JPH04291965A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像装置及びその製造方法

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JPH04291965A
JPH04291965A JP3057291A JP5729191A JPH04291965A JP H04291965 A JPH04291965 A JP H04291965A JP 3057291 A JP3057291 A JP 3057291A JP 5729191 A JP5729191 A JP 5729191A JP H04291965 A JPH04291965 A JP H04291965A
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JP
Japan
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film
layer
conductivity type
insulating film
semiconductor layer
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JP3057291A
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Seiichi Suzuki
清市 鈴木
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像装置及びその
製造方法に関する。固体撮像素子は高感度、低暗電流、
高集積度、低スミア特性という4要素の実現が要求され
ている。
【0002】
【従来の技術】固体撮像デバイスは、例えば図14の平
面図、U−U線断面図、V−V断面図に示すように、P
型半導体層aにN型拡散層bを形成してなる光電素子c
と、この側方に形成された電荷転送デバイスdと、電荷
転送デバイスd及びその周辺を覆う遮光膜eとによって
構成されている。
【0003】電荷転送デバイスdは、半導体層aに形成
されたN型埋込層fと、半導体層aの上に絶縁膜gを介
して形成した転送電極hとを有している。また、転送電
極hは、第一の電極iと第二の電極jを交互に配置して
構成したもので、第一の電極iの一部は、光電素子cを
構成するN型拡散層bの縁部に達する位置まで延在し、
また、第二の電極jはそのN型拡散層bから間隔をおい
て形成されている。
【0004】そして、光照射によって光電素子cのN型
拡散層bに蓄積された電子は、第一の電極iの印加電圧
により半導体層aに生じたポテンシャル井戸を通して電
荷転送デバイスdのN型埋込層fに移動し、ついで、第
一及び第二の電極i,jに加わる二相クロック信号によ
って転送されることになる。
【0005】ところで、光電素子cと電荷転送デバイス
dの素子分離に関しては、図14に示すように、第二の
電極jとN型拡散層bの間に選択酸化法によって形成し
た膜厚の厚い素子分離用SiO2膜kとその下に設けら
れたチャネルカット層mによって行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、素子分離用の
SiO2膜kは数千Å程度に厚くされて電子の移動を阻
止するようにしているために、この上が遮光膜eで覆わ
れていてもその側部から光が入り込んでスミア特性を悪
くするといった問題がある。
【0007】また、選択酸化法によって形成されたSi
O2膜kにはバーズビークが生じ、しかも、チャネルカ
ット層mは素子分離領域に不純物イオンを注入、拡散し
て形成されたものであり、このバーズビークや不純物拡
散は素子の微細化に支障をきたすといった問題がある。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであって、素子分離領域を狭くして高集積化を図る
とともに、遮光性を良くして光の漏れを低減できる固体
撮像装置及びその製造方法を提供することを目的とする
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、図2に
例示するように、一導電型半導体層2の上層部に反対導
電型埋込層5を形成し、該反対導電型埋込層5の上に絶
縁膜6を介して転送電極7(8,9)を形成してなる電
荷転送デバイス4と、前記電荷転送デバイス4の側方に
位置し、前記一導電型半導体層2の上層部に形成された
反対導電型層3を含む光電素子1と、前記光電素子1と
前記電荷転送デバイス4の間の素子分離領域Sにある前
記一導電型半導体層2と前記転送電極7(8,9) の
上に、少なくともCVD法又は熱酸化法によって形成さ
れた絶縁膜11,12を介して形成され、かつシールド
用電圧が印加される導電性遮光膜10とを有することを
特徴とする固体撮像装置によって達成する。
【0010】または、前記導電性遮光膜10に印加され
る電圧が、前記素子分離領域Sへの空乏層の広がりを防
止する大きさであることを特徴とする請求項1記載の固
体撮像装置によって達成する。
【0011】または、図5に例示するように、前記電荷
転送デバイス4の反対導電型埋込層5と前記光電素子1
との間の前記一導電型半導体層2に、一導電型チャネル
カット層25が形成されていることを特徴とする請求項
1記載の固体撮像装置によって達成する。
【0012】または、図11に例示するように、前記光
電素子31を構成する前記反対導電型層33の上に一導
電型層33aを形成したことを特徴とする請求項1記載
の固体撮像装置によって達成する。
【0013】または、図12に例示するように、前記電
荷転送デバイス4と前記導電性遮光膜10との間の絶縁
膜11の膜厚が前記半導体層2表面の絶縁膜12の膜厚
よりも厚いことを特徴とする固体撮像措置によって達成
する。
【0014】または、図9、11に例示するように、電
荷転送デバイス34を構成する反対導電型埋込層35を
一導電型半導体層32の上層部に形成する工程と、前記
埋込層35の上に絶縁膜36を介して第一の導電膜を積
層し、該導電膜をパターニングして前記電荷転送デバイ
ス34の第一の転送電極38を一定間隔をおいて複数形
成する工程と、CVD法又は熱酸化法によって少なくと
も第一の転送電極38表面を絶縁膜で覆う工程と、第二
の導電膜を成長し、該第二の導電膜をパターニングして
少なくとも前記第一の転送電圧38の間に第二の転送電
極39を形成する工程と、前記半導体層32表面と前記
第一及び第二の転送電極38,39表面にCVD法又は
熱酸化法により絶縁膜41,42を形成する工程と、画
素領域周辺にある前記半導体層32表面の前記絶縁膜4
2と前記第一及び第二転送電極38,39の上の絶縁膜
41の上に選択的に導電性遮光膜40を形成する工程と
、前記導電性遮光膜40をマスクに使用して前記画素領
域の前記半導体層32に反対導電型不純物をイオン注入
し、光電素子31となる反対導電型層33を形成する工
程とを有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法
によって達成する。
【0015】または、前記反対導電型不純物をイオン注
入した後に、前記導電性遮光膜40をマスクにして一導
電型不純物を前記反対導電型不純物よりも浅く前記半導
体層32にイオン注入し、前記光電素子31の前記反対
導電型層33の上に一導電型層33aを形成する工程を
含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法によって
達成する。
【0016】または、図13に例示するように、電荷転
送デバイス4を構成する反対導電型埋込層5を一導電型
の半導体層2の上層部に形成する工程と、前記埋込層5
の上に第一の絶縁膜6を介して第一の導電膜を積層し、
該第一の導電膜をパターニングして前記電荷転送デバイ
ス4の第一の転送電極8を間隔をおいて複数形成する工
程と、CVD法又は熱酸化法により少なくとも第一の転
送電極8表面に第二の絶縁膜を形成する工程と、第二の
導電膜を成長し、パターニングにより少なくとも前記第
一の転送電極8の間に第二の転送電極9を形成する工程
と、前記半導体層2表面と前記第一及び第二の転送電極
8,9表面にCVD法又は熱酸化法により第三及び四の
絶縁膜11,12を形成する工程と、前記転送電極7表
面の第三の絶縁膜11と前記半導体層2表面の前記第四
の絶縁膜12の上に、第三の導電膜21と第五の絶縁膜
53をこの順に形成した後に、該第五の絶縁膜53を膜
厚方向に異方性エッチングして前記転送電極8,9の側
方にある前記第三の導電膜21の段差にのみ残存させる
工程と、前記転送電極8,9上の前記第三の導電膜21
をフォトレジスト54で覆い、該フォトレジスト54と
前記段差にある第五の絶縁膜53をマスクにして前記第
三の導電膜21を選択的にエッチングし、残存した前記
第三の導電膜21によって遮光膜10を形成する工程を
有することを特徴とする固体撮像装置の製造方法によっ
て達成する。
【0017】
【作  用】第1の発明によれば、光電素子1と電荷転
送デバイス4の間の素子分離領域Sにある半導体層2の
表面にCVD法や熱酸化法による絶縁膜12を形成し、
この上に導電性遮光膜10を形成するようにしている。
【0018】このため、素子分離領域Sに形成される絶
縁膜12にはバーズビークは存在せず、これによる素子
分離領域Sの広がりが防止され、素子の高集積化が図れ
ることになる。
【0019】また、第1,2の発明によれば、素子分離
領域S上の遮光膜10に例えば零電位を与えることによ
り、その領域への空乏層の広がりを防止するようにして
いる。
【0020】このため、素子分離領域Sを覆う遮光膜1
0の下の絶縁膜12を薄くしても支障がなく、その薄い
絶縁膜によって側部から入射する光の量は低減し、開口
率、感度が上がることになり、遮光効果が増大してスミ
ア特性が大幅に改善される。
【0021】また、第3の発明によれば、電荷転送デバ
イス4を構成する反対導電型埋込層5と光電素子1との
間の半導体層2に、一導電型チャネルカット層25を形
成しているので、他の光電素子1からの電荷の移動はさ
らに防止される。
【0022】さらに、第4の発明によれば、光電素子1
を構成する反対導電型層33の上に一導電型層33aを
浅く形成するようにしているために、その表面に形成さ
れる絶縁膜と界面準位による電荷移動が抑制され、光電
素子1の暗電流が小さくなる。
【0023】また、第5の発明によれば、転送電極7の
上に厚い絶縁膜52を介して導電性遮光膜10を形成し
ているために、上記した作用の他に、これらの電極7と
遮光膜10によって生じる寄生容量が低減され、高速動
作が可能になる。
【0024】第6の発明によれば、遮光電極40をマス
クにして不純物を注入して光電素子1の不純物層33を
形成しているために、遮光膜40と光電素子31の位置
ずれがなくなり、特性のバラツキが小さくなる。
【0025】また、第7の発明によれば、遮光電極40
をマスクにして第4の発明の一導電型層51を自己整合
的に形成しているために、反対導電層33との位置ずれ
がなく、そのマージンが不要となって高集積化の障害に
なることはない。
【0026】さらに、第8の発明によれば、導電性遮光
膜40を形成する際に、転送電極37の側部にある導電
膜21の段差に絶縁膜53を残してこれをマスクにして
その導電膜21をパターニングし、これにより導電性遮
光膜40を形成するようにしている。
【0027】このため、遮光膜40のパターニングが正
確に行われ、位置ずれが解消されることになり、位置ず
れを考慮したマージンが不要になり高集積化が図れる。
【0028】
【実施例】(a)本発明の第1実施例の説明図1は、本
発明の第1実施例装置の固体撮像素子を示す平面図で、
図2(A),(B) はその装置のX−X線断面図及び
Y─Y線断面図である。
【0029】図中符号1は、P型半導体層2に形成した
N型層3から構成される光電素子で、この光電素子1は
一定間隔をおいて半導体層2に複数形成されており、1
つの光電素子1は1つの画素に対応し、そのPN接合に
光を照射して生じた電子・正孔対の電子はN型層3に蓄
積されるように構成されている。
【0030】4は、光電素子1の側方に素子分離領域S
を介して形成された電荷転送デバイスで、この電荷転送
デバイス4は、光電素子1の列方向に帯状に形成された
N型埋込層5と、N型埋込層5の上に絶縁膜6を介して
形成された転送電極7から構成されている。
【0031】転送電極7は、光電素子1の側方に配置さ
れる第一の電極8と、これに絶縁状態で隣設される第二
の電極9とを埋込層5に沿って交互に配置したもので、
これらの電極8、9に二相クロック信号を印加すること
により埋込層5内で電荷を順次転送するように構成され
ている。また、第一の電極8は、光電素子1の縁部まで
延在するゲート部8aを有しており、第一の電極8に任
意の電圧を印加してゲート部8aの下の半導体層7にポ
テンシャル井戸を形成し、光電素子1のN型層3に蓄積
された電子をそのポテンシャル井戸を通して電荷転送デ
バイス4の埋込層5に移動させることができるように構
成されている。
【0032】10は、アルミニウム合金等の金属よりな
る導電性の遮光膜で、この遮光膜10は、第一及び第二
の電極8,9及びその周辺の上と素子分離領域Sの半導
体層2の上にそれぞれ膜厚500Å、500Åの絶縁膜
(SiO2膜)11、12を介して形成されており、こ
の遮光膜10には零電圧又は素子分離のできる任意の電
圧が印加されるように構成されている。この場合、素子
分離領域Sの絶縁膜膜12はCVD法、あるいは熱酸化
法によって形成されたものである。
【0033】次に、この実施例の作用について説明する
【0034】上述した実施例において、転送電極7には
通常−12〜12V程度の電位を印加して電荷転送デバ
イス4を動作させる。このために、ハイレベルの電圧を
第一の電極8に印加すると、素子分離領域Sに空乏層が
広がることになるが、素子分離領域Sを覆う遮光膜10
を例えば零電位に保持しておけば、その下の絶縁膜12
が500Åと薄いために、素子分離領域Sは零電位にシ
ールドされて空乏層の広がりは抑制され、各第一の電極
8の下には他の光電素子1から電子が移動しなくなる。 このシールド効果は絶縁膜12が薄いほど高くなる。
【0035】また、素子分離領域Sの絶縁膜12を選択
酸化法により形成しておらず、しかも、この領域全体に
チャネルカット用の不純物を導入していないので、この
領域を狭くできる。
【0036】しかも、素子分離領域Sにおける遮光膜1
0の下の絶縁膜12は薄く形成されているために、この
絶縁膜12の側方から埋込層5に入射する光の量が低減
し、スミアが減少する。
【0037】そこで次に、上記した実施例の製造工程を
図3、4に基づいて説明する。
【0038】まず、N型10Ω・cmの半導体基板2a
に硼素等の不純物イオンを注入・拡散してその上層にP
型半導体層2を形成する。ついで、電荷転送デバイス形
成領域の中心に沿った位置に窓13を有するフォトレジ
スト14を形成した後に、加速エネルギー160keV
 、ドーズ量4×1012/cm2 の条件で窓13を
通して砒素等のN型不純物を半導体層2にイオン注入し
て帯状の埋込層5を形成する(図3(A))。ついでフ
ォトレジスト14を除去する。
【0039】次に、熱酸化法によって半導体層2の表面
全体に500ÅのSiO2膜(絶縁膜)6を成長した後
に、膜厚3000Åの多結晶シリコン膜15をCVD法
により成長し、この中に燐をドープする。ついで、埋込
層5の上にある多結晶シリコン膜15をその長手方向に
沿って一定間隔をおいてフォトレジスト16で覆う(図
3(B))。
【0040】この後に、フォトレジスト16から露出し
た多結晶シリコン膜15を反応性イオンエッチング法等
により選択的にエッチングし、これにより埋込層5の上
に間隔をおいて複数残存させた多結晶シリコン膜15を
第二の電極9とする(図3(C))。ついで、フォトレ
ジスト16を除去する。
【0041】そして、第一の電極8の表面と半導体層2
表面にそれぞれ熱酸化法により500ÅのSiO2膜1
1、12を形成する。
【0042】次に、CVD法により第二の多結晶シリコ
ン膜17を3000Åの厚さに成長し、この膜17に燐
をドープした後に、第二の電極9の間の領域とその一部
から側方に突出した領域を選択的にフォトレジスト(不
図示)により覆い、これをマスクにして第二の多結晶シ
リコン膜17を選択的にエッチングする(図4(G))
。ついで、そのフォトレジストを除去する。
【0043】これにより残存した多結晶シリコン膜17
を第一の電極8とし、その側方に突出した部分をゲート
部8aとする。そして、エッチングによって除去された
半導体層2及び第二の電極9の表面のSiO2膜11、
12を剥離したのち熱酸化により再び500Åの厚さに
成長するとともに、第一の電極8の表面にも同じ厚さの
SiO2膜11を形成する。
【0044】この後に、フォトレジスト18を塗布して
これを露光・現像し、複数の第一の電極8のうち側部に
突出した各ゲート部8aの先端から所定の範囲に窓19
を形成し、その窓19を通して半導体層2に燐イオンを
注入する(図3(D),図4(H))。燐イオンの注入
条件は、例えば加速エネルギーを160keV 、ドー
ズ量を4×1012/cm2 にする。
【0045】そして、フォトレジスト18を除去した後
にその不純物を活性化してN+ 型層3を形成し、これ
により光電素子1を構成する。
【0046】続いてPVD法によってアルミニウム合金
膜21を3000Å程度の厚さに成長した後に、フォト
レジスト22を塗布してこれを露光・現像し、第一及び
第二の電極8、9の上と素子分離領域の半導体層2とを
フォトレジスト22によって覆う(図4(E))。
【0047】そして、フォトレジスト22から露出した
アルミニウム膜21をRIE法等によって除去し、そこ
に残したアルミニウム膜21を遮光電極6として使用す
る(図4(F))。ついで、フォトレジスト22を除去
する。
【0048】このような製造工程によれば、素子分離領
域Sにおいては選択酸化法による酸化膜の形成工程や、
チャネルカット用の不純物の導入工程は含まれず、バー
ズビークによる酸化膜の広がりや不純物ドープのための
マージンを設ける必要がなく、従来装置に比べて素子分
離領域Sを狭くできるようになる。
【0049】なお、上記した実施例では素子分離領域S
の半導体層2の表面に形成するSiO2膜12を熱酸化
により形成したがCVD法を用いていもよい。また、そ
の膜厚を500Åにしたがこれに限るものではなく、そ
の上の導電性遮光膜10によるシールド効果が生じる程
度の厚さ、例えば3000Å以下であればよい。
【0050】(b)本発明の第2実施例の説明上記した
実施例では素子分離領域Sの上に導電性の遮光膜10を
形成して空乏層の広がりを防止するようにしたが、この
領域における電荷の移動をさらに確実に阻止するために
、半導体層2にチャネルカット層を形成してもよい。
【0051】図5は、この実施例の断面図を示すもので
、それぞれ図1に示す平面図のX−X線断面図、Y−Y
線断面図を示すものである。この場合、図2と同一符号
は同一の要素を示してある。
【0052】図5において、ゲート部8aを除く転送電
極7の周縁に沿った領域の半導体層2には、埋込層5よ
りも深いP+ 型のチャネルカット層25が形成されて
いる。このチャネルカット層25は、素子分離領域Sの
全体に形成するものではなく、素子分離領域Sと転送電
極7の境界を含む帯状の領域、或いは素子分離領域S内
に形成しているために、不純物の拡散を考慮したマージ
ンを特に必要とはせず、素子分離領域Sの縮小化の障害
にならない。
【0053】この実施例においても第1実施例同様に、
素子分離領域Sを覆う導電性遮光膜10を例えば零電位
にすると、第一及び第二の電極8、9による電界が遮蔽
され、その下の半導体層2への空乏層の広がりは防止さ
れる。しかも、光電素子1からの電荷の漏れはチャネル
カット層25によって確実に防止される。
【0054】次に、この実施例の製造工程について説明
する。
【0055】まず図3(A) に示すように、電荷転送
デバイス4を構成するN型埋込層5を半導体層2に形成
した後に、図6(A) に示すように、フォトレジスト
23を塗布してこれを露光・現像し、光電素子1の縁部
に到らないN型埋込層5の周囲に窓24を形成する。
【0056】この後に、例えば加速エネルギーを60k
eV 、ドーズ量を4×1012/cm2 の条件で、
窓24を通して硼素を半導体層2にイオン注入する。
【0057】次に、第1実施例と同様に、半導体層2表
面に熱酸化法によりSiO2膜6を形成した後に、多結
晶シリコンよりなる第一及び第二の電極8、9を形成し
(図6(B))、この上に絶縁膜11を形成し、ついで
、光電素子1のN型層3をイオン注入法により形成し(
図6(C))、この後に第一及び第二の電極8、9及び
周辺の素子分離領域Sを導電性遮光膜10によって覆う
(図6(D))。
【0058】この場合も、素子分離領域Sの半導体層2
と導電性遮光膜10の間に、CVD法や熱酸化法によっ
て薄い絶縁膜12を形成し、埋込層5への光の入射量を
少なくすることになる。
【0059】(c)本発明の第3実施例の説明上記した
実施例では、光電素子1を形成する際にフォトレジスト
14をマスクにして半導体層2にN型不純物をイオン注
入するようにしたが、遮光膜をマスクにしてN型層3を
自己整合的に形成することができる。
【0060】そこで、以下に本発明の第3実施例につい
て説明する。
【0061】図7は第3実施例を示す装置の平面図、図
8はそのX−X線断面図及びY−Y線断面図である。
【0062】図中符号31は、P型半導体層32にマト
リクス状に複数形成された光電素子で、この光電素子3
1は、後述する方法により半導体層32に自己整合的に
形成されたN型層33を有している。
【0063】34は、光電素子31の側方であって図中
縦方向に配置された電荷転送デバイスで、半導体層32
に形成された帯状のN型埋込層35と、この上に絶縁膜
36を介して形成された複数の転送電極37から構成さ
れている。
【0064】転送電極37は、第一の電極38と第二の
電極39を絶縁状態で図中縦方向に交互に配置して構成
されたもので、そのうち第一の電極38は光電素子31
の側縁に延在するゲート部38aを有するとともに、光
電素子31の近傍を通って図中横方向にある他の第一の
電極38に接続されている。また、第二の電極39は、
光電素子31の側方に素子分離領域Sを介して形成され
、しかも光電素子31の端部近傍を通って横方向にある
他の第二の電極39と一体化されている。
【0065】40は、電荷転送デバイス34と素子分離
領域Sを覆う導電性遮光膜で、転送電極37の上と素子
分離領域の半導体層32の上にそれぞれ膜厚500Åの
絶縁膜41、42を介して形成されており、この遮光膜
40には零電圧又はシールドできる任意の電圧よりも低
い電圧が印加されるように構成されている。
【0066】43は、光電素子31相互間の領域にある
半導体層32に形成されたP型のチャネルカット層を示
している。
【0067】この実施例においても第1実施例と同様に
、遮光膜40を例えば零電位に保持すると、素子分離領
域Sの半導体層32表面の絶縁膜36が500Åと薄い
ために、素子分離領域Sはシールドされて電極電圧によ
る空乏層の広がりは防止され、他の光電素子31からの
電子の移動がなくなる。
【0068】また、光電素子31の側部と転送電極37
の間の素子分離領域Sに膜厚の厚い絶縁膜42を形成し
ていないために、絶縁膜42の側面を通って埋込層35
に入射する光の量は少なく、スミアは減少する。
【0069】次に、この実施例の形成工程を図9に基づ
いて説明する。
【0070】まず、10Ω・cmのN型半導体基板32
aの上層部にP型半導体層32を形成した後に、その上
にフォトレジスト44を塗布し、これを露光・現像して
電荷転送デバイス領域の中心を通る帯状の窓45を選択
的に形成し、これをマスクにしてN型不純物の砒素をイ
オン注入し、これを活性化してN型埋込層35を形成す
る(図9(A))。この場合、イオンの加速エネルギー
を160keV 、ドーズ量を4×1012/cm2 
程度とする。
【0071】次に、フォトレジスト44を除去した後に
、半導体層32の表面に熱酸化法により500Åの酸化
膜46を成長する。続いて、CVD法により多結晶シリ
コン膜47を3000Å成長し、ついで、燐をその中に
ドープして導電性を付与する。
【0072】さらに、所定のパターンに露光・現像した
フォトレジスト48を用いて多結晶シリコン膜47を選
択的にエッチングし(図9(B))、これにより埋込層
35の上に第二の電極39を複数形成する(図9(C)
)。この場合、光電素子31の近傍を通して複数の第二
の電極39を図中横方向に一体化する。
【0073】ついで、熱酸化法によって第二の電極39
と半導体層32の表面に500ÅのSiO2膜(絶縁膜
)41、42を形成する。
【0074】再び3000Åの多結晶シリコン膜(不図
示)を形成し、これに燐をドープした後に、フォトレジ
ストをマスクにしてその多結晶シリコン膜を選択的にエ
ッチングし、第二の電極39の間に図10(G) に示
すような第一の電極38を形成する。この場合、第一の
電極38の一部を光電素子形成領域に突出させてゲート
部38aを併せて形成するとともに、光電素子31の脇
を通して複数の第二の電極38を横方向に一体的に形成
する。これらの第一及び第二電極38、39により転送
電極37が構成される。
【0075】そして、エッチングにより露出した第二の
電極39と半導体層32の表面、及び第一の電極38の
表面の酸化膜を除去したのち、再び熱酸化して500Å
程度のSiO2膜41、42を形成する。
【0076】この後に、PVD法によってアルミニウム
合金膜49を3000Åの厚さに堆積した後に、転送電
極37表面とこれから光電素子31の側縁に到る範囲を
帯状のフォトレジスト50によって覆う(図9(D))
。そして、露出した領域を選択的にエッチング除去し、
残存したアルミニウム合金膜49によって遮光膜40を
構成する。  次に、図10(E) に示すように遮光
膜40と転送電極38をマスクにして、画素領域に燐を
イオン注入し、これを活性化してN型層33を形成し、
これにより光電素子31を構成する(図10(E),(
G))。この場合、イオン注入の加速エネルギーを30
0keV 、ドーズ量を4×1012/cm2 程度と
する。
【0077】このような工程によれば、光電素子41は
自己整合的に形成されることになり、転送電極37に対
する光電素子41の位置ずれが生じない。しかも、遮光
膜40や転送電極37をマスクにしているために、イオ
ン注入の際にイオン加速エネルギーを上げても支障がな
く、光電素子31を半導体層32に深く形成できるよう
になり、これにより入射光の赤外領域の感度が上がるこ
とになる。
【0078】さらに、素子分離領域Sの絶縁膜42は選
択酸化法によっていないために、バーズビークを考慮す
る必要がなく、この領域は狭くなる。
【0079】(d)本発明の第4実施例の説明ところで
、第3実施例では、遮光膜40及び転送電極38をマス
クにしてN型不純物をイオン注入し、これによりN型層
33を形成したが、図11に示すように、燐等のN不純
物イオンを注入した後に、硼素等のP型不純物イオンを
加速エネルギー25keV 、ドーズ量1×1013/
cm2で注入し、これを活性化してN型層33の上にP
型層51を形成してもよい。この場合にもP型層51は
自己整合的に形成されることになる。
【0080】これによれば、素子分離領域SのSiO2
膜42に存在する界面準位による暗電流成分が光電素子
31に入らなくなり、暗電流が小さくなる。
【0081】なお、図9と同一符号は同一の要素を示し
ている。
【0082】また、素子分離領域SのSiO2膜42の
膜厚は500Åに限定されるものではなく、第1実施例
と同様に3000Å以下であればよい。 (e)本発明の第5実施例の説明 上記した実施例では、第一及び第二の電極8,9,38
,39の上に、500Å程度の薄い絶縁膜膜(SiO2
膜)11,41を形成したが、図12に例示するように
それらの電極の上に3000Å程度の厚い絶縁膜(Si
O2膜)52を形成してもよい。
【0083】これによれば、遮光膜10,40と電極8
,9,38,39の距離が大きくなり、これらの間に生
じる寄生容量が低減して電荷転送デバイス7,37の高
速動作が可能になる。
【0084】なお、図12において図1と同一符号は同
一要素を示している。
【0085】また、厚い絶縁膜52を形成する方法とし
ては、図3(B) ,図9(B) に例示するように第
一及び第二の電極8,9,38,39を形成するための
多結晶シリコン膜15,17,47を成長し、この上に
SiO2膜52をCVD法により3000Å程度成長し
た後、フォトレジストをマスクに用いてSiO2膜52
とその下の多結晶シリコン膜をRIE法により連続して
選択的にエッチングする。これにより、SiO2膜52
を載置した第一及び第二の電極8,9,38,39を形
成する方法がある。
【0086】その後の工程は前記実施例と同様である。
【0087】(f)本発明の第6実施例の説明上記した
第1〜第3の実施例では、導電性遮光膜10,40をパ
ターニングする場合に、フォトレジストのマスクを使用
してアルミニウム合金膜21、49を選択的にエッチン
グするようにしたが、このマスクが位置ズレを生じるこ
ともある。  そこで、導電性遮光膜10,40の位置
精度を高くすることができる工程の一例を次に説明する
【0088】図13は、本発明の第6実施例装置の製造
工程を示す断面図である。
【0089】まず、半導体層2にN型拡散層3を形成し
た後に、第一及び第二の電極8,9の上と半導体層2の
上に形成した絶縁膜11,12の上に膜厚3000Åの
アルミニウム合金膜21をPVD法により堆積し、これ
に続いて、SiO2膜53をCVD法により3000Å
の厚さに成長する(図13(A))。
【0090】この後に、アルミニウム合金膜21が露出
するまでSiO2膜53を反応性イオンエッチング(R
IE)法によってエッチングすると、第一及び第二の電
極8,9の両側方に形成されたアルミニウム合金膜21
の段差にSiO2膜53が残存し、その幅は約3000
Åになる(図13(B))。この場合、RIE法のエッ
チングガスとしてCHF3とO2 の混合ガスを使用す
る。
【0091】次に、フォトレジスト54を塗布し、これ
を露光、現像して第一及び第二の電極8,9の上に残存
させることになるが、この場合のパターン精度は高くせ
ずにアルミニウム合金膜21の段差に存在するSiO2
膜53にはみだしてもよい(図13(C))。
【0092】この後に、SiO2膜53とフォトレジス
ト54をマスクに使用して、これから露出したアルミニ
ウム合金膜21を塩素系のガスを用いたRIE法により
選択的にエッチングし、残ったアルミニウム合金膜21
を遮光膜10とする(図13(D))。
【0093】これによって、素子分離領域S上の遮光電
極10,40は、従来より位置ずれなしに精度よく形成
される。
【0094】
【発明の効果】以上述べたように第1の発明によれば、
光電素子と電荷転送デバイスの間の素子分離領域にある
半導体層の表面にCVD法や熱酸化法による絶縁膜を形
成し、この上に導電性遮光膜を形成するようにしたので
、素子分離領域に形成される絶縁膜にはバーズビークは
存在せず、これによる素子分離領域の広がりを防止して
素子の高集積化を図ることができる。
【0095】また、第1,2の発明によれば、素子分離
領域上の遮光膜に例えば零電位を与えることにより、そ
の領域への空乏層の広がりを防止するようにしたので、
素子分離領域を覆う遮光膜の下の絶縁膜を薄くしても支
障がなく、その薄い絶縁膜によって側部から入射する光
の量を低減し、遮光効果を増大させてスミア特性を大幅
に改善することが可能になる。
【0096】また、第3の発明によれば、電荷転送デバ
イスを構成する反対導電型埋込層と光電素子との間の半
導体層に、一導電型チャネルカット層を形成したので、
他の光電素子からの電荷の移動をさらに防止することが
できる。
【0097】さらに、第4の発明によれば、光電素子を
構成する反対導電型層の上に一導電型層を浅く形成する
ようにしたので、その表面に形成される絶縁膜との界面
準位による電荷移動を抑制して光電素子に流れる暗電流
を小さくできる。
【0098】また、第5の発明によれば、転送電極の上
に厚い絶縁膜を介して導電性遮光膜を形成したので、上
記した効果の他に、これらの電極と遮光膜によって生じ
る寄生容量を低減して高速動作を可能にする。
【0099】第6の発明によれば、遮光電極をマスクに
して不純物を注入して光電素子の不純物層を形成したの
で、遮光膜と光電素子の位置ずれを防止して特性のバラ
ツキを小さくすることが可能になる。
【0100】また、第7の発明によれば、遮光電極をマ
スクにして第の発明の一導電型層を自己整合的に形成し
たので、反対導電層との位置ずれを防止できる。
【0101】さらに、第8の発明によれば、導電性遮光
膜を形成する際に、転送電極の側部にある導電膜の段差
に絶縁膜を残してこれをマスクにしてその導電膜をパタ
ーニングし、これにより導電性遮光膜を形成するように
したので、遮光膜のパターニングを正確に行い、位置ず
れを解消することができ、位置ずれを考慮したマージン
が不要になり高集積化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例装置を示す平面図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例装置を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例装置の製造工程を示す断面
図(その1)である。
【図4】本発明の第1実施例装置の製造工程を示す断面
図(その2)である。
【図5】本発明の第2実施例装置を示す断面図である。
【図6】本発明の第2実施例装置の製造工程を示す断面
図である。
【図7】本発明の第3実施例装置を示す平面図である。
【図8】本発明の第3実施例装置を示す断面図である。
【図9】本発明の第3実施例装置の製造工程を示す断面
図(その1)である。
【図10】本発明の第3実施例装置の製造工程を示す断
面図(その2)である。
【図11】本発明の第4実施例装置を示す断面図である
【図12】本発明の第5実施例装置を示す断面図である
【図13】本発明の第6実施例装置の製造工程を示す断
面図である。
【図14】従来装置の一例を示す平面図及び断面図であ
る。
【符号の説明】
1,31    光電素子 2,32    P型(一導電型)半導体層3,33 
   N型(反対導電型)層4,34    電荷転送
デバイス 5,35    N型(反対導電型)埋込層6,36 
   絶縁膜 7,37    転送電極 10,40    導電性遮光膜 11,12,41,42,53    絶縁膜21  
    導電膜 25      チャネルカット層 33a    P型(一導電型)層 S      素子分離領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電型半導体層(2,32)の上層部に
    反対導電型埋込層(5,35)を形成し、該反対導電型
    埋込層(5,35)の上に絶縁膜(6,36)を介して
    転送電極(7,37)を形成してなる電荷転送デバイス
    (4,34)と、前記電荷転送デバイス(4,34)の
    側方に位置し、前記一導電型半導体層(2,32)の上
    層部に形成された反対導電型層(3,33)を含む光電
    素子(1,31)と、前記光電素子(1,31)と前記
    電荷転送デバイス(4,34)の間の素子分離領域(S
    )にある前記一導電型半導体層(2,32)と前記転送
    電極(7,37)の上に、少くともCVD法又は熱酸化
    法によって形成された絶縁膜(11,12,41,42
    )を介して形成され、かつシールド用電圧が印加される
    導電性遮光膜(10,40)とを有することを特徴とす
    る固体撮像装置。
  2. 【請求項2】前記導電性遮光膜(10,40)に印加さ
    れる電圧が、前記素子分離領域(S)の前記半導体層(
    2)への空乏層の広がりを防止する大きさであることを
    特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 【請求項3】前記電荷転送デバイス(4)の反対導電型
    埋込層(5)と前記光電素子(1)との間の前記一導電
    型半導体層(2)に、一導電型チャネルカット層(25
    )が形成されていることを特徴とする請求項1記載の固
    体撮像装置。
  4. 【請求項4】前記光電素子(31)を構成する前記反対
    導電型層(33)の上に一導電型層(33a)を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  5. 【請求項5】前記電荷転送デバイス(4)と前記導電性
    遮光膜(10)との間の絶縁膜(11)の膜厚が前記半
    導体層(2)表面の絶縁膜(12)の膜厚よりも厚いこ
    とを特徴とする固体撮像措置。
  6. 【請求項6】電荷転送デバイス(34)を構成する反対
    導電型埋込層(35)を一導電型半導体層(32)の上
    層部に形成する工程と、前記埋込層(35)の上に絶縁
    膜(36)を介して第一の導電膜を積層し、該導電膜を
    パターニングして前記電荷転送デバイス(34)の第一
    の転送電極(38)を一定間隔をおいて複数形成する工
    程と、CVD法又は熱酸化法によって少なくとも第一の
    転送電極(38)表面を絶縁膜で覆う工程と、第二の導
    電膜を成長し、該第二の導電膜をパターニングして少な
    くとも前記第一の転送電圧(38)の間に第二の転送電
    極(39)を形成する工程と、前記半導体層(32)表
    面と前記第一及び第二の転送電極(38,39)表面に
    CVD法又は熱酸化法により絶縁膜(41,42)を形
    成する工程と、画素領域周辺にある前記半導体層(32
    )表面の前記絶縁膜(42)と前記第一及び第二転送電
    極(38,39)の上の絶縁膜(41)の上に選択的に
    導電性遮光膜(40)を形成する工程と、前記導電性遮
    光膜(40)をマスクに使用して前記画素領域の前記半
    導体層(32)に反対導電型不純物をイオン注入し、光
    電素子(31)となる反対導電型層(33)を形成する
    工程とを有することを特徴とする固体撮像装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】請求項6において前記反対導電型不純物を
    イオン注入した後に、前記導電性遮光膜(40)をマス
    クにして一導電型不純物を前記反対導電型不純物よりも
    浅く前記半導体層(32)にイオン注入し、前記光電素
    子(31)の前記反対導電型層(33)の上に一導電型
    層(33a)を形成する工程を含むことを特徴とする固
    体撮像装置の製造方法。
  8. 【請求項8】電荷転送デバイス(4)を構成する反対導
    電型埋込層(5)を一導電型の半導体層(2)の上層部
    に形成する工程と、前記埋込層(5)の上に第一の絶縁
    膜(6)を介して第一の導電膜を積層し、該第一の導電
    膜をパターニングして前記電荷転送デバイス(4)の第
    一の転送電極(8)を間隔をおいて複数形成する工程と
    、CVD法又は熱酸化法により少なくとも第一の転送電
    極(8)表面に第二の絶縁膜を形成する工程と、第二の
    導電膜を成長し、パターニングにより少なくとも前記第
    一の転送電極(8)の間に第二の転送電極(9)を形成
    する工程と、前記半導体層(2)表面と前記第一及び第
    二の転送電極(8,9)表面にCVD法又は熱酸化法に
    より第三及び四の絶縁膜(11,12)を形成する工程
    と、前記転送電極(7)表面の第三の絶縁膜(11)と
    前記半導体層(2)表面の前記第四の絶縁膜(12)の
    上に、第三の導電膜(21)と第五の絶縁膜(53)を
    この順に形成した後に、該第五の絶縁膜(53)を膜厚
    方向に異方性エッチングして前記転送電極(8,9)の
    側方にある前記第三の導電膜(21)の段差にのみ残存
    させる工程と、前記転送電極(8,9)上の前記第三の
    導電膜(21)をフォトレジスト(54)で覆い、該フ
    ォトレジスト(54)と前記段差にある第五の絶縁膜(
    53)をマスクにして前記第三の導電膜(21)を選択
    的にエッチングし、残存した前記第三の導電膜(21)
    によって遮光膜(10)を形成する工程を有することを
    特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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