JP2000084190A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2000084190A
JP2000084190A JP10255056A JP25505698A JP2000084190A JP 2000084190 A JP2000084190 A JP 2000084190A JP 10255056 A JP10255056 A JP 10255056A JP 25505698 A JP25505698 A JP 25505698A JP 2000084190 A JP2000084190 A JP 2000084190A
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JP
Japan
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control unit
display
symbol
special symbol
main control
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Application number
JP10255056A
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English (en)
Inventor
Shoji Sato
昭治 佐藤
Shogo Tatsumi
正吾 巽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
Original Assignee
TAIYO ELECTRIC CO
Taiyo Elecs Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】主制御部の処理内容の複雑化を防ぎ、主制御部
の処理負担を軽減し、試験等を軽減すること。 【解決手段】S31で始動口入力データメモリを取得
し、S32の特別記憶処理で当否決定乱数、リーチ決定
乱数、保留データなどが記憶され、S33の特別ベクタ
テーブル処理で特別ベクタテーブル先頭アドレス、特別
ベクタ番号メモリTNVTが取得され、特別ベクタ番号
メモリTNVTをオフセットとして、特別ベクタテーブ
ル143aより必要なモジュールが呼出され、S34の
特別場面テーブル処理で特別場面テーブル先頭アドレス
が取得され、特別ベクタ番号メモリTNVTをオフセッ
トとして、特別場面テーブル143b(図13参照)よ
り特別場面時間データが取得され、特別場面時間データ
は特別時間メモリにセットされ、特別ベクタ番号メモリ
TNVTをオフセットとして、特別場面テーブル143
bよりコマンド番号データ等が取得される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機、更に
詳しくは、通信可能に接続された少なくとも二つの制御
部とを備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の弾球遊技機においては、遊技を司
る主制御部や特別図柄の表示に関る特別図柄表示部など
の種々の制御部が備えられている。主制御部は特別図柄
制御部と通信可能に接続され、その通信方式には、定期
的に(例えば、2msの割込みリセット周期に一致させ
て)特別図柄の種類、表示位置等が主制御部から図柄制
御部へ逐一送信されるいわゆるオフセット方式と呼ばれ
るものがある。この方式によれば、ノイズの発生等によ
る一時的な異常が生じても、リセット割込みによりプロ
グラムの実行が再開されるため、短時間で制御が回復す
る。したがって、遊技者が遊技を継続したり表示を認識
したりすることに支障は生じない。
【0003】しかし、このオフセット方式には以下のよ
うな不具合がある。すなわち、(1)主制御部が各副制
御部の細かな制御態様を逐一指示することは、主制御部
の処理内容の複雑化の原因となる。(2)主制御部の処
理負担が大きく、制御態様の多様化が困難である。
(3)新機種の弾球遊技機の第三者による検定は、遊技
を司る主制御部を中心として行われている。したがっ
て、主制御部の処理内容が複雑であると、試験や試験申
請準備に多くの時間が必要となり、実用化の時期の遅れ
を招くことが考えられる。(4)一定周期のリセットの
度に乱数発生用のカウンタの更新が行われる場合には、
当り値への更新も周期的となるため、当り値への更新と
乱数取得とを同期させることにより、当り値を集中的に
取得することが可能となり、不正行為が行なわれるおそ
れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、請求項1ない
し3記載の発明は、主制御部の処理内容を簡略化し、主
制御部の負担を軽減することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1記載の発明はなされたものであり、主制御部と、該主
制御部と通信可能に接続された副制御部と、該副制御部
により複数の態様で駆動制御される被駆動部とを備え、
前記主制御部は前記副制御部に対し前記被駆動装置の制
御態様の変更指令を送信し、前記副制御部は前記変更指
令に基づいて前記被駆動装置の制御を独自に実行するこ
とを特徴とする弾球遊技機である。つまり副制御部が自
ら態様制御を行うので(いわゆる副制御部のインテリジ
ェント化が行なわれているので)、主制御部の負担が軽
減でき前記課題が達成できる。また、ここでいう「主制
御部」は指令を発する送信側制御部を意味し、「副制御
部」は指令を受ける受信側制御部を意味する。そして、
「主制御部」は、代表的には、各種スイッチなどと中継
基板を介して接続され、また、他の制御部とも一方向或
いは双方向に通信を行うものである。この場合、「副制
御部」には、特別図柄表示部等が挙げられる。また、
「態様制御を独自に実行する」ことの例としては、
(1)特別図柄制御部において、乱数による当否決定、
特別図柄の変更点(特別図柄変動開始、表示速度変化、
停止等)の信号を受けて、特別図柄の表示をすること、
特別図柄の擬似図柄をリーチ表示或いはトリック表示し
たりすること等が挙げられる。
【0006】副制御部を特別図柄制御部等の図柄制御部
とした場合には、被駆動装置として図柄表示装置(CR
T、液晶表示装置、7セグメントLED表示器、ドットマ
トリクス表示器など)が挙げられる。すなわち、請求項
2記載の発明は、前記副制御部が図柄制御部であり、前
記被駆動装置が図柄表示装置であることを特徴とする請
求項1に記載の弾球遊技機である。これにより、特に、
図柄制御についての主制御部の負担が大幅に軽減され
る。また、前記図柄表示装置に表示される図柄に趣向性
を加えることもできる。即ち、請求項3記載の発明は、
前記図柄表示装置が当否を表す当否図柄に関連付けられ
た擬似図柄を表示することを特徴とする請求項2に記載
の弾球遊技機である。ここでいう「疑似図柄」は、特別
図柄とは別に当否に関係した表示をいう。例えば、「擬
似図柄」として、レース場面が例示できるが、「疑似図
柄」はレース場面に限定されず、球技、陸上競技、格闘
技、カードゲーム、或いは、ギャンブルのように当否、
勝負け等を表す種々の表示態様の採用が可能である。な
お、上記の主制御部、副制御部は、少なくともCPU、
ROM、RAMを備えた制御基板を備えたものが挙げら
れ、それらの間のデータは一方向通信或いは双方向通信
である。また、プログラム制御でも良いし、ハードウェ
ア制御(いわゆる、ハ−ドウェア・ロジック)でも良
い。
【0007】
【発明の実施の形態】まず本発明の実施形態の弾球遊技
機としての、いわゆるフィーバー機とも呼ばれるタイプ
の第1種パチンコ機について、その構造を図1〜図8を
参照して説明する。 (パチンコ機1の表面構造)図1に示すパチンコ機1の
表面構造を説明すると、裏面にガラス板が嵌められた前
面枠2が中枠3に開閉可能に軸着され施錠装置5により
開閉可能となっており、また、この中枠3が本体枠4に
開閉可能に軸着されている。前面枠2は、ほぼ全体がプ
ラスチック製で内側に装飾部2aと、ガラス2bで覆わ
れている。本体枠4は、パチンコ機1の各部材を支持す
ると共に遊技機設置島に装着するための部材である。中
枠3の下方には、上皿6および下皿7が配置されてい
る。上皿6および下皿7には、それぞれに、パチンコ機
1の内部から遊技球を排出するための排出口6a,7a
がそれぞれ開口している。上皿6には複数の長孔からな
るスピーカ面8が設けられており、その裏側には遊技状
態に応じた効果音を発生するスピーカ9が装着されてい
る。下皿7には、上皿6から供給される遊技球を遊技領
域25(図2参照)に発射するための発射装置ユニット
117(図8参照)を操作する発射ハンドル11が設け
られている。この発射ハンドル11には遊技者がタッチ
していることを検出するタッチスイッチ11aが装着さ
れ、発射ハンドル11の近傍には発射停止を一時的に指
令する発射停止スイッチ11bが設けられている。前面
枠2の上部には、いわゆる大当り状態が発生した際等に
点灯する枠飾りランプ12,13,14,15が設けら
れ、これらに対応して、枠飾りランプ基板16が設置さ
れている。それらの左側上方には、賞球表示LED17およ
び賞球表示LED基板18が、右側上方にはストップ表示L
ED19およびストップ表示LED基板20が位置してお
り、これらは中枠3に装着されている。スピーカ面8の
左方裏側に音量スイッチ基板21が設けられている。更
にパチンコ機1の左側にプリベイドカードユニット22
が装着されている。
【0008】(遊技盤24の構造)図2に示す遊技盤2
4の構造を説明する。遊技盤24の遊技領域25の中央
部に大形の枠体でなるセンター役物26が設けられてい
る。このセンター役物26は、上部中央に普通図柄表示
装置27、その両側に左通過口28および右通過口2
9、左右両側に左普通図柄作動ゲート30および右普通
図柄作動ゲート31が設けられている。センター役物2
6の開口部には10インチサイズの液晶表示盤32を含
み構成された特別図柄表示装置33が設けられている。
【0009】液晶表示盤32の表示面34は所定の始動
信号の入力に起因して変動図柄の変動表示を開始する。
例えば所定の始動信号としてスタートチャッカヘの入賞
信号を使用すれば、スタートチャッカーヘの入賞とほぼ
同時に変動図柄(当否図柄としての特別図柄)の変動表
示が開始される。液晶表示盤32の表示面34は、図3
(a)に示す通り、競馬等の競走場面を表示する擬似図
柄表示部35と、その下部に配された図柄表示部36と
に分割されている。図柄表示部36は、左側部には「単
勝式」の文字等が表示される左表示部127と、その右
側に1箇所の窓内に着順図柄表示部128、さらにその
右側に特別図柄表示部129が設けられている。着順図
柄表示部128には、0〜9から選択される数字が表示
される。また、特別図柄表示部129は、左枡129
a、中枡129bおよび右枡129cに三分割されてい
る。各枡129a〜129cはそれぞれ1桁の数字を表
示可能で、特別図柄表示部129全体としては3桁の数
字を表示可能である。ただし、本実施形態では、左枡1
29aには0〜9から選択される数字を、中枡129b
および右枡129cには1、3、5、7、9から選択さ
れる数字を表示する構成となっている。したがって、1
0×5×5=250とおりの数字組が表示可能となって
おり、011、013、015・・・997、999の
ように表示される。大当りや外れリーチの態様が実行さ
れる場合には、リーチに関するモジュールが選択される
が、その被選択確率は、大当りに対する信頼度数が均等
にならないよう適宜設定されている。特別図柄の変動時
間は、通常状態、高確率状態、特別図柄保留表示LED57
(図5参照)に表示される保留数が所定値(例えば4)に
ある場合、および、変動時間短縮状態(いわゆる時短モー
ド)などの場合で異なっており、変動時間制御は各種の状
態に応じて行われる。図柄が確定表示される際には、特別
図柄確定処理が実行され、所定の時間が経過する毎に左
・右・中の順で特別図柄が特別図柄表示装置33に確定
表示されるようにする。 なお、リ−チや当りの図柄変動の終盤から確定表示に至
るまでの態様には、高速変動、コマ送り、逆進などの種々
の態様が設定されている。当りの場合、当り図柄が確定表
示された後、特別遊技の進行に合わせてラウンド数が表
示され、特別遊技の終了が遊技者に告知されるようにす
る。さらに大当り中には、右側に縦にV図柄表示部14
8が表示されるようになっている。さらに、全体が客待
ち表示、或いはエラー表示となることもあり、様々な表
示態様を表示できるようになっている。
【0010】本実施形態では、上述の通り、勝ち負けは
単勝式で表示されているが、連勝複式にしたり、それら
をランダムに切り替えて表示したりできる。図3(b)
は連勝複式の表示を組合せた変形例における表示面23
4の一態様を示す。前述の始動条件の成立に伴い、競馬
等の競走場面を表示する擬似図柄表示部235と、その
下部に配された図柄表示部236とに分割されることが
ある。図柄表示部236は、左側部には「連勝複式」の
文字等が表示される左表示部227と、その右側に1箇
所の窓内に着順図柄表示部228、さらにその右側に特
別図柄表示部229が設けられている。着順図柄表示部
228内には、2箇所の表示区画266、268が設け
られている。これら左表示部227および着順図柄表示
部228、特別図柄表示部229には、0〜9から選択
される数字が表示される。また、特別図柄表示部229
は、左枡229a、中枡229bおよび右枡229cに
三分割されている。
【0011】次に、図4を参照して擬似図柄表示部35
(競馬場面)と特別図柄表示部129(特別図柄)の表
示タイミングについて説明する。ここでは、始動時の保
留数が「0」で、且つ、特別図柄が「777」の当たり
表示で確定する場合を例とする。まず、tlで始動信号
があると、tl〜tの間に表示処理がなされた後、t
で競馬場面並びに特別図柄の表示がなされる。このt
では、擬似図柄表示部35における競馬場面の表示が
開始され、特別図柄表示部129の左枡129a、中枡
129bおよび右枡129cが一斉に変動表示を開始す
る。すなわち、擬似図柄表示部35における競馬場面の
表示開始と特別図柄表示部129の変動表示開始とが一
致している。その後、特別図柄表示部129では、左枡
129aの変動表示が停止されて「7」が確定され(t
)、次に中枡129bの変動表示が停止されて7が確
定される(t)。つまり、tの時点でいわゆるリー
チ状態となる。また、このt でリーチとなるまでに競
馬場面も進行され、tでは競馬場面ではゴール寸前に
おいて購入馬券に対応したゼッケンの馬と他のゼッケン
の馬(ここでは、ゼッケン「1」の馬と他の馬)とが競
り合う状態等の画面とされる。特別図柄表示部129で
は右枡129cの変動状態は継続されており、ゼッケン
「1」の馬が1着するゴール場面が表示されるのとほぼ
同時ないしはゴール直後に、特別図柄表示部129の右
枡129cに「7」が確定表示されて一連の特別図柄
「777」の表示が完成する(t)。このように競馬
場面の進行は、特別図柄表示の経過と時間的にシンクロ
ナイズされており、特別図柄表示部129の左枡129
aおよび中枡129bに「7」が確定表示されていわゆ
るリーチ状態となったときには、競馬場面ではゴール寸
前においてゼッケン「1」の馬と他のゼッケンの馬とが
競り合う状態とされ、遊技者の興趣を高める。続いて、
ゼッケン「1」の馬が1着するゴール場面と合わせて特
別図柄表示部129の右枡129cに7が確定表示され
て特別図柄「777」の表示が完成する。特別図柄の表
示態様の詳細は後述する。したがって、遊技者にとって
は、あたかも着順図柄表示部128に表示されている
「1」の単勝式番号が的中した結果「大当り」となった
ごとく感じられることになる。なお、特別図柄表示部1
29を、tlにて始動信号の入力があると即座に(当り
外れの判定処理に先だって)変動表示を開始し、その
後、当り外れの判定に従って確定表示する構成としても
よい。このようにすれば、第1種始動口(普通電動役
物)41への入賞とほぼ同時に変動図柄の変動表示が開
始されるので、遊技者の興趣はこの時点から高められ
る。
【0012】図2に示す通り、センター役物26の左右
下部両側に左通過口出口37および右通過口出口38が
設けられている。センター役物26の下方中央部に条件
装置として動作する、アタッカーとも呼ばれる大入賞装
置40が設けられている。この大入賞装置40は、その
上部中央に第1種始動口(普通電動役物)41、その下
側に大入賞口開閉シャッタ39、特定領域開閉シャッタ
42、特定領域43、特定領域外領域44、および大入
賞口45を備えている。特別遊技状態において、大入賞
口開閉シャッタ39が開き、1つの入賞球が特定領域4
3に入ると、特定領域開閉シャッタ42が閉じ、その他
の入賞球は特定領域外領域44に導かれる。大入賞口4
5への入球数が9個に達するか、或いは大入賞口開閉シ
ャッタ39の開放時間が約30秒に達すると、大入賞口
開閉シャッタ39が閉じる。左右には、左下入賞口46
および右下入賞口47が設けられている。大入賞装置4
0の上部左右に左入賞口48および右入賞口49が設け
られている。大入賞装置40の下側領域にアウト口5
0、アウト口飾り51およびバック球防止部材52が設
けられている。遊技領域25を区画形成する外レール5
3、内レール54、ファール球防止部材55および返し
ゴム56が遊技盤24に設けられている。
【0013】(各種基板と基板に装着されている機器の
構成)図5に示す遊技盤24に取り付けられている各役
物に備えられた各種基板について説明する。センター役
物26の内部側に特別図柄保留表示LED57および普通
図柄保留表示LED58を備えた普通図柄表示装置基板5
9、表示枠左上ランプ60を備えた表示枠左上ランプ基
板61、表示枠右上ランプ62を備えた表示枠右上ラン
プ基板63、表示枠左LED64を備えた表示枠左LED基板
65、表示枠右LED66を備えた表示枠右LED基板67が
設けられている。また、大入賞装置40の内部側に左下
入賞口LED68を備えた左下入賞口LED基板69、および
右下入賞口LED70を備えた右下入賞口LED基板71が設
けられている。左入賞口48の内部側に左入賞口LED72
を備えた左入賞口LED基板73が設けられている。右入
賞口49の内部側に右入賞口LED74を備えた右入賞口L
ED基板75が設けられている。
【0014】(遊技盤24の球経路等)遊技盤24の裏
側の球経路とスイッチ等の配置について図6を参照して
説明する。遊技盤24の中央部にセンター役物取付用貫
設穴76、その左右に右入賞口取付用貫設穴77および
左入賞口取付用貫設穴78、その下側に大入賞口取付用
貫設穴79が各々設けられている。またセンター役物2
6の裏側の左右に右普通図柄作動ゲート通過検知スイッ
チ80および左普通図柄作動ゲート通過検知スイッチ8
1が設けられている。大入賞装置40の裏側の中央上部
に第1種始動口ソレノイド82、その下側に第1種始動
口入賞検知スイッチ83、大入賞装置40の裏側の左右
に大入賞口ソレノイド84および特定領域開閉ソレノイ
ド85、大入賞口ソレノイド84の右側にカウント検知
スイッチ86、特定領域開閉ソレノイド85の左側にカ
ウント検知および特定領域通過検知スイッチ87が各々
設けられている。遊技盤24の裏側の下方には、セーフ
球集合樋88およびアウト球集合樋89が設けられてい
る。セーフ球集合樋88の下端部に入賞球排出装置99
が設けられている。
【0015】この入賞球排出装置99は、図7(a),
(b)に示す通り、ハウジング98と、ハウジング98
の上部に配置された入賞球排出ソレノイド90と、これ
と第1の入賞球検知レバー91とを連結するソレノイド
ジョイント97と、遊技球の通過に起因して入賞球を検
知する入賞球検知スイッチ92と、検知プレート95
と、互いに係合する第1および第2の入賞球検知レバー
91,96とから構成されている。入賞球排出ソレノイ
ド90が励磁されていないときは図7(a)に示すよう
に、第1の入賞球検知レバー91が球経路から退避する
一方で、第2の入賞球検知レバー96が球経路に進入
し、第2の入賞球検知レバー96が遊技球の通過を制限
している。そして、入賞球排出ソレノイド90が励磁さ
れると、図7(b)に示すように、ソレノイドジョイン
ト97が上方へ吸引されて、第1の入賞球検知レバー9
1が反時計方向に回動され、第2の入賞球検知レバー9
6が時計方向に回動されて、入賞球検知スイッチ92中
にあった1個の遊技球の通過が許容されるようになって
いる。
【0016】(パチンコ機1の裏面構造)パチンコ機1
の裏側構造を図8を参照して説明する。中枠3は本体枠
4にヒンジ100により開閉自在に支持されている。中
枠3に背面側から遊技盤24が着脱自在に固定されてい
る。中枠3にはヒンジ101により機構盤102が着脱
自在に固定されている。このヒンジ101の上部左側に
タンク球切れ検知スイッチ103を備えた賞球タンク1
04、およびタンクレール105が備えられている。こ
のタンクレール105の右端に球抜きレバー106、そ
の下側に補給球切れ検知スイッチ107、賞球排出樋1
35、その下側に賞球払出装置108が設けられてい
る。賞球払出装置108の下側に振分け部109が設け
られている。この振分け部109は、賞球払出装置10
8から排出される遊技球を上皿6に誘導するものである
が、上皿6に多量の遊技球が蓄積されると下皿7に遊技
球を溢流させるものである。タンクレール105の下側
に特別図柄表示装置33を格納した裏蓋110、また、
裏蓋110の下側に役物の作動制御や遊技条件の変更等
を行なうためのLSI等の電子部品を組み込んだ主制御
部140、裏パック112が各々設けられている。主制
御部140の左側に発射装置制御基板113、タッチ感
度調整つまみ114、球飛び強弱調整つまみ115、発
射制御集合中継基板116が各々設けられている。機構
盤102の左下側に発射装置ユニット117が設けられ
ている。機構盤102の右側に枠状態表示器118を備
えた枠制御部150が設けられている。枠状態表示器1
18は、補給球詰まり、下受け皿満タン、主電源電圧異
常、発射停止、主基板通信異常、賞球モータ異常などを
7セグメントLED表示器を用いて表示するものである。
機構盤102の右上端部にヒューズボックス120、電
源スイッチ121、電源ターミナル基板122、および
大当り、発射装置制御、球切れ、扉開放、賞球、球貸し
用等の遊技機枠用外部接続端子を備えた中継基板123
が設けられている。枠制御部150から接続ケーブル1
24が上方に延び出し、電源ケーブル125を備えたプ
リぺイドカードユニット22に接続されている。機構盤
102の下側に下皿用球通路部材126が設けられてい
る。なお、図示のその他の構成については従来技術に従
っているので、説明は省略する。
【0017】(電子制御装置130の構成)図9に示す
本実施形態のパチンコ機1の電子制御装置130を説明
する。電子制御装置130は、遊技を司る主制御部14
0、枠の制御を司り主制御部140と一方向通信を行う
枠制御部150、主制御部140と一方向通信を行う特
別図柄制御部160を含み構成されている。主制御部1
40は、8ビットの処理容量を備え、CPU141、R
AM142、ROM143、パラレルインタフェースI
C174a、タイマ188、周知のCPU、ROM、R
AM等を有し予めROMに格納されているプログラムに
従って所定の時間を経過するごとに演算処理して乱数を
算出する乱数演算部190および表示用乱数演算部19
2等がバス145により相互に接続されたものである。
なお、タイマ188、乱数演算部190、表示用乱数演
算部192等の機能をCPU141、RAM142、R
OM143によりソフトウェア上で実行することも可能
である。また、枠制御部150は、8ビットの処理容量
(4ビット等でも良い)を備えた論理演算回路を含み構
成されたワンチップマイコンを有し、その入力端子がパ
ラレルインタフェースIC174aと接続されている。
なお、図9中左側に示すタッチスイッチ11a(最上
段)から発射装置制御基板113(最下段)までの各種
の機器は、適宜、中継基板123を経て或いは直接に枠
制御部150、主制御部140、電源ターミナル基板1
22等に接続されている。図9では、図面が煩雑になる
ことを避けるために信号伝送経路が適宜省略されてお
り、検出機器類は中継基板123に接続された状態で表
記され、被駆動機器は枠制御部150に接続された状態
で表記されている。さらに、各種制御部および各種基板
間の接続関係についても適宜省略されている。
【0018】以上の通り構成された主制御部140は、
第1種始動口入賞検知スイッチ83、カウント検知スイ
ッチ86、カウント検知および特定領域通過検知スイッ
チ87等の検知結果に基づいて、当否判定などの遊技状
態を判断し、特別図柄表示装置33に表示すべき態様に
応じた変更指令を送信する。特別図柄制御部160で
は、主制御部140からの変更指令に基づいて、特別図
柄表示装置33の制御を独自に実行する。特別図柄制御
部160による制御態様は、特別図柄の変動・停止態
様、リーチ発生の有無、リーチ態様(種別、全回転、コマ
送り、逆進、図柄の拡大・縮小など)、特別遊技、および遊技
モード(確率変動、時短など)等である。一方、主制御部
140から枠制御部150へは、前述の制御態様に応じ
て各種信号が出力される。これにより、枠飾りランプ基
板16等の各種ランプやサウンドジェネレータ94は、
枠制御部150により制御されることとなる。
【0019】(メイン処理の内容)主制御部140によ
り実行されるメイン処理を図10を参照して説明する。
これは主制御部140のROM143に格納された遊技
を司るプログラムを読み出し、必要な情報をRAM14
2に一時的に記憶させ、CPU141により実行される
ものである。先ずスタックポインタをRAM142の所
定アドレスに設定した後、初期化終了の判定が行われ
る。初期化が終了していなければ、初期化処理が実行さ
れる。初期化が終了していれば、ポート出力処理(S1)
から非等速乱数更新処理(S16)までの処理が実行され
る。ここでは、ステップをSと略記する。ポート出力処
理(S1)では、パラレルインタフェース174aから
特別図柄制御部160等の外部機器へ出力される各種デ
ータの設定や出力等が行われる。等速乱数更新処理(S
2)では、RAM142の特別図柄当否判定乱数メモリ
(図示略)や汎用カウンタメモリ(図示略)などが更新
される。音声データ出力処理(S3)では、音楽や音声に
関するデータの出力が行われる。音楽データ準備処理
(S4)では、音楽や音声に関するデータの作成が行われ
る。スイッチ入力処理(S5)では、各種検知スイッチ
の読み込みが行われる。すなわち、発射停止検知信号、
タッチ検知信号、ヴォリューム検知信号、カウント検知
信号、特定領域通過検知信号、普通図柄作動ゲート検知
信号などの各種信号が中継基板123を介して主制御部
140に取り込まれ、また、第1種始動口入賞検知スイ
ッチ83から第1種始動口入賞検知信号、入賞球検知ス
イッチ92から入賞球検知信号が各々取り込まれる。飾
りデータ作成処理(S6)では、枠飾りランプ等に対す
るデータが作成される。コモン,セグメントデータの作
成処理(S7)では、コモン、セグメントデータの作成
が行なわれる。特別ベクタ処理(S8)では、特別遊技
に関するデータが作成される。普通ベクタ処理(S9)
では、普通図柄に関するデータが作成される。エラー処
理(S10)では、球詰まりや断線(カウント検知スイ
ッチ86やカウント検知および特定領域通過検知スイッ
チ87に異常があるか)などがチェックされ、特別図柄
表示装置33にエラー表示がなされる。情報信号作成処
理(S11)では、他の制御部への情報出力に必要なデ
ータの作成が行われる。アニメ処理(S12)では、特
別図柄表示装置33に表示されるアニメーションに関す
るデータが作成される。表示処理(S13)では、特別
図柄や普通図柄についての表示データが作成される。賞
球制御処理(S14)では賞球払出しに関するデータの
作成や出力が行われる。モータ処理(S15)では、パチ
ンコ機1内の各種モータに対する出力データの作成が行
われる。非等速乱数更新処理(S16)では、外れ特別図
柄乱数メモリ(図示略)の更新等が行われる。
【0020】(当り確率)ここで、例えば、演算処理上
の当り確率を1/250と設定した場合に、当り外れの
判定用として250種類の図柄を表示可能としてこれら
の図柄の1種類を当り表示用の特別図柄として設定して
おき、乱数と当り数値との一致が判定された場合には当
り表示用の特別図柄を表示し、乱数と当り数値とが不一
致の場合は当り表示用の特別図柄以外の図柄(外れ図
柄)を表示すれば、演算処理上の当り確率と表示上の当
りの確率とを一致させることができる。例えば競馬では
投票(馬券等)の的中を判定する方式は、1着のみを当
てる単勝式、投票した馬が1〜3着に入線すれば的中と
する複勝式、順位を問わずに1、2着馬を当てる連勝複
式などがあり、これらのうち連勝複式には各馬のゼッケ
ンで投票する馬番連勝と枠番号で投票する枠番連勝とが
ある。この他、1、2着の順序を当てることが要求され
る連勝単式が競輪、競艇等で採用されている。
【0021】(乱数演算)ここで図11を参照して乱数
演算部190(図9参照)を用いて実行される乱数更新
処理について説明する。乱数更新処理においては、まず
S21で数値Nを0に設定する。次に、CPU141か
らの出力要求の有無を判定する(S22)。CPU14
1からの出力要求があれば(S22:YES)、S23に進
んで数値NをCPU141に出力する。また、CPU1
41からの出力要求がなければ(S22:NO)、S24
へ進む。S24では、N=249であるかを判定し、YE
SであればステップS21へ回帰し、NOであればS25
へ進む。S25では、Nを1だけインクリメントする。
このS25に続いては、S22〜S24の処理が実行さ
れる。表示用乱数演算部192において実行される処理
も乱数演算部190と同様である。ただし、本実施形態
では、両演算部190、192は互いに独立して演算処
理を行うので、両者の演算結果、算出数値は互いに無関
係である。
【0022】(変更指令処理)また、主制御部140か
ら図柄制御部160への変更指令(コマンドデータ)を
図12〜図24等を参照して説明する。主制御部140
は、特別図柄制御部160に所定のタイミングで特別図
柄表示態様の変更指令を送信する。変更指令は、次の特
別ベクタ処理と、特別変動処理が行なわれることで実行
される。
【0023】特別ベクタ処理(図16)では以下の処理
が行なわれる。S31では、始動口入力データメモリを
取得する。S32の特別記憶処理では、当否決定乱数、
リーチ決定乱数、保留データなどが記憶される。S33
の特別ベクタテーブル処理では、特別ベクタテーブル先
頭アドレス、特別ベクタ番号メモリTNVTが取得さ
れ、特別ベクタ番号メモリTNVTをオフセットとし
て、特別ベクタテーブル143a(図12参照)より必
要なモジュールが呼出される。S34の特別場面テーブ
ル処理では、特別場面テーブル先頭アドレスが取得さ
れ、特別ベクタ番号メモリTNVTをオフセットとし
て、特別場面テーブル143b(図13参照)より特別
場面時間データが取得される。特別場面時間データは特
別時間メモリにセットされる。また、特別ベクタ番号メ
モリTNVTをオフセットとして、特別場面テーブル1
43bよりコマンド番号データ、飾りデータ、音楽デー
タ、音声データなどが取得される。S35では、特別時
間メモリは「0」か否かを判定し、YESなら、リターン
に抜け、NOなら、S36で特別時間メモリを「1」減算
し、リターンに抜ける。
【0024】特別変動処理(図17参照)では以下の処
理が行なわれる。S41では、コマンド時間メモリは
「0」か否か判断し、YESならS43にジャンプし、NO
ならS42に移行する。S42では、コマンド時間メモ
リを「1」減算しリターンに抜ける。S43では、特別
変動ベクタテーブル先頭アドレスを取得する。続くS4
4では、特別変動オフセットデータを取得する。S45
では、特別変動ベクタテーブル143c(図14参照)
より、必要な変更指令処理(図18〜図24参照)の呼
出しが行われる。これらの呼出しは、全図柄変動開始指
令処理、馬券決定指令処理、全図柄高速変動処理、左図
柄確定準備処理、中図柄確定準備処理、リーチ準備処
理、右図柄確定準備指令処理の順に、各制御態様の実行
時間に応じたタイミングで行われる。各制御態様の実行
時間は、制御態様のそれぞれに対応したコマンド時間と
して設定されており、所定のコマンド時間が「0」にな
る毎に、特別変動オフセットデータV_TMVEXに基
づいて後掲の指令処理が順次選択され、リターンに抜け
る。なお、上述の左図柄、中図柄、右図柄は既出の左桝
129a、中桝129b、右桝129cを意味してい
る。つまり、本実施形態では、各桝129a〜129c
において数字等と背景との重畳表示は行われず、数字等
と背景とが一体表示されている。
【0025】(a)全図柄変動開始指令処理(図18参
照)では、S51で全図柄変動開始コマンドをセット
し、S52で次回の変更コマンドまでの時間をコマンド
時間メモリにセットし、S53で特別変動オフセットデ
ータに「1」が加算され、リターンに抜ける。
【0026】(b)馬券決定指令処理(図19参照)で
は、S61で馬券決定コマンドをセットし、S62で馬
券番号を決定し、S63で次回の変更コマンドまでの時
間をコマンド時間メモリにセットし、S64で特別変動
オフセットデータに「1」が加算され、リターンに抜け
る。
【0027】(c)全図柄高速変動開始指令処理(図2
0参照)では、S71で高速変動コマンドをセットし、
S72で次回の変更コマンドまでの時間をコマンド時間
メモリにセットし、S73で特別変動オフセットデータ
に「1」が加算され、リターンに抜ける。
【0028】(d)左図柄確定準備指令処理(図21参
照)では、S81で左図柄確定準備コマンドをセット
し、S82で左停止図柄を決定し、S83で次回の変更
コマンドまでの時間をコマンド時間メモリにセットし、
S84で特別変動オフセットデータに「1」が加算さ
れ、リターンに抜ける。
【0029】(e)中図柄確定準備指令処理(図22参
照)では、S91で中図柄確定準備コマンドをセット
し、S92で中停止図柄を決定し、S93で次回の変更
コマンドまでの時間をコマンド時間メモリにセットし、
S94でリーチの有無を判定し、判定結果により特別変
動オフセットデータの加算値が異なり、YESなら、S9
5で特別変動オフセットデータに「1」が加算され、NO
なら、S96で特別変動オフセットデータに「2」が加
算され、リターンに抜ける。
【0030】(f)リーチ準備指令処理(図23参照)
では、(e)でリーチありの場合に呼出され、S101
でリーチコマンドをセットし、S102で次回の変更コ
マンドまでの時間をコマンド時間メモリにセットし、S
103で特別変動オフセットデータに「1」が加算さ
れ、リターンに抜ける。
【0031】(g)右図柄確定準備指令処理(図24参
照)では、S111で右図柄確定準備コマンドをセット
し、S112で右停止図柄を決定し、S113で特別変
動オフセットデータが「0」に戻され、リターンに抜け
る。
【0032】(変更指令の送信タイミング)上記のよう
に各処理(図18ないし図24)でセットされた変更指
令の送信タイミングを説明する。この変更指令は、主制
御部140のパラレルインタフェースIC174aを経
てから特別図柄制御部160のポート部164へ送ら
れ、特別図柄制御部160のCPU(図示略)はポート
部(図示略)により中継された変更指令を必要に応じて
受信する。主制御部140からの変更指令の送信タイミ
ングと、特別図柄の表示態様との関係を図15に示す。
の時点で、特別図柄表示部129の左枡129a、中
枡129b、右枡129cにそれぞれ表示される左図
柄、中図柄、右図柄が同時に変動を開始する。の時点
で、上記左図柄、中図柄、右図柄が高速変動を開始す
る。の時点で、主制御部140から特別図柄制御部1
60へ、左図柄確定準備の変更指令が送信される。の
時点で、主制御部140から特別図柄制御部160へ、
中図柄確定準備の変更指令が送信される。の時点で、
主制御部140から特別図柄制御部160へ、右図柄確
定準備の変更指令が送信される。の時点で、主制御部
140から特別図柄制御部160へ、全図柄確定の変更
指令が送信される。の時点で、主制御部140から特
別図柄制御部160へ、表示時間終了の変更指令が送信
される。〜の時間間隔は、それぞれ、t11,t12
13,t14,t15,t16,t17に設定されている。本実
施形態では、主制御図柄140では、上述の通り、変更
指令の送信タイミングが設定され、これら変更指令が主
制御部140から図柄制御部160に送信される。これ
ら変更指令は、特別図柄制御部160が特別図柄表示を
行うための必要最小限のものであって、特別図柄表示、
即ち、特別図柄表示部129と擬似図柄表示部35(図
3(a)参照)の細部の表示態様の制御については、特
別図柄制御部160が独自に行うことが特徴となってい
る。従って、主制御部の処理負担が軽減され、特別図柄
表示の制御態様の多様化等が実現する。なお、右図柄の
停止時期の設定に用いられるタイマ188は複数のタイ
ミング設定を可能とするもので、右図柄の停止時期は、
リーチの有無やリーチの種類等に応じて適宜選択され
る。このため、t15は一定ではない。タイミング態様
は、大きく分けて、(1)右枡129cに表示される右
図柄と擬似図柄表示部35に表示される疑似図柄が同期
して停止する態様、(2)右図柄が疑似図柄よりも若干
(例えば数秒以下)早く停止する態様、(3)右図柄が
疑似図柄よりも若干遅く停止する態様の3種類である。
なお、一旦、特別図柄表示部129に停止表示した左お
よび中図柄を右図柄とともに再変動させる表示態様(い
わゆる全回転リーチ、或いは、当り表示確定後の再抽選
表示などに採用される)が実行されるものにおいては、
全図柄の同時停止のタイミング態様を疑似図柄の表示態
様に対して前掲の(1)〜(3)のように設定すること
ができる。また、本実施形態のように、t15を必ずし
も複数態様設定する必要はなく、t15が一定であって
もよい。さらに、この他の例として、t15のみでな
く、t11〜t14,t16を変化させてもよい。
【0033】(特別図柄メイン処理)特別図柄制御部1
60は、主制御部140からの上述した変更指令を参照
して、図25に示す特別図柄メイン処理を行い、特別図
柄と疑似図柄の両方を表示制御する。S201では、始
動メモリ取得処理が行なわれる。即ち、特別図柄当否判
定乱数メモリ、特別図柄保留数メモリ、予告動作判定乱
数メモリの数値が特別図柄作動保留球数メモリの数値に
基づいて(例えば数値が「4」に達しているか否かに基
づいて)所定の記憶領域に記憶されるS202では、特
別図柄処理時間メモリをセットする。S203の特別図
柄処理では、図26に示す通り、受信した変更指令と指
令オフセットを参照して全図柄変動開始処理〜右図柄確
定準備処理が順次実行される。指令オフセットは各処理
が実行される毎に「1」加算され、特別図柄処理の当否
判定処理でクリアされる。S204では、受信した変更
指令と指令オフセットを参照して擬似図柄処理が行なわ
れる。S205では、リーチか否か判定し、YESならS
206で、リーチ終了判定処理を行なってから、NOなら
直ちにS207にジャンプする。S207では、特別図
柄処理時間メモリが「0」か否か判定し、NOならS20
8で特別図柄処理時間メモリを「1」減算し、YESなら
直ちにS209にジャンプする。S209では、特別図
柄更新処理のための特別図柄オフセット制御処理を行な
う。S210では、擬似図柄更新処理のための擬似図柄
オフセット制御処理を行ない、リターンに抜ける。
【0034】次に図26に示す特別図柄処理を説明す
る。この特別図柄処理では、特別図柄を表示するための
データ処理が行われ、特別図柄表示装置33へ表示すべ
き特別図柄と擬似図柄などを指示するデータを逐一送信
する。即ち、図柄変動開始処理(S301)、馬券決定
処理(S302)、高速変動処理(S303)、左図柄
確定準備処理(S304)、中図柄確定準備処理(S3
05)、リーチ準備処理(S306)、右図柄確定準備
処理(S307)、当否判定処理(S308)、その他
の処理(S309)が順次実行され、リターンに抜け
る。
【0035】(特別図柄処理のサブルーチンの内容)特
別図柄処理の各サブルーチン(図27ないし図33)
は、概ね、メインルーチンのサブルーチン(図18ない
し図24)に対応するものである。
【0036】(a)図柄変動開始処理(図27参照)で
は、S401で図柄変動開始コマンド(図18のS51
参照)があるか否かを判定し、NOならリターンに抜け、
YESならS402で全図柄変動開始フラグをセットし、
S403でゲート前表示フラグをセットし、S404で
指令オフセットを「1」加算する。
【0037】(b)馬券決定処理(図28参照)では、
S451で馬券決定コマンド(図19のS61参照)が
あるか否かを判定し、NOならリターンに抜け、YESなら
S452で馬券決定表示フラグをセットし、S453で
ゲートイン完了表示フラグをセットし、S454で指令
オフセットを「1」加算し、リターンに抜ける。
【0038】(c)高速変動処理(図29参照)では、
S471で高速変動コマンド(図20のS71参照)が
あるか否かを判定し、NOならリターンに抜け、YESなら
S472で全図柄高速変動開始フラグをセットし、S4
73でレーススタート表示フラグをセットし、S474
で指令オフセットを「1」加算し、リターンに抜ける。
【0039】(d)左図柄確定準備処理(図30参照)
では、S481で左図柄確定準備コマンド(図21のS
81参照)があるか否かを判定し、NOならリターンに抜
け、YESならS482で左図柄停止フラグをセットし、
S483で向こう正面表示フラグをセットし、S484
で指令オフセットを「1」加算し、リターンに抜ける。
【0040】(e)中図柄確定準備処理(図31参照)
では、S491で中図柄確定準備コマンド(図22のS
91参照)があるか否かを判定し、NOならリターンに抜
け、YESならS492で中図柄停止フラグをセットし、
S493で第4コーナー表示フラグをセットし、S49
4で指令オフセットを「1」加算し、リターンに抜け
る。
【0041】(f)リーチ準備処理(図32参照)で
は、S501でリーチコマンド(図23のS101参
照)があるか否かを判定し、NOならS505にジャンプ
し、YESならS502でリーチ場面テーブル先頭アドレ
スをロードし、S503で正面表示フラグをセットし、
S504でリーチ番号をオフセットとして各リーチパタ
ーンを選択し、S505で指令オフセットを「1」加算
し、リターンに抜ける。
【0042】(g)右図柄確定準備処理(図33参照)
では、S511で右図柄確定準備コマンド(図24のS
111参照)があるか否かを判定し、NOならリターンに
抜け、YESならS512でゴール表示フラグをセット
し、S513で右図柄停止用タイマをセットし、S51
4で指令オフセットを「1」加算し、リターンに抜け
る。
【0043】さらに、図26のS308の当否判定処理
(図34参照)では、S601で当りか否か判定し、NO
ならS603にジャンプし、YESならS602で大当り
表示フラグをセットし、S603で指令オフセットをク
リアし、リターンに抜ける。
【0044】擬似図柄処理(図35参照)では、S70
1で処理テーブルの先頭アドレスを取得し、S702で
指令オフセットをオフセットし、前述した各処理を呼び
出し、リターンに抜ける。
【0045】(特別図柄及び擬似図柄の表示処理例)通
常は、デモンストレーション表示されたり(図36
(a))、競馬のゲートイン場面が(図36(b),
(c))表示されたり、アイドリング表示(図36
(d),(e))されたりする。ここで、主制御部14
0は、第1種始動口(普通電動役物)41からの始動信
号の入力があると、始動入賞画面となり、競馬がスター
トする(図37の(f))。表示面34の特別図柄表示
部129には011、013、015・・・997、9
99の3桁数字からなる図柄の1種類が表示される。た
だし、本実施形態の特別図柄表示装置33では「77
7」が当りに対応する特別図柄として設定されているの
で、初期状態では「777」は表示されない。また、着
順図柄表示部128には、1桁の数字がランダムに表示
される。主制御部140は、当り数字を決定して表示さ
せる。ここでの番号決定は、予め記憶されている番号テ
ーブルとカウンタとを使用して行われる。つまり、番号
テーブルには、擬似図柄表示部35の競馬場面に表示さ
れる各馬のゼッケン番号が書き込まれている。カウンタ
は乱数演算部190および表示用乱数演算部192と同
様に0〜27を繰り返しカウントし、CPU141の出
力要求があればそのときのカウント値を出力するもので
ある。CPU141は、カウンタに出力を要求しカウン
タから出力されたカウント値を読み込み、このカウント
値に1を加えた値に対応する番号テーブル上の位置にあ
る数値を読み込む。例えば、カウント値が5であれば番
号テーブルの6番目の数値が選択される。特別図柄制御
部160は、読み込んだ数値を着順図柄表示部128に
表示させる。
【0046】次に、CPU141は、乱数演算部190
に数値Nの出力を要求し、乱数演算部190から出力さ
れる数値Nを読み込み、読み込んだ数値Nが、予め設定
されている当り数値Sと一致するかを判定する。特別図
柄制御部160は、特別図柄表示部129に特別図柄
(本実施形態では777)を表示させる。この特別図柄
(777)の表示は、まず左枡129a、中枡129b
および右枡129cの各表示を短時間で切換表示する変
動状態とし、この変動状態から予め設定されているタイ
ミングに従って左枡129a、中枡129b、右枡12
9cの順で表示を確定させてゆく。従って、例えば「7
77」を表示する場合には、変動状態から左枡129a
の表示が7に確定され、次に中枡129bの表示が7と
され、最後に右枡129cの表示が7に確定されること
により、特別図柄表示部129における特別図柄「77
7」の表示が完成する(図37(f)〜(j)参照)。
【0047】特別図柄制御部160は、擬似図柄表示部
35に、着順図柄表示部128に表示されているゼッケ
ン番号の馬が1着となる競馬場面を、ゲートインからゴ
ールまで一連の動画として表示させる。つまり、上述の
ように着順図柄表示部128に「1」が表示されている
場合であれば、ゼッケン1番の馬が1着となる動画が表
示される(図37(f)〜(j)参照)。
【0048】的中場面の表示に続いて(図38(k)参
照)、主制御部140は、大入賞口ソレノイド84、特
定領域開閉ソレノイド85を駆動し、大入賞口開閉シャ
ッタ39を開放することにより、入賞確率がきわめて高
い特別遊技状態とする。なお、大入賞口開閉シャッタ3
9の開放と並行して、枠飾りランプ12ないし15等を
点灯したり、スピーカ9から特別な音声を出力する等も
行われる。特別遊技の間は、大当り表示がなされる(図
38(l)(m)(n)参照)。なお、パチンコ機1が
エラーモードとなると、エラー表示がなされる(図38
(o)参照)。
【0049】さらに、主制御部140は、所定の時間を
経過した後に、大入賞口開閉シャッタ39を閉鎖し、図
柄表示ルーチンを終了する。このように「大当り」の場
合には、着順図柄表示部128に表示されているゼッケ
ン番号の馬が1着となる競馬場面を擬似図柄表示部35
に表示して、着順図柄表示部128に表示されている単
勝式番号が的中した状況を創出すると同時ないしその直
後に特別図柄の表示を完成させて特別遊技状態を開始す
るので、遊技者にとっては、あたかも着順図柄表示部1
28に表示されている単勝式番号が的中した結果、特別
遊技状態となったごとく感じられる。
【0050】このように、第1種始動入賞口(普通電動
役物)41ヘの入賞があると、その直後に図柄表示部3
6の着順図柄表示部128において、1桁の数字が着順
図柄として表示され、特別図柄表示部129における図
柄表示の開始と同時に擬似図柄表示部35に競馬場面が
動画表示され、ゴール場面と同時ないし直後に特別図柄
の表示を完成させるので、長時間の図柄変動が遊技者の
興趣をそぐことは回避される。また、特別図柄の表示開
始から表示完了までの、「大当り」が遊技者に認識され
るまでの待ち時間中は競馬場面が動画表示されるので、
単純な静止画の切換と比較して遊技者の興趣を高めるこ
とができる。しかも、大当りの場合、擬似図柄表示部3
5には着順図柄表示部128の表示に対応する着順の競
馬場面が表示されるので、遊技者には、あたかも予想ま
たは自身の投じた投票(着順図柄の表示)と結果が一致
したと感じられ、競馬場面表示の効果は一層高まる。
【0051】また、主制御部140は、上述のように表
示用乱数演算部192から出力される数値を読み込み、
この数値に対応する図柄を図柄表示部36の特別図柄表
示部129に表示させる。ただし、表示用乱数演算部1
92から出力される数値は0〜249の連続する数列の
中の1種類であるのでこのままでは表示されない。前述
のようにこの特別図柄表示部129では、011、01
3、015・・・999の250種類の3桁数字組が表
示可能となっているが、RAM142には、予めこれら
の数字組が書き込まれた表示用数値テーブルが格納され
ており、CPU141は表示用乱数演算部192から出
力される数値に対応する表示用数値テーブル上の位置に
ある3桁数字組を読み込んで、この3桁数字組に相当す
る図柄を、特別図柄制御部160により、図柄表示部3
6の特別図柄表示部129に表示させる。なお、この
際、表示用乱数演算部192から出力された数値が特別
図柄「777」に対応する数値であれば、主制御部14
0は特別図柄「777」に代えて他の図柄を表示させ、
外れ図柄が表示されることになる。この外れ図柄の表示
も、上述の特別図柄の表示と同様に、変動状態から始ま
り、予め設定されているタイミングに従って左枡129
a、中枡129b、右枡129cの順で表示を確定させ
てゆく。
【0052】一方、当否判定結果が外れであれば、特別
図柄制御部160は、擬似図柄表示部35に、着順図柄
表示部128に表示されているゼッケン番号の馬が1着
とならない競馬場面を、ゲートインからゴールまで一連
の動画として表示させる。つまり、上述のように着順図
柄表示部128に「1」が表示されている場合であれ
ば、ゼッケン1番の馬が2着以下となる動画が表示され
る。
【0053】この外れ状態における競馬場面の進行も上
述の「大当り」の場合と同様に特別図柄表示部129の
表示経過と時間的にシンクロナイズされており、例えば
左枡129aおよび中枡129bに「7」が表示されて
リーチ状態となった場合には、ゴール寸前においてゼッ
ケン1番の馬と他のゼッケンの馬とが競り合う状態とさ
れた後に、ゼッケン1番が2着以下となるゴール場面が
表示されると同時ないし直後に、特別図柄表示部129
の右枡129cに7以外の数字が確定表示され、いわゆ
るリーチ外れとなる。また、左枡129aおよび中枡1
29bの表示がリーチ状態以外、つまり特別図柄表示部
129の表示完了を待たずに「外れ」が判明したときに
は、擬似図柄表示部35には外れ状態の競馬場面が速や
かに表示される。したがって、遊技者にとっては、あた
かも着順図柄表示部128に表示されている単勝式番号
が的中しなかったごとく感じられることになる。
【0054】このように、「大当り」とならなかった場
合でも、特別図柄表示部129の表示によって「外れ」
であることが遊技者に認識されるまでの間は、擬似図柄
表示部35に競馬場面が動画表示されるので、単純な静
止画の切換と比較して遊技者の興趣を高めることができ
る。しかも、遊技者には、あたかも予想または自身の投
じた投票(着順図柄の表示)が外れたごとく感じられ、
競馬場面表示の効果は一層高まる。
【0055】このように、第1種始動口(普通電動役
物)41ヘの入賞があると、その直後に着順図柄表示部
128に1桁の数字が着順図柄として表示され、特別図
柄表示部129の表示開始とほぼ同時に擬似図柄表示部
35に競馬場面表示が開始される。さらに、特別図柄表
示部129における当りまたは外れの表示が完了するま
では競馬場面が動画表示されるので、単純な静止画の切
換と比較して遊技者の興趣を高めることができる。しか
も、当りの場合、擬似図柄表示部35には着順図柄表示
部128の表示に対応する着順の競馬場面が表示され、
外れの場合には、擬似図柄表示部35には着順図柄表示
部128の表示に対応しない着順の競馬場面が表示され
るので、遊技者には、あたかも予想または自身の投じた
投票(着順図柄の表示)と結果が一致した、あるいはこ
れが外れたごとく感じられ競馬場面表示の効果は一層高
まる。
【0056】さらに、特別図柄表示部129において当
りを示す特別図柄「777」が表示され、主制御部14
0における判定が外れの場合には、特別図柄表示部12
9には外れ図柄(777以外)が表示されるので、主制
御部140において判定される当り外れの確率(演算処
理上の当り確率)と表示上の当り確率とを正確に一致さ
せることができる。
【0057】以上の通り説明した本実施形態のパチンコ
機1によれば、次の効果が生じる。 (1)主制御部140が特別図柄制御部160の大まか
な制御態様を指示するだけであり、詳細な制御は特別図
柄制御部160で行われる。したがって、主制御部14
0の処理内容が簡単となり、主制御部140の処理負担
が軽減される。 (2)主制御部140の処理負担が軽減されるため、主
制御部140における制御態様の多様化が可能となる。 (3)新機種のパチンコ機1の第三者による検定は、遊
技を司る主制御部140を中心として行われ、主制御部
140の処理内容が軽減されることから、試験や試験申
請準備の負担が大幅に軽減され、実用化までの時期が短
縮化できる。 (4)特別図柄制御部160は、主制御部140から制
御の契機を指示されるのみで、特別図柄表示装置33を
独自に制御しているので、主制御部140が特別図柄制
御部160への間欠的な変更指令の送受信さえ正常に行
われれば、特別図柄の表示には支障がない。
【0058】以上、本実施形態を説明したが、本発明の
技術的思想を逸脱しない範囲において本発明の構成を適
宜改変できることは当然であり、このような改変も、本
発明の技術的範囲に属するものである。例えば、本発明
は、いわゆる権利物、羽根物、アレンジボールと呼ばれ
ている機種、一般電役などの種々の弾球遊技機に適用が
可能である。さらに以下のような変更形態も可能であ
り、それにより上記効果に加え、さらなる効果が生じ
る。 (1)主制御部140から特別図柄制御部160への変
更指令の種類は上述の実施形態に限定されない。例えば
全図柄変動開始指令と右図柄確定準備指令のみを送信
し、その間の表示制御を特別図柄制御部160に任せる
ことも可能である。 (2)上述の実施形態では、主制御部140から特別図
柄制御部160への変更指令が制御態様の変更の都度送
信されたが、そうすることは必ずしも必要ではない。例
えば、1回の特別図柄(疑似図柄を含む)の変動制御
(変動開始から右図柄停止まで)のための変更指令を一
括して送信しても良い。 (3)上述の実施形態では主制御部140から特別図柄
制御部160への態様制御を行なったが、主制御部14
0からの指令に基づいて態様制御を行うものであれば、
副制御部は特別図柄制御部160に限定されず、例え
ば、副制御部を枠制御部150とし、態様制御が賞球制
御や普通図柄制御等であっても良い。 (4)上述の実施形態では、当否判定に主制御部140
を利用したが、当否判定に特別図柄制御部160を利用
することも可能である。この場合は、主制御部140の
リセット周期を調べて当り値への更新周期を探る不正、
例えば、適正な主制御基板に不正用基板(所謂ぶら下げ
基板)を後付して行われることを防止できる。また、主
制御部140および特別図柄制御部160の両方で乱数
作成を行い、別個にリセット処理が行われ、さらに、こ
れら2つの制御部の連係により当否を決定してもよい。
この場合は、両制御部140、160の連係技術を把捉
しなければ最終的な当り値への更新周期を知ることがで
きないため、単に主制御部140のみ、或いは、両方の
制御基板にぶら下げ基板を装着しただけでは不正を行う
ことができない。したがって、この場合には、より確実
な不正防止を行うことができる。 (5)主制御部140や特別図柄制御部160の処理容
量は本実施形態に限定されず、適宜変更が可能である。 (6)主制御部140から特別図柄制御部160に送信
される変更指令のデータ容量をより大きくすることによ
り、1コマンドブロックのコマンド数を低減できる。 (7)上述の実施形態では、判定が外れの場合には、着
順図柄の表示とレースの着順とが不一致となるように構
成しているが、外れの場合であっても、例えばリーチ外
れの場合等には、着順図柄の表示とレースの着順とを一
致させて、特別図柄表示装置33の表示を外れ表示とす
る構成としても良い。 (8)上述の実施形態では、特別図柄の表示開始とほぼ
同時に競馬場面の動画表示を開始し、特別図柄表示装置
33の表示経過に応じて競馬場面を進行させているが、
例えば競馬場面の表示中は特別図柄表示装置33の表示
を変動させておき、競馬のゴール場面に続いて特別図柄
表示装置33の3桁の表示を確定させる構成としてもよ
い。このようにすると、着順図柄表示部128の表示と
競馬の結果とが一致した場合にリーチ状態となるので、
遊技者の興趣を高める効果がある。この場合、競馬的中
(リーチ)で特別図柄表示部160の表示を外れ表示と
することで、いわゆるリーチ外れとすることができる。 (9)上述の実施形態では、第1種始動口(普通電動役
物)41の入賞による始動信号があると着順図柄表示部
128に単勝番号を表示する構成としているが、第1種
始動口(普通電動役物)41ヘの入賞(始動信号出力)
の後に遊技者が別途の入力装置を介して入力した数字を
着順図柄表示部128に表示させる構成とすることも可
能である。 (10)上述の実施形態では当り時には大入賞口45を
開放する構成としているが、これに代えて「大当り」状
態でさらに所定の入賞口ヘ入賞があると大入賞口45を
開放する構成とすることもできる。 (11)動画表示される競走場面は、上述の実施形態で
は競馬場面であるが、競走場面としては競馬に限らず、
競輪、競艇、オートレース、ドッグレース、自動車レー
スなど、さまざまな競走場面を採用できる。 (12)この動画自体も、アニメーション、コンピュー
タグラフィック、実写合成など任意の動画手段を採用可
能である。これら馬等のゼッケンおよび着順図柄は各々
の馬等を特定可能であればよいので、数字に限らずさま
ざまな図形を採用できる。あるいは、馬等をそれぞれ異
なる色や模様で区別して表示し、着順図柄にはそれらに
対応する色や模様を表示する構成としてもよい。 (13)上述の実施形態では乱数演算部190で算出さ
れる乱数を0〜249の250種類としているが、乱数
は250種類に限定されず、遊技機ごとの遊技内容に応
じて任意に設定できる。当然ながら当り確率も1/25
0に限定されない。上述の実施形態では競走場面の着順
の的中、不的中を単勝式で判定しているが、連勝式、複
勝式等、他の判定方式とすることも可能である。ところ
で、特別図柄表示装置33のサイズが通常サイズでは、
組合せの数が多くなる馬番連勝や連勝単式でもその組合
せ数には限度がある。例えば10者が出走する競走にお
いて連勝単式を採用しても、その組合せは10×9=9
0通りであり、的中の確率は1/90となる。したがっ
て、的中確率を小さくする(=組合せ数を大きくする)
には、出走数を増やす必要がある。本願発明が対象とす
る遊技機用の特別図柄表示装置33では、10インチサ
イズ程度の大型の特別図柄表示装置33としたので、そ
ういった制限が少なくなる効果がある。通常の画面サイ
ズでは、多数の馬等を表示するわけにはいかず、出走数
を増加させて的中確率を小さくすることは難しくなる。
【0059】
【発明の効果】請求項1ないし3記載の発明によれば、
主制御部の処理内容を簡略化でき、主制御部の処理負担
を軽減することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態のパチンコ機1の正面図で
ある。
【図2】 同パチンコ機の遊技盤24の正面図である。
【図3】 (a)は特別図柄表示装置33の表示面34
における単勝式の場合の競馬画面を示す説明図、(b)
は同表示面234における連勝複式の場合の競馬画面を
示す説明図である。
【図4】 本実施形態の特別図柄表示装置33における
競馬場面表示と特別図柄表示のタイミングチャートであ
る。
【図5】 同遊技盤24に取付けられる各役物の基板の
配置を示す説明図である。
【図6】 同遊技盤24裏面の遊技球経路とスイッチ取
付を示す説明図である。
【図7】 (a),(b)は入賞球排出装置99の動作
を示す説明図である。
【図8】 本発明の実施形態のパチンコ機1の裏面図で
ある。
【図9】 同パチンコ機の電子制御装置130のブロッ
ク図である。
【図10】 主制御部140において実行されるメイン
処理のフローチャートである。
【図11】 主制御部140に含まれる乱数演算部19
0において実行される乱数更新処理のフローチャートで
ある。
【図12】 特別ベクタテーブル143aの説明図であ
る。
【図13】 特別場面テーブル143bの説明図であ
る。
【図14】 特別変動ベクタテーブル143cの説明図
である。
【図15】 主制御部140の左ないし右図柄について
の変更指令に関連する各表示指令処理の時間間隔を概略
的に示すタイミングチャートである。
【図16】 主制御部140において実行される特別ベ
クタ処理のフローチャートである。
【図17】 同特別変動処理のフローチャートである。
【図18】 同全図柄変動開始指令処理のフローチャー
トである。
【図19】 同馬券決定指令処理のフローチャートであ
る。
【図20】 同全図柄高速変動開始指令処理のフローチ
ャートである。
【図21】 同左図柄確定準備指令処理のフローチャー
トである。
【図22】 同中図柄確定準備指令処理のフローチャー
トである。
【図23】 同リーチ準備指令処理のフローチャートで
ある。
【図24】 同右図柄確定準備指令処理のフローチャー
トである。
【図25】 特別図柄制御部160において実行される
特別図柄メイン処理のフローチャートである。
【図26】 同特別図柄処理のフローチャートである。
【図27】 同図柄変動開始処理のフローチャートであ
る。
【図28】 同馬券決定処理のフローチャートである。
【図29】 同高速変動処理のフローチャートである。
【図30】 同左図柄確定準備処理のフローチャートで
ある。
【図31】 同中図柄確定準備処理のフローチャートで
ある。
【図32】 同リーチ準備処理のフローチャートであ
る。
【図33】 同右図柄確定準備処理のフローチャートで
ある。
【図34】 同当否判定処理のフローチャートである。
【図35】 同擬似図柄処理のフローチャートである。
【図36】 (a)はデモンストレーション画面を示す
説明図、(b)はゲートイン前画面を示す説明図、
(c)はゲートイン画面を示す説明図、(d)はアイド
リング画面を示す説明図、(e)は確率変動時のアイド
リング画面を示す説明図である。
【図37】 (f)はスタート画面を示す説明図、
(g)は向う正面画面を示す説明図、(h)は第4コー
ナー画面を示す説明図、(i)はゴール画面を示す説明
図、(j)はゴール通過後画面を示す説明図である。
【図38】(k)は大当り画面を示す説明図、(l)は
特別遊技画面を示す説明図、(m)は通常時の特別遊技
終了画面を示す説明図、(n)は高確率時の特別遊技終
了画面を示す説明図、(o)はエラー表示を示す説明図
である。
【符号の説明】
1・・・パチンコ機 24・・・遊技盤 25・・・遊技領域 26・・・センター役物 27・・・普通図柄表示装置 32・・・液晶表示盤 33・・・特別図柄表示装置 34・・・表示面 35・・・擬似図柄表示部 36・・・図柄表示部 40・・・大入賞装置 41・・・第1種始動口(普通電動役物) 42・・・特定領域開閉シャッタ 43・・・特定領域 44・・・特定領域外領域 45・・・大入賞口 111・・・カム軸 113・・・発射装置制御基板 116・・・発射制御集合中継基板 117・・・発射装置ユニット 118・・・枠状態表示器 119・・・賞球払出装置センサ基板 122・・・電源ターミナル基板 123・・・中継基板 127・・・左表示部 128・・・着順図柄表示部 129・・・特別図柄表示部 129a・・・左枡 129b・・・中枡 129c・・・右枡 130・・・電子制御装置 140・・・主制御部 141・・・CPU 142・・・RAM 143・・・ROM 145・・・バス 150・・・枠制御部 160・・・特別図柄制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主制御部と、該主制御部と通信可能に接続
    された副制御部と、該副制御部により複数の態様で駆動
    制御される被駆動部とを備え、 前記主制御部は前記副制御部に対し前記被駆動装置の制
    御態様の変更指令を送信し、前記副制御部は前記変更指
    令に基づいて前記被駆動装置の制御を独自に実行するこ
    とを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記副制御部が図柄制御部であり、前記被
    駆動装置が図柄表示装置であることを特徴とする請求項
    1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】前記図柄表示装置が当否を表す当否図柄に
    関連付けられた擬似図柄を表示することを特徴とする請
    求項2に記載の弾球遊技機。
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