JP2000077647A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその製造方法

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JP2000077647A
JP2000077647A JP10247502A JP24750298A JP2000077647A JP 2000077647 A JP2000077647 A JP 2000077647A JP 10247502 A JP10247502 A JP 10247502A JP 24750298 A JP24750298 A JP 24750298A JP 2000077647 A JP2000077647 A JP 2000077647A
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type diffusion
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forming
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Keiji Tachikawa
景士 立川
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Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】CCD固体撮像装置において、CCD固体撮像
素子の読み出し駆動電圧の低電圧化、スミア低減及び感
度の向上を図る。 【解決手段】n型半導体基板1の表面に選択的にn型拡
散層(CCD転送チャンネル)4を形成する。このn型
拡散層4の側方に、信号読み出し電圧を制御するp型拡
散層の制御部33と、層分離用のp型拡散層の分離部3
2を形成する。これ等の制御部33及び分離部32は、
前記n型拡散層4よりも浅く、且つ基板1のp型ウェル
2よりも高濃度の不純物濃度に形成される。更に、基板
1の表面に選択的に高濃度のp型拡散層31、34が形
成される。これ等の高濃度p型拡散層31、34は、各
々、前記n型拡散層4と制御部33、前記n型拡散層4
と分離部32との間を結ぶと共に、前記制御部33及び
分離部32並びにp型拡散層の暗電流防止層35よりも
高濃度の不純物濃度に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体撮像装置の改良
に関し、詳しくは、CCD固体撮像素子の読み出し駆動
電圧の低電圧化、感度向上、スミアの低減、及び製造コ
スト削減を容易に実現するものであり、そのようなCC
D固体撮像素子を有する固体撮像装置の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図31に従来のCCD固体撮像素子の1
画素部の断面構造模式図を示す。
【0003】同図において、n型半導体基板110の上
には低濃度のp型ウェル111が形成されている。p型
ウェル111の深部に選択的にn型領域118が形成さ
れ、n型領域118の上方のn型半導体基板110の表
面に選択的に高濃度p型領域119が形成されている。
また、p型ウェル111のn型半導体基板110の表面
に選択的にn型領域113が形成されている。p型領域
115は、n型領域118とn型領域113との間を結
ぶように、n型半導体基板110内のp型ウェル111
の表面部に選択的に形成されている。p型領域116
は、p型領域115と接していない端でn型領域113
に接し、n型領域118との間を結ぶように、p型ウェ
ル111の表面部に選択的に形成されている。p型領域
112は、p型ウェル111の内部でn型領域113の
直下方に位置し、p型領域115とp型領域116とで
n型領域113を取り囲むように形成されている。n型
半導体基板110の表面に、表面被膜のためのゲート絶
縁膜114が形成されており、その上の所定領域にゲー
ト電極117が形成されている。
【0004】ここで、信号電荷非読み出し側領域を破線
領域16で、信号電荷読み出し側領域を破線領域15で
各々示す。また、一点鎖線14は、CCD構造断面図の
横方向を示す直線である。尚、図中、11は絶縁膜、1
2は遮光膜、13は保護膜である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】民生用や業務用のビデ
オカメラで広く用いられるCCD固体撮像素子では、ビ
デオカメラの小型化、HDTV用の高精細度化の進展や
マルチメディア用途の全画素CCDの登場に伴い、単位
画素当りの面積が益々縮小している。このため、Dレン
ジ、転送効率、感度、スミア、残像等の特性を劣化させ
ずに、CCDやフォトダイオードを微細化する必要があ
る。微細化のためには、高加速イオン注入、低温熱処理
法を用いて不純物領域を形成する方法が有力である。こ
れにより、各n型領域やp型領域から不純物種が非所望
領域で不必要に拡散するのを抑制することができ、微小
な領域の所望深さに所望濃度の不純物領域を形成するこ
とができる。
【0006】しかしながら、図31の従来のCCD転送
チャンネルのn型領域113の直下部にp型領域112
を形成する構造では、CCD転送チャンネルであるn型
拡散層113やフォトダイオードであるn型拡散層11
8の極く近傍に局所的な高濃度のp型領域が形成される
ことによって、CCDチャンネル周辺の電位分布形状が
変化するために、種々の問題が発生する。
【0007】先ず、読み出し駆動電圧の劣化について図
32を用いて説明する。
【0008】図32に図31の従来例での信号読み出し
側領域15の拡大断面図を示す。p型領域116は、C
CDチャンネルであるn型領域113に接し、フォトダ
イオードであるn型領域118との間を結ぶように、p
型ウェル111の表面部に選択的に形成され、読み出し
駆動電圧制御のための領域である。一点鎖線121は、
n型領域118からn型領域113に向かって形成され
る信号読み出しチャンネルである。実線122は、信号
読み出しチャンネルの厚みを示す。高濃度p型領域11
9、p型領域112は、電位0Vが印可されているの
で、信号読み出しチャンネルの厚み122は、模式的
に、p型領域119とp型領域112のn型半導体基板
110の深さ方向の中点を各々結ぶ間に形成される。
【0009】信号読み出し時のゲート電極117の電圧
上昇に伴い、CCDチャンネルからフォトダイオード1
18に向かって拡がる空乏層は、高濃度p型領域119
とp型領域112との間に形成され、これが信号読み出
しチャンネル121を形成する。読み出しチャンネル1
21は、p型領域116の内部を横切るように形成され
るため、読み出し駆動電圧はp型領域116の濃度変動
の影響を直接受ける。そのため、読み出し電圧の上昇が
起こり、残像が発生し易い。
【0010】次に、スミア特性の劣化について図31及
び図33を用いて説明する。
【0011】図33に図31の従来例でのCCD転送チ
ャンネル付近の拡大構造とスミア侵入経路とを重ね合わ
せて模式的に示す。
【0012】斜線を付した領域130は、読み出し前
(即ち、ゲート電極117に電位0Vを印加した状態)
のp型領域112、115、116、119内の電位0
Vの領域を示す。矢印131は入射光を示す。実線矢印
132は、半導体基板110の表面で発生し、n型領域
118に蓄積される信号電荷の流れを示す。実線矢印1
33及び点線矢印134は、非読み出し側領域16での
スミア電荷の拡散方向を模式的に示す。実線矢印135
は、非読み出し側領域16でのn型領域113へのスミ
ア電荷侵入経路を模式的に示す。実線矢印136及び点
線矢印137は、読み出し側領域15でのスミア電荷の
拡散方向を模式的に示す。実線矢印138は、読み出し
側領域15でのn型領域113へのスミア電荷侵入経路
を模式的に示す。図33の他の符号は図31と同じであ
る。
【0013】先ず、スミアの主要因について説明する。
スミアの要因は、大別すると、 1):入射光でSi基板表面で発生した電子の横方向拡
散によるCCDへの漏れ込み成分 2):遮光膜の直接透過光成分 3):斜め入射光のSi基板と遮光膜、ゲート電極間で
の反射成分 4):斜め入射光でSi基板内深部で発生した電子のC
CD漏れ込み成分 以上の4つに分けられる。
【0014】前記要因2)、3)及び4)は、ALや高
融点金属を用いた遮光膜の透過率、反射による減衰、S
i中での吸収を考慮すると、−100〜−120dB以
下となり、問題となり得ない。入射光によりSi基板内
で発生する電子はn=exp(−AX)であり、Si基
板表面が非常に多く、電子の拡散と電位勾配によるト゛リ
フトによりp型領域119内からn型領域113にスミ
ア電荷が侵入する前記要因1)が支配的である。
【0015】前記要因1)の詳細について説明する。C
CD固体撮像素子を駆動するために、p型領域112及
びp型領域119には電位0Vが印加される。読み出し
前には、ゲート電極117には電位0Vを印加し、n型
領域113とn型領域118とは分離されている。n型
領域113を空乏化して動作させるために、n型領域1
13の周りには空乏層が広がっている。その時の電位0
V以下の領域は、p型領域112、115、116内の
斜線部の領域130に示すように各々の領域内部に後退
して形成される。読み出し電圧の上昇を抑えるために、
p型領域116は高濃度にできない。また、CCDチャ
ンネルの転送効率の劣化を引き起こさないように、p型
領域115はp型領域116と同程度の濃度にする必要
がある。特に、n型領域113に接する所で一点差線で
示す横方向14に沿ってp型領域115、116側への
空乏層が広く拡大し、p型領域115、116での電位
勾配が大きくなる。
【0016】そのために、図33の入射光131で発生
した非読み出し側での拡散電流133、及び読み出し側
での拡散電流136は、p型領域115、116に達す
ると、電子−ホールの再結合で消滅するが、ドリフト効
果によって、大部分が非読み出し側のスミア電流13
5、及び読み出し側でのスミア電流138になり、スミ
アが劣化する。
【0017】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明では、CCD転送チャンネルを形成するn型
拡散層の側方に位置して信号読み出し電圧に影響を与え
るp型拡散層を特殊に形成して、その信号の読み出し電
圧を低く制限すると共に、前記n型拡散層の側方に位置
するp型拡散層の不純物濃度を変更して、スミア電流を
制限し、スミアを低減する。
【0018】即ち、請求項1記載の発明は、CCD固体
撮像素子の画素部において、内部にp型ウェルを有する
半導体基板の表面に選択的に形成されたn型拡散層と、
前記半導体基板の表面で前記n型拡散層の側方に形成さ
れ、前記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制
御するp型拡散層を有する制御部とを備え、前記制御部
は、前記n型拡散層よりも浅く、且つ前記p型ウェルよ
りも不純物濃度が高く形成されることを特徴とする固体
撮像装置。
【0019】請求項2記載の発明の固体撮像装置は、C
CD固体撮像素子の画素部において、内部にp型ウェル
を有する半導体基板の表面に選択的に形成されたn型拡
散層と、前記半導体基板の表面で前記n型拡散層の側方
に形成され、前記n型拡散層と他の層とを分離するp型
拡散層を有する分離部とを備え、前記分離部は、前記n
型拡散層よりも浅く、且つ前記p型ウェルよりも不純物
濃度が高く形成されることを特徴とする。
【0020】請求項3記載の発明の固体撮像装置は、C
CD固体撮像素子の画素部において、内部にp型ウェル
を有する半導体基板の表面に選択的に形成されたn型拡
散層と、前記半導体基板の表面で前記n型拡散層の側方
に形成され、前記n型拡散層からの信号の読み出し駆動
電圧を制御するp型拡散層を有する制御部と、前記半導
体基板の表面に形成され、且つ前記制御部よりも不純物
濃度が高く形成され、暗電流を防止するp型拡散層を有
する暗電流防止層とを備え、前記制御部は、前記n型拡
散層よりも浅く、且つ前記p型ウェルよりも不純物濃度
が高く形成され、更に、前記制御部と前記暗電流防止層
とを結ぶように形成され、前記制御部及び暗電流防止層
よりも不純物濃度が高く形成された高濃度p型拡散層を
備えることを特徴とする。
【0021】請求項4記載の発明の固体撮像装置は、C
CD固体撮像素子の画素部において、内部にp型ウェル
を有する半導体基板の表面に選択的に形成されたn型拡
散層と、前記半導体基板の表面で前記n型拡散層の側方
に形成され、前記n型拡散層と他の層とを分離するp型
拡散層を有する分離部と、前記半導体基板の表面に形成
され、且つ前記分離部よりも不純物濃度が高く形成さ
れ、暗電流を防止するp型拡散層を有する暗電流防止層
とを備え、前記分離部は、前記n型拡散層よりも浅く、
且つ前記p型ウェルよりも不純物濃度が高く形成され、
更に、前記分離部と前記暗電流防止層とを結ぶように形
成され、前記分離部及び暗電流防止層よりも不純物濃度
が高く形成された高濃度p型拡散層を備えることを特徴
とする。
【0022】請求項5記載の発明は、前記請求項1、
2、3又は4記載の固体撮像装置において、前記n型拡
散層の下方に配置形成され、前記n型拡散層の下方を他
の層と分離するp型拡散層を備えることを特徴とする。
【0023】請求項6記載の発明は、前記請求項12、
3又は4記載の固体撮像装置において、前記制御部又は
分離部は、前記n型拡散層の端に接して形成されること
を特徴とする。
【0024】請求項7記載の発明は、前記請求項1、
2,3,4,5又は6記載の固体撮像装置において、前
記半導体基板のp型ウェルの深部に選択的に形成された
n型拡散層を有する光電変換部を備えることを特徴とす
る。
【0025】請求項8記載の発明は、前記請求項3又は
4記載の固体撮像装置において、前記暗電流防止層は、
前記半導体基板のp型ウェルの深部に選択的に形成され
たn型拡散層を有する光電変換部の上方に形成されるこ
とを特徴とする。
【0026】請求項9記載の発明は、前記請求項5記載
の固体撮像装置において、前記n型拡散層の下方を他の
層と分離するp型拡散層は、前記n型拡散層の両端より
も長く延びて、前記n型拡散層の下方を取り囲むことを
特徴とする。
【0027】請求項10記載の発明の固体撮像装置の製
造方法は、内部にp型ウェルを有する半導体基板の表面
の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工程と、
注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制御する
制御部を形成する工程とを備えたことを特徴とする。
【0028】請求項11記載の発明の固体撮像装置の製
造方法は、内部にp型ウェルを有する半導体基板の表面
の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工程と、
注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制御する
制御部を形成する工程と、注入マスクを用いて、前記半
導体基板の表面で前記n型拡散層の側方に、前記n型拡
散層よりも浅く且つ前記p型ウェルよりも不純物濃度が
高いp型拡散層であって前記n型拡散層と他の層とを分
離する分離部を形成する工程と、を備えたことを特徴と
する。
【0029】請求項12記載の発明は、前記請求項11
記載の固体撮像装置の製造方法において、前記制御部を
形成する工程と前記分離部を形成する工程とは、1つの
注入マスクを用いて、同じ注入工程で行われることを特
徴とする。
【0030】請求項13記載の発明は、前記請求項1
0、11又は12記載の固体撮像装置の製造方法におい
て、前記制御部を形成する工程、及び前記分離部を形成
する工程では、前記制御部及び前記分離部を形成するイ
オン種を100KeV以下の加速エネルギーでイオン注
入することを特徴とする。
【0031】請求項14記載の発明は、前記請求項1
0、11、12又は13記載の固体撮像装置の製造方法
において、前記制御部を形成する工程、又は前記分離部
を形成する工程では、前記制御部又は前記分離部を形成
するイオン種を1.0e14cm-2以下のドーズ量でイ
オン注入することを特徴とする。
【0032】請求項15記載の発明の固体撮像装置の製
造方法は、内部にp型ウェルを有する半導体基板の表面
の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工程と、
注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制御する
制御部を形成する工程と、注入マスクを用いて、前記制
御部の側方に、前記制御部よりも不純物濃度が高い高濃
度p型拡散層を形成する工程と、注入マスクを用いて、
前記半導体基板の表面に、前記制御部よりも不純物濃度
が高く且つ前記高濃度p型拡散層よりも低いp型拡散層
であって暗電流を防止する暗電流防止層を形成する工程
とを備えたことを特徴とする。
【0033】請求項16記載の発明の固体撮像装置の製
造方法は、内部にp型ウェルを有する半導体基板の表面
の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工程と、
注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
記n型拡散層と他の層とを分離する分離部を形成する工
程と、注入マスクを用いて、前記分離部の側方に、前記
分離部よりも不純物濃度が高い高濃度p型拡散層を形成
する工程と、注入マスクを用いて、前記半導体基板の表
面に、前記分離部よりも不純物濃度が高く且つ前記高濃
度p型拡散層よりも低いp型拡散層であって暗電流を防
止する暗電流防止層を形成する工程とを備えたことを特
徴としている。
【0034】請求項17記載の発明の固体撮像装置の製
造方法は、内部にp型ウェルを有する半導体基板の表面
の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工程と、
注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制御する
制御部を形成する工程と、注入マスクを用いて、前記半
導体基板の表面で前記n型拡散層の側方に、前記n型拡
散層よりも浅く且つ前記p型ウェルよりも不純物濃度が
高いp型拡散層であって前記n型拡散層と他の層とを分
離する分離部を形成する工程と、ゲート絶縁膜を介して
前記n型拡散層の上方を覆い、一端が前記制御部の上方
に位置し、他端が前記分離部の上方に位置するようにゲ
ート電極を形成する工程と、前記ゲート電極を注入マス
クとしてイオン種を注入して、前記半導体基板表面に、
前記制御部及び分離部よりも不純物濃度が高いp型拡散
層であって暗電流を防止する暗電流防止層と、前記暗電
流防止層よりも高濃度で且つ前記制御部と前記暗電流防
止層を結ぶ高濃度p型拡散層とを同時に形成する工程と
を備えたことを特徴とする。
【0035】請求項18記載の発明は、前記請求項17
記載の固体撮像装置の製造方法において、記暗電流防止
層と高濃度p型拡散層とを同時に形成する工程は、更
に、前記暗電流防止層よりも高濃度で且つ前記分離部と
前記暗電流防止層とを結ぶ他の高濃度p型拡散層をも同
時に形成することを特徴とする。
【0036】請求項19記載の発明は、前記請求項18
記載の固体撮像装置の製造方法において、前記ゲート電
極を注入マスクとしセルフアライメントでイオン種を注
入することにより、前記暗電流防止層と前記2つの高濃
度p型拡散層とを同時に形成することを特徴とする。
【0037】請求項20記載の発明は、前記請求項1
7、18又は19記載の固体撮像装置の製造方法におい
て、前記制御部を形成する工程と前記分離部を形成する
工程とは、1つの注入マスクを用いて、同じ注入工程で
行われることを特徴とする。
【0038】請求項21記載の発明は、前記請求項18
又は19記載の固体撮像装置の製造方法において、前記
高濃度p型拡散層と前記他の高濃度p型拡散層とを、1
つの注入マスクを用いて同一注入工程により形成するこ
とを特徴とする。
【0039】請求項22記載の発明は、前記請求項1
5、16、17、18、19、20又は21記載の固体
撮像装置の製造方法において、前記制御部を形成する工
程、又は前記分離部を形成する工程では、前記制御部又
は前記分離部を形成するイオン種を100KeV以下の
加速エネルギーでイオン注入することを特徴とする。
【0040】請求項23記載の発明は、前記請求項1
5、16、17、18、19、20、21又は22記載
の固体撮像装置の製造方法において、前記制御部を形成
する工程、又は前記分離部を形成する工程では、前記制
御部又は前記分離部を形成するイオン種を1.0e14
cm-2以下のドーズ量でイオン注入することを特徴とし
ている。
【0041】請求項24記載の発明は、前記請求項1
8、19又は21記載の固体撮像装置の製造方法におい
て、前記暗電流防止層と前記高濃度p型拡散層と前記他
の高濃度p型拡散層を同時に形成する工程では、前記高
濃度p型拡散層と前記他の高濃度p型拡散層を形成する
イオン種を5.0e14cm-2以下のドーズ量でイオン
注入することを特徴とする。
【0042】請求項25記載の発明は、前記請求項1
1,12,13,14,15,16,20,21,2
2,23又は24記載の固体撮像装置の製造方法におい
て、注入マスクを用いて前記n型拡散層の下方を他の層
と分離するp型拡散層を形成する工程と、ゲート絶縁膜
を形成する工程と、前記n型拡散層の上方で前記ゲート
絶縁膜上に転送ゲート電極を形成する工程と、前記半導
体基板内の所定の領域に第2のn型拡散層を形成する工
程とを備えたことを特徴とする。
【0043】請求項26記載の発明は、前記請求項1
1,12,13,14,15,16,20,21,2
2,23又は24記載の固体撮像装置の製造方法におい
て、前記分離用のp型拡散層を形成する工程では、注入
マスクを用いて、前記分離用のp型拡散層を形成するイ
オン種を100KeV以上で且つ600KeV以下の加
速エネルギーでイオン注入し、前記第2のn型拡散層を
形成する工程では、前記第2のn型拡散層を形成する原
子又はイオン種を導入することを特徴とする。
【0044】請求項27記載の発明は、前記請求項1
1,12,13,14,15,16,20,21,2
2,23又は24記載の固体撮像装置の製造方法におい
て、前記分離用のp型拡散層を形成する工程では、前記
分離用のp型拡散層を形成する原子又はイオン種を導入
し、前記第2のn型拡散層を形成する工程では、前記第
2のn型拡散層を形成するイオン種を200KeV以上
で且つ1.2MeV以下の加速エネルギーでイオン注入
することを特徴とする。
【0045】請求項28記載の発明は、前記請求項2
5、26又は27記載の固体撮像装置の製造方法におい
て、前記n型拡散層はCCD転送チャンネルであり、前
記第2のn型拡散層は光電変換を行うフォトダイオード
であることを特徴とする。
【0046】請求項29記載の発明は、前記請求項1
0、11、12、13、14、15、16、17、1
8、19、20、21、22、23、24、25、2
6、27又は28記載の固体撮像装置の製造方法におい
て、フォトレジストを露光することにより前記注入マス
クを形成することを特徴とする。
【0047】以上の構成により、請求項1ないし請求項
29記載の発明では、CCD転送チャンネル等であるn
型拡散層の側方に位置する制御部が前記n型拡散層より
も浅く形成されていて、信号の読み出し時に形成される
信号電荷読み出しチャンネルが前記制御部の濃度の影響
を受けないので、信号の読み出し駆動電圧を低くでき
る。また、n型拡散層の側方に位置する制御部や分離部
の不純物濃度が半導体基板のp型ウェルよりも高いの
で、前記n型拡散層近傍の電位勾配をほとんど無くすこ
とができ、従って、電位勾配によるドリフト効果を有効
に低減できて、半導体基板表面に沿った拡散電流を小さ
く制限でき、スミアを低減できる。
【0048】特に、請求項3,4,6及び15から18
記載の発明では、CCD転送チャンネル等であるn型拡
散層と制御部との間、又は前記n型拡散層と分離部との
間に高濃度p型拡散層が形成されるので、これ等の高濃
度p型拡散層により前記n型拡散層への電流の拡散が制
限されると共に、この制限された電流をフォトダイオー
ド等に蓄積できるので、感度が向上する。
【0049】更に、請求項17及び18記載の発明の固
体撮像装置の製造方法では、暗電流防止層、及び前記制
御部と前記暗電流防止層とを結ぶ高濃度p型拡散層、又
はこれ等に加えて、分離部と前記暗電流防止層とを結ぶ
他の高濃度p型拡散層を同時に形成するので、製造コス
トが削減される。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0051】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態のCCD固体撮像装置を、図1のCCD固体撮像
素子の1画素部の断面構造模式図を用いて説明する。
【0052】図1において、n型半導体基板1の上に低
濃度のp型ウェル2が形成されている。p型ウェル2
は、ブルーミングを抑制するために、約1×1016cm
-3以下の濃度に設定されている。この濃度に設定するこ
とにより、n型Si基板1に印加する電圧を15V以下
にでき、また電子シャッター時の縦抜き電圧を20V以
下とすることができる。
【0053】また、同図において、フォトダイオード
は、p型ウェル2の深部に選択的に形成されたn型領域
9である。更に、暗電流をなくすために、フォトダイオ
ードであるn型領域9の上方のn型半導体基板1の表面
に、選択的に高濃度のp型領域(暗電流防止層)10が
形成されている。CCD転送チャンネルは、p型ウェル
2のn型半導体基板1の表面に選択的に形成されたn型
領域(n型拡散層)4である。
【0054】高濃度p型領域(分離部)6は、n型領域
4と接し且つフォトダイオードのn型領域9とn型領域
4との間に位置して、フォトダイオード9とCCDチャ
ンネル4とを分離するための領域である。このp型領域
6は、n型半導体基板1の表面部にp型ウェル2よりも
濃く、n型領域4よりも浅く選択的に形成されている。
n型領域4と接するp型領域6の形成されている領域
は、信号電荷非読み出し側である。信号電荷非読み出し
側領域を破線で囲む領域16で示す。p型領域6は、高
濃度p型領域10の基板表面で光電効果によって発生し
た電子の非読み出し側領域16からCCDチャンネルへ
の侵入を防ぎ、スミアを低減する領域も兼ねている。
【0055】また、高濃度p型領域(制御部)7は、n
型領域4の前記p型領域6と接していない他端(図中右
端)で接し、且つn型領域9との間に位置して、フォト
ダイオード9とCCD転送チャンネル4とを分離し、信
号電荷の読み出し電圧を低電圧に制御するための領域で
ある。このp型領域7は、n型半導体基板1の表面部に
p型ウェル2よりも濃く、n型領域4よりも浅く選択的
に形成されている。n型領域4に接するp型領域7の形
成されている領域は、信号電荷読み出し側である。信号
電荷読み出し側領域を破線領域15で示す。p型領域7
は、高濃度p型領域10の基板表面で光電効果によって
発生した電子の読み出し側領域15からCCDチャンネ
ルへの侵入を防ぎ、スミアを低減する領域も兼ねてい
る。
【0056】更に、図1において、p型領域3は、p型
ウェル2の内部で、CCD転送チャンネル4の直下方に
位置し、前記n型領域4の両端よりも横方向に長く延び
て、前記p型領域6とp型領域7と共に前記n型領域4
を取り囲むように形成される。このp型領域3は、n型
のCCD転送チャンネル4とn型半導体基板1とを分離
する領域である。
【0057】n型半導体基板1の表面には、表面被膜の
ためのゲート絶縁膜5が形成されている。前記ゲート絶
縁膜5上の所定領域には、ゲート電極8が形成されてい
る。更に、前記ゲート電極8の上で基板1全体に絶縁膜
11が形成されている。また、その上に、フォトダイオ
ード以外の領域に光が入射して発生するスミアを無くす
ために遮光膜12が設けられている。遮光膜12は、ア
ルミニウム(AL)膜や、更に遮光性の良好な高融点金
属であるチタン(Ti)、タングステンシリサイド(W
Si)、タングステン(W)膜を使用することができ
る。更に、全面に保護膜13が形成されている。尚、一
点鎖線14は、CCD構造断面図の横方向を示す直線で
ある。
【0058】以上のように構成されたCCD固体撮像装
置について、以下にその特性向上の原理を示す。
【0059】初めに、図26及び図32を用いて、信号
読み出し側領域15に起因する読み出し駆動電圧の低減
について説明する。
【0060】図26に図1に示した本実施の形態の信号
読み出し側領域15の拡大断面図を示す。同図におい
て、フォトダイオードであるn型領域9からCCD転送
チャンネルであるn型領域4に向かう一点鎖線61は、
信号読み出しチャンネルである。信号読み出しチャンネ
ルの厚みを実線62に示す。その他の符号は図1及び図
31と同一である。
【0061】信号の読み出し時には、ゲート電極8の電
位上昇に伴い、フォトダイオード9からCCD転送チャ
ンネル4に向かって空乏層が広がる。高濃度p型領域1
0及びp型領域3には電位0Vが印可されており、前記
空乏層は、模式的にp型領域10とp型領域3とのn型
半導体基板1の深さ方向の中点を各々結ぶ間のチャンネ
ル厚さ62の領域内を通るように形成され、これが読み
出しチャンネル61となる。本実施の形態のp型領域7
はCCDチャンネルであるn型領域4よりも浅く形成さ
れるので、信号読み出しチャンネル61は、p型領域7
よりも深部のp型ウェル2内部に形成される。従って、
信号読み出しチャンネル61は、p型領域7の濃度の影
響を受けないので、従来例の図32に示すp型領域11
6の内部を通って形成される場合よりも、読み出し電圧
が低減できる。CCD固体撮像素子の外部印加の駆動最
大電圧は15Vであるため、CCDチャンネルであるn
型領域4の空乏化電圧は8.5V以下でなければならな
い。このために、n型領域4の接合の深さは0.5〜0.
6μm以下にする必要があり、p型領域6、7の形成領
域では、濃度は1.0E17〜1.0E19(1.0×
1017〜1.0×1019)で、0.5〜0.6μmよりも
浅くする必要がある。
【0062】次に、図27、図28及び図33を用い
て、スミアの低減について説明する。
【0063】図27に本実施の形態でのCCDチャンネ
ル付近の拡大構造とスミア侵入経路とを重ね合わせて模
式的に示す。斜線を付した領域70は、読み出し前(ゲ
ート電極8に電位0Vを印加した状態)のp型領域3、
p型領域6、p型領域7、p型領域10内の電位0V以
下の領域を示す。矢印131は入射光を示す。実線矢印
71、73及び点線矢印72は、非読み出し側領域16
でのスミア電荷の拡散方向を模式的に示す。点線矢印7
4は、非読み出し側領域16でのCCDチャンネルであ
るn型領域4へのスミア電荷侵入経路を模式的に示す。
実線矢印75、77及び点線矢印76は、読み出し側領
域15でのスミア電荷の拡散方向を模式的に示す。点線
矢印78は、読み出し側領域15でのn型領域4へのス
ミア電荷侵入経路を模式的に示す。図27の他の符号は
図1と同様である。
【0064】図28に図1の本実施の形態と、図31の
従来例とに示す横方向14に沿った電位の1次元分布を
示す。実線曲線80は本実施の形態の、破線曲線81は
従来例の、各々信号読み出し前の横方向14に沿った1
次元電位分布を示す。直線82上に本実施の形態の構造
での、直線83上に従来例の構造での、各々の領域の区
分を同領域の符号で示す。
【0065】先ず、図27を用いて信号の読み出し前で
のフォトダイオードへの信号電荷蓄積時の状態を簡単に
説明する。CCD固体撮像素子を駆動するために、p型
領域3及びp型領域10には電位0Vが印加される。信
号の読み出し前には、ゲート電極8には電位0Vを印加
し、n型領域4とn型領域9とは分離されている。n型
領域4を空乏化して動作させるために、n型領域4の周
りには空乏層が広がっている。その時の電位0V以下の
領域は、p型領域3、p型領域6、p型領域7内の斜線
部の領域70に示すように、各々の領域内部に後退して
形成される。n型基板1には、+の電圧が印加されるた
めに、p型ウェル2は空乏化する。p型ウェル2では、
基板表面からn型基板深部の方向に向かって電位勾配が
形成される。
【0066】本実施の形態では、基板表面にpウェル2
よりも高濃度のp型領域6及びp型領域7を形成するの
で、従来例と比べてゲート直下の基板表面のCCDチャ
ンネルであるn型領域4との接合で発生する空乏層を抑
制できる。このため、図27での基板表面での電位0V
以下となる斜線部領域70は、図33の従来例での領域
130よりも、更にn型領域4の近傍まで形成できる。
この場合の横方向14に沿った1次元電位分布を図28
に示す。非読み出し側領域16での点X=aの電位は、
従来例でφ=φa1>0Vであった電位を、本実施の形態
ではφ=φa2<0Vにできる。同様に、読み出し側領域
15での点X=bの電位も、従来例でφ=φb1>0Vで
あった電位を、本実施の形態ではφ=φb2<0Vにでき
る。このため、本実施の形態では、従来例と比べてCC
Dチャンネルであるn型領域4の近傍まで電位勾配をほ
とんど無くすことができる。これによって、電位勾配に
よるドリフト効果を大幅に低減でき、図27の入射光1
31で発生した非読み出し側での拡散電流71、及び読
み出し側での拡散電流75の基板表面に沿った横方向の
拡散効果を抑制でき、p型領域6、7での拡散電流7
2、76を小さくできる。
【0067】また、本実施の形態のp型領域6、及びp
型領域7は、n型領域4よりも浅く形成されるので、基
板電圧で形成される基板方向への電位勾配は、従来例の
場合よりも基板表面まで存在する。従って、図27の本
実施の形態の拡散電流71、75は、ほとんど大部分が
基板方向に流れる拡散電流73、拡散電流77になり、
更に拡散電流72、76を小さくできる。
【0068】加えて、n型領域4の近傍まで電位勾配を
ほとんど無くすことができるので、従来例と比べて基板
表面に沿ったn型領域4までのドリフト時間を長くでき
る。そのため、p型領域6、p型領域7での電子−正孔
の再結合を高めることができので、非読み出し側での拡
散電流72、読み出し側での拡散電流76自体を小さく
できる。
【0069】以上の効果により、従来例と比べて基板方
向に流れないで漏れ込んだ非読み出し側のスミア電流7
4、読み出し側でのスミア電流78を低減できる。
【0070】下表は、本実施の形態及び従来例での3次
元光デバイスシミュレーションにより得られた読み出し
側、非読み出し側に起因するスミア値、及び素子全体の
スミア値を示す。3次元光デバイスシミュレータでは、
入射光で逐次発生する電子−正孔対を含みながら、電
位、電子及び正孔を過渡解析で解くことにより、フォト
ダイオードであるn型領域9に蓄積される信号電荷、C
CD転送チャンネルであるn型領域4に蓄積されるスミ
ア電荷を求めることができる。本実施の形態の構造で
は、下表の3次元光デバイスシミュレーションした結果
から判るように、従来例と比べて、非読み出し側のスミ
アは72%、読み出し側のスミアは8%、素子全体とし
てのスミアは30%低減できた。
【0071】
【表1】
【0072】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態のCCD固体撮像装置の製造方法の工程の
流れを、図2〜図7のCCD固体撮像素子の製造工程の
断面模式図を用いて、説明する。
【0073】図2において、n型半導体基板1にp型ウ
ェル2を形成する。この時、p型ウェル2は、ブルーミ
ングを抑制するために、1×1016cm-3以下の濃度に
設定する。図3において、フォトレジストを露光して注
入マスクを形成し、この注入マスクを用いて、p型ウェ
ル2の所定領域にボロンを100KeV以上の加速エネ
ルギーでイオン注入し、p型領域(分離用のp型拡散
層)3を形成する。続いて、フォトレジストマスクを用
い、リン若しくはヒソ又はその両方の不純物種をイオン
注入し、CCD転送チャンネルであるn型領域(n型拡
散層)4をp型ウェル2領域内のp型領域3の上方のn
型半導体基板1の表面に形成する。その後、ゲート絶縁
膜5を形成する。
【0074】図4において、フォトレジストをマスクと
し、ボロンを100KeV以下のエネルギーで且つドー
ズ量を1.0e14以下に設定してイオン注入して、p
型領域(分離部)6をn型領域4の同図左側に接するよ
うに、p型ウェル2よりも濃く、n型領域4よりも浅
く、n型半導体基板1の表面に形成する。p型領域6の
注入エネルギーは、CCDチャンネルであるn型領域4
よりも浅く形成する条件により決定される。p型領域6
を形成するためのボロンは、ゲート絶縁膜5の上方より
注入されるため、ゲート絶縁膜5の膜厚によってp型領
域6形成のためのボロン注入エネルギーは変化する。本
実施の形態では、酸化膜若しくはシリコンナイトライド
膜、又はその両方の膜種を用い、ゲート絶縁膜5の膜厚
が100nm以下の時の注入エネルギーである。p型領
域6は、非読み出し側でのスミア低減、及びフォトダイ
オードであるn型領域9とCCDチャンネルであるn型
領域4との分離を行う。
【0075】続いて、図5において、フォトレジストを
マスクとし、ボロンを100KeV以下のエネルギーで
且つドーズ量を1.0e14以下の下でイオン注入し
て、p型領域(制御部)7を、n型領域4の同図右側に
接するようにp型ウェル2よりも濃く、n型領域4より
も浅く、n型半導体基板1の表面に形成する。p型領域
7の注入エネルギーは、CCDチャンネルであるn型領
域4よりも浅く形成する条件により決定される。p型領
域7を形成するためのボロンは、ゲート絶縁膜5の上方
より注入されるため、ゲート絶縁膜5の膜厚によってp
型領域7形成のボロン注入エネルギーは変化する。本実
施の形態では、酸化膜若しくはシリコンナイトライド
膜、又はその両方の膜種を用いたゲート絶縁膜5の膜厚
が100nm以下の時の注入エネルギーである。p型領
域7は、読み出し側でのスミア低減及び読み出し電圧の
低減を行う。
【0076】その後、図6において、転送ゲート電極8
を形成し、ゲート電極8のパターンを形成するレジスト
マスク、及びゲート電極8とセルフアライメントで、リ
ンを200KeV以上の加速エネルギーでイオン注入す
ることにより、フォトダイオードであるn型領域(他の
n型拡散層)9を形成する。続いて、フォトダイオード
の表面に高濃度p型領域(暗電流防止層)10を形成す
る。
【0077】最後に、図7において、絶縁膜11と遮光
膜12と保護膜13をこの順序で形成して、CCD固体
撮像素子を製造する。
【0078】以上のような工程で実施されるCCD固体
撮像装置の製造方法について、以下にその利点を示す。
【0079】図2〜図7で示した本実施の形態の製造工
程では、CCD転送チャンネルであるn型領域4に接し
てp型領域6を非読み出し側領域16に、p型領域7を
読み出し側領域15に形成し、この両p型領域6、7を
n型領域4よりも浅く且つp型ウェル2よりも濃い不純
物濃度に形成したので、前記第1の実施の形態のスミア
低減の説明で示したように、非読み出し側領域16及び
読み出し側領域15からのスミア電荷の侵入を抑制で
き、CCD固体撮像素子のスミアを有効に低減できる。
【0080】また、前記第1の実施の形態の読み出し電
圧低減の説明に示すように、図26の信号電荷読み出し
チャンネル61は、p型領域7よりもp型ウェル2の深
部に形成され、p型領域7の濃度の影響を受けないの
で、読み出し電圧を有効に低減できる。
【0081】また、p型領域3は、半導体基板1の表面
に近づくと、図26の読み出しチャンネルの厚み62が
小さくなるので、読み出し駆動電圧が上昇する。これを
防ぐためには、p型領域3を形成するためのボロンは、
100KeV以上の加速エネルギーでイオン注入する必
要がある。加えて、p型領域3は、p型ウェル2内部に
深く形成すると、読み出しチャンネル厚さ62が大きく
拡大する。これは、信号読み出し前においてCCDチャ
ンネルであるn型領域4とフォトダイオードであるn型
領域9の間でパンチスルーを起こし易くなり、飽和特性
が劣化するためである。これを防ぐためには、p型領域
3を形成するためのボロンは、600KeV以下の加速
エネルギーでイオン注入する必要がある。
【0082】また、フォトダイオードであるn型領域9
は、pウェル2内部の深くに形成すると、前記の実効チ
ャンネル長が長くなるため、読み出し駆動電圧が上昇す
る。これを防ぐために、フォトダイオードであるn型領
域9を形成するためのリンは、1.2MeV以下の加速
エネルギーでイオン注入する必要がある。加えて、暗電
流を無くすために、フォトダイオードであるn型領域9
の半導体基板1の表面には、高濃度のp型領域10を形
成する必要があるので、フォトダイオードであるn型領
域9を形成するためのリンは、200KeV以上の加速
エネルギーでイオン注入する必要がある。
【0083】以上のように、本実施の形態によれば、マ
スク工程を増すことなく、信号読み出し駆動電圧の低電
圧化及びスミアの低減化を図ることができる。
【0084】尚、以上の発明において、p型領域6、p
型領域7は、ゲート絶縁膜5形成後に形成したが、p型
領域6、p型領域7の濃度及び深さは、ドーズ量、加速
エネルギーの形成条件により調整が可能であるので、ゲ
ート絶縁膜5を形成する前に形成してもよい。
【0085】また、本実施の形態では、p型領域6、p
型領域7を別々のマスクで形成したが、これ等領域の形
成のためのボロンの注入エネルギー及びドーズ量は同一
条件を用いることができるので、同じフォトレジストマ
スクを用いてこれ等を形成してもよい。
【0086】更に、本実施の形態では、フォトダイオー
ドであるn型領域9を、ゲート電極8を形成した後にセ
ルフアライメントで注入して形成したが、n型領域4に
接するp型領域6、p型領域7の濃度及び深さには影響
を与えないので、ゲート絶縁膜5を形成する直前、及び
ゲート電極8を形成する前にフォトレジストをマスクと
して行ってもよい。
【0087】加えて、本実施の形態では、p型領域3と
CCDチャンネルであるn型領域4とを別々のフォトレ
ジストマスクを用いて形成したが、n型領域4に接する
p型領域6、p型領域7の濃度及び深さには影響を与え
ないので、p型領域3とn型領域4とは同じフォトレジ
ストマスクを用いて形成してもよい。
【0088】また、本実施の形態では、p型領域3を形
成した後に、CCD転送チャンネルであるn型領域4を
形成したが、順序を変えて、CCD転送チャンネルであ
るn型領域4を先に形成してもよい。
【0089】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態のCCD固体撮像装置を、図8のCCD固体撮像
素子の1画素部の断面構造模式図を用いて説明する。
【0090】n型半導体基板1の上に低濃度なp型ウェ
ル2が形成されている。p型ウェル2は、ブルーミング
を抑制するために、約1×1016cm-3以下の濃度に設
定されている。この濃度に設定することにより、n型S
i基板1に印加する電圧を15V以下にでき、また電子
シャッター時の縦抜き電圧を20V以下とすることがで
きる。
【0091】CCD転送チャンネルは、p型ウェル2の
n型半導体基板1の表面に選択的に形成されたn型領域
(n型拡散層)4である。また、フォトダイオードは、
p型ウェル2の深部に選択的に形成されたn型領域(他
のn型拡散層)9である。更に、暗電流をなくすため
に、フォトダイオードであるn型領域9の上方のn型半
導体基板1の表面に選択的に高濃度p型領域(暗電流防
止層)35が形成されている。
【0092】p型領域(分離部)32は、前記n型領域
4と接し、n型半導体基板1の表面にn型領域4よりも
浅く選択的に形成されている。このp型領域32の不純
物濃度は、前記p型ウェル2よりも高濃度で且つp型領
域35よりも低濃度に設定される。
【0093】p型領域(高濃度p型拡散層)31は、前
記p型領域32とp型領域35との間を結ぶ位置でn型
半導体基板1の表面に選択的に形成されている。このp
型領域31の不純物濃度は、前記p型領域32及びp型
領域35よりも高濃度に設定される。更に、このp型領
域31の深さは、前記p型領域35以上の深さに設定さ
れる。
【0094】前記n型領域4と接するp型領域31、3
2の形成されている領域は、信号電荷非読み出し側であ
る。信号電荷非読み出し側領域を破線領域16で示す。
p型領域31、32は、フォトダイオード9とCCD転
送チャンネル4とを分離するための領域であり、高濃度
p型領域35の基板表面で光電効果によって発生した電
子の非読み出し側領域16からCCD転送チャンネル4
への侵入を防ぎ、スミアを低減する領域も兼ねている。
【0095】p型領域(制御部)33は、前記p型領域
32と接していない端でn型領域4に接し、n型半導体
基板1の表面にn型領域4よりも浅く選択的に形成され
ている。このp型領域33の不純物濃度は、p型ウェル
2よりも高濃度で且つp型領域35よりも低濃度に設定
される。
【0096】p型領域(高濃度p型拡散層)34は、前
記p型領域33とp型領域35との間を結ぶ位置でn型
半導体基板1の表面に選択的に形成されている。このp
型領域34の不純物濃度は、前記p型ウェル2、p型領
域33及びp型領域35よりも高濃度に設定される。更
に、このp型領域34の深さは、前記p型領域35以上
の深さに設定される。
【0097】前記n型領域4に接するp型領域33、3
4の形成されている領域は、信号電荷読み出し側であ
る。この信号電荷読み出し側領域を破線領域15で示
す。p型領域33、34は、高濃度p型領域35の基板
表面で光電効果によって発生した電子の読み出し側領域
15からCCDチャンネルへの侵入を防ぎ、スミアを低
減する領域である。p型領域33は、フォトダイオード
とCCDチャンネルとを分離して、低電圧で信号電荷の
読み出しを可能にするための領域でもある。また、p型
領域31、34は、スミア又は基板深部方向に流れる電
荷をn型領域9に取り込み、感度向上を実現する領域で
ある。
【0098】p型領域3は、p型ウェル2の内部で、C
CD転送チャンネルであるn型領域4の直下方に位置
し、p型領域32、33とでn型領域4を取り囲むよう
に形成されている。p型領域3は、n型領域4とn型半
導体基板1とを分離する領域である。n型半導体基板1
の表面に、表面被膜のためのゲート絶縁膜5が形成され
ている。その上の所定領域にゲート電極8が形成されて
いる。更にその上で、基板1の全体に絶縁膜11が形成
されている。また、その絶縁膜11の上に、フォトダイ
オード以外の領域に光が入射して発生するスミアを無く
すために、遮光膜12が設けられている。遮光膜12
は、アルミニウム(AL)膜や、更には遮光性の良好な
高融点金属であるチタン(Ti)、タングステンシリサ
イド(WSi)、タングステン(W)膜を使用すること
ができる。更に、全面に保護膜13が形成されている。
尚、一点鎖線14は、CCD構造断面図の横方向を示す
直線である。
【0099】以上のように構成されたCCD固体撮像装
置について、以下、その特性向上の原理を示す。
【0100】先ず、図29、図30及び図33を用い
て、スミアの低減について説明する。
【0101】図29に本実施の形態のCCDチャンネル
付近の拡大構造とスミア侵入経路を重ね合わせて模式的
に示す。実線矢印131は入射光を示す。斜線を付した
領域90は、読み出し前(ゲート8に電位0Vを印加し
た状態)のp型領域3、p型領域31〜35内の0V以
下領域を示す。実線矢印91、94及び点線矢印93
は、非読み出し側領域16でのスミア電荷の拡散方向を
模式的に示す。実線矢印92は、非読み出し側領域16
でのp型領域31の端で阻止されてn型領域9に新たに
蓄積できる信号電荷流れの方向を示す。点線矢印95
は、非読み出し側領域16でのCCDチャンネルである
n型領域4へのスミア電荷侵入経路を模式的に示す。実
線矢印96、99及び点線矢印98は、読み出し側領域
15でのスミア電荷の拡散方向を模式的に示す。実線矢
印97は、読み出し側領域15でのp型領域34の端で
阻止されてn型領域9に新たに蓄積できる信号電荷流れ
の方向を示す。点線矢印100は、読み出し側領域15
でのn型領域4へのスミア電荷侵入経路を模式的に示
す。他の符号は、前記図8及び図27と同じである。
【0102】図30は、図8に示した本実施の形態と図
31の従来例とに示した横方向14に沿った電位の1次
元分布を示す。曲線101は本実施の形態、曲線102
は従来例での読み出し前の横方向14に沿った1次元電
位分布を各々示す。直線103上に本発明実施の形態、
直線104上に従来例の構造での各々の領域の区分を示
す。
【0103】先ず、図29を用いて、読み出し前でのフ
ォトダイオード9への信号電荷蓄積時の状態を簡単に説
明する。CCD固体撮像素子を駆動するために、p型領
域3、p型領域35には0Vが印加される。読み出し前
には、ゲート電極8には0Vを印加し、n型領域4とn
型領域9とは分離されている。n型領域4を空乏化して
動作させるために、n型領域4の周りには空乏層が広が
っている。その時の電位0V以下の領域は、p型領域
3、31、32、33、34、35内の斜線部領域90
に示すように各々の領域内部に後退して形成される。n
型基板1には、+の電圧が印加されて、p型ウェル2は
空乏化する。その時、p型ウェル2では、基板表面から
n型基板1の深部の方向に向かって電位勾配が形成され
る。
【0104】次に、表面部に形成した拡散層領域と電位
の関係について説明する。本実施の形態では、基板表面
にp型領域35よりも高濃度の2つのp型領域31、3
4が形成されるので、図30の1次元電位分布におい
て、非読み出し側では、p型領域31からp型領域32
にかけて領域内の不純物濃度差により障壁電位△φcが
形成される。同様に、読み出し側では、p型領域34か
らp型領域33にかけて領域内の不純物濃度差により障
壁電位△φdが形成される。このため、図29での非読
み出し側領域16での拡散電流91、読み出し側での拡
散電流96は、p型領域31、34でn型領域4方向へ
の拡散がくい止められ、フォトダイオードであるn型領
域9に新たに蓄積される信号電流92、97となり、感
度が向上する。尚、p型領域32、33がなく、p型領
域31、34のみの構造においても、同様の感度向上の
効果が得られる。
【0105】加えて、基板表面にpウェル2よりも高濃
度のp型領域32、33を形成するので、従来例と比べ
て、ゲート直下のn型領域4との接合で発生する空乏層
を抑制でき、図29での基板表面部での電位0V以下と
なる斜線部領域90は、図33の従来例での領域130
よりも、更にn型領域4の近くまで形成できる。この場
合、図30において、p型領域31、32、115の位
置する非読み出し側で、p型領域32内の点X=cの電
位は、従来例ではφ=φc1>0Vであった電位を、本実
施の形態ではφ=φc2<0Vにできる。同様に、p型領
域33、34、116の位置する読み出し側での点X=
dの電位も、従来例ではφ=φd1>0Vであった電位
を、本実施の形態ではφ=φd2<0Vにできる。これに
より、本実施の形態では、従来例と比べて、CCDチャ
ンネルであるn型領域4の近傍まで電位勾配のない領域
を広く形成できる。そのため、前記の障壁電位によりn
型領域4方向への拡散電流93、98自体を非常に小さ
くでき、且つ電位勾配のドリフト効果の低減によって拡
散電流93、98の拡散効果も抑制できる。
【0106】また、本実施の形態のp型領域32、33
は、n型領域4よりも浅く形成されるので、基板電圧で
形成される基板方向への電位勾配は、従来例の場合より
も基板表面まで存在する。従って、図29の第3の実施
の形態のp型領域31、32、及びp型領域33、34
の拡散電流成分は、ほとんど大部分が基板方向に流れる
拡散電流94、99となり、更に拡散電流93、98を
小さくできる。
【0107】加えて、n型領域4の近傍まで電位勾配を
ほとんど無くすことができるので、従来例と比べて基板
表面に沿ったn型領域4までのドリフト時間を長くでき
る。そのため、p型領域31、32及びp型領域33、
34での電子−正孔の再結合を高めることができるの
で、非読み出し側での拡散電流93、読み出し側での拡
散電流98自体を更に小さくできる。
【0108】以上の効果によって、本実施の形態では、
従来例と比べて、基板方向に流れないで漏れ込む非読み
出し側のスミア電流95、読み出し側でのスミア電流1
00を大幅に低減できる。3次元光デバイスシミュレー
ションした下記表の結果から判るように、本実施の形態
では、従来例と比べて非読み出し側のスミアは14%、
読み出し側のスミアは45%に制限でき、素子としての
スミアは35%に低減できた。
【0109】
【表2】
【0110】また、前記第1の実施の形態の読み出し低
減の説明と同様に、図26での信号読み出しチャンネル
61は、p型領域33よりも深部のp型ウェル2内部に
形成されるので、チャンネル61はp型領域33の濃度
の影響を受けず、図32のp型領域116の内部を通っ
て形成される従来例の場合より読み出し電圧を有効に低
減できる。
【0111】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態のCCD固体撮像装置の製造方法の工程の流れ
を、図9〜図17のCCD固体撮像素子の製造工程の断
面模式図を用いて、説明する。
【0112】図9において、n型半導体基板1にp型ウ
ェル2を形成する。この時、p型ウェル2は、ブルーミ
ングを抑制するために、1×1016cm-3以下の濃度に
設定される。図10において、フォトレジストマスクを
用いて、p型ウェル2の所定領域にボロンを100Ke
V以上の加速エネルギーでイオン注入し、p型領域(分
離用のp型拡散層)3を形成する。続いて、フォトレジ
ストマスクを用い、リン若しくはヒソ、又はその両方の
不純物種をイオン注入して、CCD転送チャンネルであ
るn型領域(n型拡散層のCCD転送チャンネル)4を
p型ウェル2領域内のp型領域3のn型半導体基板1の
表面に形成する。その後、ゲート絶縁膜5を形成する。
【0113】図11において、フォトレジストをマスク
とし、ボロンを100KeV以下のエネルギーで且つド
ーズ量を1.0e14以下に設定してイオン注入して、
p型領域(分離部)32をn型領域4に接するようにn
型半導体基板1の表面にn型領域4よりも浅く形成す
る。このp型領域32の不純物濃度は、前記p型ウェル
2よりも高濃度に設定する。このp型領域32は、非読
み出し側でのスミア低減、及びフォトダイオードである
n型領域9とCCDチャンネルであるn型領域4との分
離を行う。p型領域32の注入エネルギーは、CCDチ
ャンネルであるn型領域4よりも浅く形成する条件によ
り決定される。p型領域32を形成するためのボロン
は、ゲート絶縁膜5の上方より注入されるため、ゲート
絶縁膜5の膜厚によってp型領域32形成のボロン注入
エネルギーは変化する。本実施の形態では、酸化膜若し
くはシリコンナイトライド膜、又はその両方の膜種を用
いたゲート絶縁膜5の膜厚が100nm以下の時の注入
エネルギーである。
【0114】続いて、図12において、フォトレジスト
をマスクとし、ボロンを100KeV以下のエネルギー
で且つドーズ量を1.0e14以下に設定してイオン注
入して、p型領域(制御部)33をn型領域4に接する
ようにn型半導体基板1の表面にn型領域4よりも浅く
形成する。このp型領域34の不純物濃度は、前記p型
ウェル2よりも高濃度に設定する。このp型領域33
は、読み出し側でのスミア低減及び読み出し電圧の低減
を行う。p型領域33の注入エネルギーは、CCDチャ
ンネルであるn型領域4よりも浅くする形成する条件に
より決定される。p型領域33を形成するためのボロン
は、ゲート絶縁膜5の上方より注入されるため、ゲート
絶縁膜5の膜厚によってp型領域7形成のボロン注入エ
ネルギーは変化する。本実施の形態では、酸化膜若しく
はシリコンナイトライド膜、又はその両方の膜種を用い
てゲート絶縁膜5の膜厚が100nm以下の時の注入エ
ネルギーである。
【0115】次に、図13において、転送ゲート電極8
を形成し、ゲート電極8のパターンを形成するレジスト
マスク、及びゲート電極8とセルフアライメントで、リ
ンを200KeV以上の加速エネルギーでイオン注入す
ることにより、フォトダイオードであるn型領域9を形
成する。
【0116】続いて、図14において、フォトレジスト
をマスクとして、ドーズ量を5.0e14以下に設定し
てボロンをイオン注入して、p型領域(高濃度p型拡散
層)31を、その不純物濃度が前記p型ウェル2及び前
記p型領域32よりも高濃度になるように、また前記p
型領域32のn型領域4と接していない端と接し且つ前
記p型領域35以上の深さになるように形成する。この
p型領域31は、非読み出し側でのスミア低減及び感度
向上を実現する。
【0117】更に、図15において、フォトレジストを
マスクとして、ボロンをドーズ量を5.0e14以下に
設定してイオン注入して、p型領域(高濃度p型拡散
層)34を、その不純物濃度が前記p型ウェル2及びp
型領域33よりも高濃度になるように、またp型領域3
3のn型領域4と接していない端と接するように形成す
る。このp型領域34は、信号読み出し側でのスミア低
減及び感度向上を実現する。
【0118】続いて、図16において、p型領域31、
34の端に接するようにフォトダイオード9表面に高濃
度のp型領域(暗電流防止層)35を形成する。このp
型領域35の不純物濃度は、前記p型領域32,33よ
りも高濃度で且つ前記p型領域31、34よりも低濃度
になるように設定する。更に、前記p型領域35の深さ
は、前記p型領域31、34よりも以下に浅く設定す
る。
【0119】最後に、図17において、絶縁膜11と遮
光膜12と保護膜13とをこの順序で形成して、CCD
固体撮像素子を製造する。
【0120】以上のような工程で実施されるCCD固体
撮像装置の製造方法について、以下にその利点を示す。
【0121】図9〜図17で示した本実施の形態の製造
工程では、図8に示す非読み出し側領域16に、p型領
域32をCCD転送チャンネルであるn型領域4に接し
てn型領域4よりも浅く且つp型ウェル2よりも濃く形
成し、また、読み出し側領域15にp型領域33をn型
領域4に接してn型領域4よりも浅く且つp型ウェル2
よりも濃く形成したので、前記のスミア低減の説明で示
したように、非読み出し側領域16及び読み出し側領域
15からのスミア電荷の侵入を抑制でき、CCD固体撮
像素子のスミアを低減できる。
【0122】また、非読み出し側領域16に高濃度のp
型領域31を、読み出し側領域15に高濃度のp型領域
34を各々形成したので、前記の感度向上の説明に示す
ようにスミア又は基板深部方向に流れる電荷をフォトダ
イオードであるn型領域9に取り込むことができ、感度
向上を図れる。
【0123】また、前記第3の実施の形態の読み出し電
圧低減の説明で示したように、図26の信号電荷読み出
しチャンネル61は、p型領域33よりもp型ウェル2
の深部に形成され、p型領域33の濃度の影響を受けな
いので、読み出し電圧が低減できる。
【0124】また、p型領域3は、半導体基板1の表面
に近づくと、図26の読み出しチャンネルの厚さ62が
小さくなるので、読み出し駆動電圧が上昇する。これを
防ぐためには、p型領域3を形成するためのボロンは、
100KeV以上の加速エネルギーでイオン注入する必
要がある。加えて、p型領域3は、p型ウェル2内部に
深く形成すると、読み出しチャンネル厚さ62が大きく
拡大する。これは、読み出し前においてCCDチャンネ
ルであるn型領域4とフォトダイオードであるn型領域
9の間でパンチスルーを起こし易くなり、飽和特性が劣
化するため、これを防ぐように、p型領域3を形成する
ためのボロンは、600KeV以下の加速エネルギーで
イオン注入する必要がある。
【0125】また、フォトダイオードであるn型領域9
は、pウェル2内部の深くに形成すると、前記の実効チ
ャンネル長が長くなるため、読み出し駆動電圧が上昇す
る。これを防ぐために、フォトダイオードであるn型領
域9を形成するためのリンは、1.2MeV以下の加速
エネルギーでイオン注入する必要がある。加えて、暗電
流を無くすために、フォトダイオードであるn型領域9
の半導体基板1の表面には、高濃度のp型領域35を形
成する必要があるので、フォトダイオードであるn型領
域9を形成するためのリンは、200KeV以上の加速
エネルギーでイオン注入する必要がある。
【0126】尚、本実施の形態では、p型領域31、3
4をゲート電極8の形成後に形成したが、p型領域3
1、34の濃度及び深さは、ドーズ量、加速エネルギー
の形成条件により調整が可能であるので、ゲート電極8
を形成する前に形成してもよいのは勿論である。
【0127】また、本実施の形態では、p型領域31、
32、33、34は、ゲート絶縁膜5の形成後に形成し
たが、これ等のp型領域31〜34の濃度及び深さは、
ドーズ量、加速エネルギーの形成条件により調整が可能
であるので、ゲート絶縁膜5を形成する前に形成しても
よい。
【0128】更に、本実施の形態では、p型領域32、
33を別々のマスクで形成していたが、これ等領域形成
用のボロンの注入エネルギー、ドーズ量は同一条件を用
いることができるので、同じフォトレジストマスクを用
いて形成してもよい。
【0129】加えて、本実施の形態では、p型領域3
1、34を別々のマスクで形成していたが、これ等領域
形成のボロンの注入エネルギー、ドーズ量は同一条件を
用いることができるので、同じフォトレジストマスクを
用いて形成してもよい。
【0130】また、本実施の形態では、フォトダイオー
ドであるn型領域9をゲート電極8を形成した後にセル
フアライメントで注入して形成したが、p型領域31〜
34の濃度及び深さには影響を与えないので、ゲート絶
縁膜5を形成する直前、及びゲート電極8を形成する前
にフォトレジストをマスクとして行ってもよい。
【0131】更に、本実施の形態では、p型領域3とC
CDチャンネルであるn型領域4を別々のフォトレジス
トマスクを用いて形成したが、n型領域4に接するp型
領域31、32、33、34の濃度及び深さには影響を
与えないので、p型領域3とn型領域4とは同じフォト
レジストマスクを用いて形成してもよい。
【0132】加えて、本実施の形態では、p型領域3を
形成した後に、CCD転送チャンネルであるn型領域4
を形成したが、順序を変えて、CCD転送チャンネルで
あるn型領域4を先に形成してもよい。
【0133】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態のCCD固体撮像装置の製造方法の工程の流れ
を、図18〜図25のCCD固体撮像素子の製造工程の
断面模式図を用いて、説明する。
【0134】図18において、n型半導体基板1にp型
ウェル2を形成する。この時、p型ウェル2は、ブルー
ミングを抑制するために、1×1016cm-3以下の濃度
に設定する。図19において、フォトレジストマスクを
用いて、p型ウェル2の所定領域にボロンを100Ke
V以上の加速エネルギーでイオン注入し、p型領域(分
離用のp型拡散層)3を形成する。続いて、フォトレジ
ストマスクを用い、リン若しくはヒソ、又はその両方の
不純物種をイオン注入して、CCD転送チャンネルであ
るn型領域(n型拡散層のCCD転送チャンネル)4を
p型ウェル2領域内のp型領域3のn型半導体基板1の
表面に形成する。その後、ゲート絶縁膜5を形成する。
【0135】次いで、図20において、フォトレジスト
をマスクとし、ボロンを100KeV以下のエネルギー
で且つドーズ量を1.0e14以下の下でイオン注入し
て、p型領域(分離部)32をn型領域4に接するよう
にn型半導体基板1の表面にn型領域4よりも浅く形成
する。このp型領域32の不純物濃度は、前記p型ウェ
ル2よりも高濃度で且つp型領域35よりも低濃度に設
定する。このp型領域32は、非読み出し側でのスミア
低減、及びフォトダイオードであるn型領域9とCCD
チャンネルであるn型領域4との分離を行う。p型領域
32の注入エネルギーは、CCDチャンネルであるn型
領域4よりも浅くする形成する条件により決定される。
p型領域32を形成するためのボロンは、ゲート絶縁膜
5の上方より注入されるため、ゲート絶縁膜5の膜厚に
よってp型領域32形成のボロン注入エネルギーは変化
する。本実施の形態では、酸化膜若しくはシリコンナイ
トライド膜、又はその両方の膜種を用いたゲート絶縁膜
5の膜厚が100nm以下の時の注入エネルギーであ
る。
【0136】続いて、図21において、フォトレジスト
をマスクとし、ボロンを100KeV以下のエネルギー
で且つドーズ量を1.0e14以下の下でイオン注入し
て、p型領域(制御部)33をn型領域4に接するよう
にn型半導体基板1の表面にn型領域4よりも浅く形成
する。このp型領域34の不純物濃度は、前記p型ウェ
ル2、p型領域33及びp型領域35よりも高濃度に設
定する。更に、このp型領域34の深さは、前記p型領
域35以上の深さに設定する。このp型領域33は、読
み出し側でのスミア低減及び読み出し電圧の低減を行
う。p型領域33の注入エネルギーは、CCDチャンネ
ルであるn型領域4よりも浅くする形成する条件により
決定される。p型領域33を形成するためのボロンは、
ゲート絶縁膜5の上方より注入されるため、ゲート絶縁
膜5の膜厚によってp型領域7形成用のボロン注入エネ
ルギーは変化する。本実施の形態では、酸化膜若しくは
シリコンナイトライド膜、又はその両方の膜種を用いた
ゲート絶縁膜5の膜厚が100nm以下の時の注入エネ
ルギーである。
【0137】その後、図22において、ゲート絶縁膜5
を介してn型領域4を覆い、一方の端がp型領域32の
上方に、他方の端がp型領域33の上方に位置するよう
に転送ゲート電極8を形成し、ゲート電極8のパターン
を形成するレジストマスク、及びゲート電極8とセルフ
アライメントで、リンを200KeV以上の加速エネル
ギーでイオン注入することにより、フォトダイオードで
あるn型領域9を形成する。
【0138】続いて、図23において、フォトレジスト
を露光してイオン注入マスク51を形成する。更に、図
24において、マスク51を一部注入マスクとして用
い、ゲート電極8にセルフアライメントでボロンをイオ
ン注入して、p型領域31、34、及びフォトダイオー
ド表面の高濃度p型領域35を形成する。最後に、図2
5において、絶縁膜11と遮光膜12と保護膜13とを
この順序で形成して、CCD固体撮像素子を製造する。
【0139】以上のような工程で実施されるCCD固体
撮像装置の製造方法について、以下にその利点を示す。
【0140】図25で示した本実施の形態の製造工程で
は、図8に示す非読み出し側領域16に、p型領域31
と、n型領域4よりも浅く且つp型ウェル2よりも濃い
p型領域32とを形成し、また、読み出し側領域15
に、p型領域34と、n型領域4よりも浅く且つp型ウ
ェル2よりも濃いp型領域33とを形成したので、前記
第3の実施の形態でのスミア低減の説明で示したよう
に、非読み出し側領域16及び読み出し側領域15から
のスミア電荷の侵入を抑制でき、CCD固体撮像素子の
スミアを低減できる。
【0141】また、非読み出し側領域16に、p型領域
35よりも高濃度のp型領域31を、読み出し側領域1
5に、p型領域35よりも高濃度のp型領域34を各々
形成したので、前記第3の実施の形態での感度向上の説
明で示したように、スミア又は基板深部方向に流れる電
荷をフォトダイオードであるn型領域9に取り込むこと
ができ、感度向上を図ることができる。
【0142】また、前記第3の実施の形態の読み出し電
圧低減の説明で示したように、図26の信号電荷読み出
しチャンネル61は、p型領域33よりもp型ウェル2
の深部に形成され、p型領域33の濃度の影響を受けな
いので、読み出し電圧を低減できる。
【0143】また、p型領域3は、半導体基板1の表面
に近づくと、図26の読み出しチャンネルの厚さ62が
小さくなるので、読み出し駆動電圧が上昇する。これを
防ぐためには、p型領域3を形成するためのボロンは、
100KeV以上の加速エネルギーでイオン注入する必
要がある。加えて、p型領域3は、p型ウェル2内部に
深く形成すると、読み出しチャンネル厚さ62が大きく
拡大する。これは、読み出し前時においてCCDチャン
ネルであるn型領域4とフォトダイオードであるn型領
域9との間でパンチスルーを起こし易くなり、飽和特性
が劣化するためである。これを防ぐには、p型領域3を
形成するためのボロンは、600KeV以下の加速エネ
ルギーでイオン注入する必要がある。
【0144】また、フォトダイオードであるn型領域9
は、pウェル2内部の深くに形成すると、前記の実効チ
ャンネル長が長くなるため、読み出し駆動電圧が上昇す
る。これを防ぐために、フォトダイオードであるn型領
域9を形成するためのリンは、1.2MeV以下の加速
エネルギーでイオン注入する必要がある。加えて、暗電
流を無くすために、フォトダイオードであるn型領域9
の半導体基板1の表面には、高濃度のp型領域10を形
成する必要があるので、フォトダイオードであるn型領
域9を形成するためのリンは、200KeV以上の加速
エネルギーでイオン注入する必要がある。
【0145】本実施の形態では、p型領域(暗電流防止
層)35及び2つの高濃度p型拡散層31,34を同時
に形成できるので、製造コストを削減できる。
【0146】以上のように、本実施の形態によれば、読
み出し駆動電圧の低電圧化、スミアの低減化、感度向
上、及び製造コストの削減が可能である。
【0147】尚、本実施の形態では、p型領域32、3
3は、ゲート絶縁膜5の形成後に形成したが、p型領域
32、33の濃度及び深さは、ドーズ量、加速エネルギ
ーの形成条件により調整が可能なので、ゲート絶縁膜5
を形成する前に形成してもよい。
【0148】また、本実施の形態では、p型領域31、
34、35は、ゲート電極8を形成した後にセルフアラ
イメントで形成したが、ゲート電極8を形成する前にフ
ォトレジストをマスクとしてイオン注入により形成して
もよい。
【0149】更に、本実施の形態では、p型領域32、
33を別々のマスクで形成していたが、これ等領域形成
用のボロンの注入エネルギー、ドーズ量は同一条件を用
いることができるので、同じフォトレジストマスクを用
いて形成してもよい。
【0150】加えて、本実施の形態では、フォトダイオ
ードであるn型領域9を、ゲート電極8を形成した後に
セルフアライメントで注入して形成したが、p型領域3
1、32、33、34の濃度及び深さには影響を与えな
いので、ゲート絶縁膜5を形成する直前、及びゲート電
極8を形成する前にフォトレジストをマスクとして行っ
てもよい。
【0151】また、本実施の形態では、p型領域3とC
CDチャンネルであるn型領域4とを別々のフォトレジ
ストマスクを用いて形成したが、n型領域4に接するp
型領域31、32、33、34の濃度及び深さには影響
を与えないので、p型領域3とn型領域4とを同じフォ
トレジストマスクを用いて形成してもよい。
【0152】更に、本実施の形態では、p型領域3を形
成した後に、CCD転送チャンネルであるn型領域4を
形成したが、順序を変えて、CCD転送チャンネルであ
るn型領域4を先に形成してもよい。
【0153】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項29記載の発明によれば、CCD転送チャンネル等
であるn型拡散層の側方に位置するp型拡散層の制御部
を前記n型拡散層よりも浅く形成したので、信号の読み
出し時に形成される信号電荷読み出しチャンネルが前記
制御部の濃度の影響を受け難くなって、信号の読み出し
駆動電圧を低くできる。更に、n型拡散層の側方に位置
する前記制御部やp型拡散層の分離部の各不純物濃度
を、半導体基板のp型ウェルよりも高く設定したので、
前記n型拡散層近傍の電位勾配をほとんど無くして、半
導体基板表面に沿った拡散電流を小さく制限でき、スミ
アを低減できる。
【0154】特に、請求項3,4,6及び15から18
記載の発明によれば、CCD転送チャンネル等であるn
型拡散層とp型拡散層の制御部との間、又は前記n型拡
散層とp型拡散層の分離部との間に、高濃度p型拡散層
を形成したので、これ等の高濃度p型拡散層により前記
n型拡散層への電流の拡散を制限できると共に、この制
限する電流をフォトダイオード等に蓄積できるので、感
度の向上を図ることができる。
【0155】更に、請求項17及び18記載の発明の固
体撮像装置の製造方法によれば、p型拡散層の暗電流防
止層、及び前記制御部と前記暗電流防止層とを結ぶ高濃
度p型拡散層、又はこれ等に加えて、分離部と前記暗電
流防止層とを結ぶ他の高濃度p型拡散層を同時に形成す
るので、製造コストの削減を図ることが可能である効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のCCD固体撮像装
置におけるCCD固体撮像素子の1画素部の断面構造を
示す模式図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のCCD固体撮像装
置におけるCCD固体撮像素子の製造の第1工程を示す
図である。
【図3】同CCD固体撮像素子の製造の第2工程を示す
図である。
【図4】同CCD固体撮像素子の製造の第3工程を示す
図である。
【図5】同CCD固体撮像素子の製造の第4工程を示す
図である。
【図6】同CCD固体撮像素子の製造の第5工程を示す
図である。
【図7】同CCD固体撮像素子の製造の第6工程を示す
図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態のCCD固体撮像装
置におけるCCD固体撮像素子の1画素部の断面構造を
示す模式図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態のCCD固体撮像装
置におけるCCD固体撮像素子の製造の第1工程を示す
図である。
【図10】同CCD固体撮像素子の製造の第2工程を示
す図である。
【図11】同CCD固体撮像素子の製造の第3工程を示
す図である。
【図12】同CCD固体撮像素子の製造の第4工程を示
す図である。
【図13】同CCD固体撮像素子の製造の第5工程を示
す図である。
【図14】同CCD固体撮像素子の製造の第6工程を示
す図である。
【図15】同CCD固体撮像素子の製造の第7工程を示
す図である。
【図16】同CCD固体撮像素子の製造の第8工程を示
す図である。
【図17】同CCD固体撮像素子の製造の第9工程を示
す図である。
【図18】本発明の第5の実施の形態のCCD固体撮像
装置におけるCCD固体撮像素子の製造の第1工程を示
す図である。
【図19】同CCD固体撮像素子の製造の第2工程を示
す図である。
【図20】同CCD固体撮像素子の製造の第3工程を示
す図である。
【図21】同CCD固体撮像素子の製造の第4工程を示
す図である。
【図22】同CCD固体撮像素子の製造の第5工程を示
す図である。
【図23】同CCD固体撮像素子の製造の第6工程を示
す図である。
【図24】同CCD固体撮像素子の製造の第7工程を示
す図である。
【図25】同CCD固体撮像素子の製造の第8工程を示
す図である。
【図26】本発明の第1の実施の形態のCCD固体撮像
装置におけるCCD固体撮像素子の信号読み出し側領域
の拡大断面を示す図である。
【図27】本発明の第1の実施の形態のCCD固体撮像
装置におけるCCD固体撮像素子のCCDチャンネル付
近の拡大構造とスミア侵入経路とを示す模式図である。
【図28】本発明の第1の実施の形態のCCD固体撮像
装置におけるCCD固体撮像素子の横方向に沿った電位
の1次元分布を従来例と比較して示す図である。
【図29】本発明の第3の実施の形態のCCD固体撮像
装置におけるCCD固体撮像素子のCCDチャンネル付
近の拡大構造とスミア侵入経路とを示す模式図である。
【図30】本発明の第3の実施の形態のCCD固体撮像
装置におけるCCD固体撮像素子の横方向に沿った電位
の1次元分布を従来例と比較して示す図である。
【図31】従来例のCCD固体撮像素子の1画素の断面
を示す模式図である。
【図32】従来例のCCD固体撮像素子の信号読み出し
側領域の拡大断面を示す図である。
【図33】従来例のCCD固体撮像素子のCCDチャン
ネル付近の拡大構造とスミア侵入経路とを示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 n型半導体基板 2 p型ウェル 3 p型領域(分離用のp型拡散
層) 4 n型領域(n型拡散層、CCD
転送チャンネル) 6、32 p型領域(p型拡散層の分離
部) 7、33 p型領域(p型拡散層の制御
部) 8 ゲート電極 9 n型領域(n型拡散層、フォト
ダイオード) 10 高濃度p型領域(高濃度p型拡
散層) 15 信号電荷読み出し側領域 16 信号電荷非読み出し側領域 31、34 p型領域(高濃度p型拡散層) 35 p型領域(暗電流防止層)

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CCD固体撮像素子の画素部において、 内部にp型ウェルを有する半導体基板の表面に選択的に
    形成されたn型拡散層と、 前記半導体基板の表面で前記n型拡散層の側方に形成さ
    れ、前記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制
    御するp型拡散層を有する制御部とを備え、 前記制御部は、前記n型拡散層よりも浅く、且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高く形成されることを特徴
    とする固体撮像装置。
  2. 【請求項2】 CCD固体撮像素子の画素部において、 内部にp型ウェルを有する半導体基板の表面に選択的に
    形成されたn型拡散層と、 前記半導体基板の表面で前記n型拡散層の側方に形成さ
    れ、前記n型拡散層と他の層とを分離するp型拡散層を
    有する分離部とを備え、 前記分離部は、前記n型拡散層よりも浅く、且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高く形成されることを特徴
    とする固体撮像装置。
  3. 【請求項3】 CCD固体撮像素子の画素部において、 内部にp型ウェルを有する半導体基板の表面に選択的に
    形成されたn型拡散層と、 前記半導体基板の表面で前記n型拡散層の側方に形成さ
    れ、前記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制
    御するp型拡散層を有する制御部と、 前記半導体基板の表面に形成され、且つ前記制御部より
    も不純物濃度が高く形成され、暗電流を防止するp型拡
    散層を有する暗電流防止層とを備え、 前記制御部は、前記n型拡散層よりも浅く、且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高く形成され、 更に、前記制御部と前記暗電流防止層とを結ぶように形
    成され、前記制御部及び暗電流防止層よりも不純物濃度
    が高く形成された高濃度p型拡散層を備えることを特徴
    とする固体撮像装置。
  4. 【請求項4】 CCD固体撮像素子の画素部において、 内部にp型ウェルを有する半導体基板の表面に選択的に
    形成されたn型拡散層と、 前記半導体基板の表面で前記n型拡散層の側方に形成さ
    れ、前記n型拡散層と他の層とを分離するp型拡散層を
    有する分離部と、 前記半導体基板の表面に形成され、且つ前記分離部より
    も不純物濃度が高く形成され、暗電流を防止するp型拡
    散層を有する暗電流防止層とを備え、 前記分離部は、前記n型拡散層よりも浅く、且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高く形成され、 更に、前記分離部と前記暗電流防止層とを結ぶように形
    成され、前記分離部及び暗電流防止層よりも不純物濃度
    が高く形成された高濃度p型拡散層を備えることを特徴
    とする固体撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記n型拡散層の下方に配置形成され、
    前記n型拡散層の下方を他の層と分離するp型拡散層を
    備えることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の
    固体撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記制御部又は分離部は、前記n型拡散
    層の端に接して形成されることを特徴とする請求項1
    2、3又は4記載の固体撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体基板のp型ウェルの深部に選
    択的に形成されたn型拡散層を有する光電変換部を備え
    ることを特徴とする請求項1、2,3,4,5又は6記
    載の固体撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記暗電流防止層は、 前記半導体基板のp型ウェルの深部に選択的に形成され
    たn型拡散層を有する光電変換部の上方に形成されるこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載の固体撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記n型拡散層の下方を他の層と分離す
    るp型拡散層は、 前記n型拡散層の両端よりも長く延びて、前記n型拡散
    層の下方を取り囲むことを特徴とする請求項5記載の固
    体撮像装置。
  10. 【請求項10】 内部にp型ウェルを有する半導体基板
    の表面の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工
    程と、 注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
    拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
    記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制御する
    制御部を形成する工程とを備えたことを特徴とする固体
    撮像装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 内部にp型ウェルを有する半導体基板
    の表面の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工
    程と、 注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
    拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
    記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制御する
    制御部を形成する工程と、 注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
    拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
    記n型拡散層と他の層とを分離する分離部を形成する工
    程と、 を備えたことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記制御部を形成する工程と前記分離
    部を形成する工程とは、1つの注入マスクを用いて、同
    じ注入工程で行われることを特徴とする請求項11記載
    の固体撮像装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記制御部を形成する工程、及び前記
    分離部を形成する工程では、 前記制御部及び前記分離部を形成するイオン種を100
    KeV以下の加速エネルギーでイオン注入することを特
    徴とする請求項10、11又は12記載の固体撮像装置
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記制御部を形成する工程、又は前記
    分離部を形成する工程では、 前記制御部又は前記分離部を形成するイオン種を1.0
    e14cm-2以下のドーズ量でイオン注入することを特
    徴とする請求項10、11、12又は13記載の固体撮
    像装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 内部にp型ウェルを有する半導体基板
    の表面の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工
    程と、 注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
    拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
    記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制御する
    制御部を形成する工程と、 注入マスクを用いて、前記制御部の側方に、前記制御部
    よりも不純物濃度が高い高濃度p型拡散層を形成する工
    程と、 注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面に、前記制
    御部よりも不純物濃度が高く且つ前記高濃度p型拡散層
    よりも低いp型拡散層であって暗電流を防止する暗電流
    防止層を形成する工程とを備えたことを特徴とする固体
    撮像装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 内部にp型ウェルを有する半導体基板
    の表面の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工
    程と、 注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
    拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
    記n型拡散層と他の層とを分離する分離部を形成する工
    程と、 注入マスクを用いて、前記分離部の側方に、前記分離部
    よりも不純物濃度が高い高濃度p型拡散層を形成する工
    程と、 注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面に、前記分
    離部よりも不純物濃度が高く且つ前記高濃度p型拡散層
    よりも低いp型拡散層であって暗電流を防止する暗電流
    防止層を形成する工程とを備えたことを特徴とする固体
    撮像装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 内部にp型ウェルを有する半導体基板
    の表面の所定の領域に選択的にn型拡散層を形成する工
    程と、 注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
    拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
    記n型拡散層からの信号の読み出し駆動電圧を制御する
    制御部を形成する工程と、 注入マスクを用いて、前記半導体基板の表面で前記n型
    拡散層の側方に、前記n型拡散層よりも浅く且つ前記p
    型ウェルよりも不純物濃度が高いp型拡散層であって前
    記n型拡散層と他の層とを分離する分離部を形成する工
    程と、 ゲート絶縁膜を介して前記n型拡散層の上方を覆い、一
    端が前記制御部の上方に位置し、他端が前記分離部の上
    方に位置するようにゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極を注入マスクとしてイオン種を注入し
    て、前記半導体基板表面に、前記制御部及び分離部より
    も不純物濃度が高いp型拡散層であって暗電流を防止す
    る暗電流防止層と、前記暗電流防止層よりも高濃度で且
    つ前記制御部と前記暗電流防止層を結ぶ高濃度p型拡散
    層とを同時に形成する工程とを備えたことを特徴とする
    固体撮像装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記暗電流防止層と高濃度p型拡散層
    とを同時に形成する工程は、更に、 前記暗電流防止層よりも高濃度で且つ前記分離部と前記
    暗電流防止層とを結ぶ他の高濃度p型拡散層をも同時に
    形成することを特徴とする請求項17記載の固体撮像装
    置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記ゲート電極を注入マスクとしセル
    フアライメントでイオン種を注入することにより、前記
    暗電流防止層と前記2つの高濃度p型拡散層とを同時に
    形成することを特徴とする請求項18記載の固体撮像装
    置の製造方法。
  20. 【請求項20】 前記制御部を形成する工程と前記分離
    部を形成する工程とは、1つの注入マスクを用いて、同
    じ注入工程で行われることを特徴とする請求項17、1
    8又は19記載の固体撮像装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 前記高濃度p型拡散層と前記他の高濃
    度p型拡散層とを、1つの注入マスクを用いて同一注入
    工程により形成することを特徴とする請求項18又は1
    9記載の固体撮像装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記制御部を形成する工程、又は前記
    分離部を形成する工程では、 前記制御部又は前記分離部を形成するイオン種を100
    KeV以下の加速エネルギーでイオン注入することを特
    徴とする請求項15、16、17、18、19、20又
    は21記載の固体撮像装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 前記制御部を形成する工程、又は前記
    分離部を形成する工程では、 前記制御部又は前記分離部を形成するイオン種を1.0
    e14cm-2以下のドーズ量でイオン注入することを特
    徴とする請求項15、16、17、18、19、20、
    21又は22記載の固体撮像装置の製造方法。
  24. 【請求項24】 前記暗電流防止層と前記高濃度p型拡
    散層と前記他の高濃度p型拡散層を同時に形成する工程
    では、 前記高濃度p型拡散層と前記他の高濃度p型拡散層を形
    成するイオン種を5.0e14cm-2以下のドーズ量で
    イオン注入することを特徴とする請求項18、19又は
    21記載の固体撮像装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 注入マスクを用いて前記n型拡散層の
    下方を他の層と分離するp型拡散層を形成する工程と、 ゲート絶縁膜を形成する工程と、 前記n型拡散層の上方で前記ゲート絶縁膜上に転送ゲー
    ト電極を形成する工程と、 前記半導体基板内の所定の領域に第2のn型拡散層を形
    成する工程とを備えたことを特徴とする請求項11,1
    2,13,14,15,16,20,21,22,23
    又は24記載の固体撮像装置の製造方法。
  26. 【請求項26】 前記分離用のp型拡散層を形成する工
    程では、注入マスクを用いて、前記分離用のp型拡散層
    を形成するイオン種を100KeV以上で且つ600K
    eV以下の加速エネルギーでイオン注入し、 前記第2のn型拡散層を形成する工程では、前記第2の
    n型拡散層を形成する原子又はイオン種を導入すること
    を特徴とする請求項11,12,13,14,15,1
    6,20,21,22,23又は24記載の固体撮像装
    置の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記分離用のp型拡散層を形成する工
    程では、前記分離用のp型拡散層を形成する原子又はイ
    オン種を導入し、 前記第2のn型拡散層を形成する工程では、前記第2の
    n型拡散層を形成するイオン種を200KeV以上で且
    つ1.2MeV以下の加速エネルギーでイオン注入する
    ことを特徴とする請求項11,12,13,14,1
    5,16,20,21,22,23又は24記載の固体
    撮像装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 前記n型拡散層はCCD転送チャンネ
    ルであり、 前記第2のn型拡散層は光電変換を行うフォトダイオー
    ドであることを特徴とする請求項25、26又は27記
    載の固体撮像装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 フォトレジストを露光することにより
    前記注入マスクを形成することを特徴とする請求項1
    0、11、12、13、14、15、16、17、1
    8、19、20、21、22、23、24、25、2
    6、27又は28記載の固体撮像装置の製造方法。
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