JP2526512B2 - 固体撮像装置の製造方法 - Google Patents

固体撮像装置の製造方法

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JP2526512B2
JP2526512B2 JP5274132A JP27413293A JP2526512B2 JP 2526512 B2 JP2526512 B2 JP 2526512B2 JP 5274132 A JP5274132 A JP 5274132A JP 27413293 A JP27413293 A JP 27413293A JP 2526512 B2 JP2526512 B2 JP 2526512B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像装置の製造方
法に関し、特に、いわゆる埋め込み型フォトダイオード
を受光部に用いた固体撮像装置の製造に好適な固体撮像
装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置の受光部にPN接合型のフ
ォトダイオードを用いると、フォトダイオードのN型領
域の表面が完全に空乏化することにより、Si−SiO
2 界面に存在する表面準位による暗電流成分が多くな
り、低照度時の固体撮像装置のSN比が劣化する。
【0003】従来、この暗電流を低減するために、フォ
トダイオードのN型領域の表面に濃度の高いP+ 型領域
を形成し、フォトダイオードをいわゆる埋め込み型にし
て、N型領域の空乏層が基板表面に到達しないようにし
ていた。
【0004】図9乃至図12はそれぞれ、埋め込み型フ
ォトダイオードを受光部に用いた固体撮像装置の製造方
法の一従来例を説明するための図である。
【0005】Pウェル102 (他の導電型の半導体層)
が、図9(A)に示すように、N型半導体基板101 (一
導電型の半導体基板)内に形成される。続いて、シリコ
ン酸化膜103 が、同図(B)に示すように、N型半導体
基板101 上に形成されたのち、第1のフォトレジスト12
1 がシリコン酸化膜103 上に塗布される。続いて、第1
のフォトレジスト121 に露光および現像が施されたの
ち、第1のフォトレジスト121 をマスクとしたイオン注
入および不純物熱拡散が行われることにより、フォトダ
イオード用N型領域104 (一導電型の光電変換領域)が
Pウェル102 内に形成される。
【0006】その後、第1のフォトレジスト121 が除去
されたのち、第2のフォトレジスト122 がシリコン酸化
膜103 上に塗布され、フォトリソグラフィー技術によっ
てレジストパターンが形成される。形成されたレジスト
パターンをマスクとしたイオン注入が行われることによ
り、電荷転送用N型領域105 (一導電型の電荷転送領
域)が、図10(A)に示すように、Pウェル102 内の
フォトダイオード用N型領域104 の図示両側に形成され
る。続いて、第2のフォトレジスト122 が除去されたの
ち、第3のフォトレジスト123 がシリコン酸化膜103 上
に塗布され、フォトリソグラフィー技術によってレジス
トパターンが形成される。形成されたレジストパターン
をマスクとしたイオン注入が行われることにより、チャ
ネルストップ領域となるチャネルストップ用P+ 領域10
6 が、図10(B)に示すように、Pウェル102 内の図
示左側の電荷転送用N型領域105 とフォトダイオード用
N型領域104 との間および図示右側の電荷転送用N型領
域105 の図示右側に形成される。
【0007】その後、シリコン酸化膜103 がエッチング
除去されたのち、熱酸化によって第1のゲート酸化膜
(不図示)が形成されるとともに、減圧CVD法によっ
て第1の多結晶シリコン層が堆積される。続いて、第1
の多結晶シリコン層にフォトリソグラフィー技術および
ドライエッチング法が適用されることにより、電荷転送
を行うための第1の多結晶シリコン電極(不図示)が形
成される。続いて、第1の多結晶シリコン電極をマスク
として第1のゲート酸化膜がエッチング除去されたの
ち、新たな熱酸化によって、第2のゲート酸化膜110
が、図11(A)に示すように、形成される。続いて、
第1の多結晶シリコン電極が形成されたのと同様の方法
により、フォトダイオードから電荷転送領域への信号電
荷の読出しと電荷転送とを行うための第2の多結晶シリ
コン電極112 が形成される。なお、フォトダイオード用
N型領域104 と図11(B)図示右側の電荷転送用N型
領域105との間のPウェル102 の表面層が、光電変換領
域から電荷転送領域へ信号電荷を読出すための電荷読出
し領域として機能する。
【0008】その後、露出している第2のゲート酸化膜
110 がエッチング除去されたのち、熱酸化によって、薄
いシリコン酸化膜113 が、図11(B)に示すように、
N型半導体基板101 上に形成される。続いて、上述した
第1の多結晶シリコン電極および第2の多結晶シリコン
電極112 をマスクとしたイオン注入が行われることによ
り、浅いP+ 型領域114 がフォトダイオード用N型領域
104 の表面に形成される。最後に、層間絶縁膜115 が、
図12に示すように、薄いシリコン酸化膜113上に形成
されたのち、遮光用のアルミニウム膜116 が層間絶縁膜
115 上に形成されることにより、埋め込み型フォトダイ
オードを受光部に用いた固体撮像装置が作成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】近年、固体撮像装置の
高解像度化のため、画素寸法を微細に形成し、画素数を
増加することが行われているが、それに伴い、フォトダ
イオードとして機能するフォトダイオード用N型領域10
4 の縮小化がなされる。このことはフォトダイオードに
入る光量の低下をもたらし、感度やSN比の低下を招
く。したがって、素子分離領域などの光電変換に無効な
領域を極力小さくし、フォトダイオードの面積を拡大す
ることが重要である。このために、従来よりも微細な寸
法を高精度に制御することが、非常に重要になる。
【0010】埋め込み型フォトダイオードを受光部に用
いた上述した固体撮像装置では、フォトダイオード用N
型領域104 は、たとえば、100〜200KeVの加速
エネルギーでN型不純物であるリンをイオン注入したの
ち、1000℃以上で長時間熱処理することにより、形
成される。しかし、高温熱処理によってリンが横方向に
も拡散するため、平面内部のパターン寸法を微細に形成
するのは非常に困難である。そこで、最近、高エネルギ
ーイオン注入技術を用いてN型不純物をイオン注入した
のち、不純物の活性化のために950℃以下の低温で短
時間の熱処理を行う方法によりフォトダイオードのN型
領域を形成することが行われている。この方法による
と、フォトダイオードをN型領域の横方向への広がりを
少なく制御して形成できる利点がある。
【0011】しかしながら、上述した2つのフォトダイ
オード形成技術を用いる場合、ともに、フォトダイオー
ドのN型領域と表面層のP+ 領域との位置合わせは目合
わせにより行われているので、フォトレジスト工程の目
合わせ誤差や加工寸法のばらつきにより、フォトダイオ
ードのN型領域と多結晶シリコン電極との重なり寸法
に、たとえば0.2〜0.4μのマージンをもたせる必
要があり、このマージン寸法分がフォトダイオードから
電荷転送領域への信号電荷の読出しのしきい値電圧をば
らつかせる原因となっていた。
【0012】これを改善するべく、特開平3−1811
71号公報には、加工済の多結晶シリコン電極をマスク
としてN型不純物およびP型不純物をイオン注入するこ
とにより、フォトダイオードのPN層を作る方法が示さ
れている。しかし、この方法では高エネルギーイオン注
入技術を適用したフォトダイオードのN型領域の形成は
できない。なぜならば、この方法でフォトダイオードの
N型領域の形成のために、N型不純物としてリンをイオ
ン注入するときを考えると、良好な光電変換特性を得る
ためにフォトダイオードの拡散深さとして0.8〜1μ
mを形成するには、400〜500KeVのエネルギー
でイオン注入しなければならない。このためのマスクと
して0.6〜0.7μmの膜厚の多結晶シリコン電極が
必要であるが、多結晶シリコン電極の膜厚は通常0.2
〜0.4μmであるので、リンイオンが多結晶シリコン
電極を突き抜けてしまい、フォトダイオード以外の領域
にもリンがイオン注入されてしまうという問題が起こ
る。
【0013】本発明の目的は、微細化および高感度化に
対応し、光電変換領域での暗電流の低減化が図れる固体
撮像装置が製造できる、固体撮像装置の製造方法を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置の
製造方法は、一導電型の半導体基板内に形成された他の
導電型の半導体層と、該半導体層の表面領域内に形成さ
れた前記一導電型の光電変換領域と、前記半導体層の表
面領域内に形成された、前記光電変換領域で発生された
信号電荷の転送を受ける前記一導電型の電荷転送領域
と、前記半導体層の表面領域内の前記光電変換領域と前
記電荷転送領域との間に形成された、該光電変換領域か
ら該電荷転送領域へ前記信号電荷を読出すための電荷読
出し領域とを備えた固体撮像装置の製造に用いられる、
固体撮像装置の製造方法において、前記半導体基板内に
前記半導体層を形成する第1の工程と、該半導体層の表
面領域内に前記電荷転送領域を形成する第2の工程と、
前記半導体層の表面領域内に前記電荷読出し領域を形成
する第3の工程と、前記半導体層の表面上に酸化膜を形
成する第4の工程と、該電荷転送領域の所定部分および
その周辺上に前記酸化膜を介して電荷転送電極を形成す
る第5の工程と、該電荷転送電極をマスクとして前記酸
化膜をエッチング除去して、前記電荷転送領域の前記所
定部分およびその周辺上に第1のゲート絶縁膜を形成す
る第6の工程と、前記半導体層上に第2のゲート絶縁膜
を形成する第7の工程と、該第2のゲート絶縁膜上に電
荷転送電極材料層を形成する第8の工程と、前記電荷転
送領域の前記所定部分および前記光電変換領域が形成さ
れる部分を除く前記電荷転送電極材料層上にマスク材料
層を形成する第9の工程と、前記電荷転送電極および前
記電荷転送電極材料層を二層に重ねた領域と前記マスク
材料層とをマスクとして、前記他の導電型の不純物を前
記半導体層内に高エネルギーでイオン注入して前記光電
変換領域を形成する第10の工程とを含むことを特徴と
する。
【0015】ここで、前記電荷転送電極および前記電荷
転送電極材料層を二層に重ねた領域と前記マスク材料層
とをマスクとして、前記一導電型の不純物を高エネルギ
ーで導入して、前記光電変換領域の表面層内に薄い前記
一導電型の不純物層を形成する第11の工程をさらに含
んでいてもよい。
【0016】
【作用】本発明の固体撮像装置の製造方法では、電荷転
送電極および電荷転送電極材料層を二層に重ねた領域と
マスク材料層とをマスクとして、他の導電型の不純物を
半導体層内に高エネルギーでイオン注入して光電変換領
域を形成する第10の工程とを含むことにより、光電変
換領域を形成する際の他の導電型の不純物の横方向拡散
を抑えることができる。
【0017】また、電荷転送電極および電荷転送電極材
料層を二層に重ねた領域とマスク材料層とをマスクとし
て、一導電型の不純物を高エネルギーで導入して、光電
変換領域の表面層内に薄い一導電型の不純物層を形成す
る第11の工程をさらに含むことにより、光電変換領域
からの信号電荷の電荷転送領域へ読み出しが良好に行わ
れる位置に、薄い一導電型の不純物層を制御性よく形成
できる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図面を参
照して説明する。
【0019】図1乃至図7はそれぞれ、本発明の固体撮
像装置の製造方法の第1の実施例を説明するための図で
ある。
【0020】Pウェル2(他の導電型の半導体層)が、
図1(A)に示すように、N型半導体基板1(一導電型
の半導体基板)内に形成される(以上、本発明の第1の
工程)。続いて、第1のシリコン酸化膜3が、図1
(B)に示すように、N型半導体基板1上に形成された
のち、フォトレジストリソグラフィー技術によって、マ
スクとなるレジストパターンが形成される。続いて、形
成されたレジストパターンをマスクとしたイオン注入お
よび不純物熱拡散が行われることにより、電荷転送用N
型領域5(一導電型の電荷転送領域)がPウェル2の表
面領域内に形成される(以上、本発明の第2の工程)。
【0021】その後、電荷転送用N型領域5が形成され
たのと同様の方法により、チャネルストップ用P+ 領域
6がPウェル2の表面領域内に形成される。このとき、
固体撮像装置の図3に示すA−A’線での断面において
は、図4(A)に示すように、チャネルストップ用P+
領域6が電荷転送用N型領域5の図示左右に形成され
る。また、固体撮像装置の図3に示すB−B’線での断
面においては、図2および図4(B)に示すように、チ
ャネルストップ用P+ 領域6が電荷転送用N型領域5の
図示右側に形成される。その結果、図4(B)図示右側
の電荷転送用N型領域5の図示左側のチャネルストップ
用P+ 領域6が形成されないPウェル2の表面層が光電
変換領域から電荷転送領域へ信号電荷を読出すための電
荷読出し領域として機能することとなるため、該電荷読
出し領域が同時に形成されたこととなる(以上、本発明
の第3の工程)。続いて、第1のシリコン酸化膜3がす
べてエッチング除去されたのち、熱酸化によって、第1
のゲート酸化膜7(図4(A)参照)を形成するための
第2のシリコン酸化膜(不図示)がPウェル2の表面上
に形成される(以上、本発明の第4の工程)。
【0022】その後、減圧CVD法によって、第1の多
結晶シリコン電極8(図4(A)参照)を形成するため
の第1の多結晶シリコン層(不図示)が厚さ0.2〜
0.4μmほど堆積される。続いて、第1の多結晶シリ
コン電極8などが形成されるが、以下の工程において
は、固体撮像装置の図3に示すA−A’線での断面とB
−B’線での断面とでは、縦構造が異なってくる。そこ
で、以下の説明においては、固体撮像装置の図3に示す
A−A’線での断面の縦構造については、図4(A)お
よび図5(A)をそれぞれ参照し、また、固体撮像装置
の図3に示すB−B’線での断面については、図4
(B),図5(B),図6(A),(B)および図7を
それぞれ参照する。
【0023】前記第1の多結晶シリコン層にフォトリソ
グラフィー技術およびドライエッチング法が適用される
ことにより、電荷転送を行うための第1の電荷転送電極
である第1の多結晶シリコン電極8が、図3および図4
(A)に示すように、電荷転送用N型領域5の所定部分
およびその周辺上に前記第2のシリコン酸化膜を介して
形成される(以上、本発明の第5の工程)。続いて、第
1の多結晶シリコン電極8をマスクとして、前記第2の
シリコン酸化膜がエッチング除去されることにより、第
1のゲート絶縁膜である第1のゲート酸化膜7が、図4
(A)に示すように、電荷転送用N型領域5の前記所定
部分およびその周辺上に形成される(以上、本発明の第
6の工程)。
【0024】その後、新たな熱酸化が行われることによ
り、第2のゲート絶縁膜である第2のゲート酸化膜10
が、図4(A),(B)に示すように、Pウェル2上に
形成される(以上、本発明の第7の工程)。続いて、減
圧CVD法によって、電荷転送電極材料層である第2の
多結晶シリコン層11が、図4(A),(B)に示すよ
うに、厚さ0.2〜0.4μmほど第2のゲート酸化膜
10上に堆積される(以上、本発明の第8の工程)。続
いて、フォトリソグラフィー技術によって、第2の多結
晶シリコン電極12(図6(A)参照)を形成するため
のエッチングマスクとなるマスク材料層であるフォトレ
ジスト9が、図3に示すように、第2の多結晶シリコン
層11の表面上に、同図図示上下方向に所定の間隔をも
って形成される。このとき、図4(A),(B)に示す
ように、第1のゲート酸化膜7が形成された電荷転送用
N型領域5の前記所定部分およびフォトダイオード用N
型領域4(図5(A),(B)参照)が形成される部分
には、フォトレジスト9は形成されない(以上、本発明
の第9の工程)。
【0025】その後、第1の多結晶シリコン電極8およ
び第2の多結晶シリコン層11が二層に重ねられた領域
とフォトレジスト9とをマスクにして、高エネルギーイ
オン注入によって、たとえば500KeVでリンがイオ
ン注入されることにより、深さ0.7〜0.8μmの光
電変換領域であるフォトダイオード用N型領域4が形成
される。このとき、フォトダイオード用N型領域4は、
図5(A)および図5(B)に示すように、固体撮像装
置の図3に示すA−A’線での断面においてもB−B’
線での断面においても形成される(以上、本発明の第1
0の工程)。
【0026】その後、フォトレジスト9をマスクとし
て、第2の多結晶シリコン層11がドライエッチングさ
れることにより、第2の多結晶シリコン電極12が、図
6(A)に示すように、固体撮像装置の図3に示すB−
B’線での断面におけるフォトダイオード用N型領域4
以外の部分に形成される。続いて、フォトレジスト9が
除去されたのち、950℃以下の低温で、30分程度の
フォトダイオード用N型領域4の活性化が行われる。続
いて、第1の多結晶シリコン電極8(図3参照)および
第2の多結晶シリコン電極12をマスクとしたイオン注
入が行われることにより、浅いP+ 型領域14が、図6
(B)に示すように、フォトダイオード用N型領域4の
表面層内に形成される。最後に、図7に示すように、層
間絶縁膜15が形成されたのち、遮光用のアルミニウム
膜16が形成されることにより、埋め込みフォトダイオ
ードを受光部に用いた固体撮像装置が得られる。
【0027】図8(A),(B)はそれぞれ、本発明の
固体撮像装置の製造方法の第2の実施例を説明するため
の図である。
【0028】本実施例の固体撮像装置の製造方法におい
ても、フォトダイオード用N型領域4を形成するまでの
工程は、上述した図1(A)から図5(A)までに示し
た工程と同様であるので、その説明は省略する。
【0029】その後、フォトレジスト9と第1の多結晶
シリコン電極8および第2の多結晶シリコン層11が二
層に重ねられた領域とをマスクにして、第2の多結晶シ
リコン層11を通して、高エネルギーイオン注入技術を
用いて、P型不純物(たとえば、ボロン)が200〜3
00KeVでイオン注入されることにより、フォトダイ
オード用N型領域4の表面層内に、浅いP+ 型領域14
が形成される(以上、本発明の第11の工程)。このと
きの固体撮像装置の図3に示すA−A’線の断面におけ
る縦構造およびB−B’線の断面における縦構造はそれ
ぞれ、図8(A)および図8(B)に示すものとなる。
続いて、層間絶縁膜15と遮光用のアルミニウム膜16
との形成が同様にして行われることにより、埋め込みフ
ォトダイオードを受光部に用いた固体撮像装置が得られ
る。
【0030】本実施例の固体撮像装置の製造方法による
と、多結晶シリコン層によるP型不純物イオンの注入阻
止能力により、深さ0.1〜0.2μm程度の浅い注入
プロファイルをもつP+ 層を形成することができるた
め、波長の短い青色光に対するフォトダイオードの感度
を上げるのに効果がある。
【0031】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次の効果を奏する。
【0032】光電変換領域を形成する際の他の導電型の
不純物の横方向拡散を抑えることができ、また、光電変
換領域からの信号電荷の電荷転送領域へ読み出しが良好
に行われる位置に、薄い一導電型の不純物層を制御性よ
く形成できるため、固体撮像装置の微細化および高感度
化を図れるとともに、光電変換領域での暗電流の低減化
も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体撮像装置の製造方法の第1の実施
例を説明するための図である。
【図2】本発明の固体撮像装置の製造方法の第1の実施
例を説明するための図である。
【図3】本発明の固体撮像装置の製造方法の第1の実施
例を説明するための図である。
【図4】本発明の固体撮像装置の製造方法の第1の実施
例を説明するための図である。
【図5】本発明の固体撮像装置の製造方法の第1の実施
例を説明するための図である。
【図6】本発明の固体撮像装置の製造方法の第1の実施
例を説明するための図である。
【図7】本発明の固体撮像装置の製造方法の第1の実施
例を説明するための図である。
【図8】本発明の固体撮像装置の製造方法の第1の実施
例を説明するための図である。
【図9】埋め込み型フォトダイオードを受光部に用いた
固体撮像装置の製造方法の一従来例を説明するための図
である。
【図10】埋め込み型フォトダイオードを受光部に用い
た固体撮像装置の製造方法の一従来例を説明するための
図である。
【図11】埋め込み型フォトダイオードを受光部に用い
た固体撮像装置の製造方法の一従来例を説明するための
図である。
【図12】埋め込み型フォトダイオードを受光部に用い
た固体撮像装置の製造方法の一従来例を説明するための
図である。
【符号の説明】
1 N型半導体基板 2 Pウェル 3 シリコン酸化膜 4 フォトダイオード用N型領域 5 電荷転送用N型領域 6 チャネルストップ用P+ 領域 7 第1のゲート酸化膜 8 第1の多結晶シリコン電極 9 フォトレジスト 10 第2のゲート酸化膜 11 第2の多結晶シリコン層 12 第2の多結晶シリコン電極 14 浅いP+ 領域 15 層間絶縁膜 16 アルミニウム膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一導電型の半導体基板内に形成された他
    の導電型の半導体層と、 該半導体層の表面領域内に形成された前記一導電型の光
    電変換領域と、 前記半導体層の表面領域内に形成された、前記光電変換
    領域で発生された信号電荷の転送を受ける前記一導電型
    の電荷転送領域と、 前記半導体層の表面領域内の前記光電変換領域と前記電
    荷転送領域との間に形成された、該光電変換領域から該
    電荷転送領域へ前記信号電荷を読出すための電荷読出し
    領域とを備えた固体撮像装置の製造に用いられる、固体
    撮像装置の製造方法において、 前記半導体基板内に前記半導体層を形成する第1の工程
    と、 該半導体層の表面領域内に前記電荷転送領域を形成する
    第2の工程と、 前記半導体層の表面領域内に前記電荷読出し領域を形成
    する第3の工程と、 前記半導体層の表面上に酸化膜を形成する第4の工程
    と、 該電荷転送領域の所定部分およびその周辺上に前記酸化
    膜を介して電荷転送電極を形成する第5の工程と、 該電荷転送電極をマスクとして前記酸化膜をエッチング
    除去して、前記電荷転送領域の前記所定部分およびその
    周辺上に第1のゲート絶縁膜を形成する第6の工程と、 前記半導体層上に第2のゲート絶縁膜を形成する第7の
    工程と、 該第2のゲート絶縁膜上に電荷転送電極材料層を形成す
    る第8の工程と、 前記電荷転送領域の前記所定部分および前記光電変換領
    域が形成される部分を除く前記電荷転送電極材料層上に
    マスク材料層を形成する第9の工程と、 前記電荷転送電極および前記電荷転送電極材料層を二層
    に重ねた領域と前記マスク材料層とをマスクとして、前
    記他の導電型の不純物を前記半導体層内に高エネルギー
    でイオン注入して前記光電変換領域を形成する第10の
    工程とを含むことを特徴とする、固体撮像装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記電荷転送電極および前記電荷転送電
    極材料層を二層に重ねた領域と前記マスク材料層とをマ
    スクとして、前記一導電型の不純物を高エネルギーで導
    入して、前記光電変換領域の表面層内に薄い前記一導電
    型の不純物層を形成する第11の工程をさらに含む請求
    項1記載の固体撮像装置の製造方法。
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