JP2009105380A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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達也 平田
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Abstract

【課題】実効チャネル幅の減少を抑制できる固体撮像装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る固体撮像装置は、Pウェル101の内部に形成され、光を信号電荷に変換し蓄積する信号蓄積部102と、Pウェル101の上に形成されるゲート電極104と、ゲート電極104から見てY方向において信号蓄積部102とは反対側に形成されるドレイン領域105と、信号蓄積部102、ゲート電極104及びドレイン領域105が形成される領域を囲むように形成される絶縁性の素子分離部107と、素子分離部107の側面及び底面に接して形成され、Pウェル101よりも不純物濃度の高い欠陥抑制層108と、ゲート電極104のX方向における端部下に形成される読み出しチャネル拡大領域111とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に関し、特に、信号蓄積部に蓄積された信号電荷を読み出すための読み出しトランジスタを備える固体撮像装置に関する。
固体撮像装置の分野において、増幅型固体撮像装置(MOSイメージセンサ)の構造に関する数多くの技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。増幅型固体撮像装置
は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサと比較して低消費電力であるという利点がある。さらに、増幅型固体撮像装置は、センサ部分と周辺回路とを同じCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスを用いて製造できるので、センサ部分と周辺回路との統合が容易であるという利点がある。
以下、特許文献1記載の従来の固体撮像装置について説明する。
図23〜図25は、特許文献1記載の従来技術の固体撮像装置の構成を示す図である。
図23は、1画素分の光電変換部及び信号読み出し部の構成を示す平面図である。図24は、図23のY1−Y2面における固体撮像装置の構成を示す断面図である。図25は、図23のX1−X2面における固体撮像装置の構成を示す断面図である。
図23〜図25に示すように、各画素は、Pウェル101内に形成される。各画素は、信号蓄積部(フォトダイオード)102と、ゲート酸化膜103と、ゲート電極104と、ドレイン領域105と、表面シールド層106と、素子分離部107と、欠陥抑制層108と、容量拡大領域112とを含む。
信号蓄積部102は、Pウェル101の内部に形成されるN型拡散層である。信号蓄積部102は、光を信号電荷に変換し、変換した信号電荷を蓄積する光電変換部である。
ゲート電極104は、信号蓄積部102に隣接してPウェル101の上にゲート酸化膜103を介して形成される。
信号蓄積部102と、ゲート電極104と、ドレイン領域105とは1つのMOSトランジスタ(読み出しトランジスタ)を構成する。当該MOSトランジスタは、信号蓄積部102に蓄積された信号電荷を読み出す信号読み出し部を構成する。
表面シールド層106は、P型拡散層である。表面シールド層106は、信号蓄積部102の上部であり、Pウェル101の表面に形成される。
素子分離部107は、半導体基板を掘り込んだSTI(Shallow Trench Isolation)である。
欠陥抑制層108は、P型拡散層であり、素子分離部107の側面及び底面に隣接して形成される。欠陥抑制層108は、素子分離部107を形成することにより発生する結晶欠陥を抑制するための層である。
容量拡大領域112は、欠陥抑制層108と信号蓄積部102とを隔てるように形成される。容量拡大領域112は、信号蓄積部102よりN型不純物濃度が高い。
以上の構成により、特許文献1記載の固体撮像装置は、容量拡大領域112を備えることで、欠陥抑制層108を形成することによる、信号蓄積部102における信号電荷の蓄積量の減少を低減できる。
特開2006−324482号公報
しかしながら、特許文献1記載の固体撮像装置では、微細化によりゲート電極104の幅が短くなると、信号蓄積部102からドレイン領域105に信号(電子)を転送するチャネルの幅が短くなる。これにより、欠陥抑制層108による実効チャネル幅の減少が顕著になってくるという問題がある。
以下、上記問題の詳細について、図26を用いて説明する。
図26は、図25の線X3−X4における不純物濃度の分布を示す図である。図26(a)及び図26(b)はN型不純物濃度の分布を示す図であり、図26(c)及び図26(d)はP型不純物濃度の分布を示す図であり、図26(e)及び図26(f)はN型とP型とをあわせた全不純物濃度の分布を示す図である。また、図26(b)、図26(d)、及び図26(f)は、図26(a)、図26(c)、及び図26(e)に比べて、微細化により画素サイズが小さくなったことにより、X3−X4の距離が短くなった場合の不純物濃度の分布を示す図である。
図26(a)及び図26(b)に示すように、N型不純物濃度はX方向の位置によらず一定である。一方、図26(c)及び(d)に示すように、P型不純物濃度は、ゲート電極104の中央部下に比べて欠陥抑制層108に近いところで高く、欠陥抑制層108から離れるほど低くなる。これは、P型不純物濃度の高い欠陥抑制層108の形成に起因している。
図27は、欠陥抑制層108を形成するP型不純物のイオン注入の概念図である。図27に示すように、レジスト109を用いて、素子分離部107が形成される溝の側面表面からイオン注入が行われる。この時、欠陥の多い素子分離部107の側面表面付近にP型不純物濃度のピークが形成されるようにイオン注入が行われる。従って、素子分離部107の側面表面の位置X3及びX4付近がP型不純物濃度のピークになる。
よって、図26(e)及び図26(f)に示すように、N型とP型とをあわせた全不純物濃度は、ゲート電極104の中央部下に比べて欠陥抑制層108に近いところで高くなる。これにより、読み出しトランジスタの実効チャネル幅が減少する。特に、図26(f)に示すように、微細化により画素サイズが小さくなった場合には、X3−X4の距離が短くなるので、実効チャネル幅の減少が顕著になる。
これにより、従来の固体撮像装置では、信号蓄積部102からドレイン領域105に信号(電子)を完全に転送できない場合が生じる。よって、従来の固体撮像装置では、転送できずに信号蓄積部102に残った電子の数である残像電子数が増加してしまう。
そこで、本発明は、実効チャネル幅の減少を抑制できる固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る固体撮像装置は、第1導電型の第1領域を含む半導体基板と、前記第1領域の内部に形成され、光を信号電荷に変換し、当該信号電荷を蓄積する第2導電型の信号蓄積部と、前記第1領域の上に形成されるゲート電極と、前記ゲート電極から見て前記信号蓄積部とは反対側の前記第1領域に形成される第2導電型のドレイン領域と、前記信号蓄積部、ゲート電極及びドレイン領域が形成される領域を囲むように形成される絶縁性の素子分離部と、前記素子分離部の側面及び底面に接して形成され、前記第1領域よりも不純物濃度の高い第1導電型不純物導入領域と、前記ゲート電極のゲート幅方向の端部下の前記第1領域に形成される第2導電型不純物導入領域とを備える。
この構成によれば、ゲート電極のゲート幅方向の端部下に、ゲート電極下の中央部より第2導電型の不純物濃度が高いチャネル拡大領域(第2導電型不純物導入領域)が形成される。これにより、本発明に係る固体撮像装置は、欠陥抑制層(第1導電型不純物導入領域)を形成することで生じる読み出しトランジスタの実効チャネル幅の減少を抑制できる。よって、本発明に係る固体撮像装置は、微細化による残像電子数の増加を低減できる。
また、前記第1導電型不純物導入領域は欠陥抑制領域であり、第2導電型不純物導入領域はチャネル拡大領域であってもよい。
また、前記第2導電型不純物導入領域の第1導電型の不純物濃度は、第2導電型の不純物濃度より高くてもよい。
また、前記第1導電型不純物導入領域の少なくとも一部分は、前記ゲート電極下に形成され、前記第2導電型不純物導入領域は、前記第1導電型不純物導入領域に接してもよい。
この構成によれば、ゲート電極下に形成される欠陥抑制層に接する領域の第2導電型の不純物濃度を増加させることができる。これにより、本発明に係る固体撮像装置は、欠陥抑制層を形成することで生じる実効チャネル幅の減少を抑制できる。
また、前記第2導電型不純物導入領域は、前記ゲート電極の前記ゲート幅方向の両方の端部下の前記第1領域に形成されてもよい。
この構成によれば、ゲート電極下のゲート幅方向の両端部に第2導電型の不純物濃度が高い領域が形成されるので、実効チャネル幅の減少をさらに抑制できる。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記信号蓄積部の前記ゲート幅方向の側面に接して形成され、前記信号蓄積部より第2導電型の不純物濃度が高い第2導電型の容量拡大領域を備えてもよい。
この構成によれば、欠陥抑制層を形成することにより生じる電荷蓄積量の減少を低減できる。
また、前記固体撮像装置は、さらに、前記信号蓄積部の上方の前記第1領域に形成され、前記第1領域よりも第1導電型の不純物濃度の高い第1導電型の表面シールド層を備えてもよい。
この構成によれば、信号蓄積部の上方に信号蓄積部と逆の導電型の表面シールド層を形成することで、暗電流の発生を低減できる。
また、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、半導体基板に第1導電型の第1領域を形成する工程と、前記第1領域の内部に、光を信号電荷に変換し、当該信号電荷を蓄積する第2導電型の信号蓄積部を形成する工程と、前記第1領域の上にゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極から見て前記信号蓄積部とは反対側の前記第1領域に第2導電型のドレイン領域を形成する工程と、前記信号蓄積部、ゲート電極及びドレイン領域が形成される領域を囲むように絶縁性の素子分離部を形成する工程と、前記素子分離部の側面及び底面に接し、前記第1領域よりも不純物濃度の高い第1導電型不純物導入領域を形成する工程と、前記ゲート電極のゲート幅方向の端部下の前記第1領域に第2導電型不純物導入領域を形成する工程とを含む。
これによれば、ゲート電極のゲート幅方向の端部下に、ゲート電極下の中央部より第2導電型の不純物濃度が高いチャネル拡大領域(第2導電型不純物導入領域)が形成される。これにより、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、欠陥抑制層(第1導電型不純物導入領域)を形成することで生じる読み出しトランジスタの実効チャネル幅の減少を抑制することによって、微細化による残像電子数の増加を低減できる固体撮像装置を製造できる。
また、前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、前記信号蓄積部の上方の前記第1領域に、前記第1領域よりも第1導電型の不純物濃度の高い第1導電型の表面シールド層を形成する工程を含んでもよい。
また、前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、前記第2導電型不純物導入領域の形成に用いられるイオン注入マスクを用いて、前記信号蓄積部の前記ゲート幅方向の側面に接し、前記信号蓄積部より第2導電型の不純物濃度が高い第2導電型の容量拡大領域を形成する工程を含んでもよい。
また、複数の画素のそれぞれに、前記信号蓄積部と、前記ゲート電極と、前記ドレイン領域と、前記第2導電型不純物導入領域と、前記容量拡大領域とを形成し、前記複数の画素のうち2以上に対して連続する注入スペースパターンを有する前記イオン注入マスクを用いて、前記容量拡大領域及び前記第2導電型不純物導入領域を形成してもよい。
これによれば、複数の画素における注入スペースパターンが微細なパターンにならないので、チャネル拡大領域及び容量拡大領域を安定して形成できる。これにより、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、特性ばらつきを低減できるので、製造歩留まりを向上できる。
以上より、本発明は、実効チャネル幅の減少を抑制できる固体撮像装置を提供できる。
以下、本発明に係る固体撮像装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置は、読み出しトランジスタのゲート電極104下のゲート幅方向(チャネル幅方向)の端部に形成され、N型不純物濃度が高い領域を備える。これにより、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置は、欠陥抑制層108を形成することによる実効チャネル幅の減少を抑制できるので、微細化による残像電子数の増加を低減できる。
本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置は、MOSイメージセンサであり、平面状に配置された複数の画素を備える。各画素はそれぞれ光電変換部と信号読み出し部とを含む。
図1〜図3は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の1画素の構成を示す図である。図1は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の1画素の構成を示す平面図である。図2は、図1のY3−Y4面における固体撮像装置の構成を示す断面図である。図3は、図1のX1−X2面における固体撮像装置の構成を示す断面図である。なお、図23〜図25と同様の要素には同一の符号を付している。
図1〜図3に示すように、各画素は、半導体基板(図示せず)に形成されたPウェル101内に形成される。各画素は、信号蓄積部(フォトダイオード)102と、ゲート酸化膜103と、ゲート電極104と、ドレイン領域105と、表面シールド層106と、素子分離部107と、欠陥抑制層108と、読み出しチャネル拡大領域111とを備える。
なお、図1のY1−Y2面における断面構造は、図2に示す構造において読み出しチャネル拡大領域111を除いた構成である。
Pウェル101は、半導体基板に形成され、そのP型不純物濃度は1E12/cm3〜1E16/cm3程度である。
信号蓄積部102は、Pウェル101の内部に形成されるN型拡散層で、そのN型不純物濃度は2E16/cm3〜2E17/cm3程度である。信号蓄積部102は、光を信号電荷に変換する光電変換部である。信号蓄積部102は、変換した信号電荷を蓄積する。
ゲート酸化膜103は、Pウェル101の上に形成される。
ゲート電極104は、信号蓄積部102に接してPウェル101の上にゲート酸化膜103を介して形成される。
ドレイン領域105は、N型拡散層であり、そのN型不純物濃度は1E17/cm3〜1E19/cm3程度である。ドレイン領域105は、ゲート電極104から見てY方向(図1における縦方向)において信号蓄積部102とは反対側のPウェル101の表面に形成される。
信号蓄積部102と、ゲート電極104と、ドレイン領域105とは1つのMOSトランジスタ(読み出しトランジスタ)を構成する。当該MOSトランジスタは、信号蓄積部102に蓄積された信号電荷を読み出す信号読み出し部を構成する。
表面シールド層106は、P型拡散層であり、そのP型不純物濃度は1E19/cm3〜1E21/cm3程度である。表面シールド層106は、信号蓄積部102の上方であり、Pウェル101の表面に形成される。表面シールド層106は、Pウェル(P型不純物濃度は1E12/cm3〜1E16/cm3程度)よりP型不純物濃度が高い。表面シールド層106は、信号蓄積部102と逆の導電型の層であり、暗電流の発生を低減するための層である。
素子分離部107は、絶縁性の材料により形成され、各画素を電気的に分離する。具体的には、素子分離部107は、半導体基板を掘り込んだSTIである。素子分離部107は、信号蓄積部102、ゲート電極104及びドレイン領域105が形成される領域を囲むように形成される。言い換えると、素子分離部107は信号蓄積部102及び読み出しトランジスタを囲むように形成される。
欠陥抑制層108は、P型拡散層(P型不純物導入領域)であり、そのP型不純物濃度は1E17/cm3〜1E18/cm3程度であり、素子分離部107の側面及び底面に接して形成される。欠陥抑制層108は、Pウェル101(P型不純物濃度は1E12/cm3〜1E16/cm3程度)よりもP型不純物濃度が高い。欠陥抑制層108は、素子分離部107を形成することにより発生する結晶欠陥を抑制するための層である。
また、素子分離部107及び欠陥抑制層108のゲート電極104側の一部は、ゲート電極104下に形成される。
読み出しチャネル拡大領域111は、ゲート電極104のゲート幅方向(X方向)における両端部の下のPウェル101に形成される。読み出しチャネル拡大領域111は、ゲート電極104下のゲート幅方向において欠陥抑制層108に接して形成される。
読み出しチャネル拡大領域111は、Pウェル101にN型不純物をイオン注入することにより形成されるN型不純物領域(N型不純物導入領域)であり、そのN型不純物濃度は1E15/cm3〜1E16/cm3程度である。なお、ここでは、N型不純物をイオン注入する(N型不純物を導入する)ことで形成する領域を、N型不純物領域(N型不純物導入領域)と呼ぶ。
また、読み出しチャネル拡大領域111のN型不純物濃度は、読み出しチャネル拡大領域111のP型不純物濃度よりも低いために、読み出しチャネル拡大領域111は物理的にはP型の極性を有し、P型領域として機能する。
また、読み出しチャネル拡大領域111は、ゲート電極104の中央部下の読み出しチャネル拡大領域111でないPウェル101の領域(N型不純物濃度は1E14/cm3〜1E15/cm3程度)に比べてN型不純物濃度が高い。読み出しチャネル拡大領域111は、ゲート電極104下の読み出しチャネル拡大領域111が形成されない領域に比べて、N型不純物濃度が2倍以上高い。読み出しチャネル拡大領域111は、信号蓄積部102及び欠陥抑制層108とは異なる不純物領域である。
なお、図1及び図2に示すように、読み出しチャネル拡大領域111は、読み出しトランジスタの転送方向であるゲート長方向(Y方向)において、ゲート電極104下のみに形成されているが、さらにゲート電極104下以外の信号蓄積部102の上の領域に形成されてもよい。
図4は、従来の固体撮像装置と、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置との、図3及び図25の位置X3−X4における不純物濃度の分布を示す図である。図4(a)はN型不純物濃度の分布を示す図であり、図4(b)はP型不純物濃度の分布を示す図であり、図4(c)はN型とP型とをあわせた全不純物濃度の分布を示す図である。
図4(a)に示すように、従来の固体撮像装置のN型不純物濃度201は、X方向の位置によらず一定であるが、本実施の形態の固体撮像装置のN型不純物濃度200では、素子分離部107に近い領域のN型不純物濃度が、ゲート電極104の中央部下のN型不純物濃度に比べて高い。
また、図4(b)に示すように、従来の固体撮像装置及び本実施の形態の固体撮像装置において、P型不純物濃度202及び203の分布は、同様である。位置X3−X4におけるP型不純物濃度202及び203は、P型不純物濃度の高い欠陥抑制層108により、ゲート電極104の中央部下に比べて欠陥抑制層108に近いところで高く、欠陥抑制層108から離れるほど低くなる。これは、P型不純物濃度の高い欠陥抑制層108の形成に起因している。
図4(c)に示すように、従来の固体撮像装置のN型とP型をあわせた全不純物濃度205に比べ、本実施の形態の固体撮像装置の全不純物濃度204では、ゲート電極104下のP型領域における特にP型不純物濃度の高い領域が減少する。これにより、本実施の形態の固体撮像装置の実効チャネル幅210は、従来の固体撮像装置の実効チャネル幅211に比べ、長くなる。ここで、実効チャネル幅とは、物理的にはP型の極性を有することによりP型領域として機能し、かつ全不純物濃度がゲート電極104の中央部下と等しいかそれ以下の領域の幅である。例えば、実効チャネル幅とは、全不純物濃度が9E16/cm3と等しいかそれ以下の領域の幅である。
以上より、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置は、欠陥抑制層108の形成による読み出しトランジスタの実効チャネル幅の減少を低減できるので、残像電子数の増加を低減できる。特に、本発明は、微細化により、欠陥抑制層108による実効チャネル幅の減少が顕著になるときに有効である。例えば、1画素のセル面積が2μm×2μm程度で、X3−X4の長さが1μm程度のとき、従来の固体撮像装置では、実効チャネル幅211は0.2μm程度になるが、本実施の形態の固体撮像装置では、実効チャネル幅210は0.6μm程度になり、実効チャネル幅211に比べて長くできる。
次に、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の製造方法を説明する。
図5〜図10は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。
まず、図5に示すように、半導体基板に、Pウェル101を形成する。次に、図6に示すように、Pウェル101上にナイトライド膜115を堆積する。次に、図7に示すように、ナイトライド膜115をパターニングし、パターニングされたナイトライド膜115をマスクとして用いてエッチングすることで素子分離部107を形成するための溝を形成する。次に、図8に示すように、ナイトライド膜115をハードマスクとして用いたP型不純物のイオン注入により、当該溝の底面及び側面に欠陥抑制層108を形成する。次に、当該溝に絶縁性の材料(例えば、酸化シリコン等)を埋め込むことで、素子分離部107を形成する。
次に、ナイトライド膜115を除去した後、図9に示すようにレジスト116を用いたN型不純物のイオン注入により、信号蓄積部102を形成する。次に、図10に示すように、レジスト117を用いたN型不純物のイオン注入により、読み出しチャネル拡大領域111を形成する。
次に、ゲート酸化膜103及びゲート電極104が順次形成される。次に、レジストを用いたP型不純物のイオン注入により表面シールド層106が形成され、レジストを用いたN型不純物のイオン注入によりドレイン領域105が順次形成される。
以上の工程により、図1〜図3に示す固体撮像装置が形成される。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置は、実施の形態1に係る固体撮像装置の構成に加えて、さらに、信号蓄積部102のX方向の端部に形成される容量拡大領域112を備える。これにより、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置は、欠陥抑制層108を設けることによって縮小した信号蓄積部102の電荷蓄積量を回復し、電荷蓄積量の縮小に起因する飽和特性及び感度特性の劣化を低減できる。
図11〜図13は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の1画素の構成を示す図である。図11は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の1画素の構成を示す平面図である。図12は、図11のY3−Y4面における固体撮像装置の構成を示す断面図である。図13は、図11のX1−X2面における固体撮像装置の構成を示す断面図である。なお、図1〜図3と同様の要素には同一の符号を付しており、重複する説明は省略する。また、図11において、明瞭化のため、読み出しチャネル拡大領域111は図示していない。
また、図11におけるY1−Y2面における固体撮像装置の構成は実施の形態1と同様である。
図11〜図13に示すように、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置は、実施の形態1に係る固体撮像装置の構成に加えて、さらに、容量拡大領域112を備える。
容量拡大領域112は、信号蓄積部102のX方向における両側面に接して形成される。容量拡大領域112は、信号蓄積部102よりN型不純物濃度が高いN型領域であり、そのN型不純物濃度は4E16/cm3〜4E17/cm3程度である。容量拡大領域112は、読み出しチャネル拡大領域111に接して、読み出しチャネル拡大領域111の下に形成される。
また、容量拡大領域112は、欠陥抑制層108に接して形成される。つまり、容量拡大領域112は、信号蓄積部102と欠陥抑制層108とを隔てるように形成される。
以上により、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置は、実施の形態1に係る固体撮像装置の効果に加え、欠陥抑制層108を設けることによって縮小した信号蓄積部102の電荷蓄積量を回復することできる。これにより、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置は、信号電荷を蓄積する領域の縮小に起因する飽和特性や感度特性の劣化を低減できる。
次に、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の製造方法を説明する。
本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の製造方法では、同一のイオン注入マスクを用いて、読み出しチャネル拡大領域111及び容量拡大領域112を形成する。なお、他の工程は、実施の形態1と同様であり、説明は省略する。
図14は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の製造方法における読み出しチャネル拡大領域111及び容量拡大領域112の形成に用いられるイオン注入マスクの構成を示す平面図である。
図14に示すイオン注入マスク121を用いることで、1枚のマスクで、読み出しチャネル拡大領域111及び容量拡大領域112を形成できる。これにより、マスクの製造コスト、及び製造工程におけるマスクあわせの工程を削減できる。
また、図14では、信号蓄積部102及びゲート電極104におけるX方向の端部のみに注入スペースパターンを有するイオン注入マスク121を示したが、以下に示すイオン注入マスク122を用いてもよい。
図15は、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の製造方法における読み出しチャネル拡大領域111及び容量拡大領域112の形成に用いられるイオン注入マスクの変形例の構成を示す平面図である。
図14に示すイオン注入マスク121では、イオンが注入される注入スペースパターンが各画素で個別に形成される。一方、図15に示すイオン注入マスク122では、注入スペースパターンがY方向の複数の画素で連続して形成される。
図16は、イオン注入マスク121及び122により形成された、横2画素×縦3画素分のレジストパターンを示す平面図である。図16(a)は、イオン注入マスク121を用いて形成したレジストパターンを示す平面図であり、図16(b)は、イオン注入マスク122を用いて形成したレジストパターンを示す平面図である。
なお、ここでは説明の明瞭化のため、横2画素×縦3画素を示しているが、実際には、MOSイメージセンサは1M以上の画素数が主流であり、縦横ともに数千画素単位で使用されることが多い。
図16(a)に示すようにイオン注入マスク121を用いた場合、各画素においてレジストスペース131は独立している。
一方、図16(b)に示すようにイオン注入マスク122を用いた場合、縦1列(実際には縦方向に配置された数千画素)においてレジストスペース132はつながっている。
すなわち、微細な孤立スペースパターンがないので、画素を微細化した場合でも読み出しチャネル拡大領域111及び容量拡大領域112を安定して形成できる。これにより、本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置は、特性ばらつきが低減できるので、製造歩留まりを向上できる。
なお、イオン注入マスク121の角部分の形を工夫することでレジストが丸まらないように改善することもできる。
また、縦1列の画素のうち2以上の画素に対して連続する注入スペースパターンを有するイオン注入マスクを用いて、容量拡大領域112及び読み出しチャネル拡大領域111を形成してもよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置は、実施の形態2に係る固体撮像装置の構成に対して、さらに、信号蓄積部102のY方向における、ゲート電極104が形成される側と反対側の端部に容量拡大領域112が形成される。
図17は、本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置の製造方法における読み出しチャネル拡大領域111及び容量拡大領域112の形成に用いられるイオン注入マスクの構成を示す平面図である。
図17に示すイオン注入マスク123を用いることで、信号蓄積部102の4方向の端部のうち、ゲート電極104側を除いた3方向の端部に容量拡大領域112が形成される。つまり、容量拡大領域112は、信号蓄積部102のX方向における両方の側面、及びY方向におけるゲート電極104側と反対の側面に接して形成される。
例えば、図17におけるY1−Y2面における断面構造は、図24と同様である。また、図17におけるX1−X2面及びY3−Y4面における断面構造は、それぞれ、図13及び図12と同様である。
以上の構成により、実施の形態3に係る固体撮像装置は、実施の形態2に係る固体撮像装置に比べて、容量拡大領域112の面積が大きくなるので、欠陥抑制層108を設けることによって縮小した信号蓄積部102の電荷蓄積量をさらに回復できる。これにより、本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置は、信号電荷を蓄積する領域の縮小に起因する飽和特性及び感度特性の劣化をさらに低減できる。
図18は、実施の形態2及び実施の形態3に係る固体撮像装置の位置Y1−Y2における信号蓄積時の電位ポテンシャルの分布を示す図である。図18において、電位ポテンシャル221は、実施の形態2に係る固体撮像装置の電位ポテンシャルであり、電位ポテンシャル220は、実施の形態3に係る固体撮像装置の電位ポテンシャルである。
図18に示すように、電位ポテンシャル220は、電位ポテンシャル221に比べて、信号蓄積領域の位置Y1側の立ち上りが鋭角になり、ポテンシャルの立ち上がり位置が位置Y1に近くなる。これにより実施の形態3に係る固体撮像装置は、実施の形態2に係る固体撮像装置に比べ、蓄積時に信号蓄積部102に蓄積できる飽和電子数が増加する。
一方で、実施の形態3に係る固体撮像装置は、実施の形態2に係る固体撮像装置に比べて、ポテンシャルポケットが発生しやすいという問題点がある。
以下、その理由について説明する。
図19は、実施の形態3に係る固体撮像装置の位置Y1−Y2における電位ポテンシャルの分布を示す図である。図19(a)は信号蓄積部102に信号電荷を蓄積されている時の電位ポテンシャルを示す図であり、図19(b)は信号蓄積部102からドレイン領域105に信号(電子)を転送する時の電位ポテンシャルを示す図である。
図19(a)に示すように、イオン注入マスク123がY2方向にマスクずれした場合、Y1付近の容量拡大領域112が大きくなりすぎてしまい、信号蓄積領域にポテンシャルポケット141が発生する。
図19(b)に示すように、ゲート電極104に正の電圧を印加して信号蓄積部102からドレイン領域105に信号(電子)を転送するときに、ポテンシャルポケット141に溜まった信号(電子)は転送できないので、残像電子数が増加してしまう。
なお、将来的に製造技術の精度向上により、イオン注入マスク123のマスクずれが小さくなった場合には、製造工程のマスクずれによる残像電子数の増加は少なくなる。これにより、実施の形態3に係る固体撮像装置は、実施の形態2に係る固体撮像装置に比べて、より望ましい形状となる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る固体撮像装置は、実施の形態3に係る固体撮像装置の構成に対して、さらに、信号蓄積部102のY方向における、ゲート電極104が形成される側に容量拡大領域112が形成される。
図20は、本発明の実施の形態4に係る固体撮像装置の製造方法における読み出しチャネル拡大領域111及び容量拡大領域112の形成に用いられるイオン注入マスクの構成を示す平面図である。
図20に示すイオン注入マスク124を用いることで、信号蓄積部102の4方向の端部の全てに容量拡大領域112が形成される。つまり、容量拡大領域112は、信号蓄積部102のX方向における両方の側面、及びY方向における両方の側面に接して形成される。
なお、図20におけるX1−X2面及びY3−Y4面における断面構造は、それぞれ、図13及び図12と同様である。
また、図20におけるY1−Y2面における断面構造は、図24に示す断面構造に加え、さらに、信号蓄積部102のゲート電極104側の側面に容量拡大領域112が形成された構造である。
以上の構成により、実施の形態4に係る固体撮像装置は、実施の形態3に係る固体撮像装置に比べて、容量拡大領域112が大きくなるので、欠陥抑制層108を設けることによって縮小した信号蓄積部102の電荷蓄積量をさらに回復できる。これにより、本発明の実施の形態4に係る固体撮像装置は、信号電荷を蓄積する領域の縮小に起因する飽和特性及び感度特性の劣化をさらに低減できる。
図21は、実施の形態3及び実施の形態4に係る固体撮像装置の位置Y1−Y2における蓄積時の電位ポテンシャルの分布を示す図である。図21において、電位ポテンシャル222は、実施の形態4に係る固体撮像装置の電位ポテンシャルであり、電位ポテンシャル220は、実施の形態3に係る固体撮像装置の電位ポテンシャルである。
図21に示すように、電位ポテンシャル222は、電位ポテンシャル220に比べて、信号蓄積領域の位置Y2側の立ち上りが鋭角になり、ポテンシャルの立ち上がり位置が位置Y2に近くなる。これにより、実施の形態4に係る固体撮像装置は、実施の形態3に係る固体撮像装置に比べ、蓄積時に信号蓄積部102に蓄積できる飽和電子数が増加する。
一方で、実施の形態4に係る固体撮像装置は、実施の形態3に係る固体撮像装置に比べて、ポテンシャルポケットが発生しやすいという問題点がある。
以下、その理由について説明する。
図22は、実施の形態4に係る固体撮像装置の位置Y1−Y2における電位ポテンシャルの分布を示す図である。図22(a)は信号蓄積部102に信号電荷が蓄積されている時の電位ポテンシャルを示す図であり、図22(b)は信号蓄積部102からドレイン領域105に信号(電子)を転送する時の電位ポテンシャルを示す図である。
イオン注入マスク124がY1方向にマスクずれした場合、Y2付近の容量拡大領域112が大きくなりすぎてしまい、図22(a)に示すように、信号蓄積領域にポテンシャルポケット142が発生する。
図22(b)に示すように、ゲート電極104に正の電圧を印加して信号蓄積部102からドレイン領域105に信号(電子)を転送するときに、ポテンシャルポケット142に溜まった信号(電子)は転送できないので、残像電子数が増加してしまう。
また、イオン注入マスク124がY2方向にマスクずれした場合には、表面付近のN型不純物濃度が高い領域がゲート電極104下の大部分に形成されるので、実効ゲート長が短くなるという問題もある。これにより、信号蓄積部102に信号を蓄積するときに、ドレイン領域105に信号(電子)がもれだして飽和電子数が逆に減少してしまう場合もある。
なお、将来的に製造技術の精度向上により、イオン注入マスク124のマスクずれが小さくなった場合には、製造工程のマスクずれによる残像電子数の増加は少なくなる。これにより、実施の形態4に係る固体撮像装置は、実施の形態3に係る固体撮像装置に比べて、より望ましい形状となる。
以上、本発明の実施の形態1〜4に係る固体撮像装置について説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記説明では、半導体基板(N型半導体基板)に形成されたPウェル101に画素を形成する例を説明したが、P型半導体基板に直接形成してもよい。つまり、上述した本発明に係る各画素の構成は、半導体基板に含まれるP型領域に形成されればよい。
また、上記説明における、P型及びN型を全て反転させた構成であってもよい。
また、上記説明では、読み出しチャネル拡大領域111が、ゲート幅方向のゲート電極104の両端部の下に形成されているが、一方の端部の下のみに形成されてもよい。
また、上記説明では、実施の形態2において信号蓄積部102のX方向の両端部に容量拡大領域112が形成されているが、一方の端部にのみ形成されてもよい。
また、上記説明では、実施の形態4において信号蓄積部102の全ての端部に容量拡大領域112が形成される例にについて述べたが、信号蓄積部102のX方向の両端部及びY方向のゲート電極104側の端部にのみ容量拡大領域112が形成されてもよい。
また、実施の形態3及び4において、各画素に対して個別のスペースパターンを有するイオン注入マスクを用いる例について述べたが、図16(b)と同様に縦1列において、つながったスペースパターンを有するイオン注入マスクを用いてもよい。
また、上記説明では、表面シールド層106と信号蓄積部102(及び容量拡大領域112)とは、縦方向(半導体基板の厚さ方向)において接していないが、接してもよい。
また、上記説明では、Y方向の断面において、信号蓄積部102の上方で表面シールド層106が形成されていない領域があるが、信号蓄積部102の上方であり、ゲート電極104が形成される領域以外の領域の全面に表面シールド層106を形成してもよい。
本発明は、固体撮像装置に適用でき、特に、固体撮像装置を搭載した各種の撮影装置及び携帯電話装置に代表される撮影装置付きモバイル機器に適用できる。
本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の構成を示すY方向の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の構成を示すX方向の断面図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置のゲート電極下のX方向の不純物濃度の分布を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の製造方法を説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の構成を示すY方向の断面図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置の構成を示すX方向の断面図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置におけるイオン注入マスクの構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置におけるイオン注入マスクの変形例の構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係る固体撮像装置におけるレジストパターンの構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置におけるイオン注入マスクの構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態2及び実施の形態3に係る固体撮像装置の信号蓄積時の電位ポテンシャルの分布を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る固体撮像装置の電位ポテンシャルの分布を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る固体撮像装置におけるイオン注入マスクの構成を示す平面図である。 本発明の実施の形態3及び実施の形態4に係る固体撮像装置の信号蓄積時の電位ポテンシャルの分布を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る固体撮像装置の電位ポテンシャルの分布を示す図である。 従来の固体撮像装置の構成を示す平面図である。 従来の固体撮像装置の構成を示すY方向の断面図である。 従来の固体撮像装置の構成を示すX方向の断面図である。 従来の固体撮像装置のゲート電極下のX方向の不純物濃度の分布を示す図である。 従来の固体撮像装置における欠陥抑制層を形成するためにイオン注入工程を模式的に示す図である。
符号の説明
101 Pウェル
102 信号蓄積部(フォトダイオード)
103 ゲート酸化膜
104 ゲート電極
105 ドレイン領域
106 表面シールド層
107 素子分離部
108 欠陥抑制層
111 読み出しチャネル拡大領域
112 容量拡大領域
115 ナイトライド膜
116、117 レジスト
121、122、123、124 イオン注入マスク
131、132 レジストスペース
141、142 ポテンシャルポケット
200、201 N型不純物濃度
202、203 P型不純物濃度
204、205 全不純物濃度
210、211 実効チャネル幅
220、221、222 電位ポテンシャル

Claims (11)

  1. 第1導電型の第1領域を含む半導体基板と、
    前記第1領域の内部に形成され、光を信号電荷に変換し、当該信号電荷を蓄積する第2導電型の信号蓄積部と、
    前記第1領域の上に形成されるゲート電極と、
    前記ゲート電極から見て前記信号蓄積部とは反対側の前記第1領域に形成される第2導電型のドレイン領域と、
    前記信号蓄積部、ゲート電極及びドレイン領域が形成される領域を囲むように形成される絶縁性の素子分離部と、
    前記素子分離部の側面及び底面に接して形成され、前記第1領域よりも不純物濃度の高い第1導電型不純物導入領域と、
    前記ゲート電極のゲート幅方向の端部下の前記第1領域に形成される第2導電型不純物導入領域とを備える
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記第1導電型不純物導入領域は欠陥抑制領域であり、第2導電型不純物導入領域はチャネル拡大領域である
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記第2導電型不純物導入領域の第1導電型の不純物濃度は、第2導電型の不純物濃度より高い
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1導電型不純物導入領域の少なくとも一部分は、前記ゲート電極下に形成され、
    前記第2導電型不純物導入領域は、前記第1導電型不純物導入領域に接する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の固体撮像装置。
  5. 前記第2導電型不純物導入領域は、前記ゲート電極の前記ゲート幅方向の両方の端部下の前記第1領域に形成される
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記固体撮像装置は、さらに、
    前記信号蓄積部の前記ゲート幅方向の側面に接して形成され、前記信号蓄積部より第2導電型の不純物濃度が高い第2導電型の容量拡大領域を備える
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記固体撮像装置は、さらに、
    前記信号蓄積部の上方の前記第1領域に形成され、前記第1領域よりも第1導電型の不純物濃度の高い第1導電型の表面シールド層を備える
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 半導体基板に第1導電型の第1領域を形成する工程と、
    前記第1領域の内部に、光を信号電荷に変換し、当該信号電荷を蓄積する第2導電型の信号蓄積部を形成する工程と、
    前記第1領域の上にゲート電極を形成する工程と、
    前記ゲート電極から見て前記信号蓄積部とは反対側の前記第1領域に第2導電型のドレイン領域を形成する工程と、
    前記信号蓄積部、ゲート電極及びドレイン領域が形成される領域を囲むように絶縁性の素子分離部を形成する工程と、
    前記素子分離部の側面及び底面に接し、前記第1領域よりも不純物濃度の高い第1導電型不純物導入領域を形成する工程と、
    前記ゲート電極のゲート幅方向の端部下の前記第1領域に第2導電型不純物導入領域を形成する工程とを含む
    ことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  9. 前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、
    前記信号蓄積部の上方の前記第1領域に、前記第1領域よりも第1導電型の不純物濃度の高い第1導電型の表面シールド層を形成する工程を含む
    ことを特徴とする請求項8記載の固体撮像装置の製造方法。
  10. 前記固体撮像装置の製造方法は、さらに、
    前記第2導電型不純物導入領域の形成に用いられるイオン注入マスクを用いて、前記信号蓄積部の前記ゲート幅方向の側面に接し、前記信号蓄積部より第2導電型の不純物濃度が高い第2導電型の容量拡大領域を形成する工程を含む
    ことを特徴とする請求項8又は9記載の固体撮像装置の製造方法。
  11. 複数の画素のそれぞれに、前記信号蓄積部と、前記ゲート電極と、前記ドレイン領域と、前記第2導電型不純物導入領域と、前記容量拡大領域とを形成し、
    前記複数の画素のうち2以上に対して連続する注入スペースパターンを有する前記イオン注入マスクを用いて、前記容量拡大領域及び前記第2導電型不純物導入領域を形成する
    ことを特徴とする請求項10記載の固体撮像装置の製造方法。
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