JPH089801Y2 - 運行記録計の駆動機構 - Google Patents
運行記録計の駆動機構Info
- Publication number
- JPH089801Y2 JPH089801Y2 JP11352090U JP11352090U JPH089801Y2 JP H089801 Y2 JPH089801 Y2 JP H089801Y2 JP 11352090 U JP11352090 U JP 11352090U JP 11352090 U JP11352090 U JP 11352090U JP H089801 Y2 JPH089801 Y2 JP H089801Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pinion gear
- rack
- output pinion
- potentiometer
- coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Recording Measured Values (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ポテンショメータを用いて速度指示と記録
を行わせる車両用運行記録計における駆動機構に関する
ものである。
を行わせる車両用運行記録計における駆動機構に関する
ものである。
第3図は、従来における運行記録計の駆動機構を示す
分解斜視図、第4図は、第3図の矢視A図(正面図)で
ある。
分解斜視図、第4図は、第3図の矢視A図(正面図)で
ある。
該運行記録計22は、車両の速度や走行距離等を経時的
にチャート紙23に記録すると共にメータ部24に表示する
ものである。
にチャート紙23に記録すると共にメータ部24に表示する
ものである。
図で、25は、表示部を示し、合成樹脂ケース26にヒン
ジ結合された合成樹脂カバー27の表側に速度指針28を設
け、裏側に速度指針軸の端部29を露出させると共にチャ
ート紙23をセットしてある。該速度指針軸端29の中央及
び側部には、それぞれ位置決めピン30,31を突設してあ
る。なお、該速度指針軸29は、図示しないバネで軸方向
にのみ遊びを付与されている。
ジ結合された合成樹脂カバー27の表側に速度指針28を設
け、裏側に速度指針軸の端部29を露出させると共にチャ
ート紙23をセットしてある。該速度指針軸端29の中央及
び側部には、それぞれ位置決めピン30,31を突設してあ
る。なお、該速度指針軸29は、図示しないバネで軸方向
にのみ遊びを付与されている。
32は、前記ケース26に裏側から組み付けられる駆動機
構部を示し、金属基板33のほぼ中央にポテンショメータ
34を設けると共に、その両側に突設された上下各一対の
軸受35,35に、ガイドレール36をスナップ嵌合し、該ガ
イドレール36には、合成樹脂製のスライダ37をスライド
自在に設けてある。該スライダ37には、ラック38を形成
すると共に、前記チャート紙23に対するチャートペン39
を固定してあり、該ラック38は、前記ポテンショメータ
34の図示しない回動軸に固着された合成樹脂製の出力ピ
ニオンギヤ40に歯合している。該出力ピニオンギヤ40の
先端には、前記速度指針軸29のピン30,31に対する係合
孔41と係合切欠42とを有するカップリング43を連成して
ある。また、該ポテンショメータ34の外周には、該出力
ピニオンギヤ40の回動軸に連結した入力リングギヤ44を
設けてあり、該入力リングギヤ44は、モータ45に減速ギ
ヤ46を介して駆動される。なお、該ポテンショメータ34
には、図示しない速度センサと差動増幅器が接続され、
その間で速度校正が行われる。また、前記ケース26に形
成されたスリット47は、前記チャートペン39を挿通させ
るためのものである。
構部を示し、金属基板33のほぼ中央にポテンショメータ
34を設けると共に、その両側に突設された上下各一対の
軸受35,35に、ガイドレール36をスナップ嵌合し、該ガ
イドレール36には、合成樹脂製のスライダ37をスライド
自在に設けてある。該スライダ37には、ラック38を形成
すると共に、前記チャート紙23に対するチャートペン39
を固定してあり、該ラック38は、前記ポテンショメータ
34の図示しない回動軸に固着された合成樹脂製の出力ピ
ニオンギヤ40に歯合している。該出力ピニオンギヤ40の
先端には、前記速度指針軸29のピン30,31に対する係合
孔41と係合切欠42とを有するカップリング43を連成して
ある。また、該ポテンショメータ34の外周には、該出力
ピニオンギヤ40の回動軸に連結した入力リングギヤ44を
設けてあり、該入力リングギヤ44は、モータ45に減速ギ
ヤ46を介して駆動される。なお、該ポテンショメータ34
には、図示しない速度センサと差動増幅器が接続され、
その間で速度校正が行われる。また、前記ケース26に形
成されたスリット47は、前記チャートペン39を挿通させ
るためのものである。
上記駆動機構部32の組付は、先ず、金属基板33にポテ
ンショメータ34を固定し、次に、スライダ37をガイドレ
ール36ごと軸受35にスナップ嵌合させることにより行わ
れる。ここでラック38はピニオンギヤ40に対してカップ
リング43の方向(矢印イ方向)から歯合される。なお、
出力ピニオンギヤ40の零位置は、前記カップリング43の
切欠42(下向きであること)や事前のマーキングにより
確認され、その位置にある出力ピニオンギヤ40にラック
38の最基端歯38aを歯合させることにより、ペン39がチ
ャート紙23の始点に位置すると共に、速度指針28が零位
置を指すように設定されている。
ンショメータ34を固定し、次に、スライダ37をガイドレ
ール36ごと軸受35にスナップ嵌合させることにより行わ
れる。ここでラック38はピニオンギヤ40に対してカップ
リング43の方向(矢印イ方向)から歯合される。なお、
出力ピニオンギヤ40の零位置は、前記カップリング43の
切欠42(下向きであること)や事前のマーキングにより
確認され、その位置にある出力ピニオンギヤ40にラック
38の最基端歯38aを歯合させることにより、ペン39がチ
ャート紙23の始点に位置すると共に、速度指針28が零位
置を指すように設定されている。
しかしながら、上記構造にあっては、ポテンショメー
タ34とスライダ37の組付に際して、出力ピニオンギヤ40
が回動して零位置のずれた状態でラック38を歯合させた
場合に、ポテンショメータ34自体の零位置すなわち特性
が狂うと共に、速度指針軸端29のピン31がカップリング
43の切欠42に係合せず、速度指針28が差動しないという
不具合があった。
タ34とスライダ37の組付に際して、出力ピニオンギヤ40
が回動して零位置のずれた状態でラック38を歯合させた
場合に、ポテンショメータ34自体の零位置すなわち特性
が狂うと共に、速度指針軸端29のピン31がカップリング
43の切欠42に係合せず、速度指針28が差動しないという
不具合があった。
本考案は、上記した点に鑑み、ポテンショメータとス
ライダの組付に際して、出力ピニオンギヤの零位置を間
違える心配のない機構を提供することを目的とする。
ライダの組付に際して、出力ピニオンギヤの零位置を間
違える心配のない機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、ポテンショメ
ータの回動軸に設ける出力ピニオンギヤの先端に、速度
指針軸に対するカップリングを連成し、該カップリング
の方向から該出力ピニオンギヤに、チャートペン付きス
ライダのラックを歯合させる運行記録計の駆動機構にお
いて、前記出力ピニオンギヤの先端にフランジ部を設け
ると共に該フランジ部の一部に、該ラックに対する挿通
用切欠部を形成して、該出力ピニオンギヤと該ラックと
の位置決めを正確に行えるようにした運行記録計の駆動
機構を採用するものである。
ータの回動軸に設ける出力ピニオンギヤの先端に、速度
指針軸に対するカップリングを連成し、該カップリング
の方向から該出力ピニオンギヤに、チャートペン付きス
ライダのラックを歯合させる運行記録計の駆動機構にお
いて、前記出力ピニオンギヤの先端にフランジ部を設け
ると共に該フランジ部の一部に、該ラックに対する挿通
用切欠部を形成して、該出力ピニオンギヤと該ラックと
の位置決めを正確に行えるようにした運行記録計の駆動
機構を採用するものである。
ポテンショメータの出力ピニオンギヤにスライダのラ
ックをカップリングの方向から歯合させるに際し、出力
ピニオンギヤの位相がずれている場合には、ラックがフ
ランジ部に突き当たって組付不能である。そして、正規
位置に挿通用切欠部を合わせた時のみ、ラックを挿通歯
合させることができる。
ックをカップリングの方向から歯合させるに際し、出力
ピニオンギヤの位相がずれている場合には、ラックがフ
ランジ部に突き当たって組付不能である。そして、正規
位置に挿通用切欠部を合わせた時のみ、ラックを挿通歯
合させることができる。
第1図は、本考案に係る運行記録計の駆動機構を示す
要部斜視図である。その他の構成は従来例(第3図)と
同様であるため図示及び説明を省略する。
要部斜視図である。その他の構成は従来例(第3図)と
同様であるため図示及び説明を省略する。
第1図で、1は、駆動機構部、2は、図示しない計器
板を介してセットされる速度指針を示し、該駆動機構部
1の金属基板3には、ポテンショメータ4を固定すると
共に、該基板3の上下に突設した軸受5,5に対し、スラ
イダ6をスライド自在に支持したガイドレール7をスナ
ップ嵌合させ、該スライダ6のラック8を、ポテンショ
メータ4の図示しない回動軸に圧入固着した合成樹脂製
の出力ピニオンギヤ9に歯合させている。
板を介してセットされる速度指針を示し、該駆動機構部
1の金属基板3には、ポテンショメータ4を固定すると
共に、該基板3の上下に突設した軸受5,5に対し、スラ
イダ6をスライド自在に支持したガイドレール7をスナ
ップ嵌合させ、該スライダ6のラック8を、ポテンショ
メータ4の図示しない回動軸に圧入固着した合成樹脂製
の出力ピニオンギヤ9に歯合させている。
第2図(a)にピニオンギヤ部材10の縦断面図、図
(b)に同じく平面図を示すように、出力ピニオンギヤ
9の先端には、フランジ部11を設けると共に、該フラン
ジ部11の一部(図で二枚歯分)を切欠して、ラック8に
対する挿通用切欠部12を形成してある。該出力ピニオン
ギヤ9の先端方には、速度指針軸13の位置決めピン14,1
5に対する係合孔16と係合切欠17とを有するカップリン
グ18を連成し、該カップリング18と前記フランジ部11と
の間には補強リブ19(第1図及び第2図(a)参照)を
設けてある。図で、20は、ポテンショメータ4の図示し
ない回動軸に対する圧入孔を示す。
(b)に同じく平面図を示すように、出力ピニオンギヤ
9の先端には、フランジ部11を設けると共に、該フラン
ジ部11の一部(図で二枚歯分)を切欠して、ラック8に
対する挿通用切欠部12を形成してある。該出力ピニオン
ギヤ9の先端方には、速度指針軸13の位置決めピン14,1
5に対する係合孔16と係合切欠17とを有するカップリン
グ18を連成し、該カップリング18と前記フランジ部11と
の間には補強リブ19(第1図及び第2図(a)参照)を
設けてある。図で、20は、ポテンショメータ4の図示し
ない回動軸に対する圧入孔を示す。
上記機構において、金属基板3の軸受5,5にスライダ
6のガイドレール7をスナップ嵌合させることにより、
ラック8の最基端歯8aをポテンショメータ4の出力ピニ
オンギヤ9にカップリング18の方向から歯合させる際
に、該出力ピニオンギヤ9の位相がずれている(第1図
においてカップリング18の切欠17が下向きになっていな
い)場合には、ラック8がフランジ部11に突き当たっ
て、組付ができない。そして、該フランジ部11の挿通用
切欠部12を正規位置に合わせた時にのみ、ラック8を出
力ピニオンギヤ9に歯合させることができ、それによ
り、ポテンショメータ4の零位置と、スライダ6に設け
られたチャートペン21の零位置とを正確に合わせること
ができると同時に、速度指針軸13をカップリング18に確
実に組み付けることができる。
6のガイドレール7をスナップ嵌合させることにより、
ラック8の最基端歯8aをポテンショメータ4の出力ピニ
オンギヤ9にカップリング18の方向から歯合させる際
に、該出力ピニオンギヤ9の位相がずれている(第1図
においてカップリング18の切欠17が下向きになっていな
い)場合には、ラック8がフランジ部11に突き当たっ
て、組付ができない。そして、該フランジ部11の挿通用
切欠部12を正規位置に合わせた時にのみ、ラック8を出
力ピニオンギヤ9に歯合させることができ、それによ
り、ポテンショメータ4の零位置と、スライダ6に設け
られたチャートペン21の零位置とを正確に合わせること
ができると同時に、速度指針軸13をカップリング18に確
実に組み付けることができる。
以上の如くに、本考案によれば、ポテンショメータの
出力ピニオンギヤとスライダのラックとの正確な位置決
めができるから、常に良好なポテンショメータの特性を
得ることができる。また、カップリングと速度指針軸と
の位置合わせを正確にできるから、速度指針の作動不良
をなくすることができる。
出力ピニオンギヤとスライダのラックとの正確な位置決
めができるから、常に良好なポテンショメータの特性を
得ることができる。また、カップリングと速度指針軸と
の位置合わせを正確にできるから、速度指針の作動不良
をなくすることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す要部斜視図、 第2図(a)はピニオンギヤ部材を示す縦断面図、図
(b)は同じく平面図、 第3図は従来例を示す分解斜視図、 第4図は第3図の矢視A平面図である。 4…ポテンショメータ、6…スライダ、8…ラック、9
…出力ピニオンギヤ、11…フランジ部、12…挿通用切欠
部、13…速度指針軸、18…カップリング、21…チャート
ペン。
(b)は同じく平面図、 第3図は従来例を示す分解斜視図、 第4図は第3図の矢視A平面図である。 4…ポテンショメータ、6…スライダ、8…ラック、9
…出力ピニオンギヤ、11…フランジ部、12…挿通用切欠
部、13…速度指針軸、18…カップリング、21…チャート
ペン。
Claims (1)
- 【請求項1】ポテンショメータの回動軸に設ける出力ピ
ニオンギヤの先端に、速度指針軸に対するカップリング
を連成し、該カップリングの方向から該出力ピニオンギ
ヤに、チャートペン付きスライダのラックを歯合させる
運行記録計の駆動機構において、前記出力ピニオンギヤ
の先端にフランジ部を設けると共に該フランジ部の一部
に、該ラックに対する挿通用切欠部を形成して、該出力
ピニオンギヤと該ラックとの位置決めを正確に行えるよ
うにしたことを特徴とする運行記録計の駆動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11352090U JPH089801Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 運行記録計の駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11352090U JPH089801Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 運行記録計の駆動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0473278U JPH0473278U (ja) | 1992-06-26 |
JPH089801Y2 true JPH089801Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31861117
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11352090U Expired - Lifetime JPH089801Y2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-10-31 | 運行記録計の駆動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089801Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-10-31 JP JP11352090U patent/JPH089801Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0473278U (ja) | 1992-06-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |