JP2000079237A - パチンコ機用蝶番 - Google Patents

パチンコ機用蝶番

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JP2000079237A
JP2000079237A JP10225687A JP22568798A JP2000079237A JP 2000079237 A JP2000079237 A JP 2000079237A JP 10225687 A JP10225687 A JP 10225687A JP 22568798 A JP22568798 A JP 22568798A JP 2000079237 A JP2000079237 A JP 2000079237A
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Atsufumi Nakamura
農史 中村
Tsuneo Nakamura
常男 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】パチンコ機の前枠と本体枠の上角部と下角部に
分離して設けられる蝶番の可動部と固定部を容易に嵌合
して組み付けることができるパチンコ機用蝶番を提供す
る。 【解決手段】このパチンコ機用蝶番は、パチンコ機の本
体枠15の上角部に固定される固定部1と、固定部1に
ピンと軸受孔との嵌合により回動可能に支持されパチン
コ機の前枠の上角部に取り付けられる可動部12と、を
備えたパチンコ機用蝶番である。可動部12の水平取付
板にピン13が下向きに突設され、固定部1の前部に突
出した突出部2には、ピン13が嵌挿される軸受部3が
一側を開口して設けられ、その開口した部分には、ピン
案内部材5がピン13を保持し揺動しながら軸受部3へ
移動させるように揺動可能に軸支される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の前枠
を本体枠に対し開閉自在に取り付けるパチンコ機用蝶番
に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の前枠を本体枠に対し開閉自
在に取り付ける蝶番は、上部に取り付けられる上部蝶番
と下部に取り付けられる下部蝶番からなる。上部蝶番、
下部蝶番共に固定部と可動部とに分かれて形成され、ピ
ンと軸受部の嵌合により可動部側が固定部側に対し回動
可能に支持される。つまり、上部蝶番の固定部は本体枠
の上角部に固定され、上部蝶番の可動部は前枠の上角部
に固定され、下部蝶番の固定部は本体枠の下角部に固定
され、下部蝶番の可動部は前枠の下角部に固定される。
そして、前枠を本体枠に対し取り付ける場合、前枠を持
ってその下部蝶番の可動部を本体枠側の固定部にピンと
軸受の嵌合により嵌め込み、同時に、その上部蝶番の可
動部を本体枠側の固定部にピンと軸受の嵌合により嵌め
込む。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、上記のよう
に、前枠を本体枠に対し装着する際には、上角部と下角
部に設けた両蝶番のピンと軸受を上下同時に嵌め合わせ
て行なう必要があり、加えて、パチンコ機の前枠には、
パチンコ球の打ち出し装置や玉出し装置等の制御駆動装
置が数多く取り付けられているから、前枠の重量は非常
に重い。また、これらの前枠は、パチンコホールにおい
て、作業者の手作業により本体枠側に装着されるため、
このような前枠の取り付け作業は、かなり難しく、労力
を必要とし、ピンと軸受の嵌合が良好にできない場合に
は、蝶番や他の部材を傷つけてしまう問題があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、パチンコ機の前枠と本体枠の上角部と下角部に分離
して設けられる蝶番の可動部と固定部を容易に嵌合して
組み付けることができるパチンコ機用蝶番を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパチンコ機用蝶番は、パチンコ機の本体枠
の上角部に固定される固定部と、固定部にピンと軸受孔
との嵌合により回動可能に支持されパチンコ機の前枠の
上角部に取り付けられる可動部と、を備えたパチンコ機
用蝶番において、可動部の水平取付板にピンが下向きに
突設され、固定部の前部に突出した突出部の内側には、
ピンが嵌挿される軸受部が一側を開口して設けられ、そ
の開口した内側部分には、ピンを保持し下に回動しなが
ら軸受部へピンを導入させるピン案内部材が軸支されて
構成される。
【0006】
【発明の作用・効果】このような構成のパチンコ機用蝶
番は、パチンコ機の本体枠の上角部に蝶番の固定部が取
り付けられ、前枠の上角部に蝶番の可動部が取り付けら
れる。また、本体枠の下角部と前枠の下角部には、ピン
とそのピンを軸支する軸受部を有する下部蝶番の固定部
と可動部が取り付けられる。
【0007】前枠を本体枠に対し装着する場合、先ず、
前枠を持って下部蝶番の可動部を本体枠側の固定部に、
ピンと軸受部との嵌合により嵌め込む。ピンと軸受部は
可動部または固定部の何れかとなる場合がある。
【0008】次に、その下部蝶番を支点にして前枠を少
し傾けながら、上部蝶番の可動部の水平取付板に突設し
たピンを、その固定部の突出部に設けた軸受部の開口し
た部分に進入させ、その内部のピン案内部材内にピンを
入れる。そして、そのピンを軸受部側に動かすように前
枠を鉛直状態にすると、ピン案内部材が下に回動して、
ピンが軸受部内に滑り込むように移動する。これによっ
て、可動部側のピンは固定部側の軸受部に正確に嵌入す
る。
【0009】このように、先ず、下部蝶番を嵌め、次に
下部蝶番を支点にして前枠を少し水平方向に傾けなが
ら、可動部のピンを固定部の軸受部にピン案内部材を介
して滑り込ませるように嵌合させるため、従来のよう
に、上部蝶番と下部蝶番のピンと軸受部の嵌合を、前枠
を持ちながら同時に行なう必要がなく、重量のある前枠
を非常に簡単に、本体枠に対し蝶番を介して取り付ける
ことができる。
【0010】また、請求項2のように、ピン案内部材に
は、ピンを横方向から挿入するための凹部と、ピンを軸
受部に移動させた状態でピンの側部を支持するピン支持
部とを設ければ、より確実にピンをピン案内部材上で滑
らせて軸受部に移動させることができ、軸受部に移動し
たピンをピン支持部によって良好に軸受することができ
る。
【0011】また、請求項3のように、ピン支持部がピ
ンを支持する位置にピン案内部材を戻すための戻しばね
と、その位置に停止するためのストッパ部とを、ピン案
内部材に設ければ、定常時には、ピン案内部材を軸受位
置に保持し、ピン支持部によってピンを確実に軸受する
ことができる。
【0012】また、請求項4のように、ピン案内部材に
代えて、ピンを下から保持して軸受部へピンを導入させ
る板ばね部材を、固定部の水平突出部の下側に取り付け
る構造とすれば、より少ない部品数で、より簡単にピン
の嵌合が可能な蝶番を実現することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1、図2はパチンコ機の上角部
に取り付けられる上部蝶番の固定部1を示している。こ
の固定部1は、略L字形に鋼板を曲折した本体の縦板部
の前部に突出部2を突設し、その突出部2の先端を略U
字状に曲折することにより、そこに軸受部3を設けて構
成される。軸受部3の一側が開口し、突出部2の中間部
に軸孔4が設けられる。
【0014】その突出部2から軸受部3にかけての内側
に、ピン案内部材5が軸10により上下に揺動可能に軸
支される。ピン案内部材5は軸10を通す軸支部5aの
前方に、後述のピンを入れるための凹部6が設けられ、
凹部6の右側面は開放される。さらに、凹部6の前方に
ピン13を支持するためのピン支持部7が形成される。
また、ピン案内部材5の側部にはストッパ部8が段差に
より形成され、ストッパ部8は軸受部3の端部に当接可
能である。
【0015】ピン案内部材5の軸支部5aに挿通された
軸10には、捩りばねからなる戻しばね9が装着され
る。この軸10の端部を突出部2の軸孔4に嵌着するこ
とにより、ピン案内部材5が軸10を支点に回動可能
に、突出部2及び軸受部3内に配設される。ピン案内部
材5の装着状態で、戻しばね9の上端が固定部1の上部
に係止され、戻しばね9の下端がピン案内部材5内に係
止される。これにより、ピン案内部材5は図2の時計方
向に付勢され、ストッパ部8が軸受部3の端部に当接し
てピン案内部材5は突出部2内で静止する。この状態
で、ピン支持部7は軸受部3内の一側に位置し、そこに
挿入されるピン13を支持する。
【0016】このように構成された上部蝶番の固定部1
は、そのL字状の本体に設けた取付孔と取付ねじを使用
して、図3、図4に示すように、パチンコ機の本体枠1
5の上角部に、その突出部2を前方に出して固定され
る。
【0017】一方、パチンコ機の前枠16の上角部に
は、上部蝶番の可動部12が取り付けられる。可動部1
2は略L形に曲折した本体を有し、本体の水平取付板の
突出端部にピン13が下方に向けて垂直に固定される。
このピン13は、上記固定部1の軸受部3内に嵌挿可能
な形状に形成され、固定部1の軸受部3に対向した位置
に配置される。
【0018】一方、パチンコ機の本体枠15の下角部
に、下部蝶番の固定部17が取付られる。この固定部1
7はその水平取付板の突出端部にピン18が上方に向け
て垂直に固定される。更に、パチンコ機の前枠16の下
角部に、下部蝶番の可動部19が取付られる。この可動
部19の水平取付板の突出端部には、軸受部となる軸受
孔20がピン18を挿通可能に形成される。
【0019】前枠16を本体枠15に対し開閉可能に装
着する場合、先ず、前枠16を持って下部蝶番の可動部
19の軸受孔20を、本体枠15側の固定部17のピン
18に嵌め込む。軸受孔20は鋼板に穿設した孔であ
り、ピンと孔の嵌め合いには多少の間隙があるため、前
枠16は多少傾動可能である。
【0020】次に、その下部蝶番を支点にして前枠16
を少し傾けながら、上部蝶番の可動部12の水平取付板
に突設したピン13を、その固定部1の突出部2に設け
た軸受部3の開口した部分に進入させ、その内部のピン
案内部材5内にピン13を入れる。
【0021】そして、そのピン13を軸受部3側に移動
させるように前枠16を動かしてそれを鉛直状態にする
と、図5に示すように、ピン案内部材5が軸10を支点
に反時計方向に回動し、ピン13は軸受部3内に滑り込
むように移動する。このとき、ピン案内部材5は戻しば
ね9の付勢力により上方に回動して戻り、これによっ
て、ピン支持部7がピン13を支持する位置に戻り、可
動部12のピン13は固定部1の軸受部3内の正常位置
に保持される。
【0022】このように、先ず、下部蝶番を嵌め、次に
下部蝶番を支点にして前枠16を少し水平方向に傾けな
がら、上部蝶番の可動部12のピン13を固定部1の軸
受部3内にピン案内部材5を介して滑り込ませるように
嵌合させるため、従来のように、上部蝶番と下部蝶番の
ピンと軸受部の嵌合を、前枠を持ちながら同時に行なう
必要がなく、重量のある前枠16を非常に簡単に、本体
枠15に対し蝶番を介して取り付けることができる。
【0023】また、ピン案内部材5は突出部2の内側に
配設され、前枠16の閉鎖時には可動部12の水平取付
板が突出部2の上を覆い隠すため、ピン案内部材5は露
出せず、悪戯を防止することができる。また、可動部1
2のピンが突出部2の横方向から軸受部3内に進入する
構造であり、突出部2の前部は完全に囲われているた
め、不正を防止することができる。
【0024】前枠16を本体枠15から外す場合、つま
り蝶番の可動部12を固定部1より外す場合、前枠16
を本体枠15の前方に開いた状態で、前枠16を上方に
持ち上げれば、ピン13が軸受部3より容易に外れ、簡
単に前枠16つまり蝶番の可動部12を外すことができ
る。前枠16を所定角度以上開かない状態では、前枠1
6の切り欠いた上角部が突出部2の下面に当り、前枠1
6を持ち上げることができないから、前枠16を外すこ
とはできない。
【0025】図6〜図10は他の実施例を示している。
この例の上部蝶番の固定部31は、略L字形に鋼板を曲
折した本体の前部に水平突出部32を突設し、その水平
突出部32の外側周囲に側壁部32aを設け、且つ水平
部上の先端よりに軸受部33を設けて構成される。側壁
部32aにより水平突出部32は立体形状となり強度的
に充分補強される。軸受部33は長孔状に形成され、そ
こにはピン13を軸受部33まで導入するための案内路
34が連通・接続され、案内路34の端は水平突出部3
2の内側、つまり水平突出部32を正面から観て右側の
側部に開口する。
【0026】その水平突出部32の内側(下側)に、板
ばね部材35がその先端側をフリーにして上下に弾性変
形可能に、その元部を固定部31本体内側に2本のリベ
ット38で固定して配設される。板ばね部材35は、図
6、図7に示すように、その先端部に、ピン13を挿入
するための孔37を有し、更に、中間部にはピン13を
導入するための凹部36を有し、凹部36から孔37に
かけては傾斜部36aが形成される。そして、この板ば
ね部材35の孔37のある先端部は、そのばね力によ
り、水平突出部32の内側に当接して静止し、孔37と
軸受部33の位置が合致している。
【0027】このような上部蝶番の固定部31は、上記
実施例と同様、そのL字状の本体に設けた取付孔と取付
ねじを使用して、図8、図9に示すように、パチンコ機
の本体枠15の上角部に、その水平突出部32を前方に
出して固定される。
【0028】また、パチンコ機の前枠16の上角部に
は、上記と同様、上部蝶番の可動部12が取り付けら
れ、可動部12には、その本体の水平取付板の突出端部
に、ピン13が下方に向けて垂直に固定される。このピ
ン13は、上記固定部31の軸受部33内に嵌挿可能な
形状に形成され、固定部31の軸受部33に対向した位
置に配置される。
【0029】また、上記実施例と同様に、パチンコ機の
本体枠15の下角部に、下部蝶番の固定部17が取付ら
れ、固定部17はその水平取付板の突出端部にピン18
が上方に向けて垂直に固定され、更に、パチンコ機の前
枠16の下角部に、下部蝶番の可動部19が取付られ
る。この可動部19の水平取付板の突出端部には、軸受
部となる軸受孔20がピン18を挿通可能に形成され
る。
【0030】前枠16を本体枠15に対し開閉可能に装
着する場合、先ず、上記と同様、前枠16を持って下部
蝶番の可動部19の軸受孔20を、本体枠15側の固定
部17のピン18に嵌め込む。軸受孔20は鋼板に穿設
した孔であり、ピンと孔の嵌め合いには多少の間隙があ
るため、前枠16は多少傾動可能である。
【0031】次に、その下部蝶番を支点にして前枠16
を少し傾けながら、上部蝶番の可動部12の水平取付板
に突設したピン13を、その固定部31の水平突出部3
2の側部に設けた軸受部33の案内路34に進入させ
る。
【0032】そして、そのピン13を案内路34から軸
受部33側に移動させるように前枠16を動かしてそれ
を鉛直状態にすると、図9、図10に示すように、ピン
13は、板ばね部材35の凹部36から傾斜部36aに
進む時、板ばね部材35を下方に撓ませながら軸受部3
内に入り、板ばね部材35の先端の孔37に嵌り込む。
このとき、板ばね部材35はそのばね力により上方に戻
って水平突出部32の下面に当接し、これによって、板
ばね部材35の孔37がピン13に正確に嵌ってピン1
3を支持し、可動部12のピン13は固定部31の軸受
部33内の正常位置に回転可能に保持される。
【0033】このように、先ず、下部蝶番を嵌め、次に
下部蝶番を支点にして前枠16を少し水平方向に傾けな
がら、上部蝶番の可動部12のピン13を固定部31の
軸受部33内に、案内路34と板ばね部材35を経て滑
り込ませるように嵌合させるため、従来のように、上部
蝶番と下部蝶番のピンと軸受部の嵌合を、前枠を持ちな
がら同時に行なう必要がなく、重量のある前枠16を非
常に簡単に、本体枠15に対し蝶番を介して取り付ける
ことができる。
【0034】また、板ばね部材35は水平突出部32の
下側で側壁部32aで囲われた部分に隠れて配設される
ため、外部からは見えにくく、前枠16の閉鎖時には、
前枠16の上角部により水平突出部32の下面も覆われ
るため、不正や悪戯を防止することができる。また、可
動部12のピンが、水平突出部32の横方向から、つま
り水平突出部32の右側の側部から軸受部33内に進入
する構造であり、水平突出部32の前部は完全に囲われ
ているため、不正を防止することができる。
【0035】前枠16を本体枠15から外す場合、つま
り蝶番の可動部12を固定部31より外す場合、前枠1
6を本体枠15の前方に開いた状態で、前枠16を上方
に持ち上げれば、ピン13が軸受部33より容易に外
れ、簡単に前枠16つまり蝶番の可動部12を外すこと
ができる。前枠16を所定角度以上開かない閉鎖状態で
は、前枠16の上角部が水平突出部32の下面に当り、
前枠16を持ち上げることができないから、前枠16を
外すことはできない。
【0036】図11は、更に別の実施例の上部蝶番を示
している。この上部蝶番の固定部41は、上記と同様
に、略L字形に鋼板を曲折した本体の前部に水平突出部
42を突設し、その水平突出部42の外側周囲に側壁部
42aを設け、且つ水平部上の先端よりに軸受部43を
設けて構成される。側壁部42aにより水平突出部42
は立体形状となり強度的に充分補強される。軸受部43
は長孔状に形成され、そこにはピンを軸受部43まで導
入するための案内路44が連通・接続され、案内路44
の端は水平突出部42の内側、つまり水平突出部42を
正面から観て右側の側部に開口する。
【0037】この水平突出部42の案内路44の周辺形
状は、上記実施例とは明確に相違する。即ち、上記実施
例では、水平突出部32の上板を切欠いて案内路34を
形成していたのに対し、この例では、水平突出部42の
上板を切欠くことなく下側に凹状に曲折して案内路34
を形成している。このように、上板を切欠かず曲折して
形成することにより、水平突出部42の強度を、より向
上させることができる。
【0038】水平突出部42の内側(下側)には、上記
と同様の板ばね部材35が、その先端側をフリーにして
上下に弾性変形可能に、その元部を固定部41本体内側
にリベットで固定して配設される。板ばね部材35の形
状・構造は上記と同様であり、また、可動部のピンを、
案内路44と板ばね部材35を経て軸受部43内に滑り
込ませて、簡単に嵌合することができるという作用・効
果は、上記と同様である。
【0039】なお、上記実施例とは逆に、下部蝶番にお
いては、そのピンを可動部に設け、ピンが嵌る軸受部
(孔)はその固定部に設けることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す上部蝶番の固定部1
の平面図である。
【図2】上部蝶番の固定部1の右側面図である。
【図3】パチンコ機の本体枠15と前枠16の上角部に
取りつけた上部蝶番と下角部に取り付けた下部蝶番の斜
視図である。
【図4】上部蝶番の可動部12を固定部1に嵌める際の
平面図である。
【図5】上部蝶番の可動部12を固定部1に嵌める際の
右側面図である。
【図6】他の実施例の上部蝶番の固定部31の平面図で
ある。
【図7】同上部蝶番の固定部31の右側面図である。
【図8】他の実施例のパチンコ機の本体枠15と前枠1
6の上角部に取りつけた上部蝶番と下角部に取り付けた
下部蝶番の斜視図である。
【図9】上部蝶番の可動部12を固定部31に嵌める際
の平面図である。
【図10】上部蝶番の可動部12を固定部31に嵌める
際の右側面図である。
【図11】更に別の実施例を示す上部蝶番の固定部41
の斜視図である。
【符号の説明】
1−固定部 2−突出部 3−軸受部 5−ピン案内部材 6−凹部 7−ピン支持部 9−戻しばね 12−可動部 13−ピン 15−本体枠 16−前枠

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ機の本体枠の上角部に固定され
    る固定部と、該固定部にピンと軸受部との嵌合により回
    動可能に支持され該パチンコ機の前枠の上角部に取り付
    けられる可動部と、を備えたパチンコ機用蝶番におい
    て、 該可動部の水平取付板にピンが下向きに突設され、該固
    定部の前部に突出した突出部の内側には、該ピンが嵌挿
    される軸受部が一側を開口して設けられ、その開口した
    内側部分には、該ピンを保持し下に回動しながら軸受部
    へ該ピンを導入させるピン案内部材が軸支されたことを
    特徴とするパチンコ機用蝶番。
  2. 【請求項2】 前記ピン案内部材には、前記ピンを横方
    向から挿入するための凹部と、該ピンを軸受部に移動さ
    せた状態で該ピンの側部を支持するピン支持部とが設け
    られたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機用蝶
    番。
  3. 【請求項3】 前記ピン案内部材には、該ピン案内部材
    を前記ピン支持部が前記ピンを支持する位置に戻すため
    の戻しばねと、該位置に停止するためのストッパ部が設
    けられたことを特徴とする請求項2記載のパチンコ機用
    蝶番。
  4. 【請求項4】 パチンコ機の本体枠の上角部に固定され
    る固定部と、該固定部にピンと軸受部との嵌合により回
    動可能に支持され該パチンコ機の前枠の上角部に取り付
    けられる可動部と、を備えたパチンコ機用蝶番におい
    て、 該可動部の水平取付板にピンが下向きに突設され、該固
    定部の前部に突出した水平突出部には、該ピンが嵌挿さ
    れる軸受部が一側を開口して設けられ、その開口した部
    分に連通する案内路が形成され、該ピンを下から保持し
    て該軸受部へ該ピンを導入させる板ばね部材が該水平突
    出部の下側に弾性変形可能に取り付けられたことを特徴
    とするパチンコ機用蝶番。
  5. 【請求項5】 前記板ばね部材の中間部には前記ピンを
    導入する凹部が形成され、該板ばね部材の先端には該ピ
    ンが嵌挿される孔が穿設されている請求項4記載のパチ
    ンコ機用蝶番。
  6. 【請求項6】 前記案内路は、前記水平突出部の上板を
    凹状に曲折して形成されている請求項4記載のパチンコ
    機用蝶番。
JP22568798A 1998-06-30 1998-08-10 パチンコ機用蝶番 Expired - Lifetime JP3872215B2 (ja)

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