JP4046008B2 - データ処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能などの多機能を備えた複合機であるMFP(Multi Function Products)等に用いられるデータ処理装置に関する。
【0002】
なお、以下の記載において、ファクシミリを「FAX」と記す。
【0003】
【従来の技術】
上記のようなMFPは、多機能を実現するために、複数の入力手段、例えばパーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)等の外部装置からネットワークを介して送られてくるプリントジョブを受信する受信部や、FAX装置等の外部装置から通信回線網を介して送られてくるFAXジョブを受信する受信部や、原稿を読み取るための原稿読取部等を備えている。
【0004】
また、前記原稿読取部で読み取った画像データや前記外部装置からのプリントデータ等をプリントするプリンタ部等を備えている。また、各入力手段から入力されたデータを記憶するファイルメモリを備えている。
【0005】
このファイルメモリへ蓄積されるデータの記憶容量を小さくするために、一般には、データを圧縮及び伸張する圧縮/伸張器が設けられている。そして、入力されたデータは、圧縮/伸張器に転送されて圧縮され、この圧縮されたデータがファイルメモリに蓄積されるものとなされている。
【0006】
このようなMFPにおいて、例えば原稿読取部で読み取った原稿の画像データを、前記圧縮/伸張器で処理しているときに、FAXジョブを受信することがある。この場合、従来では、前記画像データの処理が終わるまで、FAX受信ジョブに含まれるデータの圧縮/伸張器による処理を行うことができなかった。
【0007】
しかも、FAX受信ジョブのようなタイムアウトジョブを受信した場合、電話回線上で規定された時間内に、圧縮/伸張器による圧縮及びファイルメモリへの保存を終了しないと、通信エラーが発生してしまうという問題があった。
【0008】
なお、下記特許文献1には、並列に接続された複数個の圧縮/伸張器について、出力対象データの量に応じて圧縮動作と伸張動作の割り当てを変える技術が記載されている。例えば、符号データを間引きながらファイルメモリから読み出す場合や、偶数頁の符号データのみの出力の場合には、ファイルメモリに蓄積されるデータの量が読み出される画像データの量よりも多いので、複数の圧縮/伸張器のうち圧縮動作を行うものを多くし、伸張用を少なくすることが記載されている。また、ソートコピーの場合、最初の一枚目は全ての圧縮/伸張器で圧縮し、2枚目以降は圧縮用、伸張用にそれぞれ半分ずつ使用し、蓄積完了後は全てを伸張用に用いる、ことが記載されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−41429号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、圧縮/伸張器を効率的に動作させることは記載されているものの、ジョブの処理中に、FAX受信ジョブ等のような入力から所定時間経過後に入力を切断するタイムアウトジョブを受信した場合に、タイムアウトジョブの処理を早期に行おうという技術的思想は存在しておらず、前記問題の解決には十分ではなかった。
【0011】
この発明は、このような背景に鑑みてなされたものであって、圧縮/伸張手段によるジョブの処理中に、FAX受信ジョブ等のタイムアウトジョブが入力された場合に、このタイムアウトジョブの処理を早期に行って、通信エラーの発生を回避しうるデータ処理装置の提供を課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、入力されたジョブの画像データを圧縮し、かつ圧縮された画像データを伸張する複数個の圧縮/伸張手段と、前記圧縮/伸張手段を制御する制御手段と、入力から所定時間経過後に入力を切断するタイムアウトジョブではないジョブの画像データを前記圧縮/伸張手段により処理中に、タイムアウトジョブが入力されているか否かを判定する入力判定手段と、を備え、前記入力判定手段によりタイムアウトジョブが入力されていると判定された場合には、前記制御手段は、前記圧縮/伸張手段による前記処理中のジョブの処理と前記タイムアウトジョブの処理とが同時並行して行われるように、前記圧縮/伸張手段の割り当てを変更し、タイムアウトジョブでないジョブが入力されていると判定された場合には、前記処理中のジョブの処理が終了するまで圧縮/伸張手段の割り当てを変更しないことを特徴とするデータ処理装置によって解決される。
【0013】
このデータ処理装置では、ジョブのデータを前記圧縮/伸張手段により処理中に、タイムアウトジョブが入力されているか否かが入力判定手段により判定され、入力されていると判定された場合には、制御手段は、圧縮/伸張手段による前記処理中のジョブの処理と前記タイムアウトジョブの処理とが同時並行して行われるように、前記圧縮/伸張手段の割り当てを変更し、タイムアウトジョブでないジョブが入力されていると判定された場合には、前記処理中のジョブの処理が終了するまで圧縮/伸張手段の割り当てを変更しない。つまり、タイムアウトジョブが入力されていると、前記処理中のジョブの処理と前記タイムアウトジョブの処理とが同時並行して行われるから、タイムアウトジョブの処理を早期に行うことができ、従来のように処理中のジョブの終了までタイムアウトジョブが待たされことによる通信エラーの発生がなくなる。また、処理中のジョブについても処理がそのまま継続される。
【0016】
また、前記圧縮/伸張手段の全てを用いての前記ジョブの処理中に、タイムアウトジョブが入力されていることが判定された場合には、前記制御手段は、少なくとも1個の圧縮/伸張手段を前記タイムアウトジョブの処理に割り当て、タイムアウトジョブが入力されていないと判定された場合には、圧縮/伸張手段の割り当てを変更しないように制御する構成としても良い。
【0017】
この場合には、タイムアウトジョブに対して少なくとも1個の圧縮/伸張手段が割り当てられることになり、タイムアウトジョブの処理の実行が確実に確保されることになる。一方、タイムアウトジョブの入力がない場合は、処理中のジョブの処理を、全ての圧縮/伸張手段を用いてそのまま継続できるから、生産性が低下することもない。
【0018】
前記タイムアウトジョブの一例としては、FAX受信ジョブがあり、この場合には、FAX受信ジョブについての通信エラーの発生が抑制される。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の一実施形態について説明する。
【0020】
図1は、この発明の一実施形態に係るデータ処理装置としてのMFP1のブロック図である。
【0021】
このデータ処理装置は、複数個の入力手段と複数個の出力手段を備えている。即ち、入力手段としての原稿読取部2及び外部コントローラインターフェース部(図面では、外部コントローラI/Fと記す)12と、出力手段としてのプリンタ部3と、入力手段及び出力手段の両方として機能するイーサネット(EtherNet)コントローラ4と、同じく入力手段及び出力手段の両方として機能するFAXコントローラ11を備えている。
【0022】
前記原稿読取部2は、原稿を読み取るためのスキャナを備え、読み取った原稿の画像データは、読取画像インターフェース部(図面ではIR画像I/Fと記す)21を介して、バス調停器8に送られるものとなされている。前記外部コントローラインターフェース部12は、図示しない外部コントローラからのプリントジョブを受信する。前記プリンタ部3は、バス調停器8から転送されてきた画像データを用紙等にプリントする。
【0023】
また、前記イーサネットコントローラ4は、イーサネット30を介してジョブの送受を行うものであり、パソコンやIFAX装置等の外部装置40からイーサネット41を介して送信されてきたプリントジョブやIFAXジョブを受信し、あるいは原稿読取部2で読み取った原稿の画像データを、イーサネット41を介して外部装置40へ送信する。
【0024】
また、前記FAXコントローラ11は、電話回線51を介して外部FAX装置50との間でFAXジョブの送受を行うものであり、外部FAX装置50から電話回線51を介して送信されてきたFAXジョブを受信し、あるいは原稿読取部2で読み取った原稿の画像データを、電話回線51を介して外部FAX装置50へFAX送信する。
【0025】
さらに、MFP1は、ワークメモリ5、ファイルメモリ6、圧縮・伸張制御部7、前述したバス調停器8、CPU9、メモリコントローラPCIブリッジ10を備えている。
【0026】
前記ワークメモリ5は、イーサネットコントローラ4が受信した外部装置40からのプリントジョブに含まれるプリントデータ、FAXコントローラ11が受信したFAX受信ジョブに含まれるデータ、あるいは原稿読取部2で読み取られた画像データ、等の出力対象データを展開したり、他のデータを記憶したりするものである。
【0027】
前記圧縮・伸張制御部7は、この実施形態では並列接続された4個の圧縮/伸張器71〜74を備え、前記出力対象データの圧縮及び伸張を、前記圧縮/伸張器71〜74に行わせる。この実施形態では、後述するように、1つのジョブのデータを全ての圧縮/伸張器71〜74を使用して圧縮または伸張処理中に、タイムアウトジョブであるFAX受信ジョブがFAXコントローラ11に入力されている場合には、圧縮・伸張制御部7はCPU9の指令に基づいて、4個の圧縮/伸張器71〜74のうちの一部例えば1つを、前記FAX受信ジョブの処理のために割り当てるように制御する。一方、FAX受信ジョブが入力されていない場合には、FAX受信ジョブ(タイムアウトジョブ)以外のジョブが入力されていても、全ての圧縮/伸張器71〜74を処理継続中のジョブにそのまま割り当てるように制御する。
【0028】
前記ファイルメモリ6は、圧縮/伸張器71〜74で圧縮された出力対象データを蓄積する。
【0029】
前記バス調停器8は、転送制御部81によって、前記出力対象データのMFP内の各部への転送を行うものである。
【0030】
前記メモリコントローラPCIブリッジ10は、ワークメモリ5を制御するとともに、CPU9のバスとPCIバスとを接続するものである。
【0031】
前記CPU9は、メモリコントローラPCIブリッジ10、転送制御部81、圧縮・伸張制御部7等、MFP1の全体を統括的に制御する他、各種の判断を行う。例えば、FAX受信ジョブを受信中か否か換言すればFAX受信ジョブが入力されているか否かを判定する入力判定手段として機能したり、出力されるジョブが1部目の出力か2部目以降の出力か等を判断する。
【0032】
図1に示したMFP1において実行可能なジョブは、コピヤジョブ、スキャンジョブ、内部プリンタジョブ、外部コントローラプリントジョブ、FAX送信ジョブ、FAX受信ジョブである。これら各ジョブのデータの流れは次の通りである。
【0033】
即ち、コピヤジョブについては、原稿読取部2で読み取られた画像データが、読取画像インターフェース部21を介してワークメモリ5に転送され、さらにデータは所定のブロック毎に圧縮・伸張制御部7に転送されて圧縮され、ファイルメモリ6に記憶される。そして、ファイルメモリ6から読み出されて圧縮・伸張制御部7で伸張され、ワークメモリ5、プリンタインターフェース部31を経由してプリンタ部3に転送され、プリントされる。
【0034】
スキャンジョブについては、原稿読取部2で読み取られた画像データが、読取画像インターフェース部21を介してワークメモリ5に転送され、さらにデータは所定のブロック毎に圧縮・伸張制御部7に転送されて圧縮され、ファイルメモリ6に記憶される。そして、ファイルメモリ6から読み出されて圧縮・伸張制御部7で伸張され、ワークメモリ5を経由してイーサネットコントローラ4へ転送され、イーサネット41を介してパソコン等の外部装置40へと送信される。
【0035】
内部プリンタジョブについては、外部装置40からイーサネット41を経由して送信されてきたプリントデータがイーサネットコントローラ4で受信され、ワークメモリ5に展開される。展開されたデータは所定のブロック毎に圧縮・伸張制御部7に転送されて圧縮され、ファイルメモリ6に記憶される。そして、ファイルメモリ6から読み出されて圧縮・伸張制御部7で伸張され、ワークメモリ5、プリンタインターフェース部31を経由してプリンタ部3に転送され、プリントされる。
【0036】
外部コントローラプリントジョブについては、図示しない外部コントローラから送られてきたプリントデータが、外部コントローラインターフェース部12で受信され、ワークメモリ5に展開される。展開されたデータは所定のブロック毎に圧縮・伸張制御部7に転送されて圧縮され、ファイルメモリ6に記憶される。そして、ファイルメモリ6から読み出されて圧縮・伸張制御部7で伸張され、ワークメモリ5、プリンタインターフェース部31を経由してプリンタ部3に転送され、プリントされる。
【0037】
FAX送信ジョブについては、原稿読取部2で読み取られた画像データが、読取画像インターフェース部21を介してワークメモリ5に転送され、さらにデータは所定のブロック毎に圧縮・伸張制御部7に転送されて圧縮され、ファイルメモリ6に記憶される。そして、ファイルメモリ6から読み出されて圧縮・伸張制御部7で伸張され、ワークメモリ5を経由してFAXコントローラ11へ転送され、電話回線51を介して外部FAX装置50へと送信される。
【0038】
FAX受信ジョブについては、電話回線51を介して外部FAX装置50から送られてきた画像データが、FAXコントローラ11で受信され、ワークメモリ5に転送される。次いで、データは所定のブロック毎に圧縮・伸張制御部7に転送されて圧縮され、ファイルメモリ6に記憶される。そして、ファイルメモリ6から読み出されて圧縮・伸張制御部7で伸張され、ワークメモリ5、プリンタインターフェース部31を経由してプリンタ部3に転送され、プリントされる。
【0039】
次に、例えば上述したようなコピヤジョブ、スキャンジョブ、内部プリンタジョブ、外部プリントジョブのうちのいずれかのジョブ(以下、処理中ジョブという)についてのデータが、圧縮・伸張制御部7における圧縮/伸張器71〜74で圧縮され、あるいは伸張されているときに、FAX受信ジョブが入力(受信)されてきた場合に、圧縮・伸張制御部7が実行する圧縮/伸張器71〜74の切換処理について、図2に示すフローチャートを参照して説明する。
【0040】
この切換処理は、処理中ジョブの処理において、圧縮/伸張器71〜74を起動しようとするとき、または圧縮/伸張器71〜74の処理が完了した場合に、その都度コールされる。従って、圧縮/伸張器71〜74によるブロック毎のデータの圧縮または伸張処理の起動時、または完了時に毎回実行される。
【0041】
ここで、処理中ジョブの圧縮または伸張処理は、全ての圧縮/伸張器71〜74を用いて行われているものとする。
【0042】
S101では、FAX以外のジョブ(処理中ジョブ)が、圧縮/伸張器71〜74を使用中か否かを判断する。使用中でなければ(S101の判断がNO)、S102で、FAX受信中か否かをCPU9を介して判断する。受信中であれば(S102の判断がYES)、S103で、前記処理中ジョブに対して4個の圧縮/伸張器71〜74のうちの3個を割り当てる。換言すれば、残りの1個を受信中のFAX受信ジョブに割り当てて切換処理を終了する。これにより、処理中ジョブの圧縮または伸張処理と、FAX受信ジョブの圧縮または伸張処理とが同時並行して実行される。
【0043】
一方、S102でFAX受信中でなければ(S102の判断がNO)、S104で、全ての圧縮/伸張器71〜74を処理中ジョブに割り当てたのち、切換処理を終了する。これにより処理中ジョブの生産性が低下することがない。
【0044】
なお、S102の判断において、FAX受信ジョブ以外のジョブが入力されたことが判定されても、FAX受信中ではないので、S102の判断はNOとなる。従って、FAX受信ジョブ以外のジョブは、処理中ジョブと同時並行処理は行われず、処理中ジョブの処理終了後に処理されることになる。
【0045】
なお、S101において、処理中ジョブの処理に圧縮/伸張器71〜74が使用中であるときは(S101の判断がYES)、割り当ての変更は不可能であるので、何もしない。そして、次に、圧縮/伸張器71〜74の処理が終了すると、再度図2のルーチンがコールされて、切換処理が実行される。
【0046】
図3は、FAX受信ジョブについて、送信側との間でやりとりされるプロトコルの手順を示す図である。具体的には、送信側及び受信側の能力交換とそれによる通信モード(速度・符号化方式・変調方式)の決定を行い、その後、決定されたモードで画像データの受信を行う。この実施形態において、受信中(入力中)とは、図3におけるCNG(ダイアル発信がファクシミリからであることを示す音)の受信からDCN(終了宣言)の受信までをいい、この間は圧縮/伸張器71〜74のうちの1つが常にこのFAX受信ジョブに割り当てられることになる。
【0047】
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、4個の圧縮/伸張器71〜74のうち1個をFAX受信ジョブに割り当てるものとしたが、2個または3個であっても良い。また、圧縮/伸張器の数も4個に限定されることはない。
【0048】
また、タイムアウトジョブがFAX受信ジョブである場合を示したが、入力から所定時間経過後に入力が切断されるジョブであればよい。
【0049】
以上説明した具体的実施形態には、以下の構成を有する発明が含まれる。
(1)入力判定手段は、圧縮/伸張手段の起動時または圧縮/伸張手段による処理完了時に、その都度、タイムアウトジョブが入力されているか否かを判定する請求項1に記載のデータ処理装置。
(2)入力されたジョブのデータを前記圧縮/伸張手段により処理中に、入力から所定時間経過後に入力を切断するタイムアウトジョブが入力されているか否かを判定するステップと、
タイムアウトジョブが入力されていると判定された場合には、前記圧縮/伸張手段の制御内容を変更するステップと、
を備えたことを特徴とするデータ処理方法。
(3)タイムアウトジョブが入力されていることが判定された場合には、前記圧縮/伸張手段によるタイムアウトジョブの処理と前記処理中のジョブの処理とが同時並行して行われるように、前記圧縮/伸張手段の割り当てを変更する前項2に記載のデータ処理方法。
(4)前記圧縮/伸張手段の全てを用いての前記ジョブの処理中に、タイムアウトジョブが入力されていることが判定された場合には、少なくとも1個の圧縮/伸張手段を前記タイムアウトジョブの処理に割り当て、タイムアウトジョブが入力されていないと判定された場合には、圧縮/伸張手段の割り当てを変更しないように制御する前項2または3に記載のデータ処理方法。
(5)前記タイムアウトジョブがファクシミリ受信ジョブである前項2ないし4のいずれかに記載のデータ処理装置。
【0050】
【発明の効果】
この発明は、上述の次第で、ジョブのデータを圧縮/伸張手段により処理中に、タイムアウトジョブが入力されているか否かが入力判定手段により判定され、入力されていると判定された場合には、制御手段が、圧縮/伸張手段による前記処理中のジョブの処理と前記タイムアウトジョブの処理とが同時並行して行われるように、前記圧縮/伸張手段の割り当てを変更し、タイムアウトジョブでないジョブが入力されていると判定された場合には、前記処理中のジョブの処理が終了するまで圧縮/伸張手段の割り当てを変更しない。これにより、タイムアウトジョブの処理を早期に行うことができ、処理中のジョブの終了までタイムアウトジョブが待たされことによる通信エラーの発生を抑制できる。
【0051】
つまり、タイムアウトジョブが入力されていると、圧縮/伸張手段の割り当てが変更されて、タイムアウトジョブの処理と前記処理中のジョブの処理とが同時並行して行われるから、タイムアウトジョブの早期処理を確実に行うことができ、通信エラーの発生を回避しうる。また、処理中のジョブについても処理をそのまま継続することができる。
【0052】
また、前記圧縮/伸張手段の全てを用いての前記ジョブの処理中に、タイムアウトジョブが入力されていることが判定された場合には、前記制御手段は、少なくとも1個の圧縮/伸張手段を前記タイムアウトジョブの処理に割り当て、タイムアウトジョブが入力されていないと判定された場合には、圧縮/伸張手段の割り当てを変更しないように制御する構成となされている場合には、タイムアウトジョブに対して少なくとも1個の圧縮/伸張手段が割り当てられることになり、タイムアウトジョブの処理の実行が確実に確保されることになる。一方、タイムアウトジョブの入力がない場合は、処理中のジョブの処理を、全ての圧縮/伸張手段を用いてそのまま継続できるから、生産性が低下することもない。
【0053】
また、前記タイムアウトジョブがFAX受信ジョブである場合には、FAX受信ジョブについての通信エラーの発生を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るデータ処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のデータ処理装置においてジョブの処理中に、タイムアウトジョブが入力されたときの圧縮/伸張器の切換処理の内容を示すフローチャートである。
【図3】外部FAX装置とのFAX信号のやりとりを示す図である。
【符号の説明】
1 MFP(データ処理装置)
2 原稿読取部
3 プリンタ部
4 イーサネットコントローラ
5 ワークメモリ
6 ファイルメモリ
7 圧縮/伸張制御部
71〜74 圧縮/伸張器
81 転送制御部
9 CPU(入力判定手段)
10 メモリコントローラ
11 FAXコントローラ
50 外部FAX装置
Claims (3)
- 入力されたジョブの画像データを圧縮し、かつ圧縮された画像データを伸張する複数個の圧縮/伸張手段と、
前記圧縮/伸張手段を制御する制御手段と、
入力から所定時間経過後に入力を切断するタイムアウトジョブではないジョブの画像データを前記圧縮/伸張手段により処理中に、タイムアウトジョブが入力されているか否かを判定する入力判定手段と、
を備え、
前記入力判定手段によりタイムアウトジョブが入力されていると判定された場合には、前記制御手段は、前記圧縮/伸張手段による前記処理中のジョブの処理と前記タイムアウトジョブの処理とが同時並行して行われるように、前記圧縮/伸張手段の割り当てを変更し、タイムアウトジョブでないジョブが入力されていると判定された場合には、前記処理中のジョブの処理が終了するまで圧縮/伸張手段の割り当てを変更しないことを特徴とするデータ処理装置。 - 前記圧縮/伸張手段の全てを用いての前記ジョブの処理中に、タイムアウトジョブが入力されていることが判定された場合には、前記制御手段は、少なくとも1個の圧縮/伸張手段を前記タイムアウトジョブの処理に割り当て、タイムアウトジョブが入力されていないと判定された場合には、圧縮/伸張手段の割り当てを変更しないように制御する請求項1に記載のデータ処理装置。
- 前記タイムアウトジョブがファクシミリ受信ジョブである請求項1または2に記載のデータ処理装置。
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