JP2002027209A - メモリ制御装置及びその制御方法 - Google Patents

メモリ制御装置及びその制御方法

Info

Publication number
JP2002027209A
JP2002027209A JP2000209795A JP2000209795A JP2002027209A JP 2002027209 A JP2002027209 A JP 2002027209A JP 2000209795 A JP2000209795 A JP 2000209795A JP 2000209795 A JP2000209795 A JP 2000209795A JP 2002027209 A JP2002027209 A JP 2002027209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
unit
transmission
reception
count value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000209795A
Other languages
English (en)
Inventor
Taketo Utsunomiya
健人 宇都宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2000209795A priority Critical patent/JP2002027209A/ja
Publication of JP2002027209A publication Critical patent/JP2002027209A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Bus Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル複合機全体における圧縮動作への負
荷を増大させることなく、効率のよい画像形成が行うこ
とを可能としたメモリ制御装置及び方法を提供する。 【解決手段】 送信DMAC(ダイレクトメモリアクセ
スコントローラ)301が画像データを圧縮処理部30
2に送信する度に送信カウンタ304で送信データ量を
カウントして送信カウント値とし、圧縮部302からの
画像データを受信DMAC303が受信する度に受信カ
ウンタ305で受信データ量をカウントして受信カウン
ト値とし、比較器306は送信カウント値と受信カウン
ト値とを比較して、比較結果に応じて送信DMAC30
1及び圧縮処理部302及び受信DMAC303を中断
するように制御することにより、圧縮前の画像データを
記憶すると判断した場合にも、圧縮のための余計な処理
時間を必要としない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記憶装置に対する
画像データの書き込み及び読み出しを行うメモリ制御装
置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、FAX、プリンタ等の機
能を兼備えるデジタル複合機に、HD(ハードディス
ク)等の大容量の記憶装置を設けたものが提案されてい
る。このデジタル複合機は、スキャナ部等から入力した
画像データを記憶装置に一旦記憶した後、適宜読み出し
てプリンタ部に送信し出力することにより、電子ソート
やグループ化機能等が実現でき、複数部出力する際のス
ループットも向上することができるという特徴をもつ。
また、このデジタル複合機において画像データを記憶装
置に記憶させる際、入力した画像データを一旦メモリに
保持した後、画像データを圧縮して記憶装置に転送する
ことにより、記憶容量の削減や転送データ量の削減が可
能になる。通常これらメモリと記憶装置間の画像データ
の読み出し及び書き込み、圧縮/伸張動作は、デジタル
複合機全体を制御するCPU(中央処理装置)に代わ
り、主にDMA(ダイレクトメモリアクセス)コントロ
ーラによって制御される。
【0003】画像データの圧縮を行う際、画像データの
種類によっては圧縮後のデータ量の方が圧縮前のデータ
量より大きくなることがある。この様な画像データが記
憶装置に記憶されることを防ぐために、従来は所定の画
像単位で画像データの圧縮を行い、圧縮する前のデータ
量と、圧縮後のデータ量とを比較して、圧縮後のデータ
量が大きかった場合には、圧縮後の画像データではな
く、圧縮前の画像データを記憶装置に記憶させていた。
データ量を比較する際の画像単位としては、例えば、特
開平07-321975号公報に開示の技術では、ページ単位で
の圧縮前、圧縮後のデータ量の比較を行い、記憶装置に
画像データを記憶させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、所定の
単位、例えば上述したページ単位での画像データの圧縮
を行い、圧縮が終了した後に圧縮前と圧縮後の画像デー
タを比較して、どちらの画像データを記憶させるかを判
断すると、圧縮前の画像データを記憶すると判断した場
合には、1ページの画像データの圧縮に要した時間分だ
け余計に処理時間がかかってしまうことになる。この余
計な処理時間は、1ページ当たりのデータ量が多くなる
程長くなるものであり、デジタル複合機全体における圧
縮動作への負荷を増大させるので、効率のよい画像形成
が行えなくなるという問題が生じる。
【0005】また、DMAコントローラまたはHD等記
憶装置が、記憶装置に記憶された圧縮後の画像データを
読み出す際に読み出しの誤動作を起こしてしまい、本来
読み出すべき画像データ以外の画像データを読み出して
しまうことや、プログラムデータ等全く無関係なデータ
を読み出してしまうことがある。この様なイレギュラー
なデータを伸張し、プリンタ部に送り画像形成を行う
と、イレギュラーなデータの発生後から、正常な出力画
像が得られなくなるという問題が生じる。
【0006】さらに、記憶装置からの画像データの読み
出し及び伸張が正常に行われ、メモリに一旦記憶できた
としても、その後の画像処理を行う際に、上述したもの
と同様なDMAコントローラの誤動作により、イレギュ
ラーなデータを読み出してしまうことがある。また、メ
モリから正常に画像データを読み出したとしても、画像
処理を行う画像処理部がなんらかの障害のため、正常に
動作しないこともありえるので、その場合も正常な出力
画像が得られない等の問題が生じる。
【0007】本発明は、上述した問題点を解決するため
のものであり、記憶装置から画像データを読み出し圧縮
部に送信し、圧縮部で圧縮された画像データを受信し記
憶装置に書き込む過程において、画像データを圧縮部に
送信する度に送信データ量をカウントして送信カウント
値とし、圧縮部からの画像データを受信する度に受信デ
ータ量をカウントして受信カウント値とし、送信カウン
ト値と受信カウント値とを比較して、比較結果に応じて
画像データの送信及び圧縮及び受信を中断するように制
御することにより、圧縮前の画像データを記憶すると判
断した場合にも、圧縮のための余計な処理時間を必要と
せず、デジタル複合機全体における圧縮動作への負荷を
増大させることなく、効率のよい画像形成が行うことを
可能としたメモリ制御装置及びその制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0008】また、記憶装置から画像データを読み出し
伸張部に送信し、伸張部で伸張された画像データを受信
し記憶装置に書き込む過程において、画像データを伸張
部に送信する度に送信データ量をカウントして送信カウ
ント値とし、伸張部からの画像データを受信する度に受
信データ量をカウントして受信カウント値とし、送信カ
ウント値と受信カウント値とを比較して、比較結果に応
じて画像データの送信及び伸張及び受信を中断するよう
に制御することにより、記憶装置からのイレギュラーな
データの読み出しを検知でき、不適切な画像出力を防ぐ
ことを可能としたメモリ制御装置及びその制御方法を提
供することを目的とする。
【0009】また、記憶装置から画像データを読み出し
画像処理部に送信し、画像処理部で処理された画像デー
タを受信し記憶装置に書き込む過程において、画像デー
タを画像処理部に送信する度に送信データ量をカウント
して送信カウント値とし、画像処理部からの画像データ
を受信する度に受信データ量をカウントして受信カウン
ト値とし、前記送信カウント値と前記受信カウント値と
を前記画像処理部での処理内容に対応させながら比較し
て、比較結果に応じて画像データの送信及び伸張及び受
信を中断するように制御することにより、記憶装置から
のイレギュラーなデータの読み出し、または画像処理部
の障害を検知でき、不適切な画像出力を防ぐことを可能
としたメモリ制御装置及びその制御方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のメモリ制御装置では、記憶装置に対する画
像データの書き込み及び読み出しを所定画像単位で行う
メモリ制御装置であって、記憶装置から画像データを読
み出し圧縮部に送信する送信手段と、前記送信手段から
の画像データを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段から
の画像データを受信し記憶装置に書き込む受信手段と、
前記送信手段が画像データを送信する度に送信データ量
をカウントする送信カウンタと、前記受信手段が画像デ
ータを受信する度に受信データ量をカウントする受信カ
ウンタと、前記送信カウンタの送信カウント値と前記受
信カウンタの受信カウント値とを比較し、比較結果に応
じて前記送信手段及び前記圧縮手段及び前記受信手段の
動作を中断するように制御する比較制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0011】また、本発明のメモリ制御装置では、記憶
装置に対する画像データの書き込み及び読み出しを所定
画像単位で行うメモリ制御装置であって、記憶装置から
画像データを読み出し伸張部に送信する送信手段と、前
記送信手段からの画像データを伸張する伸張手段と、前
記伸張手段からの画像データを受信し記憶装置に書き込
む受信手段と、前記送信手段が画像データを送信する度
に送信データ量をカウントする送信カウンタと、前記受
信手段が画像データを受信する度に受信データ量をカウ
ントする受信カウンタと、前記送信カウンタの送信カウ
ント値と前記受信カウンタの受信カウント値とを比較
し、比較結果に応じて前記送信手段及び前記伸張手段及
び前記受信手段の動作を中断するように制御する比較制
御手段とを有することを特徴とする。
【0012】また、本発明のメモリ制御装置では、記憶
装置に対する画像データの書き込み及び読み出しを所定
画像単位で行うメモリ制御装置であって、記憶装置から
画像データを読み出し画像処理部に送信する送信手段
と、前記画像処理部からの画像データを受信し記憶装置
に書き込む受信手段と、前記送信手段が画像データを送
信する度に送信データ量をカウントする送信カウンタ
と、前記受信手段が画像データを受信する度に受信デー
タ量をカウントする受信カウンタと、前記送信カウンタ
の送信カウント値と前記受信カウンタの受信カウント値
とを前記画像処理部での処理内容に対応させながら比較
し、比較結果に応じて前記送信手段及び前記受信手段の
動作を中断するように制御する比較制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0013】また、本発明のメモリ制御装置の制御方法
では、記憶装置に対する画像データの書き込み及び読み
出しを所定画像単位で行うメモリ制御装置の制御方法で
あって、記憶装置から画像データを読み出し圧縮部に送
信する送信工程と、前記送信工程による画像データを前
記圧縮部で圧縮する圧縮工程と、前記圧縮工程による画
像データを受信し記憶装置に書き込む受信工程とを有
し、前記送信工程において画像データを送信する度に送
信データ量をカウントして送信カウント値とし、前記受
信工程において画像データを受信する度に受信データ量
をカウントして受信カウント値とし、前記送信カウント
値と前記受信カウント値とを比較して、比較結果に応じ
て前記送信工程及び前記圧縮工程及び前記受信工程を中
断するように制御することを特徴とする。
【0014】また、本発明のメモリ制御装置の制御方法
では、記憶装置に対する画像データの書き込み及び読み
出しを所定画像単位で行うメモリ制御装置の制御方法で
あって、記憶装置から画像データを読み出し伸張部に送
信する送信工程と、前記送信工程による画像データを伸
張部で伸張する伸張工程と、前記伸張工程による画像デ
ータを受信し記憶装置に書き込む受信工程とを有し、前
記送信工程において画像データを送信する度に送信デー
タ量をカウントして送信カウント値とし、前記受信工程
において画像データを受信する度に受信データ量をカウ
ントして受信カウント値とし、前記送信カウント値と前
記受信カウント値とを比較して、比較結果に応じて前記
送信工程及び前記伸張工程及び前記受信工程を中断する
ように制御することを特徴とする。
【0015】また、本発明のメモリ制御装置の制御方法
では、記憶装置に対する画像データの書き込み及び読み
出しを所定画像単位で行うメモリ制御装置の制御方法で
あって、記憶装置から画像データを読み出し画像処理部
に送信する送信工程と、前記画像処理部からの画像デー
タを受信し記憶装置に書き込む受信工程とを有し、前記
送信工程において画像データを送信する度に送信データ
量をカウントして送信カウント値とし、前記受信工程に
おいて画像データを受信する度に受信データ量をカウン
トして受信カウント値とし、前記送信カウント値と前記
受信カウント値とを前記画像処理部での処理内容に対応
させながら比較して、比較結果に応じて前記送信工程及
び前記受信工程を中断するように制御することを特徴と
する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0017】本実施の形態におけるデジタル複合機は、
複写機能、プリンタ機能、FAX機能等を兼備えてお
り、モノクロ画像についての画像処理を行うものとす
る。
【0018】(第1の実施の形態)図1は第1の実施の
形態に係るデジタル複合機の内部構成の概略を示すブロ
ック図である。CPU(中央処理装置)101はデジタ
ル複合機全体の制御を行う。ROM(リードオンリメモ
リ)102はデジタル複合機の制御プログラムが格納さ
れており、制御プログラムは必要に応じてCPU101
により読み出され、実行される。RAM(ランダムアク
セスメモリ)103はCPU101が処理を行うための
ワークエリアとして利用され、画像データを蓄積してお
くためにも用いられる。
【0019】DMAC(ダイレクトメモリアクセスコン
トローラ)104はRAM103内、または後述のHD
110に蓄積されている画像データをページ単位で読み
出し、JBIGやMH/MR/MMRといった圧縮/伸
張処理を行い、再度前記RAM103またはHD110
に書き戻す。
【0020】システムバス105はデジタル複合機内の
各ブロック間でコマンドデータや画像データを転送する
際に用いられる。スキャナ106は、原稿からの反射光
を集光するレンズ、光を入力して電気信号に変換するC
CDセンサ、アナログ信号処理部、アナログ・デジタル
変換部等(図示せず)を備えており、セットされた原稿
を読み取って可視画像を電気的な画像データに変換す
る。スキャナI/F(インターフェイス)部107はス
キャナ部106から送出される画像データをシステムバ
ス105上に送出する。プリンタI/F部108はRA
M103上に蓄積されている画像データを読み出し、後
述のプリンタ部109へ画像データを送出する。プリン
タ109は前述プリンタI/F部108より送出された
画像データを、可視画像として紙などの媒体に画像形成
する。プリンタ部109は、例えばレーザビームプリン
タやLEDプリンタ、インクジェットプリンタ等のプリ
ンタ装置であり、レーザビームプリンタの場合は、半導
体レーザを備えた露光制御部、画像形成部、転写紙の搬
送制御部等(図示せず)により構成される。
【0021】HD(ハードディスク)110は大容量記
憶装置であり、デジタル複合機の動作プログラムや、大
量の画像データを保存するためのものである。スキャナ
部等から入力した画像データはRAM103で圧縮され
た後、記憶装置110に一旦記憶される。
【0022】ここで、本実施の形態におけるデジタル複
合機の複写機としての動作を図2に示すフローチャート
を用いて説明する。
【0023】まず、原稿をスキャナ106にセットし、
操作部(図示せず)から部数、倍率指定等の様々な設定
を行う(S201)。次に読み取り開始の指示を出しス
キャナ106はセットされた原稿を読み取り、スキャナ
I/F部107に画像データを送出する(S202)。
スキャナI/F部107はシステムバス105を介して
画像データをRAM103に送信し、RAM103の所
定のアドレスに画像データを書き込む(S203)。D
MAC104はRAM103内に記憶された画像データ
を読み出し、ページ単位でHD110に送信し記憶させ
る。ここで、画像データのデータ量を削減するためDM
AC104内で圧縮処理が行われる(S204)。次に
スキャナ部105にセットされた原稿全てのページの画
像データがHDへ送信されたかを判断し(S205)、
終了していなければ(No)ステップS204に戻りを
画像データの圧縮、送信を繰り返す。ステップS204
での条件を満たすと(Yes)、HD110には、スキ
ャナ部105にセットされた原稿の圧縮された画像デー
タが保存されていることになる。
【0024】次に、HD110に記憶された画像データ
をプリンタ109により記録用紙に可視画像として印字
する際には、まず、DMAC104は、HD110に記
憶されている画像データをページ単位で読み出し、圧縮
された画像データを伸張し、RAM103上に生画像デ
ータとして記憶させる(S206)。次に操作部で設定
したページ数の画像データがRAM103に送信された
かを判断し(S207)、送信されていなければ(N
o)、ステップS206に戻り、画像データの読み出
し、伸張、RAM103への送信を繰り返す。そして、
全ての画像データがRAM103に送信されたら(Ye
s)、プリンタI/F部108は、画像データが蓄積さ
れているRAM103より画像データを読み出し、プリ
ンタ109に画像データを送出する(S208)。プリ
ンタ部109は送られてきた画像データの画像形成を行
い、処理は終了する(S209)。また、ステップS2
06で、HD110より読み出される画像データの順番
を適宜変えることにより、ソートやグループ化といった
特殊な印刷方法で出力することができるようになる。
【0025】前述のステップS204のDMAC104
が画像データを圧縮しHD110に保存する過程におい
て、画像データの種類によっては、圧縮後のデータ量の
方が圧縮前のデータ量よりも大きくなってしまうことが
ある。このような画像データが連続すると、HD110
に記憶される累計の画像データ量も、圧縮前の画像デー
タ量より大きくなってしまい、画像データを圧縮しデー
タ量を削減して大容量記憶装置に記憶するという本来の
目的が達成されないことになる。
【0026】データ量の増大を防止するために、上述し
た画像データの増大が生じた際は、圧縮前の画像データ
をHD110に転送し記憶させる方法がある。これによ
り記憶されるデータ量が増大することはなくなり、HD
110の使用効率はよくなる。従来は、ページ単位でそ
のページ全体の画像データを圧縮した後に、圧縮前と、
圧縮後の画像データの量を比較し、その結果に基づいて
圧縮前もしくは圧縮後の画像データをHD110に記憶
させていた。
【0027】しかしこの時、圧縮前の画像データを記憶
すると判断した場合には、1ページの圧縮に要した時間
分だけ余計に処理時間がかかってしまうことになる。そ
こで、本実施の形態では、従来のように1ページ内の全
ての画像データを圧縮した後に、圧縮前と圧縮後の画像
データのデータ量を比較し、どちらの画像データを記憶
するのかを判断するのではなく、画像データの圧縮中に
随時圧縮前の累計のデータ量と圧縮後の累計のデータ量
を比較し、どちらを記憶するか判断をすることにより、
圧縮に要する時間の短縮を実現する。本実施の形態のデ
ジタル複合機では、圧縮機能を有するDMAC104が
画像データのデータ量の比較、及び判断を行うものとす
る。
【0028】次に上述したDMAC104の詳細を図3
のブロック図を用いて説明する。送信DMAC301は
設定されたRAM103の場所から画像データを読み出
し、圧縮処理部302に送信する。圧縮処理部302
は、設定に基づいて入力された画像データを圧縮し、出
力する。受信DMAC303は圧縮処理部302からの
画像データを設定されたHD110の場所に書き込む。
【0029】送信カウンタ304は送信DMAC301
から圧縮機能部302に送信した画像データのデータ量
をカウントする。受信カウンタ305は受信DMAC3
03が受信した画像データのデータ量をカウントする。
比較器306は送信カウンタ304と受信カウンタ30
5のデータ量を比較しその結果に応じて送信DMAC3
01、受信DMAC303及び圧縮処理部302に指示
を出す。
【0030】次に、図4に示すフローチャートを用い
て、図2のフローチャートに示すステップS204にお
けるDMAC104の動作手順、つまりRAM103に
蓄積されている画像データを圧縮処理部302によって
圧縮処理を行い、HD110に記憶させる動作手順を詳
細に説明する。
【0031】まず、CPU101は、圧縮処理部302
対して画像データの圧縮処理に必要な設定を行う。また
送信カウンタ及び受信カウンタも初期値に設定される
(S204−1)。
【0032】次に送信DMAC301及び受信DMAC
303に対してRAM103内のどこから画像データを
読み出し、HD110のどこに書き込むかの設定を行
い、比較器306に対して、DMA強制終了の実行権を
設定するか否かの設定を行う。ここで、本実施の形態で
はDMA強制終了ありの設定を行うものとする(S20
4−2)。
【0033】すべての初期設定が終了したならば、CP
U101は送信DMAC301及び受信DMAC303
に対してDMAの開始コマンドを発行し、画像圧縮の動
作を開始させる(S204−3)。
【0034】DMAが開始されると、送信DMAC30
1は送信したデータ量を逐次送信カウンタによりカウン
トし、その値を比較器306に転送する。受信DMAC
303に関しても圧縮機能部303より受け取ったデー
タ量を受信カウンタ305よりカウントし、その値を比
較器306に転送する。比較器306はそれぞれのカウ
ンタより受け取ったデータ転送量(累計のデータ量)を
比較し、受信カウンタの値>送信カウンタの値が成り立
つか判断する(S204−4)。
【0035】ステップS204−4で、受信カウンタの
値>送信カウンタの値が成り立つ場合(Yes)、DM
AC104はデータ量削減のための画像圧縮のDMAと
しての動作が果たされていないといえる。したがって、
比較器306は送信DMAC301、受信DMAC30
3、及び圧縮処理部302に対してDMAの強制終了を
指示し、一連のDMAを終了させ、終了した後にその旨
をCPU101に対して通知する(S204−5)。
【0036】通知を受けたCPU101は、DMAC1
04で処理を中断したページの画像データをRAM10
3から読み出し、HD110に送信する(S204−
6)。
【0037】ステップS204−4で、受信カウンタの
値>送信カウンタの値が成り立たなかった場合(No)
は、画像データの圧縮が正常に行われており、DMAが
終了かを判断し(S204−7)、終了でない場合(N
o)は、ステップS204−4に戻る。そして、ステッ
プ204−4での送信カウンタ304と受信カウンタ3
05の比較を再び行う。したがって、ステップS204
−4における累計のデータ量の比較は1ページの画像デ
ータについてのDMAが終了するまで随時行われること
になる。
【0038】ここで、本実施の形態において、処理を行
う画像単位としてページ画像単位としたが、本発明はこ
れに限るものではなく、ライン単位、またはページ画像
を所定の大きさに分割することにより得られた画素ブロ
ック単位、またはユーザの指定により区切られた領域単
位等の画像単位で処理を行ってもよい。また、DMAの
中断後はその旨をCPUに通知して、CPUが画像デー
タの記憶装置への送信を行ったが、これらをDMACに
実行させてもよい。
【0039】以上説明してきたように、本実施の形態に
よれば、DMAコントローラがメモリに記憶された画像
データを圧縮しHDに保存する過程において、圧縮前の
画像データのデータ量よりも圧縮後の画像データのデー
タ量が大きくなってしまった場合には、圧縮前の画像デ
ータをHDに転送し記憶させることにより圧縮し記憶さ
れた画像データのデータ量が増大することはなくなり、
HDの使用効率が向上するという効果がある。
【0040】また、圧縮前の累計のデータ量と圧縮後の
累計のデータ量の比較を画像データの圧縮中に随時行
い、どちらをハードディスクに記憶するか判断をするこ
とにより、圧縮に要する時間が短縮でき、デジタル複合
機全体での効率化を図ることができるという効果があ
る。
【0041】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
記憶装置に記憶された圧縮画像データを読み出しRAM
に送信する過程において、DMACが伸張処理を利用し
てエラー検知を行う動作について説明する。
【0042】なお、本実施の形態におけるデジタル複合
機の構成は、第1の実施の形態の図1に示すものと同一
であり、複写を行う際も、図2のフローチャートに従い
動作するものとする。したがって、ステップS206で
のHD110に記憶された画像データの伸張動作の詳細
として本実施の形態を説明する。
【0043】ステップS206において、HD110か
ら読み出される画像データは、ステップ204における
処理が施された画像データであり、圧縮された画像デー
タと圧縮されていない画像データがページ単位で混在し
ている状態である。したがって、圧縮されていない画像
データはそのままRAM103に書き込み、圧縮された
画像データのみを伸張すればよい。この時、圧縮された
画像データは、ステップS204における処理をおこな
った画像データを伸張するので、伸張後の画像データの
データ量が伸張前の画像データのデータ量よりも小さく
なるということはない。
【0044】しかし、DMAC104またはHD110
等の誤動作により、HD110から本来読み出されるべ
き画像データとは異なる他の画像データが読み出される
ことや、無関係なプログラムデータを読み出してしまう
ことがありえる。この様なイレギュラーなデータを伸張
して、プリンタ部109に送り画像形成を行うと、イレ
ギュラーなデータの発生後から、正しい出力画像が得ら
れなくなってしまう。したがって、このようなエラーを
防止するために、HD110から読み出されたイレギュ
ラーなデータを検出する手段が必要となる。
【0045】そこで、本実施の形態では、本来読み出さ
れるべき画像データと異なる他の画像データや無関係な
プログラムデータを伸張すると、伸張前のデータよりも
伸張後のデータのデータ量の方が小さくなることが多い
性質を利用し、以下のようにDMAC104に検出手段
を設ける。
【0046】上述したDMAC104の詳細を図5のブ
ロック図を用いて説明する。送信DMAC501、受信
DMAC503、送信カウンタ504、受信カウンタ5
05、比較器506は、第1の実施の形態で説明した送
信DMAC301、受信DMAC303、送信カウンタ
304、受信カウンタ305、比較器306に対応し、
それぞれ同一の機能を有し、可能であれば第1の形態に
おけるそれぞれと同一の装置で構成してもよい。
【0047】伸張処理部502は、入力した画像データ
に対して圧縮処理部302に対応した伸張を行い、出力
する。また、第1の実施の形態とは逆に、送信DMAC
501はHD110から画像データを読み出し、受信D
MAC503はRAM103に画像データを書き込むも
のとする。
【0048】次に、図6のフローチャートを用いて、図
2のフローチャートに示すステップS206におけるD
MAC104の動作手順、つまりHD110に蓄積され
ている画像データを伸張処理部502によって伸張処理
を行い、RAM103に記憶させる動作手順を詳細に説
明する。
【0049】まず、CPU101は、これからHD11
0からRAM103に送る画像データが圧縮されている
画像データか、圧縮されていない画像データであるかを
判断し、圧縮されていない画像データであれば(N
o)、伸張処理はおこなわず、HD110からRAM1
03へ直接画像データを送信する(S206−1)。ス
テップS206−1で圧縮されている画像データである
と判断すると(Yes)、CPU101は、伸張処理部
502対して画像データの伸張処理に必要な設定を行
う。また送信カウンタ及び受信カウンタも初期値に設定
する(S206−2)。
【0050】次に送信DMAC501及び受信DMAC
503に対してHD110内のどこから画像データを読
み出し、RAM103に送信するかの設定を行い、比較
器506に対して、DMA強制終了の実行権を設定する
か否かの設定を行う。ここで、本実施の形態ではDMA
強制終了ありの設定を行うものとする(S206−
3)。
【0051】すべての初期設定が終了したならば、CP
U101は送信DMAC501及び受信DMAC503
に対してDMAの開始コマンドを発行し、画像伸張の動
作を開始させる(S206−4)。
【0052】DMAが開始されると、送信DMAC50
1は送信したデータ量を逐次送信カウンタによりカウン
トし、その値を比較器506に転送する。受信DMAC
503に関しても伸張処理部503より受け取ったデー
タ量を受信カウンタ505よりカウントし、その値を比
較器506に転送する。比較器506はそれぞれのカウ
ンタより受け取ったデータ転送量(累計のデータ量)を
比較し、受信カウンタの値<送信カウンタの値が成り立
つか判断する(S206−5)。
【0053】ステップS206−5で、受信カウンタの
値<送信カウンタの値が成り立つ場合(Yes)、DM
AC104は、本来伸張されるべき画像データ以外のイ
レギュラーなデータ(他の画像データや無関係なプログ
ラムデータ等)を伸張していると考えられる。したがっ
て、比較機306は送信DMAC301、受信DMAC
303、及び伸張処理部502に対してDMAの強制終
了を指示し、一連のDMAを終了させ、終了した後にそ
の旨をCPU101に対して通知する(S206−
6)。
【0054】通知を受けたCPU101は、印刷ジョブ
自体を無効とし、操作部のタッチパネル等でエラー表示
を行う(S206−7)。
【0055】ステップS206−5で、受信カウンタの
値<送信カウンタの値が成り立たなかった場合(No)
は、画像データの伸張が正常に行われており、イレギュ
ラーなデータが発生していないということを意味するの
で、DMAが終了かを判断し(S206−8)、終了で
ない場合は、ステップS206−5に戻る。そして、ス
テップ206−5での送信カウンタ504と受信カウン
タ505の比較を再び行う。したがって、ステップS2
06−5における累計のデータ量の比較は1ページの画
像データについてのDMAが終了するまで随時行われる
ことになる。正常にステップS206が終了するとその
ページについての画像データのHD110からの読み出
しが正しく行われたことを意味するので、ステップS2
07以降の出力処理に進むことになる。
【0056】ここで、本実施の形態において、処理を行
う画像単位としてページ画像単位としたが、本発明はこ
れに限るものではなく、ライン単位、またはページ画像
を所定の大きさに分割することにより得られた画素ブロ
ック単位、またはユーザの指定により区切られた領域単
位等の画像単位で処理を行ってもよい。また、DMAの
中断後はその旨をCPUに通知して、CPUが印刷ジョ
ブの無効化及びエラー表示の制御を行ったが、これらを
DMACに実行させてもよい。
【0057】以上説明してきたように、本実施の形態に
よれば、DMAコントローラがHDに記憶された画像デ
ータを伸張しメモリに保存する過程において、イレギュ
ラーなデータがHDから読み出されていないかを、伸張
前の画像データのデータ量と伸張後の画像データのデー
タ量の比較結果を利用することにより検知し、伸張後の
画像データが小さくなっていた場合、イレギュラーなデ
ータが読み出されたと判断し、印刷ジョブ自体を無効と
しエラー表示を行うことにより、不適切な画像データが
出力されてしまうことを防ぐことができ、デジタル複合
機の故障をユーザに知らせることができるという効果が
ある。
【0058】(第3の実施の形態)第2の実施の形態で
は、HDからの画像データの読み出しの誤動作によるイ
レギュラーなデータの検出を可能としたDMAコントロ
ーラについて説明した。
【0059】本実施の形態では、メモリからの画像デー
タの読み出しの誤動作によるイレギュラーなデータを検
出でき、同時に画像処理の誤動作を検出できるDMAコ
ントローラについて説明する。
【0060】まず、図7に本実施の形態におけるデジタ
ル複合機の内部構成を表すブロック図を示す。本実施の
形態におけるデジタル複合機は、第1、第2の実施の形
態で説明した図1に示すデジタル複合機に画像処理部と
して解像度変換(変倍処理)部701及び回転部702
を追加したものである。
【0061】解像度変換部701は、入力された画像デ
ータに対し、ユーザの編集設定に応じて様々な解像度変
換を行う。本実施の形態において、スキャナ106で読
み取られた画像データの解像度が600×600dpi
であるとする。この画像データを目的に応じて例えば1
00×200dpi、100×400dpiといった解
像度に変換する。回転部702は電子ソート等を行う際
に用いられ、画像データ対して例えば、0°、90°、
180°、270°の回転変換を行う。
【0062】本実施の形態におけるデジタル複合機は、
第1、第2の実施の形態と同様に図2に示すフローチャ
ートに従い動作する。電子ソートやグループ化等の画像
編集は、ステップS206とステップS207の間で行
うので、回転処理や解像度変換等の画像処理もこれらの
ステップの間で行うことになる。これら画像処理を行う
際は、DMAC104が一旦RAM103に格納されて
いるページ単位の画像データを読み出し、画像処理を行
った後、再びRAM103に書き戻すという動作を行
う。
【0063】ここで、解像度変換を行う場合、画像処理
を行う前と画像処理を行った後でデータ量の変化が生じ
る。例えば、ページ画像を2倍の解像度に変換する場
合、画像データはRAM103から読み出された画像デ
ータの2倍のデータ量となって再びRAM103に記憶
されることになる。解像度変換を行う際に、第2の実施
の形態でも説明したような、プログラムデータ等無関係
なデータをRAM103が読み出して、解像度変換部7
01に送った場合や、解像度変換部701が正常に動作
しなかった場合、画像データのデータ量が変化しないま
ま、再びRAM103に書き戻されてしまう。また、解
像度変換部701でなんらかの障害が発生した場合にも
同様な誤動作が起きる。
【0064】この誤動作によるデジタル複写機の不適切
な画像出力を防止するために、第1、第2の実施の形態
と同様に、解像度変換部701へ送信した画像データの
累計のデータ量と解像度変換部701から受信した画像
データのデータ量を随時比較して、エラー検知を行うよ
うに、DMAC104を構成することは有効であるとい
える。
【0065】上述したDMAC104の詳細を図8のブ
ロック図を用いて説明する。送信DMAC801、受信
DMAC802、送信カウンタ803、受信カウンタ8
04、比較器805は、第1の実施の形態で説明した送
信DMAC301、受信DMAC303、送信カウンタ
304、受信カウンタ305、比較器306に対応し、
それぞれ同一の機能を有し、可能であれば第1の形態及
び第2の実施の形態におけるそれぞれと同一の装置で構
成してもよい。しかし、ここで第1、第2の実施の形態
とは異なり、送信DMAC801及び受信DMAC80
2はRAM103に対する画像データの読み出し及び書
き込みを行う。
【0066】次に、図9のフローチャートを用いて、ス
テップS206とステップS207の間で行われる画像
データの解像度変換におけるDMAC104の動作手
順、つまりRAM103に蓄積されている画像データを
解像度変換部701によって解像度変換を行い、RAM
103に再び格納するまでの動作手順を詳細に説明す
る。
【0067】まず、CPU101は、解像度変換部70
1対して画像データの解像度変換に必要な設定を行う。
また送信カウンタ及び受信カウンタも初期値に設定する
(S901)。
【0068】次に送信DMAC801及び受信DMAC
802に対してRAM103内のどこから画像データを
読み出し、RAM103に再び書き込むのかの設定を行
い、比較器805に対して、DMA強制終了の実行権を
設定するか否かの設定を行う。ここで、本実施の形態で
はDMA強制終了ありの設定を行うものとする(S90
2)。
【0069】すべての初期設定が終了したならば、CP
U101は送信DMAC801及び受信DMAC802
に対してDMAの開始コマンドを発行し、解像度変換の
動作を開始させる(S903)。
【0070】DMAが開始されると、送信DMAC80
1は送信したデータ量を逐次送信カウンタによりカウン
トし、その値を比較器805に転送する。受信DMAC
802に関しても解像度変換部701より受け取ったデ
ータ量を受信カウンタ804よりカウントし、その値を
比較器805に転送する。比較器805はそれぞれのカ
ウンタより受け取ったデータ転送量(累計のデータ量)
を比較し、受信カウンタの値が送信カウンタの値と解像
度変換の解像度(100×200dpi、100×40
0dpi等)から算定される変換倍率(変換パラメー
タ)とに基づいた値になっているかを判断する(S90
4)。例えば、600×600dpiの画像データを1
00×200dpiに解像度変換する場合、解像度変換
部701は、主走査方向に関して1/3倍のデータ量に
画像データを変化させるので、送信カウンタ値に変換倍
率1/3を掛けた値と受信カウンタとの値に大きな差分
がないかを判断する。
【0071】ステップS904の条件が成り立たない場
合(No)、解像度変換部701は、正常に動作してい
ない、または第2の実施の形態で述べたものと同様に、
イレギュラーなデータに対して解像度変換を行っている
と考えられる。したがって、比較機805は送信DMA
C801、受信DMAC802に対してDMAの強制終
了を指示し、一連のDMAを終了させ、終了した後にそ
の旨をCPU101に対して通知する(S905)。
【0072】通知を受けたCPU101は、解像度変換
部701の動作を停止させ、印刷ジョブ自体を無効と
し、操作部のタッチパネル等でエラー表示を行う(S9
06)。
【0073】ステップS904での条件が成り立つ場合
(Yes)は、画像データの解像度変換が正常に行われ
ており、イレギュラーなデータが発生していないという
ことを意味するので、DMAが終了かを判断し(S90
7)、終了でない場合は、ステップS904に戻る。そ
して、ステップS904での判断を再び行う。したがっ
て、ステップS904における累計のデータ量に基づく
比較は1ページの画像データについてのDMAが終了す
るまで随時行われることになる。正常にステップS90
7が終了するとそのページについての解像度変換が正し
く行われたことを意味し、回転処理等他の画像処理を行
うか、または、ステップS207以降の出力処理に進む
ことになる。
【0074】ここで、本実施の形態において、処理を行
う画像単位としてページ画像単位としたが、本発明はこ
れに限るものではなく、ライン単位、またはページ画像
を所定の大きさに分割することにより得られた画素ブロ
ック単位、またはユーザの指定により区切られた領域単
位等の画像単位で処理を行ってもよい。また、DMAの
中断後はその旨をCPUに通知して、CPUが印刷ジョ
ブの無効化及びエラー表示の制御を行ったが、これらを
DMACに実行させてもよい。
【0075】また、画像処理として解像度変換を例に説
明したが、本発明はこれに限るものではなく、画像デー
タのデータ量の変化を伴う画像処理であれば他の画像処
理であってもよい。
【0076】以上説明してきたように、本実施の形態に
よれば、DMAコントローラがメモリに記憶された画像
データに解像度変換等、画像データのデータ量の変化の
伴う画像処理を行い、再びメモリに保存する過程におい
て、イレギュラーなデータがメモリから読み出されてい
ないか、または画像処理部が正常に動作しているかを、
画像処理前の画像データのデータ量と画像処理後の画像
データのデータ量を変換倍率等を考慮して比較し、その
差分が大きくなった場合、イレギュラーなデータが読み
出された、または画像処理が誤動作を起こしたと判断
し、印刷ジョブ自体を無効としエラー表示を行うことに
より、不適切な画像が出力されてしまうことを防ぐこと
ができ、デジタル複合機の故障をユーザに知らせること
ができるという効果がある。
【0077】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、記憶装置から画像データを読み出し圧縮部に送信
し、圧縮部で圧縮された画像データを受信し記憶装置に
書き込む過程において、画像データを圧縮部に送信する
度に送信データ量をカウントして送信カウント値とし、
圧縮部からの画像データを受信する度に受信データ量を
カウントして受信カウント値とし、送信カウント値と受
信カウント値とを比較して、比較結果に応じて画像デー
タの送信及び圧縮及び受信を中断するように制御するこ
とにより、圧縮前の画像データを記憶すると判断した場
合にも、圧縮のための余計な処理時間を必要とせず、デ
ジタル複合機全体における圧縮動作への負荷を増大させ
ることなく、効率のよい画像形成が行えるという効果が
ある。
【0078】また、記憶装置から画像データを読み出し
伸張部に送信し、伸張部で伸張された画像データを受信
し記憶装置に書き込む過程において、画像データを伸張
部に送信する度に送信データ量をカウントして送信カウ
ント値とし、伸張部からの画像データを受信する度に受
信データ量をカウントして受信カウント値とし、送信カ
ウント値と受信カウント値とを比較して、比較結果に応
じて画像データの送信及び伸張及び受信を中断するよう
に制御することにより、記憶装置からのイレギュラーな
データの読み出しを検知でき、不適切な画像出力を防ぐ
ことができるという効果がある。
【0079】また、記憶装置から画像データを読み出し
画像処理部に送信し、画像処理部で処理された画像デー
タを受信し記憶装置に書き込む過程において、画像デー
タを画像処理部に送信する度に送信データ量をカウント
して送信カウント値とし、画像処理部からの画像データ
を受信する度に受信データ量をカウントして受信カウン
ト値とし、前記送信カウント値と前記受信カウント値と
を前記画像処理部での処理内容に対応させながら比較し
て、比較結果に応じて画像データの送信及び伸張及び受
信を中断するように制御することにより、記憶装置から
のイレギュラーなデータの読み出し、または画像処理部
の障害を検知でき、不適切な画像出力を防ぐことができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るデジタル複合機の内部
構成の概略を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるデジタル複合機の複
写機としての動作を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態におけるDMAC104の詳
細を説明するブロック図である。
【図4】第1の実施の形態における図2のフローチャー
トに示すステップS204でのDMAC104の動作手
順を説明するフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態におけるDMAC104の詳
細を説明するブロック図である。
【図6】第2の実施の形態における図2のフローチャー
トに示すステップS206でのDMAC104の動作手
順を説明するフローチャートである。
【図7】第3の実施の形態におけるデジタル複合機の内
部構成を表すブロック図である。
【図8】第3の実施の形態におけるDMAC104の詳
細を示すブロック図である。
【図9】第3の実施の形態における図2のフローチャー
トに示すステップS206とステップS207の間での
DMAC104の動作手順を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
101 CPU(中央処理装置) 102 ROM(リードオンリメモリ) 103 RAM(ランダムアクセスメモリ) 104 DMAC(ダイレクトメモリアクセスコントロ
ーラ) 105 システムバス 106 スキャナ部 107 スキャナI/F(インターフェイス)部 108 プリンタI/F部 109 プリンタ部 110 HD(ハードディスク) 301 送信DMAC 302 圧縮処理部 303 受信DMAC 304 送信カウンタ 305 受信カウンタ 306 比較器 502 伸張処理部 701 解像度変換部 702 回転部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 13/28 310 G06F 13/28 310E 5B065 310Y 5C073 G06T 1/60 450 G06T 1/60 450A 5C078 H04N 1/41 H04N 1/41 Z // G06F 5/00 G06F 5/00 H Fターム(参考) 5B018 GA01 HA40 KA01 KA02 MA01 MA12 QA01 5B021 AA01 BB11 BB12 5B047 EA10 EB17 EB20 5B060 DA08 5B061 BA03 DD11 DD18 5B065 BA01 CC08 CE07 CS04 5C073 AB08 BB02 BB09 BC04 BD02 5C078 CA00 CA01 DA07

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶装置に対する画像データの書き込み
    及び読み出しを所定画像単位で行うメモリ制御装置であ
    って、 記憶装置から画像データを読み出し圧縮部に送信する送
    信手段と、 前記送信手段からの画像データを圧縮する圧縮手段と、 前記圧縮手段からの画像データを受信し記憶装置に書き
    込む受信手段と、 前記送信手段が画像データを送信する度に送信データ量
    をカウントする送信カウンタと、 前記受信手段が画像データを受信する度に受信データ量
    をカウントする受信カウンタと、 前記送信カウンタの送信カウント値と前記受信カウンタ
    の受信カウント値とを比較し、比較結果に応じて前記送
    信手段及び前記圧縮手段及び前記受信手段の動作を中断
    するように制御する比較制御手段とを有することを特徴
    とするメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記比較制御手段は、前記送信カウント
    値よりも前記受信カウント値が大きい状態になった時に
    前記送信手段及び前記圧縮手段及び前記受信手段の動作
    を中断することを特徴とする請求項1記載のメモリ制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記所定画像単位はページ画像単位であ
    り、前記送信手段及び前記圧縮手段及び前記受信手段の
    動作を中断した場合、圧縮前のページ画像データをハー
    ドディスクに記憶させることを特徴とする請求項1記載
    のメモリ制御装置。
  4. 【請求項4】 記憶装置に対する画像データの書き込み
    及び読み出しを所定画像単位で行うメモリ制御装置であ
    って、 記憶装置から画像データを読み出し伸張部に送信する送
    信手段と、 前記送信手段からの画像データを伸張する伸張手段と、 前記伸張手段からの画像データを受信し記憶装置に書き
    込む受信手段と、 前記送信手段が画像データを送信する度に送信データ量
    をカウントする送信カウンタと、 前記受信手段が画像データを受信する度に受信データ量
    をカウントする受信カウンタと、 前記送信カウンタの送信カウント値と前記受信カウンタ
    の受信カウント値とを比較し、比較結果に応じて前記送
    信手段及び前記伸張手段及び前記受信手段の動作を中断
    するように制御する比較制御手段とを有することを特徴
    とするメモリ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記比較制御手段は、前記送信カウント
    値よりも前記受信カウント値が小さい状態になった時に
    前記送信手段及び前記伸張手段及び前記受信手段の動作
    を中断することを特徴とする請求項4記載のメモリ制御
    装置。
  6. 【請求項6】 前記所定画像単位はページ画像単位であ
    り、前記送信手段及び前記伸張手段及び前記受信手段の
    動作を中断した場合、印刷ジョブを無効とし、エラー表
    示を行うことを特徴とする請求項4記載のメモリ制御装
    置。
  7. 【請求項7】 記憶装置に対する画像データの書き込み
    及び読み出しを所定画像単位で行うメモリ制御装置であ
    って、 記憶装置から画像データを読み出し画像処理部に送信す
    る送信手段と、 前記画像処理部からの画像データを受信し記憶装置に書
    き込む受信手段と、 前記送信手段が画像データを送信する度に送信データ量
    をカウントする送信カウンタと、 前記受信手段が画像データを受信する度に受信データ量
    をカウントする受信カウンタと、 前記送信カウンタの送信カウント値と前記受信カウンタ
    の受信カウント値とを前記画像処理部での処理内容に対
    応させながら比較し、比較結果に応じて前記送信手段及
    び前記受信手段の動作を中断するように制御する比較制
    御手段とを有することを特徴とするメモリ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記画像処理部は解像度変換部を含むも
    のであり、前記比較制御手段は前記解像度変換部での変
    換倍率と前記送信カウント値の積の値と、前記受信カウ
    ント値とを比較し、比較結果に大きな差分が生じたとき
    に前記送信手段及び前記受信手段の動作を中断すること
    を特徴とする請求項7記載のメモリ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記所定画像単位はページ画像単位であ
    り、前記送信手段及び前記受信手段の動作を中断した場
    合、印刷ジョブを無効とし、エラー表示を行うことを特
    徴とする請求項7記載のメモリ制御装置。
  10. 【請求項10】 記憶装置に対する画像データの書き込
    み及び読み出しを所定画像単位で行うメモリ制御装置の
    制御方法であって、 記憶装置から画像データを読み出し圧縮部に送信する送
    信工程と、 前記送信工程による画像データを前記圧縮部で圧縮する
    圧縮工程と、 前記圧縮工程による画像データを受信し記憶装置に書き
    込む受信工程とを有し、 前記送信工程において画像データを送信する度に送信デ
    ータ量をカウントして送信カウント値とし、前記受信工
    程において画像データを受信する度に受信データ量をカ
    ウントして受信カウント値とし、前記送信カウント値と
    前記受信カウント値とを比較して、比較結果に応じて前
    記送信工程及び前記圧縮工程及び前記受信工程を中断す
    るように制御することを特徴とするメモリ制御装置の制
    御方法。
  11. 【請求項11】 前記送信カウント値よりも前記受信カ
    ウント値が大きい状態になった時に前記送信工程及び前
    記圧縮工程及び前記受信工程を中断することを特徴とす
    る請求項10記載のメモリ制御装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記所定画像単位はページ画像単位で
    あり、前記送信工程及び前記圧縮工程及び前記受信工程
    を中断した場合、圧縮前のページ画像データをハードデ
    ィスクに記憶させることを特徴とする請求項10記載の
    メモリ制御装置の制御方法。
  13. 【請求項13】 記憶装置に対する画像データの書き込
    み及び読み出しを所定画像単位で行うメモリ制御装置の
    制御方法であって、 記憶装置から画像データを読み出し伸張部に送信する送
    信工程と、 前記送信工程による画像データを前記伸張部で伸張する
    伸張工程と、 前記伸張工程による画像データを受信し記憶装置に書き
    込む受信工程とを有し、 前記送信工程において画像データを送信する度に送信デ
    ータ量をカウントして送信カウント値とし、前記受信工
    程において画像データを受信する度に受信データ量をカ
    ウントして受信カウント値とし、前記送信カウント値と
    前記受信カウント値とを比較して、比較結果に応じて前
    記送信工程及び前記伸張工程及び前記受信工程を中断す
    るように制御することを特徴とするメモリ制御装置の制
    御方法。
  14. 【請求項14】 前記送信カウント値よりも前記受信カ
    ウント値が小さい状態になった時に前記送信工程及び前
    記伸張工程及び前記受信工程を中断することを特徴とす
    る請求項13記載のメモリ制御装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記所定画像単位はページ画像単位で
    あり、前記送信工程及び前記伸張工程及び前記受信工程
    を中断した場合、印刷ジョブを無効とし、エラー表示を
    行うことを特徴とする請求項13記載のメモリ制御装置
    の制御方法。
  16. 【請求項16】 記憶装置に対する画像データの書き込
    み及び読み出しを所定画像単位で行うメモリ制御装置の
    制御方法であって、 記憶装置から画像データを読み出し画像処理部に送信す
    る送信工程と、 前記画像処理部からの画像データを受信し記憶装置に書
    き込む受信工程とを有し、 前記送信工程において画像データを送信する度に送信デ
    ータ量をカウントして送信カウント値とし、前記受信工
    程において画像データを受信する度に受信データ量をカ
    ウントして受信カウント値とし、前記送信カウント値と
    前記受信カウント値とを前記画像処理部での処理内容に
    対応させながら比較して、比較結果に応じて前記送信工
    程及び前記受信工程を中断するように制御することを特
    徴とするメモリ制御装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記画像処理部は解像度変換部を含む
    ものであり、前記解像度変換部での変換倍率と前記送信
    カウント値の積の値と、前記受信カウンタ値とを比較
    し、比較結果に大きな差分が生じたときに前記送信工程
    及び前記受信工程を中断することを特徴とする請求項1
    6記載のメモリ制御装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記所定画像単位はページ画像単位で
    あり、前記送信工程及び前記受信工程を中断した場合、
    印刷ジョブを無効とし、エラー表示を行うことを特徴と
    する請求項16記載のメモリ制御装置の制御方法。
JP2000209795A 2000-07-11 2000-07-11 メモリ制御装置及びその制御方法 Pending JP2002027209A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000209795A JP2002027209A (ja) 2000-07-11 2000-07-11 メモリ制御装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000209795A JP2002027209A (ja) 2000-07-11 2000-07-11 メモリ制御装置及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002027209A true JP2002027209A (ja) 2002-01-25

Family

ID=18706150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000209795A Pending JP2002027209A (ja) 2000-07-11 2000-07-11 メモリ制御装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002027209A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012513627A (ja) * 2008-12-22 2012-06-14 エスティー‐エリクソン、(フランス)、エスアエス ページデータ、特にバーチャルメモリ機構におけるページコードを記憶および転送するための方法およびデバイス
JP5621909B2 (ja) * 2011-03-17 2014-11-12 富士通株式会社 情報処理装置、ストレージシステムおよび書き込み制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012513627A (ja) * 2008-12-22 2012-06-14 エスティー‐エリクソン、(フランス)、エスアエス ページデータ、特にバーチャルメモリ機構におけるページコードを記憶および転送するための方法およびデバイス
JP5621909B2 (ja) * 2011-03-17 2014-11-12 富士通株式会社 情報処理装置、ストレージシステムおよび書き込み制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003101741A (ja) 画像処理装置、及びその制御方法、並びに制御装置
JP2001169022A (ja) 画像処理装置
US7218412B2 (en) Apparatus, method and computer readable recording medium for processing image information
US7145681B2 (en) Apparatus and method for processing divided image data
US6856412B1 (en) Image forming system, image forming apparatus, control method thereof, image forming method, and storage medium
US5995712A (en) Image forming system with control of executing an image combine function
JP4027133B2 (ja) 画像処理装置
US8330985B2 (en) Image forming device
JP2002027209A (ja) メモリ制御装置及びその制御方法
US20180213103A1 (en) Image processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium
JP5168044B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JP3603510B2 (ja) 画像処理装置
JP4212200B2 (ja) 画像処理システム
JP2006325260A (ja) 画像形成システム
JP2002108584A (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JPH05244367A (ja) 画像処理装置
JP2008234543A (ja) 画像記録装置
JPH11187261A (ja) 画像処理装置
JP2003023537A (ja) 画像処理装置
JP4046008B2 (ja) データ処理装置
JP2000069257A (ja) 画像処理装置
JP2004032048A (ja) マルチファンクションシステム
JP2008054210A (ja) 画像形成装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2001358892A (ja) 画像形成システム及びその制御方法
JP2001243025A (ja) データ処理装置及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070710