JP2000074701A - 指示計器 - Google Patents

指示計器

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JP2000074701A
JP2000074701A JP10244970A JP24497098A JP2000074701A JP 2000074701 A JP2000074701 A JP 2000074701A JP 10244970 A JP10244970 A JP 10244970A JP 24497098 A JP24497098 A JP 24497098A JP 2000074701 A JP2000074701 A JP 2000074701A
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shafts
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hands
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Keiji Tsurumaki
桂司 鶴巻
Koichi Sato
浩一 佐藤
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Nippon Seiki Co Ltd
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Nippon Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 計器文字板上での指針の占有面積を小さくす
ることができる指示計器を提供する。 【解決手段】 各々が同軸に且つ独立して回動するよう
に軸支されてなる第1〜第3の出力軸31〜33と、こ
れら各出力軸31〜33に設けられ各々が軸方向に積層
されると共に各出力軸31〜33の各々を独立して回動
駆動する第1〜第3の出力ギヤ34〜36と、各出力軸
31〜33の先端に各々が独立して軸回り回動可能に積
層固定される第1〜第3の指針21〜23と、各々が出
力ギヤ34〜36に連結される駆動ギヤ47〜49とこ
の駆動ギヤ47〜49を駆動する第1〜第3の駆動軸4
1,45とを有し各出力ギヤ34〜36及び各出力軸3
1〜33を介して各指針21〜23を独立して軸回り回
動させる第1〜第3のムーブメント本体42,46とを
有することにより、各指針21〜23を同軸上で且つ各
々を独立して回動駆動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば車載用の指示
計器に関し、特に複数の指針にて異なる計測量を回動指
示させる指示計器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車等の車両には例えば速
度計,回転計,燃料計,水温計等の複数の指示計器をユ
ニット化してなるコンビメータが使用されており、表示
(指示)すべき各種計測量に応じた複数個の計器本体に
て計器文字板上に配置された複数の指針を回動駆動し、
計器文字板に各種計測量に対応して複数形成した表示意
匠部との対比判読を可能に構成している。
【0003】ところで、このようなコンビメータにあっ
て各指針は、互いが所定の離間距離を有して計器文字板
上に配置され、対応する計器本体にて各々が独立して回
動駆動されるが、計器本体どうしの間隔を最小限に小さ
く設定したとしても、計器本体自体の外形寸法により指
針どうしを近づけるのには限界があるため、客先デザイ
ン要求やスペース上の都合から指針どうしを近接配置す
る場合には、例えば実開平2−67269号公報に開示
されているように、計器本体の中心に設けた駆動軸とは
別に、計器本体の側部に指針軸をオフセット配置し、こ
のオフセット配置された指針軸を2種類のギヤを通じて
駆動するように構成して指針軸どうしを近接することに
より、指針どうしを近づける手段がとられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに指針軸をオフセット配置して互いの指針軸を近接さ
せる構造でも、計器文字板上に複数の指針を併設する以
上、計器文字板上における指針の占有面積を小さくする
には依然として限界があり、またこのような構造にて指
針の近接配置に対応できたとしても、指針軸をオフセッ
ト配置するため、計器本体構造が大きく変化するという
問題がある。
【0005】また指針軸をオフセットした計器本体を使
用して指針どうしを近接させた場合、計器文字板上の所
定領域に複数の指針が集中配置されるため、利用者に雑
多な感覚を与え、意匠的に好ましくないことがあり、デ
ザイン的にシンプルでありながら、複数種の計測量を指
示できる指示計器が望まれていた。
【0006】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、その主な目的は、計器文字板上での指針の占有面積
を小さくすることができる指示計器を提供せんとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、各々が同軸に且つ独立して回動するように
軸支されてなる複数の出力軸と、これら各出力軸に設け
られ各々が軸方向に積層されると共に前記出力軸の各々
を独立して回動駆動する複数の出力ギヤと、前記各出力
軸の先端に各々が独立して軸回り回動可能に積層固定さ
れる複数の指針と、各々が前記出力ギヤに連結される駆
動ギヤとこの駆動ギヤを駆動する駆動軸とを有し前記各
出力ギヤ及び前記各出力軸を介して前記各指針を独立し
て軸回り回動させる複数のムーブメント本体とを有する
ことを特徴とする。
【0008】また本発明は、各々が同軸に且つ独立して
回動するように軸支されてなる複数の出力軸とこれら各
出力軸に設けられ各々が軸方向に積層されると共に前記
出力軸の各々を独立して回動駆動する複数の出力ギヤと
これら出力ギヤを収容すると共に前記各出力軸を前方側
に挿出して前記各出力軸を支持するハウジングとでなる
同軸ギヤユニットと、前記各出力軸の先端に各々が独立
して軸回り回動可能に積層固定される複数の指針と、各
々が前記同軸ギヤユニット内に挿入配置されることによ
り前記出力ギヤに連結される駆動ギヤとこの駆動ギヤを
駆動する駆動軸とを有し前記各出力ギヤ及び前記各出力
軸を介して前記各指針を独立して軸回り回動させる複数
のムーブメント本体とを有することを特徴とする。
【0009】また前記各出力ギヤは前記指針側方向に向
けて段階的に径大となるように異なるギヤ径を有すると
共に、前記各駆動ギヤは前記指針側に向けて段階的に径
小となるように異なるギヤ径を有することを特徴とす
る。
【0010】また本発明は、前記ハウジングに前記各出
力ギヤの一部と当接してこれらの回動を規制する規制部
を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による指示計器は、各々が
同軸に且つ独立して回動するように軸支されてなる第1
〜第3の出力軸31〜33と、これら各出力軸31〜3
3に設けられ各々が軸方向に積層されると共に各出力軸
31〜33の各々を独立して回動駆動する第1〜第3の
出力ギヤ34〜36と、各出力軸31〜33の先端に各
々が独立して軸回り回動可能に積層固定される第1〜第
3の指針21〜23と、各々が出力ギヤ34〜36に連
結される駆動ギヤ47〜49とこの駆動ギヤ47〜49
を駆動する第1〜第3の駆動軸41,43,45とを有
し各出力ギヤ34〜36及び各出力軸31〜33を介し
て各指針21〜23を独立して軸回り回動させる第1〜
第3のムーブメント本体42,44,46とを有するこ
とにより、各指針21〜23を同軸上で且つ各々を独立
して回動駆動することができ、これにより計器文字板1
上における各指針21〜23の占有面積を減少させるこ
とができ、また従来のごとく指針軸をオフセット配置す
る必要もないため、ムーブメント本体4構造の変化を抑
えることができ、また各指針21〜23が計器文字板1
上で同軸に配置されるため、従来のごとく計器文字板上
の所定領域に複数の指針を集中的に併設した場合と比較
して、利用者に雑多な感覚を与えることがなく、デザイ
ン的にシンプルでありながら、複数種の計測量を指示で
きるというメリットを得ることができる。
【0012】また本発明による指示計器は、各々が同軸
に且つ独立して回動するように軸支されてなる第1〜第
3の出力軸31〜33と、これら各出力軸31〜33に
設けられ各々が軸方向に積層されると共に各出力軸31
〜33の各々を独立して回動駆動する第1〜第3の出力
ギヤ34〜36と、これら出力ギヤ34〜36を収容す
ると共に各出力軸31〜33を前方側に挿出して各出力
軸31〜33を支持する前方ハウジング37,後方ハウ
ジング38(ハウジング)とでなる同軸ギヤユニット3
と、各出力軸31〜33の先端に各々が独立して軸回り
回動可能に積層固定される第1〜第3の指針21〜23
と、各々が同軸ギヤユニット3内に挿入配置されること
により出力ギヤ34〜36に連結される駆動ギヤ47〜
49とこの駆動ギヤ47〜49を駆動する駆動軸41,
43,45とを有し各出力ギヤ34〜36及び各出力軸
31〜33を介して各指針21〜23を独立して軸回り
回動させる第1〜第3のムーブメント本体42,44,
46とを有することにより、各指針21〜23を同軸上
で且つ各々を独立して回動駆動することができ、これに
より計器文字板1上における各指針21〜23の占有面
積を減少させることができ、また従来のごとく指針軸を
オフセット配置する必要もないため、ムーブメント本体
4構造の変化を抑えることができ、また各指針21〜2
3が計器文字板1上で同軸に配置されるため、従来のご
とく計器文字板上の所定領域に複数の指針を集中的に併
設した場合と比較して、利用者に雑多な感覚を与えるこ
とがなく、デザイン的にシンプルでありながら、複数種
の計測量を指示できるというメリットを得ることがで
き、しかも、ハウジング(前方ハウジング37,後方ハ
ウジング38)により各出力軸31〜33と各出力ギヤ
34〜36をユニット化したことにより、予備組み付け
工程等にて予め同軸ギヤユニット3を組み付けておき、
各ムーブメント本体4に合体させることができ、これに
より組み付け作業性を高めることができる。
【0013】また各出力ギヤ31〜33が各指針21〜
23側方向に向けて段階的に径大となるように異なるギ
ヤ径を有すると共に、各駆動ギヤ47〜49が各指針2
1〜23側に向けて段階的に径小となるように異なるギ
ヤ径を有する場合を示しており、これにより各駆動ギヤ
47〜49を出力ギヤ31〜33に噛合連結する組み付
け時において、各出力ギヤ31〜33に対する各駆動ギ
ヤ47〜49の連結作業が容易となり、組み付け作業性
を高めることができる。
【0014】またハウジングを構成する前方ハウジング
37の内部側壁に各出力ギヤ34〜36の突出部34a
〜36aに当接してこれら各出力ギヤ34〜36の回動
を規制する規制部37aを設けたもので、これにより、
各出力軸31〜33に固定される各指針21〜23を基
点位置で停止させることができ、しかも規制部37aが
各出力ギヤ34〜36の回動を規制するため、例えばム
ーブメント本体4内にストッパ機構を有するものや、各
出力ギヤ34〜36もしくは各駆動ギヤ47〜49の何
れかに突起を設けてストッパ機構とするものに対して、
バックラッシュに影響を受けにくく、また計器文字板1
上に各指針21〜23に当接する突起を設けてストッパ
機構となすものに比べて、計器文字板1上の意匠を損な
うこともなく、各指針21〜23を精度良く基点位置に
停止させることができると共に、計器文字板1の意匠を
損なうことを防止できる。
【0015】
【実施例】添付図面は何れも本発明による交差コイル式
計器を示すもので、以下、これら添付図面に基づいて本
発明の実施例を説明する。
【0016】図1〜図3は、本発明による指示計器の第
1実施例を示すもので、図1は断面図、図2は指針並び
に計器文字板を除く正面図、図3は指針並びに計器文字
板を含む正面図である。
【0017】図1において、本実施例による指示計器
は、計器文字板1と、この計器文字板1上に配置される
複数の指針2と、計器文字板1の背後に配置される同軸
ギヤユニット3並びに第複数のムーブメント本体4とで
なる計器本体5と、この計器本体5の背後に配置される
回路基板6とから構成されている。
【0018】計器文字板1は、図3に示すように、指針
2の数(本例の場合3個)に応じた複数の表示意匠部1
1〜13を備え、これら表示意匠部11〜13のうち、
表示意匠部11はバッテリー電圧の変化量に、表示意匠
部12は残燃料の変化量に、表示意匠部13は冷却水の
温度変化量に、それぞれ対応する意匠となっている。
【0019】指針2は表示意匠部11に対応して計器文
字板1の板面方向に延びる第1の指針21と、表示意匠
部12に対応して計器文字板1の板面方向に延びる第2
の指針22と、表示意匠部13に対応して計器文字板1
の板面方向に延びる第3の指針23とでなり、それぞれ
が同軸且つ独立して回動できるように積層配置されてい
る。
【0020】またこれら指針21〜23には、これらの
回動中心部を覆うカバー24〜26が設けられており、
これらカバー24〜25及び第1,第2の指針21,2
2の回転中心部には後述する出力軸が貫通している。
【0021】計器本体5を構成する同軸ギヤユニット3
は、最も外側に位置し内部が中空の第1の出力軸31
と、この第1の出力軸31の中空内を貫通し且つこれ自
体も中空の第2の出力軸32と、この第2の出力軸32
の中空内を貫通して最も内側に位置する第3の出力軸3
3と、最も指針2側に位置して第1の出力軸31から連
続して周方向に延設される第1の出力ギヤ34と、この
第1の出力ギヤ34の背後に位置して第2の出力軸32
から連続して周方向に延設される第2の出力ギヤ35
と、この第2の出力ギヤ35の背後に配置され第3の出
力ギヤ33に貫通固定され周方向に延設する第3の出力
ギヤ36と、これら各ギヤ34〜36を収容すると共に
第1の出力軸31を軸受けして各出力軸31〜33の前
方側を支持するカップ型の前方ハウジング37とこのハ
ウジング37と組み合わされて第3の出力軸33を軸受
けして各出力軸31〜33の後方側を支持する平板状の
後方ハウジング38とからなるハウジングとで構成さ
れ、各出力軸31〜33の前方側は指針21〜23を取
り付け可能に前方ハウジング37より挿出され、また後
方ハウジング37にはムーブメント本体4側となり後述
する駆動ギヤを内部に挿入するための貫通孔38aが形
成されている。
【0022】第1〜第3の出力軸31〜33は、各々が
同軸に且つ独立して回動するように各ハウジング37,
38に軸支され、前方ハウジング37より挿出されるそ
れらの前方側は第3の出力軸33が最も長く、ついで第
2の出力軸32が長く、第1の出力軸31が最も短く、
多段となるように形成されている。そして第1の出力軸
31の先端側には第1の指針21が、第1の出力軸3
1,第1の指針21の回転中心部より突出する第2の出
力軸32の前方側には第2の指針22が、第2の出力軸
31,第2の指針22の回転中心部より突出する第3の
出力軸33の前方側には第3の指針23がそれぞれ固定
されている。
【0023】第1〜第3の出力ギヤ34〜36は、各々
が軸方向に所定間隔を有して各出力軸31〜33に積層
状態に配置されており、これらを回動させることで、各
出力軸31〜33を通じて各指針21〜23が独立して
回動るように構成されている。
【0024】計器本体5を構成するムーブメント本体4
は、例えばステッピングモータや交差コイル式本体から
なり、検出した電圧の変化量に応じて第1の指針軸41
を回動駆動する第1のムーブメント本体42と、検出し
た残燃料の変化量に応じて第2の指針軸43を駆動する
第2のムーブメント本体44と、検出した水温の変化量
に応じて第3の指針軸45を駆動する第3のムーブメン
ト本体46とからなり、これらムーブメント本体42,
44,46の各指針軸41,43,45には、順番に第
1〜第3の駆動ギヤ47〜49が固定されていると共
に、これら第1〜第3の駆動ギヤ47〜49は、第1〜
第3の出力ギヤ34〜36に連結されている。
【0025】従って、第1のムーブメント本体42の第
1の駆動軸41が回動すると、その回動力は第1の駆動
ギヤ47→第1の出力ギヤ34→第1の出力軸31→第
1の指針21に伝達され、これにより第1の指針21が
計器文字板1上の表示意匠部11を指示し、また第2の
ムーブメント本体44の第2の駆動軸43が回転する
と、その回動力は第2の駆動ギヤ48→第2の出力ギヤ
35→第2の出力軸32→第2の指針22に伝達され、
これにより第2の指針22が第2の表示意匠部12を指
示し、また第3のムーブメント本体46の第2の駆動軸
45が回転すると、その回動力は第3の駆動ギヤ49→
第3の出力ギヤ36→第3の出力軸33→第3の指針2
3に伝達され、これにより第3の指針23が第3の表示
意匠部13を指示するようになっている。
【0026】なお同軸ギヤユニット3と各ムーブメント
本体4とでなる計器本体5との組み付けは、各ムーブメ
ント本体4の各駆動軸41,43,45及びこれに固定
された各駆動ギヤ47〜49を後方ハウジング38の貫
通孔38aを通じて同軸ギヤユニット3内に挿入して各
駆動ギヤ47〜49を各出力ギヤ34〜36に連結(噛
合)させることにより行われる。
【0027】以上のように、本実施例によれば、各々が
同軸に且つ独立して回動するように軸支されてなる第1
〜第3の出力軸31〜33と、これら各出力軸31〜3
3に設けられ各々が軸方向に積層されると共に各出力軸
31〜33の各々を独立して回動駆動する第1〜第3の
出力ギヤ34〜36と、各出力軸31〜33の先端に各
々が独立して軸回り回動可能に積層固定される第1〜第
3の指針21〜23と、各々が出力ギヤ34〜36に連
結される駆動ギヤ47〜49とこの駆動ギヤ47〜49
を駆動する第1〜第3の駆動軸41,43,45とを有
し各出力ギヤ34〜36及び各出力軸31〜33を介し
て各指針21〜23を独立して軸回り回動させる第1〜
第3のムーブメント本体42,44,46とを有するこ
とにより、各指針21〜23を同軸上で且つ各々を独立
して回動駆動することができ、これにより計器文字板1
上における各指針21〜23の占有面積を減少させるこ
とができ、また従来のごとく指針軸をオフセット配置す
る必要もないため、ムーブメント本体4構造の変化を抑
えることができる。
【0028】また各指針21〜23が計器文字板1上で
同軸に配置されるため、従来のごとく計器文字板上の所
定領域に複数の指針を集中的に併設した場合と比較し
て、利用者に雑多な感覚を与えることがなく、デザイン
的にシンプルでありながら、複数種の計測量を指示でき
るというメリットを得ることができる。
【0029】また本実施例では、各々が同軸に且つ独立
して回動するように軸支されてなる第1〜第3の出力軸
31〜33と、これら各出力軸31〜33に設けられ各
々が軸方向に積層されると共に各出力軸31〜33の各
々を独立して回動駆動する第1〜第3の出力ギヤ34〜
36と、これら出力ギヤ34〜36を収容すると共に各
出力軸31〜33を前方側に挿出して各出力軸31〜3
3を支持する前方ハウジング37,後方ハウジング38
(ハウジング)とでなる同軸ギヤユニット3と、各出力
軸31〜33の先端に各々が独立して軸回り回動可能に
積層固定される第1〜第3の指針21〜23と、各々が
同軸ギヤユニット3内に挿入配置されることにより出力
ギヤ34〜36に連結される駆動ギヤ47〜49とこの
駆動ギヤ47〜49を駆動する駆動軸41,43,45
とを有し各出力ギヤ34〜36及び各出力軸31〜33
を介して各指針21〜23を独立して軸回り回動させる
第1〜第3のムーブメント本体42,44,46とを有
することにより、各指針21〜23を同軸上で且つ各々
を独立して回動駆動することができ、これにより計器文
字板1上における各指針21〜23の占有面積を減少さ
せることができ、また従来のごとく指針軸をオフセット
配置する必要もないため、ムーブメント本体4構造の変
化を抑えることができ、また各指針21〜23が計器文
字板1上で同軸に配置されるため、従来のごとく計器文
字板上の所定領域に複数の指針を集中的に併設した場合
と比較して、利用者に雑多な感覚を与えることがなく、
デザイン的にシンプルでありながら、複数種の計測量を
指示できるというメリットを得ることができ、しかも、
ハウジング(前方ハウジング37,後方ハウジング3
8)により各出力軸31〜33と各出力ギヤ34〜36
をユニット化したことにより、予備組み付け工程等にて
予め同軸ギヤユニット3を組み付けておき、各ムーブメ
ント本体4に合体させることができ、これにより組み付
け作業性を高めることができる。
【0030】また本実施例では、回路基板6を各ムーブ
メント本体4の背後に配置したが、回路基板6を同軸ギ
ヤユニット3の後方ハウジング38の背面に配置し、各
駆動軸41,43,45及びこれに固定された各駆動ギ
ヤ47〜49が回路基板6を貫通するように構成しても
よい。
【0031】図4,図5は本発明の第2実施例を示し、
本実施例では、各出力ギヤ31〜33が各指針21〜2
3側方向に向けて段階的に径大となるように異なるギヤ
径を有すると共に、各駆動ギヤ47〜49が各指針21
〜23側に向けて段階的に径小となるように異なるギヤ
径を有する場合を示しており、これにより各駆動ギヤ4
7〜49を出力ギヤ31〜33に噛合連結する組み付け
時において、各出力ギヤ31〜33に対する各駆動ギヤ
47〜49の連結作業が容易となり、組み付け作業性を
高めることができる。
【0032】すなわち、各出力ギヤ31〜33のギヤ径
と各駆動ギヤ47〜49のギヤ径とが等しい前記第1実
施例にあっては、各出力ギヤ31〜33の図示省略した
頂部及び谷部を全ての各出力ギヤ31〜33において略
一致させておき、且つこのように略一致させた各出力ギ
ヤ31〜33頂部及び谷部に応じて各駆動ギヤ47〜4
9の図示省略した頂部及び谷部も略一致させた状態で、
各出力ギヤ31〜33と各駆動ギヤ47〜49とを軸方
向移動により噛合させないと、互いに対応する出力ギヤ
31〜33と駆動ギヤ47〜49どうしの連結が極めて
困難となるが、本実施例のごとく、出力ギヤ31〜33
と駆動ギヤ47〜49のそれぞれにおいてギヤ径を異な
らせることにより、互いに対応する出力ギヤ31〜33
と駆動ギヤ47〜49どうしの個々の頂部及び谷部を略
一致させておけば、出力ギヤ31〜33と駆動ギヤ47
〜49との連結はスムーズに行えるため、組み付け作業
性を高めることができる。
【0033】図6,7は本発明の第3実施例を示し、本
実施例では、ハウジングを構成する前方ハウジング37
の内部側壁に各出力ギヤ34〜36の突出部34a〜3
6aに当接してこれら各出力ギヤ34〜36の回動を規
制する規制部37aを設けたもので、これにより、各出
力軸31〜33に固定される各指針21〜23を基点位
置で停止させることができ、しかも規制部37aが各出
力ギヤ34〜36の回動を規制するため、例えばムーブ
メント本体4内にストッパ機構を有するものや、各出力
ギヤ34〜36もしくは各駆動ギヤ47〜49の何れか
に突起を設けてストッパ機構とするものに対して、バッ
クラッシュに影響を受けにくく、また計器文字板1上に
各指針21〜23に当接する突起を設けてストッパ機構
となすものに比べて、計器文字板1上の意匠を損なうこ
ともなく、各指針21〜23を精度良く基点位置に停止
させることができると共に、計器文字板1の意匠を損な
うことを防止できる。
【0034】なお本実施例では、規制部37aを前方ハ
ウジング37の一カ所に集中的に設けているが、前方ハ
ウジング(ハウジング)37の複数箇所に分散配置する
こともできる。
【0035】また本実施例では、各出力ギヤ34〜36
のギヤ径が略等しいため、規制部37aの各出力ギヤ3
4〜36側への突出寸法を各出力ギヤ34〜36に対応
して等しく形成したが、前述第2実施例のごとく、各出
力ギヤ31〜33のギヤ径が異なる場合は、各出力ギヤ
31〜33のギヤ径に対応して規制部37aの各出力ギ
ヤ31〜33側への突出寸法を設定すればよく、例えば
規制部37aを階段状に形成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、前記目
的を達成するため、各々が同軸に且つ独立して回動する
ように軸支されてなる複数の出力軸と、これら各出力軸
に設けられ各々が軸方向に積層されると共に前記出力軸
の各々を独立して回動駆動する複数の出力ギヤと、前記
各出力軸の先端に各々が独立して軸回り回動可能に積層
固定される複数の指針と、各々が前記出力ギヤに連結さ
れる駆動ギヤとこの駆動ギヤを駆動する駆動軸とを有し
前記各出力ギヤ及び前記各出力軸を介して前記各指針を
独立して軸回り回動させる複数のムーブメント本体とを
有することにより、計器文字板上での指針の占有面積を
小さくすることができる指示計器を提供できる。
【0037】また本発明は、各々が同軸に且つ独立して
回動するように軸支されてなる複数の出力軸とこれら各
出力軸に設けられ各々が軸方向に積層されると共に前記
出力軸の各々を独立して回動駆動する複数の出力ギヤと
これら出力ギヤを収容すると共に前記各出力軸を前方側
に挿出して前記各出力軸を支持するハウジングとでなる
同軸ギヤユニットと、前記各出力軸の先端に各々が独立
して軸回り回動可能に積層固定される複数の指針と、各
々が前記同軸ギヤユニット内に挿入配置されることによ
り前記出力ギヤに連結される駆動ギヤとこの駆動ギヤを
駆動する駆動軸とを有し前記各出力ギヤ及び前記各出力
軸を介して前記各指針を独立して軸回り回動させる複数
のムーブメント本体とを有することにより、組み付け作
業性を高めることができる。
【0038】また前記各出力ギヤは前記指針側方向に向
けて段階的に径大となるように異なるギヤ径を有すると
共に、前記各駆動ギヤは前記指針側に向けて段階的に径
小となるように異なるギヤ径を有することにより、組み
付け性を高めることができる。
【0039】また本発明は、前記ハウジングに前記各出
力ギヤの一部と当接してこれらの回動を規制する規制部
を設けたことにより、各指針を精度よく基点位置に停止
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による指示計器の断面図。
【図2】図1の指示計器の指針並びに計器文字板を除く
正面図。
【図3】図1の指示計器の指針並びに計器文字板を含む
の正面図。
【図4】本発明の第2実施例による指示計器の断面図。
【図5】図4の正面図。
【図6】本発明の第3実施例を示す指示計器の断面図。
【図7】図6の正面図。
【符号の説明】
31〜33 第1〜第3の出力軸 34〜36 第1〜第3の出力ギヤ 21〜23 第1〜第3の指針 47〜49 駆動ギヤ 41,43,45 第1〜第3の駆動軸 42,44,46 第1〜第3のムーブメント本体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が同軸に且つ独立して回動するよう
    に軸支されてなる複数の出力軸と、これら各出力軸に設
    けられ各々が軸方向に積層されると共に前記出力軸の各
    々を独立して回動駆動する複数の出力ギヤと、前記各出
    力軸の先端に各々が独立して軸回り回動可能に積層固定
    される複数の指針と、各々が前記出力ギヤに連結される
    駆動ギヤとこの駆動ギヤを駆動する駆動軸とを有し前記
    各出力ギヤ及び前記各出力軸を介して前記各指針を独立
    して軸回り回動させる複数のムーブメント本体とを有す
    ることを特徴とする指示計器。
  2. 【請求項2】 各々が同軸に且つ独立して回動するよう
    に軸支されてなる複数の出力軸とこれら各出力軸に設け
    られ各々が軸方向に積層されると共に前記出力軸の各々
    を独立して回動駆動する複数の出力ギヤとこれら出力ギ
    ヤを収容すると共に前記各出力軸を前方側に挿出して前
    記各出力軸を支持するハウジングとでなる同軸ギヤユニ
    ットと、前記各出力軸の先端に各々が独立して軸回り回
    動可能に積層固定される複数の指針と、各々が前記同軸
    ギヤユニット内に挿入配置されることにより前記出力ギ
    ヤに連結される駆動ギヤとこの駆動ギヤを駆動する駆動
    軸とを有し前記各出力ギヤ及び前記各出力軸を介して前
    記各指針を独立して軸回り回動させる複数のムーブメン
    ト本体とを有することを特徴とする指示計器。
  3. 【請求項3】 前記各出力ギヤは前記指針側方向に向け
    て段階的に径大となるように異なるギヤ径を有すると共
    に、前記各駆動ギヤは前記指針側に向けて段階的に径小
    となるように異なるギヤ径を有することを特徴とする請
    求項1もしくは請求項2記載の指示計器。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングに前記各出力ギヤの一部
    と当接してこれらの回動を規制する規制部を設けたこと
    を特徴とする請求項3記載の指示計器。
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