JPH10138575A - 印刷処理装置及び方法 - Google Patents

印刷処理装置及び方法

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JPH10138575A
JPH10138575A JP8301708A JP30170896A JPH10138575A JP H10138575 A JPH10138575 A JP H10138575A JP 8301708 A JP8301708 A JP 8301708A JP 30170896 A JP30170896 A JP 30170896A JP H10138575 A JPH10138575 A JP H10138575A
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JP8301708A
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Katsumi Akiyoshi
克己 秋吉
Eiichi Sawamura
栄一 澤村
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実行すべきジョブの種類や出力装置の状態に
応じて転送ブロックを変化させ、スループット向上とと
もにリカバリ時の出力重複増大を防止する。 【解決手段】 データ受付部10aは、印刷データを受
付けるとブロック演算部10eに対して転送ブロックの
分割を決定するように依頼する。ブロック演算部10e
は、ジョブ属性チェック部10dを介して転送ブロック
の分割に関連するジョブの属性を取得し、ブロック演算
部10eは、これらジョブの属性に基づいて次の転送ブ
ロックに含まれるページと枚数をブロック分割部10b
に指示する。属性がコピーなしの場合には、10ページ
で1つの転送ブロックとし、丁合なしのコピー部数10
部がある場合には、1ページで1つの転送ブロックとし
て転送枚数である排紙確認単位を一致させる。また、I
OT(出力装置)1の受け入れ可能ページ数を転送ブロ
ックの上限ページ数としてオーバヘッドを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷処理装置及び方
法、特に出力装置へ印刷データを転送する際の制御に関
する。
【0002】
【従来の技術】ネットワークに端末装置やプリントサー
バ、プリンタ等が接続された印刷処理システムにおい
て、ある端末装置(クライアント)から印刷ジョブが出
力された場合、プリントサーバでは、ジョブ要求をジョ
ブスケジューリング装置が受け取り、さらにこのジョブ
をジョブ実行部に供給する。ジョブ実行部では、変換生
成手段を用いてページ記述言語(PDL)で記述された
データをラスタデータ(ビットマップデータ)に変換す
るデコンポーズを行い、デコンポーズされた印刷データ
を圧縮してメモリに格納する。そして、圧縮された印刷
データを伸長した後、出力装置(IOT)であるプリン
タを制御して所望の印刷画像を出力する。
【0003】ここで、出力装置の中には、正常に印字さ
れた用紙の排出を知らせる信号を、プリントサーバから
出力装置への画像データ転送と平行して転送できないも
のも存在する。このような出力装置の場合には、プリン
トサーバ側からの印刷コマンドが正常に復帰することに
より用紙の排出完了をサーバ側が認識できるようになっ
ている(同期モード印刷コマンド)。従って、このよう
な出力装置で用紙の排出を確認しながらジョブの印刷を
行う場合、現在印刷している用紙の排出が完了するまで
次のページの印刷データの転送を行うことができず、ジ
ョブ全体のスループットが著しく低下してしまう。
【0004】もちろん、用紙単位の排出を確認しない印
刷コマンド(印刷データ転送のみが終了した時点でコマ
ンドが正常に復帰する非同期モード印刷コマンド)でジ
ョブの印刷を行うことも考えられるが、サーバ側で全て
の用紙の排出を検知できないためにジョブの終了時点も
しくはジョブの進行状況を確認できないため、ジョブを
一時中断した場合に印刷を再開するポイントを決定でき
ない問題が生じる。
【0005】そこで、従来においては、出力装置に印刷
を指示するページを適当な枚数でグルーピング(以下、
グルーピングされたユニットを「転送ブロック」と称す
る)し、転送ブロックの最後のページのみを同期印刷コ
マンドで指示し、残りのページは非同期印刷コマンドで
指示することが考えられている。これにより、非同時印
刷モードで指示したページの排出確認はサーバ側で直接
認識することができないものの、同期印刷モードで指示
したページの排出を確認することができるので、最後の
ページの排出を確認した時点でその転送ブロック内の残
りのページの排出が正常に行われたとみなすことができ
る。
【0006】図7には、上述した従来技術の処理タイミ
ングチャートが示されている。(a)は比較のために転
送ブロックを用いない場合のチャートであり、(b)は
用紙5枚を転送ブロックとした場合のチャートである。
転送ブロックを用いない場合には1ページ毎に同期モー
ドで印刷するため、前のページの印刷が終了しないと次
のページのデータ転送を行うことができない。これに対
し、転送ブロックを用いた場合には5ページ目だけが同
期モードであるため、4ページ目まではデータの転送と
印刷処理を並列に行うことができる。従って、転送ブロ
ックの終端で示した点線部分だけスループットの向上を
図ることができ、かつ、1ページから5ページまでの排
出確認も行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サーバ
側から指示されたページのコピー部数を展開する機能、
つまり、あるページを連続して複数枚コピーして出力す
る場合(丁合なしコピー出力)にコピー部数の属性をペ
ージに指示することでページのデータを一回転送するの
みで複数ページを出力することができる機能を有する出
力装置が接続されている場合、上記従来技術では以下の
問題を生じていた。
【0008】すなわち、このような出力装置に丁合なし
のコピー部数が10部付随しているジョブを転送する
際、転送単位を6ページとすると実際には1ページが1
0枚に展開されるので、サーバ側が排出を確認できる単
位は60枚となってしまう。これは、コピー部数が付随
していない場合の6枚単位と比べて10倍の差が生じて
しまうことになる。そして、サーバ側が排出を確認でき
る単位(以下、「排出確認単位」と称する)の差は、障
害発生後リカバリー時の出力再開における出力重複に大
きな影響を及ぼすことになる。
【0009】具体的には、例えば100枚目まで出力し
て紙詰まりが生じた場合、排出確認単位が6枚であれば
97枚目(6枚×16=96枚目の次)から再開するこ
とができるため出力重複は4枚ですむが、排出確認単位
が60枚となると61枚目から再開せざるを得ないため
出力重複が40枚も生じてしまうことになる。
【0010】本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑
みなされたものであり、その目的は、どのようなジョブ
に対してもスループットを短縮化しつつ排出確認単位の
増大を抑制することで効率的にジョブを実行することが
できる印刷処理装置及び方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、端末装置から送られた印刷データを
複数の転送ブロックに分割し、該転送ブロックの最後の
ページのみを同期モードで出力装置に出力する印刷処理
装置であって、印刷データの属性を判定する判定手段
と、判定した属性に応じて前記転送ブロック内のページ
数を決定する演算手段とを有することを特徴とする。
【0012】また、第2の発明は、第1の発明におい
て、前記印刷データの属性はコピー部数であることを特
徴とする。
【0013】また、第3の発明は、第1の発明におい
て、前記印刷データの属性は両面/片面であることを特
徴とする。
【0014】また、第4の発明は、第1〜第3の発明に
おいて、前記出力装置の受信メモリ容量を判定する容量
判定手段をさらに有し、前記演算手段は、該メモリ容量
に応じて前記転送ブロック内のページ数を決定すること
を特徴とする。
【0015】また、第5の発明は、送られた印刷データ
に基づいて出力装置を駆動し、印刷を行う印刷処理方法
であって、前記印刷データの属性を判定する判定ステッ
プと、前記印刷データを前記属性に応じて決定されたペ
ージ数からなる転送ブロックに分割する分割ステップ
と、前記転送ブロック毎に前記印刷データを出力装置に
転送する転送ステップとを有することを特徴とする。
【0016】また、第6の発明は、第5の発明におい
て、前記分割ステップは、前記属性がコピー部数を有す
る場合の排紙確認枚数と、コピー部数を有しない場合の
排紙確認枚数とが同一となるように転送ブロックのペー
ジ数を決定することを特徴とする。
【0017】また、第7の発明は、第5の発明におい
て、前記分割ステップは、前記属性が両面印刷を有する
場合には、2ページからなる転送ブロックに分割するこ
とを特徴とする。
【0018】また、第8の発明は、第5〜第7の発明に
おいて、前記分割ステップは、前記出力装置の受け入れ
可能ページ数を上限として転送ブロックに分割すること
を特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態について説明する。
【0020】図1には、本実施形態の印刷処理システム
の構成例が示されている。出力装置(IOT)としての
プリンタ1は印刷処理制御を行うプリントサーバ2に接
続されている。なお、以降において適宜プリンタ1をI
OTと称することとする。プリントサーバ2は、印刷デ
ータの入出力制御及び印刷データの編集等を実行するも
のであり、所定の区域に張られたネット上、例えばロー
カルエリアネットワーク(LAN)4に接続され、この
LAN4を介して他の入出力装置及び端末装置(クライ
アント)3と通信可能に接続される。なお、図では1個
のプリントサーバ及びプリンタのみが示されているが、
必要に応じて複数のプリントサーバ、プリンタをネット
上に接続することができるのは言うまでもない。
【0021】ユーザは、クライアント3において、グラ
フィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)を用い
て、もしくはアプリケーションソフトに備わっている印
刷コマンドによってネット上のプリントサーバ2に印刷
ジョブを要求する。この印刷ジョブを受け付けたプリン
トサーバ2は、ジョブの内容をチェックして適当な印刷
処理を施し、印刷データをプリンタへ出力する。これに
より、ユーザが所望する印刷処理が行われる。
【0022】図2には、プリントサーバ2の構成ブロッ
ク図の一例が示されている。プリントサーバ2は、LA
N4に接続するためのインターフェース(例えばイーサ
ネットインターフェース)I/F101、印刷データを
圧縮する圧縮器(Compressor)102、印刷
データを転送するためのDMA(Direct Mem
ory Access)コントローラ103、ソフトウ
ェア処理を行うためのCPU104、RAMやROM等
のCPU周辺チップ群105、印刷データを格納するた
めのページバッファ106、印刷データを一時的に格納
するためのハードディスク108、ハードディスク10
8を制御するためのディスクコントローラ107、印刷
データを伸長するための伸長器(Decompress
or)109、印刷データや制御データが転送される内
部バス111等で構成される。なお、CPU104及び
周辺チップ群105はネットワークから送られた印刷ジ
ョブを実行する中心部分であり、図では制御部10とし
て表されている。
【0023】プリントサーバ2の基本動作は以下の通り
である。すなわち、LAN4からの印刷データは通常ペ
ージ記述言語(PDL)で記述されており、一方IOT
1が取り扱うデータはラスタデータ(ビットマップデー
タ)であるため、そのままではIOT1に出力すること
はできない。そこで、LAN4からデータが入力された
場合、まずラスタデータに変換するデコンポーズが必要
となる。このデコンポーズ処理を行うモジュールをデコ
ンポーザ(Decomposer)と呼ぶ。デコンポー
ズ処理が行われてラスタデータに変換された印刷データ
は、圧縮器102により圧縮され、ページバッファ10
6に一旦格納される。ページバッファ106は容量が小
さいため、印刷データはその後ハードディスク108に
待避させておく。印刷データをIOT1に出力する際に
は、ページバッファ106への書き込み/読み出しを経
て印刷データが伸長器109に転送され、そこで伸長処
理がなされてIOT1に出力される。IOT1では、入
力された印刷データから生成された2値データに基づい
てレーザ光のon/offを各画素毎に制御することで
印刷画像を出力する。
【0024】一方、本実施形態におけるIOT1は、例
えば丁合なしコピー出力を行う場合に、コピー部数の属
性をページに指示することでページのデータを1回転送
するのみで複数ページを出力することができる機能を有
している。
【0025】以上のような構成において、コピー部数が
設定されている印刷ジョブを実行する場合の処理を説明
する。
【0026】図3には、図2における制御部10の特徴
的な機能ブロック図が示されている。
【0027】データ受付部10aは、送られた印刷デー
タを受付けるとブロック演算部10eに対して転送ブロ
ックの分割の仕方を決定するように依頼する。ブロック
演算部10eは、ジョブ属性チェック部10dを介して
転送ブロックの分割に関連するジョブの属性を取得す
る。そして、ブロック演算部10eは、これらジョブの
属性に基づいて次の転送ブロックに含まれるページと枚
数をブロック分割部10bに指示する。ブロック分割部
10bは、データ受付部10aから取得したジョブのデ
ータを指示されたページ数のブロック数に分割し、デー
タ転送部10cを介してIOT1に出力する。ここで、
コピー部数が設定されているジョブにおける転送ブロッ
ク内ページ数を決定するに際しては、印刷速度と排出確
認単位とのトレードオフを考慮する必要がある。すなわ
ち、1つの転送ブロックでより多くのページ数を転送し
た方がスループットは向上するものの、排出確認単位が
増大するため障害発生後のリカバリーにおいて出力重複
が多数発生してしまう。そこで、ブロック演算部10e
は、次のように転送ブロック内ページ数を適応的に切り
替えて両者の調和を図っている。
【0028】図4には、ブロック演算部10eで決定さ
れる転送ブロック内ページ数が模式的に示されている。
(a)はコピーなしの標準的なジョブの場合で、パフォ
ーマンスを考慮して転送ブロックのページ数を10ペー
ジ(すなわち排出確認単位は10枚)に設定される。出
力結果は1ページ目が1部、2ページ目も1部・・・で
ある。一方、(b)はジョブに丁合なしのコピー部数が
10部付随している場合で、この場合には転送ブロック
内ページ数を10ページではなく1ページに切り替え
る。コピー部数が10であるので、このときの排出確認
単位は1×10=10枚となる。出力結果は1ページ目
が10部、2ページ目が10部・・・となる。図におい
て、「・」の上の数字はページ数を示し、下の数字はコ
ピーにおける番号である(10部であれば1〜10ま
で)。また、(c)はジョブに丁合なしのコピー部数が
30部付随している場合で、この場合には1ページ当た
りの転送ブロックを10個に分割し、コピー部数10部
のページを3ブロックに分けて転送する。出力結果は、
1ページ目10部を3回繰り返して30部、2ページ目
10部を3回繰り返して30部・・・となる。そして、
このときの排出確認単位も(b)と同様の10枚であ
る。
【0029】このように、転送ブロックのページ数を変
化させることでコピー部数によらずに排出確認単位を固
定とすることができ、スループットを確保しつつリカバ
リー時の出力重複が増えるのを効果的に防止することが
できる。
【0030】なお、図4の例ではコピー部数によらずに
排出確認単位が10枚となるように転送ブロックのペー
ジ数を変化させたが、排出確認単位は任意に設定でき、
例えば6枚とすることも可能である。図5には、このよ
うな制御を行う場合の転送ブロックが模式的に示されて
いる。例えばジョブに丁合なしのコピー部数が8部付随
している場合、1ページ目のコピー部数6部までを1つ
の転送ブロック、1ページ目の残りのコピー部数2部と
次の2ページ目のコピー部数4部を合わせて1つの転送
ブロック、2ページ目の残りのコピー部数4部と次の3
ページ目のコピー部数2部を合わせて1つの転送ブロッ
ク、3ページ目の残りのコピー部数6部で1つの転送ブ
ロック・・というように複数のページにまたがるページ
制御を行えばよい。なお、このときの出力結果は、1ペ
ージ目のコピー部数6部、1ページ目の残りのコピー部
数2部と2ページ目のコピー部数4部・・・・となる。
【0031】また、排出確認単位を固定せず、コピー部
数に応じて変化させる(例えばコピーなしの場合には排
出確認単位を6枚、丁合なしのコピー部数10部の場合
には10枚、丁合なしのコピー部数30部の場合には1
6枚等)ことも可能であり、これは排出確認単位の低減
よりもむしろ全体のスループットの向上を優先させたい
場合に好適である。コピー部数が多くなると、ユーザは
印刷処理をより早く終了したいと欲すると考えられるの
で、このようなユーザの要求に応えるべく、例えばクラ
イアント3に排紙確認単位優先モードとスループット優
先モードの2種類のモードを選択できる選択部をさらに
設け、排紙確認単位優先モードが選択された場合にはブ
ロック演算部10eは図4に示すような分割処理を実行
し、スループット優先モードが選択された場合には排紙
確認単位がある上限値(例えば20枚)に収まる範囲内
でコピー部数に応じて増大するような分割処理を実行す
ることも好適である。
【0032】<変形例1>上述した実施形態では、IO
T1が印刷機能だけを有する場合について示したが、I
OT1がファクシミリ機能も有する複合機の場合には、
ファクシミリデータの受信によって転送データの受信バ
ッファ量が動的に変動することが考えられる。このよう
なIOTに対して常に同一サイズの転送ブロックを転送
すると、受信バッファ量が不足した場合転送の失敗によ
るリカバリ処理のオーバヘッドが生じてしまう。
【0033】そこで、IOTのバッファメモリを常に監
視し、その時点でバッファメモリが受け入れ可能なペー
ジ数も制御パラメータに加えるのが好適である。
【0034】図6には、本変形例の機能ブロック図が示
されている。図3と異なる点は、IOT1の現在のバッ
ファサイズ情報を取得するバッファサイズチェック部1
0fが設けられている点である。データ受付部10aが
送られた印刷データを受け付けると、ブロック演算部1
0eに対して転送ブロックの分割の仕方を決定するよう
依頼する。ブロック演算部10eは、ジョブ属性チェッ
ク部10dに対して属性のチェックを依頼するのと同時
に、バッファサイズチェック部10fに対してIOT1
内の現在のバッファサイズの取得を依頼し、それらの結
果に基づいてブロック分割部10bに指示を出す。
【0035】具体的には、例えば6ページを転送ブロッ
クとして転送する場合、IOT1内の使用可能なバッフ
ァサイズが3ページであるときには3ページを転送ブロ
ックとする。なお、使用可能なバッファサイズが6ペー
ジ以上である場合には、6ぺージを転送ブロックとする
のは言うまでもない。
【0036】このように、IOT側の受信バッファサイ
ズが動的に変動するような場合でも、バッファサイズに
応じて最適な転送ブロックを決定することにより排出確
認を行いつつ転送の失敗による再送等のオーバヘッドを
有効に防止できる。
【0037】<変形例2>IOTの仕様により、両面印
刷の際には最大で表面のデータと裏面のデータの2ペー
ジ分までしか転送できないIOTが接続された場合に
は、通常のジョブでは6ページを転送ブロックとし、両
面のジョブのみ2ページを転送ブロックに変更すること
が考えられる。この場合の構成は図3と同様であり、ジ
ョブ属性チェック部10dで属性の両面/片面を判定
し、両面印刷データである場合には、ブロック演算部1
0eはブロック分割部10bに対して6ページから2ペ
ージに切り替えるよう指示を出せばよい。これにより、
両面印刷の2ページという制限に束縛されることなく、
片面印刷の時に印刷速度のパフォーマンスを維持するこ
とができる。
【0038】<変形例3>以上述べた各変形例を全て取
り込んで転送ブロックのページ数を最適に決定すること
も好適である。この場合のブロック演算部10eの決定
アルゴリズムを表の形で示す。優先順位は上段から下段
の順番である。
【0039】
【表1】 例えばIOTがファクシミリ機能を有する場合で、その
時点でIOTの受信バッファが受け付けられるページ数
が4ページ、かつ両面印刷ジョブが存在する場合には、
片面ジョブでは4ページが1転送ブロックとなり両面ジ
ョブでは2ページが1転送ブロックとなる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
印刷データの属性(コピー部数、両面/片面、丁合の有
無等)に応じてその都度転送ブロックに含まれるページ
数を設定するので、ジョブに応じた最適な転送速度を実
現できるとともに、障害発生時のリカバリにおける出力
重複も低減することができる。
【0041】さらに、本発明によれば、出力装置(IO
T)の受け入れ可能容量に応じて転送ブロックを決定す
るので、再送によるオーバヘッド等を確実に防止して効
率的な印刷処理を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の全体構成図である。
【図2】 プリントサーバの構成図である。
【図3】 制御部の機能ブロック図である。
【図4】 転送ブロックの模式図である。
【図5】 転送ブロックの他の模式図である。
【図6】 変形例の制御部の機能ブロック図である。
【図7】 従来の転送タイミングチャートである。
【符号の説明】
1 出力装置(IOT)、2 プリントサーバ、3 ク
ライアント、4 LAN、10 制御部、10a デー
タ受付部、10b ブロック分割部、10cデータ転送
部、10d ジョブ属性チェック部、10e ブロック
演算部、10f バッファサイズチェック部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末装置から送られた印刷データを複数
    の転送ブロックに分割し、該転送ブロックの最後のペー
    ジのみを同期モードで出力装置に出力する印刷処理装置
    であって、 印刷データの属性を判定する判定手段と、 判定した属性に応じて前記転送ブロック内のページ数を
    決定する演算手段と、 を有することを特徴とする印刷処理装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷データの属性はコピー部数であ
    ることを特徴とする請求項1記載の印刷処理装置。
  3. 【請求項3】 前記印刷データの属性は両面/片面であ
    ることを特徴とする請求項1記載の印刷処理装置。
  4. 【請求項4】 前記出力装置の受信メモリ容量を判定す
    る容量判定手段をさらに有し、前記演算手段は、該メモ
    リ容量に応じて前記転送ブロック内のページ数を決定す
    ることを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載
    の印刷処理装置。
  5. 【請求項5】 送られた印刷データに基づいて出力装置
    を駆動し、印刷を行う印刷処理方法であって、 前記印刷データの属性を判定する判定ステップと、 前記印刷データを前記属性に応じて決定されたページ数
    からなる転送ブロックに分割する分割ステップと、 前記転送ブロック毎に前記印刷データを出力装置に転送
    する転送ステップと、 を有することを特徴とする印刷処理方法。
  6. 【請求項6】 前記分割ステップは、 前記属性がコピー部数を有する場合の排紙確認枚数と、
    コピー部数を有しない場合の排紙確認枚数とが同一とな
    るように転送ブロックのページ数を決定することを特徴
    とする請求項5記載の印刷処理方法。
  7. 【請求項7】 前記分割ステップは、 前記属性が両面印刷を有する場合には、2ページからな
    る転送ブロックに分割することを特徴とする請求項5記
    載の印刷処理方法。
  8. 【請求項8】 前記分割ステップは、 前記出力装置の受け入れ可能ページ数を上限として転送
    ブロックに分割することを特徴とする請求項5、6、7
    のいずれかに記載の印刷処理方法。
JP8301708A 1996-11-13 1996-11-13 印刷処理装置及び方法 Pending JPH10138575A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6466326B1 (en) 1998-09-08 2002-10-15 Seiko Epson Corporation Printer and printing method
JP2014129183A (ja) * 2014-02-20 2014-07-10 Duplo Corp 丁合装置

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US6466326B1 (en) 1998-09-08 2002-10-15 Seiko Epson Corporation Printer and printing method
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