JP2000075677A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
の発生を防止して、ネガゴーストのない良好な画像を作
像すること。 【解決手段】 電子写真感光体1と、前記電子写真感光
体に当接する帯電部材2Aを有し該帯電部材に帯電バイ
アスを印加することで電子写真感光体の帯電を行う帯電
装置2と、前記電子写真感光体の帯電処理面に静電潜像
を形成する露光装置3と、前記静電潜像を現像剤により
顕像化する現像装置4と、前記電子写真感光体表面の現
像剤像を被転写材Sに移動させる転写装置5を具備する
画像形成装置において、作像動作前に一定時間転写バイ
アスを前記電子写真感光体に印加することを特徴とする
画像形成装置。
Description
と、前記電子写真感光体に当接する帯電部材を有し該帯
電部材に帯電バイアスを印加することで電子写真感光体
の帯電を行う帯電装置と、前記電子写真感光体の帯電処
理面に静電潜像を形成する露光装置と、前記静電潜像を
現像剤により顕像化する現像装置と、前記電子写真感光
体表面の現像剤像を被転写材に移動させる転写装置を具
備する、複写機・プリンタ等の画像形成装置に関する。
て、電子写真感光体や静電記録誘電体等の像担持体、そ
の他の被帯電体を所定の極性・電位に帯電処理する帯電
手段としては、従来より一般にコロナ帯電器が使用され
てきた。
コロナ帯電器を非接触に対向配設して、コロナ帯電器か
ら放出されるコロナに感光体面をさらして感光体面を所
定の極性・電位に帯電させるものである。
器による場合に比べて低オゾン・低電力等の利点を有す
ることから、前記のように、被帯電体としての感光体に
電圧(帯電バイアス)を印加した帯電部材(接触帯電部
材)を当接させて感光体面を所定の極性・電位に帯電さ
せる接触方式の帯電装置の実用化がなされてきている。
電ローラ)を用いたローラ帯電方式の装置が帯電の安定
性という点から好ましく用いられている。
持体に磁気拘束させた磁気ブラシ部を具備させた磁気ブ
ラシ帯電部材(帯電磁気ブラシ、以下磁気ブラシ帯電器
と記す)を用い、該磁気ブラシ帯電器の磁気ブラシ部を
感光体に接触させる磁気ブラシ帯電方式の装置も帯電接
触の安定性という点から好ましく用いられている。
直接にマグネットに、あるいはマグネットを内包するス
リーブ上に磁気的に拘束させて磁気ブラシ部を形成具備
させたものであり、停止あるいは回転させて磁気ブラシ
部を感光体に接触させ、これに電圧を印加することによ
って感光体の帯電を開始させる。
させたもの(ファーブラシ帯電部材、帯電ファーブラ
シ)、導電性ゴムをブレード状にした導電ゴムブレード
(帯電ブレード)等も接触帯電部材として好ましく用い
られている。
帯電原理)にはコロナ帯電系と電荷注入帯電(直接帯
電)系の2種類の帯電機構が混在しており、どちらが支
配的であるかにより各々の特性が現れる。
の微小間隙に生じるコロナ放電現象による放電生成物で
感光体表面が帯電する系である。コロナ帯電は接触帯電
部材と感光体に一定の放電しきい値を有するため、帯電
電位より大きな電圧を接触帯電部材に印加する必要があ
る。また、コロナ帯電器に比べれば発生量は格段に少な
いけれども放電生成物を生じる。
体に直接に電荷が注入されることで感光体表面が帯電す
る系である。より詳しくは、中抵抗の接触帯電部材が感
光体表面に接触して、放電現象を介さずに、つまり放電
を基本的に用いないで感光体表面に直接電荷注入を行う
ものである。よって、接触帯電部材への印加電圧が放電
閾値以下の印加電圧であっても、感光体を印加電圧相当
の電位に帯電することができる。この電荷注入帯電系は
イオンの発生を伴わない。
記す)であるため、接触帯電部材の感光体への接触性が
帯電性に大きく効いてくる。そこで接触帯電部材はより
密に構成し、また感光体との速度差を多く持ち、より高
い頻度で感光体に接触する構成をとる必要があり、この
点において接触帯電部材として特に磁気ブラシ帯電器は
安定した帯電を行うことができる。
コンデンサーの直列回路と等価であると見ることができ
る。理想的な帯電プロセスでは感光体表面のある点が磁
気ブラシと接触している時間(帯電ニップ×感光体の周
速)にコンデンサーが充電され、感光体表面電位が印加
電圧とほぼ同値になる。
体の表面にあるトラップ準位に電荷を注入して感光体の
接触帯電を行う方法がある。また、感光体として通常の
有機感光体上に導電性微粒子を分散させた表層(電荷注
入層)を有するものや、アモルファスシリコン感光体な
どを用いると、接触帯電部材に印加したバイアスのうち
の直流成分と略同等の帯電電位を被帯電体表面に得るこ
とが可能である(特開平6−3921号公報)。
し、トラップ順位となる導電粉(SnO2 等)を分散さ
せた電荷注入層を表面に持つ感光体に、感光体電位と同
極の電荷を注入して接触帯電を行う方法が知られてい
る。
でなく、放電を用いないため、接触帯電部材に対する印
加電圧は感光体電位と同程度で十分であり、またオゾン
を発生しない利点があり、完全なオゾンレスかつ低電力
消費型帯電が可能となる。
イクルプロセス) また近年、画像形成装置は小型化が進んできたが、帯電
・露光・現像・転写・定着・クリーニング等の作像プロ
セスの各手段・機器が夫々小型になるだけでは画像形成
装置の全体的な小型化には限界があった。
留現像剤)はクリーニング手段(クリーナー)によって
回収されて廃トナーとなるが、この廃トナーは環境保護
の面からも出ないことが好ましい。
上の転写残トナーは現像手段によって「現像同時クリー
ニング」で感光体上から除去し現像手段に回収・再用す
る装置構成にした「クリーナーレスプロセス」の画像形
成装置も出現している。現像同時クリーニングとは、転
写後に感光体上に若干残留したトナーを次工程以後の現
像時にかぶり取りバイアス(現像手段に印加する直流電
圧と感光体の表面電位間の電位差であるかぶり取り電位
差Vback)によって回収する方法である。この方法によ
れば、転写残トナーは現像手段に回収されて次工程以後
用いられているため、廃トナーをなくし、メンテンナン
スに手を煩わせることも少なくすることができる。また
クリーナーレスであることでスペース面での利点も大き
く、画像形成装置を大幅に小型化できるようになる。
合には感光体に接触している接触帯電部材に転写残トナ
ーを一旦回収させ、それを再び感光体上に吐き出させ現
像装置で回収させる。
像を併用する場合、感光体上のトナー像を紙等の被転写
材へと転写させるとき、感光体には帯電電位と逆極の電
圧が印加され、その結果、感光体表面の電荷注入層に逆
極の電荷が注入される。
り電荷注入される同極の電荷により消されるが、転写バ
イアスの電圧が注入帯電の電圧に比べて高い場合、逆電
荷の一部が電荷注入層に残り、感光体電位を低下させて
しまう。特に、電荷注入層の電気抵抗が高いほど、電荷
注入層の層厚が厚いほど、また、注入帯電の帯電能力が
低いほど、転写によって注入された逆極性電荷は層の深
い部分まで到達するのに対し、帯電の同極電荷は電荷注
入層の浅い部分までしか到達しないため、逆極性の電荷
の残りが多くなる。
電位の変化を図9のa)、b)、c)を用いて説明す
る。なお、この系では、感光体1、トナーtの極性は負
極である。よって、転写バイアスは正極である。
態を示している。中央部のみが露光されており、電荷注
入層の負電荷が消失している。そして、その領域にのみ
トナーtが存在している(反転現像)。
ナーtが移る。このとき、転写帯電器5から感光体1へ
向かって電流が流れるが、その電流はトナーがある領域
は電気抵抗が高いため、その周辺のトナーがないところ
により多く流れ込む。その結果、トナーが存在した領域
よりも存在しなかった領域の電荷注入層により多くの正
電荷が注入される。
電部材2Aによる負電荷注入により感光体1の電荷注入
層には負電荷が注入されるが、予め存在した正電荷の量
の差により、トナーtが存在した領域よりも、存在しな
かった領域の電荷注入層中の負電荷量が少なくなってし
まう。その結果、感光体電位に差が生じ、次の画像にお
いて濃度差となって現れてしまう。即ちトナー存在領域
の濃度が薄いいわゆる「ネガゴースト」が発生する。
による感光体電位のリセットにおいても消えない。これ
は前露光の働きは、電位と同極の電荷の消去であるため
である。
スにおいて、注入帯電前に転写残トナーの極性を帯電電
位と逆極性に帯電、もしくは除電し、注入帯電でのトナ
ー回収を効率良く行うために用いる前帯電器(感光体と
逆極性電圧を印加)によっても、上述のネガゴーストは
消去しにくい。何故なら、トナーの帯電、除電のために
印加するバイアスの絶対値は電荷注入帯電バイアスのそ
れと同じレベルであるため、転写帯電器のように電荷注
入層の深くへと逆電荷を注入することが難しく、また、
転写と同じ電圧を印加することは、電荷注入層へ多量の
逆電荷を注入することになり、注入帯電の帯電能力が低
下している場合は所望の電位まで帯電できず、その結
果、現像部でカブリを生ずる可能性がある。逆に前帯電
で、転写電圧と同じ大きさで感光体電位と同極の電圧を
印加して電荷注入層の逆極電荷を予め取り除くことは、
転写残トナーを注入帯電器で回収しにくい同極に帯電し
てしまうため、トナー存在領域が次周の画像で濃く出て
しまうポジゴーストが発生することは明らかである。
を防止して、ネガゴーストのない良好な画像を作像する
ことを目的とする。
徴とする画像形成装置である。
光体に当接する帯電部材を有し該帯電部材に帯電バイア
スを印加することで電子写真感光体の帯電を行う帯電装
置と、前記電子写真感光体の帯電処理面に静電潜像を形
成する露光装置と、前記静電潜像を現像剤により顕像化
する現像装置と、前記電子写真感光体表面の現像剤像を
被転写材に移動させる転写装置を具備する画像形成装置
において、作像動作前に一定時間転写バイアスを前記電
子写真感光体に印加することを特徴とする画像形成装
置。
性であることを特徴とする(1)に記載の画像形成装
置。
ンダー中に導電性微粒子を分散させた電荷注入層を有す
ることを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形
成装置。
なかった前記電子写真感光体上の現像剤を前記帯電装置
で一時的に回収し、しかる後、該帯電装置に回収した現
像剤を前記電子写真感光体上に再び排出し、その排出さ
れた現像剤を前記現像装置で回収することを特徴とする
(1)から(3)の何れかに記載の画像形成装置。
印加する時間が、前記電子写真感光体が一周する時間と
ほぼ等しいことを特徴とする(1)から(4)の何れか
に記載の画像形成装置。
により作像動作前の転写バイアス印加の有無を決定する
ことを特徴とする(1)から(5)の何れかに記載の画
像形成装置。
る手段であることを特徴とする(6)に記載の画像形成
装置。
る手段を具備し、その検出値により作像動作前の転写バ
イアス印加の有無を決定することを特徴とする(1)か
ら(5)の何れかに記載の画像形成装置。
担持体からなることを特徴とする(1)から(8)の何
れかに記載の画像形成装置。
感光体に当接する帯電部材を有し該帯電部材に帯電バイ
アスを印加することで電子写真感光体の帯電を行う帯電
装置と、前記電子写真感光体の帯電処理面に静電潜像を
形成する露光装置と、前記静電潜像を現像剤により顕像
化する現像装置と、前記電子写真感光体表面の現像剤像
を被転写材に移動させる転写装置を具備する画像形成装
置において、作像動作前に一定時間前記帯電部材へ帯電
バイアスと逆極性のバイアスを印加することを特徴とす
る画像形成装置。
電性であることを特徴とする(10)に記載の画像形成
装置。
インダー中に導電性微粒子を分散させた電荷注入層を有
することを特徴とする(10)または(11)に記載の
画像形成装置。
する帯電バイアスと逆極性のバイアスの電圧の絶対値
が、作像時に該帯電部材に印加する帯電バイアスの絶対
値よりも大きいことを特徴とする(10)から(12)
の何れかに記載の画像形成装置。
れなかった前記電子写真感光体上の現像剤を前記帯電装
置で一時的に回収し、しかる後、該帯電装置に回収した
現像剤を前記電子写真感光体上に再び排出し、その排出
された現像剤を前記現像装置で回収することを特徴とす
る(10)から(13)の何れかに記載の画像形成装
置。
へ帯電バイアスと逆極性のバイアスを印加する時間が、
前記電子写真感光体が一周する時間とほぼ等しいことを
特徴とする(10)から(14)の何れかに記載の画像
形成装置。
値により作像動作前の前記帯電部材への帯電バイアスと
逆極性のバイアス印加の有無を決定することを特徴とす
る請求項10から15の何れかに記載の画像形成装置。
知する手段であることを特徴とする請求項16に記載の
画像形成装置。
する手段を具備し、その検出値により作像動作前の前記
帯電部材への帯電バイアスと逆極性のバイアス印加の有
無を決定することを特徴とする(10)から(15)の
何れかに記載の画像形成装置。
子担持体からなることを特徴とする(10)から(1
8)の何れかに記載の画像形成装置。
感光体に当接する帯電部材を有し該帯電部材に帯電バイ
アスを印加することで電子写真感光体の帯電を行う帯電
装置と、前記電子写真感光体の帯電処理面に静電潜像を
形成する露光装置と、前記静電潜像を現像剤により顕像
化する現像装置と、前記電子写真感光体表面の現像剤像
を被転写材に移動させる転写装置と、前記転写装置と前
記帯電装置の間において前記電子写真感光体に当接さ
せ、帯電と逆極性の直流電圧、又は帯電と逆極性の直流
電圧に交番電圧を重畳した電圧、又は交番電圧を印加す
る導電部材を具備する画像形成装置において、作像動作
前に一定時間前記導電部材へバイアスを印加することを
特徴とする画像形成装置。
電性であることを特徴とする(20)に記載の画像形成
装置。
インダー中に導電性微粒子を分散させた電荷注入層を有
することを特徴とする(20)または(21)に記載の
画像形成装置。
するバイアスの絶対値が、作像時に該導電部材に印加す
るバイアスの絶対値よりも大きいことを特徴とする(2
0)から(22)の何れかに記載の画像形成装置。
れなかった前記電子写真感光体上の現像剤を前記帯電装
置で一時的に回収し、しかる後、該帯電装置に回収した
現像剤を前記電子写真感光体上に再び排出し、その排出
された現像剤を前記現像装置で回収することを特徴とす
る(20)から(23)の何れかに記載の画像形成装
置。
へバイアスを印加する時間が、前記電子写真感光体が一
周する時間とほぼ等しいことを特徴とする(20)から
(24)の何れかに記載の画像形成装置。
値により作像動作前の前記導電部材へのバイアス印加の
有無を決定することを特徴とする(20)から(25)
の何れかに記載の画像形成装置。
する手段であることを特徴とする(26)に記載の画像
形成装置。
する手段を具備し、その検出値により作像動作前の前記
導電部材へのバイアス印加の有無を決定することを特徴
とする(20)から(25)の何れかに記載の画像形成
装置。
子担持体からなることを特徴とする(20)から(2
8)の何れかに記載の画像形成装置。
に転写バイアスを印加して、感光体の電荷注入層に均一
に帯電電位と逆極性の電荷を注入しておくことで、ネガ
ゴーストの発生を防止するものである。
印加する時間は少なくとも感光体が一周する時間とほぼ
等しいことが望ましく、一周する時間以上であってもよ
い。
画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利用、電荷注
入帯電方式、クリーナーレスプロセスのレーザービーム
プリンタである。
写真感光体(以下、感光体ドラムと記す)である。本実
施例の感光体ドラム1は負帯電性・電荷注入帯電性のO
PC感光体(有機光導電性感光体)であり、矢示の時計
方向aに150mm/sec.のプロセススピード(周
速度)で回転駆動される。
位に一様に帯電処理する接触帯電装置である。本実施例
では磁気ブラシ帯電装置(注入帯電器)であり、回転す
る感光体ドラム1の面はこの磁気ブラシ帯電装置2によ
りほぼ−700vに電荷注入帯電方式で一様に帯電処理
される。
り、本実施例ではレーザービームスキャナーである。こ
のレーザービームスキャナー3は、半導体レーザー、ポ
リゴンミラー、F−θレンズ等を有してなり、CCD等
の光電変換素子を有する原稿読み取り装置、電子計算
機、ワードプロセッサー等の不図示のホスト装置から入
力する目的の画像情報の時系列電気デジタル画素信号に
対応して変調されたレーザー光Lを射出して、回転感光
体ドラム1の一様帯電処理面をレーザー光走査露光す
る。このレーザー光走査露光により回転感光体ドラム1
の周面に目的の画像情報に対応した静電潜像が形成され
る。
法で作成した、転写残トナーの少ない高離型性球形非磁
性トナーと、磁性キャリアを混合した現像剤による2成
分接触現像方式の現像装置を用いている。そして回転感
光体ドラム1面の静電潜像をトナー像として反転現像さ
せている。
装置(転写帯電器)であり、本実施例の該転写装置は転
写ベルトタイプである。5aは無端状の転写ベルト(例
えば、膜厚75μmのポリイミドのベルト)であり、駆
動ローラ5bと従動ローラ5c間に懸回張設されてい
て、感光体ドラム1の回転方向に順方向に感光体ドラム
1の回転周速度とほぼ同じ周速度で回動される。5dは
転写ベルト5aの内側に配設した導電性ブレードであ
り、転写ベルト5aの上行側ベルト部分を感光体ドラム
1の下面部分に加圧して転写部位としての転写ニップ部
Tを形成させている。
材Pを積載収納させてある。給紙ローラ7の駆動により
給紙カセット6内に積載収納の被転写材Pが1枚分離給
紙され、搬送ローラ8等を含むシートパス9を通って所
定の制御タイミングにて回転感光体ドラム1と転写装置
5の転写ベルト5aとの間の転写ニップ部Tに給送され
る。
回転感光体ドラム1と転写ベルト5aの間を挟持搬送さ
れ、その間、導電性ブレード5dに転写バイアス印加電
源E5から所定の転写バイアスが印加されて、被転写材
Pの裏面からトナーと逆極性の帯電がなされる。これに
より、転写ニップ部Tを通る被転写材Pの表面側に回転
感光体ドラム1面側のトナー像が順次に静電転写されて
いく。
受けた被転写材Pは回転感光体ドラム1面から順次に分
離されてシートパス10を通って定着装置(例えば熱ロ
ーラ定着装置)11に導入されてトナー像の定着処理を
受けてプリントアウトされる。
セスであり、転写ニップ部Tで被転写材Pに転写されず
に回転感光体ドラム1の表面に残ったトナーを除去する
専用のクリーナーは配設していないが、転写残トナー
は、後述するように、引き続く感光体ドラム1の回転で
磁気ブラシ帯電装置2の位置に至り、感光体ドラム1に
接触している接触帯電部材としての磁気ブラシ帯電器2
Aの磁気ブラシ部に一時的に回収され、その回収トナー
が再び感光体ドラム1面に吐き出されて最終的に現像装
置4に回収され、感光体ドラム1は繰り返して作像に供
される。
との間において感光体ドラム1面に当接させた前帯電装
置としての導電性ブラシであり、帯電と逆極の電圧(3
00v)を印加して、転写残トナーの除電、および逆極
性への帯電を行わせている。このブラシ12への印加バ
イアスは、帯電と逆極性のDCバイアスのほかに、AC
バイアス、またはACバイアスを重畳した、帯電と逆極
性のDCバイアスでも、同様の効果が得られる。また導
電性ブラシのほかに、導電性ブレード、導電性フィルム
などによっても同様の効果が得られる。
間(起動動作期間、ウォーミング期間)である。メイン
電源スイッチ−オンにより、装置のメインモータを駆動
させて感光体ドラムを回転駆動させ、所定のプロセス機
器の準備動作を実行させる。
せる期間である。この前回転工程は前多回転工程中にプ
リント信号が入力したときには前多回転工程に引き続い
て実行される。プリント信号の入力がないときには前多
回転工程の終了後にメインモータの駆動が一旦停止され
て感光体ドラムの回転駆動が停止され、プリンタはプリ
ント信号が入力されるまでスタンバイ(待機)状態に保
たれる。プリント信号が入力すると前回転工程が実行さ
れる。
程):所定の前回転工程が終了すると、引き続いて回転
感光体ドラムに対する作像プロセスが実行され、回転感
光体ドラム面に形成されたトナー像の被転写材への転
写、定着手段によるトナー像の定着処理がなされて画像
形成物がプリントアウトされる。
上記の印字工程が所定の設定プリント枚数n分繰り返し
て実行される。
ニップ部を通過した後、次の被転写材の先端部が転写ニ
ップ部に到達するまでの間の、転写ニップ部における被
転写材の非通紙状態期間である。
間メインモータの駆動を継続させて感光体ドラムを回転
駆動させ、所定の後動作を実行させる期間である。
停止され感光体ドラムの回転駆動が停止され、プリンタ
は次のプリントスタート信号が入力するまでスタンバイ
状態に保たれる。
ト終了後、プリンタは後回転工程を経てスタンバイ状態
になる。
信号が入力すると、プリンタは前回転工程に移行する。
前多回転工程、bの前回転工程、dの紙間工程、eの後
回転工程が非画像形成時(非作像時)になる。
いて、転写装置5の導電性ブレード5dにはトナーの帯
電極性と同極性のクリーニングバイアスが印加されるこ
とで、転写ベルト5aに汚れとして付着しているトナー
が感光体ドラム面側に転移して転写ベルト5aのクリー
ニングが実行される。
ド5dにはcの印字工程における転写バイアスとは異な
らせた紙間バイアスが印加される。
電荷注入帯電性のOPC感光体であり、図3に層構成模
型図を示したように、φ30mmのアルミニウム製のド
ラム基体1a上に第1〜第5の機能層1b〜1fを下か
ら順に設けたものである。
ムドラム基体1aの欠陥などをならすため、またレーザ
ー露光の反射によるモアレの発生を防止するために設け
られている厚さ約20μmの導電層である。
ルミニウムドラム基体1aから注入された正電荷が感光
体表面に帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割
を果たし、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンに
よって106 Ω・cm程度に抵抗調整された厚さ約1μ
mの中抵抗層である。
系の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層であ
り、レーザー露光を受けることによって正負の電荷対を
発生する。
ボネイト樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型
半導体である。従って、感光体表面に帯電された負電荷
はこの層を移動することはできず、電荷発生層1dで発
生した正電荷のみを感光体表面に輸送することができ
る。
ーとしての光硬化性のアクリル樹脂に光透過性の導電フ
ィラーであるアンチモンをドーピングして低抵抗化(導
電化)した粒径0.03μmの酸化錫の超微粒子1gを
樹脂に対して70重量パーセント分散した材料の約3μ
mの塗工層である。この電荷注入層1fの電気抵抗値
は、充分な帯電性と画像流れを起こさない条件である1
×1010〜1×1014Ω・cmである必要がある。本実
施例では表面抵抗が1×1011Ω・cmの感光体ドラム
を用いた。
6) 図4は磁気ブラシ帯電装置2の拡大横断面模型図であ
る。本実施例の磁気ブラシ帯電装置2は、大きく分け
て、磁気ブラシ帯電部材(磁気ブラシ帯電器)2A、該
磁気ブラシ帯電器2Aと導電性磁性粒子(帯電キャリ
ア)2dを収容させた容器(ハウジング)2B、磁気ブ
ラシ帯電器2Aに対する帯電バイアス印加電源E2等か
らなる。
スリーブ回転タイプであり、マグネットロール(磁石)
2aと、このマグネットロールに外嵌させた非磁性ステ
ンレス製スリーブ(電極スリーブ、導電スリーブ、帯電
スリーブなどと称される)2bと、該スリーブ2bの外
周面にスリーブ内部のマグネットロール2aの磁気力で
磁気拘束させて形成保持させた磁性粒子2dの磁気ブラ
シ部2cからなる。
であり、スリーブ2bはこのマグネットロール2aの外
回りを矢示bの時計方向に不図示の駆動系により所定の
周速度、本実施例では225mm/sec.の周速で回
転駆動される。またスリーブ2bは感光体ドラム1に対
してスペーサコロ等の手段で500μm程度の隙間を保
たせて対向させて配設してある。
ンレス製の磁気ブラシ層厚規制ブレードであり、スリー
ブ2b表面とのギャップが900μmになるように配置
されている。
リーブ2bの外周面にスリーブ内部のマグネットロール
2aの磁気力で磁気拘束されて磁気ブラシ部2cとして
保持される。磁気ブラシ部2cはスリーブ2bの回転駆
動に伴い、スリーブ2bと一緒にスリーブ2bと同方向
に回転する。このとき磁気ブラシ部2cの層厚はブレー
ド2eにより均一厚さに規制される。そしてその磁気ブ
ラシ部2cの規制層厚はスリーブ2bと感光体ドラム1
との対向隙間部の間隔より大きいから、磁気ブラシ部2
cはスリーブ2bと感光体ドラム1との対向部において
感光体ドラム1に対して所定幅のニップ部を形成して接
触する。この接触ニップ部が帯電ニップ部Nである。従
って、回転感光体ドラム1は帯電ニップ部Nにおいて磁
気ブラシ帯電器2Aのスリーブ2bの回転に伴ない回転
する磁気ブラシ部2cで摺擦される。この場合、帯電ニ
ップ部Nにおいて感光体ドラム1の移動方向と磁気ブラ
シ部2cの移動方向は逆方向となり、相対移動速度は速
くなる。
ド2eには電源E2から所定の帯電バイアスが印加され
る。
磁気ブラシ帯電器2Aのスリーブ2bが回転駆動され、
電源E2から所定の帯電バイアスが印加されることで、
回転感光体ドラム1の周面が本実施例の場合は電荷注入
帯電方式で所定の極性・電位に一様に接触帯電処理され
る。
ネットロール2aは、スリーブ2bと感光体ドラム1の
最近接位置cから感光体ドラム回転方向上流側10°の
位置に約900Gの磁極(主極)N1を配置してある。
ラム1の最近接位置cとの角度θを感光体ドラム回転方
向上流側20°から下流側10°の範囲に入るようにす
ることが望ましく、上流側15°〜0°であればさらに
良い。それより下流だと主極位置に磁性粒子が引きつけ
られ、帯電ニップ部Nの感光体ドラム回転方向下流側に
磁性粒子の滞留が発生しやすくなり、また上流すぎる
と、帯電ニップ部Nを通過した磁性粒子の搬送性が悪く
なり、滞留が発生しやすくなる。
は、磁性粒子に働くスリーブ2bへの拘束力が弱くな
り、磁性粒子が感光体ドラム1に付着しやすくなるのは
明らかである。
時に磁気ブラシ部2cの磁性粒子が感光体ドラム1と接
触している領域を示す。
2bと規制ブレード2eに印加される。本実施例ではD
C成分にAC成分が重畳しているバイアスを用いてい
る。
器2Aの磁気ブラシ部2cによる感光体ドラム1面の摺
擦と、磁気ブラシ帯電器2Aへの帯電バイアスの印加に
より、磁気ブラシ部2cを構成している帯電用磁性粒子
2dから電荷が感光体ドラム1上に与えられ、感光体ド
ラム1面が所定の極性・電位に一様に接触帯電される。
本例の場合は前述したように感光体ドラム1はその表面
に電荷注入層1fを具備させたものであるから、電荷注
入帯電により感光体ドラム1の帯電処理がなされる。即
ち、感光体ドラム1面が帯電バイアスDC+ACのDC
成分に対応した電位に帯電される。スリーブ2bは回転
速度が速いほど帯電均一性が良好になる傾向にある。
1の電荷注入帯電は図5の等価回路に示すような、抵抗
RとコンデンサーCの回路とみなすことが出来る。この
ような回路の場合、抵抗値をr、感光体の静電容量をC
p、印加電圧をV0 、帯電時間(感光体ドラムのある点
が帯電ニップ部Nを通過する時間)をt0 とすると、感
光体ドラムの表面電位Vdは式(1)で表される。
れる感光体ドラム1の表面電位と同値、本実施例では−
700vとした。
は、そのピーク間電圧Vppは、100v以上2000
v以下、特に300v以上1200v以下が好ましい。
ピーク間電圧Vppがそれ以下では、帯電均一性、電位
の立ち上がり性向上の効果が薄く、それ以上では、磁性
粒子の滞留や感光体ドラムへの付着が悪化する。
下、特に500Hz以上2000Hz以下が好ましい。
それ以下では、磁性粒子の感光体ドラムへの付着悪化
や、帯電均一性、電位の立ち上がり性向上の効果が薄く
なり、それ以上でも帯電均一性、電位の立ち上がり性向
上の効果が得られにくくなる。
波などがよい。
dは、本実施例では、燒結した強磁性体(フェライト)
を還元処理したものを用いたが、他に樹脂と強磁性体粉
を混練して粒子状に整形したもの、もしくはこれに抵抗
値調節のために導電性カーボン等を混ぜたものや、表面
処理を行ったものも同様に用いることができる。
ドラム表面のトラップ順位に電荷を良好に注入する役割
と、感光体ドラム上に生じたピンホールなどの欠陥に帯
電電流が集中してしまうことに起因して生じる帯電部材
及び感光体ドラムの通電破壊を防止する役割を兼ね備え
ていなければならない。
1×104 Ω〜1×109 Ωであることが好ましく、特
には1×104 Ω〜1×107 Ωであることが好まし
い。磁気ブラシ帯電器2Aの抵抗値が1×104 Ω未満
ではピンホールリークが生じやすくなる傾向があり、1
×109 Ωを越えると良好な電荷の注入がしにくくなる
傾向にある。また、抵抗値を上記範囲内に制御するため
には、磁性粒子2dの体積抵抗値は1×104 Ω・cm
〜1×109 Ω・cmであることが好ましく、特には1
×104 Ω・cm〜1×107 ・cmであることが好ま
しい。
抵抗値は、1×106 Ω・cmであり、帯電バイアスの
DC成分として−700vを印加することで、感光体ド
ラム1の表面電位も−700vとなった。
領で測定した。すなわち、セルAに磁性粒子2dを充填
し、該充填磁性粒子2dに接するように主電極17及び
上部電極18を配し、該電極17・18間に定電圧電源
22から電圧を印加し、そのとき流れる電流を電流計2
0で測定することにより求めた。19は絶縁物、21は
電圧計、24はガイドリングを示す。
で、充填磁性粒子2dのセルとの接触面積S=2cm
2 、厚みd=1mm、上部電極18の荷重10kg、印
加電圧100Vである。
におけるピークは5〜100μmの範囲にあることが、
粒子表面の汚染による帯電劣化防止の観点から好まし
い。
弦長で示し、測定法は顕微鏡法により磁性粒子300個
異常をランダムに選び、その径を実測して算術平均をと
る。 (5)現像装置4(図7) 静電潜像のトナー現像方法としては、一般に次のa〜d
の4種類に大別される。
スリーブ上にコーティングし、磁性トナーは磁気力によ
ってコーティングして搬送し感光体に対して非接触状態
で現像する方法(1成分非接触現像)。
ナーを感光体に対して接触状態で現像する方法(1成分
接触現像)。
混合したものを現像剤として用いて磁気力によって搬送
し感光体に対して接触状態で現像する方法(2成分接触
現像)。
て現像する方法(2成分非接触現像)。
面から、cの2成分接触現像法が多く用いられている。
横断面模型図である。本実施例における現像装置4は、
重合法で作成した高離型性球形非磁性トナーと磁性キャ
リア(現像用磁性粒子、現像キャリア)を混合したもの
を現像剤として用い、該現像剤を現像剤担持体(現像部
材、現像器)に磁気力によって磁気ブラシ層として保持
させて現像部に搬送し感光体ドラム面に接触させて静電
潜像をトナー像として現像する2成分磁気ブラシ接触現
像方式の反転現像装置である。
ての現像スリーブ、4cはこの現像スリーブ4b内に固
定配置された磁界発生手段としての磁石(マグネットロ
ーラ)、4dは現像スリーブ表面に現像剤の薄層を形成
するための現像剤層厚規制ブレード、4eは現像剤攪拌
搬送スクリュー、4fは現像容器4a内に収容した2成
分現像剤であり、上記のように非磁性トナーtと現像キ
ャリアcを混合したものである。
いては、感光体ドラム1に対し最近接距離(隙間)が約
500μmになるように配置され、該現像スリーブ4b
の外面に担持させた現像剤磁気ブラシ薄層4f′が感光
体ドラム1の面に接触するように設定されている。この
現像剤磁気ブラシ薄層4f′と感光体ドラム1の接触ニ
ップ部mが現像領域(現像部)である。
外回りを矢示の反時計方向に所定の回転速度で駆動さ
れ、現像容器4a内においてスリーブ外面に固定磁石4
cの磁力により現像剤4f(t+c)の磁気ブラシが形
成される。その現像剤磁気ブラシはスリーブ4bの回転
とともに搬送され、ブレード4dにより層厚規制を受け
て所定層厚の現像剤磁気ブラシ薄層4f′として現像容
器外に持ち出されて現像部mへ搬送されて感光体ドラム
1面に接触し、引き続くスリーブ4bの回転で再び現像
容器4a内に戻し搬送される。
源E4によりDC成分とAC成分を重畳した所定の現像
バイアスが印加される。本実施例での現像特性は、感光
体ドラム1の帯電電位(−700v)と現像バイアスの
DC成分値の差が200v以下であるとカブリが生じ、
350v以上であると現像キャリアcの感光体ドラム1
への付着が生じたので、現像バイアスのDC成分は−4
00vとした。
トナー濃度(現像キャリアcとの混合割合)はトナー分
が静電潜像の現像に消費されて逐次減少していく。現像
容器4a内の現像剤4fのトナー濃度は不図示の検知手
段により検知されて所定の許容下限濃度まで低下すると
トナー補給部4gから現像容器4a内の現像剤4fにト
ナーtの補給がなされて現像容器4a内の現像剤4fの
トナー濃度を常に所定の許容範囲内に保つようにトナー
補給制御される。
ら、被転写材Pに対するトナー像転写後の感光体ドラム
1に残留したトナー(転写残トナー)は感光体ドラム1
の帯電ニップ部Nに持ち運ばれて磁気ブラシ接触帯電装
置2の磁気ブラシ帯電器2Aの磁気ブラシ部2cに混入
して一時的に回収される。
の剥離放電等により、極性が正のものと負のものが混在
していることが多い。この極性が混在した転写残トナー
が磁気ブラシ帯電器2Aに至って磁気ブラシ部2c内に
混入して一時的に回収される。
の磁気ブラシ部2cへの取り込みは、磁気ブラシ帯電器
2AにAC成分を印加することで、磁気ブラシ帯電器2
A−感光体ドラム1間の振動電界効果によってより効果
的に行なわせることができる。
た転写残トナーは極性が全て負に帯電されて感光体ドラ
ム1上に吐き出される。極性が揃えられて感光体ドラム
1上に吐き出された転写残トナーは、現像部mに至って
現像装置4の現像器4bにより現像時のかぶり取り電界
によって現像同時クリーニングでに回収される。
方向の画像領域が、感光体ドラム1の周長よりも長い場
合には、その他の帯電、露光、現像、転写といった画像
形成工程と同時進行で行われる。
回収されて次工程以後も用いられるため、廃トナーをな
くすことができる。またスペースの面での利点も大き
く、画像形成装置の大幅に小型化が可能となる。
高離型性球形トナーを用いることで、転写残トナーの発
生量を少なくすることができるし、また磁気ブラシ帯電
器2Aから吐き出されたトナーの現像装置4への回収性
を向上させることができる。2成分接触現像方式の現像
装置4を用いることでも磁気ブラシ帯電器2Aから吐き
出されたトナーの現像装置4への回収性を向上させてい
る。
高いから、磁気ブラシ帯電器2Aの磁気ブラシ部2cに
そのようなトナー粒子が混入することは磁気ブラシ部2
cの抵抗を上昇させて帯電能を低下させる因子である
が、通常の画像形成工程において発生して帯電ニップ部
Nに持ち運ばれ磁気ブラシ帯電部材2Aの磁気ブラシ部
2cに混入する転写残トナー量は微量なものであり、該
混入トナーの磁気ブラシ部2cからの吐き出しも順調に
なされ、また磁気ブラシ部2cのトナー混入の許容量も
比較的に大きいので、実際上、問題はない。
へ吐き出されたトナーはきわめて均一な散布状態にあ
り、またその量も少量であるため、次の像露光過程に実
質的に悪影響を及ぼすことはない。また転写残トナーパ
ターンに起因するゴースト像の発生もない。
1回転させ、転写電流(定電流制御)を変化させ、ネガ
ゴーストの有無を調べた。
体ドラム1周後に画像Duty40%のハーフトーンを
配置した画像(図8)において評価した。その結果を表
1に示す。
印加することで、ネガゴーストの発生を抑えることがで
きる事がわかる。
ーケンスは不図示の画像形成装置制御部(CPU)で実
行制御される。
ラム1周転写バイアス印加後の放置時間により、ネガゴ
ーストの有無を調べた。評価方法は第1の実施例と同じ
である。その結果を表2に示す。
後にのみ、1周目の転写バイアス印加を行えば、ネガゴ
ーストを防止できる。
放置時間を検知する手段(時計機能部、時限機能部)を
設けることにより、毎回の作像前転写バイアス印加を防
ぐことで、ファーストコピータイムを短くすることがで
きる。
設けることで、ネガゴーストが発生しにくい高湿環境な
ど(電荷注入層の抵抗が下がり、かつ転写バイアスが定
電流制御の場合は転写電圧が下がる)で、1周目の転写
バイアス印加の動作を防ぎ、同様にファーストコピータ
イムを短くすることができる。
アスの代わりに導電性ブラシ12に印加するバイアス
を、作像前の感光体ドラム1周のみ、+5kvとして、
第1の実施例と同様の評価を行ったところ、ネガゴース
トの発生を防止することができた。導電性ブラシ12に
印加する電圧は、正電荷の注入性を転写と同レベルにす
るため、転写電圧と同程度の値が望ましい。
アスの代わりに注入帯電器2Aに印加するバイアスを、
作像前の感光体ドラム1周のみ、+5kvとして、第1
の実施例と同様の評価を行ったところ、ネガゴーストの
発生を防止することができた。注入帯電器2Aに印加す
る電圧は、正電荷の注入性を転写と同レベルにするた
め、転写電圧と同程度の値が望ましい。また、作像前の
の電荷注入層への正電荷注入を、転写帯電器5、導電性
ブラシ12、注入帯電器2Aを組み合わせて行っても、
同様の効果が得られることは明らかである。
リーブ回転タイプに限らず、マグネットロールが回転す
るものや、マグネットロールの表面を必要に応じて給電
用電極として導電性処理して、該マグネットロールの外
周面に直接に導電性磁性粒子を磁気拘束させて磁気ブラ
シ部を形成させ、マグネットロールを回転させる構成の
もの等にすることもできる。回転しないタイプの磁気ブ
ラシ帯電部材とすることもできる。
電部材や、導電性ゴムや導電性スポンジを用いた帯電ロ
ーラ等であってもよいし、この場合も回転しない構成の
ものであってもよい。
109 〜1014Ω・cmの低抵抗層を持つことが、電荷
注入帯電を実現でき、オゾンの発生防止の面から望まし
いが、上記以外の有機感光体等でもよい。即ち接触帯電
は、実施例の電荷注入帯電方式に限らず、放電現象が支
配的な接触帯電系であっても良い。
述べたが、他の現像方法でもよい。好ましくは、現像剤
を感光体に対して接触させて潜像を現像する1成分接触
現像や2成分接触現像がより現像剤の同時回収効果を高
めるのに効果がある。
ナーを用いた場合には、上記の1成分接触現像や2成分
接触現像はもちろん1成分非接触現像や2成分非接触現
像など他の現像方法においても充分な回収効果が得られ
る。
式でもよい。
しては、正弦波、矩形波、三角波等適宜使用可能であ
る。また、直流電源を周期的にオン/オフすることによ
って形成された矩形はあっても良い。このように交番電
圧の波形としては周期的にその電圧値が変化するような
バイアスが使用できる。
に限らず任意である。また必要に応じて他の補助プロセ
ス機器を加えてもよい。
は、実施形態例の様にデジタル的な潜像を形成するレー
ザー走査露光手段に限定されるものではなく、通常のア
ナログ的な画像露光やLEDなどの他の発光素子でも構
わないし、蛍光燈等の発光素子と液晶シャッター等の組
み合わせによるものなど、画像情報に対応した静電潜像
を形成できるものであるなら構わない。
る被転写材は転写ドラム等の中間転写体であってもよ
い。
装置に限らず、コロナ放電転写、ローラ転写、ブレード
転写など任意である。
についてのものであるが、イエロー、マゼンタ、シア
ン、ブラックの各色に対して感光体、帯電装置、現像装
置、露光装置を設け、各感光体上のトナー像をベルトま
たは筒状の被転写材保持体の被転写材に順次転写するこ
とで、フルカラー画像を得ることができる。
間転写体などを用いて、単色画像形成ばかりでなく、多
重転写等により多色やフルカラー画像を形成する画像形
成装置にも適用できる。
スのものに限られず、転写後の感光体面から転写残トナ
ーを除去する専用のクリーニング装置(クリーナー)を
具備させた画像形成装置であってもよい。
4等の任意のプロセス機器を画像形成装置本体に対して
一括して着脱交換自在なプロセスカートリッジ着脱式の
装置構成にすることもできる。
静電記録誘電体を回動ベルト型にし、これに帯電・静電
潜像形成・現像の工程手段により画像情報に対応したト
ナー像を形成させ、そのトナー像形成部を閲読表示部に
位置させて画像表示させ、像担持体は繰り返して表示画
像の形成に使用する画像表示装置もある。本発明におい
て画像形成装置にはこのような画像表示装置も含む。
像形成装置においてネガゴーストのない良好な画像を作
成することができた。
構成図
積抵抗値)の測定要領説明図
Claims (29)
- 【請求項1】 電子写真感光体と、前記電子写真感光体
に当接する帯電部材を有し該帯電部材に帯電バイアスを
印加することで電子写真感光体の帯電を行う帯電装置
と、前記電子写真感光体の帯電処理面に静電潜像を形成
する露光装置と、前記静電潜像を現像剤により顕像化す
る現像装置と、前記電子写真感光体表面の現像剤像を被
転写材に移動させる転写装置を具備する画像形成装置に
おいて、作像動作前に一定時間転写バイアスを前記電子
写真感光体に印加することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記電子写真感光体が電荷注入帯電性で
あることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記電子写真感光体が絶縁性のバインダ
ー中に導電性微粒子を分散させた電荷注入層を有するこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装
置。 - 【請求項4】 前記転写装置で被転写材に転写されなか
った前記電子写真感光体上の現像剤を前記帯電装置で一
時的に回収し、しかる後、該帯電装置に回収した現像剤
を前記電子写真感光体上に再び排出し、その排出された
現像剤を前記現像装置で回収することを特徴とする請求
項1から3の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項5】 前記の作像動作前に転写バイアスを印加
する時間が、前記電子写真感光体が一周する時間とほぼ
等しいことを特徴とする請求項1から4の何れかに記載
の画像形成装置。 - 【請求項6】 環境検知手段を具備し、その検出値によ
り作像動作前の転写バイアス印加の有無を決定すること
を特徴とする請求項1から5の何れかに記載の画像形成
装置。 - 【請求項7】 前記環境検知手段が温湿度を検知する手
段であることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装
置。 - 【請求項8】 前回の作像動作からの時間を検出する手
段を具備し、その検出値により作像動作前の転写バイア
ス印加の有無を決定することを特徴とする請求項1から
5の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記帯電部材が磁性粒子と磁性粒子担持
体からなることを特徴とする請求項1から8の何れかに
記載の画像形成装置。 - 【請求項10】 電子写真感光体と、前記電子写真感光
体に当接する帯電部材を有し該帯電部材に帯電バイアス
を印加することで電子写真感光体の帯電を行う帯電装置
と、前記電子写真感光体の帯電処理面に静電潜像を形成
する露光装置と、前記静電潜像を現像剤により顕像化す
る現像装置と、前記電子写真感光体表面の現像剤像を被
転写材に移動させる転写装置を具備する画像形成装置に
おいて、作像動作前に一定時間前記帯電部材へ帯電バイ
アスと逆極性のバイアスを印加することを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項11】 前記電子写真感光体が電荷注入帯電性
であることを特徴とする請求項10に記載の画像形成装
置。 - 【請求項12】 前記電子写真感光体が絶縁性のバイン
ダー中に導電性微粒子を分散させた電荷注入層を有する
ことを特徴とする請求項10または11に記載の画像形
成装置。 - 【請求項13】 作像動作前に前記帯電部材へ印加する
帯電バイアスと逆極性のバイアスの電圧の絶対値が、作
像時に該帯電部材に印加する帯電バイアスの絶対値より
も大きいことを特徴とする請求項10から12の何れか
に記載の画像形成装置。 - 【請求項14】 前記転写装置で被転写材に転写されな
かった前記電子写真感光体上の現像剤を前記帯電装置で
一時的に回収し、しかる後、該帯電装置に回収した現像
剤を前記電子写真感光体上に再び排出し、その排出され
た現像剤を前記現像装置で回収することを特徴とする請
求項10から13の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項15】 前記の作像動作前に前記帯電部材へ帯
電バイアスと逆極性のバイアスを印加する時間が、前記
電子写真感光体が一周する時間とほぼ等しいことを特徴
とする請求項10から14の何れかに記載の画像形成装
置。 - 【請求項16】 環境検知手段を具備し、その検出値に
より作像動作前の前記帯電部材への帯電バイアスと逆極
性のバイアス印加の有無を決定することを特徴とする請
求項10から15の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項17】 前記環境検知手段が温湿度を検知する
手段であることを特徴とする請求項16に記載の画像形
成装置。 - 【請求項18】 前回の作像動作からの時間を検出する
手段を具備し、その検出値により作像動作前の前記帯電
部材への帯電バイアスと逆極性のバイアス印加の有無を
決定することを特徴とする請求項10から15の何れか
に記載の画像形成装置。 - 【請求項19】 前記帯電部材が磁性粒子と磁性粒子担
持体からなることを特徴とする請求項10から18の何
れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項20】 電子写真感光体と、前記電子写真感光
体に当接する帯電部材を有し該帯電部材に帯電バイアス
を印加することで電子写真感光体の帯電を行う帯電装置
と、前記電子写真感光体の帯電処理面に静電潜像を形成
する露光装置と、前記静電潜像を現像剤により顕像化す
る現像装置と、前記電子写真感光体表面の現像剤像を被
転写材に移動させる転写装置と、前記転写装置と前記帯
電装置の間において前記電子写真感光体に当接させ、帯
電と逆極性の直流電圧、又は帯電と逆極性の直流電圧に
交番電圧を重畳した電圧、又は交番電圧を印加する導電
部材を具備する画像形成装置において、作像動作前に一
定時間前記導電部材へバイアスを印加することを特徴と
する画像形成装置。 - 【請求項21】 前記電子写真感光体が電荷注入帯電性
であることを特徴とする請求項20に記載の画像形成装
置。 - 【請求項22】 前記電子写真感光体が絶縁性のバイン
ダー中に導電性微粒子を分散させた電荷注入層を有する
ことを特徴とする請求項20または21に記載の画像形
成装置。 - 【請求項23】 作像動作前に前記導電部材へ印加する
バイアスの絶対値が、作像時に該導電部材に印加するバ
イアスの絶対値よりも大きいことを特徴とする請求項2
0から22の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項24】 前記転写装置で被転写材に転写されな
かった前記電子写真感光体上の現像剤を前記帯電装置で
一時的に回収し、しかる後、該帯電装置に回収した現像
剤を前記電子写真感光体上に再び排出し、その排出され
た現像剤を前記現像装置で回収することを特徴とする請
求項20から23の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項25】 前記の作像動作前に前記導電部材へバ
イアスを印加する時間が、前記電子写真感光体が一周す
る時間とほぼ等しいことを特徴とする請求項20から2
4の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項26】 環境検知手段を具備し、その検出値に
より作像動作前の前記導電部材へのバイアス印加の有無
を決定することを特徴とする請求項20から25の何れ
かに記載の画像形成装置。 - 【請求項27】 前記環境検知手段が温湿度を検知する
手段であることを特徴とする請求項26に記載の画像形
成装置。 - 【請求項28】 前回の作像動作からの時間を検出する
手段を具備し、その検出値により作像動作前の前記導電
部材へのバイアス印加の有無を決定することを特徴とす
る請求項20から25の何れかに記載の画像形成装置。 - 【請求項29】 前記帯電部材が磁性粒子と磁性粒子担
持体からなることを特徴とする請求項20から28の何
れかに記載の画像形成装置。
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