート印刷開始前には、保存すべき印刷
要求が存在しないため、ポインタ2の内容はジョブ終了
情報(End)となっている。次に、ページA1の印刷要
求が処理されると、図6(q)に示すように、ポインタ
2には、ページA1の印刷要求の先頭アドレスAD1が
セットされ、該ページA1の次アドレス指定部31には
ジョブ終了情報がセットされる。次に、ページA2の印
刷要求が処理されると、図6(r)に示すように、ペー
ジA1の次アドレス指定部31にはアドレスAD2がセ
ットされ、ページA2の次アドレス指定部31にはジョ
ブ終了情報がセットされる。そして、ページA3の印刷
要求が処理されると、図6(s)に示すように、ページ
A2の次アドレス指定部31にはアドレスAD3がセッ
トされ、最終ページA3の次アドレス指定部31にはジ
ョブ終了情報がセットされる。
【0076】このように、コレート印刷時には、実行キ
ューに蓄積された印刷要求が処理される毎に、コレート
キュー側で各印刷要求のリンクが再構成されていく。各
印刷要求の記憶部21における記憶位置に変更を加える
ことなく、ポインタ及び次アドレス指定部31の内容を
書き換えるだけで、各キュー間で印刷要求を移動させる
ことができる。なお、特に図示しないが、待機キュー側
でもポインタ及び次アドレス指定部31を用いた同様の
処理が行われる。
【0077】このように構成される本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。
【0078】第1に、コレート印刷時には、印刷済みの
印刷要求を保存しておき、各印刷要求を印刷部数に応じ
て繰り返しエンジン制御部15に入力させるため、コレ
ート印刷用の特別なコマンドやメモリ領域等を追加する
ことなく、簡易な構成でコレート印刷を実現することが
できる。
【0079】即ち、例えば、ホストコンピュータ側から
のコマンドによってコレート印刷用のメモリ領域を確保
し、コレート印刷用メモリ領域に保存されたデータを繰
返し読み出してコレート印刷を行う方法も考えられる。
しかし、この場合は、余裕をみてメモリ領域を確保する
必要があるため、メモリ資源の利用効率が低下し、他の
印刷ジョブを受け付ける機会が減少する。これに対し、
本実施の形態では、特別なメモリ領域の確保等を行わ
ず、コレート印刷が指定された印刷要求を保存するだけ
の構成であるため、メモリ制御等を複雑化することな
く、コレート印刷を行うことができる。また、メモリ資
源を有効に利用することができる。
【0080】第2に、印刷データの状態で保存するので
はなく、中間コードの状態で印刷要求を生成するため、
2部目以降は印刷データを解釈する必要がなく、印刷時
間を短縮することができ、コレート印刷の印刷速度を向
上させることができる。
【0081】第3に、最後の一部の印刷が開始されたと
きは、印刷済みの印刷要求について解釈部13に印刷終
了を報告し、メモリ領域を解放する構成のため、早期に
メモリ領域を解放して空きメモリ量を増加させることが
でき、他の印刷ジョブの受付機会を増大させることがで
きる。
【0082】第4に、実行キューとコレートキューとを
導入し、印刷済みの印刷要求を実行キューからコレート
キューに移し替えて保存し、一部の印刷を終了する毎に
コレートキューから実行キューに印刷要求を再度移し替
えるため、簡易な構成でコレート印刷を実現することが
できる。
【0083】第5に、ポインタ及び次アドレス指定部3
1のデータを書き換えることにより実行キューとコレー
トキューとの間で印刷要求を移動させるため、印刷要求
のデータをコピーして所定領域に移動させる場合に比較
して、データ移動を速やかに行うことができる。
【0084】第6に、指定された印刷部数が2以上の場
合は、コレート印刷が指定されたものとみなすため、例
えば、「コレート印刷ボタン」等の特別なボタンを設け
る必要がない。従って、既存のプリンタドライバやプリ
ンタユーティリティ等に変更を加えることなく、コレー
ト印刷を実現することができる。
【0085】第7に、印刷部数Cnの方が排紙ビンの数
Noutよりも大きい場合(Cn>Nout)、即ち、Cn≧No
ut+1が成立する場合でも、コレート印刷を行うことが
でき、使い勝手が向上する。
【0086】2.第2の実施の形態 次に、図7及び図8に基づいて本発明の第2の実施の形
態を説明する。本実施の形態の特徴は、メモリ不足の発
生を監視し、メモリ不足が生じた場合は、印刷モードを
通常印刷に切り換えるようにした点にある。なお、本実
施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0087】図7は、本実施の形態による印刷終了報告
管理処理のフローチャートであり、本処理は、図3に示
すS11〜S21を全て備えている。これに加えて、本
処理には、例えば、S12の次に、メモリ不足を監視す
るためのメモリ不足監視処理が追加されている(S3
1)。そこで、メモリ不足監視処理について図8のフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。まず、メモリ不足が
発生したか否かを監視し(S41)、メモリ不足を生じ
た場合は、次に、メモリ不足の発生状況を検査する(S
42)。即ち、S42では、現在印刷中の印刷ジョブに
係る印刷要求を作成する間にメモリ不足を発生したか否
かを判定する。ここで、現在印刷中の印刷ジョブには、
印刷中の印刷ジョブのみならず、これから印刷を始めよ
うとする印刷ジョブをも含む。
【0088】現在印刷中の印刷ジョブに係る印刷要求を
作成している間にメモリ不足を発生したときは(S42:YE
S)、コレート印刷に係る全ての印刷要求を蓄積する前
にメモリ不足を生じた場合であり、コレート印刷を行う
ことができない。従って、ホストコンピュータ1から指
定された印刷部数Cnを「1」に再設定して(S4
3)、印刷モードをコレート印刷から通常印刷に切り換
える。次に、既にコレートキューに保存された印刷済み
の印刷要求について、解釈部13に印刷終了報告を行
い、印刷済みの印刷要求を破棄してメモリを解放する
(S44)。
【0089】一方、現在印刷中の印刷ジョブではなく、
待機状態におかれる他の印刷ジョブに係る印刷要求を生
成している間にメモリ不足を生じた場合は(S42:NO)、
現在印刷中の印刷ジョブ(先行印刷ジョブ)の処理が終
了すれば、メモリ不足が解消される可能性がある。そこ
で、先行印刷ジョブの処理が終了するまで新たな印刷要
求の生成を中断するように、解釈部13に通知する(S
45)。
【0090】このように構成される本実施の形態でも、
上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることがで
きる。これに加えて、本実施の形態では、以下の効果を
発揮する。
【0091】第1に、メモリ不足が生じた場合には、印
刷部数を「1」に再設定して通常印刷を行わせるため、
コレート印刷ジョブに比較してメモリ領域が少ない場合
でも、最初の一部だけは印刷することができ、使い勝手
が向上する。ここで、特に本発明は、予めコレート印刷
に必要なメモリ量等を検査したり、別体の後付メモリや
補助記憶装置等を予め搭載したりすることなく、簡易な
構成でコレート印刷を実現するものであり、端的に言え
ば、「できることをできる範囲で行う」ものである。従
って、搭載メモリ量と印刷要求のデータ量との関係でコ
レート印刷に失敗する可能性もあるが、その場合でも一
部だけは印刷することができるため、使い勝手が向上す
る。なお、印刷部数を「1」に再設定した場合には、ホ
ストコンピュータ1にその旨を通知するようにしてもよ
い。
【0092】第2に、現在印刷中の印刷ジョブに関して
メモリ不足が発生したか否かを監視し、待機中の他の印
刷ジョブに関してメモリ不足を生じた場合は、コレート
印刷が終了するまでの間、他の印刷ジョブに係る印刷要
求の発行を中断させるため、後から受信された他の印刷
ジョブによってコレート印刷が中断されるのを防止する
ことができ、使い勝手が向上する。
【0093】なお、当業者であれば、前記各実施の形態
に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の追加、変更
等が可能である。例えば、図1中に示すように、記録媒
体MMに所定のプログラムを記憶させておき、該プログ
ラムをプリンタにロードすることにより、本発明を実現
することもできる。記録媒体としては、例えば、RO
M,FD,CD−ROM,メモリカード等の種々の有形
的記憶媒体のほか、通信ネットワークを介してダウンロ
ードさせる通信媒体をも含む。
【0094】また、メモリ不足時の処理方法は図8に示
す例に限らない。以下に示すような方法を採用すること
もできる。例えば、P1〜P4の4ページの文書を3部
コレート印刷する場合において、P4の印刷要求を生成
する時点でメモリ不足が発生した状態を例に挙げて説明
する。
【0095】(1)第1の方法は、P1〜P3までをペ
ージ順で3部印刷した後、P1〜P3の印刷要求を破棄
してメモリを解放し、次に、P4を3部コピー印刷する
ものである。この場合、P4の印刷済み用紙を手動で並
べ替える必要はあるが、ホストコンピュータからのデー
タ転送は1回で済む。
【0096】(2)第2の方法は、P1〜P3までを3
部コレート印刷して処理を終了し、コレート印刷を部分
的に実行した旨をホストコンピュータに通知して、P4
のデータのみを再送信させる方法である。
【0097】(3)第3の方法は、印刷要求を圧縮して
コレートキューに保存し、コレートキューから実行キュ
ーに印刷要求を移動させるときに復元する方法である。
例えば、P1〜P3までの印刷要求を圧縮してコレート
キューに保存することにより空きメモリを確保し、P4
を印刷した後、P4の印刷要求を圧縮してコレートキュ
ーに保存する。次に、P1の印刷要求を復元してP1を
印刷する。
【0098】なお、印刷要求を中間コードで記述する点
に着目すると、本発明は、例えば、以下のように表現す
ることができる。
【0099】表現1.入力される印刷データに基づいて
印刷手段を駆動させることにより所定の印刷を行うプリ
ンタにおいて、印刷データを受信する受信手段と、受信
された前記印刷データを解釈して印刷用イメージデータ
を生成するための情報を示す中間コードデータを含んで
なる印刷要求を発行する解釈手段と、前記解釈手段から
発行された印刷要求を一時的に蓄積し、蓄積された前記
印刷要求を前記印刷手段に入力して印刷させると共に、
前記印刷手段からの印刷終了報告に基づいて、前記解釈
手段に前記印刷要求の印刷終了報告を行う印刷要求管理
手段と、を備え、前記印刷要求管理手段は、コレート印
刷が指定されている場合には、指示された印刷部数分の
印刷が終了するまでコレート印刷に係る各印刷要求を繰
り返し前記印刷手段に入力させることを特徴とするプリ
ンタ。
【0100】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るプリン
タ及び印刷方法によれば、印刷済みの印刷要求を保存し
ておき、印刷部数に応じて繰り返し印刷手段に入力させ
るため、簡易な構成でコレート印刷を実現することがで
きる。また、既に生成された印刷要求を繰返し使用する
ため、2部目以降の印刷では印刷データを改めて解釈す
る必要がなく、印刷時間を短縮することができる。
【0101】さらに、最後の一部の印刷を開始したとき
には、印刷要求を破棄しながら印刷を進めるため、記憶
領域を早期に解放して空き容量を増大させることがで
き、他の印刷ジョブの受付機会を増加させることができ
る。
【0102】また、記憶容量に不足を生じた場合は、印
刷部数を「1」に再設定して通常印刷を行うため、使い
勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタを備
えた印刷システムの機能構成を示すブロック図である。
【図2】印刷要求を受け付けるための処理を示すフロー
チャートである。
【図3】印刷終了報告に基づいて印刷要求の破棄・保存
を管理するための印刷終了報告処理を示すフローチャー
トである。
【図4】実行キュー、待機キュー及びコレートキューの
各状態変化を示すための説明図である。
【図5】図4に続く説明図である。
【図6】次アドレス指定部によってリンクされた各印刷
要求をポインタによって順番に読み出す方法を示す説明
図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る印刷終了報告
管理処理を示すフローチャートである。
【図8】図7中のS31で示されるメモリ不足監視処理
の具体例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 2 印刷データ生成部 11 プリンタ 13 解釈部 14 印刷要求管理部 15 エンジン制御部 16 プリントエンジン 21 記憶部 22 印刷要求受付部 23 終了報告管理部 24 部数カウンタ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される印刷データに基づいて印刷手
    段を駆動させることにより所定の印刷を行うプリンタに
    おいて、 印刷データを受信する受信手段と、 受信された前記印刷データを解釈して印刷要求を発行す
    る解釈手段と、 前記解釈手段から発行された印刷要求を一時的に蓄積
    し、蓄積された前記印刷要求を前記印刷手段に入力して
    印刷させると共に、前記印刷手段からの印刷終了報告に
    基づいて、前記解釈手段に前記印刷要求の印刷終了報告
    を行う印刷要求管理手段と、を備え、 前記印刷要求管理手段は、コレート印刷が指定されてい
    る場合には、指示された印刷部数分の印刷が終了するま
    でコレート印刷に係る各印刷要求を繰り返し前記印刷手
    段に入力させることを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記印刷要求管理手段は、 前記コレート印刷に係る最後の一部の印刷を開始するま
    での間は、前記解釈手段への前記印刷終了報告を行わず
    に前記印刷要求を保持し、 前記最後の一部の印刷が開始された場合は、前記印刷手
    段からの前記印刷終了報告に基づいて前記解釈手段への
    前記印刷終了報告を行う請求項1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記印刷要求管理手段は、 蓄積された印刷要求を所定の順序で処理するための第1
    のキューと、 前記第1のキューに蓄積された前記印刷要求について前
    記印刷手段から前記印刷終了報告がされた場合に、該印
    刷済みの印刷要求を前記第1のキューから移し替えて蓄
    積するための第2のキューとを含んでなり、 コレート印刷に係る一部の印刷が終了した場合には、前
    記第2のキューに蓄積された前記印刷要求を前記第1の
    キューに移し替えることにより、指示された印刷部数分
    の印刷が終了するまでコレート印刷に係る各印刷要求を
    繰り返し前記印刷手段に入力させる請求項1に記載のプ
    リンタ。
  4. 【請求項4】 前記印刷要求管理手段は、 前記コレート印刷に係る最後の一部の印刷を開始するま
    での間は、前記解釈手段への前記印刷終了報告を行わず
    に、前記第1のキューと前記第2のキューとの間で前記
    印刷要求の移し替えを行い、 前記最後の一部の印刷が開始された場合は、前記印刷済
    みの印刷要求について前記解釈手段への前記印刷終了報
    告を行い、前記第2のキューへ移し替えずに前記第1の
    キューから削除する請求項3に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 次に印刷されるべき印刷要求の先頭アド
    レスを指定するポインタと、前記各印刷要求にそれぞれ
    設けられ後続する次の印刷要求の先頭アドレスを指定す
    る次アドレス指定部とを更に備え、 前記印刷要求管理手段は、前記ポインタ及び前記各次ア
    ドレス指定部のデータをそれぞれ書き換えることによ
    り、前記第1のキューと前記第2のキューとの間で前記
    印刷要求の移し替えを行う請求項3または請求項4のい
    ずれかに記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記印刷要求管理手段は、前記印刷要求
    を蓄積するための記憶領域に不足が生じたか否かを監視
    し、記憶領域不足が生じた場合には、前記指示された印
    刷部数を「1」に再設定する請求項1〜請求項5のいず
    れかに記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記印刷要求管理手段は、現在の印刷に
    係る先行印刷ジョブの印刷要求を蓄積する間に前記記憶
    領域不足が発生した場合には、前記指示された印刷部数
    を「1」に再設定し、前記先行印刷ジョブとは別の他の
    印刷ジョブの印刷要求を蓄積する間に前記記憶領域不足
    が生じた場合には、前記先行印刷ジョブの印刷を終了す
    るまでの間、前記他の印刷ジョブに係る印刷要求の発行
    を中断させる請求項6に記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記指示される印刷部数が2部以上の場
    合には、前記コレート印刷が指定されたものと判断する
    請求項1〜請求項7のいずれかに記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 入力される印刷データに基づいて印刷手
    段を駆動させることにより所定の印刷を行う印刷方法に
    おいて、 前記入力される印刷データに基づいて解釈手段から印刷
    要求が発行されたか否かを監視するステップと、 前記印刷要求が発行された場合には、該印刷要求を一時
    的に蓄積させるステップと、 前記蓄積された印刷要求について印刷手段から印刷終了
    報告がされたか否かを監視するステップと、 前記印刷終了報告がされた場合には、該印刷終了報告に
    係る印刷要求についてコレート印刷が指示されているか
    否かを判定するステップと、 コレート印刷が指示されている場合には、前記印刷終了
    報告に係る印刷要求が指示された印刷部数の最後の一部
    に属するか否かを判定するステップと、 前記印刷終了報告に係る印刷要求が前記最後の一部に属
    すると判定されるまでの間は、前記解釈手段への印刷終
    了報告を行わずに前記コレート印刷に係る印刷要求を保
    持するステップと、 前記保持されたコレート印刷に係る各印刷要求を前記印
    刷部数に応じて繰り返し前記印刷手段に入力させるステ
    ップと、 前記印刷終了報告に係る印刷要求が前記最後の一部に属
    したと判定された後は、前記印刷手段からの前記印刷終
    了報告に基づいて前記解釈手段への前記印刷終了報告を
    行うステップとを含んでなることを特徴とする印刷方
    法。
  10. 【請求項10】 入力される印刷データに基づいて印刷
    手段を駆動させることにより所定の印刷を行う印刷方法
    において、 印刷要求受付プロセスと印刷終了報告管理プロセスとを
    備え、 前記印刷要求受付プロセスは、 前記入力される印刷データに基づいて解釈手段から印刷
    要求が発行されたか否かを監視するステップと、 前記印刷要求が発行された場合には、該印刷要求を第1
    のキューに一時的に蓄積させるステップとを含んでな
    り、 前記印刷終了報告管理プロセスは、 前記第1のキューに蓄積された印刷要求について印刷手
    段から印刷終了報告がされたか否かを監視するステップ
    と、 前記印刷終了報告がされた場合には、該印刷終了報告に
    係る印刷要求についてコレート印刷が指示されているか
    否かを判定するステップと、 コレート印刷が指示されている場合には、前記印刷終了
    報告に係る印刷要求が指示された印刷部数の最後の一部
    に属するか否かを判定するステップと、 前記印刷終了報告に係る印刷要求が前記最後の一部に属
    すると判定されるまでの間は、前記解釈手段への印刷終
    了報告を行わずに、前記第1のキューに蓄積された印刷
    済みの印刷要求を第2のキューに移し替えて保持するス
    テップと、 コレート印刷に係る一部の印刷が終了したか否かを判定
    するステップと、 コレート印刷に係る一部の印刷が終了した場合には、前
    記第2のキューに保持された前記印刷要求を前記第1の
    キューに移し替えることにより、前記コレート印刷に係
    る各印刷要求を前記印刷部数に応じて繰り返し前記印刷
    手段に入力させるステップと、 前記印刷終了報告に係る印刷要求が前記最後の一部に属
    したと判定された後は、前記印刷手段からの前記印刷終
    了報告に基づいて前記解釈手段への前記印刷終了報告を
    行い、印刷済みの印刷要求を前記第1のキューから削除
    するステップとを含んでなることを特徴とする印刷方
    法。
  11. 【請求項11】 前記印刷要求を蓄積するための記憶領
    域に不足が生じたか否かを監視するステップと、記憶領
    域不足が生じた場合には、前記指示された印刷部数を
    「1」に再設定するステップとを更に備えた請求項9ま
    たは請求項10のいずれかに記載の印刷方法。
  12. 【請求項12】 プリンタを制御するためのコンピュー
    タプログラムを記録した記録媒体において、 受信された印刷データを解釈して印刷要求を発行する解
    釈機能と、 前記解釈機能により発行された印刷要求を一時的に蓄積
    し、蓄積された前記印刷要求を印刷手段に入力して印刷
    させると共に、前記印刷手段からの印刷終了報告に基づ
    いて、前記解釈機能に前記印刷要求の印刷終了報告を行
    う印刷要求管理機能とを備え、 前記印刷要求管理機能は、コレート印刷が指定されてい
    る場合には、指示された印刷部数分の印刷が終了するま
    でコレート印刷に係る各印刷要求を繰り返し前記印刷手
    段に入力させるためのプログラムをコンピュータが読取
    り及び理解可能な形態で記録した記録媒体。
  13. 【請求項13】 印刷データに基づいて発行される印刷
    要求を管理するためのコンピュータプログラムを記録し
    た記録媒体において、 発行された印刷要求を第1のキューに蓄積させる機能
    と、 前記第1のキューに蓄積された印刷要求についてコレー
    ト印刷が指定されているか否かを判定する機能と、 印刷手段から印刷終了報告がされたか否かを監視する機
    能と、 コレート印刷が指示されている場合には、前記印刷終了
    報告に係る印刷要求が指示された印刷部数の最後の一部
    に属するか否かを判定する機能と、 前記印刷終了報告に係る印刷要求が前記最後の一部に属
    すると判定されるまでの間は、前記第1のキューに蓄積
    された印刷済みの印刷要求を第2のキューに移し替えて
    保持する機能と、 コレート印刷に係る一部の印刷が終了した場合には、前
    記第2のキューに保持された前記印刷要求を前記第1の
    キューに移し替えることにより、前記コレート印刷に係
    る各印刷要求を前記印刷部数に応じて繰り返し前記印刷
    手段に入力させる機能と、 前記印刷終了報告に係る印刷要求が前記最後の一部に属
    したと判定された後は、前記印刷終了報告に基づいて、
    印刷済みの印刷要求を前記第1のキューから削除する機
    能とを、コンピュータに実現させるためのプログラムを
    前記コンピュータが読取り及び理解可能な形態で記録し
    た記録媒体。
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