JP5210577B2 - 計器装置 - Google Patents

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Description

本発明は、計器装置に係り、特に、目盛りを指示する指針部材と、該指針部材を前記目盛りに沿って移動させる指針回転手段と、液晶ディスプレイと、を有した計器装置に関するものである。
従来、例えば自動車に搭載される計器装置は、目盛りが円弧状に設けられた文字板と、この文字板の背面側に配されたムーブメントと、文字板に設けられた貫通穴を通されて文字板の正面側に位置付けられたムーブメントの出力軸に取り付けられて、前記目盛りを指示する指針と、を有した構成のものが周知である。
このような従来の計器装置に対して斬新さを持たせるため、前記文字板の代わりに液晶ディスプレイを用い、この液晶ディスプレイにより表示された目盛りを、従来のアナログ指針により指示する構成の計器装置が特許文献1として提案されている。
特開昭63−269738号公報
しかしながら、特許文献1の計器装置は、液晶ディスプレイに上述した出力軸を通すための貫通穴を設けなければならないという問題があった。また、液晶ディスプレイに貫通穴を設けることは容易ではなく、コストもかかることから、特許文献1の計器装置は実用的ではないという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、液晶ディスプレイとアナログ指針とを組み合わせた斬新なデザインの計器装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載された発明は、目盛りが円弧状に設けられた文字板と、前記目盛りを指示する棒状の指針部材と、前記目盛りに沿って設けられ、前記指針部材の先端部に連結して該先端部を前記目盛りに沿って移動させることにより、当該指針部材をその基端部を中心にして回転させる指針回転手段と、前記指針部材の基端部の背面側の、前記指針回転手段に囲まれた位置に設けられた液晶ディスプレイと、を有し、前記指針回転手段が、隣り同士が噛み合うように前記目盛りに沿って配列された複数のギアと、該複数のギアの一つを回転させる駆動手段と、を有し、前記指針部材が、前記目盛りを指示する指針本体と、前記複数のギアのうち同一方向に回転するギアと噛み合うように設けられた前記先端部に位置するラックと、を有していることを特徴とする計器装置である。
請求項2に記載された発明は、円弧状に設けられた目盛りを指示する棒状の指針部材と、前記目盛りに沿って設けられ、前記指針部材の先端部に連結して該先端部を前記目盛りに沿って移動させることにより、当該指針部材をその基端部を中心にして回転させる指針回転手段と、前記指針部材の基端部の背面側の、前記指針回転手段に囲まれた位置に設けられた液晶ディスプレイと、を有し、前記目盛りが、前記液晶ディスプレイにより表示され、前記指針回転手段が、隣り同士が噛み合うように前記目盛りに沿って配列された複数のギアと、該複数のギアの一つを回転させる駆動手段と、を有し、前記指針部材が、前記目盛りを指示する指針本体と、前記複数のギアのうち同一方向に回転するギアと噛み合うように設けられた前記先端部に位置するラックと、を有していることを特徴とする計器装置である。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、前記指針部材の先端部に収容された光源と、該光源に電源供給を行う、前記先端部の移動に追従可能な長さの電線と、をさらに有していることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、目盛りが円弧状に設けられた文字板と、前記目盛りを指示する棒状の指針部材と、前記目盛りに沿って設けられ、前記指針部材の先端部に連結して該先端部を前記目盛りに沿って移動させることにより、当該指針部材をその基端部を中心にして回転させる指針回転手段と、前記指針部材の基端部の背面側の、前記指針回転手段に囲まれた位置に設けられた液晶ディスプレイと、を有していることから、液晶ディスプレイに貫通穴を設けることなくこの液晶ディスプレイと指針部材の基端部とを重ねて配置することができる。さらに、基端部を中心に指針部材が回転する際、正面側から見た場合に、この指針部材を、従来の基端部がムーブメントの出力軸に取り付けられた指針部材のように見せることができるとともに、斜め側から見た場合に、この指針部材を、当該指針部材が宙に浮きながら自ら回転しているかのように見せることができる。したがって、斬新なデザインの計器装置を提供することができる。また、前記指針回転手段が、隣り同士が噛み合うように前記目盛りに沿って配列された複数のギアと、該複数のギアの一つを回転させる駆動手段と、を有し、前記指針部材が、前記目盛りを指示する指針本体と、前記複数のギアのうち同一方向に回転するギアと噛み合うように設けられた前記先端部に位置するラックと、を有していることから、指針部材の先端部を前記目盛りに沿って移動させることができ、かつ、指針回転手段により囲まれた部分に液晶ディスプレイを配置するためのスペースを設けることができる。したがって、斬新なデザインの計器装置を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、円弧状に設けられた目盛りを指示する棒状の指針部材と、前記目盛りに沿って設けられ、前記指針部材の先端部に連結して該先端部を前記目盛りに沿って移動させることにより、当該指針部材をその基端部を中心にして回転させる指針回転手段と、前記指針部材の基端部の背面側の、前記指針回転手段に囲まれた位置に設けられた液晶ディスプレイと、を有し、前記目盛りが、前記液晶ディスプレイにより表示されることから、液晶ディスプレイに貫通穴を設けることなくこの液晶ディスプレイと指針部材の基端部とを重ねて配置することができる。さらに、基端部を中心に指針部材が回転する際、正面側から見た場合に、この指針部材を、従来の基端部がムーブメントの出力軸に取り付けられた指針部材のように見せることができるとともに、斜め側から見た場合に、この指針部材を、当該指針部材が宙に浮きながら自ら回転しているかのように見せることができる。したがって、斬新なデザインの計器装置を提供することができる。また、前記指針回転手段が、隣り同士が噛み合うように前記目盛りに沿って配列された複数のギアと、該複数のギアの一つを回転させる駆動手段と、を有し、前記指針部材が、前記目盛りを指示する指針本体と、前記複数のギアのうち同一方向に回転するギアと噛み合うように設けられた前記先端部に位置するラックと、を有していることから、指針部材の先端部を前記目盛りに沿って移動させることができ、かつ、指針回転手段により囲まれた部分に液晶ディスプレイを配置するためのスペースを設けることができる。したがって、斬新なデザインの計器装置を提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記指針部材の先端部に収容された光源と、該光源に電源供給を行う、前記先端部の移動に追従可能な長さの電線と、をさらに有していることから、液晶ディスプレイに貫通穴を設けることなく指針部材を光輝させることができ、斬新なデザインの計器装置を提供することができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態における計器装置を示す斜視図である。図2は、図1に示された計器装置の分解図である。図3は、図2に示された計器装置を構成する指針回転手段及び指針部材の斜視図である。図4は、図3に示された指針回転手段及び指針部材の分解図である。図5は、図1に示された計器装置の上ケースを取り外した状態での正面図である。
図1に示す本実施形態の計器装置1は、自動車のインスツルメントパネルに取り付けられてこの自動車の状況を乗員に表示するためのものであり、図1及び図2に示すように、円弧状に目盛りが形成された文字板5と、目盛りを指示する指針部材11と、この指針部材11を目盛りに沿って移動させる指針回転手段20と、円弧状の目盛りに囲まれるように配置された液晶ディスプレイ30と、指針部材11に収容された光源9に電源供給を行う電線としてのFPC(Flexible Printed Circuit)6と、これら文字板5、指針部材11、指針回転手段20、液晶ディスプレイ30、FPC6を収容したケース4と、を有している。
上記ケース4は、指針回転手段20及び液晶ディスプレイ30を収容可能な凹部が設けられたケース本体2と、このケース本体2に合致する蓋体3と、を有している。また、蓋体3には、指針回転手段20に連結された指針部材11の後述の指針本体11B及び液晶ディスプレイ30を、前記自動車の乗員に対して露出させる貫通窓3aが設けられている。
上記文字板5は、U字状に形成され、上記貫通窓3aの内縁に沿うように蓋体3に取り付けられており、その中央領域から後述の指針本体11B及び液晶ディスプレイ30を、前記自動車の乗員に対して露出させる。また、この文字板5に設けられた目盛りは、前記自動車の走行速度を示すための目盛りである。即ち、文字板5と指針回転手段20と指針部材11とは、スピードメータを構成している。
上記指針回転手段20は、図3ないし図5に示すように、文字板5の目盛りの背面に位置するように、上記ケース本体2の上方に収容されている。即ち、指針回転手段20は、文字板5の目盛りに沿って設けられている。この指針回転手段20は、複数のギア21と、これら複数のギア21を収容した受け皿状のギア収容ケースC1と、このギア収容ケースC1に取り付けられる上カバーC2と、駆動手段としてのモータ22とを有している。
上記複数のギア21は、大径ギア21Aと、この大径ギア21Aよりも径の小さい小径ギア21Bとから構成され、隣り同士が噛み合うように前記目盛りに沿って一列に配列されて設けられている。また、大径ギア21A及び小径ギア21Bは、交互に配列されており、大径ギア21Aが複数のギア21の中央に配置されている。そして、複数のギア21の中央に配置された大径ギア21Aに、上記モータ22の出力軸が取り付けられている。
以上の構成により、モータ22が回転すると全ての大径ギア21Aは、モータ22の回転方向と同一方向に回転する。これに対して、小径ギア21Bは、モータ22の回転方向と逆方向に回転する。
上記指針部材11は、ギア収容ケースC1の内部を複数のギア21の並び方向に沿って移動する取付部11Aと、この取付部11Aに連結し、ギア収容ケースC1の外部に延びて目盛りを指示する指針本体11Bと、を有している。
上記取付部11Aは、複数のギア21の並び方向と直交する方向に沿って互いに重ねられた車輪部111及びラック12と、これら車輪部111とラック12との間に配されたスプリングSと、を有している。
上記車輪部111は、複数のギア21の並び方向に沿って延びた長尺状に形成され、その長手方向の両端にローラ14が取り付けられている。このローラ14は、ギア収容ケースC1の内壁40上を摺動する。また、内壁40は、複数のギア21の並び方向に沿って延びかつ複数のギア21と間をあけて設けられた内壁である。
また、車輪部111の長手方向中央部のギア21と相対する面、即ちラック12側の面、には、圧入孔11Cが設けられている。この圧入孔11Cには、ラック12の後述の圧入突部12AがスプリングSを介して圧入される。また、このスプリングSは、内壁40と垂直方向に伸縮することにより、車輪部111及びラック12のガタつきを吸収する。
また、車輪部111の長手方向中央部の蓋体3と相対する面、即ち乗員と相対する面、には、指針本体11Bが圧入される溝状の指針部圧入部112が設けられている。即ち、取付部11Aと指針本体11Bとは別体で形成されており、この指針部圧入部112において一体化される。
上記ラック12は、車輪部111とほぼ同じ長さの長尺状に形成され、その長手方向に沿って複数の歯が設けられている。この複数の歯は、上記大径ギア21Aと噛み合うように設けられている。また、ラック12には、複数の歯が設けられた側と反対側、即ち車輪部111側、に突出した圧入突部12Aが設けられている。
上記指針本体11Bは、正面側から見て、即ち乗員側から見て、円形に形成された円形部7と、円形部7の外縁から棒状に延びた棒状部8と、を有している。また、棒状部8は、円形部7から離れるにしたがって徐々に幅が細くなるように形成されている。この棒状部8の円形部7から離れた端部は、上述した指針部圧入部112に圧入される。また、取付部11Aに一体化された状態の指針本体11Bは、指針部圧入部112からラック12の歯が設けられた側に向かって延びており、円形部7が、ケース本体2の下方に収容された液晶ディスプレイ30の正面側、即ち乗員側、に位置付けられている。また、円形部7は、特許請求の範囲に記載した「指針部材の基端部」をなしている。
また、上述したように、指針回転手段20が文字板5の背面に位置するように設けられていることから、指針回転手段20と、取付部11Aと、棒状部8の指針部圧入部112に圧入された前記端部と、は、文字板5により、乗員側から視認されることがないように遮蔽されている。
さらに、棒状部8の円形部7から離れた端部には、指針本体11Bを光輝させるための光源としてのLED(Light Emitting Diode)9が収容されている。そして、このLED9には、上記FPC6の一端が接続されている。このFPC6の他端は、ギア収容ケースC1の外部に引き出されており、図示しない電源と接続されている。また、このFPC6のギア収容ケースC1の内部に位置付けられた部分の長さは、棒状部8の前記端部及び取付部11Aの移動に追従可能な長さとなっている。
上記液晶ディスプレイ30は、指針回転手段20に囲まれた位置に位置するように、上記ケース本体2の下方に収容されている。また、液晶ディスプレイ30は、指針本体11Bの背面側に位置付けられている。この液晶ディスプレイ30は、本実施形態では、現在時刻を表示する。
上述した構成の計器装置1の動作を以下説明する。モータ22が、計測値に応じて出力軸を回転させる。これにより、この出力軸に取り付けられた複数のギア21のうち中央に配置された大径ギア21Aが、モータ22と同一方向に回転する。この中央の大径ギア21Aの回転によって両隣りの小径ギア21Bが、大径ギア21Aとは逆方向、即ちモータ22とは逆方向に回転する。
次に、小径ギア21Bの逆方向の回転によって隣りの大径ギア21Aが、小径ギア21Bとは逆方向、即ちモータ22と同一方向に回転する。このようにモータ22の回転力が、複数のギア21の中央から両端に向かって順次伝動され、大径ギア21Aがモータ22と同一方向に回転し、小径ギア21Bがモータ22と逆方向に回転する。
そして、この大径ギア21Aの回転によってラック12即ち取付部11Aが移動する。このとき、ラック12は、大径ギア21Aの回転方向に応じた方向に移動する。例えば、大径ギア21Aが右回りY1(図5に示す。)に回転していれば、ラック12は右方向に移動する。一方、大径ギア21Aが左回りY2(図5に示す。)に回転していれば、ラック12は左方向に移動する。これにより、指針本体11Bが円形部7を中心に回転し、棒状部8が文字板5の計測値に対応する目盛りを指示する。
上述した計器装置1によれば、複数のギア21により構成された指針回転手段20により、取付部11A即ち指針部材11の先端部を文字板5の目盛りに沿って移動させることから、指針回転手段20により囲まれた部分に液晶ディスプレイ30を配置するスペースを設けることができる。また、液晶ディスプレイ30に貫通穴を設けることなくこの液晶ディスプレイ30と指針部材11の円形部7とを重ねて配置することができる。さらに、円形部7を中心に指針部材11が回転する際、正面側から見た場合に、この指針部材11の指針本体11Bを、従来の基端部がムーブメントの出力軸に取り付けられた指針部材のように見せることができるとともに、斜め側から見た場合に、この指針本体11Bを、当該指針本体11Bが宙に浮きながら自ら回転しているかのように見せることができる。したがって、斬新なデザインの計器装置1を提供することができる。
また、指針本体11Bが、円形部7を有することにより、従来の指針部材の形状を模した形状に形成されていることから、正面側から見た場合に、この指針本体11Bを、よりいっそう、従来の指針部材のように見せることができる。
また、棒状部8の円形部7から離れた端部に収容されたLED9と、このLED9に電源供給を行う十分な長さのFPC6と、を有していることから、液晶ディスプレイ30に貫通穴を設けることなく指針本体11Bを光輝させることができる。
ところで、ギア21には必ずバックラッシュが生じる。ギア21のバックラッシュとは、ギア21同士の噛み合いのガタのことである。このバックラッシュが原因となってモータ22の出力軸に取り付けられている大径ギア21Aが反転するとき、その大径ギア21Aの回転は直ぐに全てのギア21に伝動されない。即ち、モータ22の出力軸に取り付けられている大径ギア21Aから離れたギア21ほど遅れて伝わる。そして、これが原因となって指示誤差が生じる。例えば、モータ22を複数のギア21のうち右端の一つに取り付けると、左端の一つのギア21には複数のギア21の数分のバックラッシュに応じた誤差が発生する。
本実施形態の計器装置1によれば、上述したようにモータ22が、複数のギア21のうち中央の大径ギア21Aを回転するように設けられているので、最大でもギア21の数の半分のガタに応じた指示誤差となるため、ギア21のバックラッシュによる指示誤差を低減することができ、正確に目盛りを指示することができる。
また、上述した計器装置1によれば、ラック12が、交互に配列された大径ギア21A及び小径ギア21Bのうち大径ギア21Aに噛み合うように設けられている。従って、大径ギア21Aと逆方向に回転するギアを小径ギア21Bにすることにより、簡単に小径ギア21Bとラック12とが噛み合わないように設けることができるため、簡単に複数のギア21のうち同一方向に回転するギア21と噛み合うようにラック12を設けることができる。
次に、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。図6は、本発明の第2実施形態における計器装置を示す斜視図である。また、図6において、上述した第1実施形態ですでに説明した部分と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態の計器装置1’は、自動車のインスツルメントパネルに取り付けられてこの自動車の状況を乗員に表示するためのものであり、図6に示すように、円弧状に目盛りを表示する液晶ディスプレイ30’と、この液晶ディスプレイ30’の正面側に配されて目盛りを指示する指針部材11と、この指針部材11を目盛りに沿って移動させる指針回転手段20と、指針部材11に収容された光源に電源供給を行う電線としてのFPC(不図示)と、これら指針部材11、指針回転手段20、液晶ディスプレイ30’、FPCを収容したケース4と、を有している。また、液晶ディスプレイ30’は、指針回転手段20に囲まれた位置に設けられているとともに、貫通窓3aの内側の全領域に亘って設けられている。
また、指針回転手段20と、指針部材11の先端部と、は、蓋体3及び液晶ディスプレイ30’により、乗員側から視認されることがないように遮蔽されている。
上述した計器装置1’によれば、指針回転手段20により囲まれた部分に液晶ディスプレイ30’を配置するスペースを設けることができる。また、液晶ディスプレイ30’に貫通穴を設けることなくこの液晶ディスプレイ30’と指針部材11の円形部7とを重ねて配置することができる。さらに、円形部7を中心に指針部材11が回転する際、正面側から見た場合に、この指針部材11の指針本体11Bを、従来の基端部がムーブメントの出力軸に取り付けられた指針部材のように見せることができるとともに、斜め側から見た場合に、この指針本体11Bを、当該指針本体11Bが宙に浮きながら自ら回転しているかのように見せることができる。したがって、斬新なデザインの計器装置1’を提供することができる。
このように、本発明では、目盛りが必ずしも文字板5に設けられていなくてもよく、目盛りが液晶ディスプレイ30’により表示される構成であってもよい。また、この液晶ディスプレイ30’は、図示例では、前記自動車の走行速度をキロメートルで表示するようになっているが、本発明では、図示しない操作ボタンを操作することにより、前記自動車の走行速度をマイルで表示するように、表示方式を切り替え自在に構成することもできる。
さらに、第2実施形態では、液晶ディスプレイ30’と指針回転手段20と指針部材11とで、自動車の走行速度を表示していたが、本発明では、これら液晶ディスプレイ30’と指針回転手段20と指針部材11とで、エンジン回転数、気温、現在時刻、燃料残量などの各種情報を表示するようにしてもよい。また、図示しない操作ボタンを操作することにより、これら各種情報を切り替え表示自在な構成にしてもよい。
また、上述した第1,2実施形態では、円形部7がケース4に係止または保持されていなかったが、本発明では、円形部7がケース4に係止または保持された構成であってもよい。この場合、例えば、円形部7の中心位置に孔を設け、ケース本体2または蓋体3に、前記孔に挿入される位置決め突起を設けるようにすればよい。このようにすることで、円形部7の中心位置をずらすことなく、円形部7の振れを抑えることができる。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1実施形態における計器装置を示す斜視図である。 図1に示された計器装置の分解図である。 図2に示された計器装置を構成する指針回転手段及び指針部材の斜視図である。 図3に示された指針回転手段及び指針部材の分解図である。 図1に示された計器装置の上ケースを取り外した状態での正面図である。 本発明の第2実施形態における計器装置を示す斜視図である。
符号の説明
1,1’ 計器装置
5 文字板
6 FPC(電線)
7 円形部(基端部)
9 LED(光源)
11 指針部材
11B 指針本体
12 ラック
20 指針回転手段
21 ギア
21A 大径ギア
22 モータ(駆動手段)
30,30’ 液晶ディスプレイ

Claims (3)

  1. 目盛りが円弧状に設けられた文字板と、
    前記目盛りを指示する棒状の指針部材と、
    前記目盛りに沿って設けられ、前記指針部材の先端部に連結して該先端部を前記目盛りに沿って移動させることにより、当該指針部材をその基端部を中心にして回転させる指針回転手段と、
    前記指針部材の基端部の背面側の、前記指針回転手段に囲まれた位置に設けられた液晶ディスプレイと、を有し
    前記指針回転手段が、隣り同士が噛み合うように前記目盛りに沿って配列された複数のギアと、該複数のギアの一つを回転させる駆動手段と、を有し、
    前記指針部材が、前記目盛りを指示する指針本体と、前記複数のギアのうち同一方向に回転するギアと噛み合うように設けられた前記先端部に位置するラックと、を有している
    ことを特徴とする計器装置。
  2. 円弧状に設けられた目盛りを指示する棒状の指針部材と、
    前記目盛りに沿って設けられ、前記指針部材の先端部に連結して該先端部を前記目盛りに沿って移動させることにより、当該指針部材をその基端部を中心にして回転させる指針回転手段と、
    前記指針部材の基端部の背面側の、前記指針回転手段に囲まれた位置に設けられた液晶ディスプレイと、を有し、
    前記目盛りが、前記液晶ディスプレイにより表示され
    前記指針回転手段が、隣り同士が噛み合うように前記目盛りに沿って配列された複数のギアと、該複数のギアの一つを回転させる駆動手段と、を有し、
    前記指針部材が、前記目盛りを指示する指針本体と、前記複数のギアのうち同一方向に回転するギアと噛み合うように設けられた前記先端部に位置するラックと、を有している
    ことを特徴とする計器装置。
  3. 前記指針部材の先端部に収容された光源と、該光源に電源供給を行う、前記先端部の移動に追従可能な長さの電線と、をさらに有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の計器装置。
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