JP2005072236A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フォトダイオードからチャネルへの電荷の転送効率を向上させることができる半導体装置を提供する。
【解決手段】フォトダイオードPDのカソード、および、MOSトランジスタMTのソースとして機能するN型拡散領域17を、比較的深い第1拡散層15および比較的浅い第2拡散層16の2つの拡散層で構成する。第2拡散層16は、ゲート電極13と一部が重なるように形成される。この構造により、N型拡散領域17からチャネルへの電荷の転送経路を、表面シールド領域18が狭めることが無くなる。また、第2拡散層16は、質量数の比較的小さい不純物の注入により形成される。このため、第2拡散層16の形成時に不純物が広範囲に拡散するため、第2拡散層16がゲート電極13と重なる部分を比較的大きくすることができ、電荷の転送効率を向上できる。
【選択図】図2


Description

本発明は、半導体装置の構造および製造方法に関し、特にイメージセンサの構造および製造方法に関する。
従来より、1画素ごとにフォトダイオードと、該フォトダイオードで発生した電荷を転送するトランジスタとを備えたCMOSイメージセンサが知られている。CMOSイメージセンサのフォトダイオードとしては、表面シールド領域(フォトダイオードの一電極を形成するウェル部分と同一導電型の比較的高濃度の不純物拡散領域)を基板表面に設けた「埋め込み型フォトダイオード」が一般に採用されている。埋め込み型フォトダイオードでは、電荷を蓄積する領域が基板表面の欠陥から遮断されるため、基板表面の欠陥を原因としたリーク電流の発生が防止される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−150847号公報
CMOSイメージセンサの埋め込み型フォトダイオードにおいては、表面シールド領域は一般に、トランジスタのゲート電極に隣接して、あるいは、ゲート電極と一部が重なるように形成される。このような表面シールド領域の存在により、フォトダイオードの電荷を蓄積する領域から、ゲート電極の下方に形成されるチャネルへの電荷の転送経路幅は比較的狭くなる。その結果、電荷転送のロスが生じやすくなり、これを原因としたノイズがCMOSイメージセンサで得られる画像中に発生し、画質が著しく劣化するという問題が生じていた。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、電荷の転送効率を向上させることができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置であって、前記基板の主面上に形成された前記トランジスタのゲート電極と、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、前記基板の主面内に形成された第1導電型の拡散領域と、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に形成された第2導電型の表面シールド領域と、を備え、前記拡散領域は、第1不純物の注入により形成された第1拡散層と、前記第1不純物よりも質量数の小さい第2不純物の注入により、前記第1拡散層よりも浅く、かつ、前記基板の深さ方向において前記ゲート電極と一部が重なるように形成された第2拡散層と、を備えている。
また、請求項2の発明は、基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置であって、前記基板の主面上に形成された前記トランジスタのゲート電極と、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、前記基板の主面内に形成された第1導電型の拡散領域と、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に形成された第2導電型の表面シールド領域と、を備え、前記拡散領域は、第1不純物の注入により形成された第1拡散層と、前記第1不純物よりも質量数の大きい第2不純物の注入により、前記第1拡散層よりも浅く、かつ、前記基板の深さ方向において前記ゲート電極と一部が重なるように形成された第2拡散層と、を備えている。
また、請求項4の発明は、基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置であって、前記基板の主面上に形成され、前記フォトダイオード側にサイドウォールが配置された前記トランジスタのゲート電極と、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、前記基板の主面内に形成された第1導電型の拡散領域と、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に、前記ゲート電極から離間して形成された第2導電型の表面シールド領域と、を備え、前記表面シールド領域の前記ゲート電極側の端部は、前記サイドウォールの下部に位置する。
また、請求項5の発明は、基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、(a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、(b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、(c)前記工程(b)において生じた前記基板の結晶欠陥を、熱処理によって回復する工程と、(d)前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に、第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、を備え、前記工程(b)は、(b−1)第1不純物を注入して、第1拡散層を形成する工程と、(b−2)第2不純物を注入して、前記第1拡散層よりも浅く、かつ、前記基板の深さ方向において前記ゲート電極と一部が重なるように第2拡散層を形成する工程と、を備えている。
また、請求項9の発明は、基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、(a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、(b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、(c)前記フォトダイオードの形成予定領域上の膜厚が所定の第1膜厚となるように、前記基板の主面上の全面に第1絶縁膜を堆積する工程と、(d)前記第1絶縁膜の前記第1膜厚を突き抜けるには十分で、前記ゲート電極のサイドに堆積した前記第1絶縁膜の第2膜厚を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物を注入して、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、を備えている。
また、請求項12の発明は、基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、(a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、(b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、(c)前記基板の主面上の全面に絶縁膜を堆積する工程と、(d)前記フォトダイオードの形成予定領域上の膜厚が所定の第1膜厚となるまで、前記絶縁膜に対してエッチングを行う工程と、(e)前記絶縁膜の前記第1膜厚を突き抜けるには十分で、前記ゲート電極のサイドに堆積した前記絶縁膜の第2膜厚を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物を注入して、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、を備えている。
また、請求項13の発明は、基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、(a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、(b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、(c)前記基板の主面上の全面に第1絶縁膜を堆積する工程と、(d)前記第1絶縁膜上の全面に、前記第1絶縁膜と阻止能が相違する第2絶縁膜をさらに堆積する工程と、(f)前記第1および第2絶縁膜の双方に対してエッチングを行い、前記ゲート電極の前記フォトダイオードの形成予定領域側に、前記第1および第2絶縁膜を構成要素として含むサイドウォールを形成する工程と、(g)前記サイドウォールを注入マスクの一部として用いて不純物を注入して、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、を備えている。
また、請求項14の発明は、基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、(a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、(b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、(c)前記基板の主面上の全面に第1絶縁膜を堆積する工程と、(d)前記第1絶縁膜上の全面に、前記第1絶縁膜と阻止能が相違する第2絶縁膜をさらに堆積する工程と、(f)前記フォトダイオードの形成予定領域上の前記第1絶縁膜の膜厚が所定の第1膜厚となるまで、前記第1および第2絶縁膜の双方に対してエッチングを行い、前記ゲート電極の前記フォトダイオードの形成予定領域側に、前記第1および第2絶縁膜を構成要素として含むサイドウォールを形成する工程と、(g)前記第1絶縁膜の前記第1膜厚を突き抜けるには十分で、前記サイドウォールの第2膜厚を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物を注入して、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、を備えている。
請求項1および2の発明によれば、比較的深い第1拡散層により、フォトダイオードの電荷の蓄積容量が確保されるとともに、ゲート電極と一部が重なる比較的浅い第2拡散層により、拡散領域からチャネルへの電荷の転送経路幅が確保されるため、電荷の転送効率を向上させることができる。
また特に請求項1の発明によれば、第1拡散層を形成するための第1不純物の質量数は比較的大きく、拡散が抑制されるため、隣接画素間でのクロストークの発生を防止できる。一方、第2拡散層を形成するための第2不純物の質量数は比較的小さく広範囲に拡散されるため、第2拡散層とゲート電極との重なりを広げることができ、電荷の転送効率をさらに向上できる。
また特に請求項2の発明によれば、第1拡散層を形成するための第1不純物の質量数は比較的小さく、広範囲に拡散されるため、フォトダイオードの電荷の蓄積容量を効率的に確保することができる。一方、第2拡散層を形成するための第2不純物の質量数は比較的大きく、拡散が抑制されるため、転送ゲート長を小さくできる。
また、請求項4の発明によれば、表面シールド領域がゲート電極から離間しているため、拡散領域からチャネルへの電荷の転送経路幅を確保でき、電荷の転送効率を向上させることができる。また、表面シールド領域のゲート電極側の端部は、サイドウォールの下部に位置するため、エッチングダメージのある基板の主面に拡散領域が直接的に接しないため、リーク電流を効果的に抑制できる。
また、請求項5の発明によれば、比較的深い第1拡散層と、ゲート電極と一部が重なる比較的浅い第2拡散層とを備える半導体装置を製造することができる。これにより、フォトダイオードの電荷の蓄積容量が確保されるとともに、拡散領域からチャネルへの電荷の転送経路幅が確保されるため、電荷の転送効率を向上させることができる。また、熱処理により基板の結晶欠陥を回復させた後に、表面シールド領域を形成するため、表面シールド領域を形成する際の不純物の増速拡散が防止される。したがって、表面シールド領域が広範囲となることが防止され、拡散領域からチャネルへの電荷の転送経路幅を効率的に確保できる。
また、請求項9、および、請求項12ないし請求項14の発明によれば、表面シールド領域がゲート電極から離間した半導体装置を製造することができる。これにより、拡散領域からチャネルへの電荷の転送経路幅が確保されるため、電荷の転送効率を向上させることができる。
また特に請求項12の発明によれば、絶縁膜の第1膜厚を調整することで、表面シールド領域をゲート電極から離間させる距離を調整することができる。さらに、エッチング時にフォトダイオードの形成予定領域上に所定の第1膜厚の絶縁膜が残留されるため、基板の主面のエッチングダメージが防止される。
また特に請求項13および請求項14の発明によれば、サイドウォールが阻止能の相違する複数の絶縁膜で構成されるため、これらの阻止能を調整することで、表面シールド領域をゲート電極から離間させる距離を調整することができる。そして、請求項14の発明によれば、熱処理において外方拡散により表面シールド領域の不純物の濃度が低下することを防止できるため、リーク電流を効果的に防止できる半導体装置を製造できる。
<1.実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置であるCMOSイメージセンサの1画素の構成を示す回路図である。図1に示すように、CMOSイメージセンサの1画素は、フォトダイオード101と、フォトダイオード101で発生した電荷をノードFDに転送するための転送MOSトランジスタ102と、フォトダイオード101およびノードFDの電位をリセットするためのリセットMOSトランジスタ103と、ノードFDの電位を増幅するためのソースフォロアMOSトランジスタ104と、読み出し行を選択するための選択MOSトランジスタ105とを備えて構成されている。
フォトダイオード101のカソードは、転送MOSトランジスタ102のソースに接続されている。また、転送MOSトランジスタ102のドレインは、ノードFDを介して、リセットMOSトランジスタ103のソースおよびソースフォロアMOSトランジスタ104のゲートにそれぞれ接続されている。リセットMOSトランジスタ103のドレインは、所定の電源電位を与える電源に接続されている。
CMOSイメージセンサの動作時においては、まず、ゲート電圧Vt,Vresの印加によって、転送MOSトランジスタ102およびリセットMOSトランジスタ103がオンされる。これにより、フォトダイオード101およびノードFDの電位が所定の電源電位にリセットされる。リセット完了後、ゲート電圧Vresの印加が停止され、リセットMOSトランジスタ103はオフされる。次に、入射光がフォトダイオード101で光電変換されることにより発生した電荷が、転送MOSトランジスタ102によってノードFDに転送される。これにより、転送されてきた電荷量に応じてノードFDの電位が変化する。次に、ゲート電圧Vselの印加によって、選択MOSトランジスタ105がオンされる。これにより、ノードFDの電位は、ソースフォロアMOSトランジスタ104によって増幅され、読み出し回路に入力される。
図2は、CMOSイメージセンサのうち、フォトダイオード101および転送MOSトランジスタ102が形成されている部分の断面構造を示す図である。但し、層間絶縁膜や金属配線の記載は省略してある。
図2に示すように、シリコン等から成るN型半導体基板10の上面内には、Pウェル11が形成されている。Pウェル11の上面には、シリコン酸化膜等の絶縁膜から成るLOCOS型の素子分離膜12が形成されている。素子分離膜12によって規定される素子形成領域内において、Pウェル11の上面上には、シリコン酸化膜等から成るゲート絶縁膜14を介してポリシリコン膜等から成るゲート電極13が形成されている。
素子形成領域内におけるPウェル11の上面内には、N-型の不純物拡散領域(不純物導入領域)であるN型拡散領域17が形成されている。このN型拡散領域17とPウェル11とのPN接合によってフォトダイオードPDが構成される。フォトダイオードPDは、図1に示したフォトダイオード101に対応する。より具体的には、図1に示したフォトダイオード101のアノードおよびカソードは、図2に示したPウェル11およびN型拡散領域17にそれぞれ対応する。
フォトダイオードPDは埋め込み型フォトダイオードとなっており、N型拡散領域17の上部のPウェル11の上面内には、P+型の不純物拡散領域である表面シールド領域18が形成されている。この表面シールド領域18は、フォトダイオードPDにおいて電荷が蓄積される領域を、Pウェル11の上面(N型半導体基板10の表面)から遮断することにより、基板表面の欠陥に起因するリーク電流の発生を防止する。表面シールド領域18の図中右側(ゲート電極13側)の端部は、ゲート電極13にほぼ隣接している。
また、Pウェル11の上面内において、ゲート電極13の下方の領域を挟んでN型拡散領域17に対向する位置には、N型の不純物拡散領域であるドレイン領域19が形成されている。このドレイン領域19と、N型拡散領域17と、ゲート電極13とによってMOSトランジスタMTが構成される。MOSトランジスタMTは、図1に示した転送MOSトランジスタ102に対応する。より具体的には、図1に示した転送MOSトランジスタ102のゲート、ソースおよびドレインは、図2に示したゲート電極13、N型拡散領域17およびドレイン領域19にそれぞれ対応する。したがってN型拡散領域17は、フォトダイオードPDのカソードとして機能するとともに、MOSトランジスタMTのソースとしても機能する。
ドレイン領域19は、比較的低濃度で比較的浅いN-層19aと、比較的高濃度で比較的深いN+層19bとの2種類の部分で構成されたLDD構造となっている。ゲート電極13の図中右側(ドレイン領域19側)の側面にはサイドウォール61が形成されている。ドレイン領域19のN-層19aの一部は、このサイドウォール61の下方に潜り込んでいる。また、ゲート電極13の図中左側(フォトダイオードPD側)の側面にはサイドウォールは形成されておらず、フォトダイオードPD領域の上面上には、サイドウォール61を形成するために堆積されたTEOS酸化膜等から成る絶縁膜21が残存されている。このように絶縁膜21を残存することで、サイドウォール形成のためのエッチングによる、フォトダイオードPD領域の上面(N型半導体基板10の表面)のエッチングダメージが防止される。
また、N型拡散領域17は、第1拡散層15と第2拡散層16との2種類の層で構成されている。第1拡散層15は、フォトダイオードPDの電荷の蓄積容量を確保するために比較的深く形成されている。一方、第2拡散層16は、第1拡散層15よりも浅く、かつ、N型半導体基板10の深さ方向においてゲート電極13と一部が重なるように形成されている。第2拡散層16の図中右側(ドレイン領域19側)の端部は、表面シールド領域18の図中右側(ドレイン領域19側)の端部よりもドレイン領域19側に位置している。N型拡散領域17がこのような第2拡散層16を備えることで、N型拡散領域17からゲート電極13の下方に形成されるチャネルへの電荷の転送経路を、表面シールド領域18が狭めることが無くなる。このため、N型拡散領域17からチャネルへの電荷の転送経路幅が確保され、N型拡散領域17からチャネルへの電荷の転送効率を向上させることができる。その結果、CMOSイメージセンサで得られる画像の画質を向上できる。
本実施の形態においては、第1拡散層15はヒ素(As)などの質量数の比較的大きい不純物の注入により形成され、第2拡散層16はリン(P)などの質量数の比較的小さい不純物の注入により形成されている。
一般に、質量数の比較的大きい不純物は、イオン注入時の投影飛程Rpが比較的小さく、熱処理時の拡散係数も比較的小さい。逆に、質量数の比較的小さい不純物は、イオン注入時の投影飛程Rpが比較的大きく、熱処理時の拡散係数も比較的大きい。このため、同一条件のイオン注入および熱処理により不純物拡散領域を形成する場合、質量数の比較的大きい不純物を使用すると不純物の拡散長は比較的小さくなり、質量数の比較的小さい不純物を使用すると不純物の拡散長は比較的大きくなる。
第1拡散層15は、フォトダイオードPDの電荷の蓄積容量の確保のためにはできるだけ深く形成することが好ましいが、過剰に深く形成すると隣接画素間でクロストークが生じ、その結果、ノイズが生じる可能性がある。本実施の形態の第1拡散層15は、質量数の比較的大きい不純物の注入により形成されるため、形成時における不純物の過剰な拡散が抑制される。このため、クロストークの発生を防止することができる。一方、第2拡散層16は、質量数の比較的小さい不純物の注入により形成されるため、形成時において不純物が広範囲に拡散する。このため、第2拡散層16においてゲート電極13と重なる部分を比較的大きくすることができる。その結果、N型拡散領域17からチャネルへの転送経路幅を効率的に確保することができ、電荷の転送効率をさらに向上できる。
図3ないし図10は、図2に示す半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。図3に示すように、まず、N型半導体基板10の上面内にPウェル11を形成する。次に、Pウェル11の上面に素子分離膜12のパターンを形成する。次に、Pウェル11の上面上にゲート絶縁膜14およびゲート電極13を形成する。
次に、図4に示すように、写真製版法によって、フォトダイオードPDの形成予定領域上が開口したパターンを有するフォトレジスト31を形成する。次に、フォトレジスト31およびゲート電極13を注入マスクに用いて、ヒ素(As)などの質量数の比較的大きいN型不純物を、Pウェル11の上面に対して垂直方向から注入する。これにより、Pウェル11の上面内に第1拡散層15が形成される。
次に、図5に示すように、フォトレジスト31およびゲート電極13を注入マスクに用いて、リン(P)などの質量数の比較的小さいN型不純物を、Pウェル11の上面に対して斜め方向から注入する。これにより、Pウェル11の上面内に第1拡散層15よりも浅く、かつ、N型半導体基板10の深さ方向においてゲート電極13と一部が重なるように第2拡散層16が形成される。このように図4および図5に示す工程により、N型拡散領域17が形成される。
N型拡散領域17が形成されると、次に、フォトレジスト31を除去した後、熱処理を行なう。これにより、注入された不純物が電気的に活性化されるとともに、図4および図5に示すイオン注入で生じたN型半導体基板10の結晶欠陥が回復される。
次に、図6に示すように、写真製版法によって、ゲート電極13の図中左側(フォトダイオードPDの形成予定領域側)から素子分離膜12までの領域が開口したパターンを有するフォトレジスト32を形成する。次に、フォトレジスト32およびゲート電極13を注入マスクに用いて、ボロン(B)などのP型不純物をPウェル11の上面に対して垂直方向から注入する。これにより、Pウェル11の上面内に表面シールド領域18が形成される。その後、フォトレジスト32を除去する。
次に、図7に示すように、写真製版法によって、ドレイン領域19の形成予定領域上が開口したパターンを有するフォトレジスト33を形成する。次に、フォトレジスト33、ゲート電極13および素子分離膜12を注入マスクに用いてN型不純物を注入することにより、Pウェル11の上面内にN-層19aを形成する。その後、フォトレジスト33を除去する。
次に、図8に示すように、サイドウォール形成のためのTEOS酸化膜などの絶縁膜21をPウェル11の上面上の全面に堆積する。次に、写真製版法によって、ゲート電極13の図中右側(ドレイン領域19の形成予定領域側)の側面のみにサイドウォールを形成するように、フォトレジスト34を絶縁膜21上に形成する。
次に、図9に示すように、フォトレジスト34をエッチングマスクに用いて、絶縁膜21に対して異方性エッチングを行なう。これにより、ゲート電極13の側面に絶縁膜21が残り、サイドウォール61が形成される。その後、フォトレジスト34を除去する。
次に、図10に示すように、写真製版法によって、ドレイン領域19の形成予定領域上が開口したパターンを有するフォトレジスト35を形成する。次に、フォトレジスト35、サイドウォール61および素子分離膜12を注入マスクに用いてN型不純物を注入することにより、Pウェル11の上面内にN+層19bを形成する。これにより、LDD構造のドレイン領域19が形成される。その後、フォトレジスト35を除去することにより、図2に示した構造が得られる。
このように実施の形態1に係る半導体装置の製造方法によると、N型拡散領域17を形成するためのイオン注入(図4、図5)により生じた基板の結晶欠陥を熱処理により回復させた後に、表面シールド領域18を形成する(図6)。このため、表面シールド領域18を形成する際における、基板の結晶欠陥を介した不純物の増速拡散が防止される。したがって、表面シールド領域18が広範囲となることが防止され、N型拡散領域17からチャネルへの電荷の転送経路幅を効率的に確保することができ、電荷の転送効率をさらに向上できる。
<2.実施の形態2>
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2に係る半導体装置であるCMOSイメージセンサの1画素の回路図は、図1に示した回路図と同様である。図11は、実施の形態2に係るCMOSイメージセンサのうち、フォトダイオード101および転送MOSトランジスタ102が形成されている部分の断面構造を示す図である。なお、実施の形態1に係る半導体装置と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
図11に示すように、実施の形態2の半導体装置の構造は、図2に示した実施の形態1に係る半導体装置とほぼ同様である。ただし、第1拡散層15がリン(P)などの質量数の比較的小さい不純物の注入により形成され、第2拡散層16がヒ素(As)などの質量数の比較的大きい不純物の注入により形成されている点で実施の形態1と相違している。
第1拡散層15が、質量数の比較的小さい不純物の注入により形成されることにより、形成時においてはPウェル11の比較的深い位置にまで不純物が拡散する。このため、フォトダイオードPDの電荷の蓄積容量を効率的に確保することができる。その結果、CMOSイメージセンサで得られる画像信号のS/N比を向上でき、画像の画質を向上できる。一方、第2拡散層16が、質量数の比較的大きい不純物の注入により形成されることにより、形成時における不純物の過剰な拡散が抑制される。このため、転送ゲート長を小さくでき、その結果、一画素のサイズを小さくすることができ集積度を向上できる。
図12および図13は、図11に示す半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。まず、実施の形態1に係る製造方法の図3までの工程と同様にして、N型半導体基板10に、Pウェル11、素子分離膜12、ゲート絶縁膜14およびゲート電極13を形成する。
次に、図12に示すように、写真製版法によって、フォトダイオードPDの形成予定領域上が開口したパターンを有するフォトレジスト31を形成する。次に、フォトレジスト31およびゲート電極13を注入マスクに用いて、ヒ素(As)などの質量数の比較的大きいN型不純物を、Pウェル11の上面に対して斜め方向から注入する。これにより、Pウェル11の上面内に、N型半導体基板10の深さ方向においてゲート電極13と一部が重なるように第2拡散層16が形成される。
次に、図13に示すように、フォトレジスト31およびゲート電極13を注入マスクに用いて、リン(P)などの質量数の比較的小さいN型不純物を、Pウェル11の上面に対して垂直方向から注入する。これにより、Pウェル11の比較的深い位置にまで不純物が拡散し、Pウェル11の上面内に第2拡散層16よりも深く第1拡散層15が形成される。このように図12および図13に示す工程により、N型拡散領域17が形成される。
N型拡散領域17が形成されると次に、フォトレジスト31を除去した後、熱処理を行なう。これにより、注入された不純物が電気的に活性化されるとともに、図12および図13に示す工程のイオン注入で形成されたN型半導体基板10の結晶欠陥が回復される。そして以降、実施の形態1に係る製造方法の図6ないし図10に示した工程と同様の工程によって図11に示した構造が得られる。
このように実施の形態2に係る半導体装置の製造方法によると、N型拡散領域17を形成する際に、第2拡散層16を形成した後に(図12)、第1拡散層15を形成する(図13)。すなわち、質量数の比較的大きい不純物を先に注入した後に、質量数の比較的小さい不純物を注入する。このため、質量数の比較的大きい不純物の注入によって生じた比較的大きな結晶欠陥の存在によって、第1拡散層の形成時に不純物が増速拡散する。その結果、第1拡散層を比較的深く形成することができ、フォトダイオードの電荷の蓄積容量を効率的に確保できる。
なお、図11に示す半導体装置は、上述した実施の形態1に係る製造方法でも製造可能である。したがって、図11に示す半導体装置は、実施の形態1に係る製造方法で製造されてもよいが、上述した効果があるため、本実施の形態に係る製造方法で製造されることが好ましい。
<3.実施の形態3>
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3に係る半導体装置であるCMOSイメージセンサの1画素の回路図は、図1に示した回路図と同様である。図14は、実施の形態3に係るCMOSイメージセンサのうち、フォトダイオード101および転送MOSトランジスタ102が形成されている部分の断面構造を示す図である。なお、実施の形態1に係る半導体装置と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
図14に示すように、実施の形態3の半導体装置の構造は、図2に示した実施の形態1に係る半導体装置とほぼ同様である。ただし、表面シールド領域18が、ゲート電極13から離間して形成されている点で、実施の形態1と相違している。より具体的には、表面シールド領域18の図中右側(ドレイン領域19側)の端部が、ゲート電極13の図中左側(フォトダイオードPD側)の端部よりも左側に位置している。
このように、実施の形態3の半導体装置では、表面シールド領域18がゲート電極13から離間しているため、表面シールド領域18がN型拡散領域17からチャネルへの電荷の転送経路を狭めることがさらに無くなり、電荷の転送経路幅をさらに効率的に確保できる。その結果、N型拡散領域17からチャネルへの電荷の転送効率をさらに向上させることができ、CMOSイメージセンサで得られる画像の画質をさらに向上できる。
図15ないし図20は、図14に示す半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。まず、実施の形態1に係る製造方法の図5までの工程と同様にして、N型半導体基板10に、Pウェル11、素子分離膜12、ゲート絶縁膜14、ゲート電極13およびN型拡散領域17を形成する。次に、フォトレジスト31を除去した後、不純物活性化および結晶欠陥回復のための熱処理を行なう。
次に、図15に示すように、写真製版法によって、ドレイン領域19の形成予定領域上が開口したパターンを有するフォトレジスト36を形成する。次に、フォトレジスト36、ゲート電極13および素子分離膜12を注入マスクに用いてN型不純物を注入することにより、Pウェル11の上面内にN-層19aを形成する。その後、フォトレジスト36を除去する。
次に、図16に示すように、フォトダイオードPDの形成予定領域上の膜厚が所定の膜厚21aとなるように、サイドウォール形成のためのTEOS酸化膜などの絶縁膜21をPウェル11の上面上の全面に堆積する。次に、写真製版法によって、ゲート電極13の図中左側から素子分離膜12までの領域が開口したパターンを有するフォトレジスト37を形成する。
次に、図17に示すように、フォトレジスト37を注入マスクに用いて、ボロン(B)などのP型不純物をPウェル11の上面に対して垂直方向から注入する。このイオン注入においては、フォトダイオードPDの形成予定領域上の絶縁膜21の膜厚21aを突き抜けるには十分で、ゲート電極13の図中左側サイドに堆積した絶縁膜21の膜厚21b(>膜厚21a)を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物が注入される。これにより、ゲート電極13の図中左側サイドの下方には表面シールド領域18は形成されず、絶縁膜21の膜厚が膜厚21aとなる位置の下方のみに表面シールド領域18が形成される。すなわち、表面シールド領域18がゲート電極13から離間して形成される。その後、フォトレジスト37を除去する。
以降は、実施の形態1に係る製造方法の図8ないし図10に示した工程とほぼ同様の工程を行なう。すなわち、図18に示すように、ゲート電極13の図中右側の側面にサイドウォールを形成するようにフォトレジスト38を形成する。次に、図19に示すように絶縁膜21に対して異方性エッチングを行なってサイドウォール61を形成し、フォトレジスト38を除去する。次に、図20に示すように、フォトレジスト39を形成してN型不純物を注入することにより、LDD構造のドレイン領域19を形成する。その後、フォトレジスト39を除去することにより、図14に示した構造が得られる。
このように実施の形態3に係る半導体装置の製造方法によると、サイドウォールを形成するための絶縁膜21の膜厚21aを突き抜けるようにP型不純物を注入することにより、表面シールド領域18を形成する(図17)。このため、表面シールド領域18をゲート電極13から離間して形成することができる。また、表面シールド領域18の位置を規定するために、サイドウォールを形成するための絶縁膜21を利用するため、工程数を大幅に増加させることなく表面シールド領域18をゲート電極13から離間することができる。
<4.実施の形態4>
次に、実施の形態4について説明する。本実施の形態は、表面シールド領域18がゲート電極13から離間した構造の半導体装置を得るための製造方法の他の一例である。
図21ないし図26は、実施の形態4に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。まず、実施の形態3に係る製造方法の図15までの工程と同様にして、N型半導体基板10に、Pウェル11、素子分離膜12、ゲート絶縁膜14、ゲート電極13、N型拡散領域17およびN-層19aを形成し、フォトレジスト36を除去する。
次に、図21に示すように、フォトダイオードPDの形成予定領域上の膜厚が所定の膜厚22aとなるように、TEOS酸化膜などの絶縁膜22をPウェル11の上面上の全面に堆積する。この絶縁膜22の膜厚22aは、サイドウォール形成に必要な膜厚よりも薄い。次に、写真製版法によって、ゲート電極13の図中左側から素子分離膜12までの領域が開口したパターンを有するフォトレジスト40を形成する。
次に、図22に示すように、フォトレジスト40を注入マスクに用いて、ボロン(B)などのP型不純物をPウェル11の上面に対して垂直方向から注入する。このイオン注入においては、フォトダイオードPDの形成予定領域上の絶縁膜22の膜厚22aを突き抜けるには十分で、ゲート電極13の図中左側サイドに堆積した絶縁膜22の膜厚22b(>膜厚22a)を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物が注入される。これにより、ゲート電極13の図中左側サイドの下方には表面シールド領域18は形成されず、絶縁膜22の膜厚が膜厚22aとなる位置の下方のみに表面シールド領域18が形成される。すなわち、表面シールド領域18がゲート電極13から離間して形成される。その後、フォトレジスト40を除去する。
次に、図23に示すように、TEOS酸化膜などの絶縁膜23を絶縁膜22の上面上の全面にさらに堆積する。この絶縁膜23の堆積により、絶縁膜22と絶縁膜23とを重ね合わせた全体の膜厚が、サイドウォールの形成に必要な膜厚となる。
次に、図24に示すように、写真製版法によって、ゲート電極13の図中右側の側面のみにサイドウォールを形成するように、フォトレジスト41を絶縁膜23上に形成する。
次に、図25に示すように、フォトレジスト41をエッチングマスクに用いて、絶縁膜22および絶縁膜23の双方に対して異方性エッチングを行なう。これにより、ゲート電極13の側面に、絶縁膜22および絶縁膜23で構成されたサイドウォール62が形成される。その後、フォトレジスト41を除去する。
次に、図26に示すように、フォトレジスト42を形成してN型不純物を注入することにより、LDD構造のドレイン領域19を形成する。その後、フォトレジスト42を除去することにより、図27に示す表面シールド領域18がゲート電極13から離間した構造の半導体装置が得られる。
このように実施の形態4に係る半導体装置の製造方法によると、サイドウォール形成に必要な膜厚よりも薄い膜厚22aに絶縁膜22を一旦堆積し(図21)、この絶縁膜22を利用して表面シールド領域18が形成される(図22)。したがって、表面シールド領域18とゲート電極13との離間距離は、絶縁膜22の膜厚22aにより規定される。
表面シールド領域18を形成した後は、サイドウォール形成に必要な膜厚となるまで絶縁膜23を追加で堆積する(図23)。このため、表面シールド領域18とゲート電極13との離間距離を規定する膜厚22aは、サイドウォール形成に必要な膜厚に依存しない。このことから、絶縁膜22の膜厚22aは任意に調整できる。したがって、絶縁膜22を堆積する膜厚22aを調整することで、表面シールド領域18とゲート電極13と離間距離を任意に調整することができる。
表面シールド領域18とゲート電極13との離間距離が大となるほど、N型拡散領域17からチャネルへの電荷の転送経路幅を確保できるが、その一方で、リーク電流が発生する確率も高くなる。このため、表面シールド領域18とゲート電極13との離間距離は大きければ大きいほどよいというものではなく、半導体装置によって最適距離が存在する。実施の形態4に係る製造方法によると、表面シールド領域18とゲート電極13との離間距離を任意に調整することができるため、この離間距離を最適距離にすることができる。
<5.実施の形態5>
次に、実施の形態5について説明する。本実施の形態は、表面シールド領域18がゲート電極13から離間した構造の半導体装置を得るための製造方法の他の一例である。
図28ないし図32は、実施の形態5に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。まず、実施の形態3に係る製造方法の図16までの工程と同様にして、N型半導体基板10に、Pウェル11、素子分離膜12、ゲート絶縁膜14、ゲート電極13、N型拡散領域17およびN-層19aを形成する。そして、サイドウォール形成に必要な膜厚を有する絶縁膜21を堆積して、ゲート電極13の図中左側から素子分離膜12までの領域が開口したパターンを有するフォトレジスト37を形成する。
次に、図28に示すように、フォトレジスト37をエッチングマスクに用いて、絶縁膜21に対して異方性エッチングを行なう。このエッチングは、絶縁膜21がフォトダイオードPDの形成予定領域上に所定の膜厚21cとなって残留するように、所定の時間のみ行なわれる。つまり、フォトダイオードPDの形成予定領域上の膜厚が所定の膜厚21cとなるまで、絶縁膜21に対してエッチングがなされる。このエッチングにより、ゲート電極13の図中左側の側面には絶縁膜21が残存され、膜厚21cよりも大となる膜厚を有するサイドウォール63が形成される。
次に、図29に示すように、フォトレジスト37を注入マスクに用いて、ボロン(B)などのP型不純物をPウェル11の上面に対して垂直方向から注入する。このイオン注入においては、フォトダイオードPDの形成予定領域上の絶縁膜21の膜厚21cを突き抜けるには十分で、ゲート電極13の図中左側サイドに堆積した絶縁膜21、すなわち、サイドウォール63の膜厚21d(>膜厚21c)を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物が注入される。これにより、ゲート電極13の図中左側サイドの下方には表面シールド領域18は形成されず、絶縁膜21の膜厚が膜厚21cとなる位置の下方のみに表面シールド領域18が形成される。すなわち、表面シールド領域18がゲート電極13から離間して形成される。その後、フォトレジスト37を除去する。
以降は、実施の形態1に係る製造方法の図8ないし図10に示した工程とほぼ同様の工程を行なう。すなわち、図30に示すように、ゲート電極13の図中右側の側面にサイドウォールを形成するようにフォトレジスト43を形成する。次に、図31に示すように絶縁膜21に対して異方性エッチングを行なってゲート電極13の図中右側の側面にサイドウォール61を形成し、フォトレジスト43を除去する。次に、図32に示すように、フォトレジスト44を形成してN型不純物を注入することにより、LDD構造のドレイン領域19を形成する。その後、フォトレジスト44を除去することにより、図33に示す表面シールド領域18がゲート電極13から離間した構造の半導体装置が得られる。
このように実施の形態5に係る半導体装置の製造方法によると、サイドウォール形成に必要な膜厚を有する絶縁膜21が所定の膜厚21cとなるまでエッチングされ(図28)、この絶縁膜21を利用して表面シールド領域18が形成される(図29)。したがって、表面シールド領域18とゲート電極13との離間距離は、絶縁膜21の膜厚21cにより規定される。残留させる絶縁膜21の膜厚21cは、サイドウォール形成に必要な膜厚に依存しないことから、本実施の形態においても膜厚21cを調整することで、表面シールド領域18とゲート電極13と離間距離を任意に調整することができる。
また、フォトダイオードPDの形成予定領域上に絶縁膜21が残留されるため、フォトダイオードPDの形成予定領域上のPウェル11の上面(N型半導体基板10の表面)のエッチングダメージが防止される。その結果、リーク電流の発生を防止できるCMOSイメージセンサを製造できる。また、比較的長い処理時間を必要とする絶縁膜の堆積工程が1度であるため、スループットが低下することもない。
<6.実施の形態6>
次に、実施の形態6について説明する。本実施の形態は、表面シールド領域18がゲート電極13から離間した構造の半導体装置を得るための製造方法の他の一例である。
図34ないし図40は、実施の形態6に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。まず、実施の形態3に係る製造方法の図15までの工程と同様にして、N型半導体基板10に、Pウェル11、素子分離膜12、ゲート絶縁膜14、ゲート電極13、N型拡散領域17およびN-層19aを形成し、フォトレジスト36を除去する。
次に、図34に示すように、TEOS酸化膜などの絶縁膜24をPウェル11の上面上の全面に堆積する。この絶縁膜24の膜厚は、サイドウォール形成に必要な膜厚よりも薄い。
次に、図35に示すように、TEOS酸化膜などの絶縁膜25を絶縁膜24の上面上の全面にさらに堆積する。この絶縁膜25の堆積により、絶縁膜24と絶縁膜25とを重ね合わせた全体の膜厚が、サイドウォールの形成に必要な膜厚となる。下部に堆積される絶縁膜24と上部に堆積される絶縁膜25とでは、表面シールド領域18を形成するためのP型不純物に対する阻止能が相違している。次に、写真製版法によって、ゲート電極13の図中左側から素子分離膜12までの領域が開口したパターンを有するフォトレジスト45を形成する。
次に、図36に示すように、フォトレジスト45をエッチングマスクに用いて、絶縁膜24および絶縁膜25の双方に対して異方性エッチングを行なう。これにより、ゲート電極13の図中左側の側面に、絶縁膜24および絶縁膜25で構成されたサイドウォール64が形成される。
次に、図37に示すように、フォトレジスト45、ゲート電極13およびサイドウォール64を注入マスクに用いて、ボロン(B)などのP型不純物をPウェル11の上面に対して垂直方向から注入する。これにより、ゲート電極13の図中左側サイドの下方、すなわち、サイドウォール64の下方には表面シールド領域18は形成されず、表面シールド領域18がゲート電極13から離間して形成される。その後、フォトレジスト45を除去する。
以降は、実施の形態4に係る製造方法の図24ないし図26に示した工程とほぼ同様の工程を行なう。すなわち、図38に示すように、ゲート電極13の図中右側の側面にサイドウォールを形成するようにフォトレジスト46を形成する。次に、図39に示すように、絶縁膜24および絶縁膜25の双方に対して異方性エッチングを行なってゲート電極13の図中右側の側面にサイドウォール65を形成し、フォトレジスト46を除去する。次に、図40に示すように、フォトレジスト47を形成してN型不純物を注入することにより、LDD構造のドレイン領域19を形成する。その後、フォトレジスト47を除去することにより、図41に示す表面シールド領域18がゲート電極13から離間した構造の半導体装置が得られる。
このように実施の形態6に係る半導体装置の製造方法によると、ゲート電極13の図中左側(フォトダイオードPDの形成予定領域側)に、阻止能の相違する2つの絶縁膜24,25を構成要素として含むサイドウォール64が形成され(図36)、このサイドウォール64が表面シールド領域18を形成する際の注入マスクの一部として使用される(図37)。したがって、絶縁膜24,25の阻止能を調整することで、表面シールド領域18とゲート電極13と離間距離を高精度に調整することができる。
例えば、P型不純物を注入した際の投影飛程Rpが、絶縁膜24と比較して小さい特性を有する絶縁膜を、絶縁膜25として採用した場合を想定する。この場合は、サイドウォール64が単一の絶縁膜24のみで構成される場合よりも、P型不純物に対するサイドウォール64としての阻止能が大となる。また逆に、P型不純物を注入した際の投影飛程Rpが絶縁膜24と比較して大きい特性を有する絶縁膜を、絶縁膜25として採用した場合を想定する。この場合は、サイドウォール64が単一の絶縁膜24のみで構成される場合よりも、P型不純物に対するサイドウォール64としての阻止能が小となる。したがって、絶縁膜24および絶縁膜25の阻止能を調整することで、サイドウォール64の阻止能をきめ細かく調整できる。そして、サイドウォール64の阻止能を調整することで、P型不純物がサイドウォール64を突き抜ける割合を調整することができる。このことから、表面シールド領域18を形成する位置を高精度に調整でき、その結果、表面シールド領域18とゲート電極13と離間距離を高精度に調整できることとなる。
<7.実施の形態7>
次に、実施の形態7について説明する。本実施の形態は、表面シールド領域18がゲート電極13から離間した構造の半導体装置を得るための製造方法の他の一例である。
図42ないし図46は、実施の形態7に係る半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。まず、実施の形態6に係る製造方法の図35までの工程と同様にして、N型半導体基板10に、Pウェル11、素子分離膜12、ゲート絶縁膜14、ゲート電極13、N型拡散領域17およびN-層19aを形成する。そして、阻止能の相違する絶縁膜24および絶縁膜25をPウェル11の上面上の全面に堆積して、ゲート電極13の図中左側から素子分離膜12までの領域が開口したパターンを有するフォトレジスト45を形成する。
次に、図42に示すように、フォトレジスト45をエッチングマスクに用いて、絶縁膜24および絶縁膜25の双方に対して異方性エッチングを行なう。このエッチングにおいては、絶縁膜24がフォトダイオードPDの形成予定領域上に所定の膜厚24aとなって残留するようなエッチング条件が採用される。より具体的には、絶縁膜24よりも絶縁膜25のほうがエッチングレートが高くなるエッチング条件が採用される。これにより、フォトダイオードPDの形成予定領域上の膜厚が所定の膜厚24aとなるまで、絶縁膜24および絶縁膜25の双方に対してエッチングがなされる。このエッチングにより、絶縁膜24および絶縁膜25で構成された、膜厚24aよりも大となる膜厚を有するサイドウォール66が形成される。
次に、図43に示すように、フォトレジスト37を注入マスクに用いて、ボロン(B)などのP型不純物をPウェル11の上面に対して垂直方向から注入する。このイオン注入においては、フォトダイオードPDの形成予定領域上の絶縁膜24の膜厚24aを突き抜けるには十分で、ゲート電極13の図中左側のサイドウォール66の膜厚66a(>膜厚24a)を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物が注入される。これにより、ゲート電極13の図中左側サイドの下方には表面シールド領域18は形成されず、表面シールド領域18がゲート電極13から離間して形成される。その後、フォトレジスト45を除去する。
以降は、実施の形態4に係る製造方法の図24ないし図26に示した工程とほぼ同様の工程を行なう。すなわち、図44に示すように、ゲート電極13の図中右側の側面にサイドウォールを形成するようにフォトレジスト48を形成する。次に、図45に示すように、絶縁膜24および絶縁膜25の双方に対して異方性エッチングを行なってゲート電極13の図中右側の側面にサイドウォール67を形成する。このとき、図42に示す工程と同様に、絶縁膜24よりも絶縁膜25のほうがエッチングレートが高くなるエッチング条件を採用し、所定の膜厚の絶縁膜24を残存させてもよい。その後、フォトレジスト48を除去する。
次に、図46に示すように、フォトレジスト49を形成してN型不純物を注入することにより、LDD構造のドレイン領域19を形成する。その後、フォトレジスト49を除去することにより、図47に示す表面シールド領域18がゲート電極13から離間した構造の半導体装置が得られる。
このように実施の形態7に係る半導体装置の製造方法によると、実施の形態6と同様にゲート電極13の図中左側(フォトダイオードPDの形成予定領域側)に、阻止能の相違する2つの絶縁膜24,25を構成要素として含むサイドウォール66が形成され(図42)、このサイドウォール66が表面シールド領域18を形成する際の注入マスクの一部として使用される(図43)。したがって、絶縁膜24,25の阻止能を調整することで、表面シールド領域18とゲート電極13と離間距離を高精度に調整することができる。
また、フォトダイオードPDの形成予定領域上に絶縁膜24が残存されることにより(図42)、表面シールド領域18を形成するためのイオン注入時におけるP型不純物に対する阻止能を向上できる。これとともに、P型不純物の注入後の熱処理において、外方拡散により表面シールド領域18の不純物の濃度が低下することを防止できる。その結果、リーク電流を効果的に防止できる半導体装置を製造できる。
さらに、図42に示す工程では、絶縁膜24よりも絶縁膜25のほうがエッチングレートが高くなるエッチング条件が採用されるため、フォトダイオードPDの形成予定領域上に、絶縁膜24を確実に残留させることができる。
<8.実施の形態8>
次に、実施の形態8について説明する。実施の形態8に係る半導体装置であるCMOSイメージセンサの1画素の回路図は、図1に示した回路図と同様である。図48は、実施の形態8に係るCMOSイメージセンサのうち、フォトダイオード101および転送MOSトランジスタ102が形成されている部分の断面構造を示す図である。なお、実施の形態1に係る半導体装置と同様の機能を有する要素については同一符号を付している。
図48に示すように、実施の形態8の半導体装置においては、表面シールド領域18がゲート電極13から離間して形成されており、その構造は図14に示した実施の形態3に係る半導体装置とほぼ同様である。ただし、ゲート電極13の図中左側(フォトダイオードPD側)の側面にもサイドウォール68が形成され、表面シールド領域18の図中右側(ゲート電極13側)の端部は、サイドウォール68の下部に位置している。
ゲート電極13の図中左側(フォトダイオードPD側)の側面に、サイドウォールを形成した場合、フォトダイオードPDの上部のPウェル11の上面(N型半導体基板10の表面)においてエッチングダメージが発生する。そして、表面シールド領域18をゲート電極13から離間して形成した場合、N型拡散領域17が直接的にエッチングダメージのある基板表面に接触するため、リーク電流が発生しやすくなる。これに対して、本実施の形態においては、表面シールド領域18の端部が、サイドウォール68の下部に位置していることから、N型拡散領域17が直接的に基板表面に接触しないため、リーク電流を効果的に抑制することができる。
図49ないし図54は、図48に示す半導体装置の製造方法を工程順に示す断面図である。まず、実施の形態3に係る製造方法の図16までの工程と同様にして、N型半導体基板10に、Pウェル11、素子分離膜12、ゲート絶縁膜14、ゲート電極13、N型拡散領域17およびN-層19aを形成する。そして、サイドウォール形成に必要な膜厚を有する絶縁膜21を堆積して、ゲート電極13の図中左側から素子分離膜12までの領域が開口したパターンを有するフォトレジスト37を形成する。
次に、図49に示すように、フォトレジスト37をエッチングマスクに用いて、絶縁膜21に対して異方性エッチングを行なう。このエッチングにより、ゲート電極13の図中左側の側面には絶縁膜21が残存され、サイドウォール68が形成される。
次に、図50に示すように、フォトレジスト37、ゲート電極13およびサイドウォール68を注入マスクに用いて、ボロン(B)などのP型不純物をPウェル11の上面に対して垂直方向から注入する。これにより、ゲート電極13の図中左側サイドの下方、すなわち、サイドウォール64の下方には表面シールド領域18は形成されず、表面シールド領域18がゲート電極13から離間して形成される。その後、フォトレジスト37を除去する。
次に、不純物活性化および結晶欠陥回復のための熱処理を行なう。これにより、図51に示すように、表面シールド領域18の形成のために注入した不純物が拡散し、表面シールド領域18の図中右側(ゲート電極13側)の端部が、サイドウォール68の下部に入り込む。
以降は、実施の形態1に係る製造方法の図8ないし図10に示した工程とほぼ同様の工程を行なう。すなわち、図52に示すように、ゲート電極13の図中右側の側面にサイドウォールを形成するようにフォトレジスト50を形成する。次に、図53に示すように絶縁膜21に対して異方性エッチングを行なってゲート電極13の図中右側の側面にサイドウォール61を形成し、フォトレジスト50を除去する。次に、図54に示すように、フォトレジスト51を形成してN型不純物を注入することにより、LDD構造のドレイン領域19を形成する。その後、フォトレジスト51を除去することにより、図48に示した構造が得られる。
<9.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
上記実施の形態3ないし9においては、N型拡散領域17は、実施の形態1と同様の構造で、実施の形態1に係る製造方法と同様の工程にて形成されるとして説明を行なったが、実施の形態2と同様の構造で、実施の形態2に係る製造方法と同様の工程にて形成されてもよい。
また、上記実施の形態においては、フォトダイオードPDの一の電極は、ウェルであったが、半導体基板をそのまま利用してもよい。
また、上記実施の形態において、N型とP型とを全て入れ替えてもよい。この場合であっても、上記と同様の効果が得られる。
実施の形態1に係る半導体装置であるCMOSイメージセンサの1画素の構成を示す回路図である。 実施の形態1に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態1に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態1に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態2に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態2に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態2に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態3に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態3に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態3に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態3に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態3に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態3に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態3に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態4に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態4に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態4に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態4に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態4に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態4に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態4に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態5に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態5に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態5に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態5に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態5に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態5に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態6に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態6に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態6に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態6に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態6に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態6に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態6に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態6に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態7に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態7に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態7に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態7に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態7に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態7に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態8に係る半導体装置の断面図である。 実施の形態8に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態8に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態8に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態8に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態8に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。 実施の形態8に係る製造方法の一の工程を示す断面図である。
符号の説明
10 N型半導体基板、11 Pウェル、12 素子分離膜、13 ゲート電極、14 ゲート絶縁膜、15 第1拡散層、16 第2拡散層、17 N型拡散領域、18 表面シールド領域、19 ドレイン領域、21〜25 絶縁膜、31〜51 フォトレジスト、61〜68 サイドウォール。

Claims (15)

  1. 基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置であって、
    前記基板の主面上に形成された前記トランジスタのゲート電極と、
    前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、前記基板の主面内に形成された第1導電型の拡散領域と、
    前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に形成された第2導電型の表面シールド領域と、
    を備え、
    前記拡散領域は、
    第1不純物の注入により形成された第1拡散層と、
    前記第1不純物よりも質量数の小さい第2不純物の注入により、前記第1拡散層よりも浅く、かつ、前記基板の深さ方向において前記ゲート電極と一部が重なるように形成された第2拡散層と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置であって、
    前記基板の主面上に形成された前記トランジスタのゲート電極と、
    前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、前記基板の主面内に形成された第1導電型の拡散領域と、
    前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に形成された第2導電型の表面シールド領域と、
    を備え、
    前記拡散領域は、
    第1不純物の注入により形成された第1拡散層と、
    前記第1不純物よりも質量数の大きい第2不純物の注入により、前記第1拡散層よりも浅く、かつ、前記基板の深さ方向において前記ゲート電極と一部が重なるように形成された第2拡散層と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1または2に記載の半導体装置において、
    前記表面シールド領域は、前記ゲート電極から離間していることを特徴とする半導体装置。
  4. 基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置であって、
    前記基板の主面上に形成され、前記フォトダイオード側にサイドウォールが配置された前記トランジスタのゲート電極と、
    前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、前記基板の主面内に形成された第1導電型の拡散領域と、
    前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に、前記ゲート電極から離間して形成された第2導電型の表面シールド領域と、
    を備え、
    前記表面シールド領域の前記ゲート電極側の端部は、前記サイドウォールの下部に位置することを特徴とする半導体装置。
  5. 基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、
    (b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、
    (c)前記工程(b)において生じた前記基板の結晶欠陥を、熱処理によって回復する工程と、
    (d)前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に、第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、
    を備え、
    前記工程(b)は、
    (b−1)第1不純物を注入して、第1拡散層を形成する工程と、
    (b−2)第2不純物を注入して、前記第1拡散層よりも浅く、かつ、前記基板の深さ方向において前記ゲート電極と一部が重なるように第2拡散層を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2不純物は、前記第1不純物よりも質量数が小さいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項5に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2不純物は、前記第1不純物よりも質量数が大きいことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(b)は、
    前記工程(b−2)、前記工程(b−1)の順に実行されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、
    (b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、
    (c)前記フォトダイオードの形成予定領域上の膜厚が所定の第1膜厚となるように、前記基板の主面上の全面に第1絶縁膜を堆積する工程と、
    (d)前記第1絶縁膜の前記第1膜厚を突き抜けるには十分で、前記ゲート電極のサイドに堆積した前記第1絶縁膜の第2膜厚を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物を注入して、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法において、
    (e)前記工程(d)の後に、前記第1絶縁膜に対してエッチングを行い、前記ゲート電極にサイドウォールを形成する工程、
    をさらに備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法において、
    (e)前記工程(d)の後に、前記第1絶縁膜上の全面に、第2絶縁膜をさらに堆積する工程と、
    (f)前記第1および第2絶縁膜の双方に対してエッチングを行い、前記ゲート電極にサイドウォールを形成する工程と、
    をさらに備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、
    (b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、
    (c)前記基板の主面上の全面に絶縁膜を堆積する工程と、
    (d)前記フォトダイオードの形成予定領域上の膜厚が所定の第1膜厚となるまで、前記絶縁膜に対してエッチングを行う工程と、
    (e)前記絶縁膜の前記第1膜厚を突き抜けるには十分で、前記ゲート電極のサイドに堆積した前記絶縁膜の第2膜厚を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物を注入して、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、
    (b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、
    (c)前記基板の主面上の全面に第1絶縁膜を堆積する工程と、
    (d)前記第1絶縁膜上の全面に、前記第1絶縁膜と阻止能が相違する第2絶縁膜をさらに堆積する工程と、
    (f)前記第1および第2絶縁膜の双方に対してエッチングを行い、前記ゲート電極の前記フォトダイオードの形成予定領域側に、前記第1および第2絶縁膜を構成要素として含むサイドウォールを形成する工程と、
    (g)前記サイドウォールを注入マスクの一部として用いて不純物を注入して、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 基板と、フォトダイオードと、前記フォトダイオードの電荷を転送するトランジスタとを有する半導体装置の製造方法であって、
    (a)前記基板の主面上に、前記トランジスタのゲート電極を形成する工程と、
    (b)前記基板の主面内に、前記フォトダイオードの一の電極、かつ、前記トランジスタの一の電極として機能する、第1導電型の拡散領域を形成する工程と、
    (c)前記基板の主面上の全面に第1絶縁膜を堆積する工程と、
    (d)前記第1絶縁膜上の全面に、前記第1絶縁膜と阻止能が相違する第2絶縁膜をさらに堆積する工程と、
    (f)前記フォトダイオードの形成予定領域上の前記第1絶縁膜の膜厚が所定の第1膜厚となるまで、前記第1および第2絶縁膜の双方に対してエッチングを行い、前記ゲート電極の前記フォトダイオードの形成予定領域側に、前記第1および第2絶縁膜を構成要素として含むサイドウォールを形成する工程と、
    (g)前記第1絶縁膜の前記第1膜厚を突き抜けるには十分で、前記サイドウォールの第2膜厚を突き抜けるには不十分なエネルギーで不純物を注入して、前記拡散領域の上部の前記基板の主面内に第2導電型の表面シールド領域を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 請求項14に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記工程(f)においては、前記第1絶縁膜よりも前記第2絶縁膜のほうがエッチングレートが高いことを特徴とする半導体装置の製造方法。

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