JPH06168183A - フレームバッファメモリ管理方法およびフレームバッファメモリ管理装置。 - Google Patents

フレームバッファメモリ管理方法およびフレームバッファメモリ管理装置。

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JPH06168183A
JPH06168183A JP4339484A JP33948492A JPH06168183A JP H06168183 A JPH06168183 A JP H06168183A JP 4339484 A JP4339484 A JP 4339484A JP 33948492 A JP33948492 A JP 33948492A JP H06168183 A JPH06168183 A JP H06168183A
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frame buffer
buffer memory
job
controller
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JP4339484A
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English (en)
Inventor
Taiji Nagaoka
大治 永岡
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストにて効率のよい並列動作を行なうこ
とができるフレームバッファメモリ管理方法およびフレ
ームバッファメモリ管理装置を提供する。 【構成】 フレームバッファメモリごとの属性を管理す
るテーブルとフレームバッファメモリ内の情報を二次記
憶装置に一時退避する機能とを備え、残りのフレームバ
ッファメモリサイズより大きなフレームバッファメモリ
サイズが要求された場合に、前記テーブルに記述されて
いるフレームバッファメモリごとの属性を参照し、フレ
ームバッファメモリの情報を二次記憶装置へ一時退避
し、新たなジョブに必要なフレームバッファメモリサイ
ズを確保する。一時退避する情報は、圧縮することによ
って二次記憶装置に格納される。前記テーブルには、ジ
ョブのステータスが記述されており、このステータスを
見ることによって、フレームバッファメモリの情報が一
時退避可能か否かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレームバッファメモ
リ管理方法およびフレームバッファメモリ管理装置に関
するもので、特に、プリンタ、複写機、ファクシミリ、
あるいはこれらが一体になった複合装置に代表される画
像入出力装置に適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえばページプリンタは、少な
くとも1ページ分のフレームバッファメモリが確保され
ており、画像処理部で形成された画像情報を一旦バッフ
ァメモリに格納した後、出力装置によってプリントする
という手順をとる場合が多い。ページプリンタは、プリ
ントを行なう際、ペーパジャムなど異常時のリカバリの
ために、プリントされた用紙が完全に排出されるまで、
フレームバッファメモリを解放しないのが一般的な方式
である。よって、フレームバッファメモリを効率よく使
用するため、たとえば特開平3−53965号公報に記
載されているページプリンタは、フレームバッファメモ
リを複数ページ分割り当て、前記リカバリ用にフレーム
バッファメモリを保持している。したがって、上記ペー
ジプリンタは、リカバリ用のフレームバッファメモリを
保持している間に、他のフレームバッファメモリに画像
形成を行なうことができるため、プリント処理の高速
化、効率化を図ることができる。
【0003】また、近年、プリンタ、複写機、ファクシ
ミリ、などの機能が一体となった画像入出力機器が市場
にあらわれてきている。また、プリンタ自体も機能が強
化され、複数のジョブをプリンタ内の記憶装置に蓄積し
ておき、所望の時に前記記憶装置から順次取り出して処
理することが可能となってきている。これらの機器にお
いて、リソースの空き状態によっては、複数のジョブを
並列に実行することが効率的である。たとえば、上記一
体型の画像入出力機器は、複写動作を行ないながらプリ
ントジョブのデータあるいはファクシミリジョブのデー
タを外部から記憶装置に蓄積するなどが可能になった。
【0004】図7は従来例における複写機の概略を説明
するための図である。図7において、複写機は、画像を
走査するレーザプリンタ71と、感光ドラム72と、3
種のペーパサイズを同時にセットできるペーパトレイ7
3a、73b、73cと、画像を印刷するゼログラフィ
ーエンジン74と、排紙トレイ75と、紙の両面に画像
を印刷する両面プリントユニット76とから構成されて
いる。
【0005】次に、上記複写機等のバッファメモリ管理
方法を説明する。図8は従来例におけるプリンタのフレ
ームバッファメモリ管理方法を説明するためのフローチ
ャートである。図8において、最初、プリンタが起動さ
れ、図示されていないフレームバッファメモリは、初期
化される(ステップ81)。この状態で、プリンタは、
たとえばコンピュータあるいはワークステーション等か
らのジョブ要求を待つ。そして、図示されていないジョ
ブコントローラは、コンピュータ等からのジョブ要求が
ジョブの確保要求か、あるいはジョブの開放要求かを調
べる(ステップ82)。前記ジョブコントローラは、コ
ンピュータ等からジョブの確保要求を受けた場合、フレ
ームバッファメモリが空いているか否かを調べる(ステ
ップ83)。
【0006】そして、前記ジョブコントローラは、フレ
ームバッファメモリに空きがあれば、このことをメモリ
のテーブルに書き込んで登録しておく(ステップ8
4)。前記ジョブコントローラは、コンピュータ等から
の要求によって、空いているフレームバッファメモリを
確保し、その開始アドレスを返信する(ステップ8
5)。前記ジョブコントローラが空いたフレームバッフ
ァメモリを探すことができない場合には、エラーを返信
する(ステップ86)。そして、ステップ82に戻り、
フレームバッファメモリが空くまで待つ。ステップ82
において、前記ジョブコントローラは、たとえば紙詰ま
り等により、ジョブの開放が要求された場合、前記テー
ブルに書き込まれている情報を抹消する(ステップ8
7)。前記ジョブコントローラは、ジョブの終了したこ
とをコンピュータ等に返信し、次のジョブに対する要求
を待つ(ステップ88)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなフレームバッファメモリ管理方法では、あるジョ
ブがフレームバッファメモリを確保したままジョブの待
ち状態になっている場合、別のジョブでフレームバッフ
ァメモリを必要としても、フレームバッファメモリを確
保できない状況となる。たとえば、あるプリントジョブ
が用紙切れによりストップした場合、フレームバッファ
メモリを確保したまま待ち状態となる。この時、出力装
置の別のトレイにセットされている別の用紙サイズによ
る複写、あるいはプリントのジョブが後にあっても、フ
レームバッファメモリがないため、そのジョブは、実行
できない状況となるという欠点を有する。
【0008】また、このような事態を回避するため、予
め用紙のサイズ別ごとに別々のフレームバッファメモリ
領域を準備しておくことも考えられるが、そのような方
法は、いたずらに装置コストを上昇させることになる。
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、
低コストにて効率のよい並列動作を行なうことができる
フレームバッファメモリ管理方法およびフレームバッフ
ァメモリ管理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(第1発明)前記目的を達成するために、本発明のフレ
ームバッファメモリ管理方法は、フレームバッファメモ
リごとの属性を管理するテーブル(図3)とフレームバ
ッファメモリ内の情報を二次記憶装置(図1の13)に
一時退避する機能とを備え、残りのフレームバッファメ
モリサイズより大きなフレームバッファメモリサイズが
要求された場合に、前記フレームバッファメモリごとの
属性を参照し、退避可能な情報があれば、フレームバッ
ファメモリの情報を二次記憶装置(13)へ一時退避
し、新たなジョブに必要なフレームバッファメモリサイ
ズを確保することを特徴とする。
【0010】(第2発明)本発明のフレームバッファメ
モリ管理方法において、フレームバッファメモリに格納
されている情報は、圧縮手段(図1の16)によって圧
縮された後、二次記憶装置(13)へ一時退避されるこ
とを特徴とする。
【0011】(第3発明)本発明のフレームバッファメ
モリ管理方法において、フレームバッファメモリごとの
属性を管理するテーブル(図3)は、当該フレームバッ
ファメモリを利用しているジョブのステイタスが記述さ
れていることを特徴とする。
【0012】(第4発明)本発明のフレームバッファメ
モリ管理方法において、ジョブのステイタスとしてリソ
ースの変化待ち情報が記述されている場合に、前記フレ
ームバッファメモリに格納されている情報は、二次記憶
装置(13)に一時退避されることを特徴とする。
【0013】(第5発明)本発明のフレームバッファメ
モリ管理装置は、複数のフレームバッファメモリと、当
該フレームバッファメモリごとの属性およびジョブのス
テイタスを記述したテーブル(図3)と、残りメモリサ
イズより大きなフレームバッファメモリサイズが要求さ
れた場合に、前記フレームバッファメモリごとの属性を
参照し、少なくとも一つのフレームバッファメモリの情
報を二次記憶装置(13)へ一時退避し、新たなジョブ
に必要なバッファメモリサイズを確保するプログラムと
が格納されているメモリ(図1の12)と、前記フレー
ムバッファメモリを一時退避させる二次記憶装置(1
3)と、前記メモリ(12)と二次記憶装置(13)と
を制御して前記プログラムを実行させる中央演算処理装
置(図1の11)とから構成される。
【0014】(第6発明)本発明のフレームバッファメ
モリ管理装置は、フレームバッファメモリの情報を圧縮
する情報圧縮装置(16)が設けられていることを特徴
とする。
【0015】
【作 用】
(第1発明および第5発明)コンピュータ等からジョブ
の要求があり、フレームバッファメモリの確保要求が行
なわれる。しかし、フレームバッファメモリの確保要求
に対して、残りメモリサイズより大きなフレームバッフ
ァメモリサイズが要求された場合、空きフレームバッフ
ァメモリがない。このような場合、そのままエラーを返
さずに、既に確保されているフレームバッファメモリの
中に、二次記憶装置へ退避可能なものがあるかどうかを
調べる。そして、フレームバッファメモリ中に、退避可
能なものがある場合には退避処理を行なう。このように
して、フレームバッファメモリは、前記退避処理によっ
て、新たなフレームバッファメモリを確保しポインタを
返すことができる。
【0016】フレームバッファメモリが退避可能である
かどうかの基準については、そのフレームバッファメモ
リを確保しているジョブが待ち状況になっているかどう
かをフレームバッファメモリごとの属性を管理するテー
ブルによって調べる。以上のように、第1発明および第
5発明は、あるジョブをフレームバッファメモリに確保
したまま待ち状態になっている場合でも、次のジョブが
フレームバッファメモリを要求、取得することが可能で
あり、効率よいジョブのコントロールを可能とする。
【0017】(第2発明および第6発明)フレームバッ
ファメモリの情報を二次記憶装置に退避する場合、当該
情報は、情報圧縮装置によって圧縮された後、二次記憶
装置に格納される。以上のように、第2発明および第6
発明は、フレームバッファメモリの情報を圧縮して退避
するため、高速で処理できると共に、二次記憶手段の資
源を節約することができる。
【0018】(第3発明および第4発明)前記フレーム
バッファメモリごとの属性を管理するテーブルには、当
該フレームバッファメモリを利用しているジョブのステ
イタスが記述されている。そして、このステイタスに
は、たとえば前記ジョブのステイタスとしてリソースの
変化待ち情報、ジョブの処理中を示す情報、ジョブが何
らかの故障等によって停止していることを示す情報等が
記述されている。以上のように、第3発明および第4発
明は、フレームバッファメモリごとの属性を管理するテ
ーブルに記述されているジョブのステイタスを見ること
によって簡単に退避可能な情報を二次記憶装置に退避さ
せることができる。
【0019】
【実 施 例】以下、本発明の一実施例として、ジョブ
が蓄積可能なプリンタを例にして説明する。図1は本発
明の一実施例で、プリンタを制御するハードウェアの概
略ブロック構成図を示す。プリンタを制御するハードウ
ェアは、中央演算処理装置(CPU)11と、当該中央
演算処理装置11のバス上に接続された、プリンタを制
御するプログラム、フレームバッファメモリ、フレーム
バッファメモリ管理テーブルを格納するメモリ12と、
一時退避するためのフレームバッファメモリの内容、お
よびプリントデータを格納するたとえば二次記憶装置と
なるハードディスク13と、ワードプロセッサあるいは
ワークステーション等とプリンタとを接続する外部イン
タフェース14と、画像をプリントアウトする画像出力
装置15とから構成されている。また、プリンタを制御
するハードウェアには、必要に応じて、画像圧縮伸長す
るための情報圧縮装置(CODEC)16が中央演算処
理装置11のバス上に接続される。
【0020】図2は本発明の一実施例で、プリンタのソ
フトウェアブロックを説明するための構成図を示す。図
2において、プリンタのソフトウェアブロックは、プリ
ンタを手動で操作する場合、プリントジョブをジョブコ
ントローラに通知する信号を発生するコントロールパネ
ル21と、コンピュータ等とプリンタとを接続するイン
タフェースコントローラ22と、インタフェースコント
ローラ22からプリントジョブが通知された場合、後述
のプリントタスクを起動するジョブコントローラ23
と、フレームバッファメモリ管理テーブルを参照するこ
とによって、退避可能なフレームバッファメモリを二次
記憶装置となるハードディスク13に退避させるフレー
ムバッファメモリを探索するフレームバッファメモリコ
ントローラ24と、フレームバッファメモリによって画
像を出力する画像出力コントローラ25と、前記ジョブ
コントローラ23によって起動され、画像出力コントロ
ーラ25にフレームバッファメモリを渡すプリントタス
ク26a、26bとから構成されている。
【0021】以下、図2を参照しつつプリンタが正常に
動作している場合について説明する。図示されていない
ワードプロセッサあるいはワークステーション等によっ
て作成されたプリントデータは、図1に示す外部インタ
フェース14を介してインタフェースコントローラ22
に入力される。インタフェースコントローラ22は、一
時的にプリントデータをハードディスク13へ蓄積して
おく。インタフェースコントローラ22は、外部インタ
フェース14からプリントデータを受け取った後、ジョ
ブコントローラ23にプリントジョブのあったことを通
知する。すなわち、ジョブコントローラ23は、インタ
フェースコントローラ22からプリントタスク26aの
起動要求を受ける。ジョブコントローラ23は、プリン
タ全体で動作しているプリントジョブの属性が記述され
ている管理テーブルを備え、この管理テーブルによって
プリントジョブを管理している。
【0022】また、ジョブコントローラ23は、前記管
理テーブルのステータスを見て、プリンタ内にアクティ
ブなジョブがある場合、インタフェースコントローラ2
2からのジョブ開始要求がキューイングされて待たされ
る場合もある。ジョブコントローラ23は、プリンタ内
の状況から判断し、プリントタスク26a、26bの内
の一つが空いていれば、たとえばプリントタスク26a
を起動する。そして、ジョブコントローラ23は、この
際プリントタスク26aにIDを与える。その後、プリ
ントタスク26aは、インタフェースコントローラ22
へプリントデータの要求を行なう。また、プリントタス
ク26aは、フレームバッファメモリコントローラ24
が備えているフレームバッファメモリの要求を行なう。
プリントタスク26aは、フレームバッファメモリコン
トローラ24から受けたフレームバッファメモリ上に画
像を完成させた後、画像出力コントローラ25へフレー
ムバッファメモリの内容を渡す。
【0023】その後、画像出力コントローラ25は、フ
レームバッファメモリの内容をプリントし、プリントさ
れた用紙が完全に排出された後、プリントタスク26a
へプリントジョブの終了通知を出す。プリントジョブの
終了通知を受けたプリントタスク26aは、フレームバ
ッファメモリコントローラ24へフレームバッファメモ
リの解放要求を出すと共に、ジョブコントローラ23へ
終了通知を出す。以上、フレームバッファメモリの受渡
しには、フレームバッファメモリの確保時に取得される
ポインタを用いて行なうのが通常である。プリントタス
ク26aは、一枚目のフレームバッファメモリを画像出
力コントローラ25へ渡した後、2枚目のフレームバッ
ファメモリをフレームバッファメモリコントローラ24
へ要求する。
【0024】本実施例において、フレームバッファメモ
リが2枚分実装されているとすると、画像出力コントロ
ーラ25が1枚目のフレームバッファメモリの処理中で
あっても、2枚目のフレームバッファメモリを確保する
ことで、プリントタスク26aは、2枚目の画像を作成
する。これらの動作を繰り返すことによって、次々にプ
リントを行ないプリントジョブを終了することができ
る。プリントジョブが正常に終了したことを確認した
後、ジョブコントローラ23は、プリントタスク26a
を消滅させる。
【0025】次に、プリントタスク26aが用紙切れに
よってストップした場合の動作を説明する。前述のケー
スと同様に、まず、プリントジョブは、インタフェース
コントローラ22に入力される。ジョブコントローラ2
3は、プリントタスク26aを起動し、プリントタスク
26aがフレームバッファメモリコントローラ24から
フレームバッファメモリを受取る。プリントタスク26
aは、フレームバッファメモリの内容を画像出力コント
ローラ25に渡す。そして、画像出力コントローラ25
は、プリンタによって画像がプリントアウトされる。以
後これが繰り返される。このサイクルにおいて、用紙切
れの発生した場合は、画像出力コントローラ25が2枚
分のフレームバッファメモリを確保したまま、プリント
タスク26aが3枚目のフレームバッファメモリを要求
することになる。この場合、フレームバッファメモリコ
ントローラ24は、後に詳述するように、退避可能なフ
レームバッファメモリをサーチする。
【0026】本実施例において、フレームバッファメモ
リコントローラ24は、フレームバッファメモリに退避
可能なものがあるか否か、また、前記フレームバッファ
メモリを確保しているプリントジョブが待ち状態である
か否か調べる。この場合、フレームバッファメモリコン
トローラ24は、退避可能なフレームバッファメモリが
ないということでエラーを返し、プリントタスク26a
を停止状態とする。
【0027】その後、別のプリントジョブがインタフェ
ースコントローラ22からジョブコントローラ23へ伝
えられる。ジョブコントローラ23は、リソース状態
(画像出力装置、フレームバッファメモリなど)を調
べ、そのプリントジョブが用紙切れになっている以外の
サイズの用紙によってプリントを行なうプリントジョブ
であった場合、待ち状態のプリントタスク26aがあっ
ても、他のプリントタスク26bを起動する。プリント
タスク26bは、フレームバッファメモリコントローラ
24へフレームバッファメモリの要求を出す。フレーム
バッファメモリコントローラ24は、空きメモリがない
ため、退避可能なフレームバッファメモリをサーチす
る。そして、フレームバッファメモリコントローラ24
は、プリントタスク26aが待ち状態であるため、その
タスクが確保しているフレームバッファメモリをハード
ディスク13へ一時退避する作業に入る。
【0028】フレームバッファメモリに退避可能なもの
がある場合、情報圧縮装置(CODEC)16が実装さ
れていれば、画像データは、圧縮された後、ハードディ
スク13へ蓄積される。そのため、ハードディスク13
の容量は、小さくてすみ且つ高速化できるので便利であ
る。この際の圧縮方式は、たとえばCCITTにて規定
されているファクシミリ用の圧縮方式を使用してもよ
い。フレームバッファメモリの退避、あるいは復活は、
フレームバッファメモリコントローラ24の機能として
実現されるのが適切であるが、それらの機能をフレーム
バッファメモリコントローラ24以外からも使用できる
ように作られていることが必要である。
【0029】図3は本発明の一実施例で、フレームバッ
ファメモリの管理テーブルを説明するための図である。
図3において、管理テーブルには、たとえばフレームバ
ッファメモリ番号と、使用者を区別するプリントジョブ
IDと、フレームバッファメモリの開始アドレスと、ジ
ョブの属性(たとえばプリンタの場合用紙サイズ)と、
ジョブのステータス(たとえばプリントが退避中である
ことを示す退避フラグ)と、退避位置を示すポインタと
なる退避位置へのパスとが記述されている。フレームバ
ッファメモリコントローラ24は、各フレームバッファ
メモリの属性を記述している上記管理テーブルに、フレ
ームバッファメモリが退避されていることを示すフラグ
を立てる。また、上記管理テーブルは、予めエントリ数
をきめておき、システムの立ち上げ時に作ったり、ある
いは新たなフレームバッファメモリが確保されるごとに
領域を追加してもよい。
【0030】上記フレームバッファメモリの退避処理に
よって、フレームバッファメモリコントローラ24は、
プリントタスク26bからフレームバッファメモリを開
放し、確保されていたフレームバッファメモリの開始ア
ドレスをジョブコントローラ23へ返すことが可能とな
る。よって、ジョブコントローラ23は、プリントタス
ク26bを起動させることが可能となる。プリントタス
ク26bが終了後、ジョブコントローラ23は、画像出
力コントローラ25から用紙切れ解除の通知を受ける
と、プリントタスク26aの再開処理に入る。この際、
退避されているフレームバッファメモリがあれば実メモ
リ上へ戻す処理を行なう。
【0031】次に、図2におけるジョブコントローラ2
3、フレームバッファメモリコントローラ24、および
プリントタスク26の動作を、フローチャートの使用に
よりさらに詳細に説明する。図4は本発明の一実施例
で、ジョブコントローラの動作を説明するためのフロー
チャートである。図5は本発明の一実施例で、フレーム
バッファメモリコントローラの動作を説明するためのフ
ローチャートである。図6は本発明の一実施例で、プリ
ントタスクの動作を説明するための図である。図4にお
いて、ジョブコントローラ23は、インタフェースコン
トローラ22からのイベントを待っている(ステップ4
1)。インタフェースコントローラ22は、プリントデ
ータが入力されると、ジョブコントローラ23へプリン
トジョブの要求を行なうと共に、プリントジョブにID
を設定する(ステップ42)。インタフェースコントロ
ーラ22からのプリント要求の通知を受けたジョブコン
トローラ23は、プリントタスク26a、26b等のリ
ソースがあるか否かを調べる(ステップ43)。プリン
トタスク26aが空いている場合、ジョブコントローラ
23は、たとえばプリント用紙のサイズA4、および両
面等の属性を設定する(ステップ44)。
【0032】次に、ジョブコントローラ23は、プリン
トタスク26aを起動する(ステップ45)。ステップ
43において、プリントジョブがない場合、ジョブコン
トローラ23は、ジョブを待機する状態にする(ステッ
プ46)。すなわち、ジョブコントローラ23は、ステ
ップ41のイベント待ちの状態になるような処理を行な
う。ジョブコントローラ23は、終了したプリントジョ
ブがあるか否かを絶えずチェックしている(ステップ4
7)。ジョブコントローラ23は、終了したプリントジ
ョブがある場合、プリントタスク26a、または26b
に空きがあるか否かを調べる。ジョブコントローラ23
は、プリントタスク26aに空きが発見できるまで続け
る(ステップ48)。ジョブコントローラ23は、空い
たプリントタスク26aまたは26bがあれば、前記同
様にジョブの属性を設定した後、プリントタスク26a
または26bを起動する(ステップ49および50)。
【0033】図5において、フレームバッファメモリコ
ントローラ24は、プリンタの起動により、備えられて
いるフレームバッファメモリを初期化する(ステップ5
11)。ジョブコントローラ23によって起動された、
たとえばプリントタスク26aは、フレームバッファメ
モリの確保要求が行なわれる(ステップ512)。フレ
ームバッファメモリコントローラ24は、プリントタス
ク26aからのフレームバッファメモリの確保要求ある
いは開放要求かを待っている(ステップ513)。プリ
ントタスク26aからフレームバッファメモリの確保要
求があった場合、フレームバッファメモリコントローラ
24は、プリントタスク26aが空いているか否かを調
べる(ステップ514)。
【0034】フレームバッファメモリコントローラ24
は、空いているプリントタスク、たとえば26aをジョ
ブコントローラ23の管理テーブルにフレームバッファ
メモリの番号を書き込むことによって登録しておく(ス
テップ515)。フレームバッファメモリコントローラ
24は、前記フレームバッファメモリの開始アドレスを
ジョブコントローラ23に返信する(ステップ51
6)。ステップ513において、プリントタスク26a
からの要求が開放であった場合、フレームバッファメモ
リコントローラ24は、管理テーブルに登録されていた
フレームバッファメモリを抹消する(ステップ52
2)。
【0035】また、フレームバッファメモリコントロー
ラ24は、ステップ514において、空きフレームバッ
ファメモリがなかった場合、退避可能なフレームバッフ
ァメモリがあるか否かを調べる(ステップ517)。す
なわち、フレームバッファメモリコントローラ24は、
ジョブコントローラ23内の管理テーブルによって、プ
リントステータスを見る。たとえば、上記管理テーブル
のステータスにプリント停止中とあった場合、フレーム
バッファメモリコントローラ24は、ステップ518に
進む。フレームバッファメモリコントローラ24は、フ
レームバッファメモリの内容をハードディスク13に一
時移動する(ステップ518)。フレームバッファメモ
リコントローラ24は、上記管理テーブルのステータス
をプリント停止中から退避フラグに換えて登録する(ス
テップ519)。フレームバッファメモリコントローラ
24は、空いたフレームバッファメモリの開始アドレス
をジョブコントローラ23へ返信する(ステップ52
0)。フレームバッファメモリコントローラ24は、ス
テップ517において、退避可能なフレームバッファメ
モリを探すことができない場合、ジョブコントローラ2
3にエラーとして返信する(ステップ521)。
【0036】図6において、たとえばプリントタスク2
6aが起動されると、インタフェースコントローラ22
からデータを受信する(ステップ61)。プリントタス
ク26aは、ジョブコントローラ23に備えられている
管理テーブルに記述されているプリントジョブの属性、
たとえば用紙サイズ、両面プリント等を読み込む(ステ
ップ62)。プリントタスク26aは、フレームバッフ
ァメモリコントローラ24に対して、フレームバッファ
メモリの確保要求を行なう。フレームバッファメモリが
確保された場合、ステップ64に進み、フレームバッフ
ァメモリが確保されるまで、確保要求を続ける(ステッ
プ63)。
【0037】プリントタスク26aは、フレームバッフ
ァメモリが確保された場合、フレームバッファメモリに
プリント画像を生成する(ステップ64)。プリントタ
スク26aは、画像出力コントローラ25に対して、画
像の出力を要求する(ステップ65)。プリントタスク
26aは、画像が出力した後、フレームバッファメモリ
コントローラ24に対して、フレームバッファメモリを
開放するように要求する(ステップ66)。プリントタ
スク26aは、画像出力コントローラ25が画像出力を
終了した後、ジョブコントローラ23に対してプリント
ジョブの終了を通知する(ステップ67、68)。
【0038】以上、本実施例は、プリントジョブを蓄積
可能なプリンタへ適用した例を説明したが、複写機、フ
ァクシミリ、プリンタなどの機能をあわせ持つマルチフ
ァンクションといわれる機器への応用も有効である。た
とえば、本実施例と同様にプリント機能利用時に用紙切
れあるいはジャムを起こした場合でも、フレームバッフ
ァメモリを退避することによりファクシミリ送信などが
可能である。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、フ
レームバッファメモリを二次記憶装置に退避すること
で、メモリコストを増大させることなく、並列性の高い
ジョブのコントロールが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例で、プリンタを制御するハ
ードウェアの概略ブロック構成図を示す。
【図2】 本発明の一実施例で、プリンタのソフトウェ
アブロックを説明するための構成図を示す。
【図3】 本発明の一実施例で、フレームバッファメモ
リの管理テーブルを説明するための図である。
【図4】 本発明の一実施例で、ジョブコントローラの
動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】 本発明の一実施例で、フレームバッファメモ
リコントローラの動作を説明するためのフローチャート
である。
【図6】 本発明の一実施例で、プリントタスクの動作
を説明するための図である。
【図7】 従来例における複写機の概略を説明するため
の図である。
【図8】 従来例におけるプリンタのフレームバッファ
メモリ管理方法を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
11・・・中央演算処理装置 12・・・メモリ 13・・・ハードディスク 14・・・外部インタフェース 15・・・画像出力装置 16・・・情報圧縮装置 21・・・コントロールパネル 22・・・インタフェースコントローラ 23・・・ジョブコントローラ 24・・・フレームバッファメモリコントローラ 25・・・画像出力コントローラ 26a、26b・・・プリントタスク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入出力装置におけるフレームバッフ
    ァメモリ管理方法において、 フレームバッファメモリごとの属性を管理するテーブル
    とフレームバッファメモリ内の情報を二次記憶装置に一
    時退避する機能とを備え、 残りのフレームバッファメモリサイズより大きなフレー
    ムバッファメモリサイズが要求された場合に、前記フレ
    ームバッファメモリごとの属性を参照し、退避可能な情
    報があれば、フレームバッファメモリの情報を二次記憶
    装置へ一時退避し、新たなジョブに必要なフレームバッ
    ファメモリサイズを確保することを特徴とするフレーム
    バッファメモリ管理方法。
  2. 【請求項2】 前記フレームバッファメモリに格納され
    ている情報は、圧縮手段によって圧縮された後、二次記
    憶装置へ一時退避されることを特徴とする請求項1記載
    のフレームバッファメモリ管理方法。
  3. 【請求項3】 前記フレームバッファメモリごとの属性
    を管理するテーブルは、当該フレームバッファメモリを
    利用しているジョブのステイタスが記述されていること
    を特徴とする請求項1記載のフレームバッファメモリ管
    理方法。
  4. 【請求項4】 前記ジョブのステイタスとしてリソース
    の変化待ち情報が記述されている場合に、前記フレーム
    バッファメモリに格納されている情報は、二次記憶装置
    に一時退避されることを特徴とする請求項1記載のフレ
    ームバッファメモリ管理方法
  5. 【請求項5】 複数のフレームバッファメモリと、当該
    フレームバッファメモリごとの属性およびジョブのステ
    イタスを記述したテーブルと、残りメモリサイズより大
    きなフレームバッファメモリサイズが要求された場合
    に、前記フレームバッファメモリごとの属性を参照し、
    少なくとも一つのフレームバッファメモリの情報を二次
    記憶装置へ一時退避し、新たなジョブに必要なバッファ
    メモリサイズを確保するプログラムとが格納されている
    メモリと、 前記フレームバッファメモリを一時退避させる二次記憶
    装置と、 前記メモリ手段と二次記憶手段とを制御して前記プログ
    ラムを実行させる中央演算処理装置と、 から構成されることを特徴とするフレームバッファメモ
    リ管理装置。
  6. 【請求項6】 フレームバッファメモリの情報を圧縮す
    る情報圧縮装置が設けられていることを特徴とする請求
    項5記載のフレームバッファメモリ管理装置。
JP4339484A 1992-11-27 1992-11-27 フレームバッファメモリ管理方法およびフレームバッファメモリ管理装置。 Pending JPH06168183A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6900906B1 (en) 1999-09-24 2005-05-31 Ricoh Company, Ltd. Apparatus, method and computer readable recording medium for processing image information

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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